JP2006054751A - 携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示画面と操作手段とを同時に見ながら、複数の操作手段の同時操作を確実に安定して行える携帯端末を提供すること。
【解決手段】 本体2と表示体3とがヒンジ5を介して折りたたみ可能に連結された携帯端末1であって、表示画面4に表示される表示内容の表示向きを、表示画面4の短手方向が表示内容の水平方向の基準となる縦向きと、表示画面4の長手方向が表示内容の水平方向の基準となる横向きとに切り替える表示向き切替手段7aと、本体2と表示体3とが展開された状態で表示画面4の横に並んで位置される本体2の主面部6に設けられた主操作手段7と、本体2の側面部9a、9aに設けられ表示内容が横向きにされた状態で主操作手段7と同時に操作されることにより所定の機能を実行する副操作手段8a〜8dとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 本体2と表示体3とがヒンジ5を介して折りたたみ可能に連結された携帯端末1であって、表示画面4に表示される表示内容の表示向きを、表示画面4の短手方向が表示内容の水平方向の基準となる縦向きと、表示画面4の長手方向が表示内容の水平方向の基準となる横向きとに切り替える表示向き切替手段7aと、本体2と表示体3とが展開された状態で表示画面4の横に並んで位置される本体2の主面部6に設けられた主操作手段7と、本体2の側面部9a、9aに設けられ表示内容が横向きにされた状態で主操作手段7と同時に操作されることにより所定の機能を実行する副操作手段8a〜8dとを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)に代表される携帯端末に関し、詳しくは、横長の表示画面を見ながら両手で操作する使い方の使い勝手を良くした携帯端末に関する。
近年、携帯端末は小型化に伴って操作ボタンを配置するスペースが減少し、限られた数の操作ボタンしか配置することができず、複数の機能や複数の入力文字を1つの操作ボタンに割り当てざるを得ない。このため、使用者は、ある1文字を入力するのに同一の操作ボタンを複数回押さなければならないこともある。また、特に、携帯電話機は片手で保持され、且つその保持した手の例えば親指のみでボタン操作が行われており、例えば1文字を入力するのに1本の指のみで複数回のボタン操作を行うのは非常に効率が悪く、面倒である。
そこで、例えば特許文献1、特許文献2には、本体内側に設けた操作ボタンの他に、表示体の背面側にも操作ボタンを設けて、例えば人差し指で表示体背面側のボタンを操作しながら、親指では本体内側のボタンを操作するように設計された携帯端末が提案されている。表示体背面側のボタンはいわゆるシフトキーとして機能させ、今まで2回のボタン操作で行っていた処理を、表示体背面側のボタンと本体内側のボタンとの同時押しによる1回の操作で実現できる。
特開2003−330599号公報
特開2003−333157号公報
上記特許文献1、2では、片手で携帯端末を持った状態で表示体の背面側に位置される例えば人差し指で、表示体の背面側に設けられたボタンを押すことになる。これでは、表示体と本体とが折りたたみ可能に連結された携帯端末では、表示体の背面側に設けられたボタンを押す際に表示体を本体に対して折りたたませる力も作用させてしまい操作が不安定になる。また、携帯端末を保持していないもう一方の手で表示体の背面側に設けられたボタンを押すにしても、同様に表示体を本体に対して折りたたませる力が作用してしまう。さらに、通常、文字入力は表示体の表示画面に表示される入力文字を視認しながら行われ、使用者はその文字入力の際に表示体の背面側にあるボタンは見えないことになり、このことも表示体背面側のボタン操作を不正確にし操作を不安定にする。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、その目的とするところは、表示画面と操作手段とを同時に見ながら、複数の操作手段の同時操作を確実に安定して行える携帯端末を提供することにある。
本発明は前記課題を解決するため以下の構成を採用した。
