JP2006067454A - 通信ネットワーク管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク上の保守作業計画時に停止回線を予め作業計画時点で自動的に正しく抽出できる通信ネットワーク管理装置を提供する。
【解決手段】リング構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークのネットワーク構成と回線の設定状態を予め格納する格納手段と、前記ネットワーク上の保守作業計画を登録する登録手段と、前記登録手段により登録されたネットワーク上の保守作業計画に基づいて前記格納手段に格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して登録されたネットワーク上の保守作業に対応して停止する回線を予め判別する判別手段とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】リング構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークのネットワーク構成と回線の設定状態を予め格納する格納手段と、前記ネットワーク上の保守作業計画を登録する登録手段と、前記登録手段により登録されたネットワーク上の保守作業計画に基づいて前記格納手段に格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して登録されたネットワーク上の保守作業に対応して停止する回線を予め判別する判別手段とを備えた。
【選択図】図1
Description
この発明は、リング(ループ)構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークにおいて、ノード装置及びケーブル等のネットワーク上の保守作業時に停止する回線を予め抽出する機能を備えた通信ネットワーク管理装置に関するものである。
リング(ループ)構成のネットワーク構成を持つ通信ネットワークには、SDH/SONETのUPSR/BLSR方式、レイヤ2のRPR方式、ブリッジのスパニングツリー方式等がある。いずれの方式もリング(ループ)上の2つのノード装置間での2ルート伝送制御方式に関するものであり、右回り・左回りのいずれか片ルートで障害が発生しても、他ルートで通信を継続することができる。すなわち、ある隣接ノード装置間のケーブルのみを保守作業のために取り外しても、リング(ループ)上の任意の2ノード装置間では、他ルートで通信を継続することができるため、停止する回線はない。
従来の通信ネットワーク管理装置は、作業または障害によって障害影響装置/回線情報または作業影響装置/回線情報を抽出する手段を用いたネットワーク管理装置はあるが(例えば、特許文献1参照)、リング(ループ)構成の通信ネットワークに関する具体的な解決方法は言及されていない。
また、予め計画された工事、試験、保守、停電等のイベントにより発生する障害と、通常の障害を区別できるようにし、保守者の無駄な作業を防止するネットワーク管理装置はあるが(例えば、特許文献2参照)、リング(ループ)構成の通信ネットワークに関する具体的な解決方法は言及されていない。
また、実保守作業時の障害警報の監視を正確に行えるネットワーク保守管理方法及び装置として、保守作業時によって影響を受けて各装置から発生される障害警報をシミュレーションによって求める方法及び装置があるが(例えば、特許文献3参照)、リング(ループ)構成の通信ネットワークに関する具体的なシミュレーション方法は言及されていない。
さらに、ループ型ネットワークの保守で、ネットワークでの2箇所切断によるループ分断を回避するため、停止予定情報により2箇所切断に至るかどうか予め判定を行うデータ通信装置はあるが(例えば、特許文献4参照)、具体的に停止する回線を予め判定する方法は言及されていない。
従来の通信ネットワーク管理装置は、上述したように、リング(ループ)構成の通信ネットワークでの作業時に停止する回線を予め簡易にかつ正しく抽出する手段が無かった。このため、正しい停止回線を自動的に抽出することができず、通信ネットワークの運用者及び保守者がリング構成の通信ネットワークのネットワークトポロジを考慮して停止回線を推定する必要があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、ネットワーク上の保守作業計画時に停止回線を予め作業計画時点で自動的に正しく抽出できる通信ネットワーク管理装置を提供することを目的とする。
