JP2006092638A - 記録媒体、情報記録装置、および情報記録方法 - Google Patents

記録媒体、情報記録装置、および情報記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
光ディスクの高速記録において、逐次的に記録速度を変化させながら適切な形状のマークを記録することが可能な記録装置及び該記録装置で記録可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】
レーザー光を照射して記録媒体に情報を記録する情報記録方法において、記録媒体に記録された、第一の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第一の記録条件および第二の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第二の記録条件を読み出し、第三の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第三の記録条件を、前記第一の記録条件と前記第二の記録条件とから算出し、前記第三の記録条件を学習により補正し、前記第三の記録速度で記録するとき、前記補正された第三の記録条件で前記記録媒体に情報を記録することを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、記録媒体、情報記録装置、および情報記録方法に関する。
DVD-RAM、DVD-RW等の書き換え可能な光ディスク、DVD-R等の追記可能な光ディスクでは、ディスクの記録面上にレーザー光を照射して記録マークを記録面に形成することで情報を記録する。この記録マークを形成する際には、最適な記録マークを形成させるためにレーザーパルスの照射パワーを変化させており、この変化に基づくレーザーパルスの波形を記録ストラテジと呼んでいる。記録ストラテジには、CD-R、DVD-R等で採用されている矩形状の記録パルス、CD-RW、DVD-RW、DVD-RAM等で採用されているくし型の記録パルス、DVD系光ディスクの高倍速記録で採用されているキャッスル型(ノンマルチ型)の記録パルス等がある。
図1は、DVD-RAMで採用されているノンマルチ型の記録ストラテジの模式図で、6Tマーク(Tは記録クロック周期)記録時のものである。図1に示すように、DVD-RAMの記録ストラテジはTSFP、TEFP、TFPで定義される先頭パルス(First Pulse)、TSLP、TELP、TLPで定義される後端パルス(Last Pulse)、およびその中間部分から構成されている。レーザーパワーレベルには2値および3値のものがあるが、ここでは簡単化のためにPw、Peの2値のものを示している。
先頭パルスの前エッジの時間位置を決める値であるTSFP、後端パルスの後ろエッジの時間位置を決めるTELPの最適な値は記録マーク長さ・その前後のスペース長さにより変化する。マークを記録する際のレーザー光による熱蓄積および熱拡散の影響が記録マークの長さ、およびその前後のスペースの長さによって異なるためである。
図2に、TSFP、TELPを調整するテーブル(シフトテーブル)の一例を示す。TSFPテーブルの縦方向の3T、4T、5T、6T≧(6T以上)は、記録マーク直前のスペース長、横方向の3T、4T、5T、6T≧(6T以上)は記録マーク長を表しており、同様に、TELPテーブルの縦方向の3T、4T、5T、6T≧(6T以上)は、記録マーク直後のスペース長を、横方向の3T、4T、5T、6T≧(6T以上)は記録マーク長を表している。
以上説明した図1に記載したTSFPなどの記録波形のエッジタイミングを決める値とPw、Pmのように記録パワーを決める値、および図2に記載したシフトテーブルの各値等を合わせて記録パラメータ群と呼ぶ。これらの記録パラメータ群は、記録パラメータ群として最適な値が記録媒体ごとに予め記録されており、例えば、DVD-RAMでは内周のLead in area に設けられたControl Data Zone 内部のPhysical format information (PFI)エリアに記録されている。記録パラメータ群の最適値が、記録媒体の組成、材料等により異なるためである。
即ち、記録マークを記録する場合には、図1に記載したTSFPなどの記録波形のエッジタイミングを決める値とPw、Pmのように記録パワーを決める値、および図2に記載したシフトテーブルの各値等の記録パラメータ群を記録媒体から読み出し、この読み出された記録パラメータ群を用いてレーザーパルスを制御することで、最適な記録マークを形成するようにしている。
上記の技術は特開2003−85753号公報、特開2002−260226号公報に記載されている。
特開2003−85753号公報 特開2002−260226号公報
しかしながら、従来技術においては、ディスクへの記録速度の変化に合わせて記録パラメータを調整することは記載されていない。
特に、ディスクの回転角速度を一定に制御するCAV(Constant Angular Velocity)方式では、内周から外周に向かって線速度が逐次変化していくため半径位置の変化に応じて最適な記録パラメータを求める必要があるが、従来技術においてはこの問題に対する有効な解決手法が記載されていない。
