JP2006099669A - 電子機器、管理サーバ及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子辞書等の電子機器においてメモリカードに書き込まれた辞書データを、ユーザが許可した他の電子機器において使用可能とすること。
【解決手段】 電子辞書10aは、PC40から辞書DB31aをダウンロードする。そして、ダウンロードした辞書DB31aをメモリカード30aに書き込む際に、電子辞書10aの装置IDを電子辞書ID331aとして、メモリカード30a内に登録する。さらに、メモリカード30a内の辞書DB31aの使用を許可する携帯電話機20aの携帯IDを登録携帯ID333aとして、メモリカード30a内に登録する。一方、携帯電話機20a側では、メモリカード30a内に自機の携帯IDが登録携帯ID333aとして登録されている場合に、辞書DB31aの使用を許可する制御を行い、登録されていない場合には使用不可としてその旨をメッセージ表示する制御を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記憶媒体を着脱自在に装着する装着部を備えた電子機器、管理サーバ及びプログラムに関する。
従来から、インターネット等の情報通信網上において音楽データや画像データ等の著作物を伝達する際、当該著作物の所有者に対する著作権保護を目的として、例えばコンテンツデータを暗号化し、不正な複製を防止する技術が開発されている(特許文献1参照。)。
特開2002−91827号公報
一方で、辞書データベース(Data Base;以下「DB」と言う。)が内蔵された電子辞書と呼ばれる電子機器が知られている。辞書DBには、例えば、見出語と、当該見出語の意味や、見出語を用いた用例、成句、発音、解説等の関連情報等を含む説明情報とが対応付けられて記憶され、文字を入力することにより、入力文字に適合する見出語の説明情報を辞書DBの中から読み出して表示させることができる。
ところで、前述の電子辞書において、メモリカードを装着するスロットを備えたものがある。この種の電子辞書においては、例えば外部装置から辞書DB等のデータをダウンロードして格納しておくことにより、当該ダウンロードした情報を電子辞書において利用することができるようになっている。この場合には、例えばメモリカード内に電子辞書本体のIDを登録しておくことにより、当該メモリカードの不正利用を防止するといったことが行われている。
その一方で、近年では、例えば携帯電話機など、ユーザが常時携帯する電子機器において、メモリカードを装着するスロットを備えたものが普及してきており、前述のように電子辞書においてメモリカードに書き込んだデータを、自身が所有する他の電子機器で共有したいという要望があった。しかしながら、前述の特許文献1の技術を用いてメモリカード内のデータを単に暗号化するだけでは、正当なユーザが複数の電子機器間で共有するための仕組みを実現することはできなかった。
そこで本発明は、上記した従来の問題に鑑み、電子辞書等の電子機器においてメモリカードに書き込まれた辞書データを、ユーザが許可した他の電子機器において使用可能とすることを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の電子機器は、
自機の通信用識別情報を記憶する通信用識別情報記憶手段(例えば、図5に示す携帯ID283a)と、
この通信用識別情報記憶手段により記憶された通信用識別情報を用いて公衆回線網を通じた通信処理を実行する通信処理手段(例えば、図5に示す送話装置220,受話装置230)と、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図5に示すカードスロット290)と、
この装着部に装着された記憶媒体に辞書データが書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知手段(例えば、図5に示すCPU210;図8に示すステップc20)と、
この辞書データ検知手段により辞書データが書き込まれていると検知された場合に、当該辞書データに対応づけて設定されている識別情報を当該記憶媒体から読み出す読出手段(例えば、図5に示すCPU210;図8に示すステップc30)と、
この読出手段により読み出された識別情報と前記通信用識別情報記憶手段に記憶された通信用識別情報とから、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を判別する使用可否判別手段(例えば、図5に示すCPU210;図8に示すステップc40)と、
この使用可否判別手段により使用可と判別された場合に、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行う辞書データ表示制御手段(例えば、図5に示すCPU210;図8に示すステップc50)と、
を備えることを特徴としている。
そして、請求項11に記載の発明のプログラムは、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図5に示すカードスロット290)を備えたコンピュータに、
自機の通信用識別情報を記憶する通信用識別情報記憶機能(例えば、図5に示す携帯ID283a)と、
この通信用識別情報記憶機能により記憶された通信用識別情報を用いて公衆回線網を通じた通信処理を実行する通信処理機能(例えば、図5に示す送話装置220,受話装置230)と、
前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データが書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知機能(例えば、図5に示すCPU210;図8に示すステップc20)と、
この辞書データ検知機能により辞書データが書き込まれていると検知された場合に、当該辞書データに対応づけて設定されている識別情報を当該記憶媒体から読み出す読出機能(例えば、図5に示すCPU210;図8に示すステップc30)と、
この読出機能により読み出された識別情報と前記通信用識別情報記憶機能に記憶された通信用識別情報とから、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を判別する使用可否判別機能(例えば、図5に示すCPU210;図8に示すステップc40)と、
この使用可否判別機能により使用可と判別された場合に、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行う辞書データ表示制御機能(例えば、図5に示すCPU210;図8に示すステップc50)と、
を実現させるためのプログラムである。
また、請求項2に記載の発明の電子機器は、
識別情報と当該識別情報によって認証される通信用識別情報とを対応づけて記憶し、受信する通信用識別情報の認証処理を実行して認証結果を送信する管理サーバと通信可能に接続された電子機器であって、
自機の通信用識別情報を記憶する通信用識別情報記憶手段(例えば、図5に示す携帯ID283a)と、
この通信用識別情報記憶手段により記憶された通信用識別情報を用いて公衆回線網を通じた通信処理を実行する通信処理手段(例えば、図5に示す送話装置220,受話装置230)と、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図5に示すカードスロット290)と、
この装着部に装着された記憶媒体に辞書データが書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知手段(例えば、図5に示すCPU210;図16に示すステップc20)と、
この辞書データ検知手段により辞書データが書き込まれていると検知された場合に、当該辞書データに対応づけて設定されている識別情報を当該記憶媒体から読み出す読出手段(例えば、図5に示すCPU210;図16に示すステップc30)と、
この読出手段により読み出された識別情報及び前記通信用識別情報記憶手段に記憶された通信用識別情報を前記管理サーバに送信して、前記カード装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を問い合わせる使用可否問合せ手段(例えば、図5に示すCPU210:図16に示すステップf40)と、
この使用可否問合せ手段による問合せ結果が使用可である場合に、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行う表示制御手段(例えば、図5に示すCPU210;図16に示すステップc50)と、
を備えることを特徴としている。
そして、請求項12に記載の発明のプログラムは、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図5に示すカードスロット290)を備え、識別情報と当該識別情報によって認証される通信用識別情報とを対応づけて記憶し、受信する通信用識別情報の認証処理を実行して認証結果を送信する管理サーバと通信可能に接続されたコンピュータに、
自機の通信用識別情報を記憶する通信用識別情報記憶機能(例えば、図5に示す携帯ID283a)と、
この通信用識別情報記憶機能により記憶された通信用識別情報を用いて公衆回線網を通じた通信処理を実行する通信処理機能(例えば、図5に示す送話装置220,受話装置230)と、
前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データが書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知機能(例えば、図5に示すCPU210;図16に示すステップc20)と、
この辞書データ検知機能により辞書データが書き込まれていると検知された場合に、当該辞書データに対応づけて設定されている識別情報を当該記憶媒体から読み出す読出機能(例えば、図5に示すCPU210;図16に示すステップc30)と、
この読出機能により読み出された識別情報及び前記通信用識別情報記憶機能に記憶された通信用識別情報を前記管理サーバに送信して、前記カード装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を問い合わせる使用可否問合せ機能(例えば、図5に示すCPU210:図16に示すステップf40)と、
この使用可否問合せ機能による問合せ結果が使用可である場合に、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行う表示制御機能(例えば、図5に示すCPU210;図16に示すステップc50)と、
を実現させるためのプログラムである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
前記辞書データは、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された部分的な情報であることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明の電子機器は、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図5に示すカードスロット290)と、
見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報が、前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データとして書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知手段(例えば、図22に示すCPU210;図28に示すステップj40)と、
前記辞書全体情報を記憶し、受信した見出語に対応する説明情報を送信する辞書サーバとの間で、前記辞書データ検知手段により辞書データが書き込まれていると検知された場合に通信を行い、当該辞書データに含まれている見出語に対応する説明情報を取得する説明情報通信取得手段(例えば、図22に示すCPU210;図29に示すステップk60)と、
この説明情報通信取得手段により取得された説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御手段(例えば、図22に示すCPU210;図29に示すステップk70)と、
を備えることを特徴としている。
そして、請求項13に記載の発明のプログラムは、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部を備えたコンピュータに、
見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報が、前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データとして書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知機能と、
前記辞書全体情報を記憶し、受信した見出語に対応する説明情報を送信する辞書サーバとの間で、前記辞書データ検知機能により辞書データが書き込まれていると検知された場合に通信を行い、当該辞書データに含まれている見出語に対応する説明情報を取得する説明情報通信取得機能と、
この説明情報通信取得機能により取得された説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
