JP2006102849A - 用紙断裁装置、用紙後処理装置、及び画像形成システム - Google Patents

用紙断裁装置、用紙後処理装置、及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】 用紙束断裁時に発生する切り屑を確実に除去出来る信頼性の高い用紙断裁装置を提供すること。
【解決手段】 用紙束を下側から押し切る断裁刃と、前記断裁刃を受ける刃受け部材と、前記断裁刃を保持する保持部材と、該保持部材を上下移動させる断裁刃駆動手段と、前記刃受け部材と対向する位置であって、断裁する時に該刃受け部材とで用紙束を挟持する用紙受け部材と、を有する用紙断裁装置において、前記断裁刃駆動手段により前記断裁刃を上昇させて、前記刃受け部材と用紙受け部材との間に挟持された用紙束を押し切る時に発生する切り屑を下方に案内する切り屑案内部材を設けたことを特徴とする用紙断裁装置。
【選択図】 図9

Description

本発明は複数枚の用紙を断裁する用紙断裁装置、用紙断裁装置を有する用紙後処理装置及び用紙断裁装置を有する画像形成システムに関する。
電子写真方式の画像形成装置のように高速の画像形成装置には、各種の後処理を行う用紙後処理装置が接続され、画像形成した用紙に対して、穿孔処理、綴じ処理、折り処理等の各種の後処理を1台の装置内で行うことを可能にした多機能な画像形成システムが普及している。
用紙後処理装置には、穿孔処理、綴じ処理、折り処理等の各種処理を行った後、複数枚の用紙の束の端縁を揃える用紙断裁装置を備えているものがあり、用紙断裁装置として以下のような装置が知られている。
即ち、テーブル上に複数枚重ねて載置した用紙を切断するための断裁装置であって、垂直ガイドに沿って上方から降下する紙押さえにより紙を押さえながら、下方から斜め方向に上昇するカッタにより用紙を切断するものであり、紙押さえ及びカッタともに、個別のモータの回転をスクリューに伝え、該スクリューに螺合したナットと、紙押さえ又はカッタとをリンクにより連結することにより、小型モータでも駆動が出来るようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−136471号公報
特許文献1に記載された構成は、小型モータで駆動が出来るため装置の小型化が図れ、設置スペースが限られたオフィスで使用する事務機等の付属装置として使用可能であるが、カッタを下方から斜め方向に上昇させるように構成しているため、切り屑が落下する時に飛散して切り屑を集める屑箱に入らずに、用紙断裁装置や用紙後処理装置の駆動部分に入り込んで作動不良を起こしてしまう恐れがある。
また、切り屑の中でも特に小さい紙粉状の断裁粉がカッタを上下動させる摺動部分に入り込んで、カッタの作動不良を起こしてしまうことがある。
このような作動不良を起こした場合、一般ユーザが簡単に修理することが出来ないためにサービスマンを呼ぶことになり、修復までに長期間停止してしまい所望の作業が大幅に遅れてしまう。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、その目的は、用紙束断裁時に発生する切り屑を確実に除去出来る信頼性の高い用紙断裁装置を提供することにある。
本発明の目的は、下記の構成により達成することが出来る。
(1)用紙束を下側から押し切る断裁刃と、前記断裁刃を受ける刃受け部材と、前記断裁刃を保持する保持部材と、該保持部材を上下移動させる断裁刃駆動手段と、前記刃受け部材と対向する位置であって、断裁する時に該刃受け部材とで用紙束を挟持する用紙受け部材と、を有する用紙断裁装置において、前記断裁刃駆動手段により前記断裁刃を上昇させて、前記刃受け部材と用紙受け部材との間に挟持された用紙束を押し切る時に発生する切り屑を下方に案内する切り屑案内部材を設けたことを特徴とする用紙断裁装置。
(2)前記切り屑案内部材を前記保持部材に取り付けたことを特徴とする前記(1)に記載の用紙断裁装置。
(3)前記切り屑案内部材は導電性を有することを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の用紙断裁装置。
(4)前記(1)から前記(3)のいずれか1項に記載の用紙断裁装置を有することを特徴とする用紙後処理装置。
(5)前記(1)から前記(3)のいずれか1項に記載の用紙断裁装置を有することを特徴とする画像形成システム。
