JP2006042340A - データ伝送同期化スキーム - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の固定されたクロック周波数を有した通信リンクを介して、任意のクロック周波数においてデータの種類を伝送するシステムを提供する。
【解決手段】 通信リンク上において、受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する伝送器が提供される。通信リンクは第1のクロック信号に同期してデータを伝送する。伝送器は分析ユニット(21)と、タイムスタンプ生成器(24)と、マルチプレクサユニット(22)とを備える。分析ユニット(21)は該ストリーム(10)を分析し、利用可能な同期化情報の型を決定する。タイムスタンプ生成器(24)は、分析の結果に応じて同期化情報(25)を生成する。マルチプレクサユニット(22)は、伝送されるべき該連続的なストリーム(10)に、生成された同期化情報(25)を挿入し、同期化情報(25)とともに該連続的なストリーム(10)を伝送する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通信リンクを介して伝送されたデータの再同期化に関する。詳しくは、本発明は、乗物における通信リンクを介した実時間データの伝送と、受信場所における再同期化との方法およびシステムに関する。
近年、乗物には複数の情報および娯楽の要素が含まれる。そのために、今日の乗物では、乗物における要素を管理するためのインフラストラクチャーとして、高速ネットワークを用い、その要素は相互作用する必要がある。乗物における高速マルチメディアバスの規格としては、MOST(Media Oriented Systems Transport)技術が車載マルチメディアバスとして広く採用されている。このバスにより、娯楽・情報システムの機能ブロック(例えば、CDプレーヤー、DVDプレーヤー、CDチェンジャー、携帯電話、ビデオシステム、および車載PC)間のコスト効率の良い通信が可能になる。MOST規格に記述されたネットワークバスは、24.8メガビット/秒の速度を提供し、それは、コントロールエリアネットワーク(CAN)バスの約100倍である。CANバスは、通常、パワートレイン用途に用いられる。MOSTの仕様は、好適にはプラスチックの光ファイバーであるバスを介して通信する必要のあるハードウェアインターフェースを規定する。
MOSTバス上の通信は、同期領域と非同期領域とを含む所定のフレームに基づく。フレームの同期および非同期領域の長さは任意であり、伝送されるべきメッセージは、複数のフレームにわたって分散され得る。MOST規格は、非同期性のパケット−転送機構も規定しており、各パケットはヘッダ部分とデータ部分とを備える。
MOSTバスは、同期性のサーキットスイッチネットワークである。「同期」は、単一のタイミングマスタが全ネットワークのクロックを定めることを意味する。相応して、他の全ての装置を同期する。
各MOSTフレームは512ビットを含み、3つの別々の部分に分けられる。第1の部分は1バイト長であり、フレームの同期管理を目的とする。第2の部分は、伝送されるデータを含む。最後の部分は1バイト長であり、伝送エラーの検出を可能にする。データ伝送のために1フレームあたり62バイトが残っている。このデータ領域は、異なったデータ型の伝送を目的として3つの異なった部分に分けられ得る。その3つのデータ型とは、同期データ、非同期データ、および制御・状態データである。
タイミングマスタが定めるクロック周波数のすべてにおいてネットワークが動作し得るという点において、MOSTバス構成は拡張性を有するが、個々のMOSTバス実装に供給された周波数においてのみ、バスは動作し得る。通常、乗物に供給されるMOSTバスは固定された同期化スキームを有し、そのスキームは44.1kHzのクロック周波数を有する。上記クロック周波数は、通信リンクを介するオーディオデータの伝送に適合される。
上記MOSTバス実装の問題は、乗物内の情報・娯楽装置間に伝送される別のデータには別のクロック周波数が必要であるということである。従来、個々の装置は、データストリームおよびクロック周波数をバス構成に変換する。上記データ周波数の変換には、固定された通信リンクのデータ周波数にデータ周波数を適合する追加の計算労力が必要である。
上記MOSTバス実装の別の問題は、特定のデータ種類に適合された特定の伝送スキームに限定されるということである。異なったデータ種類の伝送を同一の効率で達成することはできない。
従って、本発明の課題は、所定の固定されたクロック周波数を有した通信リンクを介して、任意のクロック周波数においてデータの種類を伝送する方法およびシステムを提供することである。
この課題は、独立特許請求項の特徴により解決される。
本発明の第1の局面によると、通信リンク上において、伝送器から受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームを伝送する方法が提供される。通信リンクは第1のクロック信号に同期してデータを伝送する。その方法では、連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームを分析し、利用可能な同期化情報の型を決定する。分析の結果に応じて、新たな同期化情報が生成される。生成された同期化情報が、伝送されるべき連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームに挿入される。新たな同期化情報とともに、連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームが伝送される。
本発明のさらなる局面によると、通信リンク上において、受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームを伝送する伝送器が提供される。通信リンクは第1のクロック信号に同期してデータを伝送する。伝送器は分析ユニットと、タイムスタンプ生成器と、マルチプレクサユニットとを備える。分析ユニットは連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームを分析し、利用可能な同期化情報の型を決定する。タイムスタンプ生成器は、分析の結果に応じて同期化情報を生成する。マルチプレクサユニットは、伝送されるべき連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームに、生成された同期化情報を挿入し、挿入された同期化情報とともに連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームを伝送する。
本発明の特定のアプローチにより、伝送されたデータの種類に応じて、受信器のクロックを伝送器のクロックに自動的に同期させることが可能になる。伝送されるべきデータのストリームの利用可能な同期化情報の型に基づいて、受信器を伝送器のクロックに完全に同期させることができるように、適切な同期化情報が生成され、伝送されたデータに含められる。
本発明は、通信リンクの固定された同期化スキームに新たな同期化スキームをオーバーレイし、新たな同期化は、伝送されるべきデータの種類に自動的に適合する。その同期化スキームは伝送クロックとして固定されたクロックのみを用いる。伝送器と受信器とのクロックの同期は、互いに独立して達成される。受信器は、連続的なデータのストリーム内に同期化情報をさらに伝送することにより、伝送器に同期させられる。同期化情報は、伝送されるべきデータの種類に応じた態様で得られる。詳細には、本発明は、利用可能である場合には、伝送されるデータから同期化情報を自動的に利用する。従って、この同期化スキームは、伝送されるべきデータに常に完全に適合される。
本発明の具体的な利点は、全てのデータレートとデータフォーマットの実時間データ伝送が、通信リンクの固定された伝送クロックを越えて実施されることである。
データ伝送は通信リンクの固定されたクロック周波数に基づいて行われるが、受信器の伝送器への再同期化のためのクロック周波数は、伝送クロック周波数と独立である。特に、再同期化クロック周波数は、通信リンククロック周波数より大きいか、あるいは分数倍(fractional multiple)であり得る。これは、通信リンクの固定された同期化を越えて同期化スキームを独立に用いることにより、達成される。
本発明のさらなる利点は、伝送器と受信器とを通信リンクのクロックに同期する必要がないということである。これは、通信リンク上のクロックと独立に、受信器が伝送器のクロックに自動的に同期され得るためである。従って、isynchronous伝送、すなわち、実時間データの同期性の通信リンクにわたる非同期性の伝送が達成される。
好適には、連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームの分析は、別々に供給された情報に基づいて行われる。特に、別々に供給された情報はルックアップテーブルデータ型に格納される。従って、その分析を、別々に供給された情報に基づかせることができ、別々に更新することができる。このようにして、現在の方法および装置をシンプルに適合することができる。例えば、データストリームの分析の間において、新たな符号化基準または伝送基準を考慮に入れる必要があり得る。それは、ルックアップテーブルデータをシンプルに更新することにより達成され得る。
好適には、このために不揮発性の書換え可能なメモリが供給される。このようにして、互いに更新可能なデータに基づいて分析を行うことができる。従って、新たな同期化情報を生成する決定の基準には適合性がある。
好適には、利用可能な同期化情報の型は、連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームにおけるタイムスタンプの検出に基づいて決定される。その検出結果に基づいて、後に生成され、伝送されたデータに含められる同期化情報の種類を、シンプルな態様で選択することができる。
好適な実施形態によると、利用可能なタイムスタンプがないということが決定された場合には、新たなタイムスタンプが同期化情報として生成される。このようにして、パケット化された伝送スキームを用いることにより、受信器側の再同期が可能になる。
好適には、伝送されるべきデータ内において検出されたタイムスタンプが訂正され、訂正されたタイムスタンプが新たな同期化情報を示す。このようにして、シンプルな態様で、通信リンク上の伝送構成に現在の同期化情報を適合させることができる。
好適には、伝送されるべき連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームのクロック信号に基づいて、新たなタイムスタンプが生成されるか、または現存するタイムスタンプが訂正される。従って、通信リンクのクロックと独立に、同期がなされ得る。
