JP2006057739A - 制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 流体が流れる向きに依らず、安定して流体の流量を制御することが可能な制御弁を提供する。
【解決手段】 本発明の制御弁10によれば、弁体51が直動することで、それらオリフィス21,21の開放部面積が変更され、流体の流量が制御される。ここで、1対のオリフィス21,21は、弁室23の内側面における対向位置に配置されているので、流体が何れの方向に流れても流体抵抗は変わらず、安定して流体の流量を制御することが可能になる。また、弁体51がオリフィス21を閉じた状態では、弁体51にはその直動方向と直交する方向に流体圧力がかかるので、弁体51を直動させるための駆動力を従来より低減することができ、制御弁10の小型・軽量化が図られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、管路に流れる流体の流量を制御する制御弁に関する。
従来の制御弁として、図9に示したニードル式の制御弁が知られている。この制御弁では、弁可動室3Aを備えたボディ3の側部4と底部5とに管路1,2がそれぞれ連結され、弁可動室3Aを通してそれら管路1,2が連通可能となっている。また、弁口6は、底部5側の管路2と弁可動室3Aとの間に設けられている。さらに、ニードル弁7は、ボディ3内の支持部材7Aにスライド可能に保持されかつコイルバネ7Bにより弁口6側に付勢されている。そして、モーターを駆動源にして支持部材7Aを直動させてニードル弁7を弁口6に接離することで、弁口6が開閉される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−317922号公報(段落[0009]〜[0011]、第1図)
しかしながら、上記した従来の制御弁は、流体が流れる方向により、ニードル弁7から受ける流体抵抗が異なり、流体の正逆両方向を同じように制御することが困難であった。また、弁口6からニードル弁7に向かう流体圧力に抗してニードル弁7を駆動させるためには、モーター容量を大きくする必要が生じる。さらに、ニードル弁7にて弁口6を閉じた状態に保持するためには、コイルバネ7Bのバネ剛性を高くする必要がある一方、コイルバネ7Bのバネ剛性を高くすると、ニードル弁7と弁口6の縁部との当接による衝撃を吸収することが困難になる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、流体が流れる向きに依らず、安定して流体の流量を制御することが可能な制御弁の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る制御弁(10)は、流路(11A)の途中に連結され、その流路(11A)に流れる流体の流量を制御する制御弁(10)であって、弁体(51)と、弁体(51)を直動可能に収容した弁室(23)を有するボディ(36)と、ボディ(36)のうち弁室(23)の内側面に開口しかつ略対向する位置に対をなして形成された1対のオリフィス(21)と、ボディ(36)に形成され、各オリフィス(21)を介して弁室(23)に連通しかつ、流路(11A)が連結される1対の流路連結部(13A)と、弁室(23)におけるオリフィス(21)の開口部分を横切るように弁体(51)を直動させる弁体駆動部(12)とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の制御弁(10)において、弁体駆動部(12)としてのモーター(12)と、モーター(12)の一部を構成し、ボディ(36)の外側に嵌合されたステーター(12S)と、モーター(12)の一部を構成し、ボディ(36)の内側に回転可能に収容され、ステーター(12S)との間の磁力により回転するローター(12R)と、ローター(12R)の中心部に設けられて、先端部に弁体(51)を保持した弁体保持軸(50)と、弁体保持軸(50)が挿入された軸挿入孔(25)を有する軸挿通部(13)と、軸挿入孔(25)の内面と弁体保持軸(50)の外面とに形成されて互いに螺合する推進用螺子部(25B,50B)とを備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の制御弁(10)において、軸挿入孔(25)の内面と弁体保持軸(50)の外面とに形成されて互いに摺動可能に嵌合し、かつ、推進用螺子部(25B,50B)を軸方向で挟んだ両側に配置された1対の摺動嵌合部(25A,25C,50A,50C)を