JP2006047871A - 非磁性一成分現像装置、これを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

非磁性一成分現像装置、これを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】白スジや、凝集トナーの散りなどの異常画像が長期にわたって出現せず、高画質・高寿命を達成することができる非磁性一成分現像装置およびこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】非画像形成時に、潜像担持体11を現像剤担持体18から離脱し、トナー規制ローラ20を現像剤担持体18の回転方向と反対方向で当接するように回転させ、トナー規制ローラ20と現像剤担持体18の間に電位差を設ける第1の動作を、所定時間t1だけ行って現像剤担持体18上のトナーをトナー規制ローラ20側に移動させて現像剤担持体18をクリーニングし、第1の動作の直後に電界の向きを切り換えて現像剤担持体18上のトナーがトナー規制ローラ20側に移動するような電界を発生させる第2の動作を所定時間t2だけ連続して実行する制御装置10を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、さらに詳しくは、トナーを用いる一成分現像剤を用いて潜像坦持体に形成された静電潜像を現像する非磁性一成分現像装置(以下、現像装置)及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来の電子写真方式の画像形成装置においては、予め一様に帯電された潜像坦持体上に光学的な画像情報を形成することによって得た静電潜像を、現像装置から搬送されるトナーにより可視化し、この可視像を転写紙上に転写、定着することによって画像形成を行っている(例えば特許文献1ないし6参照)。
従来から、一成分方式の画像形成装置においては、現像ローラに供給されるトナーを、該表面に当接するトナー規制部材と現像ローラ表面との間を通過させることで、トナーを摩擦帯電させ、かつ一定の厚さのトナー薄層として保持して現像領域へ搬送している。
トナーの層厚規制部材として、板状の弾性ブレードが用いられることが多いが、この場合、常に同じ面で現像ローラに当接しているため、長期の使用により以下に述べる不具合が発生しやすくなる。
例えば、ブレード先端に欠けが生じるとトナーが薄層化されずに通過してしまい、現像領域へ搬送されて現像に供されると画像に濃度ムラが生じ、またブレードと現像ローラとの間で十分に摩擦帯電されないため、現像ローラ上に保持される静電付着力が不十分となり、現像器の外へトナーが飛散するといった問題が発生する。
逆に、現像ローラとトナー規制部材の間に挟まったトナーが動けなくなり、それを核として、ブレード先端にトナーフィルミングが生じ、やがて固着となってしまう問題がある。
ブレード先端へのトナーの固着はさまざまな問題を引き起こす。まず、トナーへの正規な摩擦帯電付与機能が弱くなり、トナーを十分帯電させることができなくなるため、トナー飛散や地汚れの問題が生じる。
さらに、現像ローラ長手方向に対する部分的なトナーの固着は、その部分だけトナーがトナー規制部材を通過できなくなるため、部分的にトナーが供給されず、白スジ画像となって表れる。
これらの問題から解るように、常に一定層厚のトナーを通過させるためにはトナー規制部材の表面にトナーの固着・フィルミングを生じさせないことが重要である。
他に現像装置の寿命を阻害する要因として、現像領域通過後に現像に使われなかったトナーが、そのまま現像ローラ表面から剥がれることなく残り、2回、3回とトナー規制部材で摺擦されて、現像ローラ表面にフィルミング、固着することが挙げられる。
現像ローラのトナーフィルミング、固着はブレード先端のトナーフィルミング、固着と同様、トナーの帯電不良、画像ムラの原因となる。
現像に使われずに現像ローラ表面上に残ったトナーをローラ表面から剥がす手段として、特許文献1では、現像領域下流に、現像ローラに除電部材を当接させることにより、トナーをローラ表面から剥がし易くすることに言及している。しかしながら、この構成のままでは除電部材自体がフィルミングしてしまう恐れがある。
トナー層厚規制部材としてブレードではなくローラを用い、現像ローラとの当接面を適宜違う面で当接するようにした提案も幾つかある。
