JP2006046150A - Pressure pulsation reducer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ポンプ吐出圧の脈動を低減する圧力脈動低減装置に関するものである。 The present invention relates to a pressure pulsation reducing device that reduces pulsation of pump discharge pressure.
従来からポンプ吐出圧力の脈動を低減する圧力脈動低減装置としては、ポンプ吐出圧ポートからの配管にサイドブランチを分岐して連結した構成のものが数多く用いられている。サイドブランチを用いたものとしては脈動低減装置(特許文献1参照。)などが提案されている。 Conventionally, as a pressure pulsation reducing device for reducing pulsation of pump discharge pressure, many devices having a structure in which a side branch is branched and connected to a pipe from a pump discharge pressure port are used. As a device using a side branch, a pulsation reducing device (see Patent Document 1) has been proposed.
また、サイドブランチを用いない形式の圧力脈動低減装置としては、流量センサ又は圧力センサと高応答特性を有する電磁切換弁等の駆動源とを組み合わせた流体伝播騒音の低減装置(特許文献2参照。)や2つの吐出圧特性をもつポンプに対する脈動低減機構(特許文献3参照。)などが提案されている。
Further, as a pressure pulsation reducing device that does not use a side branch, a fluid propagation noise reducing device that combines a flow sensor or a pressure sensor and a drive source such as an electromagnetic switching valve having high response characteristics (see
特許文献2に記載された流体伝播騒音の低減装置は、図9に示す構成となっている。油圧ポンプ50からの配管51に配設された流路抵抗59は、同流路抵抗59を通過する流体の流量に応じた圧力降下を生じさせる。流路抵抗59の上流側に配設した圧力センサ57は、油圧ポンプ50の概ね近傍の配管51内における流体圧力を検出し、検出した圧力信号Pをマイクロプロセッサ52に出力する。
The fluid propagation noise reduction device described in
また、第2の圧力センサ58は流路抵抗59の下流側に配設され、配管51内の圧力を検出し、検出した圧力信号Lをマイクロプロセッサ52に出力する。マイクロプロセッサ52は、流路抵抗59の上流側と下流側とにおいてそれぞれ検出した2つの圧力信号Pと圧力信号Lとを比較して流路抵抗59における圧力降下を算出し、圧力降下に応じた補正信号Cを、配線60を介して駆動源53に出力する。
The
駆動源53は、入力した補正信号Cに応じて流れ発生器54を駆動し、配管51内に補正流れを生じさせる。駆動源53に入力する補正信号Cが所定の値より小さい場合には、駆動源53は補正信号Cに応じてピストン56を収縮させ、ピストン56の移動により流体室55の容積を増大させる。これにより、配管51から流体が一部流体室55内に吸引され、配管51内の圧力を減少させることができる。
The
また、駆動源53に入力する補正信号Cが所定の値より大きい場合には、駆動源53は補正信号Cに応じてピストン56を伸長させ、ピストン56の移動により流体室55の容積を減少させる。これにより、配管51内に流体が付加され、配管51内の圧力を増大させることができる。
When the correction signal C input to the
このようにして流体室55の容積を増減させることで、油圧ポンプ50の吐出流れに生じている脈動を打ち消す補正流れを流体室55から配管51内に供給することができる。これによって、油圧系内の流れの脈動を消去することができ、油圧系内の種々の機器から発生する騒音を低減させることができる。
By increasing or decreasing the volume of the
特許文献3に記載された脈動低減機構は、ピストンポンプのポートブロックを拡大した断面図である図10に示す構成となっている。ピストンポンプにおける図示せぬ各ピストンの往復動により圧縮された圧油は、弁板に形成した内周と外周の吐出穴65a,65bから、通路66a、66bを介して各ポート64a、64bへと吐出される。
The pulsation reducing mechanism described in
ポートブロック63の一部にはシリンダ69が形成され、同シリンダ69内にはフリーピストン70が摺動自由に嵌挿され、その両側には第1圧力吸収室68aと第2圧力吸収室68bとを画成している。シリンダ69の一端側はシール材71を介してプラグ72で密閉された構成となっている。
A
シリンダ69の第1圧力吸収室68aは、前記通路66aから分岐した圧力伝達通路67a、67bが連通され、第2圧力吸収室68bは、前記通路66bから分岐した圧力伝達通路67bが連通されている。これにより、フリーピストン70の各端面には、それぞれ吐出圧ポート64a及び吐出圧ポート64bからの吐出圧が作用することになる。フリーピストン70とシリンダ69との隙間から生じる油の漏れは、ドレイン穴73を介して低圧側へ流れ出る構成となっている。
The first
特許文献3に記載された脈動低減機構は、次のような作用を奏することができる。即ち、ピストンポンプにおけるシリンダブロックの内周側に配設した図示せぬピストンと外周側に配設した図示せぬピストンとはそれぞれ異なった位相をもって往復運動し、これに伴って異なった吐出圧P1,P2でもって作動油を吐出することができる。
The pulsation reducing mechanism described in
この異なった吐出圧P1及び吐出圧P2は、シリンダ69の第1圧力吸収室68a及び第2圧力吸収室68bにそれぞれ導かれ、吐出圧P1と吐出圧P2との圧力差に応じてフリーピストン70を移動させることになる。吐出圧P1が吐出圧P2より圧力が高い場合には、フリーピストン70は図中上方にストロークして第1吸収室68aの容積を増大させる。一方、吐出圧P2が吐出圧P1よりも高くなったときには、フリーピスントン70は図中下方にストロークして第2圧力吸収室68bの容積を増大させる。
The different discharge pressures P1 and P2 are led to the first
即ち、フリーピストン70は、位相の異なった吐出圧P1又は吐出圧P2のうちで高い方の圧力を受けてストロークし、第1圧力吸収室68a、あるいは第2圧力吸収室68bの容積を拡大させる。これによって、高圧側の吐出圧のピークが第1圧力吸収室68a又は第2圧力吸収室68bの容積拡大により吸収緩和され、圧力脈動を平滑化することができる。
特許文献1に示したようなサイドブランチを用いたものとしては脈動低減装置では、脈動を抑制するサイドブランチとして比較的長さの長いものを用いなければならず、サイドブランチを収容するために余分な空間を必要とした。また、サイドブランチをクランプするためのクランプ場所を確保しなければならないなどといった問題があった。また、サイドブランチを配管に接続するためには接続部マニホールドを用いなければならず、コストの上昇や接続部マニホールド設置のための配管作業の増大を招いていた。
As a device using a side branch as shown in
特許文献2に記載された流体伝播騒音を低減する装置では、圧力センサ57、第2の圧力センサ58や高応答特性を有した電磁切換弁等の駆動源53を用いなければならなかた。しかも、圧力センサ57、第2の圧力センサ58や駆動源53、流路抵抗59等と配管22との間での接続部において高いシール性を確保しなければならなかった。
In the apparatus for reducing fluid propagation noise described in
また、高いシール性を確保しなければならないシール部位が数多く配されており、シール性の確保に多大の手間と時間とを要した。更に、管路51内を流れる圧油の圧力が高圧となるのに伴って高圧部位における耐久性を確保しなければならないといった問題もあった。
In addition, there are a large number of sealing parts that must ensure high sealing performance, and it takes a lot of labor and time to ensure sealing performance. Furthermore, as the pressure of the pressure oil flowing in the
これらの問題をトータルで解決しなければ、流体伝播騒音を低減する装置としての信頼性を悪化させてしまうことになり、信頼性を確保するためには、流体伝播騒音を低減する装置を組み立てる上においても細心の注意と多大の時間とを要した。 If these problems are not solved in total, the reliability as a device for reducing fluid propagation noise will be deteriorated, and in order to ensure the reliability, it is necessary to assemble a device for reducing fluid propagation noise. Also took great care and a lot of time.
