JP2006070855A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】点火時期マップ数を抑え、エンジン制御系のソフト容量増大を防止できる内燃機関の点火時期制御装置を提供する。
【解決手段】吸気バルブ5と排気バルブ6とに吸排VVT20が設けられた内燃機関の点火時期制御装置において、基本点火時期Kbを設定する基本点火時期設定手段A1と、吸気実バルブタイミングδivon及び排気実バルブタイミングδevcnを検出する実バルブタイミング検出手段A2と、機関の運転状態に基づき目標内部EGR指標EGR0を設定する目標内部EGR指標設定手段A3と、吸気実バルブタイミングδevcnと排気実バルブタイミングδevcnに基づき実内部EGR指標EGRNを算出する実内部EGR指標算出手段A4と、目標内部EGR指標と実内部EGR指標との偏差αEGRに応じて基本点火時期Kbを補正する点火時期補正手段A5とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変バルブタイミング機構を装備する内燃機関に用いて好適な内燃機関の点火時期制御装置に関する。
内燃機関の運転状態に応じて常時最適な任意のバルブタイミングを設定することが可能な連続可変バルブタイミング機構が開発されている。この種の可変バルブタイミング機構を有する内燃機関では、出力性能の向上に寄与する吸入効率の観点、並びにNOの低減による排出ガス浄化性能の向上及びポンピング損失の低減による燃費の向上に寄与する内部排気ガス再循環(内部EGR)の観点から、機関運転状態に応じてバルブタイミングが制御される。
ところで、機関運転状態に応じてバルブタイミングを調整した場合の内部EGRについて、検討すると次のようになる。
即ち、図8(a)〜(C)に示すように、エンジンが吸気トップ前(TDC直前)である排気行程(図8(a)参照)にあると、燃焼室の排ガスは排気ポートのみならず吸気ポートにも押し戻され、その吸気ポート戻しEGRaが内部EGRの一部をなす。次に、エンジンが吸気トップTDC(図8(b)参照)にある場合、最小のTDC燃焼室容量分の排ガスがEGRbとして残り、これが内部EGRの一部をなす。更に、エンジンが吸気トップ後(TDC直後)である吸気行程(図8(c)参照)にあると、新気に先立ち吸気ポートより排ガスが燃焼室に吸い戻され(EGRa参照)、同時に排気ポートからも排ガスが逆流し、この排気戻りEGRcが内部EGRの一部をなす。
これらの点を考慮すると、エンジンは各吸気行程において燃焼室に内部EGR(=EGRa+EGRb+EGRc)の量の排ガスを吸入し、これを新気に混合させることとなり、これにより燃焼室の新気は薄められて燃焼が遅くなることより、点火時期を進める必要性が生じている。
ところで、可変バルブタイミング機構を有する内燃機関では、上述のような出力性能の向上、排出ガス浄化性能の向上及び燃費の向上の観点から、機関運転状態に応じてバルブタイミングが調整されると共に、これに応じて点火時期が調整されることとなる。この場合において、可変バルブタイミング機構が図9(a)に示すように、吸気VVT(吸気カムのみ進退操作される)のエンジンであると、図9(b)に示すように、吸気位相変化域(例えば10deg毎に)に複数(例えば6)の点火時期マップmapaを用い、それぞれエンジン回転数Neと体積効率(エンジン負荷)ηv相当の点火時期kpを演算するようにしている。
なお、特許第3085181号(特許文献1)には、吸気VVT(吸気カムのみ進退操作される)のエンジンにおいて、内部EGR量の変化による影響を是正するため、吸気バルブの目標タイミングと実タイミングとの偏差に応じて点火時期を補正する技術が開示される。
特許第3085181号
ところで、従来のように、機関の運転状態に応じた複数の点火時期マップに依存して点火時期を設定する手段では、可変バルブタイミング機構が図10(a)に示すように、吸排VVT(吸排両カムが進退操作される)のエンジンであると、エンジン制御系のソフト容量が極端に増大してしまう問題を生じる。即ち、図10(b)に示すように、吸排それぞれの位相変化域(例えば吸気カム10deg毎、排気カム10deg毎に進退操作される)に対応した多数(例えば6×6=36)の点火時期マップmambを必要とすることなり、必要とするソフト容量が極端に増大するという問題が生じる。
