JP2006052181A - 新規なキノリン誘導体 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な4-(ピペリジニル-およびピロリジニル-アルキル-ウレイド)-キノリン誘導体およびそれらの医薬組成物の提供。
【解決手段】一般式1の4-(ピペリジニル-およびピロリジニル-アルキル-ウレイド)-キノリン誘導体およびそれらの医薬組成物の調製における活性成分としての使用に関するものである。上記化合物類はウロテンシンIIの作用を阻害できるゆえに、ウロテンシンIIの作用に関連した血管収縮、増殖の増大に関連する高血圧、心不全等の諸疾患、その他の疾患状態を処置するために使用できる。
Figure 2006052181

式中、Pyは置換されているピリジン化合物等、Xはアリール、アリール−O等、Yは−C(R)(R)(CH−等、Zは水素等、RはH又はアルキル、R及びRは水素、アルキル等を表わす。
【選択図】なし

Description

本発明は、一般式1の新規な4-(ピペリジニル-およびピロリジニル-アルキル-ウレイド)-キノリン誘導体およびそれらの医薬組成物の調製における活性成分としての使用に関するものである。本発明はまた、それら化合物の製造方法、一般式1の化合物を一種または一種以上含有する医薬組成物および特にそれらの神経ホルモン拮抗剤としての使用を含む関連諸相に関するものでもある。
ウロテンシンIIは、既知のもっとも強力で、エンドセリン1より28倍までも強力な血管収縮因子であると考えられる、11個のアミノ酸からなる環状ペプチド神経分泌ホルモンである。ウロテンシンIIの作用は、GPR14またはSENRとしても知られているUT受容体であるG蛋白質共役型受容体の活性によって伝達される(例えば、非特許文献1、2および3参照。)。ウロテンシンIIおよびその受容体は、進化論的に遠隔の諸種にわたって保存されており、その系の重要な生理学的役割を示唆している(例えば、非特許文献4参照。)。広塩性魚類においては、ウロテンシンIIは浸透調節の役割をもち、哺乳動物では、ウロテンシンIIは、強力で複雑な血行力学的作用を呈する。ウロテンシンIIに対する応答は、研究対象組織の解剖学的起源および種に依存する(例えば、非特許文献5および6参照。)。
RS エイムズ(Ames)ら、「ヒトウロテンシンIIは強力な血管収縮因子であり、オーファン受容体GPR14に対するアゴニストである」ネイチャー(Nature)(1999年)401、282−6 M モリ、T スゴ、M アベ、Y シモムラ、M クリハラ、C キタダ、K キクチ、Y シンタニ、T クロカワ、H オンダ、O ニシムラ、M フジノ、「ウロテンシンIIは、G蛋白質共役型オーファン受容体SENR(GPR14)の内因性リガンドである」バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(Biochem.Biophys.Res.Commun.)(1999年)265、123−9 Q リウ(Liu)、SS ポン(Pong)、Z ゼン(Zeng)ら、「G蛋白質共役型オーファン受容体GPR14に対する内因性リガンドとしてのウロテンシンIIの同定」バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(1999年)266、174−178 HA バーン(Bern)、D ピアソン(Pearson)、BA ラーソン(Larson)、RS ニシオカ、「魚類尾部からの神経分泌ホルモン:尾部神経分泌系。I。魚類の泌尿器生理学および尾部神経分泌系」リーセント・プログレス・イン・ホルモン・リサーチ(Recent Prog.Horm.Res.)(1985年)41、533−552 SA ダグラス(Douglas)、AC スルピツィオ(Sulpizio)、V ピアシー(Piercy)、HM サラウ(Sarau)、RS エイムズ(Ames)、NV アイヤー(Aiyar)、EH オールスタイン(Ohlstein)、RN ウィレット(Willette)、「ラット、マウス、イヌ、ブタ、マーモセットおよびカニクイザルから摘出した血管組織におけるヒトウロテンシンIIの差異のある血管収縮活性」ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Brit.J.Pharmacol.)(2000年)131、1262−1274 SA ダグラス(Douglas)、DJ アッシュトン(Ashton)、CF ザウエルメルヒ(Sauermelch)、RW コートニー(Coatney)、DH オールスタイン(Ohlstein)、MR ルッフォロ(Ruffolo)、EH オールスタイン(Ohlstein)、NV アイヤー(Aiyar)、R ウィレット(Willette)、「ヒトウロテンシンIIは強力な血管作動性ペプチドである:ラット、マウス、イヌおよび霊長類における薬理学的特性確認」ジャーナル・オブ・カーディオヴァスキュラー・ファーマコロジー(J.Cardiovasc.Pharmacol.)(2000年)36、補遺1:S163−6
他の神経分泌ホルモン類と同様、ウロテンシンIIは、その血管作動性に加えて、成長刺激作用およびプロフィブロティック(profibrotic)作用を有する。ウロテンシンIIは、平滑筋細胞増殖を増進し、コラーゲン合成を刺激する(例えば、非特許文献7および8参照。)。ウロテンシンIIはホルモン放出を制御する(例えば、非特許文献9参照。)。ウロテンシンIIは、心房および心室の筋細胞に直接作用する(例えば、非特許文献10参照。)。ウロテンシンIIは癌細胞株によって産生され、それの受容体もこれらの細胞中で発現される(例えば、非特許文献11参照。)。ウロテンシンIIおよびそれの受容体は脊髄および脳組織中に見出され、ウロテンシンIIのマウス脳室内注入は行動変化を惹起する(例えば、非特許文献12参照。)。
A ツァンディス(Tzandis)ら、「ウロテンシンIIは、心線維芽細胞によるコラーゲン合成およびG(アルファ)qおよびRas依存性経路を介した心筋細胞における肥大シグナル伝達を刺激する」ジャーナル・オブ・アメリカン・カレッジ・オブ・カーディオロジー(J.Am.Coll.Cardiol.)(2001年)37、164A Y ゾウ(Zou)、R ナガイおよびT ヤマザキ、「ウロテンシンIIは、新生仔ラット由来培養心筋細胞における肥大反応を惹起する」FEBSレターズ(FEBS Lett.)(2001年)508、57−60 RA シルヴェスター(Silvestre)ら、「ウロテンシンIIによるインスリン放出の阻害−灌流ラット膵臓での研究」ホルモン・アンド・メタボリズム・リサーチ(Horm.Metab.Res.)(2001年)33、379−81 FD ラッセル(Russell)、P モレナール(Molenaar)およびDM オブライエン(O’Brien)「ガラス器内ヒト心におけるウロテンシンIIの心刺激作用」ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Br.J.Pharmacol.)(2001年)132、5−9 K.タカハシら、「種々のヒト腫瘍細胞株におけるウロテンシンIIおよびウロテンシンII受容体mRNAの発現およびSW−13副腎皮質癌細胞によるウロテンシンII様免疫反応物質の分泌」ペプタイズ(Peptides)(2001年)22、1175−9 J ガートロン(Gartlon)ら、「ラットへのICV投与に続くウロテンシンIIの中枢作用」サイコファーマコロジー(Psychopharmacology)(ベルリン)(2001年)155、426−33)
ウロテンシンIIの制御不全は、ヒトの疾患と関連している。高血圧症患者、心不全患者および腎移植待機患者において、高い循環血中ウロテンシンII濃度が検出される(例えば、非特許文献13参照。)。
K トツネら、「透析患者におけるウロテンシンIIの役割」ランセット(Lancet)(2001年)358、810−1
ウロテンシンIIの作用を阻害する能力をもつ物質は、種々の疾患の治療において有用であることが証明されると期待される。国際公開第2001/45694号(特許文献1)、国際公開第2002/78641号(特許文献2)、国際公開第2002/78707号(特許文献3)、国際公開第2002/79155号(特許文献4)および国際公開第2002/79188号(特許文献5)は、ウロテンシンII受容体拮抗物質としてのある種のスルホンアミド類ならびにウロテンシンII不均衡関連疾患処置のためのそれらの使用を開示している。国際公開第2001/45700号(特許文献6)および国際公開第2001/45711号(特許文献7)は、ウロテンシンII受容体拮抗物質としてのある種のピロリジン類またはピペリジン類ならびにウロテンシンII不均衡関連疾患処置のためのそれらの使用を開示している。これらの誘導体は、それらが4−ピリジニル様部分をもつ尿素誘導体を包含していないことから、本発明の化合物とは異なる。国際公開第2002/047687号(特許文献8)は、ウロテンシンII受容体拮抗物質としてのある種の2-アミノキノロン類ならびにウロテンシンII不均衡関連疾患処置のためのそれらの使用を開示している。国際公開第2002/058702号(特許文献9)は、ウロテンシンII受容体拮抗物質としてのある種の2-アミノキノリン類ならびにウロテンシンII不均衡関連疾患処置のためのそれらの使用を開示している。これらの誘導体は、それらがキノリン環の4位に置換尿素官能基をもっていないことから、本発明の化合物とは異なる。国際公開第2001/66143号(特許文献10)は、ウロテンシンII受容体拮抗物質として有用なある種の2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]キノリン-4-イルアミン誘導体を開示しており、国際公開第2002/00606号(特許文献11)は、ウロテンシンII受容体拮抗物質として有用なある種のビフェニル化合物類を開示しており、国際公開第2002/02530号(特許文献12)も、ウロテンシンII受容体拮抗物質として有用なある種の化合物を開示している。
国際公開第2001/45694号 国際公開第2002/78641号 国際公開第2002/78707号 国際公開第2002/79155号 国際公開第2002/79188号 国際公開第2001/45700号 国際公開第2001/45711号 国際公開第2002/047687号 国際公開第2002/058702号 国際公開第2001/66143号 国際公開第2002/00606号 国際公開第2002/02530号
欧州特許出願公開第428434号(特許文献13)は、ニューロキニンおよびサブスタンスPに対する拮抗物質としてのある種のアルキルウレイドピリジン類を開示している。国際公開第99/21835号(特許文献14)は、H−ATPアーゼおよび骨吸収の阻害物質としてのある種のウレイドキノリン類を開示している。国際公開第01/009088号(特許文献15)は、CCR−3受容体阻害物質としてのある種の置換ヘテロアリール尿素類を開示している。これらのウレイドピリジン誘導体は、いずれも、それらの組成上、本発明の化合物類とは異なる。本発明は、新規物質であって、ウロテンシンII受容体拮抗物質として有用なN-(環状アミノアルキル)-N'-ピリジン-4-イル尿素誘導体を包含する。
欧州特許出願公開第428434号 国際公開第99/21835号 国際公開第01/009088号
本発明は一般式1の化合物に関する。
Figure 2006052181
式中:

Pyは2位が-NRでモノ-置換されたピリジン-4-イル;2位が-NRで、そして6位が低級アルキルまたはアリールアルキルでジ-置換されたピリジン-4-イル;未置換キノリン-4-イル;2位が低級アルキルでモノ-置換されたキノリン-4-イル;2位が低級アルキルで、そして6、7または8位がハロゲン、低級アルキル、またはアリールアルキルでジ-置換されたキノリン-4-イル;2-ヒドロキシメチル-キノリン-4-イル;7-メチル-[1,8]ナフチリジン-4-イル;5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;8-ベンジル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;8-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル;1-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル;1-ベンジル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イルを表す;

Xはアリール;アリール-O-;アリールアルキル;低級アルキル-SONR-;アリール-SONR-;アリールアルキル-SONR-;低級アルキル-CONR;アリール-CONR-;アリールアルキル-CONR-;低級アルキル-NRCONR-;アリール-NRCONR-;アリールアルキル-NRCONR-;アリール-CO-;アリールアルキル-CO-;低級アルキル-NRCO-;アリール-NRCO-;アリールアルキル-NRCO-を表し;またはXおよびZは炭素原子と共に、それらが炭素原子に結合してアリール置換体をもつ環外二重結合を表す;

Yは-C(R)(R)(CH)-または-(CH)C(R)(R)-を表す;

