JP2006106179A - 画像表示装置及び携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラ機能を備えた画像表示装置において、対象物の撮影画像を拡大表示する際に、その撮影画像における所望の部分の拡大倍率をその他の部分の拡大倍率と異ならせて拡大表示する。
【解決手段】画像表示装置は、デジタルカメラと、各種操作を行うための操作部1、操作部1からの指示に従って前記デジタルカメラを制御するカメラ制御部2、撮影された画像を表示する画像表示部3、前記デジタルカメラにより撮影された撮影画像を拡大表示するための拡大鏡機能制御部17、及び部分拡大制御部16を備える。部分拡大制御部16は、画像表示部3に表示させる撮影画像の少なくとも1部分の拡大倍率を他の部分の拡大倍率と異ならせて拡大表示する。
【選択図】図1
【解決手段】画像表示装置は、デジタルカメラと、各種操作を行うための操作部1、操作部1からの指示に従って前記デジタルカメラを制御するカメラ制御部2、撮影された画像を表示する画像表示部3、前記デジタルカメラにより撮影された撮影画像を拡大表示するための拡大鏡機能制御部17、及び部分拡大制御部16を備える。部分拡大制御部16は、画像表示部3に表示させる撮影画像の少なくとも1部分の拡大倍率を他の部分の拡大倍率と異ならせて拡大表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像表示装置及び携帯電話機、より詳細には、撮影画像を液晶表示画面に表示し、更に撮影画像を拡大する拡大表示機能を備えている画像表示装置及び該装置を備えた携帯電話機に関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ(PC)とディスプレイとの組合せを前提として、細かい部分の判読性向上のために拡大表示する方法がある。全体像が表示されている領域に拡大表示を行い全体画像と入れ換える方法や、第1の画面で画面全体を表示し、第2の画面で拡大表示を行う方法などである。
また、特許文献1,2のように全体画像の一部分を拡大する方法も提案されている。
特許文献1は、CPUが表示部の画面の全体像表示領域に全体像を表示するようにグレイスケール作成処理部を制御し、全体像表示領域内の拡大像表示領域に全体像の一部を拡大した拡大像を表示すると共に、全体像の任意の位置と、それに対応する拡大像の位置とを一致するように拡大処理部を制御するようにしたものである。
特許文献1は、CPUが表示部の画面の全体像表示領域に全体像を表示するようにグレイスケール作成処理部を制御し、全体像表示領域内の拡大像表示領域に全体像の一部を拡大した拡大像を表示すると共に、全体像の任意の位置と、それに対応する拡大像の位置とを一致するように拡大処理部を制御するようにしたものである。
一方、特許文献2は、拡大ウィンドウの表示領域内に、該表示領域よりも小さく、かつ、該表示領域内の第一倍率画像部分(被拡大第一倍率画像部分)と一定の位置関係を満たす被拡大部分を設定し、また、拡大表示用メモリにロードされた第二倍率画像データの被拡大第一倍率画像部分に対応する部分に基づいて、拡大ウィンドウ内に、被拡大第一倍率画像部分に対応する第二倍率画像を、視認画像寸法が拡張された形で表示し、また、拡大ウィンドウの移動に伴い、拡大表示される被拡大第一倍率画像部分を更新するようにしたものである。
しかしながら、上記特許文献に記載の発明はパーソナルコンピュータとディスプレイの組合せにおいて既存のデータを表示する方法に留まっている。
特開平7−141516号公報
特開2004−110719号公報
高齢者や視力の弱い人などがそれを補う道具として拡大鏡がある。最近では、携帯電話機などが備えるデジタルカメラ機能の高機能化に伴い拡大機能が付加されており、本件出願人は、この機能を用いて携帯電話機を拡大鏡として利用するインタフェースについて先に提案している。
