JP2006068609A - 液処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯留槽に貯留された原液を固形油脂分を含むよう液体ポンプにより吸入して処理槽に導入させ、この処理槽で原液から固形油脂分を除去処理させるようにした液処理装置において、貯留槽の原液の液面に浮いている固形油脂分を上記液体ポンプに円滑に吸入させるようにして、液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理が、より効果的に達成されるようにする。
【解決手段】 液処理装置1が、処理対象となる原液2を貯留する貯留槽3と、この貯留槽3内の原液2を吸入する一方、吐出可能とする液体ポンプ15と、原液2を貯留して、この原液2から固形油脂分9を除去処理可能とする処理槽24とを備える。液体ポンプ15から吐出された原液2を上記処理槽24に導入させるようにする。貯留槽3の原液2の液面11に形成される固形油脂分9層を破砕する破砕装置45を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、レストランの厨房などから排出された原液からの固形油脂分(ラード(lard)油など)の除去処理を可能とする液処理装置に関するものである。
上記液処理装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この出願のものによれば、上記液処理装置は、処理対象となる原液を貯留する貯留槽と、この貯留槽内に設置され上記原液を吸入する一方、吐出可能とする液体ポンプと、上記原液を貯留して、この原液から固形油脂分を除去処理可能とする処理槽と、上記液体ポンプから吐出された原液を上記処理槽に導入させる導入パイプと、上記処理槽で処理された処理液を上記貯留槽に戻す戻しパイプとを備えている。
上記液処理装置により、原液を処理する場合には、まず、上記貯留槽に原液が導入されて、一旦、上記貯留槽に貯留される。
ここで、上記原液が、厨房から排出されたものである場合には、この原液は、水、動物のラード油、および、その他の食品油などを含んでいる。上記ラード油は上記貯留槽において常温で固化するものであり、これが固化すると、固形油脂分として上記原液の液面に浮くこととなる。
上記状態で、上記液体ポンプを駆動させると、上記固形油脂分を含むよう原液の液面部分が上記液体ポンプにより吸入される一方、吐出されて、上記導入パイプを通し上記処理槽に連続的に導入される。そして、この処理槽において、上記原液中の固形油脂分が連続的に除去処理される。このように固形油脂分が除去処理された後の処理液は、上記戻しパイプを通し上記貯留槽に戻され、上記原液に混合される。
以下、上記液処理装置による固形油脂分の除去処理が連続的に繰り返されることにより、上記貯留槽における固形油脂分が次々と除去される。そして、上記したように液処理装置により原液が処理される一方、上記貯留槽の底部にあって、上記固形油脂分を含まない原液は、下水側に向かって連続的に排出される。
特願2004−109253号明細書および図面
ところで、上記したように、貯留槽に原液を貯留した場合、この貯留槽の隅部など、原液の液面の一部に固形油脂分の塊群が滞留しがちとなる。すると、これら固形油脂分の塊群が層状に固まって、固形油脂分層が形成されがちとなる。
そして、上記のような固形油脂分層が形成されると、上記液体ポンプにより固形油脂分を含む原液を吸入しようとするとき、上記固形油脂分層によって円滑な吸入が阻害される。このため、上記処理槽における固形油脂分の円滑な除去処理が阻害される結果となる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、貯留槽に貯留された原液を固形油脂分を含むよう液体ポンプにより吸入して処理槽に導入させ、この処理槽で原液から固形油脂分を除去処理させるようにした液処理装置において、上記貯留槽の原液の液面に浮いている固形油脂分を上記液体ポンプに円滑に吸入させるようにして、上記液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理が、より効果的に達成されるようにすることである。
請求項1の発明は、全図に例示するように、処理対象となる原液2を貯留する貯留槽3と、この貯留槽3内の原液2を吸入する一方、吐出可能とする液体ポンプ15と、上記原液2を貯留して、この原液2から固形油脂分9を除去処理可能とする処理槽24とを備え、上記液体ポンプ15から吐出された原液2を上記処理槽24に導入させるようにした液処理装置において、
上記貯留槽3の原液2の液面11に形成される固形油脂分9層を破砕する破砕装置45を設けたものである。
