JP2006042001A - 移動端末、アクセス集線装置およびサーバ - Google Patents

移動端末、アクセス集線装置およびサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】アクセスサービス接続の継続処理を効率よく行なうことが可能な移動端末、アクセス集線装置およびサーバを得ること。
【解決手段】アクセスネットワーク内の複数のLACの1つにAPを介して接続する移動端末10において、LACに送信した直接リンクの接続処理を開始するための接続開始情報に対するLACからの応答情報からLACのMACアドレスを抽出するとともに、LACとの間で直接リンクの接続処理を行なうPPP処理部15と、抽出された接続中のLACのMACアドレスを記憶する記憶部12と、ハンドオフの際に、抽出したLACのMACアドレスと記憶部12で記憶しておいたLACのMACアドレスとを比較するアドレス比較部13と、を備え、PPP処理部15は、アドレス比較部13の比較結果に基づいて、直接リンクの接続処理を新たに行なうか否かを判断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アクセスネットワークを介して無線通信を行う移動端末、アクセス集線装置およびサーバに関するものである。
近年、PDA(Personal Digital Assistant)等の移動可能な通信端末(移動端末)の小型化、高性能化に伴い、移動体通信技術が急速に進展している。PDA等の移動端末は、アクセスネットワーク(WAN(Wide Area Network)を介してISP(Internet Service Provider)と接続される。アクセスネットワークは、移動端末を収容するアクセス集線装置(LAC(L2TP Access Concentrator))やISPを収容するネットワークサーバ装置(LNS(L2TP Network Server))を含んで構成されている。例えば、移動端末とLACの間の通信プロトコルにPPPoE(RFC2516)を用い、LACとLNSの間の通信プロトコルにL2TP(RFC2661)を用いる。これにより、移動端末とLNSとの間にP−P(Point-to-Point)リンクが構成される。また、LNSとISPの間の通信プロトコルにはIPが用いられる。
アクセスネットワークは、複数のLACを含んで構成することができ、各LACは各LACに接続された複数の基地局の通信範囲内において複数の移動端末を収容することができる。このため、移動端末が移動すると、移動端末と接続可能なLACが変化する場合がある。このとき、移動端末とアクセスネットワークの間の接続を切断させずに継続させることが望まれる。
特許文献1に記載の移動端末は、同一の場所に設置された複数のアクセスポイントにより構成されるアクセスポイント群と、アクセスポイント群と有線LANを介して接続されるアクセスノードとを有するネットワークにおいて、アクセスポイントと無線通信手段により通信する。そして、アクセスポイントからアクセスポイント固有のID(AP−ID)を取得し、取得したAP−IDをアクセスポイントを介してアクセスノードに通知し、アクセスノードとの間にアクセスポイントを介したpoint−to−pointのリンクを設定している。
特開2003−143161号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、アクセスポイントを識別するための情報を用いてpoint−to−pointのリンクを設定しているため、移動端末単独ではアクセスサービス継続の可否を判断することができない。このため、LACがアクセスポイントを識別するための情報を集約してアクセスサービスの提供継続の可否を判定しなければばらないといった問題があった。
また、移動端末が、あるLACに接続するアクセスポイントの通信範囲から別のLACに接続するアクセスポイントの通信範囲に移動すると、移動端末とアクセスネットワークと接続されたISP等との接続が一度切断されてしまう。このため、移動端末を使用するユーザが再びアクセスネットワークとの接続操作を行わなければならないといった問題があった。また、移動端末に割当てられるアドレスがISP接続毎に変わる場合、IP層以上のアプリケーションプログラムでも操作を行う必要があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、アクセスサービス接続の継続処理を効率よく行なうことが可能な移動端末、アクセス集線装置およびサーバを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、アクセスネットワーク内の複数のアクセス集線装置の1つに基地局を介して接続する移動端末において、前記アクセス集線装置に直接リンクの接続処理を開始するための接続開始情報を送信して、前記接続開始情報に対する前記アクセス集線装置からの応答情報から前記アクセス集線装置のMACアドレスを抽出するとともに、前記アクセス集線装置との間で1対1の直接リンクの接続処理を行なう接続処理部と、前記接続処理部で抽出された前記アクセス集線装置のMACアドレスであって接続中のアクセス集線装置のMACアドレスを記憶する記憶部と、接続している基地局が変更されるハンドオフの際に、前記接続処理部が抽出したアクセス集線装置のMACアドレスと前記記憶部で記憶しておいたアクセス集線装置のMACアドレスとを比較するアドレス比較部と、を備え、前記接続処理部は、前記アドレス比較部の比較結果に基づいて、接続するアクセス集線装置を変更するための前記直接リンクの接続処理を新たに行なうか否かを判断することを特徴とする。
この発明によれば、ハンドオフの際に新たに抽出されるアクセス集線装置のMACアドレスと予め記憶しておいた接続中のアクセス集線装置のMACアドレスとの比較結果に基づいて、新たなアクセス集線装置との直接リンクの接続処理を行なうか否かを判断することが可能となる。
この発明によれば、ハンドオフの際に新たに抽出されるアクセス集線装置のMACアドレスと予め記憶しておいた接続中のアクセス集線装置のMACアドレスとの比較結果に基づいて、新たなアクセス集線装置との直接リンクの接続処理を行なうか否かを判断するので、ハンドオフの際にアクセス集線装置との間で接続に際して新たに定義する情報を送受信する必要がなく、ハンドオフした場合であってもアクセスネットワークを介した通信の継続処理を迅速に行なうことが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる移動端末、アクセス集線装置およびサーバの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る移動通信システムの構成を示す図である。移動通信システムは、移動端末10、AP(Access Point)20A〜20D、アクセスネットワーク(アクセスサービスネットワーク)60、ISP(Internet Service Provider)50からなる。
