JP2006098424A - 携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置 - Google Patents

携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置 Download PDF

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晃也 杉山
Akira Shinoi
侃 篠井
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Kazumi Yabusaki
和美 藪崎
Terutaka Suzuki
輝孝 鈴木
Toshiyuki Saito
利行 斉藤
Makoto Suzuki
鈴木  誠
Osamu Suzuki
修 鈴木
Fujiko Oba
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Abstract

【課題】 センサユニットとコントロールユニット間の配線を不要にする共に、センサユニットを駆動するためのバッテリーも不要にして小型化を図ることにより、携帯性且つ操作性に優れた携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を得る。
【解決手段】 両手又は片手の各指の先端側及び手首に挿着して指や腕の位置及び動きを検出するセンサ手段と当該センサ手段を接続するアナログインターフェース回路を有したバッテリーレス型CPU付きRFIDタグから成るバッテリーレス型のセンサユニットと、該センサユニットと無線通信を行い各指や腕の動きに伴う加速度データ及び当該RFIDタグの固有IDデータを取得して解析処理することにより指や腕の位置及び動きを翻訳した後、音声データベースに格納された登録単語より最適な単語を選択して音声出力することができるコントロールユニットとにより構成する
【選択図】 図1

Description

本発明は、手話による指や腕の位置及び動きを検出して翻訳及び音声出力ができる装置を介することにより、手話が使える人と使えない人等の間でコミュニケーションを図ることができる、携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置に関するものである。
従来、聾唖者が自分の意思や情報を相手に伝えるための手段の一つとして、手話が用いられている。該手話は、指や腕の位置及び動きに色々な意味を持たせ、それらを組み合わせることにより手話独特の文法で意思や情報を伝達するものである。しかし、相手が手話を理解できなければ意思や情報を思うように伝えることができず、コミュニケーションが図れないという不便を感じていた。
上記問題点を解決すべく、特開平05−241496号公報の「手話翻訳装置」では、人体の手の所定位置に手の位置と形を検出するセンサを係着し、該センサより得られる手の位置と動き及び形から手全体の動きと形態を判別し、手話表現を認識するコンピュータにより手話内容を音声又は視覚情報として出力する装置について記載され、特開平11−7237号公報の「人間の動作を音に変換する方法と装置」では、動作者の手の位置を3次元位置検出センサにて検出し、指の曲げ角度をグローブ型センサにて検出し、該センサ信号より手の移動量や曲げ角度及び指の曲げ角度をCPUの演算処理により求め、記憶装置に格納した登録単語を検索して音声出力する装置について記載されている。また、特開平06−337630号公報の「携帯型手話入力装置」では、各指に加速度センサと磁気センサを備えた発信器を挿着し、自己想起型機能を持たせた携帯型コンピュータに翻訳文を表示し、該翻訳文を基にキーボード操作を行いながら会話する装置について記載されている。
特開平05−241496 特開平11−7237 特開平06−337630
しかしながら、上記特開平05−241496号公報では、圧電プラスチック等のセンサを各指に係着し又はグローブ型センサを手に嵌め、該センサから出力される信号を手首に設けたセンサ装置に入力する必要がある。該圧電プラスチック等のセンサやグローブ型センサには信号伝送のための配線が必要であり、更に手全体の動き及び形態を解析して手話内容を翻訳し音声にて出力するための認識装置や出力装置間にも配線が必要であるため、携帯性及び操作性に不便であるという問題点がある。
また、上記特開平11−7237号公報では、圧電素子を用いたグローブ型センサを手に嵌め、該グローブ型センサの甲に磁気利用による3次元位置センサを固定する必要がある。該グローブ型センサや3次元位置センサには信号伝送のための配線が必要であり、更にセンサ信号を解析して手話内容を翻訳し音声にて出力するためのコントローラやCPU及び記憶装置間等にも配線が必要であるため、前記公報例と同様に携帯性及び操作性に不便であるという問題点がある。
また、上記特開平06−337630号公報では、携帯型を目的に各指に加速度センサと磁気センサを備えた発信器を挿着し、体に係着した端末装置を介して携帯型コンピュータと無線によりデータ伝送を行い、該携帯型コンピュータに表示された翻訳文を基にキーボード操作を行いながら会話するものである。該公報では各指に挿着する発信器の具体的な回路構成は明記されていないが、ICチップを駆動するためのバッテリーを始め、バッテリーホルダーやスイッチ等の機構部品を含めた外形は大きなものとなり、各指にそのような発信器を装着することは実現的ではないという問題点がある。