請求項2の発明は、図1−4に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記原液2の液面11に浮いた固形油脂分9を含むよう原液2の液面部分を上記液体ポンプ15に吸入させる吸入規制体32を設け、この吸入規制体32が、上下に伸縮可能とされて上記貯留槽3の原液2に没入される有底の筒体33と、この筒体33の内部に配置されてこの筒体33の上端部に連結されるフロート35とを備え、上記筒体33の内底部の原液2を上記液体ポンプ15に吸入させるようにした液処理装置において、
上記液体ポンプ15の回転数(N)を高速と低速とに時間(T)の経過と共に交互に変更することにより、上記破砕装置45を構成したものである。
請求項3の発明は、図2に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記破砕装置45が、上記貯留槽3の原液2の液面11に向かって高圧水流47を噴射する噴射ノズル48を備えたものである。
請求項4の発明は、図2,5−7に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記破砕装置45が、縦方向に延びその下端部が上記貯留槽3の原液2の液面11下に位置して上記原液2の液面に沿って移動可能とされる破砕体50を備えたものである。
請求項5の発明は、図2,5−7に例示するように、請求項4の発明に加えて、上記貯留槽3内に開口する上記液体ポンプ15の吸入口20側に向かって、かつ、この吸入口20側の近傍にまで上記破砕体50が接近、離反移動を繰り返すようにしたものである。
請求項6の発明は、図7に例示するように、請求項5の発明に加えて、上記液体ポンプ15の吸入口20側に向かって上記破砕体50が接近移動するときに比べ、上記吸入口20側から上記破砕体50が離反移動するとき、上記原液2の液面11下に没入する上記破砕体50の下端部の深さを浅くするようにしたものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、処理対象となる原液を貯留する貯留槽と、この貯留槽内の原液を吸入する一方、吐出可能とする液体ポンプと、上記原液を貯留して、この原液から固形油脂分を除去処理可能とする処理槽とを備え、上記液体ポンプから吐出された原液を上記処理槽に導入させるようにした液処理装置において、
上記貯留槽の原液の液面に形成される固形油脂分層を破砕する破砕装置を設けている。
このため、上記貯留槽の原液の液面に固形油脂分層が形成されるとしても、この固形油脂分層は上記破砕装置により破砕される。そして、この破砕された固形油脂分は、上記貯留槽内に開口する上記液体ポンプの吸入口側に円滑に吸入された後、上記液体ポンプから吐出されて上記固形油脂分を除去処理する処理槽に導入される。よって、上記液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理は、より効果的に達成される。
請求項2の発明は、上記原液の液面に浮いた固形油脂分を含むよう原液の液面部分を上記液体ポンプに吸入させる吸入規制体を設け、この吸入規制体が、上下に伸縮可能とされて上記貯留槽の原液に没入される有底の筒体と、この筒体の内部に配置されてこの筒体の上端部に連結されるフロートとを備え、上記筒体の内底部の原液を上記液体ポンプに吸入させるようにした液処理装置において、
上記液体ポンプの回転数を高速と低速とに時間の経過と共に交互に変更することにより、上記破砕装置を構成している。
ここで、上記したように、液体ポンプの回転数を変更させて高速にさせると、この液体ポンプの吸入量が増加する。すると、この液体ポンプにより、上記吸入規制体における筒体内の原液が多量に吸入されて、上記フロートと共に筒体の上端部が大きく急激に下降する。
次に、上記液体ポンプの回転数を低速にさせると、上記液体ポンプの吸入量が減少する。このため、上記筒体の上端開口を通し、この筒体内に外部の原液が流入することにより、上記フロートと共に筒体の上端部が原液の液面にまで上昇させられる。
以下、上記液体ポンプの回転数を高速と低速とに交互に変更させると、上記筒体の上端部が下降と上昇とを繰り返す。この場合、上記筒体の上端開口は、上記貯留槽内に開口する上記液体ポンプの吸入口側とされる。そして、上記固形油脂分層は、上記のように作動する筒体の上端部側から繰り返し外力を与えられて、破砕される。
よって、上記のように破砕された固形油脂分は、上記吸入規制体を通り液体ポンプの吸入口に円滑に吸入された後、上記液体ポンプから吐出されて上記固形油脂分を除去処理する処理槽に導入される。このため、上記液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理は更に効果的に達成される。
