JP2006082429A - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ペーパーの材質改善とは異なるアプローチにより、画像形成を高速化することができるインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】
長尺状のペーパーを副走査方向に搬送させつつ、インクヘッド部5を副走査方向と直交する主走査方向に沿って走査することで画像を形成するインクジェットプリンタであって、長尺状のペーパーを2列で搬送させることが可能な搬送経路と、インクヘッド部5を構成し、主走査方向に沿って配置された2列の第1インクヘッド部分51及び第2インクヘッド部分52と、2列でペーパーを搬送させて画像形成を行う場合に、左側のペーパーP1は左側の第1インクヘッド部分51に対応させ、右側のペーパーP2は右側の第2インクヘッド部分52に対応させ、この対応させられた列のヘッドユニットによりペーパーに画像を形成するように、インクヘッド部5を制御する制御部24とを備えている。好ましくは、ペーパーの配列ピッチDと、2列のヘッドユニットの配列ピッチEとが同じになるように設定される。
【選択図】図4
【解決手段】
長尺状のペーパーを副走査方向に搬送させつつ、インクヘッド部5を副走査方向と直交する主走査方向に沿って走査することで画像を形成するインクジェットプリンタであって、長尺状のペーパーを2列で搬送させることが可能な搬送経路と、インクヘッド部5を構成し、主走査方向に沿って配置された2列の第1インクヘッド部分51及び第2インクヘッド部分52と、2列でペーパーを搬送させて画像形成を行う場合に、左側のペーパーP1は左側の第1インクヘッド部分51に対応させ、右側のペーパーP2は右側の第2インクヘッド部分52に対応させ、この対応させられた列のヘッドユニットによりペーパーに画像を形成するように、インクヘッド部5を制御する制御部24とを備えている。好ましくは、ペーパーの配列ピッチDと、2列のヘッドユニットの配列ピッチEとが同じになるように設定される。
【選択図】図4
Description
本発明は、長尺状の画像形成媒体を副走査方向に搬送させつつ、インクヘッド部を副走査方向と直交する主走査方向に沿って走査することで画像を形成するインクジェットプリンタに関するものである。
インクジェットプリンタで画像形成を行う場合には、概ね次のような方法で行われる。長尺状のペーパー(画像形成媒体に相当)がペーパーマガジンに収容されており、このペーパーマガジンから引き出されたペーパーは搬送経路に沿って搬送される。この搬送方向は、副走査方向に相当する。一方、画像データに基づいて画像形成を行うためのインクヘッド部が設けられており、このインクヘッド部には、インク吐出用のノズルが多数形成されたヘッドユニットが搭載されている。インクヘッド部(ヘッドユニット)は、副走査方向に直交する主走査方向に沿って往復搬送されるように駆動装置が設けられており、インクヘッド部を主走査方向に沿って移動させるときに、ペーパー表面にヘッドユニットからインクを吐出して画像を形成する(例えば、下記特許文献参照)。
一方、インクジェットプリンタで画像を形成する場合に、高速化・高能力化も要求されている。高速で画像形成を行うためには、ペーパーにおけるインク吸収速度が大きな課題となるが、ペーパーの材質の改良によりインク吸収性などの特性は改善されてきている。これにより、例えば、Lサイズで1時間あたり600枚程度のプリントを作成可能なプリンタも開発されている。
しかしながら、ペーパーの材質の改善にのみ依存する状態では限度があり、更なる高速化を達成することが難しい状況である。従って、ペーパーの材質改善とは異なるアプローチにより、画像形成を高速化する必要がある。
特開2003−175655号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、ペーパーの材質改善とは異なるアプローチにより、画像形成を高速化することができるインクジェットプリンタを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係るインクジェットプリンタは、