タイムスタンプが、伝送されるべきデータストリームに利用可能であるが、クロック信号が利用可能でない場合には、好適には、現存するタイムスタンプが保持され、訂正値により補完される。訂正値は、通信リンクにわたる伝送構成に、現存するタイムスタンプを適合させる。従って、伝送されるべきデータの外部クロック信号が利用可能でない場合においても、シンプルな態様で同期を達成することができる。
好適には、訂正値は、通信リンクのクロックに基づいて生成される。
好適には、受信器は、受信された情報内の訂正値を検出し、それに応じて、クロック信号およびデータストリームを回復するために用いられるスキームを選択する。
従って、本発明により、自動的に同期化スキームをそれ相応に調節することにより、伝送されるべきデータの型に適切に適合することができる。
好適には、タイムスタンプおよび所定のカウント間隔を生成するために、伝送器は、受信された信号に応じてカウント値をカウントアップするカウンタを備える。
好適には、伝送されるべき連続的なデータのストリームにはオーディオおよび/またはビデオデータが含まれる。本発明の同期化スキームを用いることにより、通信リンクのクロックに連続的なデータのストリームのデータレートを適合させる、コストのかかるハードウェアなしに、同一の通信リンク上においてオーディオおよびビデオデータを伝送することができる。
好適には、伝送されるべきデータ内のタイムスタンプの利用可能性は、データフォーマットの識別に基づいて決定される。その識別の結果に応じて、新たな同期化スキームのための同期化情報が、データストリームから取得されるか、または新たに生成される。伝送器はデータフォーマットを決定し、その決定の結果に応じて、タイムスタンプを識別し抽出する。従って、一種類のデータを非効率的な同期化スキームに押し付けることなしに、圧縮されたデータと圧縮されていないデータとをともに適切な態様で伝送することができる。
連続的なデータのストリームのフォーマットが標準化されたフォーマットである場合には、連続的なデータのストリームからタイムスタンプを容易に識別し、抽出することができる。従って、タイムスタンプは、MPEG国際規格に準拠した連続的なデータのストリームの伝送ストリームのシンタックス、プログラムストリームのシンタックス、またはパケット化された基本ストリームのシンタックスから抽出され得る。
好適には、伝送されるべきデータから抽出されたタイムスタンプが訂正されることにより、通信リンクのデータ構成に適合される。従って、通信リンク上の伝送構成(例えば、データレートおよびデータ多重)が連続的なデータストリームの伝送構成と一致しない場合においても、効率的なデータ伝送および同期が可能である。
好適な実施形態によると、本発明は、伝送されるべき連続的なデータのストリームが、データの特性を記述する補助情報を含むか否かを決定する。その決定の結果に応じて、利用可能な補助情報がデータストリームから抽出されるか、または、データが分析されることにより補助情報が得られる。抽出されたか、または得られた補助情報は、伝送の前において、データに挿入される。好適には、所定のデータ伝送スキームに応じて、そのような補助情報の(再)挿入が行われるために、さらなるデータフォーマットの識別プロセスなしに、伝送スキームにより、受信されたデータを適切に処理することができるように、全ての受信ユニットと後処理装置とが適合される。
好適には、データストリームに含まれる補助情報の決定は、別々に供給された情報に基づく。この情報は、ルックアップテーブルデータ型に有利に格納される。このようにして、ルックアップテーブルデータを更新することにより、決定の基準を容易に変更することができる。
好適には、ルックアップテーブルデータは不揮発性の書換え可能なメモリに格納される。
好適な実施形態によると、通信リンク上における伝送のために、伝送器は連続的なデータのストリームからデータパケットを形成する。従って、本発明は、通信リンクの同期化スキームに、異なった同期化スキームをオーバーレイすることにより、内在する通信リンクの伝送可能性をシンプルな態様で高める。
好適には、各データパケットはヘッダ部分とペイロード部分とを備えており、伝送されたデータの特性を示す情報とともに、タイムスタンプはヘッダ部分に挿入される。ヘッダ部分の内容を分析することにより、受信器、特に後処理ユニットは、伝送されたデータを即座に処理し始めることができる。その結果、データストリームの分析と、その特定の詳細の識別とに必要とされる処理能力を、受信側から伝送側へと移すことができる。このことは、多数の受信器に少数の伝送器からのデータを伝送する場合において特に有利である。処理結果に不利に影響を与えることなしに、情報・娯楽システムなどにおいて供給される必要のある総処理電力を低減することができる。
好適には、通信リンクは、国際MOST規格に準拠した車載マルチメディアバスである。本発明をMOSTバスの固定された同期化スキームに適用することにより、MOSTバスにわたるデータの伝送を、シンプルなハードウェア構成を用いることにより全種のデータに適合させることができる。
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
(項目1)
通信リンク(2)上において伝送器から受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する方法であって、該通信リンク(2)は第1のクロック信号に同期してデータを伝送し、
該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を分析し、利用可能な同期化情報の型を決定する工程と、
該分析の結果に応じて新たな同期化情報(25)を生成する工程と、
伝送されるべき該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に該生成された同期化情報(25)を挿入する工程と、
該新たな同期化情報(25)とともに該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する工程と
を包含する、方法。
(項目2)
上記分析する工程が、別々に供給された情報に基づいて上記オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を分析する、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記別々に供給された情報がルックアップテーブルデータ型に格納される、項目2に記載の方法。
(項目4)
上記データ分析のために別々に供給された情報が不揮発性の書換え可能なメモリ(26)に格納される、項目2または3に記載の方法。
(項目5)
上記同期化情報の型を決定する工程が、上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むか否かを決定する、項目1〜4のいずれか1項に記載の方法。
(項目6)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含まないと決定された場合において、上記新たな同期化情報を生成する工程が、該オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に挿入されるべき新たなタイムスタンプ(300)を生成する、項目5に記載の方法。
(項目7)
上記新たなタイムスタンプ(300)が、伝送されるべきデータのストリーム(310)への挿入位置と、第2のクロック(44)とに基づいて生成され、該第2のクロック(44)が上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロックである、項目6に記載の方法。
(項目8)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むと決定された場合において、上記新たな同期化情報を生成する工程が、該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)から得られた利用可能なタイムスタンプ(910)の値を訂正する、項目5に記載の方法。
(項目9)
上記利用可能なタイムスタンプ(910)が、伝送されるべきデータのストリーム(310)への挿入位置と、第2のクロック(44)とに基づいて訂正され、該第2のクロック(44)が上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロックである、項目8に記載の方法。
(項目10)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むと決定された場合において、上記新たな同期化情報を生成する工程が、利用可能なタイムスタンプ(910)の各々を保持し、現存するタイムスタンプ(910)の各々に対して訂正値(950)をさらに生成する、項目5に記載の方法。
(項目11)
上記同期化情報の型を決定する工程が、上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロック(44)が利用可能であるか否かをさらに決定し、利用可能な該クロックがないと決定された場合において、上記訂正値(950)が生成される、項目10に記載の方法。
(項目12)
上記訂正値(950)が上記第1のクロックに基づいて生成される、項目10または11に記載の方法。
(項目13)
上記第2のクロック信号(44)が、連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(43)を供給する処理ユニット(42)から受信される、項目7または9に記載の方法。
(項目14)
上記新たな同期化情報(25)を生成する工程が、上記第1のクロック信号または上記第2のクロック信号(44)に基づいてカウント値をカウントアップする、項目1〜13のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
上記分析する工程が上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の上記データのデータフォーマットを識別する工程を包含する、項目1〜14のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、上記タイムスタンプ(910)がMPEG基準タイムスタンプである、項目5〜15のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
上記MPEG基準タイムスタンプが上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の伝送ストリームのシンタックス、プログラムストリームのシンタックス、またはパケット化された基本ストリームのシンタックスから取得される、項目16に記載の方法。
(項目18)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の伝送ストリームフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、現存するタイムスタンプが該伝送ストリームのプログラムクロック基準タイムスタンプである、項目16または17に記載の方法。
