JP2006043124A - Disposable absorptive article - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、着用形態が立体的なものとなる使い捨ておむつなどの使い捨て吸収性物品に関する。 The present invention relates to a disposable absorbent article such as a disposable diaper whose wearing form is three-dimensional.
背側のウエスト部に、幅方向へ弾性的に伸縮可能な一対の伸縮領域が形成された使い捨ておむつが知られている(特許文献1参照)。伸縮領域は褶襞部から構成されている。このおむつにおいては、テープファスナを摘持して背側のウエスト部を幅方向外方へ拡開すると、褶襞部が伸長してレッグ弾性部材が湾曲する。特許文献1によれば、レッグ弾性部材が湾曲することによって、着用者の大腿付根部がレッグ弾性部材で環状に取り囲まれるようになるとされている。
A disposable diaper in which a pair of stretchable regions elastically stretchable in the width direction is formed on the back waist portion is known (see Patent Document 1). The expansion / contraction region is composed of a collar portion. In this diaper, when the tape fastener is gripped and the back waist portion is expanded outward in the width direction, the heel portion is extended and the leg elastic member is curved. According to
しかし、おむつの構成部材は平面的な材料であるのに対して着用者の体型は立体的であるから、平面的な材料からなるおむつを立体的な体型に沿わせようとすると、必然的にたるみが生じる。従って、着用者の大腿付根部がレッグ弾性部材で環状に取り囲まれたとしても、着用者の身体とおむつとは完全にフィットせず、着用中におむつの位置ずれが起きたり、更に位置ずれに起因して漏れが生じることがある。 However, since the diaper component is a planar material, the wearer's body shape is three-dimensional, so when trying to fit a diaper made of a planar material along the three-dimensional body shape, it is inevitably necessary. Sagging occurs. Therefore, even if the wearer's thigh root is annularly surrounded by the leg elastic member, the wearer's body and the diaper do not fit perfectly, and the diaper may be misaligned during wearing, or may be misaligned. This may cause leakage.
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有する種々の欠点を解消し得る使い捨ておむつなどの使い捨て吸収性物品を提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a disposable absorbent article such as a disposable diaper that can eliminate the various disadvantages of the above-described prior art.
本発明は、ウエスト部及び一対のレッグ部を有する使い捨て吸収性物品であって、
ウエスト部及び/又はレッグ部を、その端縁から内方へ向かって略楔形に折り込んでダーツを形成して、ウエスト部及び/又はレッグ部を立体的な湾曲形状となすか、又は
ウエスト部及び/又はレッグ部に、その端縁から内方へ向かう略楔形の弾性部材であって、幅方向に伸縮可能なものを、伸張状態下に取り付けて、その取付位置を収縮させて、ウエスト部及び/又はレッグ部を立体的な湾曲形状となした使い捨て吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
The present invention is a disposable absorbent article having a waist part and a pair of leg parts,
The waist part and / or the leg part are folded into a substantially wedge shape inward from the edge thereof to form a dart, so that the waist part and / or the leg part have a three-dimensional curved shape, or the waist part and / Or a substantially wedge-shaped elastic member inwardly extending from the edge of the leg portion to the leg portion, which can be expanded and contracted in the width direction, is attached in an extended state, and its attachment position is contracted, and the waist portion and The object is achieved by providing a disposable absorbent article in which the leg portion has a three-dimensional curved shape.
本発明の吸収性物品は、着用形態が着用者の体型に沿った立体的なものとなるので、着用中に吸収性物品が部分的に緩すぎたり、逆にきつすぎたりすることがなく、着用感に優れたものとなる。また着用者の体型に対して、吸収性物品の構成部材の過不足な部分がないので、着用中に吸収性物品が位置ずれを起こしにくい。それに起因して漏れも起こりにくい。更に、吸収性物品に配された各弾性部材による身体への押圧が吸収性物品全体で均一に作用するので、部分的に締め付けが強い部分が発生しづらい。 The absorbent article of the present invention has a three-dimensional shape along the wearer's body shape, so that the absorbent article is not too loose or too tight during wearing, Excellent wearing feeling. Moreover, since there is no excess and deficient part of the structural member of an absorbent article with respect to a wearer's body shape, it is hard to raise | generate a position shift of an absorbent article during wear. Due to this, leakage is less likely to occur. Furthermore, since the pressure on the body by each elastic member arranged on the absorbent article acts uniformly on the entire absorbent article, it is difficult to generate a portion that is partially tightened.
