JP2006087237A - 架空送電線用障害標識 - Google Patents
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Abstract
【課題】風圧荷重を抑え、架空送電線への負荷を減少させることを可能とする架空送電線用障害標識を提供する。
【解決手段】縦フレームVと横フレームHとを組み合わせることにより球体を構成し、パネル1をその上部のみ横フレームHに装着して、パネル面に対して垂直方向可動に形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】縦フレームVと横フレームHとを組み合わせることにより球体を構成し、パネル1をその上部のみ横フレームHに装着して、パネル面に対して垂直方向可動に形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高所に架線されている送電線の存在を航空機やヘリコプター等に認識させ、低空で飛行したときに不測の事故が発生することを未然に防止するための架空送電線用障害標識に関するものである。
従来の架空送電線用障害標識として、特許文献1に示すものがある。
図8に、この架空送電線用障害標識の斜視図を示す。
この架空送電線用障害標識30は、二つ割りの半球体11を架空送電線2の上下から架空送電線2を挟持するようにして互いに合わせ、半球体11の両側に設けられた電線取付金具13において取付用ボルト・ナット16により固定したものである。半球体11はAl製で直径が500mm程度のものが用いられ、この表面は外部から認識しやすいように白色等に焼付け塗装される。この架空送電線用障害標識30は、架空送電線2において約300m間隔に5〜6個取付けられる。
実開昭58−24900号公報(実願昭56−118876号マイクロフィルム)
図8に、この架空送電線用障害標識の斜視図を示す。
この架空送電線用障害標識30は、二つ割りの半球体11を架空送電線2の上下から架空送電線2を挟持するようにして互いに合わせ、半球体11の両側に設けられた電線取付金具13において取付用ボルト・ナット16により固定したものである。半球体11はAl製で直径が500mm程度のものが用いられ、この表面は外部から認識しやすいように白色等に焼付け塗装される。この架空送電線用障害標識30は、架空送電線2において約300m間隔に5〜6個取付けられる。
しかしながら、図8に示す架空送電線用障害標識30では、二つ割りの半球体11を重ね合わせて球体としているので、風圧荷重が大きくなり、架空送電線2に過度の負荷が掛かってしまうという問題があった。
従って、本発明の目的は、風圧荷重を抑え、架空送電線への負荷を減少させることを可能とする架空送電線用障害標識を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の架空送電線用障害標識は、縦方向に設けられた縦フレームと横方向に設けられた横フレームとを組み合わせることにより球体を構成し、かつ前記縦フレーム及び/又は前記横フレームに複数の識別用パネルを装着した架空送電線用障害標識であって、前記球体内外へ空気が流入出できるようにしたことを特徴とする。
前記識別用パネルをその上部のみ前記横フレームに装着し、前記識別用パネル面に対して垂直方向可動に設けることができる。
前記縦フレームと前記横フレームとにより形成される球体面上の各区画のうち、1つおきに識別用パネルを装着することもできる。
本発明によれば、本体の軽量化を図りつつ風圧荷重を抑え、架空送電線への負荷を減少させることが可能となる。また、鉄塔などの構造部材への負荷も軽減できる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施の形態]
図1に、本発明に係る架空送電線用障害標識の第1の実施形態を示す。
この架空送電線用障害標識10は、縦方向に設けられた縦フレームVと横方向に設けられた横フレームHを組み合わせて外形を球体状に構成し、横フレームHに複数のパネル1を装着したものである。
図1に、本発明に係る架空送電線用障害標識の第1の実施形態を示す。
この架空送電線用障害標識10は、縦方向に設けられた縦フレームVと横方向に設けられた横フレームHを組み合わせて外形を球体状に構成し、横フレームHに複数のパネル1を装着したものである。
縦フレームVと横フレームHの材質は、耐候性、強度の面から、鉄、銅やアルミニウムなどの金属が望ましいが、耐食性及び軽量性も考慮した場合、特に、アルミニウムが望ましい。また、軽量性を重視して、合成樹脂とすることも可能である。
横フレームHに取付けられる複数のパネル1は、後述するように風になびかせることを目的とするため、合成樹脂など軽量な材質で形成されるが、金属板などを適用することも可能である。パネル3は、外部から識別しやすいように白色又は橙色とされる。
図2により、この架空送電線用障害標識10の構成を更に詳しく説明する。
架空送電線用障害標識10は、図2(a)に示すように、複数の縦フレームV1,V2,・・・,Vn・・・及び横フレームH1,H2・・・,Hm・・・を組み合わせて外形が球体状になるように構成される。図2(a)の縦フレームVn,Vn+1及び横フレームHm,Hm+1により形成されるX領域において、パネル1は、図2(b)に示すように、その上部が折り曲げられ、横フレームHmを覆うようにして横フレームHmに掛着されている。なお、図2(a)においては、X領域以外のパネルは省略されている。