例えば、特許文献2では、現像停止後にトナー層厚規制ローラにバイアスを印加して現像ローラに付着しているトナーを規制ローラ側に集め、さらにクリーニングローラを別に設けてバイアスを印加してトナー規制ローラ上のトナーをクリーニングすることによってトナーの固着を防止する方法が提案されている。
しかし、この方法では、クリーニングローラを現像装置内に設けなければならず、現像装置の小型化、低コスト化の面で不利である。またバイアスを2水準印加することになり、電源も増やすことになり低コスト化に不利である。
特許文献3では、トナー層厚規制ローラへ印加するACバイアスを現像中と非現像時で切り換えることが提案されている。現像中は、トナー規制ローラは静止させたままトナー規制ローラから現像ローラへトナーが移動する方向の電界を印加し、非現像時はトナー規制ローラを現像ローラと順方向に回転させ、現像ローラからトナー規制ローラへトナーが移動する方向の電界を印加している。
この制御により、トナー規制ローラ、現像ローラに長期にわたって付着したままになるトナーを除去し、トナーの固着がしにくくなるようにしている。しかし、この方法では現像ローラは常に同一方向に回転をしており、かつ供給ローラの条件はそのままである。
そのため、現像ローラとトナー規制ローラのニップ部の上流からは常にトナーが供給された現像ローラが回転してくるため、制御を止めたときの状態は、現像ローラとトナー規制ローラとの間には圧接されたトナーが存在することになり、トナーの固着の原因となる。したがって、長期間画像形成装置を使わないような使用状況ではトナーの固着が発生しやすくなる。
以上に述べたように連続して画像を出す場合の長期間及び画像形成装置を長期にわたり止めておく場合の長期間、いずれにも対応してトナーの固着を防止するためには、定期的にトナー規制ローラと現像ローラ上のトナーをクリーニングし、かつ停止状態ではトナー規制ローラと現像ローラの当接部にトナーを残さないことが重要である。
さらに別の問題として、通常のブレード方式のトナー規制部材では、トナーの粒径までを規制する効果を持たず、凝集トナーのような異常トナーも現像領域へ通過させてしまう。粒径が10μm以上の凝集トナーが現像され、さらに転写、定着プロセスを経ると、画質が非常に悪くなる。
その理由は、凝集体は粒径が大きい分、電荷量が大きく転写プロセスで散りやすく、非画像部に散った大粒径のトナーは、定着プロセスで潰されるとますます広がって大きな散りとなって見えるためである。
特開平10−20667号公報 特開2001−142285公報 特開平11−084867号公報 特開2002−207355公報 特開2000−089560公報 特開平09−106179号公報
以上に述べたように連続して画像を出力する場合の長期間及び画像形成装置を長期にわたり止めておく場合の長期間、いずれにも対応してトナーの固着を防止するためには、定期的にトナー規制ローラと現像ローラ上のトナーをクリーニングし、かつ停止状態ではトナー規制ローラと現像ローラの当接部にトナーを残さないことが重要である。
さらに別の問題として、通常のブレード方式のトナー規制部材では、トナーの粒径までを規制する効果を持たず、凝集トナーのような異常トナーも現像領域へ通過させてしまう。粒径が10μm以上の凝集トナーが現像され、さらに転写、定着プロセスを経ると、画質が非常に悪くなる。
その理由は、凝集体は粒径が大きい分、電荷量が大きく転写プロセスで散り易く、非画像部に散った大粒径のトナーは、定着プロセスで潰されるとますます広がって大きな散りとなって見えるためである。
凝集トナーが存在する理由はさまざまであるが、初期トナーでは一般に、狙いの粒径分布を持つように分級がなされることが多いが、実際に現像機内の、攪拌されたり現像に使われなかったトナーが、ローラ表面に付着したまま何回転もする
これによって、トナー規制部材から受けるストレスが大きくなったりして、複数のトナーが凝集して大きな凝集体になることがある。したがって、画質を向上させるためには、一定の粒径のトナーのみを通過させる機能が望まれる。
凝集体に関する取り組みとして、特許文献4では、トナー規制ブレードに交番電界を印加することにより、トナーを解す効果を付与し、トナーの凝集を防止することが開示されている。しかし上記特許文献4では、ブレード先端付近に溜まると考えられるトナーのクリーニング方法については触れられていない。
