JP2006090331A - タービンノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズル翼の前縁で主流が衝突により発生する二次流れ渦をより一層低く抑えることにより翼効率の向上を図ったタービンノズルを提供する。
【解決手段】外周壁21と内周壁22とで環状の流路23を形成し、流路23内にノズル翼20を列状に配列したタービンノズルにおいて、上記ノズル翼20の前縁24からスロート25までを、上記外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれに、腹側26に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線に対して傾斜する直線状の基線A1,A2を設け、各基線A1,A2間を腹側26に向う湾曲状曲線の中間基線A3で接続する一方、上記ノズル翼20のスロート25から後縁27までを、上記外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれに背側28に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線に対して傾斜する直線状の基線A4,A5を設け、各基線A4,A5間を背側28に向う湾曲状曲線の中間基線A6で接続したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タービンノズルに係り、特にノズル翼の流路内に発生する二次流れ渦に伴う二次流れ損失を効果的に抑制し、翼効率の向上を図ったタービンノズルに関する。
近年、発電プラントにおいては、経済的な運転を行なうために発電効率の改善、特にタービン性能の向上を図ることが重要な課題になっている。
タービン性能の向上を図るにはタービン翼、特にタービンノズルに発生する諸損失を低減する必要がある。タービンノズルに発生する諸損失には、ノズル翼の流路内を通過する作動流体(以下主流と記す)がノズル翼の湾曲状曲面に沿って流れる際に発生する翼型損失、流路の境界層が遠心力により吹き上げられる吹上げ損失、主流が翼間流路を通過する際、主流に交差して翼から隣接翼に向って流れる二次流れに伴う二次流れ損失などがある。特に、翼高さが比較的低く、アスペクト比が小さいタービンノズルにおいていは、二次流れ損失が翼効率を改善する上で隘路になっており、その二次流れ損失を低減することがでタービン性能を飛躍的に向上させる要因になっている。
二次流れ損失は、図6に示すように、境界層1を持った主流2がノズル翼3の前縁4に衝突したときにできる二次流れ渦5(カウンターボルテックス)により発生する。この二次流れ渦5は、ノズル翼3の背側6と腹側7に向って分れる。背側6に向う二次流れ渦5は、反時計方向に回転しながらノズル翼3の湾曲状曲面に沿って流れ、後縁10に至る間にそのエネルギを失って弱められる。
ところが、腹側7に向う二次流れ渦5は、時計方向に回転しながら流路9を通過する間に腹側7からの押圧力により次第に隣接するノズル翼3の背側6に移動して行く。二次流れ渦5は、隣接するノズル翼3の背側6に移動する間に流路9の境界層を巻き上げ流路渦8(パッセージボルテックス)となって大きく成長する。この流路渦8は、ノズル翼3の腹側7の押圧力の影響を受けて発生するものであるが、この押圧力はノズル翼3の腹側7と背側6とでは腹側7の方が圧力(静圧)が高いことが原因になっている。
このように、従来のタービンノズルでは、二次流れ渦5の発生と成長により、主流2がノズル翼3を通過する間にエネルギの一部を失い、またその流線に変動が生じ、タービン性能を飛躍的に向上させることができない要因になっていた。
最近、ノズル翼3の流路9内に発生する二次流れ渦5に伴う二次流れ損失を低減するタービンノズルが数多く提案されている。
例えば、図7に示すように、両端を外周壁11と内周壁12とで固設されたノズル翼3の後縁10を、腹側7の方向に湾曲状曲面に形成し、外周壁11および内周壁12で発生する二次流れ渦5を、湾曲状曲面の押圧力により抑制した、いわゆるリーンノズルや、図8に示すように、ノズル翼3に腹側7の吸込口13と背側6の吹出口14とを結ぶ連通路15を設け、腹側7を通過する主流2を吸い込んで圧力(静圧)を下げ、吸い込んだ主流2を背側6から吹き出すことにより背側6を通過する主流2の圧力を高めて腹側7および背側6を互いに圧力バランスさせ、二次流れ渦5の低減を図ったものがある。
図7で示す従来のリーンノズルでは、ノズル翼3の前縁4で発生した二次流れ渦5を、腹側7の湾曲状曲面から外周壁11および内周壁12に向う押圧力により抑制できる優れた利点を備えているため、翼効率が従来に比べ高くなっている。
しかし、発電プラントの高出力化に伴って主流2の流量が増加してくると、限られた翼高さのリーンノズルでは、より一層曲率を増して湾曲状曲面に形成することが難しく、それに伴って湾曲状曲面からの押圧力を増加させることに限界がある。このため、ノズル翼3の前縁4で発生した二次流れ渦5のうち、一部抑制できなかった二次流れ渦5は、二次流れとともに、ノズル翼3の腹側7から隣接するノズル翼3の背側6に移動し、この間、流路9の境界層を巻き上げて流路渦8ができ、この流路渦8のために設計とおりの翼効率にできない問題点を抱えていた。
