JP2006047803A - カラーフィルタの成膜方法および成膜装置、電気光学装置および電子機器の製造方法 - Google Patents

カラーフィルタの成膜方法および成膜装置、電気光学装置および電子機器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画素領域内の白抜けを低減すると共に、同一色の色層の膜厚を略均一にすることができるカラーフィルタの成膜方法、この成膜方法を用いた成膜装置、電気光学装置および電子機器の製造方法を提供すること。
【解決手段】 同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2と、この複数の画素領域2を区画する撥液性の隔壁部1とに、液滴吐出ヘッド13のノズル21から等間隔で着色インクを液滴4として吐出する。着弾した着色インクは相互に濡れ広がって合体し、帯状のインク層5を形成する。この後にインク層5の溶媒成分を蒸発させれば、着色インクは画素領域2内に収容され、着色インク中の固形分が隅々まで行き渡った色層8が成膜される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、インクジェット方式によるカラーフィルタの成膜方法および成膜装置、電気光学装置および電子機器の製造方法に関する。
インクジェット方式を用いて製造されたカラーフィルタは、基板上に隔壁部によって仕切られた複数の画素領域が形成され、各画素領域に色層が形成されてなる。例えば特許文献1には、この種のカラーフィルタを製造する方法(成膜方法)が開示されており、複数の画素領域を仕切る隔壁部を形成する工程と、該隔壁部により仕切られた画素領域にインクジェット法によりインクを吐出して乾燥させ、色層を形成する工程とを備え、該各画素領域に形成する色層の膜厚を色毎に異ならせる方法が用いられている。
上記のカラーフィルタの製造方法は、色毎の色層の膜厚の差の内、特定の一つの色の色層の膜厚と、特定の他の色の色層の膜厚との差異を0.3μm以上として、使用者の好みに合わせた色調のカラーフィルタを提供しようとするものである。
特開2003−107231号公報
上記のような従来のカラーフィルタの成膜方法では、着弾したインクが画素領域内に濡れ広がる際に、画素領域のコーナー部付近に隔壁部を形成したときの残渣が残っている場合、インクの濡れ性が低下して均一に色層ができない不具合があった。インクが濡れない部分は、所謂白抜け状態となって光抜けが生じ、カラーフィルタの色調やコントラストに影響を及ぼすことがわかっている。
また、カラーフィルタを構成する画素領域は、通常R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の少なくとも3色の色層を有しており、3つの色層により表示画素1つを構成している。このようなカラーフィルタを用いて所定の表示画素数を有する電気光学装置である液晶表示装置等を製造する場合、上記従来のカラーフィルタの成膜方法にあるとおり使用者の好みに合わせた色調を得ようとするには、複数の画素領域に形成された同一色の色層内においても均一な膜厚となるように成膜しないと色調のムラが発生する惧れがある。
本発明は、上記のような課題を考慮してなされたものであって、画素領域内の白抜けを低減すると共に、同一色の色層の膜厚を略均一にすることができるカラーフィルタの成膜方法、この成膜方法を用いた成膜装置、電気光学装置および電子機器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のカラーフィルタの成膜方法は、基板上の画素領域に色層を形成してなるカラーフィルタの成膜方法であって、画素領域を区画する撥液性の隔壁部を基板上に形成する隔壁形成工程と、画素領域に色材が分散された機能液を液滴として吐出する吐出工程とを備え、吐出工程は、同一方向に配置された複数の画素領域と、複数の画素領域を区画する隔壁部とに着弾するように機能液を吐出することを特徴とする。
この方法によれば、隔壁形成工程では、画素領域を区画する撥液性の隔壁部を形成し、吐出工程では、色材が分散された機能液を液滴として、同一方向に配置された複数の画素領域と、複数の画素領域を区画する隔壁部とに着弾するように吐出する。したがって、撥液性の隔壁部に着弾した機能液は、隔壁部から画素領域に侵入するように濡れ、画素領域内に着弾して濡れ広がった機能液と合体して画素領域内をムラなく覆う機能液層を成膜することができる。また同一方向に配置された複数の画素領域と、この画素領域を区画する隔壁部にそれぞれ機能液が着弾することによって、同一方向に機能液が濡れ広がって合体した機能液層を成膜することができる。このようにして成膜された機能液層を乾燥させて機能液中の溶媒成分を除去すれば、画素領域内および複数の画素領域においても膜厚のムラが少ないカラーフィルタを成膜することができる。
この場合、上記吐出工程では、機能液を略等間隔で吐出することを特徴とする。この構成によれば、機能液は略等間隔で吐出されるため、同一方向に機能液がムラ無く着弾し、より膜厚のムラが少ないカラーフィルタを成膜することができる。
また上記吐出工程では、機能液を画素領域の隅に位置する隔壁部に着弾するように吐出することが好ましい。この方法によれば、画素領域内に着弾した機能液の一部が隔壁部に到達して前進接触角が低下し、画素領域の隅まで濡れ広がらない場合でも、隅に位置する撥液性を有する隔壁部に着弾した機能液が、画素領域内に侵入するように濡れるため、画素領域の隅まで確実に機能液を行き渡らせることができる。
また上記吐出工程では、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域と当該画素領域を区画する隔壁部との境界部に着弾するように機能液を液滴として吐出してもよい。
この方法によれば、上記吐出工程では、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域と、この画素領域を区画する撥液性の隔壁部との境界部に着弾するように機能液が液滴として吐出される。境界部に着弾した液滴は境界部に沿って濡れ広がって行くため境界部で機能液の濡れ広がり不足が発生することを防止することができる。ゆえに画素領域の隅々まで機能液が行き渡ったカラーフィルタを成膜することができる。
また上記吐出工程では、画素領域に吐出される液滴の着弾密度に対して隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えて機能液を吐出することを特徴とする。尚、「液滴の着弾密度」とは、単位面積当たりに着弾した液滴の体積の割合を指す。
この方法によれば、吐出工程では、隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えて機能液を吐出する。すなわち、画素領域と隔壁部とに着弾した機能液の濡れ広がり状態を隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えることにより制御することができる。また、隔壁部に吐出される液滴の着弾密度のみを変えて対応すればよいため、吐出されるすべての液滴の着弾密度を変える場合に比べ、無駄を抑えより少ない機能液量で、複数の画素領域全体に機能液を行き渡らせることができる。
また上記吐出工程は、画素領域に吐出される液滴の体積に対して隔壁部に吐出される少なくとも1つの液滴の体積が異なるように機能液を吐出することにより、着弾密度を変えてもよい。または、画素領域に着弾する液滴の数と隔壁部に着弾する液滴の数とが単位面積当たりで異なるように機能液を吐出することにより、着弾密度を変えてもよい。
