JP2006049124A - 照明装置 - Google Patents

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純男 橋本
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Abstract

【課題】 発光ダイオード等の半導体発光素子から発生する熱を放熱させて発光効率を向上させることができると共に、取付手段で確実に設置することが可能な照明装置を提供する。
【解決手段】 半導体発光素子11と;半導体発光素子11を支持する放熱部材13及び開口部12aを前記放熱部材13で閉塞すると共に内部に半導体発光素子11からの光を制御する光制御手段11cを収納するケース12を有してなる本体14と;放熱部材13との間に間隔aを有して本体14を着脱可能に支持すると共に、間隔aに連続する透孔15fを形成してなる取付部材15と;を具備する構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、発光ダイオード等の半導体発光素子を光源とした照明装置に関する。
近年、フィラメント電球に代わって、寿命が長く、また消費電力の少ない半導体発光素子である発光ダイオードが、例えば下記の特許文献1に示されるように屋内通路などの天井面に設置されるダウンライトなど、各種の照明装置の光源として採用されるようになってきている。
しかしながら、発光ダイオードは点灯時に発熱量が比較的多く、この温度上昇により発光効率が低下して光束の低下が生じ、所定の照度が得られない問題がある。
特に店舗のショーウインドウやショーケースの展示物を照明するスポットライトなどにおいては、上述したように、温度上昇等により初期の発光色が得られずに色ずれが生じて、展示物に対する所望の演色効果が得られなくなる。
これを解決するために、この種発光ダイオードを光源とする照明装置においては、下記の特許文献2などに示されるように、発光ダイオードの放熱性を向上させ、発光効率の低下を抑制することが行われている。
特許文献2に示されるものは、発光ダイオードのリード線端部に接するように設けられた熱伝導性グラファイトと、熱伝導性グラファイトに直接または間接的に設けられた放熱体を具備させて、発光ダイオードの熱を外部に放熱させて温度上昇を防止するように構成している。
また、発光ダイオードは狭角配光光源の性能を有し、一般的に光の直進性がよいために、従来の蛍光ランプとは異なる各別の配光設計を行った発光体を構成し、この配光設計された発光体を有する本体を角度が変わらないように位置決めして取付枠等に確実に取り付ける必要がある。
この発光体を有する本体と取付枠を取り付けるための手段は、一般的には照明装置の修理、点検等のために着脱が可能な構成をなし、下記の特許文献3などに示されるように、ばね(特許文献3の図10)やラッチ機構(特許文献3の図1)を採用することが行われている。
特開2003−86006号公報 特開2003−100110号公報 特開平7−105711号公報
しかしながら、特許文献2に示されるものは、発光ダイオードの熱を放熱体に伝達させるための熱伝導性グラファイトなどの格別の部材を設けなければならず、構造が複雑になると共に、コスト的にも不利となる新たな課題が生じる。
また、特許文献3に示される器具本体と取付枠との取付手段は、複雑なばね機構やラッチ機構が必要となり、構造が複雑になると共にコスト的にも不利になる問題が生じ、特にスポットライト等の照明装置においては、展示物に向けた正確な配光特性が要求されると共に、小型で狭いスペースに設けることができる簡易な構成で、かつ確実に設置することができる着脱可能な取付手段が要望されている。
本発明は、発光ダイオード等の半導体発光素子から発生する熱を放熱させて発光効率を向上させることができると共に、取付手段で確実に設置することが可能な照明装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の照明装置の発明は、半導体発光素子と;半導体発光素子を支持する放熱部材及び開口部を前記放熱部材で閉塞すると共に内部に半導体発光素子からの光を制御する光制御手段を収納するケースを有してなる本体と;放熱部材との間に間隔を有して本体を着脱可能に支持すると共に、間隔に連続する透孔を形成してなる取付部材と;を具備することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、半導体発光素子から発生する熱を放熱させて発光効率を向上させることが可能な照明装置が構成される。