すなわち、本発明の携帯端末は、表示体の表示画面に表示される表示内容の表示向きを、表示画面の短手方向が表示内容の水平方向の基準となる縦向きと、表示画面の長手方向が表示内容の水平方向の基準となる横向きとに切り替える表示向き切替手段と、本体と表示体とが展開された状態で表示画面の横に並んで位置される本体の主面部に設けられた主操作手段と、本体の側面部に設けられ、表示内容が横向きにされた状態で主操作手段と同時に操作されることにより所定の機能を実行する副操作手段と、を備える。
すなわち、本発明の携帯端末は、表示体の表示画面に表示される表示内容の表示向きを、表示画面の短手方向が表示内容の水平方向の基準となる縦向きと、表示画面の長手方向が表示内容の水平方向の基準となる横向きとに切り替える表示向き切替手段と、本体と表示体とが展開された状態で表示画面の横に並んで位置される本体の主面部に設けられた主操作手段と、本体の側面部に設けられ、表示内容が横向きにされた状態で主操作手段と同時に操作されることにより所定の機能を実行する副操作手段と、を備える。
上記本体と上記表示体とが展開された状態で携帯端末が横向き(使用者が表示画面を横長の表示画面として視認できる向き)にされると、表示画面と、主操作手段が設けられた本体の主面部とはヒンジを挟んで並んで位置される。さらに、主操作手段と同時に押されることで所定の機能を実行する副操作手段は、上記展開状態で本体や表示体によって隠されない部分である本体の側面部に設けられているので、表示画面を見ながら主操作手段と副操作手段との同時操作を正確に安定して行える。
副操作手段は、主操作手段が設けられた同じ本体に設けられるので、本体を両手で持つことで、その本体を持った状態のまま主操作手段と副操作手段とを同時に複数本の指で操作することが可能になる。すなわち、主操作手段と副操作手段との同時操作に際して、本体を持つ手を離さずに前記両者の同時操作を行えるので、このことも前記両者の同時操作を正確且つ安定にする。
上記主操作手段と副操作手段との同時操作の際には、表示画面に表示される表示内容の向きは、表示画面の長手方向が表示内容の水平方向の基準となる横向きとされるので、例えば文字入力の際に、横一行に表示される文字数を多くでき文章が読みやすくなる。
また、主操作手段は、表示画面上の対象を指し示すポインティングデバイスを含む構成とすれば、同一操作ボタンを複数回押さなくても、表示画面に入力文字の一覧を表示させてポインティングデバイスで入力文字をその一覧から選択するという簡単な操作によって所望の文字入力を行える。また、このような構成は、それぞれ入力文字が割り当てられた複数の操作ボタンを不要とし、携帯端末の小型化を図ることができる。
また、本体の側面部に設けられる副操作手段は単独で操作されることでも所定の機能を実行し、その機能として表示画面上のカーソルを表示画面の長手方向に沿って移動させるようにすれば、比較的数が多く設けられ且つ多彩な機能が割り当てられる主操作手段でカーソル移動操作を行うよりも、どの副操作手段を操作すればカーソルはどの方向に移動するのかという対応関係をわかりやすくできる。
上記カーソルを移動させる機能を備える副操作手段は、カーソルの移動方向に沿って回すことができるダイアルとすれば、カーソルの移動方向とダイアルを回す方向との対応関係がより直感的でわかりやすくでき、より素速いカーソル移動操作を可能とする。
本発明によれば、限られた数の操作手段であっても、特に文字入力などの操作効率を高めたり、表示画面に表示される文章を読みやすくでき、使い勝手のよい携帯端末を提供できる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末1を示す。携帯端末1は、ヒンジ5を介して折りたたみ可能に連結された本体2と表示体3を備える。本体2と表示体3は共に略直方体形状を呈する。図1に示す状態は、本体2と表示体3とが展開された状態を示す。その展開状態から、ヒンジ5を中心に本体2と表示体3とを折りたたむことで、図2に示す状態とされる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末1を示す。携帯端末1は、ヒンジ5を介して折りたたみ可能に連結された本体2と表示体3を備える。本体2と表示体3は共に略直方体形状を呈する。図1に示す状態は、本体2と表示体3とが展開された状態を示す。その展開状態から、ヒンジ5を中心に本体2と表示体3とを折りたたむことで、図2に示す状態とされる。
