JP2006044976A - 固体ロケットモータ用推進薬の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固体ロケットモータにおいて、推進薬の内部やモータケースとの境界面や中子との境界面に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分が生じることを防止する。
【解決手段】 本発明に係る固体ロケットモータ用推進薬の製造装置は、成形容器としてのモータケース1、モータケース1を収納するモータケース収納容器4、モータケース1に充填するスラリー状の推進薬を蓄えておく推進薬収納容器11、推進薬に内孔を形成するためスラリー状の推進薬を充填する前にモータケース1内に設置しておく中子6、モータケース収納容器4内の空気を排気するための排気管5、及び推進薬収納容器11に蓄えられたスラリー状の推進薬3をモータケース1に移送するための推進薬移送管12により構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体ロケットモータ用推進薬の製造装置及び製造方法に関する。
固体ロケットモータとは、固体燃料を使用したロケット推進機関のことをいい、一般に固体燃料のことを固体推進薬と呼ぶ。
固体ロケットモータは、固体推進薬を収納し、推進薬が燃焼する際に発生する高圧ガスに耐えることができるモータケース、高温高圧の燃焼ガスからモータケースを熱保護するためのインシュレーション、高温高圧の燃焼ガスを超音速ガス流としてモータケースの外部へ排出することにより推進力を得るノズル、および推進薬に点火するためのイグナイターから構成される。
このような固体ロケットモータは液体ロケットに比べて構造が簡単で可動部分がないため、信頼性が高く、取り扱いも容易であり、推進薬を充填したまま長期保存することもできるという利点を有している。更に、固体推進薬を使用した固体ロケットは液体ロケットに比べ短時間に大推力を出すことができるという特徴も有している。
このような特徴を有する固体ロケットモータは、人工衛星打ち上げ用ロケットのメインモータや推力増強のための補助ロケットモータとして、あるいは防衛用のミサイル推進機関やロケット弾として、更には各種制御用スラスタとして幅広く使用されている。
固体ロケットモータの推進薬は、ダブルベース系推進薬とコンポジット系推進薬の二つに大別することができる。ダブルベース系推進薬は、一般的にはニトロセルロース、ニトログリセリン、及び/又は他の硝酸エステルから構成されるものであり、コンポジット系推進薬は、ポリブタジエン等のバインダー、過酸化アンモニュウム等の酸化剤、アルミ粉末等の助燃剤から構成される。
固体ロケットモータでは、作動中時々刻々変化する推進薬の燃焼面積によって発生する燃焼ガスの量が決まり、この燃焼ガスの量によって推進力が変化する。従って、この燃焼面積の変化を、必要とする推進力のパターンに合わせるために推進薬の内部に種々の形状(グレイン形状ともいう)をした内孔を設けたり、または内孔を設けずに端面から順次燃焼させたりする(端面燃焼モータ)ようにしている。
このような固体ロケットモータの推進薬製造工程において、推進薬内部やグレイン形状を形成するための中子と推進薬との境界面に推進薬の無い空洞や欠落部分があると、推進薬の燃焼面積が変化し、推力パターンが予め定めたパターンから外れてしまったり、または急激な燃焼圧力の上昇を引き起こしたりして、固体ロケットモータの破壊に至る場合もあり、推進薬としては致命的な欠陥となる。従って、固体ロケットモータ用推進薬を製造する際には、このような空洞や欠け部分が生じないようにしなければならない。
図4は、内孔を有する構造の推進薬を製造するための、従来の固体ロケットモータ用推進薬製造装置の構成を示した図である。
図4に示すように、この推進薬製造装置は、モータケース81、推進薬供給配管82、真空チャンバー84、排気管85及び中子86からなる。
モータケース81は、推進薬を成形する成形容器としての機能を果たすと共に、推進薬を充填して、固体ロケットモータを構成する。真空チャンバー84は、チャンバー内にモータケース81を保持し、真空ポンプ(図示せず)に接続された排気管85を介してチャンバー内の空気を排気し、真空チャンバー84内及び、真空チャンバー84内に収納されたモータケース81内を負圧に維持する機能を持つ。
スラリー状推進薬83は、推進薬供給配管82を介して、真空チャンバー84内に保持され、中子86をセットしたモータケース81内に上部から流し込まれる。流し込みが完了した後に、真空チャンバー84を大気圧に戻し(したがって、モータケース81も大気圧に戻し)、加温硬化させた後、中子86を引き抜き、推進薬の成形・製造を完了する。