架空送電線用障害標識10は、図2(a)に示すように、複数の縦フレームV1,V2,・・・,Vn・・・及び横フレームH1,H2・・・,Hm・・・を組み合わせて外形が球体状になるように構成される。図2(a)の縦フレームVn,Vn+1及び横フレームHm,Hm+1により形成されるX領域において、パネル1は、図2(b)に示すように、その上部が折り曲げられ、横フレームHmを覆うようにして横フレームHmに掛着されている。なお、図2(a)においては、X領域以外のパネルは省略されている。
図3に示すように、パネル1は、Hmを軸としてパネル1面に対して垂直方向に可動に設けられている。従って、風が作用すると、パネル1が風になびかされるため、架空送電線用障害標識10への風圧荷重を大幅に減少させることが可能となる。
この架空送電線用障害標識10は、例えば、図4に示すように、架空送電線2の長さ300m毎に5〜6個取付けられる。
本実施形態の架空送電線用障害標識10によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)パネル1が風によりなびく構造となっているので、風圧荷重を低減でき、架空送電線への負荷を軽減することができる。更に、鉄塔などの構造部材への負荷も軽減できる。
(2)フレームで形成された球体にパネル1を取付けた構成であるため、本体が軽量である。
(3)フレームで形成された球体全域にパネル1を形成しているので、航空障害としての認識度を落とすことがない。
(4)フレームに掛着するパネル1の個数を調整することで、風圧荷重及び外部認識度を任意にコントロールすることができる。
(1)パネル1が風によりなびく構造となっているので、風圧荷重を低減でき、架空送電線への負荷を軽減することができる。更に、鉄塔などの構造部材への負荷も軽減できる。
(2)フレームで形成された球体にパネル1を取付けた構成であるため、本体が軽量である。
(3)フレームで形成された球体全域にパネル1を形成しているので、航空障害としての認識度を落とすことがない。
(4)フレームに掛着するパネル1の個数を調整することで、風圧荷重及び外部認識度を任意にコントロールすることができる。
[第2の実施の形態]
図5に、本発明に係る架空送電線用障害標識の第2の実施形態を示す。
この実施形態では、第1の実施形態のパネル1(図2(b))に代えて、取付具4を付着した平板状のパネル3を用いたものである。パネル3は取付具4を介してHmに掛着されることより、第1の実施形態におけるパネル1と同様の作用を奏する。取付具4には、延性に富み折り曲げやすい材料が用いられるが、パネル3と同じ材質で一体的に形成してもよい。
この実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
図5に、本発明に係る架空送電線用障害標識の第2の実施形態を示す。
この実施形態では、第1の実施形態のパネル1(図2(b))に代えて、取付具4を付着した平板状のパネル3を用いたものである。パネル3は取付具4を介してHmに掛着されることより、第1の実施形態におけるパネル1と同様の作用を奏する。取付具4には、延性に富み折り曲げやすい材料が用いられるが、パネル3と同じ材質で一体的に形成してもよい。
この実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第3の実施の形態]
図6に、本発明に係る架空送電線用障害標識の第3の実施形態を示す。
この実施形態では、第1の実施形態のパネル1(図2(b))に代えて、取付リング6を付着した平板状のパネル3を用いたものである。パネル3は取付リング6を介してHmに掛着されることより、第1の実施形態におけるパネル1と同様の作用を奏する。
この実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
図6に、本発明に係る架空送電線用障害標識の第3の実施形態を示す。
この実施形態では、第1の実施形態のパネル1(図2(b))に代えて、取付リング6を付着した平板状のパネル3を用いたものである。パネル3は取付リング6を介してHmに掛着されることより、第1の実施形態におけるパネル1と同様の作用を奏する。
この実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第4の実施の形態]
図7に、本発明に係る架空送電線用障害標識の第4の実施形態を示す。
この架空送電線用障害標識20は、縦方向に設けられた縦フレームVと横方向に設けられた横フレームHを組み合わせて外形を球体状に構成し、縦フレームVと横フレームHとにより形成される球体表面上の各区画のうち、1つおきにパネル8を装着したものである。
パネル8が形成されていない部分は空間部9となり、この空間部9を介して風が架空送電線用障害標識20内を通過することができる。
図7に、本発明に係る架空送電線用障害標識の第4の実施形態を示す。
この架空送電線用障害標識20は、縦方向に設けられた縦フレームVと横方向に設けられた横フレームHを組み合わせて外形を球体状に構成し、縦フレームVと横フレームHとにより形成される球体表面上の各区画のうち、1つおきにパネル8を装着したものである。
パネル8が形成されていない部分は空間部9となり、この空間部9を介して風が架空送電線用障害標識20内を通過することができる。