この発明に係る通信ネットワーク管理装置は、リング構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークのネットワーク構成と回線の設定状態を予め格納する格納手段と、前記ネットワーク上の保守作業計画を登録する登録手段と、前記登録手段により登録されたネットワーク上の保守作業計画に基づいて前記格納手段に格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して登録されたネットワーク上の保守作業に対応して停止する回線を予め判別する判別手段とを備えたものである。
この発明によれば、登録手段により登録されたネットワーク上の保守作業計画に基づいて格納手段に格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して登録されたネットワーク上の保守作業に対応して停止する回線を予め判別することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る通信ネットワーク管理装置を説明するもので、ノード装置と、端末、及び監視装置としての通信ネットワーク管理装置の接続関係を示すブロック図である。図1において、ノード装置21〜26は、物理的もしくは論理的な1つのリング(ループ)を構成している。端末31〜36は、それぞれノード装置21〜26に接続され、物理的もしくは論理的な1つのリング(ループ)内の特定の通信帯域を使用して相互に通信を行っている。
図1は、この発明の実施の形態1に係る通信ネットワーク管理装置を説明するもので、ノード装置と、端末、及び監視装置としての通信ネットワーク管理装置の接続関係を示すブロック図である。図1において、ノード装置21〜26は、物理的もしくは論理的な1つのリング(ループ)を構成している。端末31〜36は、それぞれノード装置21〜26に接続され、物理的もしくは論理的な1つのリング(ループ)内の特定の通信帯域を使用して相互に通信を行っている。
そして、ノード装置21と22との間にはケーブル212が、ノード装置22と23との間にはケーブル223が、ノード装置23と24との間にはケーブル234が、ノード装置24と25との間にはケーブル245が、ノード装置25と26との間にはケーブル256が、ノード装置26と21との間にはケーブル261がそれぞれ設けられている。なお、41は、運用者を示す。
また、図2は、図1における各端末間に設定される回線を示す図である。図2に示すように、端末31と端末32〜36との間には回線112〜116が設定され、端末32と端末33〜36との間には回線123〜126が設定され、端末33と端末34〜36との間には回線134〜136が設定され、端末34と端末35〜36との間には回線145〜146が設定され、端末35と端末36との間には回線156設定されている。
このようなノード装置21〜26、端末31〜36及びケーブル212、223、234、245、256、261を監視及び管理対象とする監視装置としての通信ネットワーク管理装置11は、管理対象により構成されるネットワークトポロジ及び通信を行う上で必要な設定情報をデータベースとして格納管理し、監視対象から発生する装置のアラームを受信し、運用者41が通信ネットワーク全体の稼動状況が把握しやすいよう通知するようになされている。
図3は、通信ネットワーク管理装置11の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、通信ネットワーク管理装置11は、リング構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークのネットワーク構成と回線の設定状態を予め格納する格納手段としてのデータベース11Aと、ネットワーク上の保守作業計画を登録する登録手段11Bと、登録手段11Bにより登録されたネットワーク上の保守作業計画に基づいてデータベース11Aに格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して登録されたネットワーク上の保守作業に対応して停止する回線を予め判別する判別手段11Cと、監視対象から発生する装置のアラームを受信するアラーム受信手段11Dと、運用者41が通信ネットワーク全体の稼動状況が把握しやすいよう通知するための表示手段11Eとを備えている。
このような構成を備えることにより、運用者41が通信ネットワーク管理装置11の登録手段11Bに通信ネットワーク上での保守作業情報を登録すると、通信ネットワーク管理装置11の判別手段11Cは、データベース11Aを参照して作業により停止する回線を自動的に抽出して表示手段11Eに表示する。これにより、運用者41は、作業開始前に作業により停止する回線を事前に把握することができる。
