JP2006046235A - 空気流量制御弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カップバルブ4のバルブロックを回避し、且つアイドル運転時の弁洩れ量を少なくすることを課題とする。
【解決手段】 エンジン停止時およびエンジンの通常運転時には、板スプリング7の付勢力が作用することによってカップバルブ4がテーパ隙間を拡げる方向に移動する。また、カップバルブ4を開弁方向に回転させると、傾斜プレート9の傾斜角度にならい、カップバルブ4がテーパ隙間を拡げるように動くので、エンジン停止中およびエンジンの通常運転中にテーパ隙間に異物が噛み込み難くなり、カップバルブ4のバルブロックを回避できる。また、アイドル運転時に、吸気管負圧が作用することによってカップバルブ4がテーパ隙間を狭くする方向に移動する。また、カップバルブ4を閉弁方向に回転させると、傾斜プレート9の傾斜角度にならい、テーパ隙間が縮まるセルフシールとなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 エンジン停止時およびエンジンの通常運転時には、板スプリング7の付勢力が作用することによってカップバルブ4がテーパ隙間を拡げる方向に移動する。また、カップバルブ4を開弁方向に回転させると、傾斜プレート9の傾斜角度にならい、カップバルブ4がテーパ隙間を拡げるように動くので、エンジン停止中およびエンジンの通常運転中にテーパ隙間に異物が噛み込み難くなり、カップバルブ4のバルブロックを回避できる。また、アイドル運転時に、吸気管負圧が作用することによってカップバルブ4がテーパ隙間を狭くする方向に移動する。また、カップバルブ4を閉弁方向に回転させると、傾斜プレート9の傾斜角度にならい、テーパ隙間が縮まるセルフシールとなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、空気通路を形成する空気流路管内を流れる空気の流量を制御する空気流量制御弁に関するもので、特に内燃機関の燃焼室に連通する吸気通路を形成するスロットルボデー内を流れる吸入空気量を制御する内燃機関用吸入空気量制御弁に係わる。
[従来の技術]
従来より、内燃機関用吸気制御装置においては、スロットルバルブの全閉時に、スロットルバルブの外周端面部とスロットルボデーのスロットルボア壁面との間のクリアランスが小さいと、内燃機関より逆流してくる未燃焼ガスに含まれる異物がスロットルバルブに付着してデポジット(堆積物)となって堆積したり、また、スロットルバルブに付着して固化した異物がスロットルバルブの外周端面部とスロットルボデーのスロットルボア壁面との間のクリアランスに侵入すると、噛み込み現象(バルブスティック)が発生して、スロットルバルブの作動不良やバルブロックが発生する。また、内燃機関の燃焼室内に吸入される吸入空気は、エアクリーナ内のエアフィルタにより異物が殆ど除去されるが、完全に除去されるわけでなく、エアフィルタで除去できなかった粒子径の小さい異物がスロットルバルブの外周端面部とスロットルボデーのスロットルボア壁面との間のクリアランスに侵入して、噛み込み現象(バルブスティック)が発生する可能性がある。
従来より、内燃機関用吸気制御装置においては、スロットルバルブの全閉時に、スロットルバルブの外周端面部とスロットルボデーのスロットルボア壁面との間のクリアランスが小さいと、内燃機関より逆流してくる未燃焼ガスに含まれる異物がスロットルバルブに付着してデポジット(堆積物)となって堆積したり、また、スロットルバルブに付着して固化した異物がスロットルバルブの外周端面部とスロットルボデーのスロットルボア壁面との間のクリアランスに侵入すると、噛み込み現象(バルブスティック)が発生して、スロットルバルブの作動不良やバルブロックが発生する。また、内燃機関の燃焼室内に吸入される吸入空気は、エアクリーナ内のエアフィルタにより異物が殆ど除去されるが、完全に除去されるわけでなく、エアフィルタで除去できなかった粒子径の小さい異物がスロットルバルブの外周端面部とスロットルボデーのスロットルボア壁面との間のクリアランスに侵入して、噛み込み現象(バルブスティック)が発生する可能性がある。
また、スロットルバルブまで飛来する粘性の高い異物(粘着性物質:例えば未燃焼ガスに含まれるデポジット、スラッジ、カーボン等)がスロットルバルブの外周端面部とスロットルボデーのスロットルボア壁面とに跨がって堆積した場合には、内燃機関の運転時にスロットルバルブをスロットルボア壁面から引き剥がし難くなり、スロットルバルブの作動不良やバルブロックが発生する。このような症状は、内燃機関用吸気制御装置のスロットルバルブだけでなく、排気ガス再循環装置の排気還流量制御弁のバルブや、アイドル回転速度制御装置のアイドル回転速度制御弁のバルブにも同様に起こる。
そこで、ロータリバルブ101の作動不良および異物の噛み込みを防止するという目的で、図2に示したように、内燃機関の通常運転時と内燃機関の運転停止時とで、ロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104との間に形成されるクリアランスを可変としたアイドル回転速度制御弁が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これは、ボールベアリング105、106のアキシャル隙間分だけロータシャフト107の軸方向へのロータリバルブ101の移動が可能となっており、マグネット力と吸気管負圧の有無との関係を利用して、内燃機関の通常運転時と内燃機関の運転停止時とで、ロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104との間に形成される微小隙間(クリアランス)を可変とすることで、ロータリバルブ101の作動不良および異物の噛み込みを防止している。なお、ロータシャフト107の軸方向の一端側に設けられたスクリュー109によって、ロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104とがクリアランスを挟んで対向するように、すなわち、ロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104とが直接的に接触しないように設定されている。
[従来の技術の不具合]
ところが、特許文献1に記載のアイドル回転速度制御弁においては、ボールベアリング105、106のアキシャル隙間分のほんの少しだけしかロータリバルブ101が移動できないので、飛来する粘性の高い異物(粘着性物質)がロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104との間に形成されるクリアランスに侵入した場合に、ロータリバルブ101を動作させようとしても、ロータリバルブ101から粘着性物質を剥離させることができず、ロータリバルブ101の作動不良やバルブロックが発生するという問題が生じる。また、多少粒径が大きめのスラッジ等の異物は、ロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104との間に噛み込んでしまうため、噛み込み現象(バルブスティック)が発生して、スロットルバルブの作動不良やバルブロックが発生するという問題が生じる。また、ロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104とが直接的に接触しないように設定されているので、内燃機関のアイドル運転時における弁洩れ量が大きく、燃費を悪化させてしまうという問題が生じる。
特開平11−013603号公報(第1−8頁、図1−図13)
