JP2006039266A - 面積階調画像形成方法と画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷物に近似した面積階調画像を形成する際、網点面積率の変化に伴う印刷物からの色調のズレが低減された面積階調画像が得られる面積階調画像形成方法、またはそのような面積階調画像が得られる画像形成装置を提案する。
【解決手段】 YMCKの少なくとも4版の面積階調画像を組み合わせてカラー画像を構成できるドットごとの1ビットデータの集合体を用い、1の出力手段から1のカラー画像を出力する第1の工程と、集合体を用い他の出力手段から他のカラー画像を出力する第2の工程とを有し、第2の工程は、面積階調画像に含まれる網点面積率が調整される網点面積率調整ステップと、4版の少なくともいずれか2版の重なり部分におけるドット色が、少なくとも2つの異なる色とされる重なり色調整ステップとを有する。
【選択図】 図22

Description

本発明は、印刷物に近似した面積階調画像を、印刷物とは異なる方式を用いて形成する面積階調画像形成方法と、その面積階調画像形成方法に適する画像形成装置に関する。
印刷原稿がコンピュータ上でデジタルデータとして作成され、RIPを通して印刷用の面積階調画像を形成することが普通に行われるようになってきた。通常のカラー印刷では、少なくともシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、墨(K)の4版の印刷用の面積階調画像が、印刷原稿からRIPを通して作成され、印刷に使用される。面積階調画像は、ドット(画素)の集合体として構成され、画像の階調は網点面積率(または網%ともいう)の大小により表現される。各ドットには、対応する印刷物においてインキが置かれる網点部のドットであるか、インキのないヌケ部のドットであるかのいずれかを意味する1ビット(2値)のデータが貼り付けられている。
ところで、印刷版を作成・試し刷りした後に修正を施すのは無駄が多い。そのため、印刷版の作成前に、印刷物と同じ面積階調画像を出力し、あらかじめ印刷物の文字や色調の仕上がりをチェックするプルーフが作成されるのが通常である。つまりプルーフは、印刷物の画質をシミュレートすることが目的であり、印刷物の画質を正確に再現することが求められる
プルーフの作成を行うプルーファとしての画像形成装置では、簡便さ、安定性などの点から異なる出力方式が用いられることが多い。その際、用いられる面積階調画像は、印刷用とは異なるプルーフ用の調整がなされたRIPを通したものが用いられるのが通常である。これは、印刷機では色材としてインキが用いられ、印刷時に網点が太るドットゲインが生じるのに対して、画像形成装置では出力方式の違いからインキとは異なる色材が用いられ、必ずしも同じようなドットゲインが生じない等の理由による。そのため、従来は、コンピュータで作成された印刷原稿が印刷用RIPとプルーフ用RIPの両方に送られ、それぞれで面積階調画像が生成されるのが通常であった。しかし、RIPが違うことにより、指定するフォントの設定の誤りや、網点形状の設定の誤りなどの人為的なミスが生じることがあった。
また、上記のごとき面積階調画像を用い、印刷機と画像形成装置とから、各種の色調において網点面積率を変えた一連のパッチをそれぞれ作成して、それらの色調をCIELAB色空間でプロットすると、それらの軌跡が一致せずズレを生じることが判明した。特に、青(B)、緑(G)のような2次色ではズレが大きい。そのため、ベタ色の色調を変化させるなどして画質を最適化するよう工夫を行っても、ある色調のズレを解消すると他の色調のズレが大きくなるという相反する現象が生じ、ズレを全体的に解消することは困難であった。特に、肌色の色調とグレーの色調の両立が難しいことが判明した。
このようなズレは、画像形成装置において、網点面積率に応じてベタ色の色調を変更することにより、理論的には軽減することが可能と考えられる。しかし、インクの種類によって微妙に変化する刷り重ね色を全て調整し、さらに印刷物の種類に応じても条件を選択する必要がある。このような作業には膨大な時間と手間を要し、実際上は困難であった。
ここで、上記のような中間調の色調調整の両立に関するものではないが、特許文献1には、K版の画像データと他の色版の画像デ−タとを画素毎に比較して、K版の画素が他の色版のいずれかの画素と重なるかどうかを判断し、重なると判断された場合に前記K版の画素を所定の割合で抜け画素になるように画素変換する校正装置が開示されている。これによりK版と他の色版との画像が重なった場合にK版の重なり状態を確認することが可能な校正装置が得られるという。
また、色調調整の両立に関する記載はないが、特許文献2には、印刷機と同じ面積階調画像を用いて、印刷におけるドットゲインを他の出力装置で表現できる画像校正方法が開示されている。さらに、RIPや色調調整の両立に関する記載はないが、特許文献3には、色材としてハロゲン化銀感光材料を用いた場合に、濃度とドットゲインとを各々独立に制御して、面積階調画像を形成する面積階調画像の形成方法が提案されている。
