JP2006099863A - 光ディスク装置及びそのディスク欠陥によるエラー推定方法 - Google Patents

光ディスク装置及びそのディスク欠陥によるエラー推定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006099863A
JP2006099863A JP2004284189A JP2004284189A JP2006099863A JP 2006099863 A JP2006099863 A JP 2006099863A JP 2004284189 A JP2004284189 A JP 2004284189A JP 2004284189 A JP2004284189 A JP 2004284189A JP 2006099863 A JP2006099863 A JP 2006099863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defect
signal
level
full
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004284189A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kaneko
真二 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004284189A priority Critical patent/JP2006099863A/ja
Publication of JP2006099863A publication Critical patent/JP2006099863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】
指紋、汚れ、傷などの小さなディフェクトを含むディフェクト全般を検出して、ブロック単位のデータ破綻を精度良く推定できる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】
再生RF信号のレベルを正規化後、記録データの周波数成分を除去し、全波整流してプラスとマイナスのディフェクトを同一象限にする。次に全波整流信号からクリップ回路にてノイズ成分の切り捨てとラージ・ディフェクトのレベルの最大絶対値の制限を行う。また全波整流信号からラージ・ディフェクトの波形部分を検出し、そのラージ・ディフェクトのディフェクト時間を補償加算するためのディフェクト補償パルスを生成する。1RUB積分回路にて、クリップ回路の出力とラージ・ディフェクト補償パルスを対象に1RUBごとの積分を行う。そして1RUB積分値からEDCエラー検出レベルを基準としてEDCエラーの有無を推定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ディスクへの記録および再生を行う光ディスク装置と、記録時にディスク表面の欠陥の程度を推定してブロック単位のデータ破綻を推定する方法に関する。
近年、ブルーレイディスク(Blu−ray Disk)にデータを記録再生する光ディスク装置が出現している。ブルーレイディスクによれば、波長405nmの青紫色レーザと、開口数(NA)0.85の対物レンズに加えて、光透過保護層厚0.1ミリメートルのディスク構造を採用することにより、直径12cmの書き換え可能な相変化光ディスクの片面に最大27GBのデータを記録することができる。
ブルーレイディスクでは、DVDディスクに比べて、記録密度が約5倍、ディスクの光透過保護層が約1/7であるためディスク表面の欠陥(ディフェクト)の影響を受けやすい。そこで、ECC(Error Correction Code)のエラー訂正能力を高くするために、1ECCブロックのサイズを、ブルーレイディスクの記録再生単位であるRUB(Recording Unit Block)と同じ大きさである64KByteと大きくしてある。しかし、想定外の大きな指紋や大きな擦り傷などの欠陥がディスク面にあると、それらの欠陥は1ECC部(1RUB)の1/3にも達し、1RUBのデータが破綻してしまう。この場合、RUBのアドレス領域に指紋や擦り傷などの欠陥があってアドレスデータもエラーになれば記録が停止されるので、記録エラーとはならない。
ところが、RUBのアドレスは1RUBに3箇所挿入されており、かつその周波数は200kHzと比較的低周波であることから、RUBのアドレスデータの読み取りに関しては、指紋や擦り傷などの欠陥による影響を受けにくい。したがって、光ディクスの表面に1RUBのデータを破綻させる程度の指紋や擦り傷などの欠陥があっても記録が行われてしまい、結果的に記録エラーの発生を招くという問題を招いていた。
このような事情からディスク表面の欠陥を検出する技術が重要となってきている。その一例として、ディスクから記録されたデータを3分割された後行の第2光ビームで読み出し、この読み出されたデータのエラーを検出するとともに、反射光からデータが記録された部分のディスクの欠陥を検出し、このエラー検出及び欠陥検出の両方の結果が予め設定された判定基準以下である場合は記録を良とし、エラー検出及び欠陥検出の少なくとも一方の結果が判定基準を越えた場合は記録を不良と判定する、という方法がある(例えば特許文献1参照)。
