JP2006087054A - 彩度調整装置、彩度調整方法、彩度調整プログラム、記録媒体及び画像形成装置 - Google Patents

彩度調整装置、彩度調整方法、彩度調整プログラム、記録媒体及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが指定した赤、黄、緑、シアン、青、マゼンタの6色の色ごとの彩度調整を視覚的、直感的、かつ自動的に容易に行える彩度調整装置および方法を提供する。
【解決手段】 RGB画像データを入力し(S1)、RGBからYCに変換する(S2)。次に彩度Cと色相Hを算出し(S3)、指定色及び近辺色の倍率を算出する(S4)。そして彩度調整処理を行い(S5)、Y'C'C'からR'G'B'に変換して(S6)、RGB画像データを出力する(S7)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、彩度調整装置に関し、さらに詳しくは、カラープリンタのプリンタドライバ内で行われる出力画像に対するカラー調整機能のうち、彩度調整に関するものである。
従来のカラープリンタで行われる画像調整の彩度調整機能に関しては、例えば、特開2003−50997公報には、画像ごとに異なる鮮やかさに応じて自動的に彩度の変換を行うことができる技術について開示されている。また特開2003−250056公報には、高速かつ高精度に、画像の色かぶり・コントライス・彩度などを補正するための明度および色差変換量を設定する技術について開示されている。また特開2003−274210公報には、彩度調整を色相ごとに行うことができる技術について開示されている。
特開2003−50997公報 特開2003−250056公報 特開2003−274210公報
しかし、上記特許文献1および2で提案されている彩度調整機能について共通していることは、画像データを明度成分と彩度成分に分離し、その彩度成分に対してデータに応じたパラメータを乗じることにより、画像の彩度調整を行うというものである。この調整方法は、画像の彩度を調整する機能を実現できることで有意義であるが、ユーザが要望する機能を完全に実現しているとは言いがたい。例えば、ユーザが赤色だけあざやかにしたい場合などで、色ごとに彩度の調整を行いたい場合、全体しか調整できないこれらの機能では、所望の結果を得ることできない。
また、特許文献3の方法では、画像全体ではなく色相ごとに彩度調整を行う方法が提案されており、特許文献1および2の方法に比べて有意義である。しかし、その実現方法は赤、黄、緑、シアン、青、マゼンタの6色に対する係数をあらかじめ設定しておき、その係数を使用して上記6色の色相ごとの彩度調整を行うというものであり、係数が固定されてしまっていることからユーザの所望する細かな微調整には応えられない面がある。また、たとえ係数をユーザが任意に変更できるとしても、その設定方法はユーザが手軽に設定できるとは言い難く、専門的な知識を必要とするといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、ユーザが指定した赤、黄、緑、シアン、青、マゼンタの6色の色ごとの彩度調整を視覚的、直感的、かつ自動的に容易に行える彩度調整装置および方法を提供することを目的とする。
また他の目的は、彩度調整をグラフ化して明示することによりユーザがその特性を明確に把握できる彩度調整装置および方法を提供することにある。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、コンピュータから転送されたRGB画像データをYMCK画像データに変換して印刷する画像形成装置に装備されて出力画像の彩度を調整する彩度調整装置であって、彩度成分の関係をプロットすることで得られる色相環上に彩度特性をグラフとして表示する表示手段と、該表示手段により表示された彩度特性を調整するために彩度位置を各色相ごとに指定する指定手段と、該指定手段により指定された彩度位置に基づいて前記彩度特性を変更する彩度特性変更手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の調整方法には、プリント処理を実行した際のプロパティ画面上に表示させる彩度調整ウィンドウ上に彩度特性を表示させておき、彩度調整の倍率を入力するボックスに調整倍率を数値で入力する方法と、調整を行う原色をマウスにより指定しマウスのドラッグ作業により彩度特性グラフを変更する方法とがある。調整倍率を直接入力する場合は、変更したい色の倍率をキーボードにより数値を入力し、マウスのドラッグ作業による倍率変更では、調整したい色を彩度特性グラフ上でマウスにより選択し、マウスのドラッグ作業を行うことで倍率を視覚的に決定する。