Zは水素を表し;Xがアリールまたはアリールアルキルを表す場合は、Zは水素、ヒドロキシル、カルボキシル、アリール-CONR-、低級アルキル-NRCO-、アリール-NRCO-またはアリールアルキル-NR-CO-を表す;

nは数0または1を表す;

mは数1または2を表す;

は水素または低級アルキルを表す;

およびRは独立して水素、低級アルキル、またはアリールアルキルを表し;RおよびRが同一の窒素原子に結合する場合は、RおよびRは、一緒に、窒素と共に、それらが窒素に結合して、ピペリジン、ピロリジンまたはモルホリン環を形成する;

は水素、低級アルキル、アリール、アリールアルキルを表し、またはRと共に、RおよびRが環原子として炭素原子に結合している炭素原子を含む3-、4-、5-、または6-員飽和炭素環を形成する;

は水素、メチルを表し、またはRと共に、RおよびRが環原子として炭素原子に結合して炭素原子を含む3-、4-、5-、または6-員飽和炭素環を形成する;

および光学的に純粋なエナンチオマーまたはジアステレオマー、エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、ジアステレオマーラセミ体、およびジアステレオマーラセミ体の混合物;並びにこれらの医薬品として許容し得る塩、溶媒コンプレックス、および形態学的な形状。
一般式1の定義において、用語の「アリール」は5-員若しくは6-員の芳香族環系または縮合5-6員若しくは6-6員の芳香族環系からなる置換若しくは非置換の芳香族炭素環または複素環系を意味する。好ましいアリール基は、例えば、2-フリル;2-チエニル;フェニル;2-メチルフェニル;2-ビフェニル;2-メトキシフェニル;2-フェノキシフェニル;2-クロロフェニル;2-ブロモフェニル;2-i-プロピルフェニル;2-フルオロフェニル;2-メチルスルホニルフェニル;2-シアノフェニル;2-トリフルオロメチルフェニル;3-メチルフェニル;3-ビフェニル;3-フェノキシフェニル;3-メトキシフェニル;3-クロロフェニル;3-ブロモフェニル;3-フルオロフェニル;3-シアノフェニル;3-トリフルオロメチルフェニル;3-カルボキシフェニル;4-メチルフェニル;4-エチルフェニル;4-i-プロピルフェニル;4-フェニルオキシフェニル;4-トリフルオロメチルフェニル;4-トリフルオロメトキシフェニル;4-フェノキシフェニル;4-シアノフェニル;4-ヒドロキシフェニル;4-アセチルアミノフェニル;4-メタンスルホニルフェニル;4-n-プロピルフェニル;4-iso-プロピルフェニル;4-tert-ブチルフェニル;4-n-ペンチルフェニル;4-ビフェニル;4-クロロフェニル;4-ブロモフェニル;4-ブロモ-2-エチルフェニル;4-フルオロフェニル;2,4-ジフルオロフェニル;4-n-ブトキシフェニル;2,6-ジメトキシフェニル;3,5-ビス-トリフルオロメチルフェニル;2-ピリジル;3-ピリジル;4-ピリジル;1-ナフチル;2-ナフチル;4-(ピロロ-1-イル)フェニル;4-ベンゾイルフェニル;5-ジメチルアミノナフチ-1-イル;5-クロロ-3-メチルチオフェン-2-イル;5-クロロ-3-メチル-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル;3-(フェニルスルホニル)-チオフェン-2-イル;2-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-1-2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル;4-(3-クロロ-2-シアノフェニルオキシ)フェニル;2-(5-ベンズアミドメチル)チオフェニル;4,5-ジクロロチエニ-2-イル;5-キノリル-;6-キノリル;7-キノリル;8-キノリル;(2-アセチルアミノ-4-メチル)チアゾール-5-イル;または1-メチルイミダゾール-4-イルである。
一般式1の定義において、用語の「低級アルキル」は1乃至8個の炭素からなる飽和の直鎖、分岐鎖または環式置換基を意味し、メチル、エチル、n-プロピル、3-アリル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ−ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、n-オクチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチルなどが含まれる。好ましい低級アルキル基はメチル、エチル、およびn-プロピルである。
一般式1の定義において、用語の「アリールアルキル」はアリール基を有するC1乃至C3基を意味し、ここで「アリール」は上記で定義したものと同一の意味を有する。
本発明は一般式1の化合物の医薬品として許容可能な塩を包含する。このことはハロゲン化水素酸、例えば塩酸または臭化水素酸、硫酸、燐酸、硝酸、クエン酸、ギ酸、酢酸、マレイン酸、酒石酸、メチルスルホン酸、p−トリルスルホン酸等の無機酸または有機酸との塩を包含し、または一般式1の化合物の場合には、アルカリまたは土類アルカリ塩基のような無機塩基との酸、例えばナトリウム、カリウム、またはカルシウム塩等、として存在する。一般式1の化合物はまた双性イオン化合物の形態で存在できる。
本発明は一般式1の化合物の様々な溶媒和コンプレックスを包含する。溶媒和は製造工程の段階で生じることができ、または例えば一般式1の最初は無水化合物の吸湿性の結果として別に生じることができる。
本発明はさらに様々な形態学上の形状、例えば一般式1の化合物の、それらの塩、さらに溶媒和コンプレックスの結晶形を包含する。特定の異形体はそれぞれ異なった溶解性、安定度プロフィール等を示し、これらはすべて本発明の範囲内に包含される。
一般式1の化合物は1個または1個以上の不斉炭素原子を有していてもよく、光学的に純粋なエナンチオマーまたはジアステレオマー、エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、ジアステレオマーラセミ体、およびジアステレオマーラセミ体混合物の形でつくることが可能である。本発明はこれらの形のすべてを包含する。これらは立体選択的合成により、またはそれ自体既知の方法、すなわちカラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、HPLC、結晶化による混合物の分離により調製される。
本発明の好ましい化合物は一般式2の化合物である。
Figure 2006052181
式中:

Pyは2-(ベンジル-メチル-アミノ)-ピリジン-4-イル;2-(ベンジル-メチル-アミノ)-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-(ベンジルアミノ)-ピリジン-4-イル;2-ベンジルアミノ-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-(ジメチルアミノ)-ピリジン-4-イル;2-(ジメチルアミノ)-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-(メチルアミノ)-ピリジン-4-イル;2-(メチルアミノ)-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-アミノピリジン-4-イル;2-アミノ-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-(ピロリジン-1-イル)-ピリジン-4-イル;キノール-4-イル;2-メチルキノール-4-イル;2-シクロプロピルキノール-4-イル;8-ベンジル-2-メチル-キノール-4-イル;[1,8]ナフチリジン-4-イル;7-メチル-[1,8]ナフチリジン-4-イル;5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;8-ベンジル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;8-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル;1-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル;1-ベンジル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イルを表す;

Xはアリール;アリール-O-;アリールアルキル-;低級アルキル-SONR-;アリール-SONR-;アリールアルキル-SONR-;低級アルキル-CONR-;アリール-CONR-;アリールアルキル-CONR-;低級アルキル-NRCONR-;アリール-NRCONR-;アリールアルキル-NRCONR-;アリール-CO-;アリールアルキル-CO-;低級アルキル-NRCO-;アリール-NRCO-;アリールアルキル-NRCO-を表す;

Zは水素を表し;Xがアリールまたはアリールアルキルを表す場合は、Zは水素またはヒドロキシルを表す;

nは数0または1を表す;

mは数1または2を表す;

は水素または低級アルキルを表す;

