JP2006104091A - 肌のトリートメント方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は,ワックスを容易に再利用でき,温熱刺激を与える事態を防止でき,禁忌事項を減らし,リラックス効果を高めることができ,迅速かつ簡単にできるトリートメント方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明のトリートメント方法は,基本的には,ワックスを直接皮膚に接触させないので,ワックスの保温効果などを発揮させながら,ワックスを再利用等できるというものである。より具体的には,本発明のトリートメント方法は,皮膚を覆う被膜上にワックスを塗布する工程と皮膚を保温する工程とを含む肌のトリートメント方法である。
【選択図】 なし

Description

本発明は,美容のために用いられる肌のトリートメント方法などに関する。より詳しくは,ワックスを直接皮膚に接触させない肌のトリートメント方法などに関する。
美容のために所定の化粧料を塗布し,またはマッサージを施術することなどを,通常“トリートメント”とよぶ。肌のきめや色つやなどを向上させるなどの目的で,パラフィンワックスを用いたトリートメントが行われている(非特許文献1(Ann Gallant, “Principles and Techniques for the Beauty Specialist”, 2nd Edition, Stanley Thornes (Publishers) Ltd, 1980, England,Chapter12“Waxing Therapy. Heat Applications and Depilatory Treatment", pp. 333-354)参照)。
このパラフィントリートメント(パラフィン浴)は,大きく分けて2つの施術方法がある(嶋田智明ら著“物理療法マニュアル”医歯薬出版株式会社1996年発行pp.34−36)。ひとつはパラフィン浴浸法であり,もうひとつは塗布法である。パラフィン浴浸法には,間欠浴による方法と,持続浴による方法がある。前者は,手などを溶解したパラフィン浴槽に浸けて,引き上げる作業を7〜10回程度繰り返す方法であり,後者は,手などを一定時間パラフィン浴槽に浸け続ける方法である。間欠浴による方法では,パラフィンが付着した部位をビニルなどでくるみ,その上からパスマットなどでさらに包み,一定時間保温する。塗布法は,主に浴浸できない部分に,溶解したパラフィンを刷毛などで数回塗布し,ビニルなどでくるみ,さらにパスマットなどで覆った状態で,保温するというものである。このような工程を経るので,トリートメントを行えば,温熱作用による発汗効果(スリミング効果,毛穴洗浄効果)や血行促進効果,痛み緩和効果,リラックス効果及び皮膚への保湿効果などが得られる。
上記のようなトリートメントでは,パラフィンワックスが直接人の皮膚と接触する。そのため,パラフィンは使い捨てされるか,厳密にろ過するなどして再利用されていた。また,パラフィンワックスを直接皮膚に塗布するので,顧客は温熱刺激を強く感じる場合があった。また,パラフィンワックスを直接肌に塗るので,禁忌事項が多く,肌の状態によっては施術できない場合が多かった。しかも,禁忌事項を確認するためには,専門性が要求されたので,素人では容易にトリートメントを行うことができなかった。また,パラフィンワックスの塗り方によって,ムラができる。そのため,トリートメントを効果的に行うためには,施術者に熟練が要求された。さらに,パラフィンワックスを取り除く際に,パラフィンワックスが肌に付着する場合がある。この場合,肌に付着したパラフィンワックスを除去することは,不必要な時間がかかるとともに,リラックス効果を減衰させてしまった。
容器本体内に固形パラフィンと温水とを入れ,蓋体にて容器本体を密封した後,容器本体を振盪しながら固形パラフィンを温水にて溶融させ,これを静置することにより分離した液体パラフィン層中に指先や爪を挿入して指先や爪にパラフィンを付着させるパラフィンパックによるトリートメント方法が知られている(特許3410046号公報参照)。このトリートメント方法も,直接パラフィンと指先や爪などが接触するので,上記と同様の問題が生ずる。
さらに,パラフィンパック用組成物をパラフィンの融点以上60℃以下に加温して液状にした後,皮膚を浸浴させるか又は皮膚上に塗布し,常温にて空気中で皮膚上に付着した該組成物を固化させた後,固形分を皮膚上から剥がし取るパラフィンパックによるトリートメント方法が知られている(下記特許文献1(特開2001-322910号公報の請求項8)参照)。パラフィンに様々な効果を付加することは難しいが,この方法によれば,特に植物由来の物質の効果を付与することができるとされている。この点において,同文献に記載されたトリートメント方法は優れている。しかし,このトリートメント方法も,パラフィンと指先や爪などとが,直接接触するので,様々な効果を付与することは難しく,上記したと同様の問題が生ずる。
特開2001-322910号公報の請求項8 Ann Gallant, "Principles and Techniques for the Beauty Specialist", 2nd Edition, Stanley Thornes (Publishers) Ltd, 1980, England,Chapter12"Waxing Therapy. Heat Applications and Depilatory Treatment", pp. 333-354
本発明は,ワックスを容易に再利用できるトリートメント方法を提供することを目的とする。
本発明は,ワックスからの熱が急激に伝わり温熱刺激を与える事態を防止できるトリートメント方法を提供することを別の目的とする。
本発明は,ワックストリートメントを行うことができない禁忌事項を減らしたトリートメント方法を提供することを別の目的とする。
本発明は,誰でも迅速かつ簡単にできるトリートメント方法を提供することを別の目的とする。
本発明は,リラックス効果を高めることができるトリートメント方法を提供することを別の目的とする。
本発明は,様々な効果を与えることのできるパラフィンワックスを用いたトリートメント方法を提供することを別の目的とする。
先に説明したとおり,従来はトリートメントを施す際に,パラフィンワックスが直接皮膚に接触していた。本発明のトリートメント方法は,基本的には,パラフィンワックスを直接皮膚に接触させないので,パラフィンワックスの保温効果などを発揮させながら,パラフィンワックスを再利用できるというものである。さらには,本発明のトリートメント方法は,高度な熟練がなくとも迅速に施術でき,パラフィンワックスを容易に除去できるので,顧客に高いリラックス感などを与えることができるものである。
[1] 本発明のトリートメント方法は,皮膚を覆う被膜上にワックスを塗布する工程と皮膚を保温する工程とを含む肌のトリートメント方法である。従来のトリートメント方法ではパラフィンワックスを直接皮膚に塗布していた。しかし,本発明のトリートメント方法は,皮膚を被膜で覆い,その被膜上にワックスを塗布する。このため,本明細書で説明するような,従来のパラフィンワックスを用いたトリートメントを超える様々なメリットを得ることができる。
