JP2006038980A - 色温度補正用データ形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】三原色映像信号についての色温度調整のための色温度補正用データを、色温度調整の対象とされる三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対して十分適正に対応したものとして形成することができるものとする。
【解決手段】各階調測定三刺激値のうちの三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの一つに対応するものに基づいて、三原色輝度から三刺激値への第1の変換行列を求め、その第1の変換行列の逆行列を計算して、三刺激値から三原色輝度への第2の変換行列を求め、第2の変換行列と、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの一つに対応する目標三刺激値とから、三原色輝度を算出する算出動作を、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々について行い、その結果得られる三原色輝度をあらわす参照データを色温度補正用データとして送出する参照データ形成部35を備える。
【選択図】図1

Description

本願の特許請求の範囲に記載された発明は、表示パネルにおける画像表示に供される三原色映像信号についての色温度補正用データを形成して、当該三原色映像信号に対する色温度補正を行う補正手段へと送出する、色温度補正用データ形成装置に関する。
近年、映像信号を構成する赤色原色信号,緑色原色信号及び青色原色信号の三原色映像信号に基づく画像表示を行うカラー画像表示装置として、液晶表示パネルと称される液晶を用いた平面画像表示装置が、種々の分野に進出してきている。液晶表示パネルにあっては、従前においてカラー画像表示装置の主流であったカラー陰極線間管に比して、薄型化,軽量化において圧倒的に有利であり、しかも、画質においても遜色がない、あるいは、凌駕している、比較的大なる画面のものが供給されるようになったことに、急速な普及の要因が見られる。
しかしながら、カラー画像表示装置として用いられる液晶表示パネルによる画像表示が行われる場合、例えば、カラー陰極線間管による画像表示の場合と同様に、それによる画像表示に供される三原色映像信号の夫々が高輝度階調のものであるもとでの色温度と、低輝度階調のものであるもとでの色温度とが、それらが一定になるように調整されるだけでは、三原色映像信号の夫々が中間輝度階調のものであるときにおける色温度が大きく変化してしまい、表示されるカラー画像が不自然なものとなってしまうという問題がある。これは、液晶表示パネルが有する原理的欠点と言えるものである。
そのため、液晶表示パネルを三原色映像信号に基づいて駆動して画像表示を行うにあたっては、三原色映像信号の夫々が高輝度階調のものであるもとでの色温度及び低輝度階調のものであるもとでの色温度に加えて、三原色映像信号の夫々が中間輝度階調のものであるときにおける色温度をも調整するようなすことが望まれる。そして、このような色温度の調整を可能とするには、例えば、図5に示されるような画像表示構成をとることが考えられる。
図5に示される画像表示構成にあっては、三原色映像信号を成す赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBが、夫々、輝度制御部11,12及び13による輝度補正を受けて、補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMとされて、表示パネル駆動部14に供給される。表示パネル駆動部14は、補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMに基づく駆動信号SDを形成して、それにより液晶表示パネル15を駆動する。その結果、液晶表示パネル15において、補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMに基づく画像が表示される。
このようなもとで、輝度制御部11は、参照データ供給部16からの予め設定された輝度補正用参照データDRRを受けて、例えば、赤色原色信号SRの輝度を輝度補正用参照データDRRがあらわす参照輝度と一致させるべく補正して、補正赤色原色信号SRMを形成する。また、輝度制御部12は、参照データ供給部16からの予め設定された輝度補正用参照データDRGを受けて、例えば、緑色原色信号SGの輝度を輝度補正用参照データDRGがあらわす参照輝度と一致させるべく補正して、補正緑色原色信号SGMを形成する。さらに、輝度制御部13は、参照データ供給部16からの予め設定された輝度補正用参照データDRBを受けて、例えば、青色原色信号SBの輝度を輝度補正用参照データDRBがあらわす参照輝度と一致させるべく補正して、補正青色原色信号SBMを形成する。
それにより、補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMは、夫々、輝度補正用参照データDRRがあらわす参照輝度,輝度補正用参照データDRGがあらわす参照輝度、及び、輝度補正用参照データDRBがあらわす参照輝度に応じた輝度階調のものとされ、それに基づいて液晶表示パネル15上に得られる画像が、予め設定された色温度が維持されたもとで得られるものとなるようにされる。参照データ供給部16から送出される予め設定された輝度補正用参照データDRR,輝度補正用参照データDRG及び輝度補正用参照データDRBは、参照データテーブル保持部17において保持された、三原色映像信号を成す赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBの夫々の輝度階調との対応関係をもって設定された輝度補正用参照データDRR,輝度補正用参照データDRG及び輝度補正用参照データDRBをあらわす参照データテーブルから読み出され、色温度補正用データDRTとし参照データ供給部16に供給されたものとされる。