画像形成媒体を副走査方向に搬送させつつ、ヘッドユニットを主走査方向に沿って走査することで画像形成媒体に画像を形成するインクジェットプリンタであって、
画像形成媒体を複数列で搬送させることが可能な搬送経路と、
主走査方向に沿って配置された複数列のヘッドユニットと、
複数列で画像形成媒体を搬送させて画像形成を行う場合に、複数列の各画像形成媒体と複数列の各ヘッドユニットとを予め一対一で主走査方向における列の並び順に従って対応させて画像を形成するように、各ヘッドユニットを制御する制御部とを備えていることを特徴とするものである。
画像形成媒体を副走査方向に搬送させつつ、ヘッドユニットを主走査方向に沿って走査することで画像形成媒体に画像を形成するインクジェットプリンタであって、
画像形成媒体を複数列で搬送させることが可能な搬送経路と、
主走査方向に沿って配置された複数列のヘッドユニットと、
複数列で画像形成媒体を搬送させて画像形成を行う場合に、複数列の各画像形成媒体と複数列の各ヘッドユニットとを予め一対一で主走査方向における列の並び順に従って対応させて画像を形成するように、各ヘッドユニットを制御する制御部とを備えていることを特徴とするものである。
かかるインクジェットプリンタの作用・効果を説明する。このインクジェットプリンタは、長尺状の画像形成媒体を複数列で搬送させることができ、これに対応してヘッドユニットも複数列備えられている。説明を分かりやすくするために、画像形成媒体を2列搬送することができ、これに対応してヘッドユニットも2列分が設けられているとする。この2列の画像形成媒体と、2列のヘッドユニットとは予め一対一で対応付けられており、対応付けられたヘッドユニットにより画像形成媒体に画像形成がされる。この対応付けは、主走査方向の並び順に基づいて行われている。上記2列の例だと、右側を搬送される画像形成媒体は、右側のヘッドユニットにより画像形成され、左側を搬送される画像形成媒体は、左側のヘッドユニットにより画像形成される。3列以上の場合も同様に考えることができる。このように、ヘッドユニットを複数列にすると共に、画像形成を行うヘッドユニットと画像形成媒体とを対応付けているので、画像形成を高速で行うことができる。その結果、ペーパーの材質改善とは異なるアプローチにより、画像形成を高速化することができるインクジェットプリンタを提供することができる。
本発明において、複数列で搬送される画像形成媒体の配列ピッチと、複数列のヘッドユニットの配列ピッチとが同じになるように設定されていることが好ましい。
配列ピッチを同じにすることで、複数列の画像形成媒体の画像形成を同時に行うことができ、画像形成の時間を大幅に短縮することができる。
本発明において、前記複数列のヘッドユニットを駆動する1つの駆動装置を備えていることが好ましい。これにより、駆動装置の構成を簡素化することができる。
本発明に係るインクジェットプリンタの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、インクジェットプリンタの構成を示す側断面図である。図2は、インクヘッド部の構成を示す斜視図である。インクジェットプリンタは、ペーパーを搬送経路に沿って副走査方向に搬送させつつ、インクヘッド部を主走査方向(ペーパー幅方向と同じ)に沿って移動させることで、ペーパー表面に画像を形成するものである。
<インクジェットプリンタの構成>
画像形成媒体であるペーパーは、所定の搬送経路に沿って搬送され、搬送経路の最も上流側に、長尺状のペーパーがロール状に収容されたペーパーマガジン1が設けられている。ペーパーマガジン1は、装置本体に対して着脱自在に取り付けられ、ペーパーの幅方向に沿って(図1の紙面に垂直方向)、2台のペーパーマガジン1を取り付けることができる。ペーパーとしては、紙をベースにしたインクジェット記録用コート紙が好ましくは使用されるが、これに限定されるものではない。
画像形成媒体であるペーパーは、所定の搬送経路に沿って搬送され、搬送経路の最も上流側に、長尺状のペーパーがロール状に収容されたペーパーマガジン1が設けられている。ペーパーマガジン1は、装置本体に対して着脱自在に取り付けられ、ペーパーの幅方向に沿って(図1の紙面に垂直方向)、2台のペーパーマガジン1を取り付けることができる。ペーパーとしては、紙をベースにしたインクジェット記録用コート紙が好ましくは使用されるが、これに限定されるものではない。
