JP2006054033A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】HD−DVDにおいて、アドレス情報の検出精度を向上する。
【解決手段】HD−DVD光ディスク10に対してデータの記録再生する際に、アドレスデコード回路28でアドレス情報を復調してシステムコントローラ32に供給する。システムコントローラ32は、CRCでエラーチェックを行い、CRCが一致しない場合に、ウォブルの同相の波の数が規定値の4個ではないビットをエラービットとみなして置換処理し、CRCが一致する組合せを探索してエラー訂正する。
【選択図】図1
【解決手段】HD−DVD光ディスク10に対してデータの記録再生する際に、アドレスデコード回路28でアドレス情報を復調してシステムコントローラ32に供給する。システムコントローラ32は、CRCでエラーチェックを行い、CRCが一致しない場合に、ウォブルの同相の波の数が規定値の4個ではないビットをエラービットとみなして置換処理し、CRCが一致する組合せを探索してエラー訂正する。
【選択図】図1
Description
本発明は光ディスク装置に関し、特にグルーブを用いてデータの記録/再生を行う高密度の光ディスク装置に関する。
近年、次世代DVDとしてHD(Hi−Definition)−DVDが提案されている。HD−DVDにおいては、現行DVDのディスク構造を踏襲してDVDとの互換性を確保しつつ、DVD以上のさらなる高密度化を図っている。
HD−DVDの一つの特徴は、ランドとグルーブのいずれにも情報を記録するランド・グルーブ記録方式を採用した点にある。ランドトラック及びグルーブトラックをウォブル(蛇行)させ、このウォブルにアドレス情報を埋め込む。具体的には、位相変調を用いて0度の位相の波4個でビット「0」、180度の位相の波4個でビット「1」としてアドレス情報を表現する。同位相の波を4個と複数個設けるのは、冗長性によるアドレス情報検出精度の向上を図ったものである。なお、アドレス情報は、2進データをグレーコードに変換してウォブルに埋め込まれる。ここに、グレーコードとは、隣接する2進データの間の符号間距離、すなわち反転ビット数を1とするコードである。これにより、アドレス「0」は「00000000」、アドレス1は「00000001」、アドレス「2」は「00000011」、アドレス「3」は「00000010」、アドレス「4」は「00000110」等とグレーコードで表現される。
一方、グルーブをウォブルさせてアドレス情報を埋め込み、グルーブのみにデータの記録又は再生を行うことも可能である。この場合、ランドにアドレス情報を付与する必要がないので、アドレス情報をグレーコードに変換して埋め込む必要はない。また、グルーブのアドレス情報に、CRC(巡回冗長検査:Cyclic Redundancy Check)用の検査ビットを付加することも可能である。グルーブのみにデータを記録する場合でも、位相変調を用いて0度の位相の波4個でビット「0」、180度の位相の波4個でビット「1」としてアドレス情報を表現する。グルーブ及びランドにデータを記録する光ディスクの場合と同様に4個の同位相の波で1ビットを表現するのは、両光ディスクをともに一つの光ディスク装置で駆動できるようにするためである。グルーブのみにデータを記録する光ディスクを「HD DVD−R」(ライトワンス)とし、グルーブ及びランドにデータを記録する光ディスクを「HD DVD−RW」(リライタブル)とすると、RあるいはRWのいずれも駆動することが可能になる。
このように、位相変調を用いて0度の位相の波4個でビット値「0」、180度の位相の波4個でビット値「1」としてアドレス情報を表現しており、基本的に多数決の原理で「0」あるいは「1」を確定することができる。すなわち、0度の位相の波が3個、180度の位相の波が1個だけ検出された場合、これは「0」であると確定することができる。しかしながら、0度の位相の波が3個であっても、それが真に「0」であるか保証できないため、検出精度をより向上できれば望ましい。さらに、0度の位相の波が2個、180度の位相の波が2個とそれぞれ半々に検出された場合、いずれのデータであるか判定できない。
もちろん、CRC用検査ビットを用いてCRCを行い、読み取りエラーか否かを判定することが可能であるが、例えば9ビットの検査ビットを付加した場合でも、3ビット以内の誤りが生じていることを検出できるにとどまり、エラーを訂正して正しいアドレスを確定することができない。
もちろん、CRC用検査ビットを用いてCRCを行い、読み取りエラーか否かを判定することが可能であるが、例えば9ビットの検査ビットを付加した場合でも、3ビット以内の誤りが生じていることを検出できるにとどまり、エラーを訂正して正しいアドレスを確定することができない。
