JP2006065796A - スケジューリング装置、スケジューリング方法及びプログラム - Google Patents
スケジューリング装置、スケジューリング方法及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006065796A JP2006065796A JP2004250849A JP2004250849A JP2006065796A JP 2006065796 A JP2006065796 A JP 2006065796A JP 2004250849 A JP2004250849 A JP 2004250849A JP 2004250849 A JP2004250849 A JP 2004250849A JP 2006065796 A JP2006065796 A JP 2006065796A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resource
- allocation
- data
- setting means
- change
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 393
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims abstract description 49
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 17
- 238000013500 data storage Methods 0.000 claims description 4
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000012938 design process Methods 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 238000013439 planning Methods 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 238000013468 resource allocation Methods 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000004886 process control Methods 0.000 description 1
- 238000012384 transportation and delivery Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】 工程の前後に対して工程の追加が必要になる場合において、日程、進捗、リソース管理を正確かつ効率的に実行できるようにする。
【解決手段】 工程設定手段1により定義された工程データと、選択条件設定手段4により定義された工選択条件データとからリソースの割付けを行う工程を選択する工程選択手段6と、当該選択された工程と、割付け可能なリソースの組み合わせにおいて、変更工程設定手段3により定義された工程変更データとに基づいて工程を変更する工程変更手段7と、工程変更手段7により設定された工程に仮のリソースの割付けを行う仮割付手段8と、当該割り付けられた工程を評価する評価手段9と、工程選択手段6により選択された工程と、割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った評価手段9の評価値との比較に基づいて、最適な割付けを決定する割付決定手段10とを備えるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 工程設定手段1により定義された工程データと、選択条件設定手段4により定義された工選択条件データとからリソースの割付けを行う工程を選択する工程選択手段6と、当該選択された工程と、割付け可能なリソースの組み合わせにおいて、変更工程設定手段3により定義された工程変更データとに基づいて工程を変更する工程変更手段7と、工程変更手段7により設定された工程に仮のリソースの割付けを行う仮割付手段8と、当該割り付けられた工程を評価する評価手段9と、工程選択手段6により選択された工程と、割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った評価手段9の評価値との比較に基づいて、最適な割付けを決定する割付決定手段10とを備えるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、生産実行系システムにおけるコンピュータを用いたスケジューリング装置、スケジューリング方法、当該スケジューリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
開発、生産の現場では、プロジェクト、あるいは、製品、ロットの生産納期を守るめに、スケジュールを立案し、実行し、そして、見直すという作業が繰り返されている。このスケジュールとしては、プロジェクト、生産をいくつかの「作業」に分割し、「いつ」、「誰が」行うか決定していく。ここでは、「作業」,「誰が」,「いつ」をそれぞれ、「工程」,「リソース」,「開始日時」と呼ぶことにする。ところで、スケジュールの立案時に考慮すべき大きなファクターにリソースの能力差がある。
この「リソースの能力差」について、「設計工程」を「新人設計者」と「ベテラン設計者」が行う場合について考える。ここで、「設計工程」を「ベテラン設計者」が行った場合には、「設計工程」完了後にすぐに次の工程に進むことができるのに対して、「新人設計者」が行った場合には、「設計工程」完了後に「ベテラン設計者」による「図面のチェック工程」が必要になるといった課題について、スケジューリング時と実行段階について説明する。
スケジューリング時の従来の方法と問題点について、以下に説明する。
第1の方法は、評価関数を用いた最適解を求める方法である。工程に分岐をもたせ「新人設計者」と「ベテラン設計者」用の工程を定義し、工程とリソースの全ての組み合わせにおいて所定の評価関数による評価値を求め、この評価値で最適解を求める。この第1の方法の問題点としては、全ての分岐を定義しなければならないので工程設定に時間がかかるという点、全てのリソースとの組み合わせにおいて評価値を計算するので計算時間が膨大になる点が挙げられる。
第1の方法は、評価関数を用いた最適解を求める方法である。工程に分岐をもたせ「新人設計者」と「ベテラン設計者」用の工程を定義し、工程とリソースの全ての組み合わせにおいて所定の評価関数による評価値を求め、この評価値で最適解を求める。この第1の方法の問題点としては、全ての分岐を定義しなければならないので工程設定に時間がかかるという点、全てのリソースとの組み合わせにおいて評価値を計算するので計算時間が膨大になる点が挙げられる。
第2の方法は、あらかじめ最大の工程を設定しておく方法である。「設計工程」の後に「図面のチェック工程」をあらかじめ定義し、リソースを割り付ける。この第2の方法の問題点としては、間延びしたスケジュールになってしまう点、場合によってはリソースに無駄な工程を割り付けてしまい、結果的にリソースの「遊び」が発生してしまう点が挙げられる。
