JP2006086868A - ネットワーク管理システム及び、移動検出方法 - Google Patents

ネットワーク管理システム及び、移動検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006086868A
JP2006086868A JP2004270153A JP2004270153A JP2006086868A JP 2006086868 A JP2006086868 A JP 2006086868A JP 2004270153 A JP2004270153 A JP 2004270153A JP 2004270153 A JP2004270153 A JP 2004270153A JP 2006086868 A JP2006086868 A JP 2006086868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio
wireless
station
connection information
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004270153A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Miki
康俊 三樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Precision Inc filed Critical Seiko Precision Inc
Priority to JP2004270153A priority Critical patent/JP2006086868A/ja
Publication of JP2006086868A publication Critical patent/JP2006086868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】 無線局によるネットワークの動的な構成変更を適切に管理できるネットワーク管理システム等を提供する。
【解決手段】 (a)に示すように、無線タグ10dの近傍に位置していた無線タグ10eが、無線タグ10gの近傍に移動した場合、無線タグ10d−10e間の通信が切断され、無線タグ10g−10e間の通信が接続される。また、(b)に示すように、無線タグ10iの近傍に位置していた無線タグ10jが、無線タグ10qの近傍に移動した場合、無線タグ10i−10j間の通信が切断され、無線タグ10q−10j間の通信が接続される。このような接続情報は、アクセスポイント20を介してネットワーク監視装置30に供給される。そして、ネットワーク監視装置30は、無線ネットワークのトポロジが変化に基づいて、無線タグ10eや無線タグ10jの移動を検出する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、無線局によるネットワークの動的な構成変更を適切に管理することのできるネットワーク管理システム及び、移動検出方法に関する。
近年、無線タグ(RF−ID;Radio Frequency IDentification)が普及し、種々の管理に用いられている。例えば、無線タグを商品に貼り付け、送受信機(リーダライタ等)により、流通段階や小売段階における商品管理も行われている。
この場合、無線タグの情報(ID等)が送受信機にて定期的に読み取られ、各商品の存在等が管理される。なお、送受信機による情報の読み取りは、無線タグからの電波が届く範囲内に制限されている。そのため、広範囲において、無線タグを活用する場合には、電波の出力を大きくする必要があった。
また、商品の識別信号を発信する発信装置を用いて、店舗内における各商品の位置を管理する技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−63668号公報 (第3−5頁、第1図)
上述の特許文献1に開示される技術は、座標値が割り振られた複数の無線制御装置が店舗内に配置されており、それぞれ座標値を送信する。そして、各発信装置は、最寄りの無線制御装置から送られる座標値を取得することによって、自己の位置を確定している。つまり、商品(発信装置)が店舗内を移動しても(顧客等により運ばれても)、発信装置が移動先での無線制御装置から送られる座標値により自己の位置を更新するため、各商品の位置を把握することができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、全ての発信装置が、直接、無線制御装置と通信を行う方式であるため、商品(発信装置)が配置又は移動される店舗内全てに、それぞれ無線制御装置を適宜配置する必要があった。このため、設備が大掛かりとなってしまうという問題があった。
また、商品(発信装置)の移動を考慮して、各発信装置は、常時、最寄りの無線制御装置から座標値を受信し続ける必要があった。このため、通信量や通信回数が増大してしまい、省電力が図れないという問題があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、無線局によるネットワークの動的な構成変更を適切に管理することのできるネットワーク管理システム及び、移動検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るネットワーク管理システムは、