特開2002−103692号公報 特開2004−40781号公報 特開2002−341470号公報
本発明は、印刷物に近似した面積階調画像を形成するにあたり、網点面積率の変化に伴う印刷物からの色調のズレが、低減された面積階調画像が得られる面積階調画像形成方法、またはそのような面積階調画像が得られる画像形成装置を提案することを課題とする。
本発明の第1は、シアン、マゼンタ、イエロー、墨の少なくとも4版の面積階調画像を組み合わせてカラー画像を構成できるドットごとの1ビットデータの集合体を用い、1の出力手段から1のカラー画像を出力する第1の工程と、前記の集合体を用い、他の出力手段から他のカラー画像を出力する第2の工程とを有し、前記第2の工程は、前記面積階調画像に含まれる網点面積率が調整される網点面積率調整ステップと、前記4版の少なくともいずれか2版の重なり部分におけるドット色が、少なくとも2つの異なる色とされる重なり色調整ステップとを有することを特徴とする画像形成方法である。
ここで、前記2つの異なる色の一方が、前記の重なり部分の重なり色のベタ色であり、他方が、当該重なり部分の下刷り版のベタ色であることは好ましい。また、前記2つの異なる色の出現比率が、前記重なり部分ごとの面積により定められることは好ましい。また、さらに、前記4版のいずれか1版のみの非重なり部分のドット色が、1色であることは好ましい。
発明の第2は、シアン、マゼンタ、イエロー、墨の少なくとも4版の面積階調画像を組み合わせてカラー画像を構成できるドットごとの1ビットデータの集合体を用いてカラー画像を形成する画像形成装置であって、前記面積階調画像に含まれる網点面積率が調整される網点面積率調整手段と、前記4版の少なくとも2版の重なり部分におけるドット色が、少なくとも2つの異なる色とされる重なり色調整手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。ここで、前記色調整手段は、前記4版のいずれか1版のみの非重なり部分のドット色が、1色であることは好ましい。
網点面積率が変化した場合の印刷物からの色調のズレが低減された面積階調画像が得られる。特に、肌色の色調とグレーの色調の両立が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、画像形成方法を具体化した場合の処理流れの全体を示した図である。なお、図1は、1の出力手段の例として印刷機30を用い、他の出力手段の例としてプルーファと呼ばれる画像形成装置を用いた例である。また、1の画像の例としては印刷物31を、他の画像の例としてはプルーフ41を用いている。また、面積階調画像を構成するドットごとの1ビットデータの集合体の例としては、DTP(Desk Top Publishing)システム10により作成された印刷原稿がRIP20により分版、2値化されて得られた1ビットデータの集合体21を用いる。また、第1の工程の例は、印刷原稿11から印刷機30により印刷物31を得る工程であり、第2の工程の例は、印刷原稿11からプルーフ41を得る工程に該当する。
図1の処理流れでは、まず、コンピュータにより印刷原稿11が作成される。コンピュータとしては、ポストスクリプトなる記述言語を用いたDTPシステム10が多く使用される。印刷原稿11は、例えば、PDF(Portable Document Format)等のファイルとして作成され、文章の部分に関しては、テキストデータとフォントデータの組み合わせで構成される。これに図形表示のための図形部品のデータと書式データとが組み合わされて、全体が構成されている。
RIP20は、図形を構成するベクトルデータを含む印刷原稿を、要素色に色分解すると共に、印刷や表示が可能な1ビットデータの集合であるビットマップデータに展開する。RIPにより得られたビットマップデータは、ドットの集合である網点(またはセル)の大きさにより階調表現を行うため、面積階調画像を構成する。RIP処理では膨大な量のデータを処理する必要があるため、RIPは専用のハードウェアで構成されることが多いが、コンピュータ上のソフトウェアで構成されていても良い。なお、同じ印刷原稿を用いても異なるRIPを通した場合には必ずしも同じ結果は得られない。それぞれのRIPに搭載されているフォントが異なっていたり、ソフトウェアのバージョンが違うなどにより、予期せぬエラーを生じることもある。
図2は、RIP処理により得られた1ビットデータの集合体のデータ構造を示した概念図である。各ドットごとに、印刷機30で用いられる各印刷版においてインキが印刷用紙に置かれる(刷られる)か否かを示す「1(インキを置く)」か「0(インキを置かない)」かの、1ビットのデータが貼り付けられている。なお、以下、説明を簡単化するために、いずれか一つの版(例えばY版)について説明し、必要により複数の版に言及する。
図3は、いずれか一つの版の面積階調画像の一部を模式的に示した図である。図3では、標準的な線数の場合に対応した画像を例として示した。画像はドットの集合体として構成され、インキが置かれる部分である網点5は、インキが置かれることを意味する斜線が付されたドット2の集合により構成されている。ここで、太線の略正方形の枠6は、網点が出現する周期の一つ分に相当する大きさの領域を意味する。画像形成装置40では、この枠内の領域を基準として網点面積率を求める処理を行う。後述する。