本発明の目的は、上述した実情を考慮して、白スジや、凝集トナーの散りなどの異常画像が長期にわたって出現せず、高画質・高寿命を達成することができる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、潜像担持体に対向して回転自在に配置された現像剤担持体と、現像領域へ搬送されるトナーの層厚を規制するトナー規制ローラと、現像領域下流かつ前記トナー規制ローラと前記現像剤担持体との当接部上流に配置されて前記現像剤担持体にトナーを供給する供給ローラと、非画像形成時には前記現像剤担持体と前記潜像担持体とを離脱する離脱機構とを有する現像装置において、非画像形成時に、まず前記潜像担持体を前記現像剤担持体から離脱し、前記トナー規制ローラを前記現像剤担持体の回転方向と反対方向で当接するように回転させ、前記トナー規制ローラと前記現像剤担持体の間に電位差を設ける第1の動作を、所定時間t1だけ行って前記現像剤担持体上のトナーを前記トナー規制ローラ側に移動させて前記現像剤担持体をクリーニングし、次いで前記第1の動作の直後に前記現像剤担持体と前記トナー規制ローラの回転方向が前記第1の動作と同じであり、電界の向きを切り換えて前記現像剤担持体上のトナーが前記トナー規制ローラ側に移動するような電界を発生させる第2の動作を所定時間t2だけ連続して実行する制御装置を備える現像装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記第1の動作及び前記第2の動作において前記供給ローラと前記現像剤担持体の間に、トナーが前記現像剤担持体から前記供給ローラへ移動する方向の電界が発生するように電位差を設ける請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記トナー規制ローラへ印加するバイアスは直流バイアスであり、前記現像剤担持体に印加するバイアスをVb、前記トナー規制ローラに印加するバイアスをVrとすると、前記第1の動作では、
Figure 2006047871
となるように前記トナー規制ローラへの印加バイアスを制御し、前記第2の動作では、
Figure 2006047871
となるように前記トナー規制ローラへの印加バイアスを制御する請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記トナー規制ローラに印加するバイアスが直流成分に交流成分を重畳したものであり、そのときの直流成分をVrDCとすると、前記第1の動作では、
Figure 2006047871
となるように前記トナー規制ローラへの印加バイアスを制御し、前記第2の動作では、
Figure 2006047871
となるように前記トナー規制ローラへの印加バイアスを制御する請求項1記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記所定時間t1は少なくとも前記現像剤担持体が1回転以上回転する時間に設定されており、前記所定時間t2は、少なくとも前記トナー規制ローラが1回転以上回転する時間に設定されている請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、用いるトナーが、体積平均粒径6μm以下であり、10μm以上の個数が1%以下であり、3μm以下の個数が15%以下である請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、画像形成時に、前記供給ローラの回転中心が、前記現像剤担持体の回転中心の鉛直下向きよりも、前記現像剤担持体の回転方向の下流側に配置されている請求項1ないし6のいずれかに記載の現像装置を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7記載の現像装置を、少なくとも1つ以上備える画像形成装置を特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8記載の現像装置と静電潜像担持体とを一体に含有し、画像形成装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジを特徴とする。
本発明によれば、第1の動作で現像ローラに付着したまま、供給ローラで剥離されずに何周もしてしまうようなトナーを除去することができ、現像剤担持体(現像ローラ)のクリーニングが可能である。
この操作により、トナー規制ローラと現像剤担持体のニップ部下流では、現像剤担持体上にトナーがない状態が作られる。続いて行われる第2の動作によりトナー規制ローラ上のトナーがクリーニングされ、トナー規制ローラ表面へのトナー固着を防止できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明を適用した画像形成装置の概略図である。なお、図1では画像形成装置の周辺装置を省略している。