およびRは独立して水素、低級アルキル、またはアリールアルキルを表す。
一般式1の好ましい化合物は一般式3の化合物である:
Figure 2006052181
式中、n、YおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式4の化合物である:
Figure 2006052181
式中、nおよびPyは一般式2に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式5の化合物である:
Figure 2006052181
式中、R、YおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式6の化合物である:
Figure 2006052181
式中、RおよびPyは一般式2に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式7の化合物である:
Figure 2006052181
式中、R、YおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式8の化合物である:
Figure 2006052181
式中、R、YおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式9の化合物である:
Figure 2006052181
式中、RおよびPyは一般式2に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式10の化合物である:
Figure 2006052181
式中、X、ZおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式11の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは水素、低級アルキル、またはアリールアルキルであり;n、X、YおよびZは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式12の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有し、そしてn、XおよびZは一般式2に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式13の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有し;n、R、R、X、YおよびZは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式14の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有し、n、R、R、XおよびZは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式15の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式16の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式17の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有し、Rは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式18の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有し、Rは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式19の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有し、Rは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の好ましい化合物は一般式20の化合物である:
Figure 2006052181
式中、Rは一般式11に示された意味を有し、Rは一般式1に示された意味を有する。
一般式1の特に好ましい化合物の例は下記の化合物群から選ばれる:
Figure 2006052181
Figure 2006052181
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一般式1の好ましい化合物の例は下記の表に記載の化合物から選ばれる:
Figure 2006052181
Figure 2006052181
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ここに記載した化合物類は、それらがウロテンシンIIの作用を阻害できるゆえに、ウロテンシンIIの作用に関連した血管収縮、増殖の増大に関連する諸疾患、その他の疾患状態を処置するために使用できる。かかる疾患の例は、高血圧、アテローム性動脈硬化、アンギナまたは心筋虚血、うっ血性心不全、心不全、心不整脈、腎虚血、慢性腎疾患、腎不全、卒中、脳血管痙攣、脳虚血、痴呆、偏頭痛、くも膜下出血、糖尿病、糖尿病性動脈症、糖尿病性腎症、結合組織疾患、肝硬変、喘息、慢性閉塞性肺疾患、高地肺水腫、レイノー症候群、門脈圧亢進、甲状腺機能不全、肺水腫、肺高血圧、肺線維症である。それらは、バルーンまたはステント血管形成術後の再狭窄の予防、癌、前立腺肥大、勃起障害、聴力損失、黒内障、慢性気管支炎、喘息、グラム陰性菌敗血症、ショック、鎌状赤血球貧血、鎌状赤血球における急性胸部症候群、糸球体腎炎、腎仙痛、緑内障、糖尿病合併症の治療および予防、血管または心臓外科手術、または臓器移植後の合併症、シクロスポリン処置の合併症、疼痛、嗜癖、精神分裂病、アルツハイマー病、不安、強迫行動、てんかん発作、ストレス、うつ病、痴呆、神経筋異常、神経変性疾患ならびにその他のウロテンシンIIまたはウロテインシII受容体の調節不全に関連した諸疾患の治療および予防にも使用できる。
これらの組成物は、経腸または経口形態で、たとえば錠剤、糖衣錠、ゼラチンカプセル、乳剤、液剤または懸濁剤として、噴霧剤などの経鼻形態で、あるいは坐剤などの経直腸形態で、投与できる。これらの化合物は、筋肉内、非経口的または静脈内投与形態で、たとえば注射液の形で、投与してもよい。
これらの医薬組成物は、式1の化合物ならびにそれらの医薬として許容しうる塩を、医薬品産業において有用な無機および/または有機賦形剤、たとえばラクトース、トウモロコシ(でんぷん)またはその誘導体、タルク、ステアリン酸またはこれらの物質の塩類との組合せで、含有することができる。
ゼラチンカプセルには、植物油、ワックス類、脂肪、液状または半液状のポリオール類などを使用できる。液剤およびシロップ剤の調製には、たとえば、水、ポリオール類、サッカロース(蔗糖)、グルコースなどを使用する。注射剤は、たとえば、水、ポリオール類、アルコール類、グリセリン、植物油、レシチン、リポソームなどを用いて調製する。坐剤は、天然油類または硬化油類、ワックス類、脂肪酸類(脂肪類)、液状または半液状のポリオール類などを用いて調製する。
それらの組成物は、さらに、保存剤、安定化向上物質、粘度向上または調節物質、溶解性向上物質、甘味料、色素、味覚改善化合物、浸透圧を変化させる塩類、緩衝剤、酸化防止剤などを含有することができる。
一般式1の化合物は、一種または一種以上の他の治療上有用な物質、たとえば、フェントラミン、フェノキシベンザミン、アテノロール、プロプラノロール、チモロール、メトプロロール、カルテオロール、カルベジロールなどのα−およびβ−遮断薬;ヒドララジン、ミノキシジル、ジアゾキシド、フロセキナンなどの血管拡張薬;ジルチアゼム、ニカルジピン、ニモジピン、ベラパミル、ニフェジピンなどのカルシウム拮抗薬、シラザプリル、カプトプリル、エナラプリル、リジノプリルなどのアンギオテンシン変換酵素阻害薬;ピナシジル、クロマカリムなどのカリウムチャンネル活性化薬;ロサルタン、バルサルタン、カンデサルタン、イルベサルタン、エプロサルタン、テルミサルタン、タソサルタンなどのアンギオテンシン受容体拮抗薬;ヒドロクロロチアジド、クロロチアジド、アセトールアミド、ブメタニド、フロセミド、メトラゾン、クロルタリドンなどの利尿薬;メチルドパ、クロニジン、グアナベンズ、レセルピンなどの交感神経遮断薬;ボセンタン、テゾセンタン、ダルセンタン、アトラセンタン、エンラセンタン、シタキシセンタンなどのエンドセリン受容体拮抗薬;ロバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、シンバスタチンなどの抗高脂血症薬;および高血圧、脈管疾患または上に列挙したその他の諸疾患の治療に役立つその他の治療薬と併用してもよい。
用量は、広い範囲内で変動しうるが、特定の状況に適合したものであるべきである。一般に、経口形態での1日用量は、体重約70kgの成人1人当り約3mg〜約3gの間、好ましくは約10mg〜約1gの間、とくに好ましくは5mg〜300mgの間とすべきである。該用量を、1日当り等重量の1〜3回量に分けて投与するのが好ましい。通例通り、小児は、体重および年齢に適合したより低い用量を摂取すべきである。
本発明の化合物の一般的な製造
一般式1の化合物は、当業者に一般的に知られている諸方法を用い、下記に概略を示した一般的反応順序に従って調製できる。簡単明瞭にするために、ときには、一般式1の化合物に導く可能な合成ルートのうちの若干のみを記載する。
一般式1の化合物の合成は、スキームA〜Eに図示した一般合成ルートを採用できる。スキームA〜Eで用いた一般基、Py、R、R、R、X、Z、Y、n、およびmは、上記一般式1で示された定義を有する。使用されているその他の略語は、実験項で定義されている。一般基XおよびYは、ある場合、スキームA〜Eに図示した組み立て(アセンブリ)に適合しないことがあり、その場合は保護基の使用が必要となるであろう。保護基の使用は当業界において周知である(たとえば、「有機合成における保護基(Protective Groups in Organic Synthesis)」、T.W. Greene, P.G.M. Wuts, Wiley-Interscience, 1999)。この論述のため、必要なだけの保護基がいつでも使用できる状態にあると想定されたい。
Yが-(CH)C(R)(R)-である一般式1の化合物の製造:
Yが-(CH)C(R)(R)-である一般式1の化合物はスキームAに従って製造される。Yが-C(R)(R)-(CH)-はスキームBに従って製造される。
Figure 2006052181
スキームAにおける一般構造式Iの4-置換ピペリジン類および3-置換ピロリジン類は、ラセミ体または光学活性体で市販されており入手可能であるし、また当業界において周知の方法によりラセミ体または光学活性体の形で製造される。スキームAの一般構造式IIのウレイド酢酸誘導体およびウレイドプロピオン酸誘導体は、以下のスキームFに従って製造される。一般構造式Iのピペリジンやピロリジンを、一般構造式IIのウレイド酢酸誘導体やウレイドプロピオン酸誘導体でN-アシル化するにはDMFなどの極性溶媒中にカルボジイミドなどのカプリング試薬を化学量論的に少し過剰に存在させて行うと、一般構造式IIIのアミドが得られる。このアミドのカルボニル基をTHFなどの極性溶媒中にLiAlHなどの試薬を用いて選択還元するとYが-(CH)C(R)(R)-である一般式1の目的化合物が得られる。
がHである一般式1の化合物の製造:
これらの化合物はスキームBに従って製造される。
Figure 2006052181
一般構造式IVのアミンは、一般構造式Vのイソシアネートと反応させるか、一般構造式VIの尿素と反応させるとRがHである一般式1の最終化合物が得られる。あるいは一般構造式IVのアミンを一般構造式VIの尿素と反応させるとRがHである一般式1の最終化合物が得られる。一般構造式Vのイソシアネートや一般構造式VIの尿素の製造は、以下のスキームEに記載されている。一般構造式IVのアミンの製造は、以下のスキームGに記載されている。
とRがHである一般式1の化合物:
これらの化合物はスキームCに図示される方法に従って製造される。
Figure 2006052181
スキームCの一般構造式Iの4-置換-ピペリジンや3-置換-ピロリジンは、ラセミ体か光学活性体の形で市販されており入手できるし、また、当業界において周知の方法によりラセミ体か光学活性体の形で製造される。スキームCの一般構造式VIIのハロアルキル尿素は以下のスキームEに従って製造される。一般構造式VIIのハロアルキル尿素を使って一般構造式1のピペリジンやピロリジンをN−アルキル化するには、テトラヒドロフランなどの極性溶媒にNaIなどの沃化塩を化学量論的な量より少なく存在させて行なうか、あるいはNaCOなどの酸スカベンジャーを化学量論的にやや過剰に存在させて行なうことにより一般式1の目的化合物が得られる。
Xが低級アルキル-SONR-;アリール-SONR-;アリールアルキル-SONR-;低級アルキル-CONR-;アリール-CONR-;アリールアルキル-CONR-;低級アルキル-NRCONR-;アリール-NRCONR-;アリールアルキル-NRCONR-を表し、Z、RおよびRがHを表す一般式Iの化合物:
これらの化合物はスキームDに図示した方法に従ってあるいはまた製造される。
Figure 2006052181
一般構造式VIIIのラセミ形またはキラルカルバメートは市場で入手するか、当業界で周知の方法により容易に製造される。一般構造式VIIのハロアルキル尿素は以下に示すスキームEに従って製造される。一般構造式VIIIのカルバメートは、テトラヒドロフランなどの極性溶媒中にNaIなどの沃化塩を化学量論的な量より少なく存在させるか、NaCOなどの酸スカベンジャーをやや化学量論的に過剰に存在させて、一般構造式VIIのハロアルキル尿素と反応させ、続いて酸性条件下CHCl中のTFAなどと反応させてカルバメート基を除去する。その結果得られる一般構造式IXの化合物を、市場で入手でき、または周知の塩化スルホニル、イソシアネート、または酸塩化物と反応させて、Xが低級アルキル-SONR-;アリール-SONR-;アリールアルキル-SONR-;低級アルキル-CONR-;アリール-CONR-;アリールアルキル-CONR-;低級アルキル-NRCONR-;アリール-NRCONR-;アリールアルキル-NRCONR-を表し、Z、RおよびRがHを表す一般式Iの最終化合物に転換させる。
スキームA、B、CおよびDに用いられる合成中間体:
上記一般式1に定義したものと同じ基Pyを含む合成中間体はスキームEおよびFに図示される方法により得られる。
Figure 2006052181
一般構造式XIのカルボン酸は、市場から入手できるか、周知の方法で製造される。ジフェニルホスホリルアジドとの反応によりアシルアジドが得られ、このものをクルチウス転位させると一般構造式Vのイソシアネートが得られ、これを元のところで用いる。一般構造式Vのイソシアネートを、DIPEAなどの酸スカベンジャーを存在させてハロプロピルアミン塩酸塩またはハロエチルアミン塩酸塩と反応させるとR1がHである一般構造式VIIの尿素が得られる。一般構造式Vのイソシアネートをtert-ブタノールと反応させると対応するカルバモイルエステルが得られ、これをHClなどの酸水溶液で加水分解するとRがHである一般構造式Xのアミンが得られる。当業界で周知のいくつかの方法のうちの一つ、例えば適当な低級アルデヒドによる還元アミノ化反応によって一般構造式Xの第2アミンが得られる。一般構造式Xのアミンを市販で入手できるクロロエチルイソシアネートかクロロプロピルイソシアネートを用いテトラヒドロフランなどの極性溶媒中で反応させると一般構造式VIIの尿素が得られる。
Figure 2006052181

一般構造式Xのアミンを一般構造式Vのイソシアネートと反応させると一般構造式VIIの対称尿素が得られる。一般構造式Xのアミンを市販で入手できる一般構造式XIIの2-または3-イソシアネート-カルボン酸エステルを用い、テトラヒドロフランなどの極性非プロトン性溶媒中で反応させ、その後HClなどの酸水溶液中でエステルを加水分解させると一般構造式IIのカルボン酸が得られる。別の方法では、一般構造式Vのイソシアネートと一般構造式VIの尿素を一般構造式XIIIのアミノ酸エステルと反応させ、HClなどの酸水溶液中でエステルを加水分解させた後に一般構造式IIのカルボン酸が得られる。
一般構造式IVの合成中間体はスキームGで図示した方法によって得られる:
スキームG
Figure 2006052181
スキームAの一般構造式Iの4-置換-ピペリジンおよび3-置換-ピロリジンはラセミ体か光学活性体の形態で市場から入手するか、当業界において周知の方法によってラセミ体か光学活性体の形態で製造される。一般構造式XVのケトンとアルデヒドは市場から入手できるか、当業界で周知の方法によって製造される。一般構造式XVのケトンおよびアルデヒドを、アセトンシアノヒドリンなどのシアン化イオン供与体の存在下、一般構造式Iの4-置換-ピペリジンおよび3-置換-ピロリジンと反応させると、一般構造式XVIのピペリジンおよびピロリジン誘導体が得られる。シアノ基をTHFのような極性非プロトン性溶媒中でLiAlHのような還元剤で完全に還元し、Yが-C(R)(R)-CH-である一般構造式IVの第1アミン中間体を得る。一般構造式XVIの化合物のシアノ基をDIBAL-Hのような還元剤で部分還元し、ついで加水分解し、一般構造式XVIIIのアルデヒドを得る。ニトロメタンアニオンで凝縮し、さらに例えば触媒水素添加により還元してYが-C(R)(R)-(CH)-である一般構造式IVの第1アミン中間体を得る。スキームGの一般構造式XIVのハロアルキルカルバメートは市販から入手するか、あるいは当業界において周知の方法により製造される。一般構造式Iのピペリジンまたはピロリジンを一般構造式XIVのハロアルキルカルバメートでN-アルキル化するには、THFのような極性溶媒中にDIPEAのような酸スカベンジャーを化学量論量より少し過剰に存在させて行なえばよく、これにより一般構造式XIXの化合物が得られる。得られたカルバメートを当業界において周知の方法、例えば、CHClのような溶媒中にTFAを用いて、開裂すると、Yが(CH)C(R)(R)-である一般構造式IVの中間体第1アミン誘導体が得られる。一般構造式XVIIの保護アミノ酸は市販から入手するか、あるいは当業界において周知の方法でつくられる。一般構造式IVのピペリジンおよびピロリジンを一般構造式XVIIの化合物でN-アシル化するには、周知の条件、例えばDMFのような極性溶媒中にカルボジイミドのようなカプリング剤を化学量論量より少し多めに存在させて行なうとよく、これにより一般構造式XXの化合物が得られる。LiAlHのような試薬で還元して脱保護化すると、Yが(CH)C(R)(R)-である一般構造式IVの第1アミン中間体が得られる。
本発明の前述した一般記載を多数の実施例を用いて更に説明するが本発明はこれらに限定されない。
発明の実施例