移動端末10は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の移動可能な通信端末であり、AP20A〜20D、アクセスネットワーク60を介してISP50に接続される。移動端末10は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11b等によってAP20A〜20Dと無線通信を行う。AP(基地局)20A〜20Dは、自局がカバーする通信エリア内で移動端末10と無線通信を行う。20A〜20Dは、アクセスネットワーク60と接続されている。
アクセスネットワーク60は、移動端末10とISP50を接続する広域網(WAN(Wide Area Network)であり、LAC(L2TP Access Concentrator)30A,30B、LNS(L2TP Network Server)40を含んで構成されている。
LAC30Aは、AP20AやAP20Bを介して移動端末10を収容するアクセス集線装置である。LAC30Bは、AP20CやAP20Dを介して移動端末10を収容するアクセス集線装置である。LAC30Aと移動端末10の間の通信プロトコルには、例えばPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet(登録商標))(RFC2516)を用いる。
LNS(サーバ)40は、ISP50を収容するネットワークサーバ装置である。LAC30A,30BとLNS40の間の通信プロトコルには、例えばL2TP(RFC2661)を用いる。
ISP50は、インターネット接続サービスを提供する。ISP50は、アクセスネットワーク60等を介して移動端末10と通信を行う。LNS40とISP50の間の通信プロトコルにはIP(Internet Protocol)(RFC791)等が用いられる。
図2は、実施の形態1に係る移動端末の構成を示すブロック図である。移動端末10は、通信IF部11、記憶部12、アドレス比較部13、PPP処理部(接続処理部)15、制御部19からなる。
通信IF部11は、AP20A〜20Dと通信を行う通信インタフェースである。記憶部12は、LNS40との間にP−P(Point-to-Point)リンクが確立した時のLAC30(LAC30AやLAC30B)のMACアドレス(対向MACアドレス)を記憶する。
アドレス比較部13は、記憶部12に予め記憶しているMACアドレス(P−Pリンクの接続先LAC30のMACアドレス)と、移動端末10が移動した際にLAC30から受信するLAC30のMACアドレスを比較する。
PPP処理部15は、PPP(Point to Point Protocol)の切断処理、PPPPoEセッションの再確立処理、PPP処理(接続)を行なう。PPP処理部15は、アドレス比較部13の比較結果に基づいて、ハンドオフの際のPPP切断処理やPPPPoEセッションの再確立処理を行なうか否かの判断をする。
制御部19は、通信IF部11、記憶部12、アドレス比較部13、PPP処理部15を制御する。制御部19は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含んで構成されている。CPUが、ROMに格納される各種制御プログラムやアプリケーションプログラムなどを読み出してRAM内のプログラム格納領域に展開して各種処理を実行し、この処理に際して生じる各種データをRAM内に形成されるデータ格納領域に一時的に記憶して各処理部を制御する。
つぎに、移動端末10の動作手順について説明する。図3は、移動端末の動作手順を示すフローチャートである。移動端末10がAP20A〜20Dのいずれかの通信エリアに移動し、AP20A〜20Dのいずれかの間で無線リンクを確立する。例えば、移動端末10がAP20Bの通信エリアに移動してきた場合、移動端末10はIEEE802.11bによってAP20Bとの間で無線リンクを確立する。
移動端末10のPPP処理部15は、PPPoEプロトコルのタグ(アドレス)としてLAC30AのMACアドレスを付与したPADR(PPPoE Active Discovery Request)パケットを、PPPoEセッション確立要求のメッセージとしてLAC30に送信する。LAC30Aは、移動端末10からのPADRパケットを受信すると、PADRに対する回答として移動端末10にPADS(PPPoE Active Discovery Session-confirmation)パケットを送信しPPPoEセッションを確立する。
移動端末10とLAC30Aの間でPPPoEセッションが確立すると、LAC30AとLNS40の間でL2TP(IETF-RFC2661)セッションの確立が行なわれる。移動端末10のPPP処理部15がPPP処理を行うことによって、PPPoEセッションとL2TPセッションを介した移動端末10とLNS40との間にP−Pリンクが確立する(ステップS100)。
移動端末10とLNS40との間にP−Pリンクが確立すると、移動端末10の記憶部12は接続中のLAC30のMACアドレスを記憶部12に記憶する。例えば、AP20Bを介してLNS40とP−Pリンクが確立した場合、AP20に接続しているLAC30AのMACアドレスを記憶部12に記憶する。
つぎに、移動端末10が例えばAP20Bの通信エリアからAP20C等の通信エリアに移動すると(ステップS110)、移動端末10はAP20Bとの無線通信が切断されるとともにAP20Cと接続される(AP20間のハンドオフ)。このとき、移動端末10はIEEE802.11bによってAP20Cとの間で無線リンクを確立する(ステップS120)。
移動端末10のPPP処理部15は、PPPoEセッションを再確立するため、アクセスネットワーク60にPPPoEセッションの開始を通知するPADI(PPPoE Active Discovery Initiation)パケットを送信(ブロードキャスト)する(ステップS130)。このPADIパケットは移動端末10の移動後の位置に対応したAP20を介して、このAP20と接続されたLAC30に送信される。移動端末10からのPADIパケットは、例えばAP20Cと接続されたLAC30Bに送信される。