特開平7−119548号公報
このような従来の製造装置では、上部からスラリー状推進薬を流し込むこととしている。この過程において、モータケース内に蓄積したスラリー状推進薬の液面の上にさらにスラリー状推進薬が液滴となって滴下することとなる。このため、この液面の揺れ動きや液滴の跳ね返りなどが起こり、そのため、推進薬の内部やモータケースとの境界面や中子との境界面に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分が生じることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、モータケース内にスラリー状推進薬を充填する過程において、モータケース内に生じる液面の揺れ動きや液面の跳ね返りなどが起こらないようして、推進薬の内部等に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分が生じることを防止した固体ロケットモータ用推進薬の製造装置及び製造方法の提供を目的とする。
本発明に係る固体ロケットモータ用推進薬の製造装置は、成形容器内にスラリー状の推進薬を充填して硬化させることにより、固体ロケットモータ用推進薬を成形する、固体ロケットモータ用推進薬の製造装置であって、前記成形容器下部に設けられた開口から当該成形容器に前記スラリー状の推進薬を充填することを特徴とする。
また、本発明に係る固体ロケットモータ用推進薬の製造方法は、成形容器内にスラリー状の推進薬を充填して硬化させることにより、固体ロケットモータ用推進薬を成形する、固体ロケットモータ用推進薬の製造方法であって、前記成形容器下部に設けられた開口から当該成形容器に前記スラリー状の推進薬を充填するステップを具備することを特徴とする。
上記のように、本発明に係る固体ロケットモータ用推進薬の製造装置又は製造方法によれば、成形容器下部からスラリー状の推進薬を充填するので、推進薬を充填する過程において、成形容器内における推進薬液面の揺れ動きや液滴の跳ね返りがなく、推進薬の内部や形成容器との境界面や中子との境界面に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分の発生を防止することができる。
図1は、実施例1の概略構成図である。
図1に示すように、実施例1における固体ロケットモータ用推進薬の製造装置は、成形容器としてのモータケース1、モータケース1を収納するモータケース収納容器4、モータケース1に充填するスラリー状の推進薬を蓄えておく推進薬収納容器11、推進薬に内孔を形成するためスラリー状の推進薬を充填する前にモータケース1内に設置しておく中子6、モータケース収納容器4内の空気を排気するための排気管5、及び推進薬収納容器11に蓄えられたスラリー状の推進薬3をモータケース1に移送するための推進薬移送管12から構成される。
図2は、モータケース1内に設置しておく中子6の断面図である。
図2に示すように、中子6は軸方向に沿って半径方向に突き出た突起31を有する構造になっている。したがって、モータケース1に中子6をセットした状態で推進薬を充填し、加熱硬化させた後、中子6を引き抜くと、モータケース1内の推進薬にフィン状に中心軸に向かって内向きに突き出た突起(ウェブ)を有する孔ができることになる。
モータケース1は、両方の端部に開口が設けられた円筒形状となっており、一方の開口を上部にして中心軸を垂直にしてモータケース収納容器4内に収納される。そして、中子6は、モータケース1の中心軸と軸を共通にしてモータケース1の上部開口からケース内に挿入され設置される。また、モータケース1の下部の開口は推進薬移送管62に接続される。
モータケース収納容器4には、排気管5が設けられ、この排気管5は真空ポンプ等の減圧装置(不図示)に接続されている。
推進薬移送管12は、一方の端が推進薬収納容器11の下部に接続され、他方の端はモータケース収納容器4を貫通して、モータケース1の下部開口に接続されている。ここで、モータケース収納容器4における推進薬移送管12の貫通部は容器の気密性を保つためシールされている。
推進薬収納容器11は、下部に推進薬移送管12が接続され、モータケース1と連通している。推進薬収納容器11にはスラリー状の推進薬3が蓄えられており、あらかじめ推進薬収納容器11を減圧し、蓄えられたスラリー状の推進薬3に含まれる気泡を除去しておく。
推進薬の製造は下記のように行う。なお、ここでは、モータケース1内に直接スラリー状の推進薬3を充填し成形する直填方式を採用している。