本発明は、以上のような問題点を解決するために成されたものであり、指や腕の位置及び動きを検出するセンサユニットと当該センサユニットから得られたデータを解析して音声出力するためのコントロールユニット間の配線を不要にする共に、センサユニットを駆動するためのバッテリーも不要にして小型化を図ることにより、携帯性且つ操作性に優れた携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置においては、両手又は片手の各指の先端側及び手首に挿着して指や腕の位置及び動きを検出するセンサ手段と当該センサ手段を接続するアナログインターフェース回路を有したバッテリーレス型CPU付きRFID(Radio Frequency Identification)タグから成るバッテリーレス型のセンサユニットと、該センサユニットと無線通信を行い各指や腕の動きに伴う加速度データ及び当該RFIDタグの固有IDデータを取得して解析処理することにより指や腕の位置及び動きを翻訳した後、音声データベースに格納された登録単語より最適な単語を選択して音声出力することができるコントロールユニットとにより構成する。
上記センサ手段は、自ら発電することによりバイアス電流を不要として加速度に比例した電圧信号を出力することができる磁気平衡型3軸加速度センサとする。
上記バッテリーレス型CPU付きRFIDタグは、コントロールユニットから送信された電磁波又は電磁界を受信してアンテナ回路に発生した誘導起電力を整流及び蓄積するための電源回路及び充電用コンデンサを有したものとする。
上記コントロールユニットは、多数のセンサユニットと同時に無線通信が行えるアンチコリジョン機能を有したものとする。
本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置によれば、両手又は片手の各指の先端側及び手首に挿着したセンサユニットとコントロールユニット間の信号伝送が無線通信のため配線が不要になると共にセンサユニットがバッテリーを必要とせず周辺機構部品も不要となるため非常に小型化され、携帯性及び操作性が格段に向上するという効果を奏する。このため、指や手首に挿着しても違和感なくスムーズに手話が行えるという効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態を図を用いて説明する。
図1は本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置のシステム構成図であり、手1の各指2の先端側好ましくは第一関節と第二関節の間及び手首4にセンサユニット3を挿着する。該センサユニット3は10mm角程度内のハウジングケースに収容することが可能である。指2に挿着する場合には指輪型形状とし、手首4に挿着する場合にはブレスレット型形状とする。また、片手使用の場合にはセンサユニット3を6個使用し、両手使用の場合にはセンサユニット3を12個使用する。
上記センサユニット3は、指2や腕の位置及び動きを検出するためのセンサ手段として自ら発電することによりバイアス電流を不要とし、即ちバッテリー無しに加速度に比例した電圧信号を出力することができる磁気平衡型3軸加速度センサと、該センサが接続可能なアナログインターフェース回路を有したバッテリーレス型CPU付きRFIDタグから成る。なお、アナログインターフェース回路やバッテリーレス型CPU付きRFIDタグは誘導起電力で駆動するため、駆動電圧は0.8〜1.2V程度の低電圧型とする。
両手又は片手の各指2及び手首4に挿着された多数のセンサユニット3は、コントロールユニット5のアンテナ6を介して同時に無線通信を行い、各指2や腕の動きに伴う加速度データ及び当該RFIDタグの固有IDデータを取得する。
コントロールユニット5は、翻訳した手話内容を音声出力するためのスピーカ7を具備する。また、スイッチや音量調整ボリウム(図示せず)等も具備する。
図2は本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置の使用時の状態図であり、聾唖者8が両手又は片手の各指2及び手首4に多数のセンサユニット3を挿着し、ベルトに係着したコントロールユニット5と無線通信を行うことにより、該コントロールユニット5にて翻訳された手話内容がスピーカ7より音声出力される。その結果、手話が使えない人即ち手話が理解できない人に意思や情報を伝えることができ、コミュニケーションを図ることが可能となる。
図6は本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置のセンサユニットを構成する磁気平衡型3軸加速度センサの概略構造図であり、磁気平衡型3軸加速度センサ22は磁気平衡型加速度センサエレメント22a,22b,22cをX軸,Y軸及びX軸方向に互いに直交するように配設して構成する。各磁気平衡型加速度センサエレメント22a,22b,22cには、それぞれコイル23a,23b,23cが1箇所又は2箇所に巻かれている。該図は磁気平衡型3軸加速度センサ22の基本構成を示したものであり、実際にはバッテリーレス型CPU付きRFIDタグと共にハウジングケースに収容してセンサユニット3とするものである。
