JP2006080683A - ユーザ体感品質監視方法、ユーザ体感品質監視装置、推定モデルの生成方法および推定モデルの生成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】評価値・遅延受信部31は、メディア品質測定部10から受聴品質とmouth−to−ear遅延を受信する。ネットワーク・端末品質情報受信部32は、ネットワーク・端末品質情報取得部20からネットワークおよびアプリケーション端末の品質情報を受信する。パラメータ算出部33は、ネットワークおよびアプリケーション端末の品質情報を、受聴品質推定およびmouth−to−ear遅延推定に必要な情報に変換する。推定モデル算出部34は、受聴品質とmouth−to−ear遅延およびパラメータ算出部33により変換された情報に基づいて、品質推定モデルを算出する。
【選択図】 図3
Description
このため、リアルタイム系アプリケーションを呼毎のパッシブ測定によって、常時監視する際のユーザのアプリケーションに対する主観品質をアプリケーション機器の実装特性を考慮して推定することができる技術が望まれていた。
そこで、本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、アプリケーション機器の実装特性を考慮してユーザのアプリケーションに対する主観品質を監視することができるユーザ体感品質監視方法、ユーザ体感品質監視装置、推定モデルの生成方法および推定モデルの生成装置を提供することを目的とする。
ここで、受聴品質には、音質の意味が含まれるようにしてもよい。また、視聴品質には、画質が含まれるようにしてもよい。
まず、本発明の概要について説明する。図1は、従来のIP電話のパッシブ測定による品質監視システムの構成を示す図、図2は、図1の品質監視システムに本発明を適用した図である。
図1に示すように、従来の品質監視システムは、ネットワーク品質測定部101と、アプリケーション端末品質測定部102と、端末設定情報取得部103と、中間パラメータ推定部104と、受聴品質・Mouth−to−ear遅延推定部105と、総合会話品質推定部106とを有する。
アプリケーション端末設定情報取得部102は、エコー消去量、S/N比等のアプリケーション端末の性能情報をアプリケーション端末から測定し、中間パラメータ推定部104に送信する。
端末設定情報取得部103は、符号化種別、バッファサイズ等のアプリケーション端末の設定情報を取得し、中間パラメータ推定部104に送信する。
中間パラメータ要因生成部104aは、ネットワーク品質測定部101、アプリケーション端末品質測定部102および端末設定情報取得部103から受信した情報に基づいて、損失、片道転送遅延、パケット廃棄量、ジッタ損失量、バッファ遅延量、エコー遅延量等の中間パラメータ品質要因を生成し、受聴品質・Mouth−to−ear遅延推定部105に送信する。
アナログ品質要因生成部104bは、ネットワーク品質測定部101、アプリケーション端末品質測定部102および端末設定情報取得部103から受信した情報に基づいて、エコー消去量、S/N比等のアナログ品質要因を生成し、総合会話品質推定部105に送信する。
Mouth−to−ear遅延推定部105aは、中間パラメータ推定部104から受信した中間パラメータ品質要因に基づいてMouth−to−ear遅延を推定し、この推定値を総合会話品質推定部106に送信する。
受聴品質推定部105bは、中間パラメータ推定部104から受信した中間パラメータ品質要因に基づいて受聴品質を推定し、この推定値を総合会話品質推定部106に送信する。
なお、図1において符号100で示すシステム、すなわちネットワーク品質測定部101、端末設定情報取得部103、中間パラメータ推定部104および受聴品質・Mouth−to−ear遅延推定部105から構成されるシステムは、引用文献4に開示されたシステムに相当する。
図2に示す品質監視システムは、推定部201,202、mouth−to−ear遅延値格納部203およびPESQ値格納部204をさらに設けたものである。よって、図1に示す品質監視システムと同等の構成には、同じ名称および符号を付して、適宜説明を省略する。
mouth−to−ear遅延品質情報生成部104cは、Mouth−to−ear遅延推定に必要な品質情報を生成し、推定部201に送信する。
メディア品質情報生成部104dは、メディアの品質推定に必要な品質情報を生成し、推定部202に送信する。
推定部202は、中間パラメータ推定部104の中間パラメータ品質要因生成部104aから受信した情報と、PESQ値格納部204に格納されているPESQ(Perceptual Evaluation of SpeechQuality)値と、推定モデルとに基づいて受聴品質の推定値を生成し、総合会話品質推定部106に送信する。
