JP2006046810A - 空気清浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 急速に加湿を行う場合における風量設定の操作を省略あるいは少なくすることができる、空気清浄機を提供する。
【解決手段】 加湿機能付き空気清浄機1は、送風機20と、空気清浄部2と、加湿部3と、空気清浄風量設定部51と、急速加湿スイッチ55と、制御部56、58とを備えている。空気清浄部2は、送風機20により生成される空気の流れを利用して空気清浄を行う。加湿部3は、送風機20により流される空気を加湿する。空気清浄風量設定部51は、空気清浄における送風機20の風量を設定する。急速加湿スイッチ55は、加湿を急速に行う運転である急速加湿運転に移行するためのものである。制御部56、58は、急速加湿スイッチ55が入ったときに、空気清浄風量設定部51で設定されている風量に関わらず送風機20の風量を急速加湿運転に適した風量とする。その後、制御部56、58は、送風機20の風量を空気清浄風量設定部51で設定されている風量に戻す。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気清浄機に関し、とくに、加湿機能を有する空気清浄機に関する。
従来より、加湿機能を有する空気清浄機として、特許文献1に記載されている空気清浄機が知られている。
この空気清浄機は、送風ファンと、集塵フィルタと、気化式加湿装置とを備えている。送風ファンが駆動すると、空気は、吸気口より加湿装置収納室に導入され、気化式加湿装置によって加湿される。そののち、空気は、集塵フィルタによって除塵される。加湿、除塵された空気は、送風ファンを経て排気口より装置本体の外部へ排出される。
特開平11―314048号公報([0010]〜[0013]、図1)
従来の加湿機能を有する空気清浄機では、加湿運転開始時などにおいて、室内が低湿であるなどの理由で室内の湿度を急速に上げたいときには、送風機の風量を最大または比較的大きい風量に設定して、加湿装置から発生する蒸気を室内に急速に循環させることが考えられる。
たとえば、静音を優先して小さい風量で空気清浄を行う空気清浄優先の通常運転中に、急速に加湿を行わせたい場合、風量は、最大または比較的大きい風量に上げられるように手動で設定される。その後、室内の湿度が十分上がったときに、急速に加湿を行う運転から通常運転に戻す場合には、風量は、通常運転における風量に手動で戻される。すなわち、急速に加湿を行う運転の始動時と終了時において、風量設定の操作を2度行う必要がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、急速に加湿を行う場合における風量設定の操作を省略あるいは少なくすることができる空気清浄機を提供することを目的とする。
第1発明の空気清浄機は、送風機と、空気清浄部と、加湿部と、空気清浄風量設定部と、急速加湿スイッチと、制御部とを備えている。空気清浄部は、送風機により生成される空気の流れを利用して空気清浄を行う。加湿部は、送風機により流される空気を加湿する。空気清浄風量設定部は、空気清浄における送風機の風量を設定する。急速加湿スイッチは、加湿を急速に行う運転である急速加湿運転に移行するためのものである。制御部は、急速加湿スイッチが入ったときに、空気清浄風量設定部で設定されている風量に関わらず送風機の風量を急速加湿運転に適した風量とする。その後、制御部は、送風機の風量を空気清浄風量設定部で設定されている風量に戻す。
ここでは、急速加湿スイッチが入ったとき、制御部は、空気清浄風量設定部で設定されている風量に関わらず、送風機の風量を急速加湿運転に適した風量に変更する。急速加湿運転の終了後には、制御部は、送風機の風量を空気清浄風量設定部で設定されている風量に戻す。したがって、この空気清浄機では、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部の操作を、省略あるいは少なくすることができる。
第2発明の空気清浄機は、第1発明の空気清浄機であって、制御部は、急速加湿運転を所定時間行った後に、送風機の風量を空気清浄風量設定部で設定されている風量に戻すように制御する。