しかしながら、上記拡大機能を用いて拡大表示する場合、特に拡大率が大きい場合には対象物のどこを拡大表示しているのか分かりにくくなる。すなわち、対象物における所望の部分を拡大表示するとその周りの物が表示できなくなり、ユーザはどこを表示させているのか分かりにくく、その確認のために対象物と表示画面とを見比べて、何度もカメラを移動させなくてはならないという問題がある。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、デジタルカメラ機能を備えた画像表示装置において、対象物の撮影画像を拡大表示する際に、その撮影画像における所望の部分の拡大倍率をその他の部分の拡大倍率と異ならせて拡大表示すること、を目的としてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、対象物を撮影する撮影手段と、該撮影された画像を表示する表示手段とを備えた画像表示装置であって、前記撮影手段により撮影された撮影画像を拡大表示するための拡大処理手段を備え、該拡大処理手段は、前記表示手段に表示させる撮影画像の少なくとも1部分の拡大倍率を他の部分の拡大倍率と異ならせて拡大表示することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記拡大処理手段は、前記対象物を拡大表示するための各種設定を行う手段と、前記対象物に近接して撮影するための手段と、前記対象物を照明する手段と、前記表示手段の表示画面上に撮影画像のみを全画面表示させる手段と、撮影画像のサイズを所定の画面サイズに合わせる手段のいずれか1又は複数を備えていることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記拡大処理手段は、前記撮影画像の前記拡大表示する部分の位置及びサイズを指定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記拡大処理手段は、前記撮影画像の前記拡大表示する部分の形状を指定することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記拡大処理手段は、前記撮影画像の前記拡大表示する部分の表示形態が他の部分と異なるように表示することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記拡大処理手段は、前記撮影画像の前記拡大表示されている部分、または拡大倍率の高い部分がわかるように明示することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記拡大処理手段は、前記拡大表示により表示されなくなる部分を補完することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1乃至第7のいずれか1の画像表示装置を備えた携帯電話機である。
本発明によれば、デジタルカメラ機能を備えた画像表示装置において、対象物の撮影画像を拡大表示する際に、その撮影画像における所望の部分の拡大倍率をその他の部分の拡大倍率と異ならせることにより、拡大表示としての見やすさは保ったまま、その周囲も広く確認できるようになり、ユーザはどこを表示させているのか確認するために対象物と表示画面とを見比べて、何度もカメラを移動させるような手間が減り、操作性が向上する。
また、表示画面上の部分拡大領域の表示や強調表示により、表示画面上で見た場合に拡大表示されている箇所が分かりやすくなる。見たい箇所への位置合わせも容易となり、視認性も向上する。
また、部分拡大位置やサイズ、形状を各自で設定することにより自分に合った使い方が可能となる。例えば、この拡大形状によっては次の範囲がどこであるか示すガイドとしても使用することが可能となる。一行だけを拡大する形状を用いた場合には前行や次行がどこであるかが分かるようになる。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明を行う。
図1は、本発明の一実施形態である画像表示装置の構成例を示す機能ブロック図で、画像表示装置は、操作部1、カメラ制御部2、画像表示部3、拡大鏡機能処理部10を備え、この拡大鏡機能処理部10は、照明部11、ズーム部12、接写部13、画像処理部15のいずれか1又は複数と、画像記憶部14、部分拡大制御部16、及び拡大鏡機能制御部17から構成され、画像表示装置の拡大表示機能を実行する。本発明の画像表示装置は、デジタルカメラ付き携帯電話機や、デジタルカメラなどのデジタルカメラ機能を備えた携帯端末全般に適用することができる。以下の各実施形態においては、携帯電話機を代表例として説明するがこれに限定されるものではない。尚、図1に示す携帯電話機は、通常の携帯電話機と同様に通信機能や通話機能などを有しているが、デジタルカメラ機能とは直接関係がないためここでの記載を省略する。
