JP2006099983A - 燃料電池ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】車両から伝達される振動に対する強度を保ち、重量を軽量化する燃料電池ユニットを提供する。
【解決手段】単位セルを積層したスタック列5a、5bを並列に並べ、スタック列5a、5bの1枚のエンドプレート6aと1枚のプレッシャプレート8によってスタック列5a、5bを加圧し締結する。また、エンドプレート6aとプレッシャプレート8にブラケット3を接続し、燃料電池スタック2をケース4を介さずに車体11に取り付ける。
【選択図】 図1
【解決手段】単位セルを積層したスタック列5a、5bを並列に並べ、スタック列5a、5bの1枚のエンドプレート6aと1枚のプレッシャプレート8によってスタック列5a、5bを加圧し締結する。また、エンドプレート6aとプレッシャプレート8にブラケット3を接続し、燃料電池スタック2をケース4を介さずに車体11に取り付ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は燃料電池ユニットに関するものであり、特に車両に搭載する燃料電池ユニットと取り付け構造に関するものである。
従来、燃料電池ユニットを車体に取り付ける場合に、取り付けプレートを介して車体に取り付けるものが、特許文献1に開示されている。
特開2001−68140号公報
しかし、燃料電池ユニットは防水、防塵のためケースに収納された状態で車両に搭載されるが、ケースなどの取り付けプレートを介して取り付ける場合には、車両の振動、歪みに対する強度を保つために取り付けプレートの剛性を強くしなければならず、例えばアルミ系の取り付けプレートを使用し、更にその厚さを厚くしなければならず、取り付けプレートの重量が重くなる、すなわち燃料電池ユニットの重量が重くなるといった問題点がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、車両の振動、歪みに対する強度を保ち、かつ燃料電池ユニットの重量を軽くすることを目的とする。
本発明では、単位セルを積層したセル積層体を複数有する燃料電池スタックと、燃料電池スタックを収納するケースと、を備えた燃料電池ユニットにおいて、並列に並んだ複数のセル積層体を単位セルの積層方向両側から加圧する一対の加圧プレートと、加圧プレートを車体に連結するブラケットと、を備える。そしてケースは、ブラケットと連結する。
本発明によると、並列に並んだ複数のセル積層体を有する燃料電池スタックを一対の加圧プレートによって加圧し、加圧プレートと車体をブラケットによりケースを介さずに直接接続する。加圧プレートは、セル積層体の変形を防ぐために剛性が高い部材が使用されているが、この加圧プレートと車体をブラケットにより直接連結することで、車両からの振動に対する強度を保つことができ、ケースの厚さを薄くする、つまり燃料電池ユニットの重量を軽くすることができる。
本発明の第1実施形態の構成を図1、図2を用いて説明する。図1はこの実施形態の燃料電池ユニット1の車体取り付け方向正面図であり、図2は図1のA−A断面図である。なお、図1については、ケース4の一部(車体取り付け方向正面側の一部)を省略している。燃料電池ユニット1は、燃料電池スタック2と、燃料電池を車体11に取り付けるブラケット3と、燃料電池スタック2を収納するケース4とから構成される。
燃料電池スタック2は、単位セルを積層したスタック列(セル積層体)5a,5bと、スタック列5a、5bの一方の端部に設けたエンドプレート6aと、スタック列5a、5bのもう一方の端部にそれぞれ設けたエンドプレート6bと、エンドプレート6bの外側よりスプリング7を介してスタック列5a、5bを締め付けるプレッシャプレート8を備える。また、スタック列5a、5bに外部より水素、空気またはスタック列5a、5bを冷却する冷却水を導入または排出するマニホールド9を備える。
燃料電池スタック2は、スタック列5a、5bを単位セル積層方向と平行であり、かつスタック列5a、5bの長手方向にスタック列5a、5bを並列に配設する。そして、スタック列5a,5bのその一方の端部に1枚のエンドプレート6aを設ける。もう一方の端部には各スタック列5a、5bにエンドプレート6bをそれぞれ設け、エンドプレート6bの外側にスプリング7を介して1枚のプレッシャープレート8を設ける。スタック列5a、5bはエンドプレート6aとプレッシャプレート8によって加圧され、締め付けられる(エンドプレート6aとプレッシャプレート8が加圧プレートを構成する)。なお、並列に配設したスタック列5a、5bは電気的には直列に接続する。
エンドプレート6a、6bは、スタック列5a、5bを締結した際にスタック列5a、5bの面圧を一定にし、変形を抑えるために高い剛性を有するガラス繊維入りの強化樹脂で構成される。また、ガラスファイバー入りの強化樹脂を用いることで燃料電池スタック2と車体11を電気的に絶縁することができる。なお、プレッシャープレート8も同様の構成とし、高い剛性、電気的な絶縁性を有している。ここではガラス繊維入りの強化樹脂を用いたが、この部材以外でも高い剛性と電気的な絶縁性を備えた部材であれば良い。
