JP2004200820A - 移動通信端末装置及びデータ通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動先のサブネットがわからない場合でも、サブネットの切り替わり時における通信の中断時間を短縮することができる移動通信端末装置及びデータ伝送方法を提供する。
【解決手段】移動端末装置106aは、ネットワークとの接続及び他の通信端末装置との間でデータ通信を行う2つのネットワークデバイス313,314を備える。一方のネットワークデバイス313により、サブネット110を介してネットワークと接続し、通信端末装置100と通信しているときに、他方のネットワークデバイス314により、サブネット110以外のサブネットを探索する。サブネット111を発見し、サブネット111との接続が可能となったときに、サブネット111を介してネットワークと接続を確立し、その後サブネット110を介したネットワークとの接続を切断する。
【選択図】 図7
【解決手段】移動端末装置106aは、ネットワークとの接続及び他の通信端末装置との間でデータ通信を行う2つのネットワークデバイス313,314を備える。一方のネットワークデバイス313により、サブネット110を介してネットワークと接続し、通信端末装置100と通信しているときに、他方のネットワークデバイス314により、サブネット110以外のサブネットを探索する。サブネット111を発見し、サブネット111との接続が可能となったときに、サブネット111を介してネットワークと接続を確立し、その後サブネット110を介したネットワークとの接続を切断する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットのように、複数のサブネットから構成されるネットワークに接続され、データ通信を行う移動通信端末装置、及びネットワークに接続された他の通信端末装置と、移動通信端末装置との間のデータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を使用するネットワークにおいて、移動通信端末装置がそれまで接続されていたサブネットから、異なるサブネットヘ移動したとき、IPアドレスの変更が必要になる。このため、移動通信端末装置が1つのサブネットを介して他の通信端末装置と通信中に、前記サブネットと異なるサブネットへ移動した場合には、移動通信端末装置のIPアドレスが変更されるため、既存の通信を継続することができない。このように異なるサブネットに移動しても通信を継続する技術として、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC3220で規定されているモバイルIP(Mobile Intenet Protocol)がある。モバイルIPは、例えば非特許文献1にその概要が説明されている。
【0003】
図1は、ルータ(HA:Home Agnet)102及びルータ103により切り分けられたサブネット110、サブネット111、及びサブネット112から構成されるネットワークを示す。サブネット110には、無線アクセスポイント(以下「無線AP」という)104が接続され、サブネット111には無線AP105が接続されている。またサブネット112には、通信端末装置100及びDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ101が接続されている。無線AP104の有効通信範囲120と、無線AP105の有効通信範囲121とは、重複範囲122を含んでいる。
【0004】
図1では、移動通信端末装置106が無線アクセスポイント104の有効通信範囲120に存在し、無線AP104と接続することで、サブネット110上に存在し、通信端末装置100と通信している。その通信中に、移動通信端末装置106が無線AP105の有効通信範囲121内に移動し、無線AP105と接続することで、サブネット110に移動した場合の通信シーケンスを図2に示す。
【0005】
図2において、移動通信端末装置106は、メッセージ208を受信後、無線AP104から無線AP105に接続点を変更し、定期的に送信しているルータソリシテーション(Router Solicitation)230の返答であるルータアドバタイズメント(Router Advertisement)231により、サブネット110の有効通信範囲120からサブネット111の有効通信範囲121に移動したこと検知する。移動通信端末装置106は、サブネット111に接続するために、IPアドレス割当要求234をDHCPサーバ101に送信し、IPアドレス割当応答235により、新たなIPアドレスを取得する。そして、移動通信端末装置106は、そのIPアドレスの登録要求232をルータ(HA)102に送信し、新規IPアドレスに通信端末装置100からのメッセージを転送してもらう作業を行う。このように、サブネットの切り替わり時には、図2の通信中断時間T1が発生する。すなわち、移動通信端末装置106は、通信端末100から送信されるメッセージ202〜205に対応するメッセージ209〜212を受信できない。
【0006】
特許文献1には、サブネットの切り替わりに要する時間はIPアドレスの取得時間によるところが大きいことに着目し、サブネット切換時において通信中断時間を短縮するために、移動先のサブネットのIPアドレスを予め確保する手法が示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−115236号公報
