JP2006041615A - 画像処理装置 - Google Patents

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Hirofumi Komatsubara
弘文 小松原
Junichi Matsunoshita
純一 松野下
Shinichi Yada
伸一 矢田
Takeshi Noguchi
武史 野口
So Sugino
創 杉野
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Abstract

【課題】 簡便な処理により符号画像の合成領域を決定することのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントの印刷画像に、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理装置であって、関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントの印刷画像を生成し、当該印刷画像に合成する符号画像を生成し、この生成した印刷画像上の、関連データの画像部分に対して、取得した符号画像を選択的に合成する画像処理装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷画像に符号画像を合成する画像処理装置に関する。
近年、データを符号化した符号画像を、表示又は印刷の対象となった画像(対象画像)に対して合成し、復号側で、当該画像から符号画像を抽出し、当該符号画像からデータを復号して利用する技術が開発されている(非特許文献1)。
この技術では、印刷の対象となった画像の視認性を保持しつつ、いわば符号画像を対象画像に半透明合成する。具体的には図7に示すように、ビットの「0」と「1」とに対応する符号画像要素を符号化の対象となるデータに従って配列し、対象画像上の画素の明度を、符号画像上の画素の明度に所定値を乗じた値だけ低減する。なお、ここでは図7に示した符号画像要素の画素のうち、「白」の画素の明度を「0」、「黒」の画素の明度を「255」等としている。
「濃度パターン法による電子透かし」、「電子透かしの基礎」、(1998年8月21日)、松井甲子雄著、森北出版株式会社発行、19頁、図2.3、埋込みの原理
ここで上記従来の符号画像の合成技術では、対象画像上で予め定めた条件を満足する領域に、符号画像を合成するのが一般的である。ところが、当該領域を見いだす処理は大きな負荷がかかることがあり、また、対象画像上に必ずしも適切な条件を満足する領域が含まれているとは限らないのが現状である。このため、従来の符号画像の合成技術では、処理が比較的複雑になってしまうという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、簡便な処理により符号画像の合成領域を決定することのできる画像処理装置を提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントの印刷画像に、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理装置であって、前記関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントの印刷画像を生成する手段と、当該印刷画像に合成する符号画像を生成する手段と、前記生成した印刷画像上の、前記関連データの画像部分に対して、前記取得した符号画像を選択的に合成する手段と、を含むことを特徴としている。
また、前記関連データのうちから符号化の対象となる関連データの選択を受付ける手段と、前記選択された関連データに対応して、当該関連データに基づいて生成される符号画像の合成先である関連データの画像の選択を受付ける手段と、を含み、前記符号画像を生成する手段は、前記関連データの少なくとも一部を符号化して符号画像を生成し、前記符号画像を合成する手段は、各符号画像を、その元となった関連データに対応して選択されている合成先の関連データの画像に合成することとしてもよい。
また、前記関連データの各々は、印刷画像に含まれる画像の元となる提示対象部分データと、印刷画像に含まれない非提示対象部分データとを含み、前記符号画像を生成する手段は、前記非提示対象部分データの少なくとも一部を符号化して符号画像を生成することを特徴としている。
さらに、前記符号画像を生成する手段は、符号化の対象となるデータの種別ごとに、互いに異なる符号化方式によって符号化を行い、符号画像を生成することとしてもよい。
また、前記符号画像を生成する手段は、当該符号画像に基づいてデータが復号されたときの、当該復号されたデータの処理を規定する情報を符号化して、当該符号画像に含めることとしてもよい。
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントに、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理装置であって、符号画像を生成する手段と、前記関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントのうち、前記関連データの画像部分に対して、前記符号画像を選択的に合成する手段と、を含むことを特徴としている。