更に、圧力センサ57、第2の圧力センサ58の検出感度が高すぎたり、駆動源53の応答特性が高すぎたりした場合においては、圧力センサ57、第2の圧力センサ58が微小な圧力変動をも検出してしまい、圧力センサ57、第2の圧力センサ58からマイクロプロセッサ52、駆動源53、配管22とにより形成される閉ループ回路内でハウジング等のように信号が発振してしまう危険性が高かった。逆に、圧力センサ57、第2の圧力センサ58の検出感度が低すぎると、脈動を低減させることができなくなってしまうという問題もあった。
Furthermore, when the detection sensitivity of the
このため、上述した閉ループ回路内での信号の発振を防止しつつ、配管22内での脈動を低減させるように、圧力センサ57、第2の圧力センサ58からマイクロプロセッサ52、駆動源53、流路抵抗65をそれぞれバランスよく調整することが必要となり、最適状態となるように調整することは困難を極めた。
For this reason, the
特許文献3に記載された脈動低減機構では、2つの吐出圧ポート64a、64bを有し各吐出圧ポートからそれぞれ位相の異なった吐出圧特性を有する圧油を吐出する、所謂ダブルポンプやタンデムポンプに対してしか使用することができなかった。しかも、ダブルポンプやタンデムポンプを使用する場合であっても、2つの吐出圧ポートからそれぞれ吐出される圧油を合流した後にアクチュエータ等に供給する場合や、2つの吐出圧ポートからの圧油をそれぞれ別々のアクチュエータ等に供給する場合であっても、2つの吐出圧ポートから吐出される圧油の圧力を略等しい圧力とした場合においてしか、脈動低減機構を機能させることができないものとなっている。
In the pulsation reduction mechanism described in
例えば、一方の吐出圧ポートから吐出される圧油の圧力が、他方の吐出圧ポートから吐出される圧油の圧力より高すぎた場合には、フリーピストン56は高圧側の圧油によって一方側に移動したままの状態となってしまい、吐出圧ポートから吐出される圧油の圧力脈動を低減させることができなくなる。また、一方の吐出圧ポートがアンロードされている場合においては、脈動低減機構が作動せずに他方の吐出圧ポートからは従来の圧力脈動と同じ圧力脈動を有したままの状態で圧油が吐出されることとなり、圧力脈動を原因とする騒音の低減を行うことができなかった。
For example, when the pressure of the pressure oil discharged from one discharge pressure port is too higher than the pressure of the pressure oil discharged from the other discharge pressure port, the
本願発明では、従来の問題点を解決するとともに、油圧ポンプにおける一つの吐出圧ポートから吐出される圧油の圧力脈動を低減し、圧力脈動に伴う騒音の低減を図ることのできる圧力脈動低減装置を提供することにある。 In the present invention, a pressure pulsation reducing device that solves the conventional problems and can reduce the pressure pulsation of the pressure oil discharged from one discharge pressure port in the hydraulic pump to reduce noise accompanying the pressure pulsation. Is to provide.
本願発明の課題は請求項1〜7に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願発明では請求項1に記載したように、フリーピストンにて第1圧力室と第2圧力室とに画成されたシリンダを備え、前記第1圧力室が、油圧ポンプの一つの吐出圧ポートと第1油路を介して前記吐出圧ポート近傍で接続され、前記第2圧力室が、前記一つの吐出圧ポートと同吐出圧ポートからの圧油の脈動を反転させる長さを有する第2油路を介して接続されてなることを最も主要な特徴となしている。
The object of the present invention can be achieved by the inventions described in
That is, in the present invention, as described in
また、本願発明では、第2油路の長さを調整自在とすることで、吐出圧ポートからの圧油の脈動に対して反転した脈動となった圧油を得ることや、第2圧力室に導かれる圧油の圧力損失分を補償したことを主要な特徴となしている。
更に、本願発明では、フリーピストンとフリーピストンを収納したシリンダとの間で発生する衝突音等を防止したことを主要な特徴となしている。
Further, in the present invention, by making the length of the second oil passage adjustable, it is possible to obtain pressure oil having a pulsation reversed with respect to the pulsation of the pressure oil from the discharge pressure port, or the second pressure chamber. The main feature is that the pressure loss of the pressure oil led to the above is compensated.
Furthermore, in the present invention, the main feature is that collision noise and the like generated between the free piston and the cylinder storing the free piston are prevented.
本願発明では、フリーピストンにて第1圧力室と第2圧力室とに画成されたシリンダを油圧ポンプの吐出ポートに接続することで、同吐出ポートから吐出される圧油の脈動を低減させることを特徴としている。また、吐出ポートから吐出される圧油の脈動を低減させるための構成として、前記シリンダの第1圧力室は吐出ポートの近傍において同吐出ポートと接続し、第2圧力室は前記吐出圧ポートからの圧油の脈動を反転させる長さを有する第2油路を介して接続したことを特徴としている。 In the present invention, the pulsation of the pressure oil discharged from the discharge port is reduced by connecting the cylinder defined by the free piston to the first pressure chamber and the second pressure chamber to the discharge port of the hydraulic pump. It is characterized by that. Further, as a configuration for reducing the pulsation of the pressure oil discharged from the discharge port, the first pressure chamber of the cylinder is connected to the discharge port in the vicinity of the discharge port, and the second pressure chamber is connected to the discharge pressure port. The pressure oil is connected through a second oil passage having a length that reverses the pulsation of the pressure oil.