請求項1の発明によれば、用紙束を下側から押し切る断裁刃と、前記断裁刃を受ける刃受け部材と、前記断裁刃を保持する保持部材と、該保持部材を上下移動させる断裁刃駆動手段と、前記刃受け部材と対向する位置であって、断裁する時に該刃受け部材とで用紙束を挟持する用紙受け部材と、を有する用紙断裁装置において、前記断裁刃駆動手段により前記断裁刃を上昇させて、前記刃受け部材と用紙受け部材との間に挟持された用紙束を押し切る時に発生する切り屑を下方に案内する切り屑案内部材を設けることにより、切り屑が下方に正確に案内されて切り屑を集める屑箱に収納されるため、飛散して用紙断裁装置や用紙後処理装置の駆動部分に入り込んで作動不良を起こしてしまうことを防止できる。
また、切り屑案内部材を設けることにより、切り屑の中でも特に小さい紙粉状の断裁粉が断裁刃を上下動させる駆動部分やガイド部分に入り込んで、作動不良を起こしてしまうことを防止することが出来る。
請求項2の発明によれば、前記切り屑案内部材を前記保持部材に取り付けることにより、切り屑案内部材を取り除かなくても断裁刃を交換することが出来るため、切り屑案内部材を無駄にすることなく長期にわたり使用することが出来る。
請求項3の発明によれば、前記切り屑案内部材を導電性材料で構成することにより、用紙束が静電気を帯びていても、切り屑が切り屑案内部材に付着することなくスムーズに下方へ落下することが出来る。
請求項4の発明によれば、信頼性の高い用紙断裁装置を有することにより高機能な用紙後処理装置を提供することが出来る。
請求項5の発明によれば、信頼性の高い用紙断裁装置を有することにより高機能な画像形成システムを提供することが出来る。
以下に、本発明に係わる用紙断裁装置の実施の形態の一例を図を参照しながら説明する。
本実施の形態における用紙断裁装置は用紙後処理装置の一部として構成されており、該用紙後処理装置は画像形成装置に連結され、全体で画像形成システムを構成している。
図1は画像形成装置及び用紙後処理装置の全体構成図である。
Aは画像形成装置、DFは自動原稿送り装置、LTは大容量給紙装置、Bは用紙後処理装置である。
画像形成装置Aは、画像読み取り部(画像入力装置)1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、給紙カセット5A、5B、5C、手差し給紙トレイ5D、第1給紙部6A、6B、6C、6D、6E、レジストローラ6F、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)8B等を備えている。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載され、図の左側面には、用紙後処理装置Bが一体的に連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台の上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が、イメージセンサCCD1Aに読み込まれる。
イメージセンサCCD1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、画像書き込み部3に画像情報信号として送られる。
画像形成部4は、電子写真プロセスを用いて画像形成する部位であり、感光体ドラム4Aに対して帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。前記露光処理の工程では前記画像情報信号に基づく半導体レーザ(不図示)の出力光が感光体ドラム4Aに照射され静電潜像が形成される。更に、前記現像処理の工程では、前記静電潜像に対応したトナー像が感光体ドラム4A上に形成される。
給紙カセット5A〜5C、手差し給紙トレイ5D、大容量給紙装置LT、及び、それらに対応した第1給紙部6A〜6Eのうちいずれかが選択されると、用紙Sが、レジストローラ6Fに向けて搬送される。用紙Sはレジストローラ6Fにより感光体ドラム4Aのトナー像と同期が取られて、転写手段4Bに向けて搬送されトナー像が転写される。
トナー像を担持した用紙Sは定着装置7により定着され、排紙部8から用紙後処理装置Bに送り込まれる。
両面画像形成の場合には、片面に画像形成された用紙Sは搬送路切り換え板8Aにより自動両面コピー給紙部8Bに送り込まれ、画像形成部4において反対側の面に画像形成が行われ、定着装置7により定着された後、排出部8から用紙後処理装置Bに送り込まれる。
次に、用紙後処理装置Bの概要について、図2、図3、図4、及び、図5を用いて説明する。