本発明の一態様に係る方法は、ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントの印刷画像に、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理方法であって、前記関連データの各々は、印刷画像に含まれる画像の元となる提示対象部分データと、印刷画像に含まれない非提示対象部分データとを含み、前記関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントの印刷画像を生成する工程と、前記非提示対象部分データの少なくとも一部を符号化して、前記印刷画像に合成する符号画像を生成する工程と、前記生成した印刷画像上の、前記関連データの画像部分に対して、前記取得した符号画像を合成する工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の別の態様に係るプログラムは、ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントの印刷画像に、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理プログラムであって、前記関連データの各々は、印刷画像に含まれる画像の元となる提示対象部分データと、印刷画像に含まれない非提示対象部分データとを含み、前記関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントの印刷画像を生成する手順と、前記非提示対象部分データの少なくとも一部を符号化して、前記印刷画像に合成する符号画像を生成する手順と、前記生成した印刷画像上の、前記関連データの画像部分に対して、前記取得した符号画像を合成する手順と、をコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る画像処理装置1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15とを含んで構成されている。また、この画像処理装置1は、ネットワークを介して画像形成装置であるプリンタ2に接続されている。
制御部11は、CPU等で構成され、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作し、ドキュメントの編集や表示、印刷の処理を行う。またこの制御部11は、印刷の処理の際に、ドキュメントデータ本体の画像とともに、当該ドキュメントデータに関連づけられている関連データの画像を印刷する。このとき、制御部11は、利用者から指定されたデータを符号化して得た符号画像を、この関連データの画像部分に選択的に合成して印刷を行う。これら制御部11の具体的な処理の内容については、後に詳しく述べる。
記憶部12は、RAMやROM等のメモリ素子のほか、ハードディスクやCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ可読な記録媒体(及び当該記録媒体からデータを読みだす等の制御を行うドライバ)を含む。ここで記憶部12としてのハードディスク等には、制御部11によって実行されるプログラムが格納されている。また、この記憶部12は、制御部11の処理に必要となるデータを保持するワークメモリとしても動作する。
操作部13は、キーボードやマウス等であり、利用者の指示操作の内容を制御部11に出力する。表示部14は、ディスプレイ等であり、制御部11から入力される指示に従って画像を表示する。通信部15は、ネットワークに接続されており、制御部11から入力される指示に従って、ネットワーク上の宛先に対してデータを送信する。また、この通信部15は、ネットワークを介して到来するデータを受信して制御部11に出力する。この通信部15は例えば、印刷対象となる画像データをプリンタ2へ送信する指示を、制御部11から受けて、当該画像データをネットワークを介してプリンタ2へと送信する。
本実施の形態の画像処理装置1の処理の対象となるドキュメントは、例えばアドビ社のPDF(Portable Document Format)の規定に基づくドキュメントである。このPDFでは、文字列やグラフィックスなどを含むドキュメントの本体に係るデータ(ドキュメントデータ本体)のほかに、当該ドキュメントに関連する情報として付加された注釈(アノテーション)情報を含むことがある。この注釈には、メモとなる文字列やグラフィックス、音声データ、画像データ、動画像データなどのデータ形式のものが含まれる。なお、この注釈情報の具体的構造などについては、アドビシステムズ著、株式会社ドキュメントシステム訳、「PDFリファレンス第2版」、初版、株式会社ピアソン・エデュケーション発行、2001年9月25日、第7章、7.4節(p.342以降)に詳しい記載があるので、ここではその詳細な説明を省略するが、概要は以下の通りである。
