JP2006066983A - 面積階調画像形成方法および面積階調画像形成装置。 - Google Patents

面積階調画像形成方法および面積階調画像形成装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】プルーフ画像の色を、印刷画像の色に高度に近似させることができる画像形成装置および画像形成方法を提供する。
【解決手段】画像データと印刷画像の関係を対応付けて表した第1のプロファイルと、画像データとプルーフ画像の関係を対応付けて表した第2のプロファイルとを用いて、プルーフ画像の色を調整する画像形成装置1において、第1のプロファイルおよび第2のプロファイルのうち、少なくとも何れか一方のプロファイルを、2以上の異なる測色の幾何条件において取得される測色結果より作成するプロファイル作成手段を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、面積階調画像形成方法および面積階調画像形成装置に関する。
近年、印刷画像を形成するにあたって、複数の画像部品や文字などを編集し、これをRIP(Raster Image Processor)により、面積階調画像データ(以下、「画像データ」という。)とし、これにより複数のドットを組み合わせて網点の面積階調画像を形成する方法が広く用いられている。特に、最近普及が目覚しいCTP(Computer To Plate)を用いた印刷画像の製作の場合には、RIPでの処理をした後、デジタルカラープルーフ画像(以下、「プルーフ画像」という。)を作成し、色、レイアウトなどを確認した後に版を作成することが行われている。
この時、印刷用の色材とプルーフ画像用の色材との違いや、ドットゲインを生じるメカニズムの違いなどから、全く同一の条件では、印刷画像に近似したプルーフ画像を作成することができないため、プルーフ画像の色を印刷画像の色に近づけるために、CMS(Color Management System)が多く使われるようになってきた。
CMSの運用は、まず、画像データから印刷画像を作成することから始められる。作成された印刷画像を測定して画像データと印刷画像との色を対応付けるプロファイルを作成し、一方で、予めセットアップされたプルーファによって画像データからプルーフ画像を作成し、これを測定することで画像データとプルーフ画像との色を対応付けるプロファイルを作成する。こうして作成された二つのプロファイルから、プルーフ画像の色を印刷画像の色に近づけるには画像データに対してどのような変換を行えば良いのかを求め、目的とする画像データにこの変換を施すことにより印刷画像に類似したプルーフ画像を取得する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
これらのプルーフ画像や印刷画像の測定には、自動測定の容易さなどから、0−45°系の測定が多用されてきた。
特開2000−278547
しかしながら、0−45°系の測定器によって得られたデータを用いたプロファイルを使用した場合には、おおよそ印刷画像に近似なプルーフ画像が得られるものの、目視の印象が合致しないケースも多かった。
印刷画像の場合、プルーフ画像よりも、観察する角度による色の変化が大きいことが分かった。これは、印刷画像の場合、顔料が高密度に充填されているため、顔料が配向し、浅い角度(法線からの角度が大きい方向)から見ると、プルーフ画像と比べて反射率が高く見えるものと思われる。
これに対し、例えば、ハロゲン化銀感光材料を用いたプルーフ画像形成方法においては、乳剤層を形成するゼラチン媒体の内部に画像が形成され、さらに乳剤層の上を保護層としての透明な層で覆われているのが普通である。また、例えば受像層上に熱転写により画像を形成し、これを印刷用紙上に転写して剥離する画像形成方法においては、画像が受像層の連続媒体によって覆われることとなる。また、剥離後圧着してラミネートするため画像部と受像層とが一体化して画像自体が連続媒体中に存在する形となる。
通常、プロファイルの作成には、0−45°の測色の幾何条件が用いられるが、実際の観察条件は、前述した印刷画像とプルーフ画像との差異に起因した違いを生じ、この違いが印刷画像とプルーフ画像との目視の印象を異ならせてしまうと考えられる。
そこで、この目視の印象を一致させるために、プロファイルを微調整するなどの手段がとられてきたが、これは作業者の技能に依存する作業であり、また、工数を要することからその改善が強く望まれていた。
本発明の課題は、プルーフ画像の色を、印刷画像の色に高度に近似させることができる画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
以上の課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、面積階調画像データと印刷画像の色の関係を対応付けて表した第1のプロファイルと、前記面積階調画像データとプルーフ画像の色の関係を対応付けて表した第2のプロファイルとを用いて、前記プルーフ画像の色を調整する面積階調画像形成方法において、前記第1のプロファイルおよび前記第2のプロファイルのうち、少なくとも何れか一方のプロファイルを、2以上の異なる測色の幾何条件において取得される測色結果より作成するプロファイル作成工程を備えることを特徴とする。