RIP処理20を経て得られた1ビットデータの集合体21は、そのまま印刷機30と画像形成装置40に送られて、それぞれから印刷物31とプルーフ41が得られる。ここで、RIP20における処理は、印刷機30と画像形成装置40とで共通であるから、両者で網点形状や線数の違い等の基本的な網点構造は同じとなる。しかし、一方で、印刷時に生じるドットゲインや色材の違いによる色調の変化に対応するため、画像形成装置40では、以下に図4から図21を用いて説明する処理を行う。これも後述する。
印刷機30は、プロセスカラーであるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)K(黒)の各版と必要により用いられる特色版とを用い、あらかじめ定めた順序で印刷用紙上にそれぞれのインキを刷り重ねていく。通常は、印刷用紙上にK、C、M、Yの順番で刷りが行われる。つまり、K版が印刷用紙上に最初に刷られ、Y版が最後に刷られる。このインキの刷り重ねにより種々の色調が表現される。例えば、YMCKの組み合わせでは、それぞれの単独の4色と、複数の版の組み合わせで11色、これに白地を入れた合計16色が表現される。
図4は、印刷物においてプロセスカラーであるYMCKの版を用いた場合に、色名の列に示された印刷物上の網点面積率が100%のベタ色が、同じ行の白丸で示された印刷版の刷りで表現されることを意味している。ここで「+」は、インキを刷り重ねていることを意味する。以下の説明に使用する版の色の表示は、図4の記載に従うものとする。これに特色版を加えるのは任意である。
画像形成装置40の例としては、画像媒体としてY、M、C各色のハロゲン化銀カラー感光材料を用い、図4の色名の列の色を、感光材料の要素色であるY、M、C各発色層の組み合わせで発色させるものを例に挙げて説明する。このような画像形成装置は、例えば、1ビットデータの集合体21からプルーフ形成に適した面積階調画像を生成する変換装置と、変換装置から出力された画像を用いてハロゲン化銀感光材料をLED等で露光する出力装置と、出力装置で露光されたハロゲン化銀感光材料を現像する現像装置とを備えてなる。この例では、変換装置は汎用のコンピュータ上に設けられており、その制御出力に出力装置が接続され、さらに出力装置には現像装置が接続されている。
このような画像形成装置では、図4の白(W)を除いた15色の各々に関して、ハロゲン化銀感光材料の各要素色に対するR(赤)、G(緑)、B(青)の各LEDの露光量を多段階に変化させることにより、ほぼ連続的に濃度変化させることが可能である。これにより、インキや印刷用紙のグレードの違い等に伴う多様な色の違いに対応することができる。
図1の画像形成装置40で行われる処理の概略流れを図5に示した。RIP20を経た1ビットデータの集合体21が画像形成装置40に入力されると、合わせて標準印刷物を用いて測定された印刷時のドットゲインのデータおよびその他の印刷条件が入力される(S100)。ここで、印刷物のドットゲインは、標準印刷物の網点面積率が0%の白地と100%のベタ地と、それらの中間である網点面積率が50%の濃度をそれぞれ光学的に測定し、これらから標準印刷物の面積階調画像において網点面積率が50%の網点の印刷物における太り量を演算して、あらかじめ求められたものである。
次に、印刷機において発生する印刷時のドットゲインに対応して、先にRIP処理された面積階調画像21の網点を大きくする処理が行われる(S200ステップ)。このS200ステップは、網点面積率調整ステップの例である。図6はこのステップの処理をさらに詳しく示したフローチャートである。以下、この図6に従って説明する。
まず、1ビットデータの集合体21を用いて、図3に示した領域6ごとに網点面積率が求められる(S210ステップ)。具体的には、1ビットデータの集合体21から構成される面積階調画像を、図3に示した14×14=196ドットの同じ大きさの領域6に分割して、それぞれの領域6の中で、1ビットデータが「1(インキを置く)」となっているドット(斜線が付されている)が占める割合を求める。得られた値を、その領域の網点面積率とし、図7に示した網点面積率テーブルに領域ごとに格納する。これにより、画像の網点面積率に対応した網点の大きさの調整が可能となる。
このように面積階調画像の領域ごとの網点面積率を求めるのは、印刷物におけるドットゲインが、図8に示したごとく網点面積率により変化するため、それに対応して面積階調画像を調整する必要があることによる。なお、網50%近傍のトーンジャンプは、説明を簡単にするために無視した。領域6の分割に伴う意図せぬムラの発生を防止するために、領域間の移動平均を求めるようにしても良い。また、領域6の大きさを適宜拡大縮小することもできるが、この領域が大きすぎると、網点面積率を求める精度は高くなるが演算の負荷は大きくなり、さらに前述のムラを低減するための処理により画像の鮮鋭度が損なわれる。一方、小さすぎると演算の負荷は小さいが調整の精度が劣化する。そのため、網点が出現する周期(この例では14×14ドット)に対して約60%程度の領域とすることが好ましい。さらに、領域ごとに網点面積率を定めるのではなく、各ドットを中心として領域6を定義して領域内の網点面積率を求め、この網点面積率を当該中心ドットの網点面積率と定義しても良い。この場合、ドットごとに網点面積率が定義されることになる。