請求項3の発明は、上記破砕装置が、上記貯留槽の原液の液面に向かって高圧水流を噴射する噴射ノズルを備えている。
このため、上記高圧水流により、上記固形油脂分層が破砕される。よって、この破砕された固形油脂分は、上記貯留槽内に開口する上記液体ポンプの吸入口側に円滑に吸入された後、上記液体ポンプから吐出されて上記固形油脂分を除去処理する処理槽に導入される。このため、上記液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理は、より効果的に達成される。
請求項4の発明は、上記破砕装置が、縦方向に延びその下端部が上記貯留槽の原液の液面下に位置して上記原液の液面に沿って移動可能とされる破砕体を備えている。
このため、上記破砕体の移動により、上記固形油脂分層が破砕される。よって、この破砕された固形油脂分は、上記貯留槽内に開口する上記液体ポンプの吸入口側に円滑に吸入された後、上記液体ポンプから吐出されて上記固形油脂分を除去処理する処理槽に導入される。このため、上記液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理は、より効果的に達成される。
請求項5の発明は、上記貯留槽内に開口する上記液体ポンプの吸入口側に向かって、かつ、この吸入口側の近傍にまで上記破砕体が接近、離反移動を繰り返すようにしている。
このため、上記液体ポンプの吸入口側の近傍で、上記固形油脂分層が破砕され、この破砕された固形油脂分は、上記液体ポンプの吸入口側に、より円滑に吸入された後、吐出されて上記固形油脂分を除去処理する処理槽に導入される。このため、上記液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理は更に効果的に達成される。
請求項6の発明は、上記液体ポンプの吸入口側に向かって上記破砕体が接近移動するときに比べ、上記吸入口側から上記破砕体が離反移動するとき、上記原液の液面下に没入する上記破砕体の下端部の深さを浅くするようにしている。
このため、上記破砕体が上記液体ポンプの吸入口側に接近移動するとき、上記破砕体により、原液の液面に形成される固形油脂分層は破砕されると共に、上記液体ポンプの吸入口側に向けて押動させられる。
一方、上記破砕体が上記液体ポンプの吸入口側から離反移動するとき、上記原液の液面下に没入する上記破砕体の下端部の深さが浅くされる。このため、上記破砕体が上記液体ポンプの吸入口側から離反移動するとき、上記原液の液面に浮いている固形油脂分が、上記破砕体により液体ポンプの吸入口側から離反させられる、ということは抑制される。
よって、上記固形油脂分層は、破砕体によって破砕されると共に、上記液体ポンプの吸入口側に効果的に押動させられる。この結果、破砕された固形油脂分は、上記液体ポンプの吸入口側に、更に円滑に吸入された後、吐出されて上記固形油脂分を除去処理する処理槽に導入される。このため、上記液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理は更に効果的に達成される。
本発明の液処理装置に関し、貯留槽に貯留された原液を固形油脂分を含むよう液体ポンプにより吸入して処理槽に導入させ、この処理槽で原液から固形油脂分を除去処理させるようにした液処理装置において、上記貯留槽の原液の液面に浮いている固形油脂分を上記液体ポンプに円滑に吸入させるようにして、上記液処理装置による原液からの固形油脂分の除去処理が、より効果的に達成されるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、液処理装置は、処理対象となる原液を貯留する貯留槽と、この貯留槽内の原液を吸入する一方、吐出可能とする液体ポンプと、上記原液を貯留して、この原液から固形油脂分を除去処理可能とする処理槽とを備え、上記液体ポンプから吐出された原液を上記処理槽に導入させるようにしている。上記貯留槽の原液の液面に形成される固形油脂分層を破砕する破砕装置が設けられている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1−4に従って説明する。
図1−3において、符号1は液処理装置であって、この液処理装置1は、厨房から排出される原液2を処理するためのものである。この原液2は、水、食品塊などの固形物、豚のラード油、および、その他の食品油などを含んでいる。
上記液処理装置1は、この液処理装置1の処理対象となる原液2を貯留する貯留槽3を備えている。この貯留槽3はグリース阻集器といわれるもので、その一部4と他部5とが仕切体6により仕切られている。この仕切体6の下部には、上記一部4を他部5に連通させる連通路7が形成されている。上記貯留槽3の一部4は上記原液2の導入部とされ、上記一部4には上記原液2中の固形分を捕捉するフィルター8が設けられている。