略号リスト:
BSA 牛血清アルブミン
CDI カルボニルジイミダゾール
DIBAL-H ジイソブチルアルミニウムハイドライド
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DPPA ジフェニルホスホリルアジド
EDC N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N'-エチルカルボジイミド塩酸塩
EDTA エチレンジアミンテトラ酢酸
ESI エレクトロスプレーイオン化法
EtOAc 酢酸エチル
Hex ヘキサン
HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
AcOH 酢酸
HPLC 高速液体クロマトグラフィ
LC−MS 液体クロマトグラフィー−質量分析
LDA リチウム ジイソプロピルアミド
MeOH メタノール
min 分
MHz メガヘルツ
MS 質量分析
NaHMDS ナトリウム ビス(トリメチルシリル)アミド
NMR 核磁気共鳴
ppm 100万分の1
PBS リン酸緩衝化食塩水
sat. 飽和
P 1-プロピルホスホン酸環無水物
TBTU 2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチル
ウロニウム ブロミド
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
TMSCl クロロトリメチルシラン
保持時間
諸反応は、通例どおり、風乾した容器中、窒素ガスなどの不活性雰囲気下で実施する。溶媒は販売者から受け取ったままで使用する。蒸発は、減圧下、温浴50℃でロータリーエバポレーターを用いて実施する。LC−MSキャラクタリゼーションは、Finnigan HP1100プラットフォームを用い、ESIイオン化モードで、Navigator AQA 検出器による陽イオンを検出するようにして、実施する。分析のための液体クロマトグラフィー分離は、ここに示した方法Aまたは方法Bで実施する。方法Aは、寸法30×4.6mmのC18カラムで、(0.04%のTFAを含有する)水中で1分間に2〜95%の勾配を示すCHCNからなる移動相を用い、流速0.45mL/分で実施する。方法Bは寸法30×4.6mmのC18カラムで、1%の蟻酸を含有するCHCN-水(1:9)からなるアイソクラティック移動相である。保持時間(t)は分で表わす。TLCは、予め塗布したシリカゲル60F254ガラス支持プレート(メルク)を用いて実施する。分取HPLCは、Varian/Gilsonプラットホーム上で、寸法60×21mmのC18カラムを用い、0.05%の蟻酸を含有する水中の2〜95%のCHCN勾配からなる移動相を用いて実施する。
実施例1
N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-4-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

1A.1-(2-クロロ-エチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
4-アミノ-2-メチルキノリン(12.6g、80mmol)を含有するTHF(480mL)溶液に、室温で2-クロロエチルイソシアネート(10.2mL、120mmol)を添加する。反応混合物を室温で40時間撹拌する。MeOH(100mL)を添加し、撹拌を更に1時間続ける。反応混合物を蒸発させ、残留物をCHClに入れる。有機層を1NのHCl(250mL)と共に振り、生じた沈殿物をろ取する。固体をCHCl(100mL)、飽和NaHCO(2×100mL)および水(4×100mL)で洗浄する。得られた固体をHV下室温で14時間乾燥させ表示化合物を得る。
1B.(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
ピペリジン-4-イル-カルバミン酸tert-ブチルエステル(10mmol)、1-(2-クロロエチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(10mmol)、NaHCO(20mmol)、NaI(0.5mmol)およびTHF(70mL)の混合物を密封容器内にて70℃で6日間撹拌する。反応混合物をろ過、蒸発、乾燥させ、残留物を用意したHPLCで精製して表示化合物を得る。
1C.1-[2-(4-アミノ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(2.86g、5.5mmol)のAcOH(35mL)溶液を濃塩酸(3.5mL)で処理する。30分後反応混合物を凍結乾燥させて表示化合物の二塩酸塩を得る。
1D.N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-4-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド
Figure 2006052181
THF(1mL)中に4-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホニルクロリド(0.03mmol)を含む溶液を1-[2-(4-アミノ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(0.025mmol)、DIPEA(6μL)およびTHF(1mL)の混合液に添加する。反応混合液を40℃で18時間加熱し、ついで蒸発、乾燥させる。残留物を蟻酸(1mL)に入れ、用意したHPLCで精製して表示化合物を得る。
次の化合物は類似の方法で製造される。
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
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Figure 2006052181
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Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
実施例143
4-ブロモ-N-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド
Figure 2006052181
4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド(実施例109、27.3mg、0.05mmol)を含むDMSO(1mL)の溶液に、沃化エチル(7.8mg、0.05mmol)とCsCO(40mg、12mmol)を添加する。この反応混合物を室温で3時間撹拌し、蟻酸(0.25mL)でクエンチする。その反応混合物を用意したHPLCで精製し表示化合物を得る。
下記の化合物を同様に製造する。
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
実施例170
1-{2-[3-(3-ビフェニル-2-イル-1-メチル-ウレイド)-ピロリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

170A.メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
メチル-ピロリジン-3-イル-カルバミン酸tert-ブチルエステル(10mmol)、1-(2-クロロ-エチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(10mmol)、NaHCO(20mmol)、NaI(0.5mmol)、およびTHF(70mL)の混合物を密封容器内で70℃で6日間撹拌する。反応混合物をろ過、蒸発、乾燥し、残留物を用意したHPLCで精製して表示化合物を得る。
170B.1-[2-(3-メチルアミノ-ピロリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(2.35g、5.5mmol)を含むAcOH(35mL)の溶液を濃塩酸(3.5mL)で処理する。30分後、反応混合物を凍結乾燥させて表示化合物の二塩酸塩を得る。
170C.1-{2-[3-(3-ビフェニル-2-イル-1-メチル-ウレイド)-ピロリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
1-[2-(3-メチルアミノ-ピロリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(0.03mmol)を含むTHF(0.3mL)の溶液に、2-ビフェニルイソシアネート(0.09mmol)を含むTHF(0.6mL)溶液を添加する。反応を18時間撹拌して行い、それから水(0.1mL)でクエンチし、さらに0.5時間撹拌する。反応混合物を蒸発させる。残留物を蟻酸/TFA(1:1;1mL)の混合液に入れ用意したHPLCで精製する。
下記の化合物を同様に製造する:
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
実施例257
ピリジン-2-カルボン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

257A.(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
ピロリジン-3-イル-カルバミン酸tert-ブチルエステル(10mmol)、1-(2-クロロイチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(10mmol)、NaHCO(20mmol)、NaI(0.5mmol)、およびTHF(70mL)の混合物を70℃の密封容器にて6日間撹拌する。反応混合物をろ過、蒸発、乾固し、残留物を用意したHPLCで精製して表示化合物をを得る。
257B.1-[2-(3-アミノ-ピロリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
AcOH(35mL)に(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(5.5mmol)を含む溶液を濃塩酸(3.5mL)で処理する。30分後、凍結乾燥させて表示化合物の二塩酸塩を得る。
257C.ピリジン-2-カルボン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド
Figure 2006052181
1-[2-(3-アミノ-ピロリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(0.03mmol)を含むDMF(0.3mL)の溶液に、DIPEA(3当量)を添加する。得られた溶液ピリジン-2-カルボン酸(1.1当量)を含むDMF(0.25mL)の溶液で処理する。TBTU(1.1当量)を含むDMF(0.25mL)の溶液を添加する。反応を20℃で45分間撹拌して行なう。反応混合物を蒸発させて乾燥させる。残留物を取り出しCHCN/HO/TFA(6:10:1;1mL)に入れ、用意したHPLCで精製する。
次の化合物が同様に製造される。
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
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Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
実施例357
1-[2-(4-フェノキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-キノリン-4-イル-尿素

357A.1-(2-クロロエチル)-3-キノリン-4-イル-尿素
Figure 2006052181
ドライTHF中に4-アミノキノリン(3.46g、24mmol)を含む溶液に、クロロエチルイソシアネート(3.1mL、36mmol)を添加する。反応混合物を18時間撹拌する。MeOH(10mL)を添加し、撹拌を更に1時間続ける。反応混合物を蒸発させDCMと5%クエン酸水溶液(150mL)に分配する。水相を固体NaHCOでpH9に注意深く調整する。沈殿物をろ過し、HO(5×20mL)とEtO(2×20mL)で洗浄し、45℃の真空下で乾燥させ表示化合物を得る。
357B.1-ベンジル-4-フェノキシ-ピペリジン
Figure 2006052181
ドライTHF(6.4mL)中にフェノール(190mg、2.02mmol)およびトリフェニルホスフィン(680mg、2.6mmol)を含有する冷混合物(0℃)に、1-ベンジル-ピペリジン-4-オール(490mg、2.6mmol)およびジエチルアザジカルボキシレート(0.41mL、2.6mmol)を含有するドライTHF(4.8mL)溶液を30分にわたって滴下する。この混合物を室温で窒素下20時間撹拌する。この混合物をEtOAcに溶かし、飽和NaHCO(2×20mL)で洗浄、乾燥(MgSO)、ろ過、濃縮し、粗油状物を得る。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/Hex:3/7)で表示化合物を得る。
357C.4-フェノキシ-ピペリジン
Figure 2006052181
MeOH(5mL)に、1-ベンジル-4-フェノキシ-ピペリジン(420mg、1.6mmol)、Pd-C 10%(10mg)およびTFA(0.18mL、1.6mmol)を含む混合物を大気圧下室温で20時間水素添加する。混合物をセライトでろ過し、ろ液を減圧下で濃縮する。残留物をCHClに溶解し、飽和NaHCOで洗浄し、ろ過、濃縮して表示化合物を得る。
357D.1-[2-(4-フェノキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-キノリン-4-イル-尿素
Figure 2006052181
ドライTHF(1mL)中に4-フェノキシ-ピペリジン(0.03mmol)を含む溶液に、1-(2-クロロ-エチル)-3-キノリン-4-イル-尿素(0.03mmol)、固体NaHCO3(2.5mg)およびNaI(1mg)を添加する。フラスコを堅く密封して70℃で6日間振る。反応混合物を蒸発し、蟻酸水溶液に入れ、用意したHPLCで精製し表示化合物を得る。
下記の化合物を同様にしてつくる。カッコ内の値は上記実験項で記載したと同じ分析法Bにより得られる。
Figure 2006052181
実施例363.
1-{2-[4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

363A.4-トリフルオロメタンスルホニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
無水THF(6mL)中にLDA(2.76mL、5.52mmol)を含む冷却溶液(-78℃)に、4-オキソ-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(1g、5.02mmol)を含む無水THF(6mL)の溶液を滴下する。-78℃で20分間撹拌後、無水THF(6mL)中にN-フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド(1.91g、5.34mmol)を含む溶液を滴下する。この混合物を0℃で3時間撹拌し真空下で濃縮する。得られた油状物をCHCl(3mL)に溶解し、中性アルミナのパッドに詰め(Hex/EtOAc、9/1)で溶出して表示化合物を得る。
363B.4-(2-メトキシ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
窒素で清浄した三首フラスコに、2Nの水性NaCO(1.4mL)、1,2-ジメトキシエタン(3.7mL)、2-メトキシフェニルボロン酸(206mg、1.35mmol)、無水塩化リチウム(123mg、2.9mmol)、4-トリフルオロメタンスルホニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(321mg、0.96mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(56mg、0.048mmol)を充填する。混合物を窒素下、還流温度で2時間撹拌し、冷却し、減圧下で濃縮する。残留物をCHCl(10mL)、2Nの水性NaCO(10mL)、濃縮NH4OH(1mL)に分配する。水層をCHClで2回抽出する。有機層を一緒にし、乾燥(MgSO)、ろ過および濃縮し粗油状物を得る。フラッシュクロマトグラフィ(Hex/AcOEt/CHCl:5/1/1)で表示化合物を得る。
363C.4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
EtOAc(5ml)中に4-(2-メトキシ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(200mg、0.69mmol)、Pd-C10%(30mg)を含む混合物を大気圧下室温で20時間水素添加する。この混合物をセライト上でろ過し、ろ液を蒸発させて表示化合物を得る。
363D.4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン
Figure 2006052181