なお、S100ステップで入力された標準印刷物の網50%におけるドットゲインを基準とし、図8のドットゲインカーブに従って網点面積率に対するドットゲインが演算されて、網点面積率が5%刻みで図9のドットゲインテーブルにドットゲインの値が格納される。なお、図9で網点面積率が50%の行のドットゲインの欄に「×1.0」と記載されているのは、S100ステップで入力されたドットゲインのデータを1.0倍してこの欄に格納する意味である。他の欄は、図8のカーブに従って、求められた値が格納される。
次に、網点の境界ドット4を特定する(S220)。網点の境界ドットとは、面積階調画像の各網点に含まれないドットのうち、網点の最外周に接して位置するドットである。具体的には、図10に示したフィルタを用い、フィルタの中央ドット70の1ビットデータが「0(インキを置かない)」であり、中央ドット70に対して四近傍に位置する検査ドット71のいずれかの1ビットデータが「1(インキを置く)」である場合に、その中央ドット70を境界ドットと言う。境界ドットの特定結果は、図11に示した境界ドットテーブルに格納される。ここでは、全ドットの各々に対して、境界ドットである場合には「1」が、境界ドットでない場合には「0」が格納されている。このように境界ドットを特定するのは、印刷物のドットゲインに対応して網点太りをプルーフで表現するに際し、境界ドットを用いて網点を大きくするためである。なお、ここでは、境界ドットは1列分だけを特定しているが、これは、印刷時のドットゲインが1列分の境界ドットの増加でほぼまかなえるからである。必要により、2列分以上の境界ドットを用いるのは任意である。
次に、図7の領域ごとの網点面積率を格納した網点面積率テーブルから、図9のドットゲインテーブルを参照して、領域ごとのドットゲインを求める。さらに、このドットゲインから図12の増加ドット数テーブルを参照して、領域ごとに網点を太らせるためのドット列の数を特定する(S230)。
ここで、図12の増加ドット数テーブルは、印刷物のドットゲインにより太った網点とほぼ同じ大きさの網点をプルーフにおいて再現するために、プルーフの網点境界の外側に増加せしめるべき、つまり1ビットデータを「0」から「1」に変更すべきドット数を格納したテーブルである。このドット数のデータは、面積階調画像の線数に対応してあらかじめ定められている。当然ながら、印刷物のドットゲインが大きくなるにつれ、プルーフの網点の外側に増加すべき、1ビットデータが「1」のドット数も増加する。これにより、プルーフの網点の大きさを印刷物とほぼ同じ大きさにすることができる。
次に、S230ステップで特定された領域ごとの増加ドット数と、図11の境界ドットテーブルとを用いて、増加ドット3の位置を特定することで、面積階調画像の網点を領域ごとに太らせる(S240)。この際、増加ドットは、領域内の境界ドットの中からランダムに選んでいく。このようにして得た面積階調画像21の、図3に対応する部分の模式図を図13に示す。増加したドット3を太線で示した。図13を図3と比較すると、網点5の外側に一列分に満たない増加ドット3がランダムに配置されていることがわかる。この結果、図13では、網点7が網点5より約一回り分大きくなっており、印刷における網点太りをプルーフで再現している。
このように選択された増加ドットの、面積階調画像における2値データが、「0」から「1」に変更されて(S250ステップ)、網点面積率の調整処理が終了する。この状態の面積階調画像を図14に示す。網点9は、図3の網点5より大きくなっている。このようにすることで、印刷機30におけるドットゲインに対応して、近似した網点構造の画像を形成することが可能になる。なお、このような処理は、印刷に使用する版の全部について行うのが好ましい。この例では、使用する4版の全部について、網点面積率の調整処理を行うのが好ましい。
次に、図5のフローチャートに戻り、下色ドット特定処理を行う(S300ステップ)。この処理は、印刷機と画像形成装置とから、各種の色調において網点面積率を変えた一連のパッチをそれぞれ作成して、それらの色調をCIELAB色空間でプロットした場合に、それらの軌跡に生じるズレを解消するための処理である。この処理を行うことで、ベタ色の色調を調整することができ、網点部分の色調を合わせることに起因した色再現のゆがみを是正することができる。例えば、肌色の色調とグレ一の色調の両立が可能となる。こうした処理は、特に2次色において有用であり、オーバープリント色などでは省略することも可能である。