この方法によれば、上記吐出工程おいて、画素領域に吐出される液滴の体積に対して隔壁部に吐出される少なくとも1つの液滴の体積が異なるように機能液を吐出する方法、または画素領域に着弾する液滴の数と隔壁部に着弾する液滴の数とが単位面積当たりで異なるように機能液を吐出する方法のいずれかを用いれば、隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えることができる。これによって、画素領域と隔壁部とに着弾した機能液が濡れ広がる状態をよりムラが少ない状態に制御することができる。
上記のように着弾密度を変える場合において、上記吐出工程では、画素領域に吐出される液滴の着弾密度に対して隔壁部に吐出される液滴の着弾密度が高くなるように機能液を吐出することが好ましい。この方法によれば、より多くの機能液が隔壁部から画素領域に侵入するように濡れるため、画素領域の隔壁部付近に隔壁部を形成した際の残渣が存在して、着弾した液滴が濡れ広がるのを阻害する場合でも画素領域内の成膜ムラを低減することができる。
本発明のカラーフィルタの成膜装置は、基板上に形成された隔壁部によって区画された画素領域に色材が分散された機能液を液滴として吐出して画素領域に色層を形成してなるカラーフィルタの成膜装置であって、機能液を液滴として吐出する液滴吐出部と、液滴吐出部と基板とを相対移動させる走査手段と、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域と、当該画素領域を区画する前記隔壁部とに液滴が着弾するように液滴吐出部を制御する吐出制御部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、吐出制御部は、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域と、この複数の画素領域を区画する隔壁部とに液滴が着弾するように液滴吐出部を制御するため、基板上の複数の画素領域と隔壁部とに機能液を液滴として吐出して同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域に濡れ広がった機能液からなる色層を成膜することができる。また画素領域のみに機能液を液滴として着弾させる場合に比べて、高い着弾精度を必要とせずに簡単な液滴の吐出制御でカラーフィルタを成膜することができる。
上記走査手段は、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域と、当該画素領域を区画する隔壁部とに液滴が着弾するように液滴吐出部と基板とを前記同一方向と直交する方向に相対移動させることが好ましい。
この構成によれば、走査手段は、同一色層となる複数の画素領域が配置された方向(前記同一方向)と直交する方向に液滴吐出部と基板とを相対移動させるため、前記同一方向と同じ方向に液滴吐出部と基板とを相対移動させる場合に比べて、当該画素領域と隔壁部とに効率よく液滴を吐出することができる。
また上記吐出制御部は、機能液を液滴として略等間隔で吐出させると共に、画素領域に吐出される液滴の着弾密度に対して隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えて機能液の液滴を吐出させるように液滴吐出部を制御することが好ましい。
この構成によれば、吐出制御部は、機能液を液滴として略等間隔で吐出させると共に、隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えるように液滴吐出部を制御するため、わずかでも隔壁部に着弾した液滴は画素領域内に流れ込み隅々まで機能液が行き渡った成膜ムラの少ないカラーフィルタを製造することができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記発明のカラーフィルタの製造方法を用いて製造されたカラーフィルタを組み込むことを特徴とする。この方法によれば、成膜ムラによる白抜けの不具合が少なく、同一色層の膜厚ムラの少ないカラーフィルタを組み込むため、色調ムラやコントラストムラが少ない高い表示品質を有する電気光学装置を提供することができる。
本発明の電子機器の製造方法は、上記発明の電気光学装置の製造方法を用いて製造された電気光学装置を組み込むことを特徴とする。この方法によれば、色調ムラやコントラストムラが少ない高い表示品質を有する電気光学装置を組み込むため、見映えのよい高品質な画質で画像などの情報を確認することができる電子機器を提供することができる。
まず本発明の一実施形態であるカラーフィルタの成膜装置について図1〜図4に基づいて説明する。図1は、カラーフィルタの成膜装置の要部構造を示す概略斜視図である。図1に示すように本実施形態のカラーフィルタの成膜装置10は、基板W上に形成された隔壁部によって区画された画素領域に色材が分散された機能液を液滴として吐出して画素領域に色層を形成するものである。成膜装置10は、色材が分散された機能液としてのインク19を保持するインクタンク11と、チューブ18と、チューブ18を介してインクタンク11からインク19が供給される吐出走査部12と、を備えている。吐出走査部12は、複数の液滴吐出ヘッド13(図2参照)を保持するキャリッジ17と、キャリッジ17の位置を制御する第1位置制御部14と、基板(ワーク)Wを保持するステージ15と、ステージ15の位置を制御する第2位置制御部16と、吐出制御部20と、を備えている。インクタンク11と液滴吐出ヘッド13とはチューブ18で連結されており、インクタンク11から複数の液滴吐出ヘッド13のそれぞれにインク19が圧縮空気によって供給される。
液滴吐出部としての液滴吐出ヘッド13は、基板W上に略等間隔でインク19を液滴として吐出する。走査手段としての第1位置制御部14(X軸方向)および第2位置制御部16(Y軸方向)は、液滴吐出ヘッド13と基板Wとを相対移動させる。吐出制御部20は、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域と、この複数の画素領域を区画する隔壁部とに液滴を着弾させると共に、画素領域に吐出される液滴の着弾密度に対して隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えるように液滴吐出ヘッド13と第1位置制御部14および第2位置制御部16とを制御する。
第1位置制御部14は、吐出制御部20からの信号に応じて、キャリッジ17をX軸方向、およびX軸方向に直交するZ軸方向に沿って移動させる。さらに、第1位置制御部14は、Z軸に平行な軸の回りでキャリッジ17を回転させる機能も有する。本実施例では、Z軸方向は、鉛直方向(つまり重力加速度の方向)に平行な方向である。
第2位置制御部16は、吐出制御部20からの信号に応じて、X軸方向およびZ軸方向の双方に直交するY軸方向に沿ってステージ15を移動させる。さらに、第2位置制御部16は、Z軸に平行な軸の回りでステージ15を回転させる機能も有している。
ステージ15は、X軸方向とY軸方向との双方に平行な平面を有する。また、ステージ15は、基板Wをその平面上に固定、または保持できるように構成されている。
図2は、液滴吐出ヘッドの構造を示す概略図である。同図(a)は、液滴吐出ヘッドの構造を示す概略斜視図、同図(b)は、液滴吐出ヘッドの構造を示す概略断面図である。