第3の方法は、工程の標準工数に対してリソースの能力係数をかける方法である。「ベテラン設計者」の場合は「0.8」、「新人設計者」の場合は「1.2」といった係数をあらかじめ定義しておき、割付時にこの係数を標準工数にかけ割付工数とする方法である。この第3の方法の問題点としては、「図面のチェック工程」を行う「ベテラン設計者」という「リソース」に割り付けられているわけではないので実行時に「リソース不足」を招いてしまう点、「図面のチェック工程」に「新人設計者」が割付られているので、その間、「リソース」の「遊び」が発生してしまう点が挙げられる。
第4の方法は、下記の特許文献1に開示されている「完了日時」、及び、「リソースと工程の適合性」の2つを評価基準にするスケジューリング方法である。この第4の方法の問題点も、「リソースと工程の適合性」を判断基準に追加しているが、工程の変更を行っているわけではないので、第3の方法と同じように実行時の「リソース不足」と「遊び」の問題が発生する点が挙げられる。
第5の方法は、スケジューリング後、人手で工程を追加する方法である。「設計工程」に「新人設計者」が割り付けられた工程を探し、次工程に「図面のチェック工程」を追加、「ベテラン設計者」を割付る。この第5の方法の問題点としては、人手で行うため手間がかかり、漏れやミスの可能性があるという点、追加工程に対して丁度空いている「リソース」がない場合、再度スケジュールを行う必要がある点が挙げられる。
次に、実行時の従来の方法と問題点について、以下に説明する。
いくら綿密にスケジューリングしても、仕様の遅れ、誤りといった不確定要因により実行時にスケジュール変更が余儀なくされる場合がある。不確定要因発生時には、再度スケジューリングを実施すればいいのであるが、不確定要因の発生頻度、スケジューリング時間等の兼ね合いから随時実行することは不可能であり、ほとんどの場合、定期的にスケジューリングを行っているのが実情である。
いくら綿密にスケジューリングしても、仕様の遅れ、誤りといった不確定要因により実行時にスケジュール変更が余儀なくされる場合がある。不確定要因発生時には、再度スケジューリングを実施すればいいのであるが、不確定要因の発生頻度、スケジューリング時間等の兼ね合いから随時実行することは不可能であり、ほとんどの場合、定期的にスケジューリングを行っているのが実情である。
不確定要因が発生し、スケジュールが実行不可能になった場合、責任者が経験をたよりに、リソースの割り当て、及び工程の追加、変更を行う。この従来の方法の問題点としては、人手で行うために手間がかかり、漏れやミスの可能性がある点が挙げられる。
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたものであり、工程に対して複数のリソースが実行可能な場合、リソースの能力により割付工数と実績に大きな差が開いてしまうことを回避するとともに、工程の前後に対して工程の追加が必要になる場合において、日程、進捗、リソース管理を正確かつ効率的に実行できるようにすることを目的とする。
本発明のスケジューリング装置は、生産実行系システムにおけるコンピュータを用いたスケジューリング装置において、工程の属性を定義する工程設定手段と、リソースの属性を定義するリソース設定手段と、所定の前記工程と所定の前記リソースとの関係において、変更すべき工程を定義する変更工程設定手段と、前記工程設定手段により定義された複数の工程から、リソースを割り付ける工程を選択する条件を定義する選択条件設定手段と、前記工程設定手段により定義された工程データ、前記リソース設定手段により定義されたリソースデータ、前記変更工程設定手段により定義された工程変更データ、及び前記選択条件設定手段により定義された工程選択条件データを格納するデータ格納手段と、前記工程設定手段により定義された工程データと、前記選択条件設定手段により定義された工選択条件データとから前記リソースの割付けを行う工程を選択する工程選択手段と、前記工程選択手段により選択された工程と、割付け可能なリソースの組み合わせにおいて、前記変更工程設定手段により定義された工程変更データとに基づいて工程を変更する工程変更手段と、前記工程変更手段により設定された工程に仮のリソースの割付けを行う仮割付手段と、前記仮割付手段により割り付けられた工程を評価する評価手段と、前記工程選択手段により選択された工程と、割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った前記評価手段の評価値との比較に基づいて、最適な割付けを決定する割付決定手段とを備える。
本発明のスケジューリング装置における他の態様は、生産実行系システムにおけるコンピュータを用いたスケジューリング装置において、工程の属性を定義する工程設定手段と、リソースの属性を定義するリソース設定手段と、所定の前記工程と所定の前記リソースとの関係において、変更すべき工程を定義する変更工程設定手段と、前記工程設定手段により定義された工程データ、前記リソース設定手段により定義されたリソースデータ、前記変更工程設定手段により定義された工程変更データ、及びスケジュールデータを格納するデータ格納手段と、すでに割り付けられている前記工程のリソースを変更する第1の仮割付手段と、前記第1の仮割付手段により割り付けられた工程と前記リソースとの関係と、前記変更工程設定手段により定義された工程変更データとに基づいて工程を変更する工程変更手段と、前記工程変更手段により設定された工程に仮のリソースの割付けを行う第2の仮割付手段と、前記第2の仮割付手段により割り付けられた工程を評価する評価手段と、前記工程設定手段により定義された工程と、割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った前記評価手段の評価値との比較に基づいて、最適な割付けを決定する割付決定手段とを備える。
本発明のスケジューリング方法は、選択された工程と割付け可能なリソースとの組み合わせにおいて、割り付けられた工程を評価する評価手順と、前記割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った前記評価手順での評価値から最適な割付けを決定する割付決定手順とを有する。
本発明のプログラムは、選択された工程と割付け可能なリソースとの組み合わせにおいて、割り付けられた工程を評価する評価手順と、前記割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った前記評価手順での評価値から最適な割付けを決定する割付決定手順とを有するスケジューリング方法をコンピュータに実行させる。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記プログラムを記憶する。
本発明によれば、工程に対して複数のリソースが実行可能な場合、リソースの能力により割付工数と実績に大きな差が開いてしまうことを回避するとともに、工程の前後に対して工程の追加が必要になる場合において、工程の自動生成、割付が実行されて、日程、進捗、リソース管理を正確かつ効率的に実行することができる。
次に、本発明の諸実施形態について、図面に参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態におけるスケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。