アドホックネットワークを動的に構成する複数の無線局と、所定位置に配置された固定局を介して当該各無線局を管理する管理装置とから構成されるネットワーク管理システムであって、
前記各無線局は、
自己の近傍に位置し、上位及び下位となる他の無線局との間でアドホック通信を行う通信手段と、
前記通信手段によりアドホック通信が行われる前記他の無線局との接続関係を示す接続情報を記憶する記憶手段と、
前記通信手段を制御して、前記記憶手段が記憶する前記接続情報を上位となる前記他の無線局に送信する制御手段と、を備え、
前記管理装置は、
最上位の無線局から送られる前記各無線局の前記接続情報を、前記固定局を介して取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記接続情報に基づいて、前記各無線局によるアドホックネットワークのトポロジを監視する監視手段と、
前記監視手段により監視される前記トポロジの変化に基づいて、移動した無線局を検出する検出手段と、を備える、
ことを特徴とする。
この発明によれば、各無線局において、通信手段は、自己の近傍に位置し、上位及び下位となる他の無線局との間でアドホック通信を行う。また、記憶手段は、通信手段によりアドホック通信が行われる他の無線局との接続関係を示す接続情報を記憶する。そして、制御手段は、通信手段を制御して、記憶手段が記憶する接続情報を上位となる他の無線局に送信する。一方、管理装置において、取得手段は、最上位の無線局から送られる各無線局の接続情報を、固定局を介して取得する。また、監視手段は、取得手段が取得した接続情報に基づいて、各無線局によるアドホックネットワークのトポロジを監視する。そして、検出手段は、監視手段により監視されるトポロジの変化に基づいて、移動した無線局を検出する。
この結果、無線局によるネットワークの動的な構成変更を適切に管理することができる。
前記制御手段は、前記通信手段を制御して、自己の識別情報を含む前記接続情報を上位となる前記他の無線局に送信し、
前記管理装置は、前記取得手段が取得した前記接続情報に含まれる識別情報に基づいて、前記各無線局をグループ化するグループ化手段と、を更に備えてもよい。
前記管理装置は、
前記固定局と前記各無線局との通信所要時間に基づいて、前記固定局を基準とした前記各無線局までの距離を計測する計測手段を、更に備え、
前記検出手段は、前記計測手段により計測された距離により、移動を検出した前記無線局の距離に変化がない場合に、電波障害によるトポロジの変化を検出してもよい。
前記管理装置は、
前記計測手段が計測した前記距離に基づいて、前記各無線局をグループ化するグループ化手段を更に備えてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る移動検出方法は、
アドホックネットワークを動的に構成する複数の無線局と、所定位置に配置された固定局を介して当該各無線局を管理する管理装置とから構成されるシステムにおける移動検出方法であって、
前記各無線局にて、上位及び下位となる他の無線局を特定し、特定した前記他の無線局との接続関係を示す接続情報を、上位となる前記他の無線局に送信する送信ステップと、
前記管理装置にて、最上位の前記無線局から送られる前記各無線局の接続情報を、前記固定局を介して取得する取得ステップと、
前記取得ステップにて取得した前記接続情報に基づいて、前記各無線局によるアドホックネットワークのトポロジを監視する監視ステップと、
前記監視ステップにて監視される前記トポロジの変化に基づいて、移動した無線局を検出する検出ステップと、
を備えることを特徴とする。
この発明によれば、送信ステップは、各無線局にて、上位及び下位となる他の無線局を特定し、特定した他の無線局との接続関係を示す接続情報を、上位となる他の無線局に送信する。一方、取得ステップは、管理装置にて、最上位の無線局から送られる各無線局の接続情報を、固定局を介して取得する。また、監視ステップは、取得ステップにて取得した接続情報に基づいて、各無線局によるアドホックネットワークのトポロジを監視する。そして、検出ステップは、監視ステップにて監視されるトポロジの変化に基づいて、移動した無線局を検出する。
この結果、無線局によるネットワークの動的な構成変更を適切に管理することができる。
本発明によれば、無線局によるネットワークの動的な構成変更を適切に管理することができる。
本発明の実施の形態にかかるネットワーク管理システムについて、以下図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、この発明の第1の実施形態に適用されるネットワーク管理システム1の構成の一例を示す模式図である。
図示するように、ネットワーク管理システム1は、無線局としての無線タグ10(10a〜10t)と、固定局としてのアクセスポイント20(20a,20b)と、管理装置としてのネットワーク監視装置30と、を含んで構成される。