ここでは、制御部は、急速加湿運転を所定時間行った後に、送風機の風量を空気清浄風量設定部で設定されている風量に戻すように制御する。それによって、所定時間が経過すれば、送風機の風量は、空気清浄風量設定部で設定されている風量に自動的に戻される。したがって、この空気清浄機では、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部の操作を、省略あるいは少なくすることができる。
第3発明の空気清浄機は、第1発明または第2発明の空気清浄機であって、加湿部の目標湿度を設定する目標湿度設定部をさらに備えている。
ここでは、目標湿度設定部をさらに備えているので、加湿部の目標湿度は、任意に設定される。
第4発明の空気清浄機は、第3発明の空気清浄機であって、湿度センサをさらに備える。湿度センサは、設置空間の湿度を測定する。制御部は、設置空間の湿度が目標湿度以上になったときに、送風機の風量を空気清浄風量設定部で設定されている風量に戻すように制御する。
ここでは、制御部は、設置空間の湿度が目標湿度以上になったときに、送風機の風量を空気清浄風量設定部で設定されている風量に戻すように制御する。このため、設置空間の湿度が目標湿度以上になれば、送風機の風量は、空気清浄風量設定部で設定されている風量に自動的に戻される。したがって、この空気清浄機では、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部の操作を、省略あるいは少なくすることができる。
第5発明の空気清浄機は、第3発明または第4発明の空気清浄機であって、加湿部による加湿運転中に急速加湿スイッチが入った場合において、目標湿度設定部は、加湿運転のときの目標湿度を急速加湿運転における目標湿度として設定する。
ここでは、急速加湿前の目標湿度は、そのまま急速加湿運転における目標湿度に用いられる。したがって、この空気清浄機では、急速に加湿をさせたいときの目標湿度を設定する操作を、省略あるいは少なくすることができる。
第6発明の空気清浄機は、第3発明または第4発明の空気清浄機であって、加湿部による加湿運転終了後に急速加湿スイッチが入った場合において、目標湿度設定部は、加湿部の運転終了前に設定されていた目標湿度を急速加湿運転における目標湿度として設定する。
ここでは、前回の加湿運転終了前に設定されていた目標湿度は、そのまま急速加湿運転における目標湿度に用いられる。したがって、この空気清浄機では、急速に加湿をさせたいときの目標湿度を設定する操作を、省略あるいは少なくすることができる。
第7発明の空気清浄機は、第1発明から第6発明のいずれかの空気清浄機であって、急速加湿運転に適した風量は、送風機の最大の風量である。
ここでは、急速加湿運転に適した風量としての最大風量で、急速加湿運転を行うことができる。
第8発明の空気清浄機は、第1発明から第7発明のいずれかの空気清浄機であって、急速加湿運転は、加湿された空気を設置空間で循環させる循環量を増大させる運転である。
ここでいう急速加湿運転とは、加湿された空気を設置空間で循環させる循環量を増大させる運転のことであり、ヒータの温度を上げて単に加湿量を増やす運転とは異なる運転である。すなわち、急速加湿運転によって、加湿された空気を空気清浄機が設置された設置空間に急速に循環させて湿度ムラをなくす、いわゆる湿度サーキュレーションが急速に行われる。
第1発明によれば、急速加湿スイッチが入ったときに、制御部は、空気清浄風量設定部で設定されている風量に関わらず、送風機の風量を急速加湿運転に適した風量とし、その後、送風機の風量を空気清浄風量設定部で設定されている風量に戻す。したがって、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部の操作を省略あるいは少なくすることができる。
第2発明によれば、所定時間が経過すれば、送風機の風量は、空気清浄風量設定部で設定されている風量に自動的に戻される。したがって、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部の操作を省略あるいは少なくすることができる。
第3発明によれば、目標湿度設定部をさらに備えているので、加湿部の目標湿度を任意に設定することができる。
