JP2006070734A - 往復動型ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 往復動型ポンプにおいて、振動、騒音の発生を低減する。
【解決手段】 シリンダ6内にピストン13を摺動可能に嵌装し、シリンダ6の両端部に一対のコイル40、41を配置する。シリンダ6及び一対のコイル40、41にガイドロッド5を挿通し、ガイドロッド5の外周部に環状のプランジャ11を摺動可能に案内し、プランジャ11をピストン13に連結する。一対のコイル40、41に交互に通電して、プランジャ11を吸引することにより、ピストン13を往復動させて、ピストン13の両側のシリンダ室14、15の拡縮によって、吸込及び吐出を行う。プランジャ11を環状としたことにより、プランジャ11を軽量化することができ、振動、騒音の発生を低減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の制動装置の気圧式倍力装置に負圧を供給するため等に使用することができる往復動型ポンプに関するものである。
一般的に、自動車の制動装置においては、制動力を高めるために気圧式倍力装置が設けられている。気圧式倍力装置は、エンジンの吸気装置、真空ポンプ等の負圧源によって発生した負圧を定圧室(負圧室)に導入し、この負圧と大気圧との差圧によってパワーピストンに推力を発生させて、制動装置の操作力を補助する。
気圧式倍力装置の負圧源として使用される真空ポンプとしては、一般的に、構造が簡単で、堅牢かつ安価であることから、例えば特許文献1に記載されているようなソレノイド駆動の往復動型真空ポンプが使用されている。
実開平4−95677号公報
しかしながら、往復動型真空ポンプは、ソレノイドでプランジャを駆動して、ピストンを往復運動させることにより、吸込及び吐出を行う構造であるため、振動、騒音及び脈動を発生しやすいという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、振動、騒音及び脈動の発生を軽減するようにした往復動型ポンプを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明に係る往復動型ポンプは、シリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、前記シリンダの両端部に配置された一対のコイルと、前記シリンダ及び前記一対のコイルに挿通されたガイドロッドと、該ガイドロッドの外周に摺動可能に案内されて前記ピストンに連結された環状のプランジャとを備え、
前記一対のコイルを交互に励磁することにより、前記プランジャ及び前記ピストンを往復運動させて、前記シリンダ内の前記ピストンの両側の室の拡縮によって流体の給排を行うことを特徴とする。
請求項2の発明に係る往復動型ポンプは、上記請求項1の構成において、前記シリンダの両端部に環状のヨークを固定し、前記ガイドロッドを前記ヨークに挿通して固定し、前記コイルの励磁によって前記ヨークと前記ガイドロッドとの間へ前記プランジャを吸引することを特徴とする。
請求項1の発明に係る往復動型ポンプによれば、ピストンの両方向のストロークに対して吸込及び吐出を行うので、脈動の発生を軽減することができ、また、プランジャを環状としたことにより、プランジャを軽量化して、振動、騒音の発生を抑制することができる。
請求項2の発明に係る往復動型ポンプによれば、シリンダ、ヨーク、ガイドロッド及びプランジャの相互の位置決め精度を高めることができ、円滑な作動を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る真空ポンプ1は、気圧式倍力倍力装置に負圧を供給するために使用することができる往復動型ポンプであって、中央部に配置されたポンプ部2と、その両側に取付けられたソレノイド部3、4と、これらの中心に挿通されたガイドロッド5とを備えている。
ポンプ部2は、両端にフランジ6A、6Bが形成されたシリンダ6と、フランジ6A、6Bにそれぞれ嵌合された環状のヨーク7、8と、シリンダ6に挿通されたガイドロッド5とヨーク7、8との間にそれぞれ嵌合された環状のスペーサ9、10とを含み、これらが互いに気密的に結合されて、シリンダ6の内部が密閉されている。シリンダ6内のガイドロッド5の外周部には、環状のプランジャ11が摺動可能かつ気密的に案内されている。ガイドロッド5のプランジャ11の摺動部には、低摩擦の摺動部材12が設けられている。なお、摺動部材12は、プランジャ11側に設けることもできる。プランジャ11の外周部には、環状のピストン13が取付けられており、このピストン13がシリンダ6内に摺動可能に嵌装されて、シリンダ6の内部が2つシリンダ室14、15に画成されている。ピストン13は、ピストンリング16及びバックアップリング17が嵌合された外周溝の部分で軸方向に2分割可能な分割構造となっている。