リソースデータ、変更工程データは、それぞれリソース設定手段2、変更工程設定手段3において事前に登録され、随時変更可能となっている。プロジェクト、あるいは、製造が計画、もしくは、実行される段階で、工程データが工程設定手段1で設定される。また、工程設定が完了した段階で、スケジュール方法を選択条件設定手段4で設定し、スケジューリングが実行される。スケジューラは、工程設定手段1で新規に作成された工程と、すでにスケジュールされ生産実行装置において使用されているスケジュールデータの中から、実行に移されていない工程を抜き出してスケジューリングし、新しいスケジュールデータを作成する。以下に各手段について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるスケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。
リソースデータ、変更工程データは、それぞれリソース設定手段2、変更工程設定手段3において事前に登録され、随時変更可能となっている。プロジェクト、あるいは、製造が計画、もしくは、実行される段階で、工程データが工程設定手段1で設定される。また、工程設定が完了した段階で、スケジュール方法を選択条件設定手段4で設定し、スケジューリングが実行される。スケジューラは、工程設定手段1で新規に作成された工程と、すでにスケジュールされ生産実行装置において使用されているスケジュールデータの中から、実行に移されていない工程を抜き出してスケジューリングし、新しいスケジュールデータを作成する。以下に各手段について説明する。
(A−1)工程設定手段の説明
工程設定手段1は、工程の属性を定義する手段である。
工程の属性には工程番号、工程記号、標準工数、最早開始可能日時、最遅完了予定日時などが挙げられる。工程番号は、工程の順番を決めるものである。工程記号は、事前に定義された工程記号と作業内容が定義された工程マスタから選択される。図4は、工程マスタの例を示した図であり、このマスタ定義も工程設定手段1に含まれる。標準工数は、その工程に必要とされる標準的な工数であり、量産品の場合工程毎に決まっていることが多いが、受注生産品の場合その都度設定される。最早開始可能日時は、プロジェクト、あるいは、製造の一連の工程の最初の工程に対して、その工程が開始可能になる日時を設定されるものであり、最遅完了予定日時は同様に一連の最終工程の終了しなければならない日時であり、プロジェクト、製造の「納期」になる。
工程設定手段1は、工程の属性を定義する手段である。
工程の属性には工程番号、工程記号、標準工数、最早開始可能日時、最遅完了予定日時などが挙げられる。工程番号は、工程の順番を決めるものである。工程記号は、事前に定義された工程記号と作業内容が定義された工程マスタから選択される。図4は、工程マスタの例を示した図であり、このマスタ定義も工程設定手段1に含まれる。標準工数は、その工程に必要とされる標準的な工数であり、量産品の場合工程毎に決まっていることが多いが、受注生産品の場合その都度設定される。最早開始可能日時は、プロジェクト、あるいは、製造の一連の工程の最初の工程に対して、その工程が開始可能になる日時を設定されるものであり、最遅完了予定日時は同様に一連の最終工程の終了しなければならない日時であり、プロジェクト、製造の「納期」になる。
図5は、工程設定で設定された工程と工程属性の例を示した図である。工程管理番号は、設定された工程を識別するために設定されたコードであり登録時にユニークに設定される。工程を設定する方法としては、追加、変更、削除機能を用い工程を1つ1つ設定していく方法と、過去に使用した工程をプロジェクト、製造の単位でコピーしてくる方法、あるいは、標準的なものとして、事前に複数の工程をまとめて定義しておき、そこからコピーする方法などが用意されている。
(A−2)リソース設定手段の説明
リソース設定手段2は、リソースの属性を定義する手段である。
リソースの属性には、リソース名、リソース能力、割付工数係数、リソースカレンダーなどがある。図6は、リソースマスタの例を示した図であり、リソース記号、名称、レート、内線等も定義されている。リソース能力は、そのリソースが対応可能な工程と、対応時の能力値が設定されている。図7は、リソース能力テーブルの例を示した図である。図8は、リソース能力テーブルの例を示した図である。割付工数係数は、工程と能力値の関係から標準工数に乗ずるための係数である。リソースカレンダーは、リソースが稼動可能な時刻を設定するものであり、リソース1つ1つ毎に定義される。
リソース設定手段2は、リソースの属性を定義する手段である。
リソースの属性には、リソース名、リソース能力、割付工数係数、リソースカレンダーなどがある。図6は、リソースマスタの例を示した図であり、リソース記号、名称、レート、内線等も定義されている。リソース能力は、そのリソースが対応可能な工程と、対応時の能力値が設定されている。図7は、リソース能力テーブルの例を示した図である。図8は、リソース能力テーブルの例を示した図である。割付工数係数は、工程と能力値の関係から標準工数に乗ずるための係数である。リソースカレンダーは、リソースが稼動可能な時刻を設定するものであり、リソース1つ1つ毎に定義される。
(A−3)変更工程設定手段の説明
変更工程設定手段3は、工程とリソースの能力から追加する工程を設定する手段である。
図9は、能力別追加工程テーブルを示した図である。管理番号「1003」のデータは工程ID「12」にリソースの能力が「3」のリソースが割り付けられた場合、工程ID「12」の後ろに工程ID「16」を追加することを意味している。管理番号「1004」の場合、前工程管理番号に「1003」が設定され上記工程ID「16」の後ろに工程ID「17」が追加されることを意味する。
変更工程設定手段3は、工程とリソースの能力から追加する工程を設定する手段である。
図9は、能力別追加工程テーブルを示した図である。管理番号「1003」のデータは工程ID「12」にリソースの能力が「3」のリソースが割り付けられた場合、工程ID「12」の後ろに工程ID「16」を追加することを意味している。管理番号「1004」の場合、前工程管理番号に「1003」が設定され上記工程ID「16」の後ろに工程ID「17」が追加されることを意味する。
(A−4)選択条件設定手段の説明
選択条件設定手段4は、リソースの割り付けを行う工程を順次選択するため、事前に設定されている「割付方向」と「ディスパッチングルール」を選択する手段である。
「割付方向」には、前の工程から決定していく「フォワードスケジュール」と、後ろの工程から決定していく「バックワードスケジュール」が用意されている。「ディスパッチングルール」には、「最早開始可能日時優先」、「最早完了予定日時優先」、「最遅開始可能日時優先」、「最遅完了予定日時優先」が用意されている。「最早開始可能日時優先」は割付可能な工程の集まりの中から、「フォワードスケジュール」の場合、最早開始可能日時が最も早い工程を、「バックワードスケジュール」の場合は最早開始可能日時が最も遅い工程を選択する。
選択条件設定手段4は、リソースの割り付けを行う工程を順次選択するため、事前に設定されている「割付方向」と「ディスパッチングルール」を選択する手段である。