まず、排気管5介してモータケース収納容器4を減圧すると、モータケース1の上部開口から大気がモータケース収納容器4内に放出されるので、モータケース1も減圧され、負圧となる。
一方、推進薬収納容器11は大気圧になっているので、モータケース1が負圧となると、推進薬収納容器11とモータケース1との間で圧力差が生じる。このため、推進薬収納容器11に収納されていたスラリー状の推進薬3が、推進薬移送管12を介してモータケース1の下部に設けられた推進薬移送管12との接続口からモータケース1内に徐々に吸い上げられる。
スラリー状の推進薬3が徐々に吸い上げられるにつれてモータケース1内で推進薬の液面が徐々に上昇してゆき、それにつれて、中子6との境界面に推進薬が徐々に浸透してゆく。そして、この液面が所定のレベルに到達したとき、すなわち推進薬の充填が完了したとき、モータケース収納容器4の減圧を停止し、モータケース収納容器4及びモータケース1を大気圧に戻す。
モータケース1の器内圧が大気圧になると、推進薬収納容器11との圧力差がなくなるので、スラリー状の推進薬3のモータケース1への供給は停止される。また、大気圧により、推進薬3の内部に細かな泡状の空洞が出来たとしてもこれらの空洞はつぶされる。
スラリー状の推進薬3の供給が停止された後、モータケース1と推進薬移送管12との接続を切り離し、モータケース1を加熱して、モータケース1内の推進薬を加熱固化させ、推進薬が固化された後中子6を抜き取り、推進薬が完成する。
なお、前述の通りここでは、成形容器としてのモータケース1内に直接スラリー状の推進薬3を充填し成形する直填方式を採用したが、推進薬3を成形容器内で成形固化した後、推進薬3を成形容器から抜き取り、モータケース1内に装入するブロックボンディング方式を適用することも可能である。
また、推進薬収納容器11からスラリー状の推進薬3をモータケース1に供給する場合において、推進薬収納容器11を大気圧以上に加圧しても良い。
このように、実施例1によれば、モータケース1下部からスラリー状の推進薬3を充填するので、推進薬3を充填する過程において、モータケース1内における推進薬液面の揺れ動きや液滴の跳ね返りがなく、推進薬3の内部やモータケース1との境界面や中子6との境界面に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分の発生を防止することができる。
また、スラリー状の推進薬3の液面が一定水平面を保ったまま徐々に上昇してゆき、それにつれて、中子6との境界面に推進薬3が定速度で徐々に浸透してゆく。したがって、推進薬液面の揺れ動きがある場合に比べて、中子6との境界面に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分の発生を少なくすることができるので、特にウェブの厚さの薄い推進薬形状の固体ロケットモータに有効である。
さらに、あらかじめ推進薬収納容器11を減圧し、蓄えられたスラリー状の推進薬3に含まれる気泡を除去しておくので、モータケース1に充填された推進薬3の内部に気泡が発生しにくくなる。
また、推進薬収納容器11を大気圧以上に加圧すれば、推進薬移送管12が長い等の理由により、配管抵抗が大きい場合でも、スラリー状の推進薬3の移送が容易となる。
図3は、実施例2の概略構成図である。
実施例2は、モータケース収納容器を用いずにモータケースを減圧して、ケース内に推進薬を充填するものである。
図3に示すように、実施例2における固体ロケットモータ用推進薬の製造装置は、成形容器としてのモータケース51、モータケース51に充填するスラリー状の推進薬を蓄えておく推進薬収納容器61、推進薬に内孔を形成するためスラリー状の推進薬を充填する前にモータケース51内に設置しておく中子56、モータケース51内の空気を排気するための排気管55、及び、推進薬収納容器61に蓄えられたスラリー状の推進薬53をモータケース51に移送するための推進薬移送管62から構成される。
実施例1の場合と同様に、中子56は軸方向に沿って半径方向に突き出た突起を有し、モータケース51に中子56をセットした状態で推進薬を充填する。そして、加熱硬化させた後、中子56を引き抜くと、モータケース51内の推進薬にフィン状に中心軸に向かって内向きに突き出た突起(ウェブ)を有する孔ができることになる。