スタック列5a、5bは、ガスシール性の確保、単位セルの接触抵抗を低減するためにエンドプレート6aとプレッシャープレート8によって締め付けられるが、スタック列5a、5bにエンドプレート6bをそれぞれ設け、スプリング7を介して加圧するので、燃スタック列5a、5bの面圧をそれぞれ一定にし、変形をそれぞれ防止することができる。さらに1枚のエンドプレート6aと1枚のプレッシャープレート8によってスタック列5a、5bが連結し、エンドプレート6a、プレッシャープレート8が高い剛性を有するので、後述するようにブラケット3を介して車体11から振動が伝わった場合でも、エンドプレート6a、プレッシャープレート8は変形しない。そのためスタック列5a、5bの変形を更に防止することができる。
ブラケット3は、断面略L字状をしており、L字状の側面部3aが接続部3bを介してボルト10によってエンドプレート6aまたはプレッシャープレート8と連結し、L字状の底部3cがボルト12によって車体11と連結する。つまり、燃料電池スタック2は、ブラケット3を介して直接、車体11に取り付けられる。なお、ブラケット3はL字状の側面部3aと底部3cはリブ3dによって接続している。
ブラケット3は高い剛性を有するエンドプレート6aまたはプレッシャープレート8と接続するので、車体11の振動が伝わった場合でも、燃料電池スタック2には、歪みが生じることがなく、スタック列5a、5bの変形を防止することができる。なお、ブラケット3は前述したガラスファイバー入り強化樹脂などの絶縁部材で構成する。
ケース4は、熱容量の低い樹脂などを成型した上蓋4aと下蓋4bとから構成される。下蓋4bには燃料電池スタック2と車体を接続するブラケット3の接続部3bが貫通する貫通孔が設けられ、下蓋4bと接続部3bの間には外部よりケース4内に水が侵入しないように断熱性のグロメットシール(グロメット)13が挿入される。断熱性のグロメットシール13を用いることで、燃料電池スタック2からケース4への伝熱を抑制することができる。これによって燃料電池スタック2からの放熱を抑制することができ、素早く燃料電池スタック2を昇温させることができ、例えば燃料電池スタック2の起動を素早く行うことができる。なお、ケース4は上蓋4aと下蓋4bは、燃料電池スタック2を収納した場合に、外部より水の侵入を防ぐ防水性があれば良く、ケース4の厚さを薄くすることが望ましい。これによってケース4の重量を軽く、すなわち燃料電池ユニット1の重量を軽くすることができる。
以上の構成によって、並列に並んだスタック列5a、5bを剛性の高いエンドプレート6aとプレッシャプレート8によって挟持し、ブラケット3によってエンドプレート6aまたはプレッシャプレート8と車体11を連結するので、車体11の振動によるスタック列5a、5bの変形を防止することができる。また、ケース4を熱容量の低い樹脂で構成し、その厚さを薄くすることができので、燃料電池スタック2からの放熱を少なくし、燃料電池スタック2の始動性を良くすることができる。また、ケース4を薄くすることができ、燃料電池ユニット1の重量を軽くすることができる。
なお、この実施形態ではスタック列5a、5bを図2の断面図に示すようにスタック列5a、5bの長手方向に並列となるように配設したが、図3に示すようにスタック列5a、5bの長手方向と直交する方向に並列となるように配設しても良い。図3については図1と同じ構成のものについては図1と同じ番号で示し、スタック列5a、5bを破線で示す。
また図4に示すように複数(図4では3つ)のスタック列5a、5b、5cをスタック列5a、5b、5cの長手方向に並列となるように配設しても良い。図3については図1と同じ構成のものについては図1と同じ番号で示し、スタック列5a、5b、5cを破線で示す。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、単位セルを積層したスタック列5a、5bを並列に並べ、スタック列5a、5bを1枚のエンドプレート6aと1枚のプレッシャープレート8によって一体に締め付ける。並列に並べたスタック列5a、5bを剛性の高いエンドプレート6aとプレッシャプレート8によって締め付けるので、スタック列5a、5bの変形を防止し、スタック列5a、5b間の距離が一定に保つことができる。そのため、スタック列5a、5bが振動、または変形によってスタック列5a、5bが衝突することがなく、スタック列5a、5bの劣化を防止することができる。また、スタック列5a、5bの距離を短くすることができるので、燃料電池ユニット1を小型にすることができる。
また、ブラケット3によってエンドプレート6aまたはプレッシャープレート8と車体11をケース4を介さずに直接連結する。燃料電池スタック2と車体11をブラケット3を介して剛性の高いエンドプレート6a、プレッシャープレート8に直接連結することで、車体11から振動が伝わった場合でも、スタック列5a、5bに歪みを生じさせことがない。さらに燃料電池スタック2をケース4を介さずにブラケット3によって車体11に連結するので、ケース4の剛性を高めるためにケース4の厚さを厚くする必要がなく、ケース4の重量を軽く、つまり、燃料電池システムを軽量にすることができる。
並列に並べた複数のスタック列5を一対の加圧プレートを構成するエンドプレート6aとプレッシャープレート8によって連結するので、燃料電池スタック2の歪みを抑制することができ、燃料電池スタック2からの水素などのリークを防止することができる。