図2(a)に示すように液滴吐出ヘッド13は、圧電素子24を有する振動板25と、複数のノズル21を有するノズルプレート26と、ノズル21に連通する吐出室22を構成するリザーバプレート23とからなる3層構造の所謂ピエゾ方式インクジェットヘッドである。
ノズルプレート26には、等間隔で穿孔された複数のノズル21が設けられている。この場合、1つの液滴吐出ヘッド13には、例えばおよそ140μmピッチで180個のノズル21が1列に配設されている。
リザーバプレート23には、振動板25に形成されたインク供給孔29を介してインクタンク11から供給されるインク19が充填されるインクキャビティ27が設けられている。またインクキャビティ27に充填されたインク19は、供給口28を通じて各吐出室22に供給される。
図2(b)に示すように振動板25には、それぞれの吐出室22に対応して、圧電素子(ピエゾ)24が配設されている。圧電素子24は、圧電体24cと、圧電体24cを挟む1対の電極24a,24bとからなり、この1対の電極24a,24bとの間に駆動電圧を与えることで振動板25が変形し、吐出室22に充填されたインク19を加圧してノズル21からインク19を液滴として吐出する。
図3は、吐出制御部および吐出制御部に関連する各部との電気的な構成を示すブロック図である。図3に示すように吐出制御部20は、インク19の吐出データを外部情報処理装置から受け取る入力バッファメモリ201と、入力バッファメモリ201に一時的に記憶された吐出データを記憶手段(RAM)202に展開して関連する各部に制御信号を送る処理部203を備えている。また処理部203からの制御信号を受けて第1位置制御部14と第2位置制御部16とに位置制御信号を送る走査駆動部204と、同じく処理部203からの制御信号を受けて液滴吐出ヘッド13に駆動電圧パルスを送るヘッド駆動部205とを備えている。
入力バッファメモリ201は、外部情報処理装置からインク19の液滴の吐出を行うための吐出データを受け取る。吐出データは、基板W上の被吐出部の相対位置を表すデータと、被吐出部にインク19の液滴をどのような着弾密度で吐出するかを示すデータと、液滴吐出ヘッド13のノズル列の内どのノズル21を駆動(ON−OFF)するかを指定するデータと、を含んでいる。この場合、被吐出部とは、同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域と、この複数の画素領域を区画する隔壁部である。
処理部203は、記憶手段202に格納された吐出データの中から被吐出部に関する位置の制御信号を走査駆動部204に送る。走査駆動部204は、この制御信号を受けて第1位置制御部14に位置制御信号を送って液滴吐出ヘッド13を副走査方向であるX軸方向に移動させる。また第2位置制御部16に位置制御信号を送って基板Wが保持されたステージ15を主走査方向であるY軸方向に移動させる。これによって基板Wの所望の位置に液滴吐出ヘッド13からインク19の液滴が吐出されるように液滴吐出ヘッド13と基板Wとを相対移動させる。
また処理部203は、記憶手段202に格納された吐出データの中から被吐出部にインク19の液滴をどのような着弾密度で吐出するかを示すデータを、ノズル21毎の4ビットの吐出ビットマップデータに変換してヘッド駆動部205に送る。また、液滴吐出ヘッド13のノズル列の内どのノズル21を駆動(ON−OFF)するかを指定するデータに基づいて、後述するヘッド駆動部205が発生する駆動信号の4つのパルスの内どのパルスを検出して発信するかの「タイミング検出信号」であるラッチ(LAT)信号とチャンネル(CH)信号をヘッド駆動部205に送る。ヘッド駆動部205は、これらの制御信号を受けて液滴吐出ヘッド13に適正な駆動電圧パルスを送って、ノズル21からインク19の液滴を吐出させる。
図4は、ヘッド駆動部が液滴吐出ヘッドに送る駆動信号(パルス)を示すタイムチャートである。吐出制御部20は、ヘッド駆動部205が発生する駆動信号の4つのパルスの内のいずれか、または2つを選択する制御信号をヘッド駆動部205に送ることによって、液滴吐出ヘッド13から異なる着弾径の液滴を吐出させる。
図4に示すように、ヘッド駆動部205は、第1〜第4パルスを1周期とする吐出周期の駆動信号を発生することができる。第1パルスは、基準の電圧をVmとして最大駆動電圧Vpと極性の異なる最小駆動電圧VLとの間で振幅する矩形状の駆動信号である。同様にして第2パルスは基準電圧Vmと最大駆動電圧Vpとの間で振幅する駆動信号、第3パルスは第1パルスと同じ駆動信号、第4パルスは基準電圧Vmと中間電圧Vnとの間で振幅する駆動信号である。このように電圧波形の異なる駆動信号を圧電素子24に印加することによって、圧電素子24が接合した振動板25の撓み量が変化し、吐出室22に充填されたインク19への加圧力が変化して、吐出される液滴の量を変えることができる。
吐出制御部20は、吐出データに基づいて小ドットの着弾径の液滴を吐出させる場合は、4ビットからなるビットマップデータを(0100)とし、所望のノズル21に駆動信号(パルス)の印加を促すラッチ信号をヘッド駆動部205へ送る。ヘッド駆動部205は、ビットマップデータ(0100)により選択された第2パルスを所望のノズル21に対応する圧電素子24に印加する。同様にしてビットマップデータを(1000)とすれば第1パルスを選択して中ドットの着弾径の液滴が吐出される。そしてビットマップデータを(1010)とし第1パルスと第3パルスとを選択して、ラッチ信号で第1パルスを印加して中ドットとなる液滴を吐出させた後に、同じノズル21から同じ位置で再びチャンネル信号によって第3パルスを印加することによって中ドットを2回重ね打ちした大ドットとする。またビットマップデータを(0001)とすれば第4パルスを選択する。第4パルスを圧電素子24に印加しても液滴は吐出されない(無ドット)。第4パルスは、ノズル21内のインク19のメニスカスを微振動させる程度に圧電素子24が接合した振動板25がインク19を加圧するように中間電圧Vnが設定されている。したがって、インク19を吐出しないノズル21を選択して第4パルスを対応する圧電素子24に印加すれば、該当するノズル21のインク19のメニスカスを微振動させてノズル21の目詰まりを防ぐことができる。
上記のように、各駆動パルス(駆動信号)毎に1ビットのデータを割り当てて吐出データを構成すれば、各ビットの値によって所望の駆動パルスのみを選択することができる。この各駆動パルス毎に割り当てられる1ビットのデータが「パルス選択信号」となる。尚、第4パルスを省略する場合は、無ドットを(000)、小ドットを(010)、中ドットを(100)、中ドット2発による大ドットを(101)のように、3ビットの吐出データに翻訳すればよい。
次に上記の成膜装置10を用いたカラーフィルタの成膜方法およびカラーフィルタについて図5〜図7に基づいて説明する。図5は、本実施形態のカラーフィルタの成膜方法およびカラーフィルタを示す概略図である。図5(a)は、吐出された液滴の着弾状態を示す概略平面図、同図(b)は、着弾した液滴が濡れ広がった状態を示す概略平面図、同図(c)は、同図(b)を立体的に現した概略斜視図、同図(d)は、乾燥後の色層を示す概略平面図である。同図(e)は、カラーフィルタの概略断面図である。尚、わかりやすく説明するために、実際の寸法とは異なる縮尺で図示している。