図7は磁気平衡型3軸加速度センサから出力される電圧波形図であり、磁気平衡型3軸加速度センサ22を構成する各磁気平衡型加速度センサエレメント22a,22b,22cは、シリンダ24の内部に可動マグネット25を収容すると共に当該シリンダ24の両端部に可動マグネット25の極性と同一極性が対向するように固定マグネット27,27を固設し、シリンダ24内部の軸方向に振動可能に可動マグネット25を平衡配置する。更に、可動マグネット25の両端部に硬球26,26を配設すると共に当該可動マグネット25の先端部分のシリンダ24外面に誘導起電力を発生させるためのコイル23,23を巻く。該図では可動マグネット25の両端部分の2箇所にコイル23,23を巻いているが、上側のコイル23又は下側のコイル23のどちらか1箇所のコイルとしても良い。また、硬球26,26はシリンダ24の内部を可動マグネット25が振動する際にシリンダ24の内面と硬球26,26が点接触することにより滑り摩擦による影響を減少させるためのものであるが、影響が無視できるものであれば無くても構わない。
ここで、磁気平衡型加速度センサエレメント22a,22b,22cが図中矢印方向に1周期だけ振動した場合、上側のコイル23からはV1で示す1サイクルの交流電圧が発生し、下側のコイル23からはV2で示す1サイクルの交流電圧が発生する。該交流電圧は逆極性であるため、極性を判断することにより振動方向の判別が可能になる。また、振動の強さ即ち加速度の強さにより誘導起電力の電圧値が変化するため、電圧値の大きさ及び変動時間を計測することにより加速度が検出可能となる。
次に、図8は本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を構成するセンサユニットのバッテリーレス型CPU付きRFIDタグの概略ブロック図であり、アンテナ32を介してコントロールユニット5と通信を行い当該コントロールユニット5から送信された電磁波又は電磁界を受信してアンテナ回路に発生した誘導起電力を整流及び蓄積するための電源回路と充電用コンデンサ33を有すると共に各方向の加速度データ及び当該RFIDタグ28の固有IDデータを送信するためのRFID部29と、磁気平衡型加速度センサエレメント22a,22b,22cに巻かれたコイル23a,23b,23cから出力される電圧信号を加速度データとしてデジタル値に変換するためのA/D変換部31と、該RFID部29及びA/D変換部31を制御するためのCPU30等により構成する。
図9は図8におけるRFID部の詳細ブロック図であり、コントロールユニット5と電磁波又は電磁界により通信を行うアンテナ32は同調キャパシタ(図示せず)から成る同調回路34に接続され、共振回路を構成する。アンテナ32は一般的にはループアンテナであり、該ループアンテナの導線には相互インダクタンスが大きく取れる高効率なアンテナ素材が好適である。
上記同調回路34の後段には、コントロールユニット5のアンテナ6から出力された電磁波又は電磁界がアンテナ32を通過した時に発生する誘導起電力の電圧波形を検波したり、該誘導起電力を半波又は全波整流して直流電圧を取り出すための整流回路35を接続する。該整流回路35で使用するダイオード(図示せず)は順方向電圧降下の低いもの、例えばショットキバリアダイオードが好適である。
上記整流回路36の後段には、検波したキャリアを分周して回路用クロック信号を生成するためのクロック生成回路36と、信号受信時においてキャリアから信号を取り出す復調動作を行ったり信号送信時においてスイッチング素子(図示せず)により変調動作を行うための変復調回路37と、上記直流電圧を安定化して当該RFID部29,CPU30及びA/D変換部31に安定化電源を供給したり、充電用コンデンサ33に充電電圧を供給するための電源回路38を接続する。該充電用コンデンサ33は、大容量型では電気二重層コンデンサが好適であるが、電源容量に応じて他のコンデンサを選択しても構わない。
図10は図8におけるA/D変換部の詳細ブロック図であり、X軸方向の磁気平衡型加速度センサエレメント22aのコイル23aとY軸方向の磁気平衡型加速度センサエレメント22bのコイル23bとZ軸方向の磁気平衡型加速度センサエレメント22cのコイル23cから出力される電圧信号をアナログ入力回路39に入力する。
図7における各磁気平衡型加速度センサエレメント22a,22b,22cにはそれぞれコイル23a,23b,23cが2箇所づつ巻かれているため、該2箇所のコイルから出力される電圧信号の極性を合せた上、アナログ入力回路39の前段の加算回路にて加算し、後段のOPアンプにてスケーリングする。なお、各磁気平衡型加速度センサエレメント22a,22b,22cにおいて、コイル23a,23b,23cが1箇所のみ巻かれている場合は、前記加算回路は不要となる。
上記アナログ入力回路39の後段には、A/Dコンバータ41に電圧信号を順次切換えてサンプリング入力するためのアナログマルチプレクサ40を接続し、該A/Dコンバータ41で電圧信号をデジタル値に変換した後、CPU30に加速度データとして出力する。