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の一例であるパンツ型使い捨ておむつの斜視図が示されている。図2には、図1に示すおむつを組み立てる途中の状態の分解斜視図が示されている。図3には図2における外包材の展開状態の平面図が示されている。 The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. The perspective view of the underpants type disposable diaper which is an example of this invention is shown by FIG. FIG. 2 is an exploded perspective view showing a state in the middle of assembling the diaper shown in FIG. FIG. 3 is a plan view showing a developed state of the outer packaging material in FIG.
図1ないし図3に示すように、本実施形態のおむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び両シート2、3間に介在配置された液保持性の吸収性コア4を有する実質的に縦長の吸収体本体10と、該吸収体本体10の裏面シート3側に配置された外包材11とを備えている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
外包材11は、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしており、おむつの輪郭を画成している。外包材11はその長手方向において、着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとに区分される。腹側部A及び背側部Bは、外包材11の長手方向前後端部に相当し、股下部Cは外包材11の長手方向中央部に相当する。外包材11は、その腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とが互いに接合されて、おむつ1にはウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成される。この接合によって、おむつ1の左右両側縁には一対のサイドシール部Sが形成される。この接合には例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール等が用いられる。ウエスト開口部5はおむつ1の着用時に着用者の腰部に位置する部分であり、レッグ開口部6は着用者の大腿付根部に位置する部分である。
The
表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4はそれぞれ矩形状であり、一体化されて縦長の吸収体本体10を形成している。表面シート2及び裏面シート3としては、従来この種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。また吸収性コア4は、高吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成されており、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されている。
The
図2に示すように、吸収体本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8,8が形成されている。各側方カフス8は、吸収体本体10の長手方向に沿って固定端部及び自由端部を有している。固定端部は、表面シート2に固定されている。更に、自由端部は、吸収体本体10の長手方向両端部(図3における上下方向の端部)において表面シート2に固定されている。一方、自由端部の近傍には、側方カフス弾性部材81が伸張状態で配されている。これにより、図1のように組み立てられたおむつ1を着用させる際には、弾性部材81が縮むことにより側方カフス8が起立して、吸収体本体10の幅方向への液の流出が阻止される。
As shown in FIG. 2, side cuffs 8, 8 made of a liquid-resistant or water-repellent and breathable material are formed on the left and right sides of the
外包材11は、少なくとも二枚の不織布、即ち外層不織布12と該外層不織布12の内面側に配された内層不織布13とを有している。外層不織布12はおむつ1の外面をなし、内層不織布13は外層不織布12の内面側に、ホットメルト粘着剤等の接着剤によって接合されている。
The
外包材11における前後端部には、前後端縁に沿って、複数のウエスト部弾性部材51,51がその幅方向に亘り配されている。各ウエスト部弾性部材51,51は、外層不織布12と内層不織布13とによって伸張状態で挟持固定されている。各ウエスト部弾性部材51,51は、おむつ1の腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合させたときに、接合部分において両弾性部材51,51の端部同士が重なるように配されているか、又は接合部分の直近の位置に弾性部材51,51の端部が位置するように配置されている。これによって、図1に示すように、おむつ1のウエスト開口部5の付近には実質的に連続したリング状のウエストギャザーが形成される。