[2] 本発明のトリートメント方法の好ましい態様は,前記皮膚は,ヒトの手の皮膚であり,前記被膜の形状は,手袋状のものである,上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。この態様のトリートメント方法によれば,手の肌に容易にトリートメントを施術できる。特に個人的・家庭的にトリートメントを行う場合に,この態様のトリートメント方法は有効である。
[3] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,前記皮膚は,ヒトの手の皮膚であり,利き手ではない方の手に先にトリートメントを施術し,その後に利き手にトリートメントを施す上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。このように,利き手ではない方の手を先にトリートメントすることで,利き手ではない方の手にトリートメントを施している間に,利き手を使ってアンケートなどに回答いただけるからである。そして,その回答をもとにトリートメントを受けるものに好ましいサービスを準備できるからである。
[4] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,前記“皮膚を被膜で覆う工程”の前に,皮膚を洗浄する工程と,化粧料を皮膚に塗布する工程を含む上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。トリートメント効果を高めるためにも,皮膚をきれいにした後にトリートメントを行うことが好ましいからである。
[5] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,前記“皮膚を被膜で覆う工程”の前に,化粧料を皮膚に塗布する工程を含み,前記化粧料として,化粧水,乳液,クリーム,ジェル,美容液,パック,パウダー及びオイルのいずれか又は2種以上を用いる 上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。
[6] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,前記“被膜上にワックスを塗布する工程”において,被膜上に形成されるワックス層の平均厚さが,0.1mm〜5mmである上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。ワックス層が薄いと,保温効果が得られず,ワックス層が厚すぎても保温効果はそれほど上昇しない。そこで,ワックス層は,所定の厚さの範囲であることが好ましい。ここで,ワックス層の平均厚さは,トリートメントを行う部位を覆うワックス層の平均厚さを意味する。
[7] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,前記“被膜上にワックスを塗布する工程”において用いられるワックスは,本発明のトリートメントを所定回数行うごとに香料が添加されるものである上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。トリートメントに対する心理的効果を高め,又リラックス効果を高めるためにもワックスに所定の香料が含まれていることが好ましい。特に,この態様のトリートメントでは,基本的にはワックスが直接肌に触れないので,直接肌に付着することが好ましくないものも含め様々な香料を添加できる。そこで,トリートメントを受けるものにふさわしい香料を添加すると,そのものに対するトリートメント効果やリラックス効果を高めることができる。従来のトリートメント方法では,基本的にはワックスが使い捨てされていた。このため,香料などの成分が変化するという問題がなかった。一方,本発明のトリートメント方法によれば,基本的にはワックスを再利用できる。そこで,トリートメントを繰り返し行う際(たとえば,1〜10回ごと)に,香料を添加すれば,香りを維持でき,アロマセラピー効果を持続できる。なお,香料のみならず,他の成分も適宜添加してもよい。
[8] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,前記“被膜上にワックスを塗布する工程”において,ワックスを被膜上に塗布する方法は,被膜を溶融ワックス内に浸漬する浸漬塗布による方法であるか、又は、又は刷毛により塗布する方法である上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。浸漬塗布は,パラフィンワックスなどの溶融ワックスを溶解したワックス槽に,対象物を浸けて,引き上げることにより対象物にワックスを塗布する方法である。この方法によれば,刷毛などで塗布する場合に比べて,ワックスの温度を下げることなく塗布できる。このため,温熱効果を維持でき,効果的なトリートメントを行うことができる。一方,刷毛を用いてワックスを塗布する方法は,少量のワックスを用意すればよいので,小規模にトリートメントを行う場合などに有効である。また,刷毛を用いてワックスを塗布する方法であれば,トリートメントを受ける者が自らワックスを塗布できる他,施術者がワックスを塗布できるので,トリートメント効果を高めることができる。たとえば,ある部分に傷がある場合などは,そのような部分に熱を加えないことが望ましい。このような場合に,刷毛を用いてワックスを塗布する方法では,そのような部分(施術することが望ましくない部分)を除いた部分にワックスを塗布することができる。また,刷毛を用いてワックスを塗布する場合は,実際に塗布する分のワックスがあればよいので,ワックスが少量であっても効果的に塗布することができる。
[9] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,前記“被膜上にワックスを塗布する工程”において,被膜上に形成されるワックス層を,さらにラップ及び布のいずれか又は両方で覆う工程を含む上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。このようにワックス層を更に覆うことで,保温工程における保温効果を高めることができる。
[10] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,トリートメントを施術する前に,コンサルテーションを行う工程を含む上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。このコンサルテーションを行うことで,トリートメントを受ける者にふさわしい,香料や化粧料などを調合できることとなり,トリートメント効果やリラックス効果を高めることができる。
[11] 本発明のトリートメント方法の好ましい別の態様は,トリートメントを施術する前に,トリートメントを受ける者の健康状態を問い,又は,現在の気分を問うコンサルテーションを行う工程を含む上記のいずれかに記載の肌のトリートメント方法である。このようなコンサルテーションを行うことで,トリートメントを受ける者にふさわしい香料や化粧料などを調合できることとなり,トリートメント効果やリラックス効果を高めることができる。