ここで、「測色の幾何条件」とは、例えば、測色の際の光の入射角度や反射角度(受光角度)、試料面の照明の方法などを指し、光源の種類、受光器の分光特性などの「分光条件」とともに測色の条件を構成するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の面積階調画像形成方法において、前記幾何条件が、正反射光のトラップの有無であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の面積階調画像形成方法において、前記幾何条件が、拡散光による照明と、スペキュラ光による照明であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の面積階調画像形成方法において、前記幾何条件が、法線を基準とした測定光の受光角度であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の面積階調画像形成方法において、前記プロファイル作成工程において作成されるプロファイルが、第1のプロファイルであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の面積階調画像形成方法において、前記プルーフ画像が、連続する記録媒体内部に形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、面積階調画像データと印刷画像の色の関係を対応付けて表した第1のプロファイルと、前記面積階調画像データとプルーフ画像の色の関係を対応付けて表した第2のプロファイルとを用いて、前記プルーフ画像の色を調整する面積階調画像形成装置において、前記第1のプロファイルおよび前記第2のプロファイルのうち、少なくとも何れか一方のプロファイルを、2以上の異なる測色の幾何条件において取得される測色結果より作成するプロファイル作成手段を備えることを特徴とする。
請求項1および7に記載の発明によると、測色の幾何条件を複数設定し、複数の測色結果を用いて第1のプロファイルまたは/および第2のプロファイルを作成することによって、1つの幾何条件における測色結果のみを用いる場合に比較して、より精度の高い第1のプロファイルまたは/および第2のプロファイルを作成することができる。
従って、この高精度に作成された第1のプロファイルまたは/および第2のプロファイルを用いてプルーフ画像の色を調整することができるため、プルーフ画像の色を、印刷画像の色に高度に近似させることができる。
請求項2に記載の発明によると、正反射光をトラップして測色することによって得られた結果と、正反射光をトラップせずに測色することによって取得された測色結果を組み合わせることによって、印刷画像または/およびプルーフ画像の表面状態の影響を精度高く反映したプロファイルを作成することにより、実際の色に近似しながらも、目視の印象に近い色を再現することができ、請求項1に挙げた効果をさらに確実に実現することができる。
請求項3に記載の発明によると、試料の表面反射の影響を受けやすい(凹凸のある表面では表面反射が大きいような挙動を示す)拡散照明と、スペキュラ光による照明とを用いて取得された測色結果を組み合わせることによって、印刷画像または/およびプルーフ画像の表面状態の影響を精度高く反映したプロファイルを作成することにより、実際の色に近似しながらも目視の印象に近い色を再現することができ、請求項1に挙げた効果をさらに確実に実現することができる。
請求項4に記載の発明によると、法線を基準として測定光の受光角度を変化させた複数の測定値を用いることによって、一定角度における測色結果のみを用いる場合に比較して、より精度の高い第1のプロファイルまたは/および第2のプロファイルを作成することができ、請求項1に挙げた効果をさらに確実に実現することができる。
請求項5に記載の発明によると、2以上の異なる測色の幾何条件において取得される測色結果より作成されるプロファイルが、第1のプロファイルであることによって、プルーフ画像において、より目視の印象に近い色を再現することができ、請求項1に挙げた効果をさらに確実に実現することができる。
請求項6に記載の発明によると、連続する記録媒体内部に形成されているプルーフ画像を用いることによって、請求項1〜5の何れか一項に記載した発明の効果を、特に効果的に実現することができる。
具体的には、例えば、ハロゲン化銀感光材料のように、乳剤層内部に形成された画像をプルーフ画像として用いることによって生じる印刷画像との差異、即ち、観察条件の違いに起因する目視の印象の差異を、効果的に解消することができる。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限られない。
図1は、本発明を適用した好適な実施の形態として例示する面積階調画像形成装置(以下、「画像形成装置」という)の要部構成を示すブロック図である。
本実施の形態の画像形成装置1は、複数の画像部品からなる原画像を用いて、プルーフ画像を出力するプルーフ画像形成装置であって、原画像に基づいて取得される面積階調画像データ(以下、「画像データ」という)と印刷画像の色の関係を対応付けて表した第1のプロファイルF1と、画像データとプルーフ画像の色の関係を対応付けて表した第2のプロファイルF2とを用いて、プルーフ画像の色の調整を実行する。
