JP2006098775A - 三次元画像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 観察領域が制限された三次元画像表示装置を組み合わせて回り込み観察をも可能にして表示内容の存在感を増大する表示システムを提供するにある。
【解決手段】 表示システムにおいては、複数の三次元画像表示装置が連接配置されている。第1及び第2の表示装置は、夫々表示面内にマトリックス状に画素が配置されている表示ユニット及びこの表示ユニットの前面に配置され、画素からの光線を制限して観察領域に光線を向ける複数の光線制御部を有する光学ユニットを具備している。観察領域内における光線制御部からの光線方向に実質的に対応するように複数の方向から獲得された表示されるべき被写体の画像データで表示ユニットが表示駆動される。画像データは、要素画像に分離されて各要素画像データが第1及び第2の光線制御部の夫々に対応する画素に分配されて要素画像が表示され、被写体の三次元画像が表示される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、リアリティ溢れる三次元画像を表示可能な三次元画像表示システムに係り、特に、複数枚の三次元画像表示装置を組み合わせた三次元画像表示システムに関する。
三次元画像を表示する技術は、多数提案されているが、近年、眼鏡を用いずに立体像を認識できる方式の検討が主流になっている。眼鏡を用いずに三次元画像を認識できる方式として、二眼式或いは多眼式、そして、インテグラル・イメージン方式(II方式)或いはインテグラル・ビデオグラフィー(IV方式)等がある(以下、単にII方式及びIV方式をまとめてII方式と称する。)。
二眼式は、左眼及び右眼に対応した2箇所の撮影位置で撮影された左眼用の画像及び右眼用の画像を左眼及び右眼で夫々見えるようにすることで、両眼視差により立体を認識させる方式として知られている。多眼式は、二眼式に比べ映像撮影位置をさらに増やして不連続ではあるものの運動視差が付与されるとともに観察範囲が広げる方式として知られている。
II方式は、古くはリップマンにより提案された立体写真の撮影方法であるインテグラル・フォトグラフィ方式(IP方式)に基づいており(1908年)、空間像再生方式として、ホログラフィ及びインテグラル・フォトグラフィ方式(以下、IP方式と称する。)がある。このIP方式は、両眼視差方式に分類されている場合もあるが、理想的なIP方式は、空間像再生方式に分類されるべき技術とされている。IP方式では、光線の経路が撮影時と再生時とで全く逆の経路を辿ることから、光線数を十分多くし、且つ、画素サイズを十分小さくできる場合には、理想的なIP方式として理想的な三次元画像が空間に再生される。
写真に代えてLCD等の電子表示デバイスを用いたIP方式は、インテグラル・イメージン方式(II方式)或いはインテグラル・ビデオグラフィー(IV方式)とも称せられる。
二眼式或いは多眼式、IP方式において、以下のような構成を有する装置によって三次元画像が表示され、メガネなしでこの三次元画像が観察される。
表示パネルは、二次元的に配列した複数の二次元画像表示用ピクセルを有し、異なる方向から取得した二次元画像(視差画像)の構成要素が表示される二次元画像表示用ピクセルの集合が要素画像を構成している。この要素画像の夫々に対応して射出瞳が配置され、三次元画像表示用ピクセルが構成される。このような構成によれば、異なる方向から取得した二次元画像の集合である要素画像の殆どが遮られるが、観察者は、射出瞳を透過した略一つの二次元画像(視差画像)のみを視認して立体像を観察することとなる。即ち、射出瞳を介して視認される二次元画像表示用ピクセルが観察位置毎に異なることから、メガネを使用することなく三次元画像を観察することができる。
しかしながら、このような裸眼三次元画像表示装置では、射出瞳に対応する要素画像の領域が制限され、観察領域が制限される。観察領域の制限は、要素画像を構成する二次元画像の数が2と最も少ない二眼式で顕著であり、二次元画像(以下、視差画像とする)の数を増やし、一つの視差画像の観察領域を広げたりすることで、観察領域は増加させることができる。しかしながら、視差画像の数を増やすことは、三次元画像表示用ピクセルのサイズが増加し、三次元画像表示における解像度が低下することを意味している。一つの視差画像(二次元画像)が視認される領域が狭い程、観察位置により正しく対応した画像を観察することができる。換言すれば、単一の視差画像を観察できる領域が増えるということは、表示される三次元画像の質を低下させることとなる。このことから、二次元画像表示装置の解像度の大幅な向上を実現しない限り、観察領域を広げることは難しいとされている。
上記のように観察領域が狭い状態では、立体として知覚できたとしても、回り込んで立体を観察することは難しいこととなる。回り込んで観察することは、応用上はもちろんのこと、三次元画像の存在感(リアリティ)を増大する意味でも必要な性能だと考えられる。
一方、回り込んで観察することだけを目的とした方法として、観察者の位置を検出して表示画像を切り替える多面体表示例が非特許文献1に開示されている。しかながら、このような多面体表示例では、(1)多面体を立体として視認はできない、(2)観察者を検出する手段が必要である、(3)観察者が一人に限定される等、臨場感あふれる立体表示を実現することができない問題がある。
一方、三次元画像表示装置の応用分野として、立体表示とは異なる観点から空間について考察すると、駅の柱或いは屋内の壁面等の構築物は、その構築物の構造上必要であっても、構築物内の空間を利用する人にとっては、単に圧迫感を与える対象でしかなく、有効利用が検討されるべき対象でもある。即ち、構築物内の空間を利用する人にとっては、構築物自体は、空間が占有されているという事実だけが認識され、視覚上有効利用されてはいないと言いうる。
川上直樹、稲見昌彦、前田太郎、舘しょう:バーチャルホログラムの手法によるメディアキューブの試作、日本バーチャルリアリティ学会第1回大会論文集、pp。99−100、1996 H. Hoshino et al., J. Opt. Soc. Am. A.,15(8), 2059 (1998).
