JP2006041747A - 遠隔見守りシステム、及び遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔見守りシステムにおいて、ペット等の監視対象物が、携帯端末の表示画面中で背景に比べて極めて小さくしか表示されないことから、監視対象物の詳細が分かりにくいという不具合を、監視対象物の切り分けに多くのソフト処理を要することがない簡便なシステム構成で解消する。
【解決手段】宅内装置10で撮影したリアルタイムの画像V2と背景画像V1から監視対象物Pの位置座標を検出し、この位置座標に基づいて画像V2上に監視対象物を示す表示枠16を表示する。ユーザは携帯端末3の表示画面3aで上記表示枠16表示のある画像V4を見て、希望する表示枠16を指定し、切替えボタン19を操作すると、表示画面3a上の画像が監視対象物の拡大画像V5に切替わる。
【選択図】図7
【解決手段】宅内装置10で撮影したリアルタイムの画像V2と背景画像V1から監視対象物Pの位置座標を検出し、この位置座標に基づいて画像V2上に監視対象物を示す表示枠16を表示する。ユーザは携帯端末3の表示画面3aで上記表示枠16表示のある画像V4を見て、希望する表示枠16を指定し、切替えボタン19を操作すると、表示画面3a上の画像が監視対象物の拡大画像V5に切替わる。
【選択図】図7
Description
本発明は、例えば宅内にいる子供や老人、ペット等の状況を宅外から見守るために、宅内に設置した宅内装置の撮影画像を宅外から確認可能とする遠隔見守りシステム、及び遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置に関するものである。
従来から、宅内の撮影画像を宅外から確認可能とする遠隔見守りシステムが知られている。例えば、宅内に設置したカメラ内蔵の宅内装置にて宅内のペット等が居る監視エリアを撮影し、その画像を電話回線及びインターネットを介してサーバ装置に送信し、さらに、その画像をサーバ装置からインターネット及び電話回線を介して携帯端末に送信することで、携帯端末に宅内の撮影画像を表示し、また、携帯端末からの指示により、宅内装置のカメラによる撮影画像を静止画像としてキャプチャし、その画像をサーバ装置に送信するものがある。
ところが、上記のシステムでペットの見守りをする場合、ペットの行動範囲に合わせて宅内装置の設置位置及びカメラのワイド・ズームの設定をすると、ペットの行動範囲は部屋中に亘る広いものであるため、どうしても撮影画像の範囲が広くなり(広角画像になり)、ペット自身は携帯端末の表示画面内に極めて小さくしか写らず、ペットの健康状態等の細かな様子が分からないという不具合があった。見守りの対象(以下、監視対象物)が子供、老人である場合も同様の不具合があった。
上記不具合が生じないように、宅内装置で撮影した画像から、動きのある部分を監視対象物として自動的に切り出して、その部分を拡大した画像をサーバ装置へと送信することが考えられるが、実際に宅内で動くものとしては、監視対象物であるペット以外に、ドア、窓あるいはカーテンの開閉、衣服、置物あるいは備品の移動等、種々のものがあり、監視対象物のみを正確に切り出すには相当の困難が伴う上に、より正確に切り出そうとしてソフト的に多くの処理を施せば、それだけ処理時間を要することになる。また、宅内装置に搭載する処理ソフトが大きくなり過ぎて、コスト高となり一般家庭用の見守りシステムとしては相応しくないものになる。
なお、背景画像から動く物体を判別する技術の代表的なものとしては「動き検出法」と「背景差分法」が知られており、特許文献1には背景差分法における背景画像を確実に取得できる方法が開示されている。この特許文献1の技術は車両が頻繁に行き交う道路のような背景であっても、背景画をブロックに分けると共に、学習機能を用いることによって短時間に正確な背景画像が得られるようにしたものであって、上記不具合を解消することについて何ら示唆を与えるものではない。
また、特許文献2には、スキャナで走査した画像から検査対象物の外形パターンを正しく認識するために、読み出した画像の2値化後の画像の処理を工夫した技術が示されているが、この技術も、あくまでも画像中の対象物の切り出しに関するものであって、携帯端末の表示画面に表示される監視対象物の大きさが十分ではなく、監視対象物の詳細が把握できないという前記不具合の解決に示唆を与えるものではない。
