JP2006074310A - 通信ネットワーク管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 障害判定すること、回線停止の原因が作業/障害のどちらであるかを迅速に判定して通知することのできる通信ネットワーク管理システムを提供する。
【解決手段】
通信ネットワーク管理システムにおいて、回線を示す構成情報を含む回線構成テーブルと、区間情報を含む傘テーブルと、各通信設備及び各伝送路の障害情報を収集する情報収集部と、傘テーブルを検索して、障害の通信設備を含む区間若しくは障害の伝送路に接続される通信設備を含む区間及下位の区間を特定して、これらの区間の稼動状態が故障により異常が発生したことを出力装置に出力する判定部とを具備して構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信サービスを提供するネットワークの構成管理システムと状態監視システムに関する。
通信ネットワークは、多重化・分離をする複数の通信装置及び通信装置間を接続する伝送路より構成された複数階層のネットワーク(階層網と呼ぶ)や複数のルータ及びルータ間を接続する伝送路より構成されるルータ網などにより構築される。通信ネットワークは、伝送路や通信装置等の故障により通信が不通になることから、故障を判定して、障害が発生した場合には、他ルートに切り替える等の制御が一般に行われている。従来、多ルート構成ネットワークの障害を判定して、別ルートに切り替える先行技術として、特許文献1,2がある。
特許文献1は、多ルート構成ネットワークを端末間の各ルートについて接続情報及び切り替え先、パスについて上位パスやルートへの階層情報及び接続情報を定義しておき、パスや交換機に障害が発生した場合には、障害により影響を受けて停止するルートを判定して、切り替え先のルートに切り替えることを開示している。
特許文献2は、ネットワーク環境において障害発生の監視を容易に行え、障害発生による業務レベルでの影響範囲の問題点をビューアー上での視覚化により容易に把握できるネットワーク監視システムを提供することを開示している。
特開平6−104894号公報 特開2002−244939号公報
しかしながら、先行技術では以下の問題点があった。
特許文献1は多ルート構成を持つ回線及び交換機網を管理しているが、障害発生時のルートの切替先を固定的に管理しているため、ルーティングテーブルによって動的に切り替えが行われる網構成のネットワークにおける停止を判断できないという問題点がある。また、ルートの始端情報及び終端情報ともに端末側から見た直近の伝送路パス及び交換機パスの情報を管理する方式であるため、ルートが複数の交換機パスを経由する場合には、ルートを経由するパス全体を管理することができず、当該ルートの途中のパスに故障が発生した場合や途中のパスに係わる交換機に故障が発生した場合には、当該ルートについて停止を判定することができないという問題点がある。更に、特許文献1は階層網での障害を判定するものであってルータ網での障害を判定するものでないことから、ルータ網において定期点検や修理などでルータなどの設備を停止する場合に事前に回線停止を回避することができないという問題点がある。
特許文献2はルーティング情報、論理接続情報、ノード固有情報などをXMLファイル形式のデータベースで管理しているが、定期点検や修理などで設備を停止する場合、ルーティング情報に設備の停止に係わる情報を含める必要があるが障害判定処理でルーティング情報を使用していないため、事前に回線停止を回避することができず、回線停止発生時には停止原因が作業/障害のどちらであるかを迅速に判別することはできない。
本発明の目的は、上記を鑑みてなされたものであり、階層網及びルータ網において、各ルートが複数の交換機やルータを経由する場合において、障害判定すること、回線停止の原因が作業/障害のどちらであるかを迅速に判定して通知することのできる通信ネットワーク管理システムを提供することである。
本発明の一側面によれば、データの多重化・分離を行う複数の通信設備及び該通信設備間を接続する伝送路により複数レベルに階層構成された階層網並びにパケットに設定された送信先アドレスに基づいてルーティングする複数のルータ及び該ルータ間を接続する伝送路から成るルータ網を管理する通信ネットワーク管理システムにおいて、前記階層網に収容される送信元の第1の端設備と受信先の第2の端設備間について、前記第1の端設備が前記第2の端設備宛に送信したデータを受信して上位通信設備に送信する通信設備を始端及び上位通信設備より受信して前記第2の端設備に送信する通信設備を終端とする回線を示す構成情報を含む回線構成テーブルと、前記始端及び前記終端とする区間並びに前記階層構成上同一レベルの通信設備を始端及び終端とする前記区間の上位の全ての区間について、該区間の始端及び終端を示す区間情報及び該区間の上位区間の始端及び終端を示す上位区間情報を含む傘テーブルと、前記各通信設備及び前記各伝送路の障害情報を収集する情報収集部と、前記傘テーブルを検索して、前記情報収集部により収集された障害の通信設備が始端又は終端である区間若しくは前記情報収集部により収集された障害の伝送路に接続される通信設備が始端又は終端である区間及び該区間を上位区間とする下位の区間を特定して、これらの区間の稼動状態が故障により異常が発生したことを出力装置に出力する判定部とを具備したことを特徴とする通信ネットワーク管理システムが提供される。
本発明によれば、階層網に収容される第1及び第2の端設備間の回線が回線構成テーブル及び傘テーブルに上位区間が定義されているので、どの区間に障害が発生しても、該区間を上位区間とする下位区間を特定することができるので、上位区間の障害により影響を受ける全ての区間及び回線の障害を特定することができ、迅速に障害に対応することができる。