ところが、特許文献1に記載のアイドル回転速度制御弁においては、ボールベアリング105、106のアキシャル隙間分のほんの少しだけしかロータリバルブ101が移動できないので、飛来する粘性の高い異物(粘着性物質)がロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104との間に形成されるクリアランスに侵入した場合に、ロータリバルブ101を動作させようとしても、ロータリバルブ101から粘着性物質を剥離させることができず、ロータリバルブ101の作動不良やバルブロックが発生するという問題が生じる。また、多少粒径が大きめのスラッジ等の異物は、ロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104との間に噛み込んでしまうため、噛み込み現象(バルブスティック)が発生して、スロットルバルブの作動不良やバルブロックが発生するという問題が生じる。また、ロータリバルブ101の外周側壁面102とハウジング103のハウジング壁面104とが直接的に接触しないように設定されているので、内燃機関のアイドル運転時における弁洩れ量が大きく、燃費を悪化させてしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、異物の噛み込み現象(バルブスティック)を防止することで、弁体の作動不良および弁ロックを回避することのできる空気流量制御弁を提供することにある。また、弁体が空気通過口の開口面積を閉塞する閉弁位置の時の弁洩れ量を少なくすることのできる空気流量制御弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、ロータリ型の弁体を回転自在に収容する弁体収容穴内に、弁体を、弁体のスリーブ側テーパ面と空気流路管のハウジング側テーパ面との間に形成されるテーパ隙間を拡げる方向に付勢する弁体付勢手段を設けたことにより、そのテーパ隙間が大きくなるために、上記のテーパ隙間に異物が噛み込み難くなる。したがって、弁体のスリーブ側テーパ面と空気流路管のハウジング側テーパ面との間の、異物の噛み込み現象(バルブスティック)を防止できるので、弁体の作動不良および弁ロックを回避することができる。
請求項2に記載の発明によれば、空気流路管を、内燃機関の燃焼室に連通する吸気通路を形成する吸気管としても良い。この場合、内燃機関のアイドル運転時には、吸気管内の空気圧力、特に弁体よりも下流側の吸気管内の空気圧力が所定値以上の高負圧となる。また、内燃機関の通常運転時には、吸気管内の空気圧力、特に弁体よりも下流側の吸気管内の空気圧力が所定値未満の低負圧または中負圧となる。
請求項3に記載の発明によれば、弁体付勢手段の付勢力を、弁体の円筒スリーブのスリーブ側テーパ面よりも吸入空気の流れ方向の下流側の吸気管内の空気圧力が所定値未満の低負圧時または中負圧時に、弁体の円筒スリーブに作用する吸引力よりも大きくなるように設定することにより、吸気管内の空気圧力が所定値未満の低負圧時または中負圧時に、弁体の円筒スリーブのスリーブ側テーパ面に作用する吸引力に抗して、弁体付勢手段の付勢力によって吸気管の円筒ハウジングに対して弁体が相対移動するため、弁体の円筒スリーブのスリーブ側テーパ面と吸気管の円筒ハウジングのハウジング側テーパ面とのテーパ効果によって上記のテーパ隙間が拡がり、上記のテーパ隙間に異物が噛み込み難くなる。したがって、弁体のスリーブ側テーパ面と吸気管のハウジング側テーパ面との間の、異物の噛み込み現象(バルブスティック)を防止できるので、弁体の作動不良およびバルブロックを回避することができる。
また、弁体付勢手段の付勢力を、弁体の円筒スリーブのスリーブ側テーパ面よりも吸入空気の流れ方向の下流側の吸気管内の空気圧力が所定値以上の高負圧時に、弁体の円筒スリーブのスリーブ側テーパ面に作用する吸引力よりも小さくなるように設定することにより、吸気管内の空気圧力が所定値以上の高負圧時に、弁体付勢手段の付勢力に抗して、弁体の円筒スリーブのスリーブ側テーパ面に(上記のテーパ隙間を狭くする方向の)吸引力が作用するため、弁体の円筒スリーブのスリーブ側テーパ面と吸気管の円筒ハウジングのハウジング側テーパ面とのテーパ効果によって上記のテーパ隙間が縮まるセルフシールとなる。これにより、アイドル運転時のような吸気管内の空気圧力が所定値以上の高負圧時の弁洩れ量を少なくすることができる。したがって、燃費の悪化を防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、ロータリ型の弁体を回転自在に収容する弁体収容穴内に、空気通過口を閉塞する閉弁方向に弁体を回転させる程、弁体のスリーブ側テーパ面と空気流路管のハウジング側テーパ面との間に形成されるテーパ隙間を縮小化するように作用し、且つ空気通過口を開放する開弁方向に弁体を回転させる程、上記のテーパ隙間を拡大化するように作用するテーパ隙間拡縮手段を設けている。これにより、弁体を、空気通過口を閉塞する閉弁方向に回転させる程、上記のテーパ隙間が縮まるセルフシールとなり、弁体が空気通過口を閉塞する閉弁位置の時の弁洩れ量が少なくなる。また、弁体を、空気通過口を開放する開弁方向に回転させる程、上記のテーパ隙間が大きくなり、そのテーパ隙間に異物が噛み込み難くなる。したがって、弁体のスリーブ側テーパ面と空気流路管のハウジング側テーパ面との間の、異物の噛み込み現象(バルブスティック)を防止できるので、弁体の作動不良およびバルブロックを回避することができる。
請求項5に記載の発明によれば、弁体は、円筒スリーブの空気通路内に流入する空気の平均的な流れの軸線方向に対して略同一方向に回転中心軸線を有している。これにより、回転中心軸線を中心にして弁体が回転すると、開口部と空気通過口との相対回転位置が変わり、空気通過口の開口面積が増減する。したがって、空気流路管内を流れる空気の流量が制御される。また、上記のテーパ隙間拡縮手段として、弁体の回転中心軸線方向に対して所定の傾斜角度となるように3枚以上の傾斜プレートを設置している。これにより、上記のテーパ隙間の隙間寸法を確実に増減することができるので、請求項4に記載の発明の効果をより向上することができる。
請求項6に記載の発明によれば、円筒スリーブの空気通路の下流端を底壁部で閉塞することで、弁体が有底カップ状バルブとなり、空気通路内に流入した空気が円筒スリーブの開口部および円筒ハウジングの空気通過口を経由して空気通過口より流出する。また、請求項7に記載の発明によれば、円筒ハウジングの軸線方向に対して略直交する直径方向の両側に、それぞれ(1個ずつまたは同一個数のまたは異なる個数の)空気通過口(例えば田の字状または口の字状または円形状または楕円形状または長円形状または多角形状の空気通過口)を形成することにより、円筒スリーブの空気通路内に流入した空気流が互いに相反する方向に分流する。
請求項8に記載の発明によれば、空気流路管は、分流管の半径方向の外径側に配置されて、空気通過口より流出した空気流を合流させる合流管、および分流管の外周と合流管の内周との間に形成された空間を有し、弁体収容穴の下流端を底壁部で閉塞し、且つ空間の上流端を周方向の全周に渡って隔壁部で仕切ることで、空気流路管を部分二重管構造としている。これにより、分流管よりも下流側の空間より逆流する空気中に含まれる異物が弁体に直接付着し難くなる。また、請求項9に記載の発明によれば、弁体と一体的に回転するシャフトを介して、弁体を回転駆動する回転駆動体を設けたことにより、回転駆動体の回転角度に対応して弁体が回転中心軸線を中心にして回転する。これにより、回転駆動体の回転角度に対応して開口部と空気通過口との相対回転位置が変わり、回転駆動体の回転角度に対応して空気通過口の開口面積が増減する。したがって、回転駆動体の回転角度に対応して空気流路管内を流れる空気の流量を制御することができる。