このようなもとでは、色温度補正用データDRTとされる、参照データテーブル保持部17において保持される参照データテーブル中の三原色映像信号についての輝度補正用参照データが、如何様に形成されるかが、液晶表示パネル15における補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMに基づく画像についての色温度調整の結果を大きく左右することになる。
上述の参照データテーブル保持部17に相当する参照データテーブル保持部において保持される参照データテーブル中の、三原色映像信号についての輝度補正用参照データの形成に関しては、従来、下記のような形成の仕方が提案されている(例えば、特許文献1。)。
先ず、上述の液晶表示パネル15に相当する液晶表示パネルにおける画像表示に供される三原色映像信号を成す赤色原色信号,緑色原色信号及び青色原色信号が、赤色原色信号が最高輝度階調のもので、緑色原色信号及び青色原色信号の夫々が最低輝度階調のものとされた第1の状態,緑色原色信号が最高輝度階調のもので、赤色原色信号及び青色原色信号の夫々が最低輝度階調のものとされた第2の状態,青色原色信号が最高輝度階調のもので、赤色原色信号及び緑色原色信号の夫々が最低輝度階調のものとされた第3の状態,赤色原色信号,緑色原色信号及び青色原色信号の夫々が同一輝度階調であって、その輝度階調が最低輝度階調から最高輝度階調までの64階調の夫々とされた第4の状態の各々のもとで、液晶表示パネルにおける色光を測定する。続いて、このような各測定により得られる測定値を三刺激値X,Y,Zに変換し、第1,第2及び第3の状態のもとで得られる三刺激値X,Y,Zに基づいて、三原色輝度R,G,Bから三刺激値X,Y,Zへの第1の変換行列を生成するとともに、赤色原色信号,緑色原色信号及び青色原色信号の各々が同一輝度階調であって、その輝度階調が最高輝度階調とされるもとで得られる三刺激値X,Y,Zに基づいて第1の変換行列に修正を加える。
次に、修正された第1の変換行列の逆行列を計算して、三刺激値X,Y,Zから三原色輝度R,G,Bへの第2の変換行列を生成し、生成された第2の変換行列と別途設定した目標三刺激値X,Y,Zとから、赤色原色信号,緑色原色信号及び青色原色信号の各々がとる各輝度階調に対応する三原色輝度R,G,Bを求める。そして、求められた三原色輝度R,G,Bをあらわすデータを形成して、それらを参照データテーブル保持部において保持される参照データテーブル中の、三原色映像信号についての輝度補正用参照データとする。
公開特許公報:特開2003ー248467号
上述のようにして、参照データテーブル保持部により保持された参照データテーブル中の三原色映像信号についての輝度補正用参照データを、色温度補正用データとして読み出す参照データ供給部から、読み出された輝度補正用参照データが供給されるレベル制御部が設けられ、そのレベル制御部によって、三原色映像信号の夫々に対するレベル制御が輝度補正用参照データに応じて行われるにあたり、参照データテーブル保持部において保持される参照データテーブル中の三原色映像信号についての輝度補正用参照データの形成が、赤色原色信号が最高輝度階調のもので、緑色原色信号及び青色原色信号の夫々が最低輝度階調のものとされた第1の状態,緑色原色信号が最高輝度階調のもので、赤色原色信号及び青色原色信号の夫々が最低輝度階調のものとされた第2の状態、及び、青色原色信号が最高輝度階調のもので、赤色原色信号及び緑色原色信号の夫々が最低輝度階調のものとされた第3の状態のもとで得られる三刺激値X,Y,Zに基づいて生成された、三原色輝度R,G,Bから三刺激値X,Y,Zへの変換行列が、三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対して共通に用いられて算出される、三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対応する三原色輝度R,G,Bをあらわすものとされるもとにあっては、三原色輝度R,G,Bから三刺激値X,Y,Zへの変換行列が、第1の状態,第2の状態及び第3の状態のもとで得られる三刺激値X,Y,Zに基づいて生成されたもの一つだけとされることになる。
このように、一つの三原色輝度R,G,Bから三刺激値X,Y,Zへの変換行列が、三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対して共通に用いられることにより、形成される輝度補正用参照データが、三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対して十分適正に対応することができないものとされる事態が生じる。その結果、レベル制御部によって行われる三原色映像信号の夫々に対する輝度補正用参照データに応じたレベル制御が、三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対応して精度良く目的を達成することができるものとは言えないものになってしまう。