この処理の前提となる現象を、印刷物のインキの重なり状態の断面の例を模式的に示した図15を用いて説明する(なお、図15では網%は無視している)。印刷物は、印刷用紙60上にインキが順次刷られて作成されるが、その際、先に説明したように、K版、C版、M版、Y版の順番で刷られていくのが通常である。その結果、Kのブラックインキの層61は必ず印刷用紙60に直接接するように刷られ、その上に、Cのシアンインキ層62が刷られる。さらに、その上にMのマゼンタインキ層63が刷られ、もっとも上になるようにYのイエローインキ層64が刷られる。印刷用紙のそれぞれの場所で、どのインキ層が刷られているか若しくは刷られていないかにより、発色する色が異なる。この色が図4のテーブルで決まる。
ところで、印刷では、ある版の刷りが行われた後、その下刷りのインキが乾く前に次の刷りが直ちになされるのが通常である。この結果、インキどうしの特性の違いに起因して、一部の場所では、上に刷られたインキの一部が下刷り層に弾かれてムラになってしまい、下刷り層の色が印刷物表面に部分的に露出してしまう現象が判明した。この結果、下刷り層に重ねて刷られたインキが、下刷り層を均一に覆っているとは限らないことになる。また、このインキの弾きの程度は、下刷り層と上刷り層の大きさ、重なりの程度などによって変動する。これは2つのインクの表面張カ、粘度等の影響によるものと思われるが、下刷り層に重なって刷られている上刷り層の面積を変化させると、面積が小さい場合には弾きの程度が大きくなり、面積を大きくするに従って小さくなる傾向にある。しかし、ベタに近づくと再び弾きの程度が大きくなるような挙動がみられた。こうした現象が生じる条件の下で、印刷物の作成条件が最適化されていることになる。網点面積率が大きい画像部分では網点の重なりも大きくなるため、網点面積率に基づいて色ズレを生ずるものと思われる。
また、網点面積率によって印刷物とプルーフで色調が異なる理由としては、例えばハロゲン化銀感光材料を用いるプルーフの例では、網点のエッジ部分では光の拡散によって濃度が低下する現象が考えられる。網点面積率の低い部分ではエッジのドットの比率が高く、網点面積率が大きくなるとエッジのドットの比率は低下する。
そこで、S300ステップの下色ドット特定処理では、このような現象をプルーフ画像に反映できるようにする処理を行うことを目的としている。このS300ステップの処理の内容を示したフローチャートを図16に示す。まず、重なり部分を特定して、その重なり部分ごとの面積を求める(S310ステップ)。重なり部分は、図4の「B」から「K+3C」に至るまでの11通りあるから、それぞれに対応した図10に類似したフィルタを用い、重なり部分に含まれるが、重なり部分の境界に接するドットを検出して特定する。これにより特定された重なり部分の各々について、IDを付すと共にその面積を求める。
これを図17を用いて説明する。図17(a)は、シアン網点70とイエロー網点71とが部分的に重なって、ある程度の面積のグリーン部分72を生じている画像部分の模式図である。このグリーン部分72が、先にいう重なり部分の例であり、重なり部分の面積を求めるとは、この例ではグリーン部分72の面積を求めることをいう。図17(b)も、図17(a)と同様の模式図であるが、シアン網点75とイエロー網点76の重なり部分であるグリーン部分77の面積が比較的小さい例である。このような場合は、上述した通り、(a)のような場合と比較して、上刷りされたインキの弾きの程度が大きいと考えられる。
さらに、図18は、シアン網点80(実線の太線で表示)、マゼンタ網点81(実線の二重線で表示)、イエロー網点82(破線の太線で表示)の三つの網点が部分的に重なっている画像部分の例を示した模式図である。それぞれの網点の重なり部分であるB、R、G、3Cの各発色部分が、それぞれ独立した重なり部分となる。一方、Y、M、Cの各網点のうち、他の網点と重なっていない部分は非重なり部分である。境界ドットにより特定された重なり部分の各々に対して、IDの付与と面積の演算が行われる。このようにして、各重なり部分について得られたIDと面積のデータは、図19に示す重なり部分テーブルに格納される。
次に、S310ステップで特定された重なり部分ごとに、重なり部分に含まれるドットの本来の色である重なり色から、下刷り版の色に変化させるドットの数の割合を、図20の下色ドット%テーブルから特定する(S320ステップ)。
ここで、図20のテーブルは、重なり部分の面積に対して、重なり色が「B」から「3C+K」までの各々について、重なり部分に含まれるドットの何%を、重なり色から下刷り色のドットに変化させるかのデータを格納している。このテーブルは、印刷機及びインキの条件に対応してあらかじめ用意されている。このテーブルには、印刷において、重なり部分の面積が小さい場合にインキの弾きが大きくなる現象に照らして、重なり部分の面積が小さい場合に下色ドット%が大きく設定され、逆に、重なり部分の面積が大きい場合に下色ドット%が小さくなるように、あらかじめ設定されたデータが格納されている。
この下色ドット%テーブルのデータと、図19の重なり部分テーブルの重なり面積のデータから、重なり部分ごとに、重なり色から下刷り色に変化させるドット数(下色ドット数)が演算される。