本発明のトリートメント方法は,被膜とワックスとが接触し,ワックスが直接人の肌に接しないので,ワックスを衛生的に保つことができ,ワックスを容易に再利用できる。
本発明のトリートメント方法は,被膜とワックスとが接触し,ワックスが直接人の肌に接しない。その結果,ワックスから急激に熱が伝わる事態を防止できるので,やけどなどワックスからの熱が急激に伝わり温熱刺激を与える事態を防止できる。
本発明のトリートメント方法は,被膜とワックスとが接触し,ワックスが直接人の肌に接しない。その結果,禁忌事項を減らすことができる。これにより,肌に多少の傷がある場合でも,トリートメントを行うことができることとなる。また,禁忌事項の確認を容易に行うことができることとなる。
本発明のトリートメント方法は,被膜の上にワックスを塗布するか,又は被膜ごと浸漬することにより,ワックスむらによる影響を防止できるので,誰でも迅速かつ簡単にできる。
本発明のトリートメント方法は,被膜とワックスとを接触させ,ワックスを人の肌に接触させないので,ワックスが肌に付着する事態を防止できる。これにより,施術後に綿密に洗浄を行う必要がなくなり,リラックス効果を高めることができる。また,本発明のトリートメント方法によれば,トリートメントを迅速に行うことができる。
本発明のトリートメント方法は,パラフィンワックスが肌に直接接触しないので,顧客の要望や処方の目的に応じて,適切な化粧料を選んで用いることができる。その結果,本発明のトリートメント方法は,従来のパラフィンワックスを用いたトリートメントで用いることのできなかった化粧料をも用いることができるので,アロマ効果など様々な効果を与えることができる。
(1.トリートメント方法の概要)
本発明の肌のトリートメント方法に基づいて肌のトリートメントを施術するためには,例えば,以下の工程により行えばよい。すなわち,皮膚を洗浄する工程と,皮膚に化粧料などを塗布する工程と,皮膚を被膜で覆う工程と,被膜上にワックスを塗布する工程と,皮膚を保温する工程と,ワックスを除去する工程と,被膜を除去する工程と,皮膚を洗浄する工程である。
(1.1. 皮膚を洗浄する工程)
“皮膚を洗浄する工程”は,皮膚を水,化粧水,せっけんなどで洗浄する任意の工程である。皮膚を洗浄する工程において,エスティックなどで行われている通常の洗浄方法を採用できる。洗浄箇所は,トリートメントを行う部位(以下,“トリートメント部”ともよぶ)や,手,足,顔又は体全体であってもよい。具体的には,シャワーを用いて洗浄してもよいし,コットンに化粧水などをしみこませて,トリートメント部を拭いてもよい。
(1.2.化粧料などを塗布する工程)
“化粧料などを塗布する工程”は,トリートメントを行う部位に,化粧水,乳液,クリーム,ジェル,美容液(エッセンス),パック,パウダー及びオイルなどの化粧料(光井武夫編著“新化粧品学”南山堂発行,1993年,pp.323-375参照)のうち,いずれかまたは,これらのうち2種以上を塗布する任意の工程である。2種以上の化粧料を塗布する場合は,これらを混合して1度に塗布してもよいし,複数回に分けて塗布してもよい。化粧料は,その種類により,皮膚を清潔にする効果,皮膚に栄養(水分,油分,ビタミン類など)を与える効果,皮膚の血行をよくる効果,皮膚の新陳代謝を促進する効果,保湿する効果,皮膚をやわらかくする効果,皮膚を滑らかにする効果,汗腺や皮脂腺の機能を活性化する効果,臭いを除去する効果,香りを付与する効果,美白効果,及び皮膚を紫外線などの外的要因から守る効果など様々な効果がある。
従来のパラフィンワックスを用いたトリートメントでは,このようなトリートメント効果を発揮する成分が,パラフィンワックスに求められていた。したがって,トリートメントを施術することにより得られる効果も限られていた。しかし,本発明のトリートメント方法は,ワックスが肌に直接接触しないので,顧客の要望や処方の目的に応じて,適切な化粧料を選んで用いることができる。すなわち,上記の効果を目的とした,様々な化粧料を用いることができる。たとえば,化粧料に,香料などを混入させアロマセラピーの効果を付加してもよい。更には,ワックスが皮膚に直接接触しないので,皮膚に塗布するには適さない香料,酸化防止剤又は色素などをワックスに混入して用いてもよい。
トリートメントに用いるために様々なトリートメント用組成物が開発されている(たとえば,特開2003-268237号公報“化粧品用,皮膚ケア用及び/又はトリートメント用組成物及びその使用方法”,及び特開2004-196802号公報“傾斜特性コポリマーを含有する化粧品又は皮膚用組成物と該ポリマーを用いたメークアップ又は手入れ美容方法”など)。以下では,上記の化粧料について説明する。
“化粧水”は,一般に肌を清潔にして皮膚を健やかに保つために皮膚表面に塗布される透明液状の化粧料である。化粧水の基本機能は,皮膚の角質層に水分や保湿成分を補給することであり,化粧水は皮膚を柔軟にする機能などもある。化粧水には,水に溶けにくい物質を溶解させ安定させて外観を透明状態にしたもの,マイクロエマルションやリピッドナノスフェアーを利用した透明又は半透明のもの,数%の油分をO/W型(オイルインウオーター型)に乳化した不透明化粧水,及び水溶性高分子を配合したものなどがあげられる。本発明のトリートメント方法では,公知の“化粧水”を,その用途などに応じて適宜利用できる。
化粧水には,たとえば以下の成分が含まれている。すなわち,化粧水には,イオン交換水など,水溶性成分を溶解し,角質層へ水分を供給するための精製水;エタノール,プロパノールなど,油溶性成分を溶解し,殺菌し,清涼感を与えるためのアルコール;グリセリン,PEG,ヒアルロン酸など,角質層の保湿のための保湿剤;エステル油,植物油など,保湿性や使用感の向上のためのエモリエント剤(水分が蒸発することを防ぐ油成分);ポリオキシエチレンオレイルアルコールエーテルなど,原料成分を可溶化するための可溶化剤;クエン酸,乳酸,アミノ酸類など,製品のpHを調整するための緩衝剤;バニリン,オレンジフレーバー,レモンフレーバー,ミルクフレーバーゲラニオール,リナロールなど香りを付加するための香料;メチルパラベン,フェノキシエタノールなどの微生物を抑制し,腐敗を防止するための防腐剤;着色するための着色剤;金属イオン封鎖剤,紫外線吸収剤など,退色や変色を防止するための退色防止剤;及び,収れん剤,殺菌剤,賦活剤,消炎剤,又は美白剤などの薬剤が,2種以上混合されて含まれている。
化粧水を構成する各成分の量は,公知の成分量を採用できる。たとえば,化粧水の全体量を100質量%とした場合に,精製水10〜90質量%;アルコール1〜40質量%;保湿剤1〜20質量%;エモリエント剤1〜5質量%;可溶化剤0〜1質量%;緩衝剤0〜1質量%;その他の薬剤0〜10質量%程度のものがあげられる。