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の制御弁(10)において、弁体(51)の端部に、弁体(51)から離れるに従って先細りになったテーパー部(50E)を設けたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の制御弁(10)において、弁体(51)は、両端が開放した筒形をなしかつ弁体保持軸(50)の先端部に挿通した状態に保持されたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の制御弁(10)において、弁体保持軸(50)に形成されて、弁体(51)が直動可能に挿通された弁体挿通部(50D)と、弁体挿通部(50D)に弁体(51)と共に嵌合され、弁体(51)を弁体挿通部(50D)の先端側に付勢する圧縮コイルバネ(52)と、弁体保持軸(50)の先端側に配置され、弁体(51)が突き当てられる弁体係止部(50E)とを備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の制御弁(10)では、弁体(51)が1対のオリフィス(21)の開口部分を横切るように直動することで、弁室(23)におけるオリフィス(21)の開放した部分の面積が変更され、流体の流量が制御される。ここで、1対のオリフィス(21)は、弁室(23)の内側面における対向位置に配置されているので、一方から他方のオリフィス(21)に流体が流れる場合と、その逆方向に流体が流れる場合とで流体抵抗は変わらない。従って、本発明によれば、流体が流れる向きに依らず、安定して流体の流量を制御することが可能になる。また、弁体(51)がオリフィス(21)を閉じた状態では、弁体(51)にはその直動方向と直交する方向に流体圧力がかかるので、弁体(51)を直動させるための駆動力を従来より低減することができ、制御弁(10)の小型・軽量化が図られる。
[請求項2の発明]
請求項2の制御弁(10)では、ローター(12R)と共に弁体保持軸(50)が回転すると、推進用螺子部(25B,50B)の螺合位置が変化して弁体保持軸(50)が直動し、弁体保持軸(50)の直動に伴って弁体(51)が直動する。
[請求項3の発明]
請求項3の制御弁(10)では、1対の摺動嵌合部(25A,25C,50A,50C)が推進用螺子部(25B,50B)を挟んだ2箇所で弁体保持軸(50)を支持しているので、弁体保持軸(50)の軸心の振れを確実に規制することができる。これにより、推進用螺子部(25B,50B)の螺合動作がスムーズになり、弁体(51)が安定して直動する。
[請求項4の発明]
請求項4の制御弁(10)では、弁体(51)の端部がテーパー形状になっているので、弁体(51)の端部に沿って流体が横切って流れる際に、その流体がスムーズに流れ、渦流及び乱流の発生を規制することができる。
[請求項5の発明]
請求項5の制御弁(10)では、弁体(51)は筒状をなしかつ弁体保持軸(50)に挿通されているので、弁体保持軸(50)と弁室(23)との間で軸芯がずれていても、弁体(51)を弁室(23)の内面に摺接させ、弁体(51)と弁室(23)の軸芯を一致させることができる。
[請求項6の発明]
請求項6の制御弁(10)では、弁体(51)を直動させてオリフィス(21)を閉じていく動作の途中で、オリフィス(21)の開口縁と弁体(51)との間に異物が挟まった場合、圧縮コイルバネ(52)を押し縮めるようにして弁体(51)が弁体保持軸(50)に対して相対的に後退する。これにより、異物がオリフィス(21)の開口縁と弁体(51)との間に食い込んで弁体(51)が動かなくなるような事態を防ぐことができる。また、弁体(51)がオリフィス(21)を閉じた状態では、その弁体(51)に対しては、その軸方向と直交する方向から流体圧力がかかるので、従来のもののように、流体圧力により圧縮コイルバネ(52)が縮められるような事態は生じない。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。本実施形態の制御弁10は、本発明に係る「弁体駆動部」としてステッピングモーター12を備えている。このステッピングモーター12は、ローター12Rとステーター12Sとから構成されている。ローター12Rは、上端有底円筒状の永久磁石12Mと、永久磁石12Mの上端壁に貫通固定された弁体保持軸50とからなる。一方、ステーター12Sは、環状構造のケース12C内に複数の電磁コイル12Aを備えている。そして、ローター12Rが、一端有底円筒形の円筒ボディ14の内側に回転可能に収容される一方、その円筒ボディ14の外側にステーター12Sが嵌合固定されている。なお、ステーター12Sの側面からは、図示しない電源に電磁コイル12Aを接続するためのコネクタ部12D(図2参照)が突出している。
