JP2006041879A - 携帯通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 テレビジョン放送の受信状態が悪い場合に、有用な情報を提供することのできる携帯通信端末を提供すること。
【解決手段】 ユーザの指示により放送局を選局するためのテレビチューナ140と、選局された放送局からの放送信号を復調するための復調部116と、復調された放送信号に対応する映像音声信号を出力するための映像音声処理部111と、放送信号より電波の受信状況を検出するための受信状況検出部118とを備える。制御部110は、受信状況検出部118により検出された受信状況のレベルが所定値未満であることが所定回数検出された場合に、情報配信元に対して所定の情報の送信を要求する。要求した所定の情報を、パケット送受信部130が受信すると、映像音声処理部111は、受信した所定の情報に対応する映像・音声信号を出力する処理を行なう。
【選択図】 図3
【解決手段】 ユーザの指示により放送局を選局するためのテレビチューナ140と、選局された放送局からの放送信号を復調するための復調部116と、復調された放送信号に対応する映像音声信号を出力するための映像音声処理部111と、放送信号より電波の受信状況を検出するための受信状況検出部118とを備える。制御部110は、受信状況検出部118により検出された受信状況のレベルが所定値未満であることが所定回数検出された場合に、情報配信元に対して所定の情報の送信を要求する。要求した所定の情報を、パケット送受信部130が受信すると、映像音声処理部111は、受信した所定の情報に対応する映像・音声信号を出力する処理を行なう。
【選択図】 図3
Description
本発明は、携帯通信端末に関し、特に、テレビチューナを内蔵する携帯通信端末に関する。
テレビチューナを内蔵した携帯通信端末においてテレビジョン放送を受信する場合、場所によって電波の受信状態が異なる。受信状態が悪ければ、携帯通信端末において表示される画像は、通常、砂嵐状態またはブルーバック表示となる。
このような状態が頻繁に続くことを防止するため、テレビジョン放送の受信状態を検出して、受信状態が悪い場合には、表示を切り替える技術が存在する(特許文献1参照)。
特開平8−214225号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、テレビジョン放送の受信状態が悪い場合には、外部センサにより検出された温度等、所定の情報しか表示することができない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、テレビジョン放送の受信状態が悪い場合に、有用な情報を提供することのできる携帯通信端末を提供することである。
この発明のある局面に従う携帯通信端末は、ユーザの指示により放送局を選局するための選局手段と、選局手段により選局された放送局からの放送信号を復調するための復調手段と、復調手段により復調された放送信号に対応する映像・音声信号を出力するための出力処理手段と、放送信号より電波の受信状況を検出するための検出手段と、検出手段により検出された受信状況のレベルが所定値未満であることが所定回数検出された場合に、情報配信元に対して所定の情報の送信を要求するための送信要求手段と、送信要求手段が要求した所定の情報を、情報配信元より受信するための情報受信手段とを備える。
上述の情報受信手段が所定の情報を受信したときには、出力処理手段は、所定の情報に対応する映像・音声信号を出力する処理を行なう。
好ましくは、検出手段は、出力処理手段によって所定の情報に対応する映像・音声信号の出力処理がされている場合、ユーザより選局手段を停止させる指示が受け付けられるまでは、電波の受信状況を検出する。
好ましくは、出力処理手段は、所定の情報に対応する映像・音声信号の出力処理をしている間に、検出手段により検出された受信状況のレベルが所定値以上であることを所定回数検知されると、放送信号に対応する映像・音声信号の出力処理を行なう。
好ましくは、検出手段は、所定時間ごとに受信状況を検出する。
好ましくは、出力処理手段によって所定の情報に対応する映像・音声信号の出力処理がされている間、所定の情報の更新を行なうか否かをユーザに選択させるための更新選択手段をさらに備える。
上述の更新選択手段によって更新を行なうことが選択された場合には、送信要求手段は、所定の情報の送信を要求する。
本発明によると、電波の受信状況のレベルが所定値未満であることが所定回数検出された場合に、自動的に所定の情報を受信することができる。また、この場合、放送信号に対応する映像音声信号の出力から、所定の情報に対応する映像音声信号の出力へ、出力を切り替える。これにより、ユーザは、受信状況が悪くなったときには、所定の情報を得ることができる。したがって、ユーザは、快適に有用な情報を得ることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1にかかる携帯通信端末100の外観を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる携帯通信端末100の外観を示す図である。
