JP2006066166A - 電源コンセントの感電防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡素な構造であって、プラグの電極端子の通電部分を巧みに隠蔽することができ、感電事故やトラッキング現象を確実に防止することができる、非常に安全性の高い電源コンセントの感電防止構造を提供すること。
【解決手段】 所定厚みの絶縁物質から成るボックス体2には、プラグ1の本体部11の断面外縁形状と略同形状の断面を有し、かつ、同プラグ1の電極端子12のサイズ以上の深さの沈み開口部21を形成する一方、
差込みソケット部Sとボックス体2との間には、前記プラグ1の電極端子12・12の対応位置に縦長スリット31・31が形成された絶縁板体3を介装し、
前記プラグ1の本体部11を前記ボックス体2の沈み開口部21に差し入れるとともに、同プラグ1の電極端子12・12を前記絶縁板体3の縦長スリット31・31に挿通して、かつ、差込みソケット部Sに差し込むことによって、通電部分を前記ボックス体2の沈み開口部21内に没入して表面から完全に隠蔽する。
【選択図】 図1
【解決手段】 所定厚みの絶縁物質から成るボックス体2には、プラグ1の本体部11の断面外縁形状と略同形状の断面を有し、かつ、同プラグ1の電極端子12のサイズ以上の深さの沈み開口部21を形成する一方、
差込みソケット部Sとボックス体2との間には、前記プラグ1の電極端子12・12の対応位置に縦長スリット31・31が形成された絶縁板体3を介装し、
前記プラグ1の本体部11を前記ボックス体2の沈み開口部21に差し入れるとともに、同プラグ1の電極端子12・12を前記絶縁板体3の縦長スリット31・31に挿通して、かつ、差込みソケット部Sに差し込むことによって、通電部分を前記ボックス体2の沈み開口部21内に没入して表面から完全に隠蔽する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電源コンセントの改良、更に詳しくは、簡素な構造であって、プラグの電極端子の通電部分を巧みに隠蔽することができ、感電事故やトラッキング現象を確実に防止することができる、非常に安全性の高い電源コンセントの感電防止構造に関するものである。
周知のとおり、電化製品に電力を供給する際には、プラグを電源コンセントに差し込む必要があるけれども、かかる電源コンセントにおいては、小さい子供がプラグ端子を触ったまま差し込んで、感電するおそれがあるし、また、特に、幼児はヨダレなどが付いた手で触ったり、口にくわえたりすることもあり、非常に危険である。
また、電源コンセントに関しては、通電部分にホコリが付着してショートする、所謂、トラッキング現象による火災事故が発生することもあるため、従来、前記の感電事故防止およびホコリ除けのために当該電源コンセントの通電部分をカバーするものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、かかるコンセントカバーでは、確かにホコリなどは遮断できるかも知れないけれども、プラグを差し込むために煩わしい扉の開閉操作を毎回行わねばならず、使い勝手が悪いという不満がある。
実用新案登録第3036124号公報 (第6−8頁、図1−3)
本発明は、従来の電源コンセントに、上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、簡素な構造であって、プラグの電極端子の通電部分を巧みに隠蔽することができ、感電事故やトラッキング現象を確実に防止することができる、非常に安全性の高い電源コンセントの感電防止構造を提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、電気器具などの電源供給用のプラグ1が挿入されるべき電源コンセントの差込みソケット部Sにおいて、
所定厚みの絶縁物質から成るボックス体2には、前記プラグ1の本体部11の断面外縁形状と略同形状の断面を有し、かつ、同プラグ1の電極端子12のサイズ以上の深さの沈み開口部21を形成する一方、
前記差込みソケット部Sとボックス体2との間には、前記プラグ1の電極端子12・12の対応位置に縦長スリット31・31が形成された絶縁板体3を介装し、
前記プラグ1の本体部11を前記ボックス体2の沈み開口部21に差し入れるとともに、同プラグ1の電極端子12・12を前記絶縁板体3の縦長スリット31・31に挿通して、かつ、差込みソケット部Sに差し込むことによって、通電部分を前記ボックス体2の沈み開口部21内に没入して表面から完全に隠蔽して、感電を防止できるようにするという技術的手段を採用した。