これにより、シリンダの第1圧力室には、吐出ポートから吐出された圧油が脈動を有する状態で直接導入することができ、第2圧力室には、吐出圧ポートからの圧油の脈動を反転させた状態で導入することができる。即ち、第1圧力室に導入された圧油と第2圧力室に導入された圧油とは、圧油の脈動が相互に位相が反転した状態となっている。 Thereby, the pressure oil discharged from the discharge port can be directly introduced into the first pressure chamber of the cylinder in a state having pulsation, and the pulsation of the pressure oil from the discharge pressure port can be introduced into the second pressure chamber. It can be introduced in an inverted state. That is, the pressure oil introduced into the first pressure chamber and the pressure oil introduced into the second pressure chamber are in a state in which the phases of the pulsations of the pressure oil are mutually reversed.
この相互に位相が反転した状態の圧油がフリーピストンの両端部に対して同時に作用することで、第1圧力室の容積を増減させることができる。第1圧力室の容積の増減によって第1圧力室と連通状態となっている油路における圧油の脈動が吸収緩和され、圧力脈動が平滑化されることによって、前記油路における圧油の脈動を減少させることができる。 The pressure oil in a state where the phases are reversed with each other simultaneously acts on both end portions of the free piston, whereby the volume of the first pressure chamber can be increased or decreased. The pressure oil pulsation in the oil passage communicating with the first pressure chamber is absorbed and relaxed by increasing / decreasing the volume of the first pressure chamber, and the pressure pulsation is smoothed, whereby the pressure oil pulsation in the oil passage is smoothed. Can be reduced.
このため、油圧ポンプの吐出ポートからの圧油は脈動が平滑化された状態で、あるいは脈動があっても大幅に減少された状態となって、アクチュエータ等に供給することができる。これにより、圧油の脈動に伴って発生していた各種騒音を低減させることができる。 For this reason, the pressure oil from the discharge port of the hydraulic pump can be supplied to the actuator or the like in a state where the pulsation is smoothed or in a state where the pulsation is greatly reduced even if there is pulsation. Thereby, the various noises which have occurred with the pulsation of the pressure oil can be reduced.
シリンダの配設部位としては、油圧ポンプと別体に形成して油圧ポンプのケーシングに取り付けることや、管路等を介して別体に配設することもできる。また、油圧ポンプのケーシング内に一体的に形成することもできる。 The cylinder may be disposed separately from the hydraulic pump and attached to the casing of the hydraulic pump, or may be disposed separately via a pipe line or the like. It can also be formed integrally in the casing of the hydraulic pump.
請求項2に記載したように第2油路の少なくとも一部に油圧ホースを配設し、同配設した油圧ホースの長さを調整することにより、前記第2圧力室に導入する圧油の脈動状態を、第1圧力室に導入する圧油の脈動状態に対して反転した状態のものとすることができる。また、前記油圧ホースの長さは、上述した脈動の各次固有周波数成分のうちでどの固有周波数成分の脈動までを減少されるかによって、油圧ホースの長さを調整することができる。
A hydraulic hose is provided in at least a part of the second oil passage as described in
油圧ポンプを定格回転で駆動させる場合には、当該定格回転に対応した脈動の1次固有周波数、及び1次固有周波数成分の脈動とともに、減少させたい次数の固有周波数を演算等により予め求めておき、第2油路の長さがこれら求めておいた固有周波数成分を減少させるに必要な長さとなるように、油圧ホースの長さを調整しておくことができる。 When the hydraulic pump is driven at the rated rotation, the natural frequency of the order to be reduced is calculated beforehand by calculation or the like along with the primary natural frequency of the pulsation corresponding to the rated rotation and the pulsation of the primary natural frequency component. The length of the hydraulic hose can be adjusted so that the length of the second oil passage becomes a length necessary to reduce the natural frequency component obtained.
また、複数の定格回転に対応した脈動の固有周波数を演算等により予め求めておき、第2油路の長さがそれぞれの定格回転に対応した長さのものとなるように、複数の油圧ホース長さを設定しておくこともできる。即ち、様々な条件設定に応じて油圧ホースの長さを設定しておくことができる。設定した長さの油圧ホースを予め複数用意しておき、各種条件に適した長さの油圧ホースを使用することもできる。 In addition, a plurality of hydraulic hoses are obtained so that the natural frequencies of pulsations corresponding to a plurality of rated rotations are obtained in advance by calculation or the like, and the length of the second oil passage is a length corresponding to each rated rotation. You can also set the length. That is, the length of the hydraulic hose can be set according to various condition settings. A plurality of hydraulic hoses having a set length can be prepared in advance, and hydraulic hoses having a length suitable for various conditions can be used.
請求項3に記載したように、第2圧力室に導入された圧油の圧力損失を補償するキャンセル機構をフリーピストンに対して形成しておくことが望ましい。フリーピストンに対して共鳴作動させる周波数成分は、脈動の固有周波数成分であるが、フリーピストンを共鳴作動させるための駆動力としては、第1圧力室及び第2圧力室に導入された圧油の圧力が作用している。即ち、各圧力室においては、導入した圧油の圧力に対して脈動波形を掛け合わせた形となった圧力が作用していることになる。
As described in
しかしながら、吐出ポート近傍において第1油路を介して第1圧力室に導入された圧油は、油圧ポンプの吐出圧がほぼそのままの状態で導入されるのに対して、圧油の脈動を反転させる長さの第2油路を介して第2圧力室に導入された圧油は、第2油路の長さに対応した圧力損失分だけ減圧された状態となって導入されることになる。 However, the pressure oil introduced into the first pressure chamber through the first oil passage in the vicinity of the discharge port is reversed with the discharge pressure of the hydraulic pump almost unchanged, whereas the pulsation of the pressure oil is reversed. The pressure oil introduced into the second pressure chamber through the length of the second oil passage to be introduced is introduced in a state where the pressure is reduced by a pressure loss corresponding to the length of the second oil passage. .