化粧水として,特開2003-63928号公報に記載の“HLBが,13以上14未満の界面活性剤及びHLBが,12以上13未満の界面活性剤を含有する低気泡性化粧水組成物”を用いた化粧水,特開2003-81755号公報に記載の化粧水,特開2001-26512号公報に記載の“HLB15以上のノニオン界面活性剤と,ベタイン類を併用して成る化粧水”,特開2001-48743号公報に記載の“リゾリン脂質とショ糖脂肪酸エステルとを含有した化粧水”,及び特開2001-122722号公報に記載の“平均分子量600以下のポリエチレングリコールと,水和する際発熱する性質を有する無機塩の粒体と,体質顔料を含有するマッサージ用化粧水”があげられる。具体的な化粧水として,ポリエチレングリコール(数平均分子量200) 66.0(重量%),流動パラフィン 5.0(重量%),モノラウリン酸ソルビタン 2.0(重量%),モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 2.0(重量%),タルク 10.0(重量%),無水ケイ酸 5.0(重量%),塩化カルシウム 4.0(重量%),炭酸マグネシウム 4.0(重量%)及び硫酸バリウム 2.0(重量%)含むものがあげられる
化粧水は,基本的は,以下のようにして製造すればよい。すなわち,水溶性成分を室温にて溶解する。油溶性成分を加熱溶解し,精製水を加え混合する。この混合物と水溶性成分とを混合する。その後,色剤を加えてもよい。その後,ろ過することにより精製する。なお,化粧水の成分は,用途などに応じて公知の方法に従って調整すればよい。
“乳液”は,化粧水とクリームとの中間的な性質を持つものであり,一般的には流動性のあるエマルションである。乳液は,主に,皮膚のモイスチャーバランス,保湿性及び柔軟性を保つために,皮膚に水分,保湿剤及び油分などを供給するために用いられる化粧料である。乳液に含まれる成分は,後述のクリームに含まれる成分と類似しているが,乳液は流動性があるので,クリームに比べ固形油分やロウ類の量が少ない。本発明のトリートメント方法では,公知の“乳液”を,その用途などに応じて適宜利用できる。
乳液として,特開2001-206816号公報に記載の“親水性ポリマーと粘度粒子と油とグリセリンと水酸化カリウムを水に含有させてなる乳液”,及び特開平3-120206号公報に記載の“クリーム状または乳液状の皮膚化粧料”などを用いることができる。
“クリーム”は,水と油のように互いに混じり合わない液体の一方を分散相として,他方の分散媒に安定な状態で分散させたエマルションの一種である。本発明のトリートメント方法では,公知の“クリーム”を,その用途などに応じて適宜利用できる。このようなクリームとして,皮膚の保湿や柔軟のためのエモリエントクリーム,血行を促進するためのマッサージクリーム,皮膚の洗浄のためのクレンジングクリーム,脱毛のためのヘアリムーバー,消臭のためのデオドラントクリーム,及び角質軟化するための角質軟化クリームなどがあげられる。
クリームには,たとえば以下の成分が含まれている。すなわち,クリームに含まれる水相成分として,イオン交換水などの精製水;エタノール,プロパノールなど,油溶性成分を溶解し,殺菌し,清涼感を与えるためのアルコール;グリセリン,PEG,ヒアルロン酸など,角質層の保湿のための保湿剤;及びクインスシード,ペクチン,セルロース誘導体などの粘液質があげられる。
クリームに含まれる油相成分として,スクワラン,流動パラフィン,ワセリン,固形パラフィンなどの炭化水素;オリーブ油,アーモンド油,カカオ脂,ヒマシ油などの油脂;ミツロウ,ラノリン,ホホバ油などのロウ;ステアリン酸,オレイン酸,パルミチン酸などの脂肪酸,セタノール,ステアリルアルコールなどの高級アルコール;IPM,グリセリントリエステル,ペンタエリスリトールテトラエステルなどのエステル;及び,ポリシロキンサン類などのシリコーン油などがあげられる。
クリームに含まれる界面活性剤(乳化剤)として,モノステアリン酸グリセリン,ポリオキシエチレン(POE)ソルビタン脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル,POEアルキルエーテル,POE・ポリオキシプロピレン(POP)ブロックポリマーなどの非イオン性乳化剤;及び脂肪酸せっけん又はアルキル硫酸ナトリウムなどの陰イオン性乳化剤があげられる。
その他,クリームには,クエン酸,乳酸,アミノ酸類など,製品のpHを調整するための緩衝剤;ゲラニオール,リナロールなど香りを付加するための香料;メチルパラベン,フェノキシエタノールなどの微生物を抑制し,腐敗を防止するための防腐剤;着色するための着色剤;金属イオン封鎖剤,紫外線吸収剤など,退色や変色を防止するための退色防止剤;EDTAなどのキレート剤;水酸化カリウム,水酸化ナトリウムなどのアルカリ成分,ビタミンE,ビタミンC,ジブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤;及び,収れん剤,殺菌剤,賦活剤,消炎剤又は美白剤などの薬剤が,含まれていてもよい。
クリームに含まれる各成分の量は,その種類や用途によって大きく異なるが,本発明のトリートメント方法においては,公知のものを適宜用いればよい。
クリームは,基本的は,以下のようにして製造すればよい。すなわち,水相成分を70℃前後に過熱する。油相成分を加熱溶解し,香料などを加え,攪拌する。そして,水相成分と油相成分とを攪拌し,70℃前後でホモミキサーなどを用いて乳化する。その後,脱気,ろ過及び冷却を施す。
ジェルは,ゲル又はゾルなど,外観状態が均一で透明から半透明の化粧料である。本発明のトリートメント方法では,公知の“ジェル”を,その用途などに応じて適宜利用できる。皮膚に水分を補給し,保湿するための水性ジェル,皮膚の保湿を維持し,油分を補給するための油性ジェル,血行を促進するためのマッサージ用水性ジェル,及び洗浄用のジェルなどがあげられる。ジェルとして,カルボキシビニルポリマー,メチルセルロースなどの水溶性高分子を含むゲル化剤を用いて製造するものがあげられる。また,ゲル状のマッサージオイルを用いてもよい。
“美容液(エッセンス)”は,基本的には上記の化粧水,乳液及びクリームと同様の成分であり,油剤,可溶化剤,保湿剤,水,及びそのほかの薬剤を含むものがあげらえる。本発明のトリートメント方法において公知の美容液を用いることができる。美容液に含まれる油剤として,オリーブ油,ツバキ油,ゴマ油,ひまわり油,スイートアルモンド油,ホホバ油などの天然植物油;カプリン酸,ミリスチン酸,オレイン酸,イソステアリン酸などの脂肪酸のジグリセリンエステルまたはトリグリセリンエステルなどがあげられる。これらの油剤は主にエモリエント剤として機能する。
美容液に含まれる可溶化剤として,グリセリン脂肪酸エステル,ポリグリセリン脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル,及びモノステアリン酸プロピレングリコールなどのプロピレングリコール脂肪酸エステル類,グリセリン,ジグリセリン,エチレングリコール,プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコールなどがあげられる。なお,可溶化剤として,グリセリン又はジグリセリンを使用することと,マッサージにおける温熱効果を高めるので好ましい。美容液に含まれる水として,蒸留水,及び脱イオン水があげられる。その他の薬剤として,殺菌剤,防腐剤,ビタミン類,植物由来の天然エキス,色素,香料などがあげられる。
