JP2006042711A - 冷凍食品用解凍ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓋をした密閉解凍ボックス内に保水されている水道水の水温を利用するだけで肉汁等のドリップが全く生じない良質の解凍食品を得ることのできる、特に家庭用として軽便かつ好適な冷凍食品用解凍ボックスを提供する。
【解決手段】 裏面側に支持脚を兼ねた伝熱用金属棒を多数本固着植設してなる放熱用金属板を有底直方体形状のボックス本体内に落とし込んで解凍ボックスを構成し、放熱用金属板の上側解凍室には解凍すべき冷凍食品を同じく下側保水室には水道水を保水させ、水圏対流現象及び気圏対流現象を伴って所定時間経過後に気圏温度と水圏温度とがほぼ等しくなった時点で解凍が完結するようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、冷凍食品を解凍するのに動力手段を一切使用せず優れた品質の解凍食品を得ることができる、特に家庭用として軽便かつ好適な冷凍食品用解凍ボックスに関する。
冷凍食品には、一般魚、まぐろ、いか、えび、牛、豚、鶏肉等多種・多様な商品があり、これらは、−21℃といった極低温の冷凍庫で冷凍された上で、−18℃程度の温度で保存されているものが商品として販売されている。
上記のような冷凍食品について、一般家庭で解凍しようとするのに、室温内に放置して自然解凍をまつ、流水にさらして解凍する、水道水に浸漬して解凍する、電子レンジ内、あるいは冷蔵庫内での解凍をはかる、といった手法がとられているが、これらの手法の如何によっては、あまりにも時間がかかりすぎる、肉汁などの流出に伴う品質の劣化がみられる、旨みや栄養、重量のロスがでるといった不具合が避けられないばかりでなく、衛生面での問題も抱えているものであった。
従来技術による解凍装置には、一度に多量の冷凍食品の解凍を目的として、主に営業用の解凍装置を提供するものの一例として、特許文献1に開示のものを挙げることができる。特許文献1に開示のものは、底部に多数の通水口を設けた解凍容器を上下多段に箱体内設け、装置上部から散水することによって、各解凍容器内に載置されている被解凍物に水を散水して解凍を行うとともに、通水孔から流下する水に箱体外から導入した外気を接触させて水温を調節するようにしたものである。
上記した特許文献1記載の解凍装置においては、その散水のための循環ポンプやその外気導入のための排気ファンなどの動力手段が必要となるほか、散水が直接被解凍物に接触するため、温度調節を誤まると、良品質の解凍物が得られないという問題が生ずるものであった。
上記特許文献1に開示の解凍装置に比べて、より小型でシンプルな構造でありながら、高品質な解凍を素早く行うことのできる一般家庭用の解凍装置を提供するとうたっている従来技術のもう一つの例として、特許文献2に開示のものを挙げることができる。
特許文献2に開示のものは、被解凍食品を収納する収納容器と、この収納容器内に霧化水を連続的に噴霧する噴霧手段とを備えた解凍装置であり、この噴霧手段としては容器内に保溜の水を霧化して水蒸気を出力する超音波ポンプが用いられており、この第二の従来例である解凍装置においても、動力手段である超音波ポンプを必要とするとともに霧化水が被解凍食品に直接接触することになるため、解凍品の品質保証に万全を期し難いという問題があった。
特開2000−116316号公報 特開平6−14756号公報
本発明の目的は、解凍ボックス内部を解凍室と水道水を保溜する保水室とに仕切っただけの動力手段等を一切必要としない簡単な構造でありながら、蓋をした密閉解凍ボックス内に保水されている水道水の水温を利用するだけで解凍時に肉汁等のドリップが全くなく解凍後の仕上り栄養分に富んだ高品質の解凍食品を得ることのできる、特に家庭用として軽便かつ好適な冷凍食品用解凍ボックスを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による冷凍食品用解凍ボックスは、上側を開口部とし、所要の厚み及び縦、横、高さの内のり寸法を有して断熱材料でつくられた有底直方体形状のボックス本体と、前記開口部への嵌合部を有する同種材料でつくられたボックス蓋体と、前記縦、横の内のり寸法より僅かに内側寄りの面積を有して、裏面側に支持脚を兼ねた伝熱用金属棒を多数本固着植設してなる放熱用金属板と、を備え、該放熱用金属板を前記ボックス本体内に落し込んで前記ボックス蓋体で蓋をして解凍ボックスを構成し、該解凍ボックス内の前記放熱用金属板の上面側及び下面側に、それぞれ解凍室及び保水室を形成し、前記解凍室には解凍すべき所要量の冷凍食品を前記放熱用金属板上に載置して収納するとともに、前記保水室には、被解凍食品量に見合った量の水道水を保水させ、所要時間の経過後に、前記解凍ボックス内の気圏温度と水圏温度とがほぼ等しくなった時点で解凍作用が完結し良品質の解凍食品が得られるようにしたことを特徴とするものである。