次に、重なり部分ごとに、重なり部分に含まれるドットから、S310ステップで演算した下色ドット数に応じて、ドット色を重なり色から下刷り色に変化させるドットが特定される(S330ステップ)。このドットの選択は、重なり部分の中でランダムに行われる。なお、それぞれの重なり部分の下刷り色は、印刷で使用する版の種類及び刷り順により決定され、図21に示す下刷り色テーブルにあらかじめ用意されている。下刷りが1版のみである場合は、下刷り色は単純なその版の色であるが、下刷り自体が複数の版による重なりで構成されている場合は、下刷り色はそれらの重なり色となる。図21の下刷り色テーブルはそのように構成されている。これらに基づいて、面積階調画像の対応するドットの2値データが修正されて処理が終了する。
このようにして修正された面積階調画像の例を図22に示す。図22(a)は、図17(a)のグリーン部分72について、下色ドット特定処理がなされた例である。グリーン部分90を構成するグリーンのドット91の中に、下刷り色であるシアンのドット92が2つだけ含まれている。また、図22(b)は、図17(b)のグリーン部分77について、下色ドット特定処理がなされた例である。グリーン部分100を構成するグリーンのドット101の中に、下刷り色であるシアンのドット102が2つ含まれている。図22(a)と図22(b)とを比較すると、(b)のグリーン部分77の方がかなり小さいにも拘わらず、ドット色がシアンに変更されたドット数は両者で同じである。つまり、ドット色を変更する割合は、重なり部分が小さい方がより大きくなっていることがわかる。
このようにドット色を、本来の重なり色から下刷り色に変えることにより、印刷の際に実際に起こっている現象に近似した状態の画像を形成することができ、これにより下刷り層による上刷り層のインキの弾きに伴う色調の変化を、プルーフでも同様に再現可能になり、的確な色調の調整が可能となる。また、肌色の色調とグレーの色調を両立させることも可能になる。
次に、再び図5のフローチャートに戻り、上記ステップで定められた条件で感光材料に対する露光処理を行う(S400ステップ)。この処理のフローチャートを図23に示した。まず、S410ステップでは、各ベタ色のYMC濃度をルックアップテーブルから特定する。なお、ベタ色とは、網点面積率が100%の場合の色を言う。この色の印刷物とプルーフの色調をあらかじめ合わせておく。
ここで、ルックアップテーブルは、画像形成装置40のいわゆるデバイスプロファイルを格納したテーブルであり、印刷物の15色の色をプルーフで再現するために必要な、ハロゲン化銀感光材料の要素色であるYMCの色濃度の組み合わせを特定するテーブルである。このテーブルは、出力装置において、あらかじめY、M、Cの各層の発色を多段階に変えた条件で組み合わせ、それらの条件で露光・現像により作成されたカラーパッチに対して、CIELAB色空間におけるL、a、b座標及びステータスT条件下で測定されたY、M、C濃度を測定することで、印刷物の色に対応する適切なYMC濃度のデータが結びつけられて格納されたものである。このテーブル例を図24に示す。なお、説明を簡単にするために、印刷条件により決まる印刷物の色は、すでにL座標系の値を用いて指定されているものとした。
次に、S330ステップで修正された面積階調画像を用い、面積階調画像の各ドットごとに、図24のルックアップテーブルからYMC濃度が指定される。このようにして生成された露光テーブルの例を図25に示す。図25のテーブルでは、ドットごとに感光材料のY、M、Cの各濃度が格納されている。これで面積階調画像を構成する全ドットについて、感光材料のYMC濃度が特定される。さらに、図26に示した露光量コードテーブルにより、各ドットのYMC濃度に関して、図示されない出力装置に対応した露光量コードが特定される(S410ステップ)。これにより、ドットごとの露光条件が特定される。
この結果、印刷で複数の版が刷り重ねられる重なり部分に関して、プルーフ画像では本来の重なり色と下刷り色の2つの色のドットが混在することになる。一方、印刷でY、M、C、Kのいずれかだけが刷られた非重なり部分に対応するプルーフ画像のドットの色は、それらの版の色に対応してあらかじめ用意された1色のみとなる。
次に、この露光コードがドットごとに図示されない出力装置に出力される(S430ステップ)。出力装置では、RGBの各LEDがハロゲン化銀感光材料を二次元に走査しながら、送られたドットごとの露光量コードに従ってハロゲン化銀感光材料を露光する。続いて、やはり図示されない現像装置で、この露光済み感光材料に対して現像と定着の処理がなされてプルーフが作成される。これで画像形成装置40における処理が終了する。