【非特許文献1】
日経インターネットテクノロジ 2002年3月 P102〜105
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示された手法は、次の移動先が予め分かっているようなネットワーク構成においてのみ有効であって、移動先のサブネットが不明であるときは、予めIPアドレスを確保しておくことができない。
【0009】
本発明はこの点に着目してなされたものであり、移動先のサブネットがわからない場合でも、サブネットの切り替わり時における通信の中断時間を短縮することができる移動通信端末装置及びデータ伝送方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、複数のサブネットから構成されるネットワークに、前記サブネットを介して接続される移動通信端末装置において、前記ネットワークとの接続及び他の通信端末装置との間でデータ通信を行う複数のネットワークデバイスと、1つのネットワークデバイスにより、第1のサブネットを介して前記ネットワークと接続しているときに、他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、該第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介して前記ネットワークと接続を確立し、その後前記第1のサブネットを介した前記ネットワークとの接続を切断する接続管理手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、複数のサブネットから構成されるネットワークに接続された通信端末装置と、前記サブネットを介して前記ネットワークに接続される移動通信端末装置との間のデータ通信方法において、前記移動通信端末装置は、前記ネットワークとの接続及び前記通信端末装置との間でデータ通信を行う複数のネットワークデバイスを備え、1つのネットワークデバイスにより第1のサブネットを介して前記ネットワークと接続し、前記通信端末装置との間でデータ通信を実行しているときに、前記ネットワークデバイスとは異なる他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、該第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介して前記ネットワークと接続を確立し、その後前記第1のサブネットを介した前記ネットワークとの接続を切断し、第2のサブネットを介して前記通信端末装置との間でデータ通信を実行することを特徴とする
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図3は本発明の一実施形態にかかる移動通信端末装置106aの構成を示すブロック図である。移動通信端末装置106aは、アプリケーションプログラム310及び311と、サブネット間の移動を管理する移動管理部320と、ネットワークとの接続及び他の通信端末装置との間でデータ通信を行うネットワークデバイス313及び314を備えている。
【0013】
移動通信端末装置106aは、図1に示したように、複数のサブネットが存在するネットワーク構成の中で、サブネット間を移動する。移動通信端末装置106aのネットワークデバイス313にはIPアドレス321が割り当てられ、ネットワークデバイス314にはIPアドレス322が割り当てられる。サブネット間の移動により、ネットワークデバイスに割り当てられるIPアドレスが変更されても、通信が継続できるように、アプリケーションプログラムは、通信端末装置100とホームアドレス320を用いて通信を行う。移動通信端末装置106aのアプリケーションプログラム310または311から通信端末装置100ヘパケットを送信するときは、現在有効になっているネットワークデバイスのIPアドレスを、ケアオブアドレス(Care Of Address:以下「COA」という)400としてルー夕(HA)102に登録しておき、移動管理部312が、アプリケーションプログラム310または311が送信するパケットを、図4に示すような構造のパケットにカプセル化する。図4に示すパケットは、ヘッダ部411と、データ部412とからなり、ヘッダ部411は、COA400及びHA401とを含む。COA400は、送信元IPアドレスを表し、HA401がルータ(HA)102のIPアドレスを表す。またデータ部412は、ホームアドレス402、宛先アドレス(通信端末装置100のIPアドレス)403及び通信データ404からなる元のパケット410を含む。
【0014】
カプセル化されたパケットは、ホームエージェントであるルータ(HA)102に送信される。ルータ(HA)102は、カプセル化されたパケットから元のパケット410を取り出し、通信端末装置100に対して取り出したパケットの送信を行う。
【0015】
一方、通信端末装置100から移動通信端末装置106aのアプリケーションプログラムにデータを送信するときは、移動通信端末装置106a宛てのデータ(元のパケット510)が、通信端末装置100からルータ(HA)102に対して送信される。
【0016】