そこで、ソフト容量増大抑制のため、単に、吸排VVTエンジンにおいて、最適VVT位相時の点火時期を設定するような点火時期マップを1枚のみとし、制御を簡素化することが考えられる。しかし、この場合、目標VVT位相と実VVT位相が一致する定常運転域での点火時期は問題ないが、目標VVT位相と実VVT位相が一致する前の過渡時にはVVTアクチュエータの動作遅れにより、目標VVT位相と実VVT位相にずれが発生しており、内部EGR率が定常運転時と異なってしまうことより、過渡時であっても定常時と同様に最適点火時期を再現させるということはできず、点火時期マップを1枚にすることには問題がある。
なお、特許文献1の吸気VVT(吸気カムのみ進退操作される)のエンジンにおいては、内部EGR量の変化に応じて点火時期を補正するにあたり、吸気バルブの目標タイミングと実タイミングとの偏差に応じて点火時期を補正していた。
しかしながら、吸排両バルブが可変バルブタイミング機構を備えた吸排VVTエンジンにおいては、目標タイミングと実タイミングとの偏差と内部EGR量とは単純な相関関係ではなくなることから、吸気VVTのエンジン制御例をそのまま適用することはできない。
本発明は以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、吸排VVTエンジンにおいて、VVTの位相角変化による内部EGRガス量の変化に適合する点火時期を演算するにあたり、点火時期マップ数を抑え、エンジン制御系のソフト容量増大を防止できる内燃機関の点火時期制御装置を提供することにある。
この発明の請求項1に係る内燃機関の点火時期制御装置は、吸気バルブと排気バルブとにそれぞれバルブタイミング可変機構が設けられた内燃機関の点火時期制御装置において、上記機関の回転数と負荷に応じて基本点火時期を設定する基本点火時期設定手段と、上記吸気バルブの吸気実バルブタイミング及び上記排気バルブの排気実バルブタイミングを検出する実バルブタイミング検出手段と、上記機関の運転状態に基づき目標内部EGR指標を設定する目標内部EGR指標設定手段と、上記吸気実バルブタイミングと上記排気実バルブタイミングに基づき機関の実内部EGR指標を算出する実内部EGR指標算出手段と、上記目標内部EGR指標と実内部EGR指標との偏差に応じて上記基本点火時期を補正する点火時期補正手投と、を備えたことを特徴とする。
この発明の請求項2にかかる内燃機関の点火時期制御装置は、請求項1記載の内燃機関の点火時期制御装置において、上記点火時期補正手段は機関の低負荷領域で上記補正を大きく行うことを特徴とする。
この発明の請求項3にかかる内燃機関の点火時期制御装置は、請求項2記載の内燃機関の点火時期制御装置において、吸気目標バルブタイミングと上記吸気実バルブタイミングとの偏差に応じて上記基本点火時期を補正する第2点火時期補正手段を更に有し、上記第2点火時期補正手投は機関の高負荷領域で上記補正を大きく行うことを特徴とする。
この発明によれば、機関の運転状態に基づく目標内部EGR指標と実バルブタイミングに基づく実内部EGR指標との偏差に応じて、基本点火時期を補正するので、吸気バルブと排気バルブとにそれぞれバルブタイミング可変機構が設けられた内燃機関に対して、多くの点火時期マップを必要とすることなく、特に、両EGR指標の偏差が大きな過渡時の点火時期を適正に設定できる。
請求項2の発明によれば、低負荷領域で内部EGR偏差に応じた補正を大きく行うので、内部EGRの影響を大きく受ける低負荷領域で過渡時の点火時期を効果的に補正できる。
請求項3の発明によれば、内部EGR偏差に応じた点火時期補正手段と吸気バルブタイミング偏差に応じた第2点火時期補正手段とを組み合わせて使用するので、各負荷領域に合わせた効果的な補正を行うことができ、多くの点火時期マップを必要とすることなく過渡時の点火時期を全負荷域で良好に保つことができる。
図1、2にはこの発明の一実施形態としての内燃機関の点火時期制御装置を適用したDOHC式4気筒エンジン(以後単にエンジン1と記す)である。本装置において、エンジン1はその燃焼室2に通じる吸気通路3および排気通路4を有しており、吸気通路3と燃焼室2とは吸気弁5によって、排気通路4と燃焼室2とは排気弁6によってそれぞれ連通制御されるようになっている。
吸気通路3には、上流側から順にエアクリーナ7、スロットル弁8および電磁式燃料噴射弁(インジェクタ9)が設けられており、排気通路4には、その上流側から順に排ガス浄化用の触媒コンバータ(三元触媒)11および図示しないマフラ(消音器)が設けられている。