即ち、従来技術においては、最内周における記録パラメータ、最外周における記録パラメータのみが記録媒体に記録されており、この記録パラメータを読み出して記録を行っているため、その中間における記録パラメータを適切に調整することは困難である。また、中間における記録パラメータを、最内周における記録パラメータおよび最外周における記録パラメータから線形補間により導出する手法が提案されているが、線形補間により必ずしも適切な記録パラメータを導出できるわけではないため、ジッタ悪化によるエラーの増加、ひいては記録品質の劣化が発生する可能性が高くその記録品質の向上が望まれているところである。
以上の点を、記録媒体として4.7GB DVD-RAMの16倍速CAV記録を保証する媒体(以下、「DVD-RAM16x媒体」という)を例として説明する。このDVD-RAM16x媒体においては、最外周での記録速度16x(以下、N倍速記録を「Nx記録」という)、最内周での記録速度6.8xにおける記録パラメータは記録媒体に記録されることになるものの、その中間倍速における適切な記録パラメータが記録されていないため、中間倍速の記録パラメータを適切に調整することは困難である。また、最外周での記録速度16xにおける記録パラメータ、最内周での記録速度6.8xにおける記録パラメータから線形補間により中間倍速における記録パラメータを導出する手法を用いたとしても、線形補間により必ずしも適切な記録パラメータを導出できるわけではないため、ジッタ悪化によるエラーの増加、ひいては記録品質の劣化が発生する可能性がある。
そこで、本発明は、記録速度の変化に関わらず信頼性の高い記録媒体、情報記録装置、および情報記録方法を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明は、レーザー光を照射して記録媒体に情報を記録する情報記録方法において、記録媒体に記録された、第一の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第一の記録条件および第二の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第二の記録条件を読み出し、第三の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第三の記録条件を、前記第一の記録条件と前記第二の記録条件とから算出した記録条件をもとに学習により補正することにより算出し、前記第三の記録速度で記録するとき、前記第三の記録条件で前記記録媒体に情報を記録することを特徴とする。
また、本発明は、レーザー光を照射して記録媒体に情報を記録する情報記録方法において、第一の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第一の記録条件、第二の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第二の記録条件および第三の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第三の記録条件を記録媒体から読み出し、前記第一の記録条件および前記第二の記録条件を学習により補正し、前記第三の記録条件を、前記第一の記録条件および前記第二の記録条件の学習結果を用いて補正することを特徴とする。
また、本発明は、レーザー光を照射して記録層にマークを形成することにより情報の記録を行う記録媒体に情報を記録する情報記録方法であって、第一の記録速度におけるパラメータである第一の提供パラメータと、第一の記録速度と異なる第二の記録速度におけるパラメータである第二の提供パラメータと、第一、第二の記録速度とは異なる第三の記録速度におけるパラメータである第三の提供パラメータとを記録媒体から読み出し、前記記録媒体から読み出された第一の提供パラメータから第一の記録速度における第一の記録パラメータを算出し、また、第二の提供パラメータから第二の記録速度における第二の記録パラメータを算出し、前記第一の記録パラメータと前記第一提供パラメータとの差を第一差分、前記第二の記録パラメータと前記第二提供パラメータとの差を第二差分とし、前記第一差分および第二差分から第三差分を算出し、前記第三の提供パラメータに前記第三差分を加算または減算することにより第三の記録パラメータ算出し、第三の記録速度で前記記録媒体に情報を記録するときは、前記第三の記録パラメータを用いて記録することを特徴とする。
また、本発明は、前記第三提供パラメータにより生成されるレーザー光のパルスは、先頭パルスに相当する部分の時間幅をTfp、レーザー光のパルスの立ち上がり時間をTr、レーザー光のパルスの立ち下がり時間をTfとするとき、Tfpと(Tr+Tf)/2とが略一致することを特徴とする。
また、本発明は、前記第三提供パラメータにより生成されるレーザー光のパルスは、後端パルスに相当する部分の時間幅をTlp、レーザー光のパルスの立ち上がり時間をTr、レーザー光のパルスの立ち下がり時間をTfとするとき、Tlpと(Tr+Tf)/2とが略一致することを特徴とする。
また、本発明は、前記第三提供パラメータにより生成されるレーザー光のパルスは、繰り返しパルスの時間幅をTmp、レーザー光のパルスの立ち上がり時間をTr、レーザー光のパルスの立ち下がり時間をTfとするとき、Tmpと(Tr+Tf)/2とが略一致することを特徴とする。