請求項10に記載の発明によれば、弁体に、シャフトの軸方向の一端部に結合したジョイントに嵌合する嵌合穴を設け、また、ジョイントに、嵌合穴内に嵌合する嵌合部を設けている。そして、嵌合穴の内周および嵌合部の外周に、弁体とシャフトとの相対回転運動を規制する二面幅を設けている。なお、それらの二面幅は、シャフトの軸方向に平行な方向で、且つ上記のテーパ隙間の隙間寸法を拡縮する方向に平行な方向に形成されている。また、請求項11に記載の発明によれば、空気流路管のハウジング側テーパ面に、弁体のスリーブ側テーパ面が摺接することが可能な枠状のシール部を設けたことにより、仮に弁体のスリーブ側テーパ面に異物が付着したとしても、弁体を円筒ハウジングの弁体収容穴内で回転させることで、弁体のスリーブ側テーパ面に付着した異物をシール部によって掻き落とすことができる。
本発明を実施するための最良の形態は、弁体のスリーブ側テーパ面と空気流路管のハウジング側テーパ面との間の、異物の噛み込み現象(バルブスティック)を防止するという目的を、弁体のスリーブ側テーパ面と空気流路管のハウジング側テーパ面との間に形成されるテーパ隙間を拡げる方向に弁体を付勢する弁体付勢手段を設けることで実現した。また、弁体のスリーブ側テーパ面と空気流路管のハウジング側テーパ面との間の、異物の噛み込み現象(バルブスティック)を防止し、且つ弁体が空気通過口の開口面積を閉塞する閉弁位置の時の弁洩れ量を少なくするという目的を、空気通過口を閉塞する閉弁方向に弁体を回転させる程、テーパ隙間を縮小化するように作用し、且つ空気通過口を開放する開弁方向に弁体を回転させる程、上記のテーパ隙間を拡大化するように作用するテーパ隙間拡縮手段を設けることで実現した。
[実施例1の構成]
図1は本発明の実施例1を示したもので、図1は内燃機関用吸気絞り装置の主要構成を示した図である。
図1は本発明の実施例1を示したもので、図1は内燃機関用吸気絞り装置の主要構成を示した図である。
本実施例の内燃機関用吸気絞り装置は、四輪自動車や二輪自動車等の車両に搭載された内燃機関(以下エンジンと言う)の吸気系統、つまり内部をエンジンの気筒の燃焼室内に向かう吸入空気が流れるエンジン吸気管(空気流路管)の途中に組み込まれており、運転者(ドライバー)のアクセル操作量(またはスロットル操作量)に基づいて、エンジンの気筒の燃焼室内に吸入される吸入空気量を変更することで、エンジン回転速度またはエンジントルクをコントロールする装置である。なお、ドライバーのアクセル操作量とは、四輪自動車においてドライバーのアクセルペダルの踏み込み量に相当し、また、ドライバーのスロットル操作量とは、二輪自動車においてドライバーのスロットルレバーまたはスロットルハンドル等のスロットル操作部品の操作量に相当する。
この内燃機関用吸気絞り装置は、車両のアクセルペダルにワイヤケーブルを介して機械的に連結されたアクセルレバー(回転駆動体)1と、このアクセルレバー1と一体化されたバルブシャフト2と、このバルブシャフト2の軸方向の一端部にカップリングジョイント3を介して駆動連結されたカップバルブ(弁体)4と、エンジンの気筒の燃焼室に連通する吸気通路を形成するエンジン吸気管(空気流路管)の一部を構成する略円管状のスロットルボデー5と、カップバルブ4を全閉位置に戻す方向に付勢するリターンスプリング6と、カップバルブ4とスロットルボデー5との間に形成されるテーパ隙間(クリアランス)を拡大化する方向に付勢する板スプリング(弁体付勢手段)7と、カップバルブ4とスロットルボデー5との間に形成されるテーパ隙間を拡大化および縮小化するように作用する3枚の傾斜プレート(テーパ隙間拡縮手段)9とから構成されている。なお、これらの各構成部品によって、ドライバーのアクセル操作量に基づいて、エンジンの気筒の燃焼室内に吸入される吸入空気量を制御する内燃機関用吸入空気量制御弁(空気流量制御弁)を構成する。
アクセルレバー1の外周部には、ドライバーが操作するアクセルペダルに連動するワイヤケーブルが巻き付けられるV字状溝10が設けられている。バルブシャフト2は、例えばステンレス鋼等の金属材料よりなり、アクセルレバー1およびカップバルブ4と一体的に回転する駆動軸(回転軸)である。このバルブシャフト2の軸方向の一端部には、カップリングジョイント3に結合する結合部が設けられている。また、バルブシャフト2の軸方向の他端部には、アクセルレバー1の嵌合穴に嵌合した後にかしめ固定される結合部が設けられている。また、バルブシャフト2の軸方向の一端部は、ベアリング11に回転自在に軸支されている。また、バルブシャフト2の軸方向の他端部には、ベアリング12に回転自在に軸支されている。また、アクセルレバー1には、カップバルブ4の全閉時に、スロットルボデー5の外壁部に組み付けられたアクセルブラケット(図示せず)の全閉ストッパに当接する全閉ストッパ部(図示せず)、およびカップバルブ4の全開時に、アクセルブラケットの全開ストッパに当接する全開ストッパ部(図示せず)が一体的に設けられている。
カップリングジョイント3は、バルブシャフト2とカップバルブ4とを結合する継ぎ手であって、カップバルブ4の嵌合穴13に嵌合する嵌合部を有している。そして、カップバルブ4の嵌合穴13の内周およびカップリングジョイント3の嵌合部の外周には、バルブシャフト2とカップバルブ4との相対回転運動を規制する二面幅14が形成されている。なお、それらの二面幅14は、バルブシャフト2の軸方向に平行な方向で、且つカップバルブ4とスロットルボデー5との間に形成される略円錐台筒形状のテーパ隙間の隙間寸法を拡縮する方向に平行な方向に形成されている。また、カップリングジョイント3の嵌合部には、カップバルブ4の嵌合穴13の底壁面との間に所定の微小隙間(軸方向隙間)が形成されている。これにより、カップバルブ4は、バルブシャフト2およびカップリングジョイント3に対して回転方向の相対移動が規制されているが、バルブシャフト2およびカップリングジョイント3に対して軸方向の相対移動(例えば特許文献1に記載のボールベアリング105、106のアキシャル隙間分よりも大きい軸方向の相対移動)が可能となっている。
カップバルブ4は、金属材料(例えばステンレス鋼)または樹脂材料(例えば耐熱性樹脂よりなる熱可塑性樹脂)よりなり、略円錐台筒形状(テーパ状)の円筒スリーブ21の入口側吸気通路(空気通路)22内に流入する空気の平均的な流れの軸線方向に対して略同一方向に回転中心軸線を有している。そして、カップバルブ4の円筒スリーブ21には、その円周方向に所定の間隔(等間隔:例えば円周方向に180°間隔)で2個の開口部23および2個の閉塞部24が交互に形成されている。
そして、カップバルブ4は、自身の回転角度(バルブ角度)に応じて2個の開口部23とスロットルボデー5の2個の空気通過口25との相対回転位置を変更して、2個の空気通過口25の開口面積を調整することで、空気通路としてのエンジン吸気管の吸気通路内を流れる吸入空気量、つまり2個の空気通過口25を通過する空気の流量を制御するロータリ型の弁体(ロータリバルブ)である。また、カップバルブ4は、入口側吸気通路22の下流端(図示左端)を底壁部26で閉塞することで有底カップ状バルブとされている。カップバルブ4の底壁部26には、バルブシャフト2が挿入されるシャフト挿入孔(貫通孔)27が形成されている。また、底壁部26は、ベアリング11を保持するベアリングホルダ(軸受保持部)として機能している。
カップバルブ4の円筒スリーブ21の外周面には、円筒スリーブ21の入口側吸気通路22の軸線方向の上流側から下流側に向けて次第に外径が縮径するスリーブ側テーパ面31が形成されている。また、カップバルブ4の円筒スリーブ21の内周面には、円筒スリーブ21の入口側吸気通路22の軸線方向の上流側から下流側に向けて次第に内径が縮径するスリーブ側テーパ面32が形成されている。ここで、本実施例の円筒スリーブ21の肉厚は、円筒スリーブ21全体に渡って略一定の厚さである。
また、カップバルブ4の2個の開口部23は、円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31とスリーブ側テーパ面32とを連通する略台形状の連通口であって、円筒スリーブ21の入口側吸気通路22の軸線方向に対して略直交する半径方向に貫通している。なお、2個の開口部23は、円筒スリーブ21の入口側吸気通路22内に流入した空気流が互いに相反する方向(180°異なる方向)に分流することが可能である。また、円筒スリーブ21のうちの2個の開口部23を除く2個の閉塞部24は、入口側吸気通路22と2個の空気通過口25との連通状態を遮断する略円弧状シール壁として機能する。