裸眼で三次元画像を観察することが可能な三次元画像表示装置において、観察可能領域が制限されているために、表示されている三次元画像の実在感が乏しい。また、駅の柱や屋内の保管物等の構築物によって、空間が占有され、視覚上も有効利用されることが望まれている。
この発明は、上述した事情に鑑みなされたものであって、その目的は、裸眼で三次元画像を観察することが可能な三次元画像表示装置において、回り込み観察を可能とすることで、実在感の高い三次元画像を表示するとともに、構築物よって占有された空間を視覚上三次元空間として有効利用できる三次元画像表示システムを提供するにある。
この発明によれば、
第1の表示面内にマトリックス状に画素が配置されている第1の表示ユニット及びこの第1の表示ユニットの前面に配置されて前記画素からの光線を制限して第1の領域に光線を向ける複数の第1の光線制御部を有する第1光学ユニットを具備する第1の表示装置と、
第2の表示面内にマトリックス状に画素が配置されている第2の表示ユニット及びこの第2の表示ユニットの前面に配置されて前記画素からの光線を制限して第2の領域に光線を向ける複数の第2の光線制御部を有する第2光学ユニットを具備し、前記第1の表示装置に接して配置される第2の表示装置と、
前記第1の領域内における第1の光線制御部からの光線方向に実質的に相当する複数の方向を含む被写体の第1の画像データ及び前記第2の領域における第2の光線制御部からの光線方向に実質的に相当する複数の方向を含む前記被写体の第2の画像データで前記第1及び第2の表示ユニットを表示駆動する駆動部であって、前記第1及び第2の画像データを要素画像に分離して各要素画像データを前記第1及び第2の光線制御部の夫々に対応する前記画素に分配して前記画素に要素画像を表示させる表示駆動部と、
から構成され、前記被写体の三次元画像を異なる方向から視認させることを特徴とする三次元画像表示システムが提供される。
この発明の三次元画像表示システムにおいては、複数枚の表示装置を用いることで、表示された三次元画像を回り込んで観察でき、かつ、囲まれた空間を含めて表示することで、表示されているコンテンツの臨場感(リアリティ)を増大することができる。更に、これによって、三次元画像表示装置に囲まれた構築物で占有された空間に視覚上開放的な印象を与えることができ、構築物自体を視覚上三次元空間として有効利用することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態に係る三次元画像表示システムについて説明する。尚、各図において、同一または略同一の機能を有する構成要素については、同一の参照符号を付してその説明は省略する。
図1は、この発明の実施形態に係る三次元画像表示システムに適用される三次元画像表示装置を概略的に示す断面図である。図1に示す三次元画像を裸眼で観察可能な三次元画像表示装置18は、ピクセル(画素)がマトリクス状に配置され、二次元要素画像を表示するピクセル画像表示ユニット2と、このピクセル画像表示ユニット2の表示面に平行に配置され、光線制御部としての射出瞳を複数形成した光学ユニット4とから構成されている。
ピクセル画像表示ユニット2には、図1に示すようなバックライト8で照明された平面型液晶表示パネルに限らず、CRT或いはプラズマ表示ユニット等の他の表示ユニットであっても良い。また、光学ユニット4としてマイクロレンズアレイが図示されているが、マイクロレンズアレイに限らず、ピンホールアレイが用いられても良い。また、水平方向に関してのみ二次元要素画像からの光線を制御するのであれば、光学ユニット4としてシリンドリカルレンズアレイ(レンチキュラ−シート)或いはスリットアレイが用いられても良い。二次元要素画像は、二次元画像表示用ピクセルの集合で構成され、ピクセルユニット2にピクセルデータを与えて表示駆動することによって所定のピクセルの集合で表示される。三次元画像表示装置18において、要素画像10を視認できる領域が光学ユニット4によって適切に振り分けられて三次元画像が表示され、三次元画像が観察される。この明細書では、要素画像10を表示する複数の二次元画像表示用ピクセル及びこれに対応する光学ユニット4の射出部との組み合わせを三次元画像表示用ピクセル6と称し、二次元画像表示用ピクセルと区別することとする。
II方式を採用した三次元画像表示装置18においては、図1に示すようにある観察距離L上の領域にある1つの要素画像10からの光線が光学ユニット4の1つの射出瞳を介して照射される。ここで、1つの要素画像及びこの1つの要素画像に対応する射出瞳によって決定される単一要素画像の観察可能領域12には、ドッドで表した模様が付されている。同様に、他の1つの要素画像及びこの他の1つの要素画像に対応する射出瞳によって決定される単一要素画像の観察可能領域が破線で示されている。また、この要素画像の観察可能領域が重なる領域16が太い破線14で示されている。観察者が領域16内から三次元画像表示装置18を観察する際には、観察者の目には、夫々が要素画像及び射出瞳の組み合わせに係る複数の三次元画像表示用ピクセル6からの光線が入射され、観察者からは、観察者と三次元画像表示装置18との間の前面空間或いは三次元画像表示装置18を基準として観察者とは反対側の背面空間に三次元画像が観察者によって観察されることとなる。
図2は、この発明の実施例に係る三次元画像表示システムにおける水平面内における平面的な配置例を示している。この図2に示される三次元画像表示システムは、図1に示される三次元画像表示装置18A、18B、18C、18Dが柱状構造物等の構築物15の4面に互いに接して設けられて構成されている。この三次元画像表示装置18A、18B、18C、18Dは、表示駆動装置17によって駆動されて同時に同一の被写体19を4つの方向から見た際の4つの立体像を夫々4つの面に表示している。従って、観察者が構築物15の周囲を歩き回って三次元画像表示装置18A、18B、18C、18Dを観察すると同一対象の被写体19を異なる面方向からの立体像として観察することができる。
IP方式では、被写体19を撮影する際の光線経路と被写体19の立体像を観察する際の光線経路が程同一経路を辿るように設計される。即ち、ある基準撮影距離から被写体19の周囲に亘って撮影されて撮影データが収集され、この撮影データが表示駆動装置17によって三次元画像表示装置18A、18B、18C、18Dの夫々に分配する第1〜第4の画像データに分類される。また、この各画像データは、要素画像に与えられるべき要素画像データに分配されて各表示装置18A、18B、18C、18Dのピクセルに与えられる。従って、所定のピクセルの集合に要素画像データが与えられて要素画像が表示される。この要素画像が表示されたピクセルからは、光学ユニット4に向けられるが、この要素画像に対応する光学ユニット4の射出瞳を通過した光線は、撮影時と同様の光線軌跡を描いて観察領域16に向けられる。従って、観察者は、観察領域において被写体19の立体像を三次元画像表示装置18A、18B、18C、18Dの周囲から観察することができる。