すなわち、注釈情報には、表示や印刷される画像の元となる提示対象部分データAと、印刷画像には直接含まれない非提示対象部分データBとが含まれる(図2)。ここで非提示対象部分データBは、例えば注釈情報が生成された日時や、注釈情報を生成した利用者を特定する情報、さらには、ドキュメントデータ本体上で注釈情報を合成表示する領域の情報などである。
ここで合成表示する領域の情報は、例えばドキュメントデータ上のページを特定する情報と、当該特定されたページ内における表示領域(座標)の情報とを含むものである。
制御部11は、こうしたPDFのドキュメントの編集、表示、印刷の処理を行う。具体的に制御部11は、注釈情報が関連づけられているPDFのドキュメントを表示、印刷する場合、図3に示すように、注釈X1からX5をドキュメント本体Pの画像に重ね合わせて、あたかも付箋やスタンプ等が貼付・押印され、またはマーカーが引かれているかのように表示、印刷する。ここで注釈情報には、非提示対象部分データの一つとして注釈情報の提示対象部分を表示するか、非表示とするかを決定する表示設定情報を含み、制御部11は、当該表示設定情報を参照して、表示すると設定されている注釈情報の提示対象部分を表示する。また、表示設定情報が、表示しないと設定されている注釈情報の提示対象部分を表示しない。
ここで制御部11が利用者からドキュメントの印刷指示を受けた際に実行する処理の内容について説明する。この処理は、図4に示すように、符号化対象データ選択部21と、符号画像データ生成部22と、印刷画像生成部23と、合成領域処理部24と、合成部25とを機能的に含んで構成されている。
符号化対象データ選択部21は、利用者から指定された符号化の対象となるデータ(符号化対象データ)の指定を受けて、当該指定されたデータを符号化対象データとして、符号画像データ生成部22に出力する。
ここで符号化対象データの指定は、例えば操作部13からデータを入力することによって行うこともできる。また、注釈情報に含まれる非提示対象部分データの少なくとも一部を符号化対象データとしてもよい。この際、ドキュメントに複数の注釈情報が関連づけられている場合は、その一部を利用者が選択的に指定できるようにしておき、当該選択して指定された注釈情報のみを符号化対象データとしてもよい。
また、注釈情報のうち、印刷される注釈情報(表示すると設定されている注釈情報)を符号化対象データとしてもよい。この場合、表示をするとの設定がそのまま符号化対象データの指定に相当する。
符号画像データ生成部22は、符号化対象データ選択部21から符号化対象データの入力を受けて、当該入力された符号化対象データの各々に基づいて、それぞれの符号化対象データに対応する符号画像データを生成する。なお符号画像データの生成方法は、従来のものと同様であるのでその説明を省略する。なお、注釈情報を符号化対象データとする場合、注釈情報のうち非提示対象部分データを抽出して、符号化してもよい。そして抽出した非提示対象部分データに基づいて符号画像データを生成する。
印刷画像生成部23は、ドキュメントデータ本体の画像データ(本体画像データ)を生成する。また、この印刷画像生成部23は、表示すると設定されている注釈情報の画像(提示対象部分に基づいて生成される画像)を生成する。そして印刷画像生成部23は、本体画像データ上の、それぞれの注釈情報の合成領域に、それぞれの注釈情報の画像を合成し、当該注釈情報の画像を合成した後の画像データを、印刷画像データとして出力する。
合成領域処理部24は、印刷画像生成部23が生成した印刷画像データのうち、符号画像データ生成部22によって生成された符号画像データを合成する先の領域の部分画像データを抽出する。本実施の形態では、符号画像データの合成先となる領域は、注釈情報の合成領域となる。従って合成領域処理部24は、合成先となっている注釈情報の合成領域内の画像を抽出することになる。
合成領域処理部24は、当該抽出した画像に既に符号画像が合成されているか否かを調べる。これは、仮に注釈情報の提示対象部分の画像に、符号画像が既に合成されている場合、ここへさらに別の符号画像(符号画像データ生成部22が生成した符号画像)を合成すると、各符号画像同士が干渉し、復号不能となることがあるので、これを防止するためである。
合成領域処理部24は、当該抽出した画像に既に符号画像が合成されている場合、当該符号画像の合成前の画像データ(当該注釈情報の画像データ)が取得可能であるか否かを判断する。例えば、注釈情報の画像データが複数のレイヤを有し、第1のレイヤに元の画像データが含まれ、第2のレイヤに符号画像が含まれ、これらが合成されたに過ぎない場合は、当該第1のレイヤに含まれる元の画像データのみを抽出して、当該符号画像の合成前の画像データ(当該注釈情報の画像データ)を取得可能である。合成領域処理部24は、このケースのように、当該符号画像の合成前の画像データが取得可能であると判断されるときには、当該符号画像の合成前の画像データを取得して、印刷画像データのうち、当該注釈情報の合成領域に、当該取得した符号画像の合成前の画像データを上書きする。