「割付方向」には、前の工程から決定していく「フォワードスケジュール」と、後ろの工程から決定していく「バックワードスケジュール」が用意されている。「ディスパッチングルール」には、「最早開始可能日時優先」、「最早完了予定日時優先」、「最遅開始可能日時優先」、「最遅完了予定日時優先」が用意されている。「最早開始可能日時優先」は割付可能な工程の集まりの中から、「フォワードスケジュール」の場合、最早開始可能日時が最も早い工程を、「バックワードスケジュール」の場合は最早開始可能日時が最も遅い工程を選択する。
「最早完了予定日時優先」は、割付可能な工程の集まりの中から、「フォワードスケジュール」の場合、最早完了予定日時が最も早い工程を、「バックワードスケジュール」の場合は最早完了予定日時が最も遅い工程を選択する。「最遅開始可能日時優先」は、割付可能な工程の集まりの中から、「フォワードスケジュール」の場合、最遅開始可能日時が最も早い工程を、「バックワードスケジュール」の場合は最遅開始可能日時が最も遅い工程を選択する。「最遅完了予定日時優先」は、割付可能な工程の集まりの中から、「フォワードスケジュール」の場合、最遅完了予定日時が最も早い工程を、「バックワードスケジュール」の場合は、最遅完了予定日時が最も遅い工程を選択する。ここに挙げた「ディスパッチングルール」は一例であり、この方法に限定されるものではない。
(A−5)工程選択手段の説明
工程選択手段6は、工程設定手段1により定義された工程データと、選択条件設定手段4で設定された選択条件により、次にリソースの割付を行う工程を1つに決定する手段である。
以下に「フォワードスケジュール」、「最早開始可能日時優先」が選択されていた場合を例に説明する。プロジェクト、製造の初工程の最早開始可能日時は、工程設定手段1で設定され、次工程からは前工程の割付が完了した段階で、前工程の完了予定日時が次工程の最早開始可能日時として認識される。まだ割付が完了していない工程で、しかも、前述のようにして最早開始可能日時が認識されている工程の中から、最早開始可能日時が最も早い工程が、次の割付工程として選択される。
工程選択手段6は、工程設定手段1により定義された工程データと、選択条件設定手段4で設定された選択条件により、次にリソースの割付を行う工程を1つに決定する手段である。
以下に「フォワードスケジュール」、「最早開始可能日時優先」が選択されていた場合を例に説明する。プロジェクト、製造の初工程の最早開始可能日時は、工程設定手段1で設定され、次工程からは前工程の割付が完了した段階で、前工程の完了予定日時が次工程の最早開始可能日時として認識される。まだ割付が完了していない工程で、しかも、前述のようにして最早開始可能日時が認識されている工程の中から、最早開始可能日時が最も早い工程が、次の割付工程として選択される。
(A−6)工程変更手段の説明
工程変更手段7は、工程選択手段6により選択された工程に対して実行可能なリソースを求め、工程とリソースの可能な組み合わせ毎に工程とリソースの関係と、変更工程設定手段3により設定された変更工程データから工程を変更したパターンを生成する。さらに、生成されたパターンの追加された工程に対して実行可能なリソースが複数ある場合は、これを繰り返し、工程とリソースを仮決めする。
工程変更手段7は、工程選択手段6により選択された工程に対して実行可能なリソースを求め、工程とリソースの可能な組み合わせ毎に工程とリソースの関係と、変更工程設定手段3により設定された変更工程データから工程を変更したパターンを生成する。さらに、生成されたパターンの追加された工程に対して実行可能なリソースが複数ある場合は、これを繰り返し、工程とリソースを仮決めする。
図10は、第1工程「A」に対して、リソースは「A1」、開始時刻「2002/05/10 8:20」が割付が完了している状態を表している。工程選択手段6において図10の2工程目の「B」工程が、次に割付けを行う工程として選択されたときの例で説明する。工程選択手段6により選択された工程において、図7のリソース能力テーブルと、図9の能力別追加工程テーブルから実行可能なリソースから工程の変更情報が得られ工程が設定される。今回の例の結果は、図11に示すようになる。
工程「B」を実行できるリソースは「B1」、「B2」、「B3」であり、そのリソース能力がそれぞれ「1」、「3」、「5」であったため、リソース「B1」の場合は、追加工程なし、「B2」の場合には、「B」工程開始前に「E」工程追加、「B3」の場合には、「B」工程開始前に「E」、「B」工程終了後「F」「G」工程が追加されている。追加された各「E」「F」「G」工程には、実行可能なリソースが1件しかないので工程変更手段7は終了する。図10は工程変更後の状態を表す。
(A−7)仮割付手段の説明
仮割付手段8は、工程変更手段7で仮決めされた工程と、リソースに対して先頭の工程から、開始予定日時、割付工数、完了予定日時を仮決定する。図7に示すリソース能力テーブル、及び、図8に示す割付工数係数テーブルから求めた割付工数係数に、標準工数をかけ、割付工数を求める。開始予定日時は、仮決めされたリソースがその工程の最早開始可能日時以降で、しかも、連続して割付工数の間どの工程にも割付けられてい最早の日時をセットする。完了予定日時は、開始予定日時に割付工数を足した日時がセットされる。今回の例では、「C」工程の前の工程すべてに対して、仮割付けが終了すれば完了である。図12は、仮割付完了時の状態を示したものである。
仮割付手段8は、工程変更手段7で仮決めされた工程と、リソースに対して先頭の工程から、開始予定日時、割付工数、完了予定日時を仮決定する。図7に示すリソース能力テーブル、及び、図8に示す割付工数係数テーブルから求めた割付工数係数に、標準工数をかけ、割付工数を求める。開始予定日時は、仮決めされたリソースがその工程の最早開始可能日時以降で、しかも、連続して割付工数の間どの工程にも割付けられてい最早の日時をセットする。完了予定日時は、開始予定日時に割付工数を足した日時がセットされる。今回の例では、「C」工程の前の工程すべてに対して、仮割付けが終了すれば完了である。図12は、仮割付完了時の状態を示したものである。
(A−8)評価手段の説明
評価手段9は、仮割付けが終了した段階で、事前に設定されている評価値を評価関数にて評価値を算出する。評価関数の例としては、最小工数優先、最早開始予定日優先、最早完了予定日優先が用意され、事前にどの方法で評価するかが決定されている。最小工数優先は、仮割付手段8により割り付けられた割付工数が最小になる順に値がセットされる。最早開始予定日優先は、着手可能な日時が早い順に値がセットされる。最早完了予定日優先は、完了予定日時が早い順にセットされる。図13は、前記3手法にて算出して算出した評価値である。ここでは3つの評価関数を例にあげたが、これ以外にもさまざまな評価関数が考えられる。
評価手段9は、仮割付けが終了した段階で、事前に設定されている評価値を評価関数にて評価値を算出する。評価関数の例としては、最小工数優先、最早開始予定日優先、最早完了予定日優先が用意され、事前にどの方法で評価するかが決定されている。最小工数優先は、仮割付手段8により割り付けられた割付工数が最小になる順に値がセットされる。最早開始予定日優先は、着手可能な日時が早い順に値がセットされる。最早完了予定日優先は、完了予定日時が早い順にセットされる。図13は、前記3手法にて算出して算出した評価値である。ここでは3つの評価関数を例にあげたが、これ以外にもさまざまな評価関数が考えられる。
(A−9)割付決定手段の説明