A plurality of waist
外包材11は、吸収体本体10の前後端縁から外方に延出しており、延出した部分が吸収体本体10側に折り返されている。折り返された外包材11は、吸収体本体10の前後端部上(即ち吸収体本体10の前後端部における表面シート2上)を被覆している。なお、この構成に代えて、外包材11における外層不織布12のみを、外層不織布12と内層不織布13とによって各ウエスト部弾性部材51,51を挟持固定する部位よりも更に延出させ、延出した外層不織布12を吸収体本体10側に折り返させることもできる。
The
外包材11における左右両側の湾曲部には、レッグ部弾性部材61a,61bが配されている。各レッグ部弾性部材61a,61bは、前記湾曲部に沿って配されている。各レッグ部弾性部材61a,61bは、外層不織布12と内層不織布13との間に配されており、所定の接合手段によって、両不織布12、13に伸張状態で固定されている。各レッグ部弾性部材61a,61bは、その一端どうしが股下部Cにおいて重なり合っている。一方、他端は腹側部A及び背側部Bの各側縁の位置において終端している。各レッグ部弾性部材61a,61bは、おむつ1の腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合させたときに、接合部分において両弾性部材61a,61bの端部同士が重なるように配されているか、又は接合部分の直近の位置に弾性部材61a,61bの端部が位置するように配置されている。これによって、図1に示すように、おむつ1のレッグ開口部6、6の付近には実質的に連続したリング状のレッグギャザーが形成される。
Leg part
おむつ1においては、おむつ1の腹側部A及び背側部Bそれぞれにおけるウエスト開口部5とレッグ開口部6との間に、おむつ1の幅方向に延びる弾性部材71aが多数配されている。弾性部材71aは外層不織布12と内層不織布13とによって伸張状態で挟持固定されている。弾性部材71aは、おむつ1の腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを互いに接合させたときに、接合部分において腹側部Aの弾性部材71aと背側部Bの弾性部材71aとの端部同士が重なるように配されているか、又は接合部分の直近の位置に弾性部材71a,71aの端部が位置するように配置されている。これによって、図1に示すように、おむつ1の腹側部A及び背側部(図示せず)における胴回り領域7にはギャザーがそれぞれ形成される。
In the
弾性部材71aは、おむつ1の左右両側縁(即ち外包材11の左右両側縁)と吸収性コア4の左右両側縁との間に亘って延在している。そして、吸収性コア4が存在している部位には、弾性部材71aは実質的に存在していない。その結果、胴回り領域7に形成されるギャザーは、おむつ1の左右両側縁と吸収性コア4の左右両側縁との間に位置しており、吸収性コア4が存在する位置にはギャザーが実質的に形成されていない。これにより、装着状態においても吸収性コア4が存在している部位は、弾性部材71aの収縮により外包材11が縮むことがなく、おむつ1は外観的にも、また吸収性能的にも良好なものとなる。
The
本実施形態のおむつ1における各弾性部材としてはそれぞれ、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、伸縮性不織布又はホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)、帯状(平ゴム)、ネット状(網状)又はフィルム状に形成したものが好ましく用いられる。
As each elastic member in the
而して本実施形態のおむつ1においては、図3に示すように、外包材11において、腹側部Aのウエスト開口部5及び背側部Bのウエスト開口部5における複数の箇所を、その端縁から内方へ向かって略楔形に折り込んで複数のダーツを形成している。図3においては、略楔形に折り込む部分を符号9a〜9dで示してある(以下、この部分を折り込み部という)。ここで略楔形とは、図3に示した折り込み部9a〜9dのような形状のみならず、図4(a)に示すように斜辺が曲線を含むもの、図4(b)及び(c)に示すように左右対称でないもの、図4(d)に示すように先端部に向かって、幅が一旦広くなってから狭くなるものを含む概念である。これらの形状は、ダーツを形成する体型部位や、着用者の発育段階による体型の違いなどにより、おむつを体型の立体形状に沿わせるために最適な形状を選択することが好ましい。腹側部Aにおける折り込み部9a,9bは、腹側部Aの両側縁A1,A2と吸収性コア4の左右両側縁との間に位置している。背側部Bにおける折り込み部9c,9dは、背側部Bの両側縁B1,B2と吸収性コア4の左右両側縁との間に位置している。折り込み部9a〜9dは、おむつ1の長手方向とほぼ一致する方向に延びている。折り込み部9a〜9dは胴回り領域7に配された弾性部材71aを横切るように位置している。また、折り込み部9a〜9dの先端部は、吸収性コア4の前後端縁よりも内方に位置している。しかし、折り込み部9a〜9dの先端部は、胴回り領域7に配された弾性部材71aのうち最も内方寄りに位置しているものを越えていない。