第4発明によれば、設置空間の湿度が目標湿度以上になれば、送風機の風量は、空気清浄風量設定部で設定されている風量に自動的に戻される。したがって、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部の操作を省略あるいは少なくすることができる。
第5発明によれば、急速加湿前の目標湿度は、そのまま急速加湿運転における目標湿度に用いられる。したがって、急速に加湿をさせたいときの目標湿度を設定する操作を省略あるいは少なくすることができる。
第6発明によれば、前回の加湿運転終了前に設定されていた目標湿度は、そのまま急速加湿運転における目標湿度に用いられる。したがって、急速に加湿をさせたいときの目標湿度を設定する操作を省略あるいは少なくすることができる。
第7発明によれば、急速加湿運転に適した風量としての最大風量で、急速加湿運転を行うことができる。
第8発明によれば、急速加湿運転によって、加湿された空気を空気清浄機が設置された設置空間に急速に循環させて湿度ムラをなくす、いわゆる湿度サーキュレーションを急速に行うことができる。
[第1実施形態]
つぎに図面を参照しながら、本発明の空気清浄機についてさらに詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係わる空気清浄機の一例である加湿機能付き空気清浄機の部分分解斜視図である。図2は、図1の加湿機能付き空気清浄機の縦断面説明図である。図3は、図2のフィルタユニットの分解斜視図である。図4は、図1の加湿機能付き空気清浄機における空気清浄風量設定部、急速加湿スイッチおよび制御部を含む制御ブロックを概略的に示すブロック図である。
<全体構成>
図1〜2および図4に示される加湿機能付き空気清浄機1は、設置空間である室内の空気清浄および加湿を行うものであり、送風機20と、空気清浄部2と、加湿部3と、急速加湿スイッチ55と、空気清浄風量設定部51と、加湿設定部52(目標湿度設定部)と、制御部56とを備えている。
この空気清浄機は、ケース4の内部に、送風機20、および空気清浄部2を構成するフィルタユニット24(図3参照)が収納され、ケース4の背後には、加湿部3が取り付けられている。
<送風機20の構成>
送風機20は、図2に示されるように、ファン21と、モータ22とを備えている。送風機20は、ケース4の内部の空間S10に配置されている。ファン21は、遠心方向に風を吹き出すシロッコファンである。送風機20で発生した遠心方向の風は、ファンケーシング(図示せず)を用いて上方へ案内して吹出口7からケース4の外部に排出される。
<空気清浄部2の構成>
空気清浄部2は、複数のフィルタなどによって構成されるフィルタユニット24を備えている。
送風機20によって発生された負圧により、空気清浄機1の前面を覆うフロントカバー5に開けられた開口またはスリット(図示せず)、およびフロントカバー5の周囲に形成された周囲吸気口6から、室内の空気が、空気清浄機1の内部に導入される。導入された空気は、フィルタユニット24を通過することによって、清浄化される。
フィルタユニット24は、図3に示されるように、プレフィルタ41と、プラズマイオン化部42と、第1光触媒フィルタ48と、第2光触媒フィルタ45と、インバータランプ47と、第3光触媒フィルタ46とから構成されている。これらの各構成要素は、具体的には以下のように構成されている。
まず、フィルタユニット24の最も前側には、比較的大きなホコリや塵を除去するためのプレフィルタ41が配置されている。プレフィルタ41としては、合成樹脂繊維などの防塵ネットを採用することができる。プレフィルタ41の後方には、プラズマイオン化部42が配置されている。このプラズマイオン化部42は、プレフィルタ41を通過してきた煙、粉塵、花粉、その他の汚れの粒子に強い電荷をかけて帯電させるものであり、後述する第1光触媒フィルタ48等での粒子の捕集効率を高める。プラズマイオン化部42の後方には、第1光触媒フィルタ48が配置されている。第1光触媒フィルタ48は、プラズマイオン化部42で帯電させられた粒子を吸着するための静電フィルタ43と、光触媒作用を有する酸化チタンを含む酸化チタンフィルタ44とが積層されたものである。