また、本発明は、レーザー光を照射して情報の記録を行う記録媒体において、第一の記録速度におけるパラメータである第一提供パラメータと、第一の記録速度と異なる第二の記録速度におけるパラメータである第二提供パラメータと、第一、第二の記録速度とは異なる第三の記録速度におけるパラメータである第三提供パラメータとが記録されており、また、第三の記録速度における記録パラメータと前記第三提供パラメータとの差分が記載されていることを特徴とする。
また、本発明は、レーザー光を照射して情報の記録を行う記録媒体において、第一の記録速度におけるパラメータである第一提供パラメータと、第一の記録速度と異なる第二の記録速度におけるパラメータである第二提供パラメータと、第一、第二の記録速度とは異なる第三の記録速度におけるパラメータである第三提供パラメータと、第一、第二、第三の記録速度とは異なる第四の記録速度におけるパラメータである第四提供パラメータが記録されていることを特徴とする。
また、本発明は、レーザー光を照射して情報の記録を行う記録媒体において、パルスの立ち上がり、立ち上がりの1/2の時間幅で規定される先頭パルス、若しくは先頭パルスに相当する部分の時間幅Tfp、後端パルス、もしくは後端パルスに相当する部分の時間幅Tlp、繰り返しパルスの時間幅Tmpが記録されており、記録波形の立ち上がり時間の最大値をTrm,記録波形の立ち下がり時間の最大値をTfmとしたときに、
Tfp≦(Trm+Tfm)/2
Tlp≦(Trm+Tfm)/2
Tmp≦(Trm+Tfm)/2
であることを特徴とする。
また、本発明における記録媒体は、Trmp=Tfm=1.5nsであることを特徴とする。
また、本発明は、レーザー光を照射して記録媒体に情報を記録する情報記録装置において、第一の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第一の記録条件および第二の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第二の記録条件を記録媒体から読み出す手段と、第三の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第三の記録条件を、前記第一の記録条件と前記第二の記録条件とから算出した記録条件をもとに学習により補正することにより算出する手段と、前記第三の記録速度で記録するとき、前記補正された第三の記録条件で前記記録媒体に情報を記録する手段と、と備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録速度の変化に関わらず信頼性の高い情報記録媒体、情報記録装置、および情報記録方法を提供することが可能になる。
まず、本発明における実施例の概要を従来技術との対比させながら説明する。
ここでは、記録媒体として先に説明したDVD-RAM16x媒体を考える。先に述べたように、CAV記録時の最外周での記録速度は16x、最内周の記録速度は6.8xとなるため、内周6.8xから外周16xまで記録速度が変化する場合、それに伴って記録パラメータを変化させることが必要になる。そのため、従来技術においては、中間倍速の記録パラメータを内周6.8xの記録パラメータおよび外周16xの記録パラメータをもとに線形補間することにより導出している。即ち、理想的にはすべての倍速において記録波形が相似形となることを前提としている。
しかし、記録パルスの立ち上がり、立ち下がりはそれぞれ数ns程度の立ち上がり、立ち下がり時間に支配され、これらは記録速度には依存しない。そのため、例えば図1の先頭パルス、および後端パルスの時間幅は、記録速度が速くなるにつれて短くなり、高速記録時に先頭パルス、および後端パルスの時間幅が記録パルスの立ち上がり、立ち下がり時間の和より短ければ、先頭パルス、後端パルスは所定のパワー、図1の場合はPwまで出力されない。
例えば、記録波形の消去レベル(図1のPe)から記録レベル(図1のPw)までの立ち上がり、立ち下がり時間をそれぞれ1.4nsの光ディスクドライブにおいて、内周6倍速、外周15倍でCAV方式によるDVD-RAM記録を行うことを考える。このDVD-RAMにおける記録ストラテジの後端パルス幅が1.0Twになったとすると、パルスの立ち上がり、立ち下がり時間の和2.8nsは12倍速での後端パルス幅(=2.86ns)とほぼ等しくなる。このため、内周6倍速から途中半径の12倍速までと、12倍速から外周15倍速まででは、Tw(=記録クロック幅)で正規化したTSLP、TELPの感度が異なり、内周6倍速と外周15倍速の記録パラメータのみからの線形補間では、途中倍速における最適な記録パラメータが得られず記録品質が劣化する要因となる。
これを解決するための手法を、以下説明する。
以下、書き換え可能な相変化媒体の1種であるDVD-RAMの場合を用いて本発明の第1の実施例を説明する。