上記ラード油は、上記貯留槽3において常温で固化するものであり、これが固化すると、他の固化した油脂分と共に、固形油脂分9として上記原液2の液面11に浮くこととなる。
上記貯留槽3に貯留された原液2の液面11が所定高さに達したとき、上記貯留槽3の底部の原液2を下水道側に排出させる排水通路12が形成されている。上記貯留槽3の底部にあって、上記固形油脂分9を含まない原液2が、上記排水通路12を通し排出されることにより、上記原液2の液面11の高さが上記所定高さに保たれる。
上記貯留槽3の他部5の原液2に対し出し入れ可能に没入される液体ポンプ15が設けられている。この液体ポンプ15は電動式で、上記貯留槽3の底面に載置可能とされる架台16、この架台16に支持されるケーシング17、このケーシング17に収容される遠心式のインペラ18、およびこのインペラ18を回転駆動させる電動機19を備えている。上記ケーシング17の下面に吸入口20が形成され、上記ケーシング17の側部に吐出口21が形成されている。
上記液体ポンプ15を駆動させると、この液体ポンプ15は上記吸入口20を通し原液2をケーシング17内に吸入する一方、吐出口21から原液2を外部に吐出可能とする。上記したように液体ポンプ15は遠心式であって、この液体ポンプ15内の原液2の通路には逆止弁は存在しない。このため、上記液体ポンプ15の駆動を停止すると、原液2の液圧により、上記液体ポンプ15内の原液2の通路を、原液2が逆流する。
上記原液2を処理可能とする処理槽24が設けられている。具体的には、この処理槽24は、上記原液2に含まれる固形油脂分9を除去処理するためのものである。
上記処理槽24は、その外殻を構成して液処理装置1の固定側部材上に設置されたハウジング25と、このハウジング25内の上部に形成される原液2の貯留部26と、この貯留部26の液面に浮いた固形油脂分9を一方向に押し集める押動体27と、この押動体27により押し集められてくる固形油脂分9を次々と所定部位に向けて落下させる排出ダクト28と、上記ハウジング25に対し出し入れ可能に挿入されて上記ダクト28の下方に配置される上記固形油脂分9用の収集容器29とを備えている。
上記液体ポンプ15を駆動させたとき、上記原液2の液面11に浮いた固形油脂分9を含むよう原液2の液面部分のみを上記液体ポンプ15に吸入させる吸入規制体32が設けられている。この吸入規制体32は、上記貯留槽3の原液2に没入される有底の筒体33を備えている。この筒体33は、その下端部を構成する椀形状で金属製の基部33aと、鉛直方向に延びる軸心34上で上記基部33aの上方に位置し、下端部がこの基部33aに結合されて上下に伸縮可能とされる弾性で蛇腹形状の伸縮体33bとを備えている。
また、上記吸入規制体32は、上記軸心34上で上記筒体33の内部に配置されてこの筒体33の上端部に連結される円環形状のフロート35を備えている。このフロート35の内部は、上記筒体33の外部からその内部に原液2を流入可能とさせる流入口35aとされている。また、上記フロート35の上部は、上記筒体33の外部から上記流入口35aへの原液2の流入を規制する流入堰35bとされている。
また、一端部が上記液体ポンプ15の吸入口20に結合され、他端部が上記筒体33の下端部の基部33aに結合されて上記筒体33の内底部の原液2を上記液体ポンプ15に吸入させる吸入パイプ36が設けられている。この吸入パイプ36は金属製であり、この吸入パイプ36により、上記筒体33の基部33aが上記液体ポンプ15側に固定されて片持ち支持されている。
上記吸入規制体32は次のように作動する。即ち、上記筒体33内の原液2が少ないと、その分、上記フロート35は下降Aし、このフロート35の下降Aに伴い、上記筒体33の伸縮体33bは、その上端部が下降するよう収縮する。すると、上記フロート35上部の流入堰35bを越えて上記流入口35aを通り上記筒体33内に外部の原液2が流入し、これに伴いフロート35が上昇Bする。そして、上記筒体33内が原液2で満たされると、上記フロート35が大きく上昇Bして、このフロート35上部の流入堰35bが上記原液2の液面11上にまで上昇Bさせられる(図3中一点鎖線)。
一端部が上記液体ポンプ15の吐出口21に連結され、他端部が上記処理槽24に連結される断面円形の導入パイプ39が設けられている。
また、一端部が上記処理槽24に連結され、他端部が上記貯留槽3内に向かって開口する戻しパイプ40が設けられている。この戻しパイプ40は、上記処理槽24で固形油脂分9が除去処理された後の処理液41を上記貯留槽3に戻す。上記戻しパイプ40の中途部は可撓性のホース40aとされ、上記戻しパイプ40の下流端は金属製のパイプ40bとされ、このパイプ40bの下流端にはノズル形状の開口40cが形成されている。この開口40cは、上記液面11の上方近傍で、ほぼ水平方向に向かうよう開口している。