無線タグ10(10a〜10t)は、例えば、電池を搭載したアクティブタグ等からなり、所定位置にそれぞれ配置され、自己の近傍に位置する他の無線タグ10との間でアドホック通信を行う。つまり、無線タグ10は、アドホックによる無線ネットワークを構成する。なお、無線タグ10は、後述する第2の実施形態や第3の実施形態にて説明するように、現実には、物(荷物)や人(競技者)等に貼り付けられ、又は所持されて使用される。そのため、無線タグ10は、荷物や競技者等の移動に伴い位置が変化し、そして、ネットワーク構成が動的に変化する。
具体的に無線タグ10は、図2に示すように、アンテナ11と、通信部12と、記憶部13と、制御部14と、から構成される。なお、無線タグ10は、例えば、Bluetooth(ブルートゥース)、Zigbee(ジグビー)、及び、UWB(Ultra Wide Band)等の無線方式により無線通信が行われる。
アンテナ11は、送信用のアンテナである。また、通信部12は、アンテナ11を介して自己の近傍に位置する他の無線タグ10との間でアドホック通信を行う。具体的に、通信部12は、上位の無線タグ10と、下位の無線タグ10とを定め、これらの無線タグ10と無線通信を行う。
なお、最上位の無線タグ10では、通信部12は、アクセスポイント20と下位の無線タグ10との間で無線通信を行う。また、最下位の無線タグ10では、上位の無線タグ10との間で無線通信を行う。
記憶部13は、不揮発性のメモリ等からなり、自己の無線タグ10に予め設定されたユニークなID情報を記憶する。なお、ID情報には、サブID等が含まれていてもよい。
また、記憶部13は、通信部12によりアドホック通信が行われている他の無線タグ10との接続関係を示す接続情報を記憶する。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)等からなり、無線タグ10全体を制御する。
具体的に制御部14は、通信部12を制御して近傍に位置する他の無線タグ10との通信を試み、上位及び下位となる無線タグ10を特定する。なお、自己が最上位となる場合には、アクセスポイント20と下位の無線タグ10を特定し、また、自己が最下位となる場合には、上位の無線タグ10を特定する。そして、制御部14は、特定した上位及び下位の無線タグ10との接続関係を示す接続情報を記憶部13に格納する。
また、制御部14は、記憶部13に格納した接続情報を読み出し、通信部12を制御して、上位となる他の無線タグ10に送信する。
なお、上述したように、通信部12は、記憶部13に記憶される接続情報に基づいて、上位及び下位の無線タグ10との間でアドホック通信を行うが、自己(無線タグ10)の移動や上位や下位の他の無線タグ10の移動が生じた場合には、それまでの他の無線タグ10との通信が行えなくなる。その際、通信部12は、通信不能を制御部14に通知し、制御部14は、再度、通信部12を制御して、近傍に位置する他の無線タグ10との通信を試み、上位及び下位の無線タグ10を特定し直す。そして、新たな接続情報を記憶部13に格納し、通信部12を制御して、上位となる他の無線タグ10に新たな接続情報を送信する。
図1に戻って、アクセスポイント20(20a,20b)は、近傍に位置する無線タグ10(最上位となる無線タグ10)と無線通信を行う。なお、アクセスポイント20は、それぞれに座標値が割り振られており、対応位置にそれぞれ配置される。
また、アクセスポイント20は、有線の伝送路Mを介してネットワーク監視装置30と接続されている。そして、アクセスポイント20は、最上位の無線タグ10から送られる各無線タグ10の接続情報を受信し、受信した接続情報をネットワーク監視装置30に供給する。
ネットワーク監視装置30は、アクセスポイント20を介して、無線タグ10をそれぞれ管理する。
具体的にネットワーク監視装置30は、図3に示すように、情報取得部31と、トポロジ監視部32と、移動検出部33と、グループ分類部34と、計測部35と、から構成される。
情報取得部31は、アクセスポイント20を通じて、各無線タグ10の接続情報をそれぞれ取得する。つまり、最上位の無線タグ10から送られる各接続情報を、アクセスポイント20を介して取得する。
トポロジ監視部32は、情報取得部31が取得した各接続情報に基づいて、無線ネットワークにおける現在のトポロジを把握する。つまり、各無線タグ10による無線ネットワークのトポロジを管理し、そして、無線タグ10の移動等に伴うトポロジの変化を監視する。
移動検出部33は、トポロジ監視部32が監視するトポロジの変化に基づいて、移動した無線タグ10を検出する。
例えば、図4(a)に示すように、無線タグ10dの近傍に位置していた無線タグ10eが、無線タグ10gの近傍に移動した場合、無線タグ10d−10e間の通信が切断され、無線タグ10g−10e間の通信が接続される。
この接続情報が情報取得部31により取得され、無線ネットワークのトポロジが変化し、トポロジ監視部32にてトポロジの変化が発見される。そして、移動検出部33は、このトポロジの変化に基づいて、無線タグ10eの移動を検出する。
同様に、図4(b)に示すように、無線タグ10iの近傍に位置していた無線タグ10jが、無線タグ10qの近傍に移動した場合、無線タグ10i−10j間の通信が切断され、無線タグ10q−10j間の通信が接続される。この接続情報によりトポロジ監視部32にてトポロジの変化が発見され、移動検出部33は、このトポロジの変化に基づいて、無線タグ10jの移動を検出する。
グループ分類部34は、情報取得部31が取得した接続情報に含まれるID情報の一部又はサブIDに基づいて、各無線タグ10をグループ化する。