請求項2は、前記彩度特性変更手段は、コンピュータから転送されたRGB画像データを明度成分Yと彩度成分Cから成るYCデータに変換し、変換されたYCデータの彩度成分C値から色相H及び彩度Cを算出し、前記指定手段により彩度位置を指定後、当該指定色及び近辺色の倍率を算出して彩度調整処理を行うことにより、調整後のYCデータを調整後のRGB画像データに変換して彩度を変更することを特徴とする。
本発明では、まずプリンタドライバにアプリケーションから渡された入力RGBデータを変換マトリクステーブルを用いてYCデータに変換する。RGBデータからYCデータに変換することで、色空間を明度、彩度、色相という3種類のパラメータとして捉えることが可能となる。続いて、変換されたYCデータのC値から所定の変換式を使用して色相Hを算出し、色相ごとに画像データを分類しておく。また、同じくC値から所定の変換式を使用して彩度Cを算出し、同じく画像データを分類しておく。その後、彩度位置を指定後、指定色及び近辺色の倍率を算出して彩度調整処理を行うことにより、彩度を変更するものである。
請求項3は、前記表示手段は、前記指定手段による彩度調整の取り消しを設定するリセット表示手段をさらに備えたことを特徴とする。
彩度調整ウィンドウには、ユーザが行った彩度調整を無効とするためのリセットボタンを設ける。これにより、これまで操作した調整値はすべてリセットすることができる。
請求項4は、前記彩度特性変更手段は、コンピュータにインストールされているプリンタドライバ内に設定されていることを特徴とする。
彩度特性を調整する場合は、コンピュータの操作部から行われる。また彩度は接続されるプリンタの特性により異なるため、そのプリンタを制御するプリンタドライバ内に彩度特性変更手段のプログラムが格納されている。
請求項5は、コンピュータから転送されたRGB画像データをYMCK画像データに変換して印刷する画像形成装置に装備されて出力画像の彩度を調整する彩度調整方法であって、彩度成分の関係をプロットすることで得られる色相環上に彩度特性をグラフとして表示する表示ステップと、該表示ステップにより表示された彩度特性を調整するために彩度位置を各色相ごとに指定する指定ステップと、該指定ステップにより指定された彩度位置に基づいて前記彩度特性を変更する彩度特性変更ステップと、を備えていることを特徴とする。
本発明は請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項6は、前記彩度特性変更ステップは、コンピュータから転送されたRGB画像データを明度成分Yと彩度成分Cから成るYCデータに変換し、変換されたYCデータの彩度成分C値から色相H及び彩度Cを算出し、前記指定ステップにより彩度位置を指定後、当該指定色及び近辺色の倍率を算出して彩度調整処理を行うことにより、調整後のYCデータを調整後のRGB画像データに変換して彩度を変更することを特徴とする。
本発明は請求項2と同様の作用効果を奏する。
請求項7は、前記表示ステップは、前記指定ステップによる彩度調整の取り消しを設定するリセット表示ステップをさらに備えたことを特徴とする。
本発明は請求項3と同様の作用効果を奏する。
請求項8は、前記彩度特性変更ステップは、コンピュータにインストールされているプリンタドライバソフト内に設定されていることを特徴とする。
本発明は請求項4と同様の作用効果を奏する。
請求項9は、請求項5乃至8の何れか一項に記載の彩度調整方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする。
請求項10は、請求項9に記載の彩度調整プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
請求項1、5の発明によれば、彩度特性を色相環上にグラフとして表示する手段と、表示された彩度特性に対して希望の特性を得られる彩度位置を色相ごとに指定する手段と、指定された彩度位置に基づいて彩度特性を変更する手段と、を備えているので、従来画像全体に対してしかできなかった彩度調整が色相ごとに行えるようになる。
また請求項2、6では、彩度特性を変更する手段は、彩度を指示するパラメータを変更し、プリンタはパラメータを参照して彩度を変更するので、簡単な構成で調整の多様性に対応できる彩度調整を実行することができる。
また請求項3、7では、表示する手段に指定手段による彩度調整の取り消しを設定するリセット表示を設けるので、彩度変更前後でデフォルトとの比較が容易に行える。
