JP2006323322A - 臨時ネオンサイン装置付きクレーンブーム。 - Google Patents
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Abstract
【課題】 各種建設工事現場等において最も高い位置にあるクレーンブームにネオンサインによる宣伝広告を行うことは、夜間においての効果は絶大である。特に附設した太陽電池によってそれを作動させることは一般電源のまだ入らない場所はもとより、省エネルギー上、そして無公害の面からも非常に望ましいことである。
【解決手段】 高所にあるクレーンブームであるから太陽の日照上は最も好条件であるが、台風等の強風時には大きな影響を受ける可能性がある。そこで本発明は太陽電池の設置を上面部だけとした。またクレーンブームは使用条件により、長短となる場合があるので、その分割単位長を太陽電池アレイパネルの1単位とし、直列に接続することにより発電電力の増大を計った。
【選択図】 図1
【解決手段】 高所にあるクレーンブームであるから太陽の日照上は最も好条件であるが、台風等の強風時には大きな影響を受ける可能性がある。そこで本発明は太陽電池の設置を上面部だけとした。またクレーンブームは使用条件により、長短となる場合があるので、その分割単位長を太陽電池アレイパネルの1単位とし、直列に接続することにより発電電力の増大を計った。
【選択図】 図1
Description
建築工事現場の周辺住民及び近くを通行する人、電車、バス、鉄道の利用者等に電飾ネオンサインの位置が高所にあるので特に夜間は相当な距離範囲で目につきやすく抜群の宣伝効果を上げることが可能である。
建築現場の種々の機器を利用して宣伝に共する提案には以下に記載するものがある。例えば特許文献1で工事中の建物を利用した広告方法である。工事中の建物を覆うシートを活用する広告方法で建設会社又は広告主からの情報、特に工事情報等を建物に面した通りの通行人等にシート面上で知らせた広告方法である。
特許文献2は建築現場における広大な面積の壁面を利用して、宣伝広告を行う方法に係わる。建築現場に用いられる壁面につけられた防音パネルの表面にフイルムシートを貼着させ美観を有する適宣な文字や図形を使って各種の宣伝広告を行う方法である。
特許文献3は太陽電池を具備したバス停留所に係わるものである。バス停で電力の供給されていない所に太陽電池で発電し蓄電池に充電しインバータ装置で交流としてバス運行所の種々の情報を利用客に知らせるものである。バス停は一般的に低地にあり、日照の点からは不利な条件である。その点本発明は高所のクレーンに太陽電池をつけて使用するので使用方法としては最もふさわしいといえる。又工事現場でのタワークレーン等の位置はその中でも最も高所となるので日照をさえぎるものは絶無である。
特許文献2は建築現場における広大な面積の壁面を利用して、宣伝広告を行う方法に係わる。建築現場に用いられる壁面につけられた防音パネルの表面にフイルムシートを貼着させ美観を有する適宣な文字や図形を使って各種の宣伝広告を行う方法である。
特許文献3は太陽電池を具備したバス停留所に係わるものである。バス停で電力の供給されていない所に太陽電池で発電し蓄電池に充電しインバータ装置で交流としてバス運行所の種々の情報を利用客に知らせるものである。バス停は一般的に低地にあり、日照の点からは不利な条件である。その点本発明は高所のクレーンに太陽電池をつけて使用するので使用方法としては最もふさわしいといえる。又工事現場でのタワークレーン等の位置はその中でも最も高所となるので日照をさえぎるものは絶無である。
しかしながら特許文献1,2、3に開示されているものは、建築現場に使用されている壁面構成物に対する宣伝広告物と、特殊な電源配電のないバス停に対する太陽電池の利用方法である。それに対して本発明は建築現場で最も高い所にあるクレーンブームの利用であり、また高いが故に日照の見地より最も有利にある太陽電池の使用方法である。しかし高所であるが故に台風時等の強風による風害を受けやすい、またクレーンブームには種々の長さのものがあり、形状が一定ではない、その上工事現場では物体の落下等種々の妨害物が存在する、それらの課題を解決して本発明に到着した。