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、例えば、液晶表示パネルとされるカラー画像表示装置による画像表示に供される三原色映像信号についての色温度調整のための補正制御に用いられる色温度補正用データを、色温度調整の対象とされる三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対して十分適正に対応したものとして形成し、それを送出することができ、それにより、三原色映像信号の夫々に対する色温度調整のための補正制御を、三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対応して精度良く目的を達成することができるものとなすことができる、色温度補正用データ形成装置を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に係る色温度補正用データ形成装置は、三原色映像信号を各々がn段(nは正整数)の輝度階調のいずれかに設定されたものとして送出することができる映像信号発生部と、映像信号発生部から送出された三原色映像信号に基づく表示を行う表示パネルにおける色光を測定する色光測定部と、色光測定部からの測定出力を測定三刺激値に変換して、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する各階調測定三刺激値を得、その各階調測定三刺激値をあらわす測定データを形成する測定データ形成部と、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する目標三刺激値を目標色温度に応じて設定し、その目標三刺激値をあらわす目標値データを形成する目標値設定部と、測定データ形成部から得られる測定データがあらわす各階調測定三刺激値のうちの三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの一つに対応するものに基づいて、三原色輝度から三刺激値への第1の変換行列を求め、次に、第1の変換行列の逆行列を計算して、三刺激値から三原色輝度への第2の変換行列を求め、第2の変換行列と、目標値設定部から得られる目標値データがあらわす、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの一つに対応する目標三刺激値とから、三原色輝度を算出する算出動作を、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々について行い、その結果得られる三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する三原色輝度をあらわす参照データを形成し、その参照データを表示パネルにおける画像表示に供される三原色映像信号についての色温度補正用データとして送出する参照データ形成部と、を備えて構成される。
このように構成される、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に係る色温度補正用データ形成装置にあっては、参照データ形成部において、測定データ形成部から得られる測定データがあらわす、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する各階調測定三刺激値のうちの、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの一つに対応するものに基づいて、三原色輝度から三刺激値への第1の変換行列が求められ、次に、第1の変換行列の逆行列が計算されて、三刺激値から三原色輝度への第2の変換行列が求められて、第2の変換行列と、目標値設定部から得られる目標値データがあらわす、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの一つに対応する目標三刺激値とから、三原色輝度が算出されるという算出動作が、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々について行われる。その結果、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する三原色輝度が得られ、それらをあらわす参照データが形成されて、その参照データが表示パネルにおける画像表示に供される三原色映像信号についての色温度補正用データとして送出される。
従って、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する三原色輝度をあらわす参照データが、色温度補正用データとして送出されるべく得られるにあたり、三原色輝度から三刺激値への第1の変換行列が、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応じてn個求められ、それらが用いられて、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する三原色輝度が得られることになる。
このように、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に係る色温度補正用データ形成装置によれば、三原色輝度から三刺激値への第1の変換行列が、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応じてn個求められ、それらが用いられて、三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する三原色輝度が得られ、それらをあらわす参照データが色温度補正用データとして送出されるので、三原色映像信号についての色温度調整のための補正制御に用いられる色温度補正用データを、色温度調整の対象とされる三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対して十分適正に対応したものとして形成し、それを送出することができることになり、その結果、三原色映像信号の夫々に対する色温度調整のための補正制御を、三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対応して精度良く目的を達成することができるものとなすことができる。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明を実施するための最良の形態は、以下に述べられる実施例をもって説明される。