画像形成装置1は、図1に示すように、原画像を入力する画像入力部2と、入力された原画像データより、面積階調画像データ(以下、「画像データ」という。)を作成するRIP(Raster Image Processor)3、当該画像データに基づいてプルーフ画像を出力するプルーフ画像出力部4、出力されたプルーフ画像および印刷画像を読取る測色部5、CPU(Central Processing Unit)6、RAM(Random Access Memory)7、ROM(Read Only Memory)8と、等を備えている。
また、画像入力部2、RIP3、プルーフ画像出力部4、測色部5、CPU6、RAM7、ROM8、は、それぞれバス9により接続されている。
画像入力部2は、外部から原画像を読取るための画像取得部21を備える。画像取得部21としては、例えば、原画像から画像部品データを読取るための、所謂、スキャナを備える。即ち、画像入力部2は、例えば、図示しない光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換部等を備え、原画像に対して光源から照明走査して、この反射光をCCDにより読取ってアナログ信号に変換し、このアナログ信号をA/D変換部にてデジタル信号に変換することにより、画像部品データを取得する。
画像部品データは、カラー写真などのようにスキャナで読取られるものではなく、ハードディスク上に蓄積された画像部品データであってもよいし、デジタルカメラのメモリーデバイス上の画像部品データであってもよい。
ここで、画像入力部2は、当該画像形成装置1に対して画像部品データを入力するものとし、画像部品データの形態に応じて、種々のインターフェースを含んで構成される。例えば、所定の外部機器から送信された画像部品データを受信するためのUSB(Universal Serial Bus)や無線LAN等のインターフェースを備えて構成されていてもよい。
RIP3は、画像形成装置1に入力された画像部品データをスクリーニングすることによりラスタ変換を行い、画像データ(即ち、面積階調画像データ)を作成する。
RIP3は、プルーフ画像出力部4とは異なった筺体に収められていてもよく、独立したコンピュータとすることも好ましい。
プルーフ画像出力部4は、RIP3によって作成された画像データに基づいて、プルーフ画像を出力する。プルーフ画像出力部4は、露光部41などを備える。露光部41によって記録材料としてのハロゲン化銀感光材料を露光して、ハロゲン化銀感光材料上にプルーフ画像に係る潜像を形成させる。該露光部41はCPU6によって制御される。
測色部5は、例えば、積分球11などから構成される分光光度計61であって、試料(例えば、印刷画像およびプルーフ画像)に光を照射し、試料で反射されてくる反射光の比率を波長ごとに分光して測定(測色)することにより、試料のL*、a*、b*を取得する。測色部5は、プルーフ画像出力部4とは異なった筺体に収められていてもよく、測色器を独立したコンピュータと接続して構成することも好ましい。以下に、積分球11について詳細を説明する。
図2は、積分球11を用いた分光光度計61の概略構成断面図である。積分球11は、白い拡散材を内面全面に塗布した中空の球であって、入射光用開口部111、試料用開口部112、検出器用開口部113、光トラップ用開口部114を備えている。また分光光度計61は、光源としてのキセノンフラッシュランプ115、検出器116、光トラップをなくすための反射壁117、などを備えている。
入射光用開口部111は、キセノンフラッシュランプ115より発せられた光を積分球11内部に導くための開口部であって、入射光用開口部111とキセノンフラッシュランプ115との間には、何れも図示しないD65フィルターやUVフィルターなどが必要に応じて備えられる。
試料用開口部112は、入射光用開口部111に対して略90°の角度を成す位置に設けられ、この後方に測定する試料が載置され、キセノンフラッシュランプ115が発した光が積分球11内部で拡散されることにより均一化された光で試料を照射するための開口部である。
検出器用開口部113は、試料によって反射された反射光を検出器116に導くための開口部であって、検出器用開口部113の後方に検出器116が配置される。検出器116は、開口部から離れて設置され、ズームレンズ(図示省略)、光ファイバー(図示省略)などの光学系を介して検出器に光を導いても良い。
光トラップ用開口部114は、試料用開口部112の垂線Lに対して検出器用開口部113が設けられた角度(受光角度)と略同じ角度であって、当該垂線に対して検出器用開口部113の反対側に設けられる。光トラップ用開口部114には、反射壁117が設けられ、これにより、必要に応じて光トラップ用開口部114を開閉可能な構成となっている。
