JP2006095327A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
位相コントラスト拡大撮影で、被写体に放射線が当たることを軽減し、かつ画像欠陥が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
【解決手段】
被写体15に放射線を照射する小焦点放射線源11と、被写体15を保持する被写体保持部材18と、被写体15を透過した放射線に基づく放射線画像情報を読み取る放射線画像検出器50とを有し、被写体保持部材18に保持される被写体乳房の位相コントラスト乳房撮影を行なう放射線画像撮影装置において、小焦点放射線源11と被写体保持部材18との間の第1の距離または被写体保持部材18と放射線画像検出器50との間の第2の距離を変更する距離変更手段120と、被写体乳房の大きさを検出する被写体乳房検出手段121と、被写体乳房の所定領域以上を放射線画像検出器50で検出するように距離変更手段120を制御する制御手段122とを有する。
【選択図】
図12

Description

この発明は、放射線画像撮影装置に関し、詳しくは、小焦点放射線源を用い、位相コントラストによるエッジ強調によって被写体の境界コントラストが高く、鮮鋭性に優れる放射線画像を得ることができる放射線画像撮影装置に関する。
放射線の一つであるX線が物質を透過する作用を利用するX線画像は、医用画像診断や非破壊検査等に広く利用されている。X線画像は、X線が被写体を透過するときに、被写体を構成する物質の原子量の大きさによってX線透過量が異なることによる陰影画像である。すなわちX線源からX線が放射され、被写体透過後のX線量の2次元分布をX線検出器で検出し、被写体のX線吸収コントラストに基づくX線画像を形成するものである。
最近、X線画像において、位相コントラスト画像と呼ばれる画像が提案されている。位相コントラスト画像とは、屈折コントラスト画像とも呼ばれるもので、SPring−8など放射光X線源から得る単色の平行X線による撮影や、10μm程度の焦点サイズをもつマイクロ焦点X線源による撮影によって得られるものである。通常の吸収コントラストのみの画像に比べ、被写体の境界のコントラストを高く描写でき、高精細X線画像を得ることが可能である。
しかし、これら単色の平行X線や、焦点サイズが20μm以下のマイクロ焦点X線源を用いた撮影装置は、一般の医療機関で用いることは難しい。つまり、単色の平行X線を得るための放射光X線源は装置が巨大であり、また、マイクロ焦点X線源はX線強度が低すぎて、人体を透過することができないが、一般の医療機関で使用されているX線管(焦点サイズが小さい小焦点放射線源)を用いて位相コントラスト画像を撮影するものがある(例えば、特許文献1)
特開2001−299733号公報(第1〜30頁、図2〜図26)
このように、位相コントラスト画像を得るにあたり、焦点サイズが小焦点放射線源から放射される放射線エネルギーの性質等から、小焦点放射線源と被写体との距離及び被写体とX線画像を読み取る放射線画像検出器との距離を一定条件とする必要がある。
また、位相コントラスト画像は拡大撮影で、従来の乳房用ディテクタ(カセッテ)は大きさが例えば平面視四角形で18×24cmや24×30cmであり、乳房画像が入りきらない。
さらに、位相コントラストは拡大撮影であるため、従来のX線管、被写体台、放射線画像検出器の配置では、被写体胸壁側で画像が写らない部分がでてくるか、被写体に放射線が当たってしまう等の問題がある。
この発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、位相コントラスト拡大撮影で、被写体に放射線が当たることを軽減し、かつ画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる放射線画像撮影装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、被写体に放射線を照射する小焦点放射線源と、前記被写体を保持する被写体保持部材と、前記被写体を透過した放射線に基づく放射線画像情報を読み取る放射線画像検出器とを有し、
前記被写体保持部材に保持される被写体乳房の位相コントラスト乳房撮影を行なう放射線画像撮影装置において、
前記小焦点放射線源と前記被写体保持部材との間の第1の距離または前記被写体保持部材と放射線画像検出器との間の第2の距離を変更する距離変更手段と、
前記被写体乳房の大きさを検出する被写体乳房検出手段と、
前記被写体乳房の所定領域以上を前記放射線画像検出器で検出するように前記距離変更手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする放射線画像撮影装置である。
請求項2に記載の発明は、前記距離変更手段は、前記放射線画像検出器を移動させることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置である。
請求項3に記載の発明は、前記距離変更手段は、前記被写体乳房の80%領域以上を前記放射線画像検出器で検出するように変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置である。
請求項4に記載の発明は、前記放射線画像検出器は、照射領域を示す目印を有し、
前記制御手段は、前記第1の距離または前記第2の距離により照射領域を判定し、この判定照射領域に前記放射線画像検出器の目印が一致するように距離変更手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置である。
請求項5に記載の発明は、前記被写体の被験者が寝ることが可能な寝台を有し、前記被験者が寝た状態で乳房撮影が可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置である。
請求項6に記載の発明は、前記放射線画像検出器の端面が、前記小焦点放射線源の焦点と、前記被写体保持部材上の被写体胸壁面とを結ぶ鉛直方向の略直線上に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置である。
請求項7に記載の発明は、前記放射線画像検出器の端面が、前記小焦点放射線源の焦点と、前記被写体保持部材上の被写体胸壁面とを結ぶ斜め方向の略直線上に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置である。
請求項8に記載の発明は、前記放射線画像検出器が、平面視四角形で25×32cm以上の大型カセッテであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明によれば、被写体乳房の大きさを検出し、被写体乳房の所定領域以上を放射線画像検出器で検出するように撮影距離を変更することで、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、放射線画像検出器を移動させることで、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、被写体乳房の80%領域以上を放射線画像検出器で検出するように変更することで、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、照射領域を判定し、この判定照射領域に放射線画像検出器の目印が自動的に一致するように制御することで、簡単かつ確実に画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、被験者が寝た状態で、簡単かつ確実に乳房撮影が可能である。
請求項6に記載の発明によれば、鉛直方向から撮影することができる。