この第1光触媒フィルタ48は、複数回分の長さを巻き込んだロール状とされており、使用中の面が汚れた場合に引き出して汚れた部分をカットするような構成になっている。第1光触媒フィルタ48の後方には、酸化チタンを含有する材料で構成される第2光触媒フィルタ45および第3光触媒フィルタ46が配置されている。第2光触媒フィルタ45および第3光触媒フィルタ46の中間には、インバータランプ47が配置されている。このインバータランプ47は、第1光触媒フィルタ48と第2光触媒フィルタ45と第3光触媒フィルタ46とに紫外線を照射するものであり、各光触媒フィルタの光触媒作用を活性化する。
以上のように構成されたフィルタユニット24を通過して清浄された空気は、送風機20に吸引され、そののち、図1〜2に示されるケース4の上部に設けられる吹出口7から上方に向けて室内に排出される。
<加湿部3の構成>
加湿部3は、図1〜2に示されるように、ヒータ9と、蒸発皿10とを主要部として備え、下部カバー8、背面カバー18およびタンクカバー17によって覆われている。ヒータ9は、下部カバー8内部に取り付けられている。また、ヒータ9には、蒸発皿10の凹部27が上方から嵌合される。背面カバー18は、蒸発皿10をメンテナンスするときなどに取り外される。
蒸発皿10は、アルミニウムを用いたダイキャスト成形により製造された皿であり、水と接触する内面にはフッ素コーティングが施されている。
また、蒸発皿10は、U字形状を呈するパイプ11を介して水受け部12に接続されている。水受け部12は、アルミニウムなどで製造される。水受け部12の上部には、水を貯留する貯水タンク16が給水部16aを下向きにして接続されている。蒸発皿10と水受け部12との水位を一定に保つようにパイプ11によって接続されることにより、水位保持ユニット13が構成されている。
さらに、図1〜2に示されるように、蒸発皿10の上部には、蒸発皿10から発生する蒸気を受けるための蒸気カバー14が設けられている。蒸気カバー14の上部には、蒸気ノズル15が接続されている。蒸気ノズル15の上端部は、ケース4の裏板28に形成された開口29に接続されている。蒸気カバー14に集められた蒸気は、蒸気ノズル15を通って、ケース4内部の空間S10へ排出され、空間S10の内部の空気とともに吹出口7から室内へ排出される。
また、蒸気ノズル15の内部には、蒸気が蒸気カバー14へ逆流するのを防ぐために、逆止弁15a(図2参照)が設けられている。
<空気清浄風量設定部51の構成>
空気清浄風量設定部51は、図4に示されるように、空気清浄における送風機20の風量を設定する。空気清浄風量設定部51は、6種類の風量設定スイッチ53で構成される。6種類の風量設定スイッチ53は、「静か」、「弱」、「標準」、「強」および「急速」の5段階の強さに対応したスイッチ、および自動風量設定のための「自動」のスイッチである。なお、6種類の風量設定スイッチ53のうち、「急速」のスイッチが送風機20の最大の風量に対応する。
<加湿設定部52および急速加湿スイッチ55の構成>
加湿設定部52は、図4に示されるように、加湿部3の目標湿度を設定する。加湿設定部52は、3種類の加湿設定スイッチ54で構成される。3種類の加湿設定スイッチ54は、40%、50%、60%の3段階の目標湿度に対応したスイッチである。
また、加湿設定部52には、急速加湿スイッチ55が設けられている。急速加湿スイッチ55は、加湿を急速に行う運転である急速加湿運転に移行するためのスイッチである。急速加湿スイッチ55が入れられると、急速加湿運転を始動させる信号が制御部56に送られる。
<制御部56の構成>
制御部56は、急速加湿スイッチ55が入ったときに、空気清浄風量設定部51で設定されている風量に関わらず送風機20の風量を急速加湿運転に適した風量として、最大の風量である「急速」の風量に設定する。その後、制御部56は、送風機の風量を空気清浄風量設定部51で設定されている風量に戻すように制御する。
制御部56には、タイマ(図示せず)が内蔵され、急速加湿運転を行うための所定の時間を計測することができる。
制御部56で生成される制御信号は、送風機20および加湿部3などへ送られる。この制御信号によって、送風機20および加湿部3の運転が制御される。