この実施の形態1では、装置を対象とした作業時に停止する回線を自動的に抽出する機能を有するもので、以下、その動作について説明する。一般的に、SDHなどのリング(ループ)構成のネットワークトポロジでは、端末間の通信を行う際、右回り・左回りの2つのルートで通信を選択的に行うことができる。ノード装置21を作業で停止する時、ノード装置21の配下にある端末31は、他の端未32〜36と通信がリング(ループ)の右回り・左回りいずれでも通信できないことが分かる。よって、ノード装置21を作業対象とした時に、停止する回線は回線112〜116となる。これらの停止回線を抽出するために、判別手段11Cは、以下のアルゴリズムを適用する。
ノード装置の番号は、リング構成の右回りを昇順となるよう指定し、ネットワーク構成としてデータベース11Aに予め格納される。図4は、データベース11Aに格納されるノード装置の番号の割り当て方法を示すものである。すなわち、図4に示すノード装置ABの番号Aは、ノード装置であることの識別子を示し、番号Bは、リング構成の右回りを昇順となるように指定した番号を示す。例えば、図1におけるノード装置21の上位番号2がノード装置であることの識別子であり、下位番号1がリング構成の右回りを昇順となるように指定した番号である。このため、右回りを昇順とするリング構成は、端末21→端末22→端末23→端末24→端末25→端末26→端末21として設定され格納される。
回線の番号は、回線112〜116、123〜126、134〜136、145〜146、156のように、始端となるノード装置の番号が終端となるノード装置の番号よりも小さくなるよう指定し、データベース11Aに予め格納される。図5は、データベース11Aに格納される回線の番号の割り当て方法を示すものである。すなわち、図5に示す回線CDEの番号Cは、回線であることの識別子を示し、番号Dは、始端となるノード装置番号(図4に示す番号Bに対応)を示し、番号Eは、終端となるノード装置番号(図4に示す番号Bに対応)を示す。なお、D<Eとする。例えば、図2における回線番号112の上位番号1が回線であることの識別子であり、中位番号1が始端となるノード装置番号(図4に示す番号Bに対応:ノード装置21)であり、下位番号2が終端となるノード装置番号(図4に示す番号Bに対応:ノード装置22)である。すなわち、回線番号112は、始端となるノード装置21と終端となるノード装置22間の回線として設定され格納される。
判別手段11Cは、ネットワーク構成や回線の設定状態を格納したデータベース11Aから、ノード装置が停止したときに、各回線の停止状態が「右回りが停止」、「左回りが停止」、「右回り・左回り両方が停止」のいずれかに相当するかを、停止するノード装置の番号、回線の始端となるノード装置の番号及び回線の終端となるノード装置の番号を用いて、図6に従い決定する。
図6を参照すると、例えば停止するノード装置がノード装置23であり、回線の始端となるノード装置がノード装置24であって、回線の終端となるノード装置がノード装置25である場合に、回線の停止状態は、左回りのみ停止することになり、回線の終端となるノード装置がノード装置23である場合に、回線の停止状態は、右回り・左回り両方停止することになり、回線の終端となるノード装置がノード装置22である場合に、回線の停止状態は、存在しないことになる。また、例えば停止するノード装置がノード装置23であり、回線の始端となるノード装置がノード装置22であって、回線の終端となるノード装置がノード装置24である場合に、回線の停止状態は、右回りのみ停止することになり、回線の終端となるノード装置がノード装置22である場合に、回線の停止状態は、右回り・左回り両方停止することになり、回線の終端となるノード装置がノード装置21である場合に、回線の停止状態は、左回りのみ停止することになる。
次に、図6に従って、回線112〜116、123〜126、134〜136、145〜146、156の回線の停止状態を展開すると、図7を得る。ノード装置が停止した場合、当該ノード装置によって右回り・左回り両方停止となる回線は停止回線となる。例えば、ノード装置21が停止したとき、回線112−116は、右回り、左回り両方停止する停止回線となる。この図7に従って、実際の停止回線の抽出処理は、図8の通り行われる。図8では、ノード装置21を停止とみなした時、右回り・左回り両方が停止となる回線112〜116が停止回線として抽出することができたことを示している。
従って、実施の形態1によれば、リング構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークのネットワーク構成と回線の設定状態をデータベース11Aに予め格納し、登録手段11Bに、リングを構成するノード装置の保守作業計画を登録することにより、判別手段11Cにより、登録されたノード装置の保守作業計画に基づいて格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して当該保守作業に対応して停止する回線を抽出することができ、作業開始前に停止する回線を事前に把握することができる。
実施の形態2.
