JP2006084502A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶表示装置等といった表示装置及びスピーカ等といった発音体の両方を組み込む電子機器を小型に形成する。
【解決手段】 液晶の層を含む液晶パネル5と、音を発生するスピーカユニット6と、スピーカユニット6のための気室R1を形成する第1枠8と、さらに第2枠9とを有する電気光学装置である。第2枠9は液晶パネル5、スピーカユニット6及び第1枠8を収容する。第2枠9は電子機器の筐体2に取り付けられるための固定構造41Aを有する。液晶表示装置4とスピーカユニット6とが一体の状態で第2枠9によって筐体2に取り付けられるので、筐体2を薄型及び小型に形成できる。また、電気光学装置3Aを第2枠9によって筐体2へ直接に取り付けるので、筐体2と電気光学装置3Aとの間に不要な空間が形成されず、ビビリ音等といった異音の発生がない。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液晶表示装置等といった電気光学装置に関する。また、本発明は、その電気光学装置を用いて構成される電子機器に関する。
近年、携帯電話機、携帯情報端末機等といった電子機器において液晶表示装置等といった電気光学装置が広く用いられている。例えば、電子機器に関する各種の情報を表示するための表示装置として電気光学装置が用いられている。電気光学装置とは、電気的な入力によって光学的な出力状態を制御する装置であり、例えば、液晶表示装置、EL(Electro Luminescence)装置、プラズマディスプレイ装置、その他の装置が考えられる。
上記の電気光学装置は、主に、電子機器に関する各種の情報を画像として表示する際に用いられるものであるが、電子機器の中にはこのような画像表示手段以外に、音を発生する手段を設ける必要もある。例えば、携帯電話機では、相手が話す内容を音声によって表現する必要がある。このような音を発生する手段は、例えば、スピーカ等といった発音体によって構成される。電気光学装置と発音体の両方を備えた電子機器は、従来、電気光学装置と発音体とを筐体の中の別々の場所に設置していた(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
特開2001−168963号公報(第3頁、図2) 特開2002−077346号公報(第3頁、図1)
上記従来の携帯電話機において、電気光学装置と発音体とを携帯電話機の厚さ方向に重ねて配置すると、携帯電話機の厚さが厚くなる。近年、携帯電話機に関してはそれを薄型にすることの要求が高まっており、上記のように携帯電話機の厚さが厚くなるというのは、その薄型化の要求に反している。また、携帯電話機が厚くなることを避けるために、電気光学装置と発音体とを互いに重ならないように配置することが考えられる。しかしながらこの場合には、携帯電話機の平面形状が大きくなり、やはり小型化の要求に応えることができない。
また、携帯電話機の内部に発音体を設ける場合には、携帯電話機の内部に電気光学装置を設置した上で発音体の周りの音響設計を行わなければならず、それ故、携帯電話機の小型化及び薄型化が難しかった。
本出願人は上記の問題点、すなわち、携帯電話機等といった電子機器に電気光学装置及び発音体の両方を組み込む際に電子機器が大型になってしまうという問題点を解消するため、特願2003−128073号及び特願2003−340322号において、電気光学装置と発音体とを一体に組み付けて成る発音体付電気光学装置を提案した。この発音体付電気光学装置によれば、電気光学装置を支持する構造と発音体を支持する構造とを、電子機器を作製する際に別々に用意する必要が無く、単に、発音体付電気光学装置を支持する1つの構造を用意すれば良く、電子機器の構造の簡素化、薄型化、及び小型化を達成できた。また、発音体付電気光学装置を作製した段階で発音体の音響条件、例えば気室が整い、電子機器の側では発音体に関する特別な音響設定をする必要が無くなり、電子機器の製造が容易になった。
しかしながら、上記の提案された発音体付電気光学装置に関しては、それを電子機器の筐体に取り付ける際に特別の取付け構造又は固定構造を必要とする問題があった。また、発音体を押さえ込むための機械的な強度を発音体付電気光学装置の構造だけで賄っていて電子機器の構造がその機械的強度に貢献することが無いので、発音体を押さえ込むための強度が不足する傾向にあった。また、電子機器に発音体付電気光学装置を組み付けた後に電子機器を稼動したとき、発音体付電気光学装置と電子機器の筐体との間で振動に起因する不要な音が発生するおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、第1の目的は、電気光学装置が組み込まれる装置の中に発音体も一緒に組み込む場合に、その電気光学装置が組み込まれる装置を小型に形成できるようにすることである。
そして第2の目的は、発音体付電気光学装置を電子機器に組み付ける際に特別の取付け用機器又は固定用機器を用意しておかなくても良いようにすること、電子機器内に組み付けられた発音体に十分な押さえ込み強度を付与できるようにすること、及び発音体付電気光学装置を組み付けた後の電子機器から不要な振動音が発生することを防止することである。
本発明に係る電気光学装置は、電気光学物質を含む電気光学パネルと、音を発生する発音体と、該発音体のための気室を形成する第1枠と、前記電気光学パネル、前記発音体及び前記枠を収容する第2枠とを有し、該第2枠は被固定部材に取り付けられるための固定構造を有することを特徴とする。