このデータを受け取ったルータ(HA)102は、そのデータを図5に示すような構造のパケットにカプセル化し、移動通信端末装置106aのCOA400に対して送信する。図5に示すパケットは、ヘッダ部511と、データ部512とからなり、ヘッダ部511は、COA400及びHA401とを含む。データ部512は、ホームアドレス402、通信端末装置100のIPアドレス403及び通信データ500からなる元のパケット510を含む。
移動通信端末装置106aは、受信したカプセル化されたパケットから元のパケット510を取り出し、アプリケーションプログラムに渡す。
【0017】
図6は、IPバージョン4におけるパケットの構造を示す図であり、このパケットは、IPヘッダ部620と、IPペイロード部621とからなる。IPヘッダ部620は、バージョン600、ヘッダ長610、サービスタイプ602、パケット長603、識別子604、フラグ605、フラグメントオフセット606、生存期間607、プロトコル608、ヘッダチェックサム609、送信元IPアドレス610、宛先IPアドレス611、オプション612、及びパディング613からなる。また、IPペイロード部621は、データ614を格納する。
【0018】
図4及び図5に示したヘッダ部は、図6のIPヘッダ部620の送信元IPアドレス610と、宛先IPアドレス611とを抜き出して記述したものである。すなわち図4においては、COA400が送信元IPアドレス610に相当し、HA401が宛先IPアドレス611に相当し、元のパケット410がデータ614に相当する。また図5においては、HA401が送信元IPアドレス610に相当し、COA400が宛先アドレス611に相当し、元のパケット510がデータ614に相当する。
【0019】
次に、通信中に移動通信端末装置106aがサブネット間を移動したときの動作を説明する。例として以下の1)から3)の条件を満たす状態を想定する。
1)サブネット移動前にネットワークデバイス313が無線AP104と接続している。
2)通信が断絶しないように、無線AP104と無線AP105の通信有効領域が重なっている部分である、両方の無線APの有効通信範囲の重複部分122が存在する。
3)ネットワークデバイス313がまだ無線AP104と通信を行っている間に、無線AP105の有効通信領域121に入ったため、ネットワークデバイス314が無線AP105を見つけ、IPアドレス322を取得する。
【0020】
この例では、通信シーケンスは図7に示すようになる。
図7では通信端末装置100から送信されるメッセージ700〜706が、ルータ(HA)102から送信されるメッセージ707〜713に対応する。メッセージ707からメッセージ711までは、移動通信端末装置106aは、ネットワークデバイス313を使用して通信端末装置100との間で通信を行っている。ネットワークデバイス313は無線AP104に接続し、サブネット110を使用して、通信端末装置100と通信を行っている。
【0021】
この通信中に、ネットワークデバイス314が無線AP105と接続したため、移動管理部312がネットワークデバイス314を使用してルータソリシテーション720を送信し、ルータ103からルータアドバタイズメント721を受信することで、接続可能なサブネットがサブネット110からサブネット111に変わったことが検出される。そして、ネットワークデバイス314に割り当てるIPアドレスを取得するために、移動管理部312はIPアドレス割当要求724をネットワークデバイス314を使用してDHCPサーバ101に送信し、IPアドレス割当応答725を受信する。その結果、IPアドレス322を取得する。
【0022】
そして、移動通信端末装置106aが通信に使用するネットワークデバイスを、ネットワークデバイス313からネットワーグデバイス314に切り替えるために、まず移動管理部312はネットワークデバイス314を使用して、ルータ(HA)102に登録要求722を送信し、登録応答723を受信することで、ネットワークデバイス314に切り替えることができる。ルータ(HA)102が登録要求722を受信してから、移動管理部312が登録応答723を受信するまでの間は、ネットワークデバイス313とネットワークデバイス314のどちらにメッセージが届いても処理可能とすることで、つまり移動管理部312は登録応答723を受信していなくても、登録要求722を送信後はネットワークデバイス314でも通信できるようにすることで、通信中断時間が発生しないようにすることができる。
【0023】
移動通信端末装置106aが行う制御処理を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
ネットワークデバイス313は、ステップ801で、メッセージの通信処理を行う。通信処理が終了すると、ネットワークデバイスが有効か否かの判別、すなわち、ネットワークデバイスの切替が発生していないか確認する処理が実行される(ステップ802)。ネットワークデバイスの切替が発生していなければ、ステップS801に戻る。またネットワークデバイスの切替が発生し、ネットワークデバイス313が有効でないときには、処理を終了する(ステップ807)。
【0024】