Thus, in the
腹側部Aにおける2つの折り込み部9a,9bは同形となっている。同様に、背側部Bにおける2つの折り込み部9c,9dも同形となっている。腹側部Aにおける折り込み部9a,9bと背側部9における折り込み部9c,9dとは、対向する位置に位置している。更に、対向する位置に位置している折り込み部9aと折り込み部9cとは同形である。同様に、対向する位置に位置している折り込み部9bと折り込み部9dも同形である。
The two
折り込み部9aをおむつ1の肌対向面側に折り込んで、その折り込み状態を固定することで、図1に示すようにウエスト開口部5に複数のダーツ14が形成される。ここでダーツとは、被服学の用語で、体型の凹凸にあわせて衣服に立体的な丸みやふくらみを出すために、布の一部を折り込んで止めたものを言う。ダーツ14は、図5(a)に示すように、折り込まれた折り込み部9aをループ状に固定することで形成されるか、又は図5(b)に示すように、折り込まれた折り込み部9aの内面を全面接合することで形成される。ダーツ14を形成するには、略楔形に折り込んだ折り込み部9を例えばヒートシールによって融着するか、又はホットメルト粘着剤で接着する。
A plurality of
ウエスト開口部5にダーツ14が形成されることで、腹側部Aおよび背側部Bからなるおむつ1の胴回り域は、おむつ1の肌対向面が凹となる立体的に湾曲した形状となる。この立体的な湾曲形状は、ウエスト部弾性部材51および弾性部材71aの収縮によって形成される胴回り域の湾曲形状とは全く相違する。具体的には、ウエスト部弾性部材51および弾性部材71aの収縮によって形成される胴回り域の湾曲形状は、おむつ全体を一律に収縮させることにより形成させたものであり、着用者の身体の立体形状に沿わないもので、その結果そのようなおむつを着用すると部分的に緩すぎたり、逆に部分的にきつすぎたりする。これに対して、本発明においてダーツ14によって形成される立体的な湾曲形状は、着用者の身体の立体形状にぴったりと沿うものである。つまり、おむつ1が着用されると、この立体的な湾曲形状は、同様に立体的である着用者の腰部(腹まわり)にぴったりと沿うようになる。換言すれば、部分的に緩すぎたり、逆にきつすぎたりすることがない。その結果、着用者の腰部(腹まわり)における着用感が極めて良好になる。胴回り域が着用者の体型に沿わない場合には、緩い部分の余った素材が、きつくて素材が足りない部分へ移動しようとするので、おむつの位置ずれが起こりやすいが、本実施形態のおむつ1によれば、そのような素材の過不足状態がほとんど生じないので、ウエスト開口部5におけるおむつ1の位置ずれが起こりにくい。その結果として、ウエスト開口部5からの漏れが起こりにくくなる。
By forming the
以上の説明から明らかなように、ウエスト開口部5におけるダーツ14は、平面的であるおむつ1の構成部材(本実施形態では外包材11)を、着用者の腰部(腹まわり)に沿わせようとするときに、たるみの生じる部分に形成されることが効果的である。
As is apparent from the above description, the
本発明者らの検討の結果、本実施形態のおむつ1のウエスト開口部5においては、図3中、符号9a〜9dで示される4カ所の部分が、外包材11のたるみが生じる程度が大きいことが確認されている。これらの部分のうち、符号9a,9bで示される部分は、縦中心線L1と腹側部Aの両側縁A1,A2とのほぼ中間に位置している。一方、符号9c,9dで示される部分は、縦中心線L1と背側部Bの両側縁B1,B2とのほぼ中間に位置している。
As a result of the study by the present inventors, in the
本実施形態のおむつ1においては、ウエスト開口部5に形成されたダーツ14とは別に、左右のレッグ開口部6における複数の箇所に、その端縁から内方へ向かう略楔形の弾性部材(以下、楔形弾性部材という)9e〜9hが取り付けられている。具体的には、外包材11における肌対向面上に楔形弾性部材9e〜9hが取り付けられている。楔形弾性部材9e〜9hは少なくとも幅方向に収縮可能なものである。楔形弾性部材9e〜9hは伸張状態下にレッグ開口部6に取り付けられている。
In the
楔形弾性部材9e,9fは、おむつ1における腹側部A寄りのレッグ開口部6に取り付けられている。一方、楔形弾性部材9g,9hは、おむつ1における背側部B寄りのレッグ開口部6に取り付けられている。各楔形弾性部材9e〜9hは、おむつ1の縦中心線L1に関して対称な位置に取り付けられている。
The wedge-shaped
腹側部A寄りのレッグ開口部6に取り付けられている楔形弾性部材9e,9fは、その大きさが異なり、おむつ1の横中心線L2寄りに取り付けられている楔形弾性部材9eよりも、腹側部A寄りに取り付けられている楔形弾性部材9fの方が大きな形状となっている。楔形弾性部材9eと楔形弾性部材9fとはほぼ相似形となっている。楔形弾性部材9e,9fは、腹側部Aのウエスト開口部5の方向を向くように、おむつ1の幅方向に対し傾斜して取り付けられている。楔形弾性部材9e,9fは、吸収性コア4と重ならないように取り付けられている。
The wedge-shaped