本発明による冷凍食品用解凍ボックスは、上記した構成上の特徴に基づいて、水道水が保水された保水室内では水圏対流現象が生ずるとともに冷凍食品が収納された解凍室には気圏対流現象が生ずることとなって、所要時間の経過後には、解凍ボックス内の気圏温度と水圏温度とがほぼ等しくなった時点で解凍が完結し、冷凍食品が水や水蒸気等に直接接触することもないので解凍時に肉汁等のドリップが全くなく、解凍後の仕上り栄養分に富んだ良品質の解凍食品を得ることができる。
以下、本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを、図1ないし図5に基づいて詳細に説明する。ここに、図1ないし図3は、それぞれ、本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを示す側断面図、同じくボックス蓋体を取外した状態の平面図及び同じく正断面図である。
図4は、本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスの組立順序を示す分解斜視図、そして、図5は、本発明に係る放熱用金属板に支持脚を兼ねた伝熱用金属棒を溶接により固着植設した態様を示す局所拡大断面図である。
図中1は、ボックス本体を示し、該ボックス本体1は、上側を開口部1aとし、該開口部1a近傍の周壁厚2.5cm、4周壁厚1.5cmで、縦、横及び高さの内のりが、それぞれ16cm、32cm及び20cmの寸法を有して、断熱材料で有底直方体形状につくられたものである。
同じく、図中2は、ボックス蓋体を示し、該ボックス蓋体2は、前記ボックス本体1の開口部1aに嵌合する嵌合部2aを有するとともに、蓋板厚2.5cm、蓋内凹部2bの深さ2.5cmの寸法を有して、ボックス本体1に対して蓋をすることができるように、同種断熱材料でつくられたものである。
前記ボックス本体1及びボックス蓋体2の断熱材料としては、一般家庭用のアイスボックスの成形材料である発泡スチロールを用いることができ、発泡スチロール成形品としてのボックス本体1及びボックス蓋体2の内外表面には、蓋をして解凍ボックスを構成した際に、密閉解凍ボックス内の気圏もしくは水圏を外界から完全に遮断するため、非通気性かつ不透水性の保護皮膜を施すことが好ましい。
前記ボックス本体1内には、その縦・横の内のり寸法より僅かに内側寄りの面積を有して、裏面側に支持脚を兼ねた直径8mm、長さ13cmの伝熱用金属棒3bを図2に示されるように、列間隔を5cmにとって横方向に3列、正三角形千鳥状に配列して計17本を溶接等の手段により固着植設してなる厚さ3mmの放熱用金属板3aが落とし込まれ、これによって解凍ボックスの主要部分が構成される。
前記伝熱用金属棒3b多数本固着植設してなる放熱用金属板3aをボックス本体1内に落とし込んだ後、該ボックス本体1の開口部1aに嵌合部2aを嵌合させて、ボックス蓋体2で蓋をした際に、放熱用金属板3aの上部には、蓋内凹部2aをも含めて容積にして約4200cmの解凍室10が、また、放熱用金属板3aの下部には、容積にして約6400cmの保水室20が形成されることとなり、この保水室20には、約6000cm(6リットル)の水道水を保水した水圏が構成される。
図4の矢印で示される順序でボックス本体1内に落し込まれた放熱用金属板3aの上側に、スペーサとして厚さ2mm高さ6cmの金属板周枠部材4を載せ、その上に厚さ1mmの金属蓋板5を載置することができる。
前記金属蓋板5は、必要に応じて多孔板に形成することができ、その上側には、ボックス本体1をボックス蓋体2で蓋をした際に、前記蓋内凹部2bの容積を含めて約1200cmの保冷剤収納室40が形成される。この保冷剤収納室40の機能については後述するが、本実施例に係る解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍に際して、上記金属板周枠部材4及び金属蓋板5は、必ずしも不可欠の構成要素というものではなく、これらを解凍ボックス内に入れなくても、また、入れたままにしておいても、特に問題はない。
前記した放熱用金属板3a、伝熱用金属棒3b、金属板周枠部材4及び金属蓋板5の金属材料としては、いずれも放熱性や伝熱性に富むものが望ましく、加えて食品衛生上の観点からみて、例えば、SUS−304を用いることが好ましい。
図1及び図2において、6及び7は、それぞれ、ボックス本体1の横方向側面に設けられた水位計及び給排水栓取付孔を示し、該取付孔7に取付けられた給排水栓(図示なし)を介してボックス本体1内の保水室20へ水道水を給水することができ、また、保水室20から排水することができる。なお、保水室20に水道水が給水された場合の保水量は、水位計6による水位(W・L)によってこれを知ることができる。また、ボックス本体1の内側表面に水位を示す横線と水道水の量を表す数字などを表示することにより、給水時に注入する水道水の量を目視にて監視することができ、水位計を省くことができる。