エンジン1は吸気管噴射型エンジンとして構成されており、その動弁機構としてはDOHC式が採用されている。シリンダヘッド上の吸気カム軸12及び排気カム軸13の前端にはタイミングプーリ14、15が接続され、これらのタイミングプーリはタイミングベルト16を介してクランク軸17に連結されている。クランク軸17の回転に伴ってタイミングプーリ14、15と共にカム軸が回転駆動され、これらカム軸12、13により吸気弁5及び排気弁6が開閉駆動される。
各カム軸12、13とタイミングプーリ14、15との間には、ベーン式の吸排バルブタイミング可変機構(吸排VVT)20が設けられている。吸排VVT20の構成は、例えば特開2000−27609号公報等で公知のため詳細は説明しないが、タイミングプーリ14、15に設けた吸排ハウジング141、151内にベーンロータを回動可能に設け、そのベーンロータに吸排カム軸12、13を連結して構成されている。吸排VVT20には吸排オイルコントロールバルブ(以下、OCVi、OCVeという)18、19が接続され、エンジン1のオイルポンプ21から供給される作動油を利用して、OCVi18、OCVe19の各切換に応じてベーンロータに油圧を作用させ、その結果、タイミングプーリ14、15に対するカム軸12、13の位相、即ち、図5(a)に示すように吸気弁(IVと記す)5、排気弁(EVと記す)6の開閉タイミング(排気実バルブタイミングδevcn(閉時)、吸気実バルブタイミングδivon(開時))、及びオーバラップOR(=δivon−δevcn)を調整するようになっている。なお、図5(a)に2点鎖線で示すように、実質のオーバラップが生じない場合は、排気実バルブタイミングδevcn(閉時)と吸気実バルブタイミングδivon(開時)が間隔―ORのマイナスオーバーラップだけ離れることとなる。
ここでの吸排オイルコントロールバルブ(以下、OCVi、OCVeという)18、19は後述するECU30の油圧弁ドライバー181、191に接続されている。
更に、エンジン1のシリンダヘッドの排気ポート4pには排気通路4が接続される。燃焼室2内の混合気は点火プラグ22により点火され、燃焼した後の排ガスは排気弁6の開弁時にピストン10の上昇に伴って排気ポート4pから排気通路4に流下し、触媒11及び図示しない消音器を経て外部に排出される。なお、エンジン1は直列4気筒エンジン1であり、点火プラグ22は4個設けられ(ここでは1つのみ示した)、各点火プラグ22はディストリビュータ37を経て、点火コイル38、イグナイタ39を介しECU30の点火ドライバー391に接続される。これによって、点火信号を受けたイグナイタ39の働きで点火コイル38の1次電流を断接制御し、2次電流をディストリビュータ37を介し各点火プラグ22に順次供給して混合気の着火を行っている。
エンジン1は気筒数だけ吸気多岐管を分岐して備え、そこに吸気ポート3pを夫々設けている。エンジン1は直列4気筒エンジン1であり、インジェクタ9は4個設けられ(ここでは1つのみ示した)、各インジェクタ9は燃料噴射ドライバー901に接続され、いわゆるマルチポイント燃料噴射(MPI)方式の多気筒エンジン1を成している。また、スロットル弁8はワイヤケーブルを介してアクセルペダル(不図示)に連結されており、これによりアクセルペダルの踏込み量に応じて開度が変わるようになっている。更に、スロットル弁8はアイドルスピードコントロール用モータ(ISCモータ)23、ISCドライバー231に接続され、これによっても開閉駆動されるようになっている。これによりアイドリング時にアクセルペダルを踏まなくても、スロットル弁8の開度を変えることができるようになっている。
このような構成により、スロットル弁8の開度に応じ、吸入された空気が吸気多岐管部分でインジェクタ9からの燃料と適宜の空燃比となるように混合され、燃焼室2内で適宜のタイミングで点火プラグ22によって点火され、燃焼されて、エンジントルクを発生させる。燃焼室2内の排ガスは排気通路4へ排出され、触媒コンバータ11で有害成分を浄化され、マフラで消音されて大気側へ放出されるようになっている。
さらに、エンジン1の吸気通路3側には、そのエアクリーナ7の配設部分に、吸入空気量(体積流量)をカルマン渦情報から検出するエアフローセンサ(吸気センサ)24、吸入空気温度Taを検出する吸気温センサ25等が設けられており、スロットル弁8の配設部分にスロットル開度θsをスロットルセンサ26等が設けられている。