本発明の目的は、位相変調を用いて同位相の波4個でデータ「0」、「1」を表現しアドレス情報を埋め込む光ディスクに対し、アドレス情報の検出(あるいは復調)精度を向上させる装置を提供することにある。
本発明は、グルーブをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれた光ディスクのグルーブにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、前記ウォブルは、同位相の波N個で1つのビットデータを構成し、前記アドレス情報には、所定のCRC用検査ビットが付加され、前記ウォブルを再生して得られるアドレス情報のCRC結果が一致しない場合に、前記ウォブルの同位相の波がN/2個であるビットを読み取りエラービットと判定して、前記CRC用検査ビットに一致するようにビットデータを置換するアドレス決定手段を有する。
また、本発明は、グルーブをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれた光ディスクのグルーブにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、前記ウォブルは、同位相の波N個で1つのビットデータを構成し、前記アドレス情報には、所定のCRC用検査ビットが付加され、前記ウォブルを再生して得られるアドレス情報のCRC結果が一致しない場合に、前記ウォブルの同位相の波がN−1個以下であるビットを読み取りエラービットと判定して前記CRC用検査ビットに一致するようにビットデータを置換するアドレス決定手段を有する。
また、本発明は、グルーブをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれた光ディスクのグルーブにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、前記ウォブルは、同位相の波N個で1つのビットデータを構成し、前記アドレス情報には、所定のCRC用検査ビットが付加され、前記ウォブルを再生して得られるアドレス情報のCRC結果が一致しない場合に、前記ウォブルの同位相の波がN/2個であるビットを読み取りエラービットと判定して、前記CRC用検査ビットに一致するようにビットデータを置換し、前記置換によっても前記CRC用検査ビットに一致しない場合には、前記ウォブルの同位相の波がN−1個以下であるビットを読み取りエラービットと判定して前記CRC用検査ビットに一致するようにビットデータを置換するアドレス決定手段を有する。
本発明では、CRC結果が一致しない場合に、ウォブルの同相波の数に着目し、これが規定値のN個あれば正常であり、規定値以外、すなわちN/2個である場合や、N−1個である場合に、このビットにおいてエラーが生じてCRC結果が不一致となったものとみなし、当該ビットをエラービットとして置換処理することでエラー訂正する。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1には、本実施形態に係る光ディスク装置の全体構成図が示されている。光ディスク10はスピンドルモータ(SPM)12により回転駆動される。スピンドルモータSPM12は、ドライバ14で駆動され、ドライバ14はサーボプロセッサ30により所望の回転速度となるようにサーボ制御される。本実施形態では、一例として、ドライバ14は光ディスク10を内周から外周の間で複数のゾーンに分割し、各ゾーンにおいて線速度一定(ZCLV)となるように駆動する。光ディスク10の一例はHD DVD−Rである。
光ピックアップ16は、レーザ光を光ディスク10に照射するためのレーザダイオード(LD)や光ディスク10からの反射光を受光して電気信号に変換するフォトディテクタ(PD)を含み、光ディスク10に対向配置される。光ピックアップ16はスレッドモータ18により光ディスク10の半径方向に駆動され、スレッドモータ18はドライバ20で駆動される。ドライバ20は、ドライバ14と同様にサーボプロセッサ30によりサーボ制御される。また、光ピックアップ16のLDはドライバ22により駆動され、ドライバ22はオートパワーコントロール回路(APC)24により駆動電流が所望の値となるように制御される。APC24は、光ディスク10のテストエリア(PCA)において実行されたOPC(Optimum Power Control)により選択された最適記録パワーとなるようにドライバ22の駆動電流を制御する。OPCは、光ディスク10のPCAに記録パワーを複数段に変化させてテストデータを記録し、該テストデータを再生してその信号品質を評価し、所望の信号品質が得られる記録パワーを選択する処理である。信号品質には、β値やγ値、変調度、ジッタ等が用いられる。