前述した実施の形態1では、ネットワーク上の保守作業計画としてノード装置の保守作業計画を登録手段11Bに登録し、ノード装置を保守作業の対象としたときに停止する回線を抽出する実施の形態について述べたが、この実施の形態2では、ネットワーク上の保守作業計画としてケーブルの保守作業計画を登録手段11Bに登録し、ケーブルを保守作業を対象としたときに停止する回線を抽出する実施の形態について述べる。
前述した実施の形態1では、ネットワーク上の保守作業計画としてノード装置の保守作業計画を登録手段11Bに登録し、ノード装置を保守作業の対象としたときに停止する回線を抽出する実施の形態について述べたが、この実施の形態2では、ネットワーク上の保守作業計画としてケーブルの保守作業計画を登録手段11Bに登録し、ケーブルを保守作業を対象としたときに停止する回線を抽出する実施の形態について述べる。
この実施の形態2においては、実施の形態1と同様に、通信ネットワーク管理装置11は、ノード装置、端末及びケーブルと、図1に示す接続関係を有し、また、図2に示すように、各端末間に回線が設定されており、さらに、通信ネットワーク管理装置11の内部構成としては、図3に示す構成を備えている。
以下、ケーブルを作業対象にした時に停止する回線を抽出する実施の形態2に係る動作について説明する。ケーブル212が作業により断絶した時、いずれの回線も右回りもしくは左回りの少なくとも片方で通信が可能であるため、通信自体は停止しないことが分かる。判別手段11Cは、ケーブルの断絶による、停止回線の抽出に、以下のアルゴリズムを適用する。
ネットワーク構成や回線の設定状態を格納するデータベース11Aから、ケーブルが断絶したときに、回線の停止状態が「右回りが停止」、「左回りが停止」、「右回り・左回り両方が停止」のいずれに相当するかを図7に従って決定する。
図9は、データベース11Aに格納されるケーブルの番号の割当方法を示すものである。すなわち、図9に示すケーブルFGHの番号Fは、ケーブルであることの識別子を示し、番号Gは、始端となるノード装置の番号を示し、番号Hは、終端となるノード装置の番号を示す。例えば、図1におけるケーブル212の上位番号2がケーブルであることの識別子であり、中位番号1が始端となるノード装置21の番号1を示し、下位番号2が終端となるノード装置22の番号2を示す。
ケーブルの番号は、ケーブル212、223、234、245、256、261のように、始端となるノード装置の番号と終端となるノード装置の番号をリング構成の右回りで指定し、データベース11Aに格納される。
判別手段11Cは、ネットワーク構成や回線の設定状態を格納したデータベース11Aから、ケーブルが停止したときに、各回線の停止状態が「右回りが停止」、「左回りが停止」、「右回り・左回り両方が停止」のいずれに相当するかを、停止するケーブルの番号、回線の始端となるノード装置の番号及び回線の終端となるノード装置の番号を用いて、図10に従い決定する。
図10を参照すると、例えば停止するケーブルがケーブル212であり、ケーブルの始端となるノード装置がノード装置21、終端となるノード装置がノード装置22であって、始端となるノード装置21の番号1に比べて、回線の終端となるノード装置22の番号2が、同じかまたは小さい場合に、回線の停止状態は、左回りのみ停止することになる。また、例えば停止するケーブルがケーブル261であり、ケーブルの終端となるノード装置がノード装置21、始端となるノード装置がノード装置26であって、終端となるノード装置21の番号1に比べて、回線の始端となるノード装置26の番号6が、同じかまたは大きい場合に、回線の停止状態は、左回りのみ停止することになる。その他は、右回りのみ停止する。
次に、図10に従って、回線112〜116、123〜126、134〜136、145〜146、156の回線の停止状態を展開すると、図11を得る。ケーブルが停止した場合、当該ケーブルによって右回り・左回り両方停止となる回線が停止回線となる。図10に従って、実際の停止回線の抽出処理は、図11の通り行われ、図11に示す例では、右回り・左回り両方が停止となる回線を抽出することができなく、ケーブル212が停止した場合、当該ケーブルによって停止となる回線はないことが自動的に判別できる。
従って、実施の形態2によれば、リング構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークのネットワーク構成と回線の設定状態をデータベース11Aに予め格納し、登録手段11Bに、ケーブルの保守作業計画を登録することにより、判別手段11Cにより、登録されたケーブルの保守作業計画に基づいて格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して当該保守作業に対応して停止する回線を抽出することができ、作業開始前に停止する回線を事前に把握することができる。
実施の形態3.