(項目19)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のプログラムストリームフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、上記タイムスタンプが該プログラムストリームのシステムクロック基準タイムスタンプである、項目16または17に記載の方法。
(項目20)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のパケット化された基本ストリームフォーマットがMPEG国際基準に準拠しており、上記タイムスタンプが該パケット化された基本ストリームの基本ストリームクロック基準タイムスタンプである、項目16または17に記載の方法。
(項目21)
上記受信された連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)が、伝送されるべきデータの特性を記述する補助情報(23)を含むか否かを決定する工程と、
補助情報(23)が該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に含まれると決定された場合において、該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)から該補助情報(23)を取得する工程と、
補助情報(23)が該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に含まれないと決定された場合において、該連続的なデータのストリーム(10)を分析し、該分析の結果に基づいて該補助情報を生成する工程と、
伝送されるべきデータ(11)に該補助情報を挿入する工程とをさらに包含する、項目1〜20のいずれか1項に記載の方法。
(項目22)
上記含まれた補助情報の決定が、別々に供給された情報に基づく、項目21に記載の方法。
(項目23)
上記別々に供給された情報がルックアップテーブルデータ型に格納される、項目22に記載の方法。
(項目24)
上記別々に供給された情報が不揮発性の書換え可能なメモリ(26)に格納される、項目22または23に記載の方法。
(項目25)
上記補助情報が、後処理装置(40)に必要とされる情報に関連する、項目21〜24のいずれか1項に記載の方法。
(項目26)
上記補助情報が、伝送されるべき上記オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の符号化パラメータを識別する、項目21または25に記載の方法。
(項目27)
上記通信リンク(2)上において伝送するために上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)からデータパケット(11)を形成する工程をさらに包含する、項目1〜26のいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
各データパケット(11)が、上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を受信するためのペイロード部分(15)と、制御情報を受信するヘッダ部分(17)とを備えており、上記同期化情報(25)が該ヘッダ部分(17)に挿入される、項目27に記載の方法。
(項目29)
各データパケット(11)の上記ヘッダ部分(17)に上記補助情報を挿入する工程をさらに包含する、項目28に記載の方法。
(項目30)
上記通信リンク(2)が車載マルチメディアバスである、項目1〜29のいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
上記車載マルチメディアバスが、国際MOST基準に準拠して構成される、項目30に記載の方法。
(項目32)
通信リンク(2)上において受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する伝送器であって、該通信リンク(2)は第1のクロック信号に同期してデータを伝送し、
該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を分析し、利用可能な同期化情報の型を決定する分析ユニット(21)と、
該分析の結果に応じて同期化情報(25)を生成するタイムスタンプ生成器(24)と、
伝送されるべき該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームに該生成された同期化情報(25)を挿入し、該挿入された同期化情報(25)とともに該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームを伝送するマルチプレクサユニット(22)と
を備える、伝送器。
(項目33)
上記分析ユニット(21)が、別々に供給された情報に基づいて上記オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を分析する、項目32に記載の伝送器。
(項目34)
上記別々に供給された情報がルックアップテーブルデータである、項目33に記載の伝送器。
(項目35)
上記データ分析のために別々に供給された情報を格納する不揮発性の書換え可能なメモリ(26)をさらに備える、項目32または33に記載の伝送器。
(項目36)
上記分析ユニット(21)が、上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むか否かを決定するように適合される、項目32〜35のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目37)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含まないと決定された場合において、上記タイムスタンプ生成器(24)が、該オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に挿入されるべき新たなタイムスタンプ(300)を生成する、項目36に記載の伝送器。
(項目38)
上記タイムスタンプ生成器(24)が、伝送されたデータのストリーム(310)への挿入位置と、第2のクロック(44)とに基づいて上記新たなタイムスタンプ(300)を生成し、該第2のクロック(44)が上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロックである、項目37に記載の伝送器。
(項目39)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むと決定された場合において、上記タイムスタンプ生成器(24)が、該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)が提供している利用可能なタイムスタンプ(910)の値を訂正することにより、新たな同期化情報(25)を生成する、項目36に記載の伝送器。
(項目40)
上記タイムスタンプ生成器(24)が、伝送されたデータのストリーム(310)への挿入位置と、第2のクロック(44)とに基づいて、上記利用可能なタイムスタンプ(910)を訂正し、該第2のクロック(44)が上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロックである、項目39に記載の伝送器。
(項目41)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むと決定された場合において、上記タイムスタンプ生成器(24)が、利用可能なタイムスタンプ(910)の各々を保持し、該利用可能なタイムスタンプ(910)の各々に対して訂正値(950)をさらに生成する、項目36に記載の伝送器。
(項目42)
上記分析ユニット(21)が、上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロック(44)が利用可能であるか否かを決定するようにさらに適合されており、
該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に利用可能なクロック(44)がないと決定された場合において、上記タイムスタンプ生成器(24)が上記訂正値(950)を生成する、項目41に記載の伝送器。
(項目43)
上記タイムスタンプ生成器(24)が、上記第1のクロックに基づいて上記訂正値(950)を生成する、項目41または42に記載の伝送器。
(項目44)
上記タイムスタンプ生成器(24)が、上記第1のクロック信号または上記第2のクロック信号(44)に基づいてカウント値をカウントアップすることにより、上記新たな同期化情報(25)を生成する、項目36〜43のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目45)
上記分析ユニット(21)が、上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の上記データのデータフォーマットを識別する、項目36〜44のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目46)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、上記タイムスタンプ(910)がMPEG基準タイムスタンプである、項目39〜45のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目47)
上記タイムスタンプ生成器(24)が、上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の伝送ストリームのシンタックス、プログラムストリームのシンタックス、またはパケット化された基本ストリームのシンタックスから上記MPEG基準タイムスタンプを取得する、項目46に記載の伝送器。
(項目48)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の伝送ストリームフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、上記タイムスタンプが該伝送ストリームのプログラムクロック基準タイムスタンプである、項目45または47に記載の伝送器。
(項目49)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のプログラムストリームフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、上記タイムスタンプが該プログラムストリームのシステムクロック基準タイムスタンプである、項目46または47に記載の伝送器。
(項目50)
上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のパケット化された基本ストリームフォーマットがMPEG国際基準に準拠しており、現存するタイムスタンプが該パケット化された基本ストリームの基本ストリームクロック基準タイムスタンプである、項目46または47に記載の伝送器。
