JP2006107302A - 生体認証方法及び生体認証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のサービスを同時に提供する場合ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】 生体認証手段1dにより、生体情報記憶手段1bが参照されて、受付手段1aにより受け付けられた生体情報2aと、生体情報記憶手段1bに記憶された生体情報1cとが比較されて、ユーザ4の生体情報2aの生体認証確度1eが算出される。サービス決定手段1hにより、算出された生体認証確度1eと、条件記憶手段1fに記憶された各サービス種別の閾値とが比較される。サービス決定手段1hにより、生体認証確度1eより低い閾値が設定された全てのサービス種別1gが、ユーザが利用可能なサービス種別1gと決定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザを認証する生体認証方法及び生体認証装置に関し、特に、生体情報からユーザを生体認証する生体認証方法及び生体認証装置に関する。
現在、個人を認証する場合、サインやパスワード等の情報ではなく、偽造されにくい指紋や掌紋等の生体情報が注目されている。ここで、個人にサービスの利用を許可するために、生体情報から個人を生体認証する場合、認証処理装置は、カメラ等を利用して個人の生体情報を取得する。その後、認証処理装置は、取得された生体情報から認証スコアを算出して、個人の生体認証の成否を判断する。なお、認証スコアとは、取得された生体情報の確かさであり、「%」で表される。
しかし、生体認証において、生体情報の取得状況は、認証処理装置のカメラの汚れと周囲の明るさと生体自体のブレとにより変化する。そして、生体情報の取得状況に依存して、認証処理装置により算出される認証スコアが変化する。
これにより、複数のサービスの利用を許可するための認証スコアの閾値が1つに固定されると、生体情報の取得状況によっては、例え本人でも、複数のサービスの全てを受けられないことがある。
この対策として、個々のサービス種別毎に、サービスの利用を許可するための認証スコアの閾値を決定する方法がある。この方法によると、認証処理装置は、個人に選択されたサービス種別を認識し、そのサービスの利用を許可するための認証スコアを決定し、生体情報を取得する。その後、認証処理装置は、個人に選択されたサービス種別について、個人による利用が可能か否かを判断する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−248661号公報
しかし、特許文献1のように、先に希望のサービス種別がユーザから選択される方法では、ユーザに選択されたサービス種別についてのみ生体認証することになるので、複数のサービスを同時に提供する場合、複数回の生体認証をする必要がある。
これでは、生体認証の操作の繰り返しにより、ユーザにとって利便性が低い。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、複数のサービスを同時に提供する場合、ユーザの利便性を向上させることができる生体認証方法及び生体認証装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、図1に示すように、受付手段1aが、読取装置2から生体情報2aを受け付ける。生体認証手段1dが、ユーザ4の生体情報1cがあらかじめ記憶された生体情報記憶手段1bを参照して、受付手段1aにより受け付けられた生体情報2aと、生体情報記憶手段1bに記憶された生体情報1cとを比較して、ユーザ4の生体情報2aの生体認証確度1eを算出する。サービス決定手段1hが、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段1fを参照して、生体認証手段1dにより算出された生体認証確度1eと、条件記憶手段1fに記憶された各サービス種別の閾値とを比較する。サービス決定手段1hが、生体認証確度1eより低い閾値が設定された全てのサービス種別1gを、ユーザが利用可能なサービス種別1gと決定する。出力手段1iが、表示装置3に対して、サービス決定手段1hにより決定された利用可能なサービス種別3aを出力する。
このようにすると、受付手段1aにより、読取装置2から生体情報2aが受け付けられる。生体認証手段1dにより、ユーザ4の生体情報1cがあらかじめ記憶された生体情報記憶手段1bを参照して、受付手段1aにより受け付けられた生体情報2aと、生体情報記憶手段1bに記憶された生体情報1cとが比較されて、ユーザ4の生体情報2aの生体認証確度1eが算出される。サービス決定手段1hにより、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段1fが参照されて、生体認証手段1dにより算出された生体認証確度1eと、条件記憶手段1fに記憶された各サービス種別の閾値とが比較される。サービス決定手段1hにより、生体認証確度1eより低い閾値が設定された全てのサービス種別1gが、ユーザが利用可能なサービス種別1gと決定される。出力手段1iにより、表示装置3に対して、サービス決定手段1hにより決定された利用可能なサービス種別3aが出力される。
本発明では、生体認証手段により算出された生体認証確度と、条件記憶手段に記憶された各サービス種別の閾値とを比較して、算出された生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別を、ユーザが利用可能なサービス種別と決定して、出力するようにした。
このようにすると、複数のサービスを同時に提供する場合、複数回の生体認証をする必要がないので、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、本発明の概念について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、本発明の概念図である。
本発明の生体認証装置1を利用したコンピュータシステムは、生体認証装置1、読取装置2及び表示装置3から構成される。生体認証装置1は、ユーザ4の生体情報2aからユーザ4を生体認証し、ユーザ4が利用可能なサービス種別1gを決定する。読取装置2は、ユーザ4の生体情報2aをコンピュータシステムに読み取る。表示装置3は、ユーザ4が利用可能なサービス種別1gを表示する。生体認証装置1、読取装置2及び表示装置3は、互いに通信している。なお、生体認証装置1、読取装置2及び表示装置3は、三つの装置ではなく一つの装置として構成しても良い。また、生体認証装置1及び表示装置3は、二つの装置ではなく一つの装置として構成しても良い。さらに、生体認証装置1及び読取装置2は、二つの装置ではなく一つの装置として構成しても良い。そして、読取装置2及び表示装置3は、二つの装置ではなく一つの装置として構成しても良い。
生体認証装置1は、受付手段1a、生体情報記憶手段1b、生体認証手段1d、条件記憶手段1f、サービス決定手段1h及び出力手段1iから構成される。
生体情報記憶手段1bは、ユーザ4の生体情報1cをあらかじめ記憶する。例えば、生体情報記憶手段1bは、「山田花子」の手のひら静脈パターンを生体情報1cとして記憶する。そして、条件記憶手段1fは、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値をあらかじめ記憶する。例えば、条件記憶手段1fは、「サービス種別」が「残高照会」の場合、生体認証確度1eは「70%から100%」を満たす必要があることを記憶する。そして、条件記憶手段1fは、「サービス種別」が「記帳」の場合、生体認証確度1eは「80%から100%」を満たす必要があることを記憶する。さらに、条件記憶手段1fは、「サービス種別」が「振替」の場合、生体認証確度1eは「90%から100%」を満たす必要があることを記憶する。