この実施の形態3では、複数個所のノード装置及びケーブルの保守作業計画を登録手段11Bに登録し、複数個所のノード装置及びケーブルを作業対象にした時に停止する回線を抽出する実施の形態について述べる。
この実施の形態3では、複数個所のノード装置及びケーブルの保守作業計画を登録手段11Bに登録し、複数個所のノード装置及びケーブルを作業対象にした時に停止する回線を抽出する実施の形態について述べる。
この実施の形態3においては、実施の形態1と同様に、通信ネットワーク管理装置11は、ノード装置、端末及びケーブルと、図1に示す接続関係を有し、また、図2に示すように、各端末間に回線が設定されており、さらに、通信ネットワーク管理装置11の内部構成としては、図3に示す構成を備えている。
以下、複数個所のノード装置及びケーブルを作業対象にした時に停止する回線を抽出する実施の形態3に係る動作について説明する。リング(ループ)構成のネットワークトポロジでは、端末間の通信を行う際、右回り・左回りの2つのルートで通信を選択的に行うことができる。図1及び図2から、例えばノード装置21及びケーブル234を作業で停止する時、回線112〜116、124〜126、134〜136が停止することが分かる。判別手段11Cは、これらの停止回線を自動的に抽出するために、以下のアルゴリズムを適用する。
ノード装置の停止については図6、ケーブルの断絶については図10に従って、ノード装置21及びケーブル234を作業で停止する場合の回線の停止状態として図12を得る。図12より、ノード装置21及びケーブル234による回線の停止状態が、
・「両方」停止となる回線と、
・「左回り」と「右回り」とが同時に停止となる回線
を、停止回線として抽出することで、複数個所のノード装置及びケーブルの作業時の停止回線を自動的に抽出することができる。図12より、上記を満たす回線は、両方停止となる回線112〜116、「左回り」と「右回り」とが同時に停止となる回線124〜126及び134〜136となり、停止回線を正しく抽出することができる。
・「両方」停止となる回線と、
・「左回り」と「右回り」とが同時に停止となる回線
を、停止回線として抽出することで、複数個所のノード装置及びケーブルの作業時の停止回線を自動的に抽出することができる。図12より、上記を満たす回線は、両方停止となる回線112〜116、「左回り」と「右回り」とが同時に停止となる回線124〜126及び134〜136となり、停止回線を正しく抽出することができる。
従って、実施の形態3によれば、リング構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークのネットワーク構成と回線の設定状態をデータベース11Aに予め格納し、登録手段11Bに、ノード装置及びケーブルの保守作業計画を登録することにより、判別手段11Cにより、登録されたノード装置及びケーブルの保守作業計画に基づいて格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して当該保守作業に対応して停止する回線を抽出することができ、作業開始前に停止する回線を事前に把握することができる。
実施の形態4.