また、エンジン1には水温センサ27や、クランク角度を検出するクランク角センサ28(このクランク角センサはエンジン回転数を検出する回転数センサも兼ねている)、吸排カム軸12、13に対設され、吸排カム角βci、βceをそれぞれ検出する吸気カム角センサ36、排気カム角センサ37等が設けられている。
そして、これらのセンサからの検出信号は、電子制御ユニット(ECU)30へ入力されるようになっている。図2に示すように、このECU30はその主要部としてCPU31を備え、CPU31へは吸気温センサ25、スロットルセンサ26、水温センサ27、吸気路圧センサ41、排気路圧センサ42からの検出信号が入力インタフェイス301およびA/Dコンバータ302を介して入力されるとともに、エアフローセンサ24、クランク角センサ28、イグニッションスイッチ29等からの検出信号が入力インタフェイス303を介して入力されるようになっている。
さらに、CPU31は、バスラインを介して、プログラムデータや固定値データを記憶するROM32、更新して順次書き替えられるRAM33および不図示のバッテリが接続されている間はその記憶内容が保持されることによってバックアップされたバッテリバックアップRAM(図示せず)との間でデータの授受を行なうようになっている。なお、RAM33内のデータはイグニッションスイッチ29をオフすると消えてリセットされるようになっている。
ここでECU30を点火駆動制御手段として着目すると、図3、図4に示すように、ECU30は後述の手法で演算された点火時期信号tKpをイグナイタ34を介して4つの点火プラグ22へ出力し、順次点火駆動するようになっている。この点火駆動制御のために、ECU30は、図3に示すように、基本点火時期設定手段A1と実バルブタイミング検出手段A2と目標内部EGR指標設定手段A3と実内部EGR指標算出手段A4と点火時期補正手投A5としての機能を備える。更に、これに加え、ECU30は吸排VVT20の制御手段としての機能部を兼ねた目標バルブタイミング設定手段B1と、バルブタイミング制御手段B2としての機能をも備える。
基本点火時期設定手段A1はエンジン回転数Neと体積効率ηv(負荷)に応じて基本点火時期Kbを設定する。ここでは、定常運転域に達した状態において目標VVT位相と実VVT位相が一致することを前提にしている。即ち、目標内部EGROと実内部EGRNとが一致する定常運転域に達した状態において、最適とみなされる点火時期Kbがエンジン回転数Neと体積効率ηv(負荷)に応じて基本点火時期マップmap1(図4参照)により設定される。基本点火時期マップmap1は、各運転域で定常的に生じる内部EGR率(指標)に応じた燃焼速度の低下に対処できるような進角値が設定されることとなる。
実バルブタイミング検出手段A2は、クランク角センサ28からのクランク角Csと吸排カム角センサ35、36からの吸排カム角βci、βceを検出した上で、吸気バルブ5の吸気実バルブタイミングδivn及び排気バルブ6の排気実バルブタイミングδevoを検出する。
目標内部EGR指標設定手段A3は、機関の運転状態であるエンジン回転数Neと体積効率ηv(負荷)とに基づく目標内部EGR率(指標)EGROを予め作成済みの目標内部EGR率マップ(不図示)で演算する。
実内部EGR指標算出手段A4は、吸気弁(IV)5の開時の吸気開バルブタイミングδivo(図5(a)のδivon)と排気弁(EV)6の閉時の排気閉バルブタイミングδevc(図5(a)のδevcn)に基づきオーバラップOR(=δivo−δevc)を求め、更に、このオーバラップORとエンジン回転数Ne相当の基本実内部EGR率を予め作成済みの基本実内部EGR率マップ(不図示)で演算する。更に、基本実内部EGR率を吸気温度Ta、吸気路圧pa、排気圧pe相当の各補正係数で処理してエンジンの実内部EGR率(指標)EGRNを算出する。
次に、点火時期補正手投A5の機能説明に先立ち、目標バルブタイミング設定手段B1と、バルブタイミング制御手段B2との機能を先に説明する。
目標バルブタイミング設定手段B1はエンジン回転数Neと体積効率ηv(負荷)に応じて吸気目標バルブタイミングδivo、δivc、排気目標バルブタイミングδevo、δevcを設定する。