図1は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に係る色温度補正用データ形成装置の一例を、それにより形成された色温度補正用データを用いて、三原色映像信号の夫々に対する色温度調整のための補正制御を行う画像表示装置の例と共に示す。
図1示される画像表示装置21にあっては、映像信号入力端子22a,22b及び22cが備えられており、三原色映像信号を成す赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBが、映像信号入力端子22a,22b及び22cを夫々通じて、映像信号選択部23に供給される。映像信号選択部23は、後述される色温度補正用データ形成時以外のときには、映像信号入力端子22a,22b及び22cを夫々通じた赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBを選択導出して、赤色原色信号SRを輝度制御部24に、緑色原色信号SGを輝度制御部25に、そして、青色原色信号SBを輝度制御部26に夫々供給する。
輝度制御部24は、参照データ供給部27からの予め設定された輝度補正用参照データDRRを受けて、例えば、赤色原色信号SRの輝度を輝度補正用参照データDRRがあらわす参照輝度と一致させるべく補正して、補正赤色原色信号SRMを形成する。また、輝度制御部25は、参照データ供給部27からの予め設定された輝度補正用参照データDRGを受けて、例えば、緑色原色信号SGの輝度を輝度補正用参照データDRGがあらわす参照輝度と一致させるべく補正して、補正緑色原色信号SGMを形成する。さらに、輝度制御部26は、参照データ供給部27からの予め設定された輝度補正用参照データDRBを受けて、例えば、青色原色信号SBの輝度を輝度補正用参照データDRBがあらわす参照輝度と一致させるべく補正して、補正青色原色信号SBMを形成する。
それにより、輝度制御部24,25及び26から夫々得られる補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMは、夫々、輝度補正用参照データDRRがあらわす参照輝度,輝度補正用参照データDRGがあらわす参照輝度、及び、輝度補正用参照データDRBがあらわす参照輝度に応じた輝度階調のものとされる。そして、輝度制御部24,25及び26から夫々得られる補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMは、表示パネル駆動部28に供給される。表示パネル駆動部28は、補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMに基づく駆動信号SDを形成して、それにより液晶表示パネル29を駆動する。その結果、液晶表示パネル29において、補正赤色原色信号SRM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMに基づく画像が表示される。
斯かる際、輝度制御部24,25及び26から夫々得られる補正赤色原色信号SGM,補正緑色原色信号SGM及び補正青色原色信号SBMは、夫々、輝度補正用参照データDRRがあらわす参照輝度,輝度補正用参照データDRGがあらわす参照輝度、及び、輝度補正用参照データDRBがあらわす参照輝度に基づいて、液晶表示パネル29上に得られる画像が、予め設定された色温度が維持されたもとで得られるものとなるようにされる。参照データ供給部27から送出される予め設定された輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRBは、参照データテーブル保持部30において保持された、三原色映像信号を成す赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBの夫々の輝度階調との対応関係をもって設定された輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRBをあらわす参照データテーブルから読み出され、色温度補正用データDRTとして参照データ供給部27に供給されたものとされる。
図1においては、上述のような画像表示装置21における参照データテーブル保持部30において保持される参照データテーブルに含まれ、それから読み出されて色温度補正用データDRTとされる、輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRBを形成するものとして、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に係る色温度補正用データ形成装置の一例である、色温度補正用データ形成装置31が示されている。
斯かる色温度補正用データ形成装置31にあっては、測定用三原色映像信号を成す測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTを、各々がn段、例えば、0〜255の256段の輝度階調のいずれか(三原色輝度R,G,Bの各々が0〜255のうちのいずれか)に設定されたものとして送出することができる映像信号発生部32が備えられており、また、画像表示装置21における液晶表示パネル29が画像表示を行うときの液晶表示パネル29における色光を測定し、測定出力信号DCOを送出する色光測定部33も備えられている。そして、色光測定部33からの測定出力信号DCOは、測定データ形成部34に供給され、測定データ形成部34は、測定出力信号DCOに基づく測定データDXを形成し、その測定データDXを参照データ形成部35に供給する。