図1を参照して、携帯通信端末100は、筐体101と、筐体101に配置されたディスプレイ150と、ユーザが操作するための入力部120と、音声を出力するためのスピーカ160とを備える。入力部120は、ディスプレイ150に表示されるカーソルを移動させるための移動キー121A〜121Dと12キー124とを含む。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる携帯通信端末100の通信システムを説明するための図である。
図2を参照して、携帯通信端末100は、パケット送受信部130とテレビチューナ140とを備える。携帯通信端末100は、テレビチューナ140が、中継局182から送信される電波からテレビ放送局180を選局することにより、テレビジョン放送(以下「テレビ放送」という)の放送信号を受信することができる。また、パケット送受信部130が、情報配信元、たとえば情報配信サーバ300a,bに対して所定の情報の送信を要求することにより、所定の情報を受信することができる。
具体的には、パケット送受信部130が所定の情報の送信を要求するパケットデータを送信すると、基地局192を介して携帯端末網190に送信され、携帯端末網190から情報配信サーバ300a,bへと届けられる。これにより、情報配信サーバ300a,bから所定の情報のパケットデータが送信され、携帯端末網190を介して基地局192に届けられる。このようにして、パケット送受信部130は、基地局192から所定の情報のパケットデータを受信することができる。
情報配信サーバ300a,bは、携帯端末網190を構成する複数の基地局の各々に応じて、所定の情報を配信する。情報配信サーバ300aは、たとえば広告の情報配信を行ない、情報配信サーバ300bは、たとえば地域情報の情報配信を行なう。なお、情報配信サーバ300a,bは、携帯端末網190に接続されている場合もあれば、インターネット回線(図示しない)を介して接続されている場合もある。
実施の形態1において、テレビ放送局180から得られる放送信号が、アナログ信号であるものとして説明する。
図3は、実施の形態1の携帯通信端末100の構成を表わす機能ブロック図である。
図3を参照して、携帯通信端末100は、図1に示した構成に加えて、アンテナ113と、通信制御を行なう通信制御部114と、通信制御部114に含まれるパケット送受信部130から得られるデータを抽出して元の情報に再構成するための抽出再構成部115、テレビチューナ140から送出される放送信号を復調するための復調部116と、抽出再構成部115および復調部116から送出される信号からディスプレイ150に対して映像信号を出力し、スピーカ160に対して音声信号を出力するための処理を行う映像音声処理部111と、テレビチューナ140から送出される放送信号より受信状況を検出するための受信状況検出部118と、各種制御を行なうための制御部110と、各種データおよびプログラムを記憶するための記憶部112と、時間を計測するためのクロック170とを備える。
テレビチューナ140は、ユーザからのテレビ放送を受信する指示が入力部120より受け付けられたときに、制御部110により駆動される。また、ユーザからテレビ放送を停止する指示が入力部120より受け付けられたときに、制御部110により停止される。
通信制御部114は、携帯通信端末100の電源がONの間、図2に示した基地局192からのエリア情報を元に位置情報を取得する。取得された位置情報は、記憶部112に記憶される。このように、通信制御部114が常に位置情報を受信することにより、最新の位置情報が記憶される。位置情報は、携帯通信端末100を携えたユーザの地理的位置を特定するための情報である。なお、基地局192のエリア情報を利用することに代えて、GPS(Global Positioning System)を利用してもよい。
受信状況検出部118は、復調部116において復調される前のテレビチューナ140からの放送信号より、電界強度を検出することにより、受信レベルを検出する。記憶部112には、予め、テレビ放送を切り替えるための所定の値が記憶される。所定の値は、その値を下回ると、テレビ放送に基づく映像または音声の出力状態が悪く視聴に耐えなくなる値が設定される。この所定の値は、ユーザにより設定されることとしてもよい。