特開平5−274817号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、従来の欠陥検出の方法では、再生RF信号が欠如する程度の周波数の比較的低い大きな欠陥を対象に行うことは可能であったが、ディスク表面の指紋、汚れ、傷などの周波数の範囲の広い小さな欠陥の検出は困難であった。このため、1RUBのデータが欠陥により破綻しているかどうかを精度良く推定することが困難であった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、指紋、汚れ、傷などの周波数範囲の広い小さなディフェクトを含むディフェクト全般を検出して、ブロック単位のデータ破綻を精度良く推定することのできる光ディスク装置およびそのディスク欠陥によるエラー推定方法を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するため、この発明の光ディスク装置は、光ディスクへの記録時にRF信号を再生するRF信号再生手段と、再生されたRF信号のレベルをその平均がほぼ0Vとなるように正規化するレベル正規化手段と、再生されたRF信号から記録データの周波数成分を除去するフィルタ手段と、レベル正規化手段により正規化され、かつフィルタ手段を通過した信号を全波整流する全波整流手段と、全波整流された信号からノイズ成分を切り捨てるとともにレベルの最大絶対値を制限するクリップ手段と、少なくとも前記クリップ手段の出力を所定のデータブロック毎に積分する積分手段と、積分結果に基づいてデータブロック毎のエラーを推定するエラー推定手段とを具備することを特徴とする。
すなわち、この発明の光ディスク装置によれば、指紋、汚れ、傷などの周波数範囲の広い小さなディフェクトを含むディフェクト全般を検出して、ブロック単位のデータ破綻を精度良く推定することができる。
また、この発明の光ディスク装置は、全波整流された信号から、レベルの絶対値が特定の基準値を所定時間以上連続して超える波形部を検出して、ディフェクト時間を補償加算するためのディフェクト補償パルスを生成するディフェクト補償パルス生成手段をさらに具備し、積分手段は、クリップ手段の出力とともにディフェクト補償パルスを対象に積分を行うように構成してもよい。
この構成により、ディフェクトによりPLLが一旦乱れてからロックインするまでの時間の遅延を考慮したディフェクト積分値が得られ、ブロック単位のデータ破綻をより精度良く推定することができる。
また、本発明の別の観点に基づく光ディスク装置のディスク欠陥によるエラー推定方法は、光ディスクへの記録時に再生されたRF信号のレベルをその平均がほぼ0Vとなるように正規化するステップと、再生されたRF信号から記録データの周波数成分をフィルタ手段により除去するステップと、正規化が行われ、かつフィルタ手段を通過した信号を全波整流するステップと、クリップ手段にて、全波整流された信号からノイズ成分を切り捨てるとともにレベルの最大絶対値を制限するステップと、少なくともクリップされた出力を所定のデータブロック毎に積分するステップと、積分結果に基づいてデータブロック毎のエラーを推定するステップとを具備することを特徴とする。
この発明の光ディスク装置のディスク欠陥によるエラー推定方法によれば、指紋、汚れ、傷などの周波数の範囲の広い小さなディフェクトを含むディフェクト全般を検出して、ブロック単位のデータ破綻を精度良く推定することができる。
また、この発明の光ディスク装置のディスク欠陥によるエラー推定方法は、全波整流された信号から、レベルの絶対値が特定の基準値を所定時間以上連続して超える波形部を検出して、ディフェクト時間を補償加算するためのディフェクト補償パルスを生成し、積分するステップは、クリップされた出力とともにディフェクト補償パルスを対象に積分を行うこととしてもよい。
この構成により、ディフェクトによりPLLが一旦乱れてからロックインするまでの時間の遅延を考慮したディフェクト積分値が得られ、ブロック単位のデータ破綻をより精度良く推定することができる。
本発明の光ディスク装置およびそのディスク欠陥によるエラー推定方法によれば、指紋、汚れ、傷などの周波数範囲の広い小さなディフェクトを含むディフェクト全般を検出して、ブロック単位のデータ破綻を精度良く推定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
この光ディスク装置101は、DVD±R/RW、CD−R/RW、ブルーレイディスクのような光ディスク102を回転駆動するスピンドルモータ103、PD(フォト・ディテクタ)104Aやレーザ光源104Bを有する光ピックアップ104、この光ピックアップ104を光ディスク102の半径方向に移動する送りモータ105、装置全体及び信号処理やサーボ制御などの個別制御を行うシステムコントローラ107、信号の変調、復調及びECCの付加、ECCに基づくエラー訂正処理を行う信号変復調器&ECC部108、スピンドルモータ103及び送りモータ105を駆動制御するサーボ制御部109、外部コンピュータ130を接続するためのインターフェース111、D/A,A/D変換器112、オーディオ・ビュジュアル処理部113、オーディオ・ビュジュアル信号入出力処理部114、光ピックアップ104のPD(フォト・ディテクタ)104Aから出力される各種の信号に基づいてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号を生成するプリアンプ120、レーザ光源104Bを駆動するレーザ制御部121、再生時に信号変復調器&ECC部108から出力される再生RF信号を基に同期信号(クロック)を生成するPLL(Phase Locked Loop)回路122、さらに光ディスク102の表面のディフォルトによる1RUB単位のデータ破綻を推定するエラー推定回路10を有している。