請求項7に記載の発明によれば、被写体を斜め方向から撮影することができる。
請求項8に記載の発明によれば、平面視四角形で25×32cm以上の大型カセッテを用い、位相コントラスト拡大撮影で、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
以下、この発明の放射線画像撮影装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。尚、以下の説明において「X線」と「放射線」は同義に扱う。また、同じ参照符号を付した部材は、同義の部材を意味する。
図1は放射線画像撮影装置の全体構成図である。小焦点放射線源11としてのX線管の焦点11aにはX線源コントローラ12が接続されており、X線源コントローラ12によって小焦点放射線源11の焦点11aから放射されるX線量を調整する。このX線量は、小焦点放射線源11の放射条件の一つである。制御手段としてのコントロール装置60は、放射線画像検出器50から取得したX線強度情報(放射線強度情報)に応じて、X線源コントローラ12を制御する。コントロール装置60は、X線源コントローラ12を制御する他、放射線画像検出器50がX線を電気信号に変換するものである場合は、放射線画像検出器50から取得したX線画像情報(放射線画像情報)を適宜処理して、モニタ等の画像表示装置90に表示させたり、レーザイメージャ等の画像出力装置80からハードコピーを出力させたりする制御を行う。
小焦点放射線源11から放射されるX線は被写体15を透過して放射線画像検出器50でX線エネルギー(X線画像情報)として観測される。放射線画像検出器50は2次元構造、すなわち被写体15を透過するX線を検出するために必要な面積を有するものである。
放射線画像検出器50は、被写体15を透過してきたX線の強度を検出するものであり、ここで得られたX線強度情報が、コントロール装置60に送られる。このX線強度情報に応じて、コントロール装置60は、X線源コントローラ12を制御し、小焦点放射線源11から放射されるX線量を調整する。このようにして調整されたX線量で被写体15を撮影し、放射線画像検出器50によってX線画像情報を保持する。
また、コントロール装置60に、位置判別装置20から、小焦点放射線源11と被写体保持部材18(被写体15との接触位置)との距離R1及び被写体保持部材18(被写体15との接触位置)と放射線画像検出器50との距離R2の距離情報が送られて、X線量の制御を行うこともできる。
被写体保持部材18はレール等に取り付けられていて、取り外し可能であり、またその位置を撮影モード等に応じて移動させ、係止することができる。被写体保持部材18をレール上でスライドさせることによって、距離R1及び距離R2を変更することが可能となる。
X線源小焦点放射線源11としては、X線の波長が1Å前後のX線を放射するX線管を用いる。このX線管は熱励起によって生ずる電子を高電圧で加速して陰極に衝突させることで、その運動エネルギーを放射エネルギーに変換することによってX線が放射されるものである。
X線画像を撮影するとき、この加速電圧を管電圧として、また電子の発生量を管電流として、そして、X線放射時間を露光時間として設定する。電子が衝突する陽極(対陰極)は銅、モリブデン、ロジウム、タングステンなど、その種類を変えることで、放射されるX線エネルギースペクトルを変えることができる。
銅、モリブデン、ロジウムなどを陽極として用いる場合、X線のエネルギー分布の狭い比較的エネルギーの低い線スペクトルが得られ、その特性を利用してX線回折結晶分析や微細な構造を判読する乳房撮影に用いられる。タングステンを陽極として用いる場合は広いスペクトルの比較的高いエネルギーのX線で、人体の胸部や腹部、頭部、そして工業一般の非破壊検査に用いられる。医療用あるいは工業用では照射するX線量が多いことが特徴である。この場合、多量の電子を陽極に高速で衝突させるために陽極が発熱し、高温になると陽極が溶解する恐れがあることから、陽極を回転させて衝突する場所を変えることで、発熱による不具合を回避することが行われる。すなわち回転陽極を用いることが一般的である。
この実施の形態の撮影装置は、医療用あるいは非破壊検査を目的として用いる装置であるので、モリブデン、ロジウム、タングステンの回転陽極をもつX線管が望ましい。
ここで、X線の焦点11aは、小焦点放射線源11のX線管の例えば回転陽極に電子が衝突して発生するX線を取り出す、被写体15方向から見た窓である。一般にこれは正方形であり、その1辺の長さが焦点サイズDである。焦点の形状が円である場合はその直径を、長方形である場合はその短辺をさす。この焦点サイズDの測定方法はピンホールカメラによる方法とマイクロテストチャートを用いる方法などがJIS Z 4704に記載されている。通常、焦点サイズDはX線管メーカーの測定に基づく値が製品仕様で示されている。
X線の焦点サイズDが大きいと放射されるX線量が多くなるが、図2に示すように、いわゆる半影が生じる。半影とは、図2に示すように、焦点サイズDの大きさに起因して被写体15上の1点が、放射線画像検出器50上で大きさを持った像(図2では大きさEを持った像)として検出される現象であり、いわゆるボケのことである。従って、X線源が、単色の平行X線を出射するシンクロトロンや、点焦点と見なせるマイクロ焦点X線源と異なり、小焦点X線源では、有限な大きさの焦点サイズDを有するが故に、この半影の影響が問題となる。
一方、図3に示すように、被写体15と放射線画像検出器50との距離を間隔をもって離してX線撮影すると、X線の屈折に起因するエッジ強調(=位相コントラスト強調)画像を得ることができる。
図3の被写体15の下端部に模式的に描いたように、X線が物体を通過するときに屈折して物体の境界内側のX線密度が疎になり、さらに被写体15の外側は被写体15を通過しないX線と重なることからX線密度が上昇する。このようにして被写体15の境界部分であるエッジが画像として強調される。これは被写体15と空気とのX線に対する屈折率の差から生じる現象と考えられる。エッジ強調画像(位相コントラスト画像)を得るには被写体15と放射線画像検出器50との距離を一定以上にすることが必要である。
位相コントラスト撮影を行うには、図3に示すように被写体15と放射線画像検出器50との距離を一定以上取らねばならない。このとき撮影時に被写体15が動くと、画像ボケが生ずるために、被写体15を固定する必要がある。従って図1に示すように、小焦点放射線源11と放射線画像検出器50との間に被写体保持部材18を設置する。被写体保持部材18は四角の枠、あるいはその枠に透明な薄いプラスチック板を貼りつけたものであることが好ましい。そして、被写体保持部材18を可動とし、小焦点放射線源11と被写体保持部材18(被写体15との接触位置)との間の第1の距離R1と、被写体保持部材18(被写体15との接触位置)と放射線画像検出器50との間の第2の距離R2を自在に調整できるようにする。距離変更は、被写体保持部材18を支軸上にスライド可能に配設する等の方式をとることで達成可能である。
また、図1に示したように距離R1及び距離R2を測定して、これを距離情報としてコントロール装置60に供給する位置判別装置20を設置し、コントロール装置60において、この距離情報から位相画像撮影における最適条件を自動的に設定するようにした。これによって、頻繁な撮影モードの切り替えも可能とした。
位置判別装置20は、赤外線を用いた測光による方式、被写体保持部材をスライドするレールに線抵抗を設けて、その抵抗値測定から位置判別する方式、また離散的な測定には上記レールに溝や突起を設けて、それを感知することから位置判別する方式などが採用できる。