上記構成において、「電気光学物質」は、電気的条件の変化に応じて光学的特性が変化する物質のことであり、具体的には、液晶表示装置で用いられる液晶、EL装置で用いられるEL、プラズマディスプレイ装置で用いられるガス等が考えられる。また、「電気光学パネル」は板状の構造体のことであり、液晶表示装置を構成する液晶パネル、EL装置を構成するELパネル、プラズマディスプレイ装置を構成するプラズマディスプレイパネル等が考えられる。また、「発音体」は、例えば、振動板の振動に基づいて音を発生するスピーカによって構成できる。また、「第1枠」及び「第2枠」は、例えば樹脂、金属等によって形成できる。
本発明に係る電気光学装置によれば、電気光学パネルと発音体とが1つのユニット、すなわち1つの構造体として他の装置(以下、この装置のことを組付け機器という)に組み込まれるので、電気光学パネルと発音体とを組付け機器に別々に組み込む場合に比べて、組付け機器の全体形状を小型及び薄型にできる。なお、上記の組付け機器には電気光学パネルと発音体を含むユニットを固定するための被固定部材が含まれる。この被固定部材は、例えば、組付け機器の機枠(すなわち、フレーム)であったり、組付け機器の筐体であったりする。
本発明に係る電気光学装置では、(1)電気光学パネル、発音体及び第1枠を収容する第2枠に固定構造を設けたので、電気光学装置を組み付ける組付け機器の側には特別の固定用機器を用意しておかなくても良い。また、(2)発音体を収容する第2枠それ自体に固定構造を設けたので、発音体と共に電気光学装置を組付け機器に組み込んだとき、発音体を押さえ込むための強度を大きくできる。また、(3)電気光学装置の第2枠に設けた固定構造を用いて電気光学装置を組付け機器に取り付けたとき、電気光学装置と組付け機器との間に不要な隙間が形成されることを防止でき、そのため、ビビリ音(すなわち、スピーカの振動によって、他の部材が振動して発生する不要な振動音)等といった不要な振動音が発生することを防止できる。
次に、本発明に係る電気光学装置は、電気光学物質を含む電気光学パネルと、前記電気光学パネルの背面に配置され音を発生する発音体と、前記電気光学パネルと前記発音体との間に配置され前記電気光学パネルを保持するとともに前記発音体のための気室を形成する第1枠と、前記発音体の背面に配置され前記電気光学パネル前記第1枠及び前記発音体を収容するとともに被固定部材に固定されるための固定構造を備える第2枠とを有することを特徴とする。
この電気光学装置によれば、電気光学パネルと発音体とが1つのユニット、すなわち1つの構造体として他の組付け機器に組み込まれるので、電気光学パネルと発音体とを組付け機器に別々に組み込む場合に比べて、組付け機器の全体形状を小型及び薄型にできる。なお、上記の組付け機器には電気光学パネルと発音体を含むユニットを固定するための被固定部材が含まれる。
また、上記の電気光学装置では、(1)電気光学パネル、発音体及び第1枠を収容する第2枠に固定構造を設けたので、電気光学装置を組み付ける組付け機器の側には特別の固定用機器を用意しておかなくても良い。また、(2)発音体を収容する第2枠それ自体に固定構造を設けたので、発音体と共に電気光学装置を組付け機器に組み込んだとき、発音体を押さえ込むための強度を大きくできる。また、(3)電気光学装置の第2枠に設けた固定構造を用いて電気光学装置を組付け機器に取り付けたとき、電気光学装置と組付け機器との間に不要な隙間が形成されることを防止でき、そのため、ビビリ音等といった不要な振動音が発生することを防止できる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記第2枠は、底壁と、該底壁から延びる側壁とを有し、前記底壁に対向する部分は前記側壁の端部によって形成される開口であり、前記固定構造は前記側壁の開口側の端部に設けられることが望ましい。このように固定構造を側壁の開口側の端部に設ければ、固定構造によって第2枠を被固定部材に固定したとき、その第2枠の開口側の端部を被固定部材にしっかりと接合できる。このため、第2枠と筐体との接合部分でビビリ音等が発生することを確実に防止できる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記発音体は前記第2枠の中で前記電気光学パネルに比べて前記底壁に近い位置に配置され、前記電気光学パネルはその表示領域が前記第2枠の前記開口を通して外部に露出することが望ましい。こうすれば、第2枠を被固定物に固定したとき、前記開口から露出する電気光学パネルを被固定物それ自身によって直接に押さえつけることができる。
従来であれば、第2枠とは別体の金枠を用意し、その金枠で電気光学パネルを押さえて固定した状態で、第2枠を被固定部材に固定することが多い。このような固定方法を採用した場合には、第2枠を被固定部材2に固定したときに、上記のパネル押さえ用の別体の金枠が、被固定部材と第2枠との間に介在したり、あるいは、被固定部材と電気光学パネルとの間に介在したりするという事態が生じていた。この場合には、被固定部材や第2枠が振動したときに、上記金枠と被固定部材との間でビビリ音等といった不要な振動音が発生するおそれがあった。