つまり、キセノンフラッシュランプ115から照射された光は、入射光用開口部111より積分球11内部に導かれ、積分球11内部で拡散されることにより均一的な放射光となって、試料に照射される。試料で反射された反射光は再び積分球11内部に入射し、検出器用開口部113を通過した反射光を検出器116が検出して、測色が行われる。この場合、光トラップ用開口部114が開口した状態で反射光の検出が行われているため、正反射光は光トラップ用開口部114を通過して積分球11の外部へ逃れるため、検出器116によっては、正反射光の検出が行われず、従って、試料そのものの色を反映した測色結果が取得される。以下、光トラップ用開口部114が開口した状態を、「光トラップ無し」とする。
一方、反射壁117によって光トラップ用開口部114を閉口した状態で反射光を検出する場合、反射壁117で反射した正反射光が、検出器116によって検出されるため、目視に近い色を反映した測色結果が取得される。以下、反射壁117によって光トラップ用開口部114が閉口された状態を「光トラップ有り」とする。
測色部5においては、測色の幾何条件を複数設定して印刷画像の測色が実行される。具体的には、上述した、光トラップ有り/無し、の2つの測色の幾何条件で測色を行った。
CPU6は、当該画像形成装置1を構成する各部を統括して制御するものであり、ROM8に格納されている所定のプログラムを読み出してRAM7の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。具体的には、CPU6は、所定の制御プログラムを実行して、画像入力部2を介して入力された画像データに基づいて、画像出力部7からプルーフ画像を出力する画像出力処理を行う。
RAM7は、CPU6により実行される各種処理において、プログラムやデータ等を一時的に記憶する記憶領域、プログラムを実行するための作業領域などを形成する。
ROM8は、本発明の動作の実行に必要な各種アプリケーションソフト、プログラム等を格納しており、具体的には、例えば、図1に示すように、第1のプロファイル作成プログラム81、第2のプロファイル作成プログラム82、デバイスリンクプロファイル作成プログラム83、測色プログラム84、画像データ変換プログラム85、等を格納する。
第1のプロファイル作成プログラム81は、画像データと印刷画像との色の関係を対応付けて表したプロファイルを作成するためのプログラムであって、CPU6は、当該第1のプロファイル作成プログラム81を実行することにより、プロファイル作成手段として機能する。
ここで、第1のプロファイルF1とは、画像データと、測色部5において2つの異なる測色の幾何条件で読取られた印刷画像の測色結果に基づいて作成されるプロファイルであって、本実施の形態においては、測色の幾何条件として、前述のトラップの有無を2つの幾何条件を用い、各幾何条件にて測定した場合の測色結果を用いて作成されたプロファイルである。以下に、第1のプロファイルF1について説明する。
図3は、第1のプロファイルF1を説明するための説明図である。具体的には、画像データとしての網%(M(%)、Y(%))と、印刷画像の色として、CIELAB表色系で表される色データ(a*、b*)との関係が対応付けられている。
実際には、第1のプロファイルF1には、種々の網%での画像データと印刷画像の色との関係が対応付けられているが、ここでは、説明を簡単にするため、1つの網%に係る画像データに注目して説明を行う。
尚、以下に説明する第2のプロファイルF2およびデバイスリンクプロファイルF3についても同様に、1つの網%に係る画像データを抽出して説明を行う。具体的には、画像データとして、M(マゼンタ;50%)、Y(イエロー;30%)を備える場合を点Pとして表した。
また、図3、4には、画像データとして、MとYとを用いたが、この他に、YとC(シアン)およびCとM、その他の色の組み合わせについても同様のデータが取得されプロファイルが作成される。
前述したように、図3は、画像データ(M(%)、Y(%))と印刷画像の色としての色データ(a*、b*)との関係を対応付けた図であるが、ここで画像データとしての網%は、画像入力部2で読取られた原画像データに基づいて、RIP3で取得された画像データに基づいて取得された網%であり、印刷画像の色データ(a*、b*)は、当該画像データに基づいて出力された印刷画像を測色部5で測定することによって取得された測色結果である。従って、例えば、図3中の点Pは、(M(%)、Y(%))=(50、30)であると同時に、(a*、b*)=(5、3)の画像でもある。
ここで、第1のプロファイルF1は、異なる複数の測色の幾何条件によって取得された測色結果に基づいて作成されたプロファイルである。つまり、光トラップ有り/無し、の2つの測色の幾何条件における2つの測色結果を用いて作成される。2つの測色結果は、予め定められた重み付けによって加重平均される。これにより、画像データと画像の色との関係が取得され、この関係に基づいて第1のプロファイルF1が作成される。
第2のプロファイル作成プログラム82は、画像データとプルーフ画像との色の関係を対応付けて表したプロファイルを作成するためのプログラムであって、CPU6は、当該第2のプロファイル作成プログラム82を実行する。
図4は、第2のプロファイルF2を説明するための説明図であって、(M(%)、Y(%))と、(a*、b*)との関係を対応付けている。第2のプロファイルF2は、第1のプロファイルF1と同様に、画像データ(M(%)、Y(%))と、プルーフ画像の色データ(a*、b*)との関係が対応付けられた図であるが、第1のプロファイルF1と異なり、測色の幾何条件として、光トラップ無しの条件で取得された測色結果に基づいて作成されたプロファイルである。