一方、図8で示す従来のタービンノズルでは、ノズル翼3の腹側7に吸込口13を、その背側6に吹出口14をそれぞれ設け、ノズル翼3の横断面が湾曲状曲面になっているために必然的に発生する腹側7と背側6との圧力アンバランスを解決する点で期待されているが、何分にも吸込口13で主流2を吸い込むと、腹側7の主流2の流線が乱れ、また吹出口14から吸い込んだ主流2を吹き出すと背側6の主流2の流線が乱れ、このため翼効率の向上が期待できない。
最近の発電プラントでは、図7の一点鎖線で示すスロート16(ノズル翼と隣接するノズル翼との最小流路幅)からノズル3の前縁4側にかけて主流2に交差する二次流れ渦5の存在のために翼効率が向上できない点に着目してノズル翼3の翼形状に改善を加える研究が進められている。と同時に、ノズル翼3の外周壁11、内周壁12に発達する境界層を極力少なくし、ノズル翼3の湾曲状曲面から外周壁11、内周壁12に向って与えられる押圧力を充分に活用し、前縁4で発生する二次流れ渦5を外周壁11、内周壁12に向って押圧させることにより従来よりもより一層二次流れ渦5を抑制する検討が進められている。いずれも現在、模索中である。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、主流の前縁での衝突により発生する二次流れ渦をより一層低く抑えることにより翼効率の向上を図ったタービンノズルを提供することを目的とする。
本発明に係るタービンノズルは、上記目的を達成するために、請求項1に記載したように、外周壁と内周壁とで環状の流路を形成し、流路内にノズル翼を列状に配列したタービンノズルにおいて、上記ノズル翼の前縁からスロートまでを、上記外周壁および内周壁の接続端のそれぞれに、腹側に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線に対して傾斜する直線状の基線を設け、各基線間を腹側に向う湾曲状曲線の中間基線で接続する一方、上記ノズル翼のスロートから後縁までを、上記外周壁および内周壁の接続端のそれぞれに背側に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線に対して傾斜する直線状の基線を設け、各基線間を背側に向う湾曲状曲線の中間基線で接続したものである。
また、本発明に係るタービンノズルは、上記目的を達成するために、請求項2に記載したように、ノズル翼の前縁からスロートまでにおける外周壁の接続端に設けた基線の高さHoeは、外周壁の直径をDoe、上記基線のラジアル線に対する傾斜角θoe、上記ノズル翼の枚数をNとするとき、
Figure 2006090331
Figure 2006090331
また、本発明に係るタービンノズルは、上記目的を達成するために、請求項3に記載したように、ノズル翼のスロートから後縁までにおける外周壁の接続端に設けた基線の高さHoiは、外周壁の直径をDoe、上記基線のラジアル線に対する傾斜角をθoi、上記ノズル翼の枚数をNとするとき、
Figure 2006090331
Figure 2006090331
また、本発明に係るタービンノズルは、上記目的を達成するために、請求項4に記載したように、外周壁と内周壁とで環状の流路を形成し、流路内にノズル翼を列状に配列したタービンノズルにおいて、上記ノズル翼の前縁から後縁までを、上記外周壁および内周壁の接続端のそれぞれに、背側に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線に対して傾斜する直線状の基線を設け、各基線間を背側に向う湾曲状曲線の中間基線で接続したものである。
本発明に係るタービンノズルは、ノズル翼の前縁からスロートまでを、外周壁および内周壁の接続端のそれぞれから腹側に向って傾斜された直線状の基線をそれぞれ設け、各基線間を湾曲状曲線の中間基線で接続する一方、スロートから後縁までを、外周壁および内周壁の接続端のそれぞれから背側に向って傾斜させた直線状の基線をそれぞれ設け、各基線間を湾曲状曲線の中間基線で接続したので、主流が前縁で衝突し、腹側に廻り込む二次流れ渦に対し、上記腹側に向って傾斜させた直線状の基線が外周壁および内周壁のそれぞれに向って押圧する。
したがって、本発明に係るタービンノズルによれば、各基線の押圧力によって腹側に廻り込む二次流れ渦を抑制し、圧力損失を低く抑えて翼効率を向上させることができる。
以下、本発明に係るタービンノズルの一実施形態について添付図を参照して説明する。
図1は、本発明に係るタービンノズルの概略斜視図であり、ノズル翼の後縁から観察した例を示す。タービンノズルは、外周壁21と内周壁22との間に形成される環状の流路23に複数のノズル翼20をタービン軸(図示せず)の周方向に沿って列として構成する。ノズル翼20は、前縁24からスロート25(スロートとは、一方のノズル翼と隣接する他方のノズル翼との最小流路幅をいうが、説明の便宜上、他方のノズル翼の後縁から一方のノズル翼の背側に垂直線として画した部分を、以下スロートと記す)までを腹側26に向って凸状に膨出する湾曲状曲面34に形成する一方、スロート25から後縁27までを背側28に向って凸状に膨出する湾曲状曲面35に形成し、スロート25を境に互いに軸対称になっている。