受付手段1aは、読取装置2から生体情報2aを受け付ける。例えば、受付手段1aは、読取装置2から、「山田花子」の手のひら静脈パターンを生体情報2aとして受け付ける。その後、生体認証手段1dは、生体情報記憶手段1bを参照して、受付手段1aにより受け付けられた生体情報2aと、生体情報記憶手段1bに記憶された生体情報1cとを比較して、ユーザ4の生体情報2aの生体認証確度1eを算出する。例えば、生体認証手段1dは、受付手段1aにより受け付けられた「山田花子」の手のひら静脈パターンの生体情報2aと、生体情報記憶手段1bに記憶された「山田花子」の手のひら静脈パターンの生体情報1cとを比較する。そして、生体認証手段1dは、「山田花子」の手のひら静脈パターンの生体情報2aの生体認証確度1eについて、「84%」と算出する。
サービス決定手段1hは、条件記憶手段1fを参照して、生体認証手段1dにより算出された生体認証確度1eと、条件記憶手段1fに記憶された各サービス種別の閾値とを比較する。そして、サービス決定手段1hは、生体認証確度1eより低い閾値が設定された全てのサービス種別1gを、ユーザが利用可能なサービス種別1gと決定する。例えば、サービス決定手段1hは、「山田花子」の手のひら静脈パターンの生体情報2aの生体認証確度1eは「84%」であるので、「山田花子」の利用可能なサービス種別1gは「残高照会」及び「記帳」であることを決定する。その後、出力手段1iは、表示装置3に対して、サービス決定手段1hにより決定された利用可能なサービス種別3aを出力する。例えば、出力手段1iは、表示装置3に対して、「残高照会」及び「記帳」を出力する。
受付手段1a、生体情報記憶手段1b、生体認証手段1d、条件記憶手段1f、サービス決定手段1h及び出力手段1iは、互いに通信している。
次に、図1の概念図の動作について説明する。
まず、前提として、生体情報記憶手段1bにより、「山田花子」の手のひら静脈パターンが生体情報1cとして記憶される。そして、条件記憶手段1fにより、「サービス種別」が「残高照会」の場合、生体認証確度1eは「70%から100%」を満たす必要があることが記憶される。そして、条件記憶手段1fにより、「サービス種別」が「記帳」の場合、生体認証確度1eは「80%から100%」を満たす必要があることが記憶される。さらに、条件記憶手段1fにより、「サービス種別」が「振替」の場合、生体認証確度1eは「90%から100%」を満たす必要があることが記憶される。なお、記憶方法は、適切な認証を経ることのみで書き換え可能な方法である。
そして、受付手段1aにより、読取装置2から、「山田花子」の手のひら静脈パターンが生体情報2aとして受け付けられる。その後、生体認証手段1dにより、受付手段1aにより受け付けられた「山田花子」の手のひら静脈パターンの生体情報2aと、生体情報記憶手段1bに記憶された「山田花子」の手のひら静脈パターンの生体情報1cとが比較される。そして、生体認証手段1dにより、「山田花子」の手のひら静脈パターンの生体情報2aの生体認証確度1eについて、「84%」と算出される。
最後に、サービス決定手段1hにより、「山田花子」の手のひら静脈パターンの生体情報2aの生体認証確度1eは「84%」であるので、「山田花子」の利用可能なサービス種別1gは「残高照会」及び「記帳」であることが決定される。その後、出力手段1iにより、表示装置3に対して、「残高照会」及び「記帳」が出力される。
以上の処理により出力されたサービス種別は、「山田花子」の全てのサービス要求が終了するまで保持される。
このようにすると、複数のサービスを同時に提供する場合、複数回の生体認証をする必要がないので、ユーザの利便性を高くコンピュータシステム及びネットワークの負荷を小さくすることができる。
なお、ユーザ4があらかじめ用意したカード型の記憶媒体に、生体情報1cを記憶することもできる。さらに、生体情報1cとしては、手のひら静脈パターンの情報に限定されず、指紋、掌紋、声紋及び網膜像等の情報を利用することもできる。
図2は、実施の形態のシステム構成図である。
本実施の形態のコンピュータシステムは、読取装置100、101、102、103とATM(Automatic Tellers Machine)104、105、106、107とホストコンピュータ109とから構成される。読取装置100、101、102、103は、ユーザの生体情報をコンピュータシステムに読み取る。ATM104、105、106、107は、ユーザの生体情報からユーザを生体認証し、ユーザが利用可能なサービス種別を決定し、ユーザに対しサービスを提供する。ホストコンピュータ109は、各地に存在するATM104、105、106、107を一元的に管理する。読取装置100、101、102、103とATM104、105、106、107とホストコンピュータ109とは、ネットワーク108を介して、互いに通信している。なお、ネットワーク108を介した通信は、暗号化技術等を利用して、第三者に傍受されない通信であることが望ましい。
[第1の実施の形態]
図3は、第1の実施の形態のATMの機能を示すブロック図である。
第1の実施の形態のATM40を利用したコンピュータシステムは、ATM40、読取装置31及びホストコンピュータ33から構成される。ATM40は、ユーザ30の生体情報からユーザ30を生体認証し、ユーザ30が利用可能なサービス種別を決定し、ユーザ30に対してサービスを提供する。なお、ATM40は、各地に存在する。読取装置31は、ユーザ30の生体情報をコンピュータシステムに読み取る。ホストコンピュータ33は、各地に存在するATM40を一元的に管理する。ATM40、読取装置31及びホストコンピュータ33は、互いに通信している。なお、ATM40及び読取装置31は、二つの装置ではなく一つの装置として構成しても良い。
ATM40は、認証処理部49、タッチパネル48及び勘定処理部47から構成される。認証処理部49は、ユーザ30の生体情報からユーザ30を生体認証し、ユーザ30が利用可能なサービス種別を決定する。タッチパネル48は、ユーザ30が利用可能なサービス種別を表示する。勘定処理部47は、図示しないネットワークを介してホストコンピュータ33を参照して、実際の取引を実行する。認証処理部49、タッチパネル48及び勘定処理部47は、互いに通信している。
ICカード34は、登録生体情報34aを有している。登録生体情報34aは、ユーザ30の生体情報をあらかじめ記憶する。
認証処理部49は、受付部41、生体認証部43、条件テーブル44、サービス決定部45及びユーザインタフェース部46から構成される。
条件テーブル44は、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値をあらかじめ記憶する。
受付部41は、読取装置31から生体情報を受け付ける。その後、生体認証部43は、登録生体情報34aを参照して、受付部41により受け付けられた生体情報と、登録生体情報34aに記憶された生体情報とを比較して、ユーザ30の生体情報の生体認証確度を算出する。
サービス決定部45は、条件テーブル44を参照して、生体認証部43により算出された生体認証確度と、条件テーブル44に記憶された各サービス種別の閾値とを比較する。そして、サービス決定部45は、算出された生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別1gを、ユーザ30が利用可能なサービス種別と決定する。その後、ユーザインタフェース部46は、タッチパネル48に対して、サービス決定部45により決定された利用可能なサービス種別を出力する。なお、ユーザインタフェース部46は、サービス決定部45により決定されたサービス種別を一時記憶して、他の取引が実行される場合に、一時記憶されたサービス種別を利用する。
そして、ユーザ30は実際の取引を開始する。ユーザインタフェース部46は、タッチパネル48を介してユーザ30から実際の取引を受け付ける。