これに対し、本実施形態のように、第2枠の開口を介して電気光学パネルを外部へ露出させることにすれば、被固定部材によって直接に電気光学パネルを押さえつけることが可能となり、被固定部材と第2枠との間、あるいは、被固定部材と電気光学パネルとの間から不要な介在物を排除できる。そして、その結果、そのような介在物に起因して発生していたビビリ音等を根本から解消できる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記電気光学パネル、前記第1枠、及び前記発音体は前記第2枠と前記被固定部材とに挟まれて固定されることが望ましい。また、前記第1枠は凸部又は凹部を有し、前記第2枠は前記第1枠の凸部又は凹部と嵌まり合うことが望ましい。また、本発明に係る電気光学装置において、前記第1枠は前記発音体で発生した音を導く導音路を有することが望ましい。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記固定構造は、前記第2枠を前記被固定部材へ付勢した状態で該第2枠を該被固定部材に固定することが望ましい。このように第2枠を付勢状態で被固定部材へ固定すれば、第2枠と被固定部材がしっかりと固定されるので、ビビリ音の発生を確実に防止できる。
次に、本発明に係る電気光学装置において、前記固定構造は被固定部材、すなわち組付け機器に設けられた爪に係合する穴であることが望ましい。また、本発明に係る電気光学装置において、前記固定構造はネジを含む締結構造であることが望ましい。また、本発明に係る電気光学装置において、前記固定構造は、被固定部材に設けられたレールに嵌合するフランジ、すなわち張出し部であることが望ましい。また、本発明に係る電気光学装置において、前記固定構造は、被固定部材に設けられた穴に挿入された後に曲げられて前記被固定部材に係合する突片であることが望ましい。以上の固定構造を採用すれば、固定構造を簡単に形成できるにもかかわらず、電気光学装置を組付け機器にしっかりと組み付けることができる。
次に、本発明に係る電子機器は、電気光学装置と、電気光学装置が取り付けられる被固定部材とを有し、前記電気光学装置は以上に記載した構成の電気光学装置であることを特徴とする。ここで、被固定部材は任意の部材であり、例えば電子機器の外装ケースすなわち筐体とすることができる。
本発明に係る電気光学装置によれば、電気光学パネルと発音体とが1つのユニット、すなわち1つの構造体として組付け機器、すなわち電子機器に組み込まれるので、この電気光学装置を含んで構成される本発明に係る電子機器は、電気光学パネルと発音体とを電子機器に別々に組み込む場合に比べて、その全体形状を小型及び薄型にできる。
また、本発明に係る電気光学装置では、(1)電気光学パネル、発音体及び第1枠の各要素を収容する第2枠に固定構造を設けたので、電気光学装置を組み付ける電子機器の側には特別の取付け用機器を用意しておかなくても良い。また、(2)発音体を収容する第2枠それ自体に固定構造を設けたので、発音体と共に電気光学装置を電子機器に組み込んだとき、発音体を押さえ込むための強度を大きくできる。また、(3)電気光学装置の第2枠に設けた固定構造を用いて電気光学装置を電子機器に取り付けたとき、電気光学装置と電子機器との間に不要な隙間が形成されることを防止でき、そのため、ビビリ音等といった不要な振動音が発生することを防止できる。従って、この電気光学装置を含んで構成される本発明に係る電子機器も同じ効果、すなわち、電子機器側では特別な取付け用の機器を用意しなくて良く、発音体を押さえ込むための強度を大きくでき、さらにビビリ音等といった不要な音の発生を防止できる、という効果を得ることができる。
(電気光学装置及び電子機器の第1実施形態)
以下、本発明に係る電気光学装置及び電子機器を実施形態に基づいて説明する。なお、これ以降に説明する実施形態は本発明の一例であって、本発明を限定するものではない。また、これからの説明では必要に応じて図面を参照するが、この図面では、複数の構成要素から成る構造のうち重要な構成要素をわかり易く示すため、各要素を実際とは異なった相対的な寸法で示している。
図1は、本発明に係る電気光学装置及びそれを用いた電子機器のそれぞれの一実施形態の平面構造を示している。図2は、図1のA−A線に従って電気光学装置及び電子機器の断面構造を示している。図3は、図1のB−B線に従って電気光学装置及び電子機器の他の断面構造示している。
これらの図において、電子機器1Aは、被固定部材としての筐体2と、その筐体2に取り付けられた電気光学装置3Aとを有する。電子機器1Aは、例えば、携帯電話機、携帯情報端末機、ICレコーダ、その他種々の機器であり、筐体2はそれらの機器の外装ケースであったり、外装ケースの中に設置される機枠であったり、あるいは、その他電子機器からの必要に応じて設けられる任意の構造物であったりする。図2において、電気光学装置3Aの裏面に対向する筐体2の一部分には通気孔10が設けられている。
電気光学装置3Aは、表示装置としての液晶表示装置4と、発音体としてのスピーカユニット6と、第1の枠8と、さらに第2の枠9とを有する。液晶表示装置4は、電気光学パネルとしての液晶パネル5と、この液晶パネル5に付設された照明装置7とを有する。液晶表示装置4は、電子機器1Aに関する種々の情報を液晶パネル5の表示面上に表示するものであり、この表示は矢印B方向から観察者によって視認される。照明装置7は、矢印Bで示す観察方向から見て液晶パネル5の裏側に配置されていて、バックライトとして機能する。なお、照明装置7は、これを液晶パネル5の観察側に配設してフロントライトとして機能させても良い。
矢印Bで示す観察側から見てスピーカユニット6は、図1に示すように、液晶パネル5の後方、すなわち背面に配置され、その全体が液晶パネル5に隠れるように配置されている。すなわち、スピーカユニット6は液晶パネル5の後方にその液晶パネル5からずれることなく配置されている。