図3に光ディスク記録装置の一例を示す。同装置において記録媒体101へ情報を記録する際は、図示しないホストよりDSP(Digital Signal Processor)105へ転送された情報をDSP105においてたとえばNRZI信号等に変調する。この変調信号を記録媒体101に最適な記録ストラテジに当てはめて記録パルスを生成し、LDD(Laser Diode Driver)102を用いてLD(Laser Diode)101をパルス発光させてレーザー光を照射することにより媒体に情報を記録する。また、同様にレーザー光を照射し、この反射光を読み取ることで媒体に記録された情報を再生する。これらの動作はマイコン106により制御される。記録の際には、従来例にて説明した記録パラメータを記録媒体と記録装置の間で最適化する必要があり、例えば記録媒体101に記載されている媒体製造者より提供される記録パラメータを基に、媒体に記録を行って該記録領域を再生した際に、記録品質の指標となる再生波形のジッタ、もしくはエラー数が最小となるように記録パラメータを最適化する等の動作(以下、「記録パラメータ学習」という)が必要になる。この記録パラメータ学習は、ディスクのテスト領域に記録を行い、記録状況から記録パラメータを補正することにより行われる。より具体的には、記録媒体のテスト領域に記録を行い、このテスト領域への記録状況をもとに記録パラメータを補正する。また、複数の記録パラメータで記録媒体のテスト領域に書き込みを行い、この複数の記録条件の中から最適な記録パラメータを選択し、又はこの複数の記録条件を用いて補正を行う。これにより、再生波形のジッタ、もしくはエラー数を減少させ、記録品質を向上可能な記録パラメータに補正することができる。
図4にDVD-RAM16x媒体に対して6.8xと16xで記録パラメータを最適化し、間の倍速で線形補間を行った場合の6.8x、10x、12x、16xでの記録波形の一例を示す。エッジ情報を示すTSFP、TELPなどの値は6.8x、16xぞれぞれの倍速でTw(記録クロック周期)で正規化した値を基に線形補間をおこなう。この線形補間では、図4より6.8xに対して10xまでは記録波形の相似形が保たれているが、12x以降は波形の立ち上がり/立ち下がり特性のため、後端パルスが先頭パルスのパワーレベル401まで立ち上がっていない。この波形より、本光ディスク記録装置では、12xと10xの中間である11x付近の記録速度は記録パラメータの変局点にあたると考えられる。そのため、図5に示すように、以下の手順で中間速度の記録パラメータの補間を行う。図5において、黒丸はディスクに記録された記録パラメータであり、白丸は補正後の記録パラメータである(以下、図7、9、11において同様)。
1.媒体製造者から提供される6.8x、16xの記録パラメータ501、502より、本光ディスク記録装置に対する最適記録パラメータ503、504を記録パラメータ学習により求める。
2.503、504から線形補間により11xの記録パラメータ505を算出する。
3.記録パラメータ505を基に11xでの記録パラメータ学習を行って最適記録パラメータ506を求める。
4.503、504、506を用いて6.8x-11x、11x-16xでの折れ線補間により中間速の記録パラメータを補間する。
光ディスク記録装置における本実施例の処理のフローチャートを図6に示す。これにより、パルス幅が立ち上がり/立ち下がりに影響を受けずに記録波形の形が相似形で補完される領域(6.8x-11x)と、波形の立ち上がり/立ち下がりによりパルスのパワーに影響を受ける部分(11x-16x)を分けて線形補間でき、従来の2点からの線形補間と比較して精度の高い記録パラメータ補間を行うことができる。
次に第一の実施例と同様にDVD-RAMを用いて本発明の第二の実施例を説明する。
通常第一の実施例に示したようなCAV記録をサポートする媒体の場合、媒体製造者からは最低記録速度(CAVの場合最内周記録速度)と最高記録速度(CAVの場合最外周記録速度)での記録パラメータが媒体に記載されて提供されるが、(1)上記2つの記録速度の中間速度でのCLV記録に対応、(2)媒体性能、および記録装置性能により上記最高速度までの記録性能が確保できない場合、等のため、上記2つの記録速度以外の中間速度における記録パラメータについても媒体製造者から媒体に記載されて提供されることが考えられる。
また、第一の実施例で述べた記録波形の変局点は、光ディスク記録装置の記録波形の立ち上がり/立ち下がり時間と記録波形のパルス幅、つまり記録ストラテジに依存する。このうち、記録波形のパルス幅については、媒体の規格により記録ストラテジが一意に決まることから、各媒体製造者から提供される値についても大幅な差はないと考えられる。
また、媒体製造者から提供される記録パラメータの決定の際に用いられる光ディスク記録装置は、その記録波形の立ち上がり/立ち下がり時間とも市場に投入される光ディスク記録装置の標準的な値のものが使用されることが考えられる。このことから、媒体製造者から提供される中間速度の記録パラメータは,上記変局点を反映した値になっていると考えられる。よって、媒体製造者から提供される中間速度の記録パラメータ、とくに変局点付近の速度の記録パラメータを用いて記録パラメータの折れ線補間を行う。
図7を用いて第一の実施例と同様にDVD-RAM16x媒体を用いた場合における、中間速度の記録パラメータの補間を行う具体的な処理の手順を以下に示す。本実施例において媒体製造者からは6.8x、12x、16xの記録パラメータが提供されているものとし、光ディスク記録装置は第一の実施例と同様に11xから12x付近に変局点を持つものとする。
