JP2006039276A - 光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】入射された光のモードの幾つかが分散されてしまい、様々な信号は互いに干渉しあい受光器にて正確な信号を受光出来なくなるという問題がある。
【解決手段】一対の光ファイバの端面同士を接続させる光コネクタにおいて、上記一対の光ファイバのコアの中心位置が相互に偏心するように当接させ、かつ一方の光ファイバからの入射ビームを他方の光ファイバの軸心に対して傾けて入射させることで、両者を光学的に接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信等に使用される、光ファイバを相互に接続する光コネクタに関するものである。
従来より、データコム通信では、コンピュータ間をつなぐシステムとして10メガビットイーサネット(登録商標)、100メガビットファーストイーサネット(登録商標)が普及しており、更に伝送容量の大きいギガビットイーサネット(登録商標)への移行が開始されており、更には将来の超高速大容量伝送にためには10ギガビットイーサネット(登録商標)の開発も開始されている。
ギガビットイーサネット(登録商標)及び10ギガビットイーサネット(登録商標)の最大の特徴としては、普及しているイーサネット(登録商標)のシステムを周到しており、システム自体が既に量産状態にあるので、他の方式に比べて安価であることと、高速大容量のギガビットであることである。
つまり、ギガビットイーサネット(登録商標)及び10ギガビットイーサネット(登録商標)は10メガビットイーサネット(登録商標)、100メガビットファーストイーサネット(登録商標)と同一フレーム形式を使用して、単純に伝送速度を高めたイーサネット(登録商標)である。
そのため10メガ、100メガ、1ギガ、10ギガのシームレスな通信ネットワーク拡張を行うことが可能となる。
この様に伝送容量を10メガビット、100メガビット、1ギガビット、10ギガビットと大きくしていくと、伝送方式としては電気信号の次に発光ダイオード発光の光信号、更にその次にはレーザダイオード(以降LD)発光の光信号へと変わり、又通信ケーブルとしては銅線、マルチモード光ファイバ、シングルモード光ファイバへと変えていかなくてはならない。
しかしながら、通信ケーブルは、特に北米においてはマルチモード光ファイバのネットワークが張り巡らされており、容易に取り替えるのは困難な状況になっている。
その為、既存のマルチモード光ファイバのケーブル網を使用し高速大容量伝送が可能なギガビットイーサネット(登録商標)そして将来的には10ギガビットイーサネット(登録商標)を推進していく動きが高まっている。
しかし、LD光がマルチモード光ファイバに入射されると、マルチモード光ファイバのコア径に対してLD光のスポットサイズが小さいために、コアに光が充填されず、うまく励起されなかった。
その為にLD光をシングルモード光ファイバに直接入射し、これを既存のマルチモ−ド光ファイバに接合する方法がとられた。
ところが、上記LD光を受けたシングルモード光ファイバとマルチモード光ファイバを接続すると、モードの幾つかが分散され、様々な信号は互いに干渉しあい、受光器にて正確な信号を受光出来なくなり、その為伝送距離が極端に短くなるという問題があった。
マルチモード光ファイバはグレーデッドインデックス型というタイプであり、図5(a)に示すように、各モードの到達時間をそろえる目的でコアの屈折率を放射線形にする工夫をこらしたものであり、モードの違いによる分散はない様に設計されている。
しかし、現実のマルチモード光ファイバは製造工程上、図5(b)に示すように中央部分に屈折率の低い「くぼみ」のような部分が出来るため、入射された光のモードの幾つかが分散され、様々な信号が互いに干渉しあい上記のような現象が生じるのでことになる。
そのため、折角発光源としてLD光を使用しても長い伝送距離を得ることが出来ないという課題があった。