映像音声処理部111には、抽出再構成部115および復調部116からの信号が入力される。映像音声処理部111は、制御部110からの制御信号に基づき、抽出再構成部115から送出されるパケットデータに基づく映像音声信号または復調部116から送出されるテレビ放送に基づく映像音声信号のいずれかを出力する処理を行なう。したがって、テレビ放送受信中は、ディスプレイ150には、テレビ放送に基づく映像、または、パケット送受信部130により受信されたパケットデータに基づく動画、静止画、テキスト等が表示される。また、スピーカ160には、同様に、テレビ放送に基づく音声、または、パケット送受信部130により受信されたパケットデータに基づく音声が表示される。なお、映像および音声のいずれも出力される必要はなく、どちらか一方であってもよい。
記憶部112には、所定の情報に基づくパケットデータを取得するための対応表が格納される。この対応表には、情報の種類と情報配信元のURL(Uniform Resource Locator)とが対応付けられている。これにより、ユーザにより情報の種類が指定されると、その情報配信元となるURLが決定される。なお、本実施の形態においては、予め情報の種類が指定されていて、情報配信元のURLが予め定められているものとして説明する。
パケット送受信部130は、基地局192を介してパケットデータの送受信を行なう。本実施の形態において、パケット送受信部130は、記憶部112に予め記憶された情報配信元のURLと、位置情報と、当該携帯通信端末100の識別番号とを含むパケットデータを基地局192に送信する。また、情報配信元より基地局192を介して、所定の情報に基づくパケットデータを受信する。
このように、携帯通信端末100が情報配信元のURLを記憶しておくことにより、すぐに所定の情報を取得するための要求動作を行なうことができる。また、位置情報を付加して情報送信要求を行なうことにより、ユーザはその地域に密着した情報を得ることができる。
図4は、情報配信サーバ300a,bのハードウェア構成の一例を示す図である。
図4を参照して、実施の形態1における情報配信サーバ300a,bは、各種制御を行なうCPU310(Central Processing Unit)と、マウス320と、キーボード330と、各種プログラムおよびデータ等を記憶するためのメモリ340と、配信情報のデータを記憶するためのハードディスク350と、FD(Flexible Disc)362を駆動させるためのFD駆動装置360、CD−ROM(Compact Disc-ROM)372を駆動させるためのCD−ROM駆動装置370と、モニタ380と、通信回線(図示しない)を介して他の通信装置と接続され所定のプロトコルに基づいて情報通信を行なうための通信IF(インターフェース)390とを備える。
ハードディスク350には、たとえばFD駆動装置360に装着されたFD362や、CD−ROM駆動装置370に装着されたCD−ROM372、あるいは通信IF390を介して取得した所定のデータが格納される。
このように各種のデータが取得され、ハードディスク350に記憶されることにより、情報配信サーバ300a,bにおいて、新たな情報が作成されたり、情報の更新が行なわれる。
メモリ340は、位置情報と提供する情報内容との対応表を有する。提供する情報内容は、たとえば基地局別に対応付けられる。これにより、CPU310は、通信IFを介して位置情報を取得すると、この対応表に基づき提供する情報内容を決定する。
なお、当該コンピュータシステムのハードウェア構成および各機能は周知であるため、詳細な説明は、繰り返さない。また、このような構成に限定されない。
図5を参照して、ハードディスク350におけるデータ構造について説明する。図5は、一例として、地域情報を配信する情報配信サーバ300bのハードディスク350におけるデータの格納の一態様を示す図である。このデータは、たとえば本実施の形態に係る携帯通信端末100に通信事業を提供する事業者の基地局が配置されているエリアに応じて作成されたデータである。
領域F510には、予め準備された地域情報送信のためのデータ、たとえば天気予報やイベント情報やグルメ情報などが記憶される。
領域F520には、各データのファイル名が記憶される。たとえば天気予報のファイル名として「A001.html」、イベント情報のファイル名として「B001.html」、グルメ情報のファイル名として「C003.html」が記憶される。
領域F530には、それぞれのデータの配信時間帯が記憶される。たとえば天気予報の配信時間帯として「12:00〜12:15」、イベント情報の配信時間帯として「12:15〜15:00」、グルメ情報の配信時間帯として「15:00〜16:00」が記憶される。
領域F540には、領域F520に記憶されているファイルの格納先アドレスが記憶される。たとえば天気予報のファイルの格納先アドレスとして「a001」、イベント情報のファイル名の格納先アドレスとして「b001」、グルメ情報のファイルの格納先アドレスとして「c001」が記憶される。
本発明の実施の形態1においては、配信時間帯に応じて配信される情報が切り替わる構成とされる。しかし、このような構成に限らず、たとえばイベント情報が全ての時間配信されるような構成であってもよい。