モータケース51は、両方の端部に開口が設けられた円筒形状となっており、一方の開口を上部にして中心軸を垂直にして設置され、中子56が、モータケース51の中心軸と軸を共通にしてモータケース51の上部開口からケース内に挿入される。さらにモータケース51の上部開口には排気管55が設けられる。この上部開口部と排気管55との接続部、及び、中子56が開口部から突き出る部分は、この部分から空気が漏れないようシールされる。また、モータケース51の下部の開口は推進薬移送管12に接続される。なお、モータケース51に設けられた排気管55は真空ポンプ等の減圧装置(不図示)に接続されている。
推進薬収納容器61は、下部に推進薬移送管62が接続され、モータケース51と連通している。推進薬収納容器61にはスラリー状の推進薬53が蓄えられており、あらかじめ推進薬収納容器61を減圧し、蓄えられたスラリー状の推進薬53に含まれる気泡を除去しておく。
推進薬の製造は下記のように行う。なお、ここでは、モータケース51内に直接スラリー状の推進薬53を充填し成形する直填方式を採用している。
まず、排気管55介してモータケース51を減圧すると、推進薬収納容器61は大気圧になっているので、推進薬収納容器61とモータケース51との間で圧力差が生じる。このため、推進薬収納容器61に収納されていたスラリー状の推進薬53が、推進薬移送管62を介してモータケース51の下部に設けられた推進薬移送管62との接続口からモータケース51内に徐々に吸い上げられる。
スラリー状の推進薬53が徐々に吸い上げられるにつれてモータケース51内で推進薬の液面が徐々に上昇してゆき、それにつれて、中子56との境界面に推進薬53が徐々に浸透してゆく。そして、この液面が所定のレベルに到達したとき、すなわち推進薬の充填が完了したとき、モータケース51の減圧を停止し、モータケース51の器内圧を大気圧に戻す。
モータケース51の器内圧が大気圧になると、推進薬収納容器61との圧力差がなくなるので、スラリー状の推進薬53のモータケース51への供給は停止される。また、大気圧により、推進薬53の内部に細かな泡状の空洞が出来たとしてもこれらの空洞はつぶされる。
スラリー状の推進薬53の供給が停止された後、モータケース51と推進薬移送管62との接続を切り離し、モータケース51を加熱して、モータケース51内の推進薬を加熱固化させ、推進薬が固化された後中子56を抜き取り、推進薬が完成する。
なお、前述の通りここでは、成形容器としてのモータケース51内に直接スラリー状の推進薬53を充填し成形する直填方式を採用したが、推進薬53を成形容器内で成形固化した後、推進薬53を成形容器から抜き取り、モータケース51内に装入するブロックボンディング方式を適用することも可能である。
また、推進薬収納容器61からスラリー状の推進薬53をモータケース51に供給する場合において、推進薬収納容器61を大気圧以上に加圧しても良い。
このように、実施例2によれば、モータケース51下部からスラリー状の推進薬53を充填するので、推進薬53を充填する過程において、モータケース51内における推進薬液面の揺れ動きや液滴の跳ね返りがなく、推進薬53の内部やモータケース51との境界面や中子56との境界面に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分の発生を防止することができる。
また、スラリー状の推進薬53の液面が一定水平面を保ったまま徐々に上昇してゆき、それにつれて、中子56との境界面に推進薬53が定速度で徐々に浸透してゆく。したがって、推進薬液面の揺れ動きがある場合に比べて、中子56との境界面に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分の発生を少なくすることができるので、特にウェブの厚さの薄い推進薬形状の固体ロケットモータに有効である。
さらに、あらかじめ推進薬収納容器61を減圧し、蓄えられたスラリー状の推進薬53に含まれる気泡を除去しておくので、モータケース51に充填された推進薬53の内部に気泡が発生しにくくなる。
また、推進薬収納容器61を大気圧以上に加圧すれば、推進薬移送管62が長い等の理由により、配管抵抗が大きい場合でも、スラリー状の推進薬53の移送が容易となる。
さらに、モータケース収納容器が不要となるので、設備設置スペースが少なくてすみ、製造コストを下げることが出来る。
以上説明したように、本発明に係る固体ロケットモータ用推進薬の製造装置又は製造方法は、成形容器下部からスラリー状の推進薬を充填するので、推進薬を充填する過程において、成形容器内における推進薬液面の揺れ動きや液滴の跳ね返りがなく、推進薬の内部や形成容器との境界面や中子との境界面に推進薬のない小さな空洞状の欠け部分の発生を防止することができるので、固体ロケットモータの品質の向上に貢献することが出来る。
実施例1の概略構成図である。 モータケース内に設置しておく中子6の断面図である。 実施例2の概略構成図である。 従来の固体ロケットモータ用推進薬装置の構成を示した図である。