表示体3はその内面に矩形状の表示画面4を備える。表示画面4の短手方向はヒンジ5の軸方向と平行になっている。携帯端末1が折りたたまれた状態(図2)では、表示画面4は本体2の主面部6との間にわずかの間隙をあけて本体2に重ね合わされる。これにより、表示画面4は外部に露出されず保護される。
本体2の主面部6には主操作手段7が設けられている。主面部6は、図1に示す展開された状態で、ヒンジ5を挟んで表示画面4の横に並んで位置される。すなわち、展開された状態で、使用者は表示画面4と主操作手段7とを同時に視認することができる。
主操作手段7は、複数の押しボタンから構成される。各押しボタンには、数字、かな、英字などの文字入力、電源のオン/オフ、電話をかけるなどの各種機能が割り当てられている。
また、各押しボタンのうち例えば押しボタン7aは、表示向き切替手段としても機能する。表示向き切替手段は、表示画面4に表示される画像データや文字データなどの表示内容の表示向きを、表示画面4の短手方向が表示内容の水平方向の基準となる縦向きと、表示画面4の長手方向が表示内容の水平方向の基準となる横向きとに切り替える。例えば「A」という表示内容が、縦向き表示では図1において2点鎖線で示す向きで表示され、横向き表示では実線で示す向きで表示される。この表示向きの切替が、押しボタン7aの操作で行える。
表示向き切替手段としては、後述する副操作手段8a〜8dを兼用させてもよい。もちろん、主操作手段7や副操作手段8a〜8dとは別に表示向き切替手段専用の押しボタンやスライドスイッチなどを設けてもよい。あるいは、重力センサや磁気センサを用いて自動的に携帯端末1の姿勢、すなわち表示画面4が図1に示すような短手方向が鉛直方向と略平行になるような横向きか、長手方向が鉛直方向と略平行になるような縦向きかを検出して、その向きに応じて表示内容の表示向きを切り替えるようにしてもよい。
本体2の長尺側の2つの側面部9a、9bには、副操作手段として機能する例えば4つの押しボタン8a〜8dが設けられている。図1のように表示体3に対して本体2が右側に位置される状態で上側の側面部となる側面部9aには押しボタン8a、8bが設けられている。下側の側面部9bには押しボタン8c、8dが設けられている。
各押しボタン8a〜8dは、各側面部9a、9bの長手方向に沿った両端位置、すなわち主面部6の四隅寄りの位置に設けられている。もちろん、側面部9a、9bの長手方向中央付近に設けてもよい。また、副操作手段を構成する押しボタンの数は4個に限ることはない。さらには、側面部9a、9bのうち一方の側面部だけに設けてもよい。
携帯端末1が図1に示すように表示画面4を横長に見ることができる横向きにされ、且つその表示画面4に表示される表示内容も横向きにされた状態で、副操作手段を構成する各押しボタン8a〜8dのうちの少なくとも1つの押しボタンは、主操作手段7のうちの少なくとも1つの押しボタンと同時に押されることにより後述するような所定の機能を実行する。
表示体3において、表示画面4が形成された面の反対面には図2に示すように副表示画面11と押しボタン12が設けられている。携帯端末1が折りたたまれた状態では表示画面4は見えなくなるが、副表示画面11は折りたたまれた状態でも外部から視認できる。その副表示画面11には、日付や時刻、電波の状態、さらには電話やメールの着信があった際にはその着信を知らせる表示がされ、折りたたんだ状態でもそれら情報を視認することができる。押しボタン12は、副表示画面11の表示内容を切り替えたりする機能を有する。
以上のように構成される携帯端末1は、図1に示すように展開され長手方向を横にした状態で両手で保持して操作するのに使い勝手がよい。例えば、図1において1点鎖線で示される両手の親指を主面部6に位置させ、人差し指を側面部9aに位置させるように携帯端末1を持つことで、親指で主操作手段7を操作しつつ人差し指で側面部9aの押しボタン8a、8bを操作することができる。これは、従来の片手持ちで1本の指(親指)だけで操作する場合に比べて操作性が格段に向上する。
また、図3に示すように、本体2に対する表示体3の開き角度が180゜より小さい角度で表示体3を保持できるようにすれば、表示体3の外面側(図1において紙面裏側)に片方の手(例えば図1において左手)の人差し指を差し入れるためのスペースを確保でき表示体3が操作の邪魔にならない。
なお、下側の側面部9bに設けられた押しボタン8c、8dは、親指を主面部6から移動させてその親指で操作することができる。