図2においては、三次元画像を観察することができる領域16A、16B、16C、16Dが斜線及びドッドの模様で示されている。ここで、三次元画像表示装置18A、18B、18C、18Dは、複数の三次元画像用ピクセル6を視認できる領域が略等しい観察距離Lで一致するように設計される。その結果、三次元画像を観察できる領域16A、16B、16C、16Dでは、同一の三次元立体像を異なる面の方向から同一の縮尺で観察することができることとなる。従って、三次元画像を回りこんで視認することができ、表示される三次元画像に十分な存在感を与えることができる。ここで、領域16A、16B、16C、16Dは、IP方式における光線間隔、三次元画像の表示スケールに依存して変化されることに注意されたい。これについて詳しく説明する。図1における単一要素画像の観察可能範囲は,光学ユニットの射出瞳ひとつに対応する要素画像の解像度に依存する。要素画像の解像度が高ければ、単一の要素画像の観察領域12を満たす光線数が増えるか、若しくは、光線間隔を一定にした場合は観察領域12そのものを拡大することができる。しかしながら、ピクセル画像表示ユニット2の解像度を固定とした場合,単一の要素画像を表示するための画素数を増加すると、三次元画像表示装置18の三次元画像表示用ピクセル6のサイズが増加、即ち、三次元画像表示装置18の解像度が低下することが避けられない。観察領域12を満たす光線数が低下すると、三次元画像の表示装置18に垂直な方向(飛び出し方向,奥行き方向)に表示できる範囲が減少する。即ち、ピクセル画像表示ユニット2の解像度を固定とした場合,三次元画像表示装置の(1)視域,(2)解像度,(3)光線間隔(飛び出し奥行き方向の表現可能領域)、はトレードオフの関係にあり(非特許文献2),(1)〜(3)の比重のかけ方は設計事項となる。
比較例として2眼式での立体像表示について説明すれば、2眼式では、要素画像を構成する視差画像が2つしかないことから、観察者が左右の目で異なる視差画像を視認しようとすると、観察できる距離及び範囲は、ほぼ一点に限られている。従って、三次元画像を回りこんで視認することはできず、表示されている三次元画像の存在感(リアリティ)も不十分となる。また、同様に、単一の多眼式或いはIP方式の三次元画像表示装置では、要素画像の設計によっては画面幅Wもしくはそれ以上の観察範囲を確保することができる。しかしながら、三次元画像を回りこんで視認する状況とは程遠く、表示されている三次元画像の存在感やはり不十分である。
図2に示されるように、4枚のパネル状三次元画像表示装置を表示面を外側に向けて配置することによって、各々の観察領域が狭くても、その表示物を回り込んで観察することができる。
図3(a)〜(e)には、表示物を回り込んで観察する場合における表示コンテンツとして、円柱状の三次元表示物体20及びその周囲に沿って面A〜Dを有する正方体の三次元表示物体22がその周りの4面から観察できる例が示されている。この表示例においては、図3(a)に示すXYZの座標系を基準にして、仮にZ軸方向を正面とするようにYX面に配置された表示装置18Aが観察されると、図3(b)に示すように、正面から見て左側前方に円柱状表示物体20が配置され、その背面右側に正方体表示物体22が配置されたように、これら物体20,22が観察される。図3(b)において、正方体表示物体22に着目するとその面Aが正面に観察され、面Bがその右側側面に観察される。観察者が正面から左側に回り込んでYZ面に配置された表示装置18Dを観察すると、図3(c)に示すように、右側前方に円柱状表示物体20が配置され、その背面左側に正方体表示物体22が配置されたように、これら物体20,22が観察される。同様に正方体表示物体22に着目すると、図3(c)に示すように面Dが正面に観察され、面Aがその右側側面に観察される。また、観察者が左側から背面にまで回り込んでYX面に配置された表示装置18Cを観察すると、図3(d)に示すように、左側前方に正方体表示物体22が配置され、その背面右側に円柱状表示物体20が配置されたように、これら物体20,22が観察される。図3(d)においては、正方体表示物体22の面Cが正面に観察され、面Dがその右側側面に観察される。更に、観察者が正面から右側まで回り込んでYZ面に配置された表示装置18Dを観察すると、図3(e)に示すように、右側前方に正方体表示物体22が配置され、その背面左側に円柱状表示物体20が配置されたように、これら物体20,22が観察される。同様に図3(e)においては、正方体表示物体22の面Bが正面に観察され、面Cがその右側側面に観察される。尚、図3(b)〜(e)には、これらに示された画像の向きを明瞭にするために三次元座標系(XYZ座標系)が示されている。
このように、表示物を回り込んで観察できることで、三次元画像の存在感(リアリティ)が増大する。図2においては、各表示装置18A〜18Dの観察領域16A、16B、16C、16Dの境界が一致するように示したが、観察領域16A、16B、16C、16Dの境界が一致しなくても概略回り込んで観察することができる。具体的には、観察者が隣接する表示装置18A〜18Dの観察領域16A、16B、16C、16Dに周り込む前に、観察者によって偽像が視認されるが、求められる表示レベルによっては偽像の視認がされても問題がない場合がある。ここで、虚像は、要素画像からの光線が本来通過すべき射出瞳に隣接した射出瞳を通過してその要素画像が観察されて観察される立体画像に相当する。
観察領域16A、16B、16C、16Dの境界が一致しない場合にあっても、図4(a)に示すように観察距離Lにおける観察可能幅VWが画面幅Wより大きく設定されることが好ましい。図4(b)に示すように、観察距離Lにおける観察可能幅VWが画面幅に略等しい場合には、虚像が観察領域間で観察されるものの回り込んで特定の観察領域において正像に係る立体画像を観察することができる。しかし、図4(d)に示すように、観察距離Lにおける観察可能幅VWが画面幅より狭い場合には、画面から遠ざかるとともに観察可能範囲16が次第に狭くなり、消失してしまうために、画面から遠ざかった位置では、図2に示すように回り込んで立体像を観察することができなくなってしまう。
各表示装置18A〜18Dに表示する画像は、その表示パネルで囲われた領域、例えば、構築物の柱を示す壁面または面の交点である線または柱を含んで作成されることが好ましい。図5(a)は、表示パネルで囲われた領域の壁面を含んで表示した例を示し、図5(b)は、表示パネルで囲われた領域の壁面を含まずに表示した例を示している。図5(a)に示される立体画像の表示方法の方がより空間の存在感(リアリティ)が増大する。