(項目51)
上記分析ユニット(21)が、
上記受信された連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)が、伝送されるべきデータの特性を記述する補助情報(23)を含むか否かを決定し、
補助情報(23)が該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に含まれると決定された場合において、該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)から該補助情報(23)を取得し、
補助情報(23)が該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に含まれないと決定された場合において、該連続的なデータのストリーム(10)を分析し、該分析の結果に基づいて該補助情報(23)を生成し、
伝送されるべき該データへの挿入のために上記マルチプレクサ(22)に補助情報(28)を供給するように適合される、項目36〜50のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目52)
上記含まれた補助情報の決定が、別々に供給された情報に基づく、項目51に記載の伝送器。
(項目53)
上記別々に供給された情報がルックアップテーブルデータ型に格納される、項目52に記載の伝送器。
(項目54)
上記別々に供給された情報が不揮発性の書換え可能なメモリ(26)に格納される、項目52または53に記載の伝送器。
(項目55)
上記補助情報(23)が、後処理装置(40)に必要とされる情報に関連する、項目51〜54のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目56)
上記補助情報(23)が、伝送されるべき上記オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の符号化パラメータを識別する、項目51〜54のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目57)
上記マルチプレクサ(22)が、上記通信リンク(2)上において伝送するために上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)からデータパケット(11)を形成するようにさらに適合される、項目36〜53のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目58)
各データパケット(11)が、上記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を受信するためのペイロード部分(15)と、制御情報を受信するヘッダ部分(17)とを備えており、上記同期化情報(25)が該ヘッダ部分(17)に挿入される、項目54に記載の伝送器。
(項目59)
上記マルチプレクサ(22)が、各データパケット(11)の上記ヘッダ部分(17)に上記補助情報を挿入するようにさらに適合される、項目55に記載の伝送器。
(項目60)
上記通信リンク(2)が車載マルチメディアバスである、項目36〜56のいずれか1項に記載の伝送器。
(項目61)
上記車載マルチメディアバスが、国際MOST基準に準拠して構成される、項目57に記載の伝送器。
(項目62)
通信リンク(2)上において伝送器から受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する車載情報・娯楽システムであって、該通信リンク(2)は第1のクロック信号に同期してデータを伝送し、該車載情報・娯楽システムは該連続的なデータのストリーム(10)を伝送する伝送器(4)と、該通信リンク(2)から連続的なデータのストリーム(310)を受信する受信器(7)とを備えており、該伝送器(4)が項目36〜58のいずれか1項に記載のものである、車載情報・娯楽システム。
(項目63)
上記受信器(7)が、上記通信リンク(2)から、上記同期化情報(25)とともに上記伝送されたデータ(310)を受信し、該受信されたデータ(310)から該同期化情報(25)を抽出し、該抽出された同期化情報(25)に基づいてクロック信号(39)を回復し、該受信されたデータ(310)と該回復されたクロック信号(39)とに基づいて連続的なデータのストリーム(330)を再構成し、該回復されたクロック信号(39)とともに該再構成されたデータのストリーム(330)を出力するように適合される、項目59に記載の車載情報・娯楽システム。
(項目64)
上記受信器(7)が、上記同期化情報(25)としてタイムスタンプ(910)と、訂正値(950)とを抽出する、項目60に記載の車載情報・娯楽システム。
(項目65)
上記受信器(7)が、上記受信されたデータのストリーム(310)を分析することにより、上記受信された同期化情報が訂正値(950)を含むか否かを決定し、該決定に応じて上記データのストリーム(330)を再構成するようにさらに適合される、項目61に記載の車載情報・娯楽システム。
(項目66)
各訂正値(950)が、受信されたデータのストリーム(945)の個々のデータパケット(900)の時間に対するオフセット(980)を示す、項目64または65に記載の車載情報・娯楽システム。
(項目67)
上記データストリーム(330)内の上記受信されたデータパケット(900)の各々の個々の部分が、訂正値(950)により示される上記オフセット(980)に基づいて決定される、項目66に記載の車載情報・娯楽システム。
(項目68)
上記クロック信号(39)が、上記再構成されたデータストリーム(330)の上記タイムスタンプ(910)に基づいて回復される、項目67に記載の車載情報・娯楽システム。
(摘要)
本発明により、所定の伝送クロックの通信リンク上において、全てのデータの種類の伝送および再同期が可能になる。利用可能な同期化情報の異なったオプションが分析され、その結果に基づいて適切な同期化スキームが選択される。
本発明のさらなる実施形態は、従属している特許請求の範囲の主題である。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面に示されるように、以下のより詳細な記載から明らかになり得る。
本発明の例示的実施形態は図面への参照によって記載される。
本発明に従った実時間のデータ伝送の一般的な構成は、図1のブロック図において概略的に示される。伝送システムは好ましくは情報・娯楽システムの一部であり、ビデオおよび/またはオーディオデータをデータソース1からデータ受信器3に伝送するために適合される。データソースは、CD、DVD、(カー)ラジオ、携帯電話、カーナビゲーションシステム、インターネット接続装置などからのビデオおよび/またはオーディオデータを提供し得る。受信器3は、好ましくはディスプレイ上にまたは拡声器によって受信データを再生するために、適合される。
データソース1はインターフェース4に伝送されるデータを供給する。インターフェース4は本発明に従い、データを適合し、通信リンク2にデータを伝送する。インターフェース4によって処理されるデータはバス送受信器5に供給される。バス送受信器5はデータを通信リンク2に挿入する。インターフェース4およびバス送受信器5は別の装置である必要はない。それぞれの機能性は、インターフェース4またはバス送受信器5に含まれ得る。
通信リンク2は、異なる装置が連続に接続されるMOSTネットワーク接続であることが好ましい。
受信ユニットはまた、通信リンク2への接続を確立するためにバス送受信器6を備える。受信データはインターフェース7に供給される。伝送器から送信された連続のデータストリームを再構成するためである。再び、インターフェース7およびバス送受信器6は、伝送器のインターフェース4およびバス送受信器5に関連して既に記載されたように、単一ユニットに組み込まれ得る。再構成されたデータはそれからデータ受信器3に供給されてさらに処理される。
破線で示されるように、伝送システムは、MOSTネットワークの内部同期スキームおよび受信器のクロックをソースクロックに同期するための外部同期スキームを備える。伝送される予定のデータはバス送受信器5とバス送受信器6の間の固定された同期スキームに基づいて通信リンク2に伝送される。伝送されたデータの再同期は、伝送側の伝送されたデータストリームに挿入されたタイムスタンプに基づいて、受信器のインターフェース7において達成される。
伝送場所から受信場所に連続したデータストリームを伝送するために、連続したストリームはまず複数のデータパケット11に分けられる。これらのデータパケットは通信リンク2に挿入される。受信器において、元のデータストリームに対応する連続のデータストリームを出力するために、データパケットは通信リンク2から受信され、再構成される。
本発明の目的は、元の連続したデータストリーム10の正確な再構成および伝送器のクロックへの再同期を可能にする制御スキームを提供することで、データパケット11の形態でデータ伝送を促進することである。
そのようなデータパケット11の構成は図2に示される。それぞれのデータパケットはヘッダ部分17およびデータまたはペイロード部分15を備える。ペイロード部分15は、受信器によって再生されるオーディオおよび/またはビデオデータのみを含む。ヘッダ部分17は、マルチメディアネットワーク制御および特に信頼の置けるパケット伝送のために必要な制御情報を含む。さらに、ヘッダ部分17は17a、17b、17cといういくつかの部分を含む。これらの部分はペイロード部分15のデータに関する補助情報を含む。これらのデータは、受信された連続のデータストリーム10からは分離し、ヘッダ生成ユニット16によってヘッダ部分17に挿入される。受信器側では、オーディオ/ビデオ再生のために必要なこれらの補助データは、再構成されたデータストリームに再び挿入されるかまたはその再構成のために用いられる。
オーディオ/ビデオデータとそれらの補助データを分離するために、受信器および伝送器側のインターフェース4,7は適合されて、たとえば、MPEGフォーマットに従ったビデオデータ、あるいはPCM、MP3、WMA、AC3などのフォーマットに従ったオーディオデータなどの複数のユーザーデータフォーマットを処理する。異なる型のデータストリーム内でのユーザーデータおよび補助データのための事前定義ポジションまたは表示に基づいて、確実な分離が達成され得る。
図3は本発明のマルチメディアシステムの原理を概略的に示す。元のデータストリーム10は複数のデータパケット11に分けられる。それぞれのデータパケット11は、伝送されたデータストリーム310内における各々のデータパケット11の位置を示す同期化情報25を含む。同期化情報25は、特にタイムスタンプの形態で、伝送器の現在のクロックを受信ノードに連続的に伝送する。このために、あらゆる適切な種類のポインタが用いられ得る。たとえば、カウント値、タイムデータ、他の種類のデータなどである。