受付部41、生体認証部43、条件テーブル44、サービス決定部45及びユーザインタフェース部46は、互いに通信している。
次に、図3のブロック図の動作について説明する。
まず、前提として、ユーザ30が有するICカード34の登録生体情報34aにより、ユーザ30の生体情報があらかじめ記憶される。そして、条件テーブル44により、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶される。なお、記憶方法は、適切な認証を経ることのみで書き換え可能な方法である。
そして、受付部41により、読取装置31から、生体情報及び登録生体情報34aが受け付けられる。その後、生体認証部43により、登録生体情報34aが参照されて、受付部41により受け付けられた生体情報と、登録生体情報34aに記憶された生体情報とが比較されて、ユーザ30の生体情報の生体認証確度が算出される。
さらに、サービス決定部45により、条件テーブル44が参照されて、生体認証部43により算出された生体認証確度と、条件テーブル44に記憶された各サービス種別の閾値とが比較される。そして、サービス決定部45により、算出された生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別1gが、ユーザ30が利用可能なサービス種別と決定される。その後、ユーザインタフェース部46により、タッチパネル48に対して、サービス決定部45により決定された利用可能なサービス種別が出力される。
ここで、ユーザ30は実際の取引を開始する。ユーザインタフェース部46により、ユーザ30から実際の取引が受け付けられる。その後、勘定処理部47により、図示しないネットワークが介されてホストコンピュータ33が参照される。そして、勘定処理部47により、ユーザインタフェース部46により受け付けられた実際の取引が実行される。
以上の処理により出力されたサービス種別は、ユーザ30の全てのサービス要求が終了するまで保持される。
このようにすると、複数のサービスを同時に提供する場合、複数回の生体認証をする必要がないので、ユーザの利便性を高くコンピュータシステム及びネットワークの負荷を小さくすることができる。
以下、第1の実施の形態における、使用されるデータベースについて説明する。
図4は、登録生体情報の例を示す図である。
登録生体情報34aは、ユーザ名及び手のひら静脈パターンから構成される。ユーザ名は、ユーザの名称である。手のひら静脈パターンは、ユーザ名に関係するユーザの手のひらの静脈パターンである。
図5は、第1の実施の形態の条件テーブルの例を示す図である。
条件テーブル44は、パターン名、生体認証確度の閾値、入金、出金、記帳、残高照会、カード振込、現金振込及び振替から構成される。
パターン名は、パターンを代表する名称である。生体認証確度の閾値は、パターン名に関係するパターンにおいて、必要とされる生体認証確度である。入金は、パターン名に関係するパターンにおいて、ユーザ30からの入金の限度額である。出金は、パターン名に関係するパターンにおいて、ユーザ30への出金の限度額である。記帳は、パターン名に関係するパターンにおいて、ユーザ30への記帳の可・不可である。残高照会は、パターン名に関係するパターンにおいて、ユーザ30への残高照会の可・不可である。カード振込は、パターン名に関係するパターンにおいて、ユーザ30からのカード振込の限度額である。現金振込は、パターン名に関係するパターンにおいて、ユーザ30からの現金振込の限度額である。振替は、パターン名に関係するパターンにおいて、ユーザ30からの振替の可・不可である。条件テーブル44において、横方向に並べられた各項目は、互いに関連付けられている。なお、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値は、生体認証の結果と時代の変遷とにより変更できる。
例えば、Aパターンの場合、「90%から100%」の生体認証確度が必要であり、100万円以下の入金が可能であり、100万円以下の出金が可能であり、記帳が可能であり、残高照会が可能であり、100万円以下のカード振込が可能であり、100万円以下の現金振込が可能であり、振替が可能である。
以下、第1の実施の形態における、ユーザに表示される画面について説明する。
図6は、生体認証受付画面の例を示す図である。
生体認証受付画面21は、ATM40がユーザ30から生体情報を取得するために、ユーザ30の生体認証を受け付ける画面である。
図7は、Aパターンの出力画面の例を示す図である。
Aパターンの出力画面22は、ユーザ30の生体認証の結果から、ユーザ30に対するATM40の出力の画面である。なお、図5のAパターンと対応している。
ここで、ユーザ30は、100万円以下の入金、100万円以下の引出、記帳、残高照会、100万円以下のカード振込、100万円以下の現金振込及び振替の実行が可能である。
図8は、Bパターンの出力画面の例を示す図である。
Bパターンの出力画面23は、ユーザ30の生体認証の結果から、ユーザ30に対するATM40の出力の画面である。なお、図5のBパターンと対応している。
ここで、ユーザ30は、100万円以下の入金、10万円以下の引出、残高照会、10万円以下のカード振込、100万円以下の現金振込及び振替の実行が可能である。
図9は、Cパターンの出力画面の例を示す図である。
Cパターンの出力画面24は、ユーザ30の生体認証の結果から、ユーザ30に対するATM40の出力の画面である。なお、図5のCパターンと対応している。
ここで、ユーザ30は、100万円以下の入金、残高照会及び10万円以下の現金振込の実行が可能である。
以下、第1の実施の形態における、図4及び図5のデータベースを利用して実行される処理について説明する。なお、図10及び図11のフローチャートは、ユーザ30がサービスを要求した場合に実行される。図10及び図11のフローチャートが開始されると、以下のステップが実行されることになる。
図10は、第1の実施の形態のATMの処理の前半を示すフローチャートである。
[S11]読取装置31は、ユーザ30から、生体認証の要求を受け付ける。
[S12]読取装置31は、ユーザ30に対して、図6で説明している生体認証受付画面21を表示する。
[S13]受付部41は、読取装置31から、ユーザ30の生体情報と、ユーザ30が有するICカード34の登録生体情報34aとを取得する。
[S14]生体認証部43は、登録生体情報34aから、あらかじめ記憶されたユーザ30の生体情報を取得する。そして、生体認証部43は、受付部41により受け付けられた生体情報と、登録生体情報34aに記憶された生体情報とを比較して、ユーザ30の生体情報の生体認証確度を算出する。
[S15]サービス決定部45は、S14で算出されたユーザ30の生体情報の生体認証確度と、条件テーブル44に記憶された各サービス種別の閾値とを比較する。そして、サービス決定部45は、S14で算出された生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別を、ユーザ30が利用可能なサービス種別と決定する。
[S16]ユーザインタフェース部46は、ユーザ30が利用可能なサービス種別を一時記憶する。そして、図11のAに進む。
図11は、第1の実施の形態のATMの処理の後半を示すフローチャートである。
[S21]図10のAより、タッチパネル48は、ユーザインタフェース部46から、ユーザ30が利用可能なサービス種別を取得して表示する。例えば、タッチパネル48は、図7と図8と図9とで説明している出力画面を表示する。
[S22]ユーザインタフェース部46は、タッチパネル48を介したユーザ30から、実際の取引を受け付ける。
[S23]勘定処理部47は、S22で受け付けた実際の取引を実行する。ここで、勘定処理部47は、ホストコンピュータ33に、実際の取引の内容を送信・受信する。
[S25]ユーザインタフェース部46は、タッチパネル48を介したユーザ30から、ユーザ30が他の実際の取引を実行するか否かを受け付ける。実行する場合S28へ進み、実行しない場合S26へ進む。