を実現させるためのプログラムである。
また、請求項5に記載の発明の電子機器は、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図12に示すカードスロット170)と、
この装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込む辞書データ書込手段(例えば、図12に示すCPU110;図6に示すステップa30)と、
ユーザ操作に従って、前記辞書データ書込手段によって前記記憶媒体に書き込まれた辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を当該記憶媒体に書き込む識別情報書込手段(例えば、図12に示すCPU110;図6に示すステップa60,a70)と、
を備えることを特徴としている。
そして、請求項14に記載の発明のプログラムは、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図12に示すカードスロット170)とを備えたコンピュータに、
前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込む辞書データ書込機能(例えば、図12に示すCPU110;図6に示すステップa30)と、
この辞書データ書込機能による辞書データの書き込み時に、ユーザ操作に従って、当該記憶媒体内の辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を当該記憶媒体に書き込む識別情報書込機能(例えば、図12に示すCPU110;図6に示すステップa60,a70)と、
を実現させるためのプログラムである。
また、請求項6に記載の発明の電子機器は、
自機の識別情報を記憶する識別情報記憶手段(例えば、図20に示す電子辞書ID37c)と、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図20に示すカードスロット170)と、
この装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込む辞書データ書込手段(例えば、図20に示すCPU110;図15に示すステップa30)と、
この辞書データ書込手段による辞書データの書き込み時に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を当該記憶媒体に書き込む識別情報書込手段(例えば、図20に示すCPU110;図15に示すステップa40)と、
ユーザ操作に従って、当該記憶媒体内の辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を入力する他機識別情報入力手段(例えば、図20に示すCPU110;図15に示すステップa60)と、
識別情報と当該識別情報によって認証される認証対象識別情報とを対応づけて記憶し、認証対象識別情報の認証処理を実行する管理サーバに対して、前記他機識別情報入力手段により入力された識別情報を認証対象識別情報とし、前記識別情報書込手段が書き込んだ識別情報と対応づけて送信する制御を行って前記管理サーバに登録させる登録手段(例えば、図20に示すCPU110;図15に示すステップe70)と、
を備えることを特徴としている。
そして、請求項15に記載の発明のプログラムは、
記憶媒体を着脱自在に装着する装着部(例えば、図20に示すカードスロット170)を備えたコンピュータに、
自機の識別情報を記憶する識別情報記憶機能(例えば、図20に示す電子辞書ID37c)と、
前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込む辞書データ書込機能(例えば、図20に示すCPU110;図15に示すステップa30)と、
この辞書データ書込機能による辞書データの書き込み時に、前記識別情報記憶機能に記憶された識別情報を当該記憶媒体に書き込む識別情報書込機能(例えば、図20に示すCPU110;図15に示すステップa40)と、
ユーザ操作に従って、当該記憶媒体内の辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を入力する他機識別情報入力機能(例えば、図20に示すCPU110;図15に示すステップa60)と、
識別情報と当該識別情報によって認証される認証対象識別情報とを対応づけて記憶し、認証対象識別情報の認証処理を実行する管理サーバに対して、前記他機識別情報入力機能により入力された識別情報を認証対象識別情報とし、前記識別情報書込機能が書き込んだ識別情報と対応づけて送信する制御を行って前記管理サーバに登録させる登録機能(例えば、図20に示すCPU110;図15に示すステップe70)と、
を実現させるためのプログラムである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電子機器において、
前記辞書データは、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語及び当該見出語の説明情報である辞書部分情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報である見出語情報との何れかの種類の辞書データであることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の電子機器において、
前記管理サーバは、識別情報に対応づけて更に辞書データの種類を記憶し、辞書データの種類に応じた認証を行い、
前記登録手段は、前記辞書データ書込手段が書き込んだ辞書データの種類を更に前記管理サーバに送信して登録させる種類登録手段(例えば、図20に示すCPU110;図24に示すステップh70,h80)を有する、
ことを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、
電子機器との間で通信を行い、所定の課金処理を行う管理サーバにおいて、
記憶媒体内に辞書データを書き込む辞書データ書込手段を有する電子機器の書込機器識別情報と、当該書込機器識別情報の電子機器によって書き込まれた記憶媒体内の辞書データを閲覧表示可能な電子機器の閲覧機器識別情報とを対応づけて記憶する記憶手段(例えば、図9に示す登録ユーザ管理情報71a)と、
通信接続される電子機器から書込機器識別情報及び当該電子機器の識別情報を受信する受信手段(例えば、図14に示すステップd30)と、
この受信手段により受信された書込機器識別情報と対応づけて前記記憶手段に記憶されている閲覧機器識別情報に基づいて、前記受信された識別情報の認証を行う認証手段(例えば、図14に示すステップd40,d50)と、
この認証手段による認証結果に応じて異なる課金額を設定して前記課金処理を行う課金額設定手段(例えば、図14に示すステップd80,d90)と、
を備えることを特徴としている。
そして、請求項16に記載の発明のプログラムは、
電子機器との間で通信を行い、所定の課金処理を行うコンピュータに、
記憶媒体内に辞書データを書き込む辞書データ書込手段を有する電子機器の書込機器識別情報と、当該書込機器識別情報の電子機器によって書き込まれた記憶媒体内の辞書データを閲覧表示可能な電子機器の閲覧機器識別情報とを対応づけて記憶する記憶機能(例えば、図9に示す登録ユーザ管理情報71a)と、
通信接続される電子機器から書込機器識別情報及び当該電子機器の識別情報を受信する受信機能(例えば、図14に示すステップd30)と、
この受信機能により受信された書込機器識別情報と対応づけて前記記憶機能に記憶されている閲覧機器識別情報に基づいて、前記受信された識別情報の認証を行う認証機能(例えば、図14に示すステップd40,d50)と、
この認証機能による認証結果に応じて異なる課金額を設定して前記課金処理を行う課金額設定機能(例えば、図14に示すステップd80,d90)と、
を実現させるためのプログラムである。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の管理サーバにおいて、
前記辞書データには、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語及び当該見出語の説明情報である辞書部分情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報である見出語情報との辞書データの種類があり、
前記受信手段は、閲覧利用する辞書データの種類を受信するデータ種類受信手段(例えば、図23に示すステップg30)を有し、
前記課金額設定手段は、前記データ種類受信手段により受信された辞書データの種類に応じて異なる課金額を設定する種類別課金額設定手段(例えば、図23に示すステップg110)を有する、
ことを特徴としている。
請求項1又は11に記載の発明によれば、辞書データが書き込まれた記憶媒体が装着部に装着された際に、記憶媒体内に辞書データと対応付けて設定されている識別情報と、自機の通信用識別情報とから、辞書データの使用可否を判別することができる。そして、使用可と判別された場合に、記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行うことができる。これにより、記憶媒体内に通信用識別情報が設定されている電子機器間で、記憶媒体内の辞書データを使用することができる。
請求項2又は12に記載の発明によれば、辞書データが書き込まれた記憶媒体が装着部に装着された際に、記憶媒体内に辞書データと対応付けて設定されている識別情報を読み出して管理サーバに送信し、当該記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を問い合わせることができる。そして、問合せ結果が使用可である場合に、記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行うことができる。これにより、管理サーバに対する問合せの結果が使用可と判別された電子機器において記憶媒体内の辞書データを使用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、所定の辞書として包括された辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された部分的な情報である辞書データの使用可否を、自機の通信用識別情報と、記憶媒体内に設定されている識別情報とによって判別することができる。
請求項4又は13に記載の発明によれば、所定の辞書として包括された辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報である辞書データが書き込まれた記憶媒体が装着部に装着された際に、辞書全体情報を記憶した辞書サーバとの間で通信を行い、辞書データに含まれている見出語に対応する説明情報を取得して表示する制御を行うことができる。これによれば、ユーザ操作に従って選択された見出語の情報を、電子機器間で使用することができる。
請求項5又は14に記載の発明によれば、装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込むとともに、ユーザ操作に従って、前記書き込んだ辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を当該記憶媒体に書き込むことができる。これにより、記憶媒体内に、当該記憶媒体内の辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を書き込むことができ、当該他の電子機器において、記憶媒体内の辞書データを使用することができる。
請求項6又は15に記載の発明によれば、装着部に装着された記憶媒体への辞書データの書き込み時に、自機の識別情報を当該記憶媒体に書き込むことができる。そして、記憶媒体内の辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を認証対象識別情報とし、前記記憶媒体に書き込んだ自機の識別情報と対応付けて認証対象識別情報の認証処理を実行する管理サーバに送信することができる。これにより、ユーザ操作によって指定された他の電子機器において、記憶媒体内の辞書データを使用することができる。
請求項7に記載の発明によれば、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語及び当該見出語の説明情報である辞書部分情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報である見出語情報との何れかの種類の辞書データを、自機の識別情報とともに記憶媒体に書き込むことができる。
請求項8に記載の発明によれば、辞書データの種類に応じた認証を行う管理サーバに、記憶媒体に書き込んだ辞書データの種類を更に送信して登録させることができる。
請求項9又は16に記載の発明によれば、記憶媒体内に辞書データを書き込む辞書データ書込手段を有する電子機器の書込機器識別情報と、当該書込機器識別情報の電子機器によって記憶媒体に書き込まれた辞書データを閲覧表示可能な電子機器の閲覧機器識別情報とを対応づけて記憶することができる。そして、通信接続される電子機器から書込機器識別情報及び当該電子機器の識別情報を受信した際に、受信した書込機器識別情報と対応づけて記憶されている閲覧機器識別情報に基づいて、受信した識別情報の認証を行うことができる。そしてこの認証結果に応じて異なる課金額を設定して課金処理を行うことができる。