データパケット11はデータストリーム310として通信リンク2に挿入され、それぞれのデータパケットの制御情報内に示されるそれぞれの受信器に伝送される。
特定の受信器の受信されたデータパケット12は処理され、再生装置に出力されるデータストリーム330を形成する。これは、受信側において伝送器のクロックを再構成するために用いられる抽出された同期化情報25によって達成される。従って、元のデータストリーム10は確実に再構成され、再同期される。
通信リンク2に挿入するために連続したデータストリームを処理するためのインターフェース4の例示的な実施形態が図4に概略的形式で示されている。伝送されるデータは特定のデータフォーマットに制限されていないが、圧縮されたデータまたは圧縮されていないデータなどの異なる種類のデータが効果的な方法で伝送される。データシステムは、たとえばそのもののPCMクロックを有するPCMデータから成る可能性がある。同一のインターフェース4はまた、そのものの同期化情報を既に含む圧縮されたデータフォーマットに自動的に適合する。
受信した連続のデータストリームはまず分離ユニット20に供給される。分離ユニットはそれぞれのデータを分析し、伝送されるデータの種類を識別する。
連続したオーディオおよび/またはオーディオデータ10の受信ストリームはまず分離ユニット20および分析ユニット21に供給される。分析ユニット21は受信されたデータを分析し、伝送されるデータの種類を識別する。特に、データフォーマットが決定される。データフォーマットは次のうち少なくとも1つを含む:圧縮(または圧縮されていない)の種類、パケット(たとえば、プログラムストリーム、輸送システム、パケットなし)の種類、データレートなど。
識別結果によって、新しい同期スキームに同期化情報を提供するための適切なアプローチが選択される。特に、データストリーム10からの有効な同期化情報が取り出され、通信リンク2に伝送されたデータに適切に組み込まれるか否かが決定される。
決定順序はデータフォーマット特性に基づいて実行される。データフォーマット特性は、分析ユニット21に接続したメモリ26にあらかじめ格納されている。
メモリ26は、分析ユニット21によって実行される分析の元となる情報を格納するために不揮発性で書換え可能なメモリであることが好まれる。好ましい実施形態に従って、分析の元となる情報はルックアップテーブルデータの形態で格納される。データストリームのフォーマットおよび/または同期の詳細に従って、処理情報は、伝送器4によってどのようにデータを処理するかを示す。特に、ルックアップテーブルは特定の種類の同期化情報25が生成される条件を示す。
同期化情報が単純な方法で更新されるのは、そのようなメモリの特に利点である。分離したメモリ26はその内容を分析ユニット21に供給する。メモリ内容をそれぞれに更新することによって、分析は高められるかまたは適合される。特に、たとえば、新しい圧縮水準またはパケットフォーマットなどの処理される新しい種類のデータは単純な方法で更新される。
分離ユニットは個々に、いずれの補助情報とも無関係なオーディオおよび/またはビデオデータ14を提供する。補助情報23は別の出力である。受信データ10がいかなる補助情報も含んでいない場合、分析ユニットは好ましくは受信データストリーム10を分析し、特定のそのパラメータを抽出する。メモリ26に格納されたルックアップテーブルからあらかじめシステムに周知であるオーディオおよび/またはビデオフォーマットに基づいて、分析ユニット21は、一般的に、受信されたデータを分析する。検出されたデータフォーマット次第で、オーディオおよび/またはビデオサンプル値は補助情報から分離されて、生成される同期化情報の種類が決定される。
メモリ26はあらかじめ適合されて、MPEG(PS−プログラムストリーム、TS−輸送システム)のような伝送フォーマット、S/PDIF(Sony/Phillipsデジタルインターフェース)のようなインターフェースフォーマット、I2Sなどの関連したデータフォーマットおよび、PCM、MP3、WMA、AC3、DTS、MLPのような関連したデータ型フォーマットを分析ユニット21が分析および識別できるようにする。
好ましい実施形態に従って、分離ユニット20は、本発明のマルチメディアシステムにおいてさらに用いるために、可能であれば、受信データストリームから既存のタイムスタンプまたは任意の種類のクロック参照情報を抽出する。そのような同期化情報を備えるデータフォーマットを検出すると、抽出操作は自動的に初期化される。
受信されたデータ10はまた伝送前に受信されたデータフォーマットとは異なる特定のデータフォーマットに変換され得る。受信側の受信されたデータフォーマットの再構成および/またはさらなる処理を有効にするために、受信されたデータフォーマットはそれからデータパケット11のヘッダ部分17における補助情報として伝送される。
マルチプレクサ22はオーディオおよび/またはビデオデータ14とヘッダ情報17を組み合わせる。ヘッダ情報17は、マルチメディアネットワーク制御(図示されず)に必要な補助情報23、タイムスタンプ25、さらなる制御情報を含む。タイムスタンプ25はタイムスタンプ生成器24から受信される。生成器24は、分析ユニット21から受信する制御情報に従って受信側において伝送されたデータの再同期を可能にするクロック参照情報を提供する。
好ましい実施形態に従って、タイムスタンプ生成器24は、参照クロック情報25としてのタイムデータまたはカウント値を生成する。これらのデータは、内部クロックに基づいてまたは外部装置から受信したクロックによって生成され得る。別の実施形態に従って、参照クロック情報27、特にタイムスタンプは、連続した入力データストリーム10から抽出され、このために用いられる。タイムスタンプ生成器24の詳細な説明は図5に関連して以下に提供される。
マルチプレクサ22は、それぞれのソースからの別々の情報を受信し、通信リンク2へ伝送するため、各々のデータパケット11を提供するために同様に組み合わせる。
対応する受信インターフェース7が概略的に図5に示される。通信リンク2から受信するデータパケット12はデマルチプレクサ30に供給される。デマルチプレクサ30は、データパケット12からの異なる種類の情報31、32を分離し、同様に別々に提供する。特に、デマルチプレクサ30は、オーディオおよび/またはビデオデータ31(補助情報を含む)およびタイムスタンプ32を抽出する。デパケッタイザ(de−packetizer)34は、受信したユーザーデータパケット31から連続したオーディオおよび/またはビデオデータ35ストリームを生成し、受信したデータパケット31から補助情報33をさらに抽出する。
タイムスタンプ抽出器36は、受信されたデータパケット12から同期化情報を抽出し、抽出された同期化情報37をクロック生成器38に提供する。クロック生成器38は、受信した同期化情報37に基づいて新しいクロック39を生成する。
オーディオおよび/またはビデオデータ35、補助情報33、新しいクロックは、受信されたデータをさらに処理するために、後処理装置40に提供される。後処理装置40は、たとえば、再生するために受信したオーディオおよび/またはビデオデータをデコードし得る。後処理(特にデコード処理)は、補助データ33によって単純化される。補助データ33に含まれるデータ特性に基づいて、時間のかかる検出操作およびそれゆえに受信器側で必要な処理能力の供給が回避される。
ユーザーデータが共通のデータフォーマットに変換される場合、デパケッタイザ34に置換するまたは含まれるデータ変換器において、補助データ33内で伝送されるフォーマット情報に基づき、抽出されたユーザーデータ31は元のデータフォーマット35に変換される。
伝送インターフェース45の詳細な構成は図6に関連して記載される。伝送されるデータはデータソース41に起因する。データソース41は、CDまたはDVDのようなデータ格納装置、またはデータネットワーへの接続、またはインターネットまたはラジオネットワークへの接続を提供する放送網であり得る。
再生された/受信されたデータは処理ユニット42に供給される。処理ユニット42は、処理されたデータ43を遠隔装置に伝送するために受信されたデータを処理するように適合されている。処理ユニット42はCDプレーヤー、DVDプレーヤー、DVB受信器、カーナビゲーションシステム、携帯電話、カーラジオなどであり得る。出力データ43は一般的に、MPEG(PS−プログラムストリーム、TS−輸送システム)のような伝送フォーマット、S/PDIF(Sony/Phillipsデジタルインターフェース、標準オーディオ伝送フォーマット)またはI2Sのようなインターフェースフォーマット、およびPCM、MP3、WMA、AC3、DTS、MLPのようなデータ型フォーマットのような標準化したデータフォーマットに従う。
データ43は、通信リンクの遠隔装置に伝送されるために処理ユニット42から伝送インターフェース45への入力である。
伝送されたデータはまずオーディオフォーマット適合装置AFA46に供給される。装置AFA46は基本的に、分離ユニット20および図4の分析ユニットに対応する。AFAユニット46は、データフォーマットを決定するために受信したデータストリーム43を分析する。抽出されたオーディオおよび/またはビデオデータ47はパケッタイザ(packetizer)50に転送される。受信データ43に含まれるさらなる補助情報は、検出されたデータフォーマットに基づいて分離され、MOSTマルチプレクサ54に転送される。
受信データストリーム43に有効な同期化情報に対する分析結果は、主に識別されたデータ伝送フォーマットに基づいている。検出結果次第で、AFAユニット46は、伝送されたデータパケットへ挿入するための参照クロック情報として用いるために受信したデータストリーム43から同期化情報48を抽出するか、または、この情報をそのまま生成する。加えて、同期化情報48、53を生成するためまたは適合するために、外部クロック参照信号44はタイムスタンプ生成器52に提供される。
オーディオまたはビデオデータ47のストリームはパケッタイザ50に供給される。連続したデータストリームをあらかじめ定義されたサイズのデータパケットに分けるためである。結果として生じたデータパケットはMOSTマルチプレクサ54に供給される。
代替の実施形態に従うと、パケッタイザ50およびMOSTマルチプレクサ54は単一の処理ユニットに組み込まれ得る。さらなる好ましい実施形態に従って、タイムスタンプ生成器52はまたMOSTマルチプレクサ54と組み込まれ得る。
マルチプレクサ54は、パケタイザ50から受信したデータパケット51にヘッダ部分を加える。データ部分は、通信リンク2におけるパケット処理に不可欠な制御情報、元のデータストリーム43から抽出された補助情報49、参照クロック情報53を含む。データパケット55は、好ましくはMOSTネットワークである通信リンクへの出力である。
代わりに、通信リンクに挿入される前に、データパケットは暗号化ユニット56を通る。データパケットの暗号化は、通信リンクに伝送されたデータへの非認証接続を防止する。