移動端末10からのPADIパケットを受信したLAC30は、PADIパケットの応答として移動端末10にPADO(PPPoE Active Discovery Offer)パケットを送信する。ここでのPADOパケットには、PADOパケットを送信するLAC30のMACアドレスが含まれている。移動端末10は、通信IF部11によってこのPADOパケットを受信する(ステップS140)。
アドレス比較部13は、受信したPADOパケットからPADOパケットの送信元であるLAC30のMACアドレスに関する情報を抽出する。アドレス比較部13は、記憶部12に予め記憶しているMACアドレス(PPPoEセッションの接続先LAC30のMACアドレス)とPADOパケットから抽出したMACアドレスを比較する(ステップS150)。
アドレス比較部13が、記憶部12のMACアドレスとPADOパケットから抽出したMACアドレスが一致すると判断すると(ステップS150、Yes)、現在のLAC30とのPPPoEセッションによるP−Pリンクを継続して使用できるため、このまま通信処理を続行する(ステップS190)。
一方、アドレス比較部13が、記憶部12のMACアドレスとPADOパケットから抽出したMACアドレスが一致しないと判断すると(ステップS150、No)、PPP処理部15は、PPPの切断処理を行なう(ステップS160)。ここでのPPP切断処理としては、例えば移動前に接続していたLAC30との接続によるリソース(資源)の解放、記憶部12に記憶する移動前に接続していたLAC30のMACアドレスの削除等が行なわれる。この後、PPP処理部15は新規接続先(移動後)のLAC30に対してPPPPoEセッションの再確立処理を行なうとともにPPP処理を行う(ステップS170、S180)。これにより、移動端末10とLNS40の間にP−Pリンクが確立する。
例えば、移動端末10がAP20Aの通信範囲からAP20Bの通信範囲に移動する場合、記憶部12にはAP20Aと接続されたLAC30AのMACアドレスが予め記憶されている。また、アドレス比較部13は、移動後に受信したPADOパケットからAP20Bに接続されたLAC30AのMACアドレスを抽出する。したがって、アドレス比較部13は記憶部12のMACアドレス(LAC30A)とPADOパケットから抽出したMACアドレス(LAC30A)が一致すると判断する。
例えば、移動端末10がAP20Bの通信範囲からAP20Cの通信範囲に移動する場合、AP20Bと接続されたLAC30AのMACアドレスが予め記憶部12に記憶される。また、アドレス比較部13は、移動後に受信したPADOパケットからAP20Cに接続されたLAC30BのMACアドレスを抽出する。したがって、アドレス比較部13は記憶部12のMACアドレス(LAC30A)とPADOパケットから抽出したMACアドレス(LAC30B)が一致しないと判断する。そして、PPP処理部15はPPPの切断処理、PPPPoEセッションの再確立処理、PPP処理を行なう。これにより、移動端末10はAP20C、LAC30B、LNS40を介してISP50と通信(データの送受信)を行うことが可能となる(ステップS190)。なお、PADIパケット、PADRパケットが特許請求の範囲に記載の接続開始情報に対応し、PADOパケット、PADSパケットが特許請求の範囲に記載の応答情報に対応する。
なお、本実施の形態1においては、移動通信システムが1つのLNS、1つISPを備える構成としたが、移動通信システムは複数のLNS、複数のISPを備える構成としてもよい。また、本実施の形態1においては、1つ(単独)のAP20から別の単独のAP20へ移動する場合について説明したが、移動端末10は複数のAP20で構成されたAPグループから別のAPグループへ移動してもよい。
このように実施の形態1によれば、移動端末10が1つのAP20の通信範囲から別のAP20の通信範囲に移動した場合、LAC30との間で改めてP−P(Point-to-Point)リンクの設定を要求するためのパケットを送受信することなく、移動端末10がP−Pリンクを継続するか否かを判定することが可能となる。このため、移動端末10は、ハンドオフの時にLAC30との間で新たに接続するに際して定義する情報を送受信する必要がなく、少ないシーケンス数でP−Pリンクを継続することが可能となる。したがって、移動端末10がハンドオフした場合であっても、アクセスネットワーク60を介したISP50との通信を簡易な構成で迅速に継続させることが可能となる。また、ハンドオフの際に接続先のLAC30が変更される場合のみ、PPPPoEの再確立処理を行なえばよいため、効率良くP−Pリンクの接続を継続させることが可能となる。
実施の形態2.
つぎに、図1、図3、図4〜図11を用いてこの発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、移動端末10がPPPPoEセッションのハンドオフをLAC30に要求する。
図4は、実施の形態2に係る移動端末の構成を示すブロック図である。図4の各構成要素のうち図2に示す実施の形態1の移動端末10と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
図4に示すように移動端末10は、通信IF部11、記憶部12、アドレス比較部13、PPP処理部15、ハンドオフ要求部(接続要求部)16、制御部19からなる。ハンドオフ要求部16は、移動端末10がハンドオフする際、PPPPoEハンドオフの要求を行なうためのメッセージを作成する。つぎに、LAC30A,30Bの構成について説明する。なお、LAC30A,30Bは同様の構成を有するので、ここではLAC30Aを例にとって説明する。
図5は、実施の形態2に係るLACの構成を示すブロック図である。LAC30Aは、通信IF部31、記憶部32、ハンドオフ処理部33、ハンドオフ情報管理部34、制御部39からなる。
通信IF部31は、AP20A〜20Dを介して移動端末10と通信を行うインタフェースである。通信IF部31は、アクセスネットワーク60内で自らのLAC30以外の他のLAC30やLNS40と通信を行う。記憶部32は、ISP50から移動端末10に送信されるユーザデータをキューイング(格納)する。
ハンドオフ処理部33は、ハンドオフの確認を要求するためのメッセージやハンドオフの確認応答のメッセージを作成する。ハンドオフ処理部33は、ハンドオフの要求を行なうためのメッセージを作成する。