特開2002−109546号公報
特開昭60−256290号公報
本発明は、遠隔見守りシステムにおいて、ペット等の監視対象物が、携帯端末の表示画面中で背景に比べて極めて小さくしか表示されないことから、監視対象物の詳細が分かりにくいという不具合を、監視対象物の切り出しのために多くのソフト処理を必要とすることがない簡便なシステム構成で解消できる遠隔見守りシステム、及びそのシステムに用いる宅内装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、宅内に設置されて宅内の監視エリアをカメラにて撮影する宅内装置と、前記宅内装置にて撮影された画像を電話回線及びインターネットを介して受信すると共に、その画像をインターネット及び電話回線を介して携帯端末に送信するサーバ装置とを備えた遠隔見守りシステムにおいて、前記宅内装置は、前記カメラによる撮影画像をキャプチャする画像キャプチャ手段と、前記画像キャプチャ手段によりキャプチャされた画像を記憶する画像メモリと、該画像メモリ内に記憶された画像であって、監視対象物が監視エリア内に存在しない背景画としての撮影画像と、監視対象物が監視エリア内に存在するリアルタイムの撮影画像との差分から監視対象物の位置座標を検出する座標検出手段と、監視対象物が監視エリア内に存在するリアルタイムの撮影画像と、上記座標検出手段により検出した位置座標とをサーバ装置に送信する送信手段と、を備え、前記サーバ装置は、受信した位置座標に基づいて、同受信した撮影画像中に、監視対象物の位置を示す表示枠を枠番号と共に表示させる画像生成手段と、表示枠内の画像を拡大し監視対象物の拡大画像を生成する拡大画像生成手段と、を備え、前記携帯端末は、前記サーバ装置が生成した画像を表示する表示画面と、該表示画面上の画像を、表示枠が表示された全体画像から監視対象物の拡大画像へ切替える切替え手段と、切替えるべき拡大画像を、ユーザが前記枠番号を入力することにより指定する拡大画像の指定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、宅内に設置されて宅内の監視エリアをカメラにて撮影する宅内装置と、前記宅内装置にて撮影された画像を電話回線及びインターネットを介して受信すると共に、その画像をインターネット及び電話回線を介して携帯端末に送信するサーバ装置とを備えた遠隔見守りシステムにおいて、前記宅内装置は、前記カメラによる撮影画像をキャプチャする画像キャプチャ手段と、前記画像キャプチャ手段によりキャプチャされた画像を記憶する画像メモリと、該画像メモリ内に記憶された画像であって、監視対象物が監視エリア内に存在しない撮影画像と、監視対象物が監視エリア内に存在する撮影画像との差分から監視対象物の位置座標を検出する座標検出手段と、監視対象物が監視エリア内に存在する撮影画像と、上記座標検出手段により検出した位置座標とをサーバ装置に送信する送信手段と、を備え、前記サーバ装置は、受信した位置座標に基づいて、同受信した撮影画像中に、監視対象物の位置を示す表示枠を表示させる画像生成手段と、表示枠内の画像を拡大し監視対象物の拡大画像を生成する拡大画像生成手段と、を備え、前記携帯端末は、前記サーバ装置内が生成した画像を表示する表示画面と、該表示画面上の画像を、表示枠が表示された全体画像から監視対象物の拡大画像へ切替える切替え手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記携帯端末は、表示枠が複数である場合に、その複数の表示枠の内の拡大すべき1つをユーザが指定する指定手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2に記載の遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置であって、カメラによる撮影画像をキャプチャする画像キャプチャ手段と、前記画像キャプチャ手段によりキャプチャされた画像を記憶する画像メモリと、該