また請求項4、8では、彩度特性を変更する手段は、コンピュータにインストールされるプリンタドライバに設定されるので、プリンタドライバをコンピュータにインストールするだけで、各効果を容易に得ることができる。
また請求項9では、本発明の彩度調整方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
また請求項10では、彩度調整プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1はカラープリンタにおける一般的なカラープリントの流れについて示す図である。ある画像に対してアプリケーション10から印刷が実行されると、画像のRGB画像データ10aがアプリケーション10からプリンタドライバ20に渡される。プリンタドライバ20ではRGB画像データ10aに対して、明度、彩度、色相調整といったドライバUI上でユーザにより指定される調整機能20aを施し、さらに必要に応じてカラーマッチング処理20bを行う。調整及びカラーマッチング処理されたRGBデータは、プリンタドライバ20から有線もしくは無線で接続されたカラープリンタに転送される。カラープリンタに内蔵されるプリンタコントローラ30は、転送されてきたRGBデータを受け取り、BG/UCR(Black Generation/Under Color Removal)やGCR(Gray Component Replacement)といった既知の技術により、印刷の色空間であるCMYKデータに変換する。CMYKデータ30aは、カラーバランスを調整するγ(ガンマ)変換処理30bが行われた後、多値で階調を表現できないプリンタエンジンにて階調を表現するために、既知の技術であるディザ法や誤差拡散法を使用した階調変換30cが行われる。その後、階調変換されたCMYK画像データ40aがプリンタエンジン40に送られて、電子写真方式やインクジェット方式により印刷が実行される。
上記の一般的なカラープリントの流れに従って、本発明における彩度調整もアプリケーションからプリンタドライバに渡されるRGBデータに対して実施することとし、その処理に関してはプリンタドライバのインストールされたコンピュータ上で行うこととする。また彩度調整の実施形態については、プリンタドライバ上でユーザが彩度調整を行いたい色を設定し、指定されたそれらの色について個別に彩度調整を行うこととする。
図2は本発明の実施形態に係る彩度調整のフローチャートである。まずプリンタドライバにアプリケーションからRGBデータを入力し(S1)、図3に示す変換マトリクステーブルを用いてYCデータに変換する(Y:明度成分、C、C:彩度成分)(S2)。このようにRGBデータからYCデータに変換することで、色空間を図5に示すような明度、彩度、色相という3種類のパラメータとして捉えることが可能となる。また、YCデータのC−Cの関係をプロットすることで得られる図6に示す色相環では、色は無彩色である色相環の中心Pを原点として円状に分布しており、中心から離れるほど高彩度の色を表している。各色は、360度の色相環のある角度に必ず分布することとなり、色相環の中心Pと各色の最高彩度点を結ぶ線(例えば、P−M)の角度αを色相と呼んでいる。図6には一般的に原色と呼ばれる6色R(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)の色相のイメージを合わせて示してある。続いて、変換されたYCデータのC、C値から以下に示す変換式を使用して色相Hを算出し、色相ごとに画像データを分類しておく。
H=tan-1(C/C
また、同じくC、C値から以下に示す変換式を使用して彩度Cを算出し、同じく画像データを分類しておく(S3)。
C=√(C +C
そしてユーザによる彩度調整指定を行う(S10)。なお、ユーザの指定する原色の彩度を個別に調整するにあたっては、以下の2点が問題となると考えられる。1つ目は無彩色近辺の色づきの問題であり、2つ目は原色の彩度調整を個別に行うことによる周辺の色に対する連続性である。これらの問題を解消するには何らかの調整を行う必要があり、本実施形態ではこの調整方法として、YC空間での補間演算を行うことによって、色
づきを回避し、または連続性を保つこととする(S4)。この補間演算について、以下に説明する。
まず、無彩色である色相環の中心付近の色については、彩度が上がると色づきが目立ってしまうことから、彩度調整の影響をほとんど受けないほうが望ましい。従って、たとえばある色の彩度を1.5倍上げるように調整を行った場合でも、無彩色近辺の色に関してはほとんど変わらず、限りなく1倍に近くなるような、補間演算を以下のように行うこととする。
即ち、彩度を調整する原色の最大彩度をC100%、彩度の調整倍率をx、原色と同色相内の任意色の彩度をCとすると、彩度調整後の任意色の倍率x’は以下のように求めることとする。