図11は本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を構成するコントロールユニットのブロック図である。該コントロールユニット5には、両手又は片手の各指2及び手首4に挿着された多数のセンサユニット3内のRFIDタグ28と無線通信を行う通信ブロックを有している。
上記通信ブロックは、両手又は片手の各指2及び手首4に挿着された多数のセンサユニット3内のRFIDタグ28と無線通信を行うためのアンテナ6と、送信時において送信回路43から出力される送信信号をアンテナ6に接続し受信時においてアンテナ6で受信した受信信号を受信回路44に接続して入力するための切換器42と、前記送信回路43にキャリアを重畳した変調信号を出力したり受信回路44で受信した信号を検波して復調信号を得るための変復調回路45で構成する。該通信におけるキャリア周波数は950MHz帯のRFID無線が好ましいが、特に限定するものではない。
また、前記変復調回路45及び切換器42をCPU46に接続して通信制御を行う。該CPU46には当該コントロールユニット5の制御及び加速度データを演算解析することにより指2や腕の位置及び動きを検出して翻訳するための制御プログラムの格納と、センサユニット3から得られた加速度データの蓄積及び登録単語の音声データを蓄積した音声データベースを格納するためのメモリ47を接続する。また、通信制御を行う制御プログラムには、多数のセンサユニット3と同時に無線通信が行えるアンチコリジョン機能を持たせ、該機能に対応したRFIDタグ28より安定且つ確実なデータ取得が行えるものとする。
また、CPU46に音声回路48を接続し、翻訳して得られた音声データを音声合成処理により音声化し、スピーカ7にて聴取可能とする。
また、必要に応じてCPU46にLAN通信回路49を接続し、後述の実施例で説明する用途において構内LANに接続可能にする。
また、必要に応じてCPU46にIP通信回路50を接続し、後述の実施例で説明する用途において構内IP無線網に接続可能にする。
なお、上記LAN通信回路49やIP通信回路50をカード型モジュールとし、更にIP通信回路50においてはアンテナ51を当該カード型モジュールに具備し、用途に応じて脱着交換可能にすると好適である。
また、上記コントロールユニット5はバッテリー駆動が好ましく、バッテリーを内蔵した電源回路52より、安定化された各種回路用電源が得られるものとする。
なお、上述の図8から図11で説明したブロック図は機能説明のためのものであり、更に別の回路が付加したり、他の方式の回路に置き換えられることも有り得るが、同等の動作を行うものは全て範疇に含むものである。
本発明の実施例1として図2の本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置の使用時の状態図に基づいて説明する。
まず、手話が使える聾唖者8が両手又は片手の各指2及び手首4に多数のセンサユニット3を挿着し、ベルトにコントロールユニット5を係着しておく。センサユニット3とコントロールユニット5とは、該コントロールユニット5の電源をONにした時より通信を開始し、各指2や腕の動きに伴う加速度データ及びセンサユニット3内のRFIDタグ28の固有IDデータを取得する。
図12はコントロールユニットのメモリに蓄積される加速度データ配列例であり、左手の第1指から第5指と腕のX軸,Y軸,Z軸方向の加速度データαnx,αny,αnz(n=1〜6)と、右手の第1指から第5指と腕のX軸,Y軸,Z軸方向の加速度データαnx,αny,αnz(n=1〜6)を、RFIDタグ28の固有IDデータを基に規則正しくメモリ47に配列して蓄積した配列例を示している。
ここで、指2や腕の原点位置を設定するため、予め決められた原点設定用の手話動作を行うことにより原点が設定され、該原点を基に各指2や腕の加速度データをメモリ47に蓄積すると同時に当該加速度データを解析処理して指2や腕の位置及び動きを検出する。そして、該指2や腕の位置及び動きを翻訳した後、登録単語の音声データを格納した音声データベースより最適な音声データを選択する。更に、音声回路48にて音声合成処理により音声化し、スピーカ7にて音声出力する。
手話が使えない健常者は、該音声を聞くことにより聾唖者8の意思や情報を知ることができる。また、健常者は手話以外の方法例えば筆談等により自分の意思や情報を聾唖者8に伝えることができ、コミュニケーションを図ることが可能となる。
次に、本発明の実施例2として図3の本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を使用して聾唖者と健常者が電話機又はパソコンにより会話する時のシステム構成図に基づいて説明する。
聾唖者8は、実施例1と同様に両手又は片手の各指2及び手首4に多数のセンサユニット3を挿着し、ベルトにコントロールユニット5を係着しておく。聾唖者8側の電話機12aには、相手の音声を文字変換して表示することができるモニター14が具備される。ここで、聾唖者8が健常者9と電話機12aにより会話を行う場合、受話器をハンズフリーにした状態で相手の健常者9に電話をかける。電話が繋がった後、聾唖者8は、手話動作を行うことによりコントロールユニット5で翻訳され、スピーカ7より音声出力される。そして、該音声は公衆網13を介して相手の電話機12bに伝わる。健常者9は、通常に応答することにより聾唖者8側の電話機12aに具備されたモニター14に応答が文字表示されるため、互いに会話することが可能となる。