上述した実施の形態においては、各三次元表示面が互いに90度をなすような配置関係にある例を中心に説明したが、他の実施の形態として、図6に示されるように周囲に6面を有する柱状体においてその周囲の6面に表示装置が配置されても良い。また、図2に示すように4面に亘って表示装置が設けられる例に限らず、構成面が2面或いは3面に表示装置が設けられる場合にあってもリアリティに溢れた立体画像を表示することができる。
図7には、構築物としての柱の周囲4面に表示装置を設けた例を示している。このように表示装置18を設置することで、柱内に空間ができたかのような表示が可能であるとともに、この内部または周辺に表示された三次元画像の存在感を増大させることができる。当然ながら、図8に示すように、角にあたる二面に表示装置18が設けられる場合にあっても、空間を仮定して画像を作成することで、角の壁内部に空間が生じているように見せることができる。
さらに、図9に示されるように、観察領域16が表示装置の正面に定められずに、表示装置の画面の正面から左右の一方にずらして配置されるようにシステムを設計することもできる。図1において、図1に示す要素画像10からの光線が光学ユニット4の対応する射出瞳を介して照射される観察距離L上の領域16が図9に斜線で示される領域16に設定される場合には、表示装置18の画面の正面から斜め方向にシフトした領域が観察領域16に設定される。
図9に示すように正面から斜め方向にシフトした領域が観察領域16に定められる表示装置18が図10に示されるように互いにある角をなすように連接されてジグザグをなすように組み合わされるシステムにおには、表示装置18の斜め方向に定められた観察領域16が斜めに向けられた複数の表示装置18の前面に連続して生じ、互いに隣接する表示装置18によってその観察領域では、立体像を観察することができるようになる。このように観察領域16が斜めに向けられた複数の表示装置18を組み合わせることによって、三次元画像表示装置単体では、観察可能範囲が不足していても、複数台の三次元画像表示システム全体としては、十分な観察可能幅を確保することができる。
以下、上述したこの発明の三次元画像表示システムの実施の形態に従った実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1では、立体視に有効な水平視差のみが表示画像に付与される。液晶表示ユニットとしてQUXGA−LCD(二次元画像表示用ピクセル数3200×2400、画面サイズ422.4mm×316.8mm、デルタ配列)が用いられた。最小の駆動単位は、R、G、Bの各二次元画像表示用ピクセルであり、通常は横(水平方向)に並んだR、G、Bの3つのサブピクセルによって一つのピクセル(トリプレット)が形成されるが、本実施例の表示ユニットにおいては水平方向の二次元画像表示用ピクセル数を増やすために、縦方向に並んだR、G、Bのサブピクセルを1つの二次元画像表示用ピクセルとして扱った。二次元画像表示用ピクセルの横幅は44μm、縦の長さは132μmである。この表示ユニットの背面には、バックライトが配置され、観察者側には二次元画像表示用ピクセル幅の16倍に相当する0.704mm間隔で並んだ、水平方向にのみ視差情報を付与するための光学ユニットとしてレンチキュラーシートが組み合わされている。このレンチキュラーシートの厚み、表面曲率は、液晶表示ユニットの画素表面にほぼ焦点fが合うように設計した。表示方式としてはII方式を採用した。
ここで、上記の三次元画像表示装置の各パラメータは、表1の値とした。以下,液晶表示ユニットの部材の屈折率は簡単のために1.5とする。
Figure 2006098775
デルタ配列であるために、水平画素ピッチは、0.022μm(=Hp/2)と考えることができる。また、縦に並んだRGBサブピクセルを1ピクセルとして扱ったために、水平解像度は、3倍に、垂直解像度は1/3になる。よって、三次元画像表示時における縦横画素数は以下のようになった。
横画素数=The size W÷Nvs×3×2=1200
縦画素数=The size H÷3÷2=400
また、水平画素ピッチが0.022μm(=Hp/2)であることから、32視差の視差画像を水平方向に配置しても、レンズ幅Wl[mm](〜要素画像幅:P)は、
Wl =(Hp/2)×Nvs=0.704
で良い。
図11に表示装置18における一般的なピクセル構成単位を比較例として示し、図12に本実施例に係る表示装置18におけるピクセル構成単位を示している。点線で囲んだ領域がRGBのトリプレットからなる1ピクセルを示している。図11に示されるように一般的なピクセル構成単位は、各行毎にRGBのトリプレットからなる1ピクセルが定まり、RGBのトリプレットからなる1ピクセルが1列目、2列目と配列されている。これに対して、本実施例に係る表示装置18におけるピクセル構成単位は、図12に示されるように各列にRGBのトリプレットからなる1ピクセルが配列されている。1つの列のRGBの各サブピクセルは1行おきに配されていることから,各サブピクセル間には、ブラックマトリクス部BLが配されている.また,上下に隣接する行のサブピクセルは,サブピクセルno水平ピッチの1/2だけシフトして設けられている。図12では,サブピクセルの開口部とブラックマトリクス部BLの水平幅が1:1の場合を示している。即ち、奇数列及び偶数列が同一位相でRGBのピクセルが配列され、この奇数列に対して偶数列は、ブラックマトリクス部BLの幅だけ位相がずれてRGBのピクセルが配列されている。従って、各RGBのピクセルは、ブラックマトリクス部BLで囲まれるように配置されることとなる。
この発明の実施例に係る二次元画像表示装置においてデルタ配列が採用されたことから、主軸を垂直方向に設定したレンチキュラーシート(光学ユニット4)と組み合わせても、二次元画像表示装置の非表示部(ブラックマトリクス部BL)が原因の輝度分布をほぼ抑制できることとなる。また、カラーフィルタ配列(RGBのサブピクセル配列)をモザイク配列としたことから、各レンチキュラーシート越しに観察される色分布をRGBについて均一にすることができ、色モアレが抑制され、画質が向上される。
このパネルを図2に示したように表示面を外側に、柱の周囲に4枚を組み合わせて配置した。同一コンテンツの空間座標(パネル面に平行かつ水平な軸をx、パネル面に平行かつ垂直な軸をy、パネル面に垂直な軸をzと規定)を一致させるために、各パネルについて相対座標を90度ずつ変化させて画像を作成した。駆動装置は、柱上部の天井部に埋め込んだ。