また、上記戻しパイプ40のパイプ40bを上記液体ポンプ15側である導入パイプ39に結合させる結合部42が設けられている。この結合部42への操作により、上記戻しパイプ40の開口40cは、縦向きの軸心43回りの任意位置に回動、かつ、その位置に固定可能とされ、つまり、上記開口40cの向きが任意の方向に可変とされている(図2中R)。
ここで、上記液処理装置1により原液2を処理する場合には、上記原液2を貯留した貯留槽3の隅部など、原液2の液面11の一部に固形油脂分9が滞留しがちとなる。
そこで、上記貯留槽3の固形油脂分9の滞留が生じがちな液面11の部分に上記吸入規制体32に向かう対流を生じさせるよう、上記戻しパイプ40の下流側部分の開口40cの向きを定める。つまり、上記戻しパイプ40の開口40cから排出されて上記貯留槽3内の原液2に戻される処理液41の勢いにより、上記対流を生じさせる。このようにすれば、特に、図2で示すように、上記原液2のうち、より処理されるべき原液2の部分である固形油脂分9が、上記吸入規制体32の流入口35aに向けて流動させられて、この吸入規制体32を通し上記液体ポンプ15に強制的に吸入される一方、上記処理槽24に向けて吐出される。
よって、上記液処理装置1による原液2からの固形油脂分9の除去処理が、より効果的に達成される。
上記貯留槽3の原液2の液面11に形成される固形油脂分9層を破砕して、上記液体ポンプ15の吸入口20に上記固形油脂分9を吸入させ易いようにする破砕装置45が設けられている。また、上記液処理装置1の構成部品である液体ポンプ15と破砕装置45とを電子的に制御する制御装置46が設けられている。この制御装置46は上記処理槽24のハウジング25内に設置されている。
図3,4において、上記破砕装置45は、上記吸入規制体32をその構成部品とし、上記制御装置46の制御により、上記液体ポンプ15の電動機19の回転数(N)を高速と低速とに時間(T)の経過と共に交互に変更する、ということにより構成されている。なお、上記した液体ポンプ15の運転はデューティ制御であり、上記処理槽24への原液2の供給量が所定量となるよう上記液体ポンプ15が運転される。
上記液体ポンプ15の回転数(N)の変更は、次のようになされる。
第1例として、上記液体ポンプ15の電動機19をオン、オフさせることにより、上記回転数(N)の変更を行う(図4中一点鎖線)。この場合、電動機19をオフしたとき、液体ポンプ15の回転数(N)の低速は、速度0となる。また、上記オンとオフのそれぞれの期間は、例えば、0.2−1.0秒であることが好ましいが、0.3−0.7秒であることが、より好ましく、例えば、0.5秒に設定される。なお、オンとオフの各期間は互いに相違させてもよい。これは、下記する第2例においても同様である。
第2例として、上記液体ポンプ15の電動機19をインバータ制御して、周波数を変更することにより、上記回転数(N)の変更を行う(図4中実線)。例えば、上記周波数を60Hzから30Hzにすれば、回転数(N)は高速から、その約半分の低速となる。
上記液処理装置1により原液2を処理する作業につき説明する。
まず、上記液体ポンプ15を駆動させる。すると、上記吸入パイプ36を通して上記筒体33内の原液2が上記液体ポンプ15の吸入口20に吸入され、上記筒体33内の原液2の液面11が少し下降Aする。すると、この液面11の下降Aに伴って上記フロート35が下降Aし、このフロート35上部の流入堰35bが下降Aする。これにより、このフロート35上部の流入堰35bを越えて流入口35aを通り、上記筒体33内に外部の原液2の液面部分が流入する。
そして、上記したように、筒体33内に原液2が流入すると、この筒体33内の原液2の液面11が直ちに上昇Bする。すると、この液面11の上昇Bに伴って上記フロート35が上昇Bし、このフロート35の流入堰35bが液面11上に上昇Bし(図3中一点鎖線)、これにより、上記筒体33内への外部からの原液2の流入が規制される。
以下、上記制御装置46による液体ポンプ15の駆動の制御により、上記フロート35の少しの下降Aの動作と、この下降A後に直ちに上昇Bするという動作が繰り返されて、上記筒体33の外部において固形油脂分9を多く含む原液2の液面部分のみが、上記筒体33を通し液体ポンプ15の吸入口20に吸入される。
即ち、上記したように、液処理装置1により原液2の液面11に浮いている固形油脂分9の除去処理をしようとする場合、上記吸入規制体32によれば、上記原液2の液面11に浮いている固形油脂分9は、効率よく上記液体ポンプ15に吸入されて上記処理槽24に導入される。
ここで、上記したように、液体ポンプ15の回転数(N)を変更させて高速にさせると、この液体ポンプ15の吸入量が増加する。すると、この液体ポンプ15により、上記吸入規制体32における筒体33内の原液2が多量に吸入されて、上記フロート35と共に筒体33の上端部が大きく急激に下降Aする。