図6は、本発明の実施の形態1における携帯通信端末100の処理の流れを示すフローチャートである。図6に示す処理は、ユーザからテレビ放送を受信するための指示の入力を入力部120より受け付けたときに開始され、ユーザからテレビ放送を停止する指示の入力を受け付けたときに終了される。
まずはじめに、制御部110は、ユーザからテレビ放送を受信するための指示の入力を入力部120より受け付けると、テレビチューナ140を駆動させる。テレビチューナ140を駆動すると、ユーザにより選局されたテレビ放送局180からの放送信号を、アンテナ113を介して受信する(ステップS602)。
受信された放送信号は、復調部116において復調される。復調された放送信号は、映像音声処理部111に入力される。制御部110は、その復調された放送信号に含まれる映像データをディスプレイ150に出力させるように、映像音声処理部111に制御信号を送信する(ステップS604)。そうすると、ディスプレイ150には、テレビチューナ140から得た放送信号に基づく映像データが出力される。
そして、同様に、復調部116において復調された放送信号に含まれる音声データを、スピーカ160に出力させるように、映像音声処理部111に制御信号を送信する(ステップS606)。そうすると、スピーカ160から、テレビチューナ140から得た放送信号に基づく音声データが出力される。
制御部110は、テレビチューナ140を駆動させると、受信状況検出部118に受信状況を検出させる(ステップS608)。受信状況検出部118は、復調部116において復調される前のテレビチューナ140からの放送信号から、テレビ放送の受信状況を検出する。
そして、制御部110は、受信状況検出部118において検出された受信状況を示す数値(以下「受信レベル」という)が、記憶部112に記憶された所定値未満であるか否かを判断する。制御部110は、たとえば300msごとに上記判断を行なう。
上記判断の結果、受信状況検出部118により検出された受信レベルが所定値未満であると、制御部110は、その回数をカウントしてカウント数を記憶部112に記憶させておく。検出された受信レベルが連続して所定値未満であれば、カウント数を更新する。10回カウントされるまでに受信レベルが所定値以上であることを検知すると、カウント数をリセットする。
このように、制御部110は、10回連続して受信レベルが所定値未満であるか否かを判断する(ステップS610)。10回連続して受信レベルが所定値未満となるまでは(ステップS610においてNO)、制御部110は、上記ステップS602〜S608の処理を繰り返す。
なお、ステップS604〜S608までの処理は、ほぼ並行して行なわれる処理であり、その順序はこれに限らない。
制御部110は、10回連続して受信状況検出部118において検出された受信レベルが所定値未満であると判断した場合(ステップS610においてYES)、ステップS611に処理を移行する。
ステップS611において、制御部110は、所定の情報の送信を要求する。具体的には、記憶部112に記憶されたURLと位置情報とを読み出し、これらの情報と当該携帯通信端末100を示す識別番号とを含むパケットデータをパケット送受信部130から送信する。
ここで、制御部110は、クロック170の時間情報をもとに、30秒タイマ(図示せず)の計時をスタートさせる(ステップS612)。
そして、制御部110は、所定の情報のパケットデータを、パケット送受信部130を介して受信する(ステップS614)。受信されたパケットデータは、抽出再構成部115において元の情報に再構成される。
制御部110は、ステップS614においてパケットデータを受信すると、映像音声処理部111に制御信号を送信し、抽出再構成部115から入力される信号を出力させる。これにより、ディスプレイ150には、受信したパケットデータに基づく映像データが出力される(ステップS616)。また、スピーカ160には、受信したパケットデータに基づく音声データが出力される(ステップS618)。
このようにして、制御部110は、ステップS610で受信状況が悪くなったことを検知すると、テレビ放送の出力から、パケットデータに基づく所定の情報の出力に切り替える。このように、受信状況が悪くなれば自動的に切り替えられるため、ユーザは快適な映像および音声を視聴することができる。
次に制御部110は、ステップS612で計時をスタートさせたタイマにより30秒経過したか否かを判断する(ステップS620)。ここで、タイマにより未だ30秒経過していないと判断されたときには、上記ステップS614〜S618の処理が繰り返し行なわれる。一方、タイマにより30秒経過したと判断されたときには、ステップS608と同様に、テレビ放送の受信状況検出部118に受信状況を検出させる(ステップS622)。