エンドプレート6a、またはプレッシャープレート8を電気的に絶縁性のガラス繊維入り強化樹脂で構成することで、燃料電池スタック2からの漏電を防ぐことができる。
また、ケース4は熱容量の低い樹脂などを使用することができるので、燃料電池スタック2からの放熱を抑制することができ、燃料電池スタック2を素早く昇温することができる。そのため例えば燃料電池スタック2の長時間停止後の始動時など燃料電池スタック2の温度が低い場合も素早く燃料電池スタック2を暖機することができ、燃料電池スタック2の始動性を高めることができる。
さらに、ケース4とブラケット3の間に、グロメットシール13を設けることで、燃料電池スタック2からケース4への放熱を更に抑制することができ、燃料電池スタック2の始動性を更に高めることができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
複数の燃料電池スタックを並べた車体搭載用の燃料電池システムにおいて利用することができる。
1 燃料電池ユニット
2 燃料電池スタック
3 ブラケット
4 ケース
5a スタック列
5b スタック列
6a エンドプレート
6b エンドプレート
8 プレッシャプレート
11 車体
13 グロメットシール(グロメット)
2 燃料電池スタック
3 ブラケット
4 ケース
5a スタック列
5b スタック列
6a エンドプレート
6b エンドプレート
8 プレッシャプレート
11 車体
13 グロメットシール(グロメット)
Claims (4)
- 単位セルを積層したセル積層体を複数有する燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックを収納するケースと、を備えた燃料電池ユニットにおいて、
並列に並んだ複数のセル積層体を前記単位セルの積層方向両側から加圧する一対の加圧プレートと、
前記加圧プレートを車体に連結するブラケットと、を備え、
前記ケースは、前記ブラケットと連結することを特徴とする燃料電池ユニット。 - 前記一対の加圧プレートの一部が、前記燃料電池スタックのエンドプレートであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池ユニット。
- 前記ケースと前記ブラケットの間に断熱性のグロメットを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池ユニット。
- 前記加圧プレートは、絶縁性樹脂で構成することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の燃料電池ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004281274A JP2006099983A (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | 燃料電池ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004281274A JP2006099983A (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | 燃料電池ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006099983A true JP2006099983A (ja) | 2006-04-13 |
Family
ID=36239589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004281274A Pending JP2006099983A (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | 燃料電池ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008130261A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 燃料電池発電装置 |
JP2014216088A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池ユニット |
-
2004
- 2004-09-28 JP JP2004281274A patent/JP2006099983A/ja active Pending
Cited By (3)
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JP2008130261A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 燃料電池発電装置 |
JP2014216088A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池ユニット |
US9847540B2 (en) | 2013-04-23 | 2017-12-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell unit |
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