スピーカユニット6は、アルミニウム(Al)製でリング形状のフレーム11と、このフレーム11と一体であって円板状の振動子12と、その振動子12に固着された円板状の圧電素子13とを有する。また、第2枠9は、長方形状の底壁9aと、その底壁9aから延びる側壁9bとによって角筒状に形成されている。側壁9bの上端、すなわち底壁9aに対向する端部は開口K2となっている。第2枠9は、アルミニウム、ステンレス等といった金属によって形成され、その内部に液晶パネル5、照明装置7、第1枠8、及びスピーカユニット6が収容されている。
第1枠8は、例えば樹脂成形によって形成され、外観的には概ね角柱状又は角板状に形成されている。そして、この第1枠8の内部には、スピーカユニット6に面接触する空間である第1の気室R1が設けられている。この第1気室R1は、図4に鎖線で示すように、円柱状又は円板状の空間として形成されている。
また、図2において第1枠8はその上端部に凹部Qを有し、その凹部Qの中に照明装置7及び液晶パネル5が収納されている。また、第1枠8の上端には保護シート16が載置されている。この保護シート16は、例えば透光性のプラスチックによって形成されており、液晶パネル5の表面を覆うことにより、その液晶パネル5を機械的な損傷から保護している。なお、図1では保護シート16の図示を省略している。図2において、第1枠8はその内部に導音路P1を有している。この導音路P1は、図4に示すように、その一端P1aが第1気室R1の上端面の一部分に連通し、他端P1bは図2に示すように第1枠8の前面、すなわち観察側の面に開放されて放音孔となっている。
図1において、第1枠8の側面には、複数個、本実施形態では4個の突起35、すなわち凸部が設けられている。そして、第2枠9の側壁9bには、突起35の位置に対応して複数の穴37、すなわち凹部が設けられている。これらの穴7に突起35を挿入、すなわち嵌め合わせることにより、第1枠8が第2枠9に支持されている。なお、第1枠8に凹部を設け、第2枠に凸部を設けるようにしても良い。
また、図2において、第1枠8は第1の緩衝材17aを介して第2枠9の底壁9a上に載置されている。また、スピーカユニット6は第2の緩衝材17bを介して第2枠9の底壁9aによって第1枠8の略中央の底面に押し付けられている。これらの緩衝材17a,17bは弾性材料、例えば、樹脂、ゴム等によって形成されている。底壁9aとスピーカユニット6との間であって第2緩衝材17bによって囲まれる空間は第2気室R2として機能する。第2気室R2を形成する底壁9aの一部には通気孔18が設けられている。
スピーカユニット6は導電線19を有し、この導電線19を通して音声信号が圧電素子13へ伝送される。信号を受けた圧電素子13は振動子12を振動させ、この振動と第1気室R1と第2気室R2との相互作用により上記の音声信号に対応した音が発生し、この音が放音孔P1bを通して矢印Bで示す観察側において外部へ発せられる。
図1において、第2枠9は4つの隅部分に固定構造41Aを有している。これらの固定構造41Aは、第2枠9を被固定部材としての筐体2に固定状態で取り付けるための構造である。この固定構造41Aは、図3に示すように、第2枠9の上端面、すなわち筐体2に当接する面に設けられている。この固定構造41Aは、筐体2の裏面に設けられた爪部材42と、第2枠9の側壁9bの上端から張り出すフランジ43に設けられた穴44とによって形成されている。第2枠9に設けた穴44を爪部材42に嵌め込むことによって第2枠9を筐体2にしっかりと固定できる。
この固定状態において、液晶パネル5の表示領域が筐体2の開口K1を通して外部へ露出している。また、開口K1の周縁は保護シート16を介して液晶パネル5の外周縁を筐体2の内部方向へ押し付けている。場合によっては、保護シート16を介さずに筐体2の周縁によって液晶パネル5を直接に押し付けることもできる。いずれの場合も本発明に含まれる実施形態である。
また、この固定状態において、第2枠9の底壁9aが第1緩衝材17aを介して第1枠8及び保護シート16を筐体2の裏面に押し付ける。また、第2枠9の底壁9aは第2緩衝材17bを介してスピーカユニット6を第1枠8の底面に押し付ける。これにより、スピーカユニット6の前面に第1気室R1が形成され、スピーカユニット6の背面に第2気室R2が形成される。
また、この固定状態において、第2枠9は、第1緩衝材17a、第2緩衝材17b、スピーカユニット6、第1枠8、あるいはその他の介在物の弾性の働きにより、筐体2に付勢状態、すなわち応力を発生した状態で固定されている。このように第2枠9を付勢状態で筐体2に固定することにより、第2枠9及び筐体2に振動が発生した場合でも、それらの間にビビリ音が発生することを確実に防止できる。
次に、液晶表示装置4が液晶パネル5及び照明装置7を有することは既述した。照明装置7は、図4に示すように、導光体21と、その導光体21の光入射面21aに対向して配置された光源としてのLED(Light Emitting Diode)22とを有する。導光体21は、例えば透光性の樹脂によって形成される。矢印Bで示す観察側から見て導光体21の背面側には、必要に応じて反射層23が設けられる。また、導光体21の観察側、すなわち光出射面21b側には、必要に応じて拡散層24が設けられる。LED22から発生した光は、光入射面21aを通して導光体21の内部へ導入され、導光体21の内部を進行した後、光出射面21bから平面状の光として出射し、液晶パネル5へ供給される。なお、光源は、LED22以外の点状光源や、冷陰極管等といった線状光源によって構成することもできる。
液晶パネル5は、第1基板26と、それに対向する第2基板27とを有し、それらの基板を矢印B方向から見て正方形又は長方形で枠状のシール材28によって貼り合わせて形成する。第1基板26と第2基板27との間には間隙、いわゆるセルギャップが形成され、その中に電気光学物質としての液晶が封入されて液晶層を構成する。