x’=1+{(x−1)*(C/C100%)}
そして、彩度調整後の任意色の彩度をC’とすると、C’は上記x’を使用して以下のように求めることができる。
C’=x’*C
次に、原色の周辺の色に対する連続性を保つための補間式について説明する。
この連続性を保つために、本実施形態における彩度調整は、隣接する原色の色相および倍率を使用する。
調整を指定した色の色相をHorg、彩度の調整倍率をxorg、調整を指定された色相に隣接する原色の色相をそれぞれH隣接原色1、H隣接原色2、彩度の調整倍率をそれぞれx隣接原色1、x隣接原色2、原色周辺の任意色の色相をH”、任意色の最大彩度をC”100%、任意色の彩度をC”とすると、C”100%の彩度の調整倍率x”100%、任意色の調整倍率x”調整後、任意色の調整後の彩度C”調整後は以下の式により求めることができる。
隣接原色1と調整を指定された色相Horgの間にある色に対する補間式
x”100%=x隣接原色1+{(H隣接原色1−H”)/(H隣接原色1−Horg)*(xorg−x隣接原色1)}
x”調整後=1+{(x”100%−1)*(C”/C”100%)}
C”調整後=C”*x”調整後
隣接原色2と調整を指定された色相Horgの間にある色に対する補間式
x”100%=x隣接原色2+{(H”−H隣接原色2)/(Horg−H隣接原色2)*(x隣接原色2−xorg)}
x”調整後=1+{(x”100%−1)*(C”/C”100%)}C”調整後=C”*x”調整後
続いて、上記の手順で算出された任意色に対する倍率x”調整後を使用して、もともとのデータC値を以下のように変更する。
C”b調整後=C*x”調整後
C”r調整後=C*x”調整後
ここで、C、Cは彩度調整前のデータ、C”b調整後、C”r調整後は彩度調整後のデータをあらわす。
最後に、算出後のC”b調整後C”r調整後値と変更していないY値から、図4に示す変換マトリクステーブルを用いてRGB値に変更する(S6)。
このRGBデータが、前述のように必要に応じてカラーマッチング処理が行われた後プリンタに転送されてプリントが実行されることとなる(S7)。
上記の補間演算式を使用して彩度調整を行うことで、無彩色近辺の色は彩度調整の影響をほとんど受けず色かぶりを抑えることができるとともに、原色周辺の色の連続性を保つことができる。さらに上記演算は、自動的に行うことができるものであり、ユーザにとっては簡単かつ高精度に原色ごとの彩度調整を行うことができる。
続いて、ユーザが調整したい色を指定して、その色の彩度調整を実際に行う方法について説明する。ユーザは個別に彩度調整を行いたい原色に対して、倍率を指定する方法で彩度の調整を指定する。その方法としては、プリント処理を実行した際のプロパティ画面上に表示させる彩度調整ウィンドウ上に彩度特性を表示させておき、彩度調整の倍率を入力するボックスに調整倍率を数値で入力する方法と、調整を行う原色をマウスにより指定しマウスのドラッグ作業により彩度特性グラフを変更する方法とがある。なお、上記マウスによる彩度特性グラフの変更と彩度調整倍率の数値は相互にデータの反映を行い、マウスによる彩度特性グラフの変更がなされると数値も変更され、数値が変更されると彩度特性グラフも動くこととする。
図7は本発明の彩度調整ウィンドウを示す図である。この表示部200は、調整倍率を直接入力する場合は、変更したい色の倍率を「調整倍率」のボックスにキーボードにより数値を入力する。またマウスのドラッグ作業による倍率変更では、調整したい色を彩度特性グラフ51上でマウスポインタ52により選択し、マウスのドラッグ作業を行うことで倍率を視覚的に決定する。そしてその数値に設定するときは設定ボタン54をクリックする。
上記の方法により、選択された色の倍率からコンピュータにより彩度値が自動的に算出されて、図7に示すように彩度特性グラフ51上に変更後の特性が自動的に表示される(実線)。また、上記で調整後の彩度特性をグラフ上に表示したように、変換前の彩度特性53に関しても表示させる(点線)。また図7に示す彩度調整ウィンドウ50には、ユーザが行った彩度調整を無効とするためのリセットボタン55を設ける。これにより、これまで操作した調整値はすべて0リセットすることができる。