以上のように本実施形態では、表示内容が横向き表示された表示画面4を見ながら、主面部6に設けられた押しボタン及び側面部9a、9bに設けられた押しボタン8a〜8dの両手での操作を実現する。
これにより、例えば、押しボタン8a、8bを、それぞれ、表示画面4に表示されたカーソルなどの操作対象物の左方向移動と右方向移動とに割り当て、すなわち、左手の人差し指で押しボタン8aを押せば操作対象物が表示画面4上を左方に移動し、右手の人差し指で押しボタン8bを押せば操作対象物が表示画面4上を右方に移動するようにすれば、直感的な素速い操作対象物の移動操作を行える。例えばゲームのように速い移動操作を要求されるものに対して有効である。
上記例では、押しボタン8a、8bがそれぞれ単独で押された場合の機能を説明したが、本実施形態では両手での操作により複数の押しボタンを同時に押す操作が格段と容易になることから、複数の押しボタンが押されることで、ある所定の機能を実行させるようにすることができる。このような機能を実現することで、特に文字入力において、従来の片手で保持して例えば親指だけで主面部6の押しボタンを操作していた場合に比べて操作の手数を少なくすることができる。
(操作例1)
主操作手段7の各押しボタンには複数の入力文字が割り当てられ、同一の押しボタンを1回または複数回押すことにより所望の入力文字が選択され表示画面4に表示される。そして、副操作手段を構成する押しボタンのうち例えば押しボタン8aに、主操作手段7の押しボタンと同時に押されることによって、入力文字を大文字にするまたは小文字にする機能を持たせる。すなわち、主操作手段7の押しボタンが単独で操作された場合には小文字が入力されるが、その主操作手段7の押しボタンと同時に押しボタン8aが押されると大文字に切り替えられて入力される。あるいは、主操作手段7の押しボタンが単独で操作された場合には大文字が入力されるが、その主操作手段7の押しボタンと同時に押しボタン8aが押されると小文字に切り替えられて入力される。
主操作手段7の各押しボタンには複数の入力文字が割り当てられ、同一の押しボタンを1回または複数回押すことにより所望の入力文字が選択され表示画面4に表示される。そして、副操作手段を構成する押しボタンのうち例えば押しボタン8aに、主操作手段7の押しボタンと同時に押されることによって、入力文字を大文字にするまたは小文字にする機能を持たせる。すなわち、主操作手段7の押しボタンが単独で操作された場合には小文字が入力されるが、その主操作手段7の押しボタンと同時に押しボタン8aが押されると大文字に切り替えられて入力される。あるいは、主操作手段7の押しボタンが単独で操作された場合には大文字が入力されるが、その主操作手段7の押しボタンと同時に押しボタン8aが押されると小文字に切り替えられて入力される。
従来は、例えば文字「A」が割り当てられた押しボタンを押して「A」を表示画面4に表示させた後に、さらに別の押しボタンを押して「a」と小文字に変換していたのを、本実施形態では、文字「A」が割り当てられた主面部6上の押しボタンと、側面部9aの押しボタン8aとを同時に押す1回の操作だけで「a」を入力できる。
副操作手段を構成する他の押しボタン8b〜8dには、文字入力の際に良く使う機能、例えば、入力確定機能、入力取り消し機能、漢字変換機能などを割り当てる。側面部9a、9bに設けられた押しボタンは、主面部6に設けられた押しボタンに比べてボタン数も少なくまた他の押しボタンとの離間距離も大きいため誤操作しにくく、そのような副操作手段に文字入力の際に良く使われる機能を割り当てれば文字入力の効率を向上できる。
その他機能の割り当て例としては、押しボタン8a〜8dのうちの何れか2つを同時に押すことによって、表示画面4上に表示されている文字列の選択幅を指定することができる機能、主操作手段7の押しボタンと同時に押されることによって、主操作手段7の押しボタンによって選択された入力文字を全角にするまたは半角にする機能、主操作手段7の押しボタンと同時に押されることによって、主操作手段7の押しボタンによって選択された入力文字をひらがな、カタカナ、英字、数字に切り替える機能などが挙げられる。なお、主操作手段と副操作手段を構成する複数の押しボタンのうち2つの押しボタンの同時押しに限らず、3つ以上の押しボタンの同時押しによって、ある機能が実行されるようにしてもよい。
(操作例2)