制御部110は、受信状況検出部118によって検出された受信レベルが、記憶部112に記憶された所定値以上であるか否かを判断する。判断の結果、検出された受信レベルが所定値以上であると、制御部110は、その回数をカウントしてカウント数を記憶部112に記憶させておく。受信レベルが連続して所定値以上であれば、カウント数を更新する。10回カウントされるまでに受信レベルが所定値未満であることを検知すると、カウント数をリセットする。
このように、制御部110は、10回連続して受信レベルが所定値以上であるか否かを判断する(ステップS624)。10回連続して受信レベルが所定値以上となるまでは(ステップS624においてNO)、制御部110は、上記ステップS614〜S622の処理を繰り返す。これにより、安定的にテレビ放送の受信状況が良くなるまでは、パケットデータに基づく所定の情報をユーザに提供する。
ステップS624において、制御部110が、受信状況検出部118により検出された受信レベルが所定値以上であることを、10回連続で判断した場合には(ステップS624においてYES)、ステップS602に戻る。このように、安定的にテレビ放送の受信状況が良くなると、自動的にテレビ放送の出力に切り替えられる。
上述のように、ステップS610およびステップS624において、受信レベルの判定
結果が10回連続して所定値未満あるいは所定値以上であった場合に映像音声処理部111における出力処理の切り替えを行なう。これにより、頻繁に切り替わることを防止することができる。なお、本実施の形態においては、10回としたが、これに限らず、たとえば1回であってもよい。この場合、受信状況の検出を、たとえば3秒ごとに行なうこととしてもよい。
結果が10回連続して所定値未満あるいは所定値以上であった場合に映像音声処理部111における出力処理の切り替えを行なう。これにより、頻繁に切り替わることを防止することができる。なお、本実施の形態においては、10回としたが、これに限らず、たとえば1回であってもよい。この場合、受信状況の検出を、たとえば3秒ごとに行なうこととしてもよい。
また、ステップS611において30秒タイマをスタートさせ、30秒経過した場合に、受信状況を検出する。これにより、制御部110における処理の軽減を図ることができる。また、これにより省電力化を図ることができる。
このように、本発明の実施の形態1における携帯通信端末100は、テレビ放送視聴中に、テレビ放送受信中に電波状況が悪くなった場合には、自動的にパケットデータを受信する。そして、映像および音声の出力を切り替えて、パケットデータに基づく情報をユーザに提示する。これにより、ユーザによる操作の煩わしさがなく、使い勝手がよい。また、テレビ放送が視聴できない間も、ユーザにとって有用な情報を視聴することができる。
また、パケットデータ受信中も、ユーザによって、テレビチューナ140の電源をOFFにする指示が受け付けられるまでは、受信状況が検出される。これにより、パケットデータ受信中に、受信状況が良くなったことが判断されると、自動的にテレビ放送に出力が切り替えられる。したがって、受信状況の良い、または視聴に耐えるテレビ放送を、確実にユーザに提供することができる。
なお、情報配信元から配信される情報によっては、ステップS616またはステップS618のいずれかのみ行なわれる場合もある。すなわち、映像のみがディスプレイ150に表示される場合もあり、音声のみがスピーカ160から出力される場合もある。
次に、上述のステップS611の処理に応じて行なわれる、携帯通信端末100と情報配信サーバ300a,bとの通信について説明する。
ステップS611において、携帯通信端末100のパケット送受信部130より、情報配信元のURLと、基地局192から取得される位置情報と、携帯通信端末100の識別番号とを含むパケットデータが発信される。発信されたパケットデータは、基地局192に届けられる。基地局192に届けられたパケットデータは、携帯端末網190を介して該当のURLを示す情報配信元へ最終的に届けられる。
指定したURLが、たとえば情報配信サーバ300bを示すURLであるとすると、図4を参照して、そのパケットデータは通信IF390から入力される。CPU310は、受信したパケットデータから、位置情報を取得する。そして、メモリ340に格納された対応表を元に、提供する情報内容を決定する。
CPU310は、情報内容を決定すると、その情報内容が格納されたハードディスク350から、現在の時刻に基づいて、配信するデータを決定する。
図5を参照して、たとえば、パケットデータを受信した時刻が12:30であったとすると、領域F530に記憶された配信時間帯から、配信データは領域F510に記憶されたイベント情報であることが分かる。イベント情報のファイル名は、F520より「B001.html」である。その格納先アドレスは、F540より「b001」であることが分かる。また、CPU310は、受信したパケットデータから返信先の携帯通信端末100の識別情報が分かる。