図1に示すように、弁体保持軸50のうち永久磁石12Mへの固定部分より上側部分と円筒ボディ14との間には、ローター12Rの回転量を規制するためのストッパー機構15が備えられている。このストッパー機構15は、以下に説明する螺旋ガイド30とストッパーリング31とストッパー突壁32とからなる。
螺旋ガイド30は、弁体保持軸50の上端部に線材を螺旋状に巻回してなり、例えば、その線材の上端部を弁体保持軸50に貫通させることで、螺旋ガイド30が弁体保持軸50に固定されている。
ストッパーリング31は、螺旋ガイド30のうち軸方向で隣り合った線材同士の隙間30Bの一部に収まったリング状をなしかつ側方にストッパーアーム31Aを張り出して備えられている。
ストッパー突壁32は、円筒ボディ14の内面から突出しかつ弁体保持軸50と平行に延びている。そして、ストッパーアーム31Aがこのストッパー突壁32に当接して回転が規制されている。これにより、ローター12Rが回転すると、ストッパーリング31が螺旋ガイド30に対して相対回転して上下動し、螺旋ガイド30の上端部又は下端部まで移動したときにローター12Rが回転不能となる。以上により、ローター12Rの回転量が規制されている。
弁体保持軸50のうち永久磁石12Mへの固定部分より下側には、上から順番に、第1摺動嵌合部50Aと推進用螺子部50Bと第2摺動嵌合部50Cと弁体挿通部50Dと弁体係止部50Eとが並べて備えられている。第1摺動嵌合部50Aと推進用螺子部50Bと第2摺動嵌合部50Cと弁体挿通部50Dとは、上から下に向かうに従って徐々に外径が小さくなっている。弁体係止部50Eは、下端側に向かうに従って徐々に先細りになった、所謂、円錐台形状になっている。そして、その弁体係止部50Eの上端の外径は、第2摺動嵌合部50Cの外径より僅かに小さく、弁体挿通部50Dの外径より大きくなっている。また、弁体保持軸50は、第2摺動嵌合部50Cと弁体挿通部50Dとの境界部分を分割面とした別部品(図3参照)を抵抗溶接してなる。そして、これら別部品の抵抗溶接を行う前に、弁体挿通部50Dに円筒形樹脂製の弁体51と圧縮コイルバネ52とが嵌合され、その後これら別部品が抵抗溶接されて、圧縮コイルバネ52の弾発力により弁体51が弁体係止部50Eに押し付けられた状態になっている。
なお、弁体51は、例えば、テフロン(登録商標)を含むPPS(ポリエチレンサルファイド)で構成されている。
図1に示すように、円筒ボディ14の端部開口は、下端ボディ13(本発明における「軸挿通部」に相当する)によって塞がれている。また、これら円筒ボディ14と下端ボディ13とにより本発明に係るボディ36が構成されている。下端ボディ13は、例えば円筒ボディ14と同心軸上に延びかつ、軸方向の中間部分にフランジ部22を備え、そのフランジ部22が円筒ボディ14の端部開口に鑞付けされている。そして、下端ボディ13のうちフランジ部22より上方部分が、円筒ボディ14内の中間位置まで延びている。
下端ボディ13の軸芯部分には、上端部から下端寄り位置に亘って軸挿入孔25が形成され、この軸挿入孔25に前記した弁体保持軸50が挿入されていると共に、軸挿入孔25の下端部が本発明に係る弁室23になっている。また、下端ボディ13の下端寄り位置には、弁室23を挟むようにして下端ボディ13の周方向に180度の間隔を空けて1対の流路連結部13A,13Aが形成されている。また、各流路連結部13Aの奥部の中心にはそれぞれオリフィス21が形成され、これらオリフィス21を介して流路連結部13Aの内部空間と弁室23とが連通している。
下端ボディ13における軸挿入孔25の内面には、上端側から順番に第1摺動嵌合部25Aと推進用螺子部25Bと第2摺動嵌合部25Cとが並べて備えられている。そして、弁体保持軸50と下端ボディ13との間で、両推進用螺子部25B,50B同士が螺合している。これにより、永久磁石12Mと共に弁体保持軸50が回転すると、弁体保持軸50が上下方向に直動する。また、それら両推進用螺子部25B,50Bが螺合部分を挟むようにして、弁体保持軸50及び下端ボディ13の第1の摺動嵌合部25A,50A同士と、第2の摺動嵌合部25C,50C同士とが摺動可能に嵌合されている。これにより、弁体保持軸50が螺合部分を挟んで2点支持されてスムーズに回転し、弁体保持軸50の先端に備えた弁体51が弁室23内を直動する。
本実施形態の制御弁10の構成は以上であって、次に作用効果について説明する。