図2はエラー推定回路10の構成を示す図である。
このエラー推定回路10は、光ディスクへの記録時のPD104Aの出力から100MHz帯域のRF信号の再生を行うDC結合のPDアンプ11と、再生RF信号のレベルを正規化するAGC(Automatic Gain Control)回路12およびシフト回路13と、記録データのサイドバンドを減衰させる、検出帯域幅(BW)が50kHz程度のLPF(Low Pass Filter)からなるLPアンプ14と、LPアンプ14の出力を全波整流してプラスとマイナスのディフェクトを同一象限に入れて後段を一本化し、ノイズやラージ・ディフェクト(ブラックベルトやホワイトスポットなど周波数の比較的低い大きなディフェクト)のクリップのため全波整流信号のDCのレベルをシフトする全波整流回路15と、光ディスクの回転周期における反射率変動を抑制するために全波整流出力の低域成分を抑制するEQ(イコライザ)16と、EQ16の出力からノイズを切り捨てるとともにラージ・ディフェクトのレベルの最大絶対値を制限するように2つのクリップレベルによるクリップを行うクリップ回路17と、全波整流信号からレベルの絶対値が特定の基準値を所定時間以上連続して超える波形部をラージ・ディフェクトとして検出し、そのラージ・ディフェクトのディフェクト時間を補償加算するためのディフェクト補償パルスを生成するディフェクト補償パルス生成回路18と、クリップ回路17の出力とディフェクト補償パルス生成回路18にて生成されたラージ・ディフェクト補償パルスを対象に1RUBパルスをリセット信号として積分を行う1RUB積分回路19と、1RUB積分値からEDCエラー検出レベルを基準としてEDC(エラー検出コード)エラーの有無を判定するEDCエラー判定回路20を有している。
次に、このエラー推定回路10の動作を説明する。
図3は、エラー推定回路10における各部の出力波形を示す図である。
図3(A)は光ディスク102への記録時にPDアンプ11にて再生されるRF信号である。図中、斜線部分が高周波である。この再生RF信号のブラックベルト(ボトムよりマイナス側に落ち込んだ信号)やホワイトスポット(ピークよりプラス側に突き出た信号)ではRF信号は殆ど再生されない。これらブラックベルトやホワイトスポットなど、周波数の比較的低い大きなディフェクト(ラージ・ディフェクト)はもちろん、指紋、汚れ、傷などの周波数範囲の広い小さなディフェクト(スモール・ディフェクト)でも、ゼロクロス点が大きくずれ、再生時にエラーとなる可能性がある。
AGC回路12およびシフト回路13では、後段のLPアンプ14などのレンジや全波整流の制約から、再生RF信号のDCの平均値が0Vdc、反射率0%が1.0Vdcになるように再生RF信号のレベルの正規化を行う。
次に、LPアンプ14での帯域制限により、記録データのスペクトラムを減衰させる。たとえばT=33MHzのシステムで50kHz程度に減衰させる。これにより、図3(B)に示すようなディフェクト波形が得られる。続いて、全波整流回路15での全波整流により、プラスとマイナスのディフェクトを同一象限にした後、後段のクリップのためにDCを最適なレベルにシフトすることで、図3(C)に示すような全波整流出力波形が得られる。
次に、光ディスクの回転周期における反射率変動を抑制するために、EQ16にて全波整流回路15の出力の低周波成分が抑制される。この周波数特性はAGC回路12のループに加味してもよいが、信号の検波を考えるとEQ16の位置で行うことが望ましい。図4はAGC回路12の周波数特性の例を示している。ここで、3dB帯域は25kHzとなっている。言い換えれば、50kHz以上では応答しないが、2kHzでは20dBのゲインがある。
次に、クリップ回路17にて、ノイズや極小のディフェクトの切り捨てを行うとともに、ラージ・ディフェクトのレベルの最大絶対値を制限して、ラージ・ディフェクトをスモール・ディフェクトと同等化する。
ノイズや極小のディフェクトの切り捨てを行うのは、全波整流によって極小のディフェクトやノイズが同一象限になることで積分値が不当に増え続けることを防止するためのものである。図5はクリップ回路17がない場合(a)とある場合(b)の積分結果の例である。このようにクリップ回路17がないと、エラーとならない大部分のノイズ部分も積分されてしまい、DCが大きくなる。図6はディフェクト部を拡大したもので、クリップ回路17が無い場合には常にDC成分が存在するが、クリップ回路17によるノイズの切り捨てによりDC成分が減衰されたことが分かる。また、全波整流後のラージ・ディフェクトをそのまま積分すると、積分値が急増し、実際のデータエラー数に対して積分値が過大となってしまう。このため、ラージ・ディフェクトの波形部分のレベルの最大絶対値をクリップレベルでクリップして、スモール・ディフェクトと同等に積分が行われるように正規化を行うこととしている。これにより図3(D)に示すようなディフェクト正規化信号が得られ、1RUB積分器19に入力される。
