JP2006108239A - 放熱部材の押さえ金具及び電子デバイスの放熱構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 押さえ金具2は、略平板状の平板部と、該平板部の一方の面に互いに平行に立設された一対の第2のツメ7と、平板部の第2のツメ7同士の間の領域に互いに平行に立設された一対の第1のツメ6とからなり、平板部は、放熱フィン9を貫通させる開口を備え、第1のツメ6は、立ち上がり部6aと、その先端部分を他方の第1のツメの側に折り曲げてなる先端部6bとを備え、第2のツメ7は、立ち上がり部7aと、その先端部分を他方の第2のツメ7側に折り曲げてなる先端部7bとを備え、立ち上がり部7a同士の間隔はヒートシンク1のベース部の長さよりも広く、先端部6b同士の間隔は、ヒートシンク1のベース部の長さよりも狭い。
【選択図】 図2
Description
さらに、特許文献1に開示される発明では冷却部材は基板に対して固定されるため、で電子部品の実装精度が低いと熱伝導体との間に隙間が生じ、所望の放熱特性が得られなくなってしまう。
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。図1に本実施形態にかかる押さえ金具を用いた放熱構造を示す。
プリント板4の上には、はんだバンプを介してデバイス3が実装されており、デバイス3の上には伝熱シート5及びヒートシンク1の順に載置されている。デバイス3伝熱シート5及びヒートシンク1は略同一形状であり、これらの周縁部は、押さえ金具2によって挟持されている。
第1のツメ6は、ベース部から垂直に立ち上がり部6aが立ち上がり、先端部6bがほぼ直角に折れ曲がってベース部と略平行となっている。すなわち、第1のツメ6は、側面視略L字形状である。なお、先端部6bには、フィン9が貫通する位置決め穴8が形成されている。第1のツメ6は、先端部6b同士が向かい合うように、平行2列で配置されている。先端部6b同士の間隔は、デバイス3の長さよりも狭くなっており、立ち上がり部6a同士の間隔がデバイス3の長さよりも狭いことがより好ましい。
第2のツメ7は、ベース部から垂直に立ち上がり部7aが立ち上がり、先端部7bがほぼ直角に折れ曲がってベース部と略平行となっている。すなわち第2のツメ7は、側面視略L字形状である。第2のツメ7は、先端部7b同士が向かい合うように、平行2列で配置されている。先端部7b同士の間隔は、デバイス3の長さよりも狭くなっており、立ち上がり部7a同士の間隔はデバイス3の長さよりも広くなっている。
まず、図2に示すように、プリント板4に実装されたデバイス3の上に伝熱シート5及びヒートシンク1を搭載する。
これにより、押さえ金具2に汎用性を持たせることができる。
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図9に本実施形態にかかる押さえ金具の構成を示す。この押さえ金具は、第1の押さえ金具14と第2の押さえ金具13とからなる。
第1の押さえ金具14は、ベース部14aと、ベース部14の周縁部に対向して立設された側壁部14bとからなる。ベース部14aには、デバイス3を上からみた形と形状がほぼ同一で若干大きい開口部が形成されており、その開口部には第3のツメ16が形成されている。なお、第3のツメ16は弾性変形が可能であり、その先端部を結ぶとデバイス3を上面からみた形と同じで若干小さい形状となる。側壁部15には、ベース部14aと平行にスリット15が形成されている。スリット15は、第2の押さえ金具13のベース部の厚さとほぼ同じ幅及び長さである。
第2の押さえ金具13は、略平板状のベース部と、その一方の面に立接された第4のツメ17とで構成される。
第4のツメ17は、ベース部から垂直に立ち上がり部17aが立ち上がり、先端部17bがほぼ直角に折れ曲がってベース部と略平行となっている。すなわち、第4のツメ17は、側面視略L字形状である。なお、先端部17bには、フィン9が貫通する位置決め穴17cが形成されている。第1のツメ17は、先端部17b同士が向かい合うように、平行2列で配置されている。先端部17b同士の間隔は、デバイス3の長さよりも狭くなっており、立ち上がり部17a同士の間隔がデバイス3の長さよりも狭いことがより好ましい。