背側部B寄りのレッグ開口部6に取り付けられている楔形弾性部材9g,9hは、その大きさが異なり、おむつ1の横中心線L2寄りに取り付けられている楔形弾性部材9gよりも、背側部B寄りに取り付けられている楔形弾性部材9hの方が大きな形状となっている。楔形弾性部材9gと楔形弾性部材9hとはほぼ相似形となっている。楔形弾性部材9g,9hは、その先端部が背側部Bのウエスト開口部5の方向を向くように、おむつ1の幅方向に対し傾斜して取り付けられている。楔形弾性部材9g,9hは、その一部、具体的には先端側の部分が吸収性コア4と重なるように取り付けられている。吸収性コア4は、楔形弾性部材9g,9hと重なる部分においては、外包材11と接合されていないことが好ましい。この理由は、楔形弾性部材9g,9hの収縮による外包材11の収縮を効果的に発現させるためである。
The wedge-shaped
楔形弾性部材9e〜9hが取り付けられた後のおむつ1は、その弛緩状態(自然状態)において、楔形弾性部材9e〜9hが収縮する。収縮の結果、レッグ開口部6には、先に述べたダーツ14が形成された場合と同様に、レッグ開口部6が、おむつ1の肌対向面側に立体的に湾曲した形状となる。おむつ1が着用されると、この立体的な湾曲形状は、同様に立体的である着用者の大腿部にぴったりと沿うようになる。その結果、着用者の腰部(腹まわり)に加えて、大腿部における着用感も極めて良好になる。更に、レッグ開口部6におけるおむつ1の位置ずれが起こりにくくなる。その結果として、レッグ開口部6からの漏れが起こりにくくなる。
In the
以上の説明から明らかなように、レッグ開口部6における楔形弾性部材9e〜9hは、平面的であるおむつ1の構成部材(本実施形態では外包材11)を、着用者の大腿部に沿わせようとするときに、たるみの生じる部分に取り付けられることが効果的である。
As is clear from the above description, the wedge-shaped
本発明者らの検討の結果、本実施形態のおむつ1のレッグ開口部6においては、図3中、符号9i〜9lで示される4カ所の部分が、外包材11のたるみが生じる程度が大きいことが確認されている。これらの部分のうち、符号9i,9jで示される部分は、横中心線L2よりも腹側部A寄りの位置である。符号9k,9lで示される部分は、横中心線L2よりも背側部B寄りの位置である。符号9i,9jで示される部分は、横中心線L2と腹側部Aの側縁の下端部との中間より腹側部Aの側縁の下端部寄りに位置している。一方、符号9k,9lで示される部分は、横中心線L2と背側部Bの側縁の下端部とのほぼ中間に位置している。
As a result of the study by the present inventors, in the
楔形弾性部材9e〜9hは、略楔形の弾性シートから構成されている。或いは、図6(a)に示すように、二枚の略楔形の非弾性シート15,15間に、幅方向へ延びる複数の弾性ストランド16が伸張状態で挟持固定されているものから構成されている。或いは、図6(b)に示すように、斜辺が曲線を含む二枚の略楔形の非弾性シート15,15間に、幅方向へ延びる複数の弾性ストランド16が伸張状態で挟持固定されているものでもよい。図6(b)に示す場合には、非弾性シート15における幅広部寄りの位置、及び先端部寄りの位置に弾性ストランド16がそれぞれ偏倚して配されており、長手方向中央部の位置には弾性ストランドが配されていない。なお図6(b)に示す非弾性シート15、15は、斜辺が曲線を含まない略楔形でもよい。
The wedge-shaped
楔形弾性部材9e〜9hをレッグ開口部6へ取り付けるときには、これを伸張状態下に取り付ける。取り付けに際し、レッグ開口部6における楔形弾性部材9e〜9hが取り付けられる部位(この部位は外包材11から構成されている)は、そのままの平らな状態でもよく、或いはひだ寄せされた状態でもよい。
When the wedge-shaped
楔形弾性部材9e〜9hは、該楔形弾性部材9e〜9hと接する領域に存在する他の弾性部材よりも、その収縮力が高くなるように取り付けられている。具体的には、楔形弾性部材9e〜9hは、他の弾性部材であるレッグ部弾性部材61a,61bと交差するようにレッグ開口部6に取り付けられているから、楔形弾性部材9e〜9hの収縮力は、レッグ部弾性部材61a,61bの収縮力よりも高くなるように設定されている。その結果、着用者の動作により着用者の足回り寸法が変化する際、レッグ部弾性部材は変化に追従して伸縮するのに対して、楔形弾性部材は伸縮しづらいことから、立体的な湾曲形状が維持される。ここで収縮力とは、楔形弾性部材を伸張状態にした際に自然状態に戻ろうとする力をいう。また、伸張状態とは楔形弾性部材を最大限伸張させた状態をいい、自然状態とは楔形弾性部材に何らの力を加えていないときの状態をいう。
The wedge-shaped
以上の構成を有する本実施形態のおむつ1は、その着用形態が着用者の身体の立体形状に沿う立体的なものになるので、先に述べた通り、着用感に優れ、また着用中の位置ずれや漏れが起こりにくいものとなる。その上、各弾性部材による身体への押圧がおむつ全体で均一に作用するので、部分的に締め付けが強い部分が発生しづらい。つまり、おむつ1は着用者の身体に(線又は点でなく)面で当接し、しかもその面圧は低いものとなる。また、着用者の動作に起因しておなか回りや足回りの寸法が変化しても、身体の立体形状に沿う立体形状が維持されるので、着用者の動作に起因して部分的に締め付けが強い部分が発生することが起こりづらく、その結果、動作時の着用感にも優れる。