バルブタイミング制御手段B2は、タイミングプーリ14、15に対するカム軸12、13の位相、即ち、図5(a)に示すように吸気弁(IVと記す)5の開δivo、排気弁(EVと記す)6の閉δevcのタイミングを調整してオーバラップORを調整する。即ち、吸排VVT20には吸排オイルコントロールバルブOCVi18、OCVe19が接続され、エンジン1のオイルポンプ21から供給される作動油を利用して、OCVi18、OCVe19の各切換に応じてベーンロータに油圧を作用させ、その結果、吸気弁5、排気弁6の開閉タイミングを調整しオーバラップORを調整するようになっている。
このように、ここでの目標バルブタイミング設定手段B1とバルブタイミング制御手段B2とは吸排VVT20の制御手段として機能することとなる。
点火時期補正手投A5は、図3、4に示すように、点火時期補正値算出部a1と、第2点火時期補正値算出部a2と、加算部a3とを備える。
点火時期補正値算出部a1は、目標内部EGR率(指標)EGROと実内部EGR率(指標)EGRNとの偏差αEGRに応じた最適点火補正値dkLを演算する。ここでは偏差αEGR相当の低負荷用の過渡点火時期補正値dkLを過渡点火時期マップmap2で演算する。ここで、エンジン運転域が低負荷運転域にある場合、所定の内部EGR率までは進角補正が無く、それ以上で一定ゲインで進角する傾向があることを考慮し過渡点火時期マップmap2は不感帯を有している。
なお、この低負荷用の過渡点火補正値dkLはその時の体積効率ηvが低負荷値であるほど大きな取り込み比率ε1で取り込まれ、基本点火時期Kbの補正値とする。
第2点火時期補正値算出部a2(第2点火時期補正手段)は、図4中に示すように、吸気目標バルブタイミングδivooと実吸気バルブタイミングδivonとの偏差divに応じて第2点火補正量dkHを演算する。
ここで、高負荷運転域では排気位相の変化によるノック点の変化がほとんど無く、吸気位相(実吸気バルブタイミングδivon)の進角によりノック点が遅角する傾向にあり、その吸気位相の進角は実圧縮比の上昇によるものと考えられる。このため、高負荷運転域では吸気位相偏差による進角補正とする必要があることを考慮し、高負荷用の過過渡点火時期マップmap4は設定される。
なお、この第2点火補正量dkHはその時の体積効率ηvが高負荷値であるほど大きな比率ε2で第2点火補正量dkHを取り込み、基本点火時期Kbの補正値とする。
加算部a3は基本点火時期Kbに最適点火補正値dkLと第2点火補正量dkHとをそれぞれの取り込み率ε1、ε2に応じて加算して今回の目標点火時期tKpを演算し、同値をイグナイタ34に出力する。
このような演算処理が行なわれて、CPU31から、燃料噴射用制御信号である目標点火時期tKpがドライバ33を介してインジェクタソレノイド34へ出力され、4つのインジェクタ9が順次駆動されて、所望の点火制御が行なわれる。
このように、ここでの点火時期補正手投A5は内部EGR偏差に応じた点火時期補正値算出部a1と吸気バルブタイミング偏差に応じた第2点火時期補正値算出部a2とを組み合わせて使用するので、体積効率ηv(負荷)領域に合わせた効果的な補正を行うことができ、多くの点火時期マップを必要とすることなく過渡時の点火時期を全負荷域で良好に保つことができる。
次に、ECU30は不図示のメインルーチンで、各データ取り込み、各種制御系機構の故障チェック処理等を実行し、その途中の所定クランク角での割り込み処理によって点火時期制御や吸排VVT制御が、図6、図7の各フローチャートに沿って実行される。
図6の吸排VVT制御に達すると、ここでのステップs1では最新のエンジン回転数Ne、現在の吸入空気質量Qaより体積効率ηv(負荷)が算出され、取り込まれる。ステップs2ではエンジン回転数Ne、体積効率ηv相当の吸気目標バルブタイミングδivoo(開時)、排気目標バルブタイミングδevco(閉時)が予め設定されている目標バルブタイミング設定マップ(不図示)で設定される(図5(a)参照)。次いで、ステップs3ではクランク角dc、吸排カム角βci、βceを取り込み、実吸気バルブタイミングδivon(開時)、実排気バルブタイミングδevcn(閉時)を検出する。