割付決定手段10は、評価手段9にて算出された評価値から判断し割付を決定する。 評価関数に最早完了時刻を選択した場合には「B」工程にリソース「B3」を設定したパターンで割付けることになる。図14は、「B」工程の割付が完了した状態を示した図である。工程変更手段7において、追加された工程に対しては割付けが確定したこの段階で工程管理番号が設定される。追加元工程管理番号は、リソースと工程の関係から追加された工程に対して、その原因となった元の工程管理番号が割付完了時に設定される。この例では、追加された工程に対して、追加する元となった工程の管理番号「104583」が追加元工程管理番号にセットされる。
割付決定手段10は、評価手段9にて算出された評価値から判断し割付を決定する。 評価関数に最早完了時刻を選択した場合には「B」工程にリソース「B3」を設定したパターンで割付けることになる。図14は、「B」工程の割付が完了した状態を示した図である。工程変更手段7において、追加された工程に対しては割付けが確定したこの段階で工程管理番号が設定される。追加元工程管理番号は、リソースと工程の関係から追加された工程に対して、その原因となった元の工程管理番号が割付完了時に設定される。この例では、追加された工程に対して、追加する元となった工程の管理番号「104583」が追加元工程管理番号にセットされる。
工程選択手段6により選択された工程に対して割付が完了すると、再度、工程選択手段6にもどり次に割付を行うべき工程が選択され割付が行われる。全ての工程に対して割付が完了した段階で、割付のために追加された工程を工程データに、割付結果をスケジュールデータに保存する。
(A−10)実績登録手段の説明
実績登録手段11は、実際に作業を行った際に実績データを登録する。登録されるデータとしては、作業開始時刻、作業完了時刻、作業工数、作業リソース、あるいは、リソース属性変更手段で使用するために作業発生理由などがある。作業開始時刻、作業完了時刻、作業工数データの取得は、作業の開始、完了宣言を行うと自動的に取得し、計算される。この他に、すべて手入力する方法、その中間の、開始、完了宣言を行うと自動的に取得し、作業期間は手入力の方法などが考えられる。
実績登録手段11は、実際に作業を行った際に実績データを登録する。登録されるデータとしては、作業開始時刻、作業完了時刻、作業工数、作業リソース、あるいは、リソース属性変更手段で使用するために作業発生理由などがある。作業開始時刻、作業完了時刻、作業工数データの取得は、作業の開始、完了宣言を行うと自動的に取得し、計算される。この他に、すべて手入力する方法、その中間の、開始、完了宣言を行うと自動的に取得し、作業期間は手入力の方法などが考えられる。
(A−11)リソース属性変更手段の説明
リソース属性変更手段12は、実績登録手段11により登録されたデータとスケジュールデータを用いて、リソース能力データへフィードバックをかける。以下に、割付工数係のフードバック方法の一例を示す。各工程とリソース能力の組み合わせいおいて実績データの作業工数とスケジュールデータの割付工数を各々集計し、実績の集計値を割付工数の集計値で割り割付工数係を求める。これを定期的に行うことによって実際に即したリソース能力のデータが保たれる。
リソース属性変更手段12は、実績登録手段11により登録されたデータとスケジュールデータを用いて、リソース能力データへフィードバックをかける。以下に、割付工数係のフードバック方法の一例を示す。各工程とリソース能力の組み合わせいおいて実績データの作業工数とスケジュールデータの割付工数を各々集計し、実績の集計値を割付工数の集計値で割り割付工数係を求める。これを定期的に行うことによって実際に即したリソース能力のデータが保たれる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態におけるスケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。
このスケジューリング装置は、決定されたスケジュールデータを元に運営される。実際にプロジェクト、生産を行っていく過程においては、トラブル、外乱等によりスケジュールどおりに作業が行えなくなる場合がある。第2の実施形態は、このような場合におけるリカバリー方法の例を示すものである。
図2は、本発明の第2の実施形態におけるスケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。
このスケジューリング装置は、決定されたスケジュールデータを元に運営される。実際にプロジェクト、生産を行っていく過程においては、トラブル、外乱等によりスケジュールどおりに作業が行えなくなる場合がある。第2の実施形態は、このような場合におけるリカバリー方法の例を示すものである。
リソースデータ、変更工程データは、リソース設定手段2、変更工程設定手段3において事前に登録され、随時変更可能になっている。対象となる1つのプロジェクト、あるいは、製造の工程群をスケジュールデータから抜き出し、工程の変更が必要な場合は、工程設定手段1において工程の変更から実施し、割付けの変更だけ行う場合は、第1の割付手段14においてリソースの割付け変更から行う。工程、割付けの変更の必要、不必要は、作業を行う「人間」が判断する。第1の割付手段14において割付られた工程とリソースの関係と、変更工程設定手段3で設定された変更工程データから工程を変更し、さらに、この変更工程設定手段3により追加された未割付けの場合、工程の変更、割付けの変更を行い、その結果と他のプロジェクト、製造の影響から変更を実行に移すか、再スケジュールを実行するかを判断し、実行に移す場合は、工程、割付けの変更結果をスケジュールデータに戻し実行する。再スケジュールを実行する場合は、必要であれば再スケジュールを実行する。
(B−1)工程設定手段の説明
工程設定手段1は、第1の実施形態における工程設定手段と同じ構成である。対象となる工程、及びスケジュールデータから工程と割付け情報を取得し、編集、追加、削除を行う。
工程設定手段1は、第1の実施形態における工程設定手段と同じ構成である。対象となる工程、及びスケジュールデータから工程と割付け情報を取得し、編集、追加、削除を行う。
(B−2)リソース設定手段の説明
リソース設定手段2は、第1の実施形態におけるリソース設定手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
リソース設定手段2は、第1の実施形態におけるリソース設定手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
(B−3)変更工程設定手段の説明
変更工程設定手段3は、第1の実施形態における変更工程設定手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
変更工程設定手段3は、第1の実施形態における変更工程設定手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
(B−4)第1の仮割付手段の説明
第1の仮割付手段14は、工程変更のみの場合、このステップは省略される。第1の仮割付手段14は、すでに割り付けられている工程のリソース、割り付け工数、開始予定日時、完了予定日時はリセットされ、新たにリソースを仮割付けする。この際、対象工程の工程管理番号と同じ番号を追加元管理番号をもつ工程は削除される。リソースの仮割付けは、対象工程を実行可能なリソースを、図7に示すリソース能力データから検索し、その中からリソースが選択される。この段階の仮割付けはリソースのみで、割り付け工数、開始予定日時、完了予定日時は、第2の仮割付けでセットされる。