「半導体発光素子」は、フィラメントを有しない半導体よりなる発光素子で、例えば発光ダイオードや半導体レーザなどを許容する。
「半導体発光素子を支持する放熱部材」は、例えば、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で構成することを許容するが、合成樹脂の素材にアルミニウム等の金属膜をコーティングしたりアルミ箔等を被覆したものなどでもよく、その材質は限定されない。
また,半導体発光素子、例えば発光ダイオードは、一般的にチップ素子を実装するプリント基板と、プリント基板の裏面に設けられたアルミニウムからなる放熱板から構成されているが、この放熱板を放熱部材に接触させて支持してもよく、さらには発光ダイオードの放熱板自体で放熱部材を構成することも許容する。
「開口部を前記放熱部材で閉塞すると共に内部に半導体発光素子からの光を制御する光制御手段を収納するケースを有してなる本体」は、ケースの開口部が放熱部材で閉塞されたもので、ケースの材質はアルミニウム等の熱伝導性の良好な金属でも、または耐熱性でかつ電気絶縁性を有する合成樹脂でもよく、その材質は限定されない。
また閉塞の状態は、気密にしても、また放熱のための空気孔等を形成し外部と連通させたものであってもよい。
光を制御する光制御手段を収納するケースは、例えば、透明なレンズ体等からなる光路制御手段を設け、配光を制御して光を放射するようにケースに収納することを許容する。
「放熱部材との間に間隔を有して本体を着脱可能に支持すると共に、間隔に連続する透孔を形成してなる取付部材」は、取付部材と放熱部材との間に間隔を形成し、この間隔に連続する透孔により空間部等を構成し、放熱部材からの熱が放熱されるものであればよく、間隔及び透孔の形状等は特に限定されない。
取付部材は、照明装置を例えば天井等の設置面に取り付けるための機能を有していればよいが、その外表面に装飾等を施して化粧枠の機能をもたせることも許容する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の照明装置において、前記取付部材にはリング状の取付台が形成され、前記本体は横断面が略円形をなすように構成されると共に、本体及び取付部材には本体の放熱部材を回転することにより着脱する取付機構が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、回転することにより着脱する取付機構で確実に設置することが可能な照明装置が構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の照明装置において、前記取付部材にばね部材を設け、前記本体は横断面が略円形をなすように構成されると共に、本体及び取付部材には本体の放熱部材を回転することにより着脱する取付機構が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、回転することにより着脱する取付機構で、より確実に設置することが可能な照明装置が構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の照明装置において、前記取付機構は、取付部材と放熱部材にそれぞれが対応して設けられたピンと、ピンが嵌合する長溝よりなる係合手段により構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、係合手段による取付機構で、より確実に設置することが可能な照明装置が構成される。
ここで、ピンと長溝は、取付部材にピンを設け放熱部材に長溝を設けても、または、逆にピンを放熱部材に設け長溝を取付部材に設けてもよく、要は、ピンと長溝が取付部材と放熱部材のいずれか一方に、それぞれが対応して設けられることを許容する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の照明装置において、前記長溝は、回転方向に対し傾斜して設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、より確実に設置することが可能な照明装置が構成される。