<加湿機能付き空気清浄機1の運転説明>
(通常運転)
図2に示されるように、送風機20が作動すると、送風機20によって発生する負圧の作用により、空気清浄機1の前面から室内の空気が吸引される。吸引された空気は、空気清浄部2のフィルタユニット24を通過することによって、清浄化される。
清浄化された空気は、図2の矢印A1によって示されるように、開口30を通してファン21の吸気口に吸い込まれ、ファン21から遠心方向に吹き出される。そののち、ファン21から吹き出された空気は、ファンケーシング(図示せず)を用いて上方へ案内され、空間S10を通って、図2の矢印A2によって示されるように、吹出口7からケース4の外部に排出される。
一方、加湿部3では、ヒータ9を用いて、蒸発皿10に貯められた水Wを沸騰させて蒸気を発生させる。発生した蒸気は、蒸気カバー14によって集められ、蒸気ノズル15および開口29を介して、ケース4の内部の空間S10へ排出される。その後、蒸気は、空間S10の内部の空気とともに吹出口7を通して室内へ排出され、室内の空気を加湿する。
(急速加湿運転)
図5は、第1実施形態における急速加湿運転時における風量設定および加湿設定の時間的変化を示すタイムチャートである。図6は、第1実施形態における急速加湿運転の手順を示すフローチャートである。
急速加湿運転については、1)空気清浄運転および加湿運転を両方行っているときに始動させる場合(図5に示される区間Iの場合)と、2)空気清浄運転のみを行っているときに始動させる場合(図5に示される区間IIの場合)と、3)空気清浄運転および加湿運転を両方とも行っていない状態から始動させる場合と、が考えられる。以下、それぞれの場合におけるについて説明する。
(1)空気清浄運転および加湿運転を両方行っているときに急速加湿運転を始動させる場合(図5の区間Iの場合))
図5に示される区間Iの場合、急速加湿スイッチ55を操作する前(図5の区間Iにおける「スイッチ操作」よりも左側の状態)は、空気清浄風量設定部51が操作者の好みに応じて「静か」の風量に設定され、加湿設定部52が操作者の好みに応じて目標湿度を50%に設定された状態で、空気清浄および加湿を同時に行う通常運転が行われている。
図6のフローチャートに示されるように、ステップS1において空気清浄および加湿を同時に行う通常運転が行われている状態から、ステップS2において急速加湿スイッチ55が入ったとき、制御部56は、急速加湿スイッチ55から急速加湿運転を始動させる信号を受け取る。
ステップS3において、急速加湿スイッチ55から始動信号を受けた制御部56は、空気清浄風量設定部51で設定されている「静か」の風量に関わらず、送風機20の風量を最大風量である「急速」の風量に設定し、所定時間だけ急速加湿運転させるように制御する。このとき、加湿設定部52は、急速加湿運転における目標湿度を、通常運転における目標湿度である50%に設定する。この急速加湿運転によって、加湿された空気を空気清浄機1が設置された室内に急速に循環させて湿度ムラをなくす、いわゆる湿度サーキュレーションが急速に行われる。
所定時間の経過後、ステップS4において、制御部56は、空気清浄機1の急速加湿運転を終了させて、送風機20の風量を、通常運転の風量、すなわち空気清浄風量設定部51で設定されている風量である「静か」の風量に戻すように制御する。
(2)空気清浄運転のみを行っているときに急速加湿運転を始動させる場合(図5に示される区間IIの場合))
図5に示される区間IIの場合、急速加湿スイッチ55が操作される前は、空気清浄風量設定部51は、操作者の好みに応じて「弱」の風量に設定され、空気清浄のみを行っている。すなわち、急速加湿スイッチ55を操作する前(図5の区間IIにおける「スイッチ操作」よりも左側の状態)においては、加湿および加湿設定は、切られた状態になっている。
この状態から、急速加湿スイッチ55が入ったとき、制御部56は、空気清浄風量設定部51で設定されている「弱」の風量に関わらず、最大風量である「急速」の風量に設定し、所定時間だけ急速加湿運転させるように制御する。このとき、加湿設定部52は、急速加湿運転における目標湿度を、前回の加湿運転(図5の区間I参照)の停止前における目標湿度である50%に設定する。