1.媒体製造者から提供される6.8x、16xの記録パラメータ701、702より、本光ディスク記録装置に対する最適記録パラメータ703、704を記録パラメータ学習により求める。
2.701と703の差分705、702と704の差分706を用いて12xにおける差分707を線形補間により算出する。
3.媒体製造者から提供される12xの記録パラメータ708に上記707を加算して12xでの最適記録パラメータ709を算出する。
4.最適記録パラメータ703、704、709を用いて6.8x-12x、12x-16xでの折れ線補間により中間速の記録パラメータを補間する。
光ディスク記録装置における上記シーケンスのフローチャートを図8に示す。
本実施例によれば、従来例に示した特許文献と同様に最内周、最外周の2点における記録パラメータ学習のみで、記録波形の変局点を含む倍速で可変速記録を行う記録パラメータを精度良く求めることができる。これにより、第一の実施例と比較して記録パラメータ学習の処理を少なくでき、処理時間を短縮することができる。
次に第二の実施例と同様にDVD-RAM16x媒体およびそれを記録可能な光ディスク記録装置を用いて本発明の第三の実施例を説明する。本実施例において、記録ストラテジおよび光ディスク記録装置による記録波形の変局点は第二に実施例と同様とし、媒体製造者からは第二の実施例と同様に6.8x、12x、16xの記録パラメータが提供されているものとする。
図9を用いて、本実施例における中間速度の記録パラメータの補間を行う具体的な処理の手順を以下に示す。なお、本手順は媒体製造者によるパラメータ比率値αの提供手順と、光ディスク記録装置におけるαを用いた中間速度での記録パラメータの補間手順に分かれる。
<媒体製造者によるパラメータ比率値αの提供手順>
1.媒体製造者は、提供する6.8x、16xの記録パラメータ901、902から線形補間により求められる12xの補間記録パラメータ904と、別途提供する12xの記録パラメータ903との差分905を求める。
2.6.8xから16xにおける記録パラメータ901、902の変化量906に対する上記905のパラメータ比率値αを算出し、提供する各記録パラメータと同様にディスクに記載する。
<光ディスク記録装置における中間速度での記録パラメータの補間手順>
1.媒体製造者より提供される6.8x、16xの記録パラメータ901、902より、本光ディスク記録装置に対する最適記録パラメータ907、908を記録パラメータ学習により求める。
2.記録パラメータ907、908を用いて線形補間により12xでの記録パラメータ909を算出する。
3.6.8x、16xにおける最適記録パラメータ907、908の変化量910に記録媒体より読み取ったパラメータ比率値αをかけて、12xにおける最適記録パラメータ差分911を算出する。
4.記録パラメータ909に上記最適記録パラメータ差分911を加算し、12xにおける最適記録パラメータ912を算出する。
5.最適記録パラメータ907、908、912を用いて6.8x-12x、12x-16xでの折れ線補間により中間速の記録パラメータを補間する。
上記シーケンスのフローチャートを図10に示す。
本実施例によれば、本発明の第二の実施例と同様に最内周、最外周2点での記録パラメータ学習のみで、媒体製造者が求めた最適な記録パラメータの変化と同様のパラメータ変化を光ディスク記録装置において実現でき、記録波形の変局点を含む倍速で可変速記録を行う記録パラメータを精度良く求めることができる。さらに、変局点付近の倍速、本実施例においては12xにおける記録パラメータの変化比率αが媒体に記載されて提供されることにより、光ディスク記録装置での演算処理時間の短縮を図ることができる。
なお、上記実施例ではパラメータ比率値αは記録媒体に記載されて媒体製造者より提供されているが、αを光ディスク記録装置内部で算出しても同様の記録パラメータ精度を得ることができる。
次に第三の実施例と同様にDVD-RAM16x媒体およびそれを記録可能な光ディスク記録装置を用いて本発明の第四の実施例を説明する。本実施例におけるDVD-RAM16x媒体では、媒体製造者から前記変局点の倍速の低速側に2点、高速側に2点の4点の倍速における記録パラメータが提供される。これは、例えば低速側は、
1.最内周での倍速における記録パラメータ(本実施例では6.8x)
2.消費電力対策、およびコスト対策によるスペックダウン等に対応した低倍速CAV(CLV)記録を行う光ディスク記録装置に対応した記録パラメータ(本実施例では8x)
の提供等が考えられる。また、高速側では、
1.最外周での倍速における記録パラメータ(本実施例では16x)
2.媒体の機械特性および記録装置の性能等により記録速度を低下させて対応することが必要となる場合に対応した記録パラメータ(本実施例では12x)
の提供等が考えられる。
図11を用いて、本実施例における中間速度の記録パラメータの補間を行う具体的な処理の手順を以下に示す。
<媒体製造者によるパラメータ比率値α、βの提供手順>
1.媒体製造者は、提供する6.8x、16xの記録パラメータ1101、1102から線形補間により求められる8x、12xの補間記録パラメータ1105、1106と、別途提供する8x、12xの記録パラメータ1103、1104との差分1107、1108を求める。