第1基板26は、矢印B方向からみて長方形または正方形の第1の透光性の基板29aを有する。この第1透光性基板29aは、例えば、透光性のガラス、透光性のプラスチック等によって形成される。また、この第1透光性基板29aの外側表面には、位相差板31aおよび偏光板32aが、それぞれ貼着等によって装着される。
また、第1基板26に対向する第2基板27は、矢印B方向から見て長方形または正方形の第2の透光性の基板29bを有する。この第2透光性基板29bは、例えば、透光性のガラス、透光性のプラスチック等によって形成される。第2透光性基板29bの外側表面には、位相差板31b及び偏光板32bが、それぞれ貼着等によって装着される。
第1透光性基板29aは第2透光性基板29bの外側へ張り出す張出し部33を有する。この張出し部33の第2基板27側の表面上には、複数、本実施形態では3個の駆動用IC34が、例えばACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)を用いたCOG(Chip On Glass)技術によって実装されている。これらの駆動用IC34は、液晶パネル5の電極に走査信号およびデータ信号を出力して液晶パネル5を駆動する。また、張出し部33の辺端に配線基板としてのFPC(Flexible Printed Circuit)36が接続されている。
液晶パネル5は任意の表示モードによって構成できる。例えば、液晶駆動方式でいえば、単純マトリクス方式およびアクティブマトリクス方式のいずれであっても良い。また、液晶モードの種別でいえば、TN(Twisted Nematic)、STN(Super Twisted Nematic)、負の誘電率異方性を持つ液晶、すなわち垂直配向用液晶、その他任意の液晶を用いることができる。また、採光方式でいえば、透過型、反射型、半透過反射型のいずれであっても良い。なお、本実施形態では、図4に示すように照明装置7を用いるので、採光方式としては透過型または半透過反射型ということになる。
単純マトリクス方式とは、各画素に能動素子を持たず、走査電極とデータ電極との交差部が画素またはドットに対応し、駆動信号が直接に印加されるマトリクス方式である。この方式に対する液晶モードとしては、TN、STN、垂直配向モードが用いられる。次に、アクティブマトリクス方式とは、画素またはドットごとに能動素子が設けられ、書き込み期間では能動素子がON状態となってデータ電圧が書き込まれ、他の期間では能動素子がOFF状態になって電圧が保持されるマトリクス方式である。この方式で使用する能動素子には3端子型と2端子型がある。3端子型の能動素子には、例えば、TFT(Thin Film Transistor)がある。また、2端子型の能動素子には、例えば、TFD(Thin Film Diode)がある。
上記のような液晶パネル5において、カラー表示を行う場合には、第1基板26または第2基板27にカラーフィルタが設けられる。カラーフィルタは、特定の波長域の光を選択的に透過するフィルタである。具体的には、3原色であるB(青),G(緑),R(赤)の1色ずつを第1基板26または第2基板27上の各ドットに対応させて所定の配列、例えばストライプ配列、デルタ配列、モザイク配列で並べる。
本実施形態に係る電子機器1A及び電気光学装置3Aは以上のように構成されているので、図2において、電子機器1Aに関する各種の情報を液晶表示装置4の表示面上に画像として提供できる。そしてさらに、電子機器1Aに関する各種の情報をスピーカユニット6によって音声によって提供できる。この音声は、スピーカユニット6で発生し、導音路P1を通った後、電子機器1Aの前面に設けた放音孔P1bから外部へ伝達される。放音孔P1bに対向する筐体2の部分には放音用の開口が設けられている。
また、本実施形態では、液晶パネル5とスピーカユニット6とが第2枠9によって1つのユニット、すなわち1つの構造体とされており、この構造体が筐体2に組み込まれるので、液晶パネル5とスピーカユニット6とを筐体2に別々に組み込む場合に比べて、電子機器1Aの全体形状を小型及び薄型にできる。
また、本実施形態では図3に示すように、液晶パネル5、スピーカユニット6及び第1枠8を収容する第2枠9に固定構造41Aを設けたので、電子機器1Aの筐体2の側には特別の固定用機器又は取付け用機器を用意しておかなくても良い。このことは、電子機器1Aを製造する際に非常に好都合である。
また、本実施形態では、スピーカユニット6を収容する第2枠9のそれ自体に固定構造41Aを設けたので、スピーカユニット6と共に電気光学装置3Aを筐体2に組み込んだとき、スピーカユニット6を押さえ込むための強度を大きくできる。
また、本実施形態では、電気光学装置3Aの第2枠9に設けた固定構造41Aを用いて電気光学装置3Aを筐体2に取り付けたとき、第2枠9が付勢状態で筐体2に固定されるので、電気光学装置3Aと筐体2とは不要な隙間を形成することなく、互いにしっかりと固定される。このため、電気光学装置3Aと筐体2との間でビビリ音等といった不要な振動音が発生することを防止できる。
また、第2枠9は底壁9aと、その底壁9aから延びる側壁9bとを有し、底壁9aに対向する部分は側壁9bの端部によって形成される開口K2となっている。そして、固定構造41Aは側壁9bの開口K2側の端部に設けられている。このように固定構造41Aを側壁9bの開口K2側の端部に設ければ、固定構造41Aによって第2枠9を筐体2に固定したとき、その第2枠9の開口K2側の端部を筐体2にしっかりと接合できる。このため、第2枠9と筐体2との接合部分でビビリ音等が発生することを確実に防止できる。