そこで、従来の光コネクタ40は、図6に示すように、一例としてFC形光コネクタにて説明するが、これは一対の光ファイバ固定具33、33’同士を当接させたものであり、この光ファイバ固定具33、33’は、光ファイバ41、41’を挿通固定する軸孔31a、31a’を有するフェルール31、31’と、該フェルール31、31’が嵌合する凹部32aを備え、上記凹部32aと連動しかつ前記フェルール31、31’の軸孔31a、31a’と同軸の貫通孔32bを有するフェルール支持体32とからなり、上記フェルール31、31’の軸孔31a、31a’には光ファイバ41、41’を挿入し、上記フェルール支持体32の貫通孔32bに接着剤43を充填する事により、上記光ファイバ41、41’を固着してなるものであった。
上記一対のフェルール31、31’はスリーブ44で保持され、該スリーブ44の外周には両端にネジ部を設けたアダプタカプリング45を配設すると共に、該アダプタカプリング45のネジ部にカプリングナット46を螺合して各カプリングナット46とフェルール支持体32との間に配設したバネ47の押圧力により光ファイバ固定具33、33’のフェルール31、31’の先端面同士を当接させることにより光ファイバ41、41’の先端面同士を光学的に接続するようにしてあった。
スリーブ44は外径に概ね平行して内径が配置されており、開放端の一方から他方まで一直線でつながった円筒形状である。
又入射側のフェルール31はその外周部のほぼ中心位置に軸孔31aを有し、該軸孔31aにはシングルモード光ファイバ41を接着固定しており、出射側フェルール31’はその外周部の中心から偏心した位置に軸孔31’を有し、該軸孔31a’にはマルチモード光ファイバ41’を接着固定しており、互いのフェルール31、31’の先端面がスリーブ44の内径の中で固定されていた。
その為シングルモード光ファイバ41の中心位置とマルチモード光ファイバ41’の中心位置が偏心しており、シングルモード光ファイバ41を通ってきた光は図5(b)に示すようなマルチモード光ファイバ41’の中央部分の屈折率の低い「くぼみ」のような部分を外して入射し、モードの異常な分散は発生せず、信号は干渉せず効率よく伝送することが可能となった(特許文献1)。
特開2001−13375号公報
しかし、図6に示した一対の光ファイバのコアの中心位置を相対的に偏心させて接続し、特に上記一対の光ファイバの一方にシングルモード光ファイバ41を配し、他方にマルチモードファイバ41’を配置した従来の光コネクタ40では、10メガビット、100メガビットファーストイーサネット(登録商標)、1ギガビットイーサネット(登録商標)までの伝送速度を有するイーサネット(登録商標)であれば、シングルモード光ファイバ41を通ってきた光はマルチモード光ファイバ41’の中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して入射し、モードの異常な分散は発生することがなくなり、信号は干渉せず効率よく伝送することができたが、近年550mまでの伝送距離の要求が出てきており、10ギガビットイーサネット(登録商標)においては、550mの伝送距離では、入射された光のモードの幾つかが分散されてしまい、様々な信号は互いに干渉しあい受光器にて正確な信号を受光出来なくなるという問題がやはり発生してしまっている。
上記に問題点に鑑みて本発明は、一対の光ファイバの端面同士を接続させる光コネクタにおいて、上記一対の光ファイバのコアの中心位置が相互に偏心するように当接させ、かつ一方の光ファイバからの入射ビームを他方の光ファイバの軸心に対して傾けて入射させることで、両者を光学的に接続したことを特徴とする。
また、上記一対の光ファイバの一方をシングルモード光ファイバ、他方をマルチモード光ファイバとし、上記コアの中心位置が10〜25μmの範囲内で相互に偏心するように当接させ、かつ一方の光ファイバからの入射ビームを他方の光ファイバの軸心に対して3〜25°の範囲内で傾けて入射させることで、両者を光学的に接続したことを特徴とする。
また、上記コアの中心位置の偏心方向をX軸、上記光ファイバの軸方向をZ軸とし、上記X軸とZ軸に直角な方向をY軸としたとき、上記Y軸とZ軸を上記コアの中心位置が相互に偏心した偏心量の分ずらした軸をそれぞれY’軸、Z’軸としたときに、上記入射ビームはY’軸とZ’軸のなす面内であることを特徴とする。