このような画像形成方法により得られるプルーフは、印刷機と同じRIPを経た面積階調画像を、そのまま画像形成装置40で用いているにも係わらず、目標とする印刷物に網点の形状や大きさの網点構造がきわめて近似し、網100%のベタ色もほぼ印刷物と同じ色とすることができる。また、色材の違いにも係わらず、画像全体の色調がきわめて近似した優れたプルーフとなる。特に、肌色の色調とグレーの色調を両立させることができる点において優れる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記に示された発明の具体的態様に限定されるものではない。例えば、画像形成装置40の制御装置の機能は、上記では汎用コンピュータ上で実行されるコンピュータプログラムにより実現されているが、専用のハードウェアにより実現しても良い。また、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納しても良い。プログラムを記録媒体に格納する際には、複数の部分に分割し、分割したものをそれぞれに記憶媒体に格納することも可能である。ここで、記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等を言う。
また、フィルタは四近傍に限られず、八近傍でも良いし、3×3に限定されず5×5等を用いても良い。また、上記では、網点を太らせる場合について説明したが、網点がやせる場合を含めても良い。また、増加するドットは網点の周囲にランダムに配置するようにしたが、一定の法則性を持たせても良い。また、網点面積率を求める際に、領域ごとに求めた後、一定の平均化処理を加えても良い。
また、重なり部分で下刷り色とするドットは、重なり部分の中でランダムに配置したが、インキの弾かれが生じやすい網点境界に沿って配置するようにしても良い。また、重なり部分において重なり色から変更したドットの色は、下刷り色にあらかじめ定めた修飾を加えて異なる色としても良い。下刷り色は、下刷りの重なり色に限らず、下刷りされた版のそれぞれの色を用いて2種類以上としても良いし、さらに他の色のドットを加えるようにしても良い。また、プルーフのドットのベタ色を、印刷物のベタ色に調整を加えて異なる色としても良い。また、スクリーニング方式は、AMスクリーニングには限定されず、網点にある程度の大きさがあってインキの重なりが生じるものであれば良い。また、画像形成装置は、感光材料を露光する方式のものには限定されず、インクジェット方式や本紙転写方式等の他方式の画像形成装置であっても良い。以下、実施例により本発明を説明する。
[実施例1、比較例1〜4] 特開2002−341470号公報の実施例1に記載のハロゲン化銀感光材料No.101(試料1)を作成した。
次に、以下のような出力装置と現像装置をもつ画像形成装置を準備した。出力装置は、光源としてBのLEDを主走査方向に10個並べ、露光のタイミングを少しずつ遅延させることによって同じ場所を10個のLEDで露光できるように調整した。また、副走査方向にもl0個のLEDを並べ、隣接する10ドット分の露光が1度にできる露光へッドを準備した。G、Rも同様にLEDを組み合わせて露光へッドを準備した。各ビームの径は約10μmで、この問隔でビームを配列し、副走査のピッチは約100μmとした。1ドット当たりの露光時間は約100ナノ秒であった。また、露光後のハロゲン化銀感光材料に、前記公報実施例1に記載の現像処理を行うように現像装置を準備した。
画像として、CとMの網%を10%から100%まで10%刻みに変化させることで、B(青)の面積率が変化した9つのカラーパッチ画像を準備した。これらのパッチ画像の印刷物を作成すると共に、同じ9つのカラーパッチ画像の各々について、下記の条件で出力した5種ずつのプルーフ(1)〜(5)を作成した。
(1)Y、M、Bのべタ色を印刷物にほぼ合わせ、その他の条件は、通常のプルーフ作成条件を用いて特に調整しない(比較例1)。
(2)Y、M、Bのベタ色を印刷物にほぼ合わせ、印刷物とドットゲインが合うように網点周囲にドットを付加した(比較例2)。
(3)上記の(2)において、CとMの2つの網の重なり部分のドットを、表1に示した比率で下刷り色であるCのドットに置き換えた(実施例1)。
Figure 2006039266
(4)上記の(2)において、Bのべタ色のメトリック色相差を2だけマゼンタ方向に調整した(比較例3)。
(5)上記の(2)において、Bのべタ色のメトリック色相差を2だけシアン方向に調整した(比較例4)。
これらの印刷物及びそのプルーフのカラーパッチを、JIS Z8722に規定された「照明と受光の幾何条件c」を用いて、正反射光のトラップありの条件で測定し、2°視野補助標準の光D50でのL、a、bの値を求めた。
また、(3)の各網点面積率のパッチにおいて、CとMの重なり部分の面積率を求めたところ、下記表2のようになった。表2のCMの欄に記載された数値を、表1の網点面積率に適用し、重なり部分のドットの所定割合を下色色調に変更した。上記の(1)と(2)では、Bのべタ色はL=23.5、a=24.3、b=−38.1としたが(3)では、網%100%の色調をこの値に近づけたため、Bのドットの色調はL=22.8、a=25.1、b=37.8となった。
Figure 2006039266
上記(1)について、網点面積率が10〜100%の9点のプルーフの色調と、それに対応する印刷物の色調を求め、プルーフと印刷物とのCIELAB色空間での色差を計算し、さらに、それらの平均値を求め、結果を表3に示した。また、上記の(2)から(5)の各々についても同様の計算を行い、結果を表3に示した。