放射線画像検出器50は、X線蛍光増感紙とハロゲン化銀写真フィルムとを組み合わせた組体、輝尽性発光をする蛍光板、X線エネルギーを光に変換するシンチレータとその光を読み取る光半導体素子を2次元に配列したX線読み取り装置、X線エネルギーを直接に電気信号に変換する光導電体とその電気信号を読み取る半導体素子を2次元に配列したX線読み取り装置、X線を光に変換するシンチレータとその光をCCDやCMOSなどに集光するためのレンズとを組み合わせたものを2次元に配列したX線読み取り装置、あるいはX線を光に変換するシンチレータとその光を光ファイバでCCDやCMOSに導いて電気信号に置きかえるX線読み取り装置を使うことができる。
この発明の撮影装置において、放射線画像検出器50をX線蛍光増感紙とハロゲン化銀写真フィルムとの組体としたものは、SFシステム(スクリーンフィルムシステム)とも呼ばれる。X線蛍光増感紙はタングステン酸カルシウムやガドリニウムオキシサルファイドなどの希土類蛍光体を有するもので、X線エネルギーを青色あるいは緑色発光に置き換えるものである。特に希土類蛍光体を用いた増感紙については特開平6−67365号公報で開示されている技術を使用しても構わない。またハロゲン化銀写真フィルムは、支持体の片面のみに感光性乳剤が塗布されたものや支持体の両面に感光性乳剤が塗布されたものなどを使用することが好ましい。特に両面フィルムの場合、フィルム支持体を挟んだそれぞれの乳剤層の写真特性が異なる写真感光材料を使用することは好ましい態様である。また両面フィルムのそれぞれの乳剤面の間にクロスーオーバー光を吸収する層を有する写真フィルムを使用することは好ましい。
この発明で使用する片面そして両面フィルムのサイズは六つ切りサイズから半切サイズまで、あらゆるサイズのフィルムを用いることができる。これらハロゲン化銀写真感光材料は、特開平6−67365号公報や、例えば“改訂 写真工学の基礎 −銀塩写真編―”(日本写真学会編コロナ社1998年)に概説されている。また写真フィルムの現像処理については、現像処理温度を上げることやその処理時間を延ばすことで平均階調を上げることができるが、自動現像処理を行うときには原則的にはフィルムメーカー指定の現像処理条件で処理することが好ましい。
輝尽性発光とは、X線照射時には発光せず、照射後に可視光を照射することにより、既に照射したX線強度に対応する可視光発光が誘起されるものである。すなわち、図1の放射線画像検出器50に輝尽性発光の蛍光体を置き、X線照射後に輝尽発光を読み取り、読み取った発光を光電子倍増管で電気信号に置き換えて、X線画像の電気信号を得るものである。この電気信号は適切な画像処理を行った後に、モニタ等の画像表示手段に表示するか、あるいはレーザイメージャ等の画像出力手段を用いてX線画像のハードコピーを得る。このとき、拡大撮影された画像であれば、予め拡大倍率を入力しておくことにより、自動的に実態サイズに戻して、モニタ上に表示あるいはハードコピーに出力することが好ましい態様である。輝尽性蛍光体を用いる放射線画像検出器50に関しては、特願平11−49080号で開示されている蛍光体、および輝尽発光読取等の画像の可視化技術をこの発明で使用することは好ましい態様である。
この発明の放射線を電気信号に変換する放射線画像検出器50については、特願平11−49080号あるいは“Handbookof MedicalImaging”Vol.1,第4章“Flat panel imagers for digital radiography”(ed.R.V.Matter 他、SPIE Press,Bellingham,2000)に開示されている技術を使用することは好ましい態様である。これらの場合、読み取り装置で得られたX線画像の電気信号を適切に処理し、モニタ上あるいはハードコピーに画像を描いて、画像診断等に供せられる。
位相コントラスト画像を得るための「位相画像撮影モード」で拡大撮影を行った場合は、得られたX線画像はモニタや写真フィルムなどのハードコピー上には、被写体の実体サイズ(等倍)に自動的に戻して表示することが好ましい態様である。X線画像撮影時の画像拡大率は、コントロール装置60が、自動的に位置判別装置20から距離R1及び距離R2に関する距離情報を取得して算出し、該算出値から画像表示装置90や、画像出力装置80にX線画像情報を送る際、画像拡大率を自在に変更して表示あるいは出力することが好ましい。
ハードコピーとしては、ハロゲン化銀写真感光材料を用いて自動現像機などで現像することにより画像が得られるもの、ハロゲン化銀写真感光材料であるがX線画像情報に応じたレーザ光による感光後に加熱により現像が行われるもの、X線画像情報に応じた加熱によって画像が描かれるもの等も好ましい実施態様である。また常温で固体のインクを加熱した液体状態のものをノズルから噴射して画像を描く固体インクジェット記録方法、常温で液体である染料もしくは顔料をノズルから噴射して画像を描くインクジェット記録方法、インクリボンを加熱により昇華させて記録媒体に固着させて画像を描く方法、カーボンなどを一面に塗布したシートを画像情報に基づきレーザー光などで過熱蒸発させることによるアブレイション画像形成方法などによるハードコピーを使用することは好ましい実施態様である。
図4はX線画像撮影装置の制御手段としてのコントロール装置の構成を示している。コントロール装置の全体動作を制御するCPU(Central Processing Unit)61には、システムバス62と画像バス63と入力インタフェイス67とが接続される。システムバス62と画像バス63には撮影制御部66、スケール情報生成部71、メモリ64、ディスク制御部70、画像処理部76、フレームメモリ制御部69、そして出力インタフェイス68などが接続されている。システムバス62を利用しCPU61によって各部の動作が制御されると共に、画像バス63を介して各部間でのX線画像情報の転送等が行われる。
撮影制御部66では、放射線画像検出器50の動作や読み取りゲイン等を制御するための制御信号を生成して放射線画像検出器50に供給すると共に、放射線画像検出器50からX線画像情報を読み出してフレームメモリ制御部69に供給する。また、CPU61で算出された半影の大きさに応じた読み取り画素サイズの設定を行う。
フレームメモリ制御部69には、フレームメモリ72が接続されており、放射線画像検出器50で生成されたX線画像情報がフレームメモリ72に記憶される。フレームメモリ72に記憶されたX線画像情報は読み出されてディスク制御部70に供給される。また、フレームメモリ72には、放射線画像検出器50から供給されたX線画像情報を画像処理部76で処理してから記憶するものとしてもよい。
フレームメモリ72からディスク制御部70にX線画像情報を供給する際には、例えば連続してX線画像情報が読み出されてディスク制御部70内のFIFOメモリに書き込まれ、その後順次ディスク装置73に記憶される。
フレームメモリ72から読み出されたX線画像情報やディスク装置73から読み出されたX線画像情報は、出力インタフェイス68を介して画像出力手段としての画像出力装置80や画像表示手段としての画像表示装置90に供給されて、可視画像としてユーザに提供される。
スケール情報生成部71では、位置判別装置20から撮影制御部66を介して供給された拡大率等に基づいて、X線画像のサイズを判別するためのスケール情報を生成する。この生成されたスケール情報は、出力インタフェイス68を介して画像出力装置80または画像表示装置90に供給される。
画像処理部76では、放射線画像検出器50から撮影制御部66を介して供給されたX線画像情報の照射野認識処理、関心領域設定、正規化処理および階調処理等を行う。また、周波数強調処理やダイナミックレンジ圧縮処理等を行うものとしてもよい。さらに画像処理部76では、半影の影響を防止するための処理や、位相コントラスト撮影が行われたときに、被写体の輪郭を判別し易くする等の処理を行う。また撮影モード情報から、1倍以上に拡大して撮影した画像をモニタ等の画像表示装置90あるいはハードコピー等の画像出力装置80に1倍に戻して、実態寸法にほぼ近い表示または出力を自動的に行うことができる。なお、画像処理部76をCPU61が兼ねる構成として、画像処理等を行うことも可能である。