画像メモリ内に記憶された画像であって、監視対象物が監視エリア内に存在しない背景画としての撮影画像と、監視対象物が監視エリア内に存在するリアルタイムの撮影画像との差分から監視対象物の位置座標を検出する座標検出手段と、監視対象物が監視エリア内に存在するリアルタイムの撮影画像と、上記座標検出手段により検出した位置座標とをサーバ装置に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、携帯端末の表示画面には、監視対象物が表示枠で囲まれた撮影画像全体が表示され、かつ該表示枠には枠番号が付されており、ユーザが携帯端末の指定手段を用いて枠番号を指定し、切替え手段によって切替えれば、指定された表示枠の拡大画像が表示画面に表示されるので、ユーザにとって容易に監視対象物の詳細が把握できるようになる。また、表示枠が複数であっても、その複数の表示枠のうちのどれが真に監視対象物の表示であるかはユーザが指定するようになっているので、宅内装置に備える、監視対象物を切り出す手段としての座標検出手段を、より厳密に監視対象物のみを切り出す処理工程の多いソフトとする必要がなく、その分だけ速い処理速度が得られる上に、遠隔見守りシステムをコスト安く提供することができる。
また、請求項2の発明によれば、携帯端末の表示画面には、まず監視対象物が表示枠で囲まれた撮影画像全体が表示され、切替え手段で切替えれば該表示枠で囲まれた部分の拡大画像が表示画面上に表示されるので、ユーザにとって監視対象物の詳細が容易に把握できるようになる。
また、請求項3の発明によれば、携帯端末の表示画面には、監視対象物が表示枠で囲まれた撮影画像全体が表示され、ユーザが携帯端末の指定手段を用いて拡大すべき表示枠を指定し、切替え手段によって切替えれば、指定された表示枠の拡大画像が表示画面上に表示されるので、ユーザにとって容易に監視対象物の詳細が把握できるようになる。また、表示枠が複数であっても、その複数の表示枠のうちのどれが真に監視対象物の表示であるかはユーザが指定するようになっているので、宅内装置に備える、監視対象物を切り出す手段としての座標検出手段を、より厳密に監視対象物のみを切り出す処理工程の多いソフトとする必要がなく、その分だけ速い処理速度が得られる上に、遠隔見守りシステムをコスト安く提供することができる。
また、請求項4の発明によれば、請求項2の遠隔見守りシステムを実現する宅内装置を提供できる。
以下、本発明の一実施形態に係る遠隔見守りシステムについて図1乃至図7を参照して説明する。図1は、遠隔見守りシステム1の概略構成を示す。同システム1は、宅内の監視対象物P(ペット、子供等)が居る部屋に設置され、その部屋の状況を撮影するカメラ11を内蔵した宅内装置10と、該宅内装置10に電話回線及びインターネット4を介して接続したサーバ装置2(Webサーバ)及び宅外のユーザが保持する携帯端末3とから成る。携帯端末3は、液晶等の表示画面3aを有する携帯電話又はPDA(Personal Digital Assistant)である。
宅内装置10は、サーバ装置2から送信されたカメラ撮影動作及びその他の動作を含む命令を受信して、その命令を実行し、サーバ装置2に宅内情報をアップロードし、ユーザはそのアップロードされた情報を携帯端末3を介して得ることができる。
例えば、宅外のユーザがペットPのいる部屋の画像を見ようとすれば、携帯端末3のブラウザ機能を用いてサーバ装置2にログインし、該ブラウザ上で宅内装置への撮影命令を出す。すると、その命令がサーバ装置2から宅内装置10に送信され、宅内装置10は撮影した画像をサーバ装置2へアップロードし、ユーザはその画像を携帯端末3の表示画面3aで見ることができる。
監視対象物が、特定の部屋内で放し飼い状態にしたペットPである場合には、ペットPの居場所が特定できないために、宅内装置10は部屋の隅に設置し、カメラ11の監視エリアを部屋のほぼ全域に広げておく必要があり、この場合撮影画像は、例えば図6(b)に示したようになって画像全体に占めるペットPの映像はどうしても小さくなる。