スロットルボデー5は、金属材料(例えばアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金よりなるアルミニウムダイカスト)または樹脂材料(例えば耐熱性樹脂よりなる熱可塑性樹脂)によって所定の形状となるように鋳造成形または樹脂成形されている。このスロットルボデー5は、バルブシャフト2を回転自在に支持する略円錐台筒形状(テーパ状)の円筒ハウジング41等を有している。この円筒ハウジング41には、その円周方向に所定の間隔(等間隔:例えば円周方向に180°間隔)で2個の空気通過口25が形成されている。また、円筒ハウジング41の内部には、カップバルブ4を回転自在に収容保持する断面円形状のバルブ収容穴(弁体収容穴)42が形成されている。
そして、円筒ハウジング41の下流側には、その円筒ハウジング41の半径方向の外径側を部分的に被覆する角筒ハウジング43が一体的に接続されている。すなわち、本実施例のスロットルボデー5は、円筒ハウジング41の下流側の図示上端部と角筒ハウジング43の上流側の図示上端部とが一体化されて接続されている。また、円筒ハウジング41の外周と角筒ハウジング43の内周との間には、出口側吸気通路(空間)44が形成されている。そして、スロットルボデー5は、バルブ収容穴42の下流端を底壁部45で閉塞し、且つ出口側吸気通路44の上流端を周方向の全周に渡って隔壁部46で仕切ることで部分二重管構造となっている。ここで、円筒ハウジング41は、バルブ収容穴42と出口側吸気通路44とを区画する部分円筒状区画壁として機能する。
スロットルボデー5の円筒ハウジング41の上流端には、吸入空気を濾過するエアクリーナ(濾過エレメント:図示せず)から吸気ダクトを介して吸入空気を吸い込むための断面円形状の空気入口部(入口側開口部)47が形成されている。なお、空気入口部47を取り囲む円筒ハウジング41の上流端には、吸気ダクトの下流端をクランプ、取付金具または取付バンド等の締め付け具を用いて締め付け固定するための円筒状の吸気ダクト取付部41aが一体的に形成されている。また、スロットルボデー5の角筒ハウジング43の下流端には、インシュレータおよびサージタンクまたはインテークマニホールドを介してエンジンの吸気ポートに吸入空気を流入させるための断面円形状の空気出口部(出口側開口部)49が形成されている。なお、空気出口部49を取り囲む角筒ハウジング43の下流端には、インシュレータの上流端をクランプ、取付金具または取付バンド等の締め付け具を用いて締め付け固定するための円筒状のインシュレータ取付部43aが一体的に形成されている。
スロットルボデー5の円筒ハウジング41の外周面には、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の軸線方向の上流側から下流側に向けて次第に外径が縮径するハウジング側テーパ面51が形成されている。また、スロットルボデー5の円筒ハウジング41の内周面には、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の軸線方向の上流側から下流側に向けて次第に内径が縮径するハウジング側テーパ面52が形成されている。ここで、本実施例の円筒ハウジング41の肉厚は、円筒ハウジング41全体に渡って略一定の厚さである。なお、ハウジング側テーパ面52は、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31との間に、所定のテーパ隙間を隔てて対向するように設けられている。すなわち、スリーブ側テーパ面31およびハウジング側テーパ面52の傾斜角度は、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の軸線方向の垂線に対して略同一の角度となっている。
円筒ハウジング41の底壁部45には、バルブシャフト2が挿入されるシャフト挿入孔(貫通孔)53が形成されている。また、底壁部45は、ベアリング12を保持するベアリングホルダ(軸受保持部)として機能している。また、底壁部45には、リターンスプリング6を収容保持する円筒状凹部54が形成されている。また、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42は、円筒ハウジング41の底壁部45とカップバルブ4の底壁部26の端面との間に、板スプリング7および3枚の傾斜プレート9を収容する円環状空間55を形成している。
円筒ハウジング41の2個の空気通過口25は、円筒ハウジング41のハウジング側テーパ面51とハウジング側テーパ面52とを連通する略台形状の連通口であって、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の軸線方向に対して略直交する半径方向に貫通している。なお、2個の空気通過口25は、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の中心軸線方向に対して略直交する直径方向(図1(a)において図示左右方向)の両側にてそれぞれ開口している。これにより、円筒ハウジング41は、円筒スリーブ21の入口側吸気通路22内に流入した空気流を互いに相反する方向(180°異なる方向)に分流する分流管として機能する。
ここで、円筒ハウジング41のハウジング側テーパ面52には、カップバルブ4の円筒スリーブ21の閉塞部24が2個の空気通過口25を閉塞する閉弁位置、つまりエンジン吸気管の吸気通路を流れる吸入空気量を最小とするアイドル運転時(カップバルブ4の閉弁時)にカップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31が摺接する枠状のリップシール部(弁座)56が一体的に形成されている。このリップシール部56は、2個の空気通過口25をそれぞれ取り囲むように形成されている。そして、スロットルボデー5の角筒ハウジング43は、円筒ハウジング41に設けられた2個の空気通過口25より流出した2層流の吸入空気を1箇所に集約する合流管として機能する。
板スプリング7は、カップバルブ4の円筒スリーブ21の閉塞部24が2個の空気通過口25を閉塞する閉弁位置、つまりカップバルブ4の閉弁時に、カップバルブ4のスリーブ側テーパ面31とスロットルボデー5のハウジング側テーパ面52との間に形成される略円錐台筒状のテーパ隙間を拡げる方向(図1(b)において図示右方向)に付勢する弁体付勢手段(バルブ付勢手段)である。この板スプリング7は、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の奥側、つまりカップバルブ4の底壁部26の端面とスロットルボデー5の底壁部45の底面との間に形成される円環状空間55内に収容されている。そして、板スプリング7は、円環状空間55内で露出するバルブシャフト2の外周側に配置されて、一端部がカップバルブ4の底壁部26に係止または保持され、他端部が円筒ハウジング41の底壁部45に係止または保持された弾性体(例えば環状弾性体)である。
ここで、本実施例の板スプリング7の付勢力(バネ荷重、スプリング力)は、エンジンの通常運転時のようなエンジン吸気管内の空気圧力に相当する吸気管負圧が所定値未満の低負圧時または中負圧時に、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31に作用する吸引力(吸気管負圧)よりも大きい値に設定されており、また、アイドル運転時のような吸気管負圧が所定値以上の高負圧時に、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31に作用する吸引力(吸気管負圧)よりも小さい値に設定されている。なお、弁体付勢手段として、板スプリング7の代わりに、コイル状のスプリング、略Cの字状または略Uの字状の板スプリング、ゴム系弾性体、ウェーブワッシャ、エアクッション等の他の弾性体を使用しても良い。