本発明の実施形態の説明をする前に本発明の原理を説明する。図1は原理図である。図1に示すように、通信ネットワーク管理システム10は、データの多重化・分離を行う複数の通信設備18#i(i=1〜n+1)及び該通信設備18#i(i=1〜n)間を接続する伝送路19により複数レベルに階層構成された階層網12並びにパケットに設定された送信先アドレスに基づいてルーティングする複数のルータ20及びルータ20間を接続する伝送路から成るルータ網14を管理する。通信ネットワーク管理システム10は、回線構成テーブル30、傘テーブル32、情報収集部34及び判定部36を具備する。
回線構成テーブル30は、階層網に収容される送信元の第1の端設備16#1と受信先の第2の端設備16#2間について、第1の端設備16#1が第2の端設備16#2宛に送信したデータを受信して上位通信設備に送信する通信設備を始端及び上位通信設備より受信して第2の端設備16#2に送信する通信設備を終端とする回線を示す構成情報を含む。傘テーブル32は、階層網12について、始端及び終端とする区間並びに階層構成上同一レベルの通信設備を始端及び終端とする区間の上位の全ての区間について、該区間の始端及び終端を示す区間情報及び該区間の上位区間の始端及び終端を示す上位区間情報を含む。例えば、区間18#1−18#2の上位区間は18#3−18#4である。
情報収集部34は、各通信設備18#i(i=1〜(n+1))及び伝送路19の障害情報を収集する。判定部36は、傘テーブル32を検索して、情報収集部34により収集された障害の通信設備が始端又は終端である区間若しくは情報収集部34により収集された障害の伝送路に接続される通信設備が始端又は終端である区間及び該区間を上位区間とする下位の区間を特定して、これらの区間の稼動状態が故障により異常が発生したことを出力装置に出力する。これにより、回線構成テーブル30及び傘テーブル32に複数に階層構成された階層網12の各区間及び上位区間を定義しているので、通信設備18#i(i=1〜(n+1))又は伝送路19に障害が発生しても、障害による障害区間及び影響を受ける下位区間を全て特定することができ、迅速に障害に対応することができる。
図2は本発明の実施形態の通信ネットワークを示す図である。通信ネットワークは、階層網50、ルータ網52及び通信ネットワーク管理システム54により構成されている。
図3は階層網50、ルータ網52及び通信ネットワーク管理システム54の構成例を示す図である。階層網50は、多重化装置(MUX)、無線装置等により階層構成されたネットワークである。階層構成されたネットワークとは、パソコン等の端設備の出力ポートと相手側の端設備の入力ポートとを接続するパスが予め設定されており、当該出力ポートから送出されたデータが設定されたパスに多重化・分離されて相手端設備の入力ポートで受信されるネットワーク構成である。階層網50を構成する設備には多重化装置(MUX)、交換機、無線装置等がある。また、階層網50には中継装置等のように同一レベルの通信設備が3台以上カスケード接続される場合も含まれる。
例えば、MUX70#B、無線機72#C、無線機72#D、MUX70#Eより階層網50が構成される。この例では、回線が端設備60#A〜端設備60#Jに定義されている。端設備60#A〜端設備60#Jの回線は、端設備60#A→MUX70#B→無線機72#C→無線機72#D→MUX70#E→端設備60#Jの第1ルートである。MUX70#B,70#Eは、入力ポートよりデータを受信すると、設定されたパスに従って、入力ポートに該当する出力ポートよりデータを多重化して送出し、入力ポートよりデータを受信すると、設定されたパスに従って、入力ポートに該当する出力ポートよりデータを分離して送出する。無線機72#C,72#Dは、MUX70#B,70#E等が接続される入力ポートより受信したデータを無線送信すること、無線受信したデータを該当の出力ポートに送出する。
ルータ網52は複数のルータ及びルータ間を接続する伝送路により構成されるネットワークである。例えば、ルータ80#F,80#G,80#H,80#IよりネットワークNW1が構成される。ここで、ネットワークとはルーティングテーブルを共有する単位である。尚、本実施形態ではルーティングテーブルを共有する1つの網であっても、本支店網と支店内網のように人的な管理単位が異なる場合には、本支店間網と支店内網に別々の網IDを付与することも可能である。
ルータ80#F〜80#Iは、IPパケットを受信すると、ルーティングテーブルを参照して、IPヘッダに設定されたIPアドレスに該当する出力ポートにIPパケットを送出する。この例では、回線が、端設備60#A〜端設備60#J間に定義されており、端設備60#A〜端設備60#J間の回線の第2のルートがルータ網52である。このように、端設備60#A〜端設備60#J間の回線について、階層網50を経由する第1のルートとルータ網52を経由する第2のルートにより多ルート化されている。
図4はMUX70#B,70#Eが複数の入出力ポート(チャネル)を持つ場合の通信設備の構成例を示す図である。図4に示すように、MUX70#Bは端設備60#A1,60#A2を収容する複数の入力ポートを有し、MUX70#Eは端設備60#J1,60#J2を収容する複数の出力ポートを有する。図4中のCH01は端設備60#A1,60#J1の回線が収容されるチャネル、図4中のCH02は端設備60#A2,60#J2の回線が収容されるチャネルである。
この例では、回線が、端設備60#A1〜端設備60#J1間、端設備60#A2〜端設備60#J2間に定義されている。端設備60#A1〜端設備60#J1間の回線の第1のルートが端設備60#A1→MUX70#B→無線機72#C→無線機72#D→MUX70#E→端設備60#J1、端設備60#A2〜端設備60#J2間の回線の第1のルートが端設備60#A2→MUX70#B→無線機72#C→無線機72#D→MUX70#E→端設備60#J2である。また、端設備60#A1〜端設備60#J1間の回線の第2のルートがルータ網52、端設備60#A2〜端設備60#J2間の回線の第2のルートがルータ網52であり、回線が多ルート化されている。