請求項1の発明によれば、半導体発光素子から発生する熱を、半導体発光素子を支持する放熱部材と取付部材の間に形成される間隔及び間隔に連続する透孔により放熱させて、発光効率を向上させることが可能な照明装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、本体及び取付部材に本体の放熱部材を回転することにより着脱する取付機構を設け、確実に設置することが可能な照明装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、本体及び取付部材に本体の放熱部材を回転することにより着脱する取付機構を設け、より確実に設置することが可能な照明装置を提供することができる。
請求項4の発明によれば、取付部材と放熱部材にそれぞれが対応して設けられたピンと、ピンが嵌合する長溝よりなる係合手段により取付機構を構成し、より確実に設置することが可能な照明装置を提供することができる。
請求項5の発明によれば、回転方向に対し傾斜して長溝を設けた取付機構で、より確実に設置することが可能な照明装置を提供することができる。
以下、本発明に係る照明装置の実施形態について説明する。
図1〜図11は、本発明の第一の実施形態の照明装置を示し、図1は照明装置の平面図、図2は図1のA―A線に沿う縦断面図、図3は図2のB矢視を展開して取付機構を示した説明図、図4は照明装置の底面図、図5は照明装置の組立状態を示す説明図、図6は本体の平面図、図7は図6のC―C線に沿う縦断面図、図8は本体の底面図、図9は取付部材の平面図、図10は図9のD―D線に沿う縦断面図、図11は取付部材の底面図である。
本実施形態の照明装置10は、店舗のショーウインドウやショーケース等の展示物を照明するスポットライトとして構成されたもので、半導体発光素子11、ケース12及び放熱部材13からなる本体14、取付部材15で構成されている。
半導体発光素子11は、発光ダーオード(以下「LED」と称す)から構成し、LED11は複数個で同一色、本実施形態では3個の白色のLEDが用意され、この各LEDは一方向、すなわちLEDの軸線方向(図2に一点鎖線L−Lで示す)に光線が主として放射される同種性能のもので構成する。
各LED11は、チップ素子を中心部に実装した円盤状のプリント基板11aと、プリント基板の裏面に重合し接して設けられたアルミニウム等の熱伝導性の良好な金属からなる放熱板11bで構成する。放熱板11bはプリント基板11aと同形状の円盤状に構成する。
11cは光制御手段であるレンズ体で、無色透明なポリカーボネート等の合成樹脂で構成し、縦断面がすり鉢状で横断面が円形をなし、底面に内方に向かう凹部11dを形成する。
レンズ体11cの凹部11dに、LED11の発光チップ素子を嵌め込み、LED11から放射される光線の光路をレンズにより制御し、配光角が約20度になるように設定して発光体Xを構成し、この発光体を3個用意する。
本体14は、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で短い円筒箱状をなし横断面が略円形をなすように構成したケース12と、箱状ケースの開口部12aを閉塞するように、ケースと略同寸法の直径を有する略円形の放熱板からなる放熱部材13とで構成し、本体全体の外観形状が横断面が略円形をなした円盤状をなすように構成する。
放熱部材13は、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属で構成し、その円板の外周面が外面に露出するようにして組み立てる。
本体14を構成するケース12は、円筒箱状の底となる部分に3個の円形の透孔12bを、円筒円形の中心を起点とする開放角度が略120度をなすように等間隔に形成する(図6参照)。
各透孔12bの直径は、レンズ体11cの上面部が臨むように、レンズ体上面の直径より若干小さい寸法に形成すると共に、透孔12b下面に連続してレンズ体上面分が嵌めこまれるように、レンズ体上面部の直径より若干大なる寸法のリング状の段部を形成する。
放熱部材13は、略円形をなした放熱板の表面に3個の円形凹部13aを、ケース12の透孔12bに対向して120度の角度で等間隔に形成し、さらに中央部に円形の透孔13bを形成する。
各円形凹部13aの直径は、LED11の円盤状の放熱板11bが嵌めこまれるように、放熱板11bの直径より若干大なる寸法に形成する。
上記のようにケース12と放熱部材13により構成された本体14には、上述した3個の発光体Xが組み込まれる。
すなわち、放熱部材13の円形凹部13aに、LED11の円盤状をなす放熱板11bを嵌めこみ、プリント基板11aの上面から2個のねじ13cを放熱部材13の表面にねじ込んで固定する。残り2個のLED11も同様にして放熱部材13に固定する。