図5に示すように本実施形態のカラーフィルタの成膜方法は、基板W上に形成された画素領域2に色材が分散された機能液(インク19)を液滴として吐出して画素領域2に色層8を形成する方法である。そして画素領域2を区画する撥液性の隔壁部1を基板上に形成する隔壁形成工程と、インク19を液滴として吐出する吐出工程とを備え、吐出工程は、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域2と、複数の画素領域2を区画する隔壁部1とに着弾するようにインク19を液滴として吐出する。
図5(a)に示すように本実施形態のカラーフィルタAは、矩形状の画素領域2が基板W上に平面視格子状に配列されている。そして色層8としては、少なくともR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色の色層が同一方向に並列するように形成されてなる所謂ストライプ方式のカラーフィルタである。
(隔壁形成工程)
基板W上に撥液性を有する感光性樹脂を高さおよそ2〜3μmとなるようにコーティングして感光性樹脂膜を形成する。そしてフォトリソ方式で所望の画素領域2を区画できるように露光・現像して隔壁部1を形成する。隔壁部1は、透明でもよいが好ましくは遮光性を有する黒色がよく黒色感光性樹脂材料としては、例えば撥液性を発現させるヘキサフルオロポリプロピレン等のフッ素樹脂と、ネガ型の透明アクリル系感光性樹脂(フォトレジスト)と、カーボンブラック等の黒色の無機顔料または黒色の有機顔料とを含むものなどである。
尚、基板WにまずCr(クロム)、Cr23(酸化クロム)等の遮光性を有する薄膜状の遮光層あるいはAl(アルミ)またはAl合金等の光反射性の薄膜状の遮光層を例えば0.1〜0.15μmの厚みに膜付けして、画素領域2に光が入射するようにフォトリソ方式でエッチングして開口する。そしてこの遮光層の上に画素領域2を囲むように隔壁部1を形成してもよい。
(吐出工程)
上記のようにして隔壁部1が形成された基板Wを成膜装置10のステージ15に真空吸着等の方法で保持する。そしてレッド(R)に着色したインク19が貯留されたインクタンク11からチューブ18を経由してキャリッジ17に装着された液滴吐出ヘッド13に供給する。これによってインクキャビティ27と吐出室22にインク19が充填される。
次に図5(a)に示すように同一方向に配置された同一色となる画素領域2に対して液滴吐出ヘッド13のノズル列が平行して対向するように液滴吐出ヘッド13と基板Wとを相対移動させる。このとき液滴吐出ヘッド13は第1位置制御部14によってキャリッジ17をX軸方向に移動することによって位置決めされる。また基板Wは第2位置制御部16によってステージ15をY軸方向に移動することによって位置決めされる。この位置決めのための位置制御は、吐出制御部20の処理部203が吐出データを基に制御信号を走査駆動部204に送り、走査駆動部204から位置制御信号を第1位置制御部14および第2位置制御部16に送ることによって行われる。尚、図中の矢印は、基板Wの主走査方向を示している。すなわち、同一色となる複数の画素領域2は配列した方向と直交する方向に液滴吐出ヘッド13は相対移動する。
そして、処理部203が吐出データを基にビットマップデータとしたパルス選択信号とタイミング検出信号とをヘッド駆動部205に送って、液滴吐出ヘッド13のノズル21から等間隔で液滴4を同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2と、この複数の画素領域2を区画する隔壁部1とに吐出する。
着弾した液滴4は濡れ広がると共に互いに合体して図5(b)に示す帯状のインク層5が形成される。図5(c)に示すようにインク層5は、隔壁部1が撥液性を有していることから表面張力により隔壁部1の高さよりも十分に盛り上がった状態となる。
(乾燥工程)
次にインク層5を加熱乾燥して、インク19中の溶媒成分を除去する。乾燥処理は、例えば基板Wを加熱するホットプレート、電気炉などによる処理の他、ランプアニールによって行うこともできる。この乾燥処理によって溶媒が蒸発してゆき、図5(d)に示すように隔壁部1は撥液性を有しているため、インク層5が形成されていた領域3からインク19が各画素領域2内に収容され、溶媒の蒸発が終了すると固形分の色材がくまなく画素領域2内に行き渡った色層8(8R)が均一な膜厚で形成される。
同様にして、グリーン(G)に着色したインク19が充填された液滴吐出ヘッド13から液滴4を吐出する吐出工程および乾燥工程と、ブルー(B)に着色したインク19が充填された液滴吐出ヘッド13から液滴4を吐出する吐出工程および乾燥工程とを繰り返して行う。これにより図5(e)に示すようなカラーフィルタAの色層8R,8G,8Bが形成される。
そしてこれらの色層8R,8G,8Bを保護すると共に、その表面を平坦化するためにオーバーコート層(保護層)9を形成する。オーバーコート層9は、透明な樹脂をスピンコート法、ロールコート法、リッピング法またはインクジェット法などの塗布方法を用いて形成すればよい。
この場合、基板Wとしては、透明なガラス基板またはプラスチック製の樹脂板やフィルムを用いることができる。
またインクジェット法により吐出される着色インクとしては、例えばポリウレタンオリゴマーあるいはポリメチルメタクリレートオリゴマーに色材としての無機顔料を分散させる。その後に低沸点溶媒としてシクロヘキサノン及び酢酸ブチルと、高沸点溶媒としてブチルカルビトールアセテートとを加え、さらに非イオン系界面活性剤を分散剤として添加して、粘度を所定の範囲に調整した着色インクを用いることができる。
次に吐出工程におけるインク19の液滴の他の吐出パターンについて図6および図7に基づいて説明する。図6(a)〜(e)は、画素領域と隔壁部とに吐出する液滴の吐出パターンを示す概略平面図である。
図6(a)または(b)は、隔壁部に吐出される液滴の体積を変えた吐出パターンを示す概略平面図である。この吐出パターンは、図6(a)または(b)に示すように画素領域2に吐出される液滴4に対して、隔壁部1上に吐出される少なくとも1つの液滴4a(または4b)の量(体積)が異なるように吐出するものである。同図(a)は例えば吐出制御部20の処理部203からヘッド駆動部205にパルス選択信号としてビットマップデータ(1010)を送り、大ドットの吐出を行う。同図(b)は同様にしてビットマップデータ(1000)を送り、中ドットの吐出を行う。このようにすれば隔壁部1上またはその近傍に着弾する液滴4aまたは4bの量(体積)を増やすことができる。
図6(c)は、隔壁部上に着弾する液滴の着弾数を変えた吐出パターンを示す概略平面図である。この吐出パターンは、図6(c)に示すように画素領域2に着弾する液滴4の数と隔壁部1に着弾する液滴4の数とが単位面積当たりで異なるように吐出するものである。まず隔壁部1上に液滴4が着弾するように液滴吐出ヘッド13と基板Wとが対向する位置で液滴4を吐出する。そして先に示した図5(a)と同様にして同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2と、この複数の画素領域2を区画する隔壁部1に液滴4を等間隔で吐出する。さらに基板Wを主走査方向に移動して前段と同様に隔壁部1上に液滴4が着弾するように吐出する。このようにすれば、隣り合う同一色層となる画素領域2を隔てる隔壁部1上に液滴4を数多く着弾させることができる。