図5は無線機72#Cが多方向を持つ場合の通信設備の構成例を示す図である。図5に示すように、無線機72#Cが無線機72#D及び無線機72#Kとの間でデータの送受信を行う場合である。この例では、回線が、端設備60#A1〜端設備60#J1間、端設備60#A2〜端設備60#J2間、端設備60#A1〜端設備60#M1間、端設備60#A2〜端設備60#M2間に定義されている。端設備60#A1〜端設備60#J1間の回線の第1のルートが端設備60#A1→MUX70#B→無線機72#C→無線機72#D→MUX70#E→端設備60#J1、端設備60#A2〜端設備60#J2間の回線の第1のルートが端設備60#A2→MUX70#B→無線機72#C→無線機72#D→MUX70#E→端設備60#J2のルート、端設備60#A1〜端設備60#M1間の回線の第1のルートが端設備60#A1→MUX70#B→無線機72#C→無線機72#K→MUX70#L→端設備60#M1のルート、端設備60#A2〜端設備60#M2間の回線の第1のルートが端設備60#A2→MUX70#B→無線機72#C→無線機72#K→MUX70#L→端設備60#M2である。
MUX部70#B,70#Eのように通信設備が複数の入出力ポートを有する構成、無線機72#Cが複数の無線機72#D,72#Kと通信を行うように、通信設備が複数の通信設備と通信を行う構成、更に中継装置等のように同一レベルの通信設備が複数台カスケード接続される構成等がある。また、端設備60#A1〜端設備60#J1間の回線の第2のルートがルータ網52、端設備60#A2〜端設備60#J2間の回線の第2のルートがルータ網52として、回線が多ルート化されている。
図3に示すように、通信ネットワーク管理システム54は、処理装置90、表示装置92及び印刷装置94を含む。処理装置90は、構成管理部100、情報収集・配信部102、状態判定部104及びリレーショナルデータベース106を有する。処理装置90は、CPU、メインメモリ等から構成される。構成管理部100は、階層網50について、傘テーブル120、セクションテーブル122、ルーティングテーブル124、回線構成テーブル126及び作業情報テーブル128にデータを格納する。
傘テーブル120は、階層構成の中で同レベル(伝送速度が同一であり通信相手となる同一レベル)の各通信設備の対向区間について、当該区間の送信側の始端及び受信側の終端の通信設備、当該区間の一つ上のレベルの上位区間についての送信側の始端及び受信側の終端の通信設備、区間の稼動状態、稼動状態が異常である場合の異常原因を格納するテーブルである。
図6は図3に示す階層網50の傘テーブル120の構成例を示す図である。図6に示す階層網50では、送信側の始端が無線機72#C、受信側の終端が無線機72#Dである区間について、上位区間なし、区間の稼動状態が正常、異常原因なし、始端がMUX70#B、終端がMUX70#Eである区間について、上位区間の始端が無線機72#C、終端が無線機72#D、区間の稼動状態が正常、異常原因なし、始端が端設備60#A、終端が端設備60#Jとする区間について、上位区間の始端がMUX70#B、終端がMUX70#E、区間の稼動状態が正常、異常原因なしの情報が格納される。図6中の破線の矢印は階層関係にある区間の上下関係を表している。尚、同一レベルの通信設備が3台以上カスケード接続されている場合、始端、終端の区間が(当該通信設備の台数−1)の個数分定義される。
図7は図4に示す階層網50の傘テーブル120の構成例を示す図である。図4に示す階層網50では、MUX70#B,70#Eが複数の入出力ポート(チャネル)を有することから、傘テーブル120には、MUX70#B,70#E間では、始端がMUX70#Bの端設備60#A1を収容する入力ポート(CH01)、終端がMUX70#Eの端設備60#J1を収容する出力ポート(CH01)である区間、及び始端がMUX70#Bの端設備60#A2を収容する入力ポート(CH02)、終端がMUX70#Eの端設備60#J2を収容する出力ポート(CH02)である区間のようにチャネル毎に定義されるとともに上位区間についても収容される上位区間のチャネルが定義される。同様に、通信設備が複数の入出力ポートを有する場合には、入出力ポート毎に区間が定義される。
図8は図5に示す階層網50の傘テーブル120の構成例を示す図である。図5に示す階層網50では、無線機72#Cが無線機72#D,72#Kのように多方向の無線機と通信を行うことから、図8に示すように、始端を無線機72#C、終端を無線機72#Dとする区間及び始端を無線機72#C、終端を無線機72#Kとする区間が傘テーブル120に定義される。また、MUX70#Bが収容する端設備60#A1についてのチャネルCH01のデータが端設備60#M1及び端設備60#J1で受信されるようパスが設定されている場合には、MUX70#BのチャネルCH01を始端、MUX70#L,70#Eをそれぞれ終端とする区間が定義される。MUX70#Bが収容する端設備60#A2についてのチャネルCH02についても、同様に定義される。
セクションテーブル122は、ルータ網52について、ルータ間を接続するセクションについての情報を格納するテーブルであり、各セクションについて、網の識別子である網ID、網内で隣接する設備間の区間であるセクションの送信側の始端及び受信側の終端、始端設備と終端設備が網外の設備と接続する時の接続先設備、当該セクションの稼動状態、当該セクションが異常となったときの異常原因を格納するテーブルである。
図9は図3に示すルータ網52についてのセクションテーブル122の構成例を示す図である。例えば、始端がルータ80#F,終端が80#Gとするセクションについて、セクションが収容されるネットワークNW1の網ID、網外接続の始端が設備60#A、セクションの稼動状態が正常、異常原因なしが格納されている。また、始端がルータ80#F,終端が80#Iとするセクションについて、セクションが収容されるネットワークNW1の網ID、網外接続の始端が端設備60#A、終端が端設備60#J、セクションの稼動状態が正常、異常原因なしが格納されている。