なお、図2において符号200で示すシステム、すなわち推定部201,202、mouth−to−ear遅延値格納部203およびPESQ値格納部204から構成されるシステムが、後述する本実施の形態の品質推定・監視装置、特に品質推定に関する装置に相当する。
本実施の形態は、事前にアプリケーションの実装特性を考慮して品質推定を実施する品質推定モデルを算出し、この推定モデルを用いてユーザ体感品質を監視するものである。したがって、まず品質推定モデルを算出する推定モデル生成装置について説明し、続いてユーザ体感品質を監視する品質推定・監視装置について説明する。
図3は、本実施の形態に係る推定モデル生成装置の構成を示すブロック図である。以下では、IP網などのパケット網からなるネットワーク2を利用して、このネットワーク2を介して接続される2つのVoIP−gateway3,4の間で用いられるリアルタイム系アプリケーション、ここではVoIP(Voice over IP:インターネットを用いた音声通話など)のユーザ体感品質の監視に用いる品質推定モデルを算出する場合を例として説明する。
本実施の形態に係る推定モデル生成装置1は、受聴品質とmouth−to−ear遅延を測定するメディア品質測定部10と、ネットワークおよびアプリケーション端末の品質情報を取得するネットワーク・端末品質情報取得部20と、品質推定モデルを生成する推定モデル生成部30とから構成される。
評価値・遅延受信部31は、メディア品質測定部10から受聴品質とmouth−to−ear遅延を受信し、推定モデル算出部34に送信する。
ネットワーク・端末品質情報受信部32は、ネットワーク・端末品質情報取得部20からネットワークおよびアプリケーション端末の品質情報を受信し、パラメータ算出部33に送信する。
パラメータ算出部33は、ネットワークおよびアプリケーション端末の品質情報を、受聴品質推定およびmouth−to−ear遅延推定に必要な基礎となる情報に変換し、推定モデル算出部34に送信する。
推定モデル算出部34は、評価値・遅延受信部31およびパラメータ算出部33から受信した情報に基づいて、品質推定モデルを算出する。ここで、推定モデル算出部34は、評価値・遅延受信部から受信した情報を統合した値に基づいて、品質推定モデルを算出するようにしてもよい。また、推定モデル算出部34は、パラメータ算出部33から受信した情報を統合した値に基づいて、品質推定モデルを算出するようにしてもよい。
モデル格納DB35は、推定モデル算出部34により算出された品質推定モデルを格納する。
次に、上述した推定モデル生成装置1による品質推定モデルの算出方法について、説明する。
まず、推定モデル生成装置1は、ネットワーク・端末品質情報取得部20により、サービス提供の事前に、対象となるVoIP−gateway製品等のアプリケーション毎、または、符号化の種類毎に、様々なネットワーク品質条件下で、ネットワークおよびアプリケーション端末の品質情報を測定し、推定モデル生成部30に送信する。また、同時にメディア品質測定部10により、アプリケーションの品質要素となる受聴品質とmouth−to−ear遅延をパッシブ測定により測定し、推定モデル生成部30に送信する。
mouth−to−ear遅延推定に利用するデータとしては、「RTT(Round−trip time)」および「RD(Received delay)」を取得する。
ここで、受聴品質とは、ユーザ体感品質評価値のことを意味し、具体的には主観品質評価、または、客観品質評価値のことを表す。なお、本実施の形態では、客観品質評価としてITU−T P.862で勧告されているPSQMアルゴリズムを用いることとする。
まず、受聴品質は、損失率より推定を行うため、上述したVQmon technologyにより得られたGapに関するデータより、損失率(gapR:ここでは、Gap率に相当する)を求める。Gapに関する情報は、劣化した音声を補正した時間が出力されるため、Gap率は、式(1)で示すように、これらのデータを取得していた時間、すなわち、通話時間(Speech time)で割ることによって算出することができる。
ここで、VQmon technologyは、得られた値をITU−T 勧告G.07E−modelを利用して、会話品質を推定する技術である。E−modelは、式(3)によって表され、0から100までのR値で会話品質を決定する。
まず、受聴品質推定モデルの算出方法について説明する。
機器の実装特性を考慮するために、主観または客観品質評価値とそれらの値を推定するために必要な品質情報との関係を、関係式で表すことによって推定モデルを算出する。まずは、図4のような関係を関係式で示す。図4は、Gap率とPESQ値の関係を示す図である。