入力インタフェイス67には、放射線画像検出器50からX線強度情報、その他読み取り装置の感度やX線管設定電圧値などの情報が入力される。また、入力インタフェイス67にはキーボード等の入力装置25が接続される。この入力装置25を操作することで、撮影によって得られたX線画像情報を識別するための情報やX線画像の拡大率などの撮影に関する情報等の管理情報の入力が行われる。また、管理情報の入力は、キーボードを使用するだけでなく、磁気カード、バーコード、HIS(病院内情報システムネットワークによる情報管理)等を利用しても行われる。
なお、フレームメモリ72には、放射線画像検出器50から供給されたX線画像情報を記憶するものとしたが、供給されたX線画像情報を画像処理部76等で処理してから記憶するものとしてもよい。また、ディスク装置73には、フレームメモリ72に記憶されているX線画像情報、すなわち放射線画像検出器50から供給されたX線画像情報を画像処理部76で処理したX線画像情報を管理情報等とともに保存することが出来る。
SFシステムや輝尽性発光の蛍光板を放射線画像検出器50として使用する場合、コントロール装置60は、放射線画像検出器50からのX線強度情報と、位置判別装置20からの位置判別情報と、撮影モード情報から、予めメモリ64に記憶させている焦点フォーカス径情報と制御プログラムなどを用いて撮影条件を算出し、X線源コントローラ12を通じて撮影制御を行うことになる。
放射線画像検出器50からX線画像情報の電気信号が入力される場合、コントロール装置60は、この電気信号情報、位置判別情報、放射線画像検出器感度やX線管設定電圧から、予めメモリ64に記憶させている焦点フォーカス径情報と制御プログラムなどを用いて撮影条件が算出し、X線源コントローラ12を通じて撮影制御を行う。
図5はマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第1の実施の形態を示す。この実施の形態の放射線画像撮影装置は、支柱901に、小焦点放射線源11、被写体保持部材18、放射線画像検出器50が設けられている。放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上に位置し、被写体保持部材18に保持される被写体乳房の位相コントラスト乳房撮影を行なう。
この位相コントラスト乳房撮影とは、X線の位相情報(干渉、回折、屈折)を利用して得られた画像を得ることであり、具体的には、例えば特願平11−203969号の装置、特願平11−266605号の装置、特願2000−44381号の装置、特願2000−53562号の装置等で撮影して得られた画像であり、特願平11−203969号の方法、特願平11−266605号の方法、特願2000−44381号の方法等の撮影方法により得られた画像である。
特願平11−203969号に記載の装置は、焦点サイズ(Dμm)が30μm以上であるX線管と、被写体位置を固定する固定手段と、被写体を透過したX線画像を検出するX線検出器とを有し、固定手段は、X線管から固定手段により固定された被写体までの距離R1(m)を
R1≧(D−7)/200(m)
の式の範囲に、且つ固定手段により固定された被写体からX線検出器までの距離R2が0.15m以上に設定可能に構成されているX線画像撮影装置である。
また、特願平11−203969号に記載の方法は、X線管から照射され、被写体を透過したX線画像をX線検出器で検出し、半影によって低下する鮮鋭性を、屈折コントラスト強調による画像エッジ強調によって高めるX線画像撮影方法であり、
また、焦点サイズ(Dμm)が30μm以上であるX線管を用いるX線画像撮影法であって、
前記X線管から被写体までの距離R1(m)を
R1≧(D−7)/200(m)
の式の範囲とし、且つ前記被写体からX線検出器までの距離R2を0.15m以上として撮影するX線画像撮影方法である。
前記特願平11−203969号に記載の装置及び方法については、前記距離R1が10>R1≧(D−7)/200(m)であること、さらに0.7≦R1≦5(m)であること、前記X線管の焦点サイズが30μm以上1000μm以下であること、さらに前記X線管の焦点サイズが50μm以上500μm以下であること、被写体に照射されるX線の輝線スペクトルのエネルギーが10keV以上60keV以下であること、前記X線管の陽極がモリブデンもしくはロジウムを有すること、前記デジタルX線検出器の画素サイズが1μm以上200μm以下であること、などがさらに好ましい態様である。
特願2000−44381号の装置は、発散するX線を照射するX線管と、X線管に対して被写体を固定するための被写体保持具と、被写体を透過したX線画像を検出するX線画像検出器とを有し、X線画像の半影によるボケ幅をB(μm)、X線回折コントラストによるエッジ強調幅をE(μm)とするとき、X線管より照射されるX線を被写体に透過させてX線拡大撮影を行う際、9E≧Bとなるように被写体保持具及びX線画像検出器を設置可能としたX線画像撮影装置である。
また、特願2000−44381号に記載の方法は、発散するX線を放射するX線管を用い、このX線管から放射するX線を被写体に透過させてX線拡大撮影を行い、このX線拡大撮影で得られるX線画像の半影によるボケ幅をB(μm)、X線屈折コントラストによるエッジ強調幅をE(μm)とすると、9E≧BであるようにしたX線画像撮影方法である。
前記特願2000−44381号に記載の装置及び方法については、X線管と被写体との距離R1を0.5m以上離すこと、被写体とX線画像検出器との距離R2を1m以上離すこと、さらに前記R1+R2が5m以下であること、前記X線拡大撮影が1.0〜10倍であること、前記X線管の焦点サイズが10μm以上1000μm以下であること、さらに前記X線管の焦点サイズが30μm以上300μm以下であること、被写体に照射されるX線の設定管電圧が50〜150kVpであること、前記X線管がタングステン回転陽極X線管であること、前記X線検出器の画素サイズが1μm以上200μm以下であること、などがさらに好ましい態様である。
また、前記エッジ強調幅Eは、例えば以下の3つの式で表すことができる。ここで、R1:X線源−被写体距離(m)、R2:被写体−X線画像検出器(m)、λ:X線量の最大値の波長(Å)、A:被写体を円柱としたときの断面の円の直径(mm)、δ:物体と空気の屈折率差、である。
E=39×R2(1+0.045/R1)×λ2×√A
E=27×(1+R2/R1)1/3×(λ2×R2×√A)2/3
E=2.3×(1+R2/R1)1/3×(R2×δ×√A)2/3
特願平11−266605号に記載の装置は、支持部材上に移動可能で且つ一時的に固定することのできる被写体支え器具及びフィルムカセッテ保持具を備え、クーリッジX線管とフィルムカセッテ保持具のスクリーンフィルムシステムとの距離を70cm以上離すことが可能であり、且つ被写体支え器具の被写体とフィルムカセッテ保持具のスクリーンフィルムシステムまでの距離を20cm以上離すことが可能であり、X線屈折コントラスト画像を撮影するX線画像撮影装置である。
また、特願平11−266605号に記載の方法は、支持部材上に移動可能で且つ一時的に固定することのできる被写体支え器具及びフィルムカセッテ保持具を備え、クーリッジX線管とフィルムカセッテ保持具のスクリーンフィルムシステムとの距離を70cm以上離し、且つ被写体支え器具の被写体とフィルムカセッテ保持具のスクリーンフィルムシステムまでの距離を20cm以上離し、X線屈折コントラスト画像を撮影するX線画像撮影方法である。