図6(d)および(e)は、画素領域の隅(コーナー部)に位置する隔壁部に着弾するように吐出する吐出パターンを示す概略平面図である。まず画素領域2のコーナー部に位置する隔壁部1aに液滴4を吐出する。続いて同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2と、この複数の画素領域2を区画する隔壁部1に液滴4を等間隔で吐出する。さらに基板Wを主走査方向に移動して前段と同様に画素領域2のコーナー部に位置する隔壁部1aに液滴4が着弾するように吐出する。このようにすれば、画素領域2のコーナー部に位置する隔壁部1aにより多くの液滴4を着弾させることができる。また隔壁部1aに着弾した液滴4は、画素領域2のコーナー部を埋めるように濡れ広がる。
以上のように隔壁部1に吐出される液滴の着弾密度を高くすることによって、画素領域2の隔壁部1の近傍に液滴が濡れ広がることを阻害する要因(例えば撥液性を有する隔壁部1の残渣が存在する場合など)があっても、それを補う液滴を隔壁部1に吐出して色層8を成膜することができる。尚、隔壁部1に吐出される液滴の着弾密度は、必ずしも高くしなくてもよい。わずかでも隔壁部1に液滴4が着弾すれば、着弾した液滴4は隔壁部1から画素領域2内に侵入して塗れ広がるため、膜厚ムラによる白抜け等の不具合を低減することができる。
図7(a)〜(c)は、画素領域と隔壁部との境界部に着弾するように液滴を吐出する吐出パターンを示す概略平面図である。
図7(a)は、同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2の長辺方向に沿った画素領域2と隔壁部1との境界部に着弾するように等間隔で液滴4を吐出したものである。この場合、画素領域2の大きさに対して等間隔に吐出された液滴4の量が多くなって並行する他の色の画素領域2に侵入してしまう惧れがある。このような場合には、同図(b)に示すように処理部203から吐出するノズル21を間引くように選択(ON−OFF)し、且つ境界部に互いに向かい合って着弾した液滴4が等間隔となるようにチドリ状に吐出する。このようにすれば、液滴の無駄な吐出を押えて均一な色層8を成膜することができる。さらに同図(c)に示すように画素領域2のコーナー部に位置する隔壁部1により液量の多い液滴4b(中ドット)を着弾させることも可能である。
図7(a)〜(c)に示すようにこれらの吐出パターンは、液滴が画素領域2を区画する隔壁部1に沿って濡れ広がるように吐出したものである。これによって画素領域2の隔壁部1の近傍やコーナー部に液滴が濡れ広がることを阻害する要因(例えば撥液性を有する隔壁部1の残渣が存在する場合など)があっても、積極的に境界部に液滴を吐出して色層8を成膜することができる。
尚、当然のことながら液滴吐出ヘッド13のノズル21のピッチに対して隣り合う画素領域2を区画する隔壁部1のピッチは必ずしも整数倍とはならない。本発明では、吐出された液滴の一部が隔壁部1に掛かる、または隔壁部1の近傍に着弾すれば十分にその効果を奏する。さらに、液滴が隔壁部1に掛からない場所が低い割合で発生しても構わない。この場合でも、液滴が隔壁部1に掛かった箇所では、画素領域2の隅まで機能液が濡れ広がるので膜厚ムラによる白抜け等の不具合を低減できる。
次に上記カラーフィルタの成膜方法で成膜したカラーフィルタを組み込んだ電気光学装置の製造方法について図8〜図9に基づいて説明する。
図8は、電気光学装置としてのパッシブ型液晶表示装置の構造を示す概略断面図である。この実施形態の液晶表示装置100に、液晶駆動用IC121、配線類122、光源(バックライト)170、支持体(図示略)などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型の液晶表示装置が構成される。
この本実施形態の液晶表示装置100は、上記のカラーフィルタAが組み込まれている。尚、本実施形態においてはカラーフィルタAについて簡略的に説明することとする。図8は透過型の液晶表示装置100の要部を示しており、この液晶表示装置100は、カラーフィルタAとしてのカラーフィルタ基板102とガラス基板等からなる対向基板101とをシール材110を介して対向配置し、その隙間にSTN(Super Twisted Nemtic)液晶等からなる液晶層103が封止された構造となっている。
カラーフィルタ基板102は、基板111と、基板111上に形成された遮光層112、隔壁部113並びに色層8と、これらの遮光層112、隔壁部113並びに色層8を覆う保護層(オーバーコート層)114とを具備して構成されている。色層8は、赤(R)の色層8R、緑(G)の色層8G、青(B)の色層8Bの各色からなる。保護層114の下(液晶層103側)には、複数の電極106がストライプ状に所定の間隔で形成され、さらにその下(液晶層103側)に配向膜109が形成されている。
同様に、対向基板101においてカラーフィルタ基板102との対向面には、カラーフィルタ基板102の電極106と直交する方向に延在する複数の電極105がストライプ状に所定の間隔で形成され、その上(液晶層103側)に配向膜107が形成されている。そして、電極105と電極106との交差位置(表示画素)に対応してカラーフィルタ基板102の各色層8が配置されている。また、対向基板101とカラーフィルタ基板102の外面側には図示しない偏光板がそれぞれ設置されている。また、基板間には、間隔(セルギャップという)を基板面内で一定に保持するためのスペーサ104が介在している。尚、電極105,106はITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電材料を平面視ストライプ状に所定の間隔で形成したものである。
尚、液晶表示装置100は、カラーフィルタAを上側(観測者側)に配置したものであるが、カラーフィルタAを下側に配置することもできる。例えば、前述したように遮光層112を光反射性の遮光層とし、その一部が画素領域2に対応して部分的に開口するように形成する。そしてカラーフィルタAを下側に配置して基板111の背後から光源170の光が入射した場合は、上記開口から光が透過して透過型として機能する。またその一方で基板111の上方から外光が入射して光反射性の遮光層部分で反射し色層8を反射光が通過する場合は、反射型として機能する。
図9は、電気光学装置としてのアクティブ型TFT(Thin Film Transistor)液晶表示装置を示す概略分解斜視図である。この液晶表示装置400に、液晶駆動用IC、配線類(いずれも図示省略)、バックライト320、支持体(図示省略)などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が構成される。この液晶表示装置400は、上記カラーフィルタAと同様の構造のカラーフィルタFが組み込まれており、カラーフィルタFを上側(観測者側)に配置したものである。尚、本実施形態においてはカラーフィルタFについて簡略的に説明することとする。
この液晶表示装置400は、互いに対向するように配置されたカラーフィルタF及び素子基板402と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタFの上面側(観測者側)に付設された偏光板403と、素子基板402の下面側に付設された図示略の偏光板とを主体として構成されている。
カラーフィルタFは、例えば板厚300μm(0.3mm)程度のガラス等からなる対向基板405を備え、この対向基板405の下側に、先のカラーフィルタAと同様な構造の遮光層と隔壁部と色層8及び保護層(オーバーコート層)407が順次形成されたものである。また、このカラーフィルタFの保護層407の下側に駆動用の電極(全面電極)408が形成されている。なお、実際の液晶表示装置400においては電極408を覆って液晶層側に配向膜が設けられるが、図9では省略してあるとともに、反対側の素子基板402側の後述する画素電極411上にも配向膜が設けられるが、図9では省略し、配向膜の説明も省略する。