次に、上記液体ポンプ15の回転数(N)を低速にさせると、上記液体ポンプ15の吸入量が減少する。このため、上記フロート35の流入口35aを通し、この筒体33内に外部の原液2が流入することにより、上記フロート35の流入堰35bが原液2の液面11上にまで上昇Bさせられる。
以下、上記液体ポンプ15の回転数(N)を高速と低速とに交互に変更させると、上記筒体33の伸縮体33bの上端部とフロート35とが下降Aと上昇Bとを繰り返す。すると、上記原液2の液面11に形成される固形油脂分9層は、上記のように作動する筒体33の上端部側であるフロート35から繰り返し外力を与えられて、破砕される。この場合、上記筒体33の上端部を上記フロート35の上面よりも高くしてもよく、このようにすれば、上記筒体33の上端部により、上記固形油脂分9層を破砕させることができる。
よって、上記のように破砕されて液面11に浮いている固形油脂分9は、上記吸入規制体32を通し上記液体ポンプ15の吸入口20に円滑に吸入された後、上記液体ポンプ15から吐出されて上記固形油脂分9を除去処理する処理槽24に連続的に導入される。このため、上記液処理装置1による原液2からの固形油脂分9の除去処理は、更に効果的に達成される。
また、前記したように、戻しパイプ40の開口40cから排出されて貯留槽3の原液2に戻される処理液41の勢いと上記貯留槽3の内壁面とにより、上記液面11には上記液体ポンプ15の吸入口20側である吸入規制体32の流入口35aに向かう対流が生じさせられる。このため、上記のように破砕された固形油脂分9は上記吸入規制体32の流入口35aに向けて流動させられる。よって、上記破砕された固形油脂分9を上記吸入規制体32を通し液体ポンプ15に強制的に吸入させることが、より容易にできる。この結果、上記液処理装置1による原液2からの固形油脂分9の除去処理は、更に効果的に達成される。
ここで、上記した液体ポンプ15の回転数(N)の変更が、前記第1例である場合、上記筒体33の上端部の下降Aと上昇Bの変動幅は大きくなる。
このため、上記変動幅が大きい分、上記デューティ制御の誤差は大きくなりがちである。しかし、上記固形油脂分9層の破砕は、より効果的に行われる。
一方、上記した液体ポンプ15の回転数(N)の変更が、前記第2例である場合、上記筒体33の上端部の下降Aと上昇Bの変動幅は小さくなる。
このため、上記固形油脂分9層の破砕は上記第1例に比べて劣りがちである。しかし、上記変動幅が小さい分、上記デューティ制御の精度は向上する。
そして、上記処理槽24に連続的に導入された原液2は、この処理槽24において、上記原液2中の固形油脂分9が連続的に除去処理される。このように固形油脂分9が除去処理された後の処理液41は、上記戻しパイプ40を通し、上記貯留槽3に戻され上記原液2に混合される。
以下、上記液処理装置1による固形油脂分9の除去処理が連続的に繰り返されることにより、上記貯留槽3における固形油脂分9が次々と除去される。そして、上記したように、液処理装置1により原液2が処理される一方、上記貯留槽3の底部にあって、上記固形油脂分9を含まない原液2は、排水通路12を通り下水側に向かって連続的に排水される。
図2において、上記破砕装置45は、その他の実施例として、上記貯留槽3の原液2の液面11に向かって、線状の高圧水流47を噴射する噴射ノズル48を備えている。
また、上記のように噴射された高圧水流47と貯留槽3の内壁面とにより上記原液2の液面11に生じる対流が、上記液体ポンプ15の貯留槽3における上記吸入口20に向かうよう、上記高圧水流47の噴射方向が定められている。
上記の場合、噴射ノズル48から噴射される高圧水流47は複数であってもよい。また、上記噴射ノズル48による高圧水流47の噴射方向は、上記原液2の液面11の外方(上方)から斜め下方に向かうものであってもよく、原液2の液面11の内方(下方)から斜め上方に向かうものであってもよい。
上記構成によれば、高圧水流47により、貯留槽3の原液2の液面11に形成される固形油脂分9層が破砕される。よって、この破砕された固形油脂分9は、上記吸入規制体32を通し上記液体ポンプ15の吸入口20に円滑に吸入された後、上記液体ポンプ15から吐出されて上記固形油脂分9を除去処理する処理槽24に導入される。このため、上記液処理装置1による原液2からの固形油脂分9の除去処理は、より効果的に達成される。
また、上記破砕装置45は噴射ノズル48から噴射される高圧水流47であって、その噴射方向は容易に変更できる。このため、原液2の液面11における固形油脂分9層の所望部分を破砕させることが容易にできる。