また、ハンドオフ処理部33はハンドオフした移動端末10が不正アクセスであるか否かを確認するための認証要求メッセージを作成し、この認証要求メッセージに対する応答メッセージに基づいてハンドオフした移動端末10が不正アクセスであるか否かを判断する。
ハンドオフ情報管理部34は、PPPoEセッション管理テーブル70B,70Aを記憶する。PPPoEセッション管理テーブル70B,70Aは移動端末10のセッション状態等の情報である。ハンドオフ情報管理部34は、PPPoEセッション管理テーブル70B,70Aに基づいてハンドオフの確認処理等を行う。制御部39は、LAC30Aは、通信IF部31、記憶部32、ハンドオフ処理部33、ハンドオフ情報管理部34を制御する。
つぎに、LNS40の構成について説明する。図6は、実施の形態2に係るLNSの構成を示すブロック図である。LNS40は、通信IF部41、ハンドオフ処理部43、ハンドオフ情報管理部44、制御部49からなる。
通信IF部41は、ISP50、LAC30A,30Bと通信を行うインタフェースである。ハンドオフ処理部43は、LAC30から送信されるハンドオフ要求MSG(メッセージ)に対する応答としてハンドオフ応答MSGを作成する。ハンドオフ処理部43は、旧接続先(移動前)のLAC30との間でL2TPセッション解放のシーケンスを実行する。
ハンドオフ情報管理部44は、L2TPセッション管理テーブル71を記憶する。L2TPセッション管理テーブル71は移動端末10のセッション状態等の情報である。ハンドオフ情報管理部44は、L2TPセッション管理テーブル71に基づいてハンドオフの確認処理等を行う。制御部49は、通信IF部41、ハンドオフ処理部43、ハンドオフ情報管理部44を制御する。
つぎに、移動通信システムの処理手順について説明する。図7は、移動通信システムのハンドオフの処理手順を示すシーケンス図である。ここでは、移動端末10がAP20Bの通信エリアからAP20Cの通信エリアに移動する場合について説明する。
移動端末10は、ハンドオフに際し、実施の形態1の図3に示したステップS100〜S150の処理を行う。すなわち、移動端末10は、AP20Bの通信エリアで無線リンクを確立した後、移動端末10のPPP処理部15は、PADRパケットをLAC30Aに送信し、LAC30AからPADSパケットを受信してPPPoEセッションを確立する。移動端末10とLAC30Aの間でPPPoEセッションが確立すると、LAC30AとLNS40の間でL2TP(IETF-RFC2661)セッションの確立が行なわれる。移動端末10のPPP処理部15がPPP処理を行うことによって、PPPoEセッションとL2TPセッションを介した移動端末10とLNS40との間にP−Pリンクが確立する。
移動端末10のPPP処理部15は、PPPoEセッションを再確立するため、新しい接続先となるLAC30BにPPPoEセッションの開始を通知するPADIパケットを送信する(1)。
移動端末10からのPADIパケットを受信したLAC30Bは、移動端末10にPADOパケットを送信する(2)。移動端末10は、通信IF部11によってこのPADOパケットを受信する。
移動端末10のアドレス比較部13は、受信したPADOパケットからPADOパケットの送信先であるLAC30のMACアドレスに関する情報を抽出する。アドレス比較部13は、記憶部12に予め記憶しているMACアドレス(LAC30A)とPADOパケットから抽出したMACアドレス(LAC30B)を比較する(3)。
ここでのアドレス比較部13は、記憶部12に予め記憶しているMACアドレス(LAC30A)とPADOパケットから抽出したMACアドレス(LAC30B)が異なると判断する。アドレス比較部13は複数のLAC30に跨るハンドオフが必要であると判断するとともに、ハンドオフ要求部16は、PPPPoEハンドオフの要求をおこなうためのメッセージ(MSG)を作成する。PPPoEハンドオフ要求MSGは、移動前にP−Pリンクの接続先であったLAC30AのMACアドレスに関する情報を含めて作成する。
移動端末10のハンドオフ要求部16は、PADOパケットの送信元である新規の接続先LAC30Bに対して、PPPoEハンドオフ要求MSGを送る(4)。LAC30Bは、通信IF部31によってPPPoEハンドオフ要求MSGを受信する。
LAC30Bのハンドオフ処理部33は、移動前の接続先であるLAC30AのMACアドレスを用いて宛先アドレスの解決を行い、ハンドオフの確認を要求するためのMSGを作成する。このハンドオフ確認要求MSGは、PPPoEハンドオフ要求を行った移動端末10のMACアドレス情報を含めて作成する。ハンドオフ処理部33で作成されたハンドオフ確認要求MSGは、通信IF部31によって移動前の接続先であるLAC30Aに送信される(5)。
移動端末10が移動前に接続していたLAC30Aは、通信IF部31によってハンドオフ確認要求MSGを受信する。LAC30Aのハンドオフ情報管理部34は、受信したハンドオフ確認要求MSGに含まれる移動端末10のMACアドレスに基づいて、PPPoEセッション管理テーブル70Aから移動端末10に関する情報を検索する。
ここで、PPPoEセッション管理テーブル70B,70Aについて説明する。図8−1、図8−2はPPPoEセッション管理テーブルを示す図である。図8−1に示すようにPPPoEセッション管理テーブル70Bは、新規に接続先となるLAC30(ここではLAC30B)によって管理される情報であり、自らのLAC30とは別のLAC30から移動してきた移動端末10に関する情報を含んでいる。PPPoEセッション管理テーブル70Bは、例えばPPPoEセッションを識別するためのID(「PPPoEセッションID」)、移動端末10を識別する識別子(「端末識別子」)、PPPoEセッションの状態(「PPPoEセッション状態」)に関する情報からなる。「PPPoEセッション状態」は、PPPoEセッションが使用中であるか否かを示す。
図8−2に示すようにPPPoEセッション管理テーブル70Aは、旧接続先となるLAC30(ここではLAC30A)によって管理される情報であり、自らのLAC30から他のLAC30に移動した移動端末10に関する情報を含んでいる。PPPoEセッション管理テーブル70Aは、例えば「PPPoEセッションID」、「端末識別子」、「PPPoEセッション状態」に関する情報からなる。「PPPoEセッション状態」は、移動端末10がハンドオフ中であるか否かを示す。