光ディスク10に記録されたデータを再生する際には、光ピックアップ16のLDから再生パワーのレーザ光が照射され、その反射光がPDで電気信号に変換されて出力される。光ピックアップ16からの再生信号はRF回路26に供給される。RF回路26は、再生信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成し、サーボプロセッサ30に供給する。サーボプロセッサ30は、これらのエラー信号に基づいて光ピックアップ16をサーボ制御し、光ピックアップ16をオンフォーカス状態及びオントラック状態に維持する。
光ピックアップ16は、光ディスク10のグルーブに対して記録/再生を行う。光ディスク10には螺旋状にグルーブが形成されている。また、RF回路26は、再生信号に含まれるアドレス信号をアドレスデコード回路28に供給する。アドレスデコード回路28はアドレス信号から光ディスク10のアドレスデータを復調し、サーボプロセッサ30やシステムコントローラ32に供給する。アドレスデータは、光ディスク10のグルーブにウォブルとして埋め込まれる。光ディスク10は、アドレスデータとして、セグメントアドレス及びトラックアドレスを含む。アドレスデータは、位相変調され、0度の位相の波4個でビット値「0」、180度の位相の波4個でビット値「1」を表現する。これら4個の同相の波は冗長系を構成する。
RF回路26は、再生RF信号を2値化回路34に供給する。2値化回路34は、再生信号を2値化し、得られた信号をエンコード/デコード回路36に供給する。エンコード/デコード回路36では、2値化信号を復調及びエラー訂正して再生データを得、当該再生データをインタフェースI/F40を介してパーソナルコンピュータなどのホスト装置に出力する。なお、再生データをホスト装置に出力する際には、エンコード/デコード回路36はバッファメモリ38に再生データを一旦蓄積した後に出力する。
光ディスク10にデータを記録する際には、ホスト装置からの記録すべきデータはインターフェースI/F40を介してエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、記録すべきデータをバッファメモリ38に格納し、当該記録すべきデータをエンコードして変調データ(ETM変調(Eight to Twelve Modulation))としてライトストラテジ回路42に供給する。ライトストラテジ回路42は、変調データを所定の記録ストラテジに従ってマルチパルス(パルストレーン)に変換し、記録データとしてドライバ22に供給する。記録ストラテジは、例えばマルチパルスにおける先頭パルスのパルス幅や後続パルスのパルス幅、パルスデューティから構成される。記録ストラテジは記録品質に影響することから、通常はある最適ストラテジに固定される。OPC時に記録ストラテジを併せて設定してもよい。記録データによりパワー変調されたレーザ光は光ピックアップ16のLDから照射されて光ディスク10にデータが記録される。データを記録した後、光ピックアップ16は再生パワーのレーザ光を照射して当該記録データを再生し、RF回路26に供給する。RF回路26は再生信号を2値化回路34に供給し、2値化されたデータはエンコード/デコード回路36に供給される。エンコード/デコード回路36は、変調データをデコードし、バッファメモリ38に記憶されている記録データと照合する。ベリファイの結果はシステムコントローラ32に供給される。システムコントローラ32はベリファイの結果に応じて引き続きデータを記録するか、あるいは交替処理を実行するかを決定する。
このような構成において、グルーブにデータを記録/再生すべく、グルーブトラックをトレースしてアドレスデコード回路28でアドレスを検出してシステムコントローラ32に供給する場合、正常な読み取りの場合には連続して4個の同相の波を検出でき、この場合にはその位相に応じてビット値が「0」あるいは「1」として確定できる。しかしながら、3個の同相の波しか検出されなかった場合、あるいは2個の同相の波しか検出されなかった場合にはアドレス情報の読み取りエラーのおそれがある。前者の場合(同相の波が3個)には、多数決の原理によりその位相をもってビット値を確定することもできるが、その信頼性は相対的に低くなる。後者の場合(同相の波が2個)に至っては、多数決の原理ではビット値を確定することができない。いずれの場合においても、0または1のいずれかとして読み取ってCRC用検査ビットと一致するか否かを判定し、一致しなければ読み取ったアドレス情報はエラーということになる。