ドライCHCl(5mL)中に、4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(190mg、0.65mmol)およびTFA(0.35mL、4.8mmol)を含有する混合液を窒素下室温で2時間撹拌する。この混合物を減圧下で濃縮し、残留物をCHCl/NaHCO飽和水溶液と一緒にする。水層をCHClで2回抽出し、一緒にした有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥(MgSOで)、ろ過、濃縮し表示の化合物を得る。
363E.1-{2-[4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
ドライTHF(1mL)中に4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン(0.03mmol)を含有する溶液に1-(2-クロロ-エチル)-3-キノリン-4-イル-尿素(0.03mmol)、固体NaHCO(2.5mg)、およびNaI(1mg)を添加する。フラスコを堅く密封し、70℃で6日間振る。反応混合物を蒸発させ、蟻酸水溶液に入れ、用意したHPLCで精製し表示化合物を得る。
下記の化合物を同様に製造する。カッコ内の値は上記実験項で記載したと同じ分析法Bによって得られる。
Figure 2006052181
実施例368
1-[2-(4-ヒドロキシ-4-p-トリル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

368A.1-ベンジル-4-p-トリル-ピペリジン-4-オール
Figure 2006052181
無水EtO(6mL)に4-ブロモトルエン(1.017g、5.94mmol)を含む溶液を、無水EtO(10mL)中にMg(0.159g、6.54mmol)と触媒量のI(0.015g、0.26mmol)を含む混合物に滴下する。この混合液を還流温度で窒素下5時間撹拌する。この濁った溶液に、無水EtO(6mL)中にN-ベンジル-4-ピペリドン(1.063mL、5.94mmol)が含まれる溶液を0℃で一滴づつ添加し、混合物を還流温度で1.5時間撹拌する。冷却後、この混合物を飽和NHCl(20mL)に注入し、EtOAc(3×30mL)で抽出する。一緒にした有機抽出物を塩水で洗浄し、乾燥(MgSO)、ろ過、濃縮し、粗油状物を得る。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/Hex:3/7)で表示化合物を得る。
368B.4-p-トリル-ピペリジン-4-オール
Figure 2006052181
EtOAc(7mL)中に1-ベンジル-4-p-トリル-ピペリジン-4-オール(350mg、1.243mmol)およびPd-C 10%(55mg)を含有する混合液を室温、大気圧で20時間水素添加する。この混合物をセライトでろ過し、ろ液を蒸発させて表示化合物を得る。
368C.1-[2-(4-ヒドロキシ-4-p-トリル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
ドライTHF(1mL)中に4-p-トリル-ピペリジン-4-オール(0.03mmol)が含まれる溶液に1-(2-クロロ-エチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(0.03mmol)、固体NaHCO(2.5mg)、およびNaI(1mg)を添加する。フラスコを堅く密封し、70℃で6日間振る。反応混合物を蒸発させ、蟻酸水溶液に入れ、用意したHPLCで精製して表示化合物を得る。
Figure 2006052181
実施例369
1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
ドライTHF(10mL)中に4-ヒドロキシ-4-ベンジル-ピペリジン(380.6mg、2mmol)を含有する溶液に、1-(2-クロロ-エチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(263.7mg、1mmol)と固体NaHCO(672mg、8mmol)を添加する。反応混合物を45℃で6日間撹拌する。反応混合物をCHCl(100mL)で希釈し、飽和NaCO(2×30mL)で洗浄する。水相をCHCl(2×25mL)で再抽出し、有機相を合わせ、塩水(20mL)で洗浄し、乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発させる。残留物を用意したHPLCで精製し、表示化合物を得る。
次の化合物は同様な方法で製造される。カッコ内の値は上記実験項に記載したのと同じ分析法Bによって得られる。
Figure 2006052181
Figure 2006052181
実施例381
3-[2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-1-メチル-1-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

381A.(2-ブロモ-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
1NのNaOH水溶液(200mL)に、MeOH(400mL)を添加し、得られた溶液を20℃に冷却する。2-ブロモエチルアミン臭化水素酸塩(25.0g、122mmol)を一度に添加した後、ジ-tert-ブチルジカーボネート(26.6g、122mmol)を添加する。反応混合物を2.5時間撹拌する。MeOHをロータリーエバポレータで除去し、縣濁液をCHCl(2×175mL)で抽出する。有機抽出物を一緒にし、5%クエン酸水(300mL)で抽出し、乾燥(MgSO)、ろ過、蒸発して表示化合物を得る。
381B.[2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
THF(30mL)に4-ベンジル-ピペリジン(876mg、5.0mmol)、(2-ブロモ-エチル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(1.12g、5.0mmol)およびDIPEA(650mg、5mmol)が含有している混合液を還流温度で15時間加熱する。この溶液をエーテル(150mL)に注入し、飽和NaCO(2×50mL)と塩水(30mL)で抽出し、乾燥(NaSO)、ろ過、濃縮し粗油状物を得る。フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘプタン:3/2)で表示化合物を得る。
381C.2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチルアミン
Figure 2006052181
[2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-カルバミン酸tert-ブチルエステル(1.34g、4.2mmol)をCHCl(3mL)に溶解し、TFA(3mL)で20℃、2時間処理する。溶媒を蒸発させ、残留物をCHCl(100mL)に溶かし、1MのNaOH水(2×30mL)で洗浄する。有機層を乾燥(NaSO)、ろ過、濃縮し、表示化合物を得る。
381D.メチル-(2-メチル-キノリン-4-イル)-アミン
Figure 2006052181
4-クロロ-2-メチル-キノリン(4.36g、24.5mmol)とベンジルメチルアミン(3.13g、25.8mmol)の混合物を窒素下120℃で12時間加熱する。残留物をCHCl(50mL)に溶解させ、飽和NaCO水(50mL)と1MのNaOH水(50ml)で連続的に洗浄する。CHCl層を蒸発させ、残留物をMeOH(400mL)に溶解させ、さらに4MのHClをジオキサン(12mL)に溶解させる。10%Pd-C(410mg)を加え、縣濁液を常圧下で15時間水素添加する。この反応混合物をセライトのパットを通してろ過する。1MのNaOH(100mL)水を加え、ろ液を蒸発させる。残留物を水に溶かし、CHCl(3×50mL)で抽出する。一緒にした有機抽出物を乾燥し、蒸発させて表示化合物を得る。
381E.3-[2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-1-メチル-1-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
DMSO(5mL)にCDI(178mg、1.1mmol)を含む撹拌溶液に、DMSO(1mL)に2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチルアミン(218mg、1mmol)を含む溶液を添加する。この反応混合物を20℃で3時間撹拌する。メチル-(2-メチル-キノリン-4-イル)-アミン(173mg、1mmol)を添加する。得られた溶液にNaHMDS(THF中に2M含有、1.25mL、2.5mmol)を一度に添加する。反応混合物を20℃で24時間撹拌し、次いでHO(0.4mL)を添加する。反応混合物を蒸発させ、残留物を用意したHPLCで精製し表示化合物を得る。
Figure 2006052181
実施例382
1-[3-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-プロピル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

382A.1-(3-クロロ-プロピル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
実施例1Aの1-(2-クロロエチル)-3-(2-メチル-キノール-4-イル)-尿素の製造方法により、4-アミノ-2-メチルキノリンと3-クロロプロピルイソシアネートから表示化合物を製造する。
382B.1-[3-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-プロピル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
実施例341で例示した方法を用い4-ヒドロキシ-4-ベンジル-ピペリジンと1-(3-クロロ-プロピル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素から1-[2-(4-ヒドロキシ-4-p-トリル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素を製造する。
次の化合物は類似の方法で製造される。
Figure 2006052181
実施例384
1-[(S)-1-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イルメチル)-2-メチル-プロピル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

384A.1,3-ビス-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
4-アミノ-2-メチルキノリン(20.24g、128mmol)を含有するTHF(100mL)縣濁液にCDI(13.9g、85mmol)を添加する。この混合物を還流温度で15時間加熱する。生成した沈殿物をろ過し、水(100mL)で6時間撹拌し、再び濾過する。ろ過した塊を水(20mL)、THF(20mL)で洗浄し、乾燥させ表示化合物を得る。
384B.(S)-3-メチル-2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-酪酸
Figure 2006052181
MeOH(10mL)に、1,3-ビス-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(342.4mg、1mmol)、バリン(valin)メチルエステル塩酸塩(167.6mg、1mmol)およびDIPEA(0.34mL、2mmol)を含有する縣濁液を80℃で15時間加熱する。溶媒を蒸発させ、残留物を6NのHCl水(6mL)に溶解する。反応混合物を90℃で12時間加熱する。蒸発と用意したHPLCで精製して表示化合物を得る。
384C.1-[(S)-1-(4-ベンジル-ピペリジン-1-カルボニル)-2-メチル-プロピル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
DMF(10mL)中に(S)-3-メチル-2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-酪酸の塩酸塩(337.8mg、1mmol)、4-ベンジルピペリジン(175.3mg、1mmol)、HOBt(183mg、1.2mmol)およびTEA(0.35mL、2.5mmol)を含む溶液に、EDC(230.0mg、1.2mmol)を添加する。この混合物を室温で15時間撹拌し、それから飽和NaCO水(30mL)でクエンチする。水相をCHCl(3×20mL)で抽出する。抽出物を一緒にし、乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発させる。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、CHCl/MeOH、5/1)で精製し表示化合物を得る。
384D.1-[(S)-1-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イルメチル)-2-メチル-プロピル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
THF(10mL)に1-[(S)-1-(4-ベンジル-ピペリジン-1-カルボニル)-2-メチル-プロピル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素を含む溶液に、LiAlH(40mg、1mmol)を0℃で添加する。反応混合物を室温で15時間撹拌し、EtOAc(1mL)と飽和NaHCO(0.2mL)でクエンチする。生成した沈殿物を濾過して除き、濾過した塊をMeOH(2×5mL)で洗浄する。混合液を蒸発し残留物をTLC(SiO、CHCl/MeOH、5/1)で精製し表示化合物を得る。
下記の化合物は類似の方法で製造される。
Figure 2006052181
実施例388
1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-2-フェニル-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

388A.1-(2-アミノ-1-フェニル-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-オール
Figure 2006052181
1-メチル-2-ピロリドン(5mL)中に4-ベンジル-ピペリジン-4-オール(1.0g、5.2mmol)、ベンズアルデヒド(0.83g、7.8mmol)およびMgSO(0.31g、2.6mmol)を含む縣濁液に、アセトンシアノヒドリン(0.45g、5.2mmol)を添加する。反応混合物を50℃で2時間加熱し、ついで室温に冷却し、氷(20g)と飽和NaHCO(50mL)でクエンチする。水相をEtO(3×100mL)で抽出し、有機抽出物を一緒にし、飽和NaCl(20mL)で洗浄し、乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発させる。残留物をTHF(20mL)に溶かし、LiAlH(1.1g、27.6mmol)を含む0℃のTHF(80mL)の縣濁液に添加する。反応混合物を室温で15時間撹拌し、EtOAc(250mL)、MeOH(20mL)および飽和NaHCO(5mL)でクエンチする。沈殿物を濾過して除去し、MeOH(20mL)で洗浄し、ろ液を蒸発させる。用意したHPLCで精製して表示化合物を得る。
388B.2-メチル-キノリン-4-カルボン酸
Figure 2006052181
この化合物をC ケネコらのChem. Pharm. Bull. (1980) 28, 1157-1171の方法を用いてイサチン(isatin)とアセトンからつくられる。
388C.4-イソシアナト-2-メチル-キノリン
Figure 2006052181
0℃のDMF(4mL)中に2-メチル-キノリン-4-カルボン酸(276mg、1.2mmol)が含まれる溶液に、トリエチルアミン(1.22mg、1.2mmol)を添加し、さらにDPPA(332mg、1.2mmol)をゆっくり(30分)と添加する。反応混合物を0℃で2時間、さらに20℃で12時間撹拌する。反応を氷(10g)でクエンチし、EtO(6×30mL)で抽出する。有機抽出物を一緒にし飽和NaHCO(2×15mL)および水(2×10mL)で続けて洗浄し、真空中加熱せずに蒸発させる。残留物をドライトルエンに溶かし、還流温度で2時間加熱する。得られた溶液を表示化合物をさらに分離せずに次工程に用いる。
388D.1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-2-フェニル-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
CHClに1-(2-アミノ-1-フェニル-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-オール(54.3mg、0.18mmol)が含有している溶液に、トルエン(2mL)に4-イソシアナト-2-メチル-キノリン(33.8mg、0.16mmol)が含まれるできたての溶液を添加する。混合物を20℃で15時間撹拌する。溶媒を蒸発させ、HPLCで精製し表示化合物を得る。
Figure 2006052181
実施例389
1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-シクロプロピル-キノリン-4-イル)-尿素