3枚の傾斜プレート9は、カップバルブ4の円筒スリーブ21の閉塞部24が2個の空気通過口25を閉塞する閉弁方向(空気通過口25の開口面積を減少させる方向)に回転する程、カップバルブ4のスリーブ側テーパ面31とスロットルボデー5のハウジング側テーパ面52との間に形成される略円錐台筒状のテーパ隙間を狭くするように作用し、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の開口部23が2個の空気通過口25を開放する開弁方向(空気通過口25の開口面積を増加させる方向)に回転する程、上記のテーパ隙間を拡げるように作用するテーパ隙間拡縮手段(傾斜板)である。これらの傾斜プレート9は、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の奥側、つまりカップバルブ4の底壁部26の端面とスロットルボデー5の底壁部45の底面との間に形成される円環状空間55内に収容されている。そして、3枚の傾斜プレート9は、カップバルブ4の回転中心軸線方向、つまりバルブシャフト2の軸方向に対して所定の傾斜角度だけ傾けて、円環状空間55内で露出するバルブシャフト2の外周側に例えば三角形状で、且つ端部同士が部分的に重なり合うように配置されている。
[実施例1の作用]
次に、本実施例の内燃機関用吸気絞り装置(内燃機関用吸入空気量制御弁)の作用を図1に基づいて簡単に説明する。
次に、本実施例の内燃機関用吸気絞り装置(内燃機関用吸入空気量制御弁)の作用を図1に基づいて簡単に説明する。
イ)エンジンの通常運転時
ドライバーがアクセルペダルを踏み込むと、そのアクセルペダルにワイヤケーブルを介して機械的に連結されたアクセルレバー1が、リターンスプリング6の付勢力に抗して、アクセル操作量に対応した所定の回転角度だけ回転する。これにより、アクセルレバー1と一体的に回転するバルブシャフト2が所定の回転角度分だけ回転し、スロットルボデー5の円筒ハウジング41のバルブ収容穴42内においてカップバルブ4の円筒スリーブ21が所定の回転角度分だけ回転する。したがって、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の開口部23とスロットルボデー5の円筒ハウジング41の2個の空気通過口25との相対回転位置が変更されて、2個の空気通過口25の開口面積が所定の開口面積だけ開かれる。
ドライバーがアクセルペダルを踏み込むと、そのアクセルペダルにワイヤケーブルを介して機械的に連結されたアクセルレバー1が、リターンスプリング6の付勢力に抗して、アクセル操作量に対応した所定の回転角度だけ回転する。これにより、アクセルレバー1と一体的に回転するバルブシャフト2が所定の回転角度分だけ回転し、スロットルボデー5の円筒ハウジング41のバルブ収容穴42内においてカップバルブ4の円筒スリーブ21が所定の回転角度分だけ回転する。したがって、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の開口部23とスロットルボデー5の円筒ハウジング41の2個の空気通過口25との相対回転位置が変更されて、2個の空気通過口25の開口面積が所定の開口面積だけ開かれる。
したがって、エンジン吸気管の吸気通路(エアクリーナ→吸気ダクト→円筒ハウジング41の空気入口部47→円筒スリーブ21の入口側吸気通路22→円筒スリーブ21の2個の開口部23→円筒ハウジング41の2個の空気通過口25→出口側吸気通路44→角筒ハウジング43の空気出口部49→インシュレータ→サージタンクまたはインテークマニホールド→エンジンの吸気ポート)を経由してエンジンの各気筒の燃焼室内に供給される吸入空気量を可変制御することにより、エンジン吸気管の吸気通路内を流れる吸入空気量がアクセル操作量に対応した吸入空気量となるので、エンジン回転速度がアクセル操作量に対応した速度に変更される。
このように車両走行時のようなエンジンの通常運転時には、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の開口部23とスロットルボデー5の円筒ハウジング41の2個の空気通過口25との相対回転位置が全閉位置と全開位置との中間位置となるため、カップバルブ4の円筒スリーブ21よりも下流側の吸気管負圧が所定値未満の低負圧または中負圧となる。ここで、エンジンの通常運転時には、吸気管負圧が所定値未満の低負圧または中負圧の時に発生する吸引力よりも、カップバルブ4の底壁部26の端面に作用するテーパ隙間を拡げる方向(図示右方向)の板スプリング7の付勢力の方が勝る。これにより、カップバルブ4の底壁部26の端面に板スプリング7の付勢力が作用することによって、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31とスロットルボデー5の円筒ハウジング41のハウジング側テーパ面52との間に形成されるテーパ隙間を拡げる方向(図示右方向)に移動する。
また、アクセルレバー1、バルブシャフト2およびカップバルブ4を開弁方向に回転させると、3枚の傾斜プレート9の傾斜角度にならい、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、上記のテーパ隙間を拡げるように動く。これにより、エンジンの通常運転中に、上記のテーパ隙間に異物が噛み込み難くなる。
ロ)アイドル運転時
逆にドライバーがアクセルペダルより足を離すと、リターンスプリング6の付勢力によってアクセルレバー1、バルブシャフト2およびカップバルブ4が全閉方向に戻されるため、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の開口部23とスロットルボデー5の円筒ハウジング41の2個の空気通過口25との相対回転位置が変更されて、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の閉塞部24と2個の空気通過口25とが重なって2個の空気通過口25が閉塞される。なお、カップバルブ4をバイパスする吸入空気量を制御するアイドル回転速度制御弁(図示せず)のバルブ開度を調整することで、エンジン回転速度が目標のアイドル回転速度となるように制御される。
逆にドライバーがアクセルペダルより足を離すと、リターンスプリング6の付勢力によってアクセルレバー1、バルブシャフト2およびカップバルブ4が全閉方向に戻されるため、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の開口部23とスロットルボデー5の円筒ハウジング41の2個の空気通過口25との相対回転位置が変更されて、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の閉塞部24と2個の空気通過口25とが重なって2個の空気通過口25が閉塞される。なお、カップバルブ4をバイパスする吸入空気量を制御するアイドル回転速度制御弁(図示せず)のバルブ開度を調整することで、エンジン回転速度が目標のアイドル回転速度となるように制御される。
このようにエンジンのアイドル運転時には、カップバルブ4の円筒スリーブ21が全閉位置に戻される。そして、エンジンの吸気バルブが開き、排気バルブが閉じ、ピストンが上死点から下死点に向かって下降運動すると、エンジンの気筒の燃焼室内に負圧が発生する。このように、エンジンの気筒の燃焼室内に負圧が発生すると、カップバルブ4の円筒スリーブ21よりも下流側の吸気管負圧が所定値以上の高負圧となる。ここで、アイドル運転時には、カップバルブ4の底壁部26の端面に作用する板スプリング7の付勢力よりも、吸気管負圧が所定値以上の高負圧の時に発生する吸引力の方が勝る。これにより、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31に作用する吸引力、つまり吸気管負圧がカップバルブ4のスリーブ側テーパ面31に作用することによって、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、上記のテーパ隙間を狭くする方向(図示左方向)に移動する。