図4中の点Pは、(M(%)、Y(%))=(50、30)であると同時に、(a*、b*)=(6、5)の画像でもある。つまり、点Pは、印刷画像では(a*、b*)=(5、3)の色で表現されるのに対して、プルーフ画像では、(a*、b*)=(6、5)の色で表現される。
デバイスリンクプロファイル作成プログラム83は、プルーフ画像の色を印刷画像の色に近似させるためのプロファイル、即ち、プルーフ画像の色を印刷画像の色に近づけるために必要な変換処理を定義したプロファイルを作成するためのプログラムであって、CPU6は、当該デバイスリンクプロファイル作成プログラム83を実行する。
デバイスリンクプロファイルF3は、第1のプロファイルF1(図3参照)および第2のプロファイルF2(図4参照)に基づいて作成されたプロファイルであって、即ち、デバイス間の差異を軽減するためのプロファイルである。具体的には、第1のプロファイルF1を用いることで、画像データの網%と、そこで再現される色調が求められ、これと同じ色調を与えるプルーフ用画像データの網%が求められる。これを種々の画像データに対して行うことにより、プルーフ画像を出力する場合に印刷画像と近似した色にするための画像データの変換方法が定められ、デバイスリンクプロファイルF3が作成される。これにより、仮想的な画像データと画像の色との関係が取得され、この関係に基づいてデバイスリンクプロファイルが作成される。
測色プログラム84は、測色部5における測色の幾何条件の設定を切替えるためのプログラムであって、CPU6は、当該測色プログラム84を実行する。
具体的には、反射壁117による光トラップ用開口部114の開閉を制御し、試料としてプルーフ画像を用いて測色を行う場合には、反射壁117によって光トラップ用開口部114を閉じる制御を行い、試料として印刷画像を用いる場合には、反射壁117による光トラップ用開口部114の開閉の制御を行う。
画像データ変換プログラム85は、取得されたデバイスリンクプロファイルF3に基づいて、画像データに変換処理を施すためのプログラムであって、CPU6は当該画像データ変換プログラム85を実行する。
この変換処理は、RIP3によってラスタ変換が行われた面積階調画像データに対して適用しても良いし、RIP3によって面積階調画像データを作成する際に同時に変換を行ってもよい。
次に、画像形成装置1によるプルーフ画像作成処理の一例を図5に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、基準画像データに基づいて、CPU6によってデバイスリンクプロファイルF3が作成され(ステップS1)、RAM7に記憶される。次いで、原画像データがRIP3に入力され(ステップS2)、CPU6が画像データ変換プログラム85を実行することによって、原画像データに対して、RAM7に記憶されたデバイスリンクプログラムF3に基づいた変換を実行し、画像データを作成し(ステップS3)、ステップS4に移行する。
ステップS4では、CPU6は、取得された画像データをプルーフ画像出力部に出力し、プルーフ画像を出力して(ステップS4)、本処理を終了する。
次に、ステップS1で実行されるデバイスリンクプロファイル作成処理の一例を図6に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、プロファイル作成の為の基準画像(IT8.7チャート)に係る基準画像データが図示しない入力部よりCPU6に入力される(ステップS101)と、CPU6が、該基準画像データを画像形成装置の外部に設けられた印刷画像出力部(図示省略)に出力して印刷画像を出力し、プルーフ画像出力部4よりプルーフ画像を出力する(ステップS102)。
次いで、CPU6は、測色部5において、出力された印刷画像およびプルーフ画像の測色を実行する(ステップS103)。
ステップS104では、CPU6は、取得された測色結果(a*、b*)より、第1のプロファイルF1を作成する(ステップS104;プロファイル作成工程)。また、同時に、第2のプロファイルF2も作成する(ステップS104)。
さらにCPU6は、作成した第1のプロファイルF1および第2のプロファイルF2を用いてデバイスリンクプロファイルF3を作成し(ステップS105)、プロファイル作成処理を終了する。
次に、ステップS103で実行される測色処理の一例を、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、CPU6が、試料が測色部5にセットされたか否かを判断する(ステップS201)。セットされていないと判断すると(ステップS201;No)、CPU6は繰返しセットされたか否かの判断を実行する。一方、CPU6が、試料が測色部5にセットされたと判断すると(ステップS201;Yes)、図示しない入力部を介して入力された入力情報に基づいて、該試料がプルーフ画像であるかを判断する(ステップS202)。