次に、宅内装置10の構成について図2に基づき説明する。宅内装置10は、マイクロコンピュータからなり、取込んだ画像の種々の処理(後に詳述)を行う制御部12(画像キャプチャ手段、座標検出手段)と、該制御部12にインターフェイス13を介して接続したカメラ11と、該カメラ11によって撮影した画像を静止画として記憶しておく画像メモリ14とを備えている。制御部12で処理された画像及びデータ等の情報はモデム15(送信手段)を介してインターネットへ送信される。
宅内装置10の構成は上記のとおりであり、その機能について図3のフローチャートに基づき説明する。宅外のユーザが携帯端末3から撮影命令を出すと、その撮影命令が電話回線及びインターネットを介して宅内装置10に送られる。制御部12は撮影命令の受信(S1)に基づき、カメラ11を動作させて現在の部屋内を撮影すると共に、撮影した画像(リアルタイムの撮影画像)をキャプチャし、画像メモリ14に記憶する(S2)。
画像メモリ14には、ペットPが居ない状態の部屋内を撮影した背景画としての画像(背景画像)が予め記憶されており、リアルタイムの撮影画像と、該背景画像が比較され、差分の画像が抽出される(S3)。図6に背景画像V1(図6(a))とリアルタイム画像V2(図6(b))及び両画像から作成される差分画像V3(図6(c))の例を示す。この例の場合、背景画像V1に比べてケージC内に居るペットPの部分と、ドアDの部分が差分画像となって現れる。なお、背景画像V1は、ユーザがペットPを部屋外に置いた状態(ペットをカメラによる監視エリア外に置いた状態)で、事前に撮影される。
次に、差分画像V3(図6(c))において、エッジ検出手法等により外形を特定し、直線部分が多い差分画像は人工物であると判定してその部分を差分画像から排除する(S4)。上記S3における差分画像V3の作成及びS4における人工物の判定(監視対象物以外の差分画像の判定)は、公知技術を用いて実施でき、用いるソフトによっては極めて精度高く行うことができるが、本発明の目的に照らして、これら処理に用いるソフトは簡素で処理速度の速いものが望ましい。
次に、人工物と判定された差分画像を除いた残りの差分画像について、その位置座標(例えば、差分画像の外形を囲む直方形の対角点の座標)が算出され(S5)、その位置座標のデータと共に前記リアルタイムの撮影画像V2が、モデム15を介してサーバ装置2へ送信(アップロード)される(S6)。
サーバ装置2は、上記のようにしてアップロードされたリアルタイム画像V2及び位置座標データから、次のようにして表示枠16及び枠番号17を表示した画像V4を生成する。すなわち、サーバ装置2は、得られた位置座標(直方形の対角点の座標)に基づきリアルタイム画像上で点滅(ブリンク)する表示枠16を表示し、表示枠の近くに枠番号17を表示する。図7(a)に表示枠16と枠番号17が表示された画像の例を示す。サーバ装置2が得た位置座標データが複数の場合(つまり、差分画像が2ヶ所以上になる場合)には、リアルタイム画像中の異なった複数位置に表示枠16が表示され、それらに1から始まる通し番号の枠番号17が付与される。図7(c)に複数の表示枠16が表示され、それぞれに枠番号17が付された画像の例を示す。また、サーバ装置2は、上記表示枠16内の画像を拡大した拡大画像(監視対象物の拡大画像)V5(図7(b))を作成する。表示枠16が複数の場合には、各表示枠16に対応した複数の拡大画像を作成する。
サーバ装置2の上記機能について、図4のフローチャートに沿って説明する。宅内装置10からリアルタイム撮影画像V2と位置座標のデータがアップロードされると(S11)、得られた位置座標に基づき、リアルタイム画像V2に表示枠16を表示し(S12)、枠番号17を自動発生させて各表示枠16に付与する(S13)。そして、各表示枠16内の画像を拡大した拡大画像V5を生成する(S14)。