また、全波整流回路15の出力はディフェクト補償パルス生成回路18に入力される。ディフェクト補償パルス生成回路18では、全波整流回路15の出力からレベルの絶対値が特定のディフォルト基準値を所定時間以上連続して超える波形部をラージ・ディフェクトとして検出し、そのラージ・ディフェクトのディフェクト時間を補償加算するためのディフェクト補償パルス(図3(E))を生成し、1RUB積分器19に入力する。
図7(A)はラージ・ディフェクトを含む再生RF信号、同図(B)は同図(A)の再生RF信号に対して得られるラージ・ディフェクトの検出信号、同図(C)はラージ・ディフェクト補償パルス、同図(D)は推定データエラーの各々の区間を示している。このようにラージ・ディフェクトではRF信号が欠落するので、ディフェクト検出用の基準値との比較によりラージ・ディフェクトの区間を検出することができる。ラージ・ディフェクトの検出信号は再生レベルに対応しているので、推定データエラーの期間とは必ずしも一致しない。その原因は、データを復号するにはRF信号に同期したクロックをPLLで生成する必要があるものの、ディフェクトがあるとPLLが乱れ、ロックインまでに時間がかかるからである。そこで、ディフェクト補償パルス生成回路18で、ディフェクト補償パルスを生成してt2(たとえば5μs)のディフェクト時間を補償加算する。ただし、この補償加算時間t2は5μsに限るものでなく、装置の実力に応じた時間が選定される。また、補償加算時間t2は、データエラーの発生に対するディフェクト検出の遅れ分を加味して選定される。このラージ・ディフェクト補償パルスの生成は、PLLのホールドタイムからt1(たとえば20μs)以上の時間長のディフェクトに対して行われることで、ラージ・ディフェクトのみを対象に行われる。
次に、1RUB積分回路19において、ディフェクト正規化信号とラージ・ディフェクト補償パルスを対象に、図1に示したシステムコントローラ107から与えられるRUBパルス(図3(G))をリセット信号として積分を行い、図3(F)に示すような1RUB積分値を得る。図3(H)は1RUB積分の結果を時間軸を拡大して示したものである。
ブルーレイでは、およそデータ欠如10μs=100LDC(Long Distance Code)エラーであるので、判定点を3000LDCエラーとすれば、300μsのディフェクト積分値をEDCエラーの推定のための判定基準とすればよい。LDCは、ブルーレイディスクで採用されている誤り訂正の方式であり、リードソロモン符号のパリティを長くして訂正能力を向上させたものである。小さな数多いディフェクトについては、エラーは不明なので、LDCエラーを参考にカットアンドトライで決定するしかないが、図5に示したように、積分結果はエラーとある程度相関があるので、大きなディフェクトについては検出可能である。EDCエラーの発生は冗長度から約5%としたが、ディフェクトの発生場所、発生頻度、集中度、大きさ等でその値は変化する。したがって、検出時間は5%より小さくなってしまうので機器に応じた設定が必要となる。
続いて、EDCエラー推定回路20にて、1RUB積分値から特定のエラー検出レベルを基準に、1RUBのデータが破綻しているかどうかの推定が行われ、図3(I)示すようなエラー推定結果が得られる。このエラー推定結果はシステムコントローラ107に与えられる。システムコントローラ107は、エラー有りの推定結果を受けると、たとえば、対応するRUBがディスクのディフェクトにより記録不能なRUBであるとして、代替RUBへのデータの書き直しを行うように制御を行う。
図8の(a)(b)(c)はそれぞれ、ラージ・ディフェクト(2個)、スクラッチ傷、無ディフェクト部分の処理波形を示しており、それぞれ上から1RUB積分出力、再生RF波形、LPアンプ14の出力波形、クリップ回路17の出力波形、1RUBパルスである。
図9は上記のエラー推定回路10の実現回路の例である。ただし、ディフェクト補償パルス生成回路18は省いてある。
以上説明した本実施形態の光ディスク装置によれば、指紋、汚れ、傷などの周波数範囲の広い小さなディフェクトを含むディフェクト全般を検出して、ブロック単位のデータ破綻を精度良く推定することができる。
以上の処理は、LPアンプ14による記録データ減衰後の信号をディジタル化して行うことも可能である。また、ディフェクト推定精度は若干低下するが、ディフェクト補償パルス生成回路18は省略しても、実用上問題ない程度の推定精度を得ることが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。
本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図1におけるエラー推定回路の構成を示す図である。 図2のエラー推定回路における各部の出力波形を示す図である。 図2のエラー推定回路におけるAGCの周波数特性の例を示す図である。 図2のエラー推定回路におけるクリップ回路の作用を示す図である。 図5におけるディフェクト部の拡大図である。 再生RF信号、ラージ・ディフェクトの検出信号、ラージ・ディフェクト補償パルスおよび推定データエラーの時間の関係を示す図である。 ラージ・ディフェクト(2個)、スクラッチ傷、無ディフェクト部分の処理波形を示す図である。 エラー推定回路10の実現回路の例を示す図である。