例えば、図5(a)に示すような構成の無線タグ10Aa〜10Bhを、ID情報に基づいて、図5(b)に示すようにグルーピングする。
計測部35は、各無線タグ10とアクセスポイント20との無線通信が、UWBによりにより行われる場合に、アクセスポイント20を基準とした各無線タグ10の距離を計測する。
例えば、アクセスポイント20と無線タグ10との信号到達時間(受信時間−送信時間)の差に光速をかけることにより、アクセスポイント20から無線タグ10までの距離を計測する。
また、計測部35は、3つのアクセスポイント20を用いて、各無線タグ10の現在位置を計測するようにしてもよい。
例えば、図6(a)に示すように、アクセスポイント20a〜20cの座標位置が定められており、アクセスポイント20a〜20cを基準とした無線タグ10までの距離が同様に計測可能とする。
この場合、図6(b)に示すように、アクセスポイント20cを原点として、アクセスポイント20a〜20cの座標位置と、無線タグ10までの各距離とを用いて、無線タグ10の位置を求めることができる。
なお、上述のグループ分類部34は、計測部35が計測した距離等に基づいて、各無線タグ10をグループ化してもよい。
この場合、図7(a)に示すような構成の無線タグ10Aa〜10Dcを、距離等に基づいて、図7(b)に示すようにグルーピングする。
以下、上述した構成のネットワーク管理システム1の動作について、図8を参照して説明する。図8は、ネットワーク監視装置30が実行する移動検出処理を説明するためのフローチャートである。なお、この移動検出処理は、無線タグ10の配置後、繰り返し実行される。
まず、ネットワーク監視装置30は、アクセスポイント20を介して、各無線タグ10の接続情報をそれぞれ取得する(ステップS1)。つまり、最上位の無線タグ10から送られる各接続情報を取得する。
ネットワーク監視装置30は、無線ネットワークにおける現在のトポロジを把握する(ステップS2)。
そして、ネットワーク監視装置30は、トポロジの変化の有無を判別する(ステップS3)。つまり、無線タグ10の移動等に伴うトポロジの変化を監視する。
ネットワーク監視装置30は、トポロジの変化がないと判別すると、上述のステップS1に処理を戻す。
一方、トポロジの変化があったと判別した場合に、ネットワーク監視装置30は、トポロジの変化に基づいて、移動した無線タグ10を検出する(ステップS4)。
つまり、上述した図4(a),(b)に示すように、ネットワーク監視装置30は、移動した無線タグ10を検出する。
このような移動検出処理により、無線タグ10による無線ネットワークのトポロジの変化に基づいて、移動した無線タグ10を検出することができる。
この結果、無線ネットワークにおける動的な構成変更を適切に管理することができる。
上記の第1の実施形態では、基本的なネットワーク管理システム1について説明したが、以降、このようなネットワーク管理システム1が適用される具体的な応用例について説明する。
(実施形態2)
図9は、この発明の第2の実施形態に適用される倉庫管理システム2の構成の一例を示す模式図である。
図示するように、倉庫管理システム2は、無線タグ10(10a〜10h)と、アクセスポイント20(20a,20b)と、ネットワーク監視装置30と、無線LAN40と、無線端末50と、を含んで構成される。
無線タグ10、アクセスポイント20、及び、ネットワーク監視装置30は、上述した第1の実施形態と同様の構成である。
なお、無線タグ10は、倉庫内の荷物に貼り付けられており、また、アクセスポイント20は、倉庫内の天井、壁及び、床面等にそれぞれ設置されている。そして、伝送路Mは、中継器Lを介して接続されている。
無線LAN40は、ネットワーク監視装置30と無線端末50との通信を中継する。
無線端末50は、無線LAN40を介してネットワーク監視装置30と通信可能なPDA等からなり、ネットワーク監視装置30に所定の検索指示を送信し、また、ネットワーク監視装置30から送られる検索結果を受信する。
以下、この倉庫管理システム2の動作について、図10を参照して簡単に説明する。
まず、図10(a)に示すように、障害物Xの影響により無線タグ10e−10f間が通信不能となった場合、図10(b)に示すように、新たに、無線タグ10b−10f間の通信が接続される。
ネットワーク監視装置30は、この接続情報をアクセスポイント20aを介して取得すると、無線ネットワークにおけるトポロジの変化を発見する。そして、このトポロジの変化に基づいて、無線タグ10fの移動を検出する。
更に、ネットワーク監視装置30は、無線タグ10fの距離等を計測する。つまり、アクセスポイント20a〜20cの座標位置及び、無線タグ10fまでの各距離等に基づいて、無線タグ10fの現在位置を計測する。
この場合、無線タグ10fの位置が元の位置と変わりがないため、無線タグ10e−10f間の電波障害等によりトポロジが変化したことを検出できる。
そして、無線端末50から、無線タグ10fが貼り付けられた荷物の検索が指示された場合、ネットワーク監視装置30は、その荷物の位置(元の位置)を含む検索結果を返信する。
一方、図10(c)に示すように、無線タグ10eの近傍に位置していた無線タグ10fが、無線タグ10cの近傍に移動した場合、無線タグ10e−10f間の通信が切断され、無線タグ10c−10f間の通信が接続される。