LAC30Aのハンドオフ情報管理部34は、PPPoEセッション管理テーブル70Aから移動端末10に関する情報を検索し、PPPoEセッション管理テーブル70Aにおける移動端末10の「セッション状態」をハンドオフ中に設定(書換え)する。ハンドオフ情報管理部34は、新たに設定されたPPPoEセッション管理テーブル70Aを記憶する。この後、ハンドオフ処理部33は、ハンドオフ確認要求MSGに対する応答としてハンドオフの確認を示すハンドオフ確認応答MSGを作成する。通信IF部31は、作成されたハンドオフ確認応答MSGを新規接続先のLAC30Bに送信する(6)。
新規接続先のLAC30Bは、通信IF部31によってハンドオフ確認応答MSGを受信する。ここで、LAC30BがISP50から移動端末10宛てのユーザデータを受信すると、ハンドオフ情報管理部34はPPPoEセッション管理テーブル70Bを検索する。
ハンドオフ情報管理部34は、PPPoEセッション管理テーブル70Bに移動端末10(宛先MACアドレス)に対応する「端末識別子」があるか否かを確認する。PPPoEセッション管理テーブル70Bに移動端末10に対応する「端末識別子」が存在し、かつ「PPPoEセッション状態」が使用中である場合、移動端末10とLNS40の間に正常にP−Pリンクが確立していると判断して、ISP50からのユーザパケットを移動端末10宛に転送する。
一方、PPPoEセッション管理テーブル70Bに、移動端末10に対応する「端末識別子」がない場合や「PPPoEセッション状態」がハンドオフ中である場合、LNS40はISP50からのユーザパケットを廃棄する。
新規接続先のLAC30Bがハンドオフ確認応答MSGを受信すると、LAC30Bのハンドオフ処理部33は、ハンドオフを要求するためのMSGを作成する。このハンドオフ要求MSGには旧接続先であるLAC30Aを特定するためのLAC30AのMACアドレス、PPPoEハンドオフ要求を行った移動端末10のMACアドレスが含まれている。作成されたハンドオフ要求MSGは、通信IF部31によってLNS40に送信される(7)。
LNS40の通信IF部41は、LAC30Bからのハンドオフ要求MSGを受信する。LNS40のハンドオフ情報管理部44は、受信したハンドオフ要求MSGに含まれるLAC30A(旧接続先)のMACアドレスおよび移動端末10のMACアドレスに基づいて、L2TPセッション管理テーブル71から移動端末10に関する情報を検索する。
ここで、L2TPセッション管理テーブル71について説明する。図9はL2TPセッション管理テーブルを示す図である。図9に示すようにL2TPセッション管理テーブル71は、例えばL2TPセッションを識別するためのID(「L2TPセッションID」)、移動端末10を識別する識別子(「端末識別子」)、L2TPセッションの状態(「L2TPセッション状態」)に関する情報を含んでいる。「L2TPセッション状態」は、L2TPセッションが使用中であるか否かの情報、移動端末10がハンドオフ中であるか否かの情報を示す。
LNS40のハンドオフ情報管理部44は、L2TPセッション管理テーブル71からLAC30A(旧接続先)と移動端末10に関する情報を検索し、「L2TPセッション状態」を使用中からハンドオフ中に設定する。また、ハンドオフ要求の送信元である新規接続先のLAC30Bと移動端末10に関する情報をL2TPセッション管理テーブル71に追加する。この追加するLAC30Bと移動端末10の「L2TPセッション状態」は使用中として記憶する。ハンドオフ情報管理部44は、新たに設定されたL2TPセッション管理テーブル71を記憶する。
この後、LNS40のハンドオフ処理部43は、ハンドオフ要求MSGに対応する応答としてハンドオフ応答MSGを作成する。ハンドオフ処理部43で作成されたハンドオフ応答MSGは、通信IF部41によって新規接続先のLAC30Bに送信される(8)。
LNS40のハンドオフ処理部43は、旧接続先のLAC30Aとの間でL2TPセッション解放のシーケンスを実行する。すなわち、ハンドオフ処理部43は、セッションの切断を要求するメッセージとしてCDN(Call-Disconnect-Notify)メッセージを作成する。作成されたCDNメッセージは通信IF部41によってLAC30Aに送信される(9)。LAC30Aは、通信IF部31によってCDNメッセージを受信する。LAC30Aのハンドオフ処理部33は、CDNメッセージに対する応答としてLNS40に対しメッセージ交換の完了を示すACK(Zero-Length Body)メッセージを送信する(10)。この後、LNS40のハンドオフ情報管理部44は、L2TPセッション管理テーブル71から「L2TPセッション状態」がハンドオフ中である移動端末10、LAC30の情報を削除する。
新規接続先のLAC30Bは、LNS40からのハンドオフ応答MSGを受信する。LAC30Bのハンドオフ情報管理部34は、PPPoEセッション管理テーブル70Bに移動端末10に関する情報を追加する。このときの「PPPoEセッション状態」は使用中としておく。LAC30Bのハンドオフ処理部33は、移動端末10からのPPPoEハンドオフ要求MSGに対する応答としてPPPoEハンドオフ応答MSGを移動端末10に送信する(11)。
移動端末10は、通信IF部11によってLAC30BからのPPPoEハンドオフ応答MSGを受信する。移動端末10は、PPPoEハンドオフ応答MSGを受信した後、P−Pリンクを継続して利用しISP50との通信を行う(12)。このとき、移動端末10のPPPoEセッションの対向装置は新規接続先のLAC30Bであり、記憶部12の対向MACアドレス情報をLAC30BのMACアドレスに書き換える。
LNS40は、ISP50からユーザパケットを受信すると、受信したパケットの宛先MACアドレスに基づいてL2TPセッション管理テーブル71を検索する。そして、L2TPセッション管理テーブル71内に、受信したパケットの宛先MACアドレスに対応するMACアドレスがあるか否かを確認する。L2TPセッション管理テーブル71に、受信したパケットの宛先MACアドレスに対応するMACアドレスがある場合であって「L2TPセッション状態」が使用中である場合、正常なP−Pリンクが維持できているものと判断して、このISP50からのユーザパケットを移動端末10宛に転送する。
一方、L2TPセッション管理テーブル71に、受信したパケットの宛先MACアドレスに対応するMACアドレスがない場合や「L2TPセッション状態」がハンドオフ中である場合、LNS40はISP50からのユーザパケットを廃棄する。