特願2000−53562号の装置は、被写体に放射線を照射する小焦点放射線源と、被写体を保持する保持部材と、被写体を透過した放射線に基づく放射線画像情報を読み取る読み取り手段と、小焦点放射線源と保持部材との間の第1の距離または保持部材と読み取り手段との間の第2の距離を変更する距離変更手段と、小焦点放射線源の放射条件を制御する制御手段とを有し、制御手段は少なくとも第1の距離または第2の距離に関する距離情報に応じて小焦点放射線源の放射条件を制御する放射線画像撮影装置であり、
また被写体に放射線を照射する小焦点放射線源と、被写体を保持する保持部材と、被写体を透過した放射線に基づく放射線画像情報を読み取る読み取り手段と、放射線画像情報を表示する画像表示手段または放射線画像情報を出力する画像出力手段とを有し、放射線画像撮影時の画像拡大率から変更して放射線画像情報を画像表示手段により表示または画像出力手段により出力を行う制御手段を有する放射線画像撮影装置である。
通常撮影とは、被写体をX線画像検出器に密着して、場合によりグリッドを介して撮影することであり、通常撮影画像とは、通常撮影により得られた画像のことである。
また、位相コントラスト画像を直接デジタル画像として得ることができる位相コントラスト画像撮影装置は、通常撮影(通常行われている一般の撮影)とともに、位相コントラスト画像の撮影も可能な装置である。
図5(a)の実施の形態は、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15に近付く側に位置し、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ鉛直方向の略直線L1上に位置し、鉛直方向から撮影することができる。
図5(b)の実施の形態は、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15から離れる側に位置し、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ斜め方向の略直線L1上に位置し、斜め方向から撮影することができる。
この実施の形態では、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15から離れる側に位置しているが、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15に近付く側に位置して、被写体15の乳房の左右の斜め方向から撮影するようにしてもよい。
このように、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上に位置することで、位相コントラスト拡大撮影で、被写体15に放射線が当たることを軽減し、かつ画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。画像欠損領域とは、X線源から照射され被写体15を透過した放射線が検出器方向にきていながら、放射線画像検出器50、詳しくは放射線検出器内の実際に放射線を検出する部分が存在しないために、被写体情報を持つ放射線を検出できない領域を示す。
図6はマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第2の実施の形態を示す。この実施の形態の放射線画像撮影装置は、図5の実施の形態と同じ符号を付したものは同様に構成されるが、この実施の形態では、移動手段100を備える。この移動手段100は、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上に位置するように、被写体保持部材18と、放射線画像検出器50とを移動する。この移動手段100は、被写体保持部材18と、放射線画像検出器50を例えばガイドレール等によって矢印方向に移動可能に構成し、移動の駆動源はモータでもよく、あるいは手動で移動できるようにしてもよく、特に限定されない。
被写体15の乳房の大きさや撮影方向等に応じて被写体保持部材18のみを移動し、または放射線画像検出器50のみを移動してもよいし、被写体保持部材18と放射線画像検出器50とを同時に移動してもよい。
図6(a)の実施の形態は、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15に近付く側に位置し、図5(a)の実施の形態と同様に鉛直方向から撮影することができる。図6(b)の実施の形態は、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15から離れる側に位置し、図5(b)の実施の形態と同様に斜め方向から撮影することができる。
このように、被写体保持部材18と、放射線画像検出器50とを移動して放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上に位置させることで、位相コントラスト拡大撮影で、被写体15に放射線が当たることを軽減し、かつ画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
図7はマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第3の実施の形態を示す。この実施の形態の放射線画像撮影装置は、図5の実施の形態と同じ符号を付したものは同様に構成されるが、この実施の形態では、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上より被写体側に位置する。
図7(a)の実施の形態は、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15に近付く側に位置し、図5(a)の実施の形態と同様に鉛直方向から撮影することができる。図7(b)の実施の形態は、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15から離れる側に位置し、図5(b)の実施の形態と同様に斜め方向から撮影することができる。
このように、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上より被写体側に位置することで、位相コントラスト拡大撮影で、被写体15に放射線が当たることを軽減し、かつ画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
この実施の形態の放射線画像検出器50は、図8の第4の実施の形態に示すように、放射線画像検出する輝尽性蛍光体50bを有し、この輝尽性蛍光体端面50b1が略直線L1上に位置し、輝尽性蛍光体50bに画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
また、この実施の形態の放射線画像検出器50は、図9の第5の実施の形態に示すように、放射線画像検出する輝尽性蛍光体50bを有し、この輝尽性蛍光体端面50b1が略直線L1上より2mm以上被写体側に位置し、輝尽性蛍光体端面50b1が被写体側に位置することで、輝尽性蛍光体50bに画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
図10はマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第6の実施の形態を示す。この実施の形態の放射線画像撮影装置は、図5の実施の形態と同じ符号を付したものは同様に構成されるが、この実施の形態では、移動手段101を備える。この移動手段101は、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上より被写体側に位置するように、被写体保持部材18と、放射線画像検出器50とを移動する。