Since the
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されるものではない。例えば前記実施形態においては、ダーツ14をウエスト開口部5に形成したが、これに代えて又はこれに加えてレッグ開口部6にダーツを形成してもよい。また前記実施形態においては、楔形弾性部材9e〜9hをレッグ開口部6に取り付けたが、これに代えて又はこれに加えてウエスト開口部5に楔形弾性部材を取り付けてもよい。
As mentioned above, although this invention was demonstrated based on the preferable embodiment, this invention is not restrict | limited to the said embodiment. For example, in the above embodiment, the
また、ダーツ14の形成位置や数、或いは楔形弾性部材9e〜9hの取付位置や数は、おむつの着用形態が着用者の立体形状に沿う限りにおいて制限はない。
Moreover, the formation position and number of the
また前記実施形態においては、楔形弾性部材9e,9fは、吸収性コア4と重ならないように位置していたが、これに代えて楔形弾性部材9e,9fを吸収性コア4と重なるように位置させてもよい。楔形弾性部材9e,9fが吸収性コアと重なる場合には、当該重なる部分において吸収性コアは外包材に接合されていないことが好ましい。あるいは、当該重なる部分において吸収性コアが切り欠かれていることが好ましい。
In the embodiment, the wedge-shaped
また前記実施形態においては、吸収性コア4における、楔形弾性部材9g,9hと重なる部分が、外包材11と接合されていなかったが、これに代えて、吸収性コア4における、楔形弾性部材9g,9hと重なる部分を切り欠いてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the part which overlaps with the wedge-shaped
また前記実施形態においては、楔形弾性部材9g,9hが、吸収性コア4と重なるように位置していたが、これに代えて楔形弾性部材9g,9hを吸収性コア4と重ならないように位置させてもよい。
In the above embodiment, the wedge-shaped
また前記実施形態においては、ダーツ14を形成する折り込み部9a〜9dは、吸収性コア4と重ならないように位置していたが、これに代えて折り込み部を吸収性コア4と重なるように位置させてもよい。ダーツを形成する折り込み部が吸収性コア4と重なる場合には、当該重なる部分において吸収性コア4は外包材に接合されていないことが好ましい。あるいは、当該重なる部分において吸収性コア4が切り欠かれていることが好ましい。
Moreover, in the said embodiment, although the
また前記実施形態においては、折り込み部9a〜9dはおむつ1の肌対向面側に折り込まれていたが、これに代えておむつ外面側に折り込み部を折り込んでもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the
また前記実施形態においては、楔形弾性部材9e〜9hは、外包材11上に取り付けられていたが、これに代えて、外包材11における楔形弾性部材を取り付ける位置を切り欠いて、その切り欠いた部分を覆うように楔形弾性部材を取り付けてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the wedge-shaped
また前記実施形態においては、外包材11にダーツ14が形成され、楔形弾性部材9e〜9hが取り付けられていたが、これに代えて、液透過性の表面シート及び液不透過性又は撥水性の裏面シートを備え、表面シート及び/又は裏面シートがおむつの輪郭を画成している使い捨ておむつにおいて、表面シート及び/又は裏面シートにダーツを形成してもよく、又は楔形弾性部材を取り付けてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the
また、前記実施形態のおむつはパンツ型のものであったが、本発明は他のタイプのおむつにも同様に適用することができる。具体的には、長手方向の一端部の左右両側部にテープファスナが取り付けられている展開型のおむつや、長手方向の一端部の左右両側部からそれぞれ側方に延出し且つ着用者の身体の前側で互いに係止可能な一対の固定用ベルトが取り付けられているタイプのおむつにも同様に適用することができる。 Moreover, although the diaper of the said embodiment was a pants type, this invention is applicable similarly to another type of diaper. Specifically, the diaper is a deployment type diaper in which tape fasteners are attached to the left and right sides of one end in the longitudinal direction, and extends laterally from the left and right sides of the one end in the longitudinal direction. The present invention can be similarly applied to a diaper in which a pair of fixing belts that can be locked to each other on the front side is attached.