美容液を構成する各成分の量は,公知の成分量を採用できる。たとえば,美容液の全体量を100質量%とした場合に,油剤65〜90質量%,可溶化剤1〜10質量%,保湿剤1〜30質量%,その他の薬剤0〜10質量%程度,及び残部が水のものがあげられる。
“化粧料を塗布する工程”における化粧料の皮膚への塗布方法は,特に限定されない。化粧料は,その種類に応じて適量を適切に塗布すればよい。化粧料を塗布する方法として,施術者が化粧料を手にとって塗布してもよいし,刷毛やコットンなどにより化粧料を塗布してもよいし,化粧料をトリートメント部に噴霧してもよいし,化粧料にトリートメント部を浸漬してもよい。
(1.3.皮膚を被膜で覆う工程)
“皮膚を被膜で覆う工程”は,ワックスが直接皮膚に接触しないように被膜で皮膚を覆うための工程である。なお,本明細書において“被膜”とは,皮膚を覆うことができ,皮膚から物理的に取り外すことのできる膜状の物体を意味する。本発明のトリートメント方法では,皮膚を被膜で覆い,その被膜にワックスを接触させるので,ワックスが肌に直接接触しない。“皮膚を被膜で覆う工程”における被膜は,ワックスにより完全に溶解せず,熱を伝えることができるものであれば特に限定されない。
被膜の生地は,ワックスを浸透させないものであってもよいし,ワックスの成分がある程度浸透する膜(浸透膜)であってもよく,被膜の生地は,織物のように所定の空隙が設けられているものであってもよい。これらの中は,ワックスなどを浸透させないものが好ましい。ただし,浸透膜や織物状のものであれば,直接ワックスと皮膚が接触する場合の温熱刺激などを防止しつつ,ワックスに含まれる特定の成分のみをトリートメント部に与えることができる。
ワックスを浸透させない被膜の生地として,公知の高分子によるものがあげられる。このような高分子として,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリスチレン,AS,ABS,ポリビニル,ポリ酢酸ビニル,ポリメチルアクリレート,ポリメチルメタアクリレート,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリアミド,ポリアセタール,ポリカーボネート,ポリフェニレンエーテル,PET,PBT,ポリスルフォン,ポリエーテルスルフォン,ポリイミド,ポリテトラフルオロエチレンおよびこれらの共重合体,及びこれらのブレンドポリマーなどがあげられる。共重合体は,レギュラーコポリマー,ランダムコポリマー,ブロックコポリマー,及びグラフトコポリマーのいずれでもよいが,好ましくはランダムコポリマーである。共重合体に含まれる各モノマーの組成比は,任意に決めることができるが,たとえば1:9〜9:1があげられ,3:7〜7:3でもよい。これらの高分子の中では,ポリエチレン,ポリメチルメタアクリレート,ポリメチルアクリレート,ポリアミド又はこれらの共重合体が好ましく,より好ましくはエチレン−メチルメタアクリレート共重合体である。高分子の分子量(Mv)として,1万〜1000万があげられ,10万〜300万でもよく,50万〜150万でもよい。樹脂のMFR(JIS K6760)として,0.5〜20[g/10min]があげられ,1〜2[g/10min]でもよい。被膜の引張り強度(JIS K6760)として,10〜500[kgf/cm2]があげられ,50〜80[kgf/cm2]でもよい。被膜の引張り伸度(JIS K6760)として,50〜5000[%]があげられ,200〜1000[%]でもよい。被膜の融点(DSC法)として,60〜100℃があげられ,70〜80℃でもよい。
浸透膜や織物状の被膜の生地として,半紙,ろ紙などの紙;半透膜;木綿;絹;布;高分子の織物又は皮があげられる。より具体的な浸透膜や織物状の被膜の生地として,上記の高分子や,特開平5−255547号公報に記載される“ポリオレフィン樹脂と,抗菌剤,帯電防止剤及び表面改質剤とを含有することを特徴とするポリオレフィン樹脂組成物”を用いたもの,特開平11−148007号公報に記載される“ポリアミド樹脂100重量部に対し,ガラス繊維10〜170重量部,酸化マグネシウム20〜250重量部含有してなる熱可塑性樹脂組成物であって,該酸化マグネシウムの表面積がBET法で5m2 /g以下であることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物”を用いたもの,特開2003−96294号公報に記載される“a)金属粉末及び/又は金属化合物の粉末,(b)ナイロン46,並びに(c)ナイロン12,ナイロン11,及びナイロン6からなる群より選ばれる少なくとも1つのポリマーを含有し,(b)ナイロン46と(c)ナイロン12,ナイロン11,ナイロン6の重量配合比が(b)ナイロン46/(c)ナイロン12,ナイロン11,ナイロン6=99/1〜50/50であることを特徴とするポリアミド樹脂組成物”を用いたものがあげられる。
被膜の厚さは,用いられる生地の種類や物性(浸透性,熱容量,熱伝導率及び比熱など)に応じて適宜調整すればよい。
被膜の形状は,ワックスが肌に直接接触することを防止できるものであれば特に限定されない。被膜の形状は,トリートメントを行う部位の形状にフィットするものであってもよいし,たとえばラップのような,かとう性のあるシート状のものであってもよい。被膜がシート状の場合は,トリートメント部を覆うように,被膜をまきつければよい。特に手にトリートメントを施す場合の被膜の形状として,五指手袋状のものやミトン形状など手袋状のものがあげられる。トリートメント部が,足の場合は,靴下状のものがあげられる。具体的な被膜として,パラフィンビニールN(タカラ)があげられる。
被膜で皮膚を覆うためには,たとえば以下のようにすればよい。トリートメント部が手の場合は,手袋状の被膜を手にはめればよい。トリートメント部が足の場合は,靴下状の被膜を履いてもらえばよい。トリートメント部が,顔の場合は,パック状の被膜を顔にかぶせればよい。また,シート状の被膜を用いてトリートメント部を覆うように被膜をかぶせるか,又はまきつければよい。
(1.4. 被膜上にワックスを塗布する工程)
“被膜上にワックスを塗布する工程”は,ワックスと被膜とを接触させ,被膜上にワックスの層を形成するための工程である。被膜とワックスとを接触させる方法として,被膜上に溶融したワックスを塗布(スプレー,刷毛又は施術者の手などにより塗布)するか,又は被膜で覆った皮膚を溶融したワックスに浸漬する浸漬塗布によるものがあげられる。これらのうちで,被膜で覆った皮膚をワックスに浸漬するものは,施術が容易となるので好ましい。また,ワックスを刷毛により塗布するものは,トリートメントを受ける者が自ら塗布することもできるし,施術者が塗布することもできる。よって,トリートメント効果を高めることができるので好ましい。
本発明のトリートメント方法で用いられる“ワックス”として,公知のパラフィンワックスを用いることができる。ただし,本発明のトリートメント方法では,ワックスが直接皮膚と接触しないので,パラフィンワックス以外のワックスを用いることができる。また,本発明のトリートメント方法では,パラフィンワックスを使う場合もワックスが直接皮膚と接触しないので,従来用いられていたパラフィンワックスとは異なるパラフィンワックスを用いることができる。ワックスの例として,パラフィン,固形脂及び液状油を含むものがあげられる。