このようにして、情報配信サーバ300bは、携帯通信端末100の識別情報を宛先とする宛先情報と、アドレス「b001」に記憶されたデータとを含むパケットデータを、携帯端末網190を介して、基地局192へ送信する。そして、基地局192は、パケットデータの宛先情報から、携帯通信端末100へとそのパケットデータを転送する。
このようにして、携帯通信端末100のパケット送受信部130が、アンテナ113を介してそのデータを受信する(ステップS614)。
なお、図6のステップS614において受信されたパケットデータがテキストや静止画であった場合、ユーザに情報を更新するか否かを選択させることとしてもよい。たとえば、ステップS620において30秒経過していないと判断されたときに、このような選択を行なわせる。この場合、ユーザにより情報を更新する選択がされると、ステップS611へ戻り、制御部110は、パケット送受信部130より再度情報要求データを送信する。このような構成とすることにより、ユーザに新たな情報を提供することができる。
また、情報配信元から送信されるデータは、ストリームデータであってもよい。この場合、たとえば、テレビチューナ140を介して受信していたテレビ放送の番組を、パケットデータとして受信することもできる。
図6に示したステップS624において、受信状況が回復したと判断された場合であっても、ユーザにテレビ放送の出力に戻すか否かを選択させてもよい。この場合、ユーザがテレビ放送の出力に戻さないことを選択すると、引き続き、パケットデータに基づく情報をユーザに提供することができる。
実施の形態1において、情報配信元を特定するためのURLを、記憶部112の対応表により決定することとしたが、これに限られない。たとえばユーザが入力部120を操作することにより直接決定されることとしてもよい。また、情報配信元を特定するための情報としては特にURLに限られない。
また、情報配信元のハードディスク350に、種々の情報データが基地局別に格納されている場合には、携帯通信端末100の記憶部112には単に情報配信元のURLを記憶させておくだけであってもよい。この場合、携帯通信端末100のパケット送受信部130より、上述と同様にURLと位置情報と携帯通信端末100の識別番号とを含むパケットデータを送信すると、情報配信元より、種々のデータが配信される。
また、携帯通信端末100で位置情報を付加してパケットデータを送信せずに、基地局192において位置情報が付加されることとしてもよい。
また、携帯通信端末100の記憶部112には、予め、位置情報と、情報の種類と、情報配信サーバのURLとの対応表が格納されることとしてもよい。たとえばユーザにより、または予め、地域情報を受信するように設定されているとすると、制御部110は、基地局192からの位置情報と対応表とを参照して、その位置情報の含まれる地域の、地域情報を配信する情報配信元のURLを取得する。この場合、携帯通信端末100側で位置情報に対応した情報配信元を決定するため、情報配信元において位置情報と提供する情報との対応表は不要となる。
また、記憶部112にキャッシュ領域を設けることとしてもよい。この場合、直前に受信したパケットデータをキャッシュ領域に記憶させておく。そして、図6に示すステップS610においてYESの判断がなされたときに、制御部110は、ステップS611で情報要求データを送信する前に、キャッシュ領域を確認する。そして、キャッシュ領域に記憶されているデータであることが分かれば、キャッシュ領域から直接取り出す。そうすると、ステップS611の処理を省略することができ、さらにスムーズに所定の情報をユーザに提供することができる。なお、このような構成の場合、キャッシュ領域から取り出した情報が古い場合がある。したがって、たとえばステップS620において30秒経過していないと判断されたときに、ユーザに情報を更新するか否かを選択させる。そして、ユーザにより情報を更新することが選択されると、ステップS611の処理を実行する。このような構成とすることにより、ユーザに新たな情報を提供することができる。
[実施の形態1の変形例]
実施の形態1の変形例では、テレビ放送局180から得られる放送信号が、デジタル信号である場合について説明する。
実施の形態1の変形例では、テレビ放送局180から得られる放送信号が、デジタル信号である場合について説明する。
図7は、実施の形態1の変形例における携帯通信端末200の構成を表わす機能ブロック図である。
図7を参照して、実施の形態1の変形例における携帯通信端末200の構成は、実施の形態1の携帯通信端末100における復調部116に代えて、復調部216およびMPEGデコーダ217が設けられる。他の構成については、上述の実施の形態1と同様であるためその説明は繰り返さない。