所定厚みの絶縁物質から成るボックス体2には、前記プラグ1の本体部11の断面外縁形状と略同形状の断面を有し、かつ、同プラグ1の電極端子12のサイズ以上の深さの沈み開口部21を形成する一方、
前記差込みソケット部Sとボックス体2との間には、前記プラグ1の電極端子12・12の対応位置に縦長スリット31・31が形成された絶縁板体3を介装し、
前記プラグ1の本体部11を前記ボックス体2の沈み開口部21に差し入れるとともに、同プラグ1の電極端子12・12を前記絶縁板体3の縦長スリット31・31に挿通して、かつ、差込みソケット部Sに差し込むことによって、通電部分を前記ボックス体2の沈み開口部21内に没入して表面から完全に隠蔽して、感電を防止できるようにするという技術的手段を採用した。
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、不使用時にボックス体2の沈み開口部21をカバーするスライドカバー22を配設するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ボックス体2と絶縁板体3とを一体に成形するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、差込みソケット部Sを壁面に設置するという技術的手段を採用した。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、差込みソケット部Sを延長コード付きタップ型ソケットに設置するという技術的手段を採用した。
本発明の感電防止構造にあっては、ブロック体に電極端子のサイズ以上の深さの沈み開口部を形成したことにより、通電部分を外部から接触できないので、誤って通電部分に接触したり、また、幼児のヨダレなどの水分も確実に遮断して感電を防止することができ、更に、絶縁板体を介装することにより、絶縁性を高めることができる。
しかも、通電部分にホコリが侵入するのを防止することができるので、トラッキング現象をも効果的に防止することができ、非常に安全性に優れていることから、産業上における利用価値は頗る高いと云える。
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
本発明の実施形態における感電防止構造を図1から図8に基いて説明する。図中、符号1で指示するものは電気器具などの電源供給用のプラグであり、このプラグ1は本体部11から一対の電極端子12・12が突設されている。
また、符号2で指示するものはボックス体であり、このボックス体2は所定厚みの絶縁物質(例えば、ポリプロピレンやポリエチレンなどのプラスチック材料)から成り、前記プラグ1の本体部11の断面外縁形状と略同形状の断面を有し、かつ、同プラグ1の電極端子12のサイズ以上の深さの沈み開口部21が形成されている。
更にまた、符号3で指示するものは絶縁板体であり、この絶縁板体3も前記ボックス体2と同様に絶縁物質から成り、前記プラグ1の電極端子12・12の対応位置に縦長スリット31・31が形成されている。
しかして、本実施形態は、前記プラグ1が挿入されるべき電源コンセントの差込みソケット部Sにおける感電防止構造であって、具体的には、まず、プラグ1を、壁面Wに設置された差込みソケット部Sに差し込む。
この際、前記差込みソケット部Sとボックス体2との間には、前記プラグ1の電極端子12・12の対応位置に縦長スリット31・31が形成された絶縁板体3を介装する。
そして、前記プラグ1の本体部11を前記ボックス体2の沈み開口部21に差し入れるときは、プラグ1の本体部11の断面外縁形状と同形状の断面であるので、プラグ1の本体部11が完全に沈み開口部21内に入り込み、隙間が無く指などが入り込む余地が無い。
更に、前記プラグ1の電極端子12・12を前記絶縁板体3の縦長スリット31・31に挿通して差込みソケット部Sに差し込む。
この際、プラグ1の電極端子12の長さよりも沈み開口部21の方が深いために、通電部分が前記ボックス体2の沈み開口部21内に没入して表面から完全に隠蔽されるので、感電を防止できる(図4参照)。
しかも、本実施形態によれば、絶縁板体3を介装したことによっても、確実に漏電やホコリの侵入などを防止することができる。
〔実施変形例〕
なお、本実施形態の感電防止構造は、図5に示すように、差込みソケット部Sを延長コード付きタップ型ソケットに設置されているものに採用しても良く、同様の感電防止効果が得られる。
なお、本実施形態の感電防止構造は、図5に示すように、差込みソケット部Sを延長コード付きタップ型ソケットに設置されているものに採用しても良く、同様の感電防止効果が得られる。