CPU6が、プルーフ画像であると判断すると(ステップS202;Yes)、キセノンフラッシュランプから光を照射して、測色を開始する(ステップS203)。測色を終了すると、CPU6は、印刷画像の測色が終了したか否かを判断する(ステップS204)。CPU6が、印刷画像の測色が終了したと判断すると(ステップS204;Yes)本測色処理を終了する。一方、CPU6が、印刷画像の測色が終了していないと判断すると(ステップS204;No)、ステップS201に戻って、再び試料がセットされたか否かの判断を実行する。
ステップS202において、CPU6が、プルーフ画像ではない、つまり印刷画像であると判断すると(ステップS202;No)、CPU6は、反射壁117を光トラップ用開口部114が開口するよう移動させて(ステップS205)、測色を開始する(ステップS206)。測色が終了すると、CPU6は、反射壁117を光トラップ用開口部114が閉口するよう移動させて(ステップS207)、光トラップ用開口部114を閉じた状態でステップS208に移行して測色を開始する(ステップS208)。
ステップS208において測色が終了すると、CPU6は、プルーフ画像の測色を実行したかを判断する(ステップS209)。CPU6が、プルーフ画像の測色が終了していないと判断すると(ステップS209;No)、再びステップS201に戻って、試料がセットされたか否かを判断する。CPU6が、プルーフ画像の測色が終了していると判断すると(ステップS209;Yes)、本測色処理を終了する。
以上に説明した画像形成装置1によると、測色の幾何条件として、光トラップ有り/無しの2条件を設定し、測色の各幾何条件における測色結果を用いて第1のプロファイルを作成することによって、1つの測色の幾何条件における測色結果のみを用いる場合に比較して、精度の高い第1のプロファイルを作成することができる。具体的には、反射光の状況などが異なる2つの状態の測色結果を適宜組み合わせることにより、実際の観察条件を仮想的に作り出し、精度の高い第1のプロファイルを作成することができる。これにより、プルーフ画像の色を印刷画像の色に高度に近似させることができることとなる。従って、高精度なプロファイルを用いて色の調整が行われることとなって、印刷画像の色に高度に近似したプルーフ画像を取得することができる。
また、プルーフ画像が、連続する記録媒体内部に形成される場合には、観察条件の影響の受け方が印刷画像との間で大きく変化するため、従来方法での色調整の精度が大きく劣化することとなる。このため、本発明に係るプロファイルの作成方法は、連続する記録媒体内部にプルーフ画像を形成する場合に、より有用に用いることができる。
尚、本実施の形態においては、プルーフ画像が記録される記録材料として、ハロゲン化銀感光材料を例にあげたが、これに限られるものではなく、連続する記録媒体内部に画像を記録可能な記録材料であることが好ましい。具体的には、例えば、中間媒体を介して記録材料に画像を転写する方式である溶融熱転写方式で用いられる記録材料のように、受像層(例えば、ハロゲン化銀感光材料における乳剤層)を備える記録材料である場合にも有用に用いることができる。
また、第1のプロファイルF1を、印刷条件に応じて複数作成し、該条件に応じて選択してデバイスリンクプロファイルF3の作成に適用するものとしてもよい。
以下に、上記に説明した実施の形態の変形例を挙げて、光トラップの有無以外の測色の幾何条件について説明する。
[変形例1]
第1のプロファイルF1作成時における測色の幾何条件を、拡散光による照明と、スペキュラ光による照明、の2つの条件としても良い。この場合、照射角のバラツキの大きい光である拡散光による照明と、照射角が一定であって輝度の高いスペキュラ光による照明とを用いて取得された2種類の測色結果から第1のプロファイルF1を作成することにより、目視の印象に近い色をも反映した、より高精度なプロファイルを作成することができる。このとき、測色部5としては、積分球11であることが望ましいが、拡散光およびスペキュラ光による照明が可能な測色装置であれば適宜好適な測色装置を用いることができる。
[変形例2]
さらに、測色の幾何条件として、法線を基準として変化させた測定光の受光角度における測色結果を用いることとしても構わない。この場合には、一定角度における測色結果のみを用いる場合に比較して、より精度の高いプロファイルを作成することができる。このとき、測色部5としては、積分球11であることが望ましいが、法線を基準とした測色光の複数の受光角度における照明が可能な測色装置であれば、適宜好適な測色装置を用いることができる。
次に、上記に説明した本発明の実施例を、比較例とともに説明する。
[実施例1]
まず、片面に高密度ポリエチレンを、もう一方の面にアナターゼ型酸化チタンを15質量%の含有量で分散して含む溶融ポリエチレンをラミネートした、平米当たりの質量が115gのポリエチレンラミネート紙反射支持体(テーバー剛度=3.5、PY値=2.7μm、中紙質量85g/m2)上に、表1に示す構成からなる各層の塗布液を調製した後、直ちに酸化チタンを含有するポリエチレン層の側に塗設し、更に、裏面側にはゼラチン6.00g/m2、シリカマット剤0.65g/m2を塗設し、多層ハロゲン化銀感光材料である試料101を作成した。なお、表1中に記載のハロゲン化銀の添加量は、銀に換算して示した。
次いで、以下のような露光部と現像部とをもつ画像形成装置を準備した。