この実施の形態4では、障害発生中、他の個所のノード装置及びケーブルの保守作業時に停止する回線を抽出する実施の形態について述べる。
この実施の形態4では、障害発生中、他の個所のノード装置及びケーブルの保守作業時に停止する回線を抽出する実施の形態について述べる。
この実施の形態4においては、実施の形態1と同様に、通信ネットワーク管理装置11は、ノード装置、端末及びケーブルと、図1に示す接続関係を有し、また、図2に示すように、各端末間に回線が設定されており、さらに、通信ネットワーク管理装置11の内部構成としては、図3に示す構成を備えている。また、通信ネットワーク上でリングを構成する各ノード装置にそれぞれ接続された端末には、障害発生時にアラームを通知するアラーム通知手段が内蔵され、図3に示すアラーム受信手段11Dは、端末からのアラームを受信して判別手段11Cに通知し、判別手段11Cは、アラームの受信に基づいて障害発生中に停止する回線を予め判別するようになされている。
以下、障害発生中、他の個所のノード装置及びケーブルの保守作業時に停止する回線を抽出する実施の形態4に係る動作について説明する。リング(ループ)構成のネットワークトポロジでは、端末間の通信を行う際、右回り・左回りの2つのルートで通信を選択的に行うことができる。図1及び図2から、例えばノード装置21が故障により停止中に、ケーブル234を作業で停止する時、回線112〜116、124〜126、134〜136が停止することが分かる。判別手段11Cは、これらの停止回線を自動的に抽出するために、以下のアルゴリズムを適用する。
ノード装置21の停止については、障害発生時の停止回線についても図6に従って、ケーブル234の保守作業により停止する回線については図10に従って、ノード装置21及びケーブル234を作業で停止する場合の回線の停止状態を、図12から得ることができる。
図12より、ノード装置21、ケーブル234による回線の停止状態が、
・「両方」停止となる回線と、
・「左回り」と「右回り」が同時に停止となる回線と
を、停止回線として抽出することで、複数個所のノード装置及びケーブルの作業時の停止回線を自動的に抽出することができる。図12より、上記を満たす回線は、回線112〜116、124〜126、134〜136となり、予め正しく抽出することができる。
・「両方」停止となる回線と、
・「左回り」と「右回り」が同時に停止となる回線と
を、停止回線として抽出することで、複数個所のノード装置及びケーブルの作業時の停止回線を自動的に抽出することができる。図12より、上記を満たす回線は、回線112〜116、124〜126、134〜136となり、予め正しく抽出することができる。
従って、実施の形態4によれば、通信ネットワーク上でリングを構成するノード装置にそれぞれ接続された端末に、障害発生時にアラームを通知するアラーム通知手段を備え、判別手段11Cにより、アラームの受信に基づいて障害発生中に停止する回線を予め判別することにより、障害発生時に保守作業に対応して停止する回線を予め抽出することができ、作業開始前に停止する回線を事前に把握することができる。
実施の形態5.
この実施の形態5では、判別手段11Cにより、障害発生時及び保守作業時にリング構成の右回り、左回りを識別して作業開始前に作業により停止する回線を事前に把握する実施の形態について述べる。
この実施の形態5では、判別手段11Cにより、障害発生時及び保守作業時にリング構成の右回り、左回りを識別して作業開始前に作業により停止する回線を事前に把握する実施の形態について述べる。
この実施の形態5においては、実施の形態1と同様に、通信ネットワーク管理装置11は、ノード装置、端末及びケーブルと、図1に示す接続関係を有し、また、図2に示すように、各端末間に回線が設定されており、さらに、通信ネットワーク管理装置11の内部構成としては、図3に示す構成を備えている。また、実施の形態4と同様に、通信ネットワーク上でリングを構成する各ノード装置にそれぞれ接続された端末には、障害発生時にアラームを通知するアラーム通知手段が内蔵され、図3に示すアラーム受信手段11Dは、端末からのアラームを受信して判別手段11Cに通知し、判別手段11Cは、アラームの受信に基づいて障害発生中に停止する回線を予め判別するようになされており、障害発生時及び保守作業時にリング構成の右回り、左回りを識別して作業開始前に作業により停止する回線を事前に把握する。
次に動作について説明する。リング(ループ)構成のネットワークトポロジでは、端末間の通信を行う際、右回り・左回りの2つのルートで通信を選択的に行うことができる。図1及び図2から、ノード装置21が障害発生時及び保守作業時に、回線112〜116の右回り・左回り両方停止と、回線123〜126、134〜136、145〜146、156の左回りの停止が生じることが分かる。判別手段11Cは、これらの停止回線を自動的に抽出するために、以下のアルゴリズムを適用する。
ノード装置の停止については、図6に従って、回線の停止状態として図12を得る。