符号の説明
1 モータケース
3 スラリー状の推進薬
4 モータケース収納容器
5 排気管
6 中子

Claims (14)

  1. 成形容器内にスラリー状の推進薬を充填して硬化させることにより、固体ロケットモータ用推進薬を成形する、固体ロケットモータ用推進薬の製造装置であって、
    前記成形容器下部に設けられた開口から前記スラリー状の推進薬を当該成形容器に充填することを特徴とする、固体ロケットモータ用推進薬の製造装置。
  2. 前記成形容器の上部に設けられた開口から吸気し、当該成形容器内を負圧にし圧力差を利用して当該成形容器に前記スラリー状の推進薬を充填することを特徴とする、請求項1に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造装置。
  3. 前記成形容器を成形容器収納容器に収納し、当該成形容器収納容器を負圧にすることで、当該成形容器を負圧にすることを特徴とする、請求項2に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造装置。
  4. あらかじめ混和した前記スラリー状の推進薬を収納する推進薬収納容器を具備し、
    当該推進薬収納容器と、前記成形容器下部に設けられた開口とを連通したことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造装置。
  5. あらかじめ前記推進薬収納容器を減圧し、当該推進薬収納容器内のスラリー状の推進薬を脱泡しておくことを特徴とする、請求項4に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造装置。
  6. 前記推進薬収納容器を加圧し、当該推進薬収納容器内のスラリー状の推進薬を前記成形容器に圧送することを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造装置。
  7. 前記成形容器はモータケースであることを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造装置。
  8. 成形容器内にスラリー状の推進薬を充填して硬化させることにより、固体ロケットモータ用推進薬を成形する、固体ロケットモータ用推進薬の製造方法であって、
    前記成形容器下部に設けられた開口から前記スラリー状の推進薬を当該成形容器に充填するステップを具備することを特徴とする、固体ロケットモータ用推進薬の製造方法。
  9. 前記成形容器の上部に設けられた開口から吸気し、当該成形容器内を減圧するステップと、
    圧力差を利用して当該成形容器に前記スラリー状の推進薬を充填するステップとを具備することを特徴とする、請求項8に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造方法。
  10. 前記成形容器を成形容器収納容器に収納し、当該成形容器収納容器を減圧するステップを具備することを特徴とする、請求項9に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造方法。
  11. 推進薬収納容器を具備し、あらかじめ混和した前記スラリー状の推進薬を当該推進薬収納容器に収納するステップと、
    当該推進薬収納容器と前記成形容器下部に設けられた開口とを連通する推進薬移送管を介して、圧力差を利用して前記スラリー状の推進薬を前記成形容器に移送するステップとを具備することを特徴とする、請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造方法。
  12. あらかじめ前記推進薬収納容器を減圧し、当該推進薬収納容器内のスラリー状の推進薬を脱泡するステップを具備することを特徴とする、請求項11に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造方法。
  13. 前記推進薬収納容器を加圧し、当該推進薬収納容器内のスラリー状の推進薬を前記成形容器に圧送するステップを具備することを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造方法。
  14. 前記成形容器はモータケースであることを特徴とする、請求項8乃至請求項13のいずれか1項に記載の固体ロケットモータ用推進薬の製造方法。
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