弁体51が直動可能なストロークの一端に位置すると、図4に示すように両オリフィス21,21の開口部分の全体が、弁体51の外周面と対向し、それらオリフィス21,21が閉じた状態になる。即ち、弁室23におけるオリフィス21,21の開放部分の面積(以下、これを「開放部面積」という)が0になり、パイプ11A,11Aには流体が流れない。
この状態からステッピングモーター12により弁体保持軸50を一方向に回転させると、両推進用螺子部25B,50Bの螺合により、弁体保持軸50が図1における上方に回転しながら直動し、これに伴って弁体51も弁室23内を上方に直動する。ここで、本実施形態の制御弁10では、第1の摺動嵌合部25A,25Cと第2の摺動嵌合部50A,50Cとが推進用螺子部25B,50Bを挟んだ2箇所で弁体保持軸50を支持しているので、弁体保持軸50の軸心の振れを確実に規制することができる。これにより、推進用螺子部25B,50Bの螺合動作がスムーズになり、弁体51が安定して直動する。また、弁体51は筒状をなして弁体保持軸50の弁体挿通部50Dに挿通されているので、弁体保持軸50と弁室23との間で軸芯がずれていても、弁体51を弁室23の内面に摺接させながら、弁体51と弁室23の軸芯を一致させることができ、弁体51によるオリフィス21,21の封止を確実に行うことができる。
図4において弁体51が弁室23内を上方に移動すると、図5及び図6に示すように、オリフィス21,21の下側から開放されていき、オリフィス21,21の開放部面積が徐々に大きくなっていく。そして、これに伴い弁室23を通過してパイプ11A,11A間に流れる流体の流量が変化する。即ち、弁体51の直動位置をステッピングモーター12によって変更することで、制御弁10を通過する流量を制御することができる。
具体的には、図6に示すように、弁体51がオリフィス21,21の対向位置から完全に外れて、オリフィス21,21が完全に開放した状態(全開状態)で、制御弁10を通過する流体の流量が最大になる。また、図5に示すように、オリフィス21,21の一部が開放した状態(半開状態)では、弁体51により流体の流れが規制され、流量が抑えられる。この際、弁体保持軸50の先端側の弁体係止部50Fが、図8に示すように、単なる鍔状になっていたとすると、オリフィス21を通過して弁室23内に流れ込んだ流体が、渦流又は乱流になり得る。しかしながら、本実施形態の制御弁10では、弁体51の端部に備えた弁体係止部50Eがテーパー形状になっているので、図5に示すように、弁体51の端部に沿って流体が横切って流れる際に、その流体がスムーズに流れ、渦流及び乱流の発生を規制することができる。
ところで、弁体51を直動させてオリフィス21を閉じていく動作の途中で、図7に示すように、流体に混入していた異物G(例えば、金属粉等)がオリフィス21の開口縁と弁体51との間に異物Gが挟まる事態が生じ得る。このような場合、本実施形態の制御弁10では、圧縮コイルバネ52を押し縮めるようにして弁体51が弁体保持軸50に対して相対的に後退する。これにより、異物Gがオリフィス21の開口縁と弁体51との間に食い込んで弁体51が動かなくなるような事態を防ぐことができる。そして、例えば、ステッピングモーター12が指令値通りに動作しないことに基づいて、異物Gの挟み込みを検出し、弁体51を図7の上下方向に往復するように直動させることで異物Gを制御弁10の下流に流して排除してから、オリフィス21を閉じることができる。
このように本実施形態の制御弁10によれば、弁体51が1対のオリフィス21,21の開口部分を横切るように直動することで、それらオリフィス21,21の開放部面積が変更され、流体の流量が制御される。ここで、1対のオリフィス21,21は、弁室23の内側面における対向位置に配置されているので、一方から他方のオリフィス21に流体が流れる場合と、その逆方向に流体が流れる場合とで流体抵抗は変わらない。従って、本実施形態の制御弁10によれば、流体が流れる向きに依らず、安定して流体の流量を制御することが可能になる。また、弁体51がオリフィス21を閉じた状態では、弁体51にはその直動方向と直交する方向に流体圧力がかかるので、弁体51を直動させるための駆動力を従来より低減することができ、制御弁10の小型・軽量化が図られる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の制御弁10は、弁体51が筒状をなして弁体保持軸50の弁体挿通部50Dに挿通されていたが、弁体51を円柱形状にして、弁体保持軸50の端部に固定してもよい。