[S26]ユーザインタフェース部46は、ユーザインタフェース部46により一時記憶されたサービス種別を消去する。
[S27]タッチパネル48は、初期画面を表示する。
[S28]S25の処理の終了後、ユーザインタフェース部46は、ユーザインタフェース部46により一時記憶されたサービス種別を取得する。
このようにすると、複数のサービスを同時に提供する場合、複数回の生体認証をする必要がないので、ユーザの利便性を高くコンピュータシステム及びネットワークの負荷を小さくすることができる。
次に、生体認証確度の算出方法について説明する。
図12は、生体認証確度の算出方法を説明するための図である。この図12に示す画像N1、N2は、それぞれ、撮影血管像、登録血管像である。これらの画像(Image)N1、N2は、いずれも、説明のために単純化し、縦横に5分割した25個の画素(Pixel)からなり、また、各画素は、いずれも、光の強度(光の明度)により表された画素値を有する。ATM40は、モノクロ画像を用いているので、各画素は、0から255までの値を保持することができるが、読取装置31の2値化処理によって、0から255までの値のうちの0と255との2種類の値に分類されている。例えば、図12に示す撮影血管像N1の0行3列の画素値は「255」(真白)である。なお、i行j列(i、jはともに0〜4の自然数を表す。)を注目画素(i、j)と表す。モノクロ画像のみならず、複数の波長で撮影した画像を用いても可能である。この場合、各画素は波長毎に光の強度を表す画素値を保持しており、これら複数の画素値を用いて生体認証確度を算出する。
生体認証確度の算出方法は、撮影血管像の25個の画素値と、登録血管像の25個の画素値とを一個ずつ比較し、両方の血管像の画素値が同一の場合はカウンタをインクリメントし、また、画素値が異なる場合はカウンタを動作させないようにしている。以下、この算出方法を詳述する。
(Z1)初期化
まず、生体認証部43は、撮影血管像N1と登録血管像N2との両方の血管像(以下、両血管像と称する。)の注目画素(i、j)を、いずれも画像左上(0、0)に設定し、画素値が一致した画素の個数を保持する変数(カウンタ値)を0に初期化する。
(Z2)画素値の比較
次に、生体認証部43は、注目画素(i、j)において、両血管像から画素値を取得して比較する。注目画素(0、0)について、両血管像はいずれも255なので一致しており、生体認証部43は、カウンタ値を1つ増加させる。
(Z3)注目画素(i、j)の移動
生体認証部43は、注目画素(i、j)を1つ右に移動する。すなわち、注目画素(0、1)、(0、2)について両血管像のそれぞれの画素値が比較されてカウンタ値が2増加して3になる。その後、注目画素(0、3)については両血管像の画素値が異なるのでカウンタ値は3のままになり、注目画素(0、4)についての比較により、再度、カウンタ値が増加してカウンタ値が4になる。そして、注目画素(i、j)が右端にきた場合は、1つ下の左端の注目画素(1、0)に移動し、以降、注目画素(i、j)が注目画素(4、4)についての比較により、注目画素(i、j)の移動は終了する。この機能は、例えば、プログラムのForループにより実現される。
(Z4)繰り返し
生体認証部43は、再度、画素値の比較を行う。
(Z5)生体認証確度を出力
生体認証部43は、得られたカウンタ値の百分率を生体認証確度とする。このように、撮影血管像と登録血管像との各画素について比較するだけなので、処理が容易である。一方、この算出方法が用いられると、生体認証確度は、ユーザが手を置く位置又は向きによって影響を受ける。従って、算出方法を改良することにより、これらの影響を低減させることができる。
また、上記の説明では血管像として、2値の画像をそのまま用いているが、記憶容量の削減又は認証処理の高速化のため、生体認証部43は、画像から特徴量を抽出し、その抽出した特徴量を記憶し、認証時には特徴量の比較によった算出方法を使用することもできる。この特徴量を用いた算出方法について、例えば、画像から分岐点又は端点等の特徴点を抽出し、その抽出された特徴点の位置を用いる方法がある。なお、第1の実施の形態について、血管像の表現方法及び比較方法は限定されない。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態は、条件を満たす全てのサービス種別を、ユーザが利用可能なサービス種別と決定するが、第2の実施の形態は、ユーザに選択されたサービス種別について、ユーザによる利用が可能か否かを判断する。
図13は、第2の実施の形態のATMの機能を示すブロック図である。
第2の実施の形態のATM60を利用したコンピュータシステムは、ATM60、読取装置51及びホストコンピュータ53から構成される。ATM60は、ユーザ50の生体情報からユーザ50を生体認証し、ユーザ50が利用可能なサービス種別を決定し、ユーザ50に対してサービスを提供する。なお、ATM60は、各地に存在する。読取装置51は、ユーザ50の生体情報をコンピュータシステムに読み取る。ホストコンピュータ53は、各地に存在するATM60を一元的に管理する。ATM60、読取装置51及びホストコンピュータ53は、互いに通信している。なお、ATM60及び読取装置51は、二つの装置ではなく一つの装置として構成しても良い。
ATM60は、認証処理部69、タッチパネル68及び勘定処理部67から構成される。認証処理部69は、ユーザ50の生体情報からユーザ50を生体認証し、ユーザ50に選択されたサービス種別について、ユーザ50による利用が可能か否かを判断する。タッチパネル68は、認証処理部69による判断の結果を表示する。勘定処理部67は、図示しないネットワークを介してホストコンピュータ53を参照して、実際の取引を実行する。認証処理部69、タッチパネル68及び勘定処理部67は、互いに通信している。
ICカード54は、登録生体情報54aを有している。登録生体情報54aは、第1の実施の形態の登録生体情報34aと同一である。
認証処理部69は、受付部61、生体認証部63、条件テーブル64、サービス決定部65及びユーザインタフェース部66から構成される。
条件テーブル64は、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値をあらかじめ記憶する。
受付部61は、読取装置51から、生体情報及び選択されたサービス種別を受け付ける。その後、生体認証部63は、登録生体情報54aを参照して、受付部61により受け付けられた生体情報と、登録生体情報54aに記憶された生体情報とを比較して、ユーザ50の生体情報の生体認証確度を算出する。
サービス決定部65は、条件テーブル64を参照して、ユーザ50に選択されたサービス種別について、生体認証部63により算出された生体認証確度と、条件テーブル64に記憶されたサービス種別の閾値とを比較する。そして、サービス決定部65は、選択されたサービス種別について、条件テーブル64の中において、認証処理部69により算出された生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、ユーザ50が利用可能なサービス種別と決定する。なお、サービス決定部65は、生体認証部63により算出された生体認証確度を一時記憶して、他の取引が実行される場合に、一時記憶された生体認証確度を利用する。その後、ユーザインタフェース部66は、タッチパネル68に対して、サービス決定部65による判断の結果を出力する。また、ユーザインタフェース部66は、サービス種別が再選択される場合、タッチパネル68を介してサービス種別の再選択を受け付ける。
そして、ユーザ50は実際の取引を開始する。ユーザインタフェース部66は、タッチパネル68を介してユーザ50から実際の取引を受け付ける。