参照データ形成部35には、目標値設定部36からの、目標三刺激値Xn,Yn,Znが補正されて得られる補正された目標三刺激値Xn’,Yn’,Zn’をあらわす目標値データDTTも供給される。目標値設定部36は、目標値設定用データ送出部37から供給される、目標色温度をあらわす目標色温度データを含んだ目標値設定用データDDTに基づいて、目標値データDTTを形成する。
斯かる色温度補正用データ形成装置31には、映像信号発生部32,参照データ形成部35,目標値設定部36,目標値設定用データ送出部37、さらには、画像表示装置21に対する動作制御を行う動作制御部38が備えられている。そして、動作制御部38には、入力操作部39からの、それにおける入力操作に応じて発せられる動作指令データDIが供給される。動作制御部38は、例えば、入力操作部39からの動作指令データDIに応じて、制御信号CA,CB,CC及びCDを、映像信号発生部32,参照データ形成部35,目標値設定部36及び目標値設定用データ送出部37に夫々供給し、さらに、制御信号CE,CF及びCGを、画像表示装置21における映像信号選択部23,参照データ供給部27及び参照データテーブル保持部30に夫々供給する。
このようなもとで、色温度補正用データ形成装置31により、輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRB、即ち、色温度補正用データが形成されるときには、例えば、先ず、目標値設定部36による目標値データDTTの形成が行われる。その際には、動作制御部38からの制御信号CC及びCDが、目標値設定部36及び目標値設定用データ送出部37に夫々供給される。そして、目標値設定用データ送出部37が、制御信号CDに応じて設定された目標色温度をあらわす目標色温度データを含んだ目標値設定用データDDTを、目標値設定部36に供給する。
目標値設定部36においては、制御信号CCに応じて、目標値データDTTの形成が、例えば、図2に示される手順に従って行われる。図2に示される手順にあっては、先ず、目標値設定用データ送出部37からの目標値設定用データDDTに含まれた目標色温度データがあらわす目標色温度に応じて、三原色輝度R,G,Bの各々が0〜255の夫々であるときに対応する、256組の目標三刺激値Xn,Yn,Znを算出する。
続いて、画像表示装置21における液晶表示パネル29において生じる光漏れを考慮して、各目標三刺激値Xn,Yn,Znに対して、それから予め設定された光漏れ分X0,Y0,Z0を差し引く補正、さらには、三原色輝度R,G,Bの各々が低輝度である場合に対する、目標色温度を光漏れにより出てくる色温度に徐々に移行させるための補正を行って、補正された目標三刺激値Xn’,Yn’,Zn’を算出する。それにより、補正された目標三刺激値Xn’,Yn’,Zn’は、液晶表示パネル29において生じる光漏れの影響が軽減されたものとされる。そして、三原色輝度R,G,Bの各々が0〜255の夫々であるときに対応する、256組の補正された目標三刺激値Xn’,Yn’,Zn’を得、それらをあらわす目標値データDTTを形成する。
また、目標値設定部36による目標値データDTTの形成とともに、測定データ形成部34による測定データDXの形成が行われる。その際には、動作制御部38からの制御信号CA,CE及びCFが、映像信号発生部32,画像表示装置21における映像信号選択部23、及び、画像表示装置21における参照データ供給部27に夫々供給される。
映像信号発生部32は、制御信号CAに応じて、測定用三原色映像信号を成す測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTを、各々が、n段、例えば、256段の輝度階調のうちの、0段目(三原色輝度R,G,Bの各々が0)及び255段目(三原色輝度R,G,Bの各々が255)と、それらの間における所定の間隔をおいて選定されたm(mは正整数で、m<n)個の中間段目とのうちの、いずれかに設定されたものとして送出し、それらを画像表示装置21における映像信号選択部23に供給する。このとき、映像信号選択部23は、制御信号CEに応じて、映像信号発生部32から供給される測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTを選択導出する状態をとり、送出した測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTを、輝度制御部24,25及び26に夫々供給する。
斯かる際、参照データ供給部27は、制御信号CFに応じて、輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRBの輝度制御部24,25及び26への供給を行わない状態をとる。それにより、輝度制御部24,25及び26は、夫々、映像信号選択部23からの測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTを、輝度制御を行うことなく、そのまま導出して、画像表示装置21における表示パネル駆動部28に供給する。表示パネル駆動部28は、測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTに基づく駆動信号SDTを形成して、それにより画像表示装置21における液晶表示パネル29を駆動する。その結果、液晶表示パネル29において、測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTに基づく表示が行われる。