ペーパーマガジン1から引き出されたペーパーは、ローラユニット2,3により下流側へと搬送される。ローラユニット2,3は、駆動モータ4により駆動される。ローラユニット3により、ペーパーの搬送方向が変更され、画像形成部へと送り込まれる。画像形成部には、インクヘッド部5が設けられている。図2に示すように、インクヘッド部5は、第1本体部5aと第2本体部5bとに分かれており、これら本体部5a,5bは連結部53により連結されている。第1本体部5aには、副走査方向に沿って配置された第1・第2・第3ヘッドユニット51a,51b,51c(第1インクヘッド部分51)が設けられている。同様に、第2本体部5bには、副走査方向に沿って配置された第4・第5・第6ヘッドユニット52a,52b,52c(第2インクヘッド部分52)が設けられている。6つの各ヘッドユニットは、同じ構成を備えており、カラー画像を形成するために、7色のインク、すなわち、 ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、ライトブラック、ライトマゼンタ、ライトシアンのインクを吐出可能なノズルを備えている。これらの各ノズルにインクを供給するために、インク供給部6が設けられている。再び図1を参照すると、インク供給部6には、各色のインクカートリッジが着脱自在に取り付けられている。ヘッドユニットを複数設けることで、画像形成を効率良く行うことができる。
第1及び第4ヘッドユニット51a,52a、第2及び第5ヘッドユニット51b,52b、第3及び第6ヘッドユニット51c,52cは、主走査方向において並列した状態に配置される。第1ヘッドユニット51aよりも更に下流側にセンサー54が搭載されており、インクヘッド部5の主走査方向における所定位置を検出する機能を有する。インクヘッド部5の移動に連動してセンサー54もいっしょに移動する構成となっている。
各ノズルからは、液体のインクが吐出することでペーパー表面に画像を形成することができる。インクを吐出する形式としては、圧電素子を利用してインクを吐出する方式や、バブルジェット(登録商標)方式等があるが、本発明としては、特定の形式に限定されるものではない。
インクヘッド部5は、搬送されるペーパーの表面側に位置し、ペーパーの裏面側にはプリントステージ7が位置する。プリントステージ7の表面には多数の小さな穴が形成されており、プリントステージ7の内部には、吸着ファン8が設けられている。この穴を介して吸着作用を行い、ペーパーをプリントステージ7の表面に吸着させる。これにより、ペーパーの撓みや浮き上がりを防止し、インク吐出による画像形成を確実かつ精度よく行わせる。プリントステージ7の表面は、傾斜した状態に設定されており、これに対応してヘッドユニットの表面(ノズル配置面)も同じ傾斜角度で配置されている。
インクヘッド部5は、ペーパーの幅方向(主走査方向)に沿って移動可能に構成されており、そのためのガイド機構9が設けられている。ガイド機構9は、ガイド溝9aとガイドレール9bの組み合わせにより構成される。図1では、インクヘッド部5にガイド溝9aが設けられる構成であるが、インクヘッド部5にガイドレール9bを設ける構成を採用してもよい。
画像が形成されたペーパーは、画像形成部の下流側に設けられたローラユニット10により、カッターユニット11へと送り込まれる。カッターユニット11は、移動刃11aと固定刃11bとから構成され、長尺状のペーパーを所定のプリントサイズとなるようにカットする。ローラユニット10を駆動するための駆動モータ12と、移動刃11aを駆動するための駆動モータ13が夫々設けられている。プリントサイズにカットされたペーパーは、排出ローラユニット14により、排出口16から装置外部に排出される。排出ローラユニット14は、駆動モータ15により駆動される。
<制御ブロック構成>