また、アクセルレバー1、バルブシャフト2およびカップバルブ4を閉弁方向に回転させると、3枚の傾斜プレート9の傾斜角度にならい、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、上記のテーパ隙間を小さくするように動く。これにより、カップバルブ4の円筒スリーブ21の閉塞部24が、スロットルボデー5のリップシール部56に隙間を開けることなく接触(着座)するので、アイドル運転時の弁洩れ量が最小限となる。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例の内燃機関用吸気絞り装置においては、エンジンの通常運転時に、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の開口部23が、スロットルボデー5の円筒ハウジング41の2個の空気通過口25と重なり合って2個の空気通過口25を開放すると、円筒ハウジング41の空気入口部47から円筒スリーブ21の入口側吸気通路22内に流入した吸入空気が、図示左右方向(図1(a)において図示破線矢印方向)で開口する2個の開口部23および2個の空気通過口25にそれぞれ90°ずつ分流し、2個の開口部23および2個の空気通過口25より流出した吸入空気が、円筒ハウジング41の外周面と角筒ハウジング43の内周面との間に形成された出口側吸気通路44を経由して1つの空気出口部49、つまり1箇所に集約する吸気通路構造となっている。
以上のように、本実施例の内燃機関用吸気絞り装置においては、エンジンの通常運転時に、カップバルブ4の円筒スリーブ21の2個の開口部23が、スロットルボデー5の円筒ハウジング41の2個の空気通過口25と重なり合って2個の空気通過口25を開放すると、円筒ハウジング41の空気入口部47から円筒スリーブ21の入口側吸気通路22内に流入した吸入空気が、図示左右方向(図1(a)において図示破線矢印方向)で開口する2個の開口部23および2個の空気通過口25にそれぞれ90°ずつ分流し、2個の開口部23および2個の空気通過口25より流出した吸入空気が、円筒ハウジング41の外周面と角筒ハウジング43の内周面との間に形成された出口側吸気通路44を経由して1つの空気出口部49、つまり1箇所に集約する吸気通路構造となっている。
それによって、2個の開口部23および2個の空気通過口25によって圧力キャンセル機構を構成できると共に、エンジンより逆流してくる未燃焼ガスに含まれる異物が直接カップバルブ4の円筒スリーブ21に付着してデポジット(堆積物)となって堆積することがなくなる。すなわち、2個の空気通過口25がエンジン側に向かって開口していないので、エンジンより逆流してくる未燃焼ガスに含まれる異物が仮に付着するとしても、スロットルボデー5の円筒ハウジング41の外周面(図1(a)において図示下端側の円弧状部分)41bに付着するだけで、カップバルブ4の円筒スリーブ21の汚れが少なくなるので、耐デポジット性に優れる内燃機関用吸入空気量制御弁となる。
エンジンの通常運転時には、カップバルブ4の底壁部26の端面に板スプリング7の付勢力が作用することによって、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31とスロットルボデー5の円筒ハウジング41のハウジング側テーパ面52との間に形成されるテーパ隙間を拡げる方向(図示右方向)に移動する。また、アクセルレバー1、バルブシャフト2およびカップバルブ4を開弁方向に回転させると、3枚の傾斜プレート9の傾斜角度にならい、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、上記のテーパ隙間を拡げるように動く。
また、エンジン停止時には、エンジンの通常運転時と同様に、カップバルブ4の底壁部26の端面に板スプリング7の付勢力が作用することによって、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、上記のテーパ隙間を拡げる方向(図示右方向)に移動する。すなわち、エンジン停止中は、上記のテーパ隙間が最も広い状態となる。それによって、エンジン停止中およびエンジンの通常運転中には、上記のテーパ隙間が最も広くなるので、そのテーパ隙間に異物が噛み込み難くなる。
また、車両を長期間放置した場合でも、カップバルブ4の底壁部26の端面に板スプリング7の付勢力が作用することによって、上記のテーパ隙間が拡げられるので、カップバルブ4の円筒スリーブ21までエンジンの燃焼室側(または排気通路側)から飛来する粘性の高い異物(粘着性物質:例えば未燃焼ガスまたは排気ガスまたはブローバイガスに含まれるデポジット、スラッジ、カーボン等)がカップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31とスロットルボデー5の円筒ハウジング41のハウジング側テーパ面52との間に跨がって堆積したり、堆積物(デポジット)が固着したりすることはない。これによって、異物の噛み込み現象(バルブスティック)を防止できると共に、カップバルブ4を回転方向に動作させようとした場合に、カップバルブ4の円筒スリーブ21から粘着性物質を容易に剥離させる(粘着防止する)ことができるので、カップバルブ4の作動不良およびバルブロックを回避することができる。なお、特許文献1に記載のアイドル回転速度制御弁と異なり、板スプリング7の付勢力を変更することで、テーパ隙間の隙間寸法を任意に設定可能である。
また、アイドル運転時には、カップバルブ4の底壁部26の端面に作用する板スプリング7の付勢力よりも吸気管負圧の方が勝るので、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31に作用する(図示左方向の)吸引力、つまり吸気管負圧がカップバルブ4のスリーブ側テーパ面31に作用することによって、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、上記のテーパ隙間を狭くする方向(図示左方向)に移動して、上記のテーパ隙間が縮まるセルフシールとなる。また、アクセルレバー1、バルブシャフト2およびカップバルブ4を閉弁方向に回転させると、3枚の傾斜プレート9の傾斜角度にならい、カップバルブ4の円筒スリーブ21が、バルブシャフト2およびスロットルボデー5の円筒ハウジング41に対して、上記のテーパ隙間を小さくするように動き、テーパ隙間が縮まるセルフシールとなる。それによって、上記のテーパ隙間が最も狭くなるので、アイドル運転時の弁洩れ量を少なくすることができる(特許文献1に記載のアイドル回転速度制御弁と異なり、カップバルブ4の円筒スリーブ21とスロットルボデー5の円筒ハウジング41とを接触させる)。したがって、燃費の悪化を防止できる。
また、本実施例の内燃機関用吸気絞り装置においては、スロットルボデー5の円筒ハウジング41のハウジング側テーパ面52に、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31が摺接することが可能な枠状のリップシール部56を一体的に形成している。これによって、仮にカップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31に異物が付着したとしても、アクセルレバー1、バルブシャフト2およびカップバルブ4を開弁方向に回転させることで、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31に付着した異物をリップシール部56によって掻き落とすことができる。したがって、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31から粘着性物質を容易に剥離させる(粘着防止する)ことができるので、カップバルブ4の作動不良およびバルブロックを回避することができる。また、カップバルブ4の円筒スリーブ21の汚れが少なくなるので、耐デポジット性に優れる内燃機関用吸入空気量制御弁となる。