機器の実装特性を考慮した、受聴品質推定モデルを算出する手順を以下に示す。
図5,6において、横軸は、推定したIe,effを示し、縦軸は、実際に測定したPESQ値から算出したIe,effを示している。図5,6からもわかるように、推定精度が高ければ高いほど、y=xの線上に値がプロットされる。推定誤差を表す尺度であるRMSEは、図5の場合は5.9、図6の場合は23.1となり、本実施の形態を適用することにより誤差が約1/4となる。
機器の実装特性を考慮するために、mouth−to−ear遅延とそれらの値を推定するために必要な品質情報との関係を、関係式等で表すことによって推定モデルを算出する。まず、mouth−to−ear遅延は、式(2)に定義したように、いくつかの遅延の和で定義され、また、遅延推定においては、実装特性に影響を受ける遅延と受けない遅延に区別しなければならない。本実施の形態では、実装に依存する遅延を推定する方法および装置を提供することを目的としているため、実装特性に依存しない遅延を省いて、推定モデルを作成する。
まず、ネットワーク品質情報によって推定したmouth−to−ear遅延(MtETDnwqi)から片道転送遅延(pTD)を除いた遅延(tPDnwqi)と、実測されたmouth−to−ear遅延(MtETDactual)から片道転送遅延(pTD)を除いた遅延(tPDactual)の関係は式(11)、(12)によって表される。
図8,9において、横軸は、推定したIdを示しており、縦軸は、実際に測定したmouth−to−ear遅延から算出したIdを示している。図8,9からもわかるように、推定精度が高ければ高いほど、y=xの線上に値がプロットされる。推定誤差を表す尺度であるRMSEは、図8の場合は2.7、図9の場合は4.6となり、本実施の形態を適用することにより誤差が減少することがわかる。
この格納場所は、VQmon technologyが適用されている製品の中に組み込むようにしてもよく、また、VQmon technologyが出力する値をアプリケーションを実行する端末ではない、第三者の品質を監視する端末上に格納するようにしてもよい。
図10は、本実施の形態に係る品質推定・監視装置が適用された品質監視システムの構成を示す図である。
本実施の形態に係る品質推定・監視装置5は、サービス開始の事前に、対象アプリケーション機器およびCODECの組毎に、上述した推定モデル生成装置1によって算出した実装特性を考慮した品質推定モデルを利用して、サービス実行中のリアルタイム系アプリケーションに対するユーザ体感品質(主観品質評価値)を推定するものである。このような品質推定・監視装置5は、VoIP−gateway3,4の間で用いられるリアルタイム系アプリケーションのユーザ体感品質を監視する。このため、符号5Aで示すように、VoIP−gateway3,4に組み込まれることにより、VoIP−gateway3,4上で品質推定および監視を行うようにしてもよい。また、符号5Bで示すように、VoIP−gateway3,4の間に設けられ、VoIP−gateway3,4から品質推定に必要な情報を取得して、システム全体を集中監視するようにしてもよい。この場合は、上述した推定モデル生成装置1に組み込むようにしてもよい。
品質推定・監視装置5Aは、ネットワーク・端末品質取得部51、パラメータ算出部52、推定モデル読み込み部53、推定値算出部54、総合品質推定部55、推定データ保存部56および推定モデル格納部57とから構成される。
パラメータ算出部52は、ネットワーク・端末品質取得部により測定された品質情報を、受聴品質およびmouth−to−ear遅延推定に必要な情報に変換し、推定モデル読み込み部53および推定データ保存部56に送信する。
推定モデル読み込み部53は、上述した推定モデル生成装置1により算出された品質推定モデルを推定モデル格納部57から読み込み、パラメータ算出部52から受信した情報とともに推定値算出部54に送信する。
推定値算出部54は、推定モデル読み込み部57から受信した情報に基づいてユーザ体感品質および遅延を推定し、総合品質推定部55および推定データ保存部56に送信する。
総合品質推定部55は、推定値算出部54により算出されたユーザ体感品質および遅延を総合品質推定モデルに適用して総合品質推定値を算出し、推定データ保存部56に送信する。
推定データ保存部56は、ネットワーク・端末品質取得部51、パラメータ算出部52、推定値算出部54および総合品質推定部55から受信した情報を保存する。
推定モデル格納部57は、上述した推定モデル生成装置1により算出された品質推定モデルを格納している。