回線構成テーブル126は、端設備間を接続する回線について、回線の始端設備と終端設備、ルートの識別情報、ルートを構成する設備・区間・網の始端側から見た順序、区間の場合には区間の始端設備と終端設備、設備とルータ網の場合にはそれぞれの識別子、ルートを構成する設備・区間・網の稼動状態、異常状態となった場合の異常原因を格納するテーブルである。
図10は図3に示す通信設備により構成されたネットワークについての回線構成テーブル126の構成例を示す図である。端設備60#Aを始端、端設備60#Jを終端とする回線について、階層網50を経由するルート1、ルータ網52を経由するルート2が設けられている。ルート1について、順序1,区分が階層網50を経由することを示す区間、始端がMUX70#B、終端がMUX70#E、構成の稼動状態が正常、異常原因なし、ルート2について、順序1、区分がルータ網52を経由することを示す網、始端がNW1、構成の稼動状態が正常、異常原因なしが回線構成テーブル126に格納される。尚、この例では、ルート内に順序番号が1の構成しか登録されていないが、MUX70#Eと端設備60#J間またはルータ網NW1と端設備60#J間に別の区間または網が存在する場合には、順序番号2、複数存在する場合には順序番号2・3・4・・・として登録する。
図11は図4に示す通信設備により構成されたネットワークについての回線構成テーブル126の構成例を示す図である。この階層網50では、始端,終端が端設備60#A1,端設備60#J1の回線について、その構成が区間である場合には、その始端,終端がMUX70#BのCH01,70#EのCH01、また、始端,終端が端設備60#A2,端設備60#J2の回線について、その構成が区間である場合には、その始端,終端がMUX70#BのCH02,70#EのCH02が回線構成テーブル126に格納される。
図12は図5に示す通信設備により構成されたネットワークについての回線構成テーブル126の構成例を示す図である。この階層網50では、図11の回線構成テーブル126に加えて、始端,終端が端設備60#A1,端設備60#M1、及び始端,終端が端設備60#A1,端設備60#M2の回線について、回線構成テーブル126に追加して格納されている。
ルーティングテーブル124は、各ルータ80#F〜80#Iについて、ルーティング情報を格納するテーブルであり、ルーティング情報を管理している(またはルーティング情報を設定すべき)設備(自設備)、データの宛先となる設備、宛先設備宛のデータを次に渡すべき設備、使用するプロトコル、ルーティング方式、自設備〜次設備の区間の稼動状態、当該区間が異常状態となった場合の異常原因を格納するテーブルである。IP網の場合、プロトコルには、TCP/IP4階層モデルのアプリケーション層の手順であるHTTP、SMTP、FTP、POP3などが設定される。ルーティング方式には、静的ルーティングか動的ルーティングかの別を設定し、静的ルーティングの場合には、「STAT」、動的ルーティングの場合にはルーティングプロトコル名(RIP,RIP2,OSPFなど)が設定される。
図13は図3に示すルータ網52についてのルーティングテーブル124の一例を示す図である。図13に示すように、各ルータ80#F〜80#Iを自設備として、宛先端設備、次設備、プロトコル、ルーティング方式、稼動状態及び異常原因がルーティングテーブル124に格納されている。本例では、HTTPプロトコルを使用するデータはルータ80#F→ルータ80#G→ルータ80#Iの経路で送信され、FTPプロトコルを使用するデータはルータ80#F→ルータ80#H→ルータ80#Iの経路で送信されて、プロコル毎にルートが管理される。
作業情報テーブル128は、設備・区間・ルータ網を人為的に停止する場合に、停止期間と停止目的を事前に登録するテーブルであり、作業対象が階層網50やルータ網52を構成する設備/区間/網のいずれであるかを示す区分、作業対象の設備/区間/網、作業開始予定時刻、作業終了予定時刻及び作業内容が格納される。事前に登録することにより、多ルート化された網や回線を構成するルート上で複数の作業によって網や回線の停止が発生することを予知でき、作業期間の調整を行うことによって停止を回避すること、停止期間を短縮することができる。
図14は作業情報テーブル128の一例を示す図である。図14に示すように、例えば、無線機72#Cが定期点検により停止される場合は、区分が設備、作業対象が無線機72#C、作業開始時刻及び作業終了時刻が格納される。また、ルータ80#H〜80#I間のケーブル取替作業が行われる場合には、区分が区間、作業対象がルータ80#H〜80#I間、作業開始時刻及び作業終了時刻が格納される。また、作業情報テーブル128に付随して、傘テーブル120や回線構成テーブル126に階層網50の設備接続情報、ルータ網52のセクションテーブル122に設備接続情報やルーティングテーブル124にルーティング情報を入力可能としている。
例えば、網NW1の新設工事情報として、セクションテーブルとルーティングテーブルを入力し、工事が完成するまでは仮のテーブルとして管理し、新設工事完了時に二つのテーブルをリレーショナルデータベース106のセクションテーブル122とルーティングテーブル124に反映する。また、ルーティングテーブル124は、運用者からの指示又は予め決められた契機により、情報収集・配信部102よりルータ80#i(i=F〜I)に対して配信可能とする。
情報収集・配信部102は、(I)階層網50、ルータ網52を構成する各通信設備より通信設備,通信設備に接続される伝送路の障害情報を取得して、障害の設備、区間、セクションに該当する稼動状態に異常及びその異常原因を設定すること、(II)ルータ網52がダイナミックルーティングを行う場合には、ルータ網52を構成するルータ設備よりRIP等のダイナミックルーティングプロトコルにより決定されるルーティング情報を取得すること、(III)傘テーブル120に基づいて階層網50を構成する設備に設定情報を配信すること、(IV)セクションテーブル122に基づいて、各ルータ80#i(i=F〜I)に対してルーティングテーブル124に格納されたルーティング情報を配信することを実行する。