このようにして、各々が256段の輝度階調のうちのいずれかに設定された測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTに基づく表示が液晶表示パネル29において行われるとき、色光測定部33は、液晶表示パネル29における色光を測定し、それにより得られる測定出力をあらわす測定出力信号DCOを、測定データ形成部34に供給する。斯かる色光測定部33による液晶表示パネル29における色光の測定は、映像信号発生部32から送出される、各々が、256段の輝度階調のうちの、0段目及び255段目とそれらの間における所定の間隔をおいて選定されたm個の中間段目とのうちのいずれかに設定された、測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTの組の夫々に対応して順次行われる。
斯かるもとで、測定データ形成部34においては、測定データDXの形成が、例えば、図3に示される手順に従って行われる。図3に示される手順にあっては、先ず、色光測定部33からの測定出力信号DCOがあらわす測定出力を、測定三刺激値X,Y,Zに変換する。続いて、画像表示装置21における液晶表示パネル29において生じる光漏れを考慮して、各測定三刺激値X,Y,Zに対して、それから予め設定された光漏れ分X0,Y0,Z0を差し引く補正を行って、補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’を算出する。
測定データ形成部34は、このような、色光測定部33からの測定出力信号DCOがあらわす測定出力に基づく、補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’の算出を、映像信号発生部32から送出される、各々が、256段の輝度階調のうちの、0段目及び255段目とそれらの間における所定の間隔をおいて選定されたm個の中間段目とのうちのいずれかに設定された、測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTの組の夫々に対応して行って、m+2個の補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’を得るとともに、m+2個の補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’についての相互間の補間処理を行って、255個の補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’を形成する。それにより、各々が256段の輝度階調のうちのいずれかに設定された、測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTの組の夫々に対応する補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’が得られることになる。
そして、測定データ形成部34は、このようにして得られる、測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTの各々についての0〜255の256輝度階調の夫々、即ち、三原色輝度R,G,Bの各々についての0〜255の夫々に対応する補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’を、三原色輝度R,G,Bの各々についての0〜255の夫々に対応させたテーブルに取り纏め、そのテーブルをあらわす測定データDXを形成する。
上述のようにして、目標値設定部36により目標値データDTTが形成されるとともに、測定データ形成部34により測定データDXが形成されるもとで、参照データ形成部35による輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRB、即ち、色温度補正用データの形成が、例えば、図4に示される手順に従って行われる。
図4に示される手順にあっては、先ず、一般的に、三刺激値X,Y,Zについては、下記の数1に示される式1の関係が成立し、また、三刺激値X,Y,Zと三原色輝度R,G,Bとの間には、下記の数2に示される式2の関係が成立するので、測定データ形成部34において形成される測定データDXがあらわすテーブルから、三原色輝度R,G,Bの各々が255であるときの補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’を取り出し、下記の数3に示される式3に従って、三原色輝度R,G,Bの各々が255であるときの三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijを算出する。
Figure 2006038980
Figure 2006038980
Figure 2006038980
次に、算出された変換行列Aijについての逆行列の計算を行って、三刺激値から三原色輝度への変換行列Aijー1を求める。続いて、求められた三刺激値から三原色輝度への変換行列Aijー1に、目標値設定部36において形成された目標値データDTTがあらわす、三原色輝度R,G,Bの各々が0〜255の夫々であるときに対応する、256組の補正された目標三刺激値Xn’,Yn’,Zn’のうちの、三原色輝度R,G,Bの各々が255であるときに対応するものを乗算して、下記の数4に示される式4のように、三原色輝度R’,G’,B’を算出する。
Figure 2006038980