別の好ましい実施形態に従って、暗号化ユニットは、パケッタイザ50から出力されたデータを暗号化するために、伝送器インターフェース45に組み込まれる。
対応する方法において、データは受信側において解読される。暗号解読ユニットは受信器インターフェース7の前にまたはそこに組み込まれて提供される。
図6のタイムスタンプ生成器52または図4のタイムスタンプ生成器24の特定の実行は図7に示され、図8〜10に参照して詳細が記載される。
図8〜10は、連続したオーディオおよび/またはビデオデータ10ストリームを伝送する場合に、同期化情報を生成および使用する異なるアプローチを示す。アプローチは、どのように新しい同期化情報25が生成されるかという方法によって変わる。異なるアプローチは、伝送されるオーディオおよび/またはビデオデータ10の連続ストリームのデータフォーマットおよび対応するクロック信号の利用可能性に基づいて選択される。
第1のアプローチは図8に関連して記載される。図示されたアプローチは、組み込まれた参照クロック情報を有さないあらかじめ定義されたデータフォーマットの伝送に適用可能である。たとえば、MPEG規格の基本ストリームまたはパケット化された基本ストリームはそのような参照クロック情報を含まない。基本ストリームはMPEGビットストリームの最も基本的な構成要素である。それぞれの基本ストリームは単一の(通常圧縮された)データ型を含む。それぞれの基本ストリームはパケット化されたそれぞれの基本ストリームパケットのストリームに形成される。パケット化されたそれぞれの基本ストリームパケットは固定されたまたは可変のサイズブロックを有する可能性がある。
同期化情報を有さないそのようなデータストリームは、I2SおよびS/PDIFのようなインターフェースにさらに提供される。
受信されたデータパケット11の形態のオーディオおよび/またはビデオデータ10ストリームを伝送する場合、それぞれのパケット11は同期化情報25を伴って提供される。同期化情報はタイムスタンプ300の形態でそこに挿入され、好ましくはヘッダ部分に挿入されている。受信されたデータ10の連続ストリームに基づいてデータをパケットする場合、通信リンク2の伝送レートは、データ10の連続ストリームに必要なデータレートを通常上回る。このように、データパケットの伝送は通信リンクのデータレートを、データ10の連続ストリームの伝送に必要なそれに適合するために、時としていかなるデータも含まないスタッフィング(stuffing)パケットを挿入する必要がある。そのようなスタッフィングパケットは図8における参照数字320によって示される。
タイムスタンプ300それぞれのタイムスタンプ値は、データ10の連続ストリームのクロック信号に基づいて計算される。たとえば、伝送されるオーディオデータストリームは、27MHzのシステムクロックに基づいている可能性がある。このクロック信号に基づいて、タイムスタンプカウンタは、伝送されるデータ310のストリームに挿入されるタイムスタンプ値を計算する。
図7に示されるタイムスタンプ生成器52は、42ビットタイムスタンプ値を生成させるための特定の実行である。タイムスタンプ生成器は、9ビットカウンタ60および33ビットカウンタ61から成る直列のカウンタ構成を備える。第1のカウンタ60は9ビットカウンタであり、たとえば、オーディオデータストリームの27MHzである、供給されたクロック信号44に従ってカウント値をカウントアップする。
毎回、9ビットカウンタ60は規定のカウント値に達し、桁上げ信号62が発行されて第2の33ビットカウンタ61に供給される。あらかじめ定義されたカウント値は300に設定され得る。それは、27MHzの入力クロック周波数を受信して90kHzの周波数を有する場合、第2のカウンタ61に対して62に桁上げを生成するためである。毎回、第1のカウンタ61はあらかじめ定義されたカウント値に達し、第1のカウンタ60はリセットされる。第1のカウンタ60および第2のカウンタ61のカウント結果は、データパケット11に挿入するための42ビットタイムスタンプ値53を形成するために組み合わされる。
伝送器ならびに受信器は、データの連続ストリームを処理する場合に一定の処理遅延305、325を必要とする。データストリーム310に対するタイムスタンプ値300の生成が各々のパケット位置、特にスタッフィングパケットから生成するオフセットを考慮に入れる一方で、受信器の一定の処理遅延は、それぞれがタイムスタンプ値300に対する正確な位置を有する受信されたデータパケット12の単純な抽出ができるようになる。
既に記載されたアプローチは、システムクロック参照信号が有効な場合に、そこに含まれているタイムスタンプ情報を有さないデータストリームに最適である一方、図9に示されるアプローチは、連続したオーディオおよび/またはビデオデータ10ストリームがそこに含まれるタイムスタンプ910を既に有する場合に用いられる。そのようなデータストリームは、たとえば、光ディスクプレイヤーから提供され得る。光ディスクプレイヤーはプログラムストリーム内にタイムスタンプを有するデータストリームを提供する。
既に含まれるタイムスタンプ910を有するデータフォーマットが検出されると、タイムスタンプ値を、伝送されるデータ310ストリーム内のパケット位置900に適合するために、タイムスタンプは「再スタンプ」の対象となる。このため、タイムスタンプ値910はデータ10ストリームから抽出され、データパケット900の挿入位置に従って訂正される。
有効なタイムスタンプ値910を訂正されたタイムスタンプ値920に変換するための訂正順序は図7へ参照することで説明される。既に記載されたアプローチとは対照的に、タイムスタンプ生成器52は現在値63からカウント順序を開始する。現在値63は、データ10の連続ストリームから獲得されたタイムスタンプ910に対応する。データ10の連続ストリームとともに受信されたシステムクロック44に従って、カウント値はカウントアップされる。このように、既存のタイムスタンプ値910は、通信リンク2に伝送されたデータ310のストリーム内の挿入位置に対応して訂正され得る。
再び、一定の処理遅延305、325が出力ストリーム330の単純な再構成を可能にする一方で、それぞれのパケット900はそのタイムスタンプ値920に対応する位置を有する。
図9が、含まれるタイムスタンプを有する連続のデータストリームのためのタイムスタンプ生成アプローチを示し、システムクロック信号がさらに加えられる一方で、図10に示されるアプローチはさらなるシステムクロック参照44を提供しない。たとえば、DVB信号はタイムスタンプ値を提供するが、システムクロック参照は加えられない。このように、図9に示されるアプローチは適用可能でない。
既に記載されたアプローチとは対照的に、既存のタイムスタンプ値910は維持され、受信器への伝送のために置換されなければ、修正もされない。伝送されたデータ310のストリーム内のそれぞれのデータパケット900の同期化情報を適合するために、訂正値950が生成され、既存の同期化情報910の補充性情報として挿入される。訂正値980の決定は伝送器のクロックに基づいている。
同期化情報950は、元の位置と比べられる時間に対してそれぞれのデータパケット900のオフセットを訂正する。オフセット値980は訂正値950に反映され、データパケット900、好ましくはそのヘッダ部分に挿入される。
受信器側では、受信されたそれぞれのデータパケット900の位置はまず決定され、訂正値950に基づいて調整される。これは次のように達成され得る。つまり、一定の遅延970(好ましくは一定のメモリ遅延)を受信されたそれぞれのデータパケットに適用して、訂正値950から獲得された各々のオフセット値980に従って、そこから各々のデータパケット900を抽出することである。受信されたすべてのデータパケットを干渉するための一定の遅延値970は、最大のタイムシフト980を上回る一定値である必要があることが留意されるべきである。
そのようなアプローチは同期した伝送の必要を回避し、データの同期伝送、特にオーディオおよび/またはビデオデータの実時間の適用のためにパケット化された伝送メカニズムを使用することが可能である。同期スキームをデータフォーマットに適切に適用するために、データ内の有効な同期化情報が識別され、効率的な伝送および再同期のために再使用される。このように、データの認識されない、効率的な伝送はパケットを基にした伝送ネットワークによって達成される。
要約すると、本発明は、あらかじめ定義された伝送クロックの通信リンクに伝送されたあらゆる種類のデータの伝送および再同期を可能にする。有効な同期化情報の異なる選択肢は分析され、その結果に基づいて、適切な同期スキームが選択される。
本発明に従って通信リンクにデータを伝送する伝送システムの構成を概略的に示す。 固定された同期スキームを用いて通信リンクに伝送するためのデータパケットの構成を概略的に示す。 通信リンクに提供された伝送スキームから独立した受信器側における再同期を可能にするためのデータパケットの形態の連続したデータストリームの伝送を概略的に示す。 本発明に従って、通信リンクにおけるデータパケットを伝送するための伝送器の概略的なブロック図を描く。 本発明に従って、データを受信するための受信器の概略的なブロック図を描く。 本発明の特定の実施形態に従って、伝送器のより詳細な概略的ブロック図を概略的に示す。 図4または6に示される伝送器で使用されるタイムスタンプ生成器の構成を概略的に示す。 新しいタイムスタンプを生成することによる、本発明に従う伝送スキームを概略的に示す。 再スタンプアプローチを用いることによる、本発明に従う伝送スキームを概略的に示す。 訂正値を含む新しい同期化情報を生成するために、本発明に従う伝送スキームを概略的に示す。
符号の説明
2 通信リンク
4 伝送器
7 受信器
10、43 オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム
11、900 データパケット
15 ペイロード部分
17 ヘッダ部分
21 分析ユニット
22 マルチプレクサユニット
23、28 補助情報
24 タイムスタンプ生成器
25 同期化情報
26 メモリ
39 クロック信号
40 後処理装置
42 処理ユニット
44 第2のクロック
300、910 タイムスタンプ
310、330、945 データのストリーム
950 訂正値
980 オフセット

Claims (68)

  1. 通信リンク(2)上において伝送器から受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する方法であって、該通信リンク(2)は第1のクロック信号に同期してデータを伝送し、
    該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を分析し、利用可能な同期化情報の型を決定する工程と、
    該分析の結果に応じて新たな同期化情報(25)を生成する工程と、
    伝送されるべき該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に該生成された同期化情報(25)を挿入する工程と、