図2は本発明に係わる用紙後処理装置の正面図、図3は右側面図、図4は左側面図、図5は用紙後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図である。
各図において、矢印X、Y、Zは方向を表す直交座標軸であり、各座標の正方向をX方向、Y方向、Z方向と称し、負方向は逆X方向、逆Y方向、逆Z方向と称するものとする。
なお、紙面に直交し、表面方向に矢印が向いている場合を◎、紙面裏面方向に矢印が向いている場合を○で表す。
画像形成装置で画像形成された用紙Sは、用紙後処理装置Bの入り口部で搬送路切り換え手段により、何も処理せずにそのまま排出する搬送路、或いは、中折り処理、及び、中綴じ処理を行う搬送路のどちらかに搬送される。
中折り処理、及び、中綴じ処理を行う搬送路に送り込まれた用紙Sは複数枚重ねられた状態で中折りされ、逆V字形状をした積載手段に積載されて、積載枚数が所定枚数に達した後中綴じ処理が行われた後、用紙取り出し手段により取り出されて、本発明に係わる用紙断裁装置により用紙束の端縁である小口が断裁された後排出される。
先ず、図2を用いて、搬送路R1に入った用紙Sの搬送経路について説明する。
搬送路切り換え手段G1により搬送路R1に送り込まれた用紙Sは、搬送ローラ203〜207に挟持されて搬送され、搬送路切り換え手段G2の上方の搬送路R3又は下方の搬送路R4のいずれかに搬送される。
上方の搬送路R3に搬送された用紙Sは、排紙ローラ208によって、用紙後処理装置Bの上部に配置されたサブ排紙トレイ(トップトレイ)209に排紙される。
下方の搬送路R4に搬送された用紙Sは、搬送ローラ210〜213に挟持されて搬送され、排紙ローラ214によって他の用紙後処理装置等に送り込まれる。
次に、図2、図5を用いて、搬送路R2に入った用紙Sの搬送について説明する。
搬送路切り換え手段G1により搬送路R2に入った用紙Sは、逆Y方向に搬送され、所定位置(図に示す位置P1)に一時停止して収納される。
位置P1において、後続の少数枚の用紙Sが重ね合わされて収納される。
上記の収納枚数は本実施の形態では3枚であるが、収納枚数はこれに限定されることはなく適宜設定することが出来る。
位置P1に収容された3枚の用紙Sは重ね合わされた状態で、搬送ローラ215、216、案内板(不図示)等により、Z方向に搬送された後、X方向に偏向され、位置P2に一時停止する(搬送路R5)。
なお、以下の説明において、特に断りのない限り、複数枚の用紙が重なったものを用紙束SSという。
位置P2に一時停止した用紙束SSは所定のタイミングで搬送ローラ217、218、案内板等によりY方向に搬送された後逆Z方向に偏向される(搬送路R6)。
逆Z方向に偏向された用紙束SSは搬送整合ベルト220により中折り手段230に送られる。
ここで、中折り手段230について図3を用いて説明する。
本実施の形態においては、用紙束SSの長辺方向が搬送整合ベルト220の搬送方向と一致するように構成されている。
中折り手段230は、整合部材232、中折りローラ234、235、中折りナイフ236等から構成されている。
整合板232は中折りローラ234と235との当接点から用紙束SSの長辺方向の長さの半分の長さの位置に配設されている。
逆Z方向に搬送された用紙束SSは、搬送整合ベルト220に設けられた整合爪221により押されて後述する中折り用紙搬送手段250を構成するガイド板251上を搬送され、用紙束SSの先端部が整合部材232に突き当たる位置で停止する。
続いて、搬送整合ベルト220の正逆回転により整合爪221が後退前進動作を行い、用紙束SS(3枚)の後端が押圧され搬送方向の幅が揃えられる。
上述した揃え動作完了後、中折りローラ234、235の当接点下方に設けられた中折りナイフ236がガイド板251上の用紙束SSの長辺方向中央部を押し上げ、図に示す矢印方向に回転する中折りローラ234、235に用紙束SSを食い込ませる。
食い込んだ用紙束SSは中折りローラ234、235により長辺方向中央部に折り目が付けられた後、中折りローラ234、235の逆方向の回転によりガイド板251上に戻され、後述する中折り用紙搬送手段250によりX方向に搬送される。
用紙サイズが変更された場合には、不図示の制御手段により整合板232の位置、搬送整合ベルト220の動作等が用紙サイズに応じて変更されるように構成されている。
なお、ローラ237、折りナイフ238等を用いて用紙束SSに対してZ折り(3つ折り)を行うことも可能である。