素子基板402上には絶縁層410が形成され、この絶縁層410の上には、TFT型のスイッチング素子としての薄膜トランジスタTと画素電極411が形成されている。素子基板402上に形成された絶縁層410上には、マトリクス状に走査線412と信号線413とが形成され、これら走査線412と信号線413とに囲まれた領域毎に画素電極411が設けられている。各画素電極411のコーナー部分と走査線412と信号線413との間の部分に薄膜トランジスタTが組み込まれており、走査線412と信号線413に対する信号の印加によって薄膜トランジスタTをオン・オフして画素電極411への通電制御を行うことができるように構成されている。また、対向側のカラーフィルタF側に形成された電極408はこの実施形態では画素電極形成領域全体をカバーする全面電極とされている。尚、TFTの配線回路や画素電極形状には様々なものがあり、本実施の形態では図9に示すものを例示したが、他の形状のTFTを備えた液晶表示装置にも適用できるのは勿論である。
図10(a)は、電気光学装置としてのプラズマ型表示装置の概略分解斜視図である。図10(a)に示すようにこの表示装置500は、上記カラーフィルタAと同様の構造のカラーフィルタ505が組み込まれており、このカラーフィルタ505を観察側に配置して構成されている。表示装置500は、互いに対向して配置されたガラス基板501とカラーフィルタ505と、これらの間に形成された放電表示部510とから概略構成される。放電表示部510は、複数の放電室516が縦横に整列形成されてなり、複数の放電室516のうち、3つの放電室516が対になって1表示画素を構成するように配置されている。従ってカラーフィルタ505の各色層8に対応するように各放電室516が配置される。
ガラス基板501の上面には所定の間隔でストライプ状にアドレス電極511が形成され、それらアドレス電極511とガラス基板501の上面とを覆うように誘電体層519が形成されている。更に誘電体層519上においてアドレス電極511,511間に位置して各アドレス電極511に沿うように隔壁515が複数形成されている。なお、隔壁515においてはその長手方向の所定位置においてアドレス電極511と直交する方向にも所定の間隔で仕切られており(図示略)、基本的にはアドレス電極511の幅方向左右両側に隣接する隔壁と、アドレス電極511と直交する方向に延設された隔壁により仕切られる長方形状の領域が形成されている。そして、これら長方形状の領域に対応するように放電室516が形成され、これら長方形状の領域が3つ対になって1画素が構成される。また、隔壁515で区画される長方形状の領域の内側には蛍光体517が形成されている。
次に、カラーフィルタ505側には、先のアドレス電極511と直交する方向に複数の表示電極512がストライプ状に所定の間隔で形成されている。またこれらを覆って誘電体層513が形成され、更にMgOなどからなる保護膜514が形成されている。なお、カラーフィルタ505の構造であるが、先に説明したカラーフィルタAに対して色層8の平面形状や面積については異なるが、色層8の膜厚の関係や配置関係、遮光層や隔壁部にて区画された構造については同様の構造とされているので詳しい説明を省略する。
図10(b)はプラズマ型表示装置の構造を示す要部概略断面図である。ガラス基板501とカラーフィルタ505が、アドレス電極511と表示電極512を互いに直交させるように対向させて相互に貼り合わされ、ガラス基板501と隔壁515とカラーフィルタ505側に形成されている保護膜514とで囲まれる空間部分を排気して希ガスを封入することで放電室516が形成されている。なお、カラーフィルタ505側に形成される表示電極512は各放電室516に対して2本ずつ配置するように形成されている。また、同図(b)では、放電室516を挟んで対向されるアドレス電極511と表示電極512を図面で把握しやすいように平行に配置しているが、これらの電極は実際の装置では図10(a)に示すように90゜に交差するように配置されている。
また、アドレス電極511と表示電極512は図示省略の電源に接続され、各電極に通電することで必要な位置の放電表示部510において蛍光体を励起発光させて白色発光させ、この光がカラーフィルタ505を透過して着色され、この着色光が他の画素からの着色光と混合され、カラー画像が形成される。
次に本発明の電子機器の製造方法について図11〜図13に基づいて説明する。前述したカラーフィルタAを備えたパッシブ型の液晶表示装置100、カラーフィルタFを備えたアクティブ型の液晶表示装置400、カラーフィルタ505を備えたプラズマ型の表示装置500等の電気光学装置1000は、各種電子機器の表示部に用いることができる。図11は、本発明の電気光学装置を組み込んだ電子機器としてのモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。表示ユニット1106には、電気光学装置1000が組み込まれている。
図12は、本発明の電気光学装置を組み込んだ電子機器としての携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206とともに、電気光学装置1000が表示部に組み込まれている。
図13は、本発明の電気光学装置を組み込んだ電子機器としてのディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、電気光学装置1000が表示部に組み込まれ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。ケースの内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
また、ケース1302の正面側(図示の構成では裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示のように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
なお、上記電子機器は、上述したパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、携帯電話機、ディジタルスチルカメラの他にも、例えば、テレビや、ビデオカメラ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置等に適用することができる。
以上、本発明のカラーフィルタの成膜方法および成膜装置、電気光学装置および電子機器の製造方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。カラーフィルタを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
本実施形態の効果は、以下のとおりである。
(1)本実施形態のカラーフィルタの成膜方法おいて、吐出工程は、同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2と、この複数の画素領域2を区画する隔壁部1とに着弾するようにインク19を液滴として吐出する。したがって、撥液性の隔壁部1に着弾したインク19は、隔壁部1から画素領域2に侵入するように濡れ、画素領域2内に着弾して濡れ広がったインク19と合体して画素領域2内をムラなく覆うインク層5を成膜する。また同一色となる複数の画素領域2と、この画素領域2を区画する隔壁部1にそれぞれインク19が着弾することによって、同一方向に同一色のインク19が濡れ広がって合体したインク層5を成膜することができる。このようにして成膜されたインク層5を乾燥させてインク19中の溶媒成分を除去すれば、同一色層8において膜厚のムラが少ないカラーフィルタAを成膜することができる。