露光部は、光源としてBのLEDを主走査方向に10個並べ露光のタイミングをすこしづつ遅延させることによって同じ場所を10個のLEDで露光できるように調整した。また、副走査方向にも10個のLEDを並べ隣接する10画素分の露光が一度に出来る露光ヘッドを準備した。G、Rも同様にLEDを組み合わせて露光ヘッドを準備した。各ビームの径は約10μmで、この間隔でビームを配列し、副走査のピッチは約100μmとした。1画素あたりの露光時間は約100ナノ秒であった。
Figure 2006066983
露光後のハロゲン化銀感光材料に、以下の現像処理を行うように現像部を準備した。
〔〔現像処理〕〕
〔処理工程〕処理工程(処理温度、処理時間、補充量)
発色現像 33.0±0.3℃ 120秒 80ml/m2
漂白定着 33.0±0.5℃ 90秒 120ml/m2
安定化 30〜34℃ 60秒 150ml/m2
乾燥 60〜80℃ 30秒
〔処理液組成〕上記現像処理に用いた各処理液は以下の通りである。
(発色現像液タンク液及び補充液)
タンク液/補充液:純水 800ml/800ml、トリエチレンジアミン 2g/3g、ジエチレングリコール 10g/10g、臭化カリウム 0.01g − 塩化カリウム 3.5g − 亜硫酸カリウム 0.25g/0.5g、N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)−4−アミノアニリン硫酸塩 2.9g/4.8g、N,N−ジスルホエチルヒドロキシルアミン 20.4g/18.0g、トリエタノールアミン 10.0g/10.0g、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム塩 2.0g/2.0g、蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体)2.0g/2.5g、炭酸カリウム 30g/30g
水を加えて全量を1リットルとし、タンク液はpHを10.0に、補充液はpHを10.6に調整した。
(漂白定着液タンク液及び補充液)
ジエチレントリアミン五酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 65g、ジエチレントリアミン五酢酸 3g、チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100ml、2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール 2.0g、亜硫酸アンモニウム(40%水溶液) 27.5ml
水を加えて全量を1リットルとし、炭酸カリウム又は氷酢酸でpHを5.0に調整した。
(安定化液タンク液及び補充液)
o−フェニルフェノール 1.0g、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.02g、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 0.02g、ジエチレングリコール 1.0g、蛍光増白剤(チノパールSFP) 2.0g、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 1.8g、硫酸亜鉛 0.5g、硫酸マグネシウム・7水塩 0.2g、PVP(ポリビニルピロリドン) 1.0g、アンモニア水(水酸化アンモニウム25%水溶液) 2.5g、ニトリロ三酢酸・三ナトリウム塩 1.5g
水を加えて全量を1リットルとし、硫酸又はアンモニア水でpHを7.5に調整した。
画像データとして、IT8.7チャートを用意し、印刷画像を準備するとともに、プルーフ画像を出力し、下記の方法にて両者を測定し、2°視野補助標準の光D50でのL*、a*、b*の値を求めた。
方法としては、
(方法1)JIS Z8722に規定された、照明と受光の測色の幾何条件c/正反射光のトラップ有り
(方法2)JIS Z8722に規定された、照明と受光の測色の幾何条件c/正反射光のトラップ無し
(方法3)JIS Z8722に規定された、照明と受光の測色の幾何条件b
(方法4)方法3において受光の角度を60°としたもの
として、これらの結果を適宜組み合わせた第1のプロファイルを作成した。この第1のプロファイルを用いて、色調整を行った後、ポートレート画像(画像A)と風景画像(画像B;遠景(山と空)が1/3、人物が1/3、近景(植栽、遊具など)が1/3を占める)を並列にレイアウトした原稿を出力し、印刷画像との一致度を10人の被験者の目視評価によって評価した。
このとき、従来方法では、印刷画像、プルーフ画像とも方法3で測定した結果からプロファイルを作成しており、この方法での印刷画像とプルーフ画像との一致度を基準として下記に示した基準に従って評価を行った。
+2;有意に優れている
+1;優れているが差は小さい
0;同等
−1;劣っているが差は小さい
−2;有意に劣っている
ここで、2つの測定方法を組み合わせてプロファイルを作成するためには、各測定データで作成された画像データとプルーフ画像の再現色の関係から、予め決められた重み付けによって両者の値を加重平均して仮想的な画像データと再現色の関係を求め、これに基づいてプロファイルを作成した。結果を表2に示した。
Figure 2006066983