ステップs4に達すると、吸排目標バルブタイミングδivoo、δevco(開時)と、実吸排バルブタイミングδivon(開時)、δevcn(閉時)を取り込み、吸気バルブタイミング偏差div(=δivoo―δivon)、排気バルブタイミング偏差dev(=δevco―δevcn)を演算し、ステップs5に進み、偏差div、偏差devこれがゼロではこの回の制御を終え、ゼロでないとステップs6に進み、ゼロとなるようにOCVi18、OCVe19に切換え出力を発し、この回の制御を終え、メインルーチンに戻る。なお、このステップs1〜s6を繰り返すことで偏差div、偏差devがゼロ、即ち、実吸排バルブタイミングδivon(開時)、δevcn(閉時)が吸排目標バルブタイミングδivoo(開時)、δevco(閉時)に収束することとなる。
図7の点火制御処理ルーチンは所定のクランク角ごとに実行される。まず、ステップa1で現在のエンジン回転速度NEと、体積効率ηv(負荷)、吸気温度Ta、吸気路圧pa、排気圧pe等を検出する。
次いで、ステップa2で現在の体積効率ηv(負荷)及びエンジン回転数Neに応じた基本点火時期Kbを算出する(図4のマップmap1参照)。なお、点火時期は、圧縮上死点前のクランク角に相当する数値(点火進角値)として表される。また、この基本点火進角値Kbのマップmap1は、予めROM32に格納されている。次いで、ステップa3では現在の体積効率ηv(負荷)及びエンジン回転数Neに応じた目標内部EGR率EGROを予め作成済みの目標内部EGR率マップ(不図示)で演算する。更に、ステップa4で吸気開バルブタイミングδivo(図5(a)のδivon)と排気閉バルブタイミングδevc(図5(a)のδevcn)に基づきオーバラップOR(=δivo−δevc)を求め、このオーバラップORとエンジン回転数Ne相当の基本実内部EGR率を基本実内部EGR率マップ(不図示)で演算し、その基本実内部EGR率を吸気温度Ta、吸気路圧pa、排気圧pe相当の各補正係数で処理してエンジンの実内部EGR率EGRNを算出する。
更に、ステップa5では目標内部EGR率(指標)EGROと実内部EGR率EGRNとの偏差αEGRを求め、過渡時ほど大きくなる偏差αEGR相当の低負荷用の過渡点火時期補正値dkLを過渡点火時期マップmap2で演算し、さらに、現在の体積効率ηv(負荷)相当の取り込み率ε1を低負荷用取り込み率マップmap3で求める。ここでは低負荷ほど大きな取り込み率ε1で過渡点火時期補正値dkLを補正する(図4のa1参照)。
更に、ステップa6では吸気目標バルブタイミングδivoo(開時)と実吸気バルブタイミングδivon(開時)との偏差divを求め、過渡時ほど大きな偏差div相当の高負荷用の過渡点火時期補正値dkHを過渡点火時期マップmap4で演算し、さらに、現在の体積効率ηv(負荷)相当の取り込み率ε2を高負荷用取り込み率マップmap5で求める。ここでは高負荷ほど大きな取り込み率ε2で過渡点火時期補正値dkLを補正する。(図4のa2参照)。
次いで、ステップa7では低負荷用の過渡点火時期補正値ε1×dkLと高負荷用の過渡点火時期補正値ε2×dkLとを基本点火進角値Kbに加算して、即ち、低負荷運転時には過渡点火時期補正値ε1×dkLを、高負荷運転時には過渡点火時期補正値ε2×dkLを選択的により大きな補正値として反映させて、目標点火時期tKpを演算し、イグナイタ39に出力し、点火処理が成されることとなる。
このように、基本点火進角値Kbを単一の基本点火進角値マップmap1で求め、その上で、エンジン運転域が低負荷運転域にあると過渡点火時期マップmap2を用いて内部EGR率による点火補正を主に行い、エンジン運転域が高負荷運転域にあると過渡点火時期マップmap4を用いて吸気位相による点火補正を主に行うことができ、全負荷運転域で適正点火時期補正を行え、特に、吸気バルブと排気バルブとにそれぞれ吸排VVT20(バルブタイミング可変機構)が設けられたエンジン1の点火制御装置において、演算マップ数を低減でき、ソフト容量の抑制を行うことができる。特に、目標内部EGR率(指標)EGROと実内部EGR率EGRNとの偏差αEGRが大きな過渡時の点火時期を適正に設定できる。更に、低負荷領域で内部EGR偏差αEGRに応じた補正を大きく行うので、内部EGRの影響を大きく受ける低負荷領域で過渡時の点火時期を効果的に補正できる。
図1の点火制御装置では、内部EGR偏差αEGRに応じた点火時期補正手段と吸気バルブタイミング偏差div(=δivoo―δivon)に応じた第2点火時期補正値算出部a2(第2点火時期補正手段)とを組み合わせて使用するので、負荷領域に合わせた効果的な補正を行うことができ、多くの点火時期マップを必要とすることなく過渡時の点火時期を全負荷域で良好に保つことができる。