まず、第1の実施形態と同様に、プリント板4に実装されたデバイス3の上に伝熱シート5及びヒートシンク1を搭載する。
2、10 押さえ金具
3 デバイス
4 プリント板
5 伝熱シート
6 第1のツメ
6a、7a、17a 立ち上がり部
6b、7b、17b 先端部
7 第2のツメ
8、17c 位置決め穴
9 フィン
11 ネジ
12 サポート
13 第2の押さえ金具
14 第1の押さえ金具
14a ベース部
14b 側壁部
15 スリット
16 第3のツメ
17 第4のツメ
Claims (10)
- プリント基板上に実装された電子デバイスと略同一寸法のベース部から放熱フィンが立ち上がる形状の放熱部材を前記電子デバイスに固定するための放熱部材の押さえ金具であって、
略平板状の平板部と、該平板部の一方の面に互いに平行に立設された一対の第2のツメと、前記平板部の前記第2のツメ同士の間の領域に互いに平行に立設された一対の第1のツメとからなり、
前記平板部は、前記放熱部材の放熱フィンを貫通させる開口を備え、
前記第1のツメは、前記平板部から略垂直に立ち上がる立ち上がり部と、その先端部分を前記平板部と略平行で他方の第1のツメの側に折り曲げてなる先端部と、前記放熱部材の放熱フィンを貫通させるために前記先端部に形成された開口とを備え、
前記第2のツメは、前記平板部の前記第1のツメと同じ面から該平板部と略垂直に立ち上がる立ち上がり部と、その先端部分を前記平板部と略平行で他方の第2のツメ側に折り曲げてなる先端部とを備え、
前記一対の第2のツメの立ち上がり部同士の間隔は前記放熱部材ベース部の長さよりも広く、前記一対の第1のツメの先端部同士の間隔は、該放熱部材のベース部の長さよりも狭いことを特徴とする放熱部材の押さえ金具。 - 前記第2のツメの立ち上がり部同士の間隔は、前記電子デバイスの長さよりも狭いことを特徴とする請求項1記載の放熱部材の押さえ金具。
- 前記第1のツメの先端部及び前記第2のツメの先端部の少なくとも一方の折り曲げ角度が可変であることを特徴とする請求項1又は2記載の放熱部材の押さえ金具。
- プリント基板上に実装された電子デバイスと略同一寸法のベース部から放熱フィンが立ち上がる形状の放熱部材を前記電子デバイスに固定するための放熱部材の押さえ金具であって、
前記電子デバイスが貫通できる形状で周縁部に第3のツメが設けられた開口を備えた環状平板部と、該環状平板部の周縁部から該環状平板部と略垂直で互いに平行に立ち上がる側壁部とからなる第1の金具と、
開口を備え略平板状の平板部と、該平板部から略垂直に立ち上がる一対の立ち上がり部と、その先端部分を前記平板部と略平行で他方の立ち上がり部の側へ向かって折り曲げてなる先端部とからなる第4のツメと、前記放熱フィンを貫通させるために前記先端部に形成された位置決め穴とからなる第2の金具とで構成され、
前記側壁部の内壁側には、前記平板部を嵌合させるため溝が形成されており、
前記先端部同士の間隔は、前記放熱部材のベース部の長さよりも狭いことを特徴とする放熱部材の押さえ金具。 - 前記立ち上がり部同士の間隔は、前記電子デバイスの長さよりも狭いことを特徴とする請求項4記載の放熱部材の押さえ金具。
- 前記先端部の折り曲げ角度が可変であることを特徴とする請求項4又は5記載の放熱部材の押さえ金具。
- 請求項1から3のいずれか1項記載の放熱部材の押さえ金具を用いた電子デバイスの放熱構造であって、
前記第1のツメの先端部と前記第2のツメの先端部とによって、前記電子デバイスと前記放熱部材のベース部とを挟持したことを特徴とする電子デバイスの放熱構造。 - 伝熱部材が間に介在した前記電子デバイスと前記放熱部材のベース部とを、前記第1のツメと前記2のツメの先端部とで挟持したことを特徴とする請求項7記載の電子デバイスの放熱構造。
- 請求項4から6のいずれか1項記載の放熱部材の押さえ金具を用いた電子デバイスの放熱構造であって、
前記第3のツメと前記第4のツメとによって、前記電子デバイスと前記放熱部材のベース部とを挟持したことを特徴とする電子デバイスの放熱構造。 - 伝熱部材が間に介在した前記電子デバイスと前記放熱部材のベース部とを、前記第3のツメと前記4のツメの先端部とで挟持したことを特徴とする請求項9記載の電子デバイスの放熱構造。
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