状態判定部104は、(I)作業情報テーブル128に格納された作業対象が通信設備又は伝送路であるとき、当該通信設備を始端又は終端、若しくは伝送路に接続される通信設備を始端又は終端とする区間又はセクション(作業に係わる区間又はセクション)を傘テーブル120又はセクションテーブル122より検索、(II)作業開始時刻及び作業終了時刻より、作業前/作業中/作業終了のいずれであるか判断、(III)作業対象が階層網50を構成する設備であるとき、傘テーブル120及び回線構成テーブル126の当該作業に係わる区間の下位区間を順次検索して作業により影響のある全ての区間及び回線を特定、(IV)作業前であれば、作業による影響の受ける全ての区間/セクションを表示装置92や印刷装置94に出力、(V)作業中であれば、作業により区間/セクションについて、傘テーブル120/セクションテーブル122/ルーティングテーブル124の稼動状態を「異常」、異常原因を「作業」と設定するとともに作業影響を受けたことを表示装置92や印刷装置94に出力、(VI)通信設備や伝送路に障害が起こり、傘テーブル120に登録されている区間の稼動状態が「異常」、異常原因が「故障」の場合に、傘テーブル120及び回線構成テーブル126より当該故障に係わる区間について、該区間と同レベルの区間及び該区間の下位区間(二次障害区間)の稼動状態を「異常」、異常原因「故障」とし、障害のあった区間/セクション/回線を一次障害/二次障害のいずれであるか区別して表示装置92や印刷装置94に出力、(VII)ルータや伝送路に障害が起こり、セクションテーブル122に登録されているセクションの稼動状態が「異常」、異常原因「故障」の場合に、ルーティングテーブル124及び回線構成テーブル126より当該故障に係わるセクションの始端又は終端のルータを自設備又は宛先設備とするルーティング情報について稼動状態を「異常」、異常原因「故障」、ルータ網52を経由する回線の全ルートのセクションの稼動状態を「異常」であるとき、回線構成テーブル126の該回線の稼動状態を「異常」、異常原因「故障」とするとともに障害のあったセクション/回線を表示装置92や印刷装置94に出力、(VIII)故障の発生したルート以外の正常稼動しているルートに切り替える制御をする。尚、図示しないが端設備60#Aから送出されたデータをMUX70#Bとルータ80#Fにデータの種別に応じて振り分けるためのスイッチが設けられる。
以下、設備/区間/セクションが故障した場合又は設備/区間/ネットワークの作業時の図2の動作説明を行う。
(a) ルータが障害で停止した場合
図15はルータ80#Gが障害で停止した場合のセクションテーブル122の管理例を示す図である。ルータ80#Gが障害で停止すると、情報収集・配信部102は、所定のプロトコルによりルータ80#Gが障害で停止したことを検出し、セクションテーブル122のセクションの始端又は終端がルータ80#Gであるレコードを検索する。当該レコードについて、図15に示すように、セクションの稼動状態を「異常」、異常原因を「ルータ80#Gの障害」と設定する。このセクションテーブル122では、ルータ80#F〜ルータ80#Iのセクションが正常であるため、網NW1は正常である。
図16はルータ80#Gが障害で停止した時のルーティングテーブル124の管理例を示す図である。状態判定部104は、情報収集・配信部102よりルータ80#Gが障害で停止したことが検出されると、図16に示すように、ルーティングテーブル124から、ルータ80#Gが自設備/次設備であるレコードを検索して、当該レコードの移動状態を「異常」、異常原因を「ルータ80#Gの障害」と設定する。
この結果、FTPプロトコルではルータ80#F〜ルータ80#I間の送信が正常に行われるが、HTTPプロトコルでは送信が行われない(網が停止状態にある)。このように、物理的な接続関係を管理するセクションテーブル122では正常であると判断されても、論理的な接続関係を管理するルーティングテーブル124では異常と判断される場合があるので、正確な判断を行うにはルーティングテーブル124が必要である。
状態判定部104は、情報収集・配信部102よりルータ80#Gが障害で停止したことが検出されると、ルーティングテーブル124を検索して端設備80#A〜端設備80#Jへの各ルートについて、稼動状態が異常となっているルーティング情報が存在するか否かを判断し、異常となっているルーティング情報が存在すれば、該ルートについて、異常であると判断する。ここでは、ルータ80#F→ルータ80#G→ルータ80#IのHTTPプロトコルのルートが異常である判断される。また、ルータ80#F→ルータ80#H→ルータ80#IのFTプロトコルのルートが正常であると判断される。ルータNW1における全ルートが異常であるとき、回線構成テーブル126のNW1を経由する回線の稼動状態を「異常」、異常原因を「ルータ80#Gの障害」と設定する。
状態判定部104は、セクションテーブル122、ルーティングテーブル124及び回線構成テーブル126より、稼動状態が「異常」であるレコードを検索して、異常となっているセクション及び異常となっているルート並びに異常原因が「ルータ80#Gの障害」であることを表示装置92又は印刷装置94に出力する。
尚、ルーティング方式が動的ルーティング方式である場合には、ルータが故障したときは、ルートが変更になるが、ルートが変更されたことが、ルート変更に係わるルータより情報収集・配信部102に通知されて、情報収集・配信部102によりルーティングテーブル124が更新されることから、状態判定部104は、ルータ故障に係わるルーティングテーブル124の更新後の情報に基づいて故障を判断して、セクションの故障及び故障ルートを表示装置92又は印刷装置94に出力する。
(b) ルータ間の伝送路が障害で停止した場合