また、上記光ファイバの端部の少なくとも一方をフェルールの中心位置から偏心させて保持したフェルールを、略中央部にて折曲した内孔を有する円筒状のスリーブに挿入してなることを特徴とする。
このように本発明によれば、一対の光ファイバの端面同士を接続させる光コネクタにおいて、上記一対の光ファイバのコアの中心位置を相対的に偏心させ、かつ上記一対の光ファイバの入射ビーム波を傾けて入射させて接続したことにより、シングルモード光ファイバを通ってきた光は、マルチモード光ファイバの中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して入射し、モードの異常な分散は発生することがなくなり、信号は干渉せず効率よく伝送することができる。
以下本発明実施形態を図によって説明する。
図1(a)は本発明の第一実施形態を示す光コネクタの断面図である。
本発明に係わる光コネクタ10としてFC形光コネクタにて説明するが、これは一対の光ファイバ固定具3、3’同士を当接させたものである。この光ファイバ固定具3、3’は、光ファイバ11、11’を挿通固定する軸孔1a、1a’を有するフェルール1、1’と、該フェルール1、1’が嵌合する凹部2aを備え、上記凹部2aと連動しかつ前記フェルール1、1’の軸孔1a、1a’と同軸の貫通孔2bを有するフェルール支持体2とからなり、上記フェルール1、1’の軸孔1a、1a’には光ファイバ11、11’を挿入し、上記フェルール支持体2の貫通孔2bに接着剤3を充填する事により上記光ファイバ1、1’を固着してなるものである。
上記一対のフェルール1、1’はスリーブ14で保持され、該スリーブ14の外周には両端にネジ部を設けたアダプタカプリング15を配設すると共に、該アダプタカプリング15のネジ部にカプリングナット16を螺合して各カプリングナット16とフェルール支持体2との間に配設したバネ17の押圧力により光ファイバ固定具3、3’のフェルール1、1’先端同士を当接させることにより、光ファイバ11、11’同士を光学的に接続するようにしてある。
上記スリーブ14は内孔14aが略中央部14bにて折れ曲がっている円筒形状であり、シングルモード光ファイバ11からマルチモード光ファイバ11’へ入射ビームを軸方向に対して斜めに入射することが可能となる。
次に、図1(b)に図1(a)のフェルール1、1’と光ファイバ11、11’が当接した状態の拡大図を示す。
通常、入射側のフェルール1はその外周部のほぼ中心位置に軸孔1aを有し、該軸孔1aにはシングルモード光ファイバ11が接着固定されているが、例えば、一対の光ファイバのコアの中心位置を相互に偏心させるために、出射側フェルール1’の外周部の中心から偏心した位置に軸孔1a’を設け、該軸孔1a’にはマルチモード光ファイバ11’が接着固定されており、互いのフェルール1、1’の先端面がスリーブ14の内孔14aの中で固定されている。
その為シングルモード光ファイバ11のコア11aの中心位置11bとマルチモード光ファイバ11’のコア11a’の中心位置11b’が偏心しており、しかも軸方向に対して斜めに入射されるので、シングルモード光ファイバ11を通ってきた光はマルチモード光ファイバ11’の中央部分の屈折率の低い「くぼみ」のような部分を外して入射し、モードの異常な分散は発生せず、信号は干渉せず効率よく伝送することが可能となる。
図2はマルチモード光ファイバ11’に光が入射される場合の、入射方向を示した概念図である。
入射ビーム入射位置18aのコア11a’の中心位置11b’の偏心方向をX軸、光ファイバの軸方向をZ軸、X軸とZ軸に直角な方向をY軸とし、Y軸とZ軸をコアの中心位置が相互に偏心した偏心量δの分ずらした軸をそれぞれY’軸、Z‘軸としたときに、Y’軸とZ’軸のなす面内に入射ビーム18を光ファイバの軸心に対して角度をψ傾けて入射する。
本発明の光コネクタ10では、コア11a’の中心位置11b’の相対的な偏心δを10〜25μmの範囲内で偏心させ、かつY’軸とZ’軸のなす面内に光ファイバの入射ビーム18を光ファイバの軸心に対しての角度ψを3〜25°の範囲内で傾けて接続したことを特徴とする。