本発明の一実施形態としての内燃機関の点火時期制御装置を有するエンジンの全体構成図である。 本発明の一実施形態としての内燃機関の点火時期制御装置の制御系のブロック図である。 本発明の一実施形態としての内燃機関の点火時期制御装置の制御系の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態としての内燃機関の点火時期制御装置の点火時期補正手段の機能詳細説明図である。 本発明の一実施形態としての内燃機関の点火時期制御装置の適用されたエンジンの弁リフト及びオーバーラップの説明線図である。 本発明の一実施形態としての内燃機関の点火時期制御装置で用いる吸排VVT制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の一実施形態としての内燃機関の点火時期制御装置で用いる点火時期制御ルーチンのフローチャートである。 エンジンの燃焼室の排ガス特性の説明図で(a)はエンジンが吸気トップ前、(b)は吸気トップTDC、(C)は吸気トップ後を説明する図である。 従来の吸気VVTの吸排気位相変化域を(a)に、用いる点火時期マップを(b)に示す。 従来の吸排VVTの吸排気位相変化域を(a)に、用いる点火時期マップを(b)に示す。
符号の説明
1 エンジン動弁系の潤滑装置
5 吸気バルブ
6 排気バルブ
20 吸排VVT
αEGR 偏差
δivo 吸気目標バルブタイミング
δevo 排気目標バルブタイミング
δivon 吸気実バルブタイミング
δivoo 吸気目標バルブタイミング
δevcn 排気実バルブタイミング
tKp 目標点火時期
A1 基本点火時期設定手段
A2 実バルブタイミング検出手段
A3 目標内部EGR指標設定手段
A4 実内部EGR指標算出手段
A5 点火時期補正手段
EGR0 目標内部EGR率
EGRN 実内部EGR指標
Kb 基本点火時期
OR オーバラップ

Claims (3)

  1. 吸気バルブと排気バルブとにそれぞれバルブタイミング可変機構が設けられた内燃機関の点火時期制御装置において、
    上記機関の回転数と負荷に応じて基本点火時期を設定する基本点火時期設定手段と、
    上記吸気バルブの吸気実バルブタイミング及び上記排気バルブの排気実バルブタイミングを検出する実バルブタイミング検出手段と、
    上記機関の運転状態に基づき目標内部EGR指標を設定する目標内部EGR指標設定手段と、
    上記吸気実バルブタイミングと上記排気実バルブタイミングに基づき機関の実内部EGR指標を算出する実内部EGR指標算出手段と、
    上記目標内部EGR指標と実内部EGR指標との偏差に応じて上記基本点火時期を補正する点火時期補正手投と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関の点火時期制御装置において、
    上記点火時期補正手段は機関の低負荷領域で上記補正を大きく行うことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
  3. 請求項2記載の内燃機関の点火時期制御装置において、
    吸気目標バルブタイミングと上記吸気実バルブタイミングとの偏差に応じて上記基本点火時期を補正する第2点火時期補正手段を更に有し、上記第2点火時期補正手投は機関の高負荷領域で上記補正を大きく行うことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
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JP2010163965A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Toyota Motor Corp 内燃機関装置およびその制御方法、ハイブリッド車
JP2013083260A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 IFP Energies Nouvelles 吸気マニフォールド内の燃焼気体質量分率の予測から燃焼エンジンを制御する方法

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