この移動手段101は、被写体保持部材18と、放射線画像検出器50を例えばガイドレール等によって矢印方向に移動可能に構成し、移動の駆動源はモータでもよく、あるいは手動で移動できるようにしてもよく、特に限定されない。 被写体15の乳房の大きさや撮影方向等に応じて被写体保持部材18のみを移動し、または放射線画像検出器50のみを移動してもよいし、被写体保持部材18と放射線画像検出器50とを同時に移動してもよい。
図10(a)の実施の形態は、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15に近付く側に位置し、図5(a)の実施の形態と同様に鉛直方向から撮影することができる。図10(b)の実施の形態は、小焦点放射線源11の焦点11aが被写体15から離れる側に位置し、図5(b)の実施の形態と同様に斜め方向から撮影することができる。
このように、被写体保持部材18と放射線画像検出器50とを移動し、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上より被写体側に位置することで、位相コントラスト拡大撮影で、被写体15に放射線が当たることを軽減し、かつ画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
図11はマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第7の実施の形態を示す。この実施の形態の放射線画像撮影装置は、図5の実施の形態と同じ符号を付したものは同様に構成されるが、この実施の形態では、第1移動手段110と、第2移動手段111と、制御手段112とを備える。制御手段112は、図1及び図4のコントロール装置12で構成される。
第1移動手段110は、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上になるように被写体保持部材18と、放射線画像検出器50とを移動する。この第1移動手段110の被写体保持部材18と、放射線画像検出器50の移動は、図6の実施の形態と同様に行なわれる。
第2移動手段111は、放射線画像検出器50の端面50aが、小焦点放射線源11の焦点11aと、被写体保持部材18上の被写体胸壁面15aとを結ぶ略直線L1上より被写体側になるように被写体保持部材18と、放射線画像検出器50とを移動する。この第2移動手段111の被写体保持部材18と、放射線画像検出器50の移動は、図10の実施の形態と同様に行なわれる。
制御手段112は、被写体や撮影方向等によって第1移動手段110と第2移動手段111とを切り替える。撮影方向は、垂直方向と垂直方向以外の方向によって切り替える。
このように、被写体や撮影方向等によって第1移動手段110と第2移動手段111とを切り替えることで、被写体15の患者が無理な姿勢をすることなく撮影でき、かつ画像欠損領域が生じることなく乳房画像を得ることができる。
図12はマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第8の実施の形態を示す。この実施の形態の放射線画像撮影装置は、図5の実施の形態と同じ符号を付したものは同様に構成されるが、この実施の形態では、距離変更手段120と、被写体乳房検出手段121と、制御手段122とを備える。制御手段122は、図1及び図4のコントロール装置12で構成される。
この距離変更手段120は、小焦点放射線源11と被写体保持部材18との間の第1の距離R1または被写体保持部材18と放射線画像検出器50との間の第2の距離R2を変更する。この距離変更手段120は、図1及び図4において説明したように、被写体保持部材18を可動とし、さらに放射線画像検出器50を可動とし、小焦点放射線源11と被写体保持部材18(被写体15との接触位置)との間の第1の距離R1と、被写体保持部材18(被写体15との接触位置)と放射線画像検出器50との間の第2の距離R2を自在に調整できるようにする。この距離変更手段120は、被写体保持部材18、放射線画像検出器50を支軸上にスライド可能に配設する等の方式をとることで達成可能である。
被写体乳房検出手段121は、被写体乳房の大きさを検出する。この被写体乳房検出手段121として、例えばCCDカメラを用い、乳房の撮像から被写体乳房の大きさを検出することができる。
制御手段122は、被写体乳房検出手段121からの被写体乳房の大きさの検出情報に基づき、被写体乳房の所定領域以上を放射線画像検出器50で検出するように距離変更手段120を制御する。
このように、被写体乳房の大きさを検出し、被写体乳房の所定領域以上を放射線画像検出器で検出するように撮影距離を変更することで、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができ、好ましくは、被写体乳房の80%領域以上を放射線画像検出器50で検出するように変更する。
この実施の形態の放射線画像検出器50は、図13に示すように、照射領域を示す目印130を有し、制御手段122は、第1の距離R1または第2の距離R2により照射領域を判定し、この判定照射領域に放射線画像検出器50の目印130が一致するように距離変更手段120を制御する。このように、照射領域を判定し、この判定照射領域に放射線画像検出器50の目印130が自動的に一致するように制御することで、簡単かつ確実に画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
図14はマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第9の実施の形態を示す。この実施の形態の放射線画像撮影装置は、図5の実施の形態と同じ符号を付したものは同様に構成されるが、この実施の形態では、被写体15の被験者が寝ることが可能な寝台200を有し、被験者が俯せに寝た状態で乳房撮影が可能である。
被写体15の被験者が横たわる寝台200の中央付近に被験者の乳房を出す開口部201を設け、乳房をこの開口部201から出した状態にする。寝台200は被験者が横たわるので、横幅は0.5m以上2m以下、縦サイズは2mから6m程度が好ましい。また、寝台200は被験者の肌が直接に接するので、繊維状の敷物やタオルなど、肌に柔らかい感触を与え、且つ被験者ごとに交換可能であることが好ましい。乳房を出す開口部201は乳房のみならず胸の筋肉も押し出すことができるような大きさと形が必要である。すなわち直径15cm以上で、開口部201の周辺は体の形にあわせた形状で、できるだけ乳房全体が開口部201からでるようにすることが好ましい。開口部201の回りは被験者に苦痛を与えないように柔らかい素材などを使うことが好ましい。
この発明のマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置では、放射線画像検出器50が、 図15に示すように、薄い箱形で平面視四角形で25×32cm以上の大型カセッテである。この実施の形態では、横が30cm、縦が36cmとしているが、これに限定されず、平面視四角形で25×32cm以上の大型カセッテを用いることで、位相コントラスト拡大撮影で、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
また、この発明のマンモグラフィ用の放射線画像撮影装置では、放射線画像検出器50が、図16に示すように、画像検出領域50cを有し、被写体胸壁の画像欠損領域50dが2mm以下の大型カセッテである。このように、被写体胸壁の画像欠損領域が2mm以下の大型カセッテを用いることで、位相コントラスト拡大撮影で、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
この図15及び図16に示す大型カセッテは、輝尽性蛍光体プレートを有し、輝尽性蛍光体プレートを用い、位相コントラスト拡大撮影で、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