文字入力の際には、表示画面4に図5に示す表示内容が表示される。すなわち、表示画面4の画面下部領域にはアルファベットが一覧表示され、画面上部領域には入力文字を表示する領域13が表示される。そして、例えば、押しボタン8c、8dには、表示画面4上に表示されたアルファベットを選択するための機能が割り当てられ、押しボタン8bにはその選択されたアルファベットの入力確定機能が割り当てられる。
文字入力の際には、表示画面4に図5に示す表示内容が表示される。すなわち、表示画面4の画面下部領域にはアルファベットが一覧表示され、画面上部領域には入力文字を表示する領域13が表示される。そして、例えば、押しボタン8c、8dには、表示画面4上に表示されたアルファベットを選択するための機能が割り当てられ、押しボタン8bにはその選択されたアルファベットの入力確定機能が割り当てられる。
なお、表示画面4上に表示されるのはアルファベットの一覧に限らず、例えば押しボタン8aを押すごとに、ひらがなの一覧、カタカナの一覧、記号一覧などを切り替えることができる。
使用者は押しボタン8c、8dの操作によって所望のアルファベットを選択する。選択されたアルファベット(図5の例では例えば「A」)は、他のアルファベットと区別がつくように表示される(例えば、反転表示、点滅、他のアルファベットと異なる色の表示など)。押しボタン8dを押すごとに、図5において最上段の左端から最下段の右端に向かって進む方向に上記反転表示などの選択表示が切り替わっていき、押しボタン8cを押すとその逆に最下段の右端から最上段の左端に向かって進む方向に選択表示が切り替わっていく。そして、押しボタン8bを押すことで、選択されたアルファベットが確定され表示領域13に表示される。
1つの押しボタンに複数の文字が割り当てられている主面部6の押しボタンで文字入力を行う場合に同じ文字を続けて入力する場合には、そのまま同一押しボタンを続けて押してもその押しボタンに割り当てられている他の文字が入力されてしまうことになるので、カーソルを次の文字入力欄に送る操作が必要であったが、図5の入力例では、入力確定機能を持つ押しボタン8bを続けて押せばカーソル15の送り操作をすることなく(カーソル15は自動的に送られる)、同じ文字を続けて入力することができる。これは、例えば、日本語のローマ字入力における促音「っ」の入力など、同一押しボタンを続けて押す操作が必要な場合に容易な入力操作を実現する。
また、上述したような携帯端末1を横向きに保持した状態での操作においては、入力内容は横長の表示画面4に横向きに表示されるので、従来のように縦向き表示する場合に比べて、折返し(改行)が少なく一行の表示文字数を多くでき文字を読みやすい。
その他に横長表示とすることにより、図8に示すように、階層構造を持つ複数のフォルダa〜eをツリー形式で表示させることも可能になる。この結果、携帯端末1に内蔵あるいは着脱自在に装着されたメモリ内のデータを、階層構造を持つフォルダ単位でまとめることによりわかりやすいデータ整理を実現する。
また、押しボタンを側面部9a、9bに設けた分だけ、主面部6の押しボタン数を減らすことができ、携帯端末1の平面寸法の小型化が図れる。あるいは、主面部6の1つ1つの押しボタンを大きくして視認性及び操作性を向上できる。
なお、副操作手段8a〜8dは、本体2と表示体3が折りたたまれた状態でも外部に露出しているため、携帯端末1が折りたたまれて衣服のポケットやバッグなどに入れられた状態で副操作手段8a〜8dが誤って操作されてしまうことが起こり得る。そこで、折りたたまれた状態では副操作手段8a〜8dは押されても操作が実行されない、すなわち展開された状態でのみ副操作手段8a〜8dの操作が実行されるようにロック機能を持たせることが好ましい。
また、カメラ付き携帯端末の場合には、図4に示すように、レンズ4を、本体2の主面部6の反対面側における両手で隠されない位置(例えば略中央部)に配置させて、例えば側面部9aの押しボタン8bをシャッターボタンとして機能させれば、両手で携帯端末1を保持した安定した状態での手ブレの少ない撮影を行える。図4において、被写体は紙面手前側に位置し、撮影者は紙面奥側で表示画面4に表示された被写体を視認しながら撮影を行える。