ここで、コア11a’の中心位置11b’の相対的な偏心量δを10〜25μmの範囲内としているのは、10μm未満であれば、偏心効果が発揮できずに、マルチモード光ファイバ11‘の中央部分の屈折率の低い「くぼみ」のような部分に光が入射してしまい、モードの異常な分散が発生してしまい、25μmを超えるとマルチモード光ファイバのコア直径が50μmもしくは62.5μmのために、入射する光がコア部分を外れるので適正に光が伝搬されなくなるために10〜25μmの範囲内としている。この範囲内で偏心量δを15〜20μmに調整するとより望ましい効果が得られる。
また、角度ψを3〜25°の範囲内としているのは、3°未満であれば、角度ずらし効果が発揮できずに、マルチモード光ファイバ11‘の中央部分の屈折率の低い「くぼみ」のような部分に光が入射してしまい、モードの異常な分散が発生してしまい、また、25°を超えると、入射角度が大きすぎて、せっかくコア部に入射した光がクラッド部へ逃げてしまい適正に光が伝搬されなくなるために3〜25°の範囲内としている。この範囲内で角度ψを5〜15°に調整すると更に好ましい効果が得られる。
このように、一対の光ファイバの端面同士を接続させる光コネクタ10において、上記一対のシングルモード光ファイバ11のコア11aの中心位置11bを相対的に偏心量δの距離分を偏心させ、かつ上記一対の光ファイバの入射ビーム18を角度ψ分傾けて入射させて接続したことにより、図3に示すようにグレーデッドインデックス形マルチモード光ファイバのコア11a’内をらせん状に光信号を伝搬することができ、これにより、マルチモード光ファイバ11’の中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して伝送されるために、モードの異常な分散は発生することがなくなり、信号は干渉せず、高速度な信号を規定されている550m以上の距離の光伝送が可能となる。
以上の説明ではシングルモード光ファイバ11をフェルール1の中心に固定し、マルチモード光ファイバ11’を偏心させてフェルール1’に固定させる構成にて説明してきたが、これに限ることなくシングルモード光ファイバ11、マルチモード光ファイバ11’のコアの中心位置11b、11b’が相互に偏心していればいかなる構成でも本発明の効果を奏することが出来る。
なお、本発明のフェルール1、1’の材質はジルコニア、アルミナ、ガラス等のセラミックス、ステンレス等の金属、LCP,PPS,PES,PEI等のプラスチック又はそれらの混合材質を用いても良い。
又、スリーブ14の構造は長手方向にスリットの入った割スリーブ、スリットの入らない精密スリーブのいずれでも良く、材質はジルコニア、りん青銅、プラスチックのいずれでも良く、該スリーブ14の加工方法は材料の削りだしでも良いし、プラスチックのように射出成形でも良い。この中でも、プラスチックの射出成形であれば、複雑な形状が金型形状によっては、比較的安価に製造可能となるので特に望ましい。
ここで、以下に示す方法で実験を行った。
ジルコニアセラミックス製のフェルールを外径D=径2.5mm、長さL=10.5mm、貫通孔d=径0.126mmで作成し、入射側のフェルール1にはシングルモード光ファイバ11を接着固定し、出射側フェルール1’にはマルチモード光ファイバ11’を接着固定し、光ファイバの中心位置11b、11b’を偏心させた状態で一対の光ファイバの端面同士を接続させた。
偏心量δは実施例として5、9、10、15、20、25、30μmとし、比較例としては0μmとした。
また、角度ψは実施例として2、3,10、20、25、26°とし、比較例としては0°と設定して、各組み合わせで光ファイバの長さを50mおきに長くして伝送距離を測定した。
ここで使用したマルチモード光ファイバはコア径62.5μm、クラッド径125μmである。
測定方法は、図4に示すように、トランシーバ21のE/O変換器22から波長が1310nm、伝送速度が10Gbit/秒としてとなるように光信号を出射し、シングルモード光ファイバ11に接続し、本発明の光コネクタ10を介して被測定用のマルチモード光ファイバ11’に接続した。マルチモード光ファイバ11’を伝送してきた光は一般的な光コネクタを介してレシーバ24のO/E変換器25に受光させて、電気信号に変換して、正しい信号が伝わったかを確認した。