請求項10に記載の発明によれば、通信接続された電子機器から閲覧利用する辞書データの種類を受信した際に、受信した辞書データの種類が、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ所定の辞書として包括された辞書全体情報、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語及び当該見出語の説明情報である辞書部分情報、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報である見出語情報の辞書データの種類のうちの何れであるかに応じて、異なる課金額を設定することができる。
例えば、辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語及び当該見出語の説明情報である辞書部分情報を使用する際の課金額を安く設定することで、記憶媒体内の前記辞書部分情報を利用し易くすることができる。或いは、例えば辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報である見出語情報を使用する際の課金額を、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応付けられ所定の辞書として包括された辞書全体情報を使用する際の課金額より安く設定することで、前記見出語情報を利用し易くすることができる。
以下、図1〜図30を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。本実施形態は、カードスロット(装着部)を備えた電子機器である携帯型の電子辞書装置(以下、単に「電子辞書」という。)において記憶媒体の一種であるメモリカードに書き込んだ辞書データを、例えば携帯電話機といった電子機器において使用するための実施形態である。尚、メモリカードは、SDメモリカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)等、何れの規格のものでもよい。また、辞書データが書き込まれる記憶媒体はメモリカードに限定されるものではなく、例えば、FDや、MO、CD−R、DVD−Rといった可搬型の各種の記憶媒体であってもよい。
電子辞書では、例えば、国語辞典、英和辞典、和英辞典、英英辞典、百科事典等といった電子辞書データ(辞書DB)の辞書引き(閲覧表示)を行うことができる。ここで、辞書DBとは、見出語と、当該見出語を説明解説等するための文字データ、静止画像データ、動画データ、音声データ等が記憶された説明情報とが対応付けられた情報を集合した辞書情報を、コンピュータを用いて検索処理することができるように体系的に構成したものであり、この辞書DBは,例えば電子辞書に内蔵されているものであってもよいし、カードスロットに装着されたメモリカードに書き込まれているものであってもよい。
この電子辞書において、ユーザは、検索対象の辞書種別を選択して文字を入力することにより、当該入力した文字(入力文字)に適合する見出語の解説等を表示させることができる。
また、電子辞書は、ユーザが所望する情報を効率良く検索するための様々な機能を備えている。例えばヒストリ機能を利用すれば、過去に検索したことのあるヒストリ見出語の検索を、その語句を入力することなく再度行うことができる。また、単語帳機能を利用すれば、所望の見出語や対応する説明情報の一部又は全部を登録しておくことができる。
[概観]
図1は、電子辞書10の斜視概観例を示す図である。図1に示すように、電子辞書10は、表示パネル11、キー群13、内蔵電池(図示略)等を備え、金属や樹脂によってケーシングされている。
キー群13を構成する各キーにはそれぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザは、これらのキーを押下して電子辞書10を操作する。具体的には、各種キー群13は、文字入力キー、辞書種別の選択キー、操作の確定指示を入力する決定キー、指定した単語へのジャンプキー、単語帳を表示する単語帳キー、ヒストリ見出語を一覧表示するヒストリキー、単語帳の登録を行う単語登録キーといった各種のキーで構成されている。
また、図1に示すように、電子辞書10本体の側面には、データの入力端子を備えた通信コネクタ15が設けられており、通信ケーブル17により外部機器と接続される。この通信コネクタ15には、USBや、IEEE等種々の形式が適宜選択される。本実施形態では、電子辞書10は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)等の外部機器と接続され、当該外部機器から辞書DBをダウンロードすることができるようになっている。
図2は、電子辞書10とPC40との接続例を示す図である。図2において、電子辞書10は、通信ケーブル17を介してPC40と接続されており、所定操作に応じてPC40との通信を実行する。そして、例えば、PC40のCD−ROMドライブ41に挿入されるCD−ROM43に格納されている辞書DBをダウンロードする。
或いは、電子辞書10は、PC40の具備する通信装置45を介してネットワークNに接続することにより、当該ネットワークNに接続される外部機器と通信接続する。そして、例えば辞書サーバ60から、当該辞書サーバ60が公開している辞書DBをダウンロードする。
尚、ネットワークNとは、例えば、インターネット及びインターネットに接続するための回線やISPサーバ等のことであり、電話回線網、ISDN回線網、専用線、衛星通信回線、CATV回線等の各種通信回線と、それらを接続するインターネットプロバイダ等を含む。
図1に戻り、電子辞書10本体の側面には、さらに、メモリカード30を着脱自在に装着するカードスロット170が設けられている。本実施形態では、前述のようにPC40からダウンロードされた辞書DBは、このカードスロット170に装着されるメモリカード30に適宜書き込まれる。
(第1実施形態)
先ず、第1実施形態について説明する。
[システム概略]
図3は、第1実施形態におけるシステム構成の概略図である。電子辞書10aは、PC40から辞書DB31aをダウンロードする。そして、ダウンロードした辞書DB31aをメモリカード30aに書き込む際に、予め電子辞書10a本体に固有に割り当てられた装置IDを、電子辞書ID331aとしてメモリカード30a内に登録する。この電子辞書ID331aによって、メモリカード30a内の辞書DB31aの使用が、当該辞書DB31aをダウンロードした電子辞書10aに許可されることとなる。
第1実施形態では、さらに、電子辞書10aにおいて、メモリカード30a内の辞書DB31aの使用を許可する携帯電話機20aの携帯ID(通信用識別情報)を登録携帯ID333aとして、メモリカード30a内に登録する。この登録携帯ID333aによって、メモリカード30a内の辞書DB31aの使用が、当該携帯電話機20aに許可されることとなる。
具体的には、次の通りである。すなわち、電子辞書10aにおいて、メモリカード30a内の辞書DB31aの使用を許可する携帯電話機20aの携帯IDの入力操作を受け付ける。尚、以下では、携帯IDを携帯電話機20aの携帯電話番号として説明するが、これに限定されるものではなく、例えば製造メーカ側で予め携帯電話機10aに対して固有に割り当てられた識別コード等であってもよい。そして、入力された携帯電話番号を、登録携帯ID333aとしてメモリカード30a内に登録する。
一方、携帯電話機20a側では、図示しないカードスロットに装着されたメモリカード30a内に自機の携帯IDが登録携帯ID333aとして登録されている場合に、辞書DB31aの使用を許可する制御を行い、登録されていない場合には使用不可としてその旨をメッセージ表示する制御を行う。
これによれば、ユーザは、電子辞書10a側で、例えば所有する携帯電話機の携帯電話番号を入力し、メモリカード内に携帯IDを登録しておくことで、当該所有する携帯電話機において、メモリカード内の辞書DBを使用することが可能となる。
[機能構成]
1.電子辞書
先ず、第1実施形態における電子辞書10aの機能構成について説明する。図4は、電子辞書10aの機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、電子辞書10aは、CPU110と、入力装置120と、表示装置130と、伝送制御装置140と、RAM150と、ROM160aと、カードスロット170とを備えて構成されている。
CPU110は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書10aを統括的に制御する。具体的には、CPU110は、入力装置120から入力される信号等に応じてROM160aに格納されている各種のプログラムやデータを読み出し、RAM150を一時的な記憶領域にしながら演算処理を行う。そして、処理結果をRAM150に保存するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を適宜表示装置130に出力し、対応する表示情報を表示させる。
入力装置120は、文字キーや数字キー、各種機能キー等を備えたキーボード、或いはマウスやタブレットといったポインティングデバイス等により実現されるものであり、これらが操作された場合には、その操作に応じた操作信号をCPU110に出力する。この入力装置120におけるキー入力により、入力文字の入力、辞書種別の選択、検索実行指示、単語帳の表示指示、単語帳の登録指示、ヒストリの表示指示等の入力手段が実現される。尚、この入力装置120は、図1に示すキー群13に相当するものである。
表示装置130は、CPU110から入力される表示信号に基づいて各種画面を表示するための装置であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等により実現される。尚、この表示装置130は、図1に示す表示パネル11に相当する。
伝送制御装置140は、通信ケーブルを介して接続される外部機器と所定の情報を送受するための装置であり、外部機器との通信を行うための制御を行う。
RAM150は、CPU110の作業用メモリとして用いられる半導体メモリであり、CPU110が実行するプログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。
ROM160aには、各種初期設定、ハードウェアの構成、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムが格納される。CPU110は、電子辞書10aの電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、電子辞書10aの動作環境を設定する。
また、ROM160aには、電子辞書10aの動作に係るプログラムや、電子辞書10aの備える種々の機能を実現するためのプログラム、これらプログラムの実行に係るデータ等が格納される。特に、第1実施形態を実現するため、電子辞書10aにおけるメモリカード30a内の辞書DB31aの使用可否の設定や、辞書DB31aの辞書引きに関する機能を実現させるための第1電子辞書側辞書使用処理プログラム161aと、装置の個体識別が可能な装置ID163aとが格納される。
カードスロット170は、メモリカード30aを着脱自在に装着し、CPU110から入力される指示に応じてメモリカード30a内の辞書DB31aを読み出す。また、カードスロット170は、伝送制御装置140を介してPC40から伝送される辞書DBを、適宜メモリカード30aに書き込む。このカードスロット170の機能は、メモリカード30aのメディアの種類に応じた読み書き装置及びそのドライバ回路等によって実現される。
図4に示すメモリカード30aには、辞書DB31aと、ID情報33aとが格納されている。
辞書DB31aは、例えば、見出語と、当該見出語の意味や、見出語を用いた用例、成句、発音、解説等の関連情報等を含む説明情報とが対応付けられて蓄積されたものであり、この辞書DB31aは何れの辞書種別のものであってもよく、また複数であっても構わない。
ID情報33aは、電子辞書ID331aと、登録携帯ID333aとを有する。CPU110は、PC40から辞書DB31aをダウンロードしてメモリカード30aに書き込む際に、ROM160aに格納されている装置ID163aを、電子辞書ID331aとしてメモリカード30a内に登録する処理を行う。一方、CPU110は、携帯電話番号の入力操作に応じて、メモリカード30a内に登録携帯ID333aとして登録する処理を行う。
2.携帯電話機
次に、第1実施形態における携帯電話機20aの機能構成について説明する。図5は、携帯電話機20aの機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、携帯電話機20aは、CPU210と、送話装置220と、受話装置230と、入力装置240と、表示装置250と、通信装置260と、RAM270aと、ROM280aと、カードスロット290とを備えて構成されている。