また、大型カセッテの別の実施の形態として、フラットパネルディテクタを有し、フラットパネルディテクタを用い、位相コントラスト拡大撮影で、画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
このように、画像欠損領域とは、カセッテ端面と画像検出行なう輝尽性蛍光体プレートまたはフラットパネルディテクタが存在するところまでの間、胸壁側の輝尽性蛍光体プレートまたはフラットパネルディテクタが存在しない領域である。
次に、大型カセッテの実施の形態例を説明する。最初に、大型カセッテの一実施の形態例の封止蛍光体プレートの断面図である図17及び図18に示す封止蛍光体プレートの平板への貼り付けを説明する。
図17に示すように、輝尽性蛍光体プレート301は支持体303と、支持体303上に塗布された輝尽性蛍光体層305とからなっている。輝尽性蛍光体プレート301は防湿性のフィルム311により封止された封止蛍光体プレート313となっている。
この実施の形態例では、図17及び図18に示すように、二つ折りされたフィルム311内に輝尽性蛍光体プレート301を設け、折り返し辺311a以外の三辺311b,311c,311dがシールされた折り返し封止構造により封止している。
そして、図18に示すように、封止蛍光体プレート313は、フィルム311の折り返し辺311aと、平板321の一辺とが略一致するように平板321上に両面テープ323を用いて貼付されている。
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)輝尽性蛍光体プレート301は二つ折りされたフィルム311内に設けられ、折り返し辺311a以外の三辺がシールされた折り返し封止構造により封止されたことにより、折り返し辺311aの封止ミミ幅L(図17参照)を狭くでき、画像欠損領域を小さくすることができる。
(2)フィルム311の折り返し辺311aは、平板321内で平板321の一辺の近傍に沿って貼付されたことにより、画像欠損領域L′(図17参照)を小さくすることができる。
この実施の形態例のようにして、画像欠損領域を図16に示すように2mm以下に構成される。
次に、封止蛍光体プレート313の製造方法を示す図19乃至図21を用いて説明する。
一枚の防湿性フィルム311を折り返し、折り返し辺311aを指でしごいて折り目をつける。フィルム311の折り返し辺311aと直交する辺311c,311dをインパルスシーラーを用いてヒートシールし、開口を有する袋状フィルム(三方袋)とする。袋状フィルムの開口から断裁済みの輝尽性蛍光体プレート301を挿入し(図19(a))、折り返し辺311aに輝尽性蛍光体プレート101を押し付ける(図19(b))。
折り返し辺311aを含む輝尽性蛍光体プレート301部分に重量のある透明板(厚さ7.5mmのガラス板)を載せ、輝尽性蛍光体プレート301が折り返し辺311aから離れる方向に移動していないことを確認したうえで、真空チャンバー内で脱気しながら開口部分のシールを行う(図19(c))。そして、折り返し辺311aを含む四辺311a〜311dに対して、輝尽性蛍光体プレート301の近傍で再度ヒートシールを行う。
このヒートシールを行うヒートシーラー351は、図20(a)に示すように、ベース353側にヒータ355が設けられ、被シール部材を押圧する押さえ部材357は、軟質ゴムからなっている。よって、封止蛍光体プレート313は、輝尽性蛍光体層305の反対側から加熱、即ち、支持体303側からヒータ355によって加熱されるようになる。
更に、封止蛍光体プレート313は、ヒータ355のエッジが輝尽性蛍光体プレート301の内部方向に1.0mm踏み込むような位置関係になるように設置される(図20(a))。
押さえ部材357を封止蛍光体プレート313へ押し付け、ヒートシールを行う(図20(b))。
折り返し辺311a以外の三辺311b,311c,311dは、輝尽性蛍光体プレート301のエッジから2.9mmの位置でフィルム311の余白部の断裁を行う。
マトリクス(凹凸)構造の両面テープ323を用いて、厚さ1.5mmのカーボン繊維を積層した平板321に封止蛍光体プレート313を貼付する。この時、フィルム311の折り返し辺311aは、平板321内で平板321の一辺(マンモグラフィー撮影の場合は、被検体の胸壁と当接する辺)の近傍に沿って貼付される。
ニップ圧2.0kg/cm、ショア硬度30°の一対のニップローラ間に折り返し辺311a側を先頭にして、平板321に貼付された封止蛍光体プレート313を通し、折り返し辺311a側から順次圧着する。ここで、封止蛍光体プレート313の製造装置および両面テープ323を図22及び図23を用いて説明する。
図22において、410は剛性のない封止蛍光体プレート313が載置される第1のベースである。この第1のベース410の封止蛍光体プレート313の載置面には、載置される封止蛍光体プレート313の折り返し辺311aが当接して、封止蛍光体プレート313の位置決めを行なう突き当て部414が設けられている。
更に、第1のベースには、封止蛍光体プレート313の平面を保持する平面保持手段416が設けられている。この平面保持手段416は、第1のベース410の封止蛍光体プレート313の載置面410aに略同じ密度で開設された小穴418と、これらの小穴418に接続された吸引ポンプ420とよりなっている。
430は第1のベース410と平行な位置に配設され、第1のベース410の封止蛍光体プレート313の載置面410aと対向する面430aに平板321が載置される第2のベースである。
この第2のベース430の平板載置面430aには、載置される平板321の位置決めを行なう突き当て部434が設けられている。この実施例の装置では、平板321の一辺(マンモグラフィー撮影の場合は、胸壁辺)に対して封止蛍光体プレート313の折り返し辺311aがぎりぎりの位置関係となるように、即ち、フィルム311の折り返し辺311aと、平板321の一辺とが略一致するように、第1のベース410の突き当て部414と第2のベース430の突き当て部434とが設けられている。
第1のベース410の封止蛍光体プレート載置面410a上には、載置面410aに対して直交する方向に延びるガイド棒440が立設されている。一方、第2のベース430にはガイド棒440が遊嵌する穴436が設けられ、第2のベース430は、ガイド棒440に案内され、第1のベース410に対して平行状態を保持した状態で接近/離反可能となっている。
更に、中間部がガイド棒440に巻回され、一方の端部が第1のベース410に、他方の端部が第2のベース430にそれぞれ係合するスプリング442の付勢力により、第2のベース430は第1のベースより離れる方向に付勢され、スプリング442の自然状態では、第2のベース430は第1のベース410に対して間隔をもって位置している。
上記構成の蛍光体プレート貼り付け装置を用いて、封止蛍光体プレート313を平板321へ貼り付ける方法を説明する。
(1)第1のベース410の突き当て部414に封止蛍光体プレート313を突き当てて位置決めを行ない、封止蛍光体プレート313を第1のベースの載置面410a上に載置する。
(2)第2のベース430の突き当て部434に平板321を突き当てて位置決めを行ない、平板321を第2のベース430の載置面430a上に載置する。(3)第1のベース410に載置された封止蛍光体プレート313の第2のベース430に載置された平板321の対向面313a、第2のベース430に載置された平板321の第1のベース410に載置された封止蛍光体プレート313の対向面321aのうち、少なくとも一方の対向面、この実施例では、平板321に両面テープ323を貼り付ける。尚、両面テープ323の代わりに接着剤を用いてもよい。