図2、図5に戻って、長辺方向中央部に折り目が付けられた用紙束SSは中折り用紙搬送手段250の搬送ベルトに設けられた搬送爪252、及び、図示しない案内板等によりX方向に搬送され、積載手段310に積載される(搬送路R7)。
次に、積載手段310、中綴じ手段を構成する打針手段350及び受針手段370について図4を用いて説明する。
積載手段310は、逆V字形状をした折り目支持部材311と、同じく逆V字形状をした辺縁支持部材312とからなり、折り目支持部材311は、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面(下面)の折り目a近傍を支持し、辺縁支持部材312は、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面の辺縁部を支持する。
ここで、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面とは、用紙に折り目に沿って折り曲げた時に、内側で互いに対向する用紙面のことをいい、外側の用紙面を山側面という。
積載手段310の上方には、上下方向に移動可能な押さえ手段330、及び、固定の打針手段350が配置されている。
積載された用紙束SSの折り目aの下方には、受針手段370が上下方向に移動可能に配設されている。
用紙綴じ手段である打針手段350及び受針手段370は、用紙折り目方向にみて中央振り分け2箇所に配置されている。
上記構成により、積載手段310に積載された用紙束SSが所定枚数に達すると、押さえ手段330が下降し用紙束SSを押さえた状態で、受針手段370が上昇し、打針手段350によりステープル針が用紙束SSの折り目部の2箇所に打針される。
次に、図2、図4を用いて、中綴じ処理された用紙束SSの取り出しについて説明する。
用紙束SSを取り出す取り出し手段420は、支持手段421、駆動手段(参照符号無し)等で構成されている。
支持手段421は、積載手段310に積載された用紙束SSの両端部に配設された支持部材422、423を有しており、当該支持部材422、423は、用紙束SSの折り目部を支持するために一端が直角に曲げられた折り曲げ部422A、423Aを有する棒状部材で形成されている。
支持部材422、423の他端は支持軸424の周りに回動自在に支持されている。
支持部材422、423は、図2の左右方向にみて、前記駆動手段により、積載された用紙束SSを支持するために用紙束SSの折り目部に挿脱可能に構成されている。
また、支持部材422、423は、図4に示すように、前記駆動手段により、積載手段310に積載された用紙束SSを取り出す取り出し位置と用紙束SSを受け取りコンベア500に移載する受け渡し位置との間を、支持軸424を中心にして揺動する。
斯かる構成により、積載手段310に積載された用紙束SSが所定枚数に達し、中綴じ手段により中綴じ処理が完了すると、支持部材422、423は積載された用紙の折り目部近傍に挿入され用紙束SSの折り目部を支持した後、前記取り出し位置から前記受け渡し位置に回動し、受け取りコンベア500上に載置し、載置された用紙束SSをグリップ501で挟持する。
グリップ501で挟持された用紙束SSは受け取りコンベア500の回動に連動して斜め下方に搬送され、グリップ501から開放された後、断裁コンベア600に受け渡される。
断裁コンベア600は用紙束SSが受け渡された後には水平状態になり、続いて、用紙束SSは後述する折り目押さえ部材により折り目部を押さえられた状態で用紙断裁装置700側に搬送され所定位置に停止し、不揃いになっている小口(折り目の反対側の自由端部)が本発明に係わる用紙断裁装置700により断裁され小口が揃えられる。
断裁処理が終了すると用紙束SSは断裁コンベア600により逆方向に搬送され、断裁コンベア600の先端部から矢示方向に落下し回収コンベア800により回収され、用紙後処理装置Bの前面外側に配置された排紙トレイ850に排出される。
次に、図6〜図9を用いて本発明に係わる用紙断裁装置700の詳細について説明する。
図6は、断裁コンベア600及び用紙束SSの搬送機構の模式図である。
図7は用紙断裁装置700への用紙挿入方向から見た用紙断裁装置700の概略正面図、図8は図7のU−Uに沿った要部断面図、図9は図7のV−Vに沿った要部断面図である。
先ず、図6を用いて、中折り、中綴じされた用紙束SSを受け取りコンベア500から断裁コンベア600に受け渡し、受け渡し後用紙断裁装置700にて小口断裁をするために所定位置に停止させるための機構について説明する。