さらに、レンズ体11cの凹部11dに、LED11の発光チップ素子を嵌めこんだ状態で、ケース12を放熱部材13の上面から被せ、ケース12に形成された3個の円形の透孔12bにレンズ体11cを対向させて、レンズ体11cの上面部を透孔12bに嵌合させ、3個のねじ13d(図8参照)を放熱部材13底面の外周部分からケース12の側壁部分にねじ込んで固定する。
これにより、ケース12の開口部12aが放熱部材13で閉塞された円盤状をなす本体14が構成され、本体14内部に3個のLEDが、それぞれ120度の角度をもって等間隔に配置され、かつ各LED11から放射される光線の配光角が約20度になるように設置して収納される。
なお、3個のLED11は直列に接続し、そのリード線(図示せず)を放熱部材13の透孔13bから引き出して、直流電源及び点灯回路等を有する別置きの電源部(図示せず)に接続し、各LED11に電源を供給する。
取付部材15は、照明装置10を、例えばショーウインドウの天井面やショーケースの天板等に設置するためのもので、耐熱性で電気絶縁性を有するABS樹脂等の合成樹脂で、底面を水平な平らな面に構成し、中央部に横断面が円形をなす凹部15aを形成した皿形状に構成する。
凹部15aは、横断面が略円形をなした本体14を嵌合して支持するもので、その直径は本体14の直径寸法より若干大なる寸法に構成する。
凹部15aの底部内周面には、リング状の取付台15bを一体に成形し、この取付台15bは、凹部15aの垂直な内周面15cと取付台15bの水平な載置面15dが交差して90度の角度をもって形成し、載置面15dと凹部の底面15eとの間に間隔aを形成する。
また、凹部の底面15eには間隔aに連続する放熱用の四角形の透孔15fを形成し、間隔aと四角形の透孔15fにより空間部Yを構成する。
15gは、透孔15fの両側に位置して形成された天井面等へ設置するための2個の長孔よりなる取付孔である。
また、取付部材15の外周面は滑らかな曲面をなすように成形して装飾を施し、化粧枠15hとしての機能をもたせて構成する。
上記のように構成された取付部材15には発光体Xを有する本体14が取付機構20により着脱可能に組み込まれる。
取付機構20は、取付部材15に設けられたピン21と、放熱部材13に設けられピン21が嵌合する長溝22との係合手段により構成する。
すなわち、取付部材15の取付台15bの上部に位置して水平方向で、かつ円形凹部15aの中心部に向かって、ステンレス等で構成した金属製の3個のピン21を一体に埋め込む。
このピン21は円形凹部15a中心を起点とする開放角度が略120度の角度をもって等間隔に配置する(図9参照)。
図3に取付機構20を展開して示すように、長溝22は、円板をなす放熱部材13の外周面に一端が下方に開放する口溝22aと、口溝に連続して外周面に沿って形成した溝部22bからなり、各溝の幅はピン21が嵌合する寸法で、長さは口溝22aが外周面における厚さ寸法の略中央部までの長さを、溝部22bは外周面の円周方向に約30度の角度をなすまでの長さ寸法を有し(図1参照)、溝部22aの閉端をストッパー22cとする。
特に、溝部22bは、外周面に沿い約1度の角度bをもって傾斜させて形成する(図3で右方が上昇する傾斜)。
この長溝22は、各ピン21に対向するように、略120度の角度をもって等間隔に配置する(図1参照)。
上記のように構成した取付機構20により、本体14を取付部材15に組み込む方法につき説明する。
まず、本体14の発光体Xが上面となるようにし、底面となる放熱部材13側を取付部材15の凹部15aに嵌めこむ。
この際、長溝22の口溝22aをピン21に嵌合して押し込み、放熱部材13の底面角の直角部分を取付台15bの載置面15dに着座させる。
次に本体14を時計方向に回転させる(30度の角度以上に回転させようとした場合には、ピン21がストッパー22cに当たり回転が停止される(図3破線参照))。
これにより、ピン21が溝部22bに沿って円周方向に移動し(実際にはピン21が固定で溝部22bが移動する)、しかも溝部22bは約1度の角度をもって上方に傾斜しているので、ピン21が徐々に溝部22bの傾斜面に食い込み、放熱部材13の底面が下方に向かって移動し、取付台15bの載置面15dに押し付けられる。これと同時にピン21と溝部22bとの摩擦係合で、本体14が取付部材15に対して強固に支持される。
この際、放熱部材13の直角をなす底面角部分が、90度の角度をなして構成された取付台15bに合致するように着座させ、取付機構20により強固に支持するので、発光体Xを有する本体14が取付部材15に対して確実に位置決めされて固定される。