表2に示すように測色条件1と測色条件2のデータを加重平均してプロファイルを作成し、色調整したプルーフ画像を作成した。IT8.7チャートを出力し、方法3で測定したとき、593点の式差の平均値は、3.8〜4.5であり、いずれの方法をとっても大きな差は認められなかった。
出力画像を目視評価した結果、方法1〜4のいずれで測定したデータであっても、ほぼ同様な評価結果であったが、これらを組み合わせることによって有意な効果が得られることが分かる。特に、方法3と方法4の組み合わせ、即ち、照明光が試料面に対して垂直に入射し、これを入射光に対して45°で受光した結果と、60°で受光した結果を組み合わせたプロファイルを用いた場合に非常に高い効果が得られることが分かる。画像を観察した結果では、ハイライトやシャドーと比べて、肌色などの中間的な画像部分の改善が特に目立つ結果であった。
[実施例2]
実施例1の評価を2つの測定条件の重み付けを変えて評価した結果を表3に示した。評価基準は実施例1と同様である。
Figure 2006066983
方法3と方法4の組み合わせでは、方法4の重み付けを0.6としたところにピークがあることが分かった。即ち、重み付け係数の広い範囲に渡って、本発明の効果を得ることができる。
[実施例3]
印刷画像のプロファイルは方法3で測定したデータから作成したものを用い、プルーフ画像側を実施例2と同様にして評価を行った。結果を表4に示した。評価基準は実施例1と同様である。
Figure 2006066983
いずれも、実施例2の結果と比較して効果が小さくなっているものの、重み付け係数を調整することによって良好な結果が得られることが分かった。一方のプロファイルを調整することで本発明の効果が得られるということは、複数の拠点間、異なるプルーファの混在する環境の中で印刷側のプロファイルを共通にしておき、プルーファに求められる性能に応じて本発明の方法を適用できることが可能であることを示すものであり、非常に有用性の高いシステムであることが分かった。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成図である。 積分球の概略構成図である。 第1のプロファイルを説明するための図である。 第2のプロファイルを説明するための図である。 プルーフ画像作成処理の一例を示すフローチャートである。 デバイスリンクプロファイル作成処理の一例を示すフローチャートである。 測色処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像入力部
3 RIP
4 プルーフ画像出力部
5 測色部
6 CPU(第1のプロファイル作成手段)
7 RAM
8 ROM
81 第1のプロファイル作成プログラム
82 第2のプロファイル作成プログラム
83 デバイスリンクプロファイル作成プログラム
84 測色プログラム
85 画像データ変換プログラム

Claims (7)

  1. 面積階調画像データと印刷画像の色の関係を対応付けて表した第1のプロファイルと、前記面積階調画像データとプルーフ画像の色の関係を対応付けて表した第2のプロファイルとを用いて、前記プルーフ画像の色を調整する面積階調画像形成方法において、
    前記第1のプロファイルおよび前記第2のプロファイルのうち、少なくとも何れか一方のプロファイルを、2以上の異なる測色の幾何条件において取得される測色結果より作成するプロファイル作成工程を備えることを特徴とする面積階調画像形成方法。
  2. 請求項1に記載の面積階調画像形成方法において、
    前記幾何条件が、正反射光のトラップの有無であることを特徴とする面積階調画像形成方法。
  3. 請求項1に記載の面積階調画像形成方法において、
    前記幾何条件が、拡散光による照明と、スペキュラ光による照明であることを特徴とする面積階調画像形成方法。
  4. 請求項1に記載の面積階調画像形成方法において、
    前記幾何条件が、法線を基準とした測定光の受光角度であることを特徴とする面積階調画像形成方法。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の面積階調画像形成方法において、
    前記プロファイル作成工程において作成されるプロファイルが、第1のプロファイルであることを特徴とする面積階調画像形成方法。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の面積階調画像形成方法において、
    前記プルーフ画像が、連続する記録媒体内部に形成されていることを特徴とする面積階調画像形成方法。
  7. 面積階調画像データと印刷画像の色の関係を対応付けて表した第1のプロファイルと、前記面積階調画像データとプルーフ画像の色の関係を対応付けて表した第2のプロファイルとを用いて、前記プルーフ画像の色を調整する面積階調画像形成装置において、
    前記第1のプロファイルおよび前記第2のプロファイルのうち、少なくとも何れか一方のプロファイルを、2以上の異なる測色の幾何条件において取得される測色結果より作成するプロファイル作成手段を備えることを特徴とする面積階調画像形成装置。
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