一方、現在有効でないネットワークデバイス314は、有効なネットワークデバイスが接続していない無線APを探索する(ステップ803)。そのような無線APが見つかると、その無線APは、異なるサブネットの無線APか否かを判別する(ステップ804)。その結果、同一サブネットの場合は再びステップ803に戻る。異なるサブネットの場合は、接続したネットワークのIPアドレス要求を行い(ステップ805)、IPアドレスを受信したあと、ルータ(HA)102が移動通信端末装置106aヘメッセージを中継する宛先ネットワークデバイスを切り替えるために、ホームエイジェント(HA)、すなわちルータ102への登録処理を行い(ステップ806)、ネットワークデバイスの切替を行う。すなわち、ネットワークデバイス313を無効とし、ネットワークデバイス314のみ有効とする。
図8の処理の終了後はネットワークデバイス313とネットワークデバイス314の役割が交替し、再び開始のステップ800へと戻る。
【0025】
以上のように本実施形態では、移動通信端末装置106aに2つのネットワークデバイス313及び314を設け、一方のネットワークデバイス313により、サブネット110を介してネットワークと接続し、通信端末装置100と通信しているときに、他方のネットワークデバイス314により、サブネット110以外のサブネットを探索する。そして、そのようなサブネット111を発見し、サブネット111との接続が可能となったときに、サブネット111を介してネットワークとの接続を確立し(具体的は、IPアドレスの取得、及びルータ(HA)102への登録を完了し)、その後サブネット110を介したネットワークとの接続を切断するようにしたので、サブネットの切替に伴う通信の中断時間を短縮すること、または無くすことが可能となる。また本実施形態では、使用していないネットワークデバイスにより、接続可能な無線APを探索する処理を行うようにしたので、移動先のサブネットが不明の場合でも確実に通信中断を短縮または無くすることができる。
【0026】
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、移動通信端末装置106aには、2つのネットワークデバイス313及び314を設けたが、ネットワークデバイスの数は2に限られるものではなく、3以上としてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、移動通信端末装置に複数のネットワークデバイスが設けられ、1つのネットワークデバイスにより、第1のサブネットを介してネットワークと接続しているときに、他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、該第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介してネットワークと接続を確立し、その後第1のサブネットを介したネットワークとの接続を切断する制御が行われるので、サブネットの切替に伴う通信の中断時間を短縮すること、または無くすことが可能となる。また、使用していないネットワークデバイスにより、接続可能な第2のサブネットを探索する処理を行うようにしたので、移動先のサブネットが不明の場合でも確実に通信中断を短縮または無くすることができる。
【0028】
請求項2に記載の発明によれば、移動通信端末装置は、1つのネットワークデバイスにより第1のサブネットを介して前記ネットワークと接続し、他の通信端末装置との間でデータ通信を実行しているときに、前記ネットワークデバイスとは異なる他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介してネットワークと接続を確立し、その後第1のサブネットを介したネットワークとの接続を切断し、第2のサブネットを介して前記通信端末装置との間でデータ通信を実行する。したがって、サブネットの切替に伴う通信の中断時間を短縮すること、または無くすことが可能となる。また、使用していないネットワークデバイスにより、接続可能な第2のサブネットを探索する処理を行うようにしたので、移動先のサブネットが不明の場合でも確実に通信中断を短縮または無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サブネットを介してネットワークに接続された移動通信端末装置を含むデータ通信システムの構成を示す図である。
【図2】従来のサブネットの切替シーケンスを説明するための図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる移動通信端末装置の構成を示すブロック図である。
【図4】移動通信端末装置からルータへ送信されるパケットの構成を示す図である。
【図5】ネットワーク上に送信されるパケットの構成を詳細に示す図である。
【図6】ルータから移動通信端末装置へ送信されるパケットの構成を示す図である。
【図7】本実施形態におけるサブネットの切替シーケンスを説明するための図である。
【図8】移動通信端末装置で実行される処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100 通信端末装置
102,103 ルータ
104,105 無線アクセスポイント
106a 移動通信端末装置
110,111,112 サブネット
312 移動管理部(接続管理手段)
313,314 ネットワークデバイス