また、本実施形態では、スピーカユニット6は第2枠9の中で液晶パネル5に比べて底壁9aに近い位置に配置されており、液晶パネル5の表示領域は第2枠9の開口K2を通して外部に露出するようになっている。このため、第2枠9を筐体2に固定したとき、開口K2から露出する液晶パネル5を筐体2の開口K1の周縁部分によって直接に押さえつけることができる。
従来であれば、第2枠9とは別体の金枠を用意し、その金枠で液晶パネル5の表示領域の外周領域を押さえて液晶パネル5を固定した状態で、第2枠9を筐体2に固定していた。このような固定方法を採用した場合には、第2枠9を筐体2に固定したときに、上記のパネル押さえ用の別体の金枠が、筐体2と第2枠9との間に介在したり、あるいは、筐体2と液晶パネル5との間に介在したりするという事態が生じていた。この場合には、筐体2や第2枠9が振動したときに、上記金枠と筐体2との間でビビリ音等といった不要な振動音が発生するおそれがあった。
これに対し、本実施形態のように、第2枠9の開口K2を介して液晶パネル5を外部へ露出させることにすれば、筐体2によって直接に液晶パネル5を押さえつけることが可能となり、筐体2と第2枠9との間、あるいは、筐体2と液晶パネル5との間から不要な介在物を排除できる。そして、その結果、そのような介在物に起因して発生していたビビリ音等を根本から解消できる。
(電気光学装置及び電子機器の第2実施形態)
図5及び図6は、本発明に係る電子機器及び電気光学装置の他の実施形態を示している。図5は電子機器及び電気光学装置の平面構造を示し、図6は図5のC−C線に従って電子機器及び電気光学装置の断面構造を示している。なお、図5のA−A線に従った電子機器及び電気光学装置の断面構造は図2に示した構造と同じである。
図1に示した先の実施形態では、第2枠9の4つの隅部分に固定構造41Aを設けた。また、固定構造41Aは、筐体2に設けた爪部材42と、第2枠9に設けた穴44との嵌合によって実現した。これに対し本実施形態の電子機器1Bでは、図6に示すように、筐体2の適所にレール51を設け、第2枠9の上端面に張出し部、すなわちフランジ52を設け、レール51及びフランジ52によって固定構造41Bを構成している。この固定構造41Bは、図5に示すように、第2枠9の4つの側壁9aのうちの互いに対向する長辺側の2つの側壁の上面に設けられている。本実施形態では、フランジ52をレール51に挿入して、さらに第2枠9をレール51に沿って移動させることにより、電気光学装置3Bを筐体2に対する所定位置に設置できる。
(電気光学装置及び電子機器の第3実施形態)
図7及び図8は、本発明に係る電子機器及び電気光学装置のさらに他の実施形態を示している。図7は電子機器及び電気光学装置の平面構造を示し、図8は図7のD−D線に従って電子機器及び電気光学装置の断面構造を示している。なお、図7のA−A線に従った電子機器及び電気光学装置の断面構造は図2に示した構造と同じである。
図1に示した先の実施形態では、第2枠9の4つの隅部分に固定構造41Aを設けた。また、固定構造41Aは、筐体2に設けた爪部材42と、第2枠9に設けた穴44との嵌合によって実現した。本実施形態の電子機器1Cでは、図1の実施形態と同様に、第2枠9の4つの隅部分に固定構造41Cを設けた。この固定構造41Cは、図8に示すように、筐体2に設けた穴56と、第2枠9の側壁9bの上端に形成した突片57とによって形成されている。
突片57は、当初、図8に鎖線で示すように真直ぐに延びる状態に形成されている。第2枠9を筐体2に取り付ける際には、まず、真直ぐな状態の突片57を筐体2の穴56に挿入しながら、電気光学装置3Cを筐体2の裏面に装着し、突片57の全体を穴56に通した後、その突片57を矢印Eのように曲げることにより第2枠9を筐体2の裏面に固定する。
(電気光学装置及び電子機器の第4実施形態)
図9及び図10は、本発明に係る電子機器及び電気光学装置のさらに他の実施形態を示している。図9は電子機器及び電気光学装置の断面構造を示し、図10は特に電気光学装置の構造を示している。図2及び図4に示した先の実施形態では、第1気室R1の上端面の一部分に導音路P1の一端P1aを連通させた。これに対し、図9及び図10に示す本実施形態の電子機器1Dでは、第1気室R1の側面の一部分に導音路P1の一端P1aを連通させている。その他の構成は図2に示した実施形態の場合と同じであり、同じ部材要素は同じ符号を付すことにしてその説明は省略する。なお、この電子機器1Dにおいて、電気光学装置3Dを筐体2に取り付けるための固定構造は、図3の固定構造41Aであっても良く、図6の固定構造41Bであっても良く、あるいは、図8の固定構造41Cであっても良い。
(電気光学装置及び電子機器の第5実施形態)
図11は、本発明に係る電子機器及び電気光学装置のさらに他の実施形態を示している。この実施形態に係る電子機器1Eにおいて第1気室R1の側面の一部分に導音路P1の一端P1aを連通させることは、図9の実施形態の場合と同じである。図2及び図9の実施形態では、第1枠8の底面に隔壁46を設けることにより、第1気室R1の容積を小さく制限している。これに対し、図11に示す本実施形態では、隔壁46に相当する部材要素を除去して、第1気室R1の容積を大きくしている。なお、この電子機器1Eにおいて、電気光学装置3Eを筐体2に固定するための固定構造は、図3の固定構造41Aであっても良く、図6の固定構造41Bであっても良く、あるいは、図8の固定構造41Cであっても良い。
(電子機器の第7実施形態)
図12は、本発明に係る電子機器の一実施形態のブロック図を示している。ここに示す電子機器は、液晶表示装置61と、これを制御する制御回路70とを有する。液晶表示装置61は、液晶パネル71と、半導体IC等で構成される駆動回路72とを有する。また、制御回路70は、表示情報出力源73と、表示情報処理回路74と、電源回路76と、タイミングジェネレータ77とを有する。