図17はルータ80#Gの障害及びルータ80#Hとルータ80#I間の伝送路が障害で停止した場合のセクションテーブル122の管理例を示す図である。ルータ80#Gの障害に係わるセクションテーブル122の更新は(a)と同様である。更に、ルータ80#Hとルータ80#I間の伝送路が障害で停止すると、情報収集・配信部102は、所定のプロトコルによりルータ80#Hとルータ80#I間の伝送路が障害で停止したことを検出し、セクションテーブル122のセクションの始端がルータ80#H又はルータ80#1且つ終端がルータ80#H又はルータ80#Iであるレコードを検索する。図17に示すように、当該レコードについて、セクションの稼動状態を「異常」、異常原因を「ルータ80#Hとルータ80#I間の伝送路の障害」と設定する。このセクションテーブル122でも、ルータ80#F〜ルータ80#Iのセクションが正常であるため、セクションテーブル122からはNW1は正常状態であると判断される。
図18はルータ80#Gが障害及びルータ80#Hとルータ80#I間の伝送路が障害で停止した場合のルーティングテーブル124の管理例を示す図である。ルータ80#Gの障害に係わるルーティングテーブル124の更新は(a)と同様である。状態判定部104は、情報収集・配信部102よりルータ80#Hとルータ80#I間の伝送路が障害で停止したことが検出されると、ルーティングテーブル124から、ルータ80#H又はルータ80#Iが自設備、且つルータ80#I又はルータ80#Hが次設備であるレコードを検索して、図18に示すように、当該レコードの稼動状態を「異常」、異常原因を「ルータ80#Hとルータ80#I間の伝送路の障害」と設定する。
ルータ80#H〜ルータ80#I間が異常のため、自設備及び次設備にルータ80#Hとルータ80#Iを持つルートが異常状態になる。この結果、HTTPプロトコルだけでなく、FTPプロトコルでもルータ80#F〜ルータ80#I間の送信が行われない(網が停止状態にある)と判断される。
図19はルータ80#Gが障害及びルータ80#Hとルータ80#I間の伝送路が障害で停止した場合の回線構成テーブル126の管理例を示す図である。ルータ80#Gの障害に係わる回線構成テーブル126の更新は(a)と同様である。状態判定部104は、図19に示すように、回線構成テーブル126に登録されたルート2側は網NW1が停止状態であることから構成の稼動状態を「異常」として、異常原因「ルータ80#Gの障害,ルータ80#Hとルータ80#I間障害」とする。第1のルート側は正常状態であるため、回線60#A〜60#Jは正常であると判断される。状態判定部104は、セクションテーブル122、ルーティングテーブル124及び回線構成テーブル126より、(a)と同様にして、障害情報を表示装置92又は印刷装置94に出力する。
(c) 階層網50の設備装置や伝送路が故障により停止した時
階層網50の設備装置や伝送路が故障により停止した時、(a),(b)におけるセクションテーブル122及び回線構成テーブル126の更新と同様にして、傘テーブル120及び回線構成テーブル126が更新され、表示装置92や印刷装置94に表示される。尚、階層網50の設備装置や伝送路が故障により停止した時、当該設備装置や伝送路の故障に係わる区間及び当該区間を上位区間とする全ての下位区間について、傘テーブル120の稼動状態「異常」、異常原因「故障」、最下位の区間を構成とするレコードについて、回線構成テーブル126の回線の稼動状態を「異常」、異常原因「故障」に更新する。例えば、無線機72#Cが故障した時、無線機72#Cを始端又は終端とするレコード、無線機72#Cを含む区間を上位区間とするMUX70#B−MUX70#Eの区間のレコードについて、区間の稼動状態「異常」、異常原因「無線機72#Cの故障」が設定される。
(d) 階層網50の設備装置や伝送路を作業により停止した時
図20は無線機72#Cの定期点検作業を登録した場合の作業情報テーブル128の管理例を示す図である。無線機72#Cの定期点検作業が行われる場合には、オペレータは構成管理部100を通して、図20に示すように、作業情報テーブル128に区分が「設備」、作業対象「無線機72#C」、作業開始時刻及び終了時刻、並びに作業内容「定期点検」とするレコードを登録する。
図21は無線機72#Cが作業で停止した時の傘テーブル120の管理例を示す図である。状態判定部104は、作業情報テーブル128より、作業開始時刻及び作業終了時刻から、作業前/作業中のレコードを検索して、当該レコードについての作業対象から、傘テーブル120、又はセクションテーブル122及びルーティングテーブル124、並びに構成管理テーブル126より、(a)〜(c)と同様に、作業により停止する区間を特定する。
無線機72#Cが作業で停止すると、図21に示すように、始端又は終端に無線機72#Cを持つ区間が異常状態となる。次に異常状態になった区間C〜Dを上位区間に持つ区間B〜Eが異常状態になり、続いて、区間B〜Eを上位に持つ端設備60#A〜60#Jが異常状態となる。端設備60#A〜60#Jが異常状態になるが、回線の第2のルートが網構成を含んでいるため、傘テーブル120だけでは、回線の停止判定ができない。状態判定部104は、異常状態となった区間及びこれらの区間が異常となる期間(工事前及び工事中の時)を表示装置92及び印刷装置94に出力する。
これにより、工事期間中はルータ網52の他ルートに回線を切り替えることが可能である。工事が終了すると、作業情報テーブル128より工事に係わるレコードの削除及び工事が終了した旨を表示装置92及び印刷装置94に出力する。
図22は無線機72#C、ルータ80#G、及びルータ80#H〜ルータ80#I間の伝送路が停止した時の回線構成テーブル126の管理例を示す図である。この場合は、第1のルート側が作業で停止し、第2のルート側が障害で停止しているので回線60#A〜60#Jが停止したと判断されて、図22に示すように、回線構成テーブル126が更新される。このような回線停止を未然に防止するため、図19で示した状態で図20に示す作業を実施しようとした時には、回線の複数ルート停止が発生することを運用者に通知し、作業を実施してもよいか否かの判断を仰ぐ。運用者が実施可と応答した時には無線機72#Cを停止状態とし、実施不可と応答した時には無線機72#Cを稼動状態のままに保つ。