図8は、本発明の一実施形態に係るデジタル複写機の概略構成図である。この構成は、画像処理装置としての複写機100であり、この複写機100の上面にはコンタクトガラス206が設けられている。また、複写機100の上部には自動原稿送り装置(以下、単にADFという)201が設けられており、このADF1はコンタクトガラス206を開閉するように複写機100に図示しないヒンジ等を介して連結されている。このADF201は、複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ202と、原稿トレイ202に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス206に向かって搬送する分離・搬送手段と、分離・搬送手段によってコンタクトガラス206に向かって搬送された原稿をコンタクトガラス206上の読取位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガラス206の下方に配設された複写機100の読取手段(公知の露光ランプ251、ミラー252、255、256、レンズ253、CCD254等)250により読み取りが終了した原稿をコンタクトガラス206から搬出する。給紙モータはコントローラからの出力信号によって駆動されるようになっており、コントローラは複写機100から給紙スタート信号が入力されると、給紙モータを正・逆転駆動するようになっている。給紙モータが正転駆動されると、給送ローラ203が時計方向に回転して原稿束から最上位に位置する原稿が給紙され、コンタクトガラス206に向かって搬送される。この原稿の先端が原稿セット検知センサ207によって検知されると、コントローラは原稿セット検知センサ207からの出力信号に基づいて給紙モータを逆転駆動させる。これにより、後続する原稿が進入するのを防止して分離されないようになっている。
また、コントローラは原稿セット検知センサ207が原稿の後端を検知したとき、この検知時点からの搬送ベルトモータの回転パルスを計数し、回転パルスが所定値に達したときに、給送ベルト204の駆動を停止して給送ベルト204を停止することにより、原稿をコンタクトガラス206読取位置に停止させる。また、コントローラは原稿セット検知センサ7によって原稿の後端が検知された時点で、給紙モータを再び駆動し、後続する原稿を上述したように分離してコンタクトガラス206に向かって搬送し、この原稿が原稿セット検知センサ207によって検知された時点からの給紙モータのパルスが所定パルスに到達したときに、給紙モータを停止させて次原稿を先出し待機させる。そして、原稿がコンタクトガラス206の読取位置に停止したとき、複写機100によって原稿の読み取りおよび露光が行なわれる。この読み取りおよび露光が終了すると、コントローラには複写機100から信号が入力されるため、コントローラはこの信号が入力すると、搬送ベルトモータを正転駆動して、搬送ベルト216によって原稿をコンタクトガラス206から排送ローラ205に搬出する。
上記のように、ADF201にある原稿トレイ202に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部上のプリントキーが押下されると、一番上の原稿からコンタクトガラス206上の所定の位置に給送される。給送された原稿は、読み取りユニット250によってコンタクトガラス206上の原稿の画像データを読み取り後、給送ベルト204および反転駆動コロによって排出口A(原稿反転排出時の排出口)に排出される。さらに、原稿トレイ202に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス206上に給送される。
第1トレイ208、第2トレイ209、第3トレイ210に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット211、第2給紙ユニット212、第3給紙ユニット213によって給紙され、縦搬送ユニット214によって感光体215に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット250にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット257からのレーザによって感光体215に書き込まれ、現像ユニット227を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体215の回転と等速で搬送ベルト216によって搬送されながら、感光体215上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット217にて画像を定着させ、排紙ユニット218に搬送される。排紙ユニット218に搬送された転写紙は、ステープルモードを行わない場合は、排紙トレイ219に排紙される。