次に、携帯端末3について説明する。携帯端末3は、上記のようにしてサーバ装置2内に生成された表示枠を有する画像V4及び拡大画像V5をダウンロードして前記表示画面3a上で見ることができる。監視エリア全体を撮影した画像V4には監視対象物を示す表示枠16が表示され、かつ各表示枠16には枠番号17が付されているので、ユーザは例えばテンキー18(指定手段)を用いて希望する枠番号17を入力し、次に特定のキーからなる切替えボタン19(切替え手段)を押せば、希望した表示枠16内の拡大画像V5が表示画面3aに表示される。例えば図7(c)の全体画像であれば、脱衣した衣服20とケージCから抜け出したペットPについて差分画像であると認識されて、それぞれに表示枠16が表示され、枠番号「"1"」、「"2"」が付与されるので、ユーザはテンキー18の「"2"」を押し、2番の表示枠16(ペットの差分画像)を指定する。もちろん、この際にユーザが敢えて1番の表示枠16を指定すれば、ユーザは衣服の拡大画像を取得することができる。
携帯端末3の上記機能について、図5のフローチャートに沿って説明する。携帯端末3の表示画面3aに表示枠16が表示された全体画像V4が表示された後、ユーザはテンキー18を用いて希望する枠番号17を入力し、指定する(S21)。次にユーザが切替えボタン19を操作すると(S22)、携帯端末3は、サーバ装置2にアクセスしてサーバ装置2が作成した拡大画像V5を取得し、表示画面3aの画像を全体画像V4から拡大画像V5へ切り替える(S23)。
なお、枠番号17を指定する指定手段は、テンキー18以外に十字キー、アップダウンキー等の携帯端末3に備えられた他のキー等を用いてもよい。十字キーを用いた場合には、該十字キーでもって指定した表示枠の点滅を点灯へ変更できるようにすれば、どの表示枠が指定されたかが確認できるので、枠番号を省略することができる。
さらに、宅内装置10の、人工物による差分画像の判定手順(図3におけるS4)は、大幅に簡素なものにしてもよいし、あるいは場合によっては省略してもよい。その場合、差分画像の生成される個数(つまり、表示枠16の個数)は多くなる可能性があり、ユーザが、その多くの表示枠16の中から正しく監視対象物Pを囲った表示枠16を見つけ出す労力は若干増すが、宅内装置10に備える、監視対象物Pを切り出す手段としての座標検出手段は、さらに簡素な(処理工程の少ない)ソフトとすることができ、その分だけ早い処理速度が得られ、携帯端末3の表示画面3aに、表示枠16が表示された画像V4が現れるまでの時間が短縮される。また、遠隔見守りシステム1及び宅内装置10をよりコスト安く提供できる。
1 遠隔見守りシステム
2 サーバ装置
3 携帯端末
3a 表示画面
4 インターネット
10 宅内装置
11 カメラ
12 制御部(画像キャプチャ手段、座標検出手段)
14 画像メモリ
15 モデム(送信手段)
16 表示枠
17 枠番号
18 テンキー(指定手段)
19 切替えボタン(切替え手段)
P ペット(監視対象物)
V1 背景画像
V2 リアルタイム撮影画像
V3 差分画像
V4 表示枠が表示された画像
V5 拡大画像
2 サーバ装置
3 携帯端末
3a 表示画面
4 インターネット
10 宅内装置
11 カメラ
12 制御部(画像キャプチャ手段、座標検出手段)
14 画像メモリ
15 モデム(送信手段)
16 表示枠
17 枠番号
18 テンキー(指定手段)
19 切替えボタン(切替え手段)
P ペット(監視対象物)
V1 背景画像
V2 リアルタイム撮影画像
V3 差分画像
V4 表示枠が表示された画像
V5 拡大画像
Claims (4)
- 宅内に設置されて宅内の監視エリアをカメラにて撮影する宅内装置と、前記宅内装置にて撮影された画像を電話回線及びインターネットを介して受信すると共に、その画像をインターネット及び電話回線を介して携帯端末に送信するサーバ装置とを備えた遠隔見守りシステムにおいて、
前記宅内装置は、
前記カメラによる撮影画像をキャプチャする画像キャプチャ手段と、
前記画像キャプチャ手段によりキャプチャされた画像を記憶する画像メモリと、
該画像メモリ内に記憶された画像であって、監視対象物が監視エリア内に存在しない背景画としての撮影画像と、監視対象物が監視エリア内に存在するリアルタイムの撮影画像との差分から監視対象物の位置座標を検出する座標検出手段と、
監視対象物が監視エリア内に存在するリアルタイムの撮影画像と、上記座標検出手段により検出した位置座標とをサーバ装置に送信する送信手段と、を備え、
前記サーバ装置は、
受信した位置座標に基づいて、同受信した撮影画像中に、監視対象物の位置を示す表示枠を枠番号と共に表示させる画像生成手段と、