CRCは周知の技術であり、検査対象のデータを2進データとみなして生成多項式という計算式で処理して一定のビット数の検査用ビットを生成し、検査対象のデータに付加する。復調側では、検査対象のデータを再生して生成多項式で処理して検査用ビットと一致するか否かを判定することでエラーの有無を判定する。パリティビットは、1ビットのCRC用検査ビットであり、1ビットのエラーを検出できる。CRC用検査ビットを9ビットとすると、3ビット以内のエラーを検出できるが、どのビットにエラーが生じているかは不明なので、エラーを訂正することはできない。特に、アドレス情報が12ビットで構成されている場合、これら12ビットの可能な組合せを全て探索することは現実的ではない。
そこで、本実施形態では、読み取ったアドレス情報のCRCの結果がCRC用検査ビットと一致せず、読み取りエラーが生じたと判定した場合に、アドレス情報のどのビット位置にエラーが生じたのかを検出し、これによりエラー訂正を可能としている。エラーが生じたビット位置の特定は、同相の波が4個か否かで行う。すなわち、同相の波が4個の場合には正しく読み取っていると判定し、同相の波が4個でない場合には、当該ビット位置にエラーが生じたと判定する。
図2には、アドレスデコード回路28における、同相の波の数をカウントする計数回路が示されている。また、図3には、図2の各部におけるタイミングチャートが示されている。計数回路は、RF信号から抽出されたウォブル信号を2値化する2値化器28a、排他的論理和(EOR)ゲート28b及びカウンタ28cを有して構成される。
2値化器28aは、入力されたウォブル信号を2値化して出力する。図3(a)には入力ウォブル信号が示されており、図3(b)には2値化されたウォブル信号が示されている。2値化されたウォブル信号は、EORゲート28bに供給される。一方、図示しないPLL回路からの基準クロック信号もEORゲート28bに供給される。図3(c)には基準クロック信号が示されている。
EORゲート28bは、2値化ウォブル信号と基準クロック信号との排他的論理和を演算してカウンタ28cに出力する。図3(d)には出力信号が示されている。2値化ウォブル信号と基準クロック信号がともにHあるいはLのときに出力信号はL、2値化ウォブル信号と基準クロック信号の一方がHで他方がLのときに出力信号はHとなる。したがって、図3における期間Ta(アドレス情報の1ビットデータ長)においてウォブルが正常に読み取られた場合、2値化ウォブル信号にはHのパルスが4個存在し、基準クロック信号と常に同一値となるから出力信号は常にLとなり、カウンタ28cではパルス数は0個、すなわち0度の同相の波の数は4個と検出される。また、図3における期間Tbにおいてもウォブルが正常に読み取られた場合、2値化ウォブル信号にはLのパルスが4個存在し、基準クロック信号と常に同一値となるから出力信号は常にHとなり、カウンタ28cではパルス数は0個、すなわち180度の同相の波の数は4個と検出される。ところが、図3における期間Tcにおいてウォブル読み取りにエラーが生じ、4個の波のうち2番目の波110を検出できない場合には、2値化ウォブル信号にはHのパルスが3個しか含まれないこととなり、基準クロック信号とこの部分において値が異なることになるから出力信号にはパルス200が1個含まれることになる。したがって、カウンタ28cではパルス数は1個、すなわち0度の同相の波の数は3個と検出される。以上のようにして、同相の波の数がカウントされ、システムコントローラ32に供給される。
図4には、本実施形態のアドレス情報デコード処理フローチャートが示されている。まず、カウンタ28cで位相0度の波の数Cをカウントする(S101)。次に、システムコントローラ32は、C=0または4、すなわち波の数が0個または4個であるか否かを判定する(S102)。波の数が4個である場合には、そのビット値は「0」であると決定でき、波の数が0個(つまり180度の波の数が4個)である場合には、そのビット値は「1」であると決定できるから読み取りエラーは生じない。
一方、C=0または4ではない場合、すなわち、C=1、2あるいは3である場合には、システムコントローラ32は、当該ビットにエラーフラグを設定する(S103)。エラーフラグが設定されたビットが、エラー訂正されるべきビットとして特定される。