カラープリンタにおける一般的なカラープリントの流れについて示す図。 本発明の実施形態に係る彩度調整のフローチャート。 RGB画像データからYC画像データに変換する変換式を示す図。 YC画像データからRGB画像データに変換する変換式を示す図。 本発明のYC色空間を説明する図。 色相環を説明するための図。 本発明の彩度調整ウィンドウを示す図。 本発明の一実施形態に係るデジタル複写機の概略構成図。
符号の説明
10 アプリケーション、10a RGB画像データ、20 プリンタドライバ、20a 調整機能、20b カラーマッチング処理、30 プリンタコントローラ、30a CMYKデータ、30b γ(ガンマ)変換処理、30c 階調変換、40a CMYK画像データ、40 プリンタエンジン

Claims (11)

  1. コンピュータから転送されたRGB画像データをYMCK画像データに変換して印刷する画像形成装置に装備されて出力画像の彩度を調整する彩度調整装置であって、
    彩度成分の関係をプロットすることで得られる色相環上に彩度特性をグラフとして表示する表示手段と、該表示手段により表示された彩度特性を調整するために彩度位置を各色相ごとに指定する指定手段と、該指定手段により指定された彩度位置に基づいて前記彩度特性を変更する彩度特性変更手段と、を備えたことを特徴とする彩度調整装置。
  2. 前記彩度特性変更手段は、コンピュータから転送されたRGB画像データを明度成分Yと彩度成分Cから成るYCデータに変換し、変換されたYCデータの彩度成分C値から色相H及び彩度Cを算出し、前記指定手段により彩度位置を指定後、当該指定色及び近辺色の倍率を算出して彩度調整処理を行うことにより、調整後のYCデータを調整後のRGB画像データに変換して彩度を変更することを特徴とする請求項1記載の彩度調整装置。
  3. 前記表示手段は、前記指定手段による彩度調整の取り消しを設定するリセット表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の彩度調整装置。
  4. 前記彩度特性変更手段は、コンピュータにインストールされているプリンタドライバ内に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の彩度調整装置。
  5. コンピュータから転送されたRGB画像データをYMCK画像データに変換して印刷する画像形成装置に装備されて出力画像の彩度を調整する彩度調整方法であって、
    彩度成分の関係をプロットすることで得られる色相環上に彩度特性をグラフとして表示する表示ステップと、該表示ステップにより表示された彩度特性を調整するために彩度位置を各色相ごとに指定する指定ステップと、該指定ステップにより指定された彩度位置に基づいて前記彩度特性を変更する彩度特性変更ステップと、を備えていることを特徴とする彩度調整方法。
  6. 前記彩度特性変更ステップでは、コンピュータから転送されたRGB画像データを明度成分Yと彩度成分Cから成るYCデータに変換し、変換されたYCデータの彩度成分C値から色相H及び彩度Cを算出し、前記指定ステップにより彩度位置を指定後、当該指定色及び近辺色の倍率を算出して彩度調整処理を行うことにより、調整後のYCデータを調整後のRGB画像データに変換して彩度を変更することを特徴とする請求項5記載の彩度調整方法。
  7. 前記表示ステップは、前記指定ステップによる彩度調整の取り消しを設定するリセット表示ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項5または6記載の彩度調整方法。
  8. 前記彩度特性変更ステップは、コンピュータにインストールされているプリンタドライバソフト内に設定されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の彩度調整方法。
  9. 請求項5乃至8の何れか一項に記載の彩度調整方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする彩度調整プログラム。
  10. 請求項9に記載の彩度調整プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
  11. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の彩度調整装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102158715B (zh) * 2010-02-12 2013-01-30 瑞昱半导体股份有限公司 饱和度调整装置及其方法

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