このため、第1圧力室に導入される圧油の圧力と第2圧力室に導入される圧油の圧力とを同じ圧力となるように、第2油路による圧力損失分を補償するキャンセル機構を、フリーピストンに対して形成しておくことが望ましい構成となる。 For this reason, the cancellation mechanism which compensates the pressure loss part by a 2nd oil path so that the pressure of the pressure oil introduce | transduced into a 1st pressure chamber and the pressure oil introduced into a 2nd pressure chamber may become the same pressure. It is desirable to form for the free piston.
キャンセル機構としては、請求項4に記載したようにフリーピストンを第1圧力室側に付勢するバネをシリンダ内に配設した構成とすることができる。シリンダ内に配設したバネの付勢力としては、第2油路による圧力損失分に見合う付勢力を付与することのできる構成とすることで、第2油路による圧力損失分を補償することができる。
As the cancel mechanism, a spring for urging the free piston toward the first pressure chamber may be provided in the cylinder as described in
また、キャンセル機構としては、請求項5に記載したようにフリーピストンの受圧面積を、第1圧力室側と第2圧力室側とで異なるように構成し、このフリーピストンにおける第1圧力室側での受圧面積を第2圧力室側での受圧面積よりも小さくした面積段差を形成し、同面積段差によって第2油路による圧力損失分を補償することもできる。
Further, as the cancel mechanism, the pressure receiving area of the free piston is configured to be different between the first pressure chamber side and the second pressure chamber side as described in
請求項4に記載したバネを用いたキャンセル機構及び請求項5に記載した面積段差によるキャンセル機構は、それぞれ単独にて構成することも、また、2つのキャンセル機構を共存させた構成とすることもできる。2つのキャンセル機構を同時に構成するときには、2つのキャンセル機構による合力が第2油路の圧力損失分を補償する力となるように設定しておくことが必要である。
The cancel mechanism using the spring described in
請求項6に記載した構成のように、第2圧力室に第3圧力室を接続して、同第3圧力室には第1圧力室に導入したと略同じ状態の油圧を導入するとともに、第2圧力室と第3圧力室とを画成する第2フリーピストンを配設した構成とすることもできる。これにより、第2フリーピストンによって前記第2油路による圧力損失分を補償させることができる。
As in the configuration described in
第2フリーピストンとフリーピストンとの関連構成は、第2フリーピストンの一端部を第2圧力室側におけるフリーピストンの端部に当接する構成とすることも、第2フリーピストンとフリーピストンとを一体的に形成した構成とすることもできる。またフリーピストンと第2フリーピストンとの対向する端面間にバネを介させた構成とすることもできる。 The related configuration of the second free piston and the free piston may be configured such that one end portion of the second free piston is in contact with the end portion of the free piston on the second pressure chamber side. An integrally formed configuration can also be used. Moreover, it can also be set as the structure which put the spring between the end surfaces which a free piston and a 2nd free piston oppose.
請求項7に記載したように、フリーピストンとシリンダとの衝突を防止するダンパー機構を形成することができる。ダンパー機構としては、フリーピストンの端面あるいは端面部近傍がシリンダの内端面部と衝突しないような構成であれば、各種構成を採用することができるものである。 According to the seventh aspect of the present invention, a damper mechanism that prevents a collision between the free piston and the cylinder can be formed. As the damper mechanism, various configurations can be adopted as long as the end surface of the free piston or the vicinity of the end surface portion does not collide with the inner end surface portion of the cylinder.
例えば、フリーピストンの端面あるいは端面部近傍がシリンダの端面部と衝突しそうな距離にまで近づいたときには、フリーピストンの端面あるいは端面部近傍とシリンダの内端面部との間に介在している圧油の圧力を上昇させて、フリーピストンの端面あるいは端面部近傍がシリンダの内端面部に衝突しない構成とすることができる。 For example, when the end face of the free piston or the vicinity of the end face approaches a distance that is likely to collide with the end face of the cylinder, the pressure oil interposed between the end face of the free piston or the vicinity of the end face and the inner end face of the cylinder The end face of the free piston or the vicinity of the end face portion does not collide with the inner end face portion of the cylinder.
尚、前記圧力上昇した圧油によって、フリーピストンがシリンダの内端面部から離間する方向にリバウンドすることを防止するためのダンパー機構を形成しておくことが望ましい。リバウンドを防止するダンパー機構としては、例えば、フリーピストンの近接により圧力上昇する圧力室を配設するとともに、同圧力室と第1圧力室又は第2圧力室とを絞り弁等を介して連通させた構成とすることができる。前記絞り弁等は、シリンダボディーに形成することも、フリーピストンの端部周辺部に形成することもできる。 In addition, it is desirable to form a damper mechanism for preventing the free piston from rebounding in the direction away from the inner end surface portion of the cylinder by the pressure oil whose pressure has increased. As a damper mechanism for preventing rebound, for example, a pressure chamber that increases in pressure due to the proximity of a free piston is disposed, and the pressure chamber and the first pressure chamber or the second pressure chamber are communicated with each other via a throttle valve or the like. Can be configured. The throttle valve or the like can be formed on the cylinder body or on the periphery of the end portion of the free piston.
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本願発明の圧力脈動低減装置の構成としては、以下で説明する形状、配置構成以外にも本願発明の課題を解決することができる形状、配置構成であれば、それらの形状、配置構成を採用することができるものである。このため、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。 Preferred embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the accompanying drawings. As the configuration of the pressure pulsation reducing device of the present invention, in addition to the shape and arrangement described below, the shape and arrangement are adopted as long as they can solve the problems of the present invention. It is something that can be done. For this reason, this invention is not limited to the Example demonstrated below, A various change is possible.