ネットワーク監視装置30は、この接続情報を取得し、無線ネットワークにおけるトポロジの変化を捉えると、このトポロジの変化に基づいて、無線タグ10fの移動を検出する。
更に、ネットワーク監視装置30は、無線タグ10fの距離等を計測する。この場合、無線タグ10fの位置が元の位置から変化しているため、無線タグ10f(荷物)の移動を正確に検出できる。
そして、無線端末50から、無線タグ10fが貼り付けられた荷物の検索が指示された場合、ネットワーク監視装置30は、その荷物の現在位置(移動後の位置)を含む検索結果を返信する。
また、荷物が持ち出された後、無線端末50から、その荷物の検索が指示された場合、ネットワーク監視装置30は、その荷物に貼り付けられた無線タグ10が無線ネットワーク内に存在しないため、その荷物の持ち出し(無線タグ10の紛失)を示す検索結果を返信する。
このように、倉庫管理システム2においても、無線タグ10による無線ネットワークのトポロジの変化に基づいて、移動した無線タグ10を検出することができる。その際、無線タグ10の距離等が計測されるため、電波障害等によりトポロジが変化したことも検出できる。
この結果、無線ネットワークにおける動的な構成変更を適切に管理することができる。
上記の第2の実施形態では、物(荷物)に無線タグ10を貼り付けて、倉庫内の荷物を管理する場合について説明したが、無線タグ10を人に保持させ、人の管理を行うようにしてもよい。
(実施形態3)
図11は、この発明の第3の実施形態に適用される競技管理システム3の構成の一例を示す模式図である。なお、この競技管理システム3は、例えば、マラソン競技に適用され、競技者RNのタイム等を管理する。
図示するように、競技管理システム3は、無線タグ10(10a〜10g)と、アクセスポイント20(20a,20b)と、ネットワーク監視装置30と、を含んで構成される。
無線タグ10、アクセスポイント20、及び、ネットワーク監視装置30は、上述した第1の実施形態と同様の構成である。
なお、無線タグ10(10a〜10g)は、例えば、競技者RN(RNa〜RNg)に保持され、競技者RNの走行に伴って移動する。また、アクセスポイント20(20a,20b)は、例えば、競技の中継地点やゴール地点に配置される。更に、アクセスポイント20とネットワーク監視装置30とは、図示していないが、例えば、公衆回線等を介して通信可能に接続されている。
以下、この競技管理システム3の動作について、図12を参照して簡単に説明する。
まず、計時データの収集について説明する。無線タグ10は、例えば、アクセスポイント20からの距離等によりグループ化され、そのグループ内で、計時データを共有する。
具体的に、図12(a)に示すように、グループAの中の何れか1つの無線タグ10が計時した計時データは、グループA内の全無線タグ10(10a〜10e)に共有される。同様に、グループBの何れかの無線タグ10が計時した計時データは、グループB内の全無線タグ10(10f,10g)に共有される。
このため、各グループの無線タグ10群とアクセスポイント20との間で、少ない回数の通信が行われ、計時データ等が収集される。そして、計時データ等がネットワーク監視装置30に供給されると、各無線タグ10の計時データが集計される。
次に、競技者RNの集団管理について説明する。
図12(b)に示すように、A方向に走行している競技者RNが幾つかの集団を形成している場合、アクセスポイント20は、最上位の無線タグ10から送られる各無線タグ10の接続情報を受信する。そして、この接続情報がネットワーク監視装置30に供給され、トポロジにより、各集団を構成する無線タグ10(競技者RN)が特定される。
そして、図12(c)に示すように、競技者RNeが遅れ、別の集団に取り込まれた場合、新たな接続情報がアクセスポイント20を介してネットワーク監視装置30に供給され、トポロジの変化が捉えられる。このトポロジの変化に基づいて、無線タグ10eの移動(競技者RNeの遅れ)を検出する。
この場合、トポロジの変化は、競技者RNの集団からの離脱等を意味し、競技者RNの集団ごとの順位管理に利用される。
次に、種目別や男女別の管理について説明する。マラソン競技において、距離の異なる種目にエントリーした競技者RNや、男女の競技者RNが同じコースを同時に走行する場合もある。
この場合、種目や男女別に同一のサブID等が割り振られたID情報を無線タグ10に予め記憶しておく。そして、図12(d)に示すように、無線タグ10は、ID情報によりグループ化する。
より詳細に説明すると、A方向に走行している競技者RNa〜RNgにおいて、無線タグ10a,10c,10eには男子競技者のサブIDが割り当てられており、また無線タグ10b,10d,10f,10gには女子競技者のサブIDが割り当てられいるものとする。図中には省略されているが、他のアクセスポイント20も複数設けられており、各アクセスポイント20の位置を基準として競技者RNa〜RNg(無線タグ10a〜10g)の位置情報を取得できる。そして、取得した無線タグ10a〜10gの位置情報、ID情報(サブIDも含む)等から、各競技者RNa〜RNgの順位情報(総合順位や男女毎の順位等)を特定できる。
例えば、競技者全体における競技者RNb(女子競技者)の順位は4位であるが、位置情報、ID情報等から男女毎にグループ化すれば、女子競技者中における競技者RNbの順位は2位であることが特定できる。