なお、本実施の形態では、LAC30のPPPoEセッション管理テーブル70A,70B、LNS40のL2TPセッション管理テーブル71を用いてパケット転送を行う場合について説明したが、ハンドオーバの際のパケット転送はこれらの場合に限られず、ハンドオフがあったか否かの判定が行われる前やハンドオフ中に移動端末10とAP20との間の無線通信手段が途絶したことによって移動端末10宛のパケットの送達確認ができないときに、旧接続元のLAC30Aでパケットのキューイングを行い、新規接続先のLAC30Bにパケットを転送してもよい。
ここで、LAC30A,30Bのパケットのキューイング処理について説明する。図10は、LACのパケットのキューイング処理手順を示すシーケンス図である。ISP50から送信されるユーザデータ(ユーザパケット)は、LNS40を介して旧接続先のLAC30Aに送信される(20)。旧接続先のLAC30Aにおいて、移動端末10のハンドオフがあったか否かの判定が行われる前やハンドオフ中に移動端末10とAP20との間の無線通信手段が途絶したことによって移動端末10宛のパケットの送達確認ができない場合、LAC30AはISP50からのユーザデータを記憶部32によってキューイングする。
LAC30Aは、LAC30Bからのハンドオフ確認要求MSGを受信すると、ハンドオフ確認応答MSGをLAC30Bに送信する(21)(図7のシーケンス図における(5)、(6)の処理に対応)。
LAC30Aが、LAC30Bからのハンドオフ確認要求MSGを受信すると、LAC30Bが新規接続先であると判断して、送達確認ができずにキューイングされている移動端末10宛てのユーザデータをLAC30Bに転送する(22)。
LAC30AがLAC30Bからのハンドオフ確認要求MSGを受信した後にISP50から移動端末10に送信されるユーザデータは、LAC30AにおいてキューイングすることなくLAC30Bに転送される(23)。
LAC30Bは、通信IF部31によってLAC30Aから送信された移動端末10宛てのパケットを受信すると、このパケットを記憶部32によってキューイングする。LAC30Bは、キューイングしていたパケットをハンドオフシーケンス後(24)(図7のシーケンス図における(7)、(8))に移動端末10宛に送信する。
LAC30Bは、ISP50から受信した移動端末10宛てのパケットを受信した順番で移動端末10に送信する。すなわち、LAC30Bは処理(20)においてISP50から受信したパケットを先に送信し(25)、その後処理(23)においてISP50から受信したパケットを移動端末10に送信する(26)。
これにより、ハンドオフ中のISP50から送信されるパケットのパケット損失を削減することができる。例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)サービス等のパケット損失がサービス品質に大きく影響を及ぼすアプリケーションにおいても、サービス品質のよい通信を提供することが可能となる。
なお、本実施の形態2においては、新規接続先のLAC30Bが移動端末10からPPPoEハンドオフ要求MSGを受信すると、旧接続先のLAC30AやLNS40との間でハンドオフシーケンスを実行することとしたが、ハンドオフの受け入れ認証処理を新規接続先のLAC30Bが行なってもよい。
ここで、新規接続先のLAC30Bのハンドオフ受け入れ認証処理について説明する。図11は、新規接続先LACのハンドオフ受け入れ認証の処理手順を示すシーケンス図である。
新規接続先のLAC30Bが、移動端末10からPPPoEハンドオフ要求MSGを受信すると(30)(図7のシーケンス図における(4)の処理に対応)、LAC30Bのハンドオフ処理部33は、移動端末10が不正アクセスであるか否かを確認するためのメッセージとしてPPPoEハンドオフ認証要求MSGを作成する。PPPoEハンドオフ認証要求MSGには、例えば所定のパスワードを要求する情報が含まれている。
PPPoEハンドオフ認証要求MSGは、通信IF部31から移動端末10に送信される(31)。移動端末10は、PPPoEハンドオフ認証要求MSGを受信すると、PPPoEハンドオフ認証要求MSGに対する応答メッセージ(PPPoEハンドオフ認証応答MSG)をLAC30Bに送信する。移動端末10は、例えばLAC30Bから要求されるパスワードをPPPoEハンドオフ認証応答MSGに付加してLAC30に送信する(32)。
LAC30Bは、移動端末10からのPPPoEハンドオフ認証応答MSGを通信IF部31によって受信する。LAC30Bのハンドオフ処理部33はPPPoEハンドオフ認証応答MSGに基づいて移動端末10が不正アクセスであるか否かを判断する。ここでの、ハンドオフ処理部33の機能は特許請求の範囲に記載の認証処理部に対応する。
これにより、正規の移動端末10のMACアドレスを使用したなりすまし端末がハンドオフに見せかけて不正にアクセスすることによって、移動通信システムのアクセスサービスが不正使用されることを防ぐことが可能となる。また、新規接続先のLAC30Bと移動端末10の間でハンドオフの認証確認を行なっているため、ハンドオフの認証確認を迅速に行うことが可能となる。
なお、本実施の形態2においては、移動端末10のハンドオフ要求部16が、LAC30BへのPPPoEハンドオフ要求MSGをLAC30A(移動前のP−Pリンクの接続先)のMACアドレスに関する情報を含めて作成することとしたが、PPPoEハンドオフ要求MSGをLAC30AのMACアドレスに関する情報を含めずに作成してもよい。この場合、LAC30Bのハンドオフ処理部33は、移動端末10の移動前の接続先LAC30AのMACアドレスを要求するためのメッセージとしてLAC問合せ要求MSGをLNS40に送信する。LNS40は、LAC問合せ要求MSGに対する応答としてLAC30AのMACアドレスを含んだLAC問合せ応答MSGをLAC30Bに送信する。そして、LAC30BがこのLAC問合せ応答MSGを受信することによってLAC30AのMACアドレス(移動前のP−Pリンクの接続先)を取得する。
このように実施の形態2によれば、ハンドオフが必要であると判断した移動端末10からのハンドオフ要求によって、新規接続先のLAC30B、旧接続先のLAC30A、LNS40が、L2TPセッションの切替処理とPPPoEセッションの引継ぎ処理を行っている。したがって、移動端末10のハンドオフ後のP−Pリンクに関する情報に基づいて、新規接続先のLAC30Bと接続された移動端末10にISP50からのユーザパケットを迅速に送信することが可能となる。また、新規接続先となるLAC30が複数ある場合であっても、新規接続先のLAC30B、旧接続先のLAC30A、LNS40によってL2TPセッションの切替処理とPPPoEセッションの引継ぎ処理が行なわれるため、移動端末10はISP50と通信可能な移動範囲が広くなる。
実施の形態3.