また、合成領域処理部24が当該符号画像の合成前の画像データ(当該注釈情報の画像データ)が取得可能でないと判断した場合は、当該抽出した画像から既に合成されている符号画像を除去する。例えば、抽出した画像に合成されている符号画像からデータを復号し、当該復号したデータから符号画像を再現し、当該再現した符号画像と抽出した画像との差分を演算して、抽出した画像から符号画像を除去することができる。合成領域処理部24は、この場合は、当該符号画像を除去した画像を、印刷画像データのうち、当該注釈情報の合成領域に上書きする。
このように、合成領域処理部24は、別の符号画像が含まれることのないよう、合成先の画像領域を調整する。
合成部25は、注釈情報の画像部分(各合成領域によって特定される領域)に対して、符号画像データ生成部22によって生成された符号画像データを合成し、合成画像データを生成する。このとき、注釈情報が複数ある場合には、例えばラスタスキャン順(ドキュメントを左から右へ1ライン走査し、次に下のラインへ移って同様に走査する順序)で合成領域を探索し、この方法で探索された順序で、符号画像データ生成部22によって生成された符号画像データを合成していく。
また、符号画像データ生成部22によって生成された符号画像データが注釈情報の少なくとも一部(例えば非提示対象部分)である場合は、印刷画像データ上の、元の注釈情報(当該符号画像データに関係する注釈情報)の合成領域に、当該符号画像データを合成する。このようにすると、各注釈情報の画像に、当該注釈情報の非提示対象部分データに関連する符号画像データが合成される。
制御部11は、合成部25の処理によって符号化対象データの符号画像データを合成した後、その合成後の印刷画像データをプリンタ2へ出力するよう、通信部15に指示する。そしてプリンタ2が当該合成後の印刷画像データを印刷する。
すなわち本実施の形態では、符号化対象データの合成領域を、注釈情報の画像として決定する。これにより簡便な処理により符号画像の合成領域を決定することができる。
なお、符号画像データの生成においては、必ずしも単一の符号化方式を採用しなければならないものではない。すなわち、文字列のデータと、画像のデータとは互いに異なる符号化方式によって符号化を行ってもよい。具体的に本実施の形態では、記憶部12に予め、データの種別と符号化方式を特定する情報とを関連づけたテーブル(図5)を記憶させておき、制御部11が、符号化対象データの種別を調べ、上記テーブルを参照して当該種別に関連づけられている情報から、当該符号化対象データの符号化方式を特定する。そして当該符号化対象データを当該特定した符号化方式で特定する。このとき、符号化対象データが、複数の種別のデータ要素を含む場合は、各データ要素ごとに異なる符号化方法を採用してもよい。この場合、符号化方法をキーとしてデータ要素の配列順序を並べ替えてから符号化を行い、符号画像データを生成することとしてもよい。このように互いに異なる符号化方法に関連づけられた、複数の種別のデータ要素を含んでなる符号化対象データについては、それぞれの符号化方法に対応して複数の符号画像データが生成されることとなる。そして、これら複数の符号画像データが注釈情報の画像に合成される。
また、符号化対象データには、符号画像データに基づいて当該符号化対象データが復号されたときの、復号側における処理を規定する情報を含んでもよい。例えば、符号化対象データが画像データの場合、当該画像データの表示のために起動するアプリケーションを規定する情報を含んでもよい。この情報は、具体的には、データ種別を特定する情報や、起動するアプリケーションの種別を特定する情報などを含んで構成される。
さらに、符号化対象データ選択部21は、各符号化対象データに対応して、各符号化対象データに基づいて生成される符号画像の合成先の選択を受付けてもよい。具体的には、利用者が符号化対象データ(例えば注釈情報)を一つ選択するごとに、当該選択されたデータの合成先となる注釈情報を選択させる。符号画像データ生成部22は、各符号化対象データに基づいて生成した符号画像と、当該符号画像の元となった注釈情報に対応して選択された、合成先の注釈情報を特定する情報とを関連付けて記憶部12に格納する。
そして、合成領域処理部24及び合成部25は、各符号画像の合成先として、各符号画像に関連付けて記憶部12に格納されている情報で特定される注釈情報の合成領域に対して、それぞれ処理を行い、合成を行うことになる。
これによると、各符号化対象データが、それぞれ指定された合成先の注釈情報の画像に合成されることになる。
さらに、ここまでの説明において、画像処理装置1の制御部11は、例えばPDFのドキュメントなど、関連データを含むドキュメントを編集、表示等するアプリケーションの処理において、関連データに関する符号画像データを生成して合成する処理を行っていたが、当該処理の実行態様は、これに限られない。
例えばドキュメント本体の画像データの入力を受けたプリンタドライバの処理として実行してもよい。すなわち制御部11が当該画像データをプリンタ2にて印刷させるための指示データとして、PDL(Page Description Language)によって記述したデータを生成した後、当該PDLによって記述されたデータに符号画像データを合成する指示を追記してもよい。この場合、プリンタ2に対して出力されるデータはPDLにて記述されたデータとなる。