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットのように、複数のサブネットから構成されるネットワークに接続され、データ通信を行う移動通信端末装置、及びネットワークに接続された他の通信端末装置と、移動通信端末装置との間のデータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を使用するネットワークにおいて、移動通信端末装置がそれまで接続されていたサブネットから、異なるサブネットヘ移動したとき、IPアドレスの変更が必要になる。このため、移動通信端末装置が1つのサブネットを介して他の通信端末装置と通信中に、前記サブネットと異なるサブネットへ移動した場合には、移動通信端末装置のIPアドレスが変更されるため、既存の通信を継続することができない。このように異なるサブネットに移動しても通信を継続する技術として、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC3220で規定されているモバイルIP(Mobile Intenet Protocol)がある。モバイルIPは、例えば非特許文献1にその概要が説明されている。
【0003】
図1は、ルータ(HA:Home Agnet)102及びルータ103により切り分けられたサブネット110、サブネット111、及びサブネット112から構成されるネットワークを示す。サブネット110には、無線アクセスポイント(以下「無線AP」という)104が接続され、サブネット111には無線AP105が接続されている。またサブネット112には、通信端末装置100及びDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ101が接続されている。無線AP104の有効通信範囲120と、無線AP105の有効通信範囲121とは、重複範囲122を含んでいる。
【0004】
図1では、移動通信端末装置106が無線アクセスポイント104の有効通信範囲120に存在し、無線AP104と接続することで、サブネット110上に存在し、通信端末装置100と通信している。その通信中に、移動通信端末装置106が無線AP105の有効通信範囲121内に移動し、無線AP105と接続することで、サブネット110に移動した場合の通信シーケンスを図2に示す。
【0005】
図2において、移動通信端末装置106は、メッセージ208を受信後、無線AP104から無線AP105に接続点を変更し、定期的に送信しているルータソリシテーション(Router Solicitation)230の返答であるルータアドバタイズメント(Router Advertisement)231により、サブネット110の有効通信範囲120からサブネット111の有効通信範囲121に移動したこと検知する。移動通信端末装置106は、サブネット111に接続するために、IPアドレス割当要求234をDHCPサーバ101に送信し、IPアドレス割当応答235により、新たなIPアドレスを取得する。そして、移動通信端末装置106は、そのIPアドレスの登録要求232をルータ(HA)102に送信し、新規IPアドレスに通信端末装置100からのメッセージを転送してもらう作業を行う。このように、サブネットの切り替わり時には、図2の通信中断時間T1が発生する。すなわち、移動通信端末装置106は、通信端末100から送信されるメッセージ202〜205に対応するメッセージ209〜212を受信できない。
【0006】
特許文献1には、サブネットの切り替わりに要する時間はIPアドレスの取得時間によるところが大きいことに着目し、サブネット切換時において通信中断時間を短縮するために、移動先のサブネットのIPアドレスを予め確保する手法が示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−115236号公報
【非特許文献1】
日経インターネットテクノロジ 2002年3月 P102〜105
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示された手法は、次の移動先が予め分かっているようなネットワーク構成においてのみ有効であって、移動先のサブネットが不明であるときは、予めIPアドレスを確保しておくことができない。
【0009】
本発明はこの点に着目してなされたものであり、移動先のサブネットがわからない場合でも、サブネットの切り替わり時における通信の中断時間を短縮することができる移動通信端末装置及びデータ伝送方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、複数のサブネットから構成されるネットワークに、前記サブネットを介して接続される移動通信端末装置において、前記ネットワークとの接続及び他の通信端末装置との間でデータ通信を行う複数のネットワークデバイスと、1つのネットワークデバイスにより、第1のサブネットを介して前記ネットワークと接続しているときに、他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、該第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介して前記ネットワークと接続を確立し、その後前記第1のサブネットを介した前記ネットワークとの接続を切断する接続管理手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、複数のサブネットから構成されるネットワークに接続された通信端末装置と、前記サブネットを介して前記ネットワークに接続される移動通信端末装置との間