2.6.8x、16xの記録パラメータ1101、1102の変化量1109に対する上記変化量1107、1108に対する上記差分1107、1108の比をα、βとして算出し、媒体製造者が提供する記録パラメータと同様にディスクに記載する。
<光ディスク記録装置における中間速度での記録パラメータの補間手順>
1.媒体製造者より提供される6.8x、16xの記録パラメータ1101、1102より、本光ディスク記録装置に対する最適記録パラメータ1110、1111を記録パラメータ学習により求める。
2.記録パラメータ1110、1111を用いて線形補間により8x、12xでの記録パラメータ1112、1113を算出する。
3.6.8x、16xにおける最適記録パラメータ1110、1111の変化量1114に記録媒体より読み取ったパラメータ比率値α、βをかけて、8x、12xにおける最適記録パラメータ差分1115、1116を算出する。
4.記録パラメータ1110、1111に上記最適記録パラメータ差分1115、1116を加算し、8x、12xにおける最適記録パラメータ1117、1118を算出する。
5.6x、8xにおける最適記録パラメータ1110、1117より得られる記録速度に対するパラメータ変化率K1と12x、16xにおける最適記録パラメータ1118、1111より得られる記録速度に対するパラメータ変化率K2より、記録パラメータの変局点の速度Axを求め、Axを折れ点とする記録パラメータの折れ線を用いて、中間速度における記録パラメータの補間を行う。
上記シーケンスのフローチャートを図12に示す。
本実施例によれば、本発明の第二、第三の実施例と比較して媒体製造者からの記録パラメータ提供の使用数が多い分、より細やかな補間が可能となる。さらに各記録パラメータに最適な変局点を設定できるため、より精度の高い記録パラメータ補間が可能となる。また、光ディスク記録装置での演算処理時間は、記録媒体に8x、12xでの記録パラメータの変化比率α、βを記載していることにより、第三の実施例とほぼ同等の処理時間とすることが可能である。
なお、上記実施例ではパラメータ比率値α、βは記録媒体に記載されて媒体製造者より提供されているが、αを光ディスク記録装置内部で算出しても同様の記録パラメータ精度を得ることができる。
次に本発明の第五の実施例について説明する。本実施例において記録波形の立ち上がり時間(これを以降Trとする)および立ち下がり時間(以降これをTfとする)は図13に示すように定義されるものとする。図1に示した記録パワーPwと消去パワーPeから成るライトストラテジを用いた場合、記録波形は図14に示す形となる。このとき先頭パルスの幅TFP、後端パルスの幅TLPを図14に示すように波形の立ち上がり、立ち下がりの1/2の時間幅で定義する。第一から第四の実施例と同様なDVD-RAM16x媒体を考えた場合、6.8x以上の領域では記録マークの形成はシュリンクよりも熱蓄積が支配的になり、各速度で単位時間あたりのレーザーパワーを等しくすることにより、ほぼ等しい品質のマークを記録することができる。6.8xおよび16xでの記録波形がともに図14に示す形をとる場合、線形補間により記録波形の相似性を保つことができ、各速度で単位時間あたりのレーザーパワーがほぼ等しくすることができる。しかし、例えば16xでの記録波形が図15に示すようにTFPの幅が短いために先頭パルスが立ち上がりきらない場合、線形補間による記録波形の相似性を保つことができず、6.8xから16xで均一な品質のマークが記録できなくなる。図15のような波形を回避して記録パラメータの線形補間を可能とするには、Tr、Tfの影響が最も大きくなる最高倍速、この場合は16xにおける記録パラメータTFPが以下の式を満足するように記録パラメータおよびライトストラテジを決定すればよい。
TFP ≧ (Tr+Tf)/2 ・・・ 式1
例えば、Tr、Tfについてはその最大値の推奨値を媒体の規格書等に記載し、媒体製造者から提供されるパラメータのTFPを上記推奨値に基づいて上記式1を満足するように設定する方法がある。
また、上記は他の記録パラメータ、例えばTLP,および先頭パルス幅を規定する(TEFP+1Tw−TSFP)、後端パルス幅を規定する(TELP+1Tw−TSLP)、(Twは記録クロック周期とする)についても、上記式1と同様に値を規定してもよい。
また、本実施例ではノンマルチパルスによるライトストラテジの例を示したが、マルチパルスにより記録の場合には、マルチパルスの幅を規定するTMPについても上記式1を用いて値を規定してもよい。
以上のように、本発明における実施例によれば、媒体を記録する光ディスク装置の記録波形の立ち上がり、立ち下がり時間の和が記録ストラテジの先頭パルス幅、後端パルス、もしくは繰り返しパルスよりも大きくなる倍速(これを以下変局面倍速とする)を跨いで変化する、CAV方式などの可変速記録において、該倍速付近で該光ディスク装置に対する最適記録パラメータを求めて、該倍速を折れ点とする折れ線補間を用いて媒体製造者からあらかじめ提供されて媒体に記載されている記録パラメータ以外の倍速のパラメータを算出することにより、前記可変速記録の各倍速での最適な記録パラメータを算出でき、高倍速での可変速記録における各倍速での記録品質を良好にすることができる。さらに、媒体製造者からあらかじめ提供されて媒体に記載されている記録パラメータのうち、該変局点倍速付近の記録パラメータを用いることにより、記録パラメータの該光ディスク装置に対する最適パラメータを求める回数を、従来の両端のみの最適パラメータを求める線形補間と同じ回数に抑えて、記録パラメータの折れ線補間による各倍速における最適化を実現することができ、媒体装着から記録可能になるまでの時間を従来から増加させることなく、高速記録における可変速記録の記録品質を良好にさせることができる。