表1の各設計値は、光線制御子を時分割駆動せずに光線制御子を固定した状態で、視域を限界まで広げることに目的に決定した。この視域を限界まで広げる点について以下に説明する。
二次元画像表示装置として液晶ディスプレイを、光線制御子としてレンチキュラーシートを用いる場合、レンズの略焦点距離に液晶ディスプレイの画素位置がくるように設計する。ところが、液晶ディスプレイの基板のガラス厚み(0.7mm、屈折率〜1.5)と偏光板厚み(0.2mm程度、屈折率〜1.5)を加算すると、部材厚が0.9mm(屈折率〜1.5)となるため、片凸のレンチキュラーシートをガラス或いはアクリル等の屈折率〜1.5の材料で凸面が外側になるようにレンズ設計しようとした場合、その焦点距離は、0.9mm(空気換算で0.6mm=0.9mm/1.5)に(レンズの厚み÷1.5(レンズの屈折率))を加えた値にする必要がある。レンチキュラーシートという板状の部材を安定に扱えるようにするには、その厚みは2mm前後であることが好ましい。あまり厚いと反りが生じたときに直しにくく、また重くなる。また、あまり薄いと曲がり易くなって扱いづらい。すなわち、レンチキュラーシートの部材としての扱い易さを考慮すると、焦点距離が2.9mm前後(空気換算で1.9mm=(0.9+2.0)/1.5)であることが要求される。しかしながら、要素画像幅(〜Wl)を一定のまま視域を広く確保しようとした場合には、焦点距離を短くする必要がある。ここでは、100μm強のポリエルテルフィルム層の上にアクリル系樹脂を精密整形した、フレネルレンズによるレンチキュラーシートを用いることで、焦点距離fを短くすることができる。フレネルレンズでレンズを形成し、この精密整形シートを液晶ディスプレイ表面に直接糊付けすることにより、レンズそのものの厚みをほぼ無くし,焦点距離=(ガラス厚み+偏光板厚み)のレンズを実現し、視域を最大限に最大化した。ディスプレイ表面に直接糊付けしたことから、反りの問題や、従来の板状のレンチキュラ−・シートで発生していた熱膨張等が原因の位置ずれの問題も解消した。
図13に示されるように、図2に示したと同様に配置した4台の三次元画像表示装置で囲まれた領域から1m(=L)外側に離した領域30を考察した場合、その領域30の一辺の長さ(Wb[mm])は次式で与えられる。
Wb = W×(W/2+L)/(W/2)
= 2422.4
即ち、焦点距離fを最小に設計することで、領域30の幅Wbの約1/2を視域に設定した。ここで、視域は、表示装置18の表示面から視距離Lにおいて正像のみが観察され、虚像が観察されない領域に相当し、視距離Lを基準として要素画像とこの要素画像に対応する射出瞳の光学的関係から定められる。この実施例においては、視域を重視して広げた結果、図14に示すように三次元画像表示システムで三次元立体画像が表示される限界に相当する奥行き表現限界34並びに飛び出し表示限界36が制限され、三次元立体画像を表示でいる表示可能領域がかなり限定されることが予想される。ここで、奥行き表現限界34及び飛び出し表示限界36とは、三次元立体像が表示される限界を示し、表示装置によってあたかも立体像があるように表示される限界を示している。奥行き表現限界34及び飛び出し表示限界36が大きければ大きい程、奥行きを有する立体像を表示することができるが、この限界外にまで立体像が表示されると視差情報が融合せずに二重〜多重像として表示されることとなる。
表示可能領域が限定されることを予想して、表示されるべきコンテンツ38の空間周波数を200cpr前後と低く抑え、奥行き表現可能領域を広めに確保した。この結果、200cpr前後のコンテンツ38について三次元画像表示装置の表示面から+3〜−3.5cm程度の範囲で十分な画質が得られる状態になった。よって、図15に示すように、各表示装置18の表面を中心に直径で7cm弱の小さめのコンテンツ38を表示するか、もしくは、図16に示すように、パネル内側の空間をほぼ占有し、凹凸が±3cm以下になるようなコンテンツ40を表示した。
このような構成において、観察距離1mで回り込んで観察したところ、観察可能領域が分断されることに基づく、表示される三次元画像の不自然さが意外に少ないことが判明した。観察可能領域からはずれて観察される三次元画像(偽像)は、要素画像に対応する射出瞳を通過せずにこの射出瞳に隣接した射出瞳を経由した光線を観察して認識される三次元画像であることから、観察方向と画像取得方向のずれに起因する歪みが含まれるとともに、レンズの近軸領域からはずれているために、不明瞭な画像となる。この三次元画像は、例えば、現実の水槽の魚を観察した場合の見え方に比較的近い。具体的には、角型の水槽のなかの魚を、角の方向から観察した場合、角を構成する二面を経由して見える内部の魚は、屈折の効果により単一の魚でも単一には見えない。本実施例において角から見た場合も、観察される画像が偽像であるがゆえに隣接した三次元画像表示装置同士で正しくひとつの像にはならないのだが、これが却って水槽を見た場合に似た視覚効果をもたらすことが認められた。また、図3(b)及び(e)に示すように観察者が面Aから面Bを観察するように移動する場合、観察者の意識が表示装置18A及び表示装置18Bのパネルを行き来し、表示装置18Aのパネルの視域をはずれたことに気付きにくい傾向が認められた。
4枚のパネルの視域がほぼ接するような設計にする方法について述べる。図24において、Pを要素画像幅,Lを視距離、Wを画面幅、fを焦点距離(または空気換算ギャップ)とした場合、次の関係が与えられる。
P : (2L+W) = f : L
ここで,構成部材より、
f = 0.6
W=422.4
が定まっていることから、
L×P=0.6×(2L+422.4)
=1.2L+253.44
∴L(P−1.2)=253.44
Lを正の値にするには、P>1.2にする必要がある.サブピクセル幅(Hp)が0.044でデルタ配列であることから,視差数(Nvs)は、
Nvs>1.2/0.044×2
>54.54
すなわち、視差数を55以上にすれば、図13における4台の三次元画像表示装置の視域が接するような設計が可能になる。ただし、これでは,隣接視域が接する視距離が遠い。よって,視距離(L)を1000と定めると、
(P−1.2)=0.2544
P=1.7544
∴Nvs>79.75
すなわち,視差数を80以上にすれば,図13の視域が達成できる。
このように視差数を増やしたくない場合には、光線制御子4の窓部の位置を時分割でサブピクセルの水平設定ピッチ(=Hp/2:デルタ配列のため)のさらに半ピッチ移動させ、これに応じて二次元画像表示装置に表示されている内容を変更するか、二次元画像表示装置を形成するガラス厚をより薄くするという方法がある。ここで、時分割で窓部を移動させる方法とは、光線制御子を液晶ディスプレイ(モノクロ)で作成したスリットにし,電気的に窓部の位置を変えられるなどを指している。一方、また、ガラス厚をより薄くする場合には、ガラス厚に偏光板厚み,フレネルレンズシートタイプのレンチキュラーシートを加えた厚さを0.44mm或いはそれ以下にすることができれば、図13に示すように隣接するパネル同士の視域を接することが可能だが,現実的ではない。近似的にP〜Wlとした場合、