図1は、本発明の実施形態に係わる油圧回路図である。可変容量の油圧ポンプ2から吐出された圧油は、吐出圧ポート21から油路33を通って油圧ポンプ2のポンプブロックに形成したポンプ吐出ポート36に供給され、同ポンプ吐出ポート36に接続した管路34を介して操作弁23に供給することができる。
FIG. 1 is a hydraulic circuit diagram according to an embodiment of the present invention. Pressure oil discharged from the variable capacity
尚、油圧ポンプ2として可変容量型の油圧ポンプを示しているが、本願発明では、油圧ポンプとしては可変容量型に限定されるものではなく、固定容量型の油圧ポンプをも使用することができるものである。
Although a variable displacement type hydraulic pump is shown as the
また、油圧ポンプ2の吐出圧ポート21とポンプブロックに形成したポンプ吐出ポート36とを区別して示すとともに、以下の説明においても区別して説明を行っているが、これは本願発明の圧力脈動装置に導入される圧油についての説明を解り易くするためのものであって、吐出圧ポート21とポンプ吐出ポート36との両ポートを区別することなく同じポートとして取り扱い、同ポートに対して本願発明の圧力脈動装置を配設することができるものである。
In addition, the
油路33から分岐した油路3がシリンダ5の入力ポート11に接続し、シリンダ5の第1圧力室7に油圧ポンプ2から吐出した圧油が供給される。吐出圧ポート21から入力ポート11までの油路が第1油路を形成している。ポンプブロック内に形成した油路を第1油路とした例を図1では示している。
The
本願発明は、シリンダ5をポンプブロック内に内臓させる構成に限定されるものではなく、シリンダ5をポンプブロックとは別体に形成し、ポンプブロックのポンプ吐出ポート36に対して管路等を介して、入力ポート11とが接続された構成とすることもできる。
The present invention is not limited to the configuration in which the
例えば、図8には以下で説明する実施例3のフリーピストンの構成を用いて示したものではあるが、油圧ポンプに対して別体にて取り付けることのできるシリンダブロック32の断面図を示している。図8に示すように、シリンダ5を備えたシリンダブロック32を単独にて構成し、油圧ポンプに対して取り付け可能に構成することで、シリンダ5と油圧ポンプ2とを別体にて構成することができる。このようにすることで、既に機械に設置されているポンプに対しても別途取り付けることができる。
For example, FIG. 8 shows a cross-sectional view of a
図8では、シリンダブロック32における油路35とポンプブロック31における油路35とを接続させ、シリンダブロック32におけるドレイン油路15とポンプブロック31におけるドレイン油路15とを接続させた構成としている。
In FIG. 8, the
尚、図8においては図示していないが、第1圧力室7には油路3が接続され、同油路3は、シリンダブロック32における油路3とポンプブロック31における油路3とが接続されている。第1圧力室7及び第2圧力室8は封止部材37により端部が封止されている。
Although not shown in FIG. 8, the
図1に示すように、ポンプ吐出ポート36に接続した管路34から分岐した管路35が、シリンダ5の入力ポート12に接続している。同入力ポート12を介してポンプ吐出ポート36からの圧油をシリンダ5の第2圧力室8に導入することができる。吐出圧ポート21から油路33、管路34及び管路35までの油路が、第2油路を形成している。
As shown in FIG. 1, a
第2油路の長さ調整は、管路34における油圧ホース39又はパイロット用の管路35における油圧ホース39’のうち少なくとも一方の油圧ホースの長さを調整することで行うことができる。これにより、油圧ホース39,39’の長さを調整するだけで、第1圧力室7に導入される圧油の脈動とは反対の位相となって脈動する圧油を第2圧力室8に導入することができる。
The length of the second oil passage can be adjusted by adjusting the length of at least one of the
油路の脈動についての波形は、実際にはSin曲線に複数の曲線が重なった曲線形状として実験的に求めることができるが、ここでは便宜的にSin曲線を用いて表わすことができるものとする。第1圧力室7には、Sin曲線Aが入力し、第2圧力室8にはSin曲線Aに対して反転したSin曲線Bが入力することになる。第1圧力室7と第2圧力室8とを画成するフリーピストン6は、上述した脈動が反対位相となった圧油によって、図1の左右方向に共鳴作動することになる。
The waveform of the pulsation of the oil passage can be actually obtained experimentally as a curve shape in which a plurality of curves overlap the Sin curve, but here, it can be expressed using the Sin curve for convenience. . The Sin curve A is input to the
このとき、第1圧力室7に導入された圧油の脈動波形と、第2圧力室8に導入された圧油の脈動波形とは、少なくとも180度の位相差をもって反転した脈動波形となっている。仮にいま、第1圧力室7側のフリーピストン6の受圧面にSin曲線Aの頂点における圧力が作用しているとすると、第2圧力室8側のフリーピストン6の受圧面にはSin曲線Bの底部における力が作用していることになる。
At this time, the pulsation waveform of the pressure oil introduced into the
このため、第1圧力室7側では高圧となり、第2圧力室8側では低圧となって、フリーピストン6にはこの2つの力が同時に作用することになる。したがって、フリーピストン6に対しては、2つの倍増された力が作用することになり、圧油の脈動に対するフリーピストン6の応答性が向上し、第1圧力室7と連通した第1油路内の圧油の脈動を迅速に吸収緩和して、圧力脈動を平滑化することができる。
For this reason, the
これにより、第1圧力室7に連通した第1油路における圧油の脈動が低減され、油路33には、脈動が低減された圧油が流れることになる。また、ポンプ吐出ポート36からは脈動が低減された圧油を吐出することができるので、圧油の脈動を原因として発生していた各種騒音を低減させることができるようになる。更に、アクチュエータ等の作動においても脈動に伴う、アクチュエータの微小変動やうねり等の発生を防止することができる。
Thereby, the pulsation of the pressure oil in the first oil passage communicating with the
フリーピストン6の共鳴作動により、第1圧力室7に接続した油路33内の圧油の脈動が低減されるとともに、第2圧力室8に接続した管路35内の圧油の脈動も低減される。これにより、操作弁には脈動が平滑化されて低減した状態となった圧油を供給することができるようになる。
Due to the resonance operation of the
図1及び実施例2以下で説明する図2以下の図において、フリーピストン6とシリンダ5の内周面との間に形成される隙間を誇張して描いているが、これは、フリーピストン6の構成を見易くするために誇張して描いたものであり、通常のピストンとシリンダとの関係のようにフリーピストン6は、シリンダ5の内周面に対して、密接摺動自在に配設構成されているものである。
In FIG. 2 and the subsequent drawings, which will be described below with reference to FIG. 1 and