しかも、前記したように、戻しパイプ40の開口40cから貯留槽3の原液2に戻される処理液41の勢いと上記貯留槽3の内壁面とにより、上記液面11には上記貯留槽3内に開口する上記液体ポンプ15の吸入口20側である吸入規制体32の流入口35aに向かう対流が生じさせられる。そして、上記処理液41、高圧水流47、および原液2の内壁面により生じる各対流は、互いにほぼ順方向とされている。
このため、上記のように高圧水流47により破砕された固形油脂分9は、上記処理液41と高圧水流47とからそれぞれ与えられるほぼ同じ方向の慣性力により、より円滑に上記吸入規制体32の流入口35aに向けて流動させられる。よって、上記破砕された固形油脂分9は、上記吸入規制体32を通し液体ポンプ15に、より容易に強制的に吸入させられる。この結果、上記液処理装置1による原液2からの固形油脂分9の除去処理は、更に効果的に達成される。
なお、以上は図示の例によるが、上記液処理装置1は工場などから排出される原液2を処理するものであってもよい。
以下の説明は、実施例2−4についてのものである。これら各実施例は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら各実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図2,5,6に従って説明する。
図2,5,6において、上記破砕装置45は上記原液2の液面11の上方域で、この液面11に沿って移動可能とされる破砕体50と、この破砕体50を移動駆動させる駆動装置51とを備えている。
上記破砕体50は、上記貯留槽3の内幅寸法以内で適宜長さを有するレーキ形状とされ、縦方向に延びてその下端部が上記貯留槽3の原液2の液面11下に位置させられている。上記駆動装置51は、上記原液2の液面11の上方近傍で、この液面11に沿って延びてその両端部が上記液処理装置1の固定側部材に支持されるチャンネル形状のブラケット53と、このブラケット53の両端部に支持される一対のプーリ54と、これら両プーリ54に巻き掛けられるゴムベルト製の無端帯55と、この無端帯55の上側部に連結されローラ52によって上記ブラケット53に沿って移動可能とされる移動体56と、上記無端帯55を正、逆回転可能とさせる電動機57とを備えている。そして、上記移動体56に上記破砕体50が取り付けられている。
上記制御装置46の制御による電動機57の正、逆転駆動により、上記無端帯55を正、逆回転させれば、この無端帯55に連動する破砕体50が、往、復移動C,Dして、上記原液2の液面11に形成される固形油脂分9層を破砕する。
よって、上記したように破砕された固形油脂分9は、上記貯留槽3内に開口する上記液体ポンプ15の吸入口20側に円滑に吸入された後、吐出されて上記固形油脂分9を除去処理する処理槽24に導入される。このため、上記液処理装置1による原液2からの固形油脂分9の除去処理は、より効果的に達成される。
なお、上記制御装置46への手動操作により、上記破砕体50の往、復移動C,Dの繰り返し動作を連続的にさせてもよい。また、上記制御装置46の制御により、上記破砕体50の駆動を所定期間(例えば、10分)停止させた後、上記往、復移動C,Dの動作を所定回数(例えば、1回)だけ自動的に行わせてもよい。
図2において、上記貯留槽3内に開口する上記液体ポンプ15の吸入口20側に向かって、かつ、この吸入口20側の近傍にまで上記破砕体50が上記往、復移動C,Dにより接近、離反移動を繰り返すこととされている。
このため、上記液体ポンプ15の吸入口20側である吸入規制体32の流入口35aの近傍で、上記固形油脂分9層が破砕され、この破砕された固形油脂分9は、上記吸入規制体32を通し液体ポンプ15の吸入口20側に、より円滑に吸入された後、吐出されて上記固形油脂分9を除去処理する処理槽24に導入される。このため、上記液処理装置1による原液2からの固形油脂分9の除去処理は更に効果的に達成される。
なお、上記破砕体50は、図5に示すように、複数の棒、刃、および爪などによるレーキ形状であってもよく、また、複数の高圧水によるレーキ形状であってもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例3を添付の図7に従って説明する。
上記破砕体50は、枢支具59により上記移動体56に枢支されている。上記破砕体50が往移動Cして、上記液体ポンプ15の吸入口20側に向かって接近移動するとき、上記破砕体50の下端部は上記原液2の液面11下に深く没入させられる。
このため、上記破砕体50の往移動Cにより、この破砕体50が上記液体ポンプ15の吸入口20側に接近移動するとき、上記破砕体50により、原液2の液面11に形成される固形油脂分9層は破砕されると共に、上記液体ポンプ15の吸入口20側に向けて押動させられる。