なお、本実施形態に係る携帯端末1は、従来のように片手で持って縦向きで使用することも可能である。この縦向きで使用する例としては、ボタン操作をあまり必要としない場合、例えば電話機能での通話や、単に表示画面4上に表示された文字や画像を閲覧するだけなどが挙げられる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る携帯端末について説明する。図6は第2の実施形態に係る携帯端末21を示す。この携帯端末21は、ヒンジ25a、25bを介して折りたたみ可能に連結された本体22と、内面に矩形状の表示画面24を備える表示体23を備える。図6に示す状態は、本体22と表示体23とが展開された状態を示す。
次に、本発明の第2の実施形態に係る携帯端末について説明する。図6は第2の実施形態に係る携帯端末21を示す。この携帯端末21は、ヒンジ25a、25bを介して折りたたみ可能に連結された本体22と、内面に矩形状の表示画面24を備える表示体23を備える。図6に示す状態は、本体22と表示体23とが展開された状態を示す。
表示体23は2つのヒンジ25a、25bを介して本体22と連結されている。表示体23は、ヒンジ25aによって、第1の実施形態と同様に表示画面24が本体22の主面部26に重ね合わされる位置と、図6のように展開された位置との間を移動される。さらに、表示体23は、軸状のヒンジ25bのまわりに回転可能となっている。図6に示す状態は、表示体23が紙面手前側にわずかに回転された状態を示す。この回転により、使用者の見やすい角度に表示画面24を調整できる。
本体22の主面部26には主操作手段としてポインティングデバイス27が設けられている。主面部26は、図6に示す展開された状態で、ヒンジ25a、25bを挟んで表示画面24の横に並んで位置される。
主操作手段であるポインティングデバイス27は、押しボタン27aと、この押しボタン27aを囲むようにして形成されたリング状のパッド27bを備える。パッド27bは、人間の持つ静電気を利用する静電式あるいは指の圧力を感知する感圧式の操作手段であり、パッド27aを指でこすることで表示画面24上の対象を指し示すためのカーソルやポインタを操作することができる。押しボタン27aは、パッド27aの操作によって選択された表示画面24上の対象を確定する機能を持つ。
なお、ポインティングデバイスとしては、回転させることでカーソルやポインタを操作するいわゆるトラックボールと呼ばれるもの、あるいは主面部26から突き出た部分を指先で軽く押すことでカーソルやポインタを操作するいわゆるトラックポイントと呼ばれるものでもよい。
また、主面部26には、表示向き切替手段16が設けられている。表示向き切替手段16は、第1の実施形態と同様、表示画面24に表示される画像データや文字データなどの表示内容の表示向きを、表示画面24の短手方向が表示内容の水平方向の基準となる縦向きと、表示画面24の長手方向が表示内容の水平方向の基準となる横向きとに切り替える。
本体22の長尺側の2つの側面部29a、29bには、副操作手段として機能する例えば4つの押しボタン28a〜28dが設けられている。図6のように表示体23に対して本体22が右側に位置される状態で上側の側面部となる側面部29aには押しボタン28a、28bが設けられ、下側の側面部29bには押しボタン28c、28dが設けられている。
本実施形態では、文字入力の際には、表示画面24に図6に示す表示内容が表示される。すなわち、表示画面24の下段領域24cにはアルファベットが一覧表示され、中段領域24bには確定された文字が表示され、上段領域24aには確定前の文字(漢字変換前のひらがな)が表示される。
なお、下段領域24cに表示されるのはアルファベットの一覧に限らず、押しボタン28a〜28dの何れかを押すごとに、ひらがなの一覧、カタカナの一覧、記号一覧などを切り替えることができる。
使用者はパッド27bを指で操作することによって所望のアルファベットを選択する。選択されたアルファベット(図6の例では「O」)は、他のアルファベットと区別がつくように例えば反転表示される。例えば、パッド27bを時計方向に指でこすることにより、アルファベットの一覧において上段の左端から下段の右端に向かって進む方向に上記反転表示が切り替わっていき、逆にパッド27bを反時計方向に指でこすることにより、アルファベットの一覧において下段の右端から上段の左端に向かって進む方向に反転表示が切り替わっていく。そして、押しボタン27aを押すことで選択された文字が、ローマ字入力方式に基づくひらがなに変換されて上段領域24aに表示され、押しボタン28a〜28dの何れかを押すことで漢字やカタカナに変換され、入力確定文字として中段領域24bに表示される。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、表示内容が横向き表示された表示画面24を見ながら、主面部26に設けられた主操作手段であるポインティングデバイス27及び側面部29a、29bに設けられた副操作手段である押しボタン28a〜28dの両手での操作を実現する。