389A.1-(2-アミノ-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-オール
Figure 2006052181
表示化合物は実施例381Cの製造方法を使用して4-ヒドロキシ-4-ベンジル-ピペリジンから製造される。
389B.2-シクロプロピル-キノリン-4-カルボン酸
Figure 2006052181
この化合物はC ケネコらのChem.Pharm.Bull.(1980)28、1157-1171の方法を用いてイサチン(isatin)とシクロプロピルメチルケトンから製造される。
389C.1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-シクロプロピル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
この化合物は実施例388Dに記載した方法に従って1-(2-アミノ-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-オールと2-シクロプロピル-キノリン-4-カルボン酸から製造される。
Figure 2006052181
実施例390
1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(8-ベンジル-2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

390A.8-ベンジル-2-メチル-キノリン-4-カルボン酸
Figure 2006052181
この化合物は、Irving, Clifton, J.Chem. Soc.(1959)288の方法を使用して2-ベンジルアニリン、アセトアルデヒドおよびピルビン酸から製造される。
390B.1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(8-ベンジル-2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
この化合物は実施例388Dに記載した方法に従って1-(2-アミノ-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-オールと8-ベンジル-2-メチル-キノリン-4-カルボン酸から製造される。
Figure 2006052181
実施例391
1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(7-メチル-[1,8]ナフチリジン-4-イル)-尿素

391A.1-(2-クロロ-エチル)-3-(2-メチル-[1,8]ナフチリジン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
1-(2-クロロエチル)-3-キノリン-4-イル-尿素の製造法を用いて、2-メチル-[1,8]ナフチリジ-4-イルアミン(Barlin GB,Tan WL,“Potential Antimalarials.I 1,8-ナフチリジン類”,Aust J Chem (1984)37,1065-1073.R Radivov,M Haimova,E Simova 「リチウム化反応による4-アミノ-3-ピリジルおよび4-アミノ-5-ピリミジルアリールケトン類および関連化合物の合成」、Synthesis (1986),886-891)から製造される。
391B.1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(7-メチル-[1,8]ナフチリジン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
実施例368Cの製造に用いた方法に従って、4-ベンジル-4-ヒドロキシピペリジンと1-(2-クロロ-エチル)-3-(2-メチル-[1,8]ナフチリジン-4-イル)-尿素から製造される。
Figure 2006052181
実施例392
1-{2-[4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

392A.4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
Figure 2006052181
水素化ナトリウム(0.4g、16.6mmol)をドライDMSO(30mL)に添加し、この混合物を80℃で1時間加熱する。20℃に冷却後、4-フルオロフェニルメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(4.46g、11mmol)を窒素下で滴下し、混合物を15分間撹拌する。次に4-ピペリドン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(2g、10mmol)を添加し、混合物を室温で15時間撹拌し、その後80℃で8時間加熱する。反応混合物を室温に冷却し、氷(75g)に注ぐ。得られた混合物をエーテル(3×120mL)で抽出する。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させる。得られた油状物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO,EtOAc/ヘプタン1/5)で精製して表示化合物を得る。
392B.4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン
Figure 2006052181
CHCl(1mL)中に4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(287.4mg、1mmol)が含有している溶液に、TFA(1mL)を添加する。この溶液を20℃で2時間撹拌する。溶液を蒸発し残留物をCHCl(75mL)に溶解し1MのNaOH水(2×20mL)で洗浄する。有機層を乾燥(NaSO)で乾燥、ろ過、濃縮して表示化合物を得る。
392C.[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-酢酸エチルエステル
Figure 2006052181
4-アミノ-2-メチルキノリン(4.0g、25.3mmol)を含有するドライTHF(80mL)の縣濁液を-14℃に冷却し、イソシアナト酢酸エチル(3.3mL、27.4mmol)を激しく撹拌しながら滴下添加する。反応液を室温に温め、4時間撹拌する。さらにイソシアナト酢酸エチル(0.6mL、5mmol)を添加し、反応混合物を15時間撹拌する。溶媒を蒸発し残留物をCHCl-ヘプタン(1/5)から結晶化し表示化合物を得る。
392D.(3-キノリン-4-イル-ウレイド)-酢酸
Figure 2006052181
[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-酢酸エチルエステル(7.2g、25mmol)を6NのHCl水溶液(250mL)に縣濁し、この混合液を80℃で15時間加熱する。混合液を冷却し、生成した沈殿物をろ過し、固体を乾燥させ表示化合物の塩酸塩を得る。
392E.1-{2-[4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-2-オキソ-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
(3-キノリン-4-イル-ウレイド)-酢酸塩酸塩(281.7mg、1mmol)、4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン(187.3mg、1mmol)、TEA(1mL、7mmol)を含むDMF(4mL)の縣濁液とTP(EtOAc中に50%含有、1mL、1.7mmol)を室温で2時間撹拌する。DMFを蒸発させ残留物をCHCl(150mL)に溶かし、1MのNaOH水(50mL)と塩水(30mL)で洗浄する。有機相を乾燥(NaSO)し、ろ過、蒸発して未精製の表示化合物を得る。
392F.1-{2-[4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
THF(40mL)にLiAlH(100mg、2.6mmol)を含む縣濁液に、未精製性の1-{2-[4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-2-オキソ-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(1mmol)を含有するTHF(10mL)を添加し、この混合物を室温で15時間撹拌する。縣濁液をEtOAc(200mL)にゆっくり注ぎ、MeOH(10mL)、続いて飽和NaHCO(滴下、総量1.5mL)を添加する。沈殿物をろ取し、MeOH(2×20mL)で洗浄する。ろ液を乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発する。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO、CHCl-MeOH、10:1)で精製して表示化合物を得る。
次の化合物は類似の方法で製造される。
Figure 2006052181
実施例398.
1-{2-[4-(3-メチル-ベンジル)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
1-{2-[4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(21mg、0.05mmol)、2MのHCl水溶液(0.5mL、1mmol)およびPd-C(10%、5mg)がMeOH(2mL)に含まれる縣濁液を水素雰囲気下で6時間撹拌する。触媒をろ取しろ液を蒸発させて表示化合物の塩酸塩を得る。
次の化合物を類似の方法で製造する。
Figure 2006052181
実施例403
1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル
Figure 2006052181
この化合物を実施例1の方法を用い1-(2-クロロ-エチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(実施例1A、1.32g、5mmol)とニペコチン酸エチル(1.57g、10mmol)から製造する。
Figure 2006052181
実施例404
1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸メチル-フェニル-アミド

404A.1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩
Figure 2006052181
1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル(0.9g、2.3mmol)を6NのHCl(10mL)に溶解し、混合液を50℃で48時間加熱する。反応混合物を蒸発させ残留物を乾燥させ表示化合物の塩酸塩を得る。
404B.1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸メチル-フェニル-アミド
Figure 2006052181
DMF(0.6mL)に、1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩(64.25mg、0.15mmol)、TEA(0.07mL、0.5mmol)およびN-メチルアニリン(11mg、0.1mmol)を含有する縣濁液に、TP(EtOAc中に50%含有、0.07mL、0.12mmol)を室温で添加する。この混合液を15時間撹拌し、飽和NaCO(5mL)でクエンチし、CHCl(3×10mL)で抽出する。有機相を乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発させ、残留物を用意したHPLCで精製して表示化合物を得る。
次の化合物を類似の方法で製造する。
Figure 2006052181
Figure 2006052181
Figure 2006052181
実施例423
1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸メチルエステル

423A.4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸メチルエステル.
Figure 2006052181
MeOH(25mL)中に、4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸トシレート(4.6g、20mmol)を含有する溶液にTMSCl(10mL)を添加し、この反応混合液を50℃で15時間撹拌する。この反応混合液を冷却、蒸発させる。残留物をMeOH(5mL)に入れ、飽和NaCO(100mL)に注入し、CHCl(3×50mL)で抽出する。一緒にした有機抽出物を乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発させて表示化合物を得る。
423B.1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸メチルエステル
Figure 2006052181
この化合物を実施例1の方法を用いて1-(2-クロロ-エチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(実施例1A、2.6g、10mmol)と4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸メチルエステル(4.38g、20mmol)から製造する。
Figure 2006052181
実施例424
1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸.
Figure 2006052181
6NのHCl水(10mL)に1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸メチルエステル(1.25g、2.8mmol)を含む溶液を90℃で48時間加熱する。反応混合液を蒸発し表示化合物の二塩酸塩を得る。
Figure 2006052181
実施例425
1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸ベンジル-メチル-アミド.
Figure 2006052181
この化合物は、実施例404Bの方法を使用し、1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩とベンジルメチルアミンから製造される。
次の化合物を類似の方法から製造する。
Figure 2006052181
実施例431
4-ベンジル-1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸

431A.1,4-ジベンジル-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル
Figure 2006052181

THF(1M、80mL、80mmol)にNaHMDSを含む-78℃の溶液にTHF(20mL)にニペコチン酸エチル(5.5g、35mmol)を含む溶液を添加する。この混合液を-78℃で30分間撹拌し、それから室温に加温する。THF(40mL)に臭化ベンジル(9.5mL、80mmol)を含む溶液を前記溶液に15分添加し、撹拌を15時間続ける。この混合物をエーテル(200mL)に注入し、1MのHCl水(3×50mL)で抽出する。抽出水をエーテル(50mL)で洗浄し、固体NaCOと33%のNaOHでpH14に調整し、次いでCHCl(3×100mL)で抽出する。有機抽出液を乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発して残留物をフラッシュクロマトグラフィー(CHCl-MeOH 10:1)で精製し、表示化合物を得る。
431B.4-ベンジル-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル
Figure 2006052181
1,4-ジベンジル-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル(11.8g、35mmol)をMeOH(200mL)に溶かし、1MのHCl水(40mL)とPd-C(10%、1g)を添加する。この混合液を15時間水素添加(7バール、70℃)する。触媒をろ取し、溶媒を蒸発し表示化合物を得る。
431C.(2-ブロモ-エチル)-カルバミン酸ベンジルエステル
Figure 2006052181
2-ブロモエチルアミン臭化水素酸(15g、73mmol)とN-(ベンジルオキシカルボニルオキシ)コハク酸イミド(15.5g、62mmol)を0℃のCHCl(150mL)に縣濁する。TEA(9mL、65mmol)を0℃の温度を保ちながらゆっくりと添加する。1時間後混合液を0.5MのKHSO水(50mL) と塩水(50mL)で洗浄し、有機相を乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発させて表示化合物を得る。
431D.4-ベンジル-1-(2-ベンジルオキシカルボニルアミノ-エチル)-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル
Figure 2006052181
4-ベンジル-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル(2.5g、10mmol)、(2-ブロモ-エチル)-カルバミン酸ベンジルエステル(2.58g、10mmol)およびDIPEA(1.7mL、10mmol)をTHF(50mL)に溶かし、80℃で15時間加熱する。この混合液をEtO(200mL)に注ぎ、飽和NaCO(50mL)で洗浄する。エーテル相を1MのHCl(3×50mL)で抽出する。水性抽出物をエーテル(50mL)で洗浄し、冷却した33%のNaOH水でpH14に調整する。水相をCHCl(4×50mL)で抽出する。有機抽出物を乾燥(NaSO)、ろ過、蒸発させて表示化合物を得る。
431E.1-(2-アミノ-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル
Figure 2006052181
4-ベンジル-1-(2-ベンジルオキシカルボニルアミノ-エチル)-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル(4.25g、10mmol)をMeOH(100mL)に溶かし、Pd-C(10%、0.5g)を添加する。混合液を2時間水素添加(7バール、20℃)する。触媒をろ取して取り除き、溶媒を蒸発させて表示化合物を得る。
431F.1-(2-アミノ-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-カルボン酸
Figure 2006052181
1-(2-アミノ-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-カルボン酸エチルエステル(2.5g、10mmol)を6NのHCl水(40mL)に溶かし、この混合液を90℃で96時間加熱する。反応混合液を蒸発させて表示化合物の塩酸塩を得る。
431G.4-ベンジル-1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸
Figure 2006052181
1-(2-アミノ-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-カルボン酸二塩酸塩(3.35g、10mmol)、1,3-ビス-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素(3.43g、10mmol)およびTEA(5mL、36mmol)をTHF(50mL)に縣濁させ、還流温度で48時間加熱する。溶媒を蒸発させ、残留物をHPLCで精製して表示化合物を得る。
Figure 2006052181
実施例432
4-ベンジル-1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸ベンジル-エチル-アミド
Figure 2006052181
実施例257Cの方法を用いて、この化合物を4-ベンジル-1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸とベンジルエチルアミンから製造する。
Figure 2006052181
実施例434
1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-[2-(ベンジル-メチル-アミノ)-ピリジン-4-イル]-尿素