一方、上記破砕体50が復移動Dして、上記液体ポンプ15の吸入口20側から離反移動するとき、上記破砕体50の下端部は、上記原液2の液面11における固形油脂分9層からの反力を受けて、斜め上方に回動させられる。このため、上記破砕体50の下端部は鉛直方向で上記原液2の液面11側に移動させられる。これにより、上記原液2の液面11下に没入する上記破砕体50の下端部の深さが、より浅くされる。
このため、上記破砕体50の復移動Dにより、この破砕体50が上記液体ポンプ15の吸入口20側から離反移動するときは、上記原液2の液面11に浮いている固形油脂分9が、上記破砕体50により液体ポンプ15の吸入口20側から離反させられる、ということは抑制される。
よって、上記固形油脂分9層は、破砕体50によって破砕されると共に、上記液体ポンプ15の吸入口20側に効果的に押動させられる。この結果、破砕された固形油脂分9は、上記液体ポンプ15の吸入口20側に、更に円滑に吸入された後、吐出されて上記固形油脂分9を除去処理する処理槽24に導入される。このため、上記液処理装置1による原液2からの固形油脂分9の除去処理は更に効果的に達成される。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例4を添付の図8,9に従って説明する。
上記破砕体50は、フレーム61と、このフレーム61に架設される複数のワイヤー62とを備えている。上記駆動装置51は、上記破砕体50を上、下動させるシリンダなどのアクチュエータで構成されている。上記破砕体50の上、下動により、上記固形油脂分9層が破砕される。
実施例1を示し、液処理装置の全体側面部分破断図である。 実施例1,2を示し、液処理装置の平面図である。 実施例1を示し、図1の部分拡大図である。 実施例1を示し、液体ポンプの駆動を示すタイムチャート図である。 実施例2を示し、破砕装置の正面部分断面図である。 実施例2を示し、図1に相当する図である。 実施例3を示し、図1に相当する図である。 実施例4を示し、図1に相当する図である。 実施例4を示し、液処理装置の平面簡略図である。
符号の説明
1 液処理装置
2 原液
3 貯留槽
9 固形油脂分
11 液面
15 液体ポンプ
16 架台
17 ケーシング
18 インペラ
19 電動機
20 吸入口
21 吐出口
24 処理槽
32 吸入規制体
33 筒体
34 軸心
35 フロート
36 吸入パイプ
37 吸入口
39 導入パイプ
40 戻しパイプ
41 処理液
42 結合部
43 軸心
45 破砕装置
46 制御装置
47 高圧水流
48 噴射ノズル
50 破砕体
51 駆動装置
A 下降
B 上昇
C 往移動
D 復移動

Claims (6)

  1. 処理対象となる原液を貯留する貯留槽と、この貯留槽内の原液を吸入する一方、吐出可能とする液体ポンプと、上記原液を貯留して、この原液から固形油脂分を除去処理可能とする処理槽とを備え、上記液体ポンプから吐出された原液を上記処理槽に導入させるようにした液処理装置において、
    上記貯留槽の原液の液面に形成される固形油脂分層を破砕する破砕装置を設けたことを特徴とする液処理装置。
  2. 上記原液の液面に浮いた固形油脂分を含むよう原液の液面部分を上記液体ポンプに吸入させる吸入規制体を設け、この吸入規制体が、上下に伸縮可能とされて上記貯留槽の原液に没入される有底の筒体と、この筒体の内部に配置されてこの筒体の上端部に連結されるフロートとを備え、上記筒体の内底部の原液を上記液体ポンプに吸入させるようにした液処理装置において、
    上記液体ポンプの回転数を高速と低速とに時間の経過と共に交互に変更することにより、上記破砕装置を構成したことを特徴とする請求項1に記載の液処理装置。
  3. 上記破砕装置が、上記貯留槽の原液の液面に向かって高圧水流を噴射する噴射ノズルを備えたことを特徴とする請求項1に記載の液処理装置。
  4. 上記破砕装置が、縦方向に延びその下端部が上記貯留槽の原液の液面下に位置して上記原液の液面に沿って移動可能とされる破砕体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液処理装置。
  5. 上記貯留槽内に開口する上記液体ポンプの吸入口側に向かって、かつ、この吸入口側の近傍にまで上記破砕体が接近、離反移動を繰り返すようにしたことを特徴とする請求項4に記載の液処理装置。
  6. 上記液体ポンプの吸入口側に向かって上記破砕体が接近移動するときに比べ、上記吸入口側から上記破砕体が離反移動するとき、上記原液の液面下に没入する上記破砕体の下端部の深さを浅くするようにしたことを特徴とする請求項5に記載の液処理装置。
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