この実施例で用いた両面テープ323は、図23(a)に示すように、基材323aと、基材323aの両面に形成された接着剤層323b,323cとからなっている。
又、接着剤層323b,323cは、図23(b)に示すように、角柱状の凸部323dが規則的に形成され、高低差のある接着剤層となっている。
(4)第2のベース430をスプリング442の付勢力に抗して下方へ移動させ、封止蛍光体プレート313と平板321とを貼り付ける。
上記製造方法によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)フィルムとして、酸化アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム等の無機蒸着フィルムを用いた場合は、折り返し部分の無機蒸着層に、又、防湿性の高いポリマーフィルムを用いた場合には、折り返し部分のポリマーフィルムそれ自体に、折り返すことによって微小な亀裂が生じるが、折り返し部分を熱シールすることにより、微小な亀裂部分が溶融封止され、水蒸気の侵入を防止できる。
(2)熱シールは、輝尽性蛍光体層305と反対側の面から熱を加えることにより、輝尽性蛍光体層305への熱伝播を防ぐことができる。
(3)脱気し、折り返し辺311aと対向する一辺311bをシールする際に、輝尽性蛍光体プレート301を板で押さえることにより、折り返し辺311aに突き当てられた輝尽性蛍光体プレート301が移動するのを防止できる。
(4)板を透明とすることで、板を押さえつける場合に、輝尽性蛍光体プレート301の微小な移動も容易に視認できる。
(5)折り返し辺311aを位置基準として、平板321へ貼付することにより、貼り付け位置が各種公差(ミミ幅断裁寸法公差,輝尽性蛍光体プレート断裁寸法公差)の影響を受けにくくなる。
(6)折り返し辺311aから順次圧着することにより、圧着時の封止蛍光体プレートや平板の伸縮による貼り付け位置への影響を受けにくくなる。
この発明は、放射線画像撮影装置に関し、詳しくは、小焦点放射線源を用い、位相コントラストによるエッジ強調によって被写体の境界コントラストが高く、鮮鋭性に優れる放射線画像を得ることができる放射線画像撮影装置に適用でき、位相コントラスト拡大撮影で、被写体に放射線が当たることを軽減し、かつ画像欠損領域が生じることがなく乳房画像を得ることができる。
放射線画像撮影装置の全体構成図である。 半影のボケが生じることを説明する図である。 X線が物体を通過するときに屈折して物体の境界内側のX線密度が疎になり、さらに被写体の外側は被写体を通過しないX線と重なることからX線密度が上昇することを説明する図である。 X線画像撮影装置の制御手段としてのコントロール装置の構成を示している。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第1の実施の形態を示す図である。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第2の実施の形態を示す図である。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第3の実施の形態を示す図である。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第4の実施の形態を示す図である。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第5の実施の形態を示す図である。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第6の実施の形態を示す図である。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第7の実施の形態を示す図である。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第8の実施の形態を示す図である。 照射領域を示す目印を有する放射線画像検出器の平面図である。 マンモグラフィ用の放射線画像撮影装置の第9の実施の形態を示す図である。 大型カセッテの斜視図である。 画像検出領域を示す大型カセッテの斜視図である。 大型カセッテの封止蛍光体プレートの断面図である。 封止蛍光体プレートの平板への貼り付けを説明する図である。 封止蛍光体プレートの製造方法を示す図である。 封止蛍光体プレートの製造方法を示す図である。 封止蛍光体プレートの製造方法を示す図である。 封止蛍光体プレートの製造装置を示す図である。 両面テープを示す図である。
符号の説明
11 小焦点放射線源
11a X線管の焦点
12 X線源コントローラ
15 被写体
15a 被写体胸壁面
18 被写体保持部材
20 位置判別装置
50 放射線画像検出器
50a 放射線画像検出器50の端面
50b 輝尽性蛍光体
50b1 輝尽性蛍光体端面
60 コントロール装置
80 画像出力装置
90 画像表示装置
100,101 移動手段
110 第1移動手段
111 第2移動手段
112 制御手段
120 距離変更手段
121 被写体乳房検出手段
122 制御手段

Claims (8)

  1. 被写体に放射線を照射する小焦点放射線源と、前記被写体を保持する被写体保持部材と、前記被写体を透過した放射線に基づく放射線画像情報を読み取る放射線画像検出器とを有し、
    前記被写体保持部材に保持される被写体乳房の位相コントラスト乳房撮影を行なう放射線画像撮影装置において、
    前記小焦点放射線源と前記被写体保持部材との間の第1の距離または前記被写体保持部材と放射線画像検出器との間の第2の距離を変更する距離変更手段と、
    前記被写体乳房の大きさを検出する被写体乳房検出手段と、
    前記被写体乳房の所定領域以上を前記放射線画像検出器で検出するように前記距離変更手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記距離変更手段は、前記放射線画像検出器を移動させることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記距離変更手段は、前記被写体乳房の80%領域以上を前記放射線画像検出器で検出するように変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記放射線画像検出器は、照射領域を示す目印を有し、
    前記制御手段は、前記第1の距離または前記第2の距離により照射領域を判定し、この判定照射領域に前記放射線画像検出器の目印が一致するように距離変更手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記被写体の被験者が寝ることが可能な寝台を有し、
    前記被験者が寝た状態で乳房撮影が可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記放射線画像検出器の端面が、前記小焦点放射線源の焦点と、前記被写体保持部材上の被写体胸壁面とを結ぶ鉛直方向の略直線上に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記放射線画像検出器の端面が、前記小焦点放射線源の焦点と、前記被写体保持部材上の被写体胸壁面とを結ぶ斜め方向の略直線上に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記放射線画像検出器が、平面視四角形で25×32cm以上の大型カセッテであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。



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