復調部216は、テレビチューナ140から送出される変調された放送信号を復調する。また、MPEGデコーダ217は、圧縮されている映像音声信号を復号化する。
実施の形態1の変形例における携帯通信端末200の受信状況検出部118は、復調部216において復調された放送信号より受信状況を検出する。具体的には、受信状況検出部118は、復調部216から送出される放送信号より、BER(Bit Error Rate)の検出を行なったり、TS(Transport Stream)エラー評価を行なうことにより、受信状況を検出する。
記憶部112に、視聴不可能となる所定の値を、予め記憶しておく。これにより、制御部110は、受信状況検出部118からの信号を受信して、検出された受信レベルと所定値とを比較する。
実施の形態1の変形例における携帯通信端末200における処理の流れは、実施の形態1において図6に示したフローチャートと同様の流れであるので、説明は繰り返さない。
このように、デジタル放送においても、アナログ放送と同様に受信状況を検出して、所定の情報に、自動的に出力を切り替えることができる。これにより、ユーザによる操作の煩わしさがなく、使い勝手がよい。また、テレビ放送が視聴できない間も、ユーザにとって有用な情報を視聴することができる。
なお、本発明の実施の形態1およびその変形例において、携帯通信端末として携帯電話を用いて説明したが、その他の端末にであってもよい。すなわち、図1に示されるような携帯電話は、ユーザが片手で把持することができる大きさあるいは形状を有するが、このような態様に限られず、必ずしも片手で把持ができない端末であってもよい。
実施の形態1およびその変形例に係る携帯通信端末100,200の機能は、各ハードウェアおよび制御部110により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、メモリカード等の着脱可能な情報記録媒体に格納して流通させてもよい。
今回開示された実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,200 携帯通信端末、101 筐体、110 制御部、111 映像音声処理部、112 記憶部、113 アンテナ、114 通信制御部、115 抽出再構成部、116 復調部、118 受信状況検出部、120 入力部、130 パケット送受信部、140 テレビチューナ、150 ディスプレイ、160 スピーカ、170 クロック、180 テレビ放送局、190 携帯端末網、192 基地局、216 復調部、217 MPEGデコーダ、300a,b 情報配信サーバ。
Claims (5)
- ユーザの指示により放送局を選局するための選局手段と、
前記選局手段により選局された前記放送局からの放送信号を復調するための復調手段と、
前記復調手段により復調された前記放送信号に対応する映像・音声信号を出力するための出力処理手段と、
前記放送信号より電波の受信状況を検出するための検出手段と、
前記検出手段により検出された前記受信状況のレベルが所定値未満であることが所定回数検出された場合に、情報配信元に対して所定の情報の送信を要求するための送信要求手段と、
前記送信要求手段が要求した前記所定の情報を、前記情報配信元より受信するための情報受信手段とを備え、
前記情報受信手段が前記所定の情報を受信したときには、前記出力処理手段は、前記所定の情報に対応する前記映像・音声信号を出力する処理を行なう、携帯通信端末。 - 前記検出手段は、前記出力処理手段によって前記所定の情報に対応する前記映像・音声信号の出力処理がされている場合、ユーザより前記選局手段を停止させる指示が受け付けられるまでは、前記電波の受信状況を検出する、請求項1に記載の携帯通信端末。
- 前記出力処理手段は、前記所定の情報に対応する前記映像・音声信号の出力処理をしている間に、前記検出手段により検出された受信状況のレベルが所定値以上であることを所定回数検知されると、前記放送信号に対応する前記映像・音声信号の出力処理を行なう、請求項1に記載の携帯通信端末。
- 前記検出手段は、所定時間ごとに前記受信状況を検出する、請求項1に記載の携帯通信端末。
- 前記出力処理手段によって前記所定の情報に対応する前記映像・音声信号の出力処理がされている間、前記所定の情報の更新を行なうか否かをユーザに選択させるための更新選択手段をさらに備え、
前記更新選択手段によって更新を行なうことが選択された場合には、前記送信要求手段は、前記所定の情報の送信を要求する、請求項1に記載の携帯通信端末。
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2004
- 2004-07-27 JP JP2004218474A patent/JP2006041879A/ja not_active Withdrawn
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