以上説明したように、リレーショナルデータベースを使用して階層網とルータ網が混在するネットワークの構成管理が可能となる。階層網とルータ網が混在するネットワークの停止を事前及びリアルタイムに検出できる。更に、網構成のネットワークにおいて、プロトコル毎の停止判定ができる。
本発明は以下の付記を含む。
(付記1)
データの多重化・分離を行う複数の通信設備及び該通信設備間を接続する伝送路により複数レベルに階層構成された階層網並びにパケットに設定された送信先アドレスに基づいてルーティングする複数のルータ及び該ルータ間を接続する伝送路から成るルータ網を管理する通信ネットワーク管理システムにおいて、
前記階層網に収容される送信元の第1の端設備と受信先の第2の端設備間について、前記第1の端設備が前記第2の端設備宛に送信したデータを受信して上位通信設備に送信する通信設備を始端及び上位通信設備より受信して前記第2の端設備に送信する通信設備を終端とする回線を示す構成情報を含む回線構成テーブルと、
前記始端及び前記終端とする区間並びに前記階層構成上同一レベルの通信設備を始端及び終端とする前記区間の上位の全ての区間について、該区間の始端及び終端を示す区間情報及び該区間の上位区間の始端及び終端を示す上位区間情報を含む傘テーブルと、
前記各通信設備及び前記各伝送路の障害情報を収集する情報収集部と、
前記傘テーブルを検索して、前記情報収集部により収集された障害の通信設備が始端又は終端である区間若しくは前記情報収集部により収集された障害の伝送路に接続される通信設備が始端又は終端である区間及び該区間を上位区間とする下位の区間を特定して、これらの区間の稼動状態が故障により異常が発生したことを出力装置に出力する判定部と、
を具備したことを特徴とする通信ネットワーク管理システム。
(付記2)
前記判定部は、前記回線構成テーブルを検索して、前記情報収集部により収集された障害の通信設備が始端又は終端である区間若しくは前記情報収集部により収集された障害の伝送路に接続される通信設備が始端又は終端である区間の下位区間である回線を特定して、該回線の稼動状態が故障により異常が発生したことを前記出力装置に出力することを特徴とする通信ネットワーク管理システム。
(付記3)
前記通信設備又は前記伝送路について、該通信設備又は該伝送路を特定する作業対象、作業開始及び終了時刻及び作業内容を示す作業情報を格納する作業情報テーブルを更に具備し、前記判定部は、前記傘テーブルを検索して、前記作業情報テーブルに格納された作業対象の通信設備を始端又は終端若しくは作業対象の伝送路に接続される通信設備を始端又は終端とする区間及び該区間を上位区間とする下位の区間を特定して、当該作業開始時刻及び作業終了時刻に基づいてこれらの区間の稼動状態が作業により異常が発生する又は作業により発生していることを前記出力装置に出力することを特徴とする付記1記載の通信ネットワーク管理システム。
(付記4)
前記隣接するルータについて送信ルータを始端及び受信ルータを終端とするセクションを定義するセクション情報を格納するセクションテーブルと、各ルータについてルーティング情報を格納するルーティングテーブルとを備え、前記作業テーブルには、前記ルータ又は該ルータ間を接続する伝送路について、該ルータ又は該伝送路を特定する作業対象、作業開始及び終了時刻及び作業内容を示す作業情報が格納され、前記判定部は、前記セクションテーブルを検索して、前記作業対象のルータを始端又は終端とするセクション若しくは作業対象の伝送路に接続されるルータを始端又は終端とするセクションを特定して、当該作業開始時刻及び作業終了時刻に基づいて該セクションの稼動状態が作業により異常が発生する又は異常が発生していることを前記出力装置に出力する付記3記載の通信ネットワーク管理システム。
(付記5)
前記判定部は、前記ルーティングテーブルを検索して、前記作業情報テーブルに格納された作業対象のルータ又は作業対象の伝送路に接続されるルータを特定して、当該作業開始時刻及び作業終了時刻に基づいて該ルータを経由するルートについて稼動状態が作業により異常が発生する又は異常が発生していることを前記出力装置に出力することを特徴とする付記4記載の通信ネットワーク管理システム。
(付記6)
前記ルーティングテーブルに格納された各ルータについて、ルーティング方式が静的ルーティング方式及び動的ルーティング方式のいずれであるかを示すルーティング方式情報を含み、前記情報収集部は、動的ルーティング情報を取得して、前記ルーティングテーブルを更新し、前記ルータ又は前記伝送路の故障情報を取得して、前記ルーティングテーブルを検索して、前記故障したルータ又は故障した伝送路に接続されるルータを特定して、該ルータに係わるルートについて稼動状態が故障により異常が発生したことを前記出力装置に出力することを特徴とする付記5記載の通信ネットワーク管理システム。
(付記7)
前記判定部は、前記傘テーブル及び前記構成テーブルの各区間に、稼動状態を示す稼動情報及び稼動状態が異常である場合の異常原因を設定することを特徴とする付記3記載の通信ネットワーク管理システム。
(付記8)
前記判定部は、前記セクションテーブルの各セクション及び前記ルーティングテーブルの各ルーティング情報に、稼動状態を示す稼動情報及び稼動状態が異常である場合の異常原因を設定することを特徴とする付記4記載の通信ネットワーク管理システム。
(付記9)
前記傘テーブルには、前記区間の始端の通信設備の入力ポート及び終端の通信設備の出力ポート毎に区間情報が格納されることを特徴する付記1記載の通信ネットワーク管理システム。
(付記10)
前記ルーティングテーブルには、各ルーティング情報について、アプリケーション層のプロトコル情報が格納され、前記判定部は、前記ルーティングテーブルのプロトコル情報に基づいてプロトコル毎に前記ルータ網を経由する前記第1の端設備から前記第2の端設備までのルートの正常/異常を判定することを特徴とする付記4記載の通信ネットワーク管理システム。
(付記11)