(2)吐出工程では、インク19を等間隔で吐出するため、同一方向に同一色のインク19がムラ無く着弾し、より膜厚のムラが少ないカラーフィルタAを成膜することができる。
(3)吐出工程では、インク19を画素領域2の隅(コーナー部)に位置する隔壁部1aに着弾するように吐出する。したがって、画素領域2内に着弾したインク19の一部が隔壁部1に到達して前進接触角が低下し、画素領域2のコーナー部まで濡れ広がらない場合でも、撥液性を有する隔壁部1aに着弾したインク19が、画素領域2内に侵入するように濡れるため、画素領域2の隅(コーナー部)まで確実にインク19を行き渡らせることができる。
(4)吐出工程では、同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2と、この画素領域2を区画する撥液性の隔壁部1との境界部に着弾するようにインク19が液滴として吐出される。境界部に着弾した液滴は境界部に沿って濡れ広がって行くため境界部でインク19の濡れ広がり不足が発生することを防止することができる。ゆえに画素領域2の隅々までインク19が行き渡ったカラーフィルタAを成膜することができる。
(5)吐出工程では、隔壁部1に吐出される液滴の着弾密度を変えてインク19を吐出する。液滴の着弾密度を変える方法としては、画素領域2に吐出される液滴4の体積に対して、隔壁部1に吐出される少なくとも1つの液滴4a(または4b)の体積が多くなるように吐出する。または、隔壁部1に着弾する液滴4の数が単位面積当たりで多くなるように吐出する。これによれば、より多くのインク19が隔壁部1から画素領域2に侵入するように濡れるため、画素領域2の隔壁部1付近に隔壁部1を形成した際の残渣が存在して、着弾した液滴4が濡れ広がるのを阻害する場合でも画素領域2内の成膜ムラを防止することができる。また、隔壁部1に吐出される液滴の着弾密度のみを変えて対応すればよいため、吐出されるすべての液滴4の着弾密度を変える場合に比べ、無駄を抑えより少ないインク19の量で、複数の画素領域2にインク19を行き渡らせることができる。
(6)カラーフィルタAは、本実施形態のカラーフィルタの成膜方法を用いて成膜されているため、成膜ムラによる白抜け(濡れ不足)や、同一色層8の膜厚ムラの少ないカラーフィルタAとすることができる。
(7)カラーフィルタの成膜装置10において、第1位置制御部14および第2位置制御部16は、同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2と、この複数の画素領域2を区画する隔壁部1とにインク19の液滴が着弾するように液滴吐出ヘッド13と基板Wとを相対移動させる。そして、液滴吐出ヘッド13は基板W上に等間隔でインク19を液滴として吐出するため、インク19を均一に吐出し、インク19からなる複数の同一色層8を成膜することができる。また吐出制御部20は、画素領域2に吐出される液滴の着弾密度に対して隔壁部1に吐出される液滴の着弾密度が高くなるように制御する。したがって、隔壁部1により多い量の液滴が着弾することにより、隔壁部1から画素領域2により多くのインク19が流れ込み画素領域2の隅々までインク19が行き渡った成膜ムラの少ないカラーフィルタAを成膜することができる。また画素領域2のみにインク19を着弾させようとする場合に比べて、高い着弾精度を必要とせず簡単な液滴の吐出制御とすることができる。
(8)カラーフィルタの成膜装置10は、液滴吐出ヘッド13のノズル列方向と同一色層となる複数の画素領域2が並んだ前記同一方向とが平行となるように液滴吐出ヘッド13と基板Wとを相対移動させて液滴4を吐出するため、複数の画素領域2と隔壁部1とに効率よく液滴4を吐出することができる。
(9)電気光学装置1000(パッシブ型の液晶表示装置100、アクティブ型の液晶表示装置400、プラズマ型の表示装置500)は、成膜ムラによる白抜けの不具合が少なく、同一色層8の膜厚ムラの少ない本実施形態のカラーフィルタAが組み込まれているため、色調ムラやコントラストムラが少ない高い表示品質を有する電気光学装置1000とすることができる。
(10)電子機器(パーソナルコンピュータ1100、携帯電話機1200、ディジタルスチルカメラ1300)は、色調ムラやコントラストムラが少ない高い表示品質を有する電気光学装置1000が組み込まれているため、見映えのよい高品質な画質で画像などの情報を確認することができる電子機器とすることができる。
本実施形態以外の変形例は、以下のとおりである。
(変形例1)カラーフィルタの成膜装置10は、吐出されるインク19の各色毎に対応した複数の液滴吐出ヘッド13をキャリッジ17に搭載すると共に、インクタンク11も各色ごとのインク19を貯留するように複数備えてもよい。これによれば、1台の成膜装置10で、カラーフィルタを成膜するために必要なすべてのインク種を備えて成膜することができる。
(変形例2)液滴吐出ヘッド13のノズル列は1列に限らない。例えば70μmピッチずらして2列となるようにもう一列ノズル列を増やしてもよい。これによれば、より精細な70μmのピッチで液滴を吐出することができる。
(変形例3)液滴吐出ヘッド13のノズル21は、等間隔に配置されていることに限定されない。液滴4を吐出する画素領域2と隔壁部1の位置に対応したノズル21を選択して液滴4を吐出すれば、同一方向に同一色層となる複数の画素領域2に膜厚ムラを低減して色層8を成膜することができる。
(変形例4)液滴吐出ヘッド13は、ピエゾ方式インクジェットヘッドに限定されない。振動板とこれに所定の間隔を置いて対向配置された電極とからなる電気機械変換素子を有する静電アクチュエータで吐出室22に充填されたインク19を加圧して液滴として吐出する静電方式インクジェットヘッドとしてもよい。あるいはインク19と接する発熱体を有し、発熱体によって加熱されたインク19に気泡を発生させ、この気泡によって吐出室22に充填されたインク19を加圧して液滴として吐出するいわゆるバブル方式インクジェットヘッドとしてもよい。
(変形例5)吐出工程において、ストライプ状に同一方向に配置された同一色となる複数の画素領域2に対して、液滴吐出ヘッド13のノズル列を交差する方向として吐出してもよい。このようにすれば、同一色となる複数の画素領域2の複数列を同時に成膜することができる。また画素領域2の配列ピッチがどのような寸法のピッチでも隣り合う画素領域2を区画する隔壁部1に対向するように液滴吐出ヘッド13と基板Wとを相対移動させ、確実に隔壁部1上に液滴4を吐出することができる。
(変形例6)画素領域2の形状は、平面視で、長方形をなしているのに限定されず、例えば、正方形、台形、平行四辺形(菱形)等のような四角形、六角形、小判形状等であってもよい。また、隔壁部1における画素領域2に臨む部分の形状は、例えば、サインカーブ、凸状、微細なアール(r)等の波形であってもよい。
(変形例7)画素領域2の配列は、ストライプ状に限定されない。同一方向に同一色層となる画素領域2が配列しているものならば、モザイク状(斜め方向に同一色の画素領域が配列)であっても、本実施形態のカラーフィルタの成膜方法を用いて同一延長線上に液滴を吐出して成膜することが可能である。