太陽光発電の優位性は一般によく知られていることなので説明するまでもないが、完全に無公害のうえ送電線が無用なので、クレーン設置の工事現場を何処にでも取れる等の思わぬ長所もあるが気象条件によっては発電量が変動する等の欠点も有る。場合によってはヂーゼル発電等の臨時仮設電源又は不足電力を補う補助電源が必要になる場合が出てくる。クレーンにはタワークレーン、天井クレーン、ケーブルクレーン、トラッククレーン等があるが、本発明の対象としているのは外置きの背高いクレーン全般に係る、特にタワークレーン、天井クレーン等である。屋外で背高いことは太陽電池の利用には最適の条件である。ところが屋外で背高いことは天候によっては暴風雨等の影響をもろに受ける。そこでクレーン側面は宣伝、情報伝達に必要なネオンサインの設置のみに使用する。大面積を取りたい太陽電池アレイパネル部は、いずれの種類のクレーンの場合も上面部分だけに限定して設置する。側面につければ直射日光だけではなく拡散光の受理も有効になり大面積となるが、クレーンは高所のため側面の封鎖は強風時は思わぬ外力として作用することがかんがえられるので本発明は太陽電池アレイパネルを各種クレーンの上面だけに設置する事に限定して、あおり風による応力を想定して充分に対処できるよう補強材をつけて設置する。またクレーンは高い構造物であるから、避雷器や接地(アース)設備の完全化は当然のことである。また各種クレーンブームは長短種々のものが使用目的に合わせて利用される。ブームはいわゆる繰出し釣竿の如きものもあるが、一般には或る長さ単位で分割可能としそれぞれを分割面で面継ぎして、その継面をボルト締め等の面継作業を行って建設作業の必要な長さとして利用する。クレーンブームの上面につけられる太陽電池アレイパネルはブームのそれぞれの分割単位の長さとその分割単位の上面部巾をもって縦横の大きさを限定しその各々を直列に接続する事によって、出力を増大させ、ネオンサインの電源とする。太陽電池は刻々に発電量の変化があり、また直流電源なので蓄電池及びDC/AC変換インバータの介在は当然である、また補助交流電源およびヂーゼル発電等による補助電源が必要になる場合もある。一般に工事現場では天候関連以外にも不測の事故が起きる事が多々あるので、各種クレーンブーム上部の太陽電池アレイパネルには単位長ごとに太陽の日射を出きるだけ妨げないような防護柵を取付ける必要がある。またこの防護柵は作業員の足場替りに使用してもよい。
本発明により民間施設、集合住宅、商業ビル、公共施設、住宅、スポーツ施設等の工事現場に設置されている背高いクレーンブーム上のネオンサインによってこれらの工事中の施設の目的、タイムスケジュール等を夜間でも近隣の人々および通行中の人々に最も省エネルギー的に宣伝通告することが可能になった。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいてて説明する。図1は各種クレーンの内タワークレーンの場合の一実施形態の説明図である。図2は図1の〔 〕の中の拡大図である図3はそれにネオンサインによる宣伝広告をした場合の一例示である。図中、1はタワークレーン本体である。2はそのブームを示す。3は1単位となる太陽電池アレイパネルを示す。4はブームの分割部分1単位となるものの接合面を示す。5は1単位となる各太陽電池アレイパネル上の防護柵を示す。図3の6は宣伝広告の一例を示す。図4は回路全略図で、3の太陽電池アレイパネルよりの直流電力を7の蓄電池に溜めるもよし、また8のインバータより交流電力となって11のネオンサイン負荷に消費される。その際電力不足の場合は9の補助交流電源より出力して10のインターフェイスより調整されて11のネオンサインで使われる。またインターフェイスには当然のことだが外部の明るさによりネオンサインを点滅させるシグナルも附加した機器より信号として入力される。またネオントランスも附加されている。
タワークレーンで許可された荷揚荷重1トンの実施例にてブーム巾500mm、高さ500mmでブームの中心の一単位の長さが4m、前後に3mの端部が各々ついた、全長約10mの場合において、一般太陽電池の1モジュールは450mm巾で長さ1000mmであるから3モジュールで、1モジュールの発電量が約57Wを直列に接続して約170Wの総発電量となり、ネオンサインの点燈には充分であった。
タワークレーンで許可された荷揚荷重10トンの実施例にてブーム巾2200mm、高さ2200mmでブームの中心の一単位の長さが7.6mで全長約40mの場合、ブームの一単位長さ当り、450mm巾、長さ1000mmのモジュールが巾に渡って4列長さ方向に6列、合計24枚配列した。全部を直列に接続してその発電量は最大約1.3kWとなり実施例1の約7.5倍のネオンサイン公告が出来る。
本発明により建設中の工事現場、例えば民間集合住宅、商業ビル、スポーツ施設、倉庫、工場、公共住宅および港湾地域の各種高いクレーンのブームに夜間でも判りやすくネオンサインによる宣伝広告を行い、これら建造物名又は施設の利用目的および工事のタイムスケジュール等を広範囲の人々に知らせることが可能となる。
〔図1〕本発明の一実施形態を示すタワークレーンの場合の主要部側面図
〔図2〕本発明の一実施形態で図1〔 〕内のクレーンブーム1単位上の太陽電池アレイパネルと防護柵の関係説明側面図
〔図3〕本発明の一実施形態であるネオンサインによる宣伝文字の1例示
〔図4〕本発明の一実施形態の電気回路全略図