第1の仮割付手段14は、工程変更のみの場合、このステップは省略される。第1の仮割付手段14は、すでに割り付けられている工程のリソース、割り付け工数、開始予定日時、完了予定日時はリセットされ、新たにリソースを仮割付けする。この際、対象工程の工程管理番号と同じ番号を追加元管理番号をもつ工程は削除される。リソースの仮割付けは、対象工程を実行可能なリソースを、図7に示すリソース能力データから検索し、その中からリソースが選択される。この段階の仮割付けはリソースのみで、割り付け工数、開始予定日時、完了予定日時は、第2の仮割付けでセットされる。
(B−5)工程変更手段の説明
工程変更手段7は、工程設定手段1及び第1の仮割付手段14において複数の工程が追加、変更された場合、工程番号の若い順に割付けの対象とする。これ以外について、工程変更手段7は、第1の実施形態における工程変更手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
工程変更手段7は、工程設定手段1及び第1の仮割付手段14において複数の工程が追加、変更された場合、工程番号の若い順に割付けの対象とする。これ以外について、工程変更手段7は、第1の実施形態における工程変更手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
(B−6)第2の仮割付手段の説明
第2の仮割付手段15は、第1の実施形態における仮割付手段8と同じ構成であるため、説明は省略する。
第2の仮割付手段15は、第1の実施形態における仮割付手段8と同じ構成であるため、説明は省略する。
(B−7)評価手段の説明
評価手段9は、第1の実施形態における評価手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
評価手段9は、第1の実施形態における評価手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
(B−8)割付決定手段の説明
割付決定手段10は、第1の実施形態における割付決定手段と同様に、対象となる全ての工程の割付を決定する機能と、この確定結果を実行するか、再スケジュールを実行するかを判断し、実行に移す場合は工程、割付の変更結果をスケジュールデータに戻し実行する。再スケジュールが必要と判断された場合は、再スケジュールを実行する機能を備えている。実行するか、再スケジュールを行うかは、変更対象とした次の工程の開始予定日時が、割付結果の完了予定日以降であれば割付結果にて実行することが選択され、それ以外であれば、再スケジュールが実行される。
割付決定手段10は、第1の実施形態における割付決定手段と同様に、対象となる全ての工程の割付を決定する機能と、この確定結果を実行するか、再スケジュールを実行するかを判断し、実行に移す場合は工程、割付の変更結果をスケジュールデータに戻し実行する。再スケジュールが必要と判断された場合は、再スケジュールを実行する機能を備えている。実行するか、再スケジュールを行うかは、変更対象とした次の工程の開始予定日時が、割付結果の完了予定日以降であれば割付結果にて実行することが選択され、それ以外であれば、再スケジュールが実行される。
(B−9)実績登録手段の説明
実績登録手段11は、第1の実施形態における実績登録手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
実績登録手段11は、第1の実施形態における実績登録手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
(B−10)リソース属性変更手段の説明
リソース属性変更手段12は、第1の実施形態における実績登録手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
リソース属性変更手段12は、第1の実施形態における実績登録手段と同じ構成であるため、説明は省略する。
(B−11)リソース状態から再スケジュールを実行する手段の説明
リソース状態から再スケジュールを実行する手段は、第1の実施形態と同じ構成であるため、説明は省略する。
リソース状態から再スケジュールを実行する手段は、第1の実施形態と同じ構成であるため、説明は省略する。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態におけるスケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。
このスケジューリング装置は、リソースとしての設計者の勤怠データと連動し、再スケジュールを行うものである。図3は、図1のスケジューリング装置に対して、勤怠登録手段16、勤怠データ取得手段17、勤怠データ27を追加したものである。以下には、この追加部分のみの説明を行う。
図3は、本発明の第3の実施形態におけるスケジューリング装置の構成を示す機能ブロック図である。
このスケジューリング装置は、リソースとしての設計者の勤怠データと連動し、再スケジュールを行うものである。図3は、図1のスケジューリング装置に対して、勤怠登録手段16、勤怠データ取得手段17、勤怠データ27を追加したものである。以下には、この追加部分のみの説明を行う。
(C−1)勤怠登録手段の説明
勤怠登録手段16は、社員の勤怠を会社の勤怠管理システムにおいて管理し、その一部の機能として自分の勤務データを登録するものである。この勤怠登録手段16では、出勤状況、1日の稼動状況の実績を登録する機能と、休暇申請する機能、休暇を許可する機能を備えている。
勤怠登録手段16は、社員の勤怠を会社の勤怠管理システムにおいて管理し、その一部の機能として自分の勤務データを登録するものである。この勤怠登録手段16では、出勤状況、1日の稼動状況の実績を登録する機能と、休暇申請する機能、休暇を許可する機能を備えている。
(C−2)勤怠データ取得手段の説明
勤怠データ取得手段17は、勤怠登録手段16により休暇が許可された場合、これに対応するリソースカレンダーを変更するとともに、休暇に変更された期間で、その設計者が割り付けられていた工程の有無をチェックし、存在する場合、再スケジュールを実行する。
第3の実施形態では、リソースとして設計者を例に挙げたが、リソースを加工機械と考えた場合、加工機に故障診断検知装置と、過去の故障から復旧までの期間を予測する機能、リソースカレンダー変更する機能、変更された期間に加工機が割り付けられていた工程の有無をチェックし、存在する場合、再スケジュールを実行する機能を備えた装置も容易に推測される。
勤怠データ取得手段17は、勤怠登録手段16により休暇が許可された場合、これに対応するリソースカレンダーを変更するとともに、休暇に変更された期間で、その設計者が割り付けられていた工程の有無をチェックし、存在する場合、再スケジュールを実行する。
第3の実施形態では、リソースとして設計者を例に挙げたが、リソースを加工機械と考えた場合、加工機に故障診断検知装置と、過去の故障から復旧までの期間を予測する機能、リソースカレンダー変更する機能、変更された期間に加工機が割り付けられていた工程の有無をチェックし、存在する場合、再スケジュールを実行する機能を備えた装置も容易に推測される。
1 工程設定手段