縦、横、高さの内のり寸法が、それぞれ16cm、32cm、20cmのボックス本体1内に、裏面に直径8mm、長さ13cmの伝熱用金属(SUS−304)棒3bの17本を、横方向に3列、正三角形千鳥状に配列して固着植設してなる縦及び横寸法がそれぞれ15cm及び30cm厚さ3mmの放熱用金属(SUS−304)板を落し込んだ後、約6000cm(6リットル)の水道水を水位(W・L)約12cmとなるように保水させた上でボックス蓋体2で蓋をして解凍ボックスが構成され冷凍食品の解凍準備がなされる。
上記のように準備された放熱用金属(SUS−304)板3aの下面側には層厚約1cmで容積約500cmの空気層が、同じく上面側には、ボックス蓋体2の蓋内凹部2bの容積をも含めて容積約4200cmの解凍室10が形成されることとなり、この場合、解凍ボックス内の気圏及び水圏の各容積は、それぞれ、約4700cm及び約6000cm(6リットル)となっている。
解凍準備が終わった解凍ボックスを用いて実施する各種冷凍食品の解凍作用を図6ないし図15を参照して以下に説明するが、その場合の初期条件として、冷凍食品は、温度−21℃の冷凍庫で冷凍されて温度−18℃で保存されているものとし、温度25℃前後の室温状態のもとで温度16℃ないし20℃の水道水を用い、初期解凍室温度が23℃ないし25℃で冷凍食品の解凍を開始するものとして以下に説明する。
図6は、前記した態様で準備された冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍カツ用豚ロース肉391g2個の解凍作用を示すグラフ図である。
図6中に記載の初期条件のもとで、冷凍食品であるカツ用豚ロース肉391g2個は、図7で示されるように解凍ボックスの解凍室10内で容積700cmを占めて面積約450cmの放熱用金属(SUS−340)板上に並べて載置されることで、蓋をした解凍ボックス内で冷凍食品の解凍作用が開始される。
図6のグラフからわかるように、解凍室内の気圏温度は、解凍開始後30分で24.5℃から13.5℃まで急速に温度降下し、その後約4時間経過後の17℃まで緩徐に温度上昇する。このような気圏温度変化に対して、保水室内水道水の水圏温度は、解凍開始時の19℃から4時間30分経過後の18℃まで緩徐に温度降下し、解凍時間4時間50分を経過した時点で気圏温度も水圏温度もほぼ同じ17℃に達して解凍作用の概ね完了状態が認められた。
図6に示される実施態様によれば、保水室20内に保水された水道水の水面側は、冷凍食品による放射冷却作用によって水底側に比べてより低温となるように冷却されるため、水道水が保水された保水室20内の水圏では水圏対流現象が生ずることとなる。一方、水底側の水道水温度は、伝熱用金属(SUS−304)棒3bの伝熱作用により、放熱用金属(SUS−304)板3aへ伝えられ、次いで冷凍食品により放射冷却された解凍室10内気圏の下部で放熱作用が行われて解凍室10内下部をあたためるため、解凍室10内の気圏では気圏対流現象が生ずることとなる。
前記した保水室20内水圏での水圏対流現象及び解凍室10内気圏での気圏対流現象を伴って、図6に示されるように4時間50分の経過後には、保水室20内の水圏温度と解凍室10内の気圏温度は、ともにほぼ18℃に落ちついた状態となり、ここで解凍作用が完了することとなる。
解凍終了した前記カツ用豚ロース肉391g2個には、肉汁等のドリップが全く認められず、これらをそのまま直ちに通常の料理に供することができるものであった。解凍室内の湿度を湿度計により観察したところ、解凍中の解凍室内の湿度は常に98パーセントから100パーセントに保たれ、解凍食品の乾燥を防ぐための加湿の必要は全くなかった。
解凍終了後、調理人不在等のために解凍食品を解凍ボックスから直ちに取り出すことをしない場合には、金属板周枠部材4及び金属蓋板5によって形成されている保冷剤収納室40内に解凍食品量に見合った量の保冷剤(不図示)を収納する。このようにすることによって、解凍ボックスは、解凍終了後そのまま保冷庫として機能し、保冷剤量に応じて8時間から9時間にわたって、解凍ボックス内の気圏温度を8℃ないし10℃に保って解凍食品を冷蔵保存することができる。
図8ないし図15は、それぞれの冷凍食品が、若鶏モモ肉500gを1個、牛、豚挽肉508gを1個、カレー用豚角切り506gを1個、帆立貝210gを12個、さば文化干260gを1個、紋甲いか193gを2個、キス100gを5個、大正えび250gを15個である場合において、それぞれの図に記載の初期条件で、前述した実施例に係る同じ解凍ボックスを用いて行なわれた解凍作用を示すグラフ図で、その解凍作用の内容は、図6について説明した解凍作用の内容と概ね同様であり、重複説明は、これを省略する。