434A.2-(ベンジル-メチル-アミノ)-イソニコチン酸
Figure 2006052181
2-クロロ-ピリジン-4-カルボン酸(300mg、1.9mmol)、ベンジルメチルアミン(230mg、1.9mmol)およびトリエチルアミン(192mg、1.9mmol)の混合物を120℃で12時間加熱する。残留物をCHCl(30mL)に溶かし、1MのNaOH水(3×5mL)で抽出する。水相を12NのHCl水でpH1-2に調整し、EtOAc(6×5mL9で抽出する。有機抽出物を一緒にし、乾燥(MgSO)、蒸発させて表示化合物を得る。
434B.2-(ベンジル-メチル-アミノ)-4-イソシアネート-ピリジン
Figure 2006052181
この化合物を実施例388Cに記載した方法を用いて、2-(ベンジル-メチル-アミノ)-ピリジン-4-カルボン酸(780mg、3.2mmol)から製造する。
434C.1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-[2-(ベンジル-メチル-アミノ)-ピリジン-4-イル]-尿素
Figure 2006052181
この化合物を実施例388Dに記載した方法を用いて、1-(2-アミノ-エチル)-4-ベンジル-ピペリジン-4-オール(93mg、0.40mmol)と2-(ベンジル-メチル-アミノ)-4-イソシアネート-ピリジン(95.7mg、0.40mmol)から製造する。
次の化合物を類似の方法から製造する。
Figure 2006052181
Figure 2006052181
実施例447
1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチルアミノ-ピリジン-4-イル)-尿素
Figure 2006052181
MeOH(20mL)に1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-[2-(ベンジル-メチル-アミノ)-ピリジン-4-イル]-尿素(実施例434、0.3g、0.65mmol)、2NのHCl水(0.65mL、1.3mmol)およびPd-C 10%(30mg)を含む縣濁液を水素雰囲気下96時間撹拌する。触媒を濾過して除き、反応混合物を蒸発させて表示化合物を得る。
次の化合物を類似の方法から製造する。
Figure 2006052181
実施例449
1-(2-アミノ-ピリジン-4-イル)-3-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-尿素
Figure 2006052181

Laguzza B. C., Ganem B., 「アミン類の新しい保護基、 L−チロシンからのアンチカプシンの合成(Synthesis of Anticapsin from L-Tyrosine), Tetrahedron Lett. (1981) 22, 1483-1486に記載されている方法を用いて、1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-ジアリルアミノ-ピリジン-4-イル)-尿素(実施例445)からこの化合物を製造する。
Figure 2006052181
実施例450.試験管内生物学的特性決定

ウロテンシンIIの作用に対する一般式Iの化合物の阻害活性は下記の試験法を用いて証明できる。
1)ヒト[125I]-ウロテンシンIIの横紋筋肉腫細胞株への結合の阻害

ヒト由来TE-671横紋筋肉腫細胞(ドイツ微生物・細胞培養コレクション、細胞株#ACC-263)を用い、全細胞エンドセリン結合アッセイ(Breu Vら、R-46-2005の試験管内特性決定、新規合成非ペプチドETおよびET受容体の拮抗剤、FENS Lett. 1993, 334. 210-214)を改変する方法により、ヒト[125I]ウロテンシンIIの全細胞結合を行なう。
アッセイはポリプロピレン製マイクロタイタープレート(Nunc、カタログ番号442587)上、25mMのHEPES(Fluka、カタログ番号05473)、1.0%のDMSO(Fluka、カタログ番号41644)および0.5%(w/v)のBSA画分V(Fluka、カタログ番号05473)を含有するダルベッコの改良イーグル培地、pH7.4(GIBCO BRL、カタログ番号31885-023)250μL中で実施する。縣濁させた30万個の細胞を、20pMヒト[125I]ウロテンシンII(Anawa Trading SA、ヴァンゲン、スイス、2130Ci/mmol)および種々濃度の無標識拮抗物質とともに、20℃で4時間ゆるやかに振りながらインキュベートする。それぞれ100nMの無標識U-IIを含むおよび含まない試料から、極小および極大結合を導く。4時間のインキュベーションの後、細胞をGF/Cフィルタープレート(Packard、カタログ番号6005174)で濾過する。フィルタープレートを乾燥し、次にシンチレーションカクテル(Packard、MicroScint 20 カタログ番号6013621)50μLを各ウエルに加える。マイクロプレートカウンター(Packard Bioscience、TopCount NXT)でフィルタープレートの計数を行なう。
試験化合物はすべて100%のDMSOに溶解させ、希釈する。アッセイへの添加に先立ち、アッセイ緩衝液への10倍希釈を行なう。アッセイにおけるDMSOの最終濃度は1.0%であり、この濃度は当該結合を妨害しないことが見出されている。[125I]ヒトU-IIの特異的結合を50%阻害する拮抗物質の濃度をIC50値と定義する。特異的結合は、上記極大結合と極小結合との差である。無標識ヒトU-IIについて、0.206nMというIC50値が見出される。本発明の化合物は、このアッセイで0.1〜1000nMの範囲内のIC50をもつことが見出される。
2)摘出ラット大動脈弓のヒトウロテンシンII誘発収縮の阻害:

成獣ウィスターラットを麻酔し、放血する。大動脈弓を摘出し、切開し、3〜5mmのリングを切り取る。内膜表面を穏やかに擦って内皮を除去する。リングを37℃に保ったクレブス-ヘンゼライト(Krebs-Henseleit)液(mM単位で;NaCl 115、KC l4.7、MgSO1.2、KHPO 1.5、NaHCO 25、CaCl 2.5、グルコース 10)を満たした10mLの摘出臓器浴中に縣濁させ、95%のOと5%のCOを通気する。エイコサノイドの産生を防ぐためクレブス-ヘンゼライト溶液にインドメタシン(10-5M)を添加する。リングを静止張力1gまで牽引する。力トランスデューサ(EMKA Technologies SA、パリ、フランス)を用いて等尺性張力の変化を記録する。平衡状態後にリングをKCl(60mM)で短時間収縮させる。試験化合物またはそのベヒクルとともに10分間インキュベートしたのち、累積量のヒトウロテンシンII(10-12M〜10-6M)を加える。機能拮抗作用をウロテンシンIIに対する極大収縮の阻害として記録する。

Claims (27)

  1. 一般式1の化合物、
    Figure 2006052181
    式中:
    Pyは2位が-NRでモノ-置換されたピリジン-4-イル;2位が-NRで、そして6位が低級アルキルまたはアリールアルキルでジ-置換されたピリジン-4-イル;未置換キノリン-4-イル;2位が低級アルキルでモノ-置換されたキノリン-4-イル;2位が低級アルキルで、そして6、7または8位がハロゲン、低級アルキル、またはアリールアルキルでジ-置換されたキノリン-4-イル;2-ヒドロキシメチル-キノリン-4-イル;7-メチル-[1,8]ナフチリジン-4-イル;5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;8-ベンジル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;8-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル;1-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル;1-ベンジル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イルを表す;

    Xはアリール;アリール-O-;アリールアルキル-;低級アルキル-SONR-;アリール-SONR-;アリールアルキル-SONR-;低級アルキル-CONR;アリール-CONR-;アリールアルキル-CONR-;低級アルキル-NRCONR-;アリール-NRCONR-;アリールアルキル-NRCONR-;アリール-CO-;アリールアルキル-CO-;低級アルキル-NRCO-;アリール-NRCO-;アリールアルキル-NRCO-を表し;またはXおよびZは炭素原子と共に、それらが炭素原子に結合してアリール置換体をもつ環外二重結合を表す;

    Yは-C(R)(R)(CH)-または-(CH)C(R)(R)-を表す;

    Zは水素を表し;Xがアリールまたはアリールアルキルを表す場合は、Zは水素、ヒドロキシル、カルボキシル、アリール-CONR-、低級アルキル-NRCO-、アリール-NRCO-またはアリールアルキル-NR-CO-を表す;

    nは数0または1を表す;

    mは数1または2を表す;

    は水素または低級アルキルを表す;

    およびRは独立して水素、低級アルキル、またはアリールアルキルを表し;RおよびRが同一の窒素原子に結合する場合は、RおよびRは、一緒に、窒素と共に、それらが窒素に結合して、ピペリジン、ピロリジンまたはモルホリン環を形成する;

    は水素、低級アルキル、アリール、アリールアルキルを表し、またはRと共に、RおよびRが環原子として炭素原子に結合して炭素原子を含む3-、4-、5-、または6-員飽和炭素環を形成する;

    は水素、メチルを表し、またはRと共に、RおよびRが環原子として炭素原子に結合して炭素原子を含む3-、4-、5-、または6-員飽和炭素環を形成する;

    および光学的に純粋なエナンチオマーまたはジアステレオマー、エナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物、ジアステレオマーラセミ体、およびジアステレオマーラセミ体の混合物;並びにこれらの医薬品として許容し得る塩、溶媒コンプレックスおよび形態学的な形状。
  2. 一般式2の化合物、
    Figure 2006052181
    式中:

    Pyは2-(ベンジル-メチル-アミノ)-ピリジン-4-イル;2-(ベンジル-メチル-アミノ)-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-(ベンジルアミノ)-ピリジン-4-イル;2-ベンジルアミノ-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-(ジメチルアミノ)-ピリジン-4-イル;2-(ジメチルアミノ)-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-(メチルアミノ)-ピリジン-4-イル;2-(メチルアミノ)-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-アミノピリジン-4-イル;2-アミノ-6-メチル-ピリジン-4-イル;2-(ピロリジン-1-イル)-ピリジン-4-イル;キノール-4-イル;2-メチルキノール-4-イル;2-シクロプロピルキノール-4-イル;8-ベンジル-2-メチル-キノール-4-イル;[1,8]ナフチリジン-4-イル;7-メチル-[1,8]ナフチリジン-4-イル;5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;8-ベンジル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;8-メチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン-4-イル;2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル;1-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル;1-ベンジル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イルを表す;

    Xはアリール;アリール-O-;アリールアルキル-;低級アルキル-SONR-;アリール-SONR-;アリールアルキル-SONR-;低級アルキル-CONR;アリール-CONR-;アリールアルキル-CONR-;低級アルキル-NRCONR-;アリール-NRCONR-;アリールアルキル-NRCONR-;アリール-CO-;アリールアルキル-CO-;低級アルキル-NRCO-;アリール-NRCO-;アリールアルキル-NRCO-を表す;

    Zは水素を表し;Xがアリールまたはアリールアルキルを表す場合は、Zは水素またはヒドロキシルを表す;

    nは数0または1を表す;

    mは数1または2を表す;

    は水素または低級アルキルを表す;