図6(a)に示すように、受け取りコンベア500の用紙搬送方向下流側終点付近でグリップ501が開き、挟持していた用紙束SSを解放する。
解放された用紙束SSは、傾斜して停止している、プーリ607、608に張架された搬送ベルト601の上側のベルトに近接し、平行に設けられた用紙載置台602上の斜面を滑り、搬送ベルト601に固定されたストッパ爪603に当接し停止する。
用紙束SSの停止後、整合部材604が図の実線で示す位置から点線で示す位置に回動する。
整合部材604の回動後、搬送ベルト601が図の矢印Fで示す方向に移動し、ストッパ爪603により用紙束SSの折り目部を整合部材604に当接させて停止する。
このように、用紙束SSを整合部材604に当接させることにより用紙の搬送方向の曲がりが修正される。
ストッパ爪603の停止後、折り目押さえ部材605が、図の矢印Gで示す方向に下降して、用紙載置台602とほぼ同じ平面を有するように設けられた受け板606との間に用紙束SSを挟持する。
用紙束SSの挟持が完了すると、断裁コンベア600が回転しストッパ爪603は、図の点線で示す位置に退避する。
ストッパ爪603の退避が完了すると、整合部材604、折り目押さえ部材605及び受け板606は用紙束SSを挟持したまま、断裁コンベア600と一体的に、断裁コンベア600のプーリ607の中心を支点として、図6(b)に示す水平位置に回動し停止する。
断裁コンベア600の回動が完了すると、用紙束SSは挿入手段600Aにより折り目押さえ部材605及び受け板606により挟持されたまま、用紙載置台602上を滑りながら、図の矢印H方向に移動し、用紙断裁装置700の断裁部に挿入され、各用紙のサイズによって決められた所定位置に停止する。
なお、挿入手段600Aはプーリ607、608と同じ回転軸上のプーリ609、610に張架された挿入ベルト611、挿入ベルト611に固定された、整合部材604、折り目押さえ部材605及び受け板606を保持する移動体612、及び、挿入ベルト611を正逆転させる挿入モータ(不図示)等から構成されており、断裁コンベア600とともにプーリ607の中心を支点として回動する。
挿入手段600Aにより所定位置に停止された用紙束SSは、用紙断裁装置700によって小口を断裁されるが、用紙断裁装置700の詳細について、図7、図8を用いて説明する。
701は上下方向へ移動自在の用紙押さえ部材、701Aは用紙押さえ部材701の用紙束SSとの対向面に一体に設けられた刃受け部材、702は用紙断裁装置700の本体側面700B、700Cに固定された用紙受け部材、703は上下方向へ移動自在の断裁刃(下刃)である。
図に示すように、刃受け部材701Aは下刃703を用紙束SSを介して受ける位置に配置されている。
704、705は連結棒であり、図7に示すように、一端が用紙押さえ部材701の両端部近傍、他端は雌ネジユニット706、707に回動可能に取り付けられている。
雌ネジユニット706、707は、互いに反対方向に雄ネジが形成されたボールネジ
708に螺合している。
ボールネジ708は、用紙断裁装置700の本体側板700B、700Cに回転自在に保持されるとともに、正逆可能な用紙押さえモータ709より複数の歯車(参照符号なし)を介して回転が伝えられる。
従って、用紙押さえモータ709の正逆転により用紙押さえ部材701が上下方向に移動する。
なお、上記複数の歯車は、用紙押さえモータ709の回転数を減速してボールネジ708に伝達するように構成されている。
斯かる構成により、用紙押さえモータ709のモータ容量が小さくても大きなトルクが発生し、用紙束SSが刃受け部材701Aと用紙受け部材702とにより大きな力で挟持され、断裁処理時の用紙のズレを防止できる。
図8に示すように、下刃703は保持部材703Aに固定されており、保持部材703Aはガイド部材717A、717Bに上下方向摺動自在にガイドされている。
保持部材703Aには、図7の左右方向所定距離離れた位置の2箇所に回転自在のコロ715が取り付けられており、詳細は図9にて説明するが、コロ715はガイド部材717A、717Bの図7の右下方から左斜め上方に向けて形成されたガイド部に摺動自在に嵌合している。同じく、保持部材703Aには、用紙束SSの小口断裁を行った時に発生する切り屑を保持部材703Aの下方に設置した屑箱729に案内しながら落下させる切り屑案内部材760が取り付けられている。
図7に示すように、保持部材703Aは連結部703Cを有しており、連結部703Cの先端にはコロ719が回転自在に取り付けられている。