なお、他の実際の取引が再選択される場合、サービス決定部65は、条件テーブル64を参照して、再選択されたサービスの閾値を取得し、サービス決定部65により一時記憶された生体認証確度と、条件テーブル64に記憶されたサービス種別の閾値とを比較する。そして、サービス決定部65は、条件テーブル64の中において、サービス決定部65に一時記憶された生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、再選択されたサービス種別をユーザ50が利用可能なサービス種別と決定する。その後、ユーザインタフェース部66は、タッチパネル68に対して、サービス決定部65による判断の結果を再出力する。
受付部61、生体認証部63、条件テーブル64、サービス決定部65及びユーザインタフェース部66は、互いに通信している。
次に、図13のブロック図の動作について説明する。
まず、前提として、ユーザ50が有するICカード54の登録生体情報54aにより、ユーザ50の生体情報があらかじめ記憶される。そして、条件テーブル64により、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶される。なお、記憶方法は、適切な認証を経ることのみで書き換え可能な方法である。
そして、受付部61により、読取装置51から、生体情報と選択されたサービス種別と登録生体情報54aとが受け付けられる。その後、生体認証部63により、登録生体情報54aが参照されて、受付部61により受け付けられた生体情報と、登録生体情報54aにより記憶された生体情報とが比較されて、ユーザ50の生体情報の生体認証確度が算出される。
さらに、サービス決定部65により、条件テーブル64が参照されて、ユーザ50に選択されたサービス種別について、生体認証部63により算出された生体認証確度と、条件テーブル64に記憶されたサービス種別の閾値とが比較される。そして、サービス決定部65により、選択されたサービス種別について、条件テーブル64の中において、認証処理部69により算出された生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、ユーザ50が利用可能なサービス種別と決定される。その後、ユーザインタフェース部66により、タッチパネル68に対して、サービス決定部65による判断の結果が出力される。また、ユーザインタフェース部66により、サービス種別が再選択される場合、タッチパネル68を介してサービス種別の再選択が受け付けられる。
ここで、ユーザ50が利用可能なサービス種別と決定された場合、ユーザ50は実際の取引を開始する。ユーザインタフェース部66により、ユーザ50から実際の取引が受け付けられる。その後、勘定処理部67により、図示しないネットワークが介されてホストコンピュータ53が参照される。そして、勘定処理部67により、ユーザインタフェース部66により受け付けられた実際の取引が実行される。
以上の処理により算出された生体認証確度は、ユーザ50の全てのサービス要求が終了するまで保持される。
このようにすると、複数のサービスを同時に提供する場合、複数回の生体認証をする必要がないので、ユーザの利便性を高くコンピュータシステム及びネットワークの負荷を小さくすることができる。
以下、第2の実施の形態における、使用されるデータベースについて説明する。
図14は、第2の実施の形態の条件テーブルの例を示す図である。
条件テーブル64は、出金(100万円以下)、出金(10万円以下)、入金、カード振込(100万円以下)、カード振込(10万円以下)、現金振込(100万円以下)、現金振込(10万円以下)、記帳、残高照会及び振替から構成される。
出金(100万円以下)は、ユーザが100万円以下の出金を実行する場合の生体認証確度の閾値である。出金(10万円以下)は、ユーザが10万円以下の出金を実行する場合の生体認証確度の閾値である。入金は、ユーザが入金を実行する場合の生体認証確度の閾値である。カード振込(100万円以下)は、ユーザが100万円以下のカード振込を実行する場合の生体認証確度の閾値である。カード振込(10万円以下)は、ユーザが10万円以下のカード振込を実行する場合の生体認証確度の閾値である。現金振込(100万円以下)は、ユーザが100万円以下の現金振込を実行する場合の生体認証確度の閾値である。現金振込(10万円以下)は、ユーザが10万円以下の現金振込を実行する場合の生体認証確度の閾値である。記帳は、ユーザが記帳を実行する場合の生体認証確度の閾値である。残高照会は、ユーザが残高照会を実行する場合の生体認証確度の閾値である。振替は、ユーザが振替を実行する場合の生体認証確度の閾値である。条件テーブル64において、横方向に並べられた各項目は、互いに関連付けられている。
例えば、100万円以下の出金に対して「90%から100%」の生体認証確度が必要であり、10万円以下の出金に対して「80%から90%」の生体認証確度が必要であり、入金に対して「70%から100%」の生体認証確度が必要であり、100万円以下のカード振込に対して「90%から100%」の生体認証確度が必要であり、10万円以下のカード振込に対して「80%から90%」の生体認証確度が必要であり、100万円以下の現金振込に対して「80%から100%」の生体認証確度が必要であり、10万円以下の現金振込に対して「70%から80%」の生体認証確度が必要であり、記帳に対して「90%から100%」の生体認証確度が必要であり、残高照会に対して「70%から100%」の生体認証確度が必要であり、振替に対して「80%から100%」の生体認証確度が必要である。なお、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値は、生体認証の結果と時代の変遷とにより変更できる。
以下、第2の実施の形態における、ユーザに表示される画面について説明する。
図15は、受付画面の例を示す図である。
受付画面11は、ユーザの要求を受け付ける画面である。
受付画面11は、お引出ボタン、ご入金ボタン、カードでお振込ボタン、現金でお振込ボタン、ご記帳ボタン、残高照会ボタン及びお振替ボタンから構成される。お引出ボタンは、ユーザが引出を要求するボタンである。ご入金ボタンは、ユーザが入金を要求するボタンである。カードでお振込ボタンは、ユーザがカード振込を要求するボタンである。現金でお振込ボタンは、ユーザが現金振込を要求するボタンである。ご記帳ボタンは、ユーザが記帳を要求するボタンである。残高照会ボタンは、ユーザが残高照会を要求するボタンである。お振替ボタンは、ユーザが振替を要求するボタンである。
図16は、出力画面の例を示す図である。
出力画面13は、ユーザの生体認証の結果から、ユーザに対するATMの出力の画面である。
ここで、ユーザに選択されたサービスについて、そのサービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値を満たせなかった場合である。よって、ユーザに選択されたサービスについて、ユーザによる利用は不可能である。そして、ATMは、ユーザに対して、他の取引を実行するかもしくは終了するかを受け付ける。
以下、第2の実施の形態における、図14及び図14のデータベースを利用して実行される処理について説明する。なお、図17及び図18のフローチャートは、ユーザ50がサービスを要求した場合に実行される。図17及び図18のフローチャートが開始されると、以下のステップが実行されることになる。
図17は、第2の実施の形態のATMの処理の前半を示すフローチャートである。
[S31]読取装置51は、ユーザ50に対して、図15で説明している全てのサービス種別が表示された受付画面11を表示する。
[S32]受付部61は、読取装置51から、ユーザ50に選択されたサービス種別を取得する。
[S33]読取装置51は、ユーザ50から、生体認証の要求を受け付ける。
[S34]読取装置51は、ユーザ50に対して、図6で説明している生体認証受付画面21を表示する。