また、ドライバーのアクセルペダルの踏み加減(アクセル操作量)に応じて、カップバルブ4を開弁方向に回転させる時、あるいはカップバルブ4を閉弁方向に回転させる時に、3枚の傾斜プレート9による楔効果によってカップバルブ4の開弁方向または閉弁方向の回転を補助できるので、ドライバーの操作力を低減することができる。つまり、低操作力の内燃機関用吸気絞り装置を実現できる。
[変形例]
本実施例では、本発明の空気流量制御弁の弁体および空気流路管を、ドライバーのアクセル操作量に応じてアクセルレバー(回転駆動体)1を駆動して、エンジンの気筒の燃焼室内に吸入される吸入空気量を制御する内燃機関用吸気絞り装置のカップバルブ(スロットルバルブ)4およびスロットルボデー5に適用したが、本発明の空気流量制御弁の弁体および空気流路管を、ドライバーのアクセル操作量に応じて駆動モータを駆動して、エンジンの気筒の燃焼室内に吸入される吸入空気量を制御する内燃機関用吸気制御装置のスロットルバルブおよびスロットルボデーに適用しても良い。また、エンジンのアイドル運転時に、エンジンのスロットルバルブをバイパスする吸入空気量を制御するためのアイドル回転速度制御弁のロータリバルブおよびバルブハウジングに適用しても良い。
本実施例では、本発明の空気流量制御弁の弁体および空気流路管を、ドライバーのアクセル操作量に応じてアクセルレバー(回転駆動体)1を駆動して、エンジンの気筒の燃焼室内に吸入される吸入空気量を制御する内燃機関用吸気絞り装置のカップバルブ(スロットルバルブ)4およびスロットルボデー5に適用したが、本発明の空気流量制御弁の弁体および空気流路管を、ドライバーのアクセル操作量に応じて駆動モータを駆動して、エンジンの気筒の燃焼室内に吸入される吸入空気量を制御する内燃機関用吸気制御装置のスロットルバルブおよびスロットルボデーに適用しても良い。また、エンジンのアイドル運転時に、エンジンのスロットルバルブをバイパスする吸入空気量を制御するためのアイドル回転速度制御弁のロータリバルブおよびバルブハウジングに適用しても良い。
また、カップバルブ4の円筒スリーブ21に形成された2個の開口部23の開口形状を任意に変更するだけで、吸入空気量を可変できるので、その他の部品を共通化しながら種々の流量バリエーションに対応した内燃機関用吸気絞り装置(内燃機関用吸入空気量制御弁)をさほどコストアップすることなく、容易に得ることができる。また、2個の開口部23および2個の空気通過口25の開口断面積や、空気入口部47、入口側吸気通路22、出口側吸気通路44および空気出口部49の流路径は、エンジンの仕様(例えば排気量等)または要求に応じて任意に変更しても良い。
本実施例では、カップバルブ4の円筒スリーブ21の外周面および内周面に、円筒スリーブ21の入口側吸気通路22の軸線方向の上流側から下流側に向けて次第に外径および内径が縮径するスリーブ側テーパ面31、32を設けているが、カップバルブ4の円筒スリーブ21の外周面のみに、円筒スリーブ21の入口側吸気通路22の軸線方向の上流側から下流側に向けて次第に外径が縮径するスリーブ側テーパ面31を設け、カップバルブ4の円筒スリーブ21の内周面を円筒スリーブ21全体に渡って略同一内径としても良い。
本実施例では、スロットルボデー5の円筒ハウジング41の外周面および内周面に、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の軸線方向の上流側から下流側に向けて次第に外径および内径が縮径するハウジング側テーパ面51、52を設けているが、スロットルボデー5の円筒ハウジング41の内周面のみに、円筒ハウジング41のバルブ収容穴42の軸線方向の上流側から下流側に向けて次第に内径が縮径するハウジング側テーパ面52を設け、スロットルボデー5の円筒ハウジング41の外周面を円筒ハウジング41全体に渡って略同一外径としても良い。
また、カップバルブ4の円筒スリーブ21のスリーブ側テーパ面31、32を貫通する2個の開口部23の位置関係は、本実施例(180°間隔)に限定されるものではないが、望ましくは円筒スリーブ21の円周方向に90〜270°程度、また、開口部23の個数は、1〜10個程度、任意に設定しても良い。また、スロットルボデー5の円筒ハウジング41のハウジング側テーパ面51、52を貫通する2個の空気通過口25の位置関係は、本実施例(180°間隔)に限定されるものではないが、望ましくは円筒ハウジング41の円周方向に90〜270°程度、また、空気通過口25の個数は、1〜10個程度、任意に設定しても良い。また、2個の開口部23の位置関係と2個の空気通過口25の位置関係とが異なっていても良い。また、開口部23の個数や開口形状と空気通過口25の個数や開口形状とが異なっていても良い。
1 アクセルレバー(回転駆動体)
2 バルブシャフト
3 カップリングジョイント
4 カップバルブ(弁体)
5 スロットルボデー(空気流路管、吸気管)
6 リターンスプリング
7 板スプリング(弁体付勢手段)
9 傾斜プレート(テーパ隙間拡縮手段)
14 二面幅
21 カップバルブの円筒スリーブ
22 入口側吸気通路(空気通路)
23 カップバルブの円筒スリーブの開口部
24 カップバルブの円筒スリーブの閉塞部
25 スロットルボデーの円筒ハウジングの空気通過口
26 カップバルブの底壁部
31 円筒スリーブのスリーブ側テーパ面(円筒スリーブの外周面)
32 円筒スリーブのスリーブ側テーパ面(円筒スリーブの内周面)
41 スロットルボデーの円筒ハウジング(分流管)
42 円筒ハウジングのバルブ収容穴(弁体収容穴)
43 スロットルボデーの角筒ハウジング(合流管)
44 出口側吸気通路(空間)
45 円筒ハウジングの底壁部
46 スロットルボデーの隔壁部
51 円筒ハウジングのハウジング側テーパ面(円筒ハウジングの外周面)
52 円筒ハウジングのハウジング側テーパ面(円筒ハウジングの内周面)
56 円筒ハウジングのリップシール部
2 バルブシャフト
3 カップリングジョイント
4 カップバルブ(弁体)
5 スロットルボデー(空気流路管、吸気管)
6 リターンスプリング
7 板スプリング(弁体付勢手段)
9 傾斜プレート(テーパ隙間拡縮手段)
14 二面幅
21 カップバルブの円筒スリーブ
22 入口側吸気通路(空気通路)
23 カップバルブの円筒スリーブの開口部
24 カップバルブの円筒スリーブの閉塞部
25 スロットルボデーの円筒ハウジングの空気通過口
26 カップバルブの底壁部
31 円筒スリーブのスリーブ側テーパ面(円筒スリーブの外周面)
32 円筒スリーブのスリーブ側テーパ面(円筒スリーブの内周面)
41 スロットルボデーの円筒ハウジング(分流管)
42 円筒ハウジングのバルブ収容穴(弁体収容穴)
43 スロットルボデーの角筒ハウジング(合流管)
44 出口側吸気通路(空間)
45 円筒ハウジングの底壁部
46 スロットルボデーの隔壁部
51 円筒ハウジングのハウジング側テーパ面(円筒ハウジングの外周面)
52 円筒ハウジングのハウジング側テーパ面(円筒ハウジングの内周面)
56 円筒ハウジングのリップシール部
Claims (11)
- (a)内部に空気通路を形成する円筒スリーブ、およびこの円筒スリーブをその軸線方向に対して略直交する半径方向に貫通する開口部を有するロータリ型の弁体と、
(b)この弁体を回転自在に収容する弁体収容穴を形成する円筒ハウジング、およびこの円筒ハウジングをその軸線方向に対して略直交する半径方向に貫通する空気通過口を有する空気流路管とを備え、