特に、本体14は水平な載置面15dに着座させているので、本体14が水平面からずれ、傾斜して取付部材15に設置されることがなく、発光体Xの所期の配光特性が変わることがない。
本体14を取付部材15から取り外す場合には、上記と逆に本体を反時計方向に回転して口溝22aをピン21に合致させ、ピン21から口溝22aを引き抜けばよい。
上記構成により、3個のLED11が120度の角度を持って等間隔に配置され、全体として平面視で化粧枠を有する円盤状をなし、その直径Dが約100mm、高さhが約28mmの小型、薄型化をなしたスポットライトとしての照明装置が構成される。
上記に構成されたスポットライトを、店舗のショーウインドウの天井面に設置するには、本体14と取付部材15を分離させた状態で、取付部材15の平らな底面を天井面に当てて2個の取付孔15gに木ねじ等を挿入し、取付部材15のみをまず天井にねじ込んで取り付ける。
次に、本体14を、発光体Xが下面となるように位置させ、天井面に設置された取付部材15の凹部15aに嵌めこみ、長溝22の口溝22aをピン21に嵌合して押し込み、さらに本体14を時計方向に回転させれば取り付けが完了する。
この際、LED11のリード線を放熱部材13の透孔13b及び取付部材15の透孔15fから引き出し、別置きの電源部に接続して各LED11に電源を供給する。
これにより、3個のLED11が120度の角度を持って等間隔に配置され、配光角が約20度に設定された状態で、光線が直線状に下向きに広がって放射され、ショーウインドウ内の展示物を照らして所望のスポット照明を行う。
点灯時に各LED11から発生する熱は、LEDの放熱板11b及び放熱板11bと接する放熱部材13に熱伝導され、取付部材15の底面の間隔aと四角形の透孔15fにより形成された空間部Yを介して外部に放熱される。
さらに、放熱部材13に伝導された熱は、外部に露出している放熱部材13の外周面からも、本体14の外周側面と取付部材の凹部15a内周面15cとの隙間を介して放熱される。
この際、取付部材における取付台15bの角部分の数箇所に、本体14の外周側面と内周面15cとの間の隙間に連通する切欠等を形成すれば、隙間と空間部Yがこの切欠を介してより大きく連通し、空気の対流がさらに生じ易くなり、より放熱効果が向上する。
また、各LED11から発生する熱は、ケース12内にも放出されるが、放熱部材13の透孔13bから空間部Yを介して外部に放出されると共に、ケース12が熱伝導性のよいアルミニウム等で構成してあるのでケース12自体からも放熱される。
これらの放熱作用により、各LED11の温度上昇が抑制されて、発光効率の低下を防止することができ、光束の減少を防ぐことができると共に、光りの色ずれが生じることがなく、所望の演色効果をもって展示物の照明を行うことができる。
上記のように設置されたスポットライトを修理、点検等のために分解する場合には、本体14を反時計方向に回転してピン21から口溝22aを下方に引き抜き、天井面に設置された取付部材15から本体14を取り外す。
次に、本体14の放熱部材13とケース12を固定している3個のねじ13dを取り外し、ケース12を放熱部材13から分離する。
次に、放熱部材13を交換等してLEDの交換、修理等を行う。
交換、修理が完了したら、上述の取り付け時と同様に、本体14を天井面に設置された取付部材15の凹部15aに嵌めこみ、本体14を時計方向に回転させれば取り付けが完了する。
本実施形態において、各LED11は、白色で構成したが、照明装置の用途に応じ、赤色、黄色、緑色等でも、さらには各種の色を組み合わせて構成してもよい。
レンズ体11cを無色透明な合成樹脂で構成したが、上記の各種の色に着色したものでも、また完全な透明体でなく半透明でも、さらに材質としては合成樹脂に限らず、透光性を有する強化ガラスで構成してもよい。
また各LED11は、LEDの放熱板11bを放熱部材13に接触させて支持したが、LEDの放熱板11b自体を大きい寸法に構成して放熱部材13となるように構成してもよい。
本体14を横断面が略円形をなした円盤状をなすように構成したが、本体全体の横断面が略円形をなしている必要はなく、本体14が取付部材15の凹部15aに嵌合されて着脱の際に回転する部分のみ横断面が略円形なす形状に構成し、取付部材15の凹部15aから外方に突出する本体部分は四角形等、円形でない形状に構成し、照明装置10のデザイン性を高めるようにしてもよい。