図1において、潜像坦持体としての感光体ドラム11の周囲には、ドラム回転方向に沿って帯電装置12、露光装置14、現像装置15、転写装置16、クリーニング装置17が配置されている。
感光体ドラム11は、画像形成装置全般の駆動装置9として示し、具体的には図示しないモータ等の駆動手段によって画像形成時には一定速度で矢印方向に回転駆動される。
そして帯電装置12により一様に帯電された後に、露光装置14により原稿に応じて部分的に露光光線が照射され、感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。すなわち、未照射部分が背景部となり、照射部分が画像部となる。その後、静電潜像は現像装置15によって現像される。現像は現像ローラ18に図示しない電源から現像バイアス電圧を印加することによって行う。
現像されて可視化されたトナー像は、図示しない給紙部から搬送されてくる転写紙上に転写装置により転写された後、図示しない定着装置により定着されて画像形成される。
さらに感光体ドラム11上に残留した未転写トナーはクリーニング装置17において、クリーニングブレード19によって感光体ドラム11上から除去され、クリーニング装置17内に回収される。
その後、感光体ドラム11の表面は、図示しない除電装置により残留電荷が除去される。なお、トナー像を転写する対象は転写紙に限るわけではなく、トナー像を一時的に保持する中間転写体等の画像保持手段であってもよい。
本実施の形態において、上述した、或いは以下で説明する画像形成装置の動作の制御は、画像形成装置全般の制御装置10として示し、各部に関して具体的には図示しない制御装置によって行なわれるものとする。
図2は現像装置の概略構成を示す部分断面図である。図3は図2の現像ローラ周辺とトナーを示す概略図である。図2及び図3において、現像装置15はドラム状の感光体11(ベルト状の感光体ベルト11であってもよい)の側方に配置されている。
現像装置15には、感光体11に向けて開口部が形成された本体ケース15aと、この開口部から一部露出し、トナーからなる一成分現像剤を表面に坦持する現像剤坦持体としての現像ローラ18を備えている。
また、この現像ローラ18上に搬送されてきたトナーの量を規制するトナー層厚規制部材としてのドクターローラ20と、現像領域下流、ドクターローラ20上流部に設けられた補給ローラ21、現像ローラ18に平行かつ対向配置されたアジテータ22、トナーホッパ23とを含んで構成されている。
次に現像ローラ18周辺の現像プロセスに着目する。トナーはトナーホッパ23内で攪拌され、現像ローラ18に連れ回り方向に回転する補給ローラ21により現像ローラ18に補給される。
そしてトナー層厚規制部材であるトナー規制ローラ(ドクターローラ)20により、摩擦帯電・薄層化され、均一薄層化されたトナーがドクターローラ20を通過して、現像領域へ搬送され、感光体11上の静電潜像に電気的に付着する。なおこのとき、ドクターローラ20は回転駆動せず、静止している。
次にクリーニングモードについて説明する。クリーニングモードはドクターローラ20と現像ローラ18を或る一定期間ごとにクリーニングするモードである。
本実施の形態では、100枚通紙ごとにドクターローラ20のクリーニングモードを実施したが、現像ローラ18の回転数カウンタから一定回転数以上回転したときに、動作させても良い。
また、ウォームアップ時に実行しても良く、1ジョブの画像形成プロセス終了時に適宜実行するようにしても良い。さらに、現像後の画像の状況を検知し、不具合が発生した場合に動作させるようにしても良い。
なお、クリーニングモード動作後にクリーニング前と同等のトナー層厚規制が行われているかどうか確認するために、感光体11上にテストパッチを現像し、その濃度をチェックし、クリーニング動作前後で濃度変化がないように、プロセス条件を変化させることが望ましい。
次に、クリーニングモード時の動作を説明する。非画像形成時に、まず感光体11と現像ローラ18が離され、トナー規制ローラ(ドクターローラ)20を現像ローラ18の回転方向と反対方向に回転させつつ当接させ、トナー規制ローラ20と現像ローラ18との間に電位差を設ける第1の動作が、図示しない離脱機構によって所定時間行われる。