図5には、システムコントローラ32におけるCRCのフローチャートが示されている。アドレスデコード回路28で再生されたアドレス情報を入力する(S201)。このとき、図4に示された処理も並行して実行されているから、アドレス情報とともにエラーフラグの有無も入力する。例えば、12ビットのアドレス情報の場合に、アドレス情報が「000000000111」であり、第2位ビットと第3位ビットにエラーフラグがセットされている等である。次に、システムコントローラ32は、入力したアドレス情報を2進データとみなして生成多項式を用いて処理し、CRC値を生成して予め付加されたCRC用検査ビットと一致するか否かを判定する(S202)。CRCがOK、すなわちCRC用検査ビットと一致する場合には、読み取りが正常に行われたとしてアドレスを確定する。一方、CRCがNG、すなわちCRC用検査ビットと一致しない場合には、システムコントローラ32はエラーフラグで特定されるビット位置を置換することでエラーを訂正する(S203)。
図6には、図5におけるS203の詳細処理フローチャートが示されている。まず、システムコントローラ32は、エラーフラグがセットされたビット(エラービット)が複数個あるか否かを判定する(S301)。エラービットが1個だけである場合には、そのエラービットを0あるいは1に置換することでエラー訂正が完了する(S302)。一方、エラービットが複数個ある場合には、これらのエラービットを置換し、CRC用検査ビットと一致するかを判定し、一致しない場合に再びエラービットを置換してCRCを行う処理を繰り返す(S303、S304)。以上の繰り返し処理は、エラービットの可能な組合せの全てについて実行する。例えば、エラービットが2個ある場合には、(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)の全ての組合せについて生成多項式で処理してCRC用検査ビットと一致するか否かを判定する。なお、これらの組合せのうち、アドレスデコード回路28から入力した組合せ(現状の組合せ)については、既にCRCを行っているので再度行う必要はない。したがって、エラービットが2個の場合には残りの3つの組合せについてCRCを実行してCRCを実行すれば足りる。同様に、エラービットが3ビットの場合には、残りの7通りの組合せについてCRCを実行すれば足りる。エラービットを置換してCRCを実行し、CRCがOKとなる組合せが見出された場合には、その組合せが正しいアドレス情報となるのでエラー訂正を終了する(S305)。ここで、S303の処理において、エラービットを置換する際に、エラービットの可能な組合せの全てについて実行するのではなく、最も確からしい組合せについてまず(優先的に)実行してもよい。最も確からしい組合せは、アドレスが連続しているとの前提の下で、アドレスが確定済みの直前のアドレスから1番地進んでいるアドレスとなる組合せである。可能な組合せの中で、直前のアドレスから1番地進んでいるアドレスとなる組合せをまず実行し、生成多項式で処理してCRC用検査ビットと一致するか否かを判定する。この処理で一致すれば、他の組合せを実行する必要はなくなり、訂正処理が高速になる。直前のアドレスから1番地進んでいる組合せを実行してもCRC用検査ビットと一致しない場合、他の組合せを実行する。
このように、本実施形態では、アドレス情報に付加されたCRC用検査ビットを用いてCRCを行い、CRCがNGである場合には、同相の波の数が0個あるいは4個ではないビットにおいてエラーが生じたものとみなしてエラービット位置を特定し、当該エラービットを置換することでエラー訂正することにより、CRCのエラー検出能力の範囲内において確実にエラーを訂正して正しいアドレス情報を得ることができる。
なお、本実施形態では、同相の波の数CをカウントするとともにCRCを行い、CRCの結果が不一致である場合に同相の波の数Cが4個ではないビットを置換しているが、CRCの結果が不一致である場合に、その後に当該アドレス情報の同相の波の数をカウントし、同相の波の数が4個でないビットを置換してもよい。
また、本実施形態では、同相の波の数が4個でないビットをエラービットとみなして置換しているが、同相の波の数が2個のビットのみをエラービットとみなして置換してもよい。すなわち、同相の波の数が1個または3個の場合には多数決の原理によりビット値を決定するが、これらはある程度の信頼性を有しているためエラービットではないとして処理するのである。同相の波の数が2個のビットのみをエラービットとみなして置換してもCRCが一致するような組合せが存在しなかった場合、次に同相の波の数が1個または3個のビットもエラービットとみなしてこれらを置換するような処理アルゴリズムを用いてもよい。