また、図6および7に示すように、不使用時にボックス体2の沈み開口部21をカバーするスライドカバー22を配設することもでき、ホコリが入るのを防止することができる。このスライドカバー22には、図6のような昇降式のものや、図7のような撥ね上げ式のものを採用することができる。
更にまた、図8に示すように、ボックス体2と絶縁板体3とを一体に成形することも可能であり、製造コストを削減することができる。
また、図9に示すように、プラグ1の本体部11の形状に合わせて、ブロック体2の開口部21の形状を設計変更することもでき、様々な形状に対応することができる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ブロック体2および/または絶縁板体3に使用する絶縁体は、プラスチック材料に限らず、木材やゴム、またはこれらの複合材料であっても良き、本発明の技術的範囲に属する。
1 プラグ
11 本体部
12 電極端子
2 ボックス体
21 沈み開口部
22 スライドカバー
3 絶縁板体
31 縦長スリット
S 差込みソケット部
W 壁面
11 本体部
12 電極端子
2 ボックス体
21 沈み開口部
22 スライドカバー
3 絶縁板体
31 縦長スリット
S 差込みソケット部
W 壁面
Claims (5)
- 電気器具などの電源供給用のプラグ1が挿入されるべき電源コンセントの差込みソケット部Sにおいて、
所定厚みの絶縁物質から成るボックス体2には、前記プラグ1の本体部11の断面外縁形状と略同形状の断面を有し、かつ、同プラグ1の電極端子12のサイズ以上の深さの沈み開口部21が形成されている一方、
前記差込みソケット部Sとボックス体2との間には、前記プラグ1の電極端子12・12の対応位置に縦長スリット31・31が形成された絶縁板体3が介装されており、
前記プラグ1の本体部11を前記ボックス体2の沈み開口部21に差し入れるとともに、同プラグ1の電極端子12・12を前記絶縁板体3の縦長スリット31・31に挿通して、かつ、差込みソケット部Sに差し込むことによって、通電部分が前記ボックス体2の沈み開口部21内に没入して表面から完全に隠蔽されて、感電を防止できるようにしたことを特徴とする電源コンセントの感電防止構造。 - 不使用時にボックス体2の沈み開口部21をカバーするスライドカバー22を配設したことを特徴とする請求項1記載の電源コンセントの感電防止構造。
- ボックス体2と絶縁板体3とが一体に成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の電源コンセントの感電防止構造。
- 差込みソケット部Sが壁面に設置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の電源コンセントの感電防止構造。
- 差込みソケット部Sが延長コード付きタップ型ソケットに設置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の電源コンセントの感電防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004246121A JP2006066166A (ja) | 2004-08-26 | 2004-08-26 | 電源コンセントの感電防止構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103050810A (zh) * | 2012-12-19 | 2013-04-17 | 芜湖顺成电子有限公司 | 一种防触电便插式插头 |
CN107160872A (zh) * | 2017-06-19 | 2017-09-15 | 安徽天斯努信息技术股份有限公司 | 一种云打印机电源接头安装箱 |
JP2020089607A (ja) * | 2018-12-06 | 2020-06-11 | クリナップ株式会社 | 対面用キッチン |
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2004
- 2004-08-26 JP JP2004246121A patent/JP2006066166A/ja active Pending
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JP7333902B2 (ja) | 2018-12-06 | 2023-08-28 | クリナップ株式会社 | 対面用キッチン |
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