[S35]受付部61は、読取装置51から、ユーザ50の生体情報と、ユーザ50が有するICカード54の登録生体情報54aとを取得する。
[S36]生体認証部63は、登録生体情報54aから、あらかじめ記憶されたユーザ50の生体情報を取得する。そして、生体認証部63は、受付部61により受け付けられた生体情報と、登録生体情報54aに記憶された生体情報とを比較して、ユーザ50の生体情報の生体認証確度を算出する。
[S37]サービス決定部65は、生体認証部63により算出された生体認証確度を一時記憶する。そして、図18のBに進む。
図18は、第2の実施の形態のATMの処理の後半を示すフローチャートである。
[S38]図17のBより、サービス決定部65は、ユーザ50に選択されたサービス種別について、S37で算出された生体認証確度と、条件テーブル64に記憶されたサービス種別の閾値とを比較する。そして、サービス決定部65は、選択されたサービス種別について、条件テーブル64の中において、認証処理部69により算出された生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、ユーザが利用可能なサービス種別と決定する。決定された場合S39へ進み、決定されなかった場合S44へ進む。
[S39]ユーザインタフェース部66は、タッチパネル68を介したユーザ50から、実際の取引を受け付ける。
[S40]勘定処理部67は、S39で受け付けた実際の取引を実行する。ここで、勘定処理部67は、ホストコンピュータ53に、実際の取引の内容を送信・受信する。
[S41]ユーザインタフェース部66は、タッチパネル68を介したユーザ50から、ユーザ50が他の実際の取引を実行するか否かを受け付ける。実行する場合S45へ進み、実行しない場合S42へ進む。
[S42]ユーザインタフェース部66は、サービス決定部65により一時記憶された生体認証確度を消去する。
[S43]タッチパネル68は、初期画面を表示する。
[S44]S38の処理の終了後、タッチパネル68は、取引不可を示す画面を表示する。
[S45]S41の処理の終了後、タッチパネル68は、ユーザ50に対して、図15で説明している全てのサービス種別が表示された受付画面11を表示する。なお、タッチパネル68は、ユーザが利用不可能なサービス種別を、表示しないこともできる。
[S46]ユーザインタフェース部66は、タッチパネル68から、ユーザ50に選択されたサービス種別を取得する。
[S47]サービス決定部65は、サービス決定部65により一時記憶された生体認証確度を取得する。
このようにすると、複数のサービスを同時に提供する場合、複数回の生体認証をする必要がないので、ユーザの利便性を高くコンピュータシステム及びネットワークの負荷を小さくすることができる。
なお、第2の実施の形態における生体認証確度の算出方法は、図12で説明している生体認証確度の算出方法と同一である。
図19は、コンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。コンピュータ300は、CPU(Central Processing Unit)301によって装置全体が制御されている。CPU301には、バス307を介してRAM(Random Access Memory)302、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)303、グラフィック処理装置304、入力インタフェース305、および通信インタフェース306が接続されている。
RAM302には、CPU301に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM302には、CPU301による処理に必要な各種データが格納される。HDD303には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置304には、モニタ310が接続されている。グラフィック処理装置304は、CPU301からの命令に従って、画像をモニタ310の画面に表示させる。入力インタフェース305には、キーボード320とマウス330とが接続されている。入力インタフェース305は、キーボード320やマウス330から送られてくる信号を、バス307を介してCPU301に送信する。
通信インタフェース306は、ネットワーク340に接続されている。通信インタフェース306は、ネットワーク340を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
なお、上記の処理機能は、サーバコンピュータとクライアントコンピュータとによって実現することができる。その場合、ホストコンピュータ109が有すべき機能の処理内容を記述したサーバプログラム、およびATM104、105、106、107が有すべき機能の処理内容を記述したクライアントプログラムが提供される。サーバプログラムをサーバコンピュータで実行することにより、ホストコンピュータ109の処理機能がサーバコンピュータ上で実現される。また、クライアントプログラムをクライアントコンピュータで実行することにより、ATM104、105、106、107の処理機能がクライアントコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したサーバプログラムやクライアントプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
サーバプログラムやクライアントプログラムを流通させる場合には、例えば、各プログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、クライアントプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータからクライアントコンピュータにクライアントプログラムを転送することもできる。
サーバプログラムを実行するサーバコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたサーバプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、サーバコンピュータは、自己の記憶装置からサーバプログラムを読み取り、サーバプログラムに従った処理を実行する。なお、サーバコンピュータは、可搬型記録媒体から直接サーバプログラムを読み取り、そのサーバプログラムに従った処理を実行することもできる。
クライアントプログラムを実行するクライアントコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたクライアントプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたクライアントプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、クライアントコンピュータは、自己の記憶装置からクライアントプログラムを読み取り、クライアントプログラムに従った処理を実行する。なお、クライアントコンピュータは、可搬型記録媒体から直接クライアントプログラムを読み取り、そのクライアントプログラムに従った処理を実行することもできる。また、クライアントコンピュータは、サーバコンピュータからクライアントプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったクライアントプログラムに従った処理を実行することもできる。
(付記1) コンピュータにより、生体情報からユーザを生体認証する生体認証方法において、
受付手段が、読取装置から生体情報を受け付けるステップと、
生体認証手段が、前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出するステップと、