のデータ通信方法において、前記移動通信端末装置は、前記ネットワークとの接続及び前記通信端末装置との間でデータ通信を行う複数のネットワークデバイスを備え、1つのネットワークデバイスにより第1のサブネットを介して前記ネットワークと接続し、前記通信端末装置との間でデータ通信を実行しているときに、前記ネットワークデバイスとは異なる他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、該第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介して前記ネットワークと接続を確立し、その後前記第1のサブネットを介した前記ネットワークとの接続を切断し、第2のサブネットを介して前記通信端末装置との間でデータ通信を実行することを特徴とする
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図3は本発明の一実施形態にかかる移動通信端末装置106aの構成を示すブロック図である。移動通信端末装置106aは、アプリケーションプログラム310及び311と、サブネット間の移動を管理する移動管理部320と、ネットワークとの接続及び他の通信端末装置との間でデータ通信を行うネットワークデバイス313及び314を備えている。
【0013】
移動通信端末装置106aは、図1に示したように、複数のサブネットが存在するネットワーク構成の中で、サブネット間を移動する。移動通信端末装置106aのネットワークデバイス313にはIPアドレス321が割り当てられ、ネットワークデバイス314にはIPアドレス322が割り当てられる。サブネット間の移動により、ネットワークデバイスに割り当てられるIPアドレスが変更されても、通信が継続できるように、アプリケーションプログラムは、通信端末装置100とホームアドレス320を用いて通信を行う。移動通信端末装置106aのアプリケーションプログラム310または311から通信端末装置100ヘパケットを送信するときは、現在有効になっているネットワークデバイスのIPアドレスを、ケアオブアドレス(Care Of Address:以下「COA」という)400としてルー夕(HA)102に登録しておき、移動管理部312が、アプリケーションプログラム310または311が送信するパケットを、図4に示すような構造のパケットにカプセル化する。図4に示すパケットは、ヘッダ部411と、データ部412とからなり、ヘッダ部411は、COA400及びHA401とを含む。COA400は、送信元IPアドレスを表し、HA401がルータ(HA)102のIPアドレスを表す。またデータ部412は、ホームアドレス402、宛先アドレス(通信端末装置100のIPアドレス)403及び通信データ404からなる元のパケット410を含む。
【0014】
カプセル化されたパケットは、ホームエージェントであるルータ(HA)102に送信される。ルータ(HA)102は、カプセル化されたパケットから元のパケット410を取り出し、通信端末装置100に対して取り出したパケットの送信を行う。
【0015】
一方、通信端末装置100から移動通信端末装置106aのアプリケーションプログラムにデータを送信するときは、移動通信端末装置106a宛てのデータ(元のパケット510)が、通信端末装置100からルータ(HA)102に対して送信される。
【0016】
このデータを受け取ったルータ(HA)102は、そのデータを図5に示すような構造のパケットにカプセル化し、移動通信端末装置106aのCOA400に対して送信する。図5に示すパケットは、ヘッダ部511と、データ部512とからなり、ヘッダ部511は、COA400及びHA401とを含む。データ部512は、ホームアドレス402、通信端末装置100のIPアドレス403及び通信データ500からなる元のパケット510を含む。
移動通信端末装置106aは、受信したカプセル化されたパケットから元のパケット510を取り出し、アプリケーションプログラムに渡す。
【0017】
図6は、IPバージョン4におけるパケットの構造を示す図であり、このパケットは、IPヘッダ部620と、IPペイロード部621とからなる。IPヘッダ部620は、バージョン600、ヘッダ長610、サービスタイプ602、パケット長603、識別子604、フラグ605、フラグメントオフセット606、生存期間607、プロトコル608、ヘッダチェックサム609、送信元IPアドレス610、宛先IPアドレス611、オプション612、及びパディング613からなる。また、IPペイロード部621は、データ614を格納する。
【0018】
図4及び図5に示したヘッダ部は、図6のIPヘッダ部620の送信元IPアドレス610と、宛先IPアドレス611とを抜き出して記述したものである。すなわち図4においては、COA400が送信元IPアドレス610に相当し、HA401が宛先IPアドレス611に相当し、元のパケット410がデータ614に相当する。また図5においては、HA401が送信元IPアドレス610に相当し、COA400が宛先アドレス611に相当し、元のパケット510がデータ614に相当する。
【0019】
次に、通信中に移動通信端末装置106aがサブネット間を移動したときの動作を説明する。例として以下の1)から3)の条件を満たす状態を想定する。
1)サブネット移動前にネットワークデバイス313が無線AP104と接続している。