本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを示す側断面図。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを示すボックス蓋体を取外した状態の平面図。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを示す正断面図。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスの組立順序を示す分解斜視図。 本発明に係る放熱用金属板に支持脚を兼ねた伝熱用金属棒を溶接により固着植設した態様を示す局所拡大断面図。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(カツ用豚ロース肉)。 図6に示される冷凍食品(カツ用豚ロース肉)391g2個を本実施例の解凍ボックス内放熱用金属(SUS−304)板上に並べて載置した状態を示す平面図。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(若鶏モモ肉)。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(牛、豚挽肉)。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(カレー用豚角切り)。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(帆立貝)。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(さば文化干)。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(紋甲いか)。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(キス)。 本発明の一実施例に係る冷凍食品用解凍ボックスを用いて実施する冷凍食品の解凍作用を示すグラフ図(大正えび)。
符号の説明
1 ボックス本体
1a 開口部
2 ボックス蓋体
2a 嵌合部
2b 蓋内凹部
3a 放熱用金属板(SUS−304)
3b 伝熱用金属棒(SUS−304)
4 金属板周枠部材(SUS−304)
5 金属蓋板(SUS−304)
6 水位計
7 給排水栓取付孔
10 解凍室
20 保水室
30 水道水
40 保冷剤収納室

Claims (6)

  1. 上側を開口部とし、所要の厚み及び縦、横、高さの内のり寸法を有して断熱材料でつくられた有底直方体形状のボックス本体と、前記開口部への嵌合部を有する同種材料でつくられたボックス蓋体と、前記縦、横の内のり寸法より僅かに内側寄りの面積を有して、裏面側に支持脚を兼ねた伝熱用金属棒を多数本固着植設してなる放熱用金属板と、を備え、該放熱用金属板を前記ボックス本体内に落とし込んで前記ボックス蓋体で蓋をして解凍ボックスを構成し、該解凍ボックス内の前記放熱用金属板の上面側及び下面側に、それぞれ解凍室及び保水室を形成し、前記解凍室には解凍すべき所定量の冷凍食品を前記放熱用金属板上に載置して収納するとともに、前記保水室には、被解凍食品量に見合った量の水道水を保水させ、所要時間の経過後に、前記解凍ボックス内の気圏温度と水圏温度とがほぼ等しくなった時点で解凍作用が完結し良品質の解凍食品が得られるようにしたことを特徴とする冷凍食品用解凍ボックス。
  2. 前記放熱用金属板の裏面に固着植設される多数本の伝熱用金属棒は、前記放熱用金属板の面積内で複数列、正三角形千鳥状に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍食品用解凍ボックス。
  3. 前記ボックス蓋体には、その嵌合部内面側に蓋内凹部を設けるとともに、前記ボックス本体内に、落とし込み配設される前記放熱用金属板の上面側にスペーサとしての金属板周枠部材を載置するとともに、該金属板周枠部材上に金属蓋板を配設し、該金属蓋板の上面側における前記ボックス蓋体の蓋内凹部の空間を保冷剤の収納室としたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍食品用解凍ボックス。
  4. 前記した放熱用金属板、伝熱用金属棒、金属板周枠部材、及び金属蓋板の金属材料は、いずれもSUS−304であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷凍食品用解凍ボックス。
  5. 前記ボックス本体及びボックス蓋体は、これらの断熱材料として発泡スチロールを用いるとともに、これらの内外表面に非通気性かつ不透水性の保護皮膜を被着したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の冷凍食品用解凍ボックス。
  6. 前記ボックス本体の一側に水位計を設けるとともに、前記保水室の下部に水道水の給排水栓用取付け孔を設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の冷凍食品用解凍ボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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