Wl : (2L+W) = f : L
ここで,構成部材より、
Wl = 0.704
W=422.4
L=1000
が定まっていることから、
1000×0.704=g×(2×1000+422.4)
∴f(air)=0.29
∴f(N=1.5)=0.44
(実施例2)
次に、この発明の三次元立体表示装置の第2の実施例2について説明する。この第2の実施例2においても、各表示装置18には、立体視に有効な水平視差のみを付与する。液晶表示ユニットとしてQUXGA−LCD(二次元画像表示用ピクセル数3200×2400、画面サイズ422.4mm×316.8mm、ストライプ配列)が用いられた。最小の駆動単位は、R、G、Bの各二次元画像表示用ピクセルであり、通常は、図17に示すように横(水平方向)に並んだR、G、Bの3つのサブピクセルによって一つのピクセル(トリプレット)が形成されるが、本実施例2の表示装置18においては、水平方向の二次元画像表示用ピクセル数を増やすために、図18に示されるように縦方向に並んだR、G、Bのサブピクセルを1つの二次元画像表示用ピクセルとして扱った。二次元画像表示用ピクセルの横幅は、44μm、縦の長さ(Vp)は132μmである。この表示装置18の背面には、バックライト8が配置され、観察者側には、水平方向にのみレンズ効果を有するシリンドリカルレンズ4が配置されている。このシリンドリカルレンズ4は、図19に示すようにその水平ピッチが二次元画像表示用ピクセル幅の16倍に相当する間隔0.704mm(=Pa)で配列され、且つ、垂直方向については、132μm弱(=Pb)毎のセグメントに分けられ、このセグメントの主軸が二次元画像表示用ピクセルの水平幅44μmの1/2に相当する22μm(=Pc)だけシフトされ、ジグザグ状のレンチキュラーシートが組み合わされた構造となっている。具体的には、
Vp:Pb=(L+g):L
∴Pb=0.132×1000/(1000+1.6)
=0.1318
とした。これによって、視距離(L=1000mm)から観察した場合に,二次元画像表示用ピクセルの垂直ピッチ(Vp)と,レンチキュラ−シートのシフトするピッチ(Pb)を一致させることができる。このシリンドリカルレンズ4を構成するレンチキュラーシートは、液晶表示ユニットの画素表面にほぼ焦点が合うように設計した。表示方式としてはII方式を採用した。
ここで、上記の三次元画像表示装置の各パラメータは、表2の値とした。
Figure 2006098775
レンチキュラーシートがジグザグ配列されているために、水平画素ピッチは、0.022μm(=Hp/2)と考えることができる。また、縦に並んだRGBサブピクセルを1ピクセルとして扱ったために,水平解像度は3倍に、垂直解像度は1/3になる。よって、三次元画像表示時における縦横画素数は以下のようになった。
横画素数=The size W÷Nvs×3×2=1200
縦画素数=The size H÷3÷2=400
ストライプ配列の二次元画像表示装置にストライプ配列のレンチキュラーシートが組み合わされると、垂直解像度の水平解像度への割り振りができないとともに、非表示部が観察されることによる輝度ムラ(モアレ)が発生する。よって、ジグザグのレンチキュラーシートが採用され、ストライプ配列の二次元画像表示装置を用いても、二次元画像表示装置の非表示部(ブラックマトリクス部)が原因の輝度分布をほぼ抑制することができた。
この表示装置18を図2に示したように表示面を外側に、柱の周囲に4枚を組み合わせて配置した。同一コンテンツの空間座標(パネル面に平行かつ水平な軸をx、パネル面に平行かつ垂直な軸をy、パネル面に垂直な軸をzと規定)を一致させるために、各パネルについて相対座標を90度ずつ変化させて画像を作成した。駆動装置は柱上部の天井部に埋め込んだ。
表2の設計値は、図20に示されるように、4台の三次元画像表示装置18の視域が近接しなくても良いとして設計した。即ち、レンチキュラーシートのレンズ厚を1.5mm、偏光板の厚みにガラス厚を加えた値を0.9mmとした場合、焦点距離(空気換算)は、1.6mmとなり、ディスプレイ幅(W=422.4mm)と、1m離間した距離を基準に設定した視域幅(VW=440.0mm)がほぼ同等となった。このために、複数枚パネルの視域が不連続になってしまう。しかしながら、視域を画面幅相当と実施例1に比較して狭めたことにより、奥行き表現可能領域は広がった。具体的には、コンテンツの空間周波数を200cpr前後とした場合の奥行き表現可能領域は+15〜−22cmと実施例1に比較して広くすることができた。即ち、図21に示すように、全ての表示装置18のパネルにより囲まれた領域は、全ていずれかのパネルの奥行き方向の表示可能領域に包含された。パネルに囲まれる領域はもちろんのこと、パネル面より15cm外側までコンテンツ40を表示することができた。また、空間周波数が320cprのコンテンツ40も、表示面を中心に+10〜−13cmの範囲で表示することができた。
このような構成においても、観察者50が図20の矢印で示すように回り込んで観察したところ、観察可能領域が分断していることに基づく画像の不自然さが意外に少ないことを確認した。
ストライプ配列の液晶ディスプレイを用いる場合でも、図19に示されるようにレンチキュラーレンズのレンズ効果の無い方向(=垂直方向)の水平位置を水平方向にずらすことで、モアレが抑制できることが確認された。
レンチキュラーシートの水平位置がシフトした図19に示すような構造は、一般に、従来のアクリル板系の射出成型による作成が困難であるとされている。即ち、射出成型のための型は、掘削で作成するが、ジグザグなレンチキュラーシートを作成しようとした場合、高さHaを有するW形状の型を、水平方向にHp/2ピッチづつずらしながら並べて型を作成する必要があり、この作業は困難であるとともに、仮にできたとしても高さHaは、型の精度維持のためには1mm以上にする必要がある。ところが、レンチキュラーシートの水平位置をシフトさせるとことは、非表示部が原因のモアレ低減には効果的だが、各レンチュキュラーレンズに対応する視差画像情報の射出位置(要素画像の表示位置に相当する。)をシフトさせることも必要とされる。これは二次元画像表示装置の水平解像度の増加と等価の効果ではあるが、このシフトに応じた視差画像を表示する場合、観察者の位置が垂直方向にシフトした場合に、視認する視差画像がシフトすることから、これが原因のクロストークが発生する。このクロストークを二重像として認識させないためには、レンチキュラーシートのジグザグの周期Paを十分小さくすることが好ましい。検討結果からは、Paは1mm以下、望ましくは垂直方向に沿った画素の長さ(=132μm)が好ましいということが判明した。さらには、図19においては、ジグザグの構造として示したが、図22に示すようにレンズの非視差方向を一方向にシフトさせたり、波状に波打たせた構造も可能である。これらの構造はいずれも従来の方法では作成できない。