そして、携帯端末21が図6に示すように表示画面24を横長に見ることができる横向きにされ、且つその表示画面24に表示される表示内容も横向きにされた状態で、副操作手段を構成する各押しボタン28a〜28dのうちの少なくとも1つの押しボタンは、主操作手段であるポインティングデバイス27と同時に操作されることにより所定の機能を実行する。
例えば押しボタン28aに、ポインティングデバイス27の押しボタン27aと同時に押されることによって、入力文字を大文字にするまたは小文字にする機能を持たせる。
その他、押しボタン28a〜28dのうちの何れか2つを同時に押すことによって、表示画面24上に表示されている文字列の選択幅を指定することができる機能や、ポインティングデバイス27の押しボタン27aと同時に押されることによって、ポインティングデバイス27の押しボタン27aによって入力される文字を全角にするまたは半角にする機能、ポインティングデバイス27の押しボタン27aと同時に押されることによって、ポインティングデバイス27の押しボタン27aによって入力される文字をひらがな、カタカナ、英字、数字に切り替える機能などが実行されるようにできる。
本実施形態では、主面部26に設けられる主操作手段をポインティングデバイス27とすることにより、直感的でスムーズなカーソルやポインタの移動操作を実現する。さらに、主面部26に、それぞれ複数の文字が割り当てられた複数の押しボタンを設けなくてよいので、本体22の平面寸法の小型化が図れる。また、ポインティングデバイス27と、側面部29a、29bに設けられた押しボタン28a〜28dとの同時操作により所定の機能が実行されるので操作手数を少なくすることができる。
[第3の実施形態]
図7は本発明の第3の実施形態に係る携帯端末を示す。なお、上記第1の実施形態と同じ構成部分には同一の符号を付しその詳細な説明は省略する。
図7は本発明の第3の実施形態に係る携帯端末を示す。なお、上記第1の実施形態と同じ構成部分には同一の符号を付しその詳細な説明は省略する。
本実施形態では、第1の実施形態における押しボタン8aの代わりにダイアル38を側面部9aに設けている。ダイアル38は、図7に示す2方向の矢印方向に回転自在に設けられている。例えば、ダイアル38を図7において反時計方向に回転させると表示画面4上のカーソルは左方向に移動される。逆に、ダイアル38を図7において時計方向に回転させると表示画面4上のカーソルは右方向に移動される。ダイアル38を回転させるために側面部9aから突出している部分に接触させた指先を動かす方向と、カーソルの移動方向とが一致するので操作が直感的でわかりやすい。このように本実施形態では、ダイアル38を指先で回すだけの容易且つわかりやすい操作でカーソル移動を行える。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
図9に示すように、本体32と表示体33とを、互いの長手方向に沿うヒンジ35でもって連結してもよい。この場合、ヒンジ35を本体32の主面部6上に配置すれば、本体32においてヒンジ35側の側面部9aにも押しボタン8a、8bを設けることができ、また、表示体33の裏側(表示画面4の反対面側)に、押しボタン8a、8bを操作するための指を入れるための空間も確保できる。
主操作手段はタッチパネルであってもよい。また、本体の主面部に、入力文字を選択するためのアルファベット一覧などを表示させる表示画面を設けてもよい。このようにすれば、表示体の表示画面において入力文字のための表示スペースを多く確保でき表示文字数を多くできる。
副操作手段は、押しボタンやダイアルに限らず、スライドスイッチやレバーなどであってもよい。
上記図1、図6に示す例では、ヒンジを挟んで表示体が左に、本体が右に位置するように携帯端末を保持して操作したが、本体が左に、表示体が右に位置するように保持して操作してもよい。この場合には、表示画面に表示される表示内容の表示向きを、図1、図6の場合と上下逆にする。これは、表示向き切替手段の操作で行う。