この離脱機構は、直接的には図示されていないが、画像形成装置全般の駆動装置9に包含されているものとする。現像ローラ18上のトナーをトナー規制ローラ20側に移動させて現像ローラ18をクリーニングする。トナー規制ローラ20上に移動したトナーは、ブレード20aにより除去される。
第1の動作の直後に現像ローラ18とトナー規制ローラ20の回転方向は第1の動作と同じであり、電界の向きを切り換えて現像ローラ18上のトナーがトナー規制ローラ20側に移動するような電界を発生させる第2の動作が所定時間だけ実行される。
現像ローラ18とトナー規制ローラ20の回転方向は第1の動作と同じであり、電界の向きを切り換えて現像ローラ18上のトナーがトナー規制ローラ20側に移動するような電界を発生させ、トナー規制ローラ20上に移動したトナーはブレード20aによりクリーニングされたり、後述するように現像ローラ18側へ移動させることによりクリーニングされる。
図4は現像装置内のドクターローラの配置を変更した実施の形態を示す概略断面図である。この構成では、ドクターローラ20の回転中心が、現像ローラ18の回転中心の鉛直下向きよりも、現像ローラ18回転方向の下流側に配置されている。
このような位置関係の場合、ドクターローラ20と現像ローラ18に挟まれてトナーがそぎ落とされると、トナーが重力にしたがってドクターローラ20表面から滑り落ち、トナーホッパ内に戻るため、図3に示した如きトナー溜まりが形成されない。つまり、図3の例では、ドクターローラ20の回転中心が、現像ローラ18の回転中心の鉛直下向きよりも、現像ローラ18回転方向の上流側に配置されているため、ドクターローラ20上にトナー溜まりが形成されるが、図4の例では現像ローラ18とドクターローラ20のニップ部(近接部)が下向きに開放しているため、トナーは重力によって落下しやすい状態となっている。
図5は感光体と現像ローラが直接接触もしくは現像ギャップを介して接触している現像中の状態を示す概略図である。画像形成時には、図5に示すように、感光体11と現像ローラ18が直接接触もしくは現像ギャップを介して接触している。現像ローラ18の回りの太い線はトナーを示している。
しかしながら、非画像形成時には感光体11を停止して現像ローラ18を駆動できるように現像装置が退避して感光体11と接触しないようにする。なおこのとき感光体11側を退避させるようにしても良い。
図6は第1の動作を説明する概略図である。図7は図6の第1の動作の完了時を示す概略図である。図6及び図7に示すように、現像ローラ18は現像時と同じ方向に回転し、現像中は静止していたトナー規制ローラ(ドクターローラ)20が現像ローラ18と反対で当接するように回転する。
このとき、トナー規制ローラ20に表1の条件1のバイアスを印加した。なお、この場合に、現像バイアスは0Vとした。この動作を少なくとも現像ローラ18の1回転以上行なうことによって現像ローラ18上のトナーがトナー規制ローラ20側に移動してクリーニングされる。
図8は第2の動作を説明する概略図である。図9は図8の第2の動作の完了時を示す概略図である。次に第2の動作で、トナー規制ローラ20に印加するバイアスを表2のように設定する。
すると図8及び図9に示すように、トナーはトナー規制ローラ20から現像ローラ18側に移動する。この動作をトナー規制ローラ20の1回転以上行うことによって、トナー規制ローラ20上のトナーがクリーニングされる。
このようなクリーニングモードの動作により、定期的に、現像ローラ18、トナー規制ローラ20、及び両者のニップ部の3箇所をクリーニングでき、現像装置の高寿命化を図ることができる。
本実施の形態では、−15μC/gのトナーを用い、感光体11の表面電位、すなわち非画像部の電位Vdを−500V、露光電位すなわち画像部の電位VLを−150V、現像バイアス電圧Vbを−350V DCバイアスとした。
実験に使用するトナーは体積平均粒径が5.5μmのトナーを用いた。5%画像チャートを5kランニングした後の異常画像を判定した。白スジの有無、ボソツキなどのざらつき感を評価対象とした。
表1 実験条件
Figure 2006047871
○:良好 ×:悪い
(実施例1)
条件1で、100枚通紙ごとにクリーニングモードを実施したところ、5kランニングも異常画像は発生せず、良好な画像が出力された。
(実施例2)
図10は別の実施例における第1の動作を説明する概略図である。図11は図10の第1の動作の完了時を示す概略図である。図12は別の実施例における第2の動作を説明する概略図である。図13は図12の第2の動作の完了時を示す概略図である。