符号の説明
10 エラー推定回路
11 PDアンプ
12 AGC回路
13 シフト回路
14 LPアンプ
15 全波整流回路
16 EQ
17 クリップ回路
18 ディフェクト補償パルス生成回路
19 1RUB積分回路
20 EDCエラー推定回路

Claims (6)

  1. 光ディスクへの記録時にRF信号を再生するRF信号再生手段と、
    前記再生されたRF信号のレベルをその平均がほぼ0Vとなるように正規化するレベル正規化手段と、
    前記再生されたRF信号から記録データの周波数成分を除去するフィルタ手段と、
    前記レベル正規化手段により正規化され、かつ前記フィルタ手段を通過した信号を全波整流する全波整流手段と、
    前記全波整流された信号からノイズ成分を切り捨てるとともにレベルの最大絶対値を制限するクリップ手段と、
    少なくとも前記クリップ手段の出力を所定のデータブロック毎に積分する積分手段と、
    前記積分結果に基づいて前記データブロック毎のエラーを推定するエラー推定手段と
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記全波整流された信号から、レベルの絶対値が特定の基準値を所定時間以上連続して超える波形部を検出して、ディフェクト時間を補償加算するためのディフェクト補償パルスを生成するディフェクト補償パルス生成手段をさらに具備し、
    前記積分手段は、前記クリップ手段の出力とともに前記ディフェクト補償パルスを対象に積分を行うことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記データブロックは、RUB(Recording Unit Block)であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 光ディスクへの記録時に再生されたRF信号のレベルをその平均がほぼ0Vとなるように正規化するステップと、
    前記再生されたRF信号から記録データの周波数成分をフィルタ手段により除去するステップと、
    前記正規化が行われ、かつ前記フィルタ手段を通過した信号を全波整流するステップと、
    クリップ手段にて、前記全波整流された信号からノイズ成分を切り捨てるとともにレベルの最大絶対値を制限するステップと、
    少なくとも前記クリップされた出力を所定のデータブロック毎に積分するステップと、
    前記積分結果に基づいて前記データブロック毎のエラーを推定するステップと
    を具備することを特徴とする光ディスク装置のディスク欠陥によるエラー推定方法。
  5. 前記全波整流された信号から、レベルの絶対値が特定の基準値を所定時間以上連続して超える波形部を検出して、ディフェクト時間を補償加算するためのディフェクト補償パルスを生成するステップをさらに具備し、
    前記積分するステップは、前記クリップされた出力とともに前記ディフェクト補償パルスを対象に積分を行うことを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置のディスク欠陥によるエラー推定方法。
  6. 前記データブロックは、RUB(Recording Unit Block)であることを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置のディスク欠陥によるエラー推定方法。
JP2004284189A 2004-09-29 2004-09-29 光ディスク装置及びそのディスク欠陥によるエラー推定方法 Pending JP2006099863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004284189A JP2006099863A (ja) 2004-09-29 2004-09-29 光ディスク装置及びそのディスク欠陥によるエラー推定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004284189A JP2006099863A (ja) 2004-09-29 2004-09-29 光ディスク装置及びそのディスク欠陥によるエラー推定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006099863A true JP2006099863A (ja) 2006-04-13

Family

ID=36239504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004284189A Pending JP2006099863A (ja) 2004-09-29 2004-09-29 光ディスク装置及びそのディスク欠陥によるエラー推定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006099863A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008140525A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Hitachi Ltd 包絡線異常検出機能を備えた光ディスクドライブ