また、プリンタドライバの処理として、制御部11がラスタ画像データを生成して、当該ラスタ画像データをプリンタ2に対して送信し、プリンタ2が当該ラスタ画像データをそのまま印刷する場合は次のようにしてもよい。すなわち、制御部11は、生成したラスタ画像データ(ビットマップのデータ)のうち、符号画像データを合成する領域に相当する部分のラスタ画像を取り出し、符号画像データを合成した後に、当該合成後のラスタ画像を、上記取り出した位置に上書して合成する。この場合、プリンタ2に対して出力されるデータは、ラスタ画像データとなる。
これらの方法によっても、符号画像データを合成した画像データを生成することができる。なお、制御部11は、例えばプリンタ2の種類やプリンタドライバの設定に基づいて符号画像データを合成するか否かを決定してもよい。例えば、白黒二値で印刷するよう設定されている場合、符号画像データの合成は困難となるので、その場合には、符号画像データを合成しないよう制御することとしてもよい。
さらに、ここまでの説明では、画像処理装置1と、プリンタ2とは別体の装置として示しているが、これらは一体のものであってもよい。
次に本実施の形態に係る画像処理装置の動作について説明する。以下の説明では、関連データである注釈情報の一部に基づいて符号画像データを生成し、この符号画像データを対応する注釈情報の画像に合成する例について述べる。
本実施の形態の画像処理装置1は、注釈情報とともにドキュメント本体のデータを表示している(図6(a))。ここで利用者が注釈情報の一つを選択して、そのうちの符号化対象データを選択する旨の指示を入力すると、図6(b)に示すように、当該注釈情報のうち符号化対象データとして選択可能なデータの一覧を表示する。利用者は、この一覧から少なくとも一部を選択することになる。図6(b)では、各データの先頭に表示されている四角内をクリックして、チェックを入れたりはずしたりすることで符号化対象データを選択する。なお利用者は、符号化対象データを選択しなくてもよい。この場合、当該符号化対象データが選択されなかった注釈情報については、符号画像データが生成・合成されない。
次に利用者がドキュメントの印刷を指示すると、画像処理装置1は、少なくとも一つの符号化対象データの選択がされている注釈情報を強調表示して、利用者に確認を求める。利用者はここで強調表示されている注釈情報にマウスポインタを重ね合わせたり、クリック操作するなどして、強調表示されている注釈情報のうちで選択されている符号化対象データの一覧を表示させる。なお、ここで強調表示の態様としては、注釈情報の枠を特定色に変更したり、色を反転させたり、ハイライトさせたり、点滅させるなどの方法がある。
利用者の確認がされると(OKボタンがクリックされるなど)、画像処理装置1は、それぞれの注釈情報について、選択された符号化対象データを抽出する。そして当該抽出した符号化対象データに基づいて、各注釈情報に対応する符号画像データを生成する。
そして各符号画像データを、対応する注釈情報の画像に合成して印刷画像データを生成して、プリンタ2に送信する。
本実施の形態によれば、印刷の対象となっている注釈情報の画像の領域に、符号画像データを合成することで、符号画像データの合成領域を探索する必要がなくなり、処理の簡素化が図られる。
本実施の形態によって生成された印刷画像は、復号側装置のスキャナによって光学的に読み取られる。そして読み取られて得られた画像データから、各符号画像データの合成部分を特定し、各符号画像データを復号する。
また復号側装置では、合成部分を表す情報(合成部分を特定する座標情報)に、当該復号したデータを関連付けて保持しておき、次の処理を行う。すなわち復号側装置では、読み取って得られた画像データをディスプレイに表示する。そして利用者がマウスポインタ等で、当該ディスプレイ上の画像データの合成部分を指示す(ポインタを当該合成部分に移動する)か、あるいはクリックすると、復号側装置は、当該合成部分に関連づけられて保持されている復号結果のデータを表示する。これにより利用者は、印刷物を取得した場合でも、各注釈情報の非提示対象部分のデータを参照でき、注釈情報を付加した利用者名や、日時などの情報を知ることができる。
また、ここまでの説明では、印刷される画像に対して符号画像を構成する例について説明したが、アプリケーションの処理として、ドキュメントデータに含まれる関連データとしての注釈情報の画像に、符号画像を合成して、アプリケーションのドキュメントデータとして記憶部に格納することとしてもよい。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成例を表すブロック図である。 関連データの構造の例を表す説明図である。 関連データを含むドキュメントの表示例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の例を表す機能ブロック図である。 データ種別と符号化方式とを関連付けるテーブルの例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置における画面表示例を表す説明図である。 従来から用いられている符号画像の画像要素の例を表す説明図である。