2)通信が断絶しないように、無線AP104と無線AP105の通信有効領域が重なっている部分である、両方の無線APの有効通信範囲の重複部分122が存在する。
3)ネットワークデバイス313がまだ無線AP104と通信を行っている間に、無線AP105の有効通信領域121に入ったため、ネットワークデバイス314が無線AP105を見つけ、IPアドレス322を取得する。
【0020】
この例では、通信シーケンスは図7に示すようになる。
図7では通信端末装置100から送信されるメッセージ700〜706が、ルータ(HA)102から送信されるメッセージ707〜713に対応する。メッセージ707からメッセージ711までは、移動通信端末装置106aは、ネットワークデバイス313を使用して通信端末装置100との間で通信を行っている。ネットワークデバイス313は無線AP104に接続し、サブネット110を使用して、通信端末装置100と通信を行っている。
【0021】
この通信中に、ネットワークデバイス314が無線AP105と接続したため、移動管理部312がネットワークデバイス314を使用してルータソリシテーション720を送信し、ルータ103からルータアドバタイズメント721を受信することで、接続可能なサブネットがサブネット110からサブネット111に変わったことが検出される。そして、ネットワークデバイス314に割り当てるIPアドレスを取得するために、移動管理部312はIPアドレス割当要求724をネットワークデバイス314を使用してDHCPサーバ101に送信し、IPアドレス割当応答725を受信する。その結果、IPアドレス322を取得する。
【0022】
そして、移動通信端末装置106aが通信に使用するネットワークデバイスを、ネットワークデバイス313からネットワーグデバイス314に切り替えるために、まず移動管理部312はネットワークデバイス314を使用して、ルータ(HA)102に登録要求722を送信し、登録応答723を受信することで、ネットワークデバイス314に切り替えることができる。ルータ(HA)102が登録要求722を受信してから、移動管理部312が登録応答723を受信するまでの間は、ネットワークデバイス313とネットワークデバイス314のどちらにメッセージが届いても処理可能とすることで、つまり移動管理部312は登録応答723を受信していなくても、登録要求722を送信後はネットワークデバイス314でも通信できるようにすることで、通信中断時間が発生しないようにすることができる。
【0023】
移動通信端末装置106aが行う制御処理を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
ネットワークデバイス313は、ステップ801で、メッセージの通信処理を行う。通信処理が終了すると、ネットワークデバイスが有効か否かの判別、すなわち、ネットワークデバイスの切替が発生していないか確認する処理が実行される(ステップ802)。ネットワークデバイスの切替が発生していなければ、ステップS801に戻る。またネットワークデバイスの切替が発生し、ネットワークデバイス313が有効でないときには、処理を終了する(ステップ807)。
【0024】
一方、現在有効でないネットワークデバイス314は、有効なネットワークデバイスが接続していない無線APを探索する(ステップ803)。そのような無線APが見つかると、その無線APは、異なるサブネットの無線APか否かを判別する(ステップ804)。その結果、同一サブネットの場合は再びステップ803に戻る。異なるサブネットの場合は、接続したネットワークのIPアドレス要求を行い(ステップ805)、IPアドレスを受信したあと、ルータ(HA)102が移動通信端末装置106aヘメッセージを中継する宛先ネットワークデバイスを切り替えるために、ホームエイジェント(HA)、すなわちルータ102への登録処理を行い(ステップ806)、ネットワークデバイスの切替を行う。すなわち、ネットワークデバイス313を無効とし、ネットワークデバイス314のみ有効とする。
図8の処理の終了後はネットワークデバイス313とネットワークデバイス314の役割が交替し、再び開始のステップ800へと戻る。
【0025】
以上のように本実施形態では、移動通信端末装置106aに2つのネットワークデバイス313及び314を設け、一方のネットワークデバイス313により、サブネット110を介してネットワークと接続し、通信端末装置100と通信しているときに、他方のネットワークデバイス314により、サブネット110以外のサブネットを探索する。そして、そのようなサブネット111を発見し、サブネット111との接続が可能となったときに、サブネット111を介してネットワークとの接続を確立し(具体的は、IPアドレスの取得、及びルータ(HA)102への登録を完了し)、その後サブネット110を介したネットワークとの接続を切断するようにしたので、サブネットの切替に伴う通信の中断時間を短縮すること、または無くすことが可能となる。また本実施形態では、使用していないネットワークデバイスにより、接続可能な無線APを探索する処理を行うようにしたので、移動先のサブネットが不明の場合でも確実に通信中断を短縮または無くすることができる。
【0026】