また、フリーピストン6の質量は、第1圧力室7と第2圧力室8とにそれぞれ導入される圧油によって往復振動したときの反転時間の調整用のものとしてその質量を決定することができる。即ち、質量が大きくなったときには、フリーピストンに慣性力が大きくなるように働き、反転に要する時間が長くなり、フリーピストンとしての応答性は低下するが、フリーピストン6を用いて行われる脈動減少を行うための制御系での、系の安定性を高めることができる。
Further, the mass of the
逆に、質量を小さくすると、反転に要する時間が短くなり応答性を向上させることができる。尚、フリーピストン6の反転時間については、油圧ホース39、39’の長さを調整することにより、その反転時間を調整することも可能である。
On the contrary, when the mass is reduced, the time required for inversion is shortened and the responsiveness can be improved. The reversing time of the
ところで、フリーピストンとしての応答性が高くなると、第1圧力室7と第2圧力室8との間での微小な圧力差に反応してフリーピストン6が過敏に応答してしまうことになる。そのため、フリーピストン6としての安定性を確保する意味からも、圧力脈動低減装置として求められる安定性を確保することのできる質量にフリーピストン6を形成しておくことが望ましい形態となる。
By the way, if the responsiveness as a free piston becomes high, the
図2は、シリンダ5近傍の要部を示しており、シリンダ5を含む油圧回路の全体回路図は省略している。省略した油圧回路図としては、例えば、図1で示す油圧回路図におけるシリンダ5の代わりに実施例2に係わるシリンダを用いて構成することができる。実施例2は、実施例1で示したシリンダについての変形例を示すものであり、シリンダに第2油路による圧力損失分を補償するキャンセル機構を設けた例である。実施例1と同様の構成については、実施例1において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略するものとする。
FIG. 2 shows the main part in the vicinity of the
実施例2のシリンダ5内には、図1で示す第2油路である吐出圧ポート21から油路33、管路34及び管路35を油圧が流れる間に管路抵抗等により生じる圧力損失分を補償するバネ17が配設され、フリーピストン6に対して圧力損失分に対応する付勢力を付与する構成となっている。
In the
これにより、フリーピストン6における第1圧力室7側の受圧面と第2圧力室8側における受圧面とには同じ圧力が作用することになり、脈動による圧力変動に対応してフリーピストン6を共鳴作動させることができる。この共鳴作動によるフリーピストン6の往復動により、第1圧力室7の容積を増減させて、油路33内における圧油の脈動を低減させることができる。また、管路35内における圧油の脈動も、第2圧力室8の容積を増減させることにより、低減させることができる。したがって、管路34から管路35への分岐部においても圧油の脈動が低減された状態が維持され、操作弁23には脈動が低減された圧油を供給することができる。
As a result, the same pressure acts on the pressure receiving surface on the
図3は、シリンダ5近傍の要部を示しており、シリンダ5を含む油圧回路の全体回路図は省略している。省略した油圧回路図としては、例えば、図1で示す油圧回路図におけるシリンダ5の代わりに実施例3に係わるシリンダを用いて構成することができる。実施例3は、実施例2で示したシリンダに圧力損失分を補償するキャンセル機構についての変形例を示すものである。実施例1、2と同様の構成については、実施例1、2において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略するものとする。
FIG. 3 shows the main part in the vicinity of the
実施例3におけるフリーピストン6の断面形状は、第1圧力室7側における受圧面の直径をD1とし、第2圧力室8側における受圧面の直径をD2とすると、D1<D2となるように受圧面積間に面積段差を形成している。第2圧力室8におけるフリーピストン6の受圧面積が、第1圧力室7におけるフリーピストン6の受圧面積より大きく形成することによって、上述した第2油路における圧力損失分をこの受圧面積の差に基づいて補償することができる。
The cross-sectional shape of the
また、フリーピストン6の往復摺動における中間部位にはドレインポート14が形成され、ドレインポート14はドレイン油路15を介してタンク20に接続されている。
In addition, a
これにより実施例2と同様に、第2油路による圧力損失分をキャンセルすることのできるキャンセル機構を構成することができる。実施例2及び実施例3で示すようなキャンセル機構は、それぞれ単独にて構成することも両キャンセル機構を組み合わせて構成することもできる。 Accordingly, similarly to the second embodiment, a cancel mechanism that can cancel the pressure loss due to the second oil passage can be configured. The cancel mechanisms as shown in the second and third embodiments can be configured independently or in combination of both cancel mechanisms.
図4は、シリンダ5部近傍の要部を示しており、シリンダ5を含む油圧回路の全体回路図は省略している。省略した油圧回路図としては、例えば、図1で示す油圧回路図におけるシリンダ5の代わりに実施例4に係わるシリンダを用いて構成することができる。実施例4は、実施例2、3で示したシリンダに圧力損失分を補償するキャンセル機構を、第2圧力室に接続した第3圧力室9を配設することにより形成した例を示すものである。実施例1〜3と同様の構成については、実施例1〜3において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略するものとする。
FIG. 4 shows the main part in the vicinity of the
第3圧力室9と第2圧力室8との間には、両圧力室を画成する第2フリーピストン16が密接状態で摺動自在に内装されている。フリーピストン6と第2フリーピストン16との間にはバネ18が介装されている。第3圧力室9には油路3から分岐した油路10が接続され、第1圧力室7に導入される圧油と同じ脈動位相の圧油が導入される。
Between the
油路10の長さによって厳密には第1圧力室7の導入された圧油の脈動位相と第3圧力室9に導入された圧油の脈動位相とは、必ずしも一致するものではないが、油路10の長さが油中で伝播する音速に比して極めて短いときには、両圧力室に導入される圧油の脈動位相が同じものであるとして取り扱っても実際上問題とはならない。
Strictly speaking, the pulsation phase of the pressure oil introduced into the
第3圧力室9に導入した圧油によって、第2フリーピストン16を押圧し、第2フリーピストン16の移動量をもってバネ18を介してフリーピストン6に対して付勢力を付与することができる。同付勢力を第2油路による圧力損失分を補償する付勢力とすることができる。これにより、実施例2、3と同様に第2油路による圧力損失分をキャンセルすることのできるキャンセル機構を構成することができる。
The second
図5は、シリンダ5近傍の要部を示しており、シリンダ5を含む油圧回路の全体回路図は省略している。省略した油圧回路図としては、例えば、図1で示す油圧回路図におけるシリンダ5の代わりに実施例5に係わるシリンダを用いて構成することができる。実施例5は、実施例4で示した第2圧力室に接続した第3圧力室9を配設することにより形成したキャンセル機構の変形例を示すものである。実施例1〜4と同様の構成については、実施例1〜4において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略するものとする。