コロ719は下刃駆動部材725の上下方向に形成された案内溝725Aに摺動自在に嵌合している。
下刃駆動部材725はボールネジ726、727に螺合する雌ネジ部を有し、ボールネジ726、727は、本体側板700B、700Dに回転自在に保持されるとともに、正逆可能な下刃駆動モータ728から互いの回転方向が同じになるように複数の歯車(参照符号なし)を介して回転が伝えられる。
下刃駆動モータ728が正逆転することにより、ボールねじ726、727が同一方向に正逆回転し、下刃駆動部材725が図7に示す矢印Q方向に往復動し、下刃駆動部材725の往復動に伴い、コロ715がガイド部材717A、717Bのガイド部に案内され、保持部材703A及び下刃703が図7の右下方から左斜め上方に往復動する。
上記説明で明らかなように、断裁刃703を斜め方向に上下動させる断裁刃駆動手段は、下刃駆動モータ728、ボールネジ726、727、下刃駆動部材725等で構成されている。
以上述べた構成における用紙断裁装置700の動作、用紙束SSの断裁部への挿入動作、及び取り出し動作について、主に図8を用いて説明する。
中折り、中綴じ処理された用紙束SSは、折り目押さえ部材605及び受け板606により挟持されたまま用紙載置台602上を滑りながら、図8の矢印H方向に移動し、刃受け部材701A、用紙受け部材702、下刃703等からなる断裁処理部に挿入され、各用紙のサイズによって決められた位置に停止する。
用紙束SSが停止すると、用紙押さえモータ709(図7参照)が回転し、用紙押さえ部材701が下降し、刃受け部材701Aと用紙受け部材702とにより用紙束SSの小口近傍が挟持される。
用紙束SSが挟持されると、下刃駆動モータ728(図7参照)が回転し、下刃703は、その先端が刃受け部材701Aに僅かに食い込むまで、用紙束SSを押し切りながら図7の左斜め上方に上昇し、用紙束SSの小口断裁処理を行う。
小口断裁処理が完了すると、下刃駆動モータ728が逆回転し、下刃703は図7の右斜め下方の所定位置に下降する。
下刃703の下降が完了すると、用紙押さえ部材701が所定位置まで上昇する。
用紙押さえ部材701の上昇完了後、用紙束SSの折り目部近傍を挟持していた折り目押さえ部材605及び受け板606が図6(b)に示す位置に戻ると、折り目押さえ部材605が上昇、整合部材604が用紙搬送面より下方に退避し、用紙束SSの挟持が解除される。
続いて、断裁コンベア600が回転し、ストッパ爪603により、小口断裁された用紙束SSは、図4に示すように、断裁コンベア600の先端部から矢示方向に落下し回動する回収コンベア800により搬送され、用紙後処理装置Bの前面外側に配置された排紙トレイ850に排出される。
次に、図9を用いて、本発明の特徴である切り屑案内部材760の詳細、及びコロ715のガイド部の詳細について説明する。
下刃703は下刃取り付けネジ703Bにより保持部材703Aに固定され、保持部材703Aは、前述したように、鉛直方向に設けられた板状のガイド部材717A、717Bに摺動可能にガイドされている。
718は保持部材703Aに固定されたコロ取り付け軸であり、コロ取り付け軸718の両端にはコロ715が回転自在に取り付けられており、コロ715は、ガイド部材717A、717B側面から垂直に立ち上げられたガイド部717C、717Dに摺動自在に保持されている。
前述したように、ガイド部717C、717Dは、図7に示すように、右下方から左斜め上方に所定距離の間形成されている。
切り屑案内部材760の一端は、保持部材703Aの上部の傾斜面に両面テープにより取り付けられ、切り屑案内部材760の中間部はガイド部材717Aに固定されたL型アングル部材717Eに当接して直線性を保持し、切り屑案内部材760の終端は屑箱729の内方に向かうように配設されている。
切り屑案内部材760を取り付ける保持部材703Aの上部傾斜面は、図に示すように、下刃703の刃先部の傾斜面とほぼ同一角度になるように形成されている。
切り屑案内部材760は、断裁された切り屑を下方に落下させるものであれば特に形状、材質等は限定されないが、ナイロン、PVC、ポリカーボネート等の樹脂材料にカーボン、金属、金属酸化物等の導電性材料を練り込んでシート状に加工したものを使用することが好ましく、導電性の切り屑案内部材760を接地して使用することがより好ましい。
切り屑案内部材760としては、上記以外にも、アルミ、ステンレス等の金属シートを使用することも可能である。