図3は、インクジェットプリンタにおける制御ブロック構成を示す図である。図3には、本発明と関係のある機能を中心に示している。画像データ入力部20は、プリントを作成するための画像データを入力する。例えば、デジタルカメラの記憶媒体に格納されている画像データを取得することができる。画像データ保存部21は、入力した画像データを保存する機能を有する。画像処理部22は、入力した画像データに対して画像処理を行う機能を有する。例えば、色・濃度が適切にプリントされるように、色・濃度の補正データを入力して画像を補正することができる。
図3は、インクジェットプリンタにおける制御ブロック構成を示す図である。図3には、本発明と関係のある機能を中心に示している。画像データ入力部20は、プリントを作成するための画像データを入力する。例えば、デジタルカメラの記憶媒体に格納されている画像データを取得することができる。画像データ保存部21は、入力した画像データを保存する機能を有する。画像処理部22は、入力した画像データに対して画像処理を行う機能を有する。例えば、色・濃度が適切にプリントされるように、色・濃度の補正データを入力して画像を補正することができる。
ペーパー情報設定部23には、設定されているペーパーの情報が記憶されている。ペーパーの幅寸法やペーパーを1列搬送するのか2列搬送するのか等の情報が記憶されている。幅狭のペーパーの場合は、画像形成を効率良く行うために、同じ幅寸法のペーパーを2列で搬送できるようにしている。幅広のペーパーの場合は、1列で搬送される。制御部24は、CPUやメモリ、制御プログラム等により構成されるものであり、インクヘッド部5を制御して、画像処理部22により得られたプリント用画像データに基づいて、ペーパー表面に適切に画像形成が行われるように制御する。この場合、ペーパー情報設定部23に記憶されているペーパー情報に基づいて、制御される。
インクヘッド部5に対する制御として、インク吐出量制御部25と、ヘッド駆動装置制御部26が設けられている。インク吐出量制御部25は、プリント用画像データに基づいて、各ノズルから吐出されるインク吐出量を制御する。ヘッド駆動装置制御部26は、インクヘッド部5を主走査方向に沿って駆動させる駆動装置を制御する。既に説明したように、インクヘッド部5は、ガイド機構9により主走査方向に沿って駆動され、主走査方向における駆動方向や駆動量などを制御する。
なお、インクヘッド部5の駆動装置であるが、図2に示すように、連結部53により連結されているので、これら第1・第2インクヘッド部分51,52は、同時に駆動され、同じ動きをする。各インクヘッド部分51,21を別々の駆動装置により駆動する構成に比べると、構成を簡素化することができる。
ペーパー搬送機構27は、ペーパーを搬送経路に沿って搬送する機構であり、図1に示したように、多数のローラー対により構成される。制御部24は、ペーパー搬送機構27に対する制御も行う。
<インクヘッド部の動作説明>
次に、インクヘッド部5の動作の基本について、図4及び図5により説明する。図4では、同じ幅寸法のペーパーを2列で搬送する場合の状態を示している。左側のペーパーP1と右側のペーパーP2は、共にペーパー幅W1を有している。2列でペーパーを搬送させる場合の幅方向の基準位置はK1,K2で示されている。異なる幅寸法W2のペーパーを2列で搬送させる場合も、図4に示すように基準位置K1,K2に合わせて幅方向の搬送位置が設定される。従って、2列搬送させる場合、2列のペーパーの配列ピッチDは、ペーパー幅寸法に関係なく、常に一定である。
次に、インクヘッド部5の動作の基本について、図4及び図5により説明する。図4では、同じ幅寸法のペーパーを2列で搬送する場合の状態を示している。左側のペーパーP1と右側のペーパーP2は、共にペーパー幅W1を有している。2列でペーパーを搬送させる場合の幅方向の基準位置はK1,K2で示されている。異なる幅寸法W2のペーパーを2列で搬送させる場合も、図4に示すように基準位置K1,K2に合わせて幅方向の搬送位置が設定される。従って、2列搬送させる場合、2列のペーパーの配列ピッチDは、ペーパー幅寸法に関係なく、常に一定である。
図4に示す第1・第2インクヘッド部分51,52の位置は、インクヘッド部分が主走査方向において移動する範囲の右端に位置する状態である。2つのインクヘッド部分51,52の配列ピッチEは、ペーパーの配列ピッチDと同じになるように設定されている。