FIG. 5 shows the main part in the vicinity of the
実施例4の場合と同様に第3圧力室9と第2圧力室8との間には、両圧力室を画成する第2フリーピストンが密接状態で摺動自在に内装されている。フリーピストン6と第2フリーピストン16とは別体に構成することも、フリーピストン6と第2フリーピストン16とを一体的のものとして形成することもできる。
As in the case of the fourth embodiment, a second free piston that defines both pressure chambers is slidably housed in a close state between the
フリーピストン6と第2フリーピストン16とを別体にて構成した場合においても、第1圧力室と第3圧力室9に導入される圧油の圧力が、第2圧力室8に導入される圧油の圧力より前記圧力損失分だけ高圧となっている関係から、フリーピストン6と第2フリーピストン16とは当接状態を維持して脈動による往復動を行うことになる。
これにより、第3圧力室9に導入した圧油によって第2フリーピストン16を押圧することで、フリーピストン6に対して第2油路による圧力損失分を補償する付勢力を付与することができる。したがって、実施例2、3と同様に第2油路による圧力損失分をキャンセルすることのできるキャンセル機構を構成することができる。
Even when the
Thereby, the urging | biasing force which compensates the part for the pressure loss by a 2nd oil path can be provided with respect to the
図6は、シリンダ5近傍の要部を示しており、シリンダ5を含む油圧回路の全体回路図は省略している。省略した油圧回路図としては、例えば、図1で示す油圧回路図におけるシリンダ5の代わりに実施例6に係わるシリンダを用いて構成することができる。実施例6は、フリーピストンとシリンダとの間に形成したダンパー機構の例を示すものである。実施例1〜5と同様の構成については、実施例1〜5において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略するものとする。
FIG. 6 shows the main part in the vicinity of the
フリーピストン6の両端部には縮径部が形成され、同縮径部はシリンダ5の両端部側に形成した縮径状態の内径部に密接摺動自在に内装され、フリーピストン6の中間部は、シリンダ5の中間部に密接摺動自在に内装されている。また、フリーピストン6における第2圧力室8側の受圧面積は、第1圧力室7側の受圧面積よりも大きな面積に形成され、前記第2油路における圧力損失分を補償する構成となっている。
A reduced diameter portion is formed at both ends of the
フリーピストン6の両端部とシリンダ5の両端部間にはそれぞれ圧力室25a、25bが形成されている。各圧力室25a、25bはフリーピストン6の両端部側に形成した連通穴28a、28b及び連通穴27a、27bにより第1圧力室7、第2圧力室8とそれぞれ連通している。
連通穴27a、27bがランド42により閉成されることにより、圧力室25a、25b内の圧油は封入された状態となりフリーピストン6に対するダンパー機構を形成する。また、シリンダ5の中間部近傍にはドレインポート14が形成され、フリーピストン6の往復摺動を滑らかな状態に維持している。
When the
次に、ダンパー機構の作用について説明する。ダンパー機構はフリーピストン6の左右両端部周辺に形成されているが、それぞれのダンパー機構は同様の作用を奏しているので一方のダンパー機構についてその説明を行い、他方のダンパー機構についてはその説明を省略する。
Next, the operation of the damper mechanism will be described. The damper mechanism is formed around the left and right ends of the
フリーピストン6が第1圧力室7及び第2圧力室8に導入された圧油の脈動により、図6の左方向に移動しているものとする。連通穴27aがランド42に接近するまでは、圧力室25a内の圧油は連通穴28a、27aを介して第1圧力室7と連通状態となっている。さらにフリーピストン6が図6の左方向に移動すると、連通穴27aがランド42により塞がれ、連通穴27aの開口面積が減少して最終的には連通穴27aはランド42によって閉成されることになる。
It is assumed that the
連通穴27aの開口面積がランド42により減少しながら閉成されることにより、圧力室25a内の圧力は徐々に上昇し、最終的にはフリーピストン6の移動を停止させる圧力にまで上昇することになり、フリーピストン6に対するダンパー機構を構成することができる。このダンパー機構によって、フリーピストン6がシリンダ5の端面に当接するのを防止することができる。
When the opening area of the
引き続いて、フリーピストン6が第1圧力室7及び第2圧力室8に導入された圧油の脈動により移動方向の向きを変え、図6の右方向に移動するときには、連通穴27aの開口面積が増大して最終的には圧力室25aは連通穴28a、連通穴27aを介して第1圧力室7と連通状態となる。
Subsequently, when the
フリーピストン6が図6の右方向に移動してフリーピストン6の端部とシリンダ5の端面とが接近したときにも、上述したダンパー機構の場合と同様な作用が行われフリーピストン6の端部とシリンダ5の端面との衝突を防止することができる。これにより、フリーピストン6の端部とシリンダ5の端面との衝突による衝突音の発生を防止することができ、フリーピストン6がシリンダ5に衝突することに伴うリバウンドの発生を防止することもできる。
When the
図7は、シリンダ5近傍の要部を示しており、シリンダ5を含む油圧回路の全体回路図は省略している。省略した油圧回路図としては、例えば、図1で示す油圧回路図におけるシリンダ5の代わりに実施例7に係わるシリンダを用いて構成することができる。実施例7は、フリーピストンとシリンダとの間に形成したダンパー機構の変形例を示すものである。実施例1〜5と同様の構成については、実施例1〜5において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略するものとする。
FIG. 7 shows the main part in the vicinity of the
実施例7では、フリーピストン6の両端部とシリンダ5の両端部間にはそれぞれ圧力室25a、25bが形成されている。圧力室25a、25bはフリーピストン6の両端部側に形成した連通穴28a、28b及びダンパー絞り38a、38bを介して第1円周溝40a及び第2円周溝40bに連通している。同第1円周溝40a、第2円周溝40bは油路3、35に連通した第1圧力室7、第2圧力室8と連通している。
In the seventh embodiment,
第1円周溝40a及び第2円周溝40bは、フリーピストン6の左右両側面部においてそれぞれ面積段差が形成されており、第1圧力室7及び第2圧力室8に導入された圧油の脈動を前記面積段差によって、フリーピストン6の左右動に変換することができる。また、第1円周溝40aの受圧面積は、第2円周溝40bの受圧面積よりの小さな面積となるように形成されており、第2油路の長さによる圧力損失分を補償している。
The first
連通穴28a、28b及びダンパー絞り38a、38bにより、ダンパー機構が構成されている。また、シリンダ5の中間部近傍にはドレインポート14が形成され、フリーピストン6の往復摺動を滑らかな状態に維持している。
A damper mechanism is configured by the
圧力室25aには油路3からチェック弁29aを介して分岐した油路30aが接続している。また同様に、圧力室25bには管路35からチェック弁29bを介して分岐した管路30bが接続されている。
An