所定時間の経過後、制御部56は、空気清浄機1の急速加湿運転を終了させて、送風機20の風量を、通常運転の風量、すなわち空気清浄風量設定部51で設定されている風量である「弱」の風量に戻すように制御する。なお、急速加湿運転が終了した後も、加湿運転は、目標湿度を50%として、継続して行われる。
(3)空気清浄運転および加湿運転を両方とも行っていないときに始動させる場合)
空気清浄運転および加湿運転を両方とも行っていない状態から、急速加湿スイッチ55が入ったとき、制御部56は、前回の空気清浄運転において空気清浄風量設定部51で設定された風量(たとえば、「弱」)に関わらず、最大風量である「急速」の風量に設定し、所定時間だけ急速加湿運転させるように制御する。このとき、加湿設定部52は、急速加湿運転における目標湿度を、前回の加湿運転の停止前における目標湿度(たとえば、50%)に設定する。
所定時間の経過後、制御部56は、空気清浄機1の急速加湿運転を終了させて、送風機20の風量を、通常運転の風量、すなわち空気清浄風量設定部51で設定されている風量である「弱」の風量に戻すように制御する。なお、急速加湿運転が終了した後も、加湿運転は、目標湿度を50%として、継続して行われる。
<第1実施形態の特徴>
(1)
第1実施形態の空気清浄機では、急速加湿スイッチ55が入ったときに、制御部56は、空気清浄風量設定部51で設定されている風量に関わらず、送風機20の風量を急速加湿運転に適した風量に変更する。急速加湿運転の終了後には、制御部56は、送風機20の風量を空気清浄風量設定部51で設定されている風量に戻す。したがって、この空気清浄機では、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部51の操作を、省略あるいは少なくすることができる。
(2)
第1実施形態の空気清浄機は、制御部56は、急速加湿運転を所定時間行った後に、送風機20の風量を空気清浄風量設定部51で設定されている風量に戻すように制御する。したがって、所定時間が経過すれば、送風機20の風量は、空気清浄風量設定部51で設定されている風量に自動的に戻される。したがって、この空気清浄機では、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部51の操作を、省略あるいは少なくすることができる。
(3)
第1実施形態の空気清浄機は、目標湿度を設定するための加湿設定部52をさらに備えているので、加湿部3の目標湿度は任意に設定される。
(4)
第1実施形態の空気清浄機は、加湿部3による加湿運転中に急速加湿スイッチ55が入った場合において、加湿設定部52は、加湿運転のときの目標湿度を急速加湿運転における目標湿度として設定する。そのため、急速加湿前の目標湿度は、そのまま急速加湿運転における目標湿度に用いられる。したがって、急速に加湿をさせたいときの目標湿度を設定する操作を、省略あるいは少なくすることができる。
(5)
第1実施形態の空気清浄機は、加湿部3による加湿運転後に急速加湿スイッチ55が入った場合において、加湿設定部52は、加湿部3の運転終了前に設定されていた目標湿度を急速加湿運転における目標湿度として設定する。そのため、前回の加湿運転が停止する前の目標湿度は、そのまま急速加湿運転における目標湿度に用いられる。したがって、急速に加湿をさせたいときの目標湿度を設定する操作を、省略あるいは少なくすることができる。
(6)
第1実施形態の空気清浄機は、急速加湿運転に適した風量としての最大風量で、急速加湿運転を行うことができる。
(7)
第1実施形態における急速加湿運転とは、加湿部3によって加湿された空気を、空気清浄機1が設置された室内で循環させる循環量を増大させる運転のことであり、ヒータの温度を上げて単に加湿量を増やす運転とは異なる運転である。すなわち、急速加湿運転によって、加湿された空気を室内に急速に循環させて湿度ムラをなくす、いわゆる湿度サーキュレーションが急速に行われる。
<第1実施形態の変形例>
(A)
第1実施形態では、送風機20の風量を急速加湿運転に適した風量として、最大の風量を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、最大の風量でなくても、急速加湿運転に適した風量であればよく、比較的大きい風量を採用してもよい。