図5に示す状態は、インクヘッド部分が主走査方向において移動する範囲の左端に位置する状態である。第1・第2インクヘッド部分51,52が移動する範囲は、図番Hで示している。この移動範囲Hは、ペーパーの幅寸法が大きくなれば、当然それに対応して大きくなるように制御される。この移動範囲Hを変更する場合でも、基準位置K1,K2が固定されているので、移動範囲の変更も容易に行うことができ、制御構成を簡素化することができる。つまり、移動範囲Hの右端を固定した状態で範囲の変更を行うことができる。
また、左側のペーパーP1の画像形成は、左側に位置する第1インクヘッド部分51により行われ、右側のペーパーP2の画像形成は、右側に位置する第2インクヘッド部分52により行われる。このように、搬送されるペーパーとインクヘッド部分とを一対一で対応させることにより、インクヘッド部5の主走査方向における移動量を少なくすることができ、高速での画像形成が可能になる。従って、2列搬送させる場合であっても2つのペーパーP1,P2に対して同時に画像形成を行うことができ、第1・第2インクヘッド部分51,52を主走査方向における移動範囲内を繰り返し往復動させることで、効率良く画像形成を行う。特に、ペーパーの配列ピッチと、インクヘッド部分の配列ピッチとを同じに設定しているので、主走査方向におけるインクヘッド部5の移動量を抑制することができる。
<別実施形態1>
次に、別実施形態について説明する。図4及び図5では、ペーパーの配列ピッチDと、インクヘッド部分の配列ピッチEとが同じ例を説明したが、必ずしも同じでなくてもよく、インクヘッド部分の配列ピッチEを小さくしてもよい。小さくしたとしても、本発明による効果を奏することができる。これを図6により説明する。
次に、別実施形態について説明する。図4及び図5では、ペーパーの配列ピッチDと、インクヘッド部分の配列ピッチEとが同じ例を説明したが、必ずしも同じでなくてもよく、インクヘッド部分の配列ピッチEを小さくしてもよい。小さくしたとしても、本発明による効果を奏することができる。これを図6により説明する。
図6(a)は、本発明における構成を示し、第1インクヘッド部分51と第2インクヘッド部分52の配列ピッチEは、図4に示す構成例よりも狭くなっている。ただし、主走査方向左側に配置された第1インクヘッド部分51は、左側のペーパーP1の画像形成を行い、主走査方向右側に配置された第2インクヘッド部分52は、右側のペーパーP2の画像形成を行う。これに対して図6(b)は比較例を示し、外観構成は(a)と同じであるが、左右両方のペーパーP1,P2に対して画像形成する時、左右のペーパーは何れも第1・第2インクヘッド部分51,52の両方を使用して行う場合を示している。このとき、画像形成領域内では定速でヘッドを移動させるため、加速減速区間を画像形成領域外に設ける必要があり、当該領域外に印字するヘッドを移動させる必要がある。従って、本発明による構成のインクヘッド部5の主走査方向の移動範囲H1よりも、比較例におけるインクヘッド部5の移動範囲はH2となり、画像形成に時間がかかることになる。インクヘッド部分の配列ピッチEをペーパーの配列ピッチDに近づけるほど、移動範囲Hが小さくなるため、画像形成に要する時間も短くなることになる。
<別実施形態2>
これまでは、2列でペーパーを搬送する構成例を説明したが、3列以上の場合も同様に構成することが可能である。図7は、3列でペーパーを搬送する場合の構成例を示す。3つのインクヘッド部分51,52,53と、これに対応して3列でペーパーP1,P2,P3が搬送される。ペーパーの配列ピッチDとインクヘッド部分の配列ピッチEとは、同じになるように設定されている。第1インクヘッド部分151は左側のペーパーP1の画像形成、第2インクヘッド部分152は真中のペーパーP2の画像形成、第3インクヘッド部分153は右側のペーパーP3の画像形成を夫々行うように制御される。もちろん、ペーパーの配列ピッチDとインクヘッド部分の配列ピッチEとは、異ならせてもよい。