前記判定部は、前記第1の端設備から前記第2の端設備までの前記階層網を経由するルート及び前記ルータ網を経由するルートについて、前記作業情報テーブルに格納された作業が行われた場合に、1つ又は複数又は全てのルートが異常状態になるか否かを判定し、1つ又は複数又は全てのルートが異常状態になる場合には、その旨を前記出力装置に出力することを特徴とする付記4記載の通信ネットワーク管理システム。
本発明の原理図である。 本発明の実施形態による通信管理システムを示す図である。 図2の構成の一例を示す図である。 図2の構成の他の例を示す図である。 図2の構成の他の例を示す図である。 図3の階層網についての傘テーブルの一例を示す図である。 図4の階層網についての傘テーブルの一例を示す図である。 図5の階層網についての傘テーブルの一例を示す図である。 図3のルータ網についてのセクションテーブルを示す図である。 図3の階層網及びルータ網についての回線構成テーブルを示す図である。 図4の階層網及びルータ網についての回線構成テーブルを示す図である。 図5の階層網及びルータ網についての回線構成テーブルを示す図である。 図3のルータ網についてのルーティングテーブルを示す図である。 作業情報テーブルの一例を示す図である。 ルータGが障害で停止した時のセクションテーブルを示す図である。 ルータGが障害で停止した時のルーティングテーブルを示す図である。 ルータG及びルータH−ルータI間の伝送路が障害で停止した時のセクションテーブルを示す図である。 ルータG及びルータH−ルータI間の伝送路が障害で停止した時のルーティングテーブルを示す図である。 ルータG及びルータH−ルータI間の伝送路が障害で停止した時の回線構成テーブルを示す図である。 無線機Cが定期点検作業を登録した時の作業情報テーブルを示す図である。 無線機Cが作業で停止した時の傘テーブルを示す図である。 無線機C、ルータG及びルータHとルータI間の伝送路が停止した時の回線構成テーブルを示す図である。
符号の説明
10 通信ネットワーク管理システム
12 階層網
14 ルータ網
18#i(i=1〜n+1) 通信設備
19 伝送路
20 ルータ
30 回線構成テーブル
32 傘テーブル
34 情報収集部
36 判定部

Claims (5)

  1. データの多重化・分離を行う複数の通信設備及び該通信設備間を接続する伝送路により複数レベルに階層構成された階層網並びにパケットに設定された送信先アドレスに基づいてルーティングする複数のルータ及び該ルータ間を接続する伝送路から成るルータ網を管理する通信ネットワーク管理システムにおいて、
    前記階層網に収容される送信元の第1の端設備と受信先の第2の端設備間について、前記第1の端設備が前記第2の端設備宛に送信したデータを受信して上位通信設備に送信する通信設備を始端及び上位通信設備より受信して前記第2の端設備に送信する通信設備を終端とする回線を示す構成情報を含む回線構成テーブルと、
    前記始端及び前記終端とする区間並びに前記階層構成上同一レベルの通信設備を始端及び終端とする前記区間の上位の全ての区間について、該区間の始端及び終端を示す区間情報及び該区間の上位区間の始端及び終端を示す上位区間情報を含む傘テーブルと、
    前記各通信設備及び前記各伝送路の障害情報を収集する情報収集部と、
    前記傘テーブルを検索して、前記情報収集部により収集された障害の通信設備が始端又は終端である区間若しくは前記情報収集部により収集された障害の伝送路に接続される通信設備が始端又は終端である区間及び該区間を上位区間とする下位の区間を特定して、これらの区間の稼動状態が故障により異常が発生したことを出力装置に出力する判定部と、
    を具備したことを特徴とする通信ネットワーク管理システム。
  2. 前記判定部は、前記回線構成テーブルを検索して、前記情報収集部により収集された障害の通信設備が始端又は終端である区間若しくは前記情報収集部により収集された障害の伝送路に接続される通信設備が始端又は終端である区間の下位区間である回線を特定して、該回線の稼動状態が故障により異常が発生したことを前記出力装置に出力することを特徴とする通信ネットワーク管理システム。
  3. 前記通信設備又は前記伝送路について、該通信設備又は該伝送路を特定する作業対象、作業開始及び終了時刻及び作業内容を示す作業情報を格納する作業情報テーブルを更に具備し、前記判定部は、前記傘テーブルを検索して、前記作業情報テーブルに格納された作業対象の通信設備を始端又は終端若しくは作業対象の伝送路に接続される通信設備を始端又は終端とする区間及び該区間を上位区間とする下位の区間を特定して、当該作業開始時刻及び作業終了時刻に基づいてこれらの区間の稼動状態が作業により異常が発生する又は作業により発生していることを前記出力装置に出力することを特徴とする請求項1記載の通信ネットワーク管理システム。
  4. 前記隣接するルータについて送信ルータを始端及び受信ルータを終端とするセクションを定義するセクション情報を格納するセクションテーブルと、各ルータについてルーティング情報を格納するルーティングテーブルとを備え、前記作業テーブルには、前記ルータ又は該ルータ間を接続する伝送路について、該ルータ又は該伝送路を特定する作業対象、作業開始及び終了時刻及び作業内容を示す作業情報が格納され、前記判定部は、前記セクションテーブルを検索して、前記作業対象のルータを始端又は終端とするセクション若しくは作業対象の伝送路に接続されるルータを始端又は終端とするセクションを特定して、当該作業開始時刻及び作業終了時刻に基づいて該セクションの稼動状態が作業により異常が発生する又は異常が発生していることを前記出力装置に出力する請求項3記載の通信ネットワーク管理システム。
  5. 前記判定部は、前記ルーティングテーブルを検索して、前記作業情報テーブルに格納された作業対象のルータ又は作業対象の伝送路に接続されるルータを特定して、当該作業開始時刻及び作業終了時刻に基づいて該ルータを経由するルートについて稼動状態が作業により異常が発生する又は異常が発生していることを前記出力装置に出力することを特徴とする請求項4記載の通信ネットワーク管理システム。
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