つぎに、図3、図4、図6、図12〜図14を用いてこの発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、移動端末10と接続可能なLAC30のリスト情報に基づいてハンドオフ先のLAC30を決定する。
図12は、実施の形態3に係る移動通信システムの構成を示す図である。図12の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の移動通信システムと同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
移動通信システムは、移動端末10、AP20A〜20E、アクセスネットワーク60、ISP50からなる。アクセスネットワーク60は、LAC30A,30B,30C、LNS40を含んで構成され、LAC30CがAP20Eと接続されている。
本実施の形態3においては、移動通信システムを例えば図4に示した移動端末10、図6に示したLNS40、後述の図13に示すLAC30A等によって構成し、ISP50と移動端末10の間で通信を行う。ここでは、移動端末10の記憶部(集線装置情報管理部)12が、移動端末10と接続可能なハンドオフ先の候補としてLAC30のリスト情報(以下、ハンドオフ先LAC情報(接続可能情報)という)を記憶する。
図13は、実施の形態3に係るLACの構成を示すブロック図である。図13の各構成要素のうち図5に示す実施の形態2のLAC30Aと同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
図13に示すようにLAC30Aは、通信IF部31、記憶部32、ハンドオフ処理部33、ハンドオフ情報管理部34、制御部39に加えて、ハンドオフ先候補管理部(集線装置情報提供部)35からなる。
ハンドオフ先候補管理部35は、アクセスネットワーク60内のLAC30であって、移動端末10のハンドオフによって移動端末10の接続先となり得るLAC30に関する情報を収集し、ハンドオフ先LAC情報として記憶しておく。例えば、LAC30Cのハンドオフ先候補管理部35は、LAC30A、LAC30Bに関する情報を収集し、ハンドオフ先LAC情報として記憶しておく。
つぎに、移動通信システムの処理手順について説明する。図14は、移動通信システムのハンドオフの処理手順を示すシーケンス図である。ここでは、移動端末10がAP20Bの通信エリアからAP20C、AP20Eの通信エリアに移動する場合について説明する。
アクセスネットワーク60内の各LAC30は、ハンドオフ先候補管理部35によって予めハンドオフ先LAC情報を収集し記憶しておく。ここでは、LAC30Aが、ハンドオフ先候補管理部35によって予めハンドオフ先LAC情報を収集し記憶しておく(40)。
移動端末10のPPP処理部15は、アクセスネットワーク60を介してISP50と接続するため、ブロードキャストでPPPoEセッションの開始を通知するPADIパケットを送信する。ここでのPADIパケットはAP20Bを介してLAC30Aに送信される(41)。
LAC30Aは、移動端末10からのPADIパケットをAP20Bを介して受信する。LAC30Aのハンドオフ先候補管理部35は、PADOパケットのタグを拡張して予め記憶しておいたハンドオフ先LAC情報を付加する。LAC30Aの通信IF部31は、ハンドオフ先LAC情報を付加したPADOパケットを移動端末10に送信する(42)。移動端末10は、通信IF部11によってこのPADOパケットを受信し、記憶部12に記憶する(43)。
移動端末10は、ハンドオフに際し、実施の形態1の図3に示したステップS100〜S150の処理を行う。すなわち、移動端末10は、AP20Bの通信エリアで無線リンクを確立した後、移動端末10のPPP処理部15は、PADRパケットをLAC30Aに送信し、LAC30AからPADSパケットを受信してPPPoEセッションを確立する。移動端末10とLAC30Aの間でPPPoEセッションが確立すると、LAC30AとLNS40の間でL2TP(IETF-RFC2661)セッションの確立が行なわれる。移動端末10のPPP処理部15がPPP処理を行うことによって、PPPoEセッションとL2TPセッションを介した移動端末10とLNS40との間にP−Pリンクが確立する。移動端末10の記憶部12は移動前に接続していたLAC30AのMACアドレスを記憶部12に記憶する。つぎに、移動端末10がAP20C、AP20Eの通信エリアに移動する。
移動端末10のPPP処理部15は、PPPoEセッションを再確立するため、ブロードキャストでPPPoEセッションの開始を通知するPADIパケットを送信する(44)。LAC30Bは、AP20Cを介して移動端末10からのPADIパケットを受信する。LAC30Cは、AP20Eを介して移動端末10からのPADIパケットを受信する。
移動端末10からのPADIパケットを受信したLAC30Bは、移動端末10にLAC30BのMACアドレスを含んだPADOパケットを送信する(45)。移動端末10は、通信IF部11によってこのPADOパケットを受信する。
移動端末10からのPADIパケットを受信したLAC30Cは、移動端末10にLAC30CのMACアドレスを含んだPADOパケットを送信する(46)。移動端末10は、通信IF部11によってこのPADOパケットを受信する。
移動端末10のアドレス比較部13は、受信したPADOパケットからPADOパケットの送信先であるLAC30B、30CのMACアドレスに関する情報を抽出する。アドレス比較部13は、記憶部12に予め記憶しているMACアドレス(LAC30A)とPADOパケットから抽出したMACアドレス(LAC30B,30C)を比較する(47)。
アドレス比較部13は、記憶部12に予め記憶しているMACアドレス(LAC30A)とPADOパケットから抽出したMACアドレス(LAC30B、30C)が異なると判断する。そして、アドレス比較部13は複数のLAC30に跨るハンドオフが必要であると判断する。
アドレス比較部13が、ハンドオフが必要であると判断すると、アドレス比較部13はハンドオフ先LAC情報を検索(参照)する。アドレス比較部13は、PADOパケットから抽出したMACアドレスがハンドオフ先LAC情報に含まれるか否かを確認する。PADOパケットから抽出したMACアドレスがハンドオフ先LAC情報に含まれる場合、このPADOパケットを送信したLAC30を優先的に送信先のLAC30として選択する。また、複数のPADOパケットを受信した場合であって、これらのPADOパケットから抽出されたMACアドレスがハンドオフ先LAC情報に複数含まれる場合は、アドレス比較部13は、これまで送信先LACとして選択した選択履歴等の情報に基づいて送信先のLAC30を選択する。アドレス比較部13は、例えばLAC30Bを選択する。
ハンドオフ要求部16は、PPPPoEハンドオフの要求をおこなうためのメッセージを作成し、アドレス比較部13が決定した送信先のLAC30BにPPPoEハンドオフ要求MSGを送る(49)。以下、実施の形態2と同様の処理手順によってハンドオフに関する処理を行うため、その説明は省略する。
なお、本実施の形態3においては移動端末10がハンドオフ先LAC情報を旧接続先のLAC30Aから取得することとしたが、ハンドオフ先LAC情報の取得は急接続先のLAC30Aから取得する場合に限られず、他のLAC30から取得してもよい。
なお、本実施の形態3においては、ハンドオフ先LAC情報にMACアドレスが保存されたLAC30をハンドオフ先として優先的に選択する場合について説明したが、これらの場合に限られず移動端末10の使用者から指定されたLAC30に限定してハンドオフ先のLAC30を選択することとしてもよい。これにより、移動端末10の使用者が希望しない接続先LAC30に対してハンドオフが行なわれることを防ぐことが可能となる。