これまでは、2列でペーパーを搬送する構成例を説明したが、3列以上の場合も同様に構成することが可能である。図7は、3列でペーパーを搬送する場合の構成例を示す。3つのインクヘッド部分51,52,53と、これに対応して3列でペーパーP1,P2,P3が搬送される。ペーパーの配列ピッチDとインクヘッド部分の配列ピッチEとは、同じになるように設定されている。第1インクヘッド部分151は左側のペーパーP1の画像形成、第2インクヘッド部分152は真中のペーパーP2の画像形成、第3インクヘッド部分153は右側のペーパーP3の画像形成を夫々行うように制御される。もちろん、ペーパーの配列ピッチDとインクヘッド部分の配列ピッチEとは、異ならせてもよい。
<別実施形態3>
本実施形態では、副走査方向に沿って3つのヘッドユニットを備えた構成例を説明したが、これに限定されるものではなく、1つ又は2つ、あるいは、4つ以上を備えるように構成してもよい。
本実施形態では、副走査方向に沿って3つのヘッドユニットを備えた構成例を説明したが、これに限定されるものではなく、1つ又は2つ、あるいは、4つ以上を備えるように構成してもよい。
5 インクヘッド部
5a 第1本体部
5b 第2本体部
24 制御部
25 インク吐出量制御部
26 ヘッド駆動装置制御部
51 第1インクヘッド部分
51a 第1ヘッドユニット
51b 第2ヘッドユニット
51c 第3ヘッドユニット
52 第2インクヘッド部分
52a 第4ヘッドユニット
52b 第5ヘッドユニット
52c 第6ヘッドユニット
D 配列ピッチ
E 配列ピッチ
H 移動範囲
P1,P2,P3 ペーパー
5a 第1本体部
5b 第2本体部
24 制御部
25 インク吐出量制御部
26 ヘッド駆動装置制御部
51 第1インクヘッド部分
51a 第1ヘッドユニット
51b 第2ヘッドユニット
51c 第3ヘッドユニット
52 第2インクヘッド部分
52a 第4ヘッドユニット
52b 第5ヘッドユニット
52c 第6ヘッドユニット
D 配列ピッチ
E 配列ピッチ
H 移動範囲
P1,P2,P3 ペーパー
Claims (3)
- 画像形成媒体を副走査方向に搬送させつつ、ヘッドユニットを主走査方向に沿って走査することで画像形成媒体に画像を形成するインクジェットプリンタであって、
画像形成媒体を複数列で搬送させることが可能な搬送経路と、
主走査方向に沿って配置された複数列のヘッドユニットと、
複数列で画像形成媒体を搬送させて画像形成を行う場合に、複数列の各画像形成媒体と複数列の各ヘッドユニットとを予め一対一で主走査方向における列の並び順に従って対応させて画像を形成するように、各ヘッドユニットを制御する制御部とを備えていることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 複数列で搬送される画像形成媒体の配列ピッチと、複数列のヘッドユニットの配列ピッチとが同じになるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記複数列のヘッドユニットを駆動する1つの駆動装置を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004270183A JP2006082429A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004270183A JP2006082429A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006082429A true JP2006082429A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36161313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004270183A Withdrawn JP2006082429A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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2004
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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