また、聾唖者8が健常者9とパソコン15aにより会話を行う場合、互いのパソコン15a,15bにマイクやスピーカを接続し、音声通話用のアプリケーションソフトを立ち上げておく。ここで、上記と同様の動作を行うことにより、インターネット網16を介したIP通信により音声通信及び文字表示が行えるため、互いに会話することが可能となる。
次に、本発明の実施例3として図4の本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を使用してベッド上の入院患者がナースコールする時のシステム構成図に基づいて説明する。該実施例では、図11に示すコントロールユニット5のブロック図において、CPU46にLAN通信回路49を接続し、構内LAN53に接続可能な状態にしておく。
入院患者10は、片手の各指3に複数のセンサユニット3を挿着し、ベッド17の枕元等にコントロールユニット5を設置しておく。入院時において入院患者10は、簡単な指2の動きでメッセージを伝えることができる数パターンの手話を理解しておく。該手話は当該病院で決められたナースコール用の手話であるため、一般的な手話を理解する必要はなく片手使用で十分である。ここで、入院患者10がナースコールを行う場合、予め決められたメッセージの手話動作を行うことによりコントロールユニット5で翻訳され、構内LAN53を介してナースステーション18のナースコール監視装置19に送信される。該ナースコール監視装置19のモニター20には入院患者10の名前やメッセージ内容が表示され、スピーカ21からメッセージ内容が音声出力されることにより、ナース11にメッセージを伝えてナースコールすることが可能となる。
次に、本発明の実施例4として図5の本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を使用して病院内の入院患者がナースコールする時のシステム構成図に基づいて説明する。該実施例では、図11に示すコントロールユニット5のブロック図において、CPU46にIP通信回路50を接続し、アンテナ51を介して構内IP無線網54に接続可能な状態にしておく。
入院患者10は、実施例3と同様に片手の各指3に複数のセンサユニット3を挿着し、ベルトにコントロールユニット5を係着しておく。また、入院時において入院患者10は、簡単な指2の動きでメッセージを伝えることができる数パターンの手話を理解しておく。該手話は当該病院で決められたナースコール用の手話であるため、一般的な手話を理解する必要はなく片手使用で十分である。ここで、入院患者10がナースコールを行う場合、予め決められたメッセージの手話動作を行うことによりコントロールユニット5で翻訳され、パケット化した音声データが構内IP無線網54を介してナースステーション18のナースコール監視装置19に送信される。実施例3と同様に該ナースコール監視装置19のモニター20には入院患者10の名前やメッセージ内容が表示され、スピーカ21からメッセージ内容が音声出力されることにより、ナース11にメッセージを伝えてナースコールすることが可能となる。
本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置は、実施例1や実施例2で述べた手話を使うことができる聾唖者が使用する一般的な日本手話や日本語対応手話での使用は勿論のこと、実施例3や実施例4で述べた特定用途の簡易的な手話でも使用することができる。このため、声を出すことができない場所や声が届かない場所などにおいて、あらゆる形態で使用することが可能である。
本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置のシステム構成図である。 本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置の使用時の状態図である。 本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を使用して聾唖者と健常者が電話機又はパソコンにより会話する時のシステム構成図である。 本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を使用してベッド上の入院患者がナースコールする時のシステム構成図である。 本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を使用して病院内の入院患者がナースコールする時のシステム構成図である。 本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置のセンサユニットを構成する磁気平衡型3軸加速度センサの概略構造図である。 磁気平衡型3軸加速度センサから出力される電圧波形図である。 本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を構成するセンサユニットのバッテリーレス型CPU付きRFIDタグの概略ブロック図である。 図8におけるRFID部の詳細ブロック図である。 図8におけるA/D変換部の詳細ブロック図である。 本発明の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置を構成するコントロールユニットのブロック図である。 コントロールユニットのメモリに蓄積される加速度データ配列例である。