(2)前記実施形態の弁体駆動部としてステッピングモーター12を備えていたが、ステッピングモーターとは異なる構造のモーター(例えば、DCモーター、ACモーター)であってもよいし、圧縮エアー又は圧縮オイルによって駆動されるアクチュエータであってもよい。
本発明の一実施形態に係る制御弁の側断面図 ステーターの底面図 回動軸部材の分解側面図 弁口が全閉した状態の側断面図 弁口が半開した状態の側断面図 弁口が全開した状態の側断面図 弁口と弁体との間に異物が挟まった状態の側断面図 弁室内に渦流が発生した状態の側断面図 従来の制御弁の側断面図
符号の説明
10 制御弁
11A パイプ(流路)
12 ステッピングモーター(弁体駆動部)
12R ローター
12S ステーター
13 下端ボディ(軸挿通部)
13A 流路連結部
21 オリフィス
23 弁室
25 軸挿入孔
25A,25C,50A,50C 摺動嵌合部
25B,50B 推進用螺子部
36 ボディ
50 弁体保持軸
50D 弁体挿通部
50E 弁体係止部
51 弁体
52 圧縮コイルバネ

Claims (6)

  1. 流路(11A)の途中に連結され、その流路(11A)に流れる流体の流量を制御する制御弁(10)であって、
    弁体(51)と、
    前記弁体(51)を直動可能に収容した弁室(23)を有するボディ(36)と、
    前記ボディ(36)のうち前記弁室(23)の内側面に開口しかつ略対向する位置に対をなして形成された1対のオリフィス(21)と、
    前記ボディ(36)に形成され、前記各オリフィス(21)を介して前記弁室(23)に連通しかつ、前記流路(11A)が連結される1対の流路連結部(13A)と、
    前記弁室(23)における前記オリフィス(21)の開口部分を横切るように前記弁体(51)を直動させる弁体駆動部(12)とを備えたことを特徴とする制御弁(10)。
  2. 前記弁体駆動部(12)としてのモーター(12)と、
    前記モーター(12)の一部を構成し、前記ボディ(36)の外側に嵌合されたステーター(12S)と、
    前記モーター(12)の一部を構成し、前記ボディ(36)の内側に回転可能に収容され、前記ステーター(12S)との間の磁力により回転するローター(12R)と、
    前記ローター(12R)の中心部に設けられて、先端部に前記弁体(51)を保持した弁体保持軸(50)と、
    前記弁体保持軸(50)が挿入された軸挿入孔(25)を有する軸挿通部(13)と、
    前記軸挿入孔(25)の内面と前記弁体保持軸(50)の外面とに形成されて、互いに螺合する推進用螺子部(25B,50B)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御弁(10)。
  3. 前記軸挿入孔(25)の内面と前記弁体保持軸(50)の外面とに形成されて互いに摺動可能に嵌合し、かつ、前記推進用螺子部(25B,50B)を軸方向で挟んだ両側に配置された1対の摺動嵌合部(25A,25C,50A,50C)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の制御弁(10)。
  4. 前記弁体(51)の端部に、前記弁体(51)から離れるに従って先細りになったテーパー部(50E)を設けたこと特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の制御弁(10)。
  5. 前記弁体(51)は、両端が開放した筒形をなしかつ前記弁体保持軸(50)の先端部に挿通した状態に保持されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の制御弁(10)。
  6. 前記弁体保持軸(50)に形成されて、前記弁体(51)が直動可能に挿通された弁体挿通部(50D)と、
    前記弁体挿通部(50D)に前記弁体(51)と共に嵌合され、前記弁体(51)を前記弁体挿通部(50D)の先端側に付勢する圧縮コイルバネ(52)と、
    前記弁体保持軸(50)の先端側に配置され、前記弁体(51)が突き当てられる弁体係止部(50E)とを備えたことを特徴とする請求項5に記載の制御弁(10)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019216398A1 (ja) * 2018-05-10 2021-05-13 Smc株式会社 ゲート弁

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