このようにして得た三原色輝度R’,G’,B’を用い、測定データ形成部34において形成される測定データDXがあらわすテーブルから、三原色輝度R,G,Bが三原色輝度R’,G’,B’であるときの補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’を取り出し、前記の数1に示される式1及び数2に示される式2に従って、三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijを再度算出して、修正された三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijを得る。そして、修正された三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijについての逆行列の計算を行って、修正された三刺激値から三原色輝度への変換行列Aijー1を求める。続いて、修正された三刺激値から三原色輝度への変換行列Aijー1に、目標値設定部36において形成された目標値データDTTがあらわす、三原色輝度R,G,Bの各々が0〜255の夫々であるときに対応する、256組の補正された目標三刺激値Xn’,Yn’,Zn’のうちの、三原色輝度R,G,Bが三原色輝度R’,G’,B’であるときに対応するものを乗算して、修正された三原色輝度R’,G’,B’を算出する。
その後、上述のような、修正された三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijの算出,修正された三刺激値から三原色輝度への変換行列Aijー1を得るための、修正された三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijについての逆行列の計算、及び、修正された三刺激値から三原色輝度への変換行列Aijー1を用いての修正された三原色輝度R’,G’,B’の算出を、所定回数繰り返して、修正された三原色輝度R’,G’,B’の精度を向上させる。
そして、所定の精度になるまで精度の向上が図られた、修正された三原色輝度R’,G’,B’をあらわす輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRBを形成する。
次に、測定データ形成部34において形成される測定データDXがあらわすテーブルから、三原色輝度R,G,Bの各々が255であるときの補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’に代えて、順次、三原色輝度R,G,Bの各々が254〜0の夫々であるときの補正された測定三刺激値X’,Y’,Z’を取り出し、それらに基づいて、G,Bの各々が255であるときの上述の場合と同様にして、修正された三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijの算出,修正された三刺激値から三原色輝度への変換行列Aijー1を得るための、修正された三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijについての逆行列の計算、及び、修正された三刺激値から三原色輝度への変換行列Aijー1を用いての修正された三原色輝度R’,G’,B’の算出を、所定回数繰り返し、修正された三原色輝度R’,G’,B’の精度を向上させる処理を行い、その結果得られる、所定の精度になるまで精度の向上が図られた、修正された三原色輝度R’,G’,B’をあらわす輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRBを形成する。
それにより、三原色輝度R,G,Bの各々が0〜255の夫々であるときに対応する、256組の輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRBの組を得て、それらを色温度補正用データDRTとして送出し、画像表示装置21の参照データテーブル保持部30に供給する。参照データ形成部35から画像表示装置21の参照データテーブル保持部30に供給された色温度補正用データDRTは、参照データテーブル保持部30により保持されるデータテーブルに納められる。
上述のようにして、参照データ形成部35による輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRB、即ち、色温度補正用データDRTの形成に際しては、三原色輝度から三刺激値への変換行列Aijが、測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTの各々がとる256段の輝度階調の夫々に対応じて256個求められ、それらが用いられて、測定用赤色原色信号SRT,測定用緑色原色信号SGT及び測定用青色原色信号SBTの各々がとる256段の輝度階調の夫々に対応する三原色輝度R’,G’,B’が得られ、それらをあらわす輝度補正用参照データDRR,DRG及びDRBが色温度補正用データDRTとして送出される。従って、参照データ形成部35は、画像表示装置21において行われる三原色映像信号を成す赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBについての色温度調整のための補正制御に用いられる色温度補正用データDRTを、色温度調整の対象とされる赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBの各々がとる各輝度階調に対して十分適正に対応したものとして形成し、それを送出することができることになる。そして、その結果、画像表示装置21において行われる、三原色映像信号を成す赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBの夫々に対する色温度調整のための補正制御が、赤色原色信号SR,緑色原色信号SG及び青色原色信号SBの各々がとる各輝度階調に対応して精度良く目的を達成できるものとされる。