    該新たな同期化情報(25)とともに該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する工程と
    を包含する、方法。
  2. 前記分析する工程が、別々に供給された情報に基づいて前記オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を分析する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記別々に供給された情報がルックアップテーブルデータ型に格納される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記データ分析のために別々に供給された情報が不揮発性の書換え可能なメモリ(26)に格納される、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記同期化情報の型を決定する工程が、前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むか否かを決定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含まないと決定された場合において、前記新たな同期化情報を生成する工程が、該オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に挿入されるべき新たなタイムスタンプ(300)を生成する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記新たなタイムスタンプ(300)が、伝送されるべきデータのストリーム(310)への挿入位置と、第2のクロック(44)とに基づいて生成され、該第2のクロック(44)が前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロックである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むと決定された場合において、前記新たな同期化情報を生成する工程が、該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)から得られた利用可能なタイムスタンプ(910)の値を訂正する、請求項5に記載の方法。
  9. 前記利用可能なタイムスタンプ(910)が、伝送されるべきデータのストリーム(310)への挿入位置と、第2のクロック(44)とに基づいて訂正され、該第2のクロック(44)が前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロックである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むと決定された場合において、前記新たな同期化情報を生成する工程が、利用可能なタイムスタンプ(910)の各々を保持し、現存するタイムスタンプ(910)の各々に対して訂正値(950)をさらに生成する、請求項5に記載の方法。
  11. 前記同期化情報の型を決定する工程が、前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロック(44)が利用可能であるか否かをさらに決定し、利用可能な該クロックがないと決定された場合において、前記訂正値(950)が生成される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記訂正値(950)が前記第1のクロックに基づいて生成される、請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記第2のクロック信号(44)が、連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(43)を供給する処理ユニット(42)から受信される、請求項7または9に記載の方法。
  14. 前記新たな同期化情報(25)を生成する工程が、前記第1のクロック信号または前記第2のクロック信号(44)に基づいてカウント値をカウントアップする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記分析する工程が前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の前記データのデータフォーマットを識別する工程を包含する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、前記タイムスタンプ(910)がMPEG基準タイムスタンプである、請求項5〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記MPEG基準タイムスタンプが前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の伝送ストリームのシンタックス、プログラムストリームのシンタックス、またはパケット化された基本ストリームのシンタックスから取得される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の伝送ストリームフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、現存するタイムスタンプが該伝送ストリームのプログラムクロック基準タイムスタンプである、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のプログラムストリームフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、前記タイムスタンプが該プログラムストリームのシステムクロック基準タイムスタンプである、請求項16または17に記載の方法。
  20. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のパケット化された基本ストリームフォーマットがMPEG国際基準に準拠しており、前記タイムスタンプが該パケット化された基本ストリームの基本ストリームクロック基準タイムスタンプである、請求項16または17に記載の方法。
  21. 前記受信された連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)が、伝送されるべきデータの特性を記述する補助情報(23)を含むか否かを決定する工程と、
    補助情報(23)が該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に含まれると決定された場合において、該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)から該補助情報(23)を取得する工程と、
    補助情報(23)が該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に含まれないと決定された場合において、該連続的なデータのストリーム(10)を分析し、該分析の結果に基づいて該補助情報を生成する工程と、
    伝送されるべきデータ(11)に該補助情報を挿入する工程とをさらに包含する、請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記含まれた補助情報の決定が、別々に供給された情報に基づく、請求項21に記載の方法。
  23. 前記別々に供給された情報がルックアップテーブルデータ型に格納される、請求項22に記載の方法。
  24. 前記別々に供給された情報が不揮発性の書換え可能なメモリ(26)に格納される、請求項22または23に記載の方法。
  25. 前記補助情報が、後処理装置(40)に必要とされる情報に関連する、請求項21〜24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記補助情報が、伝送されるべき前記オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の符号化パラメータを識別する、請求項21または25に記載の方法。
  27. 前記通信リンク(2)上において伝送するために前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)からデータパケット(11)を形成する工程をさらに包含する、請求項1〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 各データパケット(11)が、前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を受信するためのペイロード部分(15)と、制御情報を受信するヘッダ部分(17)とを備えており、前記同期化情報(25)が該ヘッダ部分(17)に挿入される、請求項27に記載の方法。
  29. 各データパケット(11)の前記ヘッダ部分(17)に前記補助情報を挿入する工程をさらに包含する、請求項28に記載の方法。
  30. 前記通信リンク(2)が車載マルチメディアバスである、請求項1〜29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 前記車載マルチメディアバスが、国際MOST基準に準拠して構成される、請求項30に記載の方法。
  32. 通信リンク(2)上において受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する伝送器であって、該通信リンク(2)は第1のクロック信号に同期してデータを伝送し、
    該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を分析し、利用可能な同期化情報の型を決定する分析ユニット(21)と、
    該分析の結果に応じて同期化情報(25)を生成するタイムスタンプ生成器(24)と、
    伝送されるべき該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームに該生成された同期化情報(25)を挿入し、該挿入された同期化情報(25)とともに該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリームを伝送するマルチプレクサユニット(22)と
    を備える、伝送器。
  33. 前記分析ユニット(21)が、別々に供給された情報に基づいて前記オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を分析する、請求項32に記載の伝送器。
  34. 前記別々に供給された情報がルックアップテーブルデータである、請求項33に記載の伝送器。
  35. 前記データ分析のために別々に供給された情報を格納する不揮発性の書換え可能なメモリ(26)をさらに備える、請求項32または33に記載の伝送器。