取付機構20は、取付部材15にピン21を設け、放熱部材13に長溝22を設けて構成したが、ピン21と長溝22は逆に位置させて設けるようにしてもよい。すなわち、ピン21を放熱部材13の外周面に設け、長溝22を取付部材の凹部15a内周面15cに設けるようにしてもよい。
ケース12をアルミニウム等熱伝導性の良好な金属で構成し構成したが、耐熱性でかつ電気絶縁性を有する合成樹脂で構成してもよい。
取付部材15の外周面に装飾を施して化粧枠としての機能をもたせたが装飾は施さなくてもよい。
点灯回路を有する電源部は別置きとしたが、本体14のケース12内に直流電源及び点灯回路を収納して構成してもよい。
本実施形態の照明装置は、スポットライトとして構成したが、LEDの使用個数を増減して、家庭用さらには、店舗、施設、業務用等の各種の照明装置として構成してもよい。
本実施形態によれば、各LED11を支持する放熱部材13と取付部材15の間に形成される間隔a及び間隔に連続する透孔15fによる簡易かつ安価な構成で、各LED11から発生する熱を確実に放熱させることができる。
さらに、外部に露出している放熱部材13の外周面からも放熱され、ケース12内に放出された熱も、放熱部材13の透孔13bから空間部Yを介して外部の放出されると共に、ケース12自体からも放熱され、より簡易かつ安価な構成で確実に放熱させることができる。
これらの放熱作用により、各LED11の温度上昇が抑制されて、発光効率の低下を防止することができ、光束の減少を防ぐことができると共に、光りの色ずれが生じることがなく、所望の演色効果をもって展示物の照明を行うことができる。
また、放熱部材13の直角をなす底面角部分が、90度の角度をなして構成された取付台15bの水平な載置面15dに着座させているので、本体14が水平面からずれ、傾斜して取付部材15に設置されることがなく、発光体Xの所期の配光特性が変わらずに所望の配光特性の変化を抑制でき、簡易かつ安価な構成の取付手段で確実に設置することができる。
また、取付部材15に設けられたピン21と、放熱部材13に設けられた長溝22とで回転により着脱する取付機構を設けたので、簡易かつ安価な構成の取付手段で、より確実に設置することができる。
さらに、取付機構20の長溝22は約1度の角度をもって上方に傾斜しているので、ピン21が徐々に長溝22の傾斜面に食い込み、放熱部材13の底面が下方に向かって移動し、取付台15bの載置面15dに押し付けられ、より強固に支持することができる。
また、本実施形態の照明装置は、3個のLED11が120度の角度を持って等間隔に配置され、全体として平面視で化粧枠を有する円盤状をなした小型、薄型化に構成したので、設置スペースの問題やデザイン的な制約が生じない、コスト的にも有利な照明装置を提供することができる。
図12〜図14は、本発明の第二の実施形態の照明装置を示し、図12は照明装置の平面図、図13は図12のE―E線に沿う縦断面図、図14は図13のF矢視を展開して取付機構を示した説明図で、各図には第一の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
本実施形態の照明装置は、発光体Xを有する本体14を取付部材15に取り付けるための取付機構20として、取付部材15にばね部材を設け、本体14をばね部材に当接させ回転により着脱するようにしたものである。
すなわち、取付部材15の凹部15aの底部内周面には第一の実施形態で構成したリング状の取付台15bを形成せずに、ばね部材30を設ける構成とする。
このばね部材30は、取付部材15のピン21の下方に位置して、凹部の底面15eに一端を鋲止めした金属性の板ばねで構成し、この板ばねで間隔aを構成するようにする。
板ばね30は、各ピン21に対向するように、略120度の角度をもって等間隔に3個配置する(図12参照)。
上記のように構成した取付機構20により、本体14を取付部材15に組み込むには、第一の実施形態と同様に、本体14の放熱部材13側を取付部材15の凹部15aに嵌めこむ。
この際、長溝22の口溝22aをピン21に嵌合し、板ばね30の弾性に抗して押し込み、本体14を時計方向に回転させる。
これにより、ピン21が溝部22bに沿って円周方向に移動し(実際にはピン21が固定で溝部22bが移動する)、しかも溝部22bは約1度の角度をもって上方に傾斜しているので、ピンが徐々に溝部22bの傾斜面に食い込み、放熱部材13の底面が板ばね30の弾性に抗してさらに下方に向かって移動し押し付けられ、板ばね30の弾性反力がピン21と溝部22bとに加わり、その摩擦係合で本体14が取付部材15に対して強固に支持される。