2 リソース設定手段
3 変更工程設定手段
4 選択条件設定手段
6 工程選択手段
7 工程変更手段
8 仮割付手段
9 評価手段
10 割付決定手段
11 実績登録手段
12 リソース属性変更手段
14 第1の仮割付手段
15 第2の仮割付手段
16 勤怠登録手段
17 勤怠データ取得手段
2 リソース設定手段
3 変更工程設定手段
4 選択条件設定手段
6 工程選択手段
7 工程変更手段
8 仮割付手段
9 評価手段
10 割付決定手段
11 実績登録手段
12 リソース属性変更手段
14 第1の仮割付手段
15 第2の仮割付手段
16 勤怠登録手段
17 勤怠データ取得手段
Claims (11)
- 生産実行系システムにおけるコンピュータを用いたスケジューリング装置において、
工程の属性を定義する工程設定手段と、
リソースの属性を定義するリソース設定手段と、
所定の前記工程と所定の前記リソースとの関係において、変更すべき工程を定義する変更工程設定手段と、
前記工程設定手段により定義された複数の工程から、リソースを割り付ける工程を選択する条件を定義する選択条件設定手段と、
前記工程設定手段により定義された工程データ、前記リソース設定手段により定義されたリソースデータ、前記変更工程設定手段により定義された工程変更データ、及び前記選択条件設定手段により定義された工程選択条件データを格納するデータ格納手段と、
前記工程設定手段により定義された工程データと、前記選択条件設定手段により定義された工選択条件データとから前記リソースの割付けを行う工程を選択する工程選択手段と、
前記工程選択手段により選択された工程と、割付け可能なリソースの組み合わせにおいて、前記変更工程設定手段により定義された工程変更データとに基づいて工程を変更する工程変更手段と、
前記工程変更手段により設定された工程に仮のリソースの割付けを行う仮割付手段と、
前記仮割付手段により割り付けられた工程を評価する評価手段と、
前記工程選択手段により選択された工程と、割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った前記評価手段の評価値との比較に基づいて、最適な割付けを決定する割付決定手段とを備えることを特徴とするスケジューリング装置。 - 生産実行系システムにおけるコンピュータを用いたスケジューリング装置において、
工程の属性を定義する工程設定手段と、
リソースの属性を定義するリソース設定手段と、
所定の前記工程と所定の前記リソースとの関係において、変更すべき工程を定義する変更工程設定手段と、
前記工程設定手段により定義された工程データ、前記リソース設定手段により定義されたリソースデータ、前記変更工程設定手段により定義された工程変更データ、及びスケジュールデータを格納するデータ格納手段と、
すでに割り付けられている前記工程のリソースを変更する第1の仮割付手段と、
前記第1の仮割付手段により割り付けられた工程と前記リソースとの関係と、前記変更工程設定手段により定義された工程変更データとに基づいて工程を変更する工程変更手段と、
前記工程変更手段により設定された工程に仮のリソースの割付けを行う第2の仮割付手段と、
前記第2の仮割付手段により割り付けられた工程を評価する評価手段と、
前記工程設定手段により定義された工程と、割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った前記評価手段の評価値との比較に基づいて、最適な割付けを決定する割付決定手段とを備えることを特徴とするスケジューリング装置。 - 前記工程設定手段で定義する工程の属性に標準工数データが含まれ、
前記変更工程設定手段で定義する変更すべき工程の属性に割付工数データが含まれており、
前記仮割付手段による仮の割付け時に、前記標準工数データと前記割付工数データとに基づいて、割付け時間を変更する時間変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のスケジューリング装置。 - 前記工程設定手段で定義する工程の属性に標準工数データが含まれ、
前記変更工程設定手段で定義する変更すべき工程の属性に割付工数データが含まれており、
前記第1の仮割付手段または前記第2の仮割付手段による仮の割付け時に、前記標準工数データと前記割付工数データとに基づいて、割付時間を変更する時間変更手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載のスケジューリング装置。 - 前記工程設定手段により設定された工程の実績を登録する実績登録手段と、
前記実績登録手段により登録された実績データをもとに、前記リソースの属性データの変更を行うリソース属性変更手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のスケジューリング装置。 - 前記工程設定手段により設定された工程の実績を登録する実績登録手段と、
前記実績登録手段により登録された実績データをもとに、前記リソースの属性データの変更を行うリソース属性変更手段とを更に備えることを特徴とする請求項2に記載のスケジューリング装置。 - 前記リソースの状態を取得する状態取得手段と、
前記状態取得手段により取得された状態データに基づいて再スケジュールを実行する再スケジュール手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のスケジューリング装置。 - 前記第1の割付手段と前記第2の割付手段との結果に基づいて、再スケジュールを実行するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記再スケジュールを実行すると判断された場合に、前記再スケジュールを実行する再スケジュール手段とを更に備えることを特徴とする請求項2に記載のスケジューリング装置。 - 選択された工程と割付け可能なリソースとの組み合わせにおいて、割り付けられた工程を評価する評価手順と、
前記割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った前記評価手順での評価値から最適な割付けを決定する割付決定手順とを有することを特徴とするスケジューリング方法。 - 選択された工程と割付け可能なリソースとの組み合わせにおいて、割り付けられた工程を評価する評価手順と、
前記割付け可能なリソースの全ての組み合わせに対して行った前記評価手順での評価値から最適な割付けを決定する割付決定手順とを有するスケジューリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項10に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004250849A JP2006065796A (ja) | 2004-08-30 | 2004-08-30 | スケジューリング装置、スケジューリング方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004250849A JP2006065796A (ja) | 2004-08-30 | 2004-08-30 | スケジューリング装置、スケジューリング方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006065796A true JP2006065796A (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=36112203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004250849A Pending JP2006065796A (ja) | 2004-08-30 | 2004-08-30 | スケジューリング装置、スケジューリング方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006065796A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008134840A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Zuken Inc | 情報処理装置およびその方法 |