なお、上記実施例はいずれもDVD-RAM媒体を用いて説明されているが、その他の媒体、例えばCD-R/RW、DVD-R/RW、およびBlu-Rayのような青色レーザを用いた光ディスク記録媒体についても
同様の効果を得ることができる。また、実施例ではCAV方式のディスクについて説明したが、CLV方式のディスクにも適用可能である。
4.7GB DVD-RAMの6Tマーク記録波形の模式図。 記録パラメータ制御テーブルの一例を示す図。 ドライブ構成の一例を示す図。 各倍速でのDVD-RAMの記録波形の一例を示す図。 第一の実施例における記録パラメータの補間方法を示す図。 光ディスク記録装置における第一の実施例のフローチャート。 第ニの実施例における記録パラメータの補間方法を示す図。 光ディスク記録装置における第ニの実施例のフローチャート。 第三の実施例における記録パラメータの補間方法を示す図。 光ディスク記録装置における第三の実施例のフローチャート。 第四の実施例における記録パラメータの補間方法を示す図。 光ディスク記録装置における第四の実施例のフローチャート。 記録波形のTr、Tfを示す図。 DVD-RAMの記録波形の一例を示す図。 DVD-RAMの記録波形の図15とは別の一例を示す図。
符号の説明
101…記録媒体、102…スピンドルモータ、103…RFフロントエンドIC、111…レーザーダイオード、112…レーザードライバ、113…対物レンズ、201…6T以上の長スペースに続く6T以上の長マーク記録時の先頭パルスパラメータ、202…6T以上の長マークに続く6T以上の長スペース記録時の後端パルスパラメータ。

Claims (15)

  1. レーザー光を照射して記録媒体に情報を記録する情報記録方法において、
    第一の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第一の記録条件および第二の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第二の記録条件を記録媒体から読み出し、
    第三の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第三の記録条件を、前記第一の記録条件と前記第二の記録条件とから算出した記録条件をもとに学習により補正することにより算出し、
    前記第三の記録速度で記録するとき、前記第三の記録条件で前記記録媒体に情報を記録することを特徴とする情報記録方法。
  2. 請求項1記載の情報記録方法において、
    前記第三の記録速度は、前記第一の記録速度よりも速い記録速度であり、また、前記第二の記録速度よりも遅い記録速度であることを特徴とする情報記録方法。
  3. 請求項1記載の情報記録方法において、
    記録媒体から読み出された第一の記録条件および第二の記録条件を学習により補正し、
    該補正された第一の記録条件と第二の記録条件とから第三の記録条件を算出することを特徴とする情報記録方法。
  4. 請求項1記載の情報記録方法において、
    前記第三の記録条件は、前記第一の記録条件と前記第二の記録条件とから線形補間により算出された記録条件で前記記録媒体のテスト領域に記録を行い、該テスト領域への記録状況をもとに補正されることを特徴とする情報記録方法。
  5. 請求項1記載の情報記録方法において、
    第三の記録条件は、前記第一の記録条件と前記第二の記録条件とから算出された記録条件をもとに複数の記録条件で前記記録媒体のテスト領域に書き込みを行い、該複数の記録条件の中から選択されることを特徴とする情報記録方法。
  6. レーザー光を照射して記録媒体に情報を記録する情報記録方法において、
    第一の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第一の記録条件、第二の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第二の記録条件および第三の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第三の記録条件を記録媒体から読み出し、
    前記第一の記録条件および前記第二の記録条件を学習により補正し、
    前記第三の記録条件を、前記第一の記録条件および前記第二の記録条件の学習結果を用いて補正することを特徴とする情報記録方法。
  7. レーザー光を照射して記録層にマークを形成することにより情報の記録を行う記録媒体に情報を記録する情報記録方法であって、
    第一の記録速度におけるパラメータである第一の提供パラメータと、第一の記録速度と異なる第二の記録速度におけるパラメータである第二の提供パラメータと、第一、第二の記録速度とは異なる第三の記録速度におけるパラメータである第三の提供パラメータとを記録媒体から読み出し、