  36. 前記分析ユニット(21)が、前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むか否かを決定するように適合される、請求項32〜35のいずれか1項に記載の伝送器。
  37. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含まないと決定された場合において、前記タイムスタンプ生成器(24)が、該オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に挿入されるべき新たなタイムスタンプ(300)を生成する、請求項36に記載の伝送器。
  38. 前記タイムスタンプ生成器(24)が、伝送されたデータのストリーム(310)への挿入位置と、第2のクロック(44)とに基づいて前記新たなタイムスタンプ(300)を生成し、該第2のクロック(44)が前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロックである、請求項37に記載の伝送器。
  39. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むと決定された場合において、前記タイムスタンプ生成器(24)が、該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)が提供している利用可能なタイムスタンプ(910)の値を訂正することにより、新たな同期化情報(25)を生成する、請求項36に記載の伝送器。
  40. 前記タイムスタンプ生成器(24)が、伝送されたデータのストリーム(310)への挿入位置と、第2のクロック(44)とに基づいて、前記利用可能なタイムスタンプ(910)を訂正し、該第2のクロック(44)が前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロックである、請求項39に記載の伝送器。
  41. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)がタイムスタンプ(910)を含むと決定された場合において、前記タイムスタンプ生成器(24)が、利用可能なタイムスタンプ(910)の各々を保持し、該利用可能なタイムスタンプ(910)の各々に対して訂正値(950)をさらに生成する、請求項36に記載の伝送器。
  42. 前記分析ユニット(21)が、前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のクロック(44)が利用可能であるか否かを決定するようにさらに適合されており、
    該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に利用可能なクロック(44)がないと決定された場合において、前記タイムスタンプ生成器(24)が前記訂正値(950)を生成する、請求項41に記載の伝送器。
  43. 前記タイムスタンプ生成器(24)が、前記第1のクロックに基づいて前記訂正値(950)を生成する、請求項41または42に記載の伝送器。
  44. 前記タイムスタンプ生成器(24)が、前記第1のクロック信号または前記第2のクロック信号(44)に基づいてカウント値をカウントアップすることにより、前記新たな同期化情報(25)を生成する、請求項36〜43のいずれか1項に記載の伝送器。
  45. 前記分析ユニット(21)が、前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の前記データのデータフォーマットを識別する、請求項36〜44のいずれか1項に記載の伝送器。
  46. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、前記タイムスタンプ(910)がMPEG基準タイムスタンプである、請求項39〜45のいずれか1項に記載の伝送器。
  47. 前記タイムスタンプ生成器(24)が、前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の伝送ストリームのシンタックス、プログラムストリームのシンタックス、またはパケット化された基本ストリームのシンタックスから前記MPEG基準タイムスタンプを取得する、請求項46に記載の伝送器。
  48. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の伝送ストリームフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、前記タイムスタンプが該伝送ストリームのプログラムクロック基準タイムスタンプである、請求項45または47に記載の伝送器。
  49. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のプログラムストリームフォーマットがMPEG国際規格に準拠しており、前記タイムスタンプが該プログラムストリームのシステムクロック基準タイムスタンプである、請求項46または47に記載の伝送器。
  50. 前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)のパケット化された基本ストリームフォーマットがMPEG国際基準に準拠しており、現存するタイムスタンプが該パケット化された基本ストリームの基本ストリームクロック基準タイムスタンプである、請求項46または47に記載の伝送器。
  51. 前記分析ユニット(21)が、
    前記受信された連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)が、伝送されるべきデータの特性を記述する補助情報(23)を含むか否かを決定し、
    補助情報(23)が該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に含まれると決定された場合において、該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)から該補助情報(23)を取得し、
    補助情報(23)が該連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)に含まれないと決定された場合において、該連続的なデータのストリーム(10)を分析し、該分析の結果に基づいて該補助情報(23)を生成し、
    伝送されるべき該データへの挿入のために前記マルチプレクサ(22)に補助情報(28)を供給するように適合される、請求項36〜50のいずれか1項に記載の伝送器。
  52. 前記含まれた補助情報の決定が、別々に供給された情報に基づく、請求項51に記載の伝送器。
  53. 前記別々に供給された情報がルックアップテーブルデータ型に格納される、請求項52に記載の伝送器。
  54. 前記別々に供給された情報が不揮発性の書換え可能なメモリ(26)に格納される、請求項52または53に記載の伝送器。
  55. 前記補助情報(23)が、後処理装置(40)に必要とされる情報に関連する、請求項51〜54のいずれか1項に記載の伝送器。
  56. 前記補助情報(23)が、伝送されるべき前記オーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)の符号化パラメータを識別する、請求項51〜54のいずれか1項に記載の伝送器。
  57. 前記マルチプレクサ(22)が、前記通信リンク(2)上において伝送するために前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)からデータパケット(11)を形成するようにさらに適合される、請求項36〜53のいずれか1項に記載の伝送器。
  58. 各データパケット(11)が、前記連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を受信するためのペイロード部分(15)と、制御情報を受信するヘッダ部分(17)とを備えており、前記同期化情報(25)が該ヘッダ部分(17)に挿入される、請求項54に記載の伝送器。
  59. 前記マルチプレクサ(22)が、各データパケット(11)の前記ヘッダ部分(17)に前記補助情報を挿入するようにさらに適合される、請求項55に記載の伝送器。
  60. 前記通信リンク(2)が車載マルチメディアバスである、請求項36〜56のいずれか1項に記載の伝送器。
  61. 前記車載マルチメディアバスが、国際MOST基準に準拠して構成される、請求項57に記載の伝送器。
  62. 通信リンク(2)上において伝送器から受信器に連続的なオーディオおよび/またはビデオデータのストリーム(10)を伝送する車載情報・娯楽システムであって、該通信リンク(2)は第1のクロック信号に同期してデータを伝送し、該車載情報・娯楽システムは該連続的なデータのストリーム(10)を伝送する伝送器(4)と、該通信リンク(2)から連続的なデータのストリーム(310)を受信する受信器(7)とを備えており、該伝送器(4)が請求項36〜58のいずれか1項に記載のものである、車載情報・娯楽システム。
  63. 前記受信器(7)が、前記通信リンク(2)から、前記同期化情報(25)とともに前記伝送されたデータ(310)を受信し、該受信されたデータ(310)から該同期化情報(25)を抽出し、該抽出された同期化情報(25)に基づいてクロック信号(39)を回復し、該受信されたデータ(310)と該回復されたクロック信号(39)とに基づいて連続的なデータのストリーム(330)を再構成し、該回復されたクロック信号(39)とともに該再構成されたデータのストリーム(330)を出力するように適合される、請求項59に記載の車載情報・娯楽システム。
  64. 前記受信器(7)が、前記同期化情報(25)としてタイムスタンプ(910)と、訂正値(950)とを抽出する、請求項60に記載の車載情報・娯楽システム。
  65. 前記受信器(7)が、前記受信されたデータのストリーム(310)を分析することにより、前記受信された同期化情報が訂正値(950)を含むか否かを決定し、該決定に応じて前記データのストリーム(330)を再構成するようにさらに適合される、請求項61に記載の車載情報・娯楽システム。
  66. 各訂正値(950)が、受信されたデータのストリーム(945)の個々のデータパケット(900)の時間に対するオフセット(980)を示す、請求項64または65に記載の車載情報・娯楽システム。
  67. 前記データストリーム(330)内の前記受信されたデータパケット(900)の各々の個々の部分が、訂正値(950)により示される前記オフセット(980)に基づいて決定される、請求項66に記載の車載情報・娯楽システム。
  68. 前記クロック信号(39)が、前記再構成されたデータストリーム(330)の前記タイムスタンプ(910)に基づいて回復される、請求項67に記載の車載情報・娯楽システム。
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