(B)
第1実施形態における急速加湿スイッチ55は、手動操作を行うためのボタンからなるが、本発明はこれに限定されるものではなく、急速加湿スイッチ55として、他のセンサと連動して急速加湿運転を始動するためのスイッチを採用してもよい。たとえば、室内に人間が侵入したことを赤外線センサなどで検知したときに、この赤外線センサに連動して急速加湿運転を始動させるような連動式のスイッチを採用してもよい。
[第2実施形態]
図7は、図1の加湿機能付き空気清浄機における空気清浄風量設定部、急速加湿スイッチおよび制御部を含む制御ブロックを概略的に示すブロック図である。図8は、第2実施形態における急速加湿運転の手順を示すフローチャートである。
<全体構成>
第2実施形態における空気清浄機は、第1実施形態における加湿機能付き空気清浄機1の構成とほぼ共通しており、湿度センサ57(図7参照)を備えている点で異なっている。
<湿度センサ57の構成>
湿度センサ57は、図7に示されるように、室内の湿度を測定するセンサである。湿度センサ57で測定された湿度データは、制御部58へ送られる。湿度センサ57は、空気清浄機1の本体に取り付けられる。
<制御部58の構成>
第2実施形態における制御部58は、第1実施形態の制御部56のようにタイマを内蔵する代わりに、湿度センサ57で検出された室内の湿度が目標湿度以上になったときに、送風機20の風量を空気清浄風量設定部51で設定されている風量に戻すように制御する。
<加湿機能付き空気清浄機1の運転説明>
(通常運転)
通常運転は、第1実施形態と共通するので、ここでは説明を省略する。
(急速加湿運転)
図8のフローチャートに示されるように、ステップS11において、たとえば空気清浄および加湿を同時に行う通常運転を行っている。このとき、空気清浄風量設定部51は、操作者の好みに応じた風量(たとえば「静か」の風量)に設定し、加湿設定部52は、操作者の好みに応じた目標湿度(たとえば50%)に設定した状態で、空気清浄を行いながら加湿を行っている。
この通常運転の状態から、ステップS12において急速加湿スイッチ55が入ったとき、制御部58は、急速加湿スイッチ55から急速加湿運転を始動させる始動信号を受け取る。
ステップS13において、急速加湿スイッチ55から始動信号を受けた制御部58は、空気清浄風量設定部51で設定されている「静か」の風量に関わらず、送風機20の風量を最大の風量である「急速」の風量に設定し、急速加湿運転させるように制御する。このとき、加湿設定部52は、急速加湿運転における目標湿度を、通常運転における目標湿度(たとえば50%)に設定する。
ステップS14において、制御部58は、湿度センサ57によって測定される室内の湿度が目標湿度以上になったか否かを判定する。このとき、室内の湿度が目標湿度以上になった場合にはステップS15に進み、目標湿度以上でない場合にはステップS13に戻って急速加湿運転を続ける。
その後、ステップS15において、制御部58は、空気清浄機1の急速加湿運転を終了させて、送風機20の風量を、通常運転の風量、すなわち空気清浄風量設定部51で設定されている風量である「静か」の風量に戻すように制御する。
<第2実施形態の特徴>
(1)
第2実施形態の空気清浄機は、湿度センサ57を備えている。制御部58は、湿度センサ57によって測定された室内の湿度が目標湿度以上になったときに、送風機20の風量を空気清浄風量設定部51で設定されている風量に戻すように制御する。そのため、室内の湿度が目標湿度以上になれば、送風機20の風量は、急速加湿前の風量に自動的に戻される。したがって、この空気清浄機では、急速に加湿をさせたいときの空気清浄風量設定部51の操作を、省略あるいは少なくすることができる。
<第2実施形態の変形例>
(A)