〔図2〕本発明の一実施形態で図1〔 〕内のクレーンブーム1単位上の太陽電池アレイパネルと防護柵の関係説明側面図
〔図3〕本発明の一実施形態であるネオンサインによる宣伝文字の1例示
〔図4〕本発明の一実施形態の電気回路全略図
▲1▼タワークレーンのタワー
▲2▼タワークレーンのブーム
▲3▼太陽電池アレイパネル
▲4▼ブームの分割1単位の接合面
▲5▼防護柵
▲6▼宣伝広告の1例
▲7▼蓄電池
▲8▼インバータ
▲9▼補助交流電源
▲10▼インターフェイス
▲11▼ネオンサイン
▲2▼タワークレーンのブーム
▲3▼太陽電池アレイパネル
▲4▼ブームの分割1単位の接合面
▲5▼防護柵
▲6▼宣伝広告の1例
▲7▼蓄電池
▲8▼インバータ
▲9▼補助交流電源
▲10▼インターフェイス
▲11▼ネオンサイン
Claims (5)
- 荷揚用クレーンの高さを利用して、クレーンブームに電飾ネオンサインを取り付けて宣伝効果を上げることを特徴とした臨時ネオンサイン又はLED装置付きクレーンブーム。
- ネオンサインの電源はクレーンの高さを利用した太陽電池及び不足分は仮設電源を利用することを特徴とした請求項1の臨時ネオン又はLED装置付きクレーンブーム。
- 太陽電池アレイはクレーン上面部のみにつけて、風圧の大きな側面部には、ネオンサイン部分だけの取付をすることを特徴とした請求項2の臨時ネオンサイン又はLED装置付きクレーンブーム。
- 太陽電池アレイパネルの大きさはクレーンブームの各分割部分上面部の大きさを一単位のアレイパネルとして、各々直列に繋ぎ全体としての発電量の増大を計ることを特徴とした請求項3の臨時ネオン又はLED装置付きクレーンブーム。
- 各太陽電池アレイパネルの上部に落下物又は外部よりの各種損傷を防御するための防護柵物を付けそれを作業者の足場とすることもあることを特徴とした請求項4の臨時ネオン又はLED装置付きクレーンブーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005171583A JP2006323322A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | 臨時ネオンサイン装置付きクレーンブーム。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005171583A JP2006323322A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | 臨時ネオンサイン装置付きクレーンブーム。 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008003790U Continuation JP3152291U (ja) | 2008-05-12 | 2008-05-12 | 臨時ネオンサイン装置付きクレーンブーム。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006323322A true JP2006323322A (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=37543024
Family Applications (1)
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JP2005171583A Pending JP2006323322A (ja) | 2005-05-17 | 2005-05-17 | 臨時ネオンサイン装置付きクレーンブーム。 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006323322A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2377800A1 (de) * | 2010-04-14 | 2011-10-19 | Liebherr-Werk Biberach GmbH | Verfahren zur Anordnung einer Anzeigeeinheit an einem Turmdrehkran |
JP2013018625A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Tadano Ltd | 作業機用車両 |
CN107732968A (zh) * | 2017-11-09 | 2018-02-23 | 三海洋重工有限公司 | 岸桥起重机及起重机组 |
-
2005
- 2005-05-17 JP JP2005171583A patent/JP2006323322A/ja active Pending
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