符号の説明
1 画像処理装置、2 プリンタ、11 制御部、12 記憶部、13 操作部、14 表示部、15 通信部、21 符号化対象データ選択部、22 符号画像データ生成部、23 印刷画像生成部、24 合成領域処理部、25 合成部。

Claims (8)

  1. ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントの印刷画像に、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理装置であって、
    前記関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントの印刷画像を生成する手段と、
    当該印刷画像に合成する符号画像を生成する手段と、
    前記生成した印刷画像上の、前記関連データの画像部分に対して、前記生成した符号画像を選択的に合成する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記関連データのうちから符号化の対象となる関連データの選択を受付ける手段と、
    前記選択された関連データに対応して、当該関連データに基づいて生成される符号画像の合成先である関連データの画像の選択を受付ける手段と、
    を含み、
    前記符号画像を生成する手段は、前記関連データの少なくとも一部を符号化して符号画像を生成し、
    前記符号画像を合成する手段は、各符号画像を、その元となった関連データに対応して選択されている合成先の関連データの画像に合成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
    前記関連データの各々は、印刷画像に含まれる画像の元となる提示対象部分データと、印刷画像に含まれない非提示対象部分データとを含み、
    前記符号画像を生成する手段は、前記非提示対象部分データの少なくとも一部を符号化して符号画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記符号画像を生成する手段は、
    符号化の対象となるデータの種別ごとに、互いに異なる符号化方式によって符号化を行い、符号画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記符号画像を生成する手段は、
    当該符号画像に基づいてデータが復号されたときの、当該復号されたデータの処理を規定する情報を符号化して、当該符号画像に含めることを特徴とする画像処理装置。
  6. ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントに、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理装置であって、
    符号画像を生成する手段と、
    前記関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントのうち、前記関連データの画像部分に対して、前記符号画像を選択的に合成する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  7. ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントの印刷画像に、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理方法であって、
    前記関連データの各々は、印刷画像に含まれる画像の元となる提示対象部分データと、印刷画像に含まれない非提示対象部分データとを含み、
    前記関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントの印刷画像を生成する工程と、
    前記非提示対象部分データの少なくとも一部を符号化して、前記印刷画像に合成する符号画像を生成する工程と、
    前記生成した印刷画像上の、前記関連データの画像部分に対して、前記取得した符号画像を合成する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. ドキュメントデータ本体と少なくとも一つの関連データとを含むドキュメントの印刷画像に、コンピュータ可読な符号画像を合成する画像処理プログラムであって、
    前記関連データの各々は、印刷画像に含まれる画像の元となる提示対象部分データと、印刷画像に含まれない非提示対象部分データとを含み、
    前記関連データの少なくとも一部に基づく画像を含むドキュメントの印刷画像を生成する手順と、
    前記非提示対象部分データの少なくとも一部を符号化して、前記印刷画像に合成する符号画像を生成する手順と、
    前記生成した印刷画像上の、前記関連データの画像部分に対して、前記取得した符号画像を合成する手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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