なお、品質推定・監視装置5Bにおいて、品質推定・監視装置5Aと同等の構成要素には同じ名称および符号を付して、適宜説明を省略する。
入力過程判定部59は、MIB情報より入力過程を判定するとともに、アプリケーション端末で処理されていない過程を各処理部に行わせる。
品質状態認識部60は、現状を認識し、次の動作を決定する。
次に、上述した品質推定・監視装置5A、5Bによるユーザ体感品質の監視方法について説明する。
まず、品質推定・監視装置5A、5Bは、ネットワーク・端末品質取得部51により、ネットワークおよびアプリケーション端末の品質情報を取得し、パラメータ算出部52に送信する。品質情報としては、上述したVQmon technologyを利用して、「GFS」、「GFP」、「GFI」、「GFR」、「RTT」および「RD」等を取得する。
このデータの取得は、サービス実行中のアプリケーション端末が行い、そのデータをMIBとして端末に保存する、または、第三者のネットワーク(サービス)を管理する端末に送信して、管理用端末で保存するようにしてもよい。
総合品質推定部55は、推定値算出部54により算出された受聴品質(Ie,eff値)やmouth−to−ear遅延(Id値)といった個別の品質推定を統合して、会話品質(総合品質)を推定することにより、よりユーザの体感品質に近い値を推定することができる。例えば、IP電話では、本実施の形態で使用しているVQmon technology等は、ITU−T 勧告G.107E−modelを利用して総合品質(R値)を推定している。
なお、本実施の形態では、総合品質推定モデルとして、ITU−T 勧告G.107E−modelを適用して総合品質推定を行うが、他の総合品質推定モデルを利用してもよい。総合品質(総合会話品質(R値))推定は、式(3)に、推定値算出部54により算出したIe,eff値およびId値を適用することによって、算出することができる。式(3)のIe,eff値およびId値以外の値は、測定値(ここでは、ITU−T勧告G.107記載のデフォルト値)を適用し、図13に本実施の形態を適用した場合、図14に本発明を適用しなかった場合を示す。図13は、本実施の形態を適用した場合のR値の推定値と測定値の関係を示す図、図14は、本実施の形態を適用しなかった場合のR値の推定値と測定値の関係を示す図である。
Claims (20)
- パケット網において実行されるアプリケーションのユーザ体感品質を呼毎にパッシブ測定によって監視する監視方法であって、
前記アプリケーションのユーザ体感品質を前記アプリケーションの実装特性を考慮して推定する推定モデルを生成する生成ステップと、
前記推定モデルおよびパッシブ測定により測定したネットワーク品質情報を含むアプリケーション品質情報に基づいて前記アプリケーションのユーザ体感品質を推定する推定ステップと、
この推定ステップにより推定されたユーザ体感品質を常時監視する監視ステップと
を有することを特徴とするユーザ体感品質監視方法。 - 前記生成ステップは、
アプリケーションの品質要素毎に品質評価値を算出する算出ステップと、
パッシブ測定により測定したネットワーク品質情報を含むアプリケーション品質情報を取得する取得ステップと、
前記アプリケーション品質情報を前記品質評価値の算出の基礎となる基礎情報に変換する変換ステップと、
前記品質評価値と前記基礎情報とに基づいて推定モデルを生成するモデル生成ステップと
を有することを特徴とする請求項1記載のユーザ体感品質監視方法。 - 前記生成ステップは、
前記品質評価値と前記基礎情報との関係に基づいて前記基礎情報をアプリケーションの実装特性に応じた品質情報に変換する実装特性考慮ステップと
をさらに有し、
前記モデル生成ステップは、前記品質評価値と前記品質情報とに基づいて推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項2記載のユーザ体感品質監視方法。 - 前記アプリケーションの品質要素は、受聴品質およびmouth−to−ear遅延並びに視聴品質およびmouth−to−ear遅延の何れか一方からなり、
前記モデル生成ステップは、算出された全ての前記品質評価値を統合した値に基づいて推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項2または3記載のユーザ体感品質監視方法。 - 前記アプリケーションの品質要素は、受聴品質および視聴品質の何れか一方からなり、
前記算出ステップは、監視対象となるアプリケーション毎に、前記品質要素に対する主観および客観の何れか一方の品質評価値を算出し、
前記取得ステップは、監視対象となるアプリケーション毎に前記アプリケーション品質情報を取得する