CPU210は、携帯電話機20aを統括的に制御する。具体的には、CPU210は、入力装置240から入力される信号等に応じてROM280aに格納されている各種のプログラムやデータを読み出し、RAM270aを一時的な記憶領域にしながら演算処理を行う。そして、処理結果をRAM270aに保存するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を適宜表示装置250に出力し、対応する表示情報を表示させる。
送話装置220及び受話装置230は、電話機としての送話音声を音声入力する手段、及び受話部受話音声を音声出力する手段である。また受話装置230は、着信音などの出力も兼ねる。
入力装置240は、ボタンスイッチ、レバー、ジョグダイヤル、タッチパネルなどによって実現されるものであり、これらが操作された場合には、その操作に応じた操作信号をCPU210に出力する。
表示装置250は、CPU210から入力される表示信号に基づいて各種画面を表示するための装置であり、例えば、LCDやELD等により実現される。
通信装置260は、所定の通信回線を介して外部機器とのデータ通信を行うための装置であり、例えば携帯電話の通信サービス事業者が設置した無線基地局との間で無線信号の送受信を行うアンテナ、RF変換器等によって実現される。
RAM270aは、CPU210の作業用メモリとして用いられる半導体メモリであり、CPU210が実行するプログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。
ROM280aには、各種初期設定、ハードウェアの構成、又は必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムや、CPU210に携帯電話機としての基本的な諸機能を実現させるためのシステムプログラム等が格納される。
また、ROM280aには、第1実施形態を実現するため、携帯電話機20aにおけるメモリカード30a内の辞書DB31aの使用可否の設定や、辞書DB31aの辞書引きに関する機能を実現させるための第1携帯側辞書使用処理プログラム281aと、装置の個体識別が可能な携帯ID283aとが格納される。この携帯ID283aには、当該携帯電話機20aの携帯電話番号が設定される。
カードスロット290は、メモリカード30aを着脱自在に装着し、CPU210から入力される指示に応じてメモリカード30a内の辞書DB31aを読み出す。このカードスロット290の機能は、メモリカード30aのメディアの種類に応じた読み書き装置及びそのドライバ回路等によって実現される。
また、図5に示すメモリカード30aは、図4で説明したメモリカード30aに相当するものであり、電子辞書10aにおいて書き込まれた辞書DB31aと、電子辞書10aにおいて登録された電子辞書ID331a及び登録携帯ID333aとが格納されている。
[処理の流れ]
次に、図6〜図8を参照して、電子辞書10a及び携帯電話機20aにおける処理の流れについて説明する。
先ず、図6に示すフローチャートを参照して、第1実施形態における電子辞書10a側の処理の流れについて説明する。
図6に示すように、電子辞書10aのCPU110は、ユーザによる所定のメニュー選択操作によって通信モードが指定された場合には(ステップa10:YES)、通信モードに移行し、PC40にダウンロード要求を通知して(ステップa20)、辞書DBのダウンロードが完了するまで待機状態となる。一方、PC40側では、電子辞書10aからのダウンロード要求に応答して、例えばCD−ROMドライブ41に挿入されたCD−ROM160aから辞書DBを読み出し、電子辞書10aに伝送する処理が実行される。
そして、電子辞書10aのCPU110は、伝送制御装置140を介してPC40からダウンロードされた辞書DBをメモリカード30aに書き込む(ステップa30)。続いて、CPU110は、ROM160aから装置ID163aを読み出し、電子辞書ID331aとしてメモリカード30a内に登録する(ステップa40)。
ユーザ操作によって携帯ID登録モードが指定された場合には(ステップa50:YES)、CPU110は、携帯ID登録モードに移行し、携帯電話番号の入力操作を受け付ける(ステップa60)。そして、CPU110は、入力された携帯電話番号を登録携帯ID333aとして、メモリカード30a内に登録する(ステップa70)。
ユーザ操作によって辞書引きモードが指定された場合には(ステップa80:YES)、CPU110は、辞書引きモードに移行して第1電子辞書側辞書使用処理を実行する(ステップa90)。図7は、第1電子辞書側辞書使用処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、ここで説明する処理は、辞書引きモードに移行した際、CPU110が第1電子辞書側辞書使用処理プログラム161aを読み出して実行することにより実現される。
CPU110は、先ず、カードスロット170にメモリカード30aが装着されているか否かを検知する。そして、CPU110は、メモリカード30aが装着されている場合には(ステップb10:YES)、続いてメモリカード30a内に辞書DBが書き込まれているか否かを検知する。そして、CPU110は、書き込まれていると検知された場合には(ステップb20:YES)、続いて電子辞書ID331aを読み出す(ステップb30)。そして、CPU110は、読み出した電子辞書ID331aとROM160aに保持されている装置ID163aとが一致している場合には(ステップb40:YES)、当該電子辞書10aによるメモリカード30a内の辞書DB31aの使用を許可し、辞書引き処理を実行する(ステップb50)。
具体的には、例えば、CPU110は、ユーザ操作に従ってメモリカード30a内の辞書DB31aを起動し、辞書DB31aの中から入力文字に適合する入力見出語を検索して、対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う。
一方、CPU110は、ステップb40において、読み出した電子辞書ID331aとROM160aに保持されている装置ID163aとが一致しないと判断した場合には、使用不可メッセージを表示して(ステップb60)、本処理を終了する。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、携帯電話機20aにおける第1携帯側辞書使用処理の流れについて説明する。尚、ここで説明する処理は、CPU210が第1携帯側辞書使用処理プログラム281aを読み出して実行することにより実現される。
図8に示すように、携帯電話機20aのCPU210は、先ず、カードスロット290にメモリカード30aが装着されているか否かを検知する。そして、CPU210は、メモリカード30aが装着されている場合には(ステップc10:YES)、続いてメモリカード30a内に辞書DBが書き込まれているか否かを検知する。そして、CPU210は、書き込まれていると検知された場合には(ステップc20:YES)、続いて登録携帯ID333aを読み出す(ステップc30)。そして、CPU210は、読み出した登録携帯ID333aとROM280aに保持されている携帯ID283aとが一致した場合には(ステップc40:YES)、辞書引き処理を実行する(ステップc50)。
具体的には、CPU210は、電子辞書10a側で実行される、図7に示すステップb50で説明した辞書引き処理と同様に、例えば、ユーザ操作に従ってメモリカード30a内の辞書DB31aの中から入力文字に適合する入力見出語を検索し、対応する説明情報を読み出して表示する制御を行う。
一方、CPU210は、ステップc40において、読み出した登録携帯ID333aとROM280aに保持されている携帯ID283aとが一致しないと判断した場合には、使用不可メッセージを表示して(ステップc60)、本処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態によれば、電子辞書10aにおいて、カードスロット170に装着されたメモリカード30aに辞書DB31aを書き込むとともに、ユーザ操作に従って、書き込んだ辞書DB31aの使用を許可する携帯電話機20aの携帯ID283aを、登録携帯ID333aとして当該メモリカード30a内に登録することができる。
そして、携帯電話機20aでは、辞書DB31aが書き込まれているメモリカード30aがカードスロット290に装着された際に、メモリカード30a内に登録される登録携帯ID333aと自機の携帯ID283aとから、メモリカード30a内の辞書DB31aの使用可否を判別することができる。そして、使用可と判別された場合に、当該携帯電話機20aにおいて、メモリカード30aに書き込まれている辞書DB31aの辞書引き処理が可能となる。
これにより、メモリカード30a内に登録した登録携帯ID333aの携帯電話機20aと、電子辞書10aにおいてメモリカード30aに書き込んだ辞書DB31aを共有することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。尚、以下では、第1実施形態で説明した電子辞書10aと同様の構成要素には、同一の符号を付して説明は省略する。
[システム概略]
図9は、第2実施形態におけるシステム構成の概略図である。図9に示すように、第2実施形態において、電子辞書10bは、PC40が具備する通信装置45を介してネットワークNと接続されて、管理サーバ70bと接続される。また、携帯電話機20bは、内蔵の通信装置260(図13参照)の機能によりネットワークNを介して管理サーバ70bに接続される。
管理サーバ70bは、登録ユーザ管理情報71bを備える。図10は、第2実施形態における登録ユーザ管理情報71bのデータ構成例を示す図である。図10に示すように、登録ユーザ管理情報71bは、電子辞書IDと、登録携帯IDとが対応付けられたデータテーブルである。管理サーバ70bは、この登録ユーザ管理情報71bにおいて、メモリカード内に辞書DBを書き込む手段を有する電子辞書の電子辞書ID(書込機器ID)と対応付けて、当該電子辞書によってメモリカードに書き込まれた辞書DBを閲覧表示可能な携帯電話機の登録携帯ID(閲覧機器ID)を管理する。
図11は、第2実施形態におけるデータの流れを説明するための図である。電子辞書10bは、1)PC40から辞書DB31bをダウンロードして書き込む。この際、メモリカード30b内に、予め電子辞書10b本体に固有に割り当てられた装置IDである電子辞書ID33bが登録される。この電子辞書ID33bによって、メモリカード30b内の辞書DB31bの使用が当該辞書DB31bをダウンロードした電子辞書10bに許可されることとなる。
また、電子辞書10bは、ユーザ操作に従って、2)PC40を介し、メモリカード30b内の辞書DB31bの使用を許可する携帯電話機20bの携帯電話番号を、認証対象IDとしての登録携帯IDとして、電子辞書ID33bとともに管理サーバ70bに送信する。
具体的には、次の通りである。すなわち、電子辞書10bにおいて、メモリカード30b内の辞書DB31bの使用を許可する携帯電話機20bの携帯電話番号の入力操作を受け付ける。そして、入力された携帯電話番号を登録携帯IDとし、電子辞書IDとともに管理サーバ70bに送信する。
これに応答して、管理サーバ70bでは、3)受信した電子辞書IDと登録携帯IDとを対応付けて、登録ユーザ管理情報71bに登録する。
一方、携帯電話機20bでは、図示しないカードスロットにメモリカード30bが装着された場合には、4)電子辞書ID33bを読み出し、自機の携帯IDとともに管理サーバ70bに送信して、辞書DB31bの使用可否を問い合わせる。
これに応答して、管理サーバ70bでは、5)携帯IDの認証処理を実行し、6)認証結果を当該携帯電話機20bに送信する。具体的には、次の通りである。すなわち、管理サーバ70bは、登録ユーザ管理情報71bから受信した電子辞書IDと対応付けられた登録携帯IDを読み出し、受信した携帯IDと一致するか否かを判別することで当該携帯IDの認証を行う。そして、管理サーバ70bは、認証結果を携帯電話機20bに送信する。
尚、携帯電話機20b側では、管理サーバ70bにおける認証の結果、当該携帯電話機20bの携帯IDが認証された場合にはメモリカード30b内の辞書DB31bの使用を許可する制御を行う。また、第2実施形態では、登録ユーザ以外のユーザであっても、例えばクレジット決済やネットワーク接続サービス業者による代行決済等を利用して利用金額を支払うことにより、メモリカード30b内の辞書DBを使用することができるようになっている。
これによれば、ユーザは、電子辞書10b側で携帯電話機の電話番号を入力し、携帯IDとして管理サーバ70bに登録させておくことで、当該携帯電話機において、メモリカード内の辞書DBを使用することが可能となる。
[機能構成]
1.電子辞書
図12は、第2実施形態における電子辞書10bの機能構成の一例を示すブロック図である。図12に示すように、電子辞書10bは、CPU110と、入力装置120と、表示装置130と、伝送制御装置140と、RAM150と、ROM160aと、カードスロット170とを備えて構成されている。
また、図12に示すように、第2実施形態では、メモリカード30bには、辞書DB31bと、電子辞書ID33bとが格納される。CPU110は、PC40から辞書DB31bをダウンロードしてメモリカード30bに書き込む際に、ROM160aに格納されている装置ID163aを電子辞書ID33bとして、メモリカード30b内に登録する処理を行う。
2.携帯電話機