このように、実施の形態3によればハンドオフ先の候補となるLAC30に関する情報を、LAC30から送信される情報に基づいて移動端末10の記憶部12に記憶しているので、異なる種類の無線ホットスポットサービス等が林立することによってアクセスサービス網が過密に存在する場所においても、ハンドオフ先のLAC30の選択を迅速に行うことが可能となる。
以上のように、本発明にかかる移動端末、アクセス集線装置およびサーバは、ハンドオフした際のアクセスサービス接続に適している。
実施の形態1に係る移動通信システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係る移動端末の構成を示すブロック図である。 移動端末の動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る移動端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るLACの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るLNSの構成を示すブロック図である。 移動通信システムのハンドオフの処理手順を示すシーケンス図である。 PPPoEセッション管理テーブルを示す図(1)である。 PPPoEセッション管理テーブルを示す図(2)である。 L2TPセッション管理テーブルを示す図である。 LACのパケットのキューイング処理手順を示すシーケンス図である。 ハンドオフ受け入れ認証の処理手順を示すシーケンス図である。 実施の形態3に係る移動通信システムの構成を示す図である。 実施の形態3に係るLACの構成を示すブロック図である。 移動通信システムのハンドオフの処理手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 移動端末
11,31,41 通信IF部
12,32 記憶部
13 アドレス比較部
15 PPP処理部
16 ハンドオフ要求部
19,39,49 制御部
20A〜20E AP
30A〜30C LAC
33,43 ハンドオフ処理部
34,44 ハンドオフ情報管理部
35 ハンドオフ先候補管理部
40 LNS
50 ISP
60 アクセスネットワーク
70A,70B,71 セッション管理テーブル

Claims (12)

  1. アクセスネットワーク内の複数のアクセス集線装置の1つに基地局を介して接続する移動端末において、
    前記アクセス集線装置に直接リンクの接続処理を開始するための接続開始情報を送信して、前記接続開始情報に対する前記アクセス集線装置からの応答情報から前記アクセス集線装置のMACアドレスを抽出するとともに、前記アクセス集線装置との間で1対1の直接リンクの接続処理を行なう接続処理部と、
    前記接続処理部で抽出された前記アクセス集線装置のMACアドレスであって接続中のアクセス集線装置のMACアドレスを記憶する記憶部と、
    接続している基地局が変更されるハンドオフの際に、前記接続処理部が抽出したアクセス集線装置のMACアドレスと前記記憶部で記憶しておいたアクセス集線装置のMACアドレスとを比較するアドレス比較部と、
    を備え、
    前記接続処理部は、前記アドレス比較部の比較結果に基づいて、接続するアクセス集線装置を変更するための前記直接リンクの接続処理を新たに行なうか否かを判断することを特徴とする移動端末。
  2. 前記接続処理部は、前記接続処理部が抽出したアクセス集線装置のMACアドレスと前記記憶部で記憶しておいたアクセス集線装置のMACアドレスが異なる場合に、接続するアクセス集線装置を変更するための前記直接リンクの接続処理を新たに行なうことを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記接続処理部が、前記直接リンクの接続処理を新たに行なうと判断した場合に、接続するアクセス集線装置を変更するための前記直接リンクの接続処理を新たに行なうよう新たな接続先となるアクセス集線装置に要求する接続要求部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の移動端末。
  4. 前記アクセスネットワーク内で接続可能なアクセス集線装置に関する接続可能情報を記憶する集線装置情報管理部をさらに備え、
    前記接続処理部は、前記集線装置情報管理部が記憶する前記接続可能情報に基づいて、前記直接リンクの接続処理を行なうアクセス集線装置を決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の移動端末。
  5. 前記接続可能情報は、前記アクセス集線装置から受信することを特徴とする請求項4に記載の移動端末。
  6. 移動端末と基地局を介して接続されるとともに、情報の提供を行なう情報提供装置との接続を、移動端末との接続状態の切替をアクセスネットワーク内で制御するサーバを介して行なうアクセス集線装置において、
    前記移動端末から送信されるアクセスネットワーク内でのハンドオフの要求に基づいて、前記アクセスネットワーク内での前記移動端末との接続状態を変更してハンドオフに関する処理を前記サーバとともに実行するハンドオフ処理部を備えることを特徴とするアクセス集線装置。
  7. 前記ハンドオフ処理部は、ハンドオフ前に前記移動端末と接続されていたアクセス集線装置に対してハンドオフの確認要求を行い、前記サーバに対してハンドオフに関する処理の実行要求を行なうことを特徴とする請求項6に記載のアクセス集線装置。
  8. 前記情報提供装置から前記サーバを介して前記移動端末へ送信される情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記移動端末から前記ハンドオフの要求が送信された後、前記記憶部内に記憶した前記移動端末への情報をハンドオフ後に接続先となるアクセス集線装置に送信することを特徴とする請求項6または7に記載のアクセス集線装置。
  9. 前記情報提供装置から前記サーバを介して前記移動端末へ送信される情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記ハンドオフに関する処理が終了した後、前記記憶部内に記憶した前記移動端末への情報を前記移動端末に送信することを特徴とする請求項6または7に記載のアクセス集線装置。
  10. 前記移動端末から前記アクセスネットワーク内でのハンドオフの要求を受けた際、前記移動端末が不正なアクセスによって前記ハンドオフの要求を行なっているか否かの認証処理を行なう認証処理部をさらに備えることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のアクセス集線装置。
  11. 前記アクセスネットワーク内で前記移動端末と接続可能なアクセス集線装置に関する接続可能情報を収集して前記移動端末に送信する集線装置情報提供部をさらに備えることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1つに記載のアクセス集線装置。
  12. 移動端末と基地局を介して接続するアクセス集線装置にアクセスネットワーク内で接続されるとともに、情報の提供を行なう情報提供装置と接続するサーバにおいて、
    前記移動端末から送信されるアクセスネットワーク内でのハンドオフの要求に基づいて、前記アクセス集線装置と前記移動端末との接続状態の切替をアクセスネットワーク内で制御するハンドオフ処理部を備えることを特徴とするサーバ。

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