このようなグループ化により、種目等の異なる競技者RNが同じコースを同時に走行する場合でも、種目や男女毎、距離毎、年齢毎などの順位管理が容易に行える。また、種目毎に集団の管理も同様に行える。
このように、競技管理システム3においても、無線タグ10による無線ネットワークのトポロジの変化に基づいて、移動した無線タグ10(集団から離脱した競技者RN等)を検出することができる。
この結果、無線ネットワークにおける動的な構成変更を適切に管理することができる。
上記の第2,第3の実施形態では、倉庫における荷物管理やマラソン競技における競技者の管理を一例として説明したが、管理対象は、これらに限られず任意である。つまり、無線タグ10を用いた種々の管理に適宜適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、無線局によるネットワークの動的な構成変更を適切に管理することができる。
本発明の第1の実施形態に係るネットワーク管理システムの構成の一例を示す模式図である。 無線タグの構成の一例を示すブロック図である。 ネットワーク監視装置の構成の一例を示すブロック図である。 (a),(b)共に、無線タグの移動を説明するための模式図である。 (a),(b)共に、ID情報に基づくグループ化を説明するための模式図である。 (a),(b)共に、無線タグの位置計測を説明するための模式図である。 (a),(b)共に、距離等に基づくグループ化を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に係る移動検出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る倉庫管理システムの構成の一例を示す模式図である。 (a)〜(c)共に、倉庫管理システムの動作を説明するための模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る競技管理システムの構成の一例を示す模式図である。 (a)〜(d)共に、競技管理システムの動作を説明するための模式図である。
符号の説明
1 ネットワーク管理システム
2 倉庫管理システム
3 競技管理システム
10 無線タグ
20 アクセスポイント
30 ネットワーク監視装置
40 無線LAN
50 無線端末

Claims (5)

  1. アドホックネットワークを動的に構成する複数の無線局と、所定位置に配置された固定局を介して当該各無線局を管理する管理装置とから構成されるネットワーク管理システムであって、
    前記各無線局は、
    自己の近傍に位置し、上位及び下位となる他の無線局との間でアドホック通信を行う通信手段と、
    前記通信手段によりアドホック通信が行われる前記他の無線局との接続関係を示す接続情報を記憶する記憶手段と、
    前記通信手段を制御して、前記記憶手段が記憶する前記接続情報を上位となる前記他の無線局に送信する制御手段と、を備え、
    前記管理装置は、
    最上位の無線局から送られる前記各無線局の前記接続情報を、前記固定局を介して取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記接続情報に基づいて、前記各無線局によるアドホックネットワークのトポロジを監視する監視手段と、
    前記監視手段により監視される前記トポロジの変化に基づいて、移動した無線局を検出する検出手段と、を備える、
    ことを特徴とするネットワーク管理システム。
  2. 前記制御手段は、前記通信手段を制御して、自己の識別情報を含む前記接続情報を上位となる前記他の無線局に送信し、
    前記管理装置は、前記取得手段が取得した前記接続情報に含まれる識別情報に基づいて、前記各無線局をグループ化するグループ化手段と、を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記固定局と前記各無線局との通信所要時間に基づいて、前記固定局を基準とした前記各無線局までの距離を計測する計測手段を、更に備え、
    前記検出手段は、前記計測手段により計測された距離により、移動を検出した前記無線局の距離に変化がない場合に、電波障害によるトポロジの変化を検出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク管理システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記計測手段が計測した前記距離に基づいて、前記各無線局をグループ化するグループ化手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載のネットワーク管理システム。
  5. アドホックネットワークを動的に構成する複数の無線局と、所定位置に配置された固定局を介して当該各無線局を管理する管理装置とから構成されるシステムにおける移動検出方法であって、
    前記各無線局にて、上位及び下位となる他の無線局を特定し、特定した前記他の無線局との接続関係を示す接続情報を、上位となる前記他の無線局に送信する送信ステップと、