    前記記録媒体から読み出された第一の提供パラメータから第一の記録速度における第一の記録パラメータを算出し、また、第二の提供パラメータから第二の記録速度における第二の記録パラメータを算出し、
    前記第一の記録パラメータと前記第一提供パラメータとの差を第一差分、前記第二の記録パラメータと前記第二提供パラメータとの差を第二差分とし、
    前記第一差分および第二差分から第三差分を算出し、
    前記第三の提供パラメータに前記第三差分を加算または減算することにより第三の記録パラメータ算出し、
    第三の記録速度で前記記録媒体に情報を記録するときは、前記第三の記録パラメータを用いて記録することを特徴とする情報記録方法。
  8. 請求項7記載の情報記録方法において、
    前記第三提供パラメータにより生成されるレーザー光のパルスは、先頭パルスに相当する部分の時間幅をTfp、レーザー光のパルスの立ち上がり時間をTr、レーザー光のパルスの立ち下がり時間をTfとするとき、Tfpと(Tr+Tf)/2とが略一致することを特徴とする情報記録方法。
  9. 請求項7記載の情報記録方法において、
    前記第三提供パラメータにより生成されるレーザー光のパルスは、後端パルスに相当する部分の時間幅をTlp、レーザー光のパルスの立ち上がり時間をTr、レーザー光のパルスの立ち下がり時間をTfとするとき、Tlpと(Tr+Tf)/2とが略一致することを特徴とする情報記録方法。
  10. 請求項7記載の情報記録方法において、
    前記第三提供パラメータにより生成されるレーザー光のパルスは、繰り返しパルスの時間幅をTmp、レーザー光のパルスの立ち上がり時間をTr、レーザー光のパルスの立ち下がり時間をTfとするとき、Tmpと(Tr+Tf)/2とが略一致することを特徴とする情報記録装置。
  11. レーザー光を照射して情報の記録を行う記録媒体において、
    第一の記録速度におけるパラメータである第一提供パラメータと、第一の記録速度と異なる第二の記録速度におけるパラメータである第二提供パラメータと、第一、第二の記録速度とは異なる第三の記録速度におけるパラメータである第三提供パラメータとが記録されており、また、第三の記録速度における記録パラメータと前記第三提供パラメータとの差分が記載されていることを特徴とする記録媒体。
  12. レーザー光を照射して情報の記録を行う記録媒体において、
    第一の記録速度におけるパラメータである第一提供パラメータと、第一の記録速度と異なる第二の記録速度におけるパラメータである第二提供パラメータと、第一、第二の記録速度とは異なる第三の記録速度におけるパラメータである第三提供パラメータと、第一、第二、第三の記録速度とは異なる第四の記録速度におけるパラメータである第四提供パラメータが記録されていることを特徴とする記録媒体。
  13. レーザー光を照射して情報の記録を行う記録媒体において、
    パルスの立ち上がり、立ち上がりの1/2の時間幅で規定される先頭パルス、若しくは先頭パルスに相当する部分の時間幅Tfp、後端パルス、もしくは後端パルスに相当する部分の時間幅Tlp、繰り返しパルスの時間幅Tmpが記録されており、
    記録波形の立ち上がり時間の最大値をTrm,記録波形の立ち下がり時間の最大値をTfmとしたときに、
    Tfp≦(Trm+Tfm)/2
    Tlp≦(Trm+Tfm)/2
    Tmp≦(Trm+Tfm)/2
    であることを特徴とする記録媒体。
  14. 請求項13記載の記録媒体において、
    Trmp=Tfm=1.5ns
    であることを特徴とする記録媒体。
  15. レーザー光を照射して記録媒体に情報を記録する情報記録装置において、
    第一の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第一の記録条件および第二の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第二の記録条件を記録媒体から読み出す手段と、
    第三の記録速度で前記記録媒体に記録するときの第三の記録条件を、前記第一の記録条件と前記第二の記録条件とから算出した記録条件をもとに学習により補正することにより算出する手段と、
    前記第三の記録速度で記録するとき、前記補正された第三の記録条件で前記記録媒体に情報を記録する手段と、
    と備えることを特徴とする情報記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011258308A (ja) * 2005-03-31 2011-12-22 Panasonic Corp 光ディスク記録装置、光ディスクへのデータ記録方法、半導体集積回路、及び光ディスク
JP2012069223A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Taiyo Yuden Co Ltd データ記録方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク
JP5437083B2 (ja) * 2008-02-15 2014-03-12 パナソニック株式会社 光ディスクの検査方法および光ディスク媒体

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