以上のような本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に係る色温度補正用データ形成装置は、それにより形成される色温度補正用データが用いられて行われる、三原色映像信号の夫々に対する色温度調整のための補正制御を、三原色映像信号の各々がとる各輝度階調に対応して精度良く目的を達成できるものとなすことができるものであって、液晶表示パネル等のカラー画像表示装置による画像表示に広く適用することができるものである。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明に係る色温度補正用データ形成装置の一例を、それにより形成された色温度補正用データを用いて、三原色映像信号の夫々に対する色温度調整のための補正制御を行う画像表示装置の例と共に示すブロック構成図である。 図1に示される色温度補正用データ形成装置の一例の動作説明に供される手順図である。 図1に示される色温度補正用データ形成装置の一例の動作説明に供される手順図である。 図1に示される色温度補正用データ形成装置の一例の動作説明に供される手順図である。 色温度補正用データを用いて、三原色映像信号の夫々に対する色温度調整のための補正制御を行う画像表示装置の要部を示すブロック構成図である。
21・・・画像表示装置, 23・・・映像信号選択部, 24,25,26・・・輝度制御部, 27・・・参照データ供給部, 28・・・表示パネル駆動部, 29・・・液晶表示パネル, 30・・・参照データテーブル保持部, 31・・・色温度補正用データ形成装置, 32・・・映像信号発生部, 33・・・色光測定部, 34・・・測定データ形成部, 35・・・参照データ形成部, 36・・・目標値設定部, 37・・・目標値設定用データ送出部, 38・・・動作制御部, 39・・・入力操作部

Claims (7)

  1. 三原色映像信号を各々がn段(nは正整数)の輝度階調のいずれかに設定されたものとして送出することができる映像信号発生部と、
    該映像信号発生部から送出された三原色映像信号に基づく表示を行う表示パネルにおける色光を測定する色光測定部と、
    該色光測定部からの測定出力を測定三刺激値に変換して、上記三原色映像信号の各々がとる上記n段の輝度階調の夫々に対応する各階調測定三刺激値を得、該各階調測定三刺激値をあらわす測定データを形成する測定データ形成部と、
    三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する目標三刺激値を目標色温度に応じて設定し、設定された目標三刺激値をあらわす目標値データを形成する目標値設定部と、
    上記測定データ形成部から得られる測定データがあらわす各階調測定三刺激値のうちの、上記三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの一つに対応するものに基づいて、三原色輝度から三刺激値への第1の変換行列を求め、次に、該第1の変換行列の逆行列を計算して、三刺激値から三原色輝度への第2の変換行列を求め、該第2の変換行列と、上記目標値設定部から得られる目標値データがあらわす、上記三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの上記一つに対応する目標三刺激値とから、三原色輝度を算出する算出動作を、上記三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々について行い、その結果得られる上記三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調の夫々に対応する三原色輝度をあらわす参照データを形成し、該参照データを上記表示パネルにおける画像表示に供される三原色映像信号についての色温度補正用データとして送出する参照データ形成部と、
    を備えて構成される色温度補正用データ形成装置。
  2. 上記色光測定部による色光の測定及び上記測定データ形成部による測定データの形成が、上記表示パネルにおける表示に供される上記三原色映像信号の各々が上記n段の輝度階調のうちの所定の間隔をもって選択されたものに設定されるもとで行われ、上記参照データ形成部が、上記測定データ形成部から得られる測定データを測定三刺激値に変換して、上記三原色映像信号の各々がとる上記n段の輝度階調の夫々に対応する各階調測定三刺激値を得るにあたり、上記測定三刺激値についての補間処理を用いることを特徴とする請求項1記載の色温度補正用データ形成装置。
  3. 上記目標値設定部が、上記目標三刺激値を上記表示パネルにおける光漏れに対する補正が施されたものとして設定することを特徴とする請求項1記載の色温度補正用データ形成装置。
  4. 上記目標値設定部が、上記目標三刺激値を上記三原色映像信号の各々が低輝度である場合に対する補正が施されたものとして設定することを特徴とする請求項1記載の色温度補正用データ形成装置。
  5. 上記参照データ形成部が、上記測定データ形成部から得られる測定データを測定三刺激値に変換するにあたり、該測定三刺激値を上記表示パネルにおける光漏れに対する補正が施されたものとすることを特徴とする請求項1記載の色温度補正用データ形成装置。
  6. 上記参照データ形成部が、上記各階調測定三刺激値うちの、上記三原色映像信号の各々がとる上記n段の輝度階調のうちの一つに対応するものに基づいて求めた、上記三原色輝度から三刺激値への第1の変換行列を、上記第2の変換行列と、上記目標値設定部により設定された、上記三原色映像信号の各々がとるn段の輝度階調のうちの上記一つに対応する目標三刺激値と、から算出した三原色輝度に基づいて、修正された第1の変換行列として求め直し、該修正された第1の変換行列を用いて三原色輝度を算出し直すことを特徴とする請求項1記載の色温度補正用データ形成装置。
  7. 上記n段の輝度階調が256段の輝度階調に選定されるとことを特徴とする請求項1記載の色温度補正用データ形成装置。
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