パラフィンは,石油原油を蒸留した残渣を溶剤分別または真空蒸留して得られる白色のやや透明感のある結晶性のロウ,又は炭化水素類である。パラフィンの比熱は,その組成によっても異なるが,0.69[cal/g・K]程度である((嶋田智明ら著“物理療法マニュアル”医歯薬出版株式会社1996年発行p.27)。)。水の比熱が,1[cal/g・K]であるから,パラフィンが温めやすい物質であることがわかる。一方,パラフィンの熱伝導率は,5.9×10-4[cal/cm・sec・K]程度である(同p.29)。水の比熱が,1.4×10-3[cal/cm・sec・K]であるから,パラフィンは熱が伝わりにくい物質であることがわかる。すなわち,パラフィン浴は,温度が高くても,お湯に比べてその熱さが手などに伝わりにくいのである。
パラフィンは,その組成などにより融点が異なる。本発明のトリートメント方法に用いるパラフィンの融点として,35〜60℃があげられ,45〜55℃であることが好ましく,45〜52℃であることがさらに好ましく,46〜49℃であることが特に好ましく,い。融点が35℃未満のパラフィンを用いると,得られるパラフィンが常温にて固化しないので,浸漬後に厚みのある膜ができないからである。また,パラフィンの融点が60℃より高いと,施術時のパラフィンワックスの温度を高くすることが必要になり,皮膚に過度な温浴刺激を与えることになるからである。
ワックスに含まれる固形脂として,融点が40℃を超える油剤があげられる。一方,液状油は,融点が40℃以下の油剤があげられる。これら固形脂及び液体油の例として,化粧料又は外用剤に利用される各種の油剤(固体油脂,ロウ類,炭化水素油,高級脂肪酸,高級アルコール,シリコーン油,エステル油,精油など)があげられる。
固形脂として,カカオ脂などの植物由来の脂,牛脂,羊脂,馬脂及び豚脂などの動物由来の脂,ミツロウ,綿ロウ,POEアルキルエーテル,POE・POPブロックポリマー,及びカルバウバロウなどのロウ類,ワセリンなどの炭化水素油,ラウリン酸,ミリスチン酸,エイコサペンタン酸及びドコサヘキサ塩酸などの高級脂肪酸;及びオクチルドデカノールなどの高級アルコールを1種又は2種以上用いることができる。
固形脂の配合量は,パラフィン,固形脂,及び液状油の合計を100質量%として,0.01〜50質量%があげられ,0.1〜40質量%であることが好ましく,0.5〜30質量%であることがさらに好ましい。固形脂の配合量が0.01質量%未満では冷却されて固化した時のワックス膜が十分に厚くならないからである。一方,固形脂の配合量が50質量%を超えるとパラフィン浴の温度が高温となるので温熱刺激の問題が生ずるからである。
液状油の例として,流動パラフィン,スクワレン,スクワランなどの炭化水素油;オレイン酸,トール油,及びイソステアリン酸などの高級脂肪酸;ラウリルアルコール,オレイルアルコール,イソステアリルアルコール,及びオクチルドデカノールなどの高級アルコール;,メチルポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン,メチルハイドロジェンポリシロキサン,及びデカメチルポリシロキサンなどのシリコーン油;,ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピル,ラウリン酸ヘキシル,オレイン酸オレイル,オレイン酸デシル,ミリスチン酸オクチルドデシル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル,フタル酸ジエチル,及びフタル酸ジブチルなどのエステル;アボカド油,ツバキ油,タートル油,マカデミアナッツ油,トウモロコシ油,ゴマ油,パーシック油,小麦胚芽油,サザンカ油,ヒマシ油,アマニ油,サフラワー油,綿実油,エノ油,大豆油,落花生油,茶実油,カヤ油,コメヌカ油,ホホバ油,キョーニン油,オリーブ油,カロット油,グレープシード油,ナタネ油,ツバキ油,ホホバ油,卵黄油,ラノリン油及びミンク油などの動植物油類;及びグリセリン,ジグリセリン,トリグリセリン,トリオクタン酸グリセリン,及びトリイソパルミチン酸グリセリンなどのグリセリンの1種又は2種以上があげられる。
液状油の配合量は,パラフィン,固形脂,及び液状油の合計を100質量%として,0.001〜50質量%があげられ,0.01〜30質量%であることが好ましく,0.1〜20質量%であることがさらに好ましい。液状油の配合量が0.001質量%未満では使用時の温度を下げることができないからである。一方,液状油の配合量が50質量%を越えると,ワックスが固化しにくくなるからである。
ワックスは,上記の成分に加え,化粧料に用いられる各種成分を適宜配合してもよい。従来のパラフィンワックスは,皮膚に直接接触するという観点からいろいろな成分を配合していなかった。しかし,本発明のトリートメント方法において,ワックスが皮膚と直接接触しないので,ヒンダードアミンなどの酸化防止剤,香料などを好適に添加することができる。添加する成分として,グリチルリチン酸やグリチルレチン酸誘導体(これらをまとめて“グリチルレチン酸誘導体”という)があげられる。グリチルレチン酸誘導体として,グリチルレチン酸グリセリン,グリチルレチン酸ステアリルなどのグリチルレチン酸エステル;グリチルレチン酸・大豆リン脂質複合体,グリチルレチン酸アラントイン,グリチルレチン酸ピリドキシン,ステアリン酸グリチルレチニルがあげられる。これらの中で,グリチルレチン酸エステルが好ましく,グリチルレチン酸ステアリルが特に好ましい。ワックス全体を100質量%として,グリチルレチン酸誘導体の配合量として,0.000001〜5質量%があげられ,0.000005〜1%配合されることが好ましく,0.00001〜0.5質量%配合されることが更に好ましい。グリチルレチン酸誘導体の配合量が0.000001質量%未満では,配合してもグリチルレチン酸誘導体の効果が発揮しないことがあり,5質量%を越えると,製造やコストの面で好ましくない。
なお,本発明のトリートメント方法において,基本的にはワックスを繰り返し利用することができる。したがって,ワックスに揮発成分や付着しやすいが含まれている場合は,繰り返し使用するとそれらの成分が少なくなる。このように,ワックスを繰り返し使用していると,その成分比率が変化する。そこで,本発明のトリートメント方法では,トリートメントを行うたび,又は何度か(たとえば,2〜10回ごとに)トリートメントを施術するたびにそのような成分を補充することが好ましい。特に香料は一般に揮発成分であり(揮発するからこそ香りがする),所定回数(たとえば,1〜10回)トリートメントを施術するごとに香料を補充することが好ましい。