図13は、第2実施形態における携帯電話機20bの機能構成の一例を示すブロック図である。図13に示すように、携帯電話機20bは、CPU210と、送話装置220と、受話装置230と、入力装置240と、表示装置250と、通信装置260と、RAM270aと、ROM280bと、カードスロット290とを備えて構成されている。
ROM280bには、第2実施形態を実現するため、第2携帯側辞書使用処理プログラム281bと、装置の個体識別が可能な携帯ID283aとが格納される。
[処理の流れ]
次に、図14〜図16を参照して、電子辞書10b及び携帯電話機20bにおける処理の流れについて説明する。尚、以下では、第1実施形態で図6に示して説明した電子辞書側の処理、図7に示して説明した第1電子辞書側辞書使用処理、及び図8に示して説明した第1携帯側辞書使用処理と同様の処理工程には、同一の符号を付して適宜説明は省略する。
先ず、図14に示すフローチャートを参照して、管理サーバ70b側の処理の流れについて説明する。図14に示すように、管理サーバ70bでは、電子辞書10bから、電子辞書IDと登録携帯IDとが対応付けられたユーザ登録要求を受信した場合に(ステップd10:YES)、受信した電子辞書IDと登録携帯IDとを対応付けて登録ユーザ管理情報71bに登録する(ステップd20)。
また、管理サーバ70bでは、携帯電話機20bから、電子辞書IDと携帯IDとが対応付けられた認証要求を受信した場合に(ステップd30:YES)、登録ユーザ管理情報71bから受信した電子辞書IDに対応する登録携帯IDを読み出す(ステップd40)。そして、読み出した登録携帯IDが受信した携帯IDと一致した場合には(ステップd50:YES)、使用許可通知を当該携帯電話機20bに送信する(ステップd60)。
一方、読み出した登録携帯IDが受信した携帯IDと一致しない場合には(ステップd50:NO)、使用不可通知を当該携帯電話機20bに送信する(ステップd70)。
そして、ステップd70の使用不可通知に応答して当該携帯電話機20bから辞書DB購入要求が通知された場合には(ステップd80)、辞書DBの利用金額を課金額として徴収するための当該携帯電話機20bのユーザに対する課金処理を実行する(ステップd90)。
例えば、管理サーバ70bは、当該携帯電話機20bのユーザが所持するクレジットカード番号や、クレジット決済額情報等を対応付けたユーザ情報を管理し、月毎に各ユーザのクレジット決済の総額を算出する課金サーバと接続されており、この課金サーバに通知することにより、当該ユーザに対して利用金額を課金する。尚、管理サーバ70bがこの課金サーバの機能を有することとしても勿論構わない。
続いて、ステップd30において認証要求とともに受信した携帯IDを登録携帯IDとし、受信した電子辞書IDと対応付けて登録ユーザ管理情報71bに登録する(ステップd100)。そして、ステップd60に移行して使用許可通知を当該携帯電話機20bに送信する。
次に、図15に示すフローチャートを参照して、電子辞書10b側の処理の流れについて説明する。
図15に示すように、電子辞書10bのCPU110は、ユーザ操作によって携帯ID登録モードが指定された場合には(ステップa10:NO→ステップa50:YES)、携帯ID登録モードに移行し、携帯電話番号の入力操作を受け付ける(ステップa60)。そして、CPU110は、入力された携帯電話番号を登録携帯IDとし、当該登録携帯ID及び装置ID163aである電子辞書IDとともに、ユーザ登録要求を管理サーバ70bに送信する(ステップe70)。
次に、図16に示すフローチャートを参照して、携帯電話機20bにおける第2携帯側辞書使用処理の流れについて説明する。尚、ここで説明する処理は、CPU210が第2携帯側辞書使用処理プログラム281bを読み出して実行することにより実現される。
図16に示すように、携帯電話機20bのCPU210は、先ず、カードスロット290にメモリカード30bが装着されているか否かを検知する。そして、CPU210は、メモリカード30bが装着されている場合には(ステップc10:YES)、続いてメモリカード30b内に辞書DBが書き込まれているか否かを検知する。そして、CPU210は、書き込まれていると検知された場合には(ステップc20:YES)、続いて電子辞書ID33bを読み出す(ステップc30)。
続いて、CPU210は、読み出した電子辞書ID33b及び自機の携帯ID283aとともに、認証要求を管理サーバ70bに送信して辞書DB31bの使用可否を問い合わせる(ステップf40)。そして、CPU210は、管理サーバ70bから使用許可通知を受信した場合には(ステップf50:YES)、当該携帯電話機20bによるメモリカード30b内の辞書DB31bの使用を許可し、辞書引き処理を実行する(ステップc50)。
一方、CPU210は、管理サーバ70bから使用不可通知を受信した場合には(ステップf50:NO)、続いて、メモリカード30b内の辞書DB31bを購入するか否かの選択を促す購入確認のメッセージを表示装置250に表示する制御を行う。そして、CPU210は、購入指示が入力された場合には(ステップf70:YES)、管理サーバ70bに辞書DB購入要求を通知し(ステップf80)、ステップf50に移行して使用許可通知を受信するまで待機状態となる。
一方、購入指示が為されなかった場合には(ステップf70:NO)、使用不可メッセージを表示して(ステップf90)、本処理を終了する。
以上説明したように、第2実施形態によれば、電子辞書10bにおいて、カードスロット170に装着されたメモリカード30bに辞書DB31bを書き込むとともに、メモリカード30b内の辞書DB31bの使用を許可する携帯電話機20bの携帯ID283aを登録携帯IDとして、携帯IDの認証処理を実行する管理サーバ70bに送信することができる。
そして、携帯電話機20bでは、辞書DBが書き込まれているメモリカード30bがカードスロット290に装着された際に、メモリカード30b内に登録される電子辞書ID33bを、自機の携帯ID283aとともに管理サーバに送信して辞書データの使用可否を問い合わせることができる。この結果、管理サーバ70bから使用許可通知を受信した場合に、当該携帯電話機20bにおいて、メモリカード30bに書き込まれている辞書DB31bの辞書引き処理が可能となる。一方、管理サーバ70bから使用不可通知を受信した場合には、ユーザ操作に従って、メモリカード30b内の辞書DB31bを購入することができる。
また、管理サーバ70bにおいて、メモリカード30b内に辞書DB31bを書き込む手段を有する電子辞書10bの電子辞書IDと対応付けて、当該電子辞書10bによってメモリカード30bに書き込まれた辞書DB31bを閲覧表示可能な携帯電話機の登録携帯IDを管理することができる。そして、携帯電話機20bから認証要求を受信した際に、登録ユーザ管理情報71bから受信した電子辞書IDと対応付けられた登録携帯IDを読み出し、受信した携帯IDと一致するか否かを判別することで辞書DBの使用可否を判別することができる。
また、携帯電話機20bの携帯ID283aが認証されなかった場合には、当該携帯電話機20bからの辞書DB購入要求に応じて、当該辞書DB31bの利用金額を課金額として徴収するための当該携帯電話機20bのユーザに対する課金処理を実行することができる。これにより、携帯IDの認証結果に応じた課金処理を行うことが可能となる。
したがって、予めメモリカード30b内の辞書DB31bの使用を許可する携帯電話機20bの携帯IDを管理サーバ70bに登録しておくことにより、電子辞書10bにおいてメモリカード30bに書き込んだ辞書DB31bを、電子辞書10bと当該携帯電話機20bとで共有することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。尚、以下では、第1実施形態又は第2実施形態で説明した電子辞書10cと同様の構成要素には、同一の符号を付して説明は省略する。
[システム概略]
図17は、第3実施形態におけるシステム構成の概略図である。図17に示すように、第3実施形態において、電子辞書10cは、PC40が具備する通信装置45を介してネットワークNと接続されて、管理サーバ70cと接続される。また、携帯電話機20cは、内蔵の通信装置260(図22参照)によりネットワークNを介して管理サーバ70cに接続される。
管理サーバ70cは、登録ユーザ管理情報71cを備える。図18は、第3実施形態における登録ユーザ管理情報71cのデータ構成例を示す図である。図18に示すように、登録ユーザ管理情報71cは、電子辞書IDと、登録携帯IDと、当該登録携帯IDの携帯電話機で使用可能な辞書データ種別(以下、「認証対象辞書データ種別」という。)とが対応付けられたデータテーブルである。詳細は後述するが、第3実施形態では、電子辞書10cと携帯電話機20cとで共有されるメモリカード30c内に、辞書DB、単語帳、及びヒストリ一覧の3種類の辞書データが格納され、携帯電話機20c側で使用可能なデータを、辞書データ種別単位で指定することが可能である。
管理サーバ70cは、前述の登録ユーザ管理情報71cにおいて、メモリカード30c内に辞書DBを書き込む手段を有する電子辞書の電子辞書ID(書込機器ID)と対応付けて、当該電子辞書IDによって書き込まれたメモリカード30c内の辞書DBを閲覧表示可能な携帯電話機の登録携帯ID(閲覧機器ID)と、当該登録携帯IDの携帯電話機の認証対象辞書データ種別とを管理する。
さらに、携帯電話機20cは、ネットワークNを介して辞書サーバ60cに通信接続することにより、辞書サーバ60cが公開している辞書全体情報としてのネット辞書DBを利用することも可能である。尚この際、当該携帯電話機20cのユーザから、ネット辞書DBの利用金額を徴収することとしてもよい。
図19は、第3実施形態におけるデータの流れを説明するための図である。電子辞書10cは、第2実施形態と同様に、1)PC40から辞書DB31cをダウンロードして書き込む。そして、ダウンロードした辞書DB31cをメモリカード30cに書き込む際に、電子辞書10cの装置IDである電子辞書ID37cを、メモリカード30c内に登録する。加えて、第3実施形態では、辞書DB31cの使用中に登録される単語帳33c及びヒストリ一覧35cが、メモリカード30c内に格納されるようになっている。
また、電子辞書10cは、ユーザ操作に従って、2)PC40を介し、メモリカード30c内の辞書DB31cの使用を許可する携帯電話機20cの携帯電話番号を登録携帯IDとして、当該携帯電話機20cでの使用を許可する認証対象辞書データ種別、及び電子辞書ID37cとともに管理サーバ70cに送信する。
これに応答して、管理サーバ70cでは、3)受信した電子辞書ID、登録携帯ID、及び認証対象辞書データ種別を対応付けて、登録ユーザ管理情報71cに登録する。
一方、携帯電話機20cでは、図示しないカードスロットにメモリカード30cが装着された際に、4)電子辞書ID37cを読み出して、自機の携帯ID及びユーザ操作によって選択された使用辞書データ種別とともに管理サーバ70cに送信する。
これに応答して、管理サーバ70cでは、5)携帯IDの認証処理を実行する。具体的には、次の通りである。すなわち、管理サーバ70cは、登録ユーザ管理情報71cから受信した電子辞書IDと対応付けられた登録携帯IDを読み出し、受信した携帯IDと一致するか否かを判別する。さらに、対応する認証対象辞書データ種別を読み出し、受信した使用辞書データ種別を含むか否かを判別する。
そして、管理サーバ70cは、6)認証結果を当該携帯電話機20cに送信する。
尚、携帯電話機20c側では、管理サーバ70cにおける認証の結果、当該携帯電話機20cの携帯IDが認証されて使用辞書データ種別の使用が許可された場合に、メモリカード30c内の該当する辞書データの使用を許可する制御を行う。
また、第3実施形態では、辞書データの種別に応じて利用金額が設定されており、登録ユーザ以外のユーザであっても、その利用金額を支払うことにより、メモリカード30c内の辞書データを使用することができるようになっている。
これによれば、ユーザは、電子辞書10c側で例えば携帯電話機の電話番号である携帯ID、及び認証対象辞書データ種別を指定して管理サーバ70cに登録させておくことで、当該所有する携帯電話機において、メモリカード内の指定した種別の辞書データを使用することが可能となる。
[機能構成]
1.電子辞書
図20は、第3実施形態における電子辞書10cの機能構成の一例を示すブロック図である。図20に示すように、電子辞書10cは、CPU110と、入力装置120と、表示装置130と、伝送制御装置140と、RAM150と、ROM160と、カードスロット170とを備えて構成されている。
ROM160cには、第3実施形態を実現するため、特に、メモリカード30c内の辞書DB31cの使用可否の設定、及び辞書DB31cの辞書引きに関する機能を実現させるための第3電子辞書側辞書使用処理プログラム161cと、装置の個体識別が可能な装置ID167cとが格納される。また、第3電子辞書側辞書使用処理プログラム161cは、単語帳機能を実現するための単語帳処理プログラム163cと、ヒストリ機能を実現するためのヒストリ処理プログラム165cとを備える。
単語帳処理プログラム163cは、単語帳処理処理をCPU110に実行させるためのプログラムである。具体的には、CPU110は、ユーザによる単語帳の登録指示に従って、見出語と、対応する説明情報中の一部(以下、「説明部分情報」という。)とを対応付けて単語帳33cに登録する。また、CPU110は、単語帳の表示操作に応じて、単語帳33cに登録されている見出語を読み出して一覧表示する制御を行う。そして、CPU110は、ユーザ操作によって選択された見出語に対応する説明部分情報を単語帳33cから読み出して表示する制御を行う。