CN109587136A (zh) * 2018-12-05 2019-04-05 电子科技大学 一种基于双极大值的射频指纹特征提取和识别方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008140525A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Hitachi Ltd 包絡線異常検出機能を備えた光ディスクドライブ
US7791993B2 (en) 2006-12-05 2010-09-07 Hitachi, Ltd. Optical disc drive provided with envelope defect detection function
CN109587136A (zh) * 2018-12-05 2019-04-05 电子科技大学 一种基于双极大值的射频指纹特征提取和识别方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5696757A (en) Optical disc, device for checking optical disc and device for recording information on optical disc
JP4318015B2 (ja) 光ディスク再生装置、光ディスク記録再生装置およびレーザノイズキャンセル回路
US7224659B2 (en) Disk reproducing device with suppressed reproduction signal error
US20020105870A1 (en) Pre-pit detecting apparatus
JP4122631B2 (ja) 光ディスク装置
US8130616B2 (en) Device and method for detecting blank area in optical disc
US7248547B2 (en) Defect signal detecting apparatus for optical recording/reproducing apparatus and defect signal detecting method thereof
JP2006099863A (ja) 光ディスク装置及びそのディスク欠陥によるエラー推定方法
JP4625623B2 (ja) 光ディスク再生装置
US20070025232A1 (en) Optical disk apparatus
JP4281717B2 (ja) 光ディスク装置
JP4366650B2 (ja) 情報再生装置及びリードクロック監視方法
JP2007234144A (ja) 光ディスク装置
JP2004095125A (ja) ディスク再生装置
JP4969434B2 (ja) 光ディスク装置
US7768884B2 (en) Dropout detection device, disk reproduction apparatus, and dropout detection method
JP4172481B2 (ja) 復調装置
JP3820128B2 (ja) 光ディスク再生装置およびミラー面検出方法
JP4254686B2 (ja) 光ディスク装置
US7414928B2 (en) Method for determining sub-beam add signal (SBAD) value
US20070076556A1 (en) Optical disc device and method for detecting defect on optical disc
CN116917990A (zh) 信息记录再现装置以及信息记录再现方法
JP2006120255A (ja) 光ディスク装置及び光ディスクの欠陥処理方法
JP2006155740A (ja) 光ディスク装置及び光ディスクの欠陥処理方法
JP2006120256A (ja) 光ディスク装置及び光ディスクの欠陥処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20060424

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A621 Written request for application examination

Effective date: 20070920

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090421

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090818

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02