    前記管理装置にて、最上位の前記無線局から送られる前記各無線局の接続情報を、前記固定局を介して取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した前記接続情報に基づいて、前記各無線局によるアドホックネットワークのトポロジを監視する監視ステップと、
    前記監視ステップにて監視される前記トポロジの変化に基づいて、移動した無線局を検出する検出ステップと、
    を備えることを特徴とする移動検出方法。
JP2004270153A 2004-09-16 2004-09-16 ネットワーク管理システム及び、移動検出方法 Pending JP2006086868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004270153A JP2006086868A (ja) 2004-09-16 2004-09-16 ネットワーク管理システム及び、移動検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004270153A JP2006086868A (ja) 2004-09-16 2004-09-16 ネットワーク管理システム及び、移動検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006086868A true JP2006086868A (ja) 2006-03-30

Family

ID=36164998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004270153A Pending JP2006086868A (ja) 2004-09-16 2004-09-16 ネットワーク管理システム及び、移動検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006086868A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269023A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The 作業対象通知システム及び作業対象通知サーバ
JP2010018409A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Daifuku Co Ltd 物品保管設備
JP2010056678A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Upr Kk 通信端末、並びに、通信処理システムおよびその通信処理方法
JP2010093743A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Sony Corp 無線通信方法
US7970282B2 (en) 2007-06-01 2011-06-28 Casio Computer Co., Ltd. Network repeater, repeater controlling method and program product
JP2014028535A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Sanwa Tekki Corp 電車線路用監視システム
WO2014073098A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 富士通株式会社 判定方法、およびシステム
JP2016100803A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 富士電機株式会社 データ収集無線通信システム、収集管理局、通信経路構築方法、および、無線通信ネットワークシステム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269023A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The 作業対象通知システム及び作業対象通知サーバ
US7970282B2 (en) 2007-06-01 2011-06-28 Casio Computer Co., Ltd. Network repeater, repeater controlling method and program product
JP2010018409A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Daifuku Co Ltd 物品保管設備
JP4723622B2 (ja) * 2008-08-26 2011-07-13 ユーピーアール株式会社 通信端末、並びに、通信処理システムおよびその通信処理方法
JP2010056678A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Upr Kk 通信端末、並びに、通信処理システムおよびその通信処理方法
JP4730421B2 (ja) * 2008-10-10 2011-07-20 ソニー株式会社 無線通信方法
JP2010093743A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Sony Corp 無線通信方法