図12より、ノード装置21の障害発生時及び保守作業時の回線の停止状態が、
・回線112〜116が右回り・左回り両方停止、
・回線123〜126、134〜136、145〜146、156の左回りが停止
となることが容易に抽出でき、障害発生時及び保守作業時にリング構成の右回り・左回りを識別して停止する回線を自動的に正しく抽出することができる。
図12より、ノード装置21の障害発生時及び保守作業時の回線の停止状態が、
・回線112〜116が右回り・左回り両方停止、
・回線123〜126、134〜136、145〜146、156の左回りが停止
となることが容易に抽出でき、障害発生時及び保守作業時にリング構成の右回り・左回りを識別して停止する回線を自動的に正しく抽出することができる。
従って、実施の形態5によれば、障害発生時及び保守作業時にリング構成の右回り、左回りを識別して作業開始前に作業により停止する回線を事前に把握することができる。
11 通信ネットワーク管理装置、11A データベース、11B 登録手段、11C 判別手段、11D アラーム受信手段、11E 表示手段、21〜26 ノード装置、31〜36 端末、41 運用者、212,223,234,245,256,261 ケーブル、112〜116,123〜126,134〜136,145〜146,156 回線。
Claims (6)
- リング構成のネットワークトポロジを持つ通信ネットワークのネットワーク構成と回線の設定状態を予め格納する格納手段と、
前記ネットワーク上の保守作業計画を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録されたネットワーク上の保守作業計画に基づいて前記格納手段に格納されたネットワーク構成と回線の設定状態を参照して登録されたネットワーク上の保守作業に対応して停止する回線を予め判別する判別手段と
を備えた通信ネットワーク管理装置。 - 請求項1に記載の通信ネットワーク管理装置において、
前記登録手段は、ネットワーク上の保守作業計画として、リングを構成するノード装置の保守作業計画を登録し、
前記判別手段は、ノード装置の保守作業に対応して停止する回線を予め判別する
ことを特徴とする通信ネットワーク管理装置。 - 請求項1に記載の通信ネットワーク管理装置において、
前記登録手段は、ネットワーク上の保守作業計画として、ノード装置間のケーブルの保守作業計画を登録し、
前記判別手段は、ケーブルの保守作業に対応して停止する回線を予め判別する
ことを特徴とする通信ネットワーク管理装置。 - 請求項1に記載の通信ネットワーク管理装置において、
前記登録手段は、ネットワーク上の保守作業計画として、ノード装置及びケーブルの保守作業計画を登録し、
前記判別手段は、ノード装置及びケーブルの保守作業に対応して停止する回線を予め判別する
ことを特徴とする通信ネットワーク管理装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の通信ネットワーク管理装置において、
前記通信ネットワーク上でリングを構成するノード装置にそれぞれ接続された端末に、障害発生時にアラームを通知するアラーム通知手段を備え、
前記判別手段は、前記アラームの受信に基づいて障害発生中に停止する回線を予め判別する
ことを特徴とする通信ネットワーク管理装置。 - 請求項5に記載の通信ネットワーク管理装置において、
前記判別手段は、障害発生時及び保守作業時にリング構成の右回り、左回りを識別して停止回線を判別する
ことを特徴とする通信ネットワーク管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004250231A JP2006067454A (ja) | 2004-08-30 | 2004-08-30 | 通信ネットワーク管理装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009188907A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | ネットワークの作業管理システムとその管理方法 |
JP2009246908A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 回線計画調整システムとその方法 |
-
2004
- 2004-08-30 JP JP2004250231A patent/JP2006067454A/ja active Pending
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JP2009188907A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | ネットワークの作業管理システムとその管理方法 |
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