Figure 2006039266
プルーフ(1)を基準として、実施例1のプルーフ(3)では網点面積率変化によるCIELAB色空間上での軌跡が、印刷物とプルーフ画像とでかなり接近することがわかる。これに対してベタ色を変えた場合には、マゼンタ方向に色を変えた場合は、若干改良されたがその効果は小さかった(比較例3)。シアン方向に色を変えた場合は、かえって色差が大きくなった(比較例4)。
さらに、メトリック色相差で1だけマゼンタ方向に色を変えた試料を作成してみたが、色差は3.7と大きくなっており、ベタ色調をずらしたことのデメリットが大きくなってしまうことが分かった。
[実施例2] 同様の実験をMに対するYの刷り重ねについても行い、併せてCとM、MとYで求めた下刷り色の出る碓率を掛け含わせて3Cに適用し、Kの刷り重ねには下刷り色のでる確率を0としてグレーの背景をもつポートレート画像を作成した。べタ色を合わせただけの画像と比べ、グレーと肌色の再現が改良されることが確かめられた。
画像形成方法の全体流れを示した概略ブロック図である。 面積階調画像のデータ構造の例を示した概念図である。 いずれか1版に関する面積階調画像の例を示した模式図である。 印刷機において表現できる色ごとの、色版の組み合わせを示した図である。 画像形成装置における処理フローの概略を示したフローチャートである。 S200ステップの処理内容を示したフローチャートである。 網点面積率テーブルの例を示した概念図である。 網点面積率に対するドットゲインカーブの例を示した図である。 ドットゲインテーブルの例を示した概念図である。 フィルタの例を示した概念図である。 境界ドットを特定するテーブルの例を示した概念図である。 増加ドット数テーブルの例を示した概念図である。 増加ドットが特定された面積階調画像の例を示した模式図である。 ドットゲインを反映した面積階調画像の例を示した模式図である。 印刷物のインキの重なり状態の断面を示した模式図である。 S300ステップの処理内容を示したフローチャートである。 重なり部分の例を示した模式図である。 重なり部分の他の例を示した模式図である。 重なり部分テーブルの例を示した概念図である。 下色ドット%テーブルの例を示した概念図である。 下刷り色テーブルの例を示した概念図である。 修正された面積階調画像の例を示した模式図である。 S400ステップの処理内容を示したフローチャートである。 ルックアップテーブルの例を示した概念図である。 露光テーブルの例を示した概念図である。 露光量コードテーブルの例を示した概念図である。
符号の説明
1 ドット(非網点部)
2 ドット(網点部)
3 ドット(網点太り部)
4 境界ドット
5、7、9 網点
6 領域
50 中央ドット
51 検査ドット

Claims (6)

  1. シアン、マゼンタ、イエロー、墨の少なくとも4版の面積階調画像を組み合わせてカラー画像を構成できるドットごとの1ビットデータの集合体を用い、1の出力手段から1のカラー画像を出力する第1の工程と、前記の集合体を用い、他の出力手段から他のカラー画像を出力する第2の工程とを有し、前記第2の工程は、前記面積階調画像に含まれる網点面積率が調整される網点面積率調整ステップと、前記4版の少なくともいずれか2版の重なり部分におけるドット色が、少なくとも2つの異なる色とされる重なり色調整ステップとを有することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記2つの異なる色の一方が、前記の重なり部分の重なり色のベタ色であり、他方が、当該重なり部分の下刷り版のベタ色であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記2つの異なる色の出現比率が、前記重なり部分ごとの面積により定められることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
  4. さらに、前記4版のいずれか1版のみの非重なり部分のドット色が、1色であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. シアン、マゼンタ、イエロー、墨の少なくとも4版の面積階調画像を組み合わせてカラー画像を構成できるドットごとの1ビットデータの集合体を用いてカラー画像を形成する画像形成装置であって、前記面積階調画像に含まれる網点面積率が調整される網点面積率調整手段と、前記4版の少なくとも2版の重なり部分におけるドット色が、少なくとも2つの異なる色とされる重なり色調整手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記色調整手段は、前記4版のいずれか1版のみの非重なり部分のドット色が、1色であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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