    およびRは独立して水素、低級アルキル、またはアリールアルキルを表す。
  3. 一般式3の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、n、YおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
  4. 一般式4の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、nおよびPyは一般式2に示された意味を有する。
  5. 一般式5の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、R、YおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
  6. 一般式6の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、RおよびPyは一般式2に示された意味を有する。
  7. 一般式7の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、R、YおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
  8. 一般式8の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、R、YおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
  9. 一般式9の化合物、

    Figure 2006052181
    式中、RおよびPyは一般式2に示された意味を有する。
  10. 一般式10の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、X、ZおよびPyは一般式1に示された意味を有する。
  11. 一般式11の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは水素、低級アルキル、またはアリールアルキルであり;n、X、YおよびZは一般式1に示された意味を有する。
  12. 一般式12の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有し、そしてn、XおよびZは一般式2に示された意味を有する。
  13. 一般式13の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有し;n、R、R、X、YおよびZは一般式1に示された意味を有する。
  14. 一般式14の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有し、n、R、R、XおよびZは一般式1に示された意味を有する。
  15. 一般式15の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有する。
  16. 一般式16の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有する。
  17. 一般式17の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有し、Rは一般式1に示された意味を有する。
  18. 一般式18の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有し、Rは一般式1に示された意味を有する。
  19. 一般式19の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有し、Rは一般式1に示された意味を有する。
  20. 一般式20の化合物、
    Figure 2006052181
    式中、Rは一般式11に示された意味を有し、Rは一般式1に示された意味を有する。
  21. 下記のグループから選ばれる請求項1から20のいずれか1つの化合物、

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-4-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

    N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    チオフェン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    3-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3,N-ジメチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    2-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    2,N-ジメチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4,N-ジメチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    2-フルオロ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    2-フルオロ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3-フルオロ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-フルオロ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-シアノ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3-メトキシ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3-メトキシ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-メトキシ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-メトキシ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-メトキシ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3-クロロ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3-クロロ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-クロロ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-クロロ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    2-クロロ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    ビフェニル-4-スルホン酸メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-4-プロピル-ベンゼンスルホンアミド

    N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-4-プロピル-ベンゼンスルホンアミド

    ナフタレン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-アミド

    ナフタレン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    ナフタレン-2-スルホン酸メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    ナフタレン-1-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-アミド

    ナフタレン-1-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    ナフタレン-1-スルホン酸メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    キノリン-8-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    キノリン-8-スルホン酸メチル(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    4-tert-ブチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-tert-ブチル-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-4-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

    N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-4-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-2-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-2-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

    N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-2-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-3-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

    3,4-ジクロロ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3,4-ジクロロ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-4-ペンチル-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-4-ペンチル-ベンゼンスルホンアミド

    N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-4-ペンチル-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブトキシ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブトキシ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4,5-ジクロロ-チオフェン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-アミド

    4,5-ジクロロ-チオフェン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    4,5-ジクロロ-チオフェン-2-スルホン酸メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    4-(3-クロロ-2-シアノ-フェノキシ)-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-(3-クロロ-2-シアノ-フェノキシ)-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-(3-クロロ-2-シアノ-フェノキシ)-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-[4-メチル-5-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジンン-4-イルスルファモイル)-チアゾール-2-イル]-アセトアミド

    3-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3-ブロモ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-2-トリフルオロメトキシ-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-4-トリフルオロメトキシ-ベンゼンスルホンアミド

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-4-トリフルオロメトキシ-ベンゼンスルホンアミド

    N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-4-トリフルオロメトキシ-ベンゼンスルホンアミド

    5-ジメチルアミノ-ナフタレン-1-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-アミド

    5-ジメチルアミノ-ナフタレン-1-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    5-ジメチルアミノ-ナフタレン-1-スルホン酸メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    5-クロロ-3-メチル-ベンゾ[b]チオフェン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-アミド

    5-クロロ-3-メチル-ベンゾ[b]チオフェン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    5-クロロ-3-メチル-ベンゾ[b]チオフェン-2-スルホン酸メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    4-ブロモ-2-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-2-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-2-エチル-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-[5-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イルスルファモイル)-チオフェン-2-イルメチル]-ベンズアミド

    N-[5-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イルスルファモイル)-チオフェン-2-イルメチル]-ベンズアミド

    N-{5-[メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-スルファモイル]-チオフェン-2-イルメチル}-ベンズアミド

    4-ベンゼンスルホニル-チオフェン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-アミド

    4-ベンゼンスルホニル-チオフェン-2-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    4-ベンゼンスルホニル-チオフェン-2-スルホン酸メチル(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    2-(2,2,2-トリフルオロ-アセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-イソキノリン-7-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-アミド

    2-(2,2,2-トリフルオロ-アセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-イソキノリン-7-スルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    2-(2,2,2-トリフルオロ-アセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-イソキノリン-7-スルホン酸メチル-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-アミド

    2-フェニル-エタンスルホン酸(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-アミド

    4-クロロ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    1-{2-[4-(3-ビフェニル-2-イル-ウレイド)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[3-(3-ビフェニル-2-イル-ウレイド)-ピロリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-(2-{4-[3-(2-イソプロピル-フェニル)-ウレイド]-ピペリジン-1-イル}-エチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-(2-{3-[3-(2-イソプロピル-フェニル)-ウレイド]-ピロリジン-1-イル}-エチル)-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-(2-メチル-キノリン-4-イル)-3-(2-{3-[3-(2-フェノキシ-フェニル)-ウレイド]-ピロリジン-1-イル}-エチル)-尿素

    N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル}-2-ナフタレン-1-イル-アセトアミド

    2-(4-ブロモ-フェニル)-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル}-アセトアミド

    4-ベンゾイル-N-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル}-ベンズアミド

    1-(2-メチル-キノリン-4-イル)-3-[2-(4-フェニル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-尿素

    1-(2-メチル-キノリン-4-イル)-3-[2-(4-o-トリル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-尿素

    1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-[2-(4-ヒドロキシ-4-フェニル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-[2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-[2-(ベンジル-メチル-アミノ)-ピリジン-4-イル]-3-[2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-尿素
  22. 下記のグループから選ばれる請求項1から20のいずれか1つの化合物、

    4-ブロモ-N-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル}-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル}-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-N-プロピル-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-N-プロピル-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-イソブチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-イソブチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-ブチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-ブチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-ベンジル-4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-ベンジル-4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-N-フェネチル-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-N-フェネチル-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-メチル-N-((R)-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-エチル-N-((R)-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-エチル-N-((S)-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-ブロモ-N-メチル-N-((S)-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピロリジン-3-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-エチル-3-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-エチル-4-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-エチル-2-メチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3-クロロ-N-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    2-クロロ-N-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    4-クロロ-N-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-エチル-4-フルオロ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-エチル-4-メトキシ-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    3,4-ジクロロ-N-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-ベンゼンスルホンアミド

    N-エチル-N-(1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-イル)-4-トリフルオロメチル-ベンゼンスルホンアミド

    1-(2-メチル-キノリン-4-イル)-3-{2-[4-(3-フェネチル-ウレイド)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-尿素

    1-[(S)-1-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イルメチル)-2-メチル-プロピル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-[(S)-1-ベンジル-2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-[(S)-1-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イルメチル)-3-メチル-ブチル]-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-シクロプロピル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[4-(3-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[4-(2-メチル-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[4-(4-メトキシ-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[4-(4-フルオロ-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[4-(4-ブロモ-ベンジリデン)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[4-(3-メチル-ベンジル)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[4-(2-メチル-ベンジル)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[4-(4-フルオロ-ベンジル)-ピペリジン-1-イル]-エチル}-3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-尿素

    1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸ベンジル-フェニル-アミド

    1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸(2-クロロ-フェニル)-メチル-アミド

    1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸ベンジル-メチル-アミド

    1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸メチル-フェネチル-アミド

    1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸ベンジル-エチル-アミド

    1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-4-フェニル-ピペリジン-4-カルボン酸ジメチルアミド

    4-ベンジル-1-{2-[3-(2-メチル-キノリン-4-イル)-ウレイド]-エチル}-ピペリジン-4-カルボン酸ベンジル-エチル-アミド

    1-[2-(4-ベンジル-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチルアミノ-ピリジン-4-イル)-尿素

    1-[2-(4-ベンジル-ピペリジン-1-イル)-エチル]-3-(2-メチルアミノ-ピリジン-4-イル)-尿素
  23. ウロテンシンIIまたはウロテンシンII受容体の調節不全に関連する疾患、または高血圧、アテローム性動脈硬化、アンギナまたは心筋虚血、うっ血性心不全、心不全、心不整脈、腎虚血、慢性腎疾患、腎不全、卒中、脳血管痙攣、脳虚血、痴呆、偏頭痛、くも膜下出血、糖尿病、糖尿病性動脈症、糖尿病性腎症、結合組織疾患、肝硬変、喘息、慢性閉塞性肺疾患、高地肺水腫、レイノー症候群、門脈圧亢進、甲状腺機能不全、肺水腫、肺高血圧、または肺線維症のような血管または心筋機能不全に関連する疾患の治療のための請求項1乃至22のいずれか一つの化合物、および通常の担体物質、および補助剤を含む医薬組成物。
  24. バルーンまたはステント血管形成術後の再狭窄を含む疾患の治療、または癌、前立腺肥大、勃起障害、聴力損失、黒内障、慢性気管支炎、喘息、グラム陰性菌敗血症、ショック、鎌状赤血球貧血、鎌状赤血球における急性胸部症候群、糸球体腎炎、腎仙痛、緑内障の治療、糖尿病合併症、血管または心臓外科手術、または臓器移植後の合併症、シクロスポリン処置の合併症、疼痛、嗜癖、精神分裂病、アルツハイマー病、不安、強迫行動、てんかん発作、ストレス、うつ病、痴呆、神経筋異常、神経変性疾患の治療および予防のための請求項1乃至22のいずれか一つの化合物、および通常の担体物質、および補助剤を含む医薬組成物。
  25. 高血圧、アテローム性動脈硬化、アンギナまたは心筋虚血、うっ血性心不全、心不全、心不整脈、腎虚血、慢性腎疾患、腎不全、卒中、脳血管痙攣、脳虚血、痴呆、偏頭痛、くも膜下出血、糖尿病、糖尿病性動脈症、糖尿病性腎症、結合組織疾患、肝硬変、喘息、慢性閉塞性肺疾患、高地肺水腫、レイノー症候群、門脈圧亢進、甲状腺機能不全、肺水腫、肺高血圧、または肺線維症、バルーンまたはステント血管形成術後の再狭窄、癌、前立腺肥大、勃起障害、聴力損失、黒内障、慢性気管支炎、喘息、グラム陰性菌敗血症、ショック、鎌状赤血球貧血、鎌状赤血球における急性胸部症候群、糸球体腎炎、腎仙痛、緑内障の治療、糖尿病合併症、血管または心臓外科手術、または臓器移植後の合併症、シクロスポリン処置の合併症、疼痛、嗜癖、精神分裂病、アルツハイマー病、不安、強迫行動、てんかん発作、ストレス、うつ病、痴呆、神経筋肉疾患または神経変性疾患の治療および予防のため他の薬理学的に活性な化合物と組み合わせた請求項1乃至22のいずれか一つの化合物の使用。
  26. ACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、エンドセリン受容体拮抗薬、バソプレシン拮抗薬、β−アドレナリン拮抗薬、α−アドレナリン拮抗薬、バソプレシン拮抗薬、TNFアルファ拮抗薬、またはペルオキシソーム増殖因子活性化受容体モジュレータのような他の薬理学的に活性な化合物と組み合わせた請求項1乃至22のいずれか1つに記載の一種またはそれ以上の化合物の使用。
  27. 請求項23および24のいずれか一つの医薬組成物を投与することにより請求項23乃至26のいずれか一つに記載される疾患を患う患者を治療する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010527367A (ja) * 2007-05-15 2010-08-12 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウロテンシンii受容体アンタゴニスト

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