プランジャ11の外周部とヨーク7、8との間には、径方向に所定のギャップG1(図2参照)が設けられている。プランジャ11の両端部には、テーパ部18、19が形成されており、ピストン13がシリンダ6の中央にあるとき、テーパ部18、19の先端部がヨーク7、8に挿入されるようになっている。また、プランジャ11の外周部には、軸方向に沿ってスリット20、21が形成されている。スリット20、21は、周方向に90°間隔で4箇所に配置されている。スペーサ9、10には、環状のクッション材22、23が取付けられており、プランジャ11のテーパ部18、19がクッション材22、23に当接することによって、ピストン13のストロークが規定されている。クッション材22、23としては、例えば、充分な弾性及び気密性を有するシリコンゴムの発泡体を用いるとよい。
シリンダ6、ピストン13、スペーサ9及び10は、非磁性体であり、例えば、シリンダ6を内面がホーニング仕上げされたアルミニウム合金とし、スペーサ9、10をステンレス鋼(SUS304)とすることができる。一方、ガイドロッド5、ヨーク7、8及びプランジャ11は、強磁性体である。
シリンダ6のフランジ6A、6Bの外周部に、吸込口24を有する入口部材25及び吐出口26を有する出口部材27が取付けられて、シリンダ6の外周部に、吸込口24に連通する入口室28及び吐出口26に連通する出口室29が形成されている。シリンダ6の両端部に取付けられたヨーク7、8には、それぞれシリンダ室13、14を入口室28に連通させる入口通路30、31が設けられている。入口通路30、31には、そえぞれ入口室28からシリンダ室13、14への流通のみを許容する吸込弁32、33(逆止弁)が設けられている。また、シリンダ6の側壁両端部には、それぞれシリンダ室14、15を出口室29に連通させる出口通路34、35が設けられている。出口通路34、35には、それぞれシリンダ室14、15から出口室29への流通のみを許容する環状の吐出弁36(逆止弁)が設けられている。
ソレノイド部3、4は、ポンプ部2のヨーク7、8にそれぞれ嵌合される有底円筒状のケース38、39と、ケース38、39内にそれぞれ収容されたコイル40、41とを備え、ガイドロッド5がコイル40、41に挿通されて、ケース38、39の底部に嵌合されている。ケース38、39は、強磁性体からなり、ヨーク7、8、プランジャ11、ガイドロッド5と共に磁路を形成しており、通電によってコイル40、41を励磁すると、磁束がこの磁路を通ることによって、プランジャ11が励磁されたコイル側へ吸引される。
以上のように構成した本実施形態の作用について、次に説明する。
吸込口24を気圧式倍力装置の負圧室(図示せず)に接続し、吐出口26を大気に開放する。コイル40、41を交互に通電可能な駆動回路(図示せず)に接続する。先ず、一方のコイル40に通電すると、そのコイル40が励磁されて、図2に示すように、ケース38、ヨーク7、プランジャ11及びガイドロッド5によって形成される磁路を通る磁界(図2中の矢印参照)が生じ、プランジャ11がコイル40側へ吸引されて、ピストン13がコイル40側へストロークする。これにより、シリンダ室14側では、吐出弁36の出口通路34側が開き、空気が出口室29及び吐出口26を介して大気へ排出される。同時に、シリンダ室15側では、入口通路31の逆止弁33が開き、入口室28及び吸込口24を介して、気圧式倍力装置の負圧室の空気がシリンダ室15へ吸引される。
次いで、コイル40の通電を停止し、コイル41に通電すると、上記と同様、ケース39、ヨーク8、プランジャ11及びガイドロッド5によって形成される磁路を通る磁界が生じ、プランジャ11がコイル41側へ吸引されて、ピストン13がコイル41側へストロークする。これにより、シリンダ室15側では、吐出弁36の出口通路35側が開き、空気が出口室29及び吐出口26を介して大気へ排出される。同時に、シリンダ室14側では、入口通路30の逆止弁32が開き、入口室28及び吸込口24を介して、気圧式倍力装置の負圧室の空気がシリンダ室14へ吸引される。
そして、駆動回路によってコイル40、41に交互に通電すると、プランジャ11及びピストン13が往復運動して、シリンダ室14、15に流体が交互に給排されることにより、気圧式倍力装置の負圧室を吸引(負圧を供給)することができる。ピストン13の両方向のストロークに対して、給排が可能であることから、必要な流量を確保しつつ、ポンプの小型化、省動力化が可能であり、また、脈動の発生を軽減することができる。このように、2つのコイル40、41に交互に通電して交番駆動を行うことにより、リップル電流を低減することができる。