表示枠内の画像を拡大し監視対象物の拡大画像を生成する拡大画像生成手段と、を備え、
前記携帯端末は、
前記サーバ装置が生成した画像を表示する表示画面と、
該表示画面上の画像を、表示枠が表示された全体画像から監視対象物の拡大画像へ切替える切替え手段と、
切替えるべき拡大画像を、ユーザが前記枠番号を入力することにより指定する拡大画像の指定手段と、を備えたことを特徴とする遠隔見守りシステム。 - 宅内に設置されて宅内の監視エリアをカメラにて撮影する宅内装置と、前記宅内装置にて撮影された画像を電話回線及びインターネットを介して受信すると共に、その画像をインターネット及び電話回線を介して携帯端末に送信するサーバ装置とを備えた遠隔見守りシステムにおいて、
前記宅内装置は、
前記カメラによる撮影画像をキャプチャする画像キャプチャ手段と、
前記画像キャプチャ手段によりキャプチャされた画像を記憶する画像メモリと、
該画像メモリ内に記憶された画像であって、監視対象物が監視エリア内に存在しない撮影画像と、監視対象物が監視エリア内に存在する撮影画像との差分から監視対象物の位置座標を検出する座標検出手段と、
監視対象物が監視エリア内に存在する撮影画像と、上記座標検出手段により検出した位置座標とをサーバ装置に送信する送信手段と、を備え、
前記サーバ装置は、
受信した位置座標に基づいて、同受信した撮影画像中に、監視対象物の位置を示す表示枠を表示させる画像生成手段と、
表示枠内の画像を拡大し監視対象物の拡大画像を生成する拡大画像生成手段と、を備え、
前記携帯端末は、
前記サーバ装置内の画像を表示する表示画面と、
該表示画面上の画像を、表示枠が表示された全体画像から監視対象物の拡大画像へ切替える切替え手段と、を備えたことを特徴とする遠隔見守りシステム。 - 前記携帯端末は、表示枠が複数である場合に、その複数の表示枠の内の拡大すべき1つをユーザが指定する指定手段を備えた請求項2に記載の遠隔見守りシステム。
- カメラによる撮影画像をキャプチャする画像キャプチャ手段と、
前記画像キャプチャ手段によりキャプチャされた画像を記憶する画像メモリと、
該画像メモリ内に記憶された画像であって、監視対象物が監視エリア内に存在しない背景画としての撮影画像と、監視対象物が監視エリア内に存在するリアルタイムの撮影画像との差分から監視対象物の位置座標を検出する座標検出手段と、
監視対象物が監視エリア内に存在するリアルタイムの撮影画像と、上記座標検出手段により検出した位置座標とをサーバ装置に送信する送信手段と、
を備えた請求項2に記載の遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004216437A JP2006041747A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 遠隔見守りシステム、及び遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004216437A JP2006041747A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 遠隔見守りシステム、及び遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=35906290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004216437A Withdrawn JP2006041747A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 遠隔見守りシステム、及び遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006041747A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-07-23 JP JP2004216437A patent/JP2006041747A/ja not_active Withdrawn
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