ヒストリ処理プログラム165cは、ヒストリ処理処理をCPU110に実行させるためのプログラムである。具体的には、CPU110は、辞書DB31cから説明情報を読み出して表示制御した際に、対応する見出語をヒストリ見出語として、ヒストリ一覧35cに登録する。また、CPU110は、ヒストリの表示操作に応じて、ヒストリ一覧35cを参照してヒストリ見出語を一覧表示する制御を行う。そして、CPU110は、一覧から一のヒストリ見出語が選択された場合には、当該ヒストリ見出語に対応する説明情報を辞書DB31cから読み出して表示する制御を行う。
また、図20に示すように、第3実施形態では、メモリカード30cには、PC40からダウンロードされた辞書DB31cと、単語帳33cと、ヒストリ一覧35cと、電子辞書ID37cとが格納される。CPU110は、辞書DB31cをメモリカード30cに書き込む際に、ROM160cに格納されている装置ID167cを電子辞書ID37cとして、メモリカード30c内に登録する処理を行う。
単語帳33cは、上記したように、ユーザ操作によって選択された見出語と当該見出語の説明部分情報とを対応付けて記憶する。図21は、単語帳33cのデータ構成例を示す図である。例えば、レコードL10では、見出語“consistent”と対応付けて、説明情報中の語義番号1及び語義番号3の語義が説明部分情報として登録されている。
ヒストリ一覧35cは、当該時点までに辞書DB31cから読み出されて表示された説明情報の見出語を、検索履歴として蓄積記憶する。
2.携帯電話機
図22は、第3実施形態における携帯電話機20cの機能構成の一例を示すブロック図である。図22に示すように、携帯電話機20cは、CPU210と、送話装置220と、受話装置230と、入力装置240と、表示装置250と、通信装置260と、RAM270cと、ROM280cと、カードスロット290とを備えて構成されている。
RAM270cは、使用可辞書種別データ種別格納領域271cを備える。この使用可辞書種別データ種別格納領域271cには、管理サーバ70cから使用許可通知とともに送信された使用可辞書種別データ種別を一時的に保持する。
ROM280cには、第3実施形態を実現するため、特に、第3携帯側辞書使用処理プログラム281cと、携帯電話機20c側でメモリカード30c内の単語帳33cを閲覧するための携帯側単語帳表示プログラム283cと、ヒストリ一覧35cを閲覧するための携帯側携帯側ヒストリ表示プログラム285cと、携帯電話機20c側でヒストリの装置の個体識別が可能な携帯ID283aとが格納される。
携帯側単語帳表示プログラム283cは、単語帳表示処理を実行するためのプログラムである。具体的には、CPU210は、単語帳の表示操作に応じて、単語帳33cに登録されている見出語を読み出して一覧表示する制御を行う。そして、CPU210は、ユーザ操作によって選択された見出語に対応する説明部分情報を単語帳33cから読み出して表示する制御を行う。尚、単語帳33cの表示の仕方はこれに限定されるものではなく、例えば、単語帳33cに登録された見出語と、対応する説明部分情報とを所定の操作に応じて切り替えて表示する制御を行うこととしてもよい。
携帯側携帯側ヒストリ表示プログラム285cは、携帯側ヒストリ表示処理を実行するためのプログラムである。具体的には、CPU210は、ヒストリの表示操作に応じて、ヒストリ一覧35cを参照してヒストリ見出語の一覧(ヒストリ一覧)を表示する制御を行う。
また、CPU210は、ヒストリ一覧から一のヒストリ見出語が選択された場合に、使用可辞書種別データ格納領域271cを参照してメモリカード30c内の辞書DB31cの使用可否を判別し、その使用可となっている場合には対応する説明情報を辞書DB31cから読み出して表示する制御を行う。一方、CPU210は、使用不可となっている場合には、PC40の具備する通信装置45を介してネットワークNに接続し、ネット辞書DBを公開している辞書サーバ70cから対応する説明情報を取得して表示する制御を行う。
[処理の流れ]
次に、図23〜図29を参照して、電子辞書10c及び携帯電話機20cにおける処理の流れについて説明する。尚、以下では、第1実施形態で図6に示して説明した電子辞書側の処理と同様の処理工程には、同一の符号を付して適宜説明は省略する。
先ず、図23に示すフローチャートを参照して、管理サーバ70c側の処理の流れについて説明する。図23に示すように、管理サーバ70cでは、電子辞書10cから、電子辞書ID、登録携帯ID、及び認証対象辞書データ種別が対応付けられたユーザ登録要求を受信した場合に(ステップg10:YES)、受信した電子辞書IDと対応付けて、登録携帯IDと、認証対象辞書データ種別とを登録ユーザ管理情報71cに登録する(ステップg20)。
また、管理サーバ70cでは、携帯電話機20cから、電子辞書ID、携帯ID、及び使用辞書データ種別とが対応付けられた認証要求を受信した場合に(ステップg30:YES)、登録ユーザ管理情報71cから受信した電子辞書IDに対応する登録携帯IDを読み出す(ステップg40)。そして、読み出した登録携帯IDが受信した携帯IDと一致した場合には(ステップg50:YES)、続いて、対応する認証対象辞書データ種別を読み出す(ステップg60)。そして、読み出した認証対象辞書データ種別に受信した使用辞書データ種別が含まれる場合には(ステップg70:YES)、読み出した認証対象辞書データ種別を使用可辞書データとして、使用許可通知を当該携帯電話機20cに送信する(ステップg80)。
一方、登録ユーザ管理情報71cから読み出した登録携帯IDが受信した携帯IDと一致しない場合(ステップg50:NO)、或いは登録ユーザ管理情報71cから読み出した認証対象辞書データ種別に受信した使用辞書データ種別が含まれない場合には(ステップg70:NO)、使用不可通知を当該携帯電話機20cに送信する(ステップg90)。
そして、ステップg90の使用不可通知に応答して当該携帯電話機20cから辞書データ購入要求が通知された場合には(ステップg100:YES)、辞書データの利用金額を課金額として徴収するための当該携帯電話機20cのユーザに対する課金処理を実行する(ステップg110)。この課金額は、例えば辞書データ種別に応じて設定される。具体例としては、課金額は、単語帳、ヒストリ一覧、辞書DBの順で高く設定される。
続いて、ステップg30において認証要求とともに受信した携帯IDを登録携帯IDとし、使用辞書データ種別を認証対象辞書種別データとして、受信した電子辞書IDと対応付けて登録ユーザ管理情報71cに登録する(ステップg120)。そして、ステップg80に移行し、受信した電子辞書IDに対応する認証対象辞書データ種別を使用可辞書データとして、使用許可通知を当該携帯電話機20cに送信する。
次に、図24に示すフローチャートを参照して、電子辞書10c側の処理の流れについて説明する。
図24に示すように、電子辞書10cのCPU110は、ユーザ操作によって携帯ID登録モードが指定された場合には(ステップa50:YES)、携帯ID登録モードに移行し、先ず、携帯電話番号の入力操作を受け付ける(ステップa80)。次いで、CPU110は、認証対象辞書データ種別の入力操作を受け付ける(ステップh70)。
そして、CPU110は、ステップa60で入力された携帯電話番号を登録携帯IDとし、当該登録携帯ID、装置ID167cである電子辞書ID、及びステップh70で入力された認証対象辞書データ種別とともに、ユーザ登録要求を管理サーバ70cに送信する(ステップh80)。
また、CPU110は、ユーザ操作によって辞書引きモードが指定された場合には(ステップa80:YES)、辞書引きモードに移行して第3電子辞書側辞書使用処理を実行する(ステップh90)。
第3実施形態では、この第3電子辞書側辞書使用処理において当該電子辞書10cによるメモリカード30c内の辞書DB31cの使用が許可された際に実行される辞書引き処理(例えば第1実施形態において図7に示して説明したステップb50に対応)として、単語帳機能を実現するための単語帳処理と、ヒストリ機能を実現するためのヒストリ処理とがユーザ操作に従って実行される。
図25は、電子辞書10cにおける単語帳処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、ここで説明する処理は、CPU110が単語帳処理プログラム163cを読み出して実行することにより実現される。
この単語帳処理において、電子辞書10cのCPU110は、説明情報の表示制御中に単語帳の登録指示が為された場合に(ステップi10:YES)、説明情報中の文字列の選択操作を受け付ける(ステップi20)。そして、文字列の確定操作が為された場合には(ステップi30:YES)、CPU110は、選択された文字列を説明部分情報とし、見出語と対応付けて単語帳33cに登録する(ステップi40)。
また、CPU110は、単語帳の表示操作が為された場合に(ステップi50:YES)、単語帳33cに登録されている見出語を読み出して一覧表示する制御を行う(ステップi60)。続いて、CPU110は、一覧表示した見出語の選択操作を受け付ける(ステップi70)。そして、確定操作に応じて(ステップi80:YES)、CPU110は、対応する説明部分情報を単語帳33cから読み出して表示する制御を行う(ステップi90)。
ここで、電子辞書10cにおけるヒストリ単語帳の登録に係る操作例について、図26を参照して説明する。
図26(a)は、電子辞書10cのユーザが、辞書DB31bの一例である英和辞典の辞書DBから読み出した見出語“consistent”の説明情報を表示した説明情報表示画面W10の一例を示す図である。この説明情報表示画面W10において、単語帳の登録指示を入力すると、図26(b)に示すように、領域E10において説明部分情報の選択を促すメッセージが表示される。
図26(b)に示す説明情報表示画面W13において、例えば反転表示M10によって文字列“〔・・・と〕一致する”を選択するとともに、反転表示M13によって文字列“〔言行・主義などで〕一貫した”を選択することにより、説明部分情報を選択する。この結果、CPU110により、下線UL10が付されている見出語“consistent”と、反転表示M10及びM13によって選択した説明部分情報とが対応付けられて、単語帳33cに登録される。
図26(c)は、前述の図26(a)及び図26(b)に関する操作の後、単語帳の表示指示を入力し、続いて表示される図示しない単語一覧画面において表示された見出語の中から見出語“consistent”を選択して確定指示を入力した場合に表示される単語帳画面W15の一例を示す図である。図26(c)に示すように、単語帳画面W15には、選択した見出語“consistent”に対応する説明部分情報が単語帳33cから読み出されて表示される。
また、ヒストリ処理については図示しないが、CPU110は、ヒストリ処理プログラム165cに従い、辞書引き処理中に説明情報を表示させた見出語をヒストリ見出語とし、ヒストリ一覧35cに登録する。また、CPU110は、ヒストリの表示指示が為された場合に、ヒストリ一覧35cに登録されているヒストリ見出語を読み出して一覧表示し、一覧から選択されたヒストリ見出語に対応する説明情報を辞書DB31cから読み出して表示する制御を行う。
ここで、電子辞書10cにおけるヒストリ見出語の登録に係る操作例について、図27を参照して説明する。
図27(a)は、電子辞書10cのユーザが、辞書DB31cの一例である英和辞典の辞書DBを起動した場合に表示装置130に表示される検索語入力画面W20の一例を示す図である。例えば、図27(a)に示すように、入力文字I20である“life”を入力して確定操作を行うと、入力文字“life”に適合する見出語が検索され、図27(b)に示すように、見出語“life”に対応する説明情報を表示した説明情報表示画面W23が表示される。
図27(c)は、前述の図27(a)及び図27(b)に関する操作の後、ヒストリの表示指示を入力した場合に表示されるヒストリ一覧表示画面W25の一例を示す図である。図27(c)に示すように、ヒストリ一覧表示画面W25には、過去に説明情報を表示させたヒストリ見出語が一覧表示される。このヒストリ一覧表示画面W25には、図27(b)の説明情報表示画面W23で表示させた説明情報の見出語である“life”がヒストリ見出語として表示されている。
次に、図28に示すフローチャートを参照して、携帯電話機20cにおける第3携帯側辞書使用処理の流れについて説明する。尚、ここで説明する処理は、CPU210が第3携帯側辞書使用処理プログラム281cを読み出して実行することにより実現される。
図28に示すように、携帯電話機20cのCPU210は、先ず、カードスロット290にメモリカード30cが装着されているか否かを検知する。そして、CPU210は、メモリカード30cが装着されている場合には(ステップj10:YES)、続いてメモリカード30c内に辞書DBが書き込まれているか否かを検知する。そして、CPU210は、書き込まれていると検知された場合には(ステップj20:YES)、続いて電子辞書ID37cを読み出す(ステップj30)。