サービス決定手段が、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された各サービス種別の閾値とを比較して、前記生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別を、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段により決定された利用可能なサービス種別を出力するステップと、
を含むことを特徴とする生体認証方法。
(付記2) 前記条件記憶手段には、重要度の高いサービス種別の利用を許可するための生体認証確度の閾値ほど、高い値が設定されていることを特徴とする付記1記載の生体認証方法。
(付記3) 前記生体情報記憶手段には、生体情報として、前記ユーザの手のひら静脈パターンがあらかじめ記憶されていることを特徴とする付記1記載の生体認証方法。
(付記4) 前記サービス決定手段は、金融機関によるサービス種別を検出することを特徴とする付記1記載の生体認証方法。
(付記5) 前記出力手段は、前記サービス決定手段により決定された利用可能なサービス種別を一時記憶し、全ての前記サービス種別のサービスが終了した場合、一時記憶された前記サービス種別を消去することを特徴とする付記1記載の生体認証方法。
(付記6) コンピュータにより、生体情報からユーザを生体認証する生体認証方法において、
受付手段が、読取装置から、生体情報及び選択されたサービス種別を受け付けるステップと、
生体認証手段が、前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出するステップと、
サービス決定手段が、前記生体認証手段により算出された生体認証確度を記憶して、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記ユーザに選択されたサービス種別について、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を出力するステップと、
前記受付手段が、サービス種別の再選択を受け付けるステップと、
前記サービス決定手段が、前記条件記憶手段を参照して、再選択されたサービスの閾値を取得し、前記サービス決定手段により記憶された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、再選択されたサービス種別を前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
前記出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を再出力するステップと、
を含むことを特徴とする生体認証方法。
(付記7) 生体情報からユーザを生体認証する生体認証プログラムにおいて、
コンピュータに、
受付手段が、読取装置から生体情報を受け付けるステップと、
生体認証手段が、前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出するステップと、
サービス決定手段が、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された各サービス種別の閾値とを比較して、前記生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別を、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段により決定された利用可能なサービス種別を出力するステップと、
を含む処理を実行させることを特徴とする生体認証プログラム。
(付記8) 生体情報からユーザを生体認証する生体認証プログラムにおいて、
コンピュータに、
受付手段が、読取装置から、生体情報及び選択されたサービス種別を受け付けるステップと、
生体認証手段が、前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出するステップと、
サービス決定手段が、前記生体認証手段により算出された生体認証確度を記憶して、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記ユーザに選択されたサービス種別について、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を出力するステップと、
前記受付手段が、サービス種別の再選択を受け付けるステップと、
前記サービス決定手段が、前記条件記憶手段を参照して、再選択されたサービスの閾値を取得し、前記サービス決定手段により記憶された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、再選択されたサービス種別を前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
前記出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を再出力するステップと、
を含む処理を実行させることを特徴とする生体認証プログラム。
(付記9) 生体情報からユーザを生体認証する生体認証装置において、
読取装置から生体情報を受け付ける受付手段と、
前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出する生体認証手段と、
各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された各サービス種別の閾値とを比較して、前記生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別を、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するサービス決定手段と、
表示装置に対して、前記サービス決定手段により決定された利用可能なサービス種別を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする生体認証装置。
(付記10) 生体情報からユーザを生体認証する生体認証装置において、
読取装置から、生体情報及び選択されたサービス種別を受け付ける受付手段と、
前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出する生体認証手段と、
前記生体認証手段により算出された生体認証確度を記憶して、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記ユーザに選択されたサービス種別について、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するサービス決定手段と、
表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を出力する出力手段と、
サービス種別の再選択を受け付ける前記受付手段と、
前記条件記憶手段を参照して、再選択されたサービスの閾値を取得し、前記サービス決定手段により記憶された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、再選択されたサービス種別を前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定する前記サービス決定手段と、
表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を再出力する前記出力手段と、
を有することを特徴とする生体認証装置。
(付記11) 生体情報からユーザを生体認証する生体認証プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
コンピュータに、
受付手段が、読取装置から生体情報を受け付けるステップと、
生体認証手段が、前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出するステップと、