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、移動通信端末装置106aには、2つのネットワークデバイス313及び314を設けたが、ネットワークデバイスの数は2に限られるものではなく、3以上としてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、移動通信端末装置に複数のネットワークデバイスが設けられ、1つのネットワークデバイスにより、第1のサブネットを介してネットワークと接続しているときに、他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、該第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介してネットワークと接続を確立し、その後第1のサブネットを介したネットワークとの接続を切断する制御が行われるので、サブネットの切替に伴う通信の中断時間を短縮すること、または無くすことが可能となる。また、使用していないネットワークデバイスにより、接続可能な第2のサブネットを探索する処理を行うようにしたので、移動先のサブネットが不明の場合でも確実に通信中断を短縮または無くすることができる。
【0028】
請求項2に記載の発明によれば、移動通信端末装置は、1つのネットワークデバイスにより第1のサブネットを介して前記ネットワークと接続し、他の通信端末装置との間でデータ通信を実行しているときに、前記ネットワークデバイスとは異なる他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介してネットワークと接続を確立し、その後第1のサブネットを介したネットワークとの接続を切断し、第2のサブネットを介して前記通信端末装置との間でデータ通信を実行する。したがって、サブネットの切替に伴う通信の中断時間を短縮すること、または無くすことが可能となる。また、使用していないネットワークデバイスにより、接続可能な第2のサブネットを探索する処理を行うようにしたので、移動先のサブネットが不明の場合でも確実に通信中断を短縮または無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サブネットを介してネットワークに接続された移動通信端末装置を含むデータ通信システムの構成を示す図である。
【図2】従来のサブネットの切替シーケンスを説明するための図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる移動通信端末装置の構成を示すブロック図である。
【図4】移動通信端末装置からルータへ送信されるパケットの構成を示す図である。
【図5】ネットワーク上に送信されるパケットの構成を詳細に示す図である。
【図6】ルータから移動通信端末装置へ送信されるパケットの構成を示す図である。
【図7】本実施形態におけるサブネットの切替シーケンスを説明するための図である。
【図8】移動通信端末装置で実行される処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100 通信端末装置
102,103 ルータ
104,105 無線アクセスポイント
106a 移動通信端末装置
110,111,112 サブネット
312 移動管理部(接続管理手段)
313,314 ネットワークデバイス
Claims (2)
- 複数のサブネットから構成されるネットワークに、前記サブネットを介して接続される移動通信端末装置において、
前記ネットワークとの接続及び他の通信端末装置との間でデータ通信を行う複数のネットワークデバイスと、
1つのネットワークデバイスにより、第1のサブネットを介して前記ネットワークと接続しているときに、他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、該第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介して前記ネットワークと接続を確立し、その後前記第1のサブネットを介した前記ネットワークとの接続を切断する接続管理手段とを備えることを特徴とする移動通信端末装置。 - 複数のサブネットから構成されるネットワークに接続された通信端末装置と、前記サブネットを介して前記ネットワークに接続される移動通信端末装置との間のデータ通信方法において、
前記移動通信端末装置は、前記ネットワークとの接続及び前記通信端末装置との間でデータ通信を行う複数のネットワークデバイスを備え、1つのネットワークデバイスにより第1のサブネットを介して前記ネットワークと接続し、前記通信端末装置との間でデータ通信を実行しているときに、前記ネットワークデバイスとは異なる他のネットワークデバイスにより、第2のサブネットを探索し、
該第2のサブネットとの接続が可能となったときに、該第2のサブネットを介して前記ネットワークと接続を確立し、
その後前記第1のサブネットを介した前記ネットワークとの接続を切断し、第2のサブネットを介して前記通信端末装置との間でデータ通信を実行することを特徴とするデータ通信方法。
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JP2006332808A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Kyocera Corp | 無線通信装置 |
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