JP2014235586A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | 株式会社Ihi | プランニング用データ生成装置、プランニング用データ生成方法及びプランニング用データ生成プログラム |
JP2016015122A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-28 | Jfeスチール株式会社 | 溶鋼鍋の引当計画作成方法及び引当計画作成装置 |
CN112650187A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-04-13 | 北京理工大学 | 一种车间调度方法、装置和系统 |
-
2004
- 2004-08-30 JP JP2004250849A patent/JP2006065796A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008134840A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Zuken Inc | 情報処理装置およびその方法 |
JP2014235586A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | 株式会社Ihi | プランニング用データ生成装置、プランニング用データ生成方法及びプランニング用データ生成プログラム |
JP2016015122A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-28 | Jfeスチール株式会社 | 溶鋼鍋の引当計画作成方法及び引当計画作成装置 |
CN112650187A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-04-13 | 北京理工大学 | 一种车间调度方法、装置和系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6445968B1 (en) | Task manager | |
Russell et al. | Workflow resource patterns: Identification, representation and tool support | |
US6609100B2 (en) | Program planning management system | |
US7487106B2 (en) | System and method for managing mobile workers | |
US7954106B2 (en) | Estimating resource usage system for allocating resources to tasks based upon the rating value of tasks and resources mapping | |
US6952828B2 (en) | System, method and computer program product for dynamic resource management | |
US8856018B2 (en) | Methods and systems for optimizing production forecasts using statistically prioritized discrete modeling methodology | |
EP1473652A2 (en) | Predictive and preemptive planning and scheduling for different job priorities system and method | |
US7130809B1 (en) | System for planning a new product portfolio | |
Winkler et al. | A controlling system based on cause–effect relationships for the ramp-up of production systems | |
JP2014154152A (ja) | プロセスプランニングのためのアルファチェーン制約 | |
CN110389817B (zh) | 多云系统的调度方法、装置和计算机可读介质 | |
Nesi | Managing OO projects better | |
CN113568747A (zh) | 基于任务分类与时序预测的云机器人资源调度方法及系统 | |
US8069069B2 (en) | Method for loading flight schedule modifications | |
JP2006065796A (ja) | スケジューリング装置、スケジューリング方法及びプログラム | |
JP2000039904A (ja) | プロジェクト管理システム | |
JP2006235872A (ja) | プロジェクト管理装置 | |
JP2006146530A (ja) | スケジューリング支援システム | |
Braune et al. | Applying genetic algorithms to the optimization of production planning in a real-world manufacturing environment | |
Meseguer et al. | A methodology for cutting-tool management through the integration of CAPP and scheduling | |
JP3727832B2 (ja) | 生産スケジュール作成装置及び生産スケジュール作成装置における生産スケジュール作成プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2009122791A (ja) | ワークフローにおける作業終了予測システム | |
JP4648136B2 (ja) | 生産計画作成方法及び生産計画作成装置、並びにプログラム | |
EP1691328A1 (en) | Identifying critical operations of a production process |