この際、本体14の側面が取付部材15の内周面15cに合致して取付機構20により強固に支持するので、発光体Xを有する本体14が取付部材15に対して確実に位置決めされて固定され、発光体Xの所期の配光特性が変わることがない。
本体14を取付部材15から取り外す場合には、上記とは逆に本体を反時計方向に回転し、板ばね30の弾性反力で摩擦係合している口溝22aをピン21まで移動させて合致させ、ピン21から口溝22aを引き抜けばよい。本実施形態の場合、口溝22aとピン21とが合致し、板ばね30の弾性反力による摩擦力が解除されると、板ばねの弾性力により本体14が取付部材15の凹部15aから若干飛び出すように作用する。
本実施形態においても、ピン21と長溝22は逆に位置させて設けるようにしてもよい。すなわち、ピン21を放熱部材13の外周面に設け、長溝22を取付部材の凹部15a内周面15cに設けるようにしてもよい。
さらに、長溝22は約1度の角度をもって上方に傾斜して設けたが、長溝22は傾斜せずに水平に設けるようにして、ばね部材30弾性力のみでピン21と長溝22を摩擦係合させるようにしてもよい。
本実施形態によれば、本体14の側面が取付部材15の内周面15cに合致して取付機構20により強固に支持するので、発光体Xを有する本体14が取付部材15に対して確実に位置決めされて固定され、発光体Xの所期の配光特性が変わらずに所望の配光特性の変化を抑制でき、簡易かつ安価な構成の取付手段で、より確実に設置することができる。
また、取付機構20を、取付部材15に設けられたピン21と、放熱部材13に設けられた長溝22及びばね部材30により構成し、本体14をばね部材30に当接させ回転により着脱するようにしたもので、簡易かつ安価な構成の取付手段で、より確実に設置することができる。
その他の構成・作用・変形例、作用効果等は、第一の実施形態と同様である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る照明装置の平面図。 同じく照明装置の図1のA―A線に沿う縦断面図。 同じく照明装置の図2のB矢視を展開して取付機構を示した説明図。 同じく照明装置の底面図。 同じく照明装置の組立状態を示す説明図。 同じく本体の平面図。 同じく本体の図6のC―C線に沿う縦断面図。 同じく本体の底面図。 同じく取付部材の平面図。 同じく図9のD―D線に沿う縦断面図。 同じく取付部材の底面図。 本発明の第二実施形態に係る照明装置の平面図。 同じく照明装置の図12のE―E線に沿う縦断面図。 同じく照明装置の図13のF矢視を展開して取付機構を示した説明図。
符号の説明
10 照明装置
11 半導体発光素子
11c 光制御手段
12 ケース
12a 開口部
13 放熱部材
14 本体
15 取付部材
a 間隔
15f 透孔

Claims (5)

  1. 半導体発光素子と;
    半導体発光素子を支持する放熱部材及び開口部を前記放熱部材で閉塞すると共に内部に半導体発光素子からの光を制御する光制御手段を収納するケースを有してなる本体と;
    放熱部材との間に間隔を有して本体を着脱可能に支持すると共に、間隔に連続する透孔を形成してなる取付部材と;
    を具備することを特徴とする照明装置。
  2. 前記取付部材にはリング状の取付台が形成され、前記本体は横断面が略円形をなすように構成されると共に、本体及び取付部材には本体の放熱部材を回転することにより着脱する取付機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記取付部材にばね部材を設け、前記本体は横断面が略円形をなすように構成されると共に、本体及び取付部材には本体の放熱部材を回転することにより着脱する取付機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記取付機構は、取付部材と放熱部材にそれぞれが対応して設けられたピンと、ピンが嵌合する長溝よりなる係合手段により構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 前記長溝は、回転方向に対し傾斜して設けたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。

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