ことを特徴とする請求項2または3記載のユーザ体感品質監視方法。 - 前記アプリケーションの品質要素は、mouth−to−ear遅延からなり、
前記算出ステップは、パケットがアプリケーションの送信端末から受信端末に到達するまでの時間である片道転送遅延を含む品質評価値を監視対象となるアプリケーション毎に算出し、
前記取得ステップは、前記アプリケーション品質情報を監視対象となるアプリケーション毎に取得し、
前記基礎情報からmouth−to−ear遅延を推定する遅延推定ステップと、
前記mouth−to−ear遅延から前記片道転送遅延を減じた第1の値と、前記遅延推定ステップにより推定された推定mouth−to−ear遅延から前記片道転送遅延を減じた第2の値とを算出する減算ステップと
をさらに備え、
前記モデル生成ステップは、前記第2の値から前記第1の値を算出する実装特性を考慮した推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項2または3記載のユーザ体感品質監視方法。 - パケット網において実行されるアプリケーションのユーザ体感品質を呼毎にパッシブ測定によって監視する監視装置であって、
前記アプリケーションのユーザ体感品質を前記アプリケーションの実装特性を考慮して推定する推定モデルを生成する生成手段と、
前記推定モデルおよびパッシブ測定により測定したネットワーク品質情報を含むアプリケーション品質情報に基づいて前記アプリケーションのユーザ体感品質を推定する推定手段と、
この推定手段により推定されたユーザ体感品質を常時監視する監視手段と
を有することを特徴とするユーザ体感品質監視装置。 - 前記生成手段は、
アプリケーションの品質要素毎に品質評価値を算出する算出手段と、
パッシブ測定により測定したネットワーク品質情報を含むアプリケーション品質情報を取得する取得手段と、
前記アプリケーション品質情報を前記品質評価値の算出の基礎となる基礎情報に変換する変換手段と、
前記品質評価値と前記基礎情報とに基づいて推定モデルを生成するモデル生成手段と
を有することを特徴とする請求項7記載のユーザ体感品質監視装置。 - 前記生成手段は、
前記品質評価値と前記基礎情報との関係に基づいて前記基礎情報をアプリケーションの実装特性に応じた品質情報に変換する実装特性考慮手段と
をさらに有し、
前記モデル生成手段は、前記品質評価値と前記品質情報とに基づいて推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項8記載のユーザ体感品質監視装置。 - 前記アプリケーションの品質要素は、受聴品質およびmouth−to−ear遅延並びに視聴品質およびmouth−to−ear遅延の何れか一方からなり、
前記モデル生成手段は、算出された全ての前記品質評価値を統合した値に基づいて推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項8または9記載のユーザ体感品質監視装置。 - 前記アプリケーションの品質要素は、受聴品質および視聴品質の何れか一方からなり、
前記算出手段は、監視対象となるアプリケーション毎に、前記品質要素に対する主観および客観の何れか一方の品質評価値を算出し、
前記取得手段は、監視対象となるアプリケーション毎に前記アプリケーション品質情報を取得する
ことを特徴とする請求項8または9記載のユーザ体感品質監視装置。 - 前記アプリケーションの品質要素は、mouth−to−ear遅延からなり、
前記算出手段は、パケットがアプリケーションの送信端末から受信端末に到達するまでの時間である片道転送遅延を含む品質評価値を監視対象となるアプリケーション毎に算出し、
前記取得手段は、前記アプリケーション品質情報を監視対象となるアプリケーション毎に取得し、
前記基礎情報からmouth−to−ear遅延を推定する遅延推定手段と、
前記mouth−to−ear遅延から前記片道転送遅延を減じた第1の値と、前記遅延推定ステップにより推定された推定mouth−to−ear遅延から前記片道転送遅延を減じた第2の値とを算出する減算手段と
をさらに備え、
前記モデル生成手段は、前記第2の値から前記第1の値を算出する実装特性を考慮した推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項8または9記載のユーザ体感品質監視装置。 - パケット網において実行されるアプリケーションのユーザ体感品質を前記アプリケーションの実装特性を考慮して推定する推定モデルの生成方法であって、
受聴品質、視聴品質およびmouth−to−ear遅延の少なくとも1つからなるアプリケーションの品質要素毎に、品質評価値を算出する算出ステップと、