正しい信号が伝送された最大長さを記載した結果を表1に示す。
Figure 2006039276
比較例の偏心量δが0μmではいずれの角度ψでも伝送距離が0mとなった。
また、比較例の角度ψが0°においても伝送距離が100mまでは達しなかった。
それに比べ本発明の実施例では、100m以上の伝送距離を得ることができ、更には偏心量δが10〜25μmの範囲内かつ角度ψが3〜25°の範囲内では伝送距離が550m以上となり、良い値となっている。
特に偏心量δが15〜20μm、角度が5〜15°の範囲内では750mとより高伝送距離を得ることが出来た。
以上より、一対の光ファイバの端面同士を接続させる光コネクタにおいて、上記一対の光ファイバのコアの中心位置を相対的に偏心させ、かつ上記一対の光ファイバの入射ビーム波を傾けて入射させて接続したことにより、シングルモード光ファイバを通ってきた光はマルチモード光ファイバの中央部分の屈折率の低いくぼみのような部分を外して入射し、モードの異常な分散は発生することがなくなり、信号は干渉せず効率よく伝送される事となったことがわかる。
(a)は本発明の光コネクタを示す断面図であり、(b)はその部分拡大図である。 本発明のマルチモード光ファイバに光が入射される場合の、入射方向を示す概念図である。 本発明のマルチモード光ファイバのコア内の光信号の伝搬状態を示す概念図である。 実施例における測定方法を示す概念図である。 (a)は理想的なマルチモード光ファイバの屈折率分布を表すグラフ、(b)は実際のマルチモード光ファイバの屈折率分布を表すグラフである。 従来の光コネクタを示す断面図である。
符号の説明
1、1’:フェルール
1a、1a’:軸孔
2:フェルール支持体
2a:凹部
2b:貫通孔
3:光ファイバ固定具
10:光コネクタ
11:シングルモード光ファイバ
11a:コア
11b:中心位置
11’:マルチモード光ファイバ
11a’:コア
11b’:中心位置
13:接着剤
14:スリーブ
14a:内孔
14b:中央部
15:アダプタカプリング
16:アダプタカプリングナット
17:バネ
18:入射ビーム
31、31’:フェルール
31a、31a’:軸孔
32:フェルール支持体
32a:凹部
32b:貫通孔
33:光ファイバ固定具
40:光コネクタ
41、41’:シングルモード光ファイバ
43:接着剤
44:スリーブ
45:アダプタカプリング
46:アダプタカプリングナット
47:バネ

Claims (4)

  1. 一対の光ファイバの端面同士を接続させる光コネクタにおいて、上記一対の光ファイバのコアの中心位置が相互に偏心するように当接させ、かつ一方の光ファイバからの入射ビームを他方の光ファイバの軸心に対して傾けて入射させることで、両者を光学的に接続したことを特徴とする光コネクタ。
  2. 上記一対の光ファイバの一方をシングルモード光ファイバ、他方をマルチモード光ファイバとし、上記コアの中心位置が10〜25μmの範囲内で相互に偏心するように当接させ、かつ一方の光ファイバからの入射ビームを他方の光ファイバの軸心に対して3〜25°の範囲内で傾けて入射させることで、両者を光学的に接続したことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 上記コアの中心位置の偏心方向をX軸、上記光ファイバの軸方向をZ軸とし、上記X軸とZ軸に直角な方向をY軸としたとき、上記Y軸とZ軸を上記コアの中心位置が相互に偏心した偏心量の分ずらした軸をそれぞれY’軸、Z’軸としたときに、上記入射ビームはY’軸とZ’軸のなす面内であることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタ。
  4. 上記光ファイバの端部の少なくとも一方をフェルールの中心位置から偏心させて保持したフェルールを、略中央部にて折曲した内孔を有する円筒状のスリーブに挿入してなることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタ。
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