第2実施形態では、湿度センサ57が空気清浄機1の本体に取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、室内の湿度を測定できるものであれば、他の湿度センサを用いてもよい。たとえば、室内に設置された空気調和機の室内機、またはその室内機を操作するためのリモコンなどに取り付けられた湿度センサを用いてもよい。また、この場合、湿度センサからの湿度情報を赤外線通信などを利用して空気清浄機1の制御部58へ伝達するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係わる空気清浄機の一例である加湿機能付き空気清浄機の部分分解斜視図。 図1の加湿機能付き空気清浄機の縦断面説明図。 図2のフィルタユニットの分解斜視図。 図1の加湿機能付き空気清浄機における空気清浄風量設定部、急速加湿スイッチおよび制御部を含む制御ブロックを概略的に示すブロック図。 第1実施形態における急速加湿運転時における風量設定および加湿設定の時間的変化を示すタイムチャート。 第1実施形態における急速加湿運転の手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態における加湿機能付き空気清浄機における空気清浄風量設定部、急速加湿スイッチおよび制御部を含む制御ブロックを概略的に示すブロック図。 本発明の第2実施形態における急速加湿運転の手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 加湿機能付き空気清浄機
2 空気清浄部
3 加湿部
9 ヒータ
20 送風機
51 空気清浄風量設定部
52 加湿設定部(目標湿度設定部)
55 急速加湿スイッチ
57 湿度センサ

Claims (8)

  1. 送風機(20)と、
    前記送風機(20)により生成される空気の流れを利用して空気清浄を行う空気清浄部(2)と、
    前記送風機(20)により流される空気を加湿する加湿部(3)と、
    前記空気清浄における前記送風機(20)の風量を設定する空気清浄風量設定部(51)と、
    前記加湿を急速に行う運転である急速加湿運転に移行するための急速加湿スイッチ(55)と、
    前記急速加湿スイッチ(55)が入ったときに、前記空気清浄風量設定部(51)で設定されている風量に関わらず前記送風機(20)の風量を前記急速加湿運転に適した風量とし、その後、前記送風機(20)の風量を前記空気清浄風量設定部(51)で設定されている風量に戻す制御部(56、58)と、
    を備えた空気清浄機。
  2. 前記制御部(56)は、前記急速加湿運転を所定時間行った後に、前記送風機(20)の風量を前記空気清浄風量設定部(51)で設定されている風量に戻すように制御する、
    請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 前記加湿部(3)の目標湿度を設定する目標湿度設定部(52)をさらに備えている、
    請求項1または2に記載の空気清浄機。
  4. 設置空間の湿度を測定する湿度センサ(57)をさらに備え、
    前記制御部(58)は、前記設置空間の湿度が目標湿度以上になったときに、前記送風機(20)の風量を前記空気清浄風量設定部(51)で設定されている風量に戻すように制御する、
    請求項3に記載の空気清浄機。
  5. 前記加湿部(3)による加湿運転中に前記急速加湿スイッチ(55)が入った場合において、前記目標湿度設定部(52)は、前記加湿運転のときの目標湿度を前記急速加湿運転における目標湿度として設定する、
    請求項3または4に記載の空気清浄機。
  6. 前記加湿部(3)による加湿運転終了後に前記急速加湿スイッチ(55)が入った場合において、前記目標湿度設定部(52)は、前記加湿部(3)の運転終了前に設定されていた目標湿度を前記急速加湿運転における目標湿度として設定する、
    請求項3または4に記載の空気清浄機。
  7. 前記急速加湿運転に適した風量は、前記送風機(20)の最大の風量である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の空気清浄機。
  8. 前記急速加湿運転は、加湿された前記空気を設置空間で循環させる循環量を増大させる運転である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の空気清浄機。
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