1…携帯端末、2…本体、3…表示体、4…表示画面、5…ヒンジ、6…主面部、7…主操作手段、7a…表示向き切替手段、8a〜8d…副操作手段、9a,9b…側面部、16…表示向き切替手段、21…携帯端末、22…本体、23…表示体、24…表示画面、25a,25b…ヒンジ、26…主面部、27…ポインティングデバイス、28a〜28d…副操作手段、29a,29b…側面部、31…携帯端末、38…ダイアル、40…レンズ。
Claims (4)
- 本体と、表示画面を有する表示体とがヒンジを介して折りたたみ可能に連結された携帯端末であって、
前記表示画面に表示される表示内容の表示向きを、前記表示画面の短手方向が前記表示内容の水平方向の基準となる縦向きと、前記表示画面の長手方向が前記表示内容の水平方向の基準となる横向きとに切り替える表示向き切替手段と、
前記本体と前記表示体とが展開された状態で前記表示画面の横に並んで位置される前記本体の主面部に設けられた主操作手段と、
前記本体の側面部に設けられ、前記表示内容が横向きにされた状態で前記主操作手段と同時に操作されることにより所定の機能を実行する副操作手段と、
を備えることを特徴とする携帯端末。 - 前記主操作手段は、前記表示画面上の対象を指し示すポインティングデバイスを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。 - 前記副操作手段は単独で操作されることで、前記表示画面上のカーソルを前記表示画面の長手方向に沿って移動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。 - 前記カーソルを移動させる機能を備える前記副操作手段は、前記カーソルの移動方向に沿って回すことができるダイアルである
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004235985A JP2006054751A (ja) | 2004-08-13 | 2004-08-13 | 携帯端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004235985A JP2006054751A (ja) | 2004-08-13 | 2004-08-13 | 携帯端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006054751A true JP2006054751A (ja) | 2006-02-23 |
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ID=36031917
Family Applications (1)
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JP2004235985A Pending JP2006054751A (ja) | 2004-08-13 | 2004-08-13 | 携帯端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006054751A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008042418A (ja) * | 2006-08-03 | 2008-02-21 | Toshiba Corp | 携帯端末 |
JP2012155600A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム |
US9892490B2 (en) | 2013-11-15 | 2018-02-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electronic apparatus |
-
2004
- 2004-08-13 JP JP2004235985A patent/JP2006054751A/ja active Pending
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JP2012155600A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム |
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