本実施例2では、実施例1と同様、フレネルレンズシートを用い、焦点距離を確保するためにこれとアクリル板を組み合わせることにより、図19に示す構造を実現してモアレを抑制することができた。比較例としての拡散板に垂直レンチキュラーを組み合わせる構造に比べて、光線の射出方向を制御し易いことから、画質を改善すること(クロストーク低減並びに解像度向上)ができた。
(実施例3)
次に、この発明の三次元立体表示装置の第3の実施例3について説明する。この第3の実施例3においては、実施例2の構成において、視域幅VWを260mmにするように設計した。Pを要素画像幅、Lを視距離、Wを画面幅、fを焦点距離(=空気換算ギャップ)とした場合、次の関係が与えられる。まず、レンズ幅(Wl)は、
Wl = Hp×Nvs/2
= 0.044×32/2
= 0.704
Wl〜Pと近似して、
Wl : VW = f : L
VW = 260
Wl = 0.704
L = 1000
∴f = 1000×0.704/260
=2.71
f(屈折率=1.5)= 2.71×1.5
=4.06(部材+レンズ厚)
とした。レンズ厚4.06mmを実現するために、部材厚み0.9mmを考慮して、光学ユニット4としてジグザグのフレネルレンズシートと3.16mmのアクリル板を組み合わせた。視域を狭く設定したことにより、図21に示されるように、320cprの空間周波数を有する三次元画像の表示可能領域は、+16cm〜−24cmと拡大し、4枚のパネルに囲まれた領域が表示領域内に含まれるとともに、16cm外側までコンテンツを表示することができた。即ち、他の表示装置18のパネル面を外壁としたようなコンテンツ作成が可能となり、図5(a)に示したように、空間内を意識させるコンテンツ表示を実現した。また、三次元画像と認識できつつも、視域が狭いことから偽像へ移行した際の視差が少ないことから、偽像への移行が認識しにくく、図13に示したように4枚のパネルの視域端が接触するように設計しなくとも問題ないことが判明した。即ち、図13に示すような広い視域を愚直に実現した場合、視域の広さに伴う視差の大きさが原因で、偽像観察領域に移動した際の三次元画像の変化(とび)が大きく、視域をはずれたことが認識できたのに対し、視域が狭いことから、両眼視に基づく三次元画像立太視を実現しながら、偽像へ移行した際の画像のとびが少ないこととなる。即ち、実施例1の状態では、三次元画像を回りこんで見えたのに対し、本実施例の画像は、どの位置からも観察方向があまり変化しない三次元画像が観察できる状態になった。また、ところが、4枚のパネルを用意したことから、この条件でも、観察パネル面が変わることによる回り込み観察を可能とした。すなわち、回り込み観察と立体画像観察の両立を実現した。
(実施例4)
次に、この発明の三次元立体表示装置の第4の実施例4について説明する。この第4の実施例4においては、図6に示したように、構成する三次元画像表示装置の台数を6台に増やし、6角の柱周囲に設けた以外は、実施例1と同様に実施した。パネル数を増加したことにより、隣接する視域同士を接するようにする場合、図23に示されるように視距離1mで視域幅Wb(=1577.1mm)となった。即ち、実施例1の表1に示した設計を採用し、フレネルレンズシートを用いて視域を1173.3mmと最大にしたことにより、Wbの70%を視域とすることができた。
6面で構成したことにより、Wbは実施例1に比べて偽像に切り替わる現象が認識し難かった。また、コンテンツを氷中の果物とし、空気と氷の界面の屈折率差を反映して画像作成したところ、柱の途中が氷で構成されているような印象を与えることができた。
(比較例1)
二次元画像表示装置を4枚、図2に示されるように外側に表示部を向けて構成し、観察者の位置検出をし、この位置に応じて画像を切り替えることで、回り込み観察を可能にした。位置検出のためのカメラは柱周囲の全方位を観察する必要があったことから、少なくとも2台設ける必要が生じた。また、観察できる人間が一人に限定され、他の観察者にとっては不自然な表示となった。また画像は回り込んで観察はできるものの、立体としては認識できなかった。
(比較例2)
実施例1と同様の構成の三次元画像表示装置1枚のみで三次元画像を表示したところ、立体として認識はできたものの、フラットパネル上に表示されているという印象はぬぐいがたく、表示されたコンテンツには存在感が乏しかった。また、当然ながら回り込んで観察することはできず、偽像への切り替わりが気になった。
この発明の第1の実施形態に係る三次元画像表示システムに適用される三次元画像表示装置を概略的に示す断面図である。 図1に示される三次元画像表示装置を組み合わせた三次元画像表示システムを概略的に示す水平面内の断面図である。 (a)〜(e)は、図2に示される三次元画像表示システムにおいて、表示されるコンテンツの取得方向を概略的に示す平面図である。 (a)、(b)及び(c)は、図1に示される三次元画像表示装置における、表示装置幅Wと観察可能幅VWとの関係並びに観察可能領域の関係を概略的に示す平面図である。 (a)及び(b)は、図2に示す三次元画像表示システムにおいて、空間を区切る壁を含む場合及び含まない場合にコンテンツに与える臨場感の相違を概略的に説明する為の斜視図である。 この発明の第2の実施形態に係る三次元画像表示システムを概略的に示す断面図である。 図2に示した三次元画像表示システムを構築物に設けた例を概略的に示す斜視図である。 図1に示される2枚の表示装置を構築物の隣接面に設けた三次元画像表示システムを概略的に示す斜視図である。 図1に示される三次元画像表示装置における、表示装置の中心と観察可能幅の中心をずらした場合の観察可能領域を概略的に示す平面図である。 図9に示される観察可能領域に設定した三次元画像表示装置を複数枚組み合わせることで、偽像を観察する領域をなくして連続的に三次元画像を観察可能な配置例を概略的に示す平面図である。 一般的なデルタ配列における、RGBトリプレットからなるピクセルの配置範囲を概略的に示す平面図である。 図1に示される表示装置に適用可能なデルタ配列における、RGBトリプレットからなるピクセルの配置範囲を概略的に示す平面図である。 