前縁24からスロートまでの湾曲状曲面34は、図2に示すように、外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれに、腹側26に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線Oに対して傾斜する直線状の基線A1,A2を設け、各基線A1,A2間を腹側26に向う曲率R1の中間基線A3で接続する。
また、ノズル翼20の基線A1および基線A2のそれぞれは、外周壁21および内周壁22の接続端32からの高さをそれぞれHoe,Hieとし、基線A1および基線A2のラジアル線に対する傾斜角(基線A1,A2とタービン軸の回転中心を通るラジアル線Oとの交差角)のそれぞれをθoe,θieとし、外周壁21および内周壁22の直径をそれぞれDoe,Dieとし、翼枚数をNとした場合、各基線A1,A2の高さHoe,Hieは、
Figure 2006090331
一方、スロートから後縁までの湾曲状曲面35は、図3に示すように、外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれに、背側28に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線Oに対して傾斜する直線状の基線A4,A5を設け、各基線A4,A5間を背側28に向かう曲率R2の中間基線A6で接続する。
また、ノズル翼20の基線A4および基線A5のそれぞれは、外周壁21および内周壁22の接続端37からの高さをそれぞれHoi,Hiiとし、基線A4および基線A5のラジアル線に対する傾斜角(基線A4,A5とタービン軸の回転中心を通るラジアル線Oとの交差角)のそれぞれをθoi,θiiとし、外周壁21および内周壁22の直径をそれぞれDoe,Dieとし、翼枚数をNとした場合、各基線A4,A5の高さHoi,Hiiは、
Figure 2006090331
次に作用を説明する。
主流29が流路23に流入し、ノズル翼20の前縁24に衝突すると、二次流れ渦30が発生する。この二次流れ渦30は、腹側26と背側28とにそれぞれ分かれる。腹側26に廻った二次流れ渦30は、二次流れに伴って隣接するノズル翼20における背側28のスロート25に向って移動し、流路23の境界層を巻き上げて大きく成長し、流路渦31になろうとする。このとき、前縁24からスロート25に亘って設けた直線状の基線A1,A2には外周壁21および内周壁22に向って押圧力が作用しているので、この押圧力により二次流れ渦30を抑制することができる。
一方、背側28に廻ったエネルギとしては低い二次流れ渦30は、背側28に沿って流れるが、スロート25から後縁27に亘って設けた直線状の基線A4,A5の押圧力により外周壁21および内周壁22に押圧されて抑制される。また、腹側26に廻った二次流れ渦30が上述基線A1,A2で抑制できなかった場合、残りの二次流れ渦30は、隣接するノズル翼20のスロート25に移動するが、このときも上述基線A4,A5の押圧力により外周壁21および内周壁22に押圧されて抑制される。なお、中間基線A3,A6のそれぞれは、曲率R1,R2の湾曲状曲面34,35になっているので、ノズル翼20の中間部を通過する主流29は、擾乱の少ない、圧力損失の少ない安定流にして動翼に流すことができる。
このように、本実施形態は、前縁24からスロート25までを、外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれから腹側26に向って直線状の基線A1,A2を設け、これら基線A1,A2間を曲率R1の中間基線A3で接続する一方、スロート25から後縁27までを、外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれから背側28に向って直線状の基線A4,A5を設け、これら基線A4,A5間を曲率R2の中間基線A6で接続しているので、基線A1,A2,A4,A5の押圧力により二次流れ渦30を抑制することができ、中間基線A3,A6の湾状曲面34,35により主流29を圧力損失の少ない安定流にすることができる。
したがって、本実施形態によれば、基線A1,A2,A4,A5の押圧力により二次流れ渦を抑制でき、また中間基線A3,A6の湾曲状曲面34,35により主流29を圧力損失の少ない安定流にすることができるので、発電プラントの高出力化に伴って流量が増加しても充分に対処でき、翼効率を従来以上に向上させることができる。
図4は、本発明に係るタービンノズルの第2実施形態を示す概略斜視図である。なお、第1実施形態の構成部品と同一部分には同一符号を付す。
本実施形態は、ノズル翼20の前縁24から後縁27までを、背側28に向って湾曲状曲面36に形成したものである。