この架空送電線用障害標識20によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)空間部9を介して風が架空送電線用障害標識20内を通過することができるので、風圧荷重を低減でき、架空送電線への負荷を軽減することができる。
(2)フレームで形成された球体にパネル8を取付けた構成であるため、本体が軽量である。
(3)フレームに取付けるパネル8の個数、間隔等を調整することで、風圧荷重及び外部認識度を任意にコントロールすることができる。
(1)空間部9を介して風が架空送電線用障害標識20内を通過することができるので、風圧荷重を低減でき、架空送電線への負荷を軽減することができる。
(2)フレームで形成された球体にパネル8を取付けた構成であるため、本体が軽量である。
(3)フレームに取付けるパネル8の個数、間隔等を調整することで、風圧荷重及び外部認識度を任意にコントロールすることができる。
1 パネル
2 架空送電線
3 パネル
4 取付具
5 鉄塔
6 取付リング
8 パネル
9 空間部
10 架空送電線用障害標識
11 半球体
13 電線取付金具
16 取付用ボルト・ナット
20 架空送電線用障害標識
30 架空送電線用障害標識
V 縦フレーム
H 横フレーム
2 架空送電線
3 パネル
4 取付具
5 鉄塔
6 取付リング
8 パネル
9 空間部
10 架空送電線用障害標識
11 半球体
13 電線取付金具
16 取付用ボルト・ナット
20 架空送電線用障害標識
30 架空送電線用障害標識
V 縦フレーム
H 横フレーム
Claims (3)
- 縦方向に設けられた縦フレームと横方向に設けられた横フレームとを組み合わせることにより球体を構成し、かつ前記縦フレーム及び/又は前記横フレームに複数の識別用パネルを装着した架空送電線用障害標識であって、前記球体内外へ空気が流入出できるようにしたことを特徴とする架空送電線用障害標識。
- 前記識別用パネルは、その上部のみ前記横フレームに装着され、前記識別用パネル面に対して垂直方向可動に設けられることを特徴とする請求項1記載の架空送電線用障害標識。
- 前記縦フレームと前記横フレームとにより形成される球体面上の各区画のうち、1つおきに識別用パネルを装着したことを特徴とする請求項1記載の架空送電線用障害標識。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004270237A JP2006087237A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 架空送電線用障害標識 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004270237A JP2006087237A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 架空送電線用障害標識 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006087237A true JP2006087237A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36165264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004270237A Pending JP2006087237A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 架空送電線用障害標識 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006087237A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2333397A1 (es) * | 2009-11-12 | 2010-02-19 | Sociedad Anonima De Preformados Metalicos | Baliza para cables. |
CN113872104A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-31 | 中科开创(广州)智能科技发展有限公司 | 驻塔机器人 |
-
2004
- 2004-09-16 JP JP2004270237A patent/JP2006087237A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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ES2333397A1 (es) * | 2009-11-12 | 2010-02-19 | Sociedad Anonima De Preformados Metalicos | Baliza para cables. |
CN113872104A (zh) * | 2021-09-28 | 2021-12-31 | 中科开创(广州)智能科技发展有限公司 | 驻塔机器人 |
CN113872104B (zh) * | 2021-09-28 | 2023-06-30 | 中科开创(广州)智能科技发展有限公司 | 驻塔机器人 |
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