表示情報出力源73は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等から成るメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等から成るストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを有する。この表示情報出力源73は、タイミングジェネレータ77によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路74に供給する。
表示情報処理回路74は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等といった周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路72へ供給する。駆動回路72は、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路76は、上記の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。液晶表示装置61は、例えば、図2に示した液晶表示装置4によって構成できる。また、制御回路70は、例えば、図2に示す筐体2の中の適所に設置される。
次に、図13は、本発明に係る電子機器の一例である携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機80は、本体部81と、これに開閉可能に設けられた表示体部82とを有する。液晶表示装置等によって構成された表示装置83は、表示体部82の内部に配置され、電話通信に関する各種表示は、表示体部82において表示画面84によって視認できる。本体部81には操作ボタン86が配列されている。
表示体部82の一端部にはアンテナ87が伸縮自在に取り付けられている。表示体部82の上部に設けられた受話部88の内部には、図示しないスピーカが配置される。また、本体部81の下端部に設けられた送話部89の内部には図示しないマイクが内蔵されている。表示装置83の動作を制御するための制御部は、携帯電話機の全体の制御を司る制御部の一部として、又はその制御部とは別に、本体部81又は表示体部82の内部に格納される。
表示装置83は、例えば、図2に示した液晶表示装置4によって構成できる。また、図2の筐体2は、表示体部82の外装ケースとすることができる。また、受話部88の内側に図2の放音孔P1bを配置することができる。
(変形例)
図14及び図15は、電気光学装置を筐体へ固体するための固定構造の変形例を示している。固定の対象である電気光学装置及び筐体は、図1に示す電気光学装置3Aと筐体2であっても良く、図5に示す電気光学装置3Bと筐体2であっても良く、図7に示す電気光学装置3Cと筐体2であっても良く、図9に示す電気光学装置3Dと筐体2であっても良く、あるいは、図11に示す電気光学装置3Eと筐体2であっても良い。
本変形例では、図14(a)及びその断面図である図14(b)に示すように、被固定部材としての筐体2に該筐体2の内部へ向けて突出するブラケット63を設け、このブラケット63に断面方形状の貫通穴64を設ける。一方、図15(a)に示すように、第2枠9の側壁9aの上端に、側方へ延びるフック65を設ける。このフック65の頭部には鉤66、すなわち引っ掛かり用の突出形状が形成されている。
電気光学装置を筐体に装着する際には、図15(b)に示すように、第2枠9に設けたフック65を筐体2のブラケット63の穴64に嵌め込む。このようなフック65とブラケット3との嵌合により、第2枠9は付勢状態で筐体2に固定される。このため、第2枠9及び筐体2に振動が発生しても、それらの間にビビリ音が発生することを防止できる。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、図2において、液晶表示装置4に代えてその他の表示装置、例えばEL装置、プラズマディスプレイ装置等を用いることができる。また、図2に示したスピーカユニット6は振動板12及び圧電素子13を用いて構成したが、発音体はこのようなスピーカユニットに限られず、必要に応じて種々の構造のスピーカユニットを用いることができる。
本発明に係る電気光学装置は、携帯電話機、携帯情報端末機、ICレコーダ、その他の電子機器で各種の表示を行う際に表示用の機器として好適に用いられる。また、本発明に係る電子機器は携帯電話機、携帯情報端末機、ICレコーダ等といった民生機器や、計測器その他の工業用機器等として用いられる。
本発明に係る電気光学装置及び電子機器の一実施形態を示す平面図である。 図1のA−A線に従った断面図である。 図1のB−B線に従った断面図である。 図2に示す電気光学装置を分解状態で示す斜視図である。 本発明に係る電気光学装置及び電子機器の他の実施形態を示す平面図である。 図5のC−C線に従った断面図である。 本発明に係る電気光学装置及び電子機器のさらに他の実施形態を示す平面図である。 図7のD−D線に従った断面図である。 本発明に係る電気光学装置及び電子機器のさらに他の実施形態を示す断面図である。 図9に示す電気光学装置を分解状態で示す斜視図である。 本発明に係る電気光学装置及び電子機器のさらに他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る電子機器のさらに他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子機器のさらに他の実施形態を示す斜視図である。 固定構造の一例の一部分となる部材を示す図である。 図14に示す部材と協働して固定構造を構成する部材を示す図である。