次に、CPU210は、メモリカード30cに書き込まれている辞書データの種別を検知し、このうちの使用辞書データ種別の指定操作を受け付ける(ステップj40)。そして、CPU210は、ステップj30読み出した電子辞書ID37c、ステップj40で指定された使用辞書データ種別、及び自機の携帯ID283aとともに、認証要求を管理サーバ70cに送信する(ステップj50)。
そして、CPU210は、管理サーバ70cから使用許可通知を受信した場合には(ステップj60:YES)、ステップj40で指定された使用辞書データ種別に応じた分岐処理を実行し(ステップj70)、使用辞書データ種別に応じた辞書引き処理を実行する。尚この際、管理サーバ70cから使用許可通知とともに送信された使用可辞書データ種別が、使用可辞書データ種別格納領域271cに保持される。
すなわち、使用辞書データ種別が辞書DBの場合には、CPU210は、辞書検索処理を実行する(ステップj80)。また、使用辞書データ種別が単語帳の場合には、CPU210は、単語帳表示処理を実行する(ステップj90)。
そして、使用辞書データ種別がヒストリ一覧の場合には、CPU210は、携帯側ヒストリ表示処理を実行する(ステップj100)。図29は、携帯電話機20cにおける携帯側ヒストリ表示処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、ここで説明する処理は、CPU210が携帯側携帯側ヒストリ表示プログラム285cを読み出して実行することにより実現される。
すなわち、携帯電話機20cのCPU210は、ヒストリ一覧35cに登録されているヒストリ見出語を読み出して一覧表示する制御を行う(ステップk10)。続いて、CPU210は、一覧表示したヒストリ見出語の選択操作を受け付ける(ステップk20)。そして、確定操作に応じて(ステップk30:YES)、CPU210は、使用可辞書データ種別格納領域271cを参照してメモリカード30c内の辞書DB31cの使用可否を判別する(ステップk40)。
そして、CPU210は、ステップk40の結果、メモリカード30c内の辞書DB31cが使用可となっている場合には、ステップk20で選択されたヒストリ見出語に対応する説明情報を辞書DB31cから読み出して表示する制御を行う(ステップk50)。
一方、CPU210は、使用不可となっている場合には、PC40の具備する通信装置45を介してネットワークNに接続し、ネット辞書DBを公開している辞書サーバ60cに接続してヒストリ見出語を指定した検索要求を送信し、当該接続した辞書サーバ60cからステップk20で選択されたヒストリ見出語に対応する説明情報を取得する(ステップk60)。そして、CPU210は、取得した説明情報を表示する制御を行う(ステップk70)。
ここで、携帯電話機20cにおけるヒストリ見出語の閲覧に係る操作例について、図30を参照して説明する。
図30(a)は、携帯電話機20cのユーザが、ヒストリの表示指示を入力した場合に表示装置250に表示されるヒストリ一覧表示画面W30の一例を示す図である。図30(a)に示すように、ヒストリ一覧表示画面W30には、メモリカード30c内のヒストリ一覧35cに格納されているヒストリ見出語が一覧表示される。また、このヒストリ一覧表示画面W30において、ヒストリ見出語を指定するためのヒストリ選択マーカM30により、最上段のヒストリ見出語“life”が反転表示されて選択状態となっている。
この場合には、CPU210により、ヒストリ一覧35cに登録されているヒストリ見出語を読み出して一覧表示する制御が行われる(図29に示すステップk10)
そして、図30(b)に示すように、ヒストリ一覧表示画面W33において、ヒストリ選択マーカM33によりヒストリ見出語“program”を選択し、確定操作を入力すると、図30(c)に示すように、対応する説明情報を表示した説明情報表示画面W35が表示される。
この場合には、CPU210により以下の内部処理が実行される。すなわち、メモリカード30c内の辞書DB31cが使用可となっている場合に、選択されたヒストリ見出語に対応する説明情報を辞書DB31cから読み出して表示する制御を行う(図29に示すステップk40→50)。
一方、使用不可となっている場合には、PC40の具備する通信装置45を介してネットワークNに接続し、ネット辞書DBを公開している辞書サーバ60c選択されたヒストリ見出語に対応する説明情報を取得する(ステップk60)。そして、取得した説明情報を表示する制御を行う(図29に示すステップk70)。
図28に戻り、CPU210は、管理サーバ70cから使用不可通知を受信した場合には(ステップj60:NO)、続いて、当該辞書データを購入するか否かの選択を促す購入確認のメッセージを表示装置250に表示する制御を行う。そして、CPU210は、購入指示が入力された場合には(ステップj105:YES)、管理サーバ70cに辞書データ購入要求を通知し(ステップj110)、ステップj60に移行して使用許可通知を受信するまで待機状態となる。
一方、購入指示が為されなかった場合には(ステップj105:NO)、使用不可メッセージを表示して(ステップj120)、本処理を終了する。
以上説明したように、第3実施形態によれば、電子辞書10cにおいて、カードスロット170に装着されたメモリカード30cに辞書DB31cや、単語帳33c、ヒストリ一覧35cといた複数種類の辞書データを書き込むとともに、メモリカード30c内の辞書データの使用を許可する携帯電話機20cの携帯ID283aを登録携帯IDとし、当該登録携帯IDの携帯電話機で使用可能な辞書データ種別と、電子辞書IDとともに、携帯IDの認証処理を実行する管理サーバ70cに送信することができる。したがって、携帯電話機毎に、それぞれ使用可能な辞書データを辞書データ種別単位で指定することができる。
そして、携帯電話機20cでは、辞書データが書き込まれているメモリカード30cがカードスロット290に装着された際に、メモリカード30c内に登録される電子辞書ID37cを、自機の携帯ID283aとともに管理サーバに送信して辞書データの使用可否を問い合わせることができる。この結果、管理サーバ70cから使用許可通知を受信した場合に、当該携帯電話機20cにおいて、メモリカード30cに書き込まれている使用辞書データ種別の辞書データの使用が可能となる。一方、管理サーバ70cから使用不可通知を受信した場合には、ユーザ操作に従って、メモリカード30c内の辞書データを購入することができる。
また、管理サーバ70cにおいて、メモリカード30c内に辞書データを書き込む手段を有する電子辞書10cの電子辞書IDと対応付けて、当該電子辞書10cによってメモリカード30cに書き込まれた辞書データを閲覧表示可能な携帯電話機の登録携帯IDと、当該携帯電話機によって閲覧表示が可能な辞書データとを管理することができる。そして、認証要求を受信した際に、登録ユーザ管理情報71cから受信した電子辞書IDと対応付けられた登録携帯IDを読み出し、受信した携帯IDと一致するか否かを判別するとともに、さらに、対応する認証対象辞書データ種別を読み出し、受信した使用辞書データ種別を含むか否かを判別することで、辞書データの使用可否を判別することができる。
また、携帯電話機20cによる辞書データの使用が許可されなかった場合には、当該携帯電話機20cからの辞書データ購入要求に応じて、当該辞書データの種別に応じた利用金額を課金額として徴収するための当該携帯電話機20cのユーザに対する課金処理を実行することができる。これにより、使用を許可する辞書データの種別に応じた課金処理を行うことが可能となる。具体例としては、例えば、辞書データ種別が辞書DBの場合の課金額と比較して、単語帳やヒストリ一覧の課金額を低く設定する。これにより、メモリカード30cに書き込まれた単語帳やヒストリ一覧を利用し易くすることができる。
これにより、予めメモリカード30c内の辞書DB31cの使用を許可する携帯電話機20bの携帯IDと、当該携帯電話機20cでの使用が可能な辞書データの種別とを管理サーバ70cに登録しておくことにより、電子辞書10cにおいてメモリカード30cに書き込んだ辞書DB31cを、電子辞書10bと当該携帯電話機20cとで使用することができる。
尚、上記した第1〜第3実施形態では、電子辞書10においてメモリカード30に書き込まれた辞書データを携帯電話機20で閲覧する場合を例にとって説明したが、メモリカード30に書き込まれるデータはこれに限定されるものではなく、例えば、電子書籍や電子教材といった各種のコンテンツデータであってもよい。
また、メモリカード30内に格納される辞書データを所定の暗号化処理により、例えば携帯IDを暗号鍵として暗号化することとしても構わない。
また、上記した実施形態では、本発明の電子機器を電子辞書及び携帯電話機に適用した場合について説明したが、本発明を適用可能な電子機器はこのような製品に限定されるものではなく、電子手帳やPDA、パソコン等、電子機器全般に適用可能である。
電子辞書の斜視概観例を示す図。 電子辞書とPCとの接続例を示す図。 第1実施形態におけるシステム構成の概略図。 第1実施形態における電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態における携帯電話機の機能構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態における電子辞書側の処理の流れを説明するためのフローチャート。 電子辞書側辞書使用処理の流れを説明するためのフローチャート。 第1携帯側辞書使用処理の流れを説明するためのフローチャート。 第2実施形態におけるシステム構成の概略図。 第2実施形態における登録ユーザ管理情報のデータ構成例を示す図。 第2実施形態におけるデータの流れを説明するための図。 第2実施形態における電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。 第2実施形態における携帯電話機の機能構成の一例を示すブロック図。 第2実施形態における管理サーバ側の処理の流れを説明するためのフローチャート。 第2実施形態における電子辞書側の処理の流れを説明するためのフローチャート。 第2携帯側辞書使用処理の流れを説明するためのフローチャート。 第3実施形態におけるシステム構成の概略図。 第3実施形態における登録ユーザ管理情報のデータ構成例を示す図。 第3実施形態におけるデータの流れを説明するための図。 第3実施形態における電子辞書の機能構成の一例を示すブロック図。 単語帳のデータ構成例を示すブロック図。 第3実施形態における携帯電話機の機能構成の一例を示すブロック図。 第3実施形態における管理サーバ側の処理の流れを説明するためのフローチャート。 第3実施形態における電子辞書側の処理の流れを説明するためのフローチャート。 単語帳処理の流れを説明するためのフローチャート。 電子辞書の表示装置に表示される表示画面の一例を示す図。 電子辞書の表示装置に表示される表示画面の一例を示す図。 第3携帯側辞書使用処理の流れを説明するためのフローチャート。 携帯側ヒストリ表示処理の流れを説明するためのフローチャート。 携帯電話機の表示装置に表示される表示画面の一例を示す図。
符号の説明
10a 電子辞書
110 CPU
120 入力装置
130 表示装置
140 伝送制御装置
150 RAM
160a ROM
161a 第1電子辞書側辞書使用処理プログラム
163a 装置ID
170 カードスロット
20a 携帯電話機
210 CPU
220 送話装置
230 受話装置
240 入力装置
250 表示装置
260 通信装置
270a RAM
280a ROM
281a 第1携帯側辞書使用処理プログラム
283a 携帯ID
290 カードスロット
30a メモリカード
31a 辞書DB
33a ID情報
331a 電子辞書ID
333a 登録携帯ID
40 PC
N ネットワーク

Claims (16)

  1. 自機の通信用識別情報を記憶する通信用識別情報記憶手段と、
    この通信用識別情報記憶手段により記憶された通信用識別情報を用いて公衆回線網を通じた通信処理を実行する通信処理手段と、
    記憶媒体を着脱自在に装着する装着部と、
    この装着部に装着された記憶媒体に辞書データが書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知手段と、
    この辞書データ検知手段により辞書データが書き込まれていると検知された場合に、当該辞書データに対応づけて設定されている識別情報を当該記憶媒体から読み出す読出手段と、
    この読出手段により読み出された識別情報と前記通信用識別情報記憶手段に記憶された通信用識別情報とから、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を判別する使用可否判別手段と、
    この使用可否判別手段により使用可と判別された場合に、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行う辞書データ表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 識別情報と当該識別情報によって認証される通信用識別情報とを対応づけて記憶し、受信する通信用識別情報の認証処理を実行して認証結果を送信する管理サーバと通信可能に接続された電子機器であって、
    自機の通信用識別情報を記憶する通信用識別情報記憶手段と、
    この通信用識別情報記憶手段により記憶された通信用識別情報を用いて公衆回線網を通じた通信処理を実行する通信処理手段と、