湾曲状曲面36は、図5に示すように、外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれに、背側28に向い、タービン軸の中心を通るラジアル線Oに対して傾斜する直線状の基線B1,B2を設け、各基線B1,B2間を背側28に向う曲率R3の中間基線B3で接続する。
このように、本実施形態は、外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれから背側28に向い、かつラジアル線Oに対して傾斜する直線状の基線B1,B2から外周壁21および内周壁22のそれぞれに押圧力が作用するよう図っているので、主流29が前縁24に衝突し、発生した二次流れ渦30のうち、背側28に廻り込む二次流れ渦30を、その押圧力により外周壁21および内周壁22のそれぞれに押圧する。また、前縁24で発生した二次流れ渦30のうち、腹側26に廻り込む二次流れ渦30は、流路渦31に成長して隣接するノズル翼20の背側28に移動するが、ここでも直線状の基線B1,B2の押圧力が外周壁21および内周壁22のそれぞれに向って流路渦31を押圧する。
また、本実施形態は、外周壁21および内周壁22の接続端37のそれぞれに設けた直線状の基線B1,B2間を曲率R3の中間基線B3で接続し、ノズル翼20の中間部を湾曲状曲面36に形成しているため、主流29の流れを圧力損失の少ない安定流にすることができる。
したがって、本実施形態では、第1実施形態と同様に、二次流れ渦の抑制と主流の安定流化を図ることができ、翼効率を従来以上に向上させることができる。
本発明に係るタービンノズルの第1実施形態を示す概略斜視図。 図1のノズル翼の前縁の形状を後縁側から観察した模式図。 図1のノズル翼の後縁の形状を後縁側から観察した模式図。 本発明に係るタービンノズルの第2実施形態を示す概略斜視図。 図4のノズル翼の後縁の形状を後縁側から観察した模式図。 ノズル翼で発生する二次流れ渦の挙動を説明する模式図。 従来のタービンノズルを示す概略斜視図。 従来のタービンノズルの別の例を示す模式図。
符号の説明
1 境界層
2 主流
3 ノズル翼
4 前縁
5 二次流れ渦
6 背側
7 腹側
8 流路渦
9 流路
10 後縁
11 外周壁
12 内周壁
13 吸込口
14 吹出口
15 連通路
16 スロート
20 ノズル翼
21 外周壁
22 内周壁
23 流路
24 前縁
25 スロート
26 腹側
27 後縁
28 背側
29 主流
30 二次流れ渦
31 流路渦
34,35,36 湾曲状曲面
27 背端
A1,A2,A4,A5 基線
A3,A6 中間基線
B1,B2 基線
B3 中間基線

Claims (4)

  1. 外周壁と内周壁とで環状の流路を形成し、流路内にノズル翼を列状に配列したタービンノズルにおいて、上記ノズル翼の前縁からスロートまでを、上記外周壁および内周壁の接続端のそれぞれに、腹側に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線に対して傾斜する直線状の基線を設け、各基線間を腹側に向う湾曲状曲線の中間基線で接続する一方、上記ノズル翼のスロートから後縁までを、上記外周壁および内周壁の接続端のそれぞれに、背側に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線に対して傾斜する直線状の基線を設け、各基線間を背側に向う湾曲状曲線の中間基線で接続したことを特徴とするタービンノズル。
  2. ノズル翼の前縁からスロートまでにおける外周壁の接続端に設けた基線の高さHoeは、外周壁の直径をDoe、上記基線のラジアル線に対する傾斜角θoe、上記ノズル翼の枚数をNとするとき、
    Figure 2006090331
    の範囲に設定する一方、ノズル翼の前縁からスロートまでにおける内周壁の接続端に設けた基線の高さHieは、内周壁の直径をDie、上記基線のラジアル線に対する傾斜角θie、上記ノズル翼の枚数をNとするとき、
    Figure 2006090331
    の範囲に設定したことを特徴とする請求項1に記載のタービンノズル。
  3. ノズル翼のスロートから後縁までにおける外周壁の接続端に設けた基線の高さHoiは、外周壁の直径をDoe、上記基線のラジアル線に対する傾斜角をθoi、上記ノズル翼の枚数をNとするとき、
    Figure 2006090331
    の範囲に設定する一方、ノズル翼のスロートから後縁までにおける内周壁の接続端に設けた輝線の高さHiiは、内周壁の直径をDie、上記基線のラジアル線に対する傾斜角をθii、上記ノズル翼の枚数をNとするとき、
    Figure 2006090331
    の範囲に設定したことを特徴とする請求項1に記載のタービンノズル。
  4. 外周壁と内周壁とで環状の流路を形成し、流路内にノズル翼を列状に配列したタービンノズルにおいて、上記ノズル翼の前縁から後縁までを、上記外周壁および内周壁の接続端のそれぞれに、背側に向いかつタービン軸の中心を通るラジアル線に対して傾斜する直線状の基線を設け、各基線間を背側に向う湾曲状曲線の中間基線で接続したことを特徴とするタービンノズル。
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