(変形例8)画素領域2の配列は、ストライプ状に限定されない。同一方向に同一色層となる画素領域2が複数(2つ以上)並ぶ部分があればよい。
本実施形態および変形例から把握される技術的な思想は以下のとおりである。
(1)前記吐出工程では、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域と、隣り合う前記画素領域を隔てる撥液性の隔壁部とに色材が分散された着色インクの液滴が等間隔で着弾するように吐出するカラーフィルタの成膜方法。
(2)(1)において吐出された液滴の少なくとも一部が隔壁部に着弾するカラーフィルタの成膜方法。
(3)前記吐出工程では、同一方向に配置された同一色層となる複数の画素領域と、隣り合う前記画素領域を隔てる撥液性の隔壁部との境界部に色材が分散された着色インクの液滴がチドリ(千鳥)配列で着弾するように吐出するカラーフィルタの成膜方法。
本実施形態のカラーフィルタの成膜装置の要部構造を示す概略斜視図。 (a)液滴吐出ヘッドの構造を示す概略斜視図、(b)液滴吐出ヘッドの構造を示す概略断面図。 吐出制御部および吐出制御部に関連する各部との電気的な構成を示すブロック図。 ヘッド駆動部が液滴吐出ヘッドに送る駆動信号(パルス)を示すタイムチャート。 (a)〜(e)カラーフィルタの成膜方法およびカラーフィルタを示す概略図。 (a)〜(e)画素領域と隔壁部とに吐出する液滴の吐出パターンを示す概略平面図。 (a)〜(c)画素領域と隔壁部との境界部に着弾するように液滴を吐出する吐出パターンを示す概略平面図。 電気光学装置としてのパッシブ型液晶表示装置の構造を示す概略断面図。 電気光学装置としてのアクティブ型TFT液晶表示装置を示す概略分解斜視図。 (a)電気光学装置としてのプラズマ型表示装置を示す概略分解斜視図、(b)電気光学装置としてのプラズマ型表示装置の構造を示す要部概略断面図。 電子機器としてのモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図。 電子機器としての携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図。 電子機器としてのディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図。
符号の説明
1…隔壁部、2…画素領域、4…液滴、8…色層、10…カラーフィルタの成膜装置、13…液滴吐出部としての液滴吐出ヘッド、14…配置手段としての第1位置制御部、16…配置手段としての第2位置制御部、19…機能液としてのインク、20…吐出制御部、100…電気光学装置としてのパッシブ型の液晶表示装置、400…電気光学装置としてのアクティブ型の液晶表示装置、500…電気光学装置としてのプラズマ型の表示装置、505…カラーフィルタ、1000…電気光学装置、1100…電子機器としてのモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータ、1200…電子機器としての携帯電話機、1300…電子機器としてのディジタルスチルカメラ、A…カラーフィルタ、F…カラーフィルタ。

Claims (13)

  1. 基板上の画素領域に色層を形成してなるカラーフィルタの成膜方法であって、
    前記画素領域を区画する撥液性の隔壁部を前記基板上に形成する隔壁形成工程と、
    前記画素領域に色材が分散された機能液を液滴として吐出する吐出工程とを備え、
    前記吐出工程は、同一方向に配置された複数の前記画素領域と、前記複数の前記画素領域を区画する前記隔壁部とに着弾するように前記機能液を吐出することを特徴とするカラーフィルタの成膜方法。
  2. 前記吐出工程では、前記機能液を略等間隔で吐出することを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタの成膜方法。
  3. 前記吐出工程では、前記機能液を前記画素領域の隅に位置する前記隔壁部に着弾するように吐出することを特徴とする請求項1または2に記載のカラーフィルタの成膜方法。
  4. 前記吐出工程では、同一方向に配置された同一色層となる複数の前記画素領域と当該画素領域を区画する前記隔壁部との境界部に着弾するように前記機能液を液滴として吐出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のカラーフィルタの成膜方法。
  5. 前記吐出工程では、前記画素領域に吐出される液滴の着弾密度に対して前記隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えて前記機能液を吐出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のカラーフィルタの成膜方法。
  6. 前記吐出工程では、前記画素領域に吐出される液滴の体積に対して前記隔壁部に吐出される少なくとも1つの液滴の体積が異なるように前記機能液を吐出することにより、前記着弾密度を変えることを特徴とする請求項5に記載のカラーフィルタの成膜方法。
  7. 前記吐出工程では、前記画素領域に着弾する液滴の数と前記隔壁部に着弾する液滴の数とが単位面積当たりで異なるように前記機能液を吐出することにより、前記着弾密度を変えることを特徴とする請求項5に記載のカラーフィルタの成膜方法。
  8. 請求項5ないし7のいずれか一項において、前記吐出工程では、前記画素領域に吐出される液滴の着弾密度に対して前記隔壁部に吐出される液滴の着弾密度が高くなるように前記機能液を吐出することを特徴とするカラーフィルタの成膜方法。
  9. 基板上に形成された隔壁部によって区画された画素領域に色材が分散された機能液を液滴として吐出して前記画素領域に色層を形成してなるカラーフィルタの成膜装置であって、
    前記機能液を液滴として吐出する液滴吐出部と、
    前記液滴吐出部と前記基板とを相対移動させる走査手段と、
    同一方向に配置された同一色層となる複数の前記画素領域と、当該画素領域を区画する前記隔壁部とに液滴が着弾するように前記液滴吐出部を制御する吐出制御部とを備えたことを特徴とするカラーフィルタの成膜装置。
  10. 前記走査手段は、同一方向に配置された同一色層となる複数の前記画素領域と、当該画素領域を区画する前記隔壁部とに液滴が着弾するように前記液滴吐出部と前記基板とを前記同一方向と直交する方向に相対移動させることを特徴とする請求項9に記載のカラーフィルタの成膜装置。
  11. 前記吐出制御部は、前記機能液を液滴として略等間隔で吐出させると共に、前記画素領域に吐出される液滴の着弾密度に対して前記隔壁部に吐出される液滴の着弾密度を変えて前記機能液の液滴を吐出させるように前記液滴吐出部を制御することを特徴とする請求項9または10に記載のカラーフィルタの成膜装置。
  12. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載のカラーフィルタの製造方法を用いて製造されたカラーフィルタを組み込むことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  13. 請求項12に記載の電気光学装置の製造方法を用いて製造された電気光学装置を組み込むことを特徴とする電子機器の製造方法。
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