サービス決定手段が、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された各サービス種別の閾値とを比較して、前記生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別を、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段により決定された利用可能なサービス種別を出力するステップと、
を含む処理を実行させることを特徴とする生体認証プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記12) 生体情報からユーザを生体認証する生体認証プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体おいて、
コンピュータに、
受付手段が、読取装置から、生体情報及び選択されたサービス種別を受け付けるステップと、
生体認証手段が、前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出するステップと、
サービス決定手段が、前記生体認証手段により算出された生体認証確度を記憶して、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記ユーザに選択されたサービス種別について、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を出力するステップと、
前記受付手段が、サービス種別の再選択を受け付けるステップと、
前記サービス決定手段が、前記条件記憶手段を参照して、再選択されたサービスの閾値を取得し、前記サービス決定手段により記憶された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、再選択されたサービス種別を前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
前記出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を再出力するステップと、
を含む処理を実行させることを特徴とする生体認証プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明の概念図である。 実施の形態のシステム構成図である。 第1の実施の形態のATMの機能を示すブロック図である。 登録生体情報の例を示す図である。 第1の実施の形態の条件テーブルの例を示す図である。 生体認証受付画面の例を示す図である。 Aパターンの出力画面の例を示す図である。 Bパターンの出力画面の例を示す図である。 Cパターンの出力画面の例を示す図である。 第1の実施の形態のATMの処理の前半を示すフローチャートである。 第1の実施の形態のATMの処理の後半を示すフローチャートである。 生体認証確度の算出方法を説明するための図である。 第2の実施の形態のATMの機能を示すブロック図である。 第2の実施の形態の条件テーブルの例を示す図である。 受付画面の例を示す図である。 出力画面の例を示す図である。 第2の実施の形態のATMの処理の前半を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のATMの処理の後半を示すフローチャートである。 コンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
符号の説明
1 生体認証装置
1a 受付手段
1b 生体情報記憶手段
1c、2a 生体情報
1d 生体認証手段
1e 生体認証確度
1f 条件記憶手段
1g、3a サービス種別
1h サービス決定手段
1i 出力手段
2 読取装置
3 表示装置
4 ユーザ

Claims (3)

  1. コンピュータにより、生体情報からユーザを生体認証する生体認証方法において、
    受付手段が、読取装置から生体情報を受け付けるステップと、
    生体認証手段が、前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出するステップと、
    サービス決定手段が、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された各サービス種別の閾値とを比較して、前記生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別を、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
    出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段により決定された利用可能なサービス種別を出力するステップと、
    を含むことを特徴とする生体認証方法。
  2. コンピュータにより、生体情報からユーザを生体認証する生体認証方法において、
    受付手段が、読取装置から、生体情報及び選択されたサービス種別を受け付けるステップと、
    生体認証手段が、前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出するステップと、
    サービス決定手段が、前記生体認証手段により算出された生体認証確度を記憶して、各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記ユーザに選択されたサービス種別について、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
    出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を出力するステップと、
    前記受付手段が、サービス種別の再選択を受け付けるステップと、
    前記サービス決定手段が、前記条件記憶手段を参照して、再選択されたサービスの閾値を取得し、前記サービス決定手段により記憶された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された前記サービス種別の閾値とを比較して、前記条件記憶手段の中において前記生体認証確度より低い閾値が設定されている場合、再選択されたサービス種別を前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するステップと、
    前記出力手段が、表示装置に対して、前記サービス決定手段による判断の結果を再出力するステップと、
    を含むことを特徴とする生体認証方法。
  3. 生体情報からユーザを生体認証する生体認証装置において、
    読取装置から生体情報を受け付ける受付手段と、
    前記ユーザの生体情報があらかじめ記憶された生体情報記憶手段を参照して、前記受付手段により受け付けられた生体情報と、前記生体情報記憶手段に記憶された生体情報とを比較して、前記ユーザの生体情報の生体認証確度を算出する生体認証手段と、
    各サービスの利用を許可するための生体認証確度の閾値があらかじめ記憶された条件記憶手段を参照して、前記生体認証手段により算出された生体認証確度と、前記条件記憶手段に記憶された各サービス種別の閾値とを比較して、前記生体認証確度より低い閾値が設定された全てのサービス種別を、前記ユーザが利用可能なサービス種別と決定するサービス決定手段と、
    表示装置に対して、前記サービス決定手段により決定された利用可能なサービス種別を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする生体認証装置。

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