なお、下刃703を交換する場合には、切り屑案内部材760を持ち上げた状態で、下刃取り付けネジ703Bを緩めて行うことが出来る。
本実施の形態では、切り屑案内部材760を無駄にすることなく有効に使用でき、かつ、下刃703が容易に交換出来るように切り屑案内部材760を保持部材703Aに取り付けたが、これに拘ることなく、例えば、下刃703に取り付けてもよく、この場合には、切り屑が他の部材に引っかかる恐れがなく直接落下する利点を有する。
以上説明したように、断裁刃を上昇させて、刃受け部材と用紙受け部材との間に挟持された用紙束を押し切る時に発生する切り屑を下方に案内する切り屑案内部材を設けることにより、切り屑が下方に正確に案内されるため、切り屑を集める屑箱に入らずに飛散して用紙断裁装置や用紙後処理装置の駆動部分に入り込んで作動不良を起こしてしまうことを防止できる。加えて、切り屑案内部材の設置により、切り屑の中でも特に小さい紙粉状の断裁粉が断裁刃を上下動させる駆動部分やガイド部分に入り込んで、作動不良を起こしてしまうことを防止することが出来る。
また、切り屑案内部材を導電性材料で構成することにより、用紙束の静電気により、切り屑が切り屑案内部材に付着して、切り屑の下方への落下が阻害されることが防止できる。
更に、切り屑案内部材を保持部材に取り付けことにより、切り屑案内部材を取り除かなくても断裁刃を交換することが出来るため、切り屑案内部材を無駄にすることなく、かつ、長期にわたり使用することが出来る。
用紙後処理装置を備えた画像形成装置の全体構成図。 用紙後処理装置の概略正面図。 図2の用紙後処理装置の右側面図。 図2の用紙後処理装置の左側面図。 用紙後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図。 断裁コンベア600及び用紙束SSの搬送機構の模式図。 用紙断裁装置700の用紙挿入方向から見た概略正面図。 図7のU−Uに沿った要部断面図。 図7のV−Vに沿った要部断面図。
符号の説明
A 画像形成装置
B 用紙後処理装置
230 中折り手段
310 積載手段
330 押さえ手段
350 打針手段
370 受針手段
420 取り出し手段
421 支持手段
500 受け取りコンベア
600 断裁コンベア
600A 挿入手段
601 搬送ベルト
602 用紙載置台
603 ストッパ爪
604 整合部材
605 折り目押さえ部材
606 受け板
607、608、609、610 プーリ
611 挿入ベルト
612 移動体
700 断裁装置
701 用紙押さえ部材
701A 刃受け部材
702 用紙受け部材
703 下刃
703A 保持部材
703B 下刃取り付けネジ
703C 連結部
704、705 連結棒
706、707 雌ネジユニット
708、726、727 ボールネジ
709 用紙押さえモータ
715、719 コロ
717A、717B ガイド部材
717C、717D ガイド部
717E L型アングル部材
718 コロ取り付け軸
725 下刃駆動部材
725A 案内溝
728 下刃駆動モータ
729 屑箱
760 切り屑案内部材

Claims (5)

  1. 用紙束を下側から押し切る断裁刃と、
    前記断裁刃を受ける刃受け部材と、
    前記断裁刃を保持する保持部材と、
    該保持部材を上下移動させる断裁刃駆動手段と、
    前記刃受け部材と対向する位置であって、断裁する時に該刃受け部材とで用紙束を挟持する用紙受け部材と、を有する用紙断裁装置において、
    前記断裁刃駆動手段により前記断裁刃を上昇させて、前記刃受け部材と用紙受け部材との間に挟持された用紙束を押し切る時に発生する切り屑を下方に案内する切り屑案内部材を設けたことを特徴とする用紙断裁装置。
  2. 前記切り屑案内部材を前記保持部材に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の用紙断裁装置。
  3. 前記切り屑案内部材は導電性を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙断裁装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の用紙断裁装置を有することを特徴とする用紙後処理装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の用紙断裁装置を有することを特徴とする画像形成システム。
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