1 パンツ型使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
7 胴回り領域
9a,9b,9c,9d 折り込み部
9e,9f,9g,9h 楔形弾性部材
14 ダーツ
DESCRIPTION OF
Claims (10)
ウエスト部及び/又はレッグ部を、その端縁から内方へ向かって略楔形に折り込んでダーツを形成して、ウエスト部及び/又はレッグ部を立体的な湾曲形状となすか、又は
ウエスト部及び/又はレッグ部に、その端縁から内方へ向かう略楔形の弾性部材であって、幅方向に伸縮可能なものを、伸張状態下に取り付けて、その取付位置を収縮させて、ウエスト部及び/又はレッグ部を立体的な湾曲形状となした使い捨て吸収性物品。 A disposable absorbent article having a waist part and a pair of leg parts,
The waist part and / or the leg part are folded into a substantially wedge shape inward from the edge thereof to form a dart, so that the waist part and / or the leg part have a three-dimensional curved shape, or the waist part and / Or a substantially wedge-shaped elastic member inwardly extending from the edge of the leg portion to the leg portion, which can be expanded and contracted in the width direction, is attached in an extended state, and its attachment position is contracted, and the waist portion and A disposable absorbent article in which the leg part has a three-dimensional curved shape.
The disposable absorbent article according to any one of claims 1 to 7, wherein a pair of fixing belts that extend laterally from the left and right side portions and that can be locked to each other on the front side of the wearer's body are attached.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004228382A JP2006043124A (en) | 2004-08-04 | 2004-08-04 | Disposable absorptive article |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004228382A JP2006043124A (en) | 2004-08-04 | 2004-08-04 | Disposable absorptive article |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006043124A true JP2006043124A (en) | 2006-02-16 |
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ID=36022333
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006043124A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018166681A (en) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 大王製紙株式会社 | Absorbent article |
-
2004
- 2004-08-04 JP JP2004228382A patent/JP2006043124A/en active Pending
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