図2に示されるシステムにおいて、視距離を1mとした場合に必要な視域幅(VW)を算出するための平面図である。 図2に示されるシステムにおける飛び出し表示限界及び奥行き表示限界を説明する為の平面図である。 図14に示される飛び出し表示限界及び奥行き表示限界に表示されるコンテンツの例を概略的に示す平面図である。 図14に示される飛び出し表示限界及び奥行き表示限界に表示されるコンテンツの他の例を概略的に示す平面図である。 一般的なストライプ配列における、RGBトリプレットからなるピクセルの配置範囲を概略的に示す平面図である。 図1に示される表示装置に適用可能なストライプ配列における、RGBトリプレットからなるピクセルの配置範囲を概略的に示す平面図である。 図1に示される表示装置に適用可能な光学ユニットとしてのジグザグスリットの一例を概略的に示す斜視図。 図2に示されるシステムにおいて、視距離を1mとした場合における視域が互いに近接していない場合における視域幅(VW)を算出するための平面図である。 図20に示されるシステムにおける観察領域に表示されるコンテンツの例を概略的に示す平面図である。 図1に示される表示装置に適用可能な光学ユニットとしてのジグザグスリットの他の例を概略的に示す斜視図。 図6に示されるシステムにおいて、視距離を1mとした場合における視域が互いに近接していない場合における視域幅(VW)を算出するための平面図である。 図2に示されるシステムを実現しようとした場合における要素画像幅(P)、空気換算焦点距離(f)及び視距離(L)の関係を算出するための平面図である。
符号の説明
2...表示ユニット、4...光学ユニット、8...バックライト、10...要素画像、15...構築物、16A、16B、16C、16D...観察領域、18、18A、18B、18C、18D...三次元画像表示装置、20,22...表示物体

Claims (8)

  1. 第1の表示面内にマトリックス状に画素が配置されている第1の表示ユニット及びこの第1の表示ユニットの前面に配置されて前記画素からの光線を制限して第1の領域に光線を向ける複数の第1の光線制御部を有する第1光学ユニットを具備する第1の表示装置と、
    第2の表示面内にマトリックス状に画素が配置されている第2の表示ユニット及びこの第2の表示ユニットの前面に配置されて前記画素からの光線を制限して第2の領域に光線を向ける複数の第2の光線制御部を有する第2光学ユニットを具備し、前記第1の表示装置に接して配置される第2の表示装置と、
    前記第1の領域内における第1の光線制御部からの光線方向に実質的に相当する複数の方向を含む被写体の第1の画像データ及び前記第2の領域における第2の光線制御部からの光線方向に実質的に相当する複数の方向を含む前記被写体の第2の画像データで前記第1及び第2の表示ユニットを表示駆動する駆動部であって、前記第1及び第2の画像データを要素画像に分離して各要素画像データを前記第1及び第2の光線制御部の夫々に対応する前記画素に分配して前記画素に要素画像を表示させる表示駆動部と、
    から構成され、前記被写体の三次元画像を異なる方向から視認させることを特徴とする三次元画像表示システム。
  2. 第3の表示面内にマトリックス状に画素が配置されている第3の表示ユニット及びこの第3の表示ユニットの前面に配置されて前記画素からの光線を制限して第3の領域に光線を向ける複数の第3の光線制御部を有する第3光学ユニットを具備し、前記第2の表示装置に接して配置される第3の表示装置を更に具備し、
    前記表示駆動部は、前記第3の領域内における第3の光線制御部からの光線方向に実質的に相当する複数の方向を含む被写体の第3の画像データを要素画像に分離して各要素画像データを前記第3の光線制御部の夫々に対応する前記第3の表示装置の前記画素に分配して前記画素に要素画像を表示させて前記第3の表示装置を表示駆動することを特徴とするから構成される請求項1の三次元画像表示システム。
  3. 第4の表示面内にマトリックス状に画素が配置されている第4の表示ユニット及びこの第4の表示ユニットの前面に配置されて前記画素からの光線を制限して第4の領域に光線を向ける複数の第4の光線制御部を有する第4光学ユニットを具備し、前記第3の表示装置に接して配置される第4の表示装置を更に具備し、
    前記表示駆動部は、前記第4の領域内における第4の光線制御部からの光線方向に実質的に相当する複数の方向を含む被写体の第4の画像データを要素画像に分離して各要素画像データを前記第4の光線制御部の夫々に対応する前記第4の表示装置の前記画素に分配して前記画素に要素画像を表示させて前記第4の表示装置を表示駆動することを特徴とするから構成される請求項2の三次元画像表示システム。
  4. 前記第1、第2、第3及び第4の表示装置が囲空間を形成することを特徴とする請求項3の三次元画像表示システム。
  5. 前記被写体の画像データは、表示対象物及びこの表示対象物を囲む壁面の画像を含むこと特徴とする請求項1の三次元画像表示システム。
  6. 前記被写体が配置される空間における座標を一義的に定め、この座標及び前記表示装置の相対位置から、各表示装置に表示されるべき三次元画像を定めることを特徴とする請求項1の三次元画像表示システム。
  7. 前記被写体の画像データは、前記表示装置の背面領域が略透明な物質或いは壁面を構成する材質で占められ、その内に被写体が配置されている画像を含むことを特徴とする請求項1の三次元画像表示システム。
  8. 第5の表示面内にマトリックス状に画素が配置されている第5の表示ユニット及びこの第5の表示ユニットの前面に配置されて前記画素からの光線を制限して第5の領域に光線を向ける複数の第5の光線制御部を有する第5光学ユニットを具備し、前記第5の表示装置に接して配置される第5の表示装置と、及び
    第6の表示面内にマトリックス状に画素が配置されている第6の表示ユニット及びこの第6の表示ユニットの前面に配置されて前記画素からの光線を制限して第6の領域に光線を向ける複数の第6の光線制御部を有する第6光学ユニットを具備し、前記第5の表示装置に接して配置される第6の表示装置と、
    を更に具備し、
    前記表示駆動部は、前記第5及び第6の領域内の光線方向に実質的に相当する複数の方向から獲得された表示されるべき被写体の第3の画像データを要素画像に分離して各要素画像データを前記第5及び第6の光線制御部の夫々に対応する前記第5及び第6の表示装置の前記画素に分配して前記画素に要素画像を表示させて前記第5及び第6の表示装置を表示駆動することを特徴とするから構成される請求項3の三次元画像表示システム。
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