プランジャ11を環状としたことにより、プランジャ11を軽量化することができ、振動及び騒音の発生を低減することができる。シリンダ6に嵌合したヨーク7、8に取付けたスペーサ9、10によってガイドロッド5を支持し、そのガイドロッド5によって円筒状のプランジャ11を案内し、ガイドロッド5とプランジャ11との間に摺動部材12を介装したことにより、これらの相互の位置決めを確実に行うことができるので、プランジャ11とヨーク7、8と間のギャップG1及びプランジャ11とガイドロッド5との間のギャップG2の精度を高めることができ、プランジャ11の偏心による横力の発生を防止して、円滑な動作を行うことができる。また、プランジャ11の両端部にテーパ部18、19を形成したことにより、プランジャ11の推力を安定化することができ、また、軸方向のスリット20によって、円周方向の磁束の発生を抑制することによって横力を軽減することができる。プランジャ11をスペーサ9、10に取付けたクッション材22、23に当接させてプランジャ11のストロークを規定することにより、衝突音を軽減し、また、クッション材22、23の反発力によって、プランジャ11の運動方向を反転できるので、運動方向の反転によるエネルギーの損失を低減して消費電力を低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図3を参照して説明する。なお、図3には、ポンプ部2のみを示し、上記第1実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図3に示すように、第2実施形態に係る真空ポンプ42では、ヨーク7、8の内周面に、プランジャ11のテーパ部18、19と平行なテーパ面43、44が形成されている。これにより、プランジャ11のストローク端付近において、テーパ部18、19とのギャップを小さくして、推力を増大させることができ、クッション材22、23との当接によるストロークの減少を防止することができる。なお、テーパ面43、44の角度によって、テーパ部18、19とのギャップを調整して、ストローク端付近における推力を調整することが可能である。
また、ピストン13は、両方向のストロークに対して作用する形状のシール部45を一体成形した合成樹脂製であり、これにより、更なる軽量化を達成するとともに、プランジャ11の取付部をインサートして射出成形することよって、プランジャ11と一体化することができ、組立工程を簡略化することが可能となる。
なお、上記第1及び第2実施形態では、一例として、本発明を真空ポンプに適用した場合について説明しているが、本発明は、これに限らず、他の往復動型ポンプにも同様に適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る真空ポンプの縦断面図である。 図1の真空ポンプの一方のソレノイド部によって形成される磁路を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係る真空ポンプのポンプ部を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
1 真空ポンプ(往復動型ポンプ)、5 ガイドロッド、6 シリンダ、11 プランジャ、13 ピストン、40、41 コイル、7、8 ヨーク

Claims (2)

  1. シリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、前記シリンダの両端部に配置された一対のコイルと、前記シリンダ及び前記一対のコイルに挿通されたガイドロッドと、該ガイドロッドの外周に摺動可能に案内されて前記ピストンに連結された環状のプランジャとを備え、
    前記一対のコイルを交互に励磁することにより、前記プランジャ及び前記ピストンを往復運動させて、前記シリンダ内の前記ピストンの両側の室の拡縮によって流体の給排を行うことを特徴とする往復動型ポンプ。
  2. 前記シリンダの両端部に環状のヨークを固定し、前記ガイドロッドを前記ヨークに挿通して固定し、前記コイルの励磁によって前記ヨークと前記ガイドロッドとの間へ前記プランジャを吸引することを特徴とする請求項1に記載の往復動型ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10184464B2 (en) 2012-05-16 2019-01-22 Nuovo Pignone Srl Electromagnetic actuator and inertia conservation device for a reciprocating compressor
CN110242536A (zh) * 2019-04-12 2019-09-17 赵光天 双向电磁驱动空气压缩机

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