次に、ダンパー機構の作用について説明する。ダンパー機構はフリーピストン6の左右両端部周辺に形成されているが、それぞれのダンパー機構は同様の作用を奏しているので一方のダンパー機構についてその説明を行い、他方のダンパー機構についてはその説明を省略する。
Next, the operation of the damper mechanism will be described. The damper mechanism is formed around the left and right ends of the
フリーピストン6が第1圧力室7及び第2圧力室8に導入された圧油の脈動により、図7の左方向に移動しているものとする。このとき、圧力室25a内の圧油の圧力はフリーピストン6の接近に伴ってダンパー絞り38aにより上昇し、圧力室25aの圧力上昇に伴ってチェック弁29aを閉成する。
It is assumed that the
このとき、圧力室25aは連通穴28a、ダンパー絞り38a、円周溝40aを介して第1圧力室7と連通しているので、圧力室25aの圧力上昇中においても圧力室25a内の圧油の一部は、ダンパー絞り38aを介して第1圧力室7に流出することになる。これにより、圧力室25a内の圧力としては、フリーピストン6の端部がシリンダ5の端面に衝突するのを防止するに適した圧力以上となることが防止される。
At this time, since the
このことから、フリーピストン6の端部とシリンダ5の端面とが衝突するのをことを防止することができ、衝突により発生する衝突音を防止することができる。また、圧力室25aの圧力によるフリーピストン6のリバウンドの発生を防止することもできる。
From this, it can prevent that the edge part of the
引き続いて、フリーピストン6が第1圧力室7及び第2圧力室8に導入された圧油の脈動により移動方向の向きを変え、図7の右方向に移動するときには、チェック弁29aが開成して、チェック弁29aを介して油路3の圧油を圧力室25aに導入することができる。
Subsequently, when the
フリーピストン6が図7の右方向に移動してフリーピストン6の端部とシリンダ5の端面とが接近した場合においても、上述したダンパー機構と同様な作用が行われ、フリーピストン6がシリンダ5の端面に衝突するのを防止することができる。これにより、フリーピストン6の端部とシリンダ5の端面との衝突を防止することができ、フリーピストン6の端部とシリンダ5の端面とが衝突することにより発生する衝突音を防止することができる。また、リバウンドの発生を防止することができる。
Even when the
圧力室25a、25bにはチェック弁29a、29bを介して圧油を導入することができるので、例えば、圧油の脈動によりフリーピストン6が図7の右方向に移動する場合には、フリーピストン6の右方向への移動を、第1圧力室7に導入された圧油の圧力と圧力室25aに導入された圧油の圧力により行うことができる。
Since pressure oil can be introduced into the
これにより、導入された圧油の脈動が作用するフリーピストン6の受圧面積を大きくすることができる。しかも、圧力室25a、25bには、チェック弁29a、29bを介して圧油を直接導入することができるので、圧油の脈動に反応するフリーピストン6の応答性を向上させることができる。
Thereby, the pressure receiving area of the
本願発明は、本願発明の技術思想を適用することができる各種油圧回路においてポンプ吐出圧の圧力脈動を低減することを必要とする装置等に対しては、本願発明の技術思想を適用することができる。 The present invention can be applied to a device that needs to reduce the pressure pulsation of the pump discharge pressure in various hydraulic circuits to which the technical idea of the present invention can be applied. it can.
2 可変容量油圧ポンプ
3 油路
5 シリンダ
6 フリーピストン
7 第1圧力室
8 第2圧力室
9 第3圧力室
11〜13 入口ポート
14 ドレインポート
16 第2フリーピストン
21 吐出圧ポート
23 操作弁
25a、b 圧力室
27a、b 連通穴
28a、b 連通穴
32 シリンダブロック
38a、b ダンパー絞り
39、39’ 油圧ホース
40a、b 円周溝
42 ランド
50 油圧ポンプ
51 管路
52 マイクロプロセッサ
53 駆動源
54 流れ発生器
55 流体室
56 ピストン
57 圧力センサ
58 第2の圧力センサ
59 流路抵抗
63 ポートブロック
64a、b 吐室圧ポート、
65a、b 吐出穴
66a、b 通路
67a、b 圧力
68a 第1圧力吸収室
70 フリーピストン
A、B 脈動波形
D1、D2 直径
C 補正信号
P、L 圧力信号
P1,P2 吐出圧
2 Variable displacement
65a,
Claims (7)
前記第1圧力室7が、油圧ポンプ2の一つの吐出圧ポート21と第1油路を介して前記吐出圧ポート近傍で接続され、
前記第2圧力室8が、前記一つの吐出圧ポート21と同吐出圧ポートからの圧油の脈動を反転させる長さを有する第2油路を介して接続されてなることを特徴とする圧力脈動低減装置。 A cylinder 5 defined by a free piston 6 in a first pressure chamber 7 and a second pressure chamber 8;
The first pressure chamber 7 is connected to one discharge pressure port 21 of the hydraulic pump 2 in the vicinity of the discharge pressure port via a first oil passage,
The second pressure chamber 8 is connected to the one discharge pressure port 21 via a second oil passage having a length that reverses the pulsation of pressure oil from the discharge pressure port. Pulsation reduction device.
前記第3圧力室9が、前記一つの吐出圧ポート21と第3油路10を介して前記吐出圧ポート近傍で接続され、
前記第2圧力室8と第3圧力室9との間に両圧力室を画成する第2フリーピストン16が配設され、
前記第2フリーピストン16により、前記第2圧力室8に導入される圧油の圧力損失分を補償してなることを特徴とする請求項1又は2記載の圧力脈動低減装置。 A third pressure chamber 9 connected to the second pressure chamber 8 is disposed;
The third pressure chamber 9 is connected to the one discharge pressure port 21 and the third oil passage 10 in the vicinity of the discharge pressure port,
A second free piston 16 is provided between the second pressure chamber 8 and the third pressure chamber 9 to define both pressure chambers;
The pressure pulsation reducing device according to claim 1 or 2, wherein the second free piston (16) compensates for the pressure loss of the pressure oil introduced into the second pressure chamber (8).
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