符号の説明
1 手
2 指
3 センサユニット
4 手首
5 コントロールユニット
6 アンテナ
7 スピーカ
8 聾唖者
9 健常者
10 入院患者
11 ナース
12a,12b 電話機
13 公衆網
14 モニター
15a,15b パソコン
16 インターネット網
17 ベッド
18 ナースステーション
19 ナースコール監視装置
20 モニター
21 スピーカ
22 磁気平衡型3軸加速度センサ
23 コイル
24 シリンダ
25 可動マグネット
26 鋼球
27 固定マグネット
28 RFIDタグ
29 RFID部
30 CPU
31 A/D変換部
32 アンテナ
33 充電用コンデンサ
34 同調回路
35 整流回路
36 クロック生成回路
37 変復調回路
38 電源回路
39 アナログ入力回路
40 アナログマルチプレクサ
41 A/Dコンバータ
42 切換器
43 送信回路
44 受信回路
45 変復調回路
46 CPU
47 メモリ
48 音声回路
49 LAN通信回路
50 IP通信回路
51 アンテナ
52 電源回路
53 構内LAN
54 構内IP無線網

Claims (9)

  1. 両手又は片手の各指の先端側及び手首に挿着して指や腕の位置及び動きを検出するセンサ手段と当該センサ手段を接続するアナログインターフェース回路を有したバッテリーレス型CPU付きRFIDタグから成るバッテリーレス型のセンサユニットと、該センサユニットと無線通信を行い各指や腕の動きに伴う加速度データ及び当該RFIDタグの固有IDデータを取得して解析処理することにより指や腕の位置及び動きを翻訳した後、音声データベースに格納された登録単語より最適な単語を選択して音声出力することができるコントロールユニットとにより構成することを特徴とした、携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ手段が、自ら発電することによりバイアス電流を不要として加速度に比例した電圧信号を出力することができる磁気平衡型3軸加速度センサであることを特徴とした、携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
  3. 請求項1に記載のバッテリーレス型CPU付きRFIDタグが、コントロールユニットから送信された電磁波又は電磁界を受信してアンテナ回路に発生した誘導起電力を整流及び蓄積するための電源回路及び充電用コンデンサを有したものであることを特徴とした、携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
  4. 請求項1に記載のコントロールユニットが、多数のセンサユニットと同時に無線通信が行えるアンチコリジョン機能を有したものであることを特徴とした、携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
  5. 聾唖者側の電話機に相手の音声を文字変換して表示することができるモニターを具備し、公衆網を介して健常者側の電話機と会話することができることを特徴とした、請求項1に記載の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
  6. 聾唖者側及び健常者側のパソコンに音声通話用のアプリケーションソフトを立ち上げておき、インターネット網を介したIP通信による音声通信及び文字表示により会話することができることを特徴とした、請求項1に記載の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
  7. 入院患者の片手の各指に複数のセンサユニットを挿着し、ベッドの枕元等にコントロールユニットを設置しておき、構内LANを介してナースステーションのナースコール監視装置にメッセージ送信することによりナースコールができることを特徴とした、請求項1に記載の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
  8. 入院患者の片手の各指に複数のセンサユニットを挿着し、ベルトにコントロールユニットを係着しておき、構内IP無線網を介してナースステーションのナースコール監視装置にメッセージ送信することによりナースコールができることを特徴とした、請求項1に記載の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
  9. 構内LAN通信を行うLAN通信回路と、構内IP無線網による無線通信を行うIP通信回路をカード型モジュールとし、コントロールユニットにおいて用途に応じて脱着交換可能としたことを特徴とした、請求項1に記載の携帯型ワイヤレス手話翻訳音声化装置。
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