前記開口部と前記空気通過口との相対回転位置を変更して前記空気通過口の開口面積を調整することで、前記空気流路管内を流れる空気の流量を制御する空気流量制御弁において、
前記円筒スリーブの外周には、前記円筒スリーブの軸線方向の一方側から他方側に向けて次第に外径が縮径するようにスリーブ側テーパ面が設けられており、
前記円筒ハウジングの内周には、前記円筒ハウジングの軸線方向の一方側から他方側に向けて次第に内径が縮径するようにハウジング側テーパ面が設けられており、
前記弁体収容穴内には、前記弁体を、前記スリーブ側テーパ面と前記ハウジング側テーパ面との間に形成されるテーパ隙間を拡げる方向に付勢する弁体付勢手段が設けられていることを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項1に記載の空気流量制御弁において、
前記空気流路管は、内燃機関の燃焼室に連通する吸気通路を形成する吸気管であることを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項2に記載の空気流量制御弁において、
前記弁体付勢手段の付勢力は、前記弁体の円筒スリーブよりも吸入空気の流れ方向の下流側の前記吸気管内の空気圧力が所定値未満の低負圧時または中負圧時に、前記弁体の円筒スリーブに作用する吸引力よりも大きくなるように設定されており、
前記弁体の円筒スリーブよりも吸入空気の流れ方向の下流側の前記吸気管内の空気圧力が所定値以上の高負圧時に、前記弁体の円筒スリーブに作用する吸引力よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする空気流量制御弁。 - (a)内部に空気通路を形成する円筒スリーブ、およびこの円筒スリーブをその軸線方向に対して略直交する半径方向に貫通する開口部を有するロータリ型の弁体と、
(b)この弁体を回転自在に収容する弁体収容穴を形成する円筒ハウジング、およびこの円筒ハウジングをその軸線方向に対して略直交する半径方向に貫通する空気通過口を有する空気流路管とを備え、
前記開口部と前記空気通過口との相対回転位置を変更して前記空気通過口の開口面積を調整することで、前記空気流路管内を流れる空気の流量を制御する空気流量制御弁において、
前記円筒スリーブの外周には、前記円筒スリーブの軸線方向の一方側から他方側に向けて次第に外径が縮径するようにスリーブ側テーパ面が設けられており、
前記円筒ハウジングの内周には、前記円筒ハウジングの軸線方向の一方側から他方側に向けて次第に内径が縮径するようにハウジング側テーパ面が設けられており、
前記弁体収容穴内には、前記弁体を、前記空気通過口を閉塞する閉弁方向に回転させる程、前記スリーブ側テーパ面と前記ハウジング側テーパ面との間に形成されるテーパ隙間を縮小化するように作用し、且つ前記弁体を、前記空気通過口を開放する開弁方向に回転させる程、前記テーパ隙間を拡大化するように作用するテーパ隙間拡縮手段が設けられていることを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項4に記載の空気流量制御弁において、
前記弁体は、前記空気通路内に流入する空気の平均的な流れの軸線方向に対して略同一方向に回転中心軸線を有し、
前記テーパ隙間拡縮手段は、前記弁体の回転中心軸線方向に対して所定の傾斜角度となるように設置された3枚以上の傾斜プレートであることを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の空気流量制御弁において、
前記空気通路の下流端を底壁部で閉塞することで、前記弁体を有底カップ状バルブとしていることを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の空気流量制御弁において、
前記空気通過口は、前記円筒ハウジングの軸線方向に対して略直交する直径方向の両側にそれぞれ形成されており、
前記円筒ハウジングは、前記円筒スリーブの空気通路内に流入した空気流を互いに相反する方向に分流する分流管として機能することを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項7に記載の空気流量制御弁において、
前記空気流路管は、前記分流管の半径方向の外径側に配置されて、前記空気通過口より流出した空気流を合流させる合流管、および前記分流管の外周と前記合流管の内周との間に形成された空間を有し、
前記弁体収容穴の下流端を底壁部で閉塞し、且つ前記空間の上流端を周方向の全周に渡って隔壁部で仕切ることで、前記空気流路管を部分二重管構造としていることを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の空気流量制御弁において、
前記弁体と一体的に回転するシャフトを介して、前記弁体を回転駆動する回転駆動体を備えたことを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項9に記載の空気流量制御弁において、
前記弁体は、前記シャフトの軸方向の一端部に結合したジョイントに嵌合する嵌合穴を有し、
前記ジョイントは、前記嵌合穴内に嵌合する嵌合部を有し、
前記嵌合穴の内周および前記嵌合部の外周には、前記弁体と前記シャフトとの相対回転運動を規制する二面幅が設けられており、
前記二面幅は、前記シャフトの軸方向に平行な方向で、且つ前記テーパ隙間の隙間寸法を拡縮する方向に平行な方向に形成されていることを特徴とする空気流量制御弁。 - 請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載の空気流量制御弁において、
前記空気流路管のハウジング側テーパ面には、前記弁体のスリーブ側テーパ面が摺接することが可能な枠状のシール部が設けられていることを特徴とする空気流量制御弁。
Priority Applications (1)
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| JP2004230415A JP2006046235A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 空気流量制御弁 |
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| JP2004230415A JP2006046235A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | 空気流量制御弁 |
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| JP2006046235A true JP2006046235A (ja) | 2006-02-16 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109252966A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-01-22 | 上海世德子汽车零部件有限公司 | 一种汽车发动机节气门的阀芯控制模块 |
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2004
- 2004-08-06 JP JP2004230415A patent/JP2006046235A/ja active Pending
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| CN109252966B (zh) * | 2018-10-25 | 2024-06-04 | 上海世德子汽车零部件有限公司 | 一种汽车发动机节气门的阀芯控制模块 |
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