US8279819B2 (en) 2008-10-10 2012-10-02 Sony Corporation Wireless communication method
US8923231B2 (en) 2008-10-10 2014-12-30 Sony Corporation Wireless communication method
JP2014028535A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Sanwa Tekki Corp 電車線路用監視システム
WO2014073098A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 富士通株式会社 判定方法、およびシステム
CN104823467A (zh) * 2012-11-09 2015-08-05 富士通株式会社 判定方法以及系统
JPWO2014073098A1 (ja) * 2012-11-09 2016-09-08 富士通株式会社 判定方法、およびシステム
CN104823467B (zh) * 2012-11-09 2018-04-10 富士通株式会社 判定方法以及系统
JP2016100803A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 富士電機株式会社 データ収集無線通信システム、収集管理局、通信経路構築方法、および、無線通信ネットワークシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108029069B (zh) 与无线节点网络中的id节点相关的事件候选的事件监测
CN101141394B (zh) 用于节点网络的占空比管理器和管理方法以及相应系统
US7630323B2 (en) Self-configuring wireless personal area network
Al-Turjman et al. A delay-tolerant framework for integrated RSNs in IoT
CN104780510A (zh) 用于无线网络集群发现和并发管理的方法、装置和计算机程序产品
JP2011504865A5 (ja)
US9373009B2 (en) Tag clusters for silent tags
CN102203833A (zh) 发现协议
JP2009500881A (ja) 一体化された通信リンクを用いたrfid物体の追跡
EP2195766A1 (en) Methods and apparatus for locating an rfid reader using rfid tags
EP2724570B1 (en) Radio communication system
US20180101704A1 (en) Bi-directional communication system for logistic tracking
JP2006086868A (ja) ネットワーク管理システム及び、移動検出方法
Ahmed et al. Integration of value stream mapping with RFID, WSN and ZigBee network
US10462224B2 (en) Coordinator for low power sensor network with tree or star topology
KR101417022B1 (ko) 센서장치, 센서 네트워크 시스템, 및 센서장치 제어 방법
NL2023820B1 (nl) Systeem voor het bepalen van posities van een veelvoud van labels.
Yang et al. Connectionless indoor inventory tracking in Zigbee RFID sensor network
Kamruzzaman et al. Wireless positioning sensor network integrated with cloud for industrial automation
CN105706113B (zh) 用于控制识别标签的系统和方法
Boonsong Animal Identification and Performance Analysis Based on RFID-IoT Smart Farming Applications
WO2024098364A1 (en) Managing timing of electronic shelf label connections
Abdulla et al. Extend active RFID with A ZigBee Network
WO2024065370A1 (en) Scheduling access point and electronic shelf label communication
CN101888710A (zh) 一种嵌入感动芯引擎的无线传感装置及其物联网组网与搜索方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100309