図1は、本発明の一実施形態である画像表示装置の構成例を示す機能ブロック図で、画像表示装置は、操作部1、カメラ制御部2、画像表示部3、拡大鏡機能処理部10を備え、この拡大鏡機能処理部10は、照明部11、ズーム部12、接写部13、画像処理部15のいずれか1又は複数と、画像記憶部14、部分拡大制御部16、及び拡大鏡機能制御部17から構成され、画像表示装置の拡大表示機能を実行する。本発明の画像表示装置は、デジタルカメラ付き携帯電話機や、デジタルカメラなどのデジタルカメラ機能を備えた携帯端末全般に適用することができる。以下の各実施形態においては、携帯電話機を代表例として説明するがこれに限定されるものではない。尚、図1に示す携帯電話機は、通常の携帯電話機と同様に通信機能や通話機能などを有しているが、デジタルカメラ機能とは直接関係がないためここでの記載を省略する。
図1において、本発明の携帯電話機は、デジタルカメラ機能を備え、対象物の撮影画像を画面上に表示することができる。操作部1は、各種機能を操作するための操作ボタン(拡大鏡モード設定ボタンを含む)や、各種メニューの操作を行うための操作部で構成される。カメラ制御部2は、操作部1の処理内容に応じてデジタルカメラを制御する。照明部11は、撮影対象物を照明するための手段で、拡大鏡モード設定時には自動的にオンされるようにしてもよい。ズーム部12は、対象物を拡大撮影するための各種設定を行う手段であり、加えて、対象物(被写体)との間の距離を自動的に測定する測距機能を備えていても良い。ここで、拡大率は、拡大鏡モードの設定の他に、各機能に応じて設定されてもよいし、あるいは任意に設定されてもよい。このズーム部12により、画面表示された撮影画像に対して一定の拡大率で拡大するだけでなく、その撮影画像の一部分の拡大率、拡大形状、表示形態などを変えて拡大表示することができる。
接写部13は、撮影対象物を接写する場合にその対象物に焦点を合わせる処理を行う。例えば、書面の文字を拡大表示する場合などに用いる。画像記憶部14は、撮影画像データを保存するものであり、拡大する前の撮影画像を保存することもできる。画像処理部15は、種々の画像処理を行う手段である。例えば、表示画面上に表示されているアイコンや時計を非表示として撮影画像のみを全画面表示させたり、撮影画像のサイズを所定の画面サイズ(例えば、待ち受け画面のサイズなど)に合わせる処理などを行う。
部分拡大制御部16は、画像処理部15に含まれ、以下の各実施形態で説明する部分拡大処理を実行する。拡大鏡機能制御部17は、拡大鏡モードが設定され拡大鏡として利用する際の携帯電話機の動作を制御する。画像表示部3は撮影画像を表示するためのLCDなどの表示手段である。尚、画像処理部15により画像処理が加わっている場合には、処理後の画像を表示する。拡大鏡機能処理部10は、上述した照明部11、ズーム部12、接写部13、画像処理部15のいずれか1又は複数と、画像記憶部14、画像処理部15内の部分拡大制御部16、及びカメラ制御部2のうち上記各部に関連する制御を一括して行う拡大鏡機能制御部17から構成され、本携帯電話機の拡大表示機能を実行する。
(実施の形態1)
携帯電話機を拡大鏡として用いる場合、撮影対象物のどこが表示されているのか分かりにくいという問題が生じる。特に、携帯電話機の場合、表示画面が小さく分かりにくい。この問題を解決するために、次のように画面内に異なる拡大率で撮影画像を表示させる拡大表示方法を適用する。ここでは、図1に示した携帯電話機を拡大鏡として利用し、この携帯電話機は、拡大表示の機能として画面内を一律に拡大するのではなく、画面内の一部分のみを拡大表示、あるいは画面内で複数の拡大率で表示(以下「部分拡大」と称する)する機能を備えている。本実施形態の部分拡大の処理例を下記の図2、図3に示す。
携帯電話機を拡大鏡として用いる場合、撮影対象物のどこが表示されているのか分かりにくいという問題が生じる。特に、携帯電話機の場合、表示画面が小さく分かりにくい。この問題を解決するために、次のように画面内に異なる拡大率で撮影画像を表示させる拡大表示方法を適用する。ここでは、図1に示した携帯電話機を拡大鏡として利用し、この携帯電話機は、拡大表示の機能として画面内を一律に拡大するのではなく、画面内の一部分のみを拡大表示、あるいは画面内で複数の拡大率で表示(以下「部分拡大」と称する)する機能を備えている。本実施形態の部分拡大の処理例を下記の図2、図3に示す。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る部分拡大した画面の一例を示す図で、画面内の点線で囲われた部分拡大表示領域21のみを拡大した状態を示す。また、図3は、本発明の第1の実施形態に係る部分拡大した画面の他の例を示す図で、画面内の撮影画像全体を拡大し、さらに点線で囲まれた部分拡大表示領域22をより高い拡大率で拡大した状態を示す。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る部分拡大処理の手順の一例を説明するためのフロー図である。尚、本例は、図1に示した携帯電話機に基づいて説明する。まず、携帯電話機は、拡大鏡機能を開始するとカメラ撮影が開始され撮影画像が表示画面に表示される(ステップS1)。部分拡大要求を検知したかどうかを判断し(ステップS2)、部分拡大要求を検知した場合(YESの場合)、部分拡大領域の位置(座標)及び拡大率を取得する(ステップS3)。また、上記ステップS2において、部分拡大要求を検知しない場合(NOの場合)、ステップS1に戻る。この部分拡大領域の位置及び拡大率は、別メニューで指定しても良いし、デフォルト値として、例えば、位置「画面中央」、倍率「2倍」等のような固定値を設定しておいても良い。
次に、携帯電話機は、上記のようにして得た部分拡大領域の位置及び拡大率に従い、当該領域が部分拡大領域内か領域外かを判断し(ステップS4)、部分拡大領域内の場合(YESの場合)、部分拡大表示を行う(ステップS5)。また、上記ステップS4において、部分拡大領域外の場合(NOの場合)、通常の拡大鏡表示を行なう(ステップS6)。ここでいう通常の拡大鏡表示とは、部分拡大の拡大率よりも低い拡大率で表示することをいい、拡大無し(×1倍)としても良い。また、部分拡大処理は一般的に行なわれている最近傍法、線形補間法などを好適に用いることができる。但し、拡大処理方法は、画像のきれいさ(画質)と処理のスピードはトレードオフの関係にあることから、携帯電話機の処理性能に応じて選択されることが望ましい。
(実施の形態2)
本実施形態の携帯電話機は、撮影画像を部分拡大表示する際に、部分拡大表示領域の位置及びサイズを指定する機能を備えている。パーソナルコンピュータを用いての拡大表示については、これまでも、マウスや他のポインティングデバイスを用い、拡大したい箇所を指定するような仕組みがあった。この場合、予め記録された画像データを表示しながら拡大を行なうために、表示領域を固定し、更に拡大したい範囲を指定することが可能であった。
本実施形態の携帯電話機は、撮影画像を部分拡大表示する際に、部分拡大表示領域の位置及びサイズを指定する機能を備えている。パーソナルコンピュータを用いての拡大表示については、これまでも、マウスや他のポインティングデバイスを用い、拡大したい箇所を指定するような仕組みがあった。この場合、予め記録された画像データを表示しながら拡大を行なうために、表示領域を固定し、更に拡大したい範囲を指定することが可能であった。
本発明では拡大鏡代わりとして携帯電話機を手に持ち、撮影対象物を写しながら拡大表示を行う。この場合、表示内容を見てからこの部分を拡大するという使い方は操作面からみて難しい。一方、撮影を行うデジタルカメラと、表示を行なうディスプレイとは一体となって動作し、容易に移動させることが出来る。従って、表示画面中のどの部分を拡大するということを予め指定しておけば、その部分に合わせて撮影対象物を表示するという使い方が可能となる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る部分拡大領域の指定方法の一例を示す図で、携帯電話機は、操作部1に十字キー23を備え、その画面上に矩形の左上座標点24、矩形の右下座標点25、領域指定による矩形26を表示した状態を示す。図5に示す携帯電話機による部分拡大領域の指定処理の手順を、下記の図6に基づいて説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る部分拡大領域指定処理の手順の一例を説明するためのフロー図である。尚、本例は、図5に示した携帯電話機に基づいて説明する。まず、ユーザは、携帯電話機の十字キー23等を用いて、左上座標点24、右下座標点25を指定する。携帯電話機は、指定された左上座標点24を取得し(ステップS11)、右下座標点25を取得する(ステップS12)。次に、携帯電話機は、指定された左上座標点24、右下座標点25から矩形26の各頂点座標(左上/左下/右上/右下)を算出する(ステップS13)。また、矩形以外の形状を指定する場合にも、左上と右下位置を指定することにより、領域のサイズと位置を同時に指定することができる。
(実施の形態3)
本実施形態の携帯電話機は、撮影画像を部分拡大表示する際に、部分拡大する領域の形状を指定する機能を備えている。例えば、文書を読む場合、図2に示した部分拡大表示領域21のように横書きで言えば一行の高さ、縦書きで言えば、一行の幅のサイズは見出しなどを除き一定である。部分拡大表示領域を一行の幅、あるいは、高さに合わせると読みやすくなり、また、通常、拡大時に失われがちな行の感覚を得やすくなり、次行や前行を見つけるガイドとしても役立つ。
本実施形態の携帯電話機は、撮影画像を部分拡大表示する際に、部分拡大する領域の形状を指定する機能を備えている。例えば、文書を読む場合、図2に示した部分拡大表示領域21のように横書きで言えば一行の高さ、縦書きで言えば、一行の幅のサイズは見出しなどを除き一定である。部分拡大表示領域を一行の幅、あるいは、高さに合わせると読みやすくなり、また、通常、拡大時に失われがちな行の感覚を得やすくなり、次行や前行を見つけるガイドとしても役立つ。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る部分拡大領域の指定方法の一例を示す図で、図中、27は部分拡大領域を縦長形状で指定した形状パターンを示す。このように、領域指定の形状パターンを予め数種類用意しておき選択できるようにしておく。この指定可能な形状例としては矩形や円形などが考えられる。これを第2の実施形態に示した部分拡大領域及びサイズ設定機能と組み合わせて使用し、図2や図7に示すように横長、縦長等の形状とすることで撮影対象物に合わせることが出来る。
(実施の形態4)
本実施形態の携帯電話機は、撮影画像を液晶表示画面に拡大表示する際に、画面内で拡大表示されている、あるいは、拡大率の高い部分に表示されている領域のみ強調する画像処理を行う機能を備えている。文字が見にくい場合、文字が小さくて見にくいという原因の他に、文字と背景との境界がはっきりしないために読み取りにくいということがある。例えば、文字の色と背景の色が似ている場合や、文字の輪郭がぼやけている場合などである。このような場合、文字を拡大することに加えて、撮影画像に対し画像処理を加えることでより認識しやすくすることができる。また、注目すべき拡大箇所、あるいは拡大率の高い部分がより強調されることで、撮影対象物のどこを見ているか分かりにくいという問題の解消にも役立つ。
本実施形態の携帯電話機は、撮影画像を液晶表示画面に拡大表示する際に、画面内で拡大表示されている、あるいは、拡大率の高い部分に表示されている領域のみ強調する画像処理を行う機能を備えている。文字が見にくい場合、文字が小さくて見にくいという原因の他に、文字と背景との境界がはっきりしないために読み取りにくいということがある。例えば、文字の色と背景の色が似ている場合や、文字の輪郭がぼやけている場合などである。このような場合、文字を拡大することに加えて、撮影画像に対し画像処理を加えることでより認識しやすくすることができる。また、注目すべき拡大箇所、あるいは拡大率の高い部分がより強調されることで、撮影対象物のどこを見ているか分かりにくいという問題の解消にも役立つ。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る強調表示処理に用いるフィルタの一例を示す図である。図8(A)は縦エッジ検出フィルタを示し、図8(B)は横エッジ検出フィルタを示す。文字とそれ以外の部分の境界を強調する処理としては、ソーベル、プレウィット、ラプラシアン等のフィルタを用いることができる。例えば、ソーベルフィルタでは図8(A)あるいは図8(B)に示すフィルタを用いる。このフィルタは描画画素を中心とした8画素の重みの係数であり、この係数から算出する周辺画素の値から描画画素の値を求めるエッジ検出手法である。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る強調表示処理の手順の一例を説明するためのフロー図である。尚、図1に示した携帯電話機に基づいて説明する。まず、携帯電話機は、部分拡大要求を検知したかどうかを判断し(ステップS21)、部分拡大要求を検知した場合(YESの場合)、部分拡大領域の座標を取得する(ステップS22)。また、上記ステップS21において、部分拡大要求を検知しない場合(NOの場合)、部分拡大要求の待ち状態となる。
次に、携帯電話機は、強調モードを検知したかどうかを判断し(ステップS23)、強調モードが検知された場合(YESの場合)、当該領域が部分拡大領域内か領域外かを判断し(ステップS24)、部分拡大領域内の場合(YESの場合)、エッジ強調表示を行う(ステップS25)。また、上記ステップS23において、強調モードが検知されない場合(NOの場合)、上記ステップS24において、部分拡大領域外の場合(NOの場合)、通常の拡大鏡表示を行う(ステップS26)。また、文字の境界を強調させる処理の他に、コントラストを改善する処理を行なってもよい。例えば、コントラスト強調では元々暗い部分をより暗く、元々明るい部分をより明るくし、画面全体の見易さを向上させることが出来る。
(実施の形態5)
本実施形態の携帯電話機は、部分拡大表示されている領域がわかるように明示する機能を備えている。図10は、本発明の第5の実施形態に係る部分拡大領域枠の表示例を示す図である。デジタルカメラ付き携帯電話機を拡大鏡として使用する場合、撮影部と表示部が一体であるため、見る場所を変える時には通常の拡大鏡や虫眼鏡と同様に携帯電話機を撮影対象物に合わせて動かす。その時、表示画面を見ながら動作させるが、拡大表示させたい部分がどこにあるかがすぐ分かるように図10に示すように部分拡大されている領域を囲む部分拡大領域枠28を表示する。
本実施形態の携帯電話機は、部分拡大表示されている領域がわかるように明示する機能を備えている。図10は、本発明の第5の実施形態に係る部分拡大領域枠の表示例を示す図である。デジタルカメラ付き携帯電話機を拡大鏡として使用する場合、撮影部と表示部が一体であるため、見る場所を変える時には通常の拡大鏡や虫眼鏡と同様に携帯電話機を撮影対象物に合わせて動かす。その時、表示画面を見ながら動作させるが、拡大表示させたい部分がどこにあるかがすぐ分かるように図10に示すように部分拡大されている領域を囲む部分拡大領域枠28を表示する。
図11は、本発明の第5の実施形態に係る部分拡大領域枠の表示手順の一例を説明するためのフロー図である。尚、本例は、図1に示した携帯電話機に基づいて説明する。まず、携帯電話機は、部分拡大要求を検知したかどうかを判断し(ステップS31)、部分拡大要求を検知した場合(YESの場合)、部分拡大領域の座標を取得し(ステップS32)、その座標に従い部分拡大領域を囲む枠を描画する(ステップS33)。また、上記ステップS31において、部分拡大要求を検知しない場合(NOの場合)、部分拡大要求の待ち状態となる。特に部分拡大する場合は、拡大されている表示領域が画面一律の拡大の場合よりも小さくなり、拡大表示したい部分を詳細に指定する必要がある。なお、囲む枠は下線としても良いし、表示領域の表示色を変えても良い。
(実施の形態6)
本実施形態の携帯電話機は、撮影画像を部分拡大表示時にそのまま表示すると、表示されずに隠れてしまう領域が生ずるため、これを防ぐ補完表示処理機能を備えている。図12乃至図14は、本発明の第6の実施形態に係る部分拡大表示例を示す図である。また、図15は、本発明の第6の実施形態に係る部分拡大表示処理の手順の一例を説明するためのフロー図である。
本実施形態の携帯電話機は、撮影画像を部分拡大表示時にそのまま表示すると、表示されずに隠れてしまう領域が生ずるため、これを防ぐ補完表示処理機能を備えている。図12乃至図14は、本発明の第6の実施形態に係る部分拡大表示例を示す図である。また、図15は、本発明の第6の実施形態に係る部分拡大表示処理の手順の一例を説明するためのフロー図である。
図12を例にとると、画面上部を部分拡大しているために「さ行」の段の表示が隠れている。そこで、拡大時には部分拡大表示により隠れるサイズ分の位置をずらして表示する。その際には、図13に示すように部分拡大表示の部分は重ねて表示しないようにしても良いし、図14に示すように拡大表示部分を繰り返して表示しても良い。繰り返し表示する際には、繰り返し表示部分の色を変更する、あるいは線で囲む等の強調表示を行うと、撮影対象物のどの部分が拡大表示されているかを示すことができ、表示画面内の部分拡大する領域の相対位置が分かりやすい。
図15において、まず、携帯電話機は、拡大鏡機能を開始するとカメラ撮影が開始され撮影画像が表示画面に表示される(ステップS41)。部分拡大要求を検知したかどうかを判断し(ステップS42)、部分拡大要求を検知した場合(YESの場合)、部分拡大領域の位置(座標)及び拡大率を取得する(ステップS43)。また、上記ステップS42において、部分拡大要求を検知しない場合(NOの場合)、ステップS41に戻る。
次に、携帯電話機は、上記のようにして得た部分拡大領域の位置及び拡大率に従い、当該領域が部分拡大領域内か領域外かを判断し(ステップS44)、部分拡大領域内の場合(YESの場合)、部分拡大表示を行う(ステップS45)。また、上記ステップS44において、部分拡大領域外の場合(NOの場合)、部分拡大領域外へ処理が移る際に非表示範囲を算出し(ステップS46)、非表示部分の表示位置調整を行う(ステップS47)。縦方向に拡大した場合を例とすると、非表示範囲は、拡大領域幅×拡大領域高さ×(拡大率小/拡大率大)となる。以降、表示位置調整された状態で通常拡大鏡表示を行う(ステップS48)。非表示の部分を部分拡大表示領域と重ならない位置に図13あるいは図14に示すような表示方法で表示を行えばよい。ここでいう通常拡大鏡表示とは、部分拡大の拡大率よりも低い拡大率で表示することをいい、拡大無し(×1倍)としても良い。
1…操作部、2…カメラ制御部、3…画像表示部、10…拡大鏡機能処理部、11…照明部、12…ズーム部、13…接写部、14…画像記憶部、15…画像処理部、16…部分拡大制御部、17…拡大鏡機能制御部、21,22…部分拡大表示領域、23…十字キー、24…矩形の左上座標点、25…矩形の右下座標点、26…領域指定による矩形、27…形状パターン、28…部分拡大領域枠。
Claims (8)
- 対象物を撮影する撮影手段と、該撮影された画像を表示する表示手段とを備えた画像表示装置であって、前記撮影手段により撮影された撮影画像を拡大表示するための拡大処理手段を備え、該拡大処理手段は、前記表示手段に表示させる撮影画像の少なくとも1部分の拡大倍率を他の部分の拡大倍率と異ならせて拡大表示することを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1に記載の画像表示装置において、前記拡大処理手段は、前記対象物を拡大表示するための各種設定を行う手段と、前記対象物に近接して撮影するための手段と、前記対象物を照明する手段と、前記表示手段の表示画面上に撮影画像のみを全画面表示させる手段と、撮影画像のサイズを所定の画面サイズに合わせる手段のいずれか1又は複数を備えていることを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記拡大処理手段は、前記撮影画像の前記拡大表示する部分の位置及びサイズを指定することを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記拡大処理手段は、前記撮影画像の前記拡大表示する部分の形状を指定することを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記拡大処理手段は、前記撮影画像の前記拡大表示する部分の表示形態が他の部分と異なるように表示することを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記拡大処理手段は、前記撮影画像の前記拡大表示されている部分、または拡大倍率の高い部分がわかるように明示することを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記拡大処理手段は、前記拡大表示により表示されなくなる部分を補完することを特徴とする画像表示装置。
- 請求項1乃至7のいずれか1に記載の画像表示装置を備えた携帯電話機。
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2011151649A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Panasonic Corp | 携帯端末装置 |
JP2016004157A (ja) * | 2014-06-17 | 2016-01-12 | カシオ計算機株式会社 | 画像表示装置、画像表示方法及びプログラム |
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2004
- 2004-10-01 JP JP2004290109A patent/JP2006106179A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011151649A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Panasonic Corp | 携帯端末装置 |
JP2016004157A (ja) * | 2014-06-17 | 2016-01-12 | カシオ計算機株式会社 | 画像表示装置、画像表示方法及びプログラム |
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