別の実施例では、図10及び図11に示すように、第1の動作、第2の動作実行中にトナー規制ローラ20へ印加するバイアスは条件1として、供給ローラ21に+200Vのバイアスを印加した。
供給ローラ21にバイアスを印加しない場合、供給ローラ21と現像ローラ18の当接部下流からトナー規制ローラ20と現像ローラ18の間の領域では常にトナーが存在する。
しかしながら、供給ローラ21と現像ローラ18との間に電界を発生させることにより、供給ローラ18下流の部分へのトナーの供給がなくなるため、トナー規制ローラ20から現像ローラ18へのトナーを移動させてトナー規制ローラ20のクリーニングを完了した時点で、トナー規制ローラ20と現像ローラ18の間のニップ部にはトナーが介在しない状態になり、トナー固着をさらに生じにくくなる。
100枚通紙ごとにクリーニングモードを実施したところ、5kランニング後も異常画像は発生せず、良好な画像が出力された。
(実施例3)
第1の動作と第2の動作のDC成分は条件1のままで、AC成分をピーク・ツウ・ピーク電圧で800V、周波数を4.5kHz、Dutyを35%の矩形波とした。
ACバイアスを印加することにより、トナーの凝集が解消され、現像領域に凝集トナーが通過していくことがなくなるため、高画質な画像が得られる。100枚通紙ごとにクリーニングモードを実施したところ、5kランニングも異常画像は発生せず、良好な画像が出力された。
(比較例1)
一方、条件2では、初期的に画像は良かったが、5kランニング後にはドクターブレードが目詰まりを起こし、白スジ画像が出てしまった。
(比較例2)
また、条件1でトナーとして体積平均粒径8μm、10μm以上の個数が16%のトナーを用いた場合、初期的には良好な画像が出力されたものの、徐々に現像装置内に凝集トナーが蓄積していき、5kランニング後には初期よりも画質が悪化していた。
(実施例4)
また別の実施例では、現像装置内のドクターローラの配置を変更し、図4に示す構成にした。この構成では、上述したように、ドクターローラ20の回転中心が、現像ローラ18の回転中心の鉛直下向きよりも、現像ローラ18の回転方向の下流側に配置されている。
このような位置関係の場合、ドクターローラ20と現像ローラ18に挟まれてトナーがそぎ落とされると、トナーが重力にしたがってドクターローラ20表面から滑り落ち、トナーホッパ内に戻るため、トナー溜まりが形成されない。
したがって、ドクターローラ20と現像ローラ18の間にトナーが挟まって白スジになるような問題が生じにくくなる。100枚通紙ごとにクリーニングモードを実施したところ、5kランニングも異常画像は発生せず、良好な画像が出力された。
本発明によれば、トナー規制ローラ20と現像ローラ18のニップ部にもトナーが介在しなくなるため、この状態で長期にわたって機械が停止した状態にあっても、トナー規制ローラ20と現像ローラ18のトナー凝集やトナー規制ローラ20へのトナー固着を防止することができ、さらに長期にわたって安定した画像形成ができる。
また、本発明によれば、トナー規制ローラ20と現像ローラ18の間に交番電界を印加することにより、トナーの凝集を防止でき長期にわたって安定した画像形成ができる。
さらに、本発明によれば微粉、及び大粒径の粗粉が少なく、均一粒径のトナーを用いることにより、トナーがドクターローラ20や現像ローラ18にフィルミング、固着しにくくする効果があり、トナー規制部材の耐久性がより長くなる効果を持っている。また、均一粒径のトナーが現像されることにより、ざらつき感のない高画質な画像が得られる。
本発明では、現像ローラ18とドクターローラ20の位置関係を規定しており、ドクターローラ20の回転中心の位置を、現像ローラ18の回転中心の鉛直下向きよりも現像方向の下流側に設けることにより、ドクターブレードと現像ローラの当接位置付近のトナー溜りをなくす効果がある。
これにより、トナーの凝集を防ぎ、安定して均一層厚のトナー層を形成することができ、現像装置の高寿命化、高画質な画像の維持が図れる。
本発明を適用した画像形成装置の概略図。 現像装置の概略構成を示す部分断面図。 図2の現像ローラ周辺とトナーを示す概略図。 現像装置内のドクターローラの配置を変更した実施の形態を示す概略断面図。 感光体と現像ローラが直接接触もしくは現像ギャップを介して接触している現像中の状態を示す概略図。 第1の動作を説明する概略図。 図6の第1の動作の完了時を示す概略図。 第2の動作を説明する概略図。 図8の第2の動作の完了時を示す概略図。 別の実施例における第1の動作を説明する概略図。 図10の第1の動作の完了時を示す概略図。 別の実施例における第2の動作を説明する概略図。 図12の第2の動作の完了時を示す概略図。