浸漬塗布を行うためには,たとえば公知のワックス浴(パラフィン浴)を用いればよい。ワックス浴として,たとえば,上記非特許文献1の336頁に記載のもののように,ワックスを入れる浴槽(トリートメント部を浸漬するためにある程度の大きさを持つもの)と,浴槽の温度を一定に保つための浴槽を取り囲んだ湯浴と,浴槽内の温度を制御するための温度制御機構とを有するものがあげられる。また,浸漬塗布を行うために,セラバス(“Therabath”:登録商標),セラバスプロ(登録商標)を用いてもよい。具体的なセラバスとして,“セラバス(登録商標)BM−EBV2”(タカラ)などがあげられる。このようなワックス浴を用いる場合は,事前にワックスを暖めておくことが望ましい。たとえば,施術を行う前に,ワックス浴内のワックスの温度をあらかじめ所定の温度にしておくことが好ましい。
浸漬塗布を1度のみ行う場合は,たとえば1〜20分,好ましくは5〜15分,トリートメント部を浸漬する。この場合のワックスの温度は,たとえば40℃〜50℃があげられ,好ましくは45℃〜49℃である。
浸漬塗布を繰り返し行う場合は,たとえば3回〜10回,好ましくは4回〜7回,更に好ましくは5回又は6回,トリートメント部をワックスに浸漬し,取り出す動作を繰り返す。1回あたりの浸漬時間は,1秒〜1分があげられる。また,ワックス浴から取り出した状態から次にトリートメント部を浸漬するまでの時間として,1秒〜1分があげられる。
ワックスを刷毛などで塗布する場合は,好ましくは複数回繰り返してワックスを塗布する。このような塗布回数として,3回〜10回があげられる。ワックスを繰り返し塗布することで,次第にワックスの層が厚くなる。その結果,ワックスの熱容量が大きくなるので,十分な保温効果を得ることができる。
このようにして形成されるワックス層の平均厚さとして,0.1mm〜5mmがあげられ,後述の保温効果や費用の観点から,0.1mm〜1.5cmでもよく,0.5mm〜1cmでもよく,1mm〜5mmでもよい。本発明のトリートメント方法では,ワックスをろ過などの処理を施さずに再利用できる。したがって,多量のワックスを用いても費用が必要以上に高くなる事態を防止できるので,十分な厚さのワックス層を形成できる。
(1.5.皮膚を保温する工程)
“皮膚を保温する工程”は,ワックスを塗布した状態で皮膚を保温するための工程である。この保温工程において,ワックスがある程度固まった後に,ラップでワックスを包み,さらに布で覆った状態で保温してもよい。また,ワックスの層が十分に厚い場合は,そのまま保温してもよい。このような高分子として,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリスチレン,AS,ABS,ポリビニル,ポリ酢酸ビニル,ポリメチルアクリレート,ポリメチルメタアクリレート,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリアミド,ポリアセタール,ポリカーボネート,ポリフェニレンエーテル,PET,PBT,ポリスルフォン,ポリエーテルスルフォン,ポリイミド,ポリテトラフルオロエチレンおよびこれらの共重合体,及びこれらのブレンドポリマーなどがあげられる。共重合体は,レギュラーコポリマー,ランダムコポリマー,ブロックコポリマー,及びグラフトコポリマーのいずれでもよいが,好ましくはランダムコポリマーである。共重合体に含まれる各モノマーの組成比は,任意に決めることができるが,たとえば1:9〜9:1があげられ,3:7〜7:3でもよい。これらの高分子の中では,ポリエチレン,ポリメチルメタアクリレート,ポリメチルアクリレート,ポリアミド又はこれらの共重合体が好ましく,より好ましくはエチレン−メチルメタアクリレート共重合体である。高分子の分子量(Mv)として,1万〜1000万があげられ,10万〜300万でもよく,50万〜150万でもよい。樹脂のMFR(JIS K6760)として,0.5〜20[g/10min]があげられ,1〜2[g/10min]でもよい。被膜の引張り強度(JIS K6760)として,10〜500[kgf/cm2]があげられ,50〜80[kgf/cm2]でもよい。被膜の引張り伸度(JIS K6760)として,50〜5000[%]があげられ,200〜1000[%]でもよい。被膜の融点(DSC法)として,60〜100℃があげられ,70〜80℃でもよい。具体的なラップとして,ソワンエステティックラップ(登録商標),サランラップ(登録商標),クレラップ(登録商標),及びダイヤラップ(登録商標)があげられる。これらの中でも,ソワンエステティックラップ(登録商標)が好ましい。なお,ソワンエステティックラップ(登録商標)は,MFRが,2[g/10min]であり,引張り強度が,60[kgf/cm2]であり,引張り伸度が,480[%]であり,融点が78℃である。
“皮膚を保温する工程”は,室内に放置してもよいし,サウナのような温室に放置してもよいし,遠赤外線・近赤外線・可視光・紫外線などの電磁波を照射しつつ放置してもよい。
“皮膚を保温する工程”におけるワックスの保持時間は,十分な発汗効果を得るためや,トリートメント効果を得るために,例えば1分〜1時間,1分〜20分,5分〜15分,又は5分〜12分があげられ,好ましくは1分〜15分であり,特に好ましくは5分〜15分である。
(1.6.ワックスを除去する工程)
ワックスを除去する工程は,ワックスを皮膚上から除去するための任意の工程である。ワックスは被膜の上に存在するので,ワックスごと被膜を取り除くことにより,皮膚からワックスを取り除くことができる。したがって,ワックスを除去する工程は,後述の被膜を除去する工程と同一の工程であってもよい。また,ワックスがラップやミトンなどで包まれている場合は,これらを取り除いた後に行ってもよい。なお,ワックスを被膜から除去すると,ワックスを再利用しやすくなるので好ましい。
(1.7.被膜を除去する工程)
被膜を除去する工程は,皮膚に付着した被膜を除去するための工程である。被膜を除去する工程では,常法にしたがって被膜を除去すればよい。例えば,手袋状の被膜を用いている場合は,手袋を脱がせるか,手袋を脱いでもらえばよい。
(1.8. 皮膚を洗浄する工程)
皮膚を洗浄する工程は,被膜を除去する工程の後に,皮膚を洗浄するための任意の工程である。すなわち,本発明のトリートメント方法では,ワックスが皮膚に直接接触しないので,トリートメントを施した後であってもワックスを肌から取り除くための洗浄を行う必要がない。これにより,皮膚を洗浄することによる不快感を避けることができるとともに,トリートメントを迅速に行うことができることとなる。ただし,これまで説明した各工程を経ることで,トリートメント部は発汗していることが予想される。そこで,トリートメント部を,タオルなどで拭き取ることは本発明の好ましい実施の態様である。
(1.9.その他)
上記の各工程は,常温にて行えばよい。上記の各工程は,通常の湿度において行えばよい。また,各工程にかける時間は,適宜調整すればよい。なお,ヒトの手の皮膚にトリートメントを施術する場合は,利き手ではない方の手に先にトリートメントを施術し,その後に利き手にトリートメントを施すことが好ましい。そうすれば,利き手ではない方の手にトリートメントを施している間に,利き手を使ってアンケートなどに回答いただけるからである。
[前準備]