パッシブ測定により測定したネットワーク品質情報を含むアプリケーション品質情報を取得する取得ステップと、
前記アプリケーション品質情報を前記品質評価値の算出の基礎となる基礎情報に変換する変換ステップと、
前記品質評価値と前記基礎情報とに基づいて推定モデルを生成するモデル生成ステップと
を有することを特徴とする推定モデルの生成方法。 - 前記アプリケーションの品質要素は、受聴品質および視聴品質の何れか一方からなり、
前記算出ステップは、監視対象となるアプリケーション毎に、前記品質要素に対する主観および客観の何れか一方の品質評価値を算出し、
前記取得ステップは、監視対象となるアプリケーション毎に前記アプリケーション品質情報を取得する
ことを特徴とする請求項13記載の推定モデルの生成方法。 - 前記アプリケーションの品質要素は、mouth−to−ear遅延からなり、
前記算出ステップは、パケットがアプリケーションの送信端末から受信端末に到達するまでの時間である片道転送遅延を含む品質評価値を監視対象となるアプリケーション毎に算出し、
前記取得ステップは、前記アプリケーション品質情報を監視対象となるアプリケーション毎に取得し、
前記基礎情報からmouth−to−ear遅延を推定する遅延推定ステップと、
前記mouth−to−ear遅延から前記片道転送遅延を減じた第1の値と、前記遅延推定ステップにより推定された推定mouth−to−ear遅延から前記片道転送遅延を減じた第2の値とを算出する減算ステップと
をさらに備え、
前記モデル生成ステップは、前記第2の値から前記第1の値を算出する実装特性を考慮した推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項14記載の推定モデルの生成方法。 - 前記品質評価値と前記基礎情報との関係に基づいて前記基礎情報をアプリケーションの実装特性に応じた品質情報に変換する実装特性考慮ステップと
をさらに有し、
前記モデル生成ステップは、前記品質評価値と前記品質情報とに基づいて推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項13乃至15の何れか1項に記載の推定モデルの生成方法。 - パケット網において実行されるアプリケーションのユーザ体感品質を前記アプリケーションの実装特性を考慮して推定する推定モデルの生成装置であって、
受聴品質、視聴品質およびmouth−to−ear遅延の少なくとも1つからなるアプリケーションの品質要素毎に、品質評価値を算出する算出手段と、
パッシブ測定により測定したネットワーク品質情報を含むアプリケーション品質情報を取得する取得手段と、
前記アプリケーション品質情報を前記品質評価値の算出の基礎となる基礎情報に変換する変換手段と、
前記品質評価値と前記基礎情報とに基づいて推定モデルを生成するモデル生成手段と
を有することを特徴とする推定モデルの生成装置。 - 前記アプリケーションの品質要素は、受聴品質および視聴品質の何れか一方からなり、
前記算出手段は、監視対象となるアプリケーション毎に、前記品質要素に対する主観および客観の何れか一方の品質評価値を算出し、
前記取得手段は、監視対象となるアプリケーション毎に前記アプリケーション品質情報を取得する
ことを特徴とする請求項17記載の推定モデルの生成装置。 - 前記アプリケーションの品質要素は、mouth−to−ear遅延からなり、
前記算出手段は、パケットがアプリケーションの送信端末から受信端末に到達するまでの時間である片道転送遅延を含む品質評価値を監視対象となるアプリケーション毎に算出し、
前記取得手段は、前記アプリケーション品質情報を監視対象となるアプリケーション毎に取得し、
前記基礎情報からmouth−to−ear遅延を推定する遅延推定手段と、
前記mouth−to−ear遅延から前記片道転送遅延を減じた第1の値と、前記遅延推定ステップにより推定された推定mouth−to−ear遅延から前記片道転送遅延を減じた第2の値とを算出する減算手段と
をさらに備え、
前記モデル生成手段は、前記第2の値から前記第1の値を算出する実装特性を考慮した推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項18記載の推定モデルの生成装置。 - 前記品質評価値と前記基礎情報との関係に基づいて前記基礎情報をアプリケーションの実装特性に応じた品質情報に変換する実装特性考慮手段と
をさらに有し、
前記モデル生成手段は、前記品質評価値と前記品質情報とに基づいて推定モデルを生成する
ことを特徴とする請求項17乃至19の何れか1項に記載の推定モデルの生成装置。
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