図7には、この場合の処理フローチャートが示されている。まず、アドレス情報を再生して入力した後、システムコントローラ32はアドレス情報のCRC値(生成多項式で処理した値)がCRC用検査ビットに一致するか否かを判定する(S402)。CRCが一致せずにNGと判定された場合、同相の波の数Cが2個のビットを置換してCRCが一致するか否かを判定する(S403、S404)。C=2のビットが複数存在する場合、可能な全ての組合せについて置換し、そのCRCが一致するか否かを判定する。上記のとおり、直前のアドレスから1番地だけ進んだアドレスとなる組合せからまず(優先的に)試行し、そのCRCが一致するか否かを判定してもよい。CRCが一致した場合には、その組合せでアドレス情報を確定する(S408)。一方、C=2のビットの全ての組合せを試行してもCRCが一致しない場合には、次にC=1,2,3のビットをエラービットとみなして置換する(S405)。そして、再びCRCが一致するか否かを判定する。(S406)。CRCが一致した場合には、その組合せでアドレス情報を確定する(S408)。全ての組合せを試行してもCRCが一致しない場合には、最終的にエラーと判定する(S407)。このように、まず、C=2のビットのみについて置換し、その後、C=1,2,3のビットを置換することで、エラー訂正時間の短縮が期待できる。
さらに、CRCがNGで、ビット情報において位相0度の波の数が2個(位相180度の波の数が2個)のビットが4個以上(CRCの検出能力以上)あった場合には、エラー訂正不能と判定し、そのままNGとして処理してもよい。
10 光ディスク(HD−DVD)、28 アドレスデコード回路、32 システムコントローラ。
Claims (5)
- グルーブをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれた光ディスクのグルーブにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、
前記ウォブルは、同位相の波N個で1つのビットデータを構成し、
前記アドレス情報には、所定のCRC用検査ビットが付加され、
前記ウォブルを再生して得られるアドレス情報のCRC結果が一致しない場合に、前記ウォブルの同位相の波がN/2個であるビットを読み取りエラービットと判定して、前記CRC用検査ビットに一致するようにビットデータを置換するアドレス決定手段
を有することを特徴とする光ディスク装置。 - グルーブをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれた光ディスクのグルーブにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、
前記ウォブルは、同位相の波N個で1つのビットデータを構成し、
前記アドレス情報には、所定のCRC用検査ビットが付加され、
前記ウォブルを再生して得られるアドレス情報のCRC結果が一致しない場合に、前記ウォブルの同位相の波がN−1個以下であるビットを読み取りエラービットと判定して前記CRC用検査ビットに一致するようにビットデータを置換するアドレス決定手段
を有することを特徴とする光ディスク装置。 - グルーブをウォブルさせることでアドレス情報が埋め込まれた光ディスクのグルーブにデータの記録あるいは再生を行う光ディスク装置であって、
前記ウォブルは、同位相の波N個で1つのビットデータを構成し、
前記アドレス情報には、所定のCRC用検査ビットが付加され、
前記ウォブルを再生して得られるアドレス情報のCRC結果が一致しない場合に、前記ウォブルの同位相の波がN/2個であるビットを読み取りエラービットと判定して、前記CRC用検査ビットに一致するようにビットデータを置換し、前記置換によっても前記CRC用検査ビットに一致しない場合には、前記ウォブルの同位相の波がN−1個以下であるビットを読み取りエラービットと判定して前記CRC用検査ビットに一致するようにビットデータを置換するアドレス決定手段
を有することを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、
前記アドレス決定手段は、前記読み取りエラービットと判定されたビットが複数存在する場合に、ビット値の可能な組合せの中から前記CRC用検査ビットに一致する組合せを選択して置換することを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の装置において、
前記アドレス決定手段は、前記読み取りエラービットと判定されたビットが複数存在する場合に、ビット値の可能な組合せの中から既に確定した直前のアドレスから1番地だけ進んだアドレスとなる組合せを選択して前記CRC用検査ビットに一致するか否かを判定し、一致する場合にその組合せで置換することを特徴とする光ディスク装置。
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