符号の説明
9 駆動装置(離脱機構)
10 制御装置
11 感光体ドラム(潜像担持体)
11 感光体(潜像担持体、感光体ベルト)
12 帯電装置
14 露光装置
15 現像装置
16 転写装置
17 クリーニング装置
18 現像ローラ(現像剤担持体)
19 クリーニングブレード
20 トナー規制ローラ(ドクターローラ)
21 供給ローラ(弾性ローラ)

Claims (9)

  1. 潜像担持体に対向して回転自在に配置された現像剤担持体と、現像領域へ搬送されるトナーの層厚を規制するトナー規制ローラと、現像領域下流かつ前記トナー規制ローラと前記現像剤担持体との当接部上流に配置されて前記現像剤担持体にトナーを供給する供給ローラと、非画像形成時には前記現像剤担持体と前記潜像担持体とを離脱する離脱機構と、これらを制御する制御装置と、を有する非磁性一成分現像装置において、
    前記制御装置は、非画像形成時に、まず前記潜像担持体を前記現像剤担持体から離脱し、前記トナー規制ローラを前記現像剤担持体の回転方向と反対方向で当接するように回転させ、前記トナー規制ローラと前記現像剤担持体の間に電位差を設ける第1の動作を、所定時間t1だけ行って前記現像剤担持体上のトナーを前記トナー規制ローラ側に移動させて前記現像剤担持体をクリーニングし、次いで前記第1の動作の直後に前記現像剤担持体と前記トナー規制ローラの回転方向が前記第1の動作と同じであり、電界の向きを切り換えて前記現像剤担持体上のトナーが前記トナー規制ローラ側に移動するような電界を発生させる第2の動作を所定時間t2だけ連続して実行することを特徴とする非磁性一成分現像装置。
  2. 前記第1の動作及び前記第2の動作において前記供給ローラと前記現像剤担持体の間に、トナーが前記現像剤担持体から前記供給ローラへ移動する方向の電界が発生するように電位差を設けることを特徴とする請求項1記載の非磁性一成分現像装置。
  3. 前記トナー規制ローラへ印加するバイアスは直流バイアスであり、前記現像剤担持体に印加するバイアスをVb、前記トナー規制ローラに印加するバイアスをVrとすると、前記第1の動作では、
    Figure 2006047871
    となるように前記トナー規制ローラへの印加バイアスを制御し、前記第2の動作では、
    Figure 2006047871
    となるように前記トナー規制ローラへの印加バイアスを制御することを特徴とする請求項1記載の非磁性一成分現像装置。
  4. 前記トナー規制ローラに印加するバイアスが直流成分に交流成分を重畳したものであり、そのときの直流成分をVrDCとすると、前記第1の動作では、
    Figure 2006047871
    となるように前記トナー規制ローラへの印加バイアスを制御し、前記第2の動作では、
    Figure 2006047871
    となるように前記トナー規制ローラへの印加バイアスを制御することを特徴とする請求項1記載の非磁性一成分現像装置。
  5. 前記所定時間t1は少なくとも前記現像剤担持体が1回転以上回転する時間に設定されており、前記所定時間t2は、少なくとも前記トナー規制ローラが1回転以上回転する時間に設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の非磁性一成分現像装置。
  6. 用いるトナーが、体積平均粒径6μm以下であり、10μm以上の個数が1%以下であり、3μm以下の個数が15%以下であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の非磁性一成分現像装置。
  7. 画像形成時に、前記供給ローラの回転中心が、前記現像剤担持体の回転中心の鉛直下向きよりも、前記現像剤担持体の回転方向の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の非磁性一成分現像装置。
  8. 請求項1ないし7記載の非磁性一成分現像装置を、少なくとも1つ以上備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8記載の非磁性一成分現像装置と静電潜像担持体とを一体に含有し、画像形成装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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