符号の説明
1A,1B,1C.電子機器、 2.筐体(被固定部材)、
3A,3B,3C.電気光学装置、 4.液晶表示装置、
5.液晶パネル(電気光学パネル)、 6.スピーカユニット(発音体)
7.照明装置、 8.第1枠、 9.第2枠、 9a.底壁、 9b.側壁、
10.通気孔、 11.フレーム、 12.振動子、 13.圧電素子、
16.保護シート、 17a.第1緩衝材、 17b.第2緩衝材、 18.通気孔、
19.導電線、 21.導光体、 22.LED(光源)、 26.第1基板、
27.第2基板、 28.シール材、 29a.第1透光性基板、
29b.第2透光性基板、 33.張出し部、 34.駆動用IC、 35.突起、
36.FPC、 37.穴、 41A,41B,41C.固定構造、 42.爪部材、
43.フランジ、 44.穴、 46.隔壁、 51.レール、 52.フランジ、
56.穴、 57.突片、 63.ブラケット、 64.貫通穴、 65.フック、
66.鉤、 80.携帯電話機(電子機器)、 K1,K2.開口、 P1.導音路、
P1b.放音孔、 R1.第1気室、 R2.第2気室

Claims (14)

  1. 電気光学物質を含む電気光学パネルと、
    音を発生する発音体と、
    該発音体のための気室を形成する第1枠と、
    前記電気光学パネル、前記発音体及び前記第1枠を収容する第2枠とを有し、
    該第2枠は被固定部材に固定されるための固定構造を有する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 電気光学物質を含む電気光学パネルと、
    前記電気光学パネルの背面に配置され、音を発生する発音体と、
    前記電気光学パネルと前記発音体との間に配置され、前記電気光学パネルを保持するとともに、前記発音体のための気室を形成する第1枠と、
    前記発音体の背面に配置され、前記電気光学パネル、前記第1枠、及び前記発音体を収容するとともに、被固定部材に固定されるための固定構造を備える第2枠と
    を有することを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の電気光学装置において、
    前記第2枠は、底壁と、該底壁から延びる側壁とを有し、前記底壁に対向する部分は前記側壁の端部によって形成される開口であり、前記固定構造は前記側壁の開口側の端部に設けられる
    ことを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の電気光学装置において、
    前記発音体は前記第2枠の中で前記電気光学パネルに比べて前記底壁に近い位置に配置され、
    前記電気光学パネルはその表示領域が前記第2枠の前記開口を通して外部に露出する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電気光学装置において、前記電気光学パネル、前記第1枠、及び前記発音体は前記第2枠と前記被固定部材とに挟まれて固定されることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の電気光学装置において、前記第1枠は凸部又は凹部を有し、前記第2枠は前記第1枠の凸部又は凹部と嵌まり合うことを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の電気光学装置において、前記第1枠は前記発音体で発生した音を導く導音路を有することを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の電気光学装置において、前記固定構造は、前記第2枠を前記被固定部材へ付勢した状態で該第2枠を該被固定部材に固定することを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の電気光学装置において、
    前記固定構造は被固定部材に設けられた爪に係合する穴である
    ことを特徴とする電気光学装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の電気光学装置において、
    前記固定構造はネジを含む締結構造である
    ことを特徴とする電気光学装置。
  11. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の電気光学装置において、
    前記固定構造は、被固定部材に設けられたレールに嵌合するフランジである
    ことを特徴とする電気光学装置。
  12. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の電気光学装置において、
    前記固定構造は、被固定部材に設けられた穴に挿入された後に曲げられて前記被固定部材に係合する突片である
    ことを特徴とする電気光学装置。
  13. 電気光学装置と、電気光学装置が取り付けられる被固定部材とを有し、前記電気光学装置は請求項1から請求項12のいずれか1つに記載の電気光学装置であることを特徴とする電子機器。
  14. 請求項13記載の電子機器において、前記被固定部材は外装ケースであることを特徴とする電子機器。

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