    記憶媒体を着脱自在に装着する装着部と、
    この装着部に装着された記憶媒体に辞書データが書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知手段と、
    この辞書データ検知手段により辞書データが書き込まれていると検知された場合に、当該辞書データに対応づけて設定されている識別情報を当該記憶媒体から読み出す読出手段と、
    この読出手段により読み出された識別情報及び前記通信用識別情報記憶手段に記憶された通信用識別情報を前記管理サーバに送信して、前記カード装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を問い合わせる使用可否問合せ手段と、
    この使用可否問合せ手段による問合せ結果が使用可である場合に、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行う表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 前記辞書データは、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された部分的な情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 記憶媒体を着脱自在に装着する装着部と、
    見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報が、前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データとして書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知手段と、
    前記辞書全体情報を記憶し、受信した見出語に対応する説明情報を送信する辞書サーバとの間で、前記辞書データ検知手段により辞書データが書き込まれていると検知された場合に通信を行い、当該辞書データに含まれている見出語に対応する説明情報を取得する説明情報通信取得手段と、
    この説明情報通信取得手段により取得された説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 記憶媒体を着脱自在に装着する装着部と、
    この装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込む辞書データ書込手段と、
    ユーザ操作に従って、前記辞書データ書込手段によって前記記憶媒体に書き込まれた辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を当該記憶媒体に書き込む識別情報書込手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  6. 自機の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    記憶媒体を着脱自在に装着する装着部と、
    この装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込む辞書データ書込手段と、
    この辞書データ書込手段による辞書データの書き込み時に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を当該記憶媒体に書き込む識別情報書込手段と、
    ユーザ操作に従って、当該記憶媒体内の辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を入力する他機識別情報入力手段と、
    識別情報と当該識別情報によって認証される認証対象識別情報とを対応づけて記憶し、認証対象識別情報の認証処理を実行する管理サーバに対して、前記他機識別情報入力手段により入力された識別情報を認証対象識別情報とし、前記識別情報書込手段が書き込んだ識別情報と対応づけて送信する制御を行って前記管理サーバに登録させる登録手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 前記辞書データは、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語及び当該見出語の説明情報である辞書部分情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報である見出語情報との何れかの種類の辞書データであることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記管理サーバは、識別情報に対応づけて更に辞書データの種類を記憶し、辞書データの種類に応じた認証を行い、
    前記登録手段は、前記辞書データ書込手段が書き込んだ辞書データの種類を更に前記管理サーバに送信して登録させる種類登録手段を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 電子機器との間で通信を行い、所定の課金処理を行う管理サーバにおいて、
    記憶媒体内に辞書データを書き込む辞書データ書込手段を有する電子機器の書込機器識別情報と、当該書込機器識別情報の電子機器によって書き込まれた記憶媒体内の辞書データを閲覧表示可能な電子機器の閲覧機器識別情報とを対応づけて記憶する記憶手段と、
    通信接続される電子機器から書込機器識別情報及び当該電子機器の識別情報を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信された書込機器識別情報と対応づけて前記記憶手段に記憶されている閲覧機器識別情報に基づいて、前記受信された識別情報の認証を行う認証手段と、
    この認証手段による認証結果に応じて異なる課金額を設定して前記課金処理を行う課金額設定手段と、
    を備えることを特徴とする管理サーバ。
  10. 前記辞書データには、見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語及び当該見出語の説明情報である辞書部分情報と、前記辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報である見出語情報との辞書データの種類があり、
    前記受信手段は、閲覧利用する辞書データの種類を受信するデータ種類受信手段を有し、
    前記課金額設定手段は、前記データ種類受信手段により受信された辞書データの種類に応じて異なる課金額を設定する種類別課金額設定手段を有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の管理サーバ。
  11. 記憶媒体を着脱自在に装着する装着部を備えたコンピュータに、
    自機の通信用識別情報を記憶する通信用識別情報記憶機能と、
    この通信用識別情報記憶機能により記憶された通信用識別情報を用いて公衆回線網を通じた通信処理を実行する通信処理機能と、
    前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データが書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知機能と、
    この辞書データ検知機能により辞書データが書き込まれていると検知された場合に、当該辞書データに対応づけて設定されている識別情報を当該記憶媒体から読み出す読出機能と、
    この読出機能により読み出された識別情報と前記通信用識別情報記憶機能に記憶された通信用識別情報とから、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を判別する使用可否判別機能と、
    この使用可否判別機能により使用可と判別された場合に、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行う辞書データ表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 記憶媒体を着脱自在に装着する装着部を備え、識別情報と当該識別情報によって認証される通信用識別情報とを対応づけて記憶し、受信する通信用識別情報の認証処理を実行して認証結果を送信する管理サーバと通信可能に接続されたコンピュータに、
    自機の通信用識別情報を記憶する通信用識別情報記憶機能と、
    この通信用識別情報記憶機能により記憶された通信用識別情報を用いて公衆回線網を通じた通信処理を実行する通信処理機能と、
    前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データが書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知機能と、
    この辞書データ検知機能により辞書データが書き込まれていると検知された場合に、当該辞書データに対応づけて設定されている識別情報を当該記憶媒体から読み出す読出機能と、
    この読出機能により読み出された識別情報及び前記通信用識別情報記憶機能に記憶された通信用識別情報を前記管理サーバに送信して、前記カード装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの使用可否を問い合わせる使用可否問合せ機能と、
    この使用可否問合せ機能による問合せ結果が使用可である場合に、前記装着部に装着された記憶媒体に書き込まれている辞書データの内容をユーザ操作に応じて表示する制御を行う表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  13. 記憶媒体を着脱自在に装着する装着部を備えたコンピュータに、
    見出語と当該見出語の説明情報とが複数対応づけられ、所定の辞書として包括された辞書全体情報の中からユーザ操作に従って選択された見出語の情報が、前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データとして書き込まれているか否かを検知する辞書データ検知機能と、
    前記辞書全体情報を記憶し、受信した見出語に対応する説明情報を送信する辞書サーバとの間で、前記辞書データ検知機能により辞書データが書き込まれていると検知された場合に通信を行い、当該辞書データに含まれている見出語に対応する説明情報を取得する説明情報通信取得機能と、
    この説明情報通信取得機能により取得された説明情報を表示する制御を行う説明情報表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  14. 記憶媒体を着脱自在に装着する装着部を備えたコンピュータに、
    前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込む辞書データ書込機能と、
    この辞書データ書込機能による辞書データの書き込み時に、ユーザ操作に従って、当該記憶媒体内の辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を当該記憶媒体に書き込む識別情報書込機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  15. 記憶媒体を着脱自在に装着する装着部を備えたコンピュータに、
    自機の識別情報を記憶する識別情報記憶機能と、
    前記装着部に装着された記憶媒体に辞書データを書き込む辞書データ書込機能と、
    この辞書データ書込機能による辞書データの書き込み時に、前記識別情報記憶機能に記憶された識別情報を当該記憶媒体に書き込む識別情報書込機能と、
    ユーザ操作に従って、当該記憶媒体内の辞書データの閲覧表示を可能とする他の電子機器の識別情報を入力する他機識別情報入力機能と、
    識別情報と当該識別情報によって認証される認証対象識別情報とを対応づけて記憶し、認証対象識別情報の認証処理を実行する管理サーバに対して、前記他機識別情報入力機能により入力された識別情報を認証対象識別情報とし、前記識別情報書込機能が書き込んだ識別情報と対応づけて送信する制御を行って前記管理サーバに登録させる登録機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  16. 電子機器との間で通信を行い、所定の課金処理を行うコンピュータに、
    記憶媒体内に辞書データを書き込む辞書データ書込手段を有する電子機器の書込機器識別情報と、当該書込機器識別情報の電子機器によって書き込まれた記憶媒体内の辞書データを閲覧表示可能な電子機器の閲覧機器識別情報とを対応づけて記憶する記憶機能と、
    通信接続される電子機器から書込機器識別情報及び当該電子機器の識別情報を受信する受信機能と、
    この受信機能により受信された書込機器識別情報と対応づけて前記記憶機能に記憶されている閲覧機器識別情報に基づいて、前記受信された識別情報の認証を行う認証機能と、
    この認証機能による認証結果に応じて異なる課金額を設定して前記課金処理を行う課金額設定機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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