本発明のトリートメント方法の一環として,顧客にふさわしい化粧料成分などを選択するために,GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)を用いたPC(パーソナルコンピュータ)によるアンケートを行った。図1は,このアンケートを説明するための図である。このアンケート画面には,トリートメント部とその値段なども表示されていてもよい。
最初の質問と選択肢は以下のとおりであった。すなわち,質問は“今のご気分をお聞かせください。”であり,選択肢は,“(1)ゆっくり休みたい,(2)わくわくしたい,及び(3)心配ごとや不安がある”であった。そして,各選択肢による質問の後に,文字と色とを用いた2択を行った。すなわち,PCのモニターに映しだされた文字と色との中から,顧客に好きなものを選択させた。すなわち,ゆっくり休みたいが“YES"の場合は,水色の“静”,又は紫色の“安”を選択させた。 ゆっくり休みたいが“NO”の場合で,わくわくしたいが“YES"の場合は,オレンジ色の“躍”,又は黄色の“楽”を選択させた。ゆっくり休みたいが“NO”及び,わくわくしたいが“NO"で,心配事や不安があるが“YES"の場合は,青色の“信”,又は紫色の“安”を選択させた。ゆっくり休みたい,わくわくしたい,及び心配事や不安があるがいずれも“NO"の場合は,緑色の“快”又は黄色の“楽”を選択させた。上記の選択肢から顧客が選んだ回答情報(特に色)をもとに,トリートメントに用いる化粧料(特に香りなど)を決定した。さらには,トリートメントを行う部位をも決定した。具体的には,手のトリートメントを行うこととし,化粧料として,カミツレエキスを1重量%配合した化粧水を用いることとした。また,他の化粧料として,マッサージオイルを選択した。また,セラバス(登録商標)には,溶融したパラフィンワックスを入れ,52.2℃〜56.1℃に維持した。この温度のお湯に手などを浸けると,やけどをする。しかし,先述のとおり,パラフィンワックスでは,比熱や熱伝導率が小さいので,手などがゆっくりと温まることとなる。顧客の手を観察し,禁忌の確認を行った。本発明のトリートメント方法では,パラフィンワックスが皮膚と直接接触しないので,容易に禁忌の確認を行うことができる。なお,パラフィンワックスの香料が不足したため,顧客にふさわしい香料成分を添加した。
[トリートメントの施術]
次に,顧客に対し,実際にトリートメントを施した。両手の指,手のひら及び手の甲に前記の化粧水をコットンで塗布した。これにより,消毒洗浄を行うと共に,皮膚への保湿成分を付与した。その後,顧客の利き手とは反対の手(左手)に,前記のマッサージオイルを塗布した。顧客に深呼吸を三回していただくように促した。これは,香りを吸うことにより,リラックスしていただくためである。その後,顧客にグローブ(ビニル製の薄膜からなる手袋)をしていただいた。その状態で,左手をセラバスに浸漬していただき,すぐに引き上げていただいた。この浸漬と引き上げの作業を5〜6回していただいた。すると,グローブの表面には,パラフィンワックスの層が形成されていた。パラフィンワックスの層は,均一な厚さではなかったが,その平均厚さは,8mm〜1cmであった。その状態で,グローブをソワンエステティックラップ(登録商標)で,何重にも包み,さらに,ミトンで覆った。この状態で10分間,左手を保温した。保温している間,利き手である右手を用いて,コンサルテーションシートにご記入いただいた。このコンサルテーションシートの例を図2に示す。コンサルテーションシートに,所定事項を記入していただいた後,ミトン,ソワンエステティックラップ(登録商標),グローブをこの順にとりはずした。そして,左手と右手とを比べていただくと共に,左手の手のしっとりした感触を確認いただいた。その後に,右手についても左手と同様にしてトリートメントを行った。
顧客の感想は,完全にリラックスでき,手の潤いがもどり,満足したとのことであった。
本発明は,新たなトリートメント方法を提供できるので,エステなどの美容産業において利用され得る。
また,本発明は,トリートメントに関する専門知識が要らないので,家庭で実施できるエステセットの製造業において利用されうる。
図1は,このアンケートを説明するための図である。 図2は,コンサルテーションシートの例を示す図である。

Claims (11)

  1. 皮膚を被膜で覆う工程と,
    前記被膜上にワックスを塗布する工程と,
    前記皮膚を保温する工程とを含む肌のトリートメント方法。
  2. 前記皮膚は,ヒトの手の皮膚であり,
    前記被膜の形状は,手袋状のものである,
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  3. 前記皮膚は,ヒトの手の皮膚であり,
    利き手ではない方の手に先にトリートメントを施術し,
    その後に利き手にトリートメントを施す
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  4. 前記“皮膚を被膜で覆う工程”の前に,皮膚を洗浄する工程と,化粧料を皮膚に塗布する工程を含む
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  5. 前記“皮膚を被膜で覆う工程”の前に,化粧料を皮膚に塗布する工程を含み,
    前記化粧料として,化粧水,乳液,クリーム,ジェル,美容液,パック,パウダー及びオイルのいずれか又は2種以上を用いる
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  6. 前記“被膜上にワックスを塗布する工程”において,被膜上に形成されるワックス層の平均厚さが,0.1mm〜5mmである
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  7. 前記“被膜上にワックスを塗布する工程”において用いられるワックスは,
    本発明のトリートメントを所定回数行うごとに香料が添加されるものである
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  8. 前記“被膜上にワックスを塗布する工程”において,
    ワックスを被膜上に塗布する方法は,被膜を溶融ワックス内に浸漬する浸漬塗布による方法、又は刷毛により塗布する方法である
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  9. 前記“被膜上にワックスを塗布する工程”において,被膜上に形成されるワックス層を,さらにラップ及び布のいずれか又は両方で覆う工程を含む
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  10. トリートメントを施術する前に,コンサルテーションを行う工程を含む
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
  11. トリートメントを施術する前に,トリートメントを受ける者の健康